お役立ちコンテンツ | フリーランスエンジニアの案件・求人なら【テクフリ】

お役立ちコンテンツ

フリーランスの抱える税金や確定申告、社会保険や経費に関するお悩みを解決いたします。そもそもフリーランスになるためにはどうすればよいのか、現在正社員で働いているが、フリーランスになりたいと考えている方々にも必見です。役立つコンテンツ満載でお届けいたします。

該当コンテンツ数10件中1~10件を表示
Python

Pythonで副業したいエンジニア必見!案件の探し方や特徴をご紹介

近年、ビッグデータ解析やWebアプリ開発、人工知能に使用されているPythonの技術が注目を浴びています。Pythonは少ない記述量でわかりやすい簡単なプログラムが書ける言語です。その利便性から世界中で広く利用されており、GitHubの人気言語調査では、プルリクエスト数で世界1位を記録しています。 今回はそんな人気言語Pythonの副業について紹介します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Pythonの副業案件の単価相場 Pythonの副業案件の単価相場は、テクフリ上で見ると80万前後である場合が多く、副業案件の中でもかなり高単価です。職種はデータサイエンティスト、サーバーサイドエンジニア、フロントエンドエンジニアなどさまざまです。また、機械学習やデータサイエンスの知識が必要となる案件は報酬が高くなる傾向があります。 Pythonの主な副業案件 ここでは、Pythonの主な副業案件を紹介します。自分が活かせるスキルや報酬と相談して、どの案件を受注するか決めましょう アプリケーション開発 Pythonはクロスプラットフォームで動作する言語であり、デスクトップアプリケーションやモバイルアプリケーションなどの開発に適しています。フルスタックのPython開発者であれば、フロントエンドからバックエンドまで幅広いアプリケーションの開発が可能です。 データ分析・解析ツール開発 Pythonはデータ分析に適した言語であり、Pandas、NumPy、Matplotlibなどのライブラリが豊富に存在しています。データ分析、データマイニング、機械学習、統計解析など、さまざまな使い方ができる言語です。 ディープラーニング Pythonはディープラーニングに適した言語であり、TensorFlow、Keras、PyTorchなどのライブラリがあります。画像認識、自然言語処理、音声認識などの分野で使用されます。 Webスクレイピング PythonはWebスクレイピングに適した言語であり、Beautiful SoupやScrapyなどのライブラリが存在します。Web上の情報を収集するために使用されます。 講師として初学者への指導 Pythonは初学者にも優しい言語であり、教育現場で広く使用されています。Pythonの基礎から応用まで指導する講師として活躍することができます。 Pythonの副業案件の探し方 Pythonを使って副業を始めるために、どのように案件を獲得すれば良いのでしょうか。クラウドソーシングサービスと転職エージェントの2つ軸に分けて例を紹介します。 クラウドソーシング/求人サイト/SNSで探す まずは、クラウドソーシングや求人サイトのような求人を出している企業と直接つながることができるWebサービスを紹介します。 CrowdWorks 初心者向けの募集案件が豊富にあり、クラウドソーシングサービス初心者におすすめのサイトです。アプリ開発やWebサイト開発といったカテゴリーごとに仕事を探すことができるので、気になる案件がないか探してみましょう。 https://crowdworks.jp// Lancers 日本最大級のクラウドソーシングサービスで、質の高い案件が多いことが特徴です。24時間以内のメッセージ返信率:80%以上、過去1年間のクライアントからの「満足」の割合が95%以上といったいくつかの条件を満たすと「認定ランサー」として認められ、高額案件や多くの案件を安定してこなしているという証明になります。多くの実績を積んで「認定ランサー」を目指しましょう。 https://www.lancers.jp/ YOUTRUST 信頼できる友達もしくは友達の友達から副業・転職のオファーが届くキャリアSNSです。報酬額はオファーがあった友人や「友人の友人」と直接交渉する形をとっているので、案件によって幅があります。知らない人ではないので、気軽に金額交渉ができそうですね。 https://youtrust.jp/lp 副業エージェントを使って探す 次に、要望を聞いた上でマッチしている企業を紹介してくれるエージェント型のサービスを紹介します。 Flexy フリーエンジニア・デザイナー向けのエージェントサイトです。複数社での同時稼働、自宅勤務も可能な案件が多く、フレキシブルな働き方がかなえられるサービスです。週2日から働ける案件が多くあるため、無理のない働き方をしたい人にもおすすめのサービスになります。 https://flxy.jp/ Midworks 利用者の層は、月額単価60万円以上の高単価案件を目指しているスキルの高いエンジニアが多いことが特徴です。また、Midworksに登録後サポーターとカウンセリングが可能です。希望条件とスキルのヒアリングのみならず、キャリア相談にも応じてくれます。副業だけではなく転職も検討している人は、キャリア相談も活用してみましょう。 https://mid-works.com/ クラウドテック キャリアサポーターがフリーランサーと企業を仲介してくれるのがクラウドテックの特徴です。週3日から働ける案件も多く、88%の人がリモート案件で稼働しています。働く場所や時間に関して拘束されたくないという人から指示されており、継続率90%という実績もあるサービスです。 https://crowdtech.jp/ レバテックフリーランス レバテックフリーランスは、18年の実績を持ち、フリーランスエージェント登録者数1位を獲得しています。取引社数5000社以上という豊富な案件数が特徴で、プロのコーディネーターによる相談も行っています。自身のスキルや要望にあった高単価案件を紹介して欲しいという人におすすめです。 https://freelance.levtech.jp/ Pythonで副業をするために最低限必要なスキル クラウドソーシングサイトを見ていると、Pythonの副業案件にはWebアプリケーション開発やスクレイピングの案件が多いです。Pythonで副業をしたい人は、以下の3つのスキルは最低限押さえましょう。 ・Pythonの基礎 まずは、Pythonの基礎文法、制御構文、データ型、関数、クラスなどを理解しましょう。また、Pythonの標準ライブラリや外部ライブラリを使いこなすことも大切です。 ・フロントエンドの基礎 Webアプリケーション開発にはHTML、CSS、JavaScriptなどのフロントエンド技術が必要です。Pythonを使ったフルスタック開発をする場合は、Pythonの技術だけではなく、これらフロントエンドの基礎も身につけましょう。 ・データベースの知識 Webアプリケーション開発では、データベースを使ってデータを管理することが一般的です。SQLを使ったデータベースの操作方法や、ORM(Object Relational Mapping)ライブラリの使い方を理解しましょう。 Pythonの副業をする上での注意点(よくある質問) ・Pythonの副業案件は競合が多い Pythonは非常に人気の高い言語であり、多くの人が使っています。そのため、副業案件に応募する際には、競合が激しくなり、案件を取るのが難しくなる場合があります。また、報酬が低い案件も多いため、案件を探すときは注意が必要です。 ・Pythonのライブラリを使いこなせるように勉強や経験を積んだ方がよい Pythonを習得するには、独学では時間がかかるため、プログラミングスクールに通うと効率的です。最後にPythonが学べるおすすめのプログラミング学習サイトを紹介します。 Pythonが学べるプログラミング学習サイト Pythonに特化したプログラミングスクールを紹介します。この他にも無料で学べるサイトなどもありますので、自身のレベルに合わせてぜひ参考にしてみてください。 Aidemy Aidemyは、​Pythonを用いたAI開発やデータ分析を中心に取り扱っているプログラミングスクールです。​Aidemy Premium Planという有料講座では、​AIアプリ開発講座、​データ分析講座、​自然言語処理講座、​AIマーケティング講座など、AIを活用するためのスキルを解説する7つの講座があります。​未経験者でも3ヶ月でAIを使いこなせるようになることを目指したカリキュラムを提供しているスクールです。 https://aidemy.net/ キカガク キカガクは、​AIを含めた最先端技術を最短距離で学べるオンラインプログラミングスクールです。​データ分析やAI開発などで活躍する人材を育成することを目的としています。​キカガクは、​動画学習プラットフォームによって、​無期限で動画視聴が可能です。​また、​転職サポートも行っており、スキルを身に着けてキャリアを形成するトータルサポートを提供しています。 https://www.kikagaku.ai/campaign/ まとめ 今回はPythonの副業案件の探し方やPythonの特徴について紹介しました。Pythonの副業は機械学習やデータサイエンスの知識が必要なため、高単価案件が多い傾向があります。また、Webアプリケーション開発やスクレイピングの経験があると、より多くの案件にチャレンジできます。この記事を通して、少しでもお役に立てたら幸いです。 🔘
Python

