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フリーランスが増えすぎという噂は本当?今から始めるとどうなる?現状と今後の展望について解説!

近年、 「フリーランスが増えすぎている」 という噂を耳にすることが多くなってきました。 先進諸国と比較して、日本の働き方は後れをとっている、なんてことも言われているのに、フリーランスが増えすぎというのは一体どういうことでしょうか? この記事では、フリーランスが増えすぎているのかどうか、何故そう言われているのか?などについて詳しく解説していきます! 最後まで読んでいただくと、フリーランスを目指す方の不安も解消できるでしょう! テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスとは そもそもフリーランスとはなんでしょうか? 「フリー」と謳っているし、自由にお金を稼げて、縛りがないんじゃない?と考える人も多いでしょう。 その考え方は一概に間違いとは言えませんが、その通りではありません。 フリーランスは、雇用されておらず、自分の裁量で働くことを指します。 会社に雇用されていないので、働く場所や時間を好きに選ぶことができ、個人で仕事をすることでその報酬を得ています。 フリーランスの仕事一覧についてまとめた記事はこちら! >フリーランスの仕事・職種は何がある?おすすめ16種類一覧 | テクフリ フリーランスは増えすぎている? フリーランスは、従来の会社に勤めて決められた場所・時間で働くかたちに変わって、大きな注目を浴びています。 内閣官房日本経済再生総合事務局が2020年5月に公表した「フリーランス実態調査結果」によると、2020年2〜3月時点でフリーランスの試算人数は462万人です。 内閣府が2019年7月に公表した「政策課題分析シリーズ17 日本のフリーランスについてーその規模や特徴、競業避止義務の状況や影響の分析ー」では、2019年1〜3月時点で341万人と試算されています。 フリーランスは定義が曖昧で、調査元によってどこからどこまでがフリーランスなのか?が変わってくるので正確ではないものの、官公庁の出している上記2つのデータで比較すると1年間で増加傾向が見られたと予想されます。 参照:フリーランス実態調査結果 内閣官房日本経済再生総合事務局 政策課題分析シリ-ズ 17 日本のフリーランスについて 内閣府政策統括官 フリーランスが増えた5つの理由 では、なぜフリーランスが増えたのでしょうか? 理由として、次の5つが挙げられます。 働き方の変化 IT人材需要の変化 フリーランスを取り巻く環境の変化 DXの影響 社会環境の変化 詳しく見ていきましょう。 働き方の変化 厚生労働省が2018年に公表した「働き方改革」は、少子高齢化による生産年齢人口の減少や、働く人のニーズの多様化などの課題を受け、多様で柔軟な働き方を選べるようにすることを目的としています。 「労働時間の見直し」と「正規・非正規雇用に関わらない公正な待遇の確保」の2点に焦点が置かれています。 これによって、すべての企業とまではいかずとも、フリーランスでも好待遇な企業が増えて、副業やフレックスで働くことができるようになりました。 IT人材需要の変化 2019年に経済産業省委託でみずほ情報総研株式会社が実施した「ーIT人材需給に関する調査ー」の報告書によると、2018年時点でIT人材の需要が供給を22万人上回っており、2030年には79万人不足する可能性があると予想されています。低位シナリオで進んだ場合でも16万人が不足すると見られています。 このことより、企業はIT人材不足を解消するために、即戦力のITフリーランスを求めているため、待遇も改善されてフリーランスを目指す方が増えていると考えられるでしょう。 参照:- IT 人材需給に関する調査 - 調査報告書 経済産業省 フリーランスを取り巻く環境の変化 フリーランスを採用する企業の増加に伴い、マッチングを推進するエージェント会社が増加して、仕事を探しやすくなったのもひとつの理由でしょう。 さらに、コワーキングスペースのような、フリーランス向けの施設が各地にできていることも影響していると考えられます。 DXの影響 DXとは、Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)のことです。 本来のDXは、情報技術の浸透によって人々の生活をよりよいものへと変革することを意味します。 ビジネスの場では、AI・IoTなどの技術によって、業務効率化や新しいビジネスモデルを生み出すことにあたります。 DX化によって業務効率化が図られ、リモートワークの導入が進んでいる企業も少なくありません。その結果として、空いた時間を副業に使う人が増えたと考えられます。 社会環境の変化 流行病によって企業は人件費削減を強いられ、多くの人にキャリア上の転機が訪れたことや、リモートワークが導入されたことで、フリーランスになりたいと考える人が増えたのもひとつの理由です。 自分からリスクのあるフリーランスになるのをためらっていたが、社会環境の変化によって強制的に状況が変わったことで、新しい生活を求め始めた人もいるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスはやめとけと言われる理由 一方で、「フリーランスはやめとけ」という声もあります。 理由として、次の4つが挙げられます。 営業活動が大変 社会的信用が低い 景気に左右される スキルアップが大変 詳しく見ていきましょう。 営業活動が大変 フリーランスが仕事を獲得するには、自分の足で探しに行く必要があります。そのため、自分をいかに売り込めるかが重要です。もちろん営業が得意な人にとってはマイナスポイントではないのですが、苦手な人にとっては大変と感じるでしょう。 しかし、最近はフリーランスエージェントも多く存在するため、苦手な人は活用してみるのもいいかもしれません。 社会的信用が低い フリーランスは常に仕事がある保証がありません。つまり、収入が安定することを証明できないので、社会的信用が低くなってしまいます。 社会的信用が低いと、クレジットカードの契約やローンの組み立てができない恐れがあります。 景気に左右される 景気悪化や会社の業績不振の影響を真っ先に受けることになるのもフリーランスです。 予算や人件費の削減が必要になった時に、業務委託のフリーランスは最初に契約が切られたり、更新をしてもらえなくなることが考えられます。 また、社会全体の景気が悪いと、仕事がなくなったあとに新しい仕事を見つけるのも難しいでしょう。 スキルアップが大変 働き方というフリーランスの魅力部分にだけ注目して働き始めた人にとっては、スキルアップすることは難しいでしょう。 フリーランスは即戦力として期待されているため、難しい課題でも投げられることがあるでしょう。そんな時に、周りを頼って教えてもらう、ということはあまり期待できません。 自分で常にスキルアップを目指して学習できる!という人は問題ないでしょう。 フリーランスで成功するためのポイント フリーランスとして成功するために、おさえておきたいポイントは次の通りです。 営業力 経験値 自己管理力 詳しく見ていきましょう。 営業力 フリーランスは、まず仕事を見つけないことには始まりません。 そのため、自分をよく見せる方法や売り込む方法の選択肢を増やすことは大事です。 例えば、一見受動的に見えるSNSでの知名度アップやブログでの仕事獲得も営業力につながります。 経験値 とにかく仕事をして、経験値を積むことも大事です。 これまで述べてきたように、フリーランスは即戦力が求められます。 経験値が多い人であればあるほど、仕事探しが楽になるだけでなく、好待遇が見込めます。 自己管理力 組織に属するのと大きく違う点として、税金周りなどの事務作業も自分でやらなければならないということが挙げられます。 働く時間や場所が好きに決められる以上、自分のモチベーションやスケジュール管理がしっかりできないと仕事効率が下がります。 ただし、逆にいえば、自己管理がうまくできる人はフリーランスに向いていると言えるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスのメリット・デメリット これまでの内容をふまえて、フリーランスのメリット・デメリットをまとめてみます。 メリットは次の通りです。 働く時間・場所を自由に決められる 月収アップが見込める(スキル次第ではいくらでも稼げる) やりたい仕事ができる 一方、デメリットは次の通りです。 自分で仕事を探す必要がある 安定しない 社会的信用が低い フリーランスの案件獲得方法 フリーランスが案件を獲得する方法は4つあります。 SNSやブログで知名度をあげて、仕事を募集する フリーランスエージェントを利用する クラウドソーシングで案件を探す 知人に紹介してもらう 詳しく見ていきましょう。 SNSやブログで知名度をあげて、仕事を募集する 個人で仕事を探す場合は、SNSやブログを活用するのが有効です。 実績や有益な情報を発信して、知名度をあげていくことによって、依頼を受けることができる場合があります。 影響力のあるアカウントやブログをすでに所持している、という人にとってはコストもかからないので試し得でしょう。 フリーランスエージェントを利用する SNS等で仕事を募集しても見つからない…という方は、フリーランスエージェントを利用するのもおすすめです。 エージェントに登録すると、案件の紹介だけでなく、面倒な契約・請求書まわりの事務作業も代行してくれます。 自分から探すことも可能ですが、登録しておくだけで案件の紹介もしてもらえるので、案件が探しやすくなるでしょう。 クラウドソーシングで案件を探す クラウドソーシングは、不特定多数の人に対して案件を提示し、業務を外注できるサービスです。 1回あたりの仕事量が軽いものから、長期のものまでさまざまな案件があります。 特徴として、簡単な作業の案件だと、単価が安めに設定されていることがあげられます。 また、短期間で比較的簡単に仕事を得られるので、契約と契約の間にやる、といったような使い方も可能です。 知人に紹介してもらう フリーランスで仕事を探す際には、人脈はひとつの大きな武器になります。 知人に、人手が足りているか確認して、足りてなければ案件を紹介してもらう、というのも手段です。 また、知人だけでなく、過去の取引先なども活用できると幅が広がるでしょう。 フリーランスになるための手順 フリーランスになるためには、大前提として資金が必要です。 なぜなら、安定して仕事につける保証がないため、仕事がない期間の生活を送るにはある程度の資金が必要となるからです。 また、フリーランスは仕事をもらうことが第一歩なので、ある程度のスキルや経験値が必要となります。 そのため、最初からフリーランスになります!というよりは、会社に所属して経験を積んでからフリーランスを目指す方が安全です。 フリーランスを目指すと決めた後も、どのような仕事を受けてフリーランスになるのか、週何日働く予定なのか、など具体的なプランをたてることが大事です。 これらすべての手順に共通していえることは、 「フリーランスになりたければ、ざっくりと計画をたてる必要がある」 ということでしょう。 フリーランスはリスクがあるといえど、きちんと計画を立てて、段階をふんで進めていけば問題ありません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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フリーランスエージェントの疑問やメリット・デメリットを全てご紹介

「フリーランスエージェント」とは、フリーランスエンジニア・クリエイターを支援するサービスのことです。具体的に、フリーランスである登録者のスキルや働き方などの希望を元に最適な案件を見つけ、登録者への案件紹介、事前フォロー、アフターフォローなど様々な角度からフリーランスの支援を行っています。フリーランスと企業を仲介する立ち位置で、両者のマッチングを行い最適解を導き出すことに徹しています。 登録料は基本的に無料で、これからフリーランスになる方からベテランのフリーランスの方まで、幅広い層の方々が利用しています。しかし、フリーランスになりたての方などフリーランスエージェント初心者の方には、どのサービスを利用すべきか迷ってしまう方も多いと思います。 今回は、フリーランスエージェントを利用するメリット・デメリットやよくある質問など、さまざまな観点からフリーランスエージェントについて解説・紹介していきます!ぜひ参考にしてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエージェントを利用するメリット 営業や交渉、事務的な手続きを代行してもらえる フリーランスエージェントは、事前に伝えた経験やスキルから、自分に合った案件を紹介してくれます。さらに、企業との単価や業務時間などの条件交渉や契約手続き、納品後の請求までも代行してくれます。 フリーランスエージェントを利用することで、営業業務や契約手続きなどの面倒な業務を自ら行う必要がないので、本業に専念することができます。 継続して案件を受注でき、収入が安定しやすい フリーランスエージェントを利用していない場合、案件を獲得するために自分で営業活動を行う必要があります。そのため、継続して働くには、本業と営業活動を同時に行わなければいけません。本業が忙しく営業活動をする時間がないと仕事を受注することができないため、継続的に働くことができず、収入が安定しません。 一方で、フリーランスエージェントを利用すると、参画している案件の終了時期を見越して次の案件を提案してくれます。そのため、案件が終了しても次の案件にすぐ参画できるので、継続して案件を受注でき、収入が安定します。また、次の案件や収入の心配をする必要がないので、安心して本業に専念することができます。 案件の選択肢が増え、仕事の幅が広がる 自分自身で営業業務を行う場合、人脈の幅に限界があるため、獲得できる案件の種類や仕事の幅が限られます。 一方、フリーランスエージェントは多種多様な業界・業種の企業と取引をしているため、自分の経験やスキルにあったさまざまな種類の案件を紹介してくれます。そのため、個人では獲得できない大手企業の案件など、選択肢が増え、仕事の幅が広がります。 フリーランスエージェントが扱っている案件の種類には特徴があるので、より多くの種類の案件に参画したい方は、複数のフリーランスエージェントに登録するといいでしょう。 福利厚生、キャリアサポートなどが受けられる 企業で働く会社員とは違い、個人事業主として働くフリーランスには「住宅手当」や「健康診断」などの福利厚生がありません。また、企業が代行してくれる確定申告などの税処理も自分で行わなければいけません。 フリーランスエージェントによっては、会社員と同じような福利厚生や、確定申告代行・悩み相談などの充実したサポート内容を提供している場合があります。 フリーランスエージェントによって福利厚生やサポートの内容が異なります。自分に合ったサービスを受けるためにも、しっかりと比較し、登録するエージェントを判断しましょう。 関連記事:フリーランスエンジニアの単価相場!エージェント利用で単価を上げる テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエージェントを利用するデメリット マージン(手数料)が発生する フリーランスエージェントを利用することで営業や契約手続きなどの手間がかかる業務を代行してもらえますが、その分「マージン」と呼ばれる仲介手数料がかかります。マージンの割合はエージェントごとによって違います。業界の相場は20〜30%と言われてますが、中には10%のエージェントも存在します。 しかし、マージンがかかるとしても、自分自身で発注者と交渉するより、エージェントに交渉してもらったほうが結果的に単価や得られる金額が高くなる場合もあります。そのため一概に、「マージンがかかる」ことがデメリットとはいえない一面もあります。 エージェントや案件の種類によってマージン率が異なるので、しっかりと比較し、納得してマージンを支払うことができるフリーランスエージェントを選ぶようにしましょう。 関連ページ:中間マージン10%の案件一覧 常駐の場合は自由度が低くなる フリーランスに対して「好きな時に好きな場所で働ける」というイメージがある人も多いと思います。確かに、職種や案件によってはイメージ通りの働き方ができるものもあります。ですが実際は、常駐型と呼ばれる発注元の企業に出社して働く案件が多いのが現状です。常駐型の案件によっては週5日で出社するものも存在し、「好きな場所で働ける」というフリーランスのイメージとは程遠いかもしれません。 しかし一方で、常駐型の場合、週5日勤務の案件が多く存在しているので、「安定して働くことができる」というメリットもあります。働く場所にこだわりがなく、継続的に働き、安定した収入を得たいフリーランスの方には常駐型の案件がおすすめです。 受注できる案件はエージェント次第 フリーランスエージェントによって、取り扱っている案件の種類が異なり、それぞれに特徴があります。具体的に、エンジニアやクリエイターなどの職種ごとに強みを持っているエージェントや、在宅勤務や週2日勤務などの働き方に強みを持っているエージェントなどが存在します。 フリーランスエージェントのメリットの一つに「営業や交渉を代行してくれる」がありますが、裏を返せば条件面を決めることができるのもエージェントということになります。