
C言語
C言語の歴史についてどこよりもわかりやすく解説
C言語とは さて皆さん一度は『C言語』という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。言うまでもありませんが、これはプログラミング言語の一種です。 このC言語を一言で説明すれば、非常に汎用性が高い”万能言語”。現在においても、システム開発や、ソフトウェア開発・ゲーム開発・ハードウェア開発など、実に様々な開発現場で『C』の技術を取り入れられています。 まさに、プログラミング言語の中心的存在といっても過言ではありません。そんなC言語ですが、これからプログラミングそのものを勉強していきたい方であれば、皆さん知っておいて損はない言語だと言えるでしょう。そんな方々のために今回は『C言語の歴史』について、あらためて振り返っていきたいと思います。 テクフリでフリーランス案件を探してみる C言語が誕生したきっかけ C言語は1972年、アメリカの地で誕生しました。開発者は、計算機科学者のケン・トンプソン氏。すでに存在していた高級言語『B言語』の、改良版としてリリースされました。その後、トンプソン氏は2015年にGoogle社で Go言語の開発にも携わっていたことでも有名です。まさにプログラミング言語の第一人者と言えるでしょう。 さてC言語についてですが、名前からも想像できる通り、『B』の次だから『C』ということです。しかしながら『B言語』の前が、単純に『A言語』かというと、そうではありません。B言語は、1966年にケンブリッジ大学のマーティン・リチャーズ氏が開発した『BCPL』という言語が、元になっています。 BCPLの詳細はさておき、このB言語と、改良版であるC言語の違いは、「どこにあるのか」ついて見ていきましょう。 一番は、C言語では、データの『型』が指定できるようになったことです。B言語に関しては、その概念がありませんでした。 別な言い方をすると、B言語では一切データの『型』を意識する必要がなかったのです。それを今度は、エンジニアたち自身が、意識しなければならなくなりました。そう言うとなんとなく、B言語の方が先進的な言語に見えるかもしれません。 ただ実際はもちろんその逆で、それによってコンパクトかつ、より効率的なプログラムを記述できるようになりました。世のエンジニアたちは、処理速度が速いとされるアセンブラに近いコードが、記述できるようになったのです。 念のため「アセンブラとは何か」ご説明しますと、アセンブリという言語を使ったプログラムのことを言います。イメージとしては、機械語(0・1)を、人間でも理解できる状態に変換した言語です。 プログラミング言語には、CPUが直接理解することが可能な機械語と、人間が見て理解しやすい高級言語が存在します。アセンブリ言語は、その中間のポジション(やや機械語より)に位置しているため「低級言語」と呼ばれています。 さて話をC言語に戻していきましょう。 C言語が誕生した頃、社会のIT事情はどんなものだったのでしょう。その当時のコンピュータは、今の時代とは比べ物にならないくらい性能が低いものでした。そんな中、パフォーマンスに優れたC言語は非常に重宝されることになります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Unixと共に成長の一途をたどるC言語 誕生から、現在に至るまで需要を保ち続けるC言語。その人気を確かなものにしたきっかけは、どこにあったのでしょうか。 それは、Unixの誕生と、その後の成長を振り返ると答えが見えてきます。なぜなら世に広まることになったUnixは、C言語によって作られたものだからです。 Unixとは、今で言うWindowsやMacといったOSの一種を指します。まず初めにこのUnixが誕生した背景から見ていきます。 当時、このUnixが存在する以前は、アプリケーションごとにコンピュータを用意する必要がありました。例えて言うなら、インターネットをするためのパソコン。メールを送受信するためのパソコン。デザイン作業をするためのパソコンetc…一台一役、それぞれが必要だったというイメージです。 それだと、大規模な開発になると、膨大な数の機械が必要になります。 そんな苦労を解決するために、各アプリケーションの間に立って機能してくれる中継役が必要になってきました。その役割を担っているのが、今となっては当たり前に存在しているOSです。 当時、OSを開発しようと、アメリカのベル研究所でMulticsというOSが作られたこともありました。 しかしながら、OSの機能を充実させすぎたこともあり、複雑になりすぎたのです。結果、当時のコンピュータのスペックでは、うまく動きませんでした。そこで出てきたものが、ミニコンピュータ用に開発されたOSのUnixだったのです。 その、コンパクトで効率的なプログラムを実現したのがC言語。当初アセンブリ言語のみで開発されたこのOSですが、1973年にほぼ全体をC言語で書き直しを行われました。 生産性の高いUnixは、その後も多くのエンジニアたちの注目を集めます。言わずと知れたMac OSも、Unixの技術を受け継いだものでした。当時から現在に至るまで、そのMac OSがどれほど市場を拡大していったかは、説明するまでもありません。その他、LinuxもUnixから派生したOSです。 こういった様々な場面でUnixが応用されると共に、その母体となるC言語の需要も拡大していくことになりました。 C言語は現代においても、いまだ存在感は絶大 そんなC言語ですが、今では数多くのプログラミング言語がCの血を受け継いでいます。その一つが、C++。既存のC言語にオブジェクト指向の考え方を導入したものです。この言語は、産業ロボットの制御や、家電の制御、大規模な基幹システム、国の公共機関のシステム、といった数多くの現場で活用されています。 名前からも想像できる通り、アップル社が開発したObjective-Cもまた、C言語がルーツとなったプログラミング言語です。iPhoneユーザーが普段、アプリを利用できているのも、C言語が存在していたおかげといっても過言ではありません。 C#に至っても、現代における主流のプログラミング言語として、その地位を確立しています。このように、現在のプログラミング言語の多くが、C言語の後継、もしくは影響を受けた言語だということが、よくわかります。 もちろんC言語そのものも、いまだ健在です。今やその歴史は、45年以上にも及びました。長い歴史と実績から、非常に信頼性の高い言語として認識されています。年を重ねるとともに、サンプルコードや、基盤コードも豊富に蓄積されてきました。 そのおかげで、新しいアルゴリズムや機能であっても、比較的スピーディに実装できるようになっています。 また、最近テレビや新聞などでよく耳にするビッグデータ解析や、人工知能(AI)、VR(Virtual Reality)。これらは、大量のデータを高速で処理する必要があります。そこで出番となっているのが、C言語というわけです。つまりC言語に対するニーズは全くもって衰えていません。 まとめ:C言語はオールマイティなプログラミング言語 何度も申し上げていることではありますが、C言語とは、まさにオールマイティなプログラミング言語です。家電製品、ゲームソフトなど、私たちの身の回りにある製品の多くがC言語の技術が取り入れられています。 そんなC言語ができるエンジニアを求めている企業は、後を絶ちません。「C言語 求人」で検索すると、実に多くの企業が、その能力を持ったエンジニアを欲していることがわかります。 これからプログラミングを勉強する方、またはすでにプログラミングに取り組んでいる方も、これを機に一度C言語の魅力に触れてみてはいかがですか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

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コワーキングスペースとは?利用のメリットなどについて解説
エンジニアとして働いている方の多くは、業務において生産性を重視しているのではないでしょうか。エンジニアという職業は同じ業務ひとつをとっても、それを実施する人によって生産性が大きく異なってくる場合もあり、仕事において生産性を高めることが非常に重要な職業だからです。 特に、エンジニアの場合は仕事を行う環境によっても生産性が大きく左右される場合が多く、快適な仕事環境を希望している方が多いです。 フリーランスエンジニアも同じく、仕事をする場所によって集中力や作業効率が変化するため、生産性にも影響が生じるでしょう。自宅を作業スペースとする場合もありますし、カフェなどを利用して仕事するエンジニアもいます。 また、フリーランス人材の数が増加している近年においては「コワーキングスペース」と呼ばれるスペースを利用して仕事をするエンジニアもいます。 この記事ではフリーランスエンジニアの方に向けて、コワーキングスペースの特徴や使用するメリットと合わせて、おすすめのコワーキングスペースをご紹介します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる コワーキングスペースとは? コワーキングスペースは英語で「CO-Working Space」と表記されます。「CO」とは「共同」という意味であり、日本語に直訳すると「共同で仕事する場所」という意味になります。コワーキングスペースはその名の通り、個室ではなくオフィスのようなオープンな場所となっています。コワーキングスペースにある机やその他の備品については、他のコワーキングスペース利用者と共有するという仕組みになっています。 コワーキングスペースでは定期的にイベントが開かれることもあり、ただ作業場所として利用するだけではなく利用者どうしの交流もできるということが大きな特徴です。コワーキングスペースのおもな利用者は会社を運営している起業家や、フリーランス人材です。一般的な会社員であれば仕事をする場としてオフィスがありますが、小規模の会社を運営している方やそこに所属している方、フリーランスの方はオフィスがない場合も多く、コワーキングスペースのおもな利用者層となっています。 近年では特に、都内を中心にコワーキングスペースは近年増えています。コワーキングスペースが増えている背景には働き方改革があり、リモートワークが推進されているなどフリーランスとして働きやすい世の中になっているということが考えられるでしょう。近年はリモートワークが可能な企業に所属している社員の方が、コワーキングスペースをリモートワークの際の作業場所として利用する傾向が高くなっています。 コワーキングスペースのメリット コワーキングスペースを利用することのメリットとしては大きく以下の3つが挙げられます。 低コストで利用できる 快適なオフィス環境を用意できる 新しい人脈の形成につながる それぞれのメリットについてさらに詳しく解説します。 低コストで利用できる フリーランスとしての活動を始めたばかりの方や、独立後のコスト管理に不安を抱える方にとって、コワーキングスペースは強い味方となるでしょう。従来のオフィスをレンタルする場合には、賃料に加えてインターネットや光熱費、さらには会議室やプリンターなどの設備費が発生します。 コワーキングスペースでは必要なインフラがすべて揃っており、それらを低価格で利用できるのが特徴です。フリーランスとしての経費を抑えながらも快適な仕事環境を確保したい方にとって、コワーキングスペースは有効な選択肢のひとつです。 快適なオフィス環境を用意できる 自宅で作業していると、仕事とプライベートの切り替えが難しく、集中が途切れてしまうこともあります。コワーキングスペースを利用すれば作業に集中できるだけでなく、リラックスできるスペースも併設されていることが多いため、オン・オフの切り替えが可能です。 高品質なWi-Fi、個別の作業デスク、ミーティングルームなどが整っているため、プロフェッショナルな印象を与えたいクライアントとの打ち合わせにも安心です。フリーランスの方が自分のオフィスとして活用できる、快適な環境を備えたスペースが手軽に用意できるのは大きなメリットです。 新しい人脈の形成につながる コワーキングスペースは、さまざまな分野におけるプロが集まる交流の場でもあります。フリーランスとして働いていると一人で業務をこなすことも多く、他の専門家と知り合う機会が少なくなりがちですが、コワーキングスペースでは自然な形で新しい人脈を広げることができます。 イベントやワークショップが定期的に開催されることもあり、異業種のフリーランサーやクリエイターとの交流を通じて、いい刺激を得られるでしょう。自身の視野を広げつつ新しいつながりが欲しいという方にとって、コワーキングスペースは魅力的な場所と言えます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる コワーキングスペースの利用における注意点 コワーキングスペースのを利用するメリットについてお伝えしてきましたが、その一方で以下のような点について注意する必要があります。 周囲の雑音への対策を行う セキュリティに細心の注意を払う 利用可能な時間を把握しておく それぞれの注意点についても詳しく解説します。 周囲の雑音への対策を行う コワーキングスペースは活気があり、他の利用者との情報交換ができる一方で、周囲の雑音が気になることもあります。集中して作業を行いたいフリーランスの方にとって、雑音対策は非常に重要です。 必要に応じてイヤホンやノイズキャンセリングヘッドホンを活用することで、自分の作業に集中できる環境を作れるでしょう。場所によっては静かなエリアや個室のブースが設けられていることもあるため、自分の作業スタイルに合わせてスペースを選ぶこともおすすめです。 セキュリティに細心の注意を払う コワーキングスペースでは他の利用者も作業をしているため、情報セキュリティに気を配る必要があります。機密情報を扱う際にはスクリーンフィルターを使用したり、パスワードを強化したりするなど必要な対策を行いましょう。Wi-Fiのセキュリティ設定なども確認し、信頼できるネットワークのみを使用することも重要です。 利用可能な時間を把握しておく コワーキングスペースは場所によって営業時間や混雑度が異なるため、事前に利用可能な時間を把握しておくことが大切です。特に集中して作業したい場合は、混雑しにくい時間帯を確認しておくと良いでしょう。 24時間利用可能なスペースであれば自由なタイミングで作業できるため、夜間に集中するタイプの方にも便利です。利用時間や混雑状況をうまく活用することで、快適で効率的なワークスタイルを実現できます。 コワーキングスペースの活用方法 続いてコワーキングスペースの活用方法についてです。