Pythonフレームワークのおすすめ7選【2024年最新版】

近年、人気のあるプログラミング言語のひとつとしてPythonが注目されています。 PythonはWebアプリケーション開発だけでなく、データ解析や人工知能(AI)開発にも活用できる言語です。 使用者が多いこともあって、フレームワークも多数存在しています。 そのため、 「Pythonのフレームワークって何があるの?」 「たくさんあってどのフレームワークを使えばいいかわからない…」 といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。 そこで、この記事ではPythonのフレームワークについて解説していきます。最後まで読んでいただければ、どのフレームワークを学習すれば良いかわかります! Pythonについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。 参考【テクフリ】2022年3月版 人気のプログラミング言語ベスト20 第1位:Python テクフリでフリーランス案件を探してみる Pythonフレームワークとは? Pythonのフレームワークとは、Pythonを利用して開発をする際に必要な基本機能をまとめたソフトウェアのことです。 フレームワークには、ある程度決まったルールが存在しています。そのため、誰が書いても同じようなコードになりやすく、他人のコードを理解しやすいという特徴があります。 また、自分で1から書くと数百行必要なコードが、フレームワークを使うと数十行で解決するのも魅力です。 フレームワークと似た言葉としてライブラリがありますが、両者の違いは制御の反転があるかどうかという点です。 ライブラリの場合、プログラムを動かす主導権はプログラマーが書いたコードにあります。一方で、フレームワークの場合、プログラマーが書いたコードはフレームワークによって制御されるのです。 つまり、ライブラリは主導権がエンジニア側にあり、フレームワークは主導権がフレームワーク側にあるといえます。 Pythonフレームワークを利用するメリット Pythonを使う上で、フレームワークを利用することにはいろいろなメリットがあります。 この記事では、以下の5つのメリットについて紹介していきます。 開発スピードが上がる コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) バグの減少 フリーランスとして仕事が取りやすくなる セキュリティ面の不安を減らせる 開発スピードが上がる MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特に、サービスを高速で市場に投下することが重要です。Pythonのフレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。 例えばPythonのフレームワークには、データベースアクセスの機能やログイン機能、フォーム作成機能などが備わっているのですが、それらをフレームワークなしでエラー無く完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。 コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) プログラミングに限らず全ての仕事にいえますが、コードの書き方にはその人の個性やクセがでます。 経験、スキル、年齢、性格、キャリアなど様々な要因によって差が生じるのですが、人が書いたコードを修正するのは、かなり大変な作業です。 フレームワークを利用すれば、コードの統一性を保持させることができます。 統一性を保持することにより、多人数開発にも対応しやすくなるでしょう。 バグの減少 Pythonのフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。そのため、バグがあったとしてもすでに発見され解決されていることが多いです。 それらのバグが少ないフレームワークを利用して開発を進めると、開発をしたプログラムもバグが少なくなる可能性が高まるといえます。 セキュリティ面の不安を減らせる Pythonフレームワークを使うことは、セキュリティ面の不安を減らすことにもつながります。 Webアプリは不特定多数の人が使うものなので、Webアプリ経由でユーザーの個人情報を抜き取られるなどの攻撃を受けることがないように、セキュリティを強化しなくてはいけません。 個人情報が抜き取られてしまうと、何億円もの損害が発生する可能性もあります。 ただ、セキュリティの穴が一切ないようにプログラムを構築するのは大変ですし、デバッグの手間もかかってくるでしょう。 Pythonフレームワークを使えば、あらかじめセキュリティ対策が備わったプログラムを活用できるため、セキュリティ対策が容易になります。 フリーランスとして仕事が取りやすくなる Pythonの中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。 特にDjango、Flaskの2つは人気のフレームワークとなっており、使える人材と使えない人材では、Pythonエンジニアとして仕事を獲得する難易度に差が生じるでしょう。 Pythonフレームワークを使用するデメリット 一方で、Pythonフレームワークを使用することのデメリットは次の4点が挙げられます。 学習期間が必要 イレギュラーに対応できないことがある 開発現場によって使われるフレームワークは異なる フレームワークなしでプログラミングできなくなる 詳しく見ていきましょう。 学習期間が必要 フレームワークを使いこなすにはPythonの理解がある前提で、最低でも数週間は学習をする必要があります。 概要を抑えられても、細かい要望を実現しようとすると学習に更に時間がかかることはよくあります。特に使用者が多くないフレームワークの場合、情報量が少なく学習が難しいこともあるでしょう。 また、ドキュメントは基本的に英語で書かれていることが多いため、英語ができないとスムーズに学習を進められない可能性があります。 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には有用です。 しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。 フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを利用しないほうが作りやすいことがあるのです。 ただ、PyramidやFlaskのように最小限の機能で構成されたフレームワークは、他のライブラリと組み合わせて使えるため比較的自由度が高いです。 このようなPythonフレームワークを使うという手もあるでしょう。 開発現場によって使われるフレームワークは異なる Pythonエンジニアは場合によっては、複数のフレームワークを学ばないといけなくなる可能性があります。 開発現場によって使われるフレームワークは異なるため、転職する際は新しいフレームワークを1から学ぶ必要が出てくるのです。 特に、フリーランスエンジニアとして働く場合、参画する案件によってフレームワークが変わるため、最低でも2〜3つはPythonフレームワークを習得したいところです。 とはいえ、いきなり多くのフレームワークを学ぶことは簡単ではないというのも事実です。 まずは多く使われているフレームワークを優先的に勉強すると良いでしょう。 フレームワークなしでプログラミングできなくなる Pythonフレームワークを使い続けていると、フレームワークなしでプログラミングできなくなってしまう可能性もあります。 フレームワークでの開発に慣れてしまい、1からプログラムを構築するとなると、どこから手を付けて良いのか分からなくなるエンジニアも多いです。 Python案件にはフレームワークをまったく使わないものや、その企業独自のフレームワークを使うものもあります。 そういった案件に参画できないとなると、案件へ参画する機会を失ってしまいます。 Pythonフレームワークを使わずにWebアプリのログイン画面や会員登録画面などを作成する練習も、ある程度は必要になってくるでしょう。 おすすめPythonフレームワーク7選 ここからは、人気のフレームワークや、目的によって有用なPythonフレームワークについて解説していきます。 1.Django Djangoは2005年にリリースされたフレームワークで、ワシントンポストやNASAで利用されています。 Webアプリケーション開発に利用されている、多機能フレームワークです。 Pythonのフレームワークの中でもトップレベルで人気度が高く、どれから学ぶべきか分からない場合、Djangoを選んでおけば間違いないでしょう。 また、Djangoは利用者が多いため、分からないことがあっても調べれば解決方法が見つかりやすいというのも初心者にやさしい点です。 Django公式サイト 2.Flask Flaskは2010年にリリースされたフレームワークです。 Flaskの大きな特徴は、最低限の機能のみをまとめたフレームワークであり、多機能なDjangoとは正反対の性能をしています。 一見すると、Djangoに性能で劣っているように見えますが、コンパクトにまとめられているので分かりやすく、処理が軽いという利点を持っています。 また、Flaskは最小限の機能でまとめられているため、他のフレームワークに比べて自由がきくというのも人気の理由です。 しかし、機能が少ないので、必要なものは自分で用意しなければならないという見方もでき、開発工数がかかってしまう点には注意が必要でしょう。 Flask公式サイト 3.Bottle Bottleは2009年にリリースされたWebアプリケーションフレームワークです。 前述のFlaskよりもさらにシンプルであり、Bottleはひとつのファイルで構成されています。 シンプルすぎるため複雑なアプリケーション開発には不向きではありますが、学習コストはとても低いので、小規模な開発などに使われています。 Bottle公式サイト 4.Tornado Tornadoは2009年にリリースされたWebアプリケーションフレームワークです。 Tornadoの特徴は、非同期フレームワークがある点です。処理の際にI/O処理(入出力処理)を後回しにすることで、同時に多数の処理をすることが可能になっています。 長時間の接続が必要とされる、ユーザー向けのアプリケーション開発をする方に向いているフレームワークです。 Tornado公式サイト 5.Pyramid Pyramidは、小規模から大規模開発を満遍なくカバーしているフレームワークです。 コンパクトさを持ちながらも、さまざまなモジュールを組み合わせることで、大規模開発にも対応できるようになっています。 Pyramid公式サイト 6.Plone PloneはWebアプリ用フレームワークでありながら、企業向けCMSでもあるという、少し変わったPythonフレームワークです。 フルスタックフレームワークに近く、Plone1つに多くの機能が備わっています。 特にPloneは、データベースも備えているという点が特徴的です。 Ploneを使う場合、MySQLなどのデータベース管理システムを別途使わなくても良くなります。 現時点では日本語の情報が少ないため、英語ができないと勉強しにくいかもしれませんが、今後日本でも流行する可能性はあるので、興味のある方は学習を始めておくのも良いでしょう。 Plone公式サイト 7.web2py web2pyは勉強用として開発されたPythonフレームワークです。 勉強用であるためPythonフレームワークの中でも習得難易度が低く、覚えることも少ないのが特徴です。 他のPythonフレームワークを学んだものの途中で挫折してしまった、という方は、web2pなら習得できるかもしれません。 また、勉強用とはいえセキュリティを強化するための機能も含まれていて本格的なのも特徴です。 web2pyを求められる案件数は多いわけではないですが、最近ではアジャイル開発用としても使われています。 web2py公式サイト まとめ この記事では、Pythonのフレームワークについて解説してきました。 Pythonがプログラミング言語の中で人気を獲得していく以上、フレームワークの必要性も同時にあがってきます。適切なフレームワークを採用することで作業効率を上げて、より良い開発ライフを送りましょう! テクフリでフリーランス案件を探してみる
Python