もちろん、希望の条件を伝えることができますが、最終的に条件を決めるのはエージェントです。エージェントの強みや力量に依存する点に注意しましょう。 エージェントによって強みや取り扱っている案件の種類が違うので、あらかじめこだわりたい条件を明確にしておき、自分に合ったエージェントに登録しましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエージェントの比較するポイント・注意点 フリーランスエージェントを、どのようなポイントで比較して選べばいいかわからない方もいらっしゃるかもしれません。そんな方のために、フリーランスエージェントを選ぶ際の比較するポイントや注意点を紹介していきます。 比較のポイント エージェントを比較するポイントとして、以下10点を確認しましょう。 支払いサイト マージン率 案件の種類や数 エージェントの得意分野(職種やスキル、働き方) 対応エリア 案件紹介以外のサポート(福利厚生) 最低稼働日数(週2~などの案件があるのか) 常駐/リモート案件の数 報酬の高さ 実績や利用者数の確認 それぞれのエージェントが扱っている案件の種類や特徴、案件以外のサポートなど、さまざまな要素で異なります。エージェントを比較するポイントとして、上記10点を確認し、自分に合ったエージェントを選ぶようにしましょう。 選ぶ際の注意点 フリーランスエージェントを選ぶ際の注意点として、下記項目を理解しておくといいでしょう。 どのような案件が取れるかはエージェント次第 在宅型ではなく、常駐型の働き方になる場合がある 年齢によって不利になる場合がある エージェントによって利用できるエリアが限定される ネットの評判を鵜呑みにしない 自分自身ではどうしようもないこともありますが、注意点をしっかりと理解してからエージェントを選びましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエージェントの利用の流れ ここからは、フリーランスエージェントに登録してから案件参画後までの流れを説明していきます。 登録 Webサイト上の登録フォームから、氏名や生年月日、経験、スキル、簡単な希望条件などの項目を入力し、フリーランスエージェントに登録します。 カウンセリング フリーランスエージェントに登録が終わると、担当エージェントから連絡が届き、電話や対面、オンラインでの面談が設けられます。面談では、経験やスキル、単価などの希望の条件をヒアリングされます。 案件のご提案 スキルや経験などのヒアリングした条件をもとに、担当エージェントから自分に合った案件を紹介してもらえます。 事前面談 希望の案件が決まったら、担当エージェントが本面談を想定した事前面談を行い、本面談でのポイントや注意点をアドバイスしてくれます。 参画 クライアントと本面談を行い、担当エージェントが参画条件を交渉します。条件がまとまり、契約締結後、案件に参画することになります。 サポート 参画後も、担当エージェントが悩み相談などのさまざまなサポートをしてくれます。 参考:初めての方へ|テクフリ テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエージェントの案件・求人一覧 実際にフリーランスエージェントの案件・求人を見てみましょう。今回は一例として、テクフリの案件から職種別、スキル別、案件特徴別の3つに別れて案件・求人をご紹介します。ご自身の条件に合った案件を見ることでより具体的にフリーランスエージェントの相場や条件がわかるのでチェックしてみましょう。 職種別の案件・求人一覧 ✔︎サーバーサイドエンジニアの案件一覧 ✔︎フロントエンドエンジニアの案件一覧 ✔︎インフラエンジニアの案件一覧 ✔︎アプリケーションエンジニアの案件一覧 ✔︎プロジェクトマネージャー(PM)の案件一覧 スキル別の案件・求人一覧 ✔︎JavaScriptの案件一覧 ✔︎Javaの案件一覧 ✔︎PHPの案件一覧 ✔︎Rubyの案件一覧 ✔︎Pythonの案件一覧 案件特徴別の案件・求人一覧 ✔︎リモート可の案件一覧 ✔︎中間マージン10%の案件一覧 ✔︎フレックス制の案件一覧 【ポテパン/ギークス/Midworks】未経験・初心者向けのおすすめエージェント フリーランスとして経験が豊富なエンジニアだけでなく、独立直後や実務経験が多くない方も多いと思います。そんな方は、未経験や初心者向けのサポートも可能なフリーランスエージェントを利用するといいでしょう。 ここからは、「未経験・初心者向け」という観点からおすすめエージェントを紹介していきます。 ポテパンフリーランス ポテパンフリーランスでは実務経験が1.2年しかない比較的初心者の方でも、紹介してもらえる案件があり、報酬も低くないです。実務未経験向けというより、経験が浅いエンジニア向けです。 エンジニア自体が全くの未経験で、学習から始めたい方は、ポテパンが運用するサービスのポテパンキャンプで学習を始めるといいでしょう。ポテパンキャンプの卒業生は実務未経験でもITエンジニアとしての転職率が高く、採用企業からの評判も良いです。さらに、ポテパンフリーランスは未経験者のサポート実績が豊富なので、「未経験・初心者」の方におすすめです。 運営会社 株式会社ポテパン 特徴 ・フリーランスの独立をサポート・案件参画後も手厚いフォロー ・非公開案件が多数 最高単価 150万円/月 マージン率(手数料) 非公開 公開案件数 489件(2021年8月現在) 福利厚生 なし 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪 ギークスジョブ(geechs job) ギークスジョブ(geechs job)の大きな特徴は、フリーランス1人に対して3人のコンサルタントが就く点です。コンサルタントは「案件紹介」「交渉」「サポート」の分野に分かれています。各場面ごとに専門のコンサルタントがサポートしてくれるので、フリーランス未経験や初心者の方でも安心してフリーランスの働き方に慣れることができます。また、初心者向けのイベントや相談会がある点も、ギークスジョブ(geechs job)が未経験や初心者の方におすすめな理由です。 運営会社 ギークス株式会社 特徴 ・福利厚生サービスを受けられる・こだわり条件で案件を選べる ・高単価案件に参画できる 最高単価 120万円/月 マージン率(手数料) 非公開 公開案件数 1,825件(2021年8月現在) 福利厚生 フリノベ(会計ソフトの割引サービス、ヘルスケア・グルメの優待利用など) 対応地域 東京・神奈川・大阪・愛知・福岡 Midworks(ミッドワークス) Midworks(ミッドワークス)の最大の特徴は、福利厚生や保険、税務面のサポートが充実している点です。具体的に、健康診断優待、生命保険料の半額負担、さらには書籍、交通費など正社員並みの福利厚生を受けることができます。さらに、フリーランス協会に無料で加入できるなど、福利厚生だけでなく、さまざまな種類のサポートが充実しています。 また、Midworks最大のメリットとして、次の仕事が見つかるまでのあいだ月額契約単価の80%を日割りで受け取ることができる給与保障制度があることです。適用条件がいくつかありますが条件はそこまで厳しくありません。 福利厚生が充実している点や、万が一仕事が亡くなった場合にも給与補償を受けられる点から、Midworks(ミッドワークス)がフリーランス未経験や初心者の方におすすめのフリーランスエージェントです。 運営会社 株式会社Branding Engineer 特徴 ・マージン率が公開されている・正社員並みの保証がある ・手厚いフォローが受けられる 最高単価 190万円/月 マージン率(手数料) 20% 公開案件数 2,749件(2021年8月現在) 福利厚生 フリーランス協会のベネフィットプラン、給与保障制度など 対応地域 東京・大阪・埼玉県・神奈川県・千葉県 茨城県・栃木県・群馬県・京都府・兵庫県 滋賀県・奈良県・和歌山県・三重県 【レバテック/フォスターフリーランス】高単価案件が多いフリーランスエージェント 会社員からフリーランスになる大きな理由の一つに、「収入をあげるため」があります。ここからはフリーランスになって収入を上げたい方におすすめの高単価案件が多いフリーランスエージェントを紹介していきます。 レバテックフリーランス レバテックフリーランスの大きな特徴は、取引企業が5,000社以上で、直接案件を受注する直請案件が多い点です。直請案件の場合、仲介業者を挟まないので、余計なマージンがとられることがなく高単価な案件を実現しています。その結果、レバテックフリーランス利用者の平均年収は約860万円となっており、業界トップクラスです。 直請案件が多く、高単価案件が多い点から、レバテックフリーランスは収入を上げたいフリーランスの方におすすめのフリーランスエージェントです。 運営会社 レバテック株式会社 特徴 ・支払いサイトが業界最速・高単価案件が豊富 ・サポートが手厚い 最高単価 155万円/月 マージン率(手数料) 非公開 公開案件数 29,395件(2021年8月現在) サポート・福利厚生 レバテックケア(税務サポート、ヘルスケア、スキルアップ・交流会など) 対応地域 東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・福岡 フォスターフリーランス フォスターフリーランスの大きな特徴は、レバテックフリーランスと同様に、直接案件を受注する直請案件が多い点です。そのため高単価案件が多く掲載されており、中には最高月収230万円の案件も存在しています。さらに、常時5,000件以上の案件を保有しているため、自分にあった案件を紹介してもらえます。 直請案件が多く、高単価案件が多い点から、フォスターフリーランスは収入を上げたいフリーランスの方におすすめのフリーランスエージェントです。 運営会社 株式会社フォスターネット 特徴 ・ITエンジニア専門の老舗エージェントサービス・豊富な高報酬、高単価の案件 ・経験豊富なコーディネーター 最高単価 230万円/月 マージン率(手数料) 非公開 公開案件数 862件(2021年8月現在) 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉 【テクフリ/PE-BANK】低マージン率で手数料が少ないエージェント フリーランスの方の中には、マージンを少しでも抑え、効率的に稼ぎたいと考えている方もいるかもしれません。ここからは、マージン率が低く、高水準でユーザーに還元しているフリーランスエージェントを紹介していきます。 テクフリ テクフリの最大の特徴は、マージン率が業界最低の10%である点です。テクフリの利用者は企業側が支払う報酬金額の90%を受け取ることができます。つまり、マージン率が高い他のエージェントと比べ、テクフリを利用することで、同じ単価の案件でもより効率的に稼ぐことができます。業界のマージン率の相場は20〜30%程度と言われていることからも、テクフリのマージン率の低さが伺えます。 マージン率が低く、高水準でユーザーに還元している点から、テクフリは手数料を少しでも抑え効率的に稼ぎたい方におすすめのフリーランスエージェントです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 運営会社 株式会社アイデンティティー 特徴 ・マージン率が業界最低の10%・福利厚生が充実している ・案件参画後も手厚いフォロー 最高単価 121万円/月 マージン率(手数料) 10% 公開案件数 5,895件(2021年8月現在) 福利厚生 ITフリーランスコンソーシアム(休業補填、健康診断負担、税務相談など) 対応地域 主に東京(一部、神奈川・大阪有) PE-BANK PE-BANKの大きな特徴の一つが、利用回数によってマージン率が変化する点です。1〜12回の利用で12%、13〜24回の利用で10%、25回目以降は8%となっており、利用するにつれてマージン率が低くなっていきます。マージン率の業界平均の20〜30%程度なので、PE-BANKの中でマージン率が一番高い12%でも非常に低いことが伺えます。また、PE-BANKは全国に10ヶ所の拠点があり、地方案件が豊富なことも特徴です。 利用すればするほどマージン率が低くなることから、PE-BANKは継続的にフリーランスエージェントを利用する予定があり、手数料を少しでも抑えたい方におすすめのフリーランスエージェントです。 運営会社 株式会社PE-BANK 特徴 ・報酬の分配率をオープンにしている・サポート体制が充実している ・全国に拠点があり地方の案件も見つかる 最高単価 121万円 マージン率(手数料) 1回~12回:12% 13回~24回:10% 25回~:8% 公開案件数 1,717件(2021年8月現在) 福利厚生 共済会制度、健康サポート、確定申告サポートなど 対応地域 全国 【テクフリ/クラウドテック】在宅・リモートワーク案件が多いフリーランスエージェント フリーランスの大きな魅力として、「働ける場所を選べる」があります。ここからは、好きな場所で働きたい方におすすめの在宅・リモートワーク案件が多いフリーランスエージェントを紹介していきます。 テクフリ テクフリの特徴として、低マージン率である点とリモートワーク案件が多い点があげられます。フリーランスエンジニアとして柔軟な働き方を実現させたいという方にも、幅広く案件をご紹介できます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる クラウドテック クラウドテックの大きな特徴として、在宅リモートワーク案件が多い点が挙げられます。多くのフリーランスエージェントでは、ほとんどの案件が常駐であるのに対し、クラウドテックでは、募集中の求人の70%以上が在宅・リモートワーク案件となってます。また、クラウドテックに登録・面談後、最短3日で案件に参画できることも特徴の一つです。 在宅・リモートワーク案件が多いことから、クラウドテックは好きな場所で働きた方におすすめのフリーランスエージェントです。 運営会社 株式会社クラウドワークス 特徴 ・案件数がとにかく多い・支払いが最短15日後 ・福利厚生サービスが充実 最高単価 150万円/月 マージン率(手数料) 非公開 公開案件数 832件(2021年8月現在) サポート・福利厚生 ベネフィットステーション(健康、育児サポートなど福利厚生サービスなど) 対応地域 全国 【ITプロパートナーズ】副業・週1〜3日案件働きたい方向けフリーランスエージェント フリーランスを検討している方の中には、本業としてではなく、副業として働区ことを考えている方もいると思います。ここからは、そんな方におすすめの、週1〜3日案件が多いフリーランスエージェントを紹介していきます。 ITプロパートナーズ ITプロパートナーズの案件の約60%が週1~3日勤務が可能な案件です。さらに、土日でも対応可能な案件が豊富で在宅案件も多く保有しているので在宅ワークにぴったりな案件が多いです。週1など働きやすい案件も多数揃えられています。 週1〜3日勤務の案件が多く、土日でも対応可能な案件もあることから、ITプロパートナーズは副業や複数の案件を同時に進めたいエンジニアの方におすすめのフリーランスエージェントです。 運営会社 株式会社Hajimari 特徴 ・週2、週3案件が多い・リモート可の案件が多い ・ITプロトータルサポートが利用できる 最高単価 100万円/月 マージン率(手数料) 非公開 公開案件数 4,032件(2021年8月現在) サポート・福利厚生 ITプロトータルサポート(賠償責任保証、所得補償制度など) 対応地域 全国 フリーランスエージェントに関するよくある質問 フリーランスエージェントは複数利用しても大丈夫? 複数利用しても問題はなく、逆に多くのエージェントを利用することは市場の情報収集に繋がるので複数のエージェントを使う価値は十分にあります。エージェントとの会話で常に最新の情報を取り入れることで、条件交渉に強くなれたりエージェントの比較検討ができたりするので常に複数利用することがおすすめです。 フリーランスエージェントを利用すると確定申告はどうなる? 個人事業主にあたるフリーランスは確定申告を行う必要があります。個人で案件をとる場合は本人が手続きを行わなければなりませんが、多くのエージェントは無料で税理士を紹介してくれたりサポートをしてくれたりするので、はじめてのフリーランスでも安心して確定申告をすることができます。 ちゃんと仕事は紹介してもらえる?受注できるか不安 フリーランスエージェントの大きな特徴は、自力で集めた案件よりも幅広い案件が揃っているので、仕事の幅を広げることができる点です。またカウンセリング等で要望を伝えることでキャリアアップにつながる案件を受注できる機会も増えます。 エージェントとの面談ってどんな感じ? エージェントの会社概要、サービス説明などの説明の後、希望案件や条件のヒアリングが行われます。ここで描いているキャリアのビジョンや希望単価を伝えることで、より条件にあった案件を紹介してもらうことができます。 まとめ フリーランスエージェントは多くのメリットがあります。今回紹介したエージェントはどれも登録無料なので、フリーランスを検討している方や新たに案件を探している方はぜひ利用してみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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フリーランスは年金の免除もありえる?