活用方法としてはおもに、作業場所として活用する方法と会議場所として活用する方法があります。 まず、作業場所としての使い方ですが、コワーキングスペースは他の起業家やフリーランスの方も利用しているスペースとなっており、カフェのようにプライベートで利用している方はほとんどいません。そのため、自分自身の集中力を削ぐ要素が少なく、エンジニアとして設計や開発に作業に集中する場所として利用することが出来ます。 続いて会議場所としての使い方ですが、コワーキングスペースは同じプロジェクトのメンバーとの会議をする際やお客様対応や採用面接の際にも利用できます。オープンスペースを会議場所として使える場合もあれば、コワーキングスペースによっては会議専用のスペースが設けられている所もあります。 特に求職者との面談が必要となる人材系企業などはコワーキングスペースを利用して面談を行っている場合もあり、コワーキングスペースは会議場所としての使い方が適している場所と言えます。 フリーランスエンジニアにおすすめのコワーキングスペース フリーランスエンジニアにおすすめのコワーキングスペースをご紹介します。 Yahoo!Lodge(永田町) Yahoo!Lodgeは永田町に本社があるYahoo! Japanの本社の中にあるコワーキングスペースとなっています。今後有料化を検討しているそうですが、こちらは現在無料で利用することが出来ます。日本最大級のコワーキングスペースと言われているほどかなり広いコワーキングスペースとなっており、ウォーターサーバーがあったり、会議室があったりと設備も充実しています。無料で利用できるので、コワーキングスペースを体感してみたい方は是非足を運んでみてください。 Co-Edo(茅場町) Co-Edoは茅場町にあるコワーキングスペースであり、一日1000円、一ヶ月でも10000円以内で利用できるというコスト面で大きなメリットがあるコワーキングスペースです。エンジニアの方が多いコワーキングスペースとなっていて、イベントも頻繁に開かれています。フリードリンクもあり、環境としてもかなり良いコワーキングスペースです。 fabbit(全国) fabbitは国内20カ所、国外19カ所の施設全国約3,000社(名)の会員を有しており、主要都市及び海外拠点との連携や会員間の情報交流も積極的に行っているコワーキングスペースです。多種多様なセミナー、相談会を開催、2018年にはApple共同創業者スティーブ・ウォズニアック氏を招いて講演を行なうなど、エンジニア必見のイベントが開催されています。 ナレッジソサエティ ナレッジソサエティは東京都千代田区にあるバーチャルオフィス・シェアオフィスです。セミナールームを低コストで利用できるプランや動画撮影用のスタジオなども用意されており、フリーランス人材だけでなくあらゆるビジネスシーンに活用することのできるスペースとなっています。最寄駅から徒歩30秒という立地に加えて、新宿駅や渋谷駅、東京駅へのアクセスも非常に充実しているため都内での移動が簡単なのも魅力です。 Hub Space(ハブスペ) Hub Space(ハブスペ)は、全国の様々な形態のシェアオフィスを手軽に探せるポータルサイトです。エリア、月額金額、個室、キーワード検索など条件を入力することで、条件にぴったりのオフィスを検索ができます。オフィス紹介ページには、他の方の利用者の口コミも掲載されています。 コワーキングスペース・レンタルオフィスを探すならHub Spaces(ハブスペ) まとめ:仕事環境とコミュニティ形成で選ぶ フリーランスエンジニア向けのコワーキングスペースというテーマで、今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか?フリーランスエンジニアとして仕事をするにあたって、仕事環境とコミュニティ形成は非常に大切です。この記事を参考に、ぜひ自分に合うコワーキングスペースを探してみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

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Webデザイナー
Webデザイナーの将来性は?需要や求められるスキルについて解説
デジタル化が急速に進む現代において、Webデザインの重要性はますます高まっています。一方で、生成AIをはじめとする新しい技術やツールが拡大してきたことによって、Webデザイナーという職種の将来性を危惧する声もあります。 本記事では、Webデザイナーの需要がどのように変化していくのか、これからの時代のWebデザイナーに求められるスキルなどについて詳しく解説します。これからWebデザインを学ぼうとしている方やキャリアチェンジを考えている方はぜひ最後までご一読ください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Webデザイナーの需要がある業界は? Webデザイナーの需要が最もある業界はIT/Web業界です。Webサイト作成は企業がコーポレートサイトを作成するだけでなく、キャンペーンや企画、新規事業の立ち上げなど様々なタイミングで必要です。そのためWebサイト制作やWebコンサルティングなどの事業に関連するWeb業界は、Webデザイナーの一定の需要があります。 そしてWebデザイナーは広告業界でも一定の需要を見込むことができます。なぜならWeb業界の広告代理店や制作会社にとってWebデザインはデジタル広告の制作に欠かせない技術となるからです。 美容・健康業界や建築業界などその他の業界でも、web制作部門を内製化しているケースもあるため、Webデザイナーが活躍できる業界は多岐にわたります。しかし大手企業でもキャンペーンページのWebデザインなど専門的なWebサイト制作は外部のIT企業に委託しているケースが少なくありません。このような背景からもWebデザイナーの需要が一定以上保たれている業界はIT/Web業界になるといえるでしょう。 Webデザイナーの将来性は? 需要は今後も続くのか 経済産業省の資料「IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果」によると、2020年のIT人材の需要は92.3万人。それに対して不足する人数は36.9万人とされています。そして2020年から10年後の2030年にはIT人材の需要は85.7万人、それに対して不足する人数は78,9万人とされています。 この数字から分かることは、2030年は現在よりもIT人材として必要とされる人数は減少することです。しかし不足する人材の人数は約40万人増える予測となっています。需要は供給とのバランスとなるため、人口減少社会となっている国内の状況から考えても、IT人材の需要は高くなっていく可能性が高いといえるでしょう。そして5Gの開始など2020年はIT業界にとっては追い風となる社会的な変化もあります。 このようなことを考慮すればWebデザイナーは将来性があり、今後も需要は続く可能性が高いと考えられます。 参考:経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課「IT分野について」 Webデザイナーの需要を高めるスキルとは? Webデザイナーは将来性がある職種であることは前述の通りですが、年齢を重ねても社会から必要とされ続ける人材になるためには高いスキルを身につけることが欠かせません。 実際にWebデザイナーのフリーランスとして独立した場合、案件を受託するためには過去の実績や人間関係も重要ですが、その前提にはWebデザイナーとしてのスキルを有していることが必要となるからです。ではWebデザイナーの需要を高めるスキルにはどのようなものがあるのでしょうか。 ここからは、Webデザイナーの需要を高めることに有用なスキルについて見ていきましょう。 コーディングスキル WebデザイナーにとってWebページのレイアウト調整に関するコーディングスキルは欠かせないスキルです。コーダーとWebデザイナーで職務内容を明確に分けている現場も存在していますが、Webデザイナーとして長く活動すればコーディングに携わる機会は少なくありません。HTML、CSSを駆使したコーディングスキルはキャリア形成の早い段階で身につけておくことをおすすめします。 Photoshop、Illustrator の操作スキル PhotoshopとIllustratorの操作スキルはWebデザイナーとして活動する上での最重要ともいえるスキルの一つです。PhotoshopとIllustratorは上級者向けの機能も使いこなせることができれば、表現の幅を広げることにもつながります。Photoshop、Illustratorの新しいバージョンや機能が公開された時は、情報をチェックしてスキルの向上に励みましょう。 UI/UXとデザインに関するスキル Webサイトのデザインは、ただオシャレであることやコンセプトを表現するだけでは意味がありません。特にネットショップやキャンペーンサイトは商品の購入や会員登録など明確な目的を持って運営されます。そのためWebデザイナーとして活動するなら、UI/UXに関する理解とデザインスキルが大切です。 UIとはユーザーインターフェースのことで、主にユーザーが操作する(触れる)ことを意識したデザインをすることを意味しています。例えばボタンのサイズや色、位置やデザイン、フォントなどをユーザーの立場になって考えるようなことも含まれています。UXとはユーザーエクスペリエンスのことであり、ユーザーがWebサイトに訪れて体験すること、経験すること全般を意味します。 そのため前述のUIも含まれた概念となっており、ネットショップであればトップページから商品紹介ページ、購入ボタンから決済までの操作のしやすさや分かりやすさなど。操作性まで考えてデザインを作ることを意味しています。 UXを高めるためには商品購入までの顧客の心理状態や関心について考えることも必要となるため、コピーライティングや販売に関連した心理学を学ぶことも、スキルを高めることに役立つといえるでしょう。 JavaScriptなどフロントエンドに関するスキル JavaScriptはWebサイトの動的なデザインを表現する際には欠かせないプログラミングスキルです。またその他フロントエンドに関するプログラミングスキルを身につけることができれば、Webデザイナーだけでなくフロントエンジニアとしての役割も担当できるようになるため、より市場価値が高いIT人材を目指すことができるようになります。 JavaScriptは近年、オンラインスクールや動画コンテンツ、学習サイトなど学習環境が整ってきているため、プログラミング未経験者でも習得を目指すことは難しくありません。 【まとめ】高い報酬の案件の需要があるのは一定以上のスキルを身につけたWebデザイナーに限られる Webデザイナーの需要が今後も見込めることは間違いありませんが、スキルがなければ満足な報酬を期待できません。実際に東京など大都市以外の求人に目を向けると、非正規雇用として低い単価でWebデザイナーが募集されているケースは少なくありません。 そのためWebデザイナーとしてある程度の高い単価の案件を受注する、もしくは転職するためには一定以上のスキルを身につけることが欠かせません。実際にコーディングスキル、JavaScriptなどプログラミングスキルの有無やWebサイト制作におけるディレクション経験の有無は、提示される報酬や転職を目指せる求人・案件に大きく影響します。Webデザイナーとして今後も長く活躍することを考えるなら、スキルアップは重要なテーマのひとつだといえるでしょう。 独学だと少し不安だという場合には、デザインスクールなどを活用してみるのもおすすめです。 参考:日本デザイン|WEBデザインの知りたい!知りたかった!が見つかる情報サイト テクフリでフリーランス案件を探してみる

働き方
システムエンジニアになるのに大学の学部は関係ある?
新型コロナの拡大をきっかけに社会が大きな変化を遂げた2020年。苦境に陥る企業・業界も少なくありません。新型コロナによる失業者の数は7万人を超えるという報道もあります。 こういう先が見えない世の中で、「手に職を付けたい」とシステムエンジニア(SE)へとキャリアチェンジを考えている方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、システムエンジニアになるために必要な条件や資格、そして、資格の取得方法について、現役SEが解説してみたいと思います。 テクフリでフリーランス案件を探してみる システムエンジニア(SE)になるためのルート 一般的なルート システムエンジニアとして活躍する方の経歴は様々ですが、一般的には「情報学部」や「理工学部」を卒業後にIT企業に入社、もしくはフリーランスとなってシステムエンジニアとなるパターンです。 上記のような学部ではプログラミングなどについて学ぶ機会が多く、企業としてもエンジニアとして活躍できる人材を探す上で、情報系学部に注目する傾向が強くなってきています。しかし言うまでもなく、全てのシステムエンジニアが理系学部出身というわけではありません。文系の学部出身者がシステムエンジニアとして活躍していることも多いです。 その他のルート その他に多いルートとしては、情報系の専門学校やスクールでITスキルを身に着けて、IT業界に飛び込むパターンです。大学の情報系学部ではITスキルを「学問」として学びますが、専門学校やスクールでは、現場経験豊富なエンジニアから、ITスキルを「業務テクニック」として習得できるメリットがあります。スキルや知識を体系的に身に付けたい場合は、スクールを利用してみるのもいいでしょう。 WEBMARKS システムエンジニア(SE)になれる条件 システムエンジニアを目指せる条件について、より具体的に解説していきます。システムエンジニアに向いている人の特徴などもありますので、未経験の方もぜひ参考にしてみてください。 未経験でもシステムエンジニアを目指せる? みなさんが気になっているであろう、「未経験でもシステムエンジニアを目指せるか?」について、現役システムエンジニアが本音で語らせていただきます。結論から言ってしまうと、専門学校やスクールを卒業した上でIT業界を志望するのであれば、業界未経験の方でも、システムエンジニアとして業界デビューを飾れる可能性はそれなりに高いです。 理由としては、すでにお伝えした通り、現場経験豊富なエンジニアから実践的な指導を受けられるだけでなく、卒業後の就職先を紹介してくれる専門学校・スクールも多いためです。ただし、独学でITスキルの習得を進めた業界初心者だと、厳しいかもしれないです。もちろん、第二新卒で応募可能な若い方であれば、業界未経験かつ独学の方でも、システムエンジニア枠で採用してれくる会社も確かに存在するので、可能性はゼロではありません。 