Pythonでできることは?特徴と合わせてわかりやすく解説

Pythonは非常に人気の高いプログラミング言語のひとつで、世界中で多くの人に使用されています。 シンプルな文法と豊富なライブラリを備えており、データ分析や人工知能、Web開発など幅広い分野における開発で使用できます。Pythonは現代のソフトウェア開発における重要な役割を果たしていると言えるでしょう。 本記事ではPythonでできること・できないこと(苦手なこと)について、プログラミング言語としての特徴と合わせて解説します。初心者でも分かりやすい内容となっておりますので、Pythonを利用しているという方だけでなく、Pythonでの開発に少しでも興味のある方はぜひご一読ください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Pythonの特徴 冒頭でもお伝えした通り、Pythonの特徴は柔軟性と多様性です。シンプルかつ直感的な文法と豊富なライブラリによって開発効率を高めることができ、さまざまなプロジェクトに対応できるでしょう。オープンソースのコミュニティが支えるPythonは初心者でも学習ハードルが低い一方で、プロのエンジニアのニーズもしっかり満たせる能力を持っています。 Pythonの特徴について、さらに詳しく解説していきます。 コードがシンプルでわかりやすい Pythonのコードはシンプルでわかりやすいため、初心者にも扱いやすい言語として知られています。 例えば、他のプログラミング言語では複雑な構文を必要とする操作も、Pythonでは数行のコードで簡潔な記述が可能です。このシンプルさは、プログラミングを学ぶ際の障壁を大きく下げてくれるでしょう。また、Pythonは字下げを利用してコードブロックを区切るため、他の言語よりも読み書きが容易なのも特徴です。コードのデバッグが容易になり、プログラミング初心者がつまづきがちなポイントをクリアしやすくなるでしょう。 ライブラリが豊富である Pythonのもうひとつの大きな特徴は、豊富なライブラリです。 Web開発やデータ分析、機械学習、画像処理など、幅広い用途に対応するためのライブラリが用意されています。例えばデータ分析においては「Pandas」や「NumPy」、機械学習には「TensorFlow」や「Scikit-learn」といったフレームワークが広く使われています。こうしたフレームワークを利用することで複雑な機能も簡単に実装しやすくなるため、開発者が新しいアプリケーションを構築する際も非常に役立ちます。 さらにPythonのライブラリはコミュニティによって常に更新・改善され続けており、最新の技術トレンドに対して迅速に対応できるという点も魅力です。 Pythonのフレームワークについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。 Pythonフレームワークのおすすめ7選【2024年最新版】 Pythonでできること 先述の通り、Pythonが利用されている分野は非常に多岐にわたります。 Pythonを用いると実際に何ができるのか、具体的に利用されるフレームワークやライブラリと合わせてさらに詳しくご紹介します。 Webアプリの開発 さまざまな機能を実装するためのフレームワークやライブラリが豊富であることから、PythonはWebアプリ開発において広く利用されています。InstagramなどのSNSやECサイト、業務効率化ツールなど身近なサービスの開発にも使用されていることが多いです。Webアプリの開発には「Django」や 「Flask」などのフレームワークがよく用いられています。 データの自動収集 Pythonを活用すれば、Web上のデータを抽出(Webスクレイピング)することもできます。Webスクレイピングは、Web上の情報を自動で抽出して解析するための技術です。PythonはWebスクレイピングを実施するのに適したプログラミング言語であり、「Beautiful Soup」や「Scrapy」といったライブラリを活用することで効率的にデータ収集を行えます。 このような技術は市場調査や競合分析、ソーシャルメディアのトレンド把握などビジネスの意思決定に役立つデータを集める上で非常に有効です。Pythonを活用すれば複雑なウェブサイトの構造にも対応でき、非技術者でも比較的短期間でスクレイピング技術を習得することができます。ただし、サーバーへの負荷などの観点からスクレイピングを禁止しているWebサイトもあるため、利用規約などを確認したうえで適切に利用しましょう。 データ処理・分析 Pythonは、データサイエンス分野での利用が特に目覚ましいです。例えば「Pandas」はデータ分析を行う際に欠かせないライブラリで、複雑なデータセットの処理や変換を簡単に行うことができます。一方で「NumPy」は、数値計算を効率化して大規模な数値データの操作を高速に行うことができるため、科学計算や工学計算などの分野で広く利用されています。 Pythonのライブラリを利用して複雑な数理計算や膨大なデータの処理をコンピュータに任せることができれば、データサイエンティストはより多くの時間を重要度の高いデータ解析に費やすことができるでしょう。 AI・機械学習の開発 Pythonは、AIや機械学習など現代のテクノロジーを牽引する重要な分野の開発において中心的な役割を果たしています。 「TensorFlow」や「PyTorch」といったフレームワークを利用すれば、深層学習モデルの構築とトレーニングを簡素化して画像認識、自然言語処理、予測モデリングなどの複雑なタスクを実現することができます。AIや機械学習について知識が豊富でない開発者であったとしても、基本的なモデルであれば比較的気軽に構築できるでしょう。 ブロックチェーンの開発 Pythonはブロックチェーンの開発においても利用されています。ブロックチェーンは取引履歴を分散させて記録する技術で、仮想通貨取引などに使用されている技術です。Pythonはハッシュ関数や暗号化ライブラリといった、ブロックチェーン開発に必要なライブラリが豊富にあります。