フリーランスになって考えなければならない問題の一つに「年金」があります。多くの場合、これまで会社で加入していた厚生年金から脱退して、国民年金に加入することになると思います。 この国民年金には、所得が低い人向けの免除・猶予制度が用意されています。独立当初で収入が少なく、年金が払えないという場合に役立つ制度ですので、この記事でしっかりと理解して無理なく支払えるようにしましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスの年金 国民年金とは? 日本には全国民が加入しなければならない「国民年金」と、会社員が加入する「厚生年金」、公務員が加入する「共済年金」があります。フリーランスは会社員でも公務員でもない個人事業主に該当しますので、加入できるのは国民年金のみとなります。 厚生年金や共済年金に加入する人に比べて、フリーランスは将来もらえる年金額が減少してしまうという性質を持っています。ただし会社や自治体によって毎月の給料から天引きされていた厚生年金・共済年金の保険料を自分の手元に残しておけるという意味では、実質的な収入は増えると考えることもできます。 年金というと、「将来もらえるかわからない」「高額すぎて支払えない」など、ネガティブなイメージばかりが先行してしまいます。しかし国民年金を支払っておくことにより、1年間に支払った保険料を所得から控除(節税)できたり、自分が働けなくなった時に収入を保障してくれる障害基礎年金、自分が死んでしまった後の家族のために遺族基礎年金が支給されるなど、見逃せない大きなメリットが存在します。 確かに「自分が支払った年金が、将来返ってくるかわからないんだから支払うのは損だ」と考える気持ちはわかりますが、ここはあえて「年金とは税金の一種だ」と考えると気持ちが楽になります。 私たちは消費税や住民税を毎年支払っていますが、「消費税が戻ってこない!」「住民税が返ってこない!」と困ることはありませんよね。なぜなら税金というのは、国民全員が支払って、公共工事や公務員のために支払うものだからです。 国民年金も、国に収める税金の一種であり、70歳くらいになってから戻ってきてくれたらラッキーくらいに考えておくと、悩む時間を減らせるかもしれません。 こんなに怖い! 未納の現実 とはいえ、「やっぱり国民年金は払いたくない!」という場合、支払いの催促を無視してしまおうと考える人もいるかもしれません。国民年金を払わなくても、強制的に支払わされることはない…と聞いたこともあるでしょう。 しかし国民年金は本来、日本国民ならすべての人が納付しなければならないものです。仮に未納状態が続いてしまうと、「強制徴収」という形で資産が差し押さえられる可能性があるので注意が必要です。 強制徴収とは、個人の財産が調査され、銀行口座や不動産など、所有している財産の差し押さえを行う措置です。年金事務所から届く納付状や督促状を無視し続けると、最悪の場合、銀行からお金が引き出せないこともありうるのです。 国民年金の未納の状態が続くと、将来もらえる年金の額が減ったり、もしくはゼロになってしまうこともあります。将来年金を受給するためには「受給資格期間」が10年間以上である必要があります。 仮に国民年金を9年間納付していたが、それ以降ずっと未納の状態が続いていたとしたら、年金の受給資格を満たさないことになるのでもらえる年金がゼロになるのです。せっかく支払った9年間の保険料が無駄になってしまうため、絶対に避けなければなりません。 ほかにも、自分がけがをして働けなくなった時に障害基礎年金を受けることができなかったり、自分が死亡した時に残された家族へ遺族基礎年金が支給されなかったりと、大きなリスクが伴います。 安易に未納するという選択を考えるのではなく、まずは国が用意している年金の免除・猶予制度を使うことが賢明なのです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 免除・猶予の対象は? どんな制度? では、国民年金の免除・猶予制度とはどんなものなのでしょうか? 国民年金の免除・猶予制度は、保険料を支払う意思があるものの、収入が少なく納付したくてもできない状態に陥った人のために用意されているものです。年金事務所による審査を受けて認可が下りれば、全額免除から納付猶予まで、支払いの先送りを選択することができます。 全額免除 4分の3免除 半額免除 4分の1免除 納付猶予 免除・猶予制度にはこの5つの段階があり、収入が少なく経済的に困窮していればいるほど、上位の免除・猶予制度を利用することができるようになります。それぞれの免除・猶予には一定の収入水準が定められているため、自分の前年の収入がどれくらいだったのかを調べておくとよいでしょう。 なお、免除・猶予制度を利用することで、将来年金を受け取れる受給資格を満たすことが可能になります。免除制度を利用して半額しか年金を支払わなかったとしても、支払った分の保険料は老後に年金として支給されるということですね。 ただし全額納付した場合に比べて、年金の支給額は減少することに注意してください。半額免除になったからといって、全額納付している人と同じ水準の年金を受け取れるわけではないのです。 納付猶予の許可が下りた場合には、支払っていない分の保険料は年金支給額に反映されません。しかし受給資格期間にはカウントされるため、未納するよりも圧倒的に納付猶予を申請したほうがメリットが大きくなります。 なお、免除された年金額は、後から収入に余裕ができた時に「追納」することができます。免除・猶予を受けてから10年以内の保険料に限られるほか、一定の加算金がかかるデメリットはありますが、過去の分をさかのぼって保険料を納付することが可能になります。 これにより将来受け取る年金額を増やすことができますので、経済的な余裕が生まれたらなるべく早めに納付しておくようにしましょう。 免除・猶予の手続きの仕方 それでは、具体的にどのような手続きを行えば国民年金の免除・猶予制度を利用できるのかについても見ていきましょう。 まずフリーランスが国民年金の免除・猶予制度を利用したいとなった場合、足を運ぶべきなのは住んでいる市区町村の役所です。市役所や区役所の中の国民年金担当窓口に相談することで、免除・猶予制度に関する案内を受けることができます。 もし手元に国民年金保険料の納付書があるのであれば、その封筒の中に「国民年金保険料免除・納付猶予申請書」という書類が入っているはずです。これを記入して持参することで、スムーズに免除・猶予制度に申し込むことが可能です。 この書類を市役所や区役所の窓口に持っていくと、「国民年金受付票」を渡してもらえます。これが免除・猶予制度を申請したことの証明になります。あとは2〜3か月ほどで審査結果が自宅に送られてきますので、それを待てばOK。 なお、国民年金の免除・猶予制度は、1年ごとに申請が必要な仕組みです。なので翌年も免除・猶予制度を利用したいと考えるのであれば、また同じように申請する必要があるのでご注意ください。 まとめ:手続きを取って老後に備える 独立したばかりのフリーランスにとって、国民年金保険料は大きな負担に感じられることでしょう。お金がないために仕方なく未納という選択肢を取っている人もいるかもしれませんが、未納状態は確実に損をしてしまう方法です。 国民年金には免除・猶予制度がしっかりと用意されていますので、めんどうだからといって督促状を無視するのではなく、しかるべき手続きを取って老後に備えましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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フリーランスの仕事・職種は何がある?おすすめ16種類一覧

近年、働き方改革によって、ひとえに仕事をすると言っても、「どこで」「どのように」「何時間」働くか、などいろいろな選択を取れるようになりました。 その中でも、働き方の一つとして「フリーランス」が注目されています。 読者の方は、 「誰かの指示を受けて仕事をするのが嫌だから、フリーランスになってみたい」 「キャリアの中でスキルアップをしていくために、フリーランスを経験したい」 「自由な働き方に憧れているので、フリーランスに興味がある」 などさまざまな理由で、この記事に辿り着いたのではないでしょうか。 そこで、今回は「フリーランスとは何か?」「フリーランスになったらどんなことができるのか」「フリーランスにはどんな仕事があるのか」など、徹底解説していきます! すでにフリーランスについては知っていて、案件を探している、一度無料で相談だけでもしてみたい、という方はこちら! テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスとは? そもそもフリーランスとはなんでしょうか? 「フリー」と謳っているし、自由にお金を稼げて、縛りがないんじゃない?と考える人も多いでしょう。 その考え方は一概に間違いとは言えませんが、その通りではありません。 フリーランスは、雇用されておらず、自分の裁量で働く人のことを指します。 会社に雇用されていないので、働く場所や時間を好きに選ぶことができ、個人で仕事をすることでその報酬を得ています。 これだけ聞くと、 フリーランス最高じゃん!今すぐフリーランスになるしかない! と行動に移したくなる方もいるでしょう。 実際、「自由に働ける」というのはフリーランスの最大の特徴です。 しかし、何事も自由には責任・リスクがつきまといます。フリーランスもそのひとつです。 個人で仕事をする必要があるため、自分の足で仕事を見つけないと収入を得ることができません。 スキルが十分身についている人であれば、仕事が簡単に見つかるかもしれないですが、たいした準備もせずに、「自由」な働き方の部分だけに釣られてしまうと、思った以上に仕事に在り付けない……なんてことも起こり得ます。 企業も即戦力を求めてフリーランスを雇っているため、標準的なスキルだと正社員・パートを雇った方がよいと判断されてしまうこともあるでしょう。 また、スキルがあっても成長することを怠ると、正社員と違って収入が増えないので、フリーランスの旨味が思ったよりも得られない、ということもあり得ます。 仕事だけでなく、福利厚生やお金周りの事情も大きく変わります。 フリーランスは会社の恩恵を得られないため、会社が普段払ってくれている税金は、自分で支払う必要があり、福利厚生を利用することもできません。 このように、フリーランスには大きなメリットもありますが、気をつけなくてはならない点も多いです。 個人事業主との違い フリーランスに似た形態のひとつに「個人事業主」があります。 個人事業主は、「個人=会社に属さない・法人ではない」「事業=対価を得て行われる取引を、繰り返し継続して行う」人のことを指します。 フリーランスとの違いとして、「継続的に事業を行っている」点がありますが、フリーランスでも継続的に仕事をしている人はいるので、明確な区別はされていないと言えるでしょう。 ただし、個人事業主は税務上の所得区分のことであり、個人事業主になる際には税務署へ開業届を出す必要があります。 所得税法第229条には、「新たに事業所得、不動産所得又は山林所得を生ずべき事業の開始等をした方」は「事業の開始等の事実があった日から1ヶ月以内」に開業届を提出しなければならないと明記されています。 フリーランスはあくまで働き方であり、税務上の区分などはないので、「実態は似ているが区別されているもの」といったような認識を持っておくといいでしょう。 開業届の書き方についてまとめた記事はこちらから! >フリーランスエンジニアの開業届の書き方やタイミングを解説 | テクフリ 会社員との違い すでに結構述べましたが、会社員との違いを改めて確認してみましょう。 ポジティブ面 ・働く時間や場所を自由に選べる ・縛りがない ・自分の希望する仕事ができる ネガティブ面 ・福利厚生を利用できない ・スキルがないと仕事を見つけるのが大変 ・自分で仕事を探さないといけない ・スキルアップをしていかないと収入は増えない テクフリでは、会社員から勇気を振り絞ってフリーランスの道を選んだ方に、インタビューを実施しているので、生の声を聞いてみたい!という方はぜひこちらもご覧になってください! >スキルアップのためにフリーランスへ転向。コツコツ経験値を積み重ねて成長中の36歳K.Tさん | テクフリ テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスの仕事 フリーランスが浸透してきたため、色々な職種、業界でフリーランスとして仕事を得ることができるようになりました。 専門的なスキルが必要な職から、初心者・未経験でもすぐに仕事を見つけられるようなものまで、いろいろなものがあります。 今回はITエンジニア系・クリエイター系・接客系に分けて、おすすめをいくつかご紹介します。 ITエンジニア系 ITエンジニア系の仕事は、パソコンや環境が整備されていれば仕事ができることが多いので、在宅で働きたい方にはおすすめです。 ITエンジニアはどうしてもスキルが必要とされるので、未経験の状態でフリーランスとして仕事を探すのは難しいです。 しかし、IT人材の不足は多くの企業で課題となっており、フリーランスで補う企業も増えてきているため、案件自体はたくさんあります。 また、今まで培ってきたスキルがあればあるほど高単価の案件に巡り合えるのが、ITエンジニア系のフリーランスの特徴です。 サーバーサイドエンジニア サーバーサイドエンジニアとは、サーバーサイド、つまり裏側で行うプログラムの開発を取り扱うエンジニアのことです。 裏側を担当しているため、バックエンドエンジニアと呼ばれることもあります。 テクフリではサーバーサイドエンジニアの案件が最も多いです。平均単価は81.8万円/月となっています。 サーバーサイドエンジニアの案件一覧をチェックする フロントエンドエンジニア フロントエンドエンジニアは、サーバーサイドの逆で、人に見られる表側の開発を取り扱うエンジニアのことです。 HTMLやCSSのコーディングスキルだけでなく、JavaScriptやPHPのスキルも必要とされます。 テクフリでは、約900件の案件を掲載していて、平均単価が77.3万円/月となっています。 フロントエンドエンジニアの案件一覧をチェックする インフラエンジニア インフラエンジニアは、開発におけるインフラ周り、つまりサーバーやデータベースの設計・管理・運用をするエンジニアのことです。 ネットワークエンジニアやセキュリティエンジニア、データベースエンジニアなどに分けられることもありますが、インフラエンジニアはインフラ周り全部をやるようなイメージです。 テクフリでは、約900件の案件を掲載していて、平均単価が80.6万円/月となっています。 インフラエンジニアの案件一覧をチェックする スマホエンジニア スマホエンジニアはiOSやAndroidなどのアプリケーション開発をするエンジニアのことです。 小規模で開発が行われることもよくあります。 スマートフォンは常に進化し続けているため、バージョン更新が求められ続けるという点では、互換性など幅広い知識を持っておくことが重要です。 テクフリでは、iOSエンジニア・Androidエンジニアともに約200件の案件を掲載していて、平均単価はそれぞれ85.2万円/月、83.2万円/月となっています。 クリエイター系 クリエイター系の仕事は、フリーランスのイメージがしやすい職種が多いです。 例えば、イラストレーターや動画編集者などは、複数人で作り上げる作品というよりも個人で制作している方が想像しやすいでしょう。 趣味の延長線上にあるような職種もあるので、志望する人は多いカテゴリーです。 熟練したスキルが求められるものから、経験値が浅くても仕事が見つけられるものまで幅広く存在します。 Webデザイナー Webデザイナーは、その名の通りWebページをデザインする職業です。 Webデザイナーがデザインを作成して、前述のフロントエンドエンジニアやコーダーが実装する、というのが基本的な流れです。 