しかし、自身の能力をアピールする方法について、よく検討した方が良いでしょう。一般的な方法としては、「ポートフォリオを公開する」、「資格の取得」などが挙げられます。資格の取得については改めてご説明します。 システムエンジニアに向いている人は? 突然ですが、システムエンジニアとプログラマー、この二つの職種の違いはお分かりになりますでしょうか。この二つの職種は「システム開発者」という面ではよく似ています。会社によっては、プログラマーとシステムエンジニアの違いを意識せず、まとめてシステムエンジニアとしている組織もあるように感じます。 しかし、プログラマーとシステムエンジニアを明確に分けている会社があるとすれば、一般的には、プログラマーはあくまで「システム開発のためにプログラミングする人」なのに対して、システムエンジニアには「設計などの上流工程に参画し、クライアントを含めた関係者と折衝を行うこともできる人」と明確な区分をしているはずです。 システムエンジニアになるには、大きく下記のスキルが不可欠です。 関係者と折衝を行うコミュニケーションスキル クライアント企業や業務について理解を深めようとする知的探求心・好奇心 プロジェクトマネージャーのサポート要員(PMO)やプロジェクトリーダー(PL)として、計画的にシステム開発が進められるように統率するマネジメントスキルやリーダーシップ 小規模の案件だと、自身が実質的にプロジェクトマネージャーを務めることもあります。個人的な意見でしかありませんが、私の周りのシステムエンジニアはおおむね、「多くの人から好かれる、勉強熱心で真面目な常識人」が多く、たまに「少々破天荒だけど、周りを巻き込む不思議な魅力のあるエネルギッシュな人」がいらっしゃるように思います。 学部や学歴は関係ある? 企業や人事ごとの好みがあると思うので、絶対ないとは言えませんが、学歴はあまり関係ありません。筆者自身、文系出身のシステムエンジニアです。学歴に関係なく、システムエンジニアになることが可能です。 もちろん、業務を行う上で必要なITスキルを保有していることが必須ですが、コミュニケーションスキルや業界・企業理解など、ITスキル以外の面では、情報系出身でIT業界しか知らない方よりも、むしろ、私のような文系出身者や他業界からシステムエンジニアになった方のほうが、優位性を感じることもあります。 システムエンジニアになれる年齢は? 年齢制限については、実質的にはあると思います。多くの企業の求人票に「長期的なキャリア育成のため、35歳までに限らせていただいております」と書いてあるのではないでしょうか。この30代半ばというのが、一つのポイントなのかな、と思います。 システムエンジニアは「ITスキル+総合的な人間力」が試される職種です。総合的な人間力は他業種である程度、育成できると思いますし、ITスキルについても、専門学校・スクールである程度は学べると思います。 しかし、それらの経験は、他業種での実績、教育機関で学んだ知識でしかありません。システムエンジニアとして実際の業務での経験ではありません。通常、ある程度以上の現場慣れが期待されている40歳を超えているのに、“システムエンジニアとしては若葉マーク”というのは少々、厳しいかと思います。 「業界知識が豊富なので、設計やクライアント交渉はお任せください」ということであれば、システムエンジニアとしてデビューできる可能性もありますが、そうでない場合にはコンサルタント職など、別のポジションでご活躍することをおススメします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる システムエンジニア(SE)には資格が必要か システムエンジニアという職業は、例えば医者や弁護士のように、試験をクリアし、資格を得ないとできない仕事ではありません。逆に言えば、誰でもシステムエンジニアになることができます。つまり、「私はシステムエンジニアだ」といくら連呼しても、連呼するだけでは評価されない世界です。 そのため、先述の通り「ポートフォリオを公開する」、「資格の取得」などの方法にて、自身のスキル・知識レベルを証明できるようにしたうえで、求職活動を行うのが好ましいです。 システムエンジニア(SE)になるためにおすすめの資格 ITパスポート(iパス) ※難易度1(合格率50%前後) 日本のIT国家資格である「情報処理技術者試験」を構成する資格試験の一つです。そもそもITパスポートは“ITを利活用する者”のための資格試験です。つまり、ITシステムのユーザーとなる人向けの資格試験であり、ITエンジニアのための資格試験ではありません。そのため、ITパスポートを取っていてもIT業界では基本的には評価されません。 それでは、なぜ、この資格の受験をおすすめするかと言いますと、IT業界にいままで縁がなかった方が、ITに触れる“はじめの一歩”として、丁度良い難易度の資格試験だからです。しかもCBT方式(テストセンターでのWeb試験)のため、いつでも受けることが可能です。 あえて極端な言い方をするならば、「ITパスポート」になかなか合格できない場合はITに関して苦手意識が強い可能性があります。そういう意味でも、これまでITと関わりのなかった方が、自身のIT業界への適性を判断する際の試金石となる資格試験とも言えるでしょう。 基本情報技術者試験 ※難易度2(合格率20%前後) 基本情報技術者試験も「情報処理技術者試験」を構成する資格試験の一つです。ITパスポートは“ITを利活用する者”のための資格試験でしたが、基本情報技術者試験は、“情報処理技術者”のための資格試験です。 日本が行うITエンジニアのための資格試験というところで、IT業界では非常に評価が高い資格試験の一つであると同時に、「IT業界に三年いても基本情報技術者試験が取れない人は、IT業界に向いていない」と言われることもあります。まさに、ITエンジニアにとって登竜門のような位置付けの資格試験です。 このように、もとからIT業界にいた方にとっては、持っていて当たり前の資格ですが、業界未経験者にも関わらず、基本情報技術者試験を取得しているとなると、転職活動などにおいて大きなアドバンテージになります。プログラミングスキルが問われる問題が出現するなど、ITパスポートよりも難しいですが、取得することをおすすめしたい資格試験です。 応用情報技術者試験 ※難易度3(合格率20%前後) 応用情報技術者試験は基本情報技術者試験の上位となる資格試験です。基本情報技術者試験を取得し、数年の経験があるシステムエンジニアやプログラマーを主な対象者としています。 IT業界においては、新卒採用者の場合、20代半ばから30代前半までに取得するように要求している企業が多く、30歳以上の中途採用者の応募条件にしている会社も少なくありません。 このように中堅以上のシステムエンジニア向けの資格試験であり、基本情報技術者試験よりも難しいですが、実はプログラミングスキルを問われる問題を回避できます。そのため、文系出身の方にとっては、基本情報技術者試験よりも応用情報技術者試験の方が、試験合格に向けた勉強は取り組みやすいかもしれません。 システムアーキテクト試験 ※難易度4(合格率10%前後) システムアーキテクト試験は応用情報技術者試験よりさらに上位のグレードとなる“高度情報技術者試験”の一つです。応用情報技術者試験に合格できる技量のあるエンジニアの中でも、さらに専門性の高いエンジニアのための資格試験です。 普通は業界未経験者が受けるような資格試験ではありません。しかし、上級システムエンジニアを目指す方にとって、一つのゴールとなる資格試験ですので、名前だけでも覚えておいてください。 ORACLE MASTER Bronze ※難易度2(合格率不明) アメリカのソフトウェア会社であるORACLEが実施する資格試験がORACLE MASTERです。試験内容としては、ORACLE社が発売するデータベース関連の製品である「Oracle Database」に関する技術力を確認するものになっています。「Bronze」が最下位で、「Silver」「Gold」「Platinum」という風に上位の資格が設計されています。 ちなみに、ORACLE MASTERのように、ベンダーが自社製品の理解度を測定するための資格試験を主催することがありますが、この手の試験のことをベンダー試験と呼びます。更新世になっていたり、商品のバージョンアップに合わせて、資格試験のバージョンも更新されることが多いので、一度取ったが、いつの間にか失効していた、ということもよくあります。 資格をとるための勉強法 資格取得のための勉強法としては次の3つです。 書籍での学習 学習サイトの活用 学校に通う 個々人の向き不向きや、それぞれにメリット・デメリットがあります。それぞれを簡単にご紹介いたします。 書籍での学習 書籍を使って学習するメリットはオフラインで、自分の好きな場所・タイミングで学習を進められるという点です。デメリットは、メールなどを使って著者等の有識者に問い合わせできる書籍も一部ではありますが、基本的には質問などができないという点です。 基本的には、“解説が手厚い問題集+必要に応じて補助教材(重要項目を網羅した文庫本サイズのものなど)”もしくは“模擬問題などがついている解説本”が良いかと思います。基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などの情報技術者試験に関しては、特に多様な関連書籍がありますので、自分が続けられそうなものを選ぶとよいでしょう。 学習サイトの活用 メリットは、有識者に質問がしやすく、オンラインに限られますが、自分の好きな場所・タイミングで学習を進められる点です。デメリットとしては、オンラインに限られるため、学習サイトだけでは隙間時間活用ができない、また、習慣化できないと、そのうち講義ビデオを見ないことになりがち、という点です。 無料で過去問を公開しているところもありますが、本格的な講義が受けたい方はUdamyがおすすめです。アメリカ発のオンライン学習サイトですが、日本のベネッセが業務提携しており日本人にとっても非常に使いやすいサイトになっています。 学校に通う 資格試験対策講座を実施している学校に通うのもひとつの手段です。メリットは、有識者に質問がしやすく、また、他の受講者と一緒に学ぶことで、モチベーションが高い状態で学習を進められる点です。 デメリットとしては、オンラインに限られるため、学習サイトだけでは隙間時間活用ができないという点です。また、他の方法に比べて、経済的・時間的コストがもっとも掛かってしまいます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 資格以外に必要なスキル プログラマーとシステムエンジニアの違いという話の中で少し触れましたが、システムエンジニアにはITスキルが必要不可欠ですが、それだけでは厳しいです。特にシステムエンジニアに求められるのは、以下の二つのスキルです。 ・コミュニケーションスキル →クライアントを含めた関係者と折衝を行うことが求められることが多いため。 ・マネジメントスキル →計画的にシステム開発が進められるように、同じユニットのプログラマーや後輩システムエンジニアを統率することも求められるため。 この二つは資格試験などで証明できませんが、これまでの経験ベースに適性があることを伝えられると思います。自己PRなどをうまく活用しましょう。なお、資格試験の学習だけでは「開発スキル(実装力)」は身に着かないかと思います。資格試験とは別に、プログラミング学習も進めましょう。また、学習状況も自己PRなどで伝えるようにしましょう。 システムエンジニア(SE)のキャリアプラン・キャリアパス システムエンジニアになった後のことが気になる、という方も少なくないでしょう。ということで、システムエンジニアのキャリアプラン・キャリアパスについても簡単に説明しておきましょう。 システムエンジニアという職種は「設計などの上流工程に参画し、クライアントを含めた関係者と折衝を行うこともできる人」である、ということは、すでにお伝えしましたが、“設計など(ITエンジニアとしての専門性を高める)”と“関係者と折衝”のどちらにフォーカスを合わせるかで、二つの道があります。 まず一つ目の“設計など(ITエンジニアとしての専門性を高める)”場合のキャリアパスとしては、ある分野、例えば、PythonならばPython、ネットワークならネットワークといった風に、特定分野のITスキルを深めて、その分野の権威、スペシャリスト・上級システムエンジニアとなるコースです。 もう一つの“関係者と折衝”を深める場合のキャリアとしては、いわゆるプロジェクトマネージャー(PM)として、プロジェクト全体の統括をする管理者へのキャリアアップです。逆の言い方をすると、IT業界の花形職種と言われるプロジェクトマネージャーですが、システムエンジニアとして下積み時代を積んでから、プロジェクトマネージャー職を任されることが一般的です。 ついでに申し上げると、みなさんにもイメージがあるかと思いますが、一定以上のスキルを保有するシステムエンジニアが、脱サラしてフリーランスとして活躍することも多いです。社内で一般社員から係長、係長から課長といった、キャリアップを目指すだけが道ではありません。 社内で肩書を持ち、そのランクが上がるにつれて、現場への関与が下がってしまうことが多いです。あるいは、会社の経営・運営にも責任を持つことになり、社内政治への関与を含めて、エンジニアファーストで仕事が続けられなくなることもあります。自身が目指す「技術者像」を追い求めるため、会社のシガラミから解放されるため、フリーランスに転向するのは、IT業界では普通のこととなりつつあります。 まとめ 今回はシステムエンジニアになるために必要なことについて、ご紹介させて頂きました。結局のところ、システムエンジニアに限らず、IT人材は「いま必要な技術力を持っているか」の一点で評価されます。そのため、学生時代は情報系だったとしても、社会人になって以降、自己研鑽を怠れば、「技術力の低いシステムエンジニア」へと転落することもあります。 逆に言えば、学生時代やこれまでの経験に限らず、努力を重ねて技術力を深めると、それに応じて、高い評価を得ることが可能です。業界未経験から、フリーランスとしてお金と時間の自由を得ている人も少なくありません。先が見通せない時代だからこそ、システムエンジニアへの転向は検討価値があるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

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スキル
エンジニアのスキルシートの書き方と基本ルールを徹底解説!