ブロックチェーンは近年注目を浴び続けている技術であるため、Pythonでブロックチェーン開発ができるエンジニアの需要が伸びていくことも予想できます。 組み込みアプリの開発 IoTデバイスや家庭用自動化システム、環境監視システムなどさまざまな用途においてもPythonを活用することができます。 Pythonには、GPIO(汎用入出力)ピンを制御するためのライブラリや、データ収集、センサーからの読み取り値の処理など、組み込み開発に特化した多くのリソースがある点も強みです。そのため、Pythonでの開発経験が浅いエンジニアでも比較的簡単にハードウェアの制御が行え、創造的なプロジェクトに挑戦することができます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Pythonができないこと・苦手なこと Pythonがさまざまな分野の開発において使用されていることをお伝えしてきましたが、適切な用途においてPythonを活用するために、できないことや苦手なことについても理解しておきましょう。 スマホアプリ・デスクトップアプリの開発 Pythonはスマホアプリやデスクトップアプリの開発においてはあまり用いられていません。これはPythonが実行速度においてCやC++、Swift、Kotlinなどに比べて劣るためです。また、スマートフォン向けのアプリ開発には、それぞれのプラットフォームに特化した言語やフレームワークが存在し、それらを使用した方が効率的であるということも理由として挙げられます。「Kivy」のようなライブラリを使用すればPythonでデスクトップやモバイルアプリケーションを開発することも可能ですが、一般的に強く推奨されることはありません。 高速処理が必要な開発 Pythonは高速処理が必要とされる開発を比較的苦手としています。Pythonは動的型付け言語であり、処理速度が他の言語よりも少し遅いのがデメリットです。特に大規模なデータセットや複雑な計算を必要とする場合、処理にかかる時間が課題となってしまう可能性があります。リアルタイム処理や大量のデータを高速処理する必要のあるアプリケーションでは、CやC++のような言語が適しているでしょう。 しかし性能が最優先される場合を除き、プロトタイピングや中規模のアプリケーション開発では、Pythonの生産性の高さによってこのデメリットを補うことが可能です。NumPyやPandasなどの高性能なライブラリを使用することで処理速度を向上させることもできますが、完全な解決策とはいえないでしょう。 Pythonの将来性 Pythonの人気は近年ますます高まっており、AI、データサイエンス、Web開発など、多くの分野において需要がさらに拡大すると考えられています。特にAIとデータサイエンスの分野では、Pythonの簡潔な構文と強力なライブラリが研究者や開発者から高い評価を受けています。 非常に人気が高い言語であるPythonは、利用者のコミュニティも大規模であり、世界中の開発者が日々新しいライブラリやツールを開発しています。したがってPythonは新しい技術トレンドに対しても迅速に適応することができ、こうした点からも将来性の高い言語と言えるのではないでしょうか。Pythonはオープンソースであるため、多くの企業や教育機関がPythonを採用しやすく、プログラミングの入門言語としても導入されるケースが増えています。これは将来的にPythonを使える人材が増えることを意味しており、Pythonは今後も長期にわたって重要な技術スキルのひとつとして位置づけられるでしょう。 Python初心者におすすめの勉強法 Pythonはさまざまな開発に役立てられることがお分かりいただけたのではないでしょうか。何かしらのプログラミング言語を用いた開発経験のある方なら、比較的簡単に習得することができるかもしれません。一方でプログラミング言語に触れたことのない方でも、Pythonは学習ハードルが比較的低い言語です。Pythonでの開発経験がない初心者の方にも効果的な勉強法を紹介しますので、学習を始めようと思っている方の参考になれば幸いです。 Udemyなどの動画で学習する 視覚的に学ぶことを好む方には、「Udemy」などのオンライン動画学習がおすすめです。Udemyでは、Pythonの基礎から応用まで、幅広いレベルの学習コースが用意されています。動画を用いた学習は実際のコードの書き方や動作の様子をリアルタイムで見ることができるため、プログラミング初心者でも視覚的に理解しやすいのがメリットです。 講師がコードを書く過程での考え方やデバッグの方法なども学べるため、テキストのみを用いて独学を進める場合と比べてより実践的なスキルが身につきやすいのも魅力でしょう。 参考書で学習する 基礎からしっかりと学びたい方や、自分のペースでじっくりと学習したい方には、参考書を用いたテキストベースの学習がおすすめです。市販の参考書は多岐にわたるため、初心者向けから上級者向けまで自身の学習レベルに合わせて選ぶことができます。参考書を使った学習の良い点は、理解できなかった部分を繰り返し読むことができること、そして、辞書や参考書としても長く使えることです。ご自身のプログラミングレベルや目的に合った参考書を探してみてはいかがでしょうか。 まとめ Pythonはその汎用性により、世界中で愛用されているプログラミング言語です。Web開発からAI、データサイエンスまで幅広い分野での活用が可能であり、初心者にも学びやすい言語とされています。しかし全ての領域において最適というわけではなく、学ぶ目的や将来のキャリアパスに合わせて、適切な言語を選択する必要があります。Pythonの学習に限らず、プログラミングの学習においては、基礎的な部分の理解から始めて実践的な演習を通じて知識を深め、コミュニティでの交流などを通じてさらに習熟度を高めていくのが有効です。 Pythonは比較的学習ハードルの低いプログラミング言語としてご紹介しましたが、プログラミング初心者にとっては決して簡単とは限りません。自身のペースで学習を楽しみながらも、Python活用の可能性に触れてみてはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
Python

Pythonの歴史|開発元や由来、いつからあるのかを解説

Python(パイソン)というプログラミング言語について さて、皆さんはPython(パイソン)というプログラミング言語をご存知でしょうか。プログラミング経験がない方にとっては、馴染みのない名前かもしれません。ただ一方で海外に目を向けると、非常に多くのエンジニアたちに利用されている汎用プログラミング言語です。 世界最大のIT企業Googleは、Python(パイソン)を自社の三大プログラミング言語として捉えています。その他、MicrosoftやFacebookなどの一流IT企業も、Python(パイソン)を導入しています。今回は、そんなPython(パイソン)の歴史について見ていきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Python(パイソン)は意外な誕生秘話を持った言語 Python(パイソン)が誕生したのは1990年。グイド・ヴァンロッサム(Guido van Rossum)という人物によって生み出されました。彼の出身地はオランダです。同国のアムステルダム大学で、数学と計算機科学の修士号を取得しました。 大学を卒業してからはCWI(オランダ国立情報数学研究所)、その後NIST(アメリカ国立標準技術研究所)といった研究機関で働いていました。2015年にはGoogleでも働いています。翌年には、ACM(ニューヨークに本部のあるコンピュータ科学分野の国際学会)からDistinguished Engineerの称号も得ました。まさにIT分野における第一人者と言える存在です。 そんなグイド氏が開発を手がけたPython(パイソン)。開発の起源をたどると、大学卒業後に勤めたCWIにまでさかのぼります。その頃グイド氏は『ABC』というプログラミング言語の開発プロジェクトに携わっていました。これは、当時難解だったBASIC言語に代わる、教育用言語の開発を目的としたプロジェクトです。 結局このプロジェクト自体は成功しませんでしたが、グイド氏は「このABC言語からPython(パイソン)を開発するにあたってのインスピレーションを与えられた」とのことを述べています。 ABCプロジェクトの後、今度はAmoebaというプロジェクトのメンバーになりました。しかしながら、このAmoebaという分散システムが、かなり複雑なシステムだったようです。既存のプログラミング言語では思うように開発が進みませんでした。その時彼は「もっと使いやすい言語があればな」と考えるようになったそうです。その想いがカタチとなったものこそ、『Python(パイソン)』だったのです。 ただそのPython(パイソン)は、1989年12月に「クリスマスの暇つぶし」として開発がスタートしました。現代における超主要プログラミング言語は、実に意外なカタチで開発がスタートしたのです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Python(パイソン)言語の由来 Python(パイソン)という名前の由来は何なのでしょうか。それもABCの影響を受けています。そもそもABCの由来は、「ローマ字の先頭三文字ABCと同じくらい、シンプルで分かりやすく」という意味を込めて、名付けられました。そうは言うものの、先ほど申し上げた通り、その想いと現実にはギャップがありました。 そういったこともあり「由来はあまり深く考えず付けてしまおう」とグイド氏は考えたのです。当初はオフィシャルな開発プロジェクトではなかっただけに、彼はBBCのコメディ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』のパイソンから、名前を取りました。もはや悪ふざけに近いレベルだったのです。 Python(パイソン)言語が登場した頃のIT情勢 同言語が誕生した1990年頃は、世界各国でIT技術が目覚ましく発展する時代でもありました。Python(パイソン)との直接的な因果関係はありませんが、IT最先端国家であるアメリカでは、この頃に『政府主導による情報化の発展と、新しい合意の形成』を進めています。 Python(パイソン)が誕生した翌年の1991年には、『高性能コンピューティング法(HPCA)』が成立。 これは、 ①アメリカの安全と発展にとって、コンピューター科学技術の発達は非常に重要 ②ただ、ここ最近は他国の技術が向上している ③それに負けないよう、アメリカがITの領域をリードしていかなければならない。といった目的から生まれた法律です。 アメリカがそのように言う通り、1990年代には各国で新しいプログラミング言語が、次々生み出されています。中でも、1993年のRuby、1995年のPHPといった、Python(パイソン)同様の軽量プログラミング言語の隆盛が目立ちます。 軽量プログラミング言語とは、HTML内に記述できる言語、特定のOSや開発環境に依存しないこと、オープンソースで誰もが利用で手に入れることができることを言います。この頃まさに、後に起こるインターネット革命の、礎が築かれたといっても過言ではありません。 Python(パイソン)言語の成長を確かなものにしたきっかけ Python(パイソン)の人気が拡大したきっかけは2000年10月に公開されたバージョン2の登場です。このアップデートにより、様々な機能が向上しました。例えば、ガベージコレクションの導入。これは、プログラムが確保したメモリ領域のうち、不要になった箇所だけを自動で解放してくれる機能のことを指します。 従来は、メモリの確保・解放それぞれをプログラマ自身が明示する必要がありました。そうすると、メモリを解放する処理を書き忘れて、使用可能なメモリを食いつぶしてしまい、エラーを起こすといった問題がよく起きていたのです。その問題が解消されるということで、プログラマたちにとっては非常に便利な機能として重宝されました。 2005年にはDjango(ジャンゴ)という、Python(パイソン)で実装されたWebアプリケーションフレームワークが誕生します。これは今となってはPython(パイソン)の代表的なフルスタックフレームワークです。 このフレームワークを使うことで、複雑なデータベース主体のWebサイト構築を簡略化出来るようになります。その後2009年にはBottle、翌年にはFlaskなど、続々とフレームワークが追加されました。シンプルにまとめると、開発効率がより一層高まったということです。 Python(パイソン)は根強い人気の言語 Python(パイソン)人気は現在に至っても衰えることは知りません。今や、Facebookをしのぐ勢いのInstagramもPython(パイソン)によって開発されています。その他、オンラインストレージサービスのDropboxもベースはPython(パイソン)。 またPython(パイソン)は、機械学習のシステムを開発する際などにも採用されています。機械学習とは一言で説明すると、『コンピューターが、膨大なデータの中に潜むデータの法則性を見つけ出すこと』です。ビッグデータの増加に伴って、機械学習システムの需要は年々高まっています。 昨今の国内求人市場はどうでしょうか。『IT投資動向調査2016』によれば、Python(パイソン)エンジニアの平均年収は約651万円。200を優に超えるプログラミング言語の中で、トップに輝きました。どの企業も、喉から手が出るほどPython(パイソン)エンジニアを求めているということでしょう。 まとめ 冒頭でもお伝えした通り、Python(パイソン)は、Googleが三大プログラミング言語としてPython(パイソン)を挙げているほど。その利便性・需要の高さは言うまでもありません。今後におけるPython(パイソン)の発展に益々期待が持てそうです。 また、日本国内以上に、海外での人気が高いことから、「世界に羽ばたくプログラマ」を目指してPython(パイソン)の学習に着手するのかいいかもしれません。 Python(パイソン)はコードがシンプルで分かりやすいプログラミング言語。気になる方は、1冊の参考書を手にとってみてはいかがでしょうか? テクフリでフリーランス案件を探してみる
Python

Pythonはサーバーサイド開発におすすめ? 必要スキル5選!

サーバーサイドエンジニアとは、WebページやWebアプリに関するサーバー側の処理、ユーザーから見えない部分を担当します。 データベースに関する知識や技術からRuby、Python、PHPといったプログラミング言語のスキルが求められます。IoTやAI、機械学習といった分野の開発に携われる点も魅力です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる サーバーサイドエンジニアに求められるスキルとは サーバーサイドの開発はプログラミング言語を用いるため、プログラミング言語のスキルと知識は必須です。今回はサーバーサイドの案件で求められる代表的な言語を紹介します。 まずプログラミング言語にはプログラムの実行方法において2種類に大きく分けられます。それは「コンパイラ型言語」と「インタプリタ型言語」です。それでは個々にみていきましょう。 コンパイラ型言語 プログラムに書かれた記述をパソコンが読めるように変換する言語です。この変換を「コンパイル」と呼び、実行可能な機械語に一括翻訳します。代表的な言語としてJava、C言語やC++などが挙げられます。 インタプリタ型言語 プログラムに書かれた命令を実行しながら機械語に逐次変換していく言語です。プログラミング言語の命令を一つずつ、機械語に変換しながら実行します。代表的な言語としてRuby、PHP、 Pythonなどが挙げられます。 サーバーサイドエンジニアで需要の高い言語とは 次に上記であげた「コンパイラ型言語」「インタプリタ型言語」のそれぞれに当てはまる、サーバーサイドエンジニアとして広く用いられている代表的な言語をご紹介します。 Java コンパイラ型言語のJavaはC言語の流れを組む、いわゆるC系言語の一つで、1995年に公開されました。 Webサービスの構築やAndroidアプリの開発で利用され、国内ではもっとも利用率が高いプログラミング言語だと思われます。また特定のOSに依存することなく開発を行える点も大きなメリットです。 C/C++ コンパイラ型言語のC言語は機械を制御するシステムを中心にさまざまな開発に用いられていることが特徴です。機械で動くシステムの開発であれば「C言語をマスターしておけば困ることはない」といわれるほどです。 コンパイラ型言語のC++とはC言語がベースとなっているプログラミング言語です。C言語に対して、オブジェクト指向という考え方が利用できるように仕様を拡張したものがC++です。 高速で動作し、ハードウェア側の制御も可能という長所が人工知能(AI)開発向きということで、近年、注目度の高いプログラミング言語の一つとなっています。 またゲームエンジンとして有名なUnityもC/C++で開発されています。 IT業界では一定の需要があり、スマートフォンアプリの開発や企業の業務システムで利用されています。 Ruby インタプリタ型言語のRubyは「Enjoy for Programing!」というコンセプトを掲げており、直感的に記述できる手軽さが魅力です。初心者のエンジニアでもストレスなく開発ができます。Rubyは日本初のプログラミング言語ということもあり、他の言語に比べて日本語での解説サイトやリファレンスが豊富です。 また、Rubyの大きな特徴として「Ruby on Rails」と呼ばれるフレームワークが存在していることもあげられます。フレームワークとは、要するにテンプレート(雛形)のことで、ある程度形になったものを利用することでプログラミングにかかる時間を短縮できる効果があります。 PHP インタプリタ型言語のPHPは「関数」を使う機会が豊富にあり、初心者向きのプログラミング言語と呼ばれることがあります。関数というのは、値を渡すと結果が返ってくる、プログラミングをする上で非常に便利な機能の1つです。 特に「配列」を生成する「array関数」などを使うと、より効率的にデータの取得・保管ができるようにもなります。プログラミングの基礎をしっかりと学べるため、最初に身につける言語としても相性が良いです。 PHPは多くのWebサービスで利用されています。代表的なのはWebサイトやブログを構築するために使われる「WordPress」です。WordPressで作ったWebサイトは、ユーザーがアクセスするたびにPHPがHTMLを生成して表示する仕組みになっています。 Python インタプリタ型言語のPythonは文法を単純化することで「書きやすい」「読みやすい」「作業の効率性とソースコードの信頼性を高める」ことを目指した合理的なデザインで知られています。 人工知能開発でPythonの優位性が注目され、日本国内でも高まっています。 活躍できる業種は主にWeb系となっていますが、Web系以外でも、人工知能開発にかかわっているコンサル業界や大手メーカーなどで活躍しているエンジニアもいます。 Pythonは習得難易度が比較的容易なプログラミング言語なので、プログラミング初学者の最初の言語としてもおすすめです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる サーバーサイドエンジニア(フリーランス)の平均単価 テクフリ調べ 2022/01/24付 弊社調べによるとフリーランス・サーバーサイドエンジニアの平均単価は67万円です。単価の幅は下限で45万円、上限が110万円となっています。共に案件数は20〜30前後です。 一方、単価65〜69万円の案件数は最多で1131件となっています。サーバーサイドエンジニアの案件数はトップクラスのため、仕事に困ることも少ないでしょう。 Pythonの案件を探してみる サーバーサイドエンジニア(フリーランス)の求人数の推移 続いてフリーランス・サーバーサイドエンジニアの求人掲載数の推移をみてみましょう。2019年7月からスタートし2年後の2021年7月には累積で1720件に達しています。 また月間案件数では2021年6月を期に現在に到るまで案件数は月平均100件近く増加しているため、案件数は今後も伸び続けると予想することができます。 テクフリ調べ(2022/1/24) まとめ:多くのスキルが求められる 多くのスキルが求められるサーバーサイドエンジニア。 この記事の内容を参考にして、これからどんなサーバーサイドエンジニアを目指していくのかのキャリアビジョンを描いてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
Python

Python資格試験の種類や難易度は?エンジニア就職にどうなの?

Python資格試験について、種類やその概要を詳しく解説しました。具体的な勉強の仕方も紹介しています。Pythonの資格試験にはどんな種類があるのか知りたい方や、それぞれの試験がどのくらいの難易度なのかを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。実際就職に有利になるの?という、気になる疑問にも答えています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Python資格試験の種類・一覧 Pythonの資格試験は、3つあります。その3つは国内の資格試験と、国際的な資格試験の2つに分類されます。 国内資格 Python3エンジニア認定基礎試験 国内資格 Python3エンジニア認定データ分析試験 海外資格 Python Certifications 国内の資格試験は、「Python3エンジニア認定基礎試験」と「Python3エンジニア認定データ分析試験」があります。どちらも、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が認定している民間の資格試験です。 海外のものでは、「Python Certifications」という資格があります。ポーランドを拠点に活動している、OpenEDG Python Institute が実施している資格試験です。 以降、3つの資格試験について詳しく説明します。 Python3エンジニア認定基礎試験 Python3エンジニア認定基礎試験は、CBTという、全国にあるテストセンター(オデッセイコミュニケーションズ)でいつでも、受験可能な試験です。 試験は、Pythonチュートリアルという本を元に作られていて、その中から出題されます。 問題の配分は、ウェブサイトより確認可能です。 出題形式 CBT方式(マウス選択問題) 試験時間 60分 問題数 40問 内容 文法などの基礎的な問題 合格基準 70%以上で合格 受験料 11,000円(学割5,500円) Python3エンジニア認定データ分析試験 Python3エンジニア認定データ分析試験は、Pythonを用いて行うデータ分析の基礎や、その方法についてが出題される試験です。 この試験も、CBTという全国にあるテストセンター(オデッセイコミュニケーションズ)でいつでも、受験可能です。 試験内容は、Pythonを使ったデータ分析の基礎知識で、範囲も限定されています。 出題形式CBT方式(マウス選択問題)試験時間60分問題数40問内容Pythonを用いた、データ分析の基礎や方法について合格基準70%以上で合格受験料11,000円(学割5,500円) Python資格は就職に価値はある?必要? Python資格は就職に必要なのでしょうか?資格を持っていることで、就職に有利になるなら、取得する価値がありますよね。Python資格の取得で得られるメリットを3つ紹介します。 スキルレベルの証明 キャリアアップにつながる スキルアップにつながる スキルレベルの証明になるというのは、採用側が履歴書を見た時点で、どのくらいのレベルなのかを測ることができます。特に国内資格2つは、未経験者がPythonスキルを求められる企業への転職をするときに役立ちます。初心者でも基礎は最低限理解していることを証明できます。 ある程度経験を積んだプログラマーの方は、より充実した福利厚生や収入を目指しての転職であれば、Python Certificationsのレベル3.4が有利に働くでしょう。高い技術を証明できるので、企業に自分をアピールできます。 キャリアアップについては、Python資格が企業や研究機関で利用されていることから、エンジニアとしてのキャリアを積み上げていくことに、プラスに働くでしょう。 スキルアップにつながるというのは、学習のモチベーションになる、学習効率の向上につながります。 資格をとるということは、自分のスキルがどのくらいなのかを証明できるので、取得することにメリットはあります。ですが、資格を取ったから採用される、というわけではありません。採用側の指標になり、一定の評価を受けることができますが、それ以降採用につなげられるかどうかは個人の努力次第です。 Python資格の難易度と勉強時間は? Python資格を取得することは、どのくらい難しいのか、どのくらいの時間を必要とするのかを解説します。 難易度 まず難易度についてです。 ・Python3エンジニア認定基礎試験:合格率77%。基礎的なことが出題されるため、難易度は比較的高くはない。 ・Python3エンジニア認定データ分析試験:合格率不明(基礎試験よりは合格率が下がる可能性が高いが、出題範囲や教材が明確なので、ある程度高い合格率になると予想される) ・Python Certifications:前提として、英語で出題される レベル1.PCEP=プログラマーエントリーレベル。Python3エンジニア認定試験とほとんど同じレベル レベル2.PCAP=Pythonを使った実務遂行レベル。基礎知識に加えて、実務に必要とされる、応用のような問題もあり。 レベル3.PCPP32-1=プログラマーとして、高い技術力を証明できるレベル。証明できるレベルが高く、転職にも有利に働く。 レベル4.PCPP32-2=レベル3のさらなる上級レベル。レベル3を保有していることが受験の条件。 勉強時間 必要な勉強時間は、それぞれ試験ごと、個人の経験やスキルによって異なります。紹介する勉強時間は、目安であるため、合格できるかできないかは個人の努力次第です。 ・Python3エンジニア認定基礎試験、Python3エンジニア認定データ分析試験 →Python実務経験がある人:4時間程度 Python以外の言語の実務経験がある人:8時間程度 未経験:40時間以上 ・Python Certifications レベル1.PCEP→Python3エンジニア認定基礎試験と同等レベル、同等の時間(+英語力) レベル2.PCAP→実務経験があれば比較的少ない時間で合格可能。応用問題が出題されるので、初心者には難易度が高いため、かなりの時間を必要とする(+英語力) レベル3.PCPP32-1→プログラマーとして技術の高さの証明になるほどの試験なので、実務経験があっても、時間をかけて勉強が必要。(+英語力) レベル4.PCPP32-2→レベル3のさらなる上級レベルなので、資格試験の勉強としてしっかり時間をかけて取り組む必要がある。受験条件として、レベル3.PCPP32-1を取得しておかなければならない。(+英語力) Python資格の勉強方法 Python資格を取得するための勉強方法を紹介します。どの試験も、出題範囲が限定されていたり、過去問があるため、学生時代のように勉強するのが一番近道だと思います。具体的な方法を3つ紹介します。 過去問を活用する どんな問題が出題されるのかを知るため、実際に問題に慣れることを目的に、過去問を活用しましょう。出題範囲にないものを勉強しても、資格試験に合格するという目標においては時間の無駄になるので、効率よく勉強していくためには、出題範囲を理解し、それに沿った学習を進めていく必要があります。公式サイトにも、出題範囲が一部公開してあるので、確認しておきましょう。 模擬試験を受ける 問題や試験を受ける感覚に慣れるために、模擬試験を受けましょう。自宅で勉強するのと、会場で受けるのは、雰囲気や緊張感が全く違います。それらを学習しながら感じ取れるのは、模擬試験で体験してみることが重要です。 本・参考書で勉強をする 問題の数をこなして、たくさんの問題に触れましょう。たくさんこなしていくことで、問題を解くスピードが上がります。実際の試験でも、わからない問題があれば焦ってペースをみだしてしまう可能性がありますが、数をこなした努力から、自信を持って試験に挑むことができます。 Python資格試験のフロー 最後にPython資格試験を受けるためのフローを説明します。 申し込み→当日会場で受験(→その場で結果が出る) という流れです。 資格試験へ申し込み Python3エンジニア認定基礎試験とPython3エンジニア認定データ分析試験は、通年で受験ができます。各都道府県に設置されている、試験会場で日程を選択し、受験日程と場所を決めます。 申し込みの方法は、「odyssey ID」を登録し、個別に試験会場へ問い合わせて日程を調整します。 当日の持ち物 試験当日の持参物は以下の3つです。 Odyssey IDとパスワード 受験票 本人確認書類(免許証など) 本人確認ができないと、受験ができなくなる場合があるので、忘れないように気をつけましょう。 まとめ Pythonの資格試験について解説をしました。資格を取得することで、自分のスキルを証明できることや、学習効率向上、モチベーションにつながるなどのメリットがあります。Pythonは今後も需要が高まっていくと予想されているので、習得におすすめの言語です。 これから学習を始める方も、Pythonを使って転職を考えている方も、資格取得を初めて見てはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
Python

Pythonの将来性は高い?他言語との比較や業界の動向を詳しく解説します

Pythonとは? ここ10年くらいで急速に日本でも広まったPythonですが、改めて、どういった言語なのか、おさらいしておきましょう。 Pythonは1991年に誕生し、意外と歴史の長いプログラミング言語です。 長らくマイナーなプログラミング言語でしたが、2000年以降に登場したPython2.0でガベージコレクションやリストが導入され、使いやすいプログラミング言語となったことで、一気に人気に火が付きました。 Python2.0の流れを組む、いわゆる2.x系は2010年に登場した2.7が最後のリリース(サポートは2020年1月1日まで)になっており、現在は2008年に登場したPython3.0流れを組む3.x系が中心です。 わざわざ、2.x系と3.x系という話をしたかというと、後方互換性がなく、ソースコードの記述方法すら違います。 そのため、3.x系では2.x系用のライブラリが動かない、という問題もある点には注意が必要です。 開発者側もこの問題のインパクトを意識しており、2.6と2.7には、2.xから3.xへの移植を助ける「2to3 ツール」と「lib2to3 モジュール」というのが含まれています。 もっとも、2015年リリースのFedora23や2016年リリースのUbuntu16.04、さらに2018年リリースのRed Hat Enterprise Linux 7.5(RHEL7.5)で、Python3.x系が標準装備になるなど、2019年現在、ほとんどの環境でPython3.x系対応が終わっているはずです。 ただし、独学で勉強しようと思っている方は要注意となります。 自分が購入しようとしている書籍や、閲覧しているインターネットサイトの情報が、Python2.x系なのかPython3.x系なのか確認しておかないと、「見本通り書いたのに、なぜかプログラムが動かない」ということもあり得るでしょう。 そんなPythonですが、日本では人工知能(AI)開発への関心の高まりに伴って、「人工知能開発向けのライブラリが多く使い勝手が良い」ということで有名かもしれません。 ですが、そもそもPythonが人工知能開発にも使われるようになった理由は「開発の効率性が高い」というところにあります。 Pythonを利用すると開発の効率性が高まる理由は、“同じロジックであれば、誰が書いても同じようなソースコードになる”ことを目指して開発されたプログラミング言語だからです。 ソースコードを書いた人とは異なる人が精査するのも楽ですし、あとから加筆修正するのも比較的短時間ででき、簡単と言えるでしょう。 開発効率だけでなく、保守の面からでも優れています。 実は、この考え方は他のプログラミング言語では聞かれない考え方です。 逆に、Perlには「やり方はいろいろある (There’s More Than One Way To Do It; TMTOWTDI)」というモットーがあります。 また、Pythonと比較されることが多いRubyにも「多様性は善 (Diversity is Good)」というスローガンがあるので、覚えておきましょう。 そこまで極端ではなくても、例えばプログラミング言語の利用率ランキング「GitHubPullRequest」で上位20位に入るようなメジャーなプログラミング言語の中で「やり方は一つしかないプログラミング言語」を明確に打ち出しているのはPythonくらいとなります。 このPythonのメリットに注目したGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)などが積極的に利用したことで、海外ではWeb系を中心に幅広く利用されるようになりました。 そして、Googleが機械学習ライブラリTensorFlowをPython向けに公開したことで、日本でも注目されるようになったのです。 ちなみに、2.x系と3.x系で記述方法が変更になり、後方互換性がなくなった理由も、人によって記述方法に差異が出ることを防ぐための措置が行われた、といえば、いかにPythonが開発効率を重視した言語なのか分かってもらいやすいかと思います。 さらに補足すれば、開発効率重視で“遊びがなく”、パターンさえ理解できれば、誰でもそれなりのプログラミングができることから、「Pythonは簡単」「Pythonは学びやすい」と言われているのです。 最近では、エンジニア職以外の人でも、仕事の中で、Pythonを使った業務効率化を行なっているケースもあります。 Python案件を探してみる Pythonの特徴 Pythonについて簡単に説明しましたが、Pythonの大きな特徴は次の2点です。 コードがシンプル ライブラリ/フレームワークが充実している それぞれの特徴について、さらに詳しく解説していきます。 コードがシンプル Pythonはコードがシンプルで直感的に読みやすい構文であるため、多くの開発者に愛用されています。 このコードがシンプルという特徴は、初心者が習得しやすいでしょう。 また、経験豊富なプログラマーにとっても、複雑なシステムを効率的に構築することを容易にしてくれます。 ライブラリ/フレームワークが充実している もう一つのPythonの強みは、ライブラリ・フレームワークが充実していることです。 そのため、データ分析からウェブ開発、機械学習まで、さまざまなアプリケーションをサポートすることを可能にしています。 例えば、NumPyやPandasはデータサイエンスに、DjangoやFlaskはウェブ開発に不可欠なツールです。 これらのライブラリとフレームワークの充実は、Pythonを多様なプロジェクトに適用可能な言語にしています。 Pythonの将来性が高い理由 Pythonは将来性の高いプログラミング言語だと言われています。理由はいくつかありますが、大きく以下3つの理由が考えられます。 最先端技術の開発に使用される 世界中で広く使用されている 市場における需要が増加している これら3つの理由について、さらに詳しく解説していきます。 最先端技術の開発に使用される まず、最先端技術の開発によく使用されるからです。 特に人工知能(AI)や機械学習、データサイエンスの領域を扱うエンジニア職種で、Pythonは開発の主力言語として使用されています。 一例を挙げると、TensorFlowやPyTorchといったフレームワークは、Pythonのエコシステム内で開発されており、これらの分野の研究と開発を加速させることに繋がっているでしょう。 世界中で広く使用されている Pythonは世界中で広く使用されており、そのコミュニティは日々成長しています。 また、多くの教育機関がPythonをプログラミング教育の基礎として採用しており、これがさらなる普及を促進させていることも理由のひとつです。 多くの人に使用されていることによって、学習に使用する教材が豊富であるというメリットもあります。学習のハードルが下がることによって、今後さらにPythonを扱う人材は増えていくでしょう。 市場における需要が増加している 最後に、市場におけるPythonの需要は、特に技術進歩が急速な2023年において、顕著に増加してきています。 特に大手企業はデータ駆動型の意思決定を行うために、データ分析や機械学習の専門知識を持つPythonスキルを持つ人材を活用するケースが多いです。 この需要の増加は、Pythonの将来性をさらに高めていると言えるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Pythonの現状 給与から業界の動向まで検証 今回は、求人市場の実態を知る参考値として、求人検索エンジン「スタンバイ」(株式会社ビズリーチ)に掲載された求人情報を分析した、【求人検索エンジン「スタンバイ」調べ】を利用させていただきたいと思います。 求人検索エンジン「スタンバイ」プログラミング言語別年収ランキング2018 (提示年収の中央値ベスト10) 順位 言語 年収中央値(万円) 最大提示年収(万円) 求人数(件) 1 Go言語 600 1,600 2,202 2 Scala 600 1,300 1,489 3 Python 575 1,499 9,344 4 Kotlin 575 1,200 961 5 TypeScript 575 1,200 667 6 R言語 575 1,000 220 7 Ruby 550 1,200 11,676 8 Swift 550 1,200 3,353 9 Perl 525 1,200 4,509 10 C言語 525 1,000 9,347 Pythonは年収中央値(想定年収平均値)と求人数が第三位、最大提示額は第二位です。非常に好成績だと言えるでしょう。 日本初の国際標準となったRubyがPythonよりも求人数が多く第二位となっていますが、その差はあまり大きくありません。 人工知能分野ではPythonの方がRubyよりも圧倒的な優位性があるでしょう。 しかし、Web系システムの場合、RubyとPythonは直接のライバルであり、近年、RubyからPythonへと移行する例が広まっています。 この集計結果だけを見ると、RubyからPythonへの移行が日本国内でも相当に行われていると考えられるのではないでしょうか。 給与面では、PythonがRubyを上回っているのは興味深いところです。理由としては二つ考えられます。 まず、単純にRubyエンジニアの方がPythonエンジニアより多いため、需要と供給の関係から、Pythonエンジニアの方が高単価を提示してもらいやすい、という可能性です。 もう一つは、Pythonは人工知能開発にも強いプログラミング言語という理由が挙げられます。人工知能開発案件は言うまでもなく、高単価です。 最大提示年収は人工知能開発関連の案件かもしれません。 また、年収中央値も高単価な人工知能開発案件のおかげで引き上げられている側面もあります。 Pythonの将来性 給与から業界の動向まで検証 最後にPythonの将来性についても検証しておきましょう。 Pythonの将来性を考える上で、ポジティブ材料として次のことが考えられます。 今後も人工知能開発やクラウドサービスなど、(特に海外発の)最新技術の開発環境としてPythonが指定されることが多い。 企業側のニーズ拡大に対して、エンジニアが足りていない。 1つ目として今後も人工知能開発やクラウドサービスなど、(特に海外発の)最新技術の開発環境としてPythonが指定されることが多いということを指摘しました。 現在も、先述のTensorFlowやAWS(Amazon Web Service)といったクラウドサービスなどで、Pythonが開発対応言語として選ばれることが多いですが、今後もこの傾向は続くと考えられます。 その結果として、企業側のニーズ拡大に対して、エンジニアが足りていないという2つ目の事態も引き続き展開されていくでしょう。 逆に、Pythonの将来性を考える上で、ネガティブ要素と言えるのは以下のようなことです。 学びやすいことでエンジニアが増えて単価が下がる可能性あり 5年~10年といった比較的長いスパンでみると、Pythonを扱えるエンジニアが増えて、需要と供給のバランスが再調整され、結果、単価が下がる可能性ももちろんあります。 ただし、単純に全員の単価が下がっていくという方向にはならないでしょう。 おそらくは、単純にPythonでプログラミングができるプログラマーと、人工知能や最新のクラウド動向に対応して、上位工程に関われる優れたスキルセットを保有するシステムエンジニアの間で年収格差が広がる構図になる可能性が高いです。 まとめ 日本でも人気が出てきて、書籍や学習サイトが増えてきたPythonですが、海外、特にアメリカで積極的に使われている言語です。 結果として、「Pythonに関連する技術動向」の情報は、だいたい英語で発信されます。 もちろん、インパクトが大きいものについては、日本語Webメディアでの紹介含めて、日本語化されますが、リアルタイムではありません。