しかし、コーディングまである程度できるようになっておくと、案件が探しやすくなり、単価アップも見込めるでしょう。 イラストレーター イラストレーターは、絵を描く職業です。 バナーやロゴのイラストをはじめ、ポスターやビラなどの宣材に使うイラスト、漫画やゲームのキャラクターデザインなど絵を描くもの全般が仕事になります。 イラストを描き上げる時間に見合った報酬をもらえるまでは、なかなか険しい道のりですが、仕事を通じてスキルアップを目指すこともできる仕事です。 写真家 写真家は、写真を撮影する職業です。 「このような写真を撮影してほしい」というクライアントの要望に応えて、撮影をするのが仕事です。 未経験でもできる仕事はあっても、名を売って収入を稼ぐのはやや難易度が高いでしょう。 また、ひとつひとつの機材を用意するのにかかる費用が高額という点は、注意が必要です。 動画編集者 動画編集者は、動画の編集をする職業です。 宣伝に使う動画や、イベント・催し物で使う動画が外注で作成されることが昨今は増えているので、案件自体は多いでしょう。 しかし、YouTubeなど動画サイトが流行りとなったので、未経験から独学が可能な動画編集を仕事にしたいと考える人も増えています。 また、単価が高額なわけではないので、十分な収入を稼ぐためには、スピード感を持って作成し、数をこなすことが必要になるでしょう。 ライター系 ライター系の職業は、文章を書くことを仕事としています。 ブログやまとめサイトで副業のように稼いでいる人から、出版社などでガッツリ編集者として文章をチェックしているような人まで存在します。 これまでの職種と比較すると、専門的なスキルが要求されず、未経験でも始めやすい職種です。 Webライター Webライターは、ブログやサイトなどWeb上に公開する記事を執筆する職業です。 ただ文章を書くだけではなく、SEOの知識を蓄えたり、よりよいアイキャッチ画像を使って読んでもらう回数を増やしたりすることが重要です。 また、SNSのフォロワー数やブログの購読者数が多い人であれば、自身が最大の広告媒体になるので有利になるでしょう。 編集者 編集者は、出版社などで書籍や雑誌の企画、文章の編集、校閲などをする職業です。 書籍や雑誌といっても、色々なジャンルが存在するため、編集者もその内容によってやることは変わります。 ライター系の職種の中では、ある程度経験が必要な仕事です。 コピーライター コピーライターは、広告や商品のキャッチコピーを考える職業です。 決して文章をコピーすることを仕事にしているわけではありません。 お客様の目をいかに惹きつけるキャッチコピーを生み出せるか、というセンスが問われる仕事です。 翻訳者 翻訳者は、別の言語から日本語に、日本語から別の言語に文章を翻訳する職業です。 翻訳ができるレベルの語学力が求められるため、簡単な職業ではないですが、帰国子女の方や留学を経験した方など、2言語以上は普通に使えるという方にとっては、勉強コストが低くライバルも多くはないので案件が見つけやすいかもしれないです。 接客系 接客系の仕事は、フリーランスの仕事の中でも始めやすいものが多いです。 というのも、◯◯コーディネーターなどの資格や、知識・経験を活かして、仕事につなげやすいからです。 「接客系」なので、企業に売り込みに行くというよりは、自分のSNSやサイトで集客をして、教えることを仕事にするパターンが多いでしょう。 営業 フリーランスの営業は、企業や個人で販売している商品の営業販売を代わりにやります。 正社員を経験して、営業スキルが身についている人であれば、成果を出し続けることで実績を獲得し、年収アップが見込めるでしょう。 また、案件を探す際には、自分が商品の専門知識を持っていることをアピールできれば、発注側からの印象もプラスになります。 コンサルタント コンサルタントとは、専門的な領域についてクライアントから相談を受け、課題に対しての解決案を提案する職業です。 コンサルタントの中には、IT領域を専門とするITコンサルタントや、事業計画や新規事業の戦略提案を行う戦略コンサルタント、人事の課題を解決する人事コンサルタントなどさまざまな種類があります。 コンサルタントは他の職種と比較すると、年収が高額な傾向があるため、フリーランスの職業としては人気です。 占い師 占い師は、お客様のことを占ってアドバイスや潜在的な課題を発見する職業です。 未経験からでも始められるのが大きな特徴ですが、占いスキルや人の心を掴む技術が必要とされます。 また、最初はどうしても、うさんくさい……と思われてしまうので、結果を出して口コミで広めてもらったり、SNSで売り込みをすることが欠かせません。 最近は、路上やこぢんまりとした部屋の中ではなく、リモートで出来る占いも増えているため、副業感覚でできるようにもなっています。 スポーツトレーナー スポーツトレーナーは、自分の専門領域を講師として教える職業です。 スポーツと言っても、筋トレやフィットネスのようなものから、格闘技や水泳まで多種多様です。 基本的には、事務や教室で講座を開いて報酬をもらうことになりますが、安定した収入を得続けるためには、人気を獲得していくことが必要となります。 フリーランスとして始めやすい仕事一覧 ここまでフリーランスでおすすめの職種を紹介してきましたが、専門的で高額な報酬を得られるものから、副業感覚で始められるものまでさまざまでした。 その中でも、フリーランスを始めてみたい!という方向けに、改めて始めやすい仕事について整理していきます。 初心者・未経験が始めやすいフリーランスの仕事 初心者・未経験者が始めやすいものとしては、 ・動画編集者 ・Webライター ・営業 ・占い師 などが当てはまるでしょう。今回紹介していないものも含めると、各種プラットフォームでの動画配信をする、動画配信者なども初心者向けです。 女性が始めやすいフリーランスの仕事 女性が始めやすいものとしては、 リモートで家事との両立がしやすいクリエイター系の ・Webデザイナー ・イラストレーター や、片手間にやる量を調整して出来る ・Webライター などがあげられます。 副業で始めやすいフリーランスの仕事 副業で始めやすいものとしては、好きな時に好きな量ができるものが当てはまるでしょう。 具体的には、 ・写真家 ・動画編集者 ・Webライター ・占い師 などが当てはまります。 まとめ フリーランスで仕事をする、というのは「自由」なスタイルで働くことができる反面、結果を出すことができないと仕事を見つけるのが難しくなり、逆にしんどくなってしまいます。 自分でスキルを磨いて、「生活ができる収入が得られるか」「仕事を見つけることができるか」ということを考えなければなりません。 しかし、リモートワークができたり、高収入が期待できたり、やりたい仕事に就けるというのは、間違いなくフリーランスの大きな魅力です。 自分の理想の働き方を実現するために、この記事を参考にしていただけていれば幸いです。 テクフリでは、エンジニアやクリエイター向けの案件を紹介しております。 どんな仕事があるのか興味がある!という方は、是非一度ご覧ください! 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SES契約とは?請負契約や派遣契約との違いを解説

人手不足が慢性化しているIT業界では、人材確保の手段として「SES」という契約が使われることがあります。派遣契約や請負契約とよく似た契約内容ですが、厳密には大きな違いが存在しています。 では、SES契約と契約・請負との違いはどんなところにあるのでしょうか? SES契約を結ぶにあたっての注意点や、年収アップのためにどんなことができるのかについて解説していきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる SES契約とは SESとは、System Engineering Service(システムエンジニアリングサービス)から頭文字を取った略称です。クライアントとなるIT企業に向けて、自社が保有するエンジニア人材を派遣し、システム開発やインフラ構築に従事してもらうビジネスモデルを指します。 エンジニア一人ひとりが雇用契約を結ぶのはSES企業(ベンダー)ですが、実際に作業に従事するのはクライアント企業のオフィスとなります。クライアントとベンダーが契約を結び、「この業務に関して、うちのエンジニアの労働力を提供しますよ」という約束を取り交わします。 SES事業を手がけるベンダーは、常に大量のエンジニア人材を確保しています。自社で求人広告を出したり、勉強会などのイベントを開催することによって優秀なエンジニアを採用しているのです。 そしてこのエンジニア人材を経営資源として、クライアントに労働力として提供するのがSES事業の基本的な流れです。クライアント企業が自身で採用活動を行うと、求人サイトに広告を出す費用や、面接スケジュールを組む時間など、多大なコストがかかります。 しかしSESを通じて優秀な人材を確保できれば、圧倒的に割安なコストで労働力を整えることができるようになります。したがってIT業界でもSESの需要は大きく、大手企業ならSESを利用していない会社の方が珍しいくらいです。 なお、SESと混同されがちな存在として「SIer」(エスアイヤー)があります。SIerはSystem Integration(システムインテグレーション)を行う者(-er)のことを指します。このシステムインテグレーションとは、いわばシステム開発全般を請け負う事業のこと。 システム構築の際には、クライアントの業務内容や課題を分析し、一社一社に最適なシステムを企画・設計し、構築していく必要があります。さらには構築後の運用・メンテナンスも重大なポイントであり、これらすべてを一挙に担うのがSIerという存在なのです。 SIerはIT業界におけるシステム導入のコンサルタントとも呼べる業種です。契約方法や事業内容を表すSESとはまったく異なる言葉ですので、間違って使用しないように注意しましょう。 また、「SE」という言葉もSESと混同してしまいやすいかもしれません。SEはシステムエンジニアという1つの職種のことを指します。求人広告などで「SE・PGを募集!」などと書かれている場合には、システムエンジニアやプログラマー(PG)を採用していると考えるとよいでしょう。 請負契約・派遣契約・委任契約との違い SES事業は、いわば人材が欲しい企業と仕事が欲しいエンジニアをマッチングする契約です。こう聞くと、まるで派遣や請負契約と同じようなものと考えがちですが、実は3つの契約には明確な違いが存在します。 具体的には、「指揮命令権」「約束内容」がそれぞれ異なってきます。 まずSES契約の場合、指揮命令権はベンダー側にあります。実際にはクライアント企業のオフィスに常駐して作業を行いますが、仕事の指示を受けるのはクライアント企業の担当者ではなく、ベンター企業の担当者になるわけです。 SES契約における約束内容は、労働力の提供になります。クライアント企業のオフィスでの業務に10時間従事したとしたら、10時間分の時間給が支払われます。SES契約ではエンジニアが成果物に責任を持つことはなく、仮に納品したシステムの品質が十分なものでなかったとしても、報酬が未払いになることはありません。 次に派遣契約についてですが、こちらは指揮命令権がクライアント側にあります。クライアント企業のオフィスに常駐し、そのオフィスの担当者から仕事の指示を受けます。距離の離れたベンダー側から指示を受けるSESとは異なり、派遣契約は勤務先のオフィスで直に指示を受けることが特徴です。 派遣契約における約束内容は、SESと同じく労働力の提供です。SESと派遣を比べると、派遣のほうがやや時間給は高めになります。 そして請負契約は、指揮命令権がベンダー側にある点はSES契約と変わりません。 ただしSESや派遣と大きく違うのは、約束内容が成果物の納品にあることです。請負契約の場合、時間給で報酬がもらえるのではなく、成果物に対して報酬が支払われるということです。つまりクライアントが求めるシステムを納品しさえすれば、10時間働こうが、100時間働こうが報酬は同じということになります。 ちなみに、法律の世界では「委任契約」と呼ばれる契約形態もあります。委任契約は指揮命令件がベンダー側にあり、労働力の提供を約束内容と定めます。ただし、その仕事内容は法律行為を行うこと。通常はエンジニアが法律行為を手がけることはありませんので、IT業界にはそもそも委任契約は存在しない点に注意が必要です。 偽装請負とは SES契約や請負契約の場合、派遣契約とは異なり指揮命令件がベンダー側にあることをお伝えしました。実際にはクライアント企業のオフィスで働くにもかかわらず、具体的な仕事の指示はベンダーから与えられるというわけです。 普通に考えれば、クライアント企業からすれば自分たちの指示のもとでエンジニアたちが働いてくれるほうが都合がいいはずです。だからといって、SES契約や請負契約で働くエンジニアに、クライアント側が仕事の指示を出すと、「偽装請負」として違反行為に該当してしまいます。 もし派遣されたエンジニアに直接指示を出したいのであれば、派遣契約を結んでいなければなりません。しかし労働者派遣を手がける場合、ベンダー側が「派遣業の許可」を取得しなければならないという法律上の取り決めがあります。 この派遣業の許可を取得するためには一定のハードルがありますし、責任者の選任や、管理台帳の作成など業務負担も増えてきます。「そんな面倒なことは避けたい」と思うあまりに、SES契約や請負契約で派遣契約のようにエンジニアを働かせてしまうトラブルが起こるのです。 偽装請負が判明した場合、ベンダー企業には「社名公表」「最大で1年間の懲役または100万円の罰金」というペナルティが科されます。ただし、実質的な指揮命令権がベンダー側にあったのか、それともクライアント側にあったのかを客観的に証明するのは難しく、違反行為が表沙汰になることはあまり多くないのが実情です。 しかし実際に働くエンジニア側からしてみれば、実質的には派遣契約にも関わらず、割安な報酬額でSESまたは請負として働かされることになるため、正当な対価が支払われないリスクが出てきます。 そのためSESや請負として働こうと考える際には、そのベンダー企業が法令・契約内容をしっかりと遵守する会社なのかどうかを見定める必要があるのです。 こうした偽装請負などの問題が起こりやすいために、SESはブラックだと考える人や、法律的にグレーゾーンにあると意見する人も少なくありません。しかし派遣契約と比べるとクライアントの指示を細かく聞く必要がない点や、請負契約と比べて安定して報酬がもらえる点などを考慮すると、実際に働くエンジニアにとってもメリットの大きい契約といえます。 1つの会社に腰を据えて働くよりも不安定になりますが、その分だけさまざまな職場を見て回ることができ、スキルアップやキャリアアップにつなげられる側面もあります。エンジニアとして働くあなた自身の性格次第では、SES契約が最も適した働き方になる可能性も十分あるのです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる SES契約のメリットとデメリット クライアント側の立場になって考えてみると、SES契約によって得られる大きなメリットがあります。それは採用活動に関するコストを抑えられる点です。自社でイチから人材を募集し、社内で教育して一人前に育てるまでには、莫大な費用と時間がかかります。 そうした採用活動や教育に必要なコストよりも、SES契約で人材を揃えるコストのほうが安くすむため、IT業界の会社にとっては欠かせない契約形態となるわけです。「このプロジェクトの間だけ、エンジニアを増員したい」「システム開発が終わったら、保守・運用は自社でできるので大量のエンジニアは必要ない」など、細かなニーズにも柔軟に応えられる点も、SESが重宝される理由になっています。 また、ベンダー側からしてもSES契約にメリットが存在します。SES契約は指揮命令権がベンダー側にあるため、残業時間や作業分担を管理しやすく、報酬額の計算が用意になるという側面があります。 ベンダー企業が自社のオフィスで社員を働かせなくてすむため、広いオフィスやビルが必要ないこともメリットです。究極的には、SES事業はエンジニア人材さえいれば成り立つビジネスモデルのため、エンジニアからの転身を考える人にも相性の良い事業となっているのです。 では、エンジニアとしてSES契約で働くメリット・デメリットはどんな点にあるのでしょうか? まずSESで働くメリットとして、幅広い経験を積める点があげられます。1つの会社に入社して働き続ける場合、基本的にその会社のオフィスでしか働くことはできません。プロジェクトの内容は移り変わるでしょうが、一緒に働く人や開発環境はほぼ変わらないのが普通です。 一方でSES契約で働くとなると、一人で何社、何十社という企業のオフィスを訪れることになります。「あの会社ではこんなやり方だったけど、この会社のやり方のほうがいいな!」など、それぞれの職場のいいところだけを吸収していくこともできますし、いろんな人との出会いにより刺激を受けることも多くなるでしょう。 エンジニアとしてやりたいことがまだ明確に決まっていない人の場合、SES契約によってさまざまな開発現場を見て回ることで、「これだ!」と思える目標が見えてくることも考えられます。 SESで働くメリットの2つ目として、労働時間をコントロールしやすい点があげられます。SES契約は請負契約とは異なり、成果物に責任を持つ契約内容ではありません。請負契約の場合、納期に間に合わせるために徹夜して働かなければならないシーンも出てくるでしょう。 しかしSES契約なら決められた時間内でだけ働いていれば問題ありません。仮に残業が発生したとすると、それはSES契約を結ぶクライアント企業の負担となるため、人件費の増大を嫌う企業からすれば残業をさせない方向へモチベーションが向かいます。 つまりSES契約で働くエンジニアは、構造的に残業が発生しづらく、プライベート重視の人にとっては大きなメリットが生まれることになるのです。もちろん、バリバリ残業して残業手当で稼ぎを増やしたいと考える人には向かない契約といえます。 続いてSES契約で働く場合のデメリットですが、第一に帰属意識が薄れてしまう点があげられます。次々に職場が変わって携わるプロジェクトも異なるため、1つの会社に対して愛着を持ったり、帰属意識を持ったりすることが少なくなります。 実際に自分を雇っているはずのベンダー企業に対してさえも、用事がなければ会社に立ち寄ることもないため、ほぼ帰属意識は生まれません。SES契約のエンジニアの大半はクライアント企業のオフィスと自宅との往復となるため、「自分はどこで働いている人間なのか?」という悩みも抱えがちです。 いくつもの職場を渡り歩き、何度も転職を繰り返しているような感覚にもなるので、安定を目指したいと考える人にとっては大きなストレスになる可能性もあります。 SES契約の2つ目のデメリットとして、自分が関わったプロジェクトを最後まで見届けられないリスクもあります。SES契約はプロジェクト単位で結ばれるものではなく、一定の業務内容へ対価が支払われるものになります。 するとプロジェクトが完成する前に職場を離れなければならなくなることもあり、人によっては不完全燃焼な感情を持つことも出てくるでしょう。技術力に自信を持つエンジニアからすれば、自分の成果が最後まで見届けることができない点に、不満を感じることも多いかもしれません。 もちろんこれは「プロジェクトが失敗したとしても、自分の責任は問われない」というメリットの裏返しではあるのですが、仕事にやりがいや充実感を求めるタイプの人は、SES契約にはあまり向かないかもしれません。 SES契約の平均年収 SES契約で働くエンジニアの平均年収は、およそ300万円〜800万円ほどとなるようです。スキルや経験に応じて年収は上下し、希少なスキルや豊富な経験を持っている人ほど高く評価されるのはどこの世界も同じです。 相対的に見てみると、IT業界の中ではやや低めの報酬水準となります。これはSESの性質上、報酬が低く抑えられがちという特徴が関係してきます、もしこれ以上の報酬を目指そうと考えるなら、別の働き方を検討したほうがよいでしょう。 年収アップを目指せる優良SES企業の見分け方 ここまで読んできた人の中には、SES契約で働くことに不安を覚えるようになったという人もいるかもしれません。たしかにSES契約にはいくつかのデメリットがあり、ブラックと呼ばれても仕方がないような企業も一定数存在します。 では、SES契約でもスキルアップ・キャリアアップを叶えることができて、ホワイトな職場で働けるSES企業はどうやって探したらいいのでしょうか? 結論から先に言えば、優良SES企業を見分けるポイントは「自社が抱えるエンジニアの成長を支援しているかどうか」にあります。エンジニア人材こそが最も重要な存在であると認識し、さまざまな制度や福利厚生を整えている会社なら、ホワイトな企業の可能性がぐんと高まります。 SES事業は、エンジニアの数が増えて契約数が伸びるほど業績が伸びていくビジネスモデルになります。そのため積極的に人材を募集する企業は多くありますが、雇ったエンジニアに十分な教育を受けさせたり、充実した福利厚生を用意しようと考える会社はあまり多くありません。 自分たちの利益重視でビジネスを展開するのではなく、エンジニア一人ひとりのことを考えた仕組みづくりを行っている会社こそ、私たちが安心して働けるSES企業と言えるのです。 最後に SES契約は、派遣や請負とよく似た契約内容であるため、混同してしまう人は多くいます。しかし指揮命令権の所在や約束内容の面で大きな違いが存在しているため、これらの違いをはっきりと理解しておく必要があります。 それぞれの契約内容を理解し、自分にあった契約方法を選んでキャリアを歩みましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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エンジニアの派遣 ブラック企業の見分け方

エンジニアの派遣とは、企業に就職して直接雇用されるのではなく派遣会社と契約を結び派遣先で就業する働き方です。 派遣エンジニアとなると基本的は時給で働くことになり、また期間の定めがあるのが一般的です。 これらの特徴は大企業の正社員と比較すると福利厚生が劣っていることが多く、雇用が安定していないため派遣のデメリットとされてきました。 しかし近年では大手企業でも45歳以上には早期退職を推奨するケースがあるなど、正社員であったとしても雇用が安定しているとはいえない社会になってきています。 このようなことを考慮すると派遣エンジニアなど派遣として働くことのデメリットは以前よりも少なくなっていると考えることができます。 またエンジニアの派遣には一般派遣と特定派遣があります。 登録派遣は派遣先ありきで派遣会社から報酬を受け取る働き方ですが、特定派遣の場合は社員として派遣会社に雇用されてから派遣先で就業します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる そもそもエンジニアの派遣とは? SESとはどう違うのか ではエンジニアの派遣とSESにはどのような違いがあるのでしょうか。 エンジニアの派遣とSESの違いの一つは、指揮命令権がどこにあるかです。 エンジニアの派遣の場合、指揮命令権は派遣先の担当者にあります。 エンジニアの派遣として働く場合、日々の業務の指導は派遣会社の担当者から行われるのではなく派遣先の担当者から指示を受けます。 その一方でSESの指揮命令権はクライアント企業ではなく、SESを提供している会社側にあります。 このように指揮命令権がSESを提供する企業側にあるのは、準委任契約も共通しています。 それ以外の責任についてはは派遣契約もSES契約も共通して決められた業務を遂行することが責任であり、請負契約のように成果物に責任を持つ必要はありません。 参考: 厚生労働省「労働者派遣事業・職業紹介事業等」 想定されるブラック環境や案件とは? 派遣とSESは現場に派遣されるという意味では近いといえる就業形態ですが、このような現場に派遣される働き方をする場合気をつけなければいけないことがあります。 それはブラックな環境の現場に派遣されることです。 ブラックな案件で就業することが決まってしまうと、それだけで心身が疲弊してエンジニアとしてのキャリア構築の弊害となる可能性があるからです。 実際にブラックな労働環境で長く働くことで心身を病んでしまうケースは珍しくありません。 では具体的にブラックな案件とはどのような案件なのか、事例と共に見ていきましょう。 給与が極端に低い 給与が極端に低い案件で働いていると、生活に余裕がなくなりストレスも溜まりやすくなります。 また給与水準が極端に低い現場の場合、エンジニアを使い捨ての駒のように考えている可能性もあるため職場の空気も殺伐としていることが少なくありません。 実際に生活するだけで精一杯の給与だと蓄積されたストレスも解消されにくくなります。 たまの休みに旅行に行ける余裕があれば日々の業務が多少ハードでも乗り越えられるものです。 もちろん給与が高いことがホワイトな現場を必ずしも意味するわけではありません。 しかし提示される給与は現場がブラックかどうかを見極める一つの参考情報となります。 サービス残業を強いられる 短納期や度重なる仕様変更、人手不足など開発の現場では様々な理由で、残業が発生するケースが少なくありません。 その残業もきちんと報酬が支払われるならいいですが、ブラックな現場だとサービス残業を強要される可能性が高くなります。 サービス残業が続くと心身にストレスがたまり疲労も蓄積されやすくなります。 また残業代がなければ生活費にも余裕が少なく、ストレス解消のためのレジャーにも手を出しづらくなってしまいます。 パワハラやいじめの蔓延 ブラックな労働環境ではそこで就業している人の心も歪みやすくパワハラや陰湿ないじめが横行している場合があります。 実際にハイスペックなエンジニアのみを優遇して、見せしめのように他の従業員には無給の休日出勤を強要している企業もあります。 客観的に見れば法令も遵守していない異常な労働環境ですが、長くそこで働いている人にとっては、それが当たり前と認識されている場合がほとんどです。 このような労働環境でも慣れてしまえば働くことはできますが、長期的には心身に不調を招く、またはエンジニア業務やIT業界そのものに嫌気がさしてしまうなど、将来が明るいとはいえません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ブラック案件や環境を回避するには このようにエンジニア派遣ではブラックな労働環境に遭遇してしまうリスクマがありますが、ある程度は有用だと考えられる回避策があります。 大手または信頼のおける派遣会社を利用する 国内の派遣会社数は世界一であり、様々な企業が存在しています。 また法令遵守を重視しているのか、それともひたすらに利益を重視しているのかによって派遣会社が保有する案件には違いが生じます。 たとえば法令遵守を徹底して、新規で派遣先企業と契約する度に入念なリーガルチェックを行う派遣会社であれば先に述べたような明らかな法令違反をする派遣先に派遣されるリスクは少なくなります。 その一方で派遣先のグレーな部分には目をつむり、利益を優先する派遣会社も存在します。 そういった派遣会社に所属するとブラックな派遣先を提示される可能性が高く、就業してから事前に聞いていた話とは違うことが発覚するなど派遣されるエンジニアにとってのリスクが高くなります。 そのため派遣として働く際は、就業先を選ぶ前にまずどの会社に所属して派遣されるのかを慎重に選ぶことが大切です。 派遣先に関する情報のリサーチを徹底する 派遣でブラックな労働環境を回避するためには、徹底したリサーチも有用です。 口コミサイトやSNSなど徹底して派遣先に関する情報はリサーチしておきましょう。 しかしネットの情報は情報が古い場合があり、実情とは異なっている場合があります。 そのため情報のすべてを鵜呑みにするべきではありませんが、参考情報として見ることに損はありません。 エンジニアの横のつながりがある場合は、直接リサーチすることも検討しましょう。 このようにリサーチを繰り返すと雰囲気が悪い職場の情報は漠然とでもわかるようになるものです。 ブラックな派遣先へ派遣されることは派遣エンジニアとして働く限り100%回避できるものではありませんが、ある程度は努力次第でブラックな派遣先への遭遇率を下げることができます。 離職率の高さをチェックする 離職率が高い、または離職率が高そうな派遣先を避けましょう。 そういった注意を向けることでブラックな現場を回避できる可能性が高くなります。 なぜならブラックな労働環境では離職率が高くなりやすいからです。 人がすぐに辞めている、頻繁に案件情報が出ている派遣先は離職率が高くブラックな労働環境である可能性があるので注意が必要です。 またこのようなブラックな派遣先の特徴から人がなかなか辞めずに離職率が低い派遣先はホワイトな現場である可能性が高いと考えることができます。 ブラック案件や環境から脱出する方法は? ブラックな案件や現場に派遣されてしまった、または既にブラックな労働環境で働いている場合、脱出する方法は二つあります。 派遣元に労働環境について相談する ブラックな労働環境は派遣元に相談することで解消できるケースもゼロではありません。 もちろん改善要望がすぐに実現されることは稀ですが根気強く何度も派遣元の担当者に相談することで少しずつでも労働環境は改善することがあります。 派遣先を変えてもらう いきなり退職するのではなく派遣元に今の現場で働くことに不満があり、他の派遣先に変えて欲しい旨を相談するのも一つの対処法です。 保有している案件数が多い、比較的大きな派遣会社ならこれまでの実績や信頼によっては他の派遣先を紹介してもらえる可能性があります。 しかし同じ派遣元から他の派遣先を紹介してもらう場合、ブラックな労働環境であったとしても派遣期間を満了して辞めるなど円満な終了を迎えることが大切です。 すみやかに退職する 心身に不調をきたした場合や身の危険を感じた場合など、ブラックな労働環境からの脱出に緊急性がある場合は迷わず退職しましょう。 退職の引き止めなど理不尽な交渉が入った場合は労働基準監督署への相談など公的機関を利用することも有用です。 次の就業先を決めてから退職したいと考えるのは一般的ですが、身の危険を感じた場合はまず退職してアルバイトで生計を立てながら慎重に転職活動をする、という選択肢もあります。 まとめ:対策次第で、ある程度回避できる ここまで紹介してきたように、派遣でエンジニアとして就業する場合、ブラックな現場のリスクをゼロにすることはできません。 しかしそのリスクを減らすための対策はほんの少しの注意を向けることで可能となります。 エンジニアとして派遣での就業を目指す際は派遣先だけでなく、派遣元の会社選びから慎重に見極めることをおすすめします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ご支援実績8,000人以上!フリーランスエンジニア・クリエイター専門の案件情報サイト「テクフリ」 テクフリでは、10年以上の業界経験を活かし、ただのお仕事紹介ではなくバリューアップをコンセプトに手厚いサポートでご支援しております。 正社員からフリーランスになろうと考えている方は、開業手続きから税金のご相談を親身に対応。 逆にフリーランスから正社員になろうと考えている方は、マッチした企業・求人をご紹介。 親身にご要望に耳を傾け、あなたにピッタリの案件をご提案いたします。 ・フリーランスで挑戦したい! ・より単価の高い案件に入りたい! ・スキルアップしたい! ・安定稼働したい! そんな方におすすめです。 チャットでの無料相談も受け付けております!
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chownなど Apacheのパーミッション(権限)の設定

Apacheにプロジェクトをアップロードし起動したら、ファイルのアクセス権がいろんなところでなく、大変な思いをしたので記載。 自分のローカルではroot権限でファイルの読み書きをしているので、Apach環境になると権限がなくエラーになる。Apacheでのユーザーにも正しく権限を付与する必要がある。 まず、Apacheの設定ファイル内にApacheの実行ユーザーが指定されているので確認する。 $ vi /etc/httpd/conf/httpd.conf\// file内User apacheGroup apache ここに記載されているのが実行ユーザーと実行グループ。これがDemonになっている場合があるので、apacheに変更。その後、apacheを再起動する。 $ service httpd restartStopping httpd: [ OK ]Starting httpd: [ OK ] 次に、コンテンツディレクトリの所有者と所有グループをapacheに変更する。 chown -R で指定ディレクトリ以下の全てのディレクトリファイルを全て変更することができる。 $ chown -R apache:apache /実行させるフォルダのパス 今後のコンテンツディレクトリ以下に作成されるファイルの所有グループをapacheに固定する。 方法としてはSGIDを使う。SGIDについては割愛。 $ chmod -R 2770 /実行させるフォルダのパス コンテンツディレクトリ以下のディレクトリのパーミッションを770に、ファイルのパーミッションを660にして、その他のユーザーがアクセスできないようにする。 $ find /実行させるフォルダのパス -type d -exec chmod 770 {} \;$ find /実行させるフォルダのパス -type f -exec chmod 660 {} \; Web開発用ユーザーをapacheグループに入れる。 以後、そのユーザーグループを使用して開発を行う。 $ usermod -g apache グループ名 ファイルをアップロードするスクリプト使用する場合、ファイルの保存場所の所有者をapacheに、所有グループをapacheにする $ chown apache:apache /var/uploads$ chmod 755 /var/uploads httpdの実行ユーザーを独自に作成して(上記ではapache)、Webで公開するディレクトリやファイル以外のapacheの権限をちゃんと設定することで、悪意のあるスクリプトがきても被害を最小限に抑えることができる!! テクフリでフリーランス案件を探してみる
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GNS3とPacket Tracerを比較 ネットワークの勉強法

スマホやパソコンはもちろんですが、いまどきネットワークと無縁の機器、そしてシステムは、ほとんど存在しないと言っても良いのではないのでしょうか。 それどころか、IoT(Internet of Things/モノのインターネット)化を目指して、さまざまなモノ、従来はネットワークに繋がっていなかったモノまでもが、ネットワークに繋がろうとしています。 もはや、ITシステムにとってネットワークは、人間にとっての水道や電気と同じで、使えて当たり前です。エンジニアにとっても、ネットワークの知識は持っていて当たり前と言っても過言ではありません。 そこで今回は、ネットワークを勉強する方法をお教えしたいと思います。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ネットワークを学ぶことの意義 ネットワークを学ぶ意義は、冒頭に書いた通りです。ネットワークと無縁のITシステムは基本的には存在せず、ますます様々なものがネットワークに繋がる時代になっています。 もちろん、ネットワークの知識がなくてもプログラミング自体はできるでしょう。 しかし、ネットワークの知識、例えば“ポート番号”や“UDP”“TCP”、あるいは“ステートフル・インスペクションとステートレス・インスペクションの違い”など、ネットワークを使って情報をやり取りする仕組みや、通信経路上にあるネットワーク機器の動作を知らないと、システムの全体像が見えず、良いシステムを作るのが難しくなります。 さらに、“頑張って作ったのに、なぜかシステムが動かない”、“外部からの不正接続が可能になっていて、サイバー犯罪に巻き込まれた”ということにもなりかねません。 実際、筆者はネットワークエンジニアですが、アプリケーションエンジニアのネットワーク知識が不足していたために、機器間の通信がうまく成立せず、システムが想定通り動かない、という事態を何度も経験しています。 もちろん、アプリケーションエンジニアやプログラマーがネットワークエンジニアになる必要はありません。インフラ担当で、ネットワーク分野にも手を出したい、という方でなければ、スイッチやルータ、ファイアウォールなどのネットワーク機器の操作や設定方法まで基本的には知る必要はありません。 しかし、TCP/IP(インターネット・プロトコル・スイート)に始まる、ネットワークの基本的なところは、ITのエンジニアを名乗る方であれば、すべての方が知っておくべきことだと考えています。 おすすめの本は? ネットワークに関する書籍は様々なものがあり、結局は本屋で「これが分かりやすい」と思った本を買っていただくのが良いかと思います。が、おすすめの本を一冊挙げるとすれば『マスタリングTCP/IP 入門編』です。 浅く広く、ネットワーク技術の基本を、図表なども使って分かりやすく網羅的に解説しており、大学の教材などでも使われることがあるそうです。 ちなみに、この本は適宜、更新されており、2020年現在の最新版は2019年12月に出版された第6版です。 おすすめのサイト 専門書を購入して知識を体系的に学ぶのも重要ですが、隙間時間を使ってスマートフォンなどで知識をつけるのも決して悪いことではありません。 そこで、ネットワークについて学習するのに参考になるサイトを二つご紹介いたします。 ①ネットワークエンジニアとして ネットワーク分野で最高峰の資格と言われるCCIE保有者の管理人が、ネットワークエンジニアはもちろん、ネットワークエンジニアではないITエンジニアにも分かるように、ネットワーク知識を体系的に紹介しているサイトです。 具体的なネットワーク機器の設定方法など、コアなページも多く、ネットワークエンジニアではない人が、すべてのページに目を通す必要はありません。一通り目を通しておくと良いかと思います。 ②ネットワーク入門サイト その名の通り、ネットワークの基礎から丁寧に説明してくれているサイトです。 こちらの管理人さんは、専門書籍の執筆経験もある方のようで、柔らかい表現が多く、上の『ネットワークとして』が難しい、とっつきにくい、と感じた方は、こちらのサイトを読んでいただくと良いかと思います。 テクフリでフリーランス案件を探してみる おすすめのソフトウェア 次にご紹介するソフトウェアは、少し上級者向けです。実際にネットワークエンジニアも利用しているネットワーク・エミュレーターを二つご紹介いたします。 ネットワーク・エミュレーターとは、パソコン上で仮想的にネットワークを構築して、想定通り通信が可能かテストするシミュレーターのことです。実機をそろえてテストができれば一番良いですが、ネットワーク機器も高価です。実験のために一式そろえることは現実的ではありません。 そこで、想定通りできるかどうか確認する方法、あるいは若手の教育教材として、ネットワーク・エミュレーターが愛用されているのです。 今回紹介するソフトは、どちらも画面にネットワーク機器やパソコン・サーバーなど周辺機器を配置し、それぞれの機器に設定を投入し、環境を構築していきます。 ①Cisco Packet Tracer ネットワーク機器のベンダーとして世界最大の企業であるシスコシステムズが開発、配布しているネットワーク・エミュレーターです。Ciscoの純正ソフトで、しかも無料で利用可能ということもあり、個人で学習のために利用しているネットワークエンジニアも多いです。 弱点は新製品の登場に合わせて更新される訳ではないようで、新機器の機能の確認などには使えない、という弱点があります。また、Cisco以外の製品はエミュレート対象になっていません。 上記のような欠点はありますが、日本語情報も多く出回っている、という点もあり、ネットワークについて知見を広げたい非ネットワークエンジニアの方にお勧めです。 ②GNS3 GNS3はオープンソースのネットワーク・エミュレーターです。Cisco以外のベンダー製品、例えばジュニパーネットワークス (Juniper Networks)製品もエミュレートできるということで、Cisco Packet TracerよりもGNS3を好むネットワークエンジニアが多いのかな、と思います。 Cisco Packet Tracerに比べて日本語情報が少なく、環境設定がやや面倒なので、より様々なネットワーク機器に触ってみたい、という上級者向けです。 おすすめの資格 情報技術者試験の一つである、ネットワークスペシャリストが取れれば、並みのネットワークエンジニアと同程度か、それ以上の知識があると言えます。 ただ、ネットワークエンジニアのではない方が、周辺知識としてネットワークのことを理解しておきたい、ということであれば、情報技術者試験の一つで、ネットワークスペシャリストより一つ格下とされる応用情報技術者試験まで取れれば十分なように思います。 なお、応用情報技術者試験ではネットワーク以外にも、幅広いIT知識を問われます。 ちなみに、ネットワークスペシャリスト取得の学習だけでは、実際のネットワーク機器の設定方法が学べません。この試験に合格したからと言って、すぐにネットワークエンジニアとして案件に入れるかは、また別問題です。 もし、ネットワークエンジニアになる道も持っておきたいという方は、情報技術者試験ではなく、Ciscoが実施するCCNAの取得を目指すと良いかと思います。 CCNAは「ネットワークエンジニアの登竜門」と言われることも多いですが、Cisco Packet Tracerのようなシミュレーション環境で、実際にCisco製のネットワーク機器に設定が入れられるかどうかも試験で問われます。 よくある質問 なぜネットワークを学ぶ必要があるの? ネットワークを知らなくてもプログラミングができますが、ネットワークの知識がないと、システムを正しく理解することができず、サイバー犯罪の被害者になる可能性があります。被害者にならないためにも、ネットワークを学ぶ必要があります。 おすすめのネットワークの勉強方法は? おすすめの書籍は「マスタリングTCP/IP 入門編」です。幅広いネットワーク技術の基本を、グラフなどを使い分かりやすく解説しており、大学の教材としても使われています。 おすすめのサイトは、「ネットワークエンジニアとして」と「ネットワーク入門サイト」です。 まとめ:ネットワークは水道や電気と同じ 繰り返しですが、現代のITシステムの多くがネットワークと繋がっています。もはや「ネットワークはあって当たり前」なのです。 ネットワークを知らなくてもプログラミングができる、という意見もあると思います。しかし、ネットワークがわからないと、システムの全体像が正しく理解できず、最悪、サイバー犯罪の被害者にもなりかねません。 最初はとっつきにくいところがあると思いますが、スキルアップ・キャリアアップのためにネットワークを学習する価値は大いにあります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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Nginxでstatusの確認など 基本コマンド15選

Nginxを直接実行 service コマンドやsystemctl コマンドを使用せずに、Nginxを起動させるには、コマンドラインから直接「Nginx」を実行することで起動させることができる。 $ /usr/sbin/nginx nginxのパスはインストールされている環境に依存するので注意が必要。パスを通しているのであれば、nginxだけで起動することができる。 設定ファイルを指定して起動 デフォルトの設定ファイル以外を使用する場合は、-cオプションを使用して設定ファイルを指定する。 下記の「/etc/nginx」ディレクトリにテスト用の設定ファイル(test.conf)が作成してあって、それを設定ファイルとして指定しNginxを起動させる例。 $ /usr/sbin/nginx -c /etx/nginx/test.conf systemctl start nginx(CentOS7) yumを使用してインストールしたCentOS7であれば、systemctl コマンドでNginxを起動させることができる。 $ systemctl start nginx systemctl start nginx(CentOS6以前) CentOS6以前をyumでインストールしているのならば、service コマンドで起動させることができる。 $ service start nginx テクフリでフリーランス案件を探してみる Nginxを直接停止 systemctl コマンドやservice コマンドを使用せずにNginxを停止させる方法は2つある。 リクエスト処理完了後に停止 クライアントと通信をしている処理を完了させてから停止する方法。 クライアントとの通信を完了させてからの停止なので、通信が強制切断されることがないので安全。 $ /usr/sbin/nginx -s quit 直ちに停止 クライアントとの通信を強制切断して停止する。 $ /usr/sbin/nginx -s stop systemctl stop nginx(CentOS7) CentOS7でsystemctl コマンドを使用してNginxを停止する方法。 $ systemctl stop nginx service stop nginx(CentOS6以前) CentOS6以前でsystemctl コマンドを使用してNginxを停止させる方法。 $ service stop nginx Nginx案件を探してみる nginxを直接再起動 systemctl コマンドやservice コマンドを使用せずにNginxを再起動させる方法。 $ /usr/sbin/nginx -s reload systemctl stop nginx(CentOS7) CentOS7でsystemctl コマンドを使用してNginxを再起動させる方法。 $ systemctl restart nginx service stop nginx(CentOS6以前) CentOS6以前でsystemctl コマンドを使用してNginxを再起動させる方法。 $ service restart nginx バージョンのみの表示 $ /usr/sbin/nginx -v 詳しいバージョンの表示 $ /usr/sbin/nginx -V 再起動しても設定ファイルが反映されない場合など $ sudo nginx -s reload 状態の確認 $ sudo systemctl status nginx テクフリでフリーランス案件を探してみる
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Salesforceの資格を徹底解説!難易度は高い?【2024年最新版】

Salesforce資格を取得してエンジニアとしてスキルアップしたいと考えているものの、Salesforce資格の中身や難易度がよく分からないという方も多いのではないでしょうか。Salesforceは世界でもっともシェア率の高い顧客関係管理(CRM)システムです。資格を取得することで、Salesforceスキルを保有していることを証明することができます。 本記事ではSalesforce資格の概要についてまとめました。Salesforceの資格を取得するメリットや種類、難易度について解説します。本記事を読むことでSalesforceの資格がどういったものなのか分かり、Salesforceの資格を受験するか決めることができます。Salesforce資格について興味がある方はぜひお読みください。 Salesforceエンジニア案件を探してみる Salesforceとは ところで、みなさんSalesforceを使ったことはありますか? CRMシステム自体、あまりITエンジニアがユーザーとして利用するものではないので「名前くらいは知っているけれど、使ったことはない」という方のほうが多いように思います。 CRMシステムとは、簡単にいうと商談や案件の状況や顧客の行動原理などを分析し、よりよい営業活動に結びつけようとするためのシステムです。 このようなCRMシステム自体は目新しいものではないですが、Salesforceはある重要な革命を起こしたことで、世界でもっともシェア率の高いCRMシステムとなっています。 Salesforceが起こした革命とは、クラウドサービスサービス(Software as a Service、いわゆるSaaS)の登場です。クラウドサービスといえば、AWS(Amazon Web Service)が有名ですが、世界初のクラウドサービスはSalesforceだと言われています。 クラウドであるSalesforceは月額制です。導入コストが低く抑えられ、利用企業側で独自の機能を開発し、拡張することができるメリットがあります。他の企業からも、Salesforceと同じようなメリットを持つクラウド型CRMシステムが登場していますが、先行者利益もあり、Salesforceの一人勝ちと言える状態です。 Salesforceの資格を取得するメリット Salesforce資格を取得するメリットについてまとめました。メリットは次の3つです。 自身の知識やスキルを証明できる エンジニアとしてのスキルアップにつながる 転職において有利となる これらのメリットを享受したい方には受験をおすすめします。1つ1つのメリットについて詳しくみていきましょう。 自身の知識やスキルを証明できる Salesforceの資格を取得することで自分の知識やスキルを証明することが可能です。資格があれば、「最低限このレベルのスキルはある」ということが取引先や上司に伝わりやすくなります。 特にSalesforce関連の資格の場合、資格保有者がいる会社名が公式サイトに公表されています。Salesforce関連の仕事を依頼したい会社は、Salesforce資格保有者がいるかどうかを重視する場合も多いです。 つまり、Salesforce資格を保有することによって、勤めている会社がSalesforce関連の仕事を得られる可能性があるということです。会社に貢献したい方にもSalesforce資格はおすすめできます。 エンジニアとしてのスキルアップにつながる エンジニアとしてのスキルアップにつながるのも、資格を取得するメリットです。Salesforceは顧客管理システムの中でも多く使われているため、エンジニアなら習得して損はないスキルと言えます。 スキルの幅を広げることはエンジニアにとって重要ですが、日々の仕事に精一杯で、学習のモチベーションが保てない方も多いでしょう。資格合格という明確な目標を設けることで、モチベーションを保ちやすくなります。 特にSalesforceの資格は受験科目が難易度別に分かれており、1つの科目に合格するたびに成長を実感できるため、学習を継続しやすいでしょう。 転職において有利となる Salesforce資格を習得することで、転職が有利になります。「資格は意味がない」と考える人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。特にSalesforce資格は知名度が高く、採用担当者の目を引きやすいのでおすすめの資格です。 また、年収アップを目的として転職活動を行う場合、何らかの付加価値をつけることが大切です。 エンジニア転職では、スキルレベルの高さが重視されますが、プログラミングなどの基礎は他の求職者も保有していることが多いため、それらのスキルをアピールしても差を付けられません。Salesforce関連のスキルは保有していないエンジニアも多いため、差別化を図ることができます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Salesforceの基本資格 Salesforceの基本資格は、以下の3つです。 詳細は公式サイトを参照してください。 CRM管理者/コンサルタント 開発者/アーキテクト マーケター/コンサルタント それぞれ見ていきましょう。 CRM管理者/コンサルタント まず、CRM管理者/コンサルタントについてです。CRM管理者/コンサルタントの基本資格は、以下の2つがあります。 認定アドミニストレーター 認定CPQスペシャリスト Salesforce 認定アドミニストレーター試験では、Salesforce CRM システム管理者を認定します。Salesforce 組織のメンテナンスや、業務要件に基づいた管理機能を実行できる能力が求められる試験です。また、Salesforce 認定 CPQ スペシャリスト試験では、バンドル設定、価格設定、出力ドキュメント、更新および修正を構築できるスペシャリストとして認定します。 開発者/アーキテクト 続いて、開発者/アーキテクトについてです。開発者/アーキテクトとしての基本資格は、以下の通りです。 認定Platformアプリケーションビルダー 認定Platformデベロッパー 認定Date Architecture and Managementデザイナー 認定Sharing and Visbilityデザイナー 認定Development Lifecycle and Deploymentデザイナー 認定Identity and Access Managementデザイナー 認定Integration Architectureデザイナー 認定Mobile Solution Architecureデザイナー 認定Commerce Cloud Digitalデベロッパー マーケター/コンサルタント 最後に、マーケター/コンサルタントについて紹介します。 マーケター/コンサルタントの資格は以下の通りです。 認定Pardotスペシャリスト 認定Marketing Cloudメールスペシャリスト 認定Marketing Cloudソーシャルスペシャリスト ITエンジニア向けの資格という意味では「開発者/アーキテクト」の分類に属する「認定Platformデベロッパー」や「認定Platformアプリケーションビルダー」あたりが順当な候補ですが、所属する会社や組織の業務範囲などによっては「CRM管理者」の分類に属するものを受けた方がいいこともあるでしょう。 上位資格について Salesforceの資格試験には“格付け”があります。「基本資格」とされているものは、誰でも受けられますが、「上位資格」は特定の「基本資格」に合格していることが前提です。 Salesforceの上位資格は、以下の3つに分かれています。 CRM管理者/コンサルタント 開発者/アーキテクト マーケター/コンサルタント CRM管理者/コンサルタント CRM管理者/コンサルタントに関する上位資格を紹介します。基本資格である認定アドミニストレーター試験の上位資格は、以下の通りです。 認定上級アドミニストレーター 認定Sales Cloudコンサルタント 認定Service Clpudコンサルタント 認定Community Cloudコンサルタント 認定Service Cloudコンサルタントには更にField Service Lightning コンサルタントという上位資格があります。 開発者/アーキテクト また、開発者/アーキテクトに関しては基本資格にある認定Platformアプリケーションビルダー、認定Platformデベロッパー、認定Date Architecture and Managementデザイナー、認定Sharing and Visbilityデザイナーの上位資格が、認定アプリケーションアーキテクトにあたります。 基本資格にある認定Development Lifecycle and Deploymentデザイナー、認定Identity and Access Managementデザイナー、認定Integration Architectureデザイナーの上位資格が、認定システムアーキテクトにあたります。 そして、基本資格にある認定アプリケーションアーキテクトと、認定システムアーキテクトの上位資格が、認定テクニカルアーキテクトにあたります。 マーケター/コンサルタント マーケター/コンサルタントに関しては基本資格にある認定Pardotスペシャリストの上位資格が認定Pardotコンサルタント、認定Marketing Cloudメールスペシャリストの上位資格が認定Marketing Cloudコンサルタントにあたります。 「認定テクニカルアーキテクト」の人数ですが、Salesforceの公式サイトによると、2018年6月の時点で全世界で約240名、日本では13名しかいないそうです。現在ではもう少し増えている可能性はあるとはいえ、認定テクニカルアーキテクトは難易度が非常に高く、そして希少性がある資格であることがうかがえるでしょう。 Salesforceの資格を取得する難易度は? 他の会社が実施するベンダー試験にも言えることですが、Salesforceの資格試験は、Salesforceユーザー、開発者をターゲットにしているものです。実務経験のない方にとっては、用語がわからずなにを問われているのかもわからない、という事態になりがちです。 実際、Salesforceの公式ドキュメントでも、各「基本資格」を受ける方には、“1年から2年の業務経験があること”と“出題範囲になる製品やサービス、開発言語の経験があること”、各「上位資格」を受ける方には、“2年から4年の業務経験があること”と“出題範囲になる製品やサービス、開発言語の経験があること”が望ましいとされています。 人によって業務経験の“密度”が異なるので、必ず2年程度の業務経験で取れるわけではないと思いますが、「基本資格」は情報処理試験でいうところの基本情報技術者試験レベルの試験と考えていいかと思います。 対して、「上位資格」は、“2年から4年の業務経験があること”が目安ですが、「基本資格」より専門性も高まるため、「基本資格」よりもだいぶと難易度が上がるようです。 Salesforceの資格を取得するための効率的な勉強方法について Salesforceの資格試験勉強をするうえで、一番の問題になるのは、試験対策用の参考書や問題集の類が極端に少ないという点です。少なくとも書籍は存在しないように思います。 書籍がない以上、周りの受験経験者やインターネットで、どういう問題が出たのか、なにが問われるのか情報収集するしかありません。しかも、そのような“口コミ”レベルの情報もあまり多くありません。学習プランが立てにくい、という意味で非常に勉強が難しい資格試験と言えるでしょう。 「ネットで調べたけれど、よくわからなかったし、周りに相談できる人もいない」という方は、“一度、ダメ元で受けてみる”のも手のように思います。 問題を解くというよりも、どういう問題が出てきたのか、どんな用語が使われていたのかを確認することで、なにを勉強すればいいか方向性が見えてくるはずです。それから本格的な学習をはじめるのもアリです。たしかに受験料が無駄になってしまいますが、間違った口コミから、出題範囲や傾向を見誤った状態で学習するよりも効率がいいでしょう。 実際の学習ですが、Salesforceの資格試験は、基本的には“実技”だそうなので、実際に製品を操作してみることが重要です。わざわざ個人で契約したいものではないかもしれませんが、業務の中だけでは不十分だと感じた場合は、無償トライアルを活用するなどして、触れる機会を増やすようにしましょう。 Salesforceの資格の価値・メリットとは 結局、Salesforceの資格を取る意味があるの?というところですが、Salesforceのシェアが海外でも日本国内でも非常に高いことから、資格としての価値は高いと言えるでしょう。また資格を持っていることで、顧客から信頼されやすいというメリットもあります。 ITエンジニアの転職市場においても、Salesforce専門、専門とまではいかなくても得意とする開発会社(ソフトウェアハウス)が増えており、「基本資格」をひとつ取得しているだけでも強力な武器になることが予想されます。 ただ、まだまだ国内の転職市場では「Salesforceの資格必須」という企業は少ないでしょう。一般化していないからこそ、他人と差別化できるという考え方もあると思います。しかし、CiscoやOracleなど他のベンダーが行っている資格試験の方が、転職市場での価値は高いとされているのが現状です。 ちなみに、Salesforceによると世界でも240人ほどしかいない認定テクニカルアーキテクトの平均年収は、約15万ドル(日本円にすると約1600万円)とのことですから、たしかに高年収を狙える資格と言えるでしょう。 Salesforceの資格は1年ごとに更新が必要 Salesforceの資格を取得したあとは、年1回の更新が必要です。 資格を更新するためには、Salesforceが提供する更新モジュールを完了する必要があります。 更新モジュールは、Salesforceのオンライン学習システムであるTrailhead上で行います。ハンズオンや問題演習が含まれるので、しっかりと勉強をしてクリアを目指しましょう。 なお、更新モジュールの配信スケジュールは資格ごとに異なるので、以下の公式サイトの情報を確認してください。 更新モジュールを完了して資格を更新しないと、上位資格も含めてすべての資格が無効になるので、必ず更新をするようにしましょう。 >https://tandc.salesforce.com/release-exam Salesforceエンジニアの年収 フリーランスエージェントであるテクフリでは、Salesforce案件が246件掲載されています(2023年9月時点)。その中でも月単価80万円を超える案件は143件です。このことから、SalesforceエンジニアはIT系の仕事の中でも年収が高めだと想像されます。 Salesforceは多くの企業において導入しやすいサービスです。そのため、Salesforceのスキルを持った人材は市場価値を高めやすい傾向があります。 Salesforceエンジニアの案件情報 最後に、Salesforceの案件情報についてまとめました。フリーランスエージェントであるテクフリには、Salesforce案件も数多く掲載されています。 どのようなSalesforce案件があるかを知ることで、Salesforceエンジニアとして働くイメージも湧いてきます。ぜひご確認ください。 Salesforceエンジニア案件を探してみる まとめ 繰り返しになりますが、ベンダーが行う資格試験は、そのベンダー製品を扱っていない方にとっては難しいものになります。これはSalesforceにも当てはまるものです。しかも、Salesforceの資格試験はマイナーではないのに、情報量が少ないという変わった特徴があります。 数年の実務経験があり、周りにすでに受けた方がいる“恵まれた”環境であれば「基本資格」レベルであれば、それほど苦労しないと思われます。しかし、独学で合格を目指す方など“恵まれていない”環境だと、非常に苦労する資格試験です。 近年では、Salesforceを得意とする開発会社が増えており、「基本資格」ひとつでも強力な武器になることが予想されます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Salesforceの資格についてよくある質問 Salesforceの資格についてよくある質問をまとめました。 そもそもSalesforceってなに? Salesforceとは世界でもっともシェアの高い顧客関係管理(CRM)システムです。Salesforceは世界初のクラウドサービス型CRMシステムで、月額制となっているため導入コストを低く抑えられます。さらに利用企業側で独自の機能を開発し、拡張できるメリットがあります。 Salesforceの公式資格とは? Salesforceの資格は、以下の4つの分類に分かれています。 ・CRM管理者/コンサルタント Salesforce製品の導入や設定など管理者のための資格試験 ・開発者/アーキテクト Salesforceの機能開発者のための資格試験 ・EinsteinAnalytics SalesforceのAIサービスで、AIを使ったデータサイエンティストのための資格試験 ・マーケター/コンサルタント PardotというBusinesstoBusiness(BtoB、B2B)用製品など、サービスを活用するメンバーのための資格試験 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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BASIC(プログラミング言語)の現在を歴史から紐解く

BASICは初心者向けのプログラミング言語とも言われており、プログラミング教育や入門者向けとして扱われていることもあるプログラミング言語です。 1970年代から利用されてきたプログラミング言語ですが、メーカーごとに独自開発されたこともあり仕様の統一がされていないという時期がありました。 そのため当初のBASICはメーカーの機種によって仕様を変える必要があり、効率的な開発を目指すためには課題を抱えているプログラミング言語でもありました。 またMicrosoftが開発したBASICをベースにしたプログラミング言語としてはVisual BASICがあります。 Visual BASICは同社が提供するWindowsをOSとしたPCなど、様々な製品にも組み込まれています。 その他富士通のパソコンの一部シリーズではF-BASIC、NECのパソコンの一部シリーズではN-BASICとして様々なパソコンでBASICは組み込まれています。 ではそんなBASICはどのような歴史を経て発展したプログラミング言語なのでしょうか。 本記事ではプログラミング言語BASICの歴史について紹介していきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる BASICの誕生について BASICが誕生したのは、1964年。ジョン・ジョージ・ケメニーとトーマス・カーツによって考案されました。 ジョン・ジョージ・ケメニーは、ユダヤ系アメリカ人であり数学者。 陸軍に入隊していた時期もあり原爆研究ではコンピュータ運用の技術で貢献したという実績があります。 またアインシュタインの助手を努めた経験もあるため当時の米国の研究者として輝かしい経歴を持った人物だといえるでしょう。 そしてBASICはその扱やすさからプログラミング教育のハードルを下げることにも影響したと言われています。 このような教育への影響を考慮するとジョン・ジョージ・ケメニーは教育者としてプログラミング言語の発展にも多大な貢献した人物であることが分かります。 では共同開発者のトーマス・カーツとはどのような人物だったのでしょうか。 トーマス・カーツは米国のダートマス大学の在学中にジョン・ジョージ・ケメニーと出会います。 そして二人はタイムシェアリングシステムの開発に取り組みます。 タイムシェアリングシステムとは今では一般的になっている一台のコンピュータに複数の端末からユーザがアクセスできる仕組みのこと。 コンピュータが各端末からアクセスした情報を細かい時系列に分けて処理するため、それぞれのユーザは自分だけの端末を操作しているような感覚でコンピュータを利用することができます。 このタイムシェアリングの開発を通して誕生したのがBASICです。 このような背景がありトーマス・カーツはジョン・ジョージ・ケメニーとの共同開発者としてその存在を知られるようになりました。 またBASICはタイムシェアリングシステムで利用できるのは当然のこととして、変数宣言を省略できるという特徴もありました。 このような特徴がプログラミング入門者でも比較的取り扱いやすく、当初は教育用のプログラミング言語として注目を集めました。 BASICの黎明期について(1960年代) BASICは前述の通り1964年代に開発されたプログラミング言語ですが、当時のコンピュータはまだまだ多くの人にとって馴染みがないものでした。 そのため1960年代はコンピュータの黎明期でありBASICにとっても黎明期だったといえるでしょう。 また1960年の国内はようやく情報サービスが産業として成立した時期です。 しかし当時は現在のように個人がパソコンを持つという状況とは程遠く、一つの大きなパソコンを複数のユーザがアクセスして利用するというのが一般的でした。 またその用途も現在と比較すれば限定的であり、大企業や政府機関による利用が主となっていました。 その一方で1960年代当時の日本は高度経済成長期であり、国内のあらゆる産業が発展を遂げていました。 その経済成長率は10%を越えており、2019年現在からは考えられない成長率だったといえるでしょう。 そして1964年には国内で初のオリンピックが開催されています。 日本は女子バレーボールで「東洋の魔女」と称されるなど様々な結果を残し、スポーツの分野でも世界的に注目を集めました。 そんな華やかな1960年代とは裏腹に国内の情報サービス産業はまだまだ黎明期でしたが、BASICは1970年代後半からは徐々に利用される機会が増えていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる BASICの成長期(1970年代後半〜1990年代前半) BASICの成長期として注目すべき時期は主に1970年代後半〜1990年代前半にかけてです。 特に1980年代にはスタンドアロンBASICが開発され多くのパソコンに内蔵されました。 スタンドアロンBASICとはBASICプログラミング環境を意味しますがOSを必要しないという特徴があります。 BASIC環境を利用すればデータの入出力管理など、パソコンの主となる機能を担うことができたためです。 そしてスタンドアロンBASICは内蔵されるだけでなく、フロッピーディスクから起動するという操作をすることもできました。 またプログラミング実行環境を支える技術として、スタンドアロンBASICは当時多くのコンピュータに取り入れられました。 その理由は当時のパソコンでは主記憶容量の課題などがあり現在のようなOSを動作させることはできなかったことが関係しています。 また同時期にマイクロソフト社によるMicrosoft BASICというBASICの処理系が開発されています。 高機能な処理系が開発されることによってプログラミング環境が整うことにもつながっていったと考えることができます。 Microsoft BASICのコンパイラ系としては、Microsoft BASIC CompIlerやQuickBASICがあります。 そして1991年からはMicrosoft Visual BASICが提供されています。 Microsoft Visual BASICはVBと呼ばれ開発環境はその後2008年まで提供されました。 さらにマイクロソフト社は同時期にBASICから派生させたプログラミング言語であるVisual BÀSICを開発しています。 Visual BASICはマイクロソフトのアプリケーションのマクロ環境としても実装されているため、Windowsユーザにとっては馴染みやすいプログラミング言語でもあるといえるでしょう。 そして1980年代のIT業界で注目すべき変化の一つに、TCP/IPが標準化されたことがあります。 これによりネットワークを世界規模で接続することが可能になり、徐々にインターネットという言葉が使われるようになっていきました。 現在では当たり前に存在しているインターネットサービス・プロバイダが増え始めたのも1980年代です。 BASICの現在(2019年) 2019年現在のBASICは他にも様々なプログラミング言語が開発されたこともあり、主流のプログラミング言語ではありません。 しかし開発から数十年が経過した現在ではBASICから派生した様々なプログラミング言語が利用されています。 そのうちの一つが、マイクロソフト社の開発したVisual BASIC .NETです。 Windows用のプログラミング言語ではありますが、初心者でも学びやすいという点はBASICと共通しており、2019年現在でも一定の人気を誇っています。 またVisual BASIC .NETは「.NET Framework」上で動作するだけでなくオブジェクト指向も取り入れています。 このようにBASICから派生していったプログラミング言語は現在でも活用されて続けており、プログラミング言語の歴史から見ても存在感があるプログラミング言語だといえるでしょう。 【まとめ】BASICはプログラミング学習にも有用なプログラミング言語 現代においBÀSICを学ぶことは実用的とはいえません。 BASICを用いた開発のニーズは現代では主流ではないからです。 しかしプログラミング言語そのものを学ぶという目的において、BÀSICを学習することは有用だといえるでしょう。 BASICは開発の背景からもわかるように、変数宣言を省略できるなどプログラミング初心者にとって馴染みやすい特徴を有しているからです。 またBASICから影響を受けて開発されたプログラミング言語が存在していることを考慮しても学習そのものが無駄になることはないと考えられます。 またBASICの歴史について知ることは、IT業界やプログラミング言語の歴史の理解を深めることにつながります。 歴史を知ることは、今後のIT業界やプログラミング言語のニーズの予測にも役立ちます。 これから新たなプログラミング言語を学習するならその開発ニーズや他のプログラミング言語への影響を知ることにも関心を持ってみてはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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システムエンジニアになるのに大学の学部は関係ある?

新型コロナの拡大をきっかけに社会が大きな変化を遂げた2020年。苦境に陥る企業・業界も少なくありません。新型コロナによる失業者の数は7万人を超えるという報道もあります。 こういう先が見えない世の中で、「手に職を付けたい」とシステムエンジニア(SE)へとキャリアチェンジを考えている方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、システムエンジニアになるために必要な条件や資格、そして、資格の取得方法について、現役SEが解説してみたいと思います。 テクフリでフリーランス案件を探してみる システムエンジニア(SE)になるためのルート 王道なルート システムエンジニアとして活躍する方の経歴は様々です。 一番よく見られる王道ルートは、学生時代に「情報学部」や「理工学部」「工学部」を卒業し、IT企業に入社、あるいはフリーランスとなってシステムエンジニアとなるパターンです。 こうした学部では、エンジニアリングについて学ぶことができます。採用する側も、「エンジニアとして活躍できる人材の供給源」として、こうした情報系学部に注目する傾向が強いです。 ただし、理系学部出身のシステムエンジニアのみしかいない訳ではありません。学部卒・院卒向けの新卒採用では、文系出身者がシステムエンジニアとして活躍していることも多いです。 筆者自身、大学は社会学部卒で、ほとんどプログラミング未経験の文系学生でした。しかし、新卒採用でIT企業に就職し、そこでITスキル等を身に着け、システムエンジニアとなりました。 その他のルート その他に多いルートとしては、情報系の専門学校やスクールでITスキルを身に着けて、IT業界に飛び込むパターンです。 大学の情報系学部ではITスキルを「学問」として学びますが、専門学校やスクールでは、現場経験豊富なエンジニアから、ITスキルを「業務テクニック」として習得できるメリットがあります。 システムエンジニア(SE)になれる条件 システムエンジニアを目指せる条件について、より具体的に解説していきます。 システムエンジニアに向いている人の特徴などもありますので、未経験の方もぜひ参考にしてみてください。 未経験でもシステムエンジニアを目指せる? みなさんが気になっているであろう、「未経験でもシステムエンジニアを目指せるか?」について、現役システムエンジニアが本音で語らせていただきます。 結論から言ってしまうと、専門学校やスクールを卒業した上でIT業界を志望するのであれば、業界未経験の方でも、システムエンジニアとして業界デビューを飾れる可能性はそれなりに高いです。 理由としては、すでにお伝えした通り、現場経験豊富なエンジニアから実践的な指導を受けられるだけでなく、卒業後の就職先を紹介してくれる専門学校・スクールも多いためです。 ただし、独学でITスキルの習得を進めた業界初心者だと、厳しいかもしれないです。 もちろん、第二新卒で応募可能な若い方であれば、業界未経験かつ独学の方でも、システムエンジニア枠で採用してれくる会社も確かに存在するので、可能性はゼロではありません。 しかし、自身の能力をアピールする方法について、よく検討した方が良いでしょう。一般的な方法としては、「ポートフォリオを公開する」、「資格の取得」などが挙げられます。資格の取得については改めてご説明します。 システムエンジニアに向いている人は? 突然ですが、システムエンジニアとプログラマー、この二つの職種の違いはお分かりになりますでしょうか。 この二つの職種は「システム開発者」という面ではよく似ています。会社によっては、プログラマーとシステムエンジニアの違いを意識せず、まとめてシステムエンジニアとしている組織もあるように感じます。 しかし、プログラマーとシステムエンジニアを明確に分けている会社があるとすれば、一般的には、プログラマーはあくまで「システム開発のためにプログラミングする人」なのに対して、システムエンジニアには「設計などの上流工程に参画し、クライアントを含めた関係者と折衝を行うこともできる人」と明確な区分をしているはずです。 システムエンジニアになるには、大きく下記のスキルが不可欠です。 関係者と折衝を行うコミュニケーションスキル クライアント企業や業務について理解を深めようとする知的探求心・好奇心 プロジェクトマネージャーのサポート要員(PMO)やプロジェクトリーダー(PL)として、計画的にシステム開発が進められるように統率するマネジメントスキルやリーダーシップ 小規模の案件だと、自身が実質的にプロジェクトマネージャーを務めることもあります。 個人的な意見でしかありませんが、私の周りのシステムエンジニアはおおむね、「多くの人から好かれる、勉強熱心で真面目な常識人」が多く、たまに「少々破天荒だけど、周りを巻き込む不思議な魅力のあるエネルギッシュな人」がいらっしゃるように思います。 学部や学歴は関係ある? 企業や人事ごとの好みがあると思うので、絶対ないとは言えませんが、学歴はあまり関係ありません。 すでに述べた通り、筆者自身、文系出身のシステムエンジニアです。学歴に関係なく、システムエンジニアになることが可能です。 もちろん、業務を行う上で必要なITスキルを保有していることが必須ですが、コミュニケーションスキルや業界・企業理解など、ITスキル以外の面では、情報系出身でIT業界しか知らない方よりも、むしろ、私のような文系出身者や他業界からシステムエンジニアになった方のほうが、優位性を感じることもあります。 システムエンジニアになれる年齢は? 年齢制限については、実質的にはあると思います。 多くの企業の求人票に「長期的なキャリア育成のため、35歳までに限らせていただいております」と書いてあるのではないでしょうか。この30代半ばというのが、一つのポイントなのかな、と思います。 システムエンジニアは「ITスキル+総合的な人間力」が試される職種です。総合的な人間力は他業種である程度、育成できると思いますし、ITスキルについても、専門学校・スクールである程度は学べると思います。 しかし、それらの経験は、他業種での実績、教育機関で学んだ知識でしかありません。システムエンジニアとして実際の業務での経験ではありません。通常、ある程度以上の現場慣れが期待されている40歳を超えているのに、“システムエンジニアとしては若葉マーク”というのは少々、厳しいかと思います。 「業界知識が豊富なので、設計やクライアント交渉はお任せください」ということであれば、システムエンジニアとしてデビューできる可能性もありますが、そうでない場合にはコンサルタント職など、別のポジションでご活躍することをおススメします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる システムエンジニア(SE)には資格が必要か システムエンジニアという職業は、例えば医者や弁護士のように、試験をクリアし、資格を得ないとできない仕事ではありません。 逆に言えば、誰でもシステムエンジニアになることができます。 つまり、「私はシステムエンジニアだ」といくら連呼しても、連呼するだけでは評価されない世界です。 そのため、先述の通り「ポートフォリオを公開する」、「資格の取得」などの方法にて、自身のスキル・知識レベルを証明できるようにしたうえで、求職活動を行うのが好ましいです。 という訳で、業界未経験者で、システムエンジニアを目指す方が知っておくべき資格試験をご紹介いたします。 システムエンジニア(SE)になるためにおすすめの資格 ①ITパスポート(iパス) ※難易度1(合格率50%前後) 日本のIT国家資格である「情報処理技術者試験」を構成する資格試験の一つです。 そもそもとして、ITパスポートは“ITを利活用する者”のための資格試験です。 つまり、ITシステムのユーザーとなる人向けの資格試験であり、ITエンジニアのための資格試験ではありません。そのため、ITパスポートを取っていてもIT業界では基本的には評価されません。 それでは、なぜ、この資格の受験をおすすめするかと言いますと、IT業界にいままで縁がなかった方が、ITに触れる“はじめの一歩”として、丁度良い難易度の資格試験だからです。しかもCBT方式(テストセンターでのWeb試験)のため、いつでも受けることが可能です。 逆に言えば、酷な言い方ですが、「ITパスポート」になかなか合格できないような方は、ITに関して“センスが悪い”可能性があり、この先、IT業界で生き残るのも苦労する可能性があります。そういう意味でも、これまでITと関わりのなかった方が、自身のIT業界への適性を判断する際の試金石となる資格試験とも言えます。 ②基本情報技術者試験 ※難易度2(合格率20%前後) 基本情報技術者試験も「情報処理技術者試験」を構成する資格試験の一つです。 ITパスポートは“ITを利活用する者”のための資格試験でしたが、基本情報技術者試験は、“情報処理技術者”のための資格試験です。 日本が行うITエンジニアのための資格試験というところで、IT業界では非常に評価が高い資格試験の一つであると同時に、「IT業界に三年いても基本情報技術者試験が取れない人は、IT業界に向いていない」と言われることもあります。まさに、ITエンジニアにとって登竜門のような位置付けの資格試験です。 このように、もとからIT業界にいた方にとっては、持っていて当たり前の資格ですが、業界未経験者にも関わらず、基本情報技術者試験を取得しているとなると、転職活動などにおいて大きなアドバンテージになります。プログラミングスキルが問われる問題が出現するなど、ITパスポートよりも難しいですが、取得することをおすすめしたい資格試験です。 ③応用情報技術者試験 ※難易度3(合格率20%前後) 応用情報技術者試験は基本情報技術者試験の上位となる資格試験です。基本情報技術者試験を取得し、数年の経験があるシステムエンジニアやプログラマーを主な対象者としています。 IT業界においては、新卒採用者の場合、20代半ばから30代前半までに取得するように要求している企業が多く、30歳以上の中途採用者の応募条件にしている会社も少なくありません。 このように中堅以上のシステムエンジニア向けの資格試験であり、基本情報技術者試験よりも難しいですが、実はプログラミングスキルを問われる問題を回避できます。そのため、文系出身の方にとっては、基本情報技術者試験よりも応用情報技術者試験の方が、試験合格に向けた勉強は取り組みやすいかもしれません。 ④システムアーキテクト試験 ※難易度4(合格率10%前後) システムアーキテクト試験は応用情報技術者試験よりさらに上位のグレードとなる“高度情報技術者試験”の一つです。応用情報技術者試験に合格できる技量のあるエンジニアの中でも、さらに専門性の高いエンジニアのための資格試験です。 普通は業界未経験者が受けるような資格試験ではありません。しかし、上級システムエンジニアを目指す方にとって、一つのゴールとなる資格試験ですので、名前だけでも覚えておいてください。 ⑤ORACLE MASTER Bronze ※難易度2(合格率不明) アメリカのソフトウェア会社であるORACLEが実施する資格試験がORACLE MASTERです。 試験内容としては、ORACLE社が発売するデータベース関連の製品である「Oracle Database」に関する技術力を確認するものになっています。「Bronze」が最下位で、「Silver」「Gold」「Platinum」という風に上位の資格が設計されています。 ちなみに、ORACLE MASTERのように、ベンダーが自社製品の理解度を測定するための資格試験を主催することがありますが、この手の試験のことをベンダー試験と呼びます。更新世になっていたり、商品のバージョンアップに合わせて、資格試験のバージョンも更新されることが多いので、一度取ったが、いつの間にか失効していた、ということもよくあります。 資格をとるための勉強法 資格取得のための勉強法としては次の三つです。 <0l> 書籍での学習 学習サイトの活用 学校に通う 個々人の向き不向きや、それぞれにメリット・デメリットがあります。それぞれを簡単にご紹介いたします。 書籍での学習 書籍を使って学習するメリットはオフラインで、自分の好きな場所・タイミングで学習を進められるという点です。 デメリットは、メールなどを使って著者等の有識者に問い合わせできる書籍も一部ではありますが、基本的には質問などができないという点です。 基本的には、“解説が手厚い問題集+必要に応じて補助教材(重要項目を網羅した文庫本サイズのものなど)”もしくは“模擬問題などがついている解説本”が良いかと思います。 基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などの情報技術者試験に関しては、特に多様な関連書籍がありますので、自分が続けられそうなものを選ぶとよいでしょう。 学習サイトの活用 メリットは、有識者に質問がしやすく、オンラインに限られますが、自分の好きな場所・タイミングで学習を進められる点です。 デメリットとしては、オンラインに限られるため、学習サイトだけでは隙間時間活用ができない、また、習慣化できないと、そのうち講義ビデオを見ないことになりがち、という点です。 無料で過去問を公開しているところもありますが、本格的な講義が受けたい方はUdamyがおすすめです。アメリカ発のオンライン学習サイトですが、日本のベネッセが業務提携しており日本人にとっても非常に使いやすいサイトになっています。 学校に通う 資格試験対策講座を実施している学校に通うのも手です。 メリットは、有識者に質問がしやすく、また、他の受講者と一緒に学ぶことで、モチベーションが高い状態で学習を進められる点です。 デメリットとしては、オンラインに限られるため、学習サイトだけでは隙間時間活用ができないという点です。また、他の方法に比べて、経済的・時間的コストがもっとも掛かってしまいます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 資格以外に必要なスキル プログラマーとシステムエンジニアの違いという話の中で少し触れましたが、システムエンジニアにはITスキルが必要不可欠ですが、それだけでは厳しいです。 特にシステムエンジニアに求められるのは、以下の二つのスキルです。 ・コミュニケーションスキル →クライアントを含めた関係者と折衝を行うことが求められることが多いため。 ・マネジメントスキル →計画的にシステム開発が進められるように、同じユニットのプログラマーや後輩システムエンジニアを統率することも求められるため。 この二つは資格試験などで証明できませんが、これまでの経験ベースに適性があることを伝えられると思います。自己PRなどをうまく活用しましょう。 なお、資格試験の学習だけでは「開発スキル(実装力)」は身に着かないかと思います。資格試験とは別に、プログラミング学習も進めましょう。また、学習状況も自己PRなどで伝えるようにしましょう。 システムエンジニア(SE)のキャリアプラン・キャリアパス システムエンジニアになった後のことが気になる、という方も少なくないでしょう。ということで、システムエンジニアのキャリアプラン・キャリアパスについても簡単に説明しておきましょう。 システムエンジニアという職種は「設計などの上流工程に参画し、クライアントを含めた関係者と折衝を行うこともできる人」である、ということは、すでにお伝えしましたが、“設計など(ITエンジニアとしての専門性を高める)”と“関係者と折衝”のどちらにフォーカスを合わせるかで、二つの道があります。 まず一つ目の“設計など(ITエンジニアとしての専門性を高める)”場合のキャリアパスとしては、ある分野、例えば、PythonならばPython、ネットワークならネットワークといった風に、特定分野のITスキルを深めて、その分野の権威、スペシャリスト・上級システムエンジニアとなるコースです。 もう一つの“関係者と折衝”を深める場合のキャリアとしては、いわゆるプロジェクトマネージャー(PM)として、プロジェクト全体の統括をする管理者へのキャリアアップです。逆の言い方をすると、IT業界の花形職種と言われるプロジェクトマネージャーですが、システムエンジニアとして下積み時代を積んでから、プロジェクトマネージャー職を任されることが一般的です。 ついでに申し上げると、みなさんにもイメージがあるかと思いますが、一定以上のスキルを保有するシステムエンジニアが、脱サラしてフリーランスとして活躍することも多いです。社内で一般社員から係長、係長から課長といった、キャリアップを目指すだけが道ではありません。 社内で肩書を持ち、そのランクが上がるにつれて、現場への関与が下がってしまうことが多いです。あるいは、会社の経営・運営にも責任を持つことになり、社内政治への関与を含めて、エンジニアファーストで仕事が続けられなくなることもあります。 自身が目指す「技術者像」を追い求めるため、会社のシガラミから解放されるため、フリーランスに転向するのは、IT業界では普通のこととなりつつあります。 まとめ 今回はシステムエンジニアになるために必要なことについて、ご紹介させて頂きました。 結局のところ、システムエンジニアに限らず、IT人材は「いま必要な技術力を持っているか」の一点で評価されます。そのため、学生時代は情報系だったとしても、社会人になって以降、自己研鑽を怠れば、「技術力の低いシステムエンジニア」へと転落することもあります。 逆に言えば、学生時代やこれまでの経験に限らず、努力を重ねて技術力を深めると、それに応じて、高い評価を得ることが可能です。業界未経験から、フリーランスとしてお金と時間の自由を得ている人も少なくありません。 先が見通せない時代だからこそ、システムエンジニアへの転向は検討価値があるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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