スキルシートとは スキルシートとは、エンジニアとしての経験や実績を職務経歴書よりも詳細に記載するための書類です。職務経歴書は一般的に人事部門の採用担当者を対象としており、経歴の概要やアピールポイントを中心に記載します。そのため、エンジニアの場合は開発環境やプロジェクト概要には触れるものの、具体的な技術的経験までを職務経歴書に書くことは稀です。 一方で、スキルシートは開発部門の管理者や技術担当者が確認することを想定しており、これまでどのような案件に携わり、どんな技術を駆使してどのような成果を上げたかを具体的に記載することが求められます。スキルシートの提出が求められるのは企業と求職者のミスマッチを防ぐためです。面接でも詳細な確認は行われますが、時間の制約で網羅できる部分には限りがあるでしょう。 したがって、スキルシートは企業と求職者の双方にとって欠かせない重要な書類です。スキルシートの内容や質によっては年収に数十万円以上もの差が生じることもあるため、適切な記載方法をマスターすることが大切です。転職エージェントやフリーランス専門エージェントが、スキルシートの添削を行ってくれる場合もあります。本記事ではスキルシートの具体的な書き方について解説しますので、テンプレートなども活用しながらぜひ参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる スキルシートの書き方・見本 プログラマーやSE(システムエンジニア)向けのスキルシートを例に、項目ごとに説明します。スキルシート(職務経歴書)は下記リンクから無料でダウンロード可能です。 ダウンロード(Excel) 基本情報 氏名、最寄駅、資格、所属、性別、年齢、学歴を記載します。所属にはフリーランスの場合、「個人事業主」と記載するようにします。 自己PR スキルや経験からは人柄を知ることはできないので、自分の性格や強み、仕事で心掛けていることを自己PRの欄に記載しましょう。 職務経歴詳細 参画したプロジェクトを新しいものから順に記載します。 業務内容には、担当した分野や習得したスキル、プロダクトへの貢献度などをできるだけ具体的に記載しましょう。「担当工程」は●を記載し、担当した工程がひと目で分かるようにします。 スキルシート作成の基本ルール フリーランスエンジニアとしてスキルシートを作成する際は、内容についてはオリジナルなものが求められる一方で、書き方には基本的なルールがあります。 ではフリーランスエンジニアがスキルシートを書く際には、どのようなことに注意すれば採用担当者に響くスキルシートとなるのでしょうか。その書き方の基本を順番に見ていきましょう。 「箇条書き」と「体言止め」で簡潔に スキルシートは、客観的に見てわかる情報を採用担当者の方に伝える手段です。ですので、わかりやすくするために簡潔に見やすく書くことが基本です。箇条書きや体言止め(言い切り)を使ってできるだけ無駄な記述は省きましょう。 A4用紙2〜4枚におさめる スキルシートは基本的に、2~3枚程度、多くても3~4枚程度におさめます。分量が多すぎると読み手の負担になるので、簡潔にまとめるように意識しましょう。履歴書は手書きで作成することがありますが、スキルシートは一般的にPCで作成します。是非、下記FMをダウンロードし、活用してください。 守秘義務を守る スキルシートは、例え退職した会社のことであったとしても、守秘義務は守りましょう。企業名を開示できない場合は、「大手自動車メーカー」など、具体的な名称は伏せることが大切です。その他機密事項として定められている情報がある場合も、詳細の記述は厳禁です。 レイアウトを見直す スキルシートはプロジェクトごとに区切りをつけて、マシン、OS、DB、言語、ツール、担当業務など項目ごとに記載するのが基本です。フォーマットは自由ですが、表を使った方が見やすくなるので、できるだけ見やすさを重視して項目は設定しましょう。スキルシートを少しでも見やすくするために、誤字脱字の修正はもちろん、改行や表の幅など、レイアウトを丁寧に調整することが大切です。 自己PRは具体的に スキルシートは何ができるのかのみではなく、何をどのようにしてきたのか、過去の実績を整理して記載するものです。「期間」「業務内容」「スキル」はもちろんのこと、何人のチームだったのか、どのような役割だったのか、また具体的にどのような開発環境だったのか、長くなり過ぎない程度で、具体的に書くことがポイントです。関わった案件が多ければスキルシートは長くなりがちですが、多くてもA4用紙4枚以下に抑えておくことをオススメします。 求められるスキルに合わせて作成する スキルシートはただ自分のエンジニアとしての技術と経験をまとめるだけではいけません。前提として、応募するプロジェクトが求めるスキルに合わせることを考えなければいけません。最近増えてきているWeb系案件の場合、開発環境や習得言語が選考の重要な見極めポイントのひとつとなります。 一方でプロジェクトマネージャーなどマネジメントスキルが求められる案件にエントリーするなら、これまでのマネジメント業務での工夫や、役割を書くことが必要になります。これらは一例ですがフリーのエンジニアのスキルシートは、応募するプロジェクトが求めるスキルを考慮しながら作成することが大切です。 開発・設計については特に詳しく記載する スキルシート作成においては開発、設計について記述する際も、具体的な内容が求められます。とくにフリーのエンジニアとしてスキルシートを作成するなら、開発、設計の箇所は重要です。 フレームワークの利用、設計方法、担当した機能、そして担当した案件が新規開発だったのか、それともシステム改修だったのか等、開発/設計については詳細に記載しておきましょう。読むだけで担当者が開発環境のイメージができる内容が理想です。 西暦で記載する 履歴書では、一般的に年号を平成や令和などの和暦で記載しますが、スキルシートでは西暦を用いることが一般的です。特に指定がない場合は、西暦で記載するようにしましょう。 スキルシートのどこが評価されやすいのか? スキルシートを書く際は、どこが評価されやすいのか理解しておくことも大切です。採用担当者が見ているポイントは大きく以下の2点です。 強みが明確にあるかどうか キャリアに一貫性があるかどうか これは応募者が多い案件であるほど、見られるポイントとなります。人手不足でフリーランスエンジニアを急募している場合、書類選考はそこまで厳しくはなりませんが、基本的に採用担当者はこの二つのポイントを重視して見ています。 スキルシートにまったく異なる分野で、短期間のプロジェクトが並んでいると、キャリアとしては一貫性がある印象にはなりません。またジョブホッパーのような印象を持たれてしまうリスクがあります。さらに強みについても、色んなことを書きすぎると何が強みなのか分からなくなってしまうので注意が必要です。 スキルシートを作成する際は、これらのことを考慮してプロジェクトが求めているスキルに関連したものに絞って具体的に書くなど、見せ方を工夫することも大切です。 まとめ ここまで主にフリーのエンジニアがスキルシートを書く際のポイントについて紹介してきましたが、最も大切なことは案件で求められている経験と技術を把握することです。これを押さえていなければ、どれだけ綺麗に経歴を整えても、採用担当者に響くスキルシートにはなりません。 スキルシートは基本的な部分は共通でも構いませんが、エントリーする案件によって内容を変えていくことが基本です。フリーランスエンジニアとしてこれからスキルシートを作成するなら、まずは雛形とするスキルシートを作成しましょう。そして雛形を元にして、エントリーする案件に合わせた内容に加工すれば、採用担当者に響きやすいスキルシートに近づきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

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Rubyの将来性は?年収や業界の動向についてわかりやすく解説
Rubyとは? Rubyとはまつもとひろゆき氏によって作成され1995年に公開されたプログラミング言語です。2006年頃からは特に注目を集め、世界的に多くのサービス開発に使用されているプログラミング言語でもあります。Rubyでアプリ開発を行う場合は、Ruby on Rails というフレームワークが活用されるケースが少なくありません。Ruby on RailsとはRubyのフレームワークであり、webアプリ開発の効率化に有用です。 Ruby on Railsには多くの基本的な構文が用意されているため、優れた技術をスピーディにwebアプリ開発に取り入れることができます。Ruby on Railsを活用する技術は、Rubyでwebアプリの開発や運用をするエンジニアにとって欠かせません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Rubyの特徴 Rubyはそのシンプルさと柔軟性で多くの開発者に愛されているプログラミング言語です。開発者が直感的にコードを書けるよう設計されており、生産性の向上を強く意識しています。Rubyは多様な用途で利用可能な汎用性、簡潔に記述できるシンタックス、そしてオブジェクト指向の強力な機能を持つため、幅広いプロジェクトで活躍しています。ここからはRubyの具体的な特徴について、さらに詳しく解説します。 汎用性がある Rubyは非常に汎用性が高いプログラミング言語であり、様々な用途で利用されています。Windows、Linux、Mac OSなど主要なOS全てにおいて動作するため、開発環境を選びません。また、Rubyのライブラリは「gem」というパッケージ形式で提供されており、現在は何千種類ものgemが公開されています。gemを利用することで、必要な機能を簡単に追加できます。例えばWebアプリ開発には「Rails」、テスト自動化には「RSpec」など、様々な用途に対応するgemが揃っています。さらに、Rubyは簡潔で読みやすいシンタックスを持ち、開発の生産性を高めます。このように、Rubyはその汎用性と豊富なライブラリによって、多岐にわたる開発ニーズに応えられるのです。 シンプルに記述できる Rubyは他のプログラミング言語と比べると非常にシンプルであり、最低限の記述で動作するように設計されています。そのおかげで開発者は迅速にコードを書くことができ、メンテナンスも容易に行えます。例えばJavaでは、データ型を明示する必要があります。変数を宣言する際には [int]や[double]などのデータ型を記述して、その後に変数名を記述して値を代入します。この手順は、特に初心者にとっては理解しづらく、エラーの原因にもなります。 一方で、Rubyではデータ型を明示する必要がなく、以下の例のように変数から直接記述を始めて値を代入することが可能です。Rubyのシンプルさと効率性は開発速度を向上させるだけでなく、コードの保守性も向上させます。また、自然言語に近い形で設計されているということもあり、コードを読むだけでその意図が理解しやすいのも特徴です。このように、Rubyはシンプルで効率的な記述が可能であり、開発者が迅速に作業を進めるための強力なツールとなっています。 オブジェクト指向言語 Rubyはオブジェクト指向言語でもあります。オブジェクト指向言語はプログラムをオブジェクトとして捉え、それらが相互作用することで動作するという考え方に基づいています。Rubyではすべてがオブジェクトとして扱われ、これにより柔軟かつ直感的なコードを書くことができます。他のオブジェクト指向言語であるJavaと同様に、Rubyでもクラスを定義してオブジェクトを生成し、そのオブジェクトに対してメソッドを呼び出すことができます。クラス定義や継承といった基本的なオブジェクト指向の概念は、Rubyにおいても簡潔に記述できます。Rubyのクラス定義はシンプルで読みやすく、他のプログラミング言語でオブジェクト指向に慣れている開発者にとっても理解しやすいです。また、Rubyのシンタックスは自然言語に近いため、クラスやメソッドの定義が直感的に行えます。 さらに、Rubyはメタプログラミングと呼ばれる高度なオブジェクト指向技術をサポートしています。メタプログラミングとは、プログラムが自身のコードを操作する能力を指し、動的にクラスやメソッドを定義・変更することができます。これにより、より柔軟で強力なプログラムの設計が可能となります。 Rubyの現状~給与と業界の動向について~ Rubyは2019年時点ではまだまだ需要があるプログラミング言語であり、実際に国内では都内を中心に多くの求人ニーズがあります。Rubyは国内では大手企業からスタートアップまで、様々なプロジェクトで取り入れられています。保険や医療、不動産など業界問わずwebアプリやサービスは開発・保守の需要があるためRubyを身につけることはエンジニアにとって有用な選択肢の一つになるといえるでしょう。 また、給与は弊社が提供しているフリーランス案件の転職支援サービス、テクフリではRubyのスキルが求められるエンジニアの場合、月額40万円代~100万円程度です。スキルや内容によって報酬には幅がありますが、ある程度の経験と実績があれば1000万円以上を目指すことも不可能ではありません。しかしフラーランスの報酬は正社員の給与と比べると高く設定されていることが少なくないため、Rubyのスキルを身につけて正社員を目指す場合、正社員の給与を事前にチェックしておきましょう。経済産業省が公表している「IT関連産業の給与等に関する実態調査」では、Rubyを含むと考えられる、SE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)の平均年収は603.9万円です。 参考:経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査」 参考:テクフリ Rubyの将来性~業界の動向について~ Rubyは、大手Webサービスである「食べログ」や「Twitter」など、さまざまな人気サービスで活用されているプログラミング言語です。これらのサービスは世界中で数百万ものユーザーを抱えており、その運用や保守に対する要求は非常に高いものです。Webサービスは規模が大きくなるにつれて、運用や保守にかける費用が増大する傾向があります。そのため、効率的な開発と運用が可能な言語の選択が重要です。この点において、Rubyはその簡潔で直感的なシンタックスにより、開発効率を大幅に向上させることができます。さらに、Rubyの需要については将来性があるといえるでしょう。 また、Rubyは前述の通り、他のプログラミング言語に比べるとシンプルに記述できるという特徴があります。これは特に初学者にとって大きな利点です。Rubyのコードは直感的で読みやすいため、学習曲線が緩やかで、初心者でも比較的短期間で実用的なスキルを身につけることができます。さらに、Rubyの豊富なライブラリ(gem)は、多様な機能を簡単に追加できるため、プロジェクトに応じて最適なツールを選択し、効率的に開発を進めることができます。これにより、初心者からベテランまで幅広い層の開発者に支持されているのです。これらの要素が相まって、Rubyは現在でも非常に人気があり、将来的にも高い需要が見込まれる言語といえるでしょう。 Githubの公開ページに掲載されている「Top languages over time」では、2014年時点のRubyの人気はC++を上回る5位。2018年には10位までそのランクを落としていますが、それでもトップ10に入っている人気のプログラミング言語であることに間違いはありません。 今後新たな技術やプログラミング言語が生まれていけば、Rubyの人気や需要が現在よりも低くなる可能性は考えられます。しかし1959年に開発されたCOBOLが現在でも国内の多くの利用されていることを考慮すれば、Rubyの需要が長期に渡って残る可能性は充分にあるといえるでしょう。 参考:Github「Top languages over time」 Rubyの将来性~給与について~ Rubyはある程度将来性があるプログラミング言語ですが、ただRubyのスキルを習得しているだけでは高い給与を目指すことはできません。2014年の人気がピークだと仮定した場合、将来性として需要はあったとしてもスキルの評価が急激に高まることは期待できないからです。そのためRubyは習得した後どのように働くのかも重要となります。経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査」では、IT業界の職種別の平均年収が公開されています。Rubyの技術が関連する職種として年収が高い職種は以下の通りです。 コンサルタント 928.5万円 プロジェクトマネージャ 891.5万円 基盤設計担当/基盤アーキテクチャ 778.2万円 SE/プログラマ 603.9万円 上記は職種についてですが、Rubyエンジニアに対する報酬は勤める会社や勤務形態によっても異なります。Rubyのスキルを習得して高い給与を目指すなら、職種や雇用形態の選択も大切なポイントです。 また、求人検索エンジン「スタンバイ」の「プログラミング言語別 平均年収」(2017年)によると4位で平均年収は562万円です。正社員の求人情報約250万件のうち、各プログラミング言語名が含まれる求人情報の給与金額の平均値を集計しています。 同サイトに掲載されている正社員の求人情報約324万件を対象に集計した「プログラミング言語別年収ランキング2018」(提示年収の中央値ベスト10)では7位と順位を落としていますが550万円です。 引用:「スタンバイ(https://jp.stanby.com/)調べ」 Githubの公開ページに掲載されている「Top languages over time」では、2020年に15位までそのランクを落としていますが、それでもトップ20に入っています。 参考:Github「Top languages over time」 Rubyの案件数推移 Rubyの求人掲載数の推移(弊社調べ)をみてみましょう。2017年5月の30案件からスタートし2020年2月には145件に達しています。なんと増加率は約5倍です。月間案件数では2019年5月の22件を期に現在(2020年2月)に到るまで、案件数の爆上げが続いています。今後も案件数の増加が期待されます。 まとめ:Rubyには将来性があるがスキルアップは必要 ここまで紹介してきたように、Rubyは将来性があるプログラミング言語ではありますが、需要は続いたいとしても同じだけの需要や報酬が提供されるとは限りません。どのプログラミング言語を習得したとしても、エンジニアの最終的な価値はスキルと経験によって決まるからです。多くの企業はエンジニアの給与はマネジメント経験や開発したwebアプリやwebサービス、携わったプロジェクトの内容など様々な経験とスキルが評価されて決定しています。そのためRubyを取り扱うエンジニアになった場合、日々スキルアップを目指すことは欠かせないといえるでしょう。 またRubyエンジニアとして将来性がある立場で働き続けることを目指すなら、需要が伸びてきているプログラミング言語のスキルアップも大切です。前述の「Top languages over time」で1位となっているJavaScriptや4位のPHPはwebサービスを開発する際には欠かせないプログラミング言語でもあるからです。Rubyエンジニアとしてある程度の実績ができれば、フリーランスとして独立して高単価の案件を獲得することも目指せるようになります。Rubyエンジジニアの将来性を見越して高い報酬を目指すなら、フリーランスとしての独立することも視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

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年収(フリーランス)
カスタマーエンジニアとは?仕事内容や年収について解説
カスタマーエンジニア(CE)とは? カスタマーエンジニア(CE)とは、顧客に提供したシステムの運用・保守を担当するエンジニアのことです。一般的にエンジニアというと開発をしている人がイメージされることが多いと思いますが、カスタマーエンジニアは開発・導入後のサポートがメインとなります。 対象範囲はハードウェアからソフトウェアまで幅広いため、きちんとした知識が求められる職種といえるでしょう。顧客にとっては、わからないことや不具合、新規機能の追加相談など、CEに頼ることが多くなるため、カスタマーエンジニアは自社への信頼度を背負っている重要な立場です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる カスタマーエンジニアの仕事内容について カスタマーエンジニアの主な仕事は、以下の3つに分かれます。 導入する機器の提案や選定 導入した機器の設置 保守や点検 それぞれどのような仕事内容なのか見ていきましょう。 導入する機器の提案や選定 昨今のIT社会では、IT機器を導入していない企業はどんどん少なくなっています。カスタマーエンジニアは、契約を結んだ顧客先に訪問し、必要なIT機器やシステムを導入します。導入するのは、プリンターやサーバーなどのハードウェアから、ソフトウェアまでさまざまです。顧客側で何を導入するか決まっていることもありますが、カスタマーエンジニアがニーズを聞いて、予算内で機器を選定することもあります。その際は、 「現場の環境によって必要な機器はなんなのか」 「スペックはどれくらい必要か」 「そもそも置ける場所があるか」 などを考えて、何を導入するか提案します。 導入した機器の設置 機器を選定した後には、機器を設置する必要があります。設置もカスタマーエンジニアの仕事です。具体的には、ハードウェアであれば機器を設置して固定したり、配線を安全に引いたり、機器の初期設定を行ったりします。 また、事前に顧客の要望をヒアリングして、プリンターであれば使いやすい位置に、サーバーであれば安全な位置に配置する、など考える必要があります。そのため、インフラ周りの知識も求められるでしょう。 保守や点検 導入・設置をしたら終わりではなく、いよいよ運用が始まります。カスタマーエンジニアは導入後のサポートも担当します。顧客先の全員がIT機器に通じていることは少ないので、利用者に使い方を説明することもカスタマーエンジニアの仕事です。保守面では、急なトラブルやエラー、バグが発生したと連絡を受ければ、すぐに対応する必要があります。顧客先に常駐していることもあれば、都度訪問して対応することもあります。 また、定期的な点検もカスタマーエンジニアの仕事です。バージョンアップデートがあれば、他の機器との互換性などを踏まえた対応も必要になります。つまり、システムが導入されている限り、顧客と長い付き合いが形成されることになります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる カスタマーエンジニアとシステムエンジニアの違い カスタマーエンジニアと似ている職種に、システムエンジニア(SE)と呼ばれる職種が存在します。システムエンジニアの主な仕事は、開発フェーズの要件定義から、設計、構築、テストにあたります。つまり、一連の流れのうち、 前半の設計、開発に携わるのが「システムエンジニア」 後半の運用、保守に携わるのが「カスタマーエンジニア」 ということです。直接設計、開発をしたいと考えている方はシステムエンジニアを目指すのがいいでしょう。 カスタマーエンジニアの年収と将来性 ここまでカスタマーエンジニアの仕事内容について解説してきました。興味を抱いた方も、カスタマーエンジニアを目指すにあたり、 「実際のところ稼げるのか?」 「将来性はあるのか?」 という疑問をお持ちかもしれません。詳しく見ていきましょう。 カスタマーエンジニアの年収 カスタマーエンジニアの平均年収は、各種求人媒体のデータを参考にすると、およそ500万円になります。システムエンジニアとの間に大きな差はありません。また、国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」では、日本の平均年収は433万円なので、平均よりは高い傾向にあることがわかります。 参考:国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」 カスタマーエンジニアの将来性 IT社会が進んで、企業がますます新しいITシステムや機械を導入していくことを考えると、カスタマーエンジニアの需要はあがっていくと考えられます。また、IT人材不足が深刻化していることを考えると、すべての企業でカスタマーエンジニアが足りている、いなくても大丈夫という状況になることは考えにくいため、重宝されるでしょう。 ただし、一つ懸念しておかなければならないのは、AI技術の進歩によって左右される可能性がある点です。自動で相談、点検などが行われるようになれば、IT知識のない人でも扱えるようになるかもしれません。しかし、当面の間は専門知識を持った「カスタマーエンジニア」という職業がなくなることはないでしょう。 カスタマーエンジニアに求められるスキル・資格 実際にカスタマーエンジニアになるにはどのようなスキル・資格が求められるのか見ていきます。 コミュニケーション能力 顧客先で実際にやり取りをするカスタマーエンジニアには「コミュニケーション能力」は欠かせません。コミュニケーションに不備があると、顧客の要望も正確に聞き出すことができなかったり、トラブルを解決したいのに新たなトラブルが生じてしまう恐れがあります。また、良い関係を築くことで、自社製品の営業をできる機会が生まれることもあるでしょう。 ITに関する知識 当然ながらITに関する知識は必要です。自社システムへの理解はもちろんのこと、ITインフラ周りの知識や互換性などの情報を頭に入れておく必要があります。 情報収集スキル IT業界の特徴として、変化が早いことが挙げられます。そのため、自分の知識ではこうすれば対応できたが、トラブルが解決できない、なんてことも起こり得るでしょう。 顧客側からすれば、トラブルが発生した場合は解決してもらえる前提で契約しているので、トラブル解決に手こずって時間がかかると困ってしまう可能性があります。そのような事態を避けるためにも、常にトレンドを把握し、知識をアップデートしていく姿勢が重要です。 トラブル対応力 顧客は自社製品だけでなく、さまざまなメーカーの製品を使用しているでしょう。そのため、どれかのバージョンアップデートが原因で、互換性がなくなり突然障害が発生するなんてこともあるでしょう。 また、物理的なトラブルやコミュニケーション面でのトラブルも考えられます。そのような際に、迅速に、真摯に対応できる能力があれば、信頼を失わず、逆にチャンスが生じるかもしれません。 まとめ 今回はカスタマーエンジニアについて解説をしました。「エンジニア」という言葉を聞いて想像する職種とは少し異なることもあったかもしれません。 しかし、運用・保守というのはシステムの設計・開発と同等に重要なフェーズであり、そこを任せられているカスタマーエンジニアは大きな存在です。顧客との距離もとても近いので、やりがいを直に感じることができる職業といえるのではないでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

ATLASSIAN Trello
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Trelloでタスク管理を効率的に! 個人やチームでの使い方も解説しました
最近では、政府の働き方改革の影響や、労働力確保が難しくなっている側面から、生産性をいかに高めるかが企業の中で課題となっています。生産性を高めるには、業務の効率化が鍵となってきます。 エンジニアとして業務をするにあたって、業務を円滑にするために業務効率化ツールを使って業務を進める場合が多いです。 特にタスク管理ツールは多くの企業・個人に使われています。 そのタスク管理ツール中でも、今最も注目されているTrelloについて今回はお伝えしていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Trelloの基本的な使い方 Trelloとはタスク管理ツールの一種です。 Trelloは直感的な操作と、使いやすいデザインが特徴的であり、Trelloを使うと、仕事や家庭でのさまざまなプロジェクトをひと目で分かるように整理できます。 まず登録方法を説明します。 アカウント作成をします。 個人で利用する際も、チーム名の登録が求められるので、登録します。チーム名は後から変更できるので、チームで使う予定がない方は適当に登録していても大丈夫です。 次に実際の使い方を大まかに説明します。 「ボード」「リスト」「カード」の3つでタスクを管理します。最低限これだけ理解しておけば使うことができます。使い方もとても簡単なものです。 ・「ボード」について 「ボード」は、付箋を貼るシートのようなものです。一番大きな枠組みで、例えば、「チーム共有用ボード」「個人のタスク管理ボード」「プライベート用」など利用目的によって分けることができます。 右下の「新しいボードを作成」から、ボードを作成し、タイトルを入力します。 ボードのタイトルを入力したら、使用できます。 その際、公開範囲も指定できます。 1つのアカウントでも自分だけのもの、チームのものなど使い分けることができます。 ・「リスト」について 「リスト」は、「ボード」の中で、グルーピングをするフォルダです。 「todo」「作業中」「完了」などに分けることができて、この中にある「カード」を移動して管理ができます。 「カード」は付箋のようなもので、1つのカードに1タスクを書き込みます。これは自由に移動させることができます。 エンジニアとして働いていると、自分のタスクだけ管理すれば良いというわけではなく、チームとして成果物を作り上げるためにチームでタスクを割り振る必要があります。そのため、チームで各々のタスクを分け、進捗状況を確認するためにTrelloが使われる場合が多いです。 チームで使う際は、リストを個人名で分けるなど工夫できそうですね。 Trelloの使い方【個人】 Trelloは、学生の課題管理や、テスト期間の計画、プライベートの予定管理、就職活動の提出物管理などにも役立てることができます。今回は就職活動の提出物管理を想定して説明します。 1つのボードに、「Todo」「作業中」「完了」のリストを作っています。その中にタスクのカードを作ります。カラフルなタグを使って、優先度の高さや、どのくらいの時間を要するのか色分けしています。 「Todo」リストにあるものから、「完了」リストに移動させることがモチベーションになり、作業が捗りそうです。 「作業中」にあるリストでも、その作業の何がどのくらい終わっているのかを可視化することができます。 例えば、作業中リストにある「A社ES」の真ん中にあるチェックリストの部分を見てください。 真ん中のチェックリストを利用すると、何がどのくらい終わっていて、次回は何から始めれば良いのかが一瞬でわかります。 設問が3つある中、1つは終わっているので、次は設問2から取りかかれば良いですね。 リストを細かく可視化できるので、後から「あっ、あれやってなかった!」「作業を再開しようと思ったけど、何からやればいいか分からなくてやる気が出ない」というようなこともなくなり、作業効率が上がったり、抜け漏れもなくなったりするはずです。 Trelloの使い方【チーム】 Trelloは、チームで仕事をする際に誰がどのくらい仕事を持っているのかや、その進捗具合の管理に役立ちます。 まずは、チームの作り方を説明します。 右上の、Aチームの上にある+を押すと、 チーム作成画面に移動します。チーム名を入力して、チームタイプ(マーケティング/HR/運用/エンジニアなど)を選択します。 チーム説明は入力してもしなくても利用できます。 次は、一緒に利用するチームメンバーを登録します。 「メンバー」を押します。 「チームメンバーを招待する」を押して、招待したい人のアドレスを入力します。 これで、作成したボードをチームで利用できるようになりました。 あとは「リスト」と「カード」を作成して、チームで使いやすいように利用しましょう。 Trelloの使い方【アプリ】 Trelloは、ブラウザ版とアプリ版があります。 ブラウザ版は、ネットからログインすると利用できます。アプリ版は、PCやiPhoneでダウンロードしてログインしておくことで利用できるので、使いやすいことが特徴です。 違いとしては、「利用のしやすさ」でしょう。 あとは、ボタンの位置が少しだけ異なりますが、利用する上では支障がない程度で、大きくは異なりません。 Trelloのおすすめの使い方 上で紹介した、「ボード」「リスト」「カード」を動かして利用するだけでも十分なほど便利なのですが、より便利な使い方をいくつか紹介します。 Trelloのガントチャートの使い方 ガントチャートとは、以下のような機能です。全ての期限をカレンダーのように可視化してくれるので、優先順位を立てやすくなります。 「Elegant for Trello」からダウンロードできます。 利用するにあたって、まずはクローム機能の拡張を行います。以下でやり方を紹介します。 まず右上のインストールボタンを押します。 chromeに追加を押します。 ウェブブラウザ上には、このように表示されるので、onにするとガントチャートが表示されます。 月ごと、週ごと、日ごとに切り替えることができるので期間に合わせて表示すると使いやすいです。 Trelloのラベルの使い方 ラベル機能は、「カード」をよりわかりやすく利用するツールです。 このように優先順位を示すことにラベルを用いることができます。もちろん自分で文章を入れることができるので、好きなラベルを作って利用すると、より作業効率が上がります。 Trelloのチェックリストの使い方 チェックリストは、カードの中に組み込むことができ、1つのタスクが実際どのくらい終わっているのかを把握できるようになっています。 このように、バーには%が表示されます。下に表示されている5つのチェックリストは、自分で好きに入力できるので、具体的なタスクを入力するととてもわかりやすいですね。 進捗度を測れるので、どこから次に取りかかれば良いのかが一目瞭然です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

Scala
Scala言語とは?注目される理由やできることを徹底解説
Scalaは比較的新しい言語で、最近では、急速にシェアを拡大しています。Javaの伝統的なエコシステムを持ち、オブジェクト指向と関数型の両方を扱えるプログラミング言語です。近年国際的に注目を集めており、大手IT企業からの後押しもあります。Webサイトやアプリ開発で使われる言語なので、覚えておきましょう。 この記事では、Scalaの特徴からデメリット、さらには将来性までを詳しく説明していきます。実際の案件情報についても紹介しますので、Scala関連の案件情報が気になる人はぜひ確認してみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Scalaとは Scalaは、複雑な条件分岐を簡潔に記載することができる革新的なプログラミング言語として、世界中の多くの開発者から支持を受けています。その名前である「Scalable Language」は、言語の中核的な特徴である高いスケーラビリティを示していると言えるでしょう。 このスケーラビリティにより、小さなスタートアップの初期フェーズから大手企業の大規模プロジェクトまで、さまざまなステージでの開発が可能となります。Javaの欠点を補うように開発されたScalaは、Javaの堅牢で信頼性の高いインフラやライブラリ群を活用しつつ、さらに柔軟でモダンなプログラミングの特性を併せ持つ言語です。 これにより、Javaの経験がある開発者の場合は特に、Scalaにスムーズに移行することができ、既存のJavaアプリケーションとの連携や移行も効率的に行えます。加えて、オブジェクト指向言語と関数型言語の両方の特性を併せ持つScalaは、開発の多様なシチュエーションでその真価を発揮します。これが、経験豊富なプロフェッショナルが高度なシステムを構築する際の強力なツールとして、選ばれている理由です。大規模なデータ処理からモバイルアプリケーション、業務システムの開発まで、Scalaはあらゆるシーンで使われています。 Scalaの特徴 Scalaは、現代の開発ニーズに応えるユニークな特性を持ち合わせたプログラミング言語として、多くの技術者たちの注目を集めています。ここでは、Scalaが持っている代表的な特徴を3つみていきましょう。 オブジェクト指向と関数型の特性がある Scalaはオブジェクト指向の堅牢さと、関数型プログラミングの効率を持ち合わせています。この特性により、開発者は複雑なシステムをモジュラーに構築するとともに、効率的な並列処理や非同期処理の利点を最大限に活かすことが可能となるでしょう。関数型プログラミングが強調する不変性や純粋関数は、並行処理の際の競合やデータの不整合を大幅に減少させ、高いパフォーマンスを実現します。 Javaとの互換性が高い ScalaがJavaのJVM上で動作するというのは、かなり大きなメリットと言えるでしょう。既存のJavaライブラリやフレームワークとの統合はスムーズで、それにより、Scalaプロジェクトの開始時には、膨大なリソースやツールを利用することができます。このシームレスな統合性は、組織の移行コストを抑えるだけでなく、JavaとScalaを同時に使用するようなプロジェクトを実現することも可能です。 コードがシンプルである Scalaは、Javaと比べても、さまざまな面において、コードをシンプルに書くことが可能です。特に、パターンマッチングやトレイトのような機能により、複雑なロジックや状態をわかりやすく表現することができます。これにより、エンジニアは短いコードで高い生産性を実現しつつ、そのコードの品質や可読性を犠牲にすることなく、安定したシステムを構築することができるでしょう。 Scalaのデメリット 多くのメリットがある一方で、Scalaにはデメリットといえる部分もあります。デメリットを把握しておくことで、よりこの言語を有効活用することができるでしょう。 習得における難易度が高い Scalaの独自性と多機能性は、新しいアプローチや思考法を学ぶ必要があるため、学習難易度が高いと感じることがあるかもしれません。特に、オブジェクト指向プログラミングと関数型プログラミングのハイブリッドな性質は、それぞれの思考法を習得する必要があります。これにより、特に初学者や他の言語からの移行者は、Scalaに慣れるまではある程度の時間がかかるでしょう。 また、関数型プログラミングが他の主流の言語とは異なる特性を持っているため、その理解と習得するためには、ある程度の努力が必要となります。 統合開発環境(IDE)が発展途上である ScalaをサポートするIDEは増えつつありますが、まだその発展途上にあります。JavaやPythonといったプログラミング言語と比べると、Scalaは高度な機能やツールがそれほど充実しているわけではありません。そのため、コードのリファクタリングやデバッグ作業において、一部の機能が不足していると感じることがあります。また、IDEの更新に伴い、新しいScalaの機能への追従が遅れる場合もあるため、最新の機能を使う際には手動での調整が求められることもあるでしょう。 Scalaでできること Scalaでできる代表的な2つのことについて、詳しくみていきましょう。 アプリ開発 Scalaを使用すると、スマートフォン向けのネイティブアプリの開発はもちろん、ウェブアプリケーションやデスクトップ向けのアプリケーションも開発することができます。そのシンプルかつ強力なコードベースにより、高いパフォーマンスを持つアプリケーションを効率的に構築することが可能です。 特に、非同期処理を効果的に取り入れることで、ユーザー体験の向上を実現するアプリを作成することができるでしょう。加えて、Scalaで開発されたアプリは、省エネで効率的な動きをするため、利用者にとっても快適に利用することができます。 業務システム開発 企業の核となる業務システムの構築においても、Scalaは高いパフォーマンスとスケーラビリティを武器に、多くの企業で利用されている言語となっています。特に、データの取り扱いが多いシステムや、多数のユーザーからのアクセスを迅速に処理する必要があるシステムで、Scalaの能力が際立つでしょう。 分散システムの設計やリアルタイムデータ処理、さらには大量のデータを効率的に処理するバッチ処理など、さまざまなシナリオでScalaの持つ特性やライブラリが最大限に活かされています。このような背景から、多くの大手企業やスタートアップがScalaを採用しており、ビジネスの成長に貢献していると言えるでしょう。 Scalaの将来性 Scalaは革新的な特性と高い柔軟性から、国際的なプログラミングコミュニティ内での注目度が急速に高まっています。特に、大手IT企業によって後押しされており、これらの企業がScalaのプロジェクトに投資をしていることを考えれば、非常に将来性のある言語といえるでしょう。このようにScalaが注目されている理由のひとつに、ScalaがJavaとの高い互換性を持つことで、大規模なシステムのリプレースを行わずに済むことが挙げられます。 それに加えて、バグの少なさや機能改善の簡単さ、開発納期を短縮できることなどからも、変化の激しい昨今のIT業界に最適な言語ということになります。一方で、国内で広く用いられている主要な言語と比べれば、まだ実績が豊富とは言えません。しかし、Scalaの特性をうまく活かすことによって、長年管理が杜撰になっていたサービスのソースコードを移行して、運用をシンプルにできる可能性が高まります。これらを考えるとScalaの将来性は高く、今後も引き続きシェアは伸び続けるでしょう。また、Scalaを扱えるエンジニアへの需要が高いことは年収データにも表れています。 テクフリのデータベース上にあるScala案件は約120件で、その平均単価は83.1万円となっております。(2024年11月時点 非公開案件を含む) テクフリでフリーランス案件を探してみる まとめ 本記事を通して、Scalaが、近年注目されていることがわかっていただけたのではないでしょうか。Scalaは、Javaのエコシステムを引き継ぎながら、オブジェクト指向と関数型プログラミングを結合したプログラミング言語です。高いスケーラビリティを備え、小規模から大規模プロジェクトに適しています。 しかし、関連する言語の経験がない場合は学習難易度が高いということや、IDEが発展途上であるというデメリットも把握しておく必要があります。最近では、アプリ開発や業務システム開発などで幅広く使用され、大手IT企業の支援を受けていることから、将来性は高く、Scalaエンジニアの活躍の場が広まっています。今後に大きな期待が持てる言語であるため、初心者、未経験でも興味のあるエンジニアの方は今のうちから学習を始めてみるのもいいのではないでしょうか。

Vue.js
Vue.jsは学習コストが低い?特徴や将来性を調査してみた
この記事の読者の方には、未経験からエンジニアを目指しているという方や、既にエンジニアとして働いているけれど、違うプログラミング言語を学び、職種を変えてエンジニアとしてチャレンジしようか悩んでいるという方が多いと思います。 一概にエンジニアといっても、ユーザーが触れる部分を設計・開発するフロントエンドエンジニアや、システムの裏側にあるロジックを設計・開発するバックエンドエンジニア、開発したシステムを正常に動かすための環境づくりをするインフラエンジニア、システムの運用や保守をサポートするカスタマーサポートなど、エンジニア内で様々な職種があります。 というのも、システムの開発にあたっては、ユーザーが使う画面やユーザーが画面上で行った行動に対する処理などシステム全体を動かすために、それぞれのシステムが複合的に絡み合っており、またシステムの機能を維持するためのメンテンスが必要になるため、このようにエンジニアの中でも職種が分かれています。 その職種の中でも、年収に差があったり、独立のしやすさに差があるので、エンジニアとして働くにあたってどの職種で働くのかという観点は非常に重要になってきます。そして、エンジニアとして職種を変えようと思った場合には、新たなプログラミング言語を学ぶ場合が非常に多いです。例えば、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアでは使うプログラミング言語が異なってきます。 今回はその中でもVue.jsというプログラミング言語に重点を置いて、現状と将来性を比較していき、Vue.jsを学ぶべきか否か見ていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Vue.jsとは? Vue.jsとは簡単に言うと、JavaScriptによるフロントエンド開発を効率的にするフレームワークです。 Vue.jsはJavaScriptのフレームワークの一種であり、JavaScriptのフレームワークはVue.js以外にもAngular,React,jQueryなど様々なフレームワークがあります。どれもJavaScriptでのフロントエンド開発を効率的にするフレームワークです。 JavaScriptはフロントエンド開発にて主に使われており、HTML+CSSで作られたブラウザ上のページに動きを付ける役割を担っています。例えば、文字をクリックすると写真を表示させる、ページをスクロールさせると広告を表示させるようにするといったように、ページに動きをつけることができます。 動きがあるページとないページでは、デザインや利便性が異なってくるので、今日ほとんどのWebサイトにてJavaScriptは使われています。Vue.jsはEvan You氏によって開発がなされ、最初のリリースは2014年ですので比較的新しいJavaScriptのフレームワークです。 Evan You氏はもともとGoogleにて働いており、AngularJSの開発に携わった後に、AngularJSの有用な部分を取り出しそれ以外を削ぎ落としたJavaScriptのフレームワークを開発したいと考え、Vue.jsをリリースしました。そんなVue.jsの特徴について次で解説していきます。 Vue.jsの特徴 Vue.jsには大きく以下の3つの特徴があります。それぞれについて、さらに詳しく解説していきます。 学習コストが低い 小規模開発にも向いている SPA(Single Page Application)開発が可能 学習コストが低い Vue.jsはAngularJSの有用な部分を取り出し、それ以外を削ぎ落としたJavaScriptのフレームワークを開発したいという考えのもと生まれたフレームワークです。AngularやReactに比べるとフレームワークの規模が小さく、覚えることは少なく利用できます。JavaScriptやjQueryの知識があれば、習得は容易といえるでしょう。 小規模開発にも向いている Angularは中規模から大規模の開発に適しており、個人開発などの規模の小さい開発には向いていません。Vue.jsですと、そのような小規模開発がしやすいと共に、中規模から大規模の開発もできます。 SPA(Single Page Application)開発が可能 SPA(Single Page Application)とは、ブラウザ上で可能な処理をJavaScriptで完結させる処理方法です。これにより、サーバー側との通信を最低限に抑え、高速な処理を実現させることができます。アプリケーションを使用するユーザーの視点からすると、素早いレスポンスによって使い勝手が良く、気持ちよくアプリケーションを使うことができます。 Vue.jsの現状 テクフリにて掲載中のVue.js案件は約70件で、平均単価は79.3万円となっております。単純計算で年収を算出すると、約950万円程度となります。(2024年11月時点) 他のプログラミング言語フレームワークの案件に比べると、比較的高い水準となっております。Vue.jsは比較的新しいフレームワークであること、導入のしやすさから多くの企業で使用されていることから需要の高い技術であることが伺えます。 Vue.jsの将来性 続いてVue.jsの将来性について見ていきます。 まず、給与ですが、今後も現在のように高い単価であることが予想されます。なぜなら、Vue.jsを扱えるエンジニアが不足していることや、SPA(Single Page Application)開発の需要が高まっていることが挙げられるからです。 Vue.jsは歴史が浅いものの、これだけ注目がされているので、数多くの企業に今後も利用されていくでしょう。また、AngularやReactに比べると、Vue.jsは開発に導入する敷居が低いので、その利用のしやすさから案件数は増えると予想されます。 ただ、Vue.js関連の案件を受注するには、HTML+CSS等の他のフロントエンド開発の知識・経験はもちろんのこと、他のフレームワークと併用して使われることも多いので、それらの知識・経験が必要となってくるでしょう。 まとめ Vue.jsには将来性がある? 現状から踏まえて検証してみた というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 Vue.jsはJavaScriptによるフロントエンド開発を効率的にするフレームワーク Vue.jsには学習コストの低さ・個人開発などの規模の小さい開発にも向いている・SPA(Single Page Application)開発が可能という特徴がある Vue.jsを扱えるエンジニアが不足していることや、SPA(Single Page Application)開発の需要が高まっていることからVue.jsの将来性は高いと言える Vue.jsは学習コストも低いので、気になった方はぜひチェックしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

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QAエンジニア
QAエンジニアとは?仕事内容や年収について詳しく解説
QAエンジニアとは QAエンジニアのことを単なるバグ等の確認者と思っているなら、それは大きな誤解です。QAエンジニア(Quality Assurance Engineer)とは、ソフトウェアやシステムの品質を保証する専門職であり、開発工程全体での品質向上に重要な役割を担います。単純にバグを見つけるだけではなく、プロセス改善やリスク管理を通じて、プロダクトが高い品質基準を満たすように導くのが役割です。 QAエンジニアはテスト戦略の設計から実行、フィードバックループの確立までを包括的に実施して、製品のリリースを支えます。技術スキルや分析力に加えてチームと密に連携するコミュニケーションスキルも求められます。本記事ではQAエンジニアの具体的な仕事内容や、求められるスキル、関連する資格などについて詳しく解説し、QAエンジニアとしてのキャリアを考える際に役立つ情報をお届けします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる QAエンジニアの重要性 私たちの生活はスマートフォンや自動車、医療機器など、幅広い分野でデジタル技術に依存しています。ソフトウェアの品質はユーザー体験や安全性に大きな影響を与えるため、ソフトウェア開発においてQAエンジニアは重要な役割を担うようになってきました。 社会がデジタル化を進める中で、QAエンジニアの持つ専門知識やスキルの重要性は高まり続けています。新しい技術や高度なユーザーのニーズに対応するため、QAエンジニアは進化し続け、その需要は今後も増加が見込まれています。特に、日本の成熟した市場においては、製品やサービスの品質が競争優位を築くカギとなります。職種としては比較的新しいものの、今後は開発チームの中心として活躍する機会も増えるでしょう。 QAエンジニアの業務内容 QAエンジニアの主な業務内容として、以下の4つが挙げられます。 仕様の確認 テストの設計 テストの実行・分析 分析結果の報告 それぞれの業務内容についてさらに詳しく解説していきます。 仕様の確認 QAエンジニアはプロジェクトの最初から深く関与し、開発チームと緊密に連携しながら、要件や仕様の詳細を精査します。この段階では、仕様書をただ読むだけでなく、それが実際のビジネスニーズやユーザーの期待に沿っているかを確認することが重要です。また、潜在的な問題や曖昧な点を早期に特定することで、後のテストプロセスを効果的に進めることができます。 テストの設計 テストの設計は、テストを行うにあたって、その方針やアプローチを明確にする重要なフェーズです。要件や仕様をもとに、どの部分をどのような視点でテストするか、どんなテストケースが必要かということを計画します。また、テストの自動化が可能であれば、そのためのスクリプトやツールの選定、設計も行うべきでしょう。この段階での質の高い設計は、効率的で有効なテストを実現する鍵となります。 テストの実行・分析 テストの実行、分析は、具体的なテスト活動が行われるフェーズです。設計したテストケースに基づき、テストを実施します。発見されたバグや不具合は、その場で対処するだけでなく、細かい点まで分析して原因を突き止めることが重要です。この分析によって、単なる表面的な問題だけでなく、根本的な原因も明らかにすることができ、再発の防止や、より高い品質のソフトウェア開発をサポートします。 分析結果の報告 分析結果の報告をすることで、テストの結果や分析内容を体系的にまとめ、開発チームやステークホルダーに伝達することが必要です。これは、ただの情報伝達だけでなく、改善のための提案や意見交換の場としても機能するでしょう。細かい部分まで報告を行うことで、プロジェクトメンバー全員が同じ認識を持ち、製品の品質向上に向け、一致団結したアクションを取ることができます。 QAエンジニアとテストエンジニア(テスター)の違い QAエンジニアとテストエンジニアの違い” width=”512″ height=”342″ /> QAエンジニアとテストエンジニア(テスター)は、ソフトウェア開発において似た役割を担っているように見えますが、その責任範囲や視点には大きな違いがあります。テストエンジニア(テスター)は、主にテストケースの実行と不具合の発見に特化しています。開発された機能が期待どおりに動作するかを確認し、製品がユーザー要件を満たしているかを評価します。 一方で、QAエンジニアは製品全体の品質保証を担います。単なるテスト実施にとどまらず開発プロセス全体を監視して改善提案を行うことで、開発の初期段階から品質向上に寄与します。QAエンジニアはテスト計画の立案や自動化の導入、リスク評価を含むプロセス全体に関与し、製品の品質基準を満たすための戦略を策定します。 このように、テスターが「製品をテストする」役割を果たすのに対し、QAエンジニアは「品質を保証する」ためのプロセス全体を見渡し、組織としての品質向上に寄与します。プロジェクトの成功において、どちらの役割も重要であることを理解しておきましょう。 QAエンジニアに必要なスキル QAエンジニアに必要なスキルとして、以下が考えられます。 プログラミングスキル テスト技法に関する知識 品質マネジメントに関する知識 ソフトウェア開発に関する知識 それぞれのスキルについて詳しくご紹介していきます。 プログラミングスキル QAエンジニアとしての基本的な役割は、自動テストのスクリプトを効果的に書き、機能や性能を評価することです。そのため、複数のプログラミング言語やフレームワークを習熟していることが求められる場合が多いでしょう。 また、発生したバグの原因を迅速に特定するためには、コードの読解能力やデバッグの技術も欠かせません。高いプログラミングスキルを持っていることによって開発チームとの連携がスムーズになり、より迅速な問題解決が可能となります。 テスト技法に関する知識 テスト技法は、ソフトウェアの品質を確保や向上させるための手法や方法論の集まりです。QAエンジニアは、様々なシチュエーションに応じて最適なテスト技法を選択し、実施する能力が求められます。この知識には、ホワイトボックステスト、ブラックボックステスト、パフォーマンステストなどの基本的なテスト方法から、最新のテスト技術やツールの利用法まで、幅広いものが含まれるでしょう。 品質マネジメントに関する知識 ソフトウェアの品質は、その製品の成功を左右する非常に重要な要素です。QAエンジニアは、品質を測定、分析、改善するためのさまざまな手法やツールを理解し、実際のプロジェクトに応用する能力が求められます。これには、品質の基準の設定、リスクの評価、品質向上のためのアクションプランの策定など、継続的な品質の確保と向上を目指す活動が含まれます。 ソフトウェア開発に関する知識 QAエンジニアは単にテストを行うだけでなく、開発の全プロセスに関与することが多いため、開発のライフサイクル、使用技術、そしてソフトウェアのアーキテクチャなどの基本的な知識が必要です。これにより、テストのタイミングや方法、重点を適切に決定することができます。また、現代の開発手法やツール、例えばCI/CDやDevOpsに関する知識も、効率的なテストの実施や迅速なフィードバックを実現するために重要となります。 QAエンジニアにおすすめの資格 QAエンジニアになるために資格は必須ではありませんが、キャリアアップにおすすめの資格として以下が挙げられるでしょう。 JSTQB認定テスト技術者資格 ソフトウェア品質技術者資格認定 QC検定 T検証技術者認定試験(IVEC) QAエンジニアとしてのキャリアアップを検討している方や、知識を体系的に身につけていきたい方は以下の解説をご覧ください。 JSTQB認定テスト技術者資格 JSTQB認定テスト技術者資格は、ソフトウェアテスト分野における知識とスキルを証明するための資格で、QAエンジニアやテストエンジニアにとって非常に有益です。この資格は、日本におけるISTQB®(International Software Testing Qualifications Board)の認定資格であり、国際的に通用する信頼性の高い資格です。 JSTQB資格には、Foundation LevelとAdvanced Levelの2つのレベルがあります。 Foundation Levelではソフトウェアテストの基本概念や技法を学ぶことができ、初心者から経験者まで幅広いエンジニアが基礎を固めるのに役立ちます。Advanced Levelは、テストマネジメントやテスト分析の高度なスキルを身につけたい人に適しており、リーダーシップやプロジェクトの品質向上に貢献するための知識を身につけることができます。この資格を取得することで、テストプロセス全体を理解して効果的なテスト計画やケース設計を行う力を証明できるでしょう。 ソフトウェア品質技術者資格認定 ソフトウェア品質技術者資格認定は、ソフトウェア開発における品質管理や品質保証に関する専門知識を証明するための資格です。この資格は、QAエンジニアや品質管理の専門家が品質確保に必要な理論や実践的なスキルを身につけていることを示します。 この資格ではソフトウェア開発のライフサイクルにおける品質の重要性や、品質保証プロセスの設計・実施に関する知識が求められます。具体的にはリスク管理やテスト戦略の策定、品質改善手法など、実務において即戦力となるスキルがカバーされています。受験者は、実際のプロジェクトで役立つ知識や技法を学ぶことで、より高い品質を持つ製品を提供する能力を養います。ソフトウェアの品質を追求する上で、非常に価値のある資格と言えるでしょう。 QC検定 QC検定(Quality Control検定)は、品質管理や品質改善に関する知識やスキルを評価するための資格試験です。この資格は品質管理の手法や理論を体系的に学ぶことで、製品やサービスの品質を向上させるための力を身につけることを目的としています。特に製造業やサービス業において、品質管理の重要性が高まる中で、QC検定は多くの企業において評価されています。 QC検定には4級・3級・2級・準1級・1級の5段階のレベルが設けられており、それぞれのレベルで異なる専門知識が求められます。自身の知識レベルに合わせて学習を進められるというのが魅力とも言えるでしょう。 IT検証技術者認定試験(IVEC) IT検証技術者認定試験(IVEC)は、ソフトウェア検証および品質保証に関する専門的な知識や技術を評価するための資格試験です。この資格は、ソフトウェア開発における検証活動の重要性が高まる中、特にIT業界において信頼性のある資格として位置づけられています。 IVECでは、ソフトウェア検証の基礎知識、検証プロセスの設計、テスト技術、バグ管理、リスク評価など、実務で必要な幅広い知識が求められます。この試験は、受験者が検証のフレームワークやベストプラクティスを理解し、効果的なテスト計画を立てる能力を持っていることを証明できます。 QAエンジニアのキャリアパス QAエンジニアのキャリアパスは多岐にわたりますが、本記事では以下3つのキャリアパスについて詳しく解説していきます。 QAコンサルタント テストアナリスト フリーランスとして独立 QAコンサルタント QAコンサルタントは企業や組織における品質保証プロセスを改善し、最適化するための専門家です。QAエンジニアとしての実務経験を基に、より戦略的な役割を担うことが求められます。 QAコンサルタントとしての主な業務は、顧客のニーズに応じた品質管理のフレームワークやプロセスを設計して導入することです。これにはテスト戦略の策定、品質改善プランの提案、さらにはテスト自動化の導入支援などが含まれます。クライアントのシステムや開発環境を分析して最適な品質保証の手法を提案することで、組織のソフトウェア品質向上に貢献します。 技術的なスキルに加えて、優れたコミュニケーション能力やプロジェクトマネジメントスキルが不可欠です。クライアントと信頼関係を築いて要件を正確に理解するために、高い対話スキルが求められます。また、異なる業界やプロジェクトに携わるため、柔軟な思考と適応力も重要となるでしょう。QAコンサルタントとしてのキャリアを進めることで、より広範な業界知識を得ることができ、さまざまなプロジェクトに関与する機会が増えます。特定の業界や技術に特化することで専門性を高め、さらなるキャリアの可能性を広げることもできます。 テストアナリスト テストアナリストは、ソフトウェア開発プロジェクトにおいて、テストプロセスの設計や分析を専門とする役割です。このキャリアパスは、QAエンジニアとしての実務経験を活かし、テストの戦略的な部分に焦点を当てることが求められます。 テストアナリストの主な業務には、テストケースの設計、テスト計画の作成、テスト結果の分析が含まれます。具体的には、ビジネス要件や技術仕様を理解し、それに基づいて効率的なテストケースを作成します。また、テスト実施後には、得られたデータを分析し、問題点や改善点を特定することが重要です。これにより、開発チームにフィードバックを提供し、製品の品質向上に寄与します。 テストアナリストには詳細な分析能力や論理的思考力が求められます。また、テスト自動化ツールやテスト管理ツールの使用経験があることも望ましいです。特にデータ分析やリスク管理に関する知識を持っていることで、より高度なテスト戦略を策定することが可能になります。 テストアナリストとしての経験を通じて、品質保証の全体像を理解し、プロジェクトの成功に貢献するためのスキルを磨くことができます。また、将来的にはテストリーダーやQAマネージャーなどの管理職への道も開かれており、キャリアの幅を広げることができる魅力的なキャリアパスです。 フリーランスとして独立 フリーランスのQAエンジニアとして独立することも、キャリアの選択肢として考えられるでしょう。自身の専門性を活かして多様なプロジェクトに参加することで、経験を積みながら柔軟な働き方を追求できるのが魅力です。プロジェクトごとに異なる業界や技術に触れることができるため、専門性の幅を広げたり、新たなスキルを習得したりするチャンスが豊富にあります。 独立するためにはまず一定の実務経験を積み、信頼できるネットワークを築くことが重要です。クライアントとの信頼関係を築くためには、効果的なコミュニケーションスキルと問題解決能力が不可欠です。また、プロジェクト管理能力や自己管理能力も求められ、納期を守りつつ高品質な成果を提供することが求められます。 フリーランスとして働くことの利点は、柔軟な働き方ができる点です。自分のライフスタイルに合わせたスケジュールを組むことができ、勤務地も自由に選べるため、ワークライフバランスを重視する方にとって理想的です。しかし、収入が不安定になる可能性もあるため、経済的な安定を確保するための戦略も必要です。実際のQAエンジニア案件を確認して、スキルや単価感をチェックしてみるのもいいでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる QAエンジニアの年収と将来性 QAエンジニアは、ソフトやアプリの開発に直接携わっているわけではなく、完成後の品質チェックを専門とするポジションです。プロの観点からソフトやアプリを吟味する必要はあるものの、実際の開発業務を行うわけではないことから、一般的なエンジニアと比較すると年収は若干低めの水準といえるでしょう。 テクフリで掲載中のQAエンジニア案件の平均単価は約71.6万円となっており、年収換算すると約860万円となります。(2024年10月時点) QAエンジニアとしての経験を積み、上位職種である「QAコンサルタント」「QAマネージャー」などにキャリアアップできると、これ以上の年収を手にできます。業界でも希少なスキルを持つ人材となることができれば、年収1,000万円を目指すことも難しくなくなるでしょう。 まとめ QAエンジニアはソフトウェアの品質を担保し、エンドユーザーに良質な製品を届けるためのキーパーソンとして活躍しています。業務内容は単にバグの検出に留まらず、要件の確認、テスト設計、結果の分析と報告など、開発プロセスの多くの段階での対応が求められるため、広範な知識とスキルが必要とされていることが分かって頂けたのではないでしょうか。 デジタル技術の進化に伴い、ソフトウェアの役割は日々増大しており、その複雑性や多様性も増しています。このような状況で、製品の品質を維持、あるいは向上させるためには、QAエンジニアの役割がますます重要になってきています。特に、信頼を勝ち取るためにも、新しい技術領域や市場への進出を考える企業において、QAエンジニアの専門的知見は 必要不可欠と言えるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

AWS (Amazon Web Services)
AWSエンジニアになるには?仕事内容や年収・将来性について解説
AWSエンジニアとは、クラウドサービスであるAmazon Web Services(AWS)を活用して、企業や組織の IT インフラストラクチャを設計、構築、運用、およびサポートするエンジニアです。この記事ではAWSエンジニアの業務内容や必要なスキル、将来性、年収、そして案件情報について紹介します。 AWSエンジニアになるために必要なスキルや知識が何か気になる AWSエンジニアとしての将来性や市場動向が気になる 未経験からでもAWSエンジニアに転職することは可能なのか不安 という人は、ぜひ参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる AWSエンジニアとは AWSエンジニアとは、Amazon Web Service(AWS)のクラウドコンピューティングサービスを利用し、システムの設計、構築、運用を行うエンジニアです。 AWSは、世界で最も利用されているクラウドコンピューティングサービスであり、その市場シェアは約30%に達しています。 参考:https://www.publickey1.jp/blog/23/awsazure920231synergy_researchcanalys.html AWSエンジニアはAWS プラットフォームのさまざまなサービスを理解して、それらを組み合わせて企業や組織の特定のニーズを満たすソリューションを作成する必要があります。AWSエンジニアは、クラウド コンピューティングの最新のトレンドと技術を常に把握し、それらを活用して企業や組織の IT インフラストラクチャを最適化するスキルが求められる職種です。 クラウドコンピューティングが主流になっていく中で、AWSエンジニアの需要は今後も高まり続けるでしょう。 AWSエンジニアの仕事内容 AWSエンジニアは、AWSを活用してWebサービスやシステムの設計・構築・運用を行う職種だと紹介しました。ここではAWSエンジニアの具体的な仕事内容として、以下の3つを紹介します。 AWS環境の設計 AWS環境の構築 AWS環境の運用 AWS環境の設計 AWS環境の設計とは企業のニーズに合ったAWSサービスの組み合わせを検討して、システムの構成図を作成することです。AWSでは、以下のようなさまざまなサービスが提供されています。 仮想マシン データベース ストレージ ネットワーク AWSエンジニアはこれらのサービスを組み合わせて、企業のニーズに合ったシステムを設計します。 要件にあったインフラ設計をするだけではなくセキュリティや運用面も考慮した環境の設定が求められるため、AWSサービスの特徴や仕様をしっかり理解している必要があります。 AWS環境の構築 AWS環境の構築とは、AWS環境を実際に構築してシステムを稼働させることです。 AWS環境の構築には、以下のようなさまざまな作業が必要です。 仮想マシンの作成 データベースの構築 ストレージの設定 ネットワークの構成 AWSエンジニアは、これらの作業を適切に行う必要があります。設計したとおりにAWS環境を構築するためには、各サービスのどの設定をどう変更すればよいのかを理解しておきましょう。 AWS環境の運用 AWS環境の運用とは、AWS環境を継続的に監視し、問題が発生した場合に迅速に対応することです。 AWS環境の運用には、以下のようなさまざまな作業が必要です。 セキュリティ対策 パフォーマンスの監視 障害対応 AWSエンジニアは、これらの作業を適切に行う必要があります。AWSには運用監視のためのサービスがいくつも用意されているため、適切な監視サービスを組み合わせてシステムを安定稼働させることが業務内容になります。 AWSエンジニアにおすすめの資格 AWSエンジニアになるには、AWS 認定資格を取得することがおすすめです。 AWS認定資格は、AWSエンジニアのスキルと知識を認定する資格です。 AWS認定資格には、初心者向けから上級者向けまで、さまざまなレベルの資格が用意されています。 AWS エンジニアにおすすめの資格は、以下のとおりです。 AWS認定クラウドプラクティショナー AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト AWS認定資格を取得することで、AWS エンジニアとしてのスキルと知識の証明になります。 また、AWS認定資格を取得することで転職や昇進の際に有利になる可能性があります。 AWSエンジニアになりたい人は、AWS認定資格の取得を検討してみましょう。 AWS認定(クラウドプラクティショナー) AWS認定クラウドプラクティショナーは、AWS認定資格の中で最も難易度が低い資格試験です。 AWS未経験からでも取得可能な資格のため、これからAWSエンジニアとしてのキャリアパスを築いていきたい人におすすめの試験です。 クラウドプラクティショナーでは、AWSの基本的なサービスやアーキテクチャ、セキュリティなどが問われます。 AWSの基本的なサービスの例は以下のとおりです。 VPC:仮想ネットワーク環境を作成し、AWSリソースをセキュアに接続するためのサービス EC2:クラウド上で仮想サーバーを作成し、実行するためのサービス S3:スケーラブルなオブジェクトストレージサービスで、データの保存と取得を提供します クラウドプラクティショナーの勉強を通じてAWSの全体像を把握し、クラウドの基礎知識を身につけましょう。 AWS認定(ソリューションアーキテクトアソシエイト) AWSエンジニアにおすすめの資格としては「ソリューションアーキテクトアソシエイト」があります。 AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトは、クラウドプラクティショナーより難易度が高い試験です。クラウドプラクティショナーに合格したあとや、AWSの経験をある程度積んでいる人におすすめの資格試験です。 ソリューションアーキテクトアソシエイトでは、AWS環境の設計やアーキテクチャに関するスキルが問われます。試験対策として、AWSを使用したシステムの設計パターンやベストプラクティス、セキュリティの実装などについての知識を身に着けておくとよいでしょう。 ソリューションアーキテクトアソシエイトを取得することで、より高度なAWS環境の設計を担当できるスキルが身に付きます。AWSエンジニアとして活躍するための実践的なスキルが身につけたい人におすすめの資格試験です。 AWSエンジニアの年収 AWSエンジニアの年収は経験やスキルレベル、地域などによって異なりますが、一般的には高い水準に位置していると言われています。 初級のAWSエンジニアの年収は、400万円以上からスタートすることが多いです。 経験を積み重ね、スキルを磨くことで、年収は600万円以上になることもあります。 また、企業のニーズに合わせてAWS環境を設計から運用できる高度なスキルを持っている場合には、さらに高い年収を得ることも可能です。 AWSエンジニアの年収は高い?他エンジニアとの違いを徹底比較 | 侍エンジニアブログ クラウドサービスの活用は今後も広がっていくことが予測され、AWSは多くのシステムに使われているクラウドサービスの一つです。 AWSエンジニアの需要が高まるにつれて、AWSエンジニアの年収もあがっていくことが予測されます。AWSに関するスキルや経験を身に着けて、高収入を目指しましょう。 未経験からAWSエンジニアになるには 未経験からAWSエンジニアになるには、以下の流れがおすすめです。 AWSの基本的な知識とスキルを学ぶ AWS関連の資格を取得する 転職エージェントを利用する まずは、AWSの公式ドキュメントやオンラインの学習リソースを活用して、AWSの基本的な概念やサービスについて学びましょう。 また、先ほど紹介したAWS関連の資格を取得することで、AWSエンジニアとしてのスキルを証明できます。AWSに関する知識を習得してそれを証明する資格を取得したあとは、転職エージェントなどを活用してAWSエンジニアの求人を紹介してもらいましょう。 ここでは、AWSエンジニアへの転職という観点で以下の2パターンについて紹介します。 インフラエンジニアから転職する プログラマーから転職する インフラエンジニアから転職する 未経験からAWSエンジニアを目指す場合、まずはクラウドやインフラに関連する技術や知識を学ぶことが重要です。 インフラエンジニアとしての経験がある場合は、既にネットワークやサーバの基礎知識があるため、AWSの学習をスタートしやすいでしょう。 AWSの公式ドキュメントやトレーニングコース、オンラインの学習リソースを活用して、AWSのサービスやアーキテクチャについて学びましょう。 転職エージェントを利用する場合は、インフラエンジニアとして身につけたインフラの知識をアピールしつつ、AWSのスキルも身につけている点をアピールするのがおすすめです。 プログラマーから転職する プログラマーの場合は、プログラミングの経験を活かしてAWSエンジニアを目指す方法があります。 プログラミングの基礎知識がある場合は、AWSの開発サービスやインフラストラクチャコードの学習に集中することが重要です。 AWSのLambdaやAPI Gatewayなどのサーバーレスアーキテクチャや、TerraformやCloudFormationなどのインフラストラクチャコードツールを学ぶことで、AWSエンジニアとしてのスキルセットを構築できます。 AWSというとインフラ構築のための設定をするというイメージがありますが、実はコードを書いてインフラ構築を自動化する業務も多いです。 また、近年ではREST APIのようなAPI呼び出しを使用するサーバーレスアーキテクチャもよく使われます。 プログラミングができるという強みを活かして、AWS環境のコード化やサーバーレスサービスを構築できるエンジニアを目指しましょう。 AWSエンジニアの将来性 AWSエンジニアは、将来的に需要や成長が期待できる業種です。 AWSエンジニアの需要は安定しており、将来的にも高まると予想されるでしょう。 クラウドコンピューティングの需要は増え続けているため、多くの企業がAWSを利用しています。また、AWSは常に新しいサービスや機能を提供しており、クラウドテクノロジーの進歩にも積極的に取り組んでいます。 そのため、AWSエンジニアは常に最新の技術やトレンドを習得していく必要がある点に注意が必要です。 継続的な学習と成長が求められる反面、自身のスキルを進化させることで需要に対応できるエンジニアとしての価値を高められるでしょう。 また、AWSはグローバルなクラウドプラットフォームであり、国内外の様々な企業や組織が利用しています。 このため、AWSエンジニアは国内外での就業や異なる業界での活躍のチャンスも広がっています。 さらに、AWSは幅広い業務領域にわたって活用されているため、クラウドインフラストラクチャの設計・構築・運用を担当するだけでなく、セキュリティ、データ分析、マシンラーニングなどの領域でも活躍できることもあるでしょう。 ここまで紹介してきたように、AWSエンジニアの将来性は非常に明るいと言えます。 AWSエンジニアとしてのスキルを磨き、継続的な学習と成長に取り組むことで、将来的にも安定したキャリアを築いていきましょう。 まとめ 今回はAWSエンジニアについて紹介しました。AWSエンジニアとは、クラウドサービスであるAmazon Web Services(AWS)を活用して、企業や組織の IT インフラストラクチャを設計、構築、運用、およびサポートするエンジニアです。AWSエンジニアのおもな業務は以下のとおりです。 企業のニーズに合ったAWSサービスの組み合わせを検討し、システムの構成図を設計する AWS環境を実際に構築し、システムを稼働させる AWS環境を継続的に監視し、問題が発生した場合に迅速に対応する AWSが提供するさまざまなサービスを適切に組み合わせて、クライアントの要望を満たす最適なシステムを構築するスキルが求められます。AWSエンジニアはAWS未経験からでも目指せます。未経験からAWSエンジニアを目指す場合は、以下の流れがおすすめです。 AWSの基本的な知識とスキルを学ぶ AWS関連の資格を取得する 転職エージェントを利用する クラウドコンピューティングの需要の拡大やAWSの技術の進化により、AWSエンジニアの将来性は非常に高いと言えます。AWSエンジニアはさまざまな業務領域で活躍できるだけでなく、国内外での就業やキャリアの成長も見込める業種です。今回紹介した資格や転職エージェントを活用した転職方法を参考に、自分のスキルや経験に合わせてキャリアアップを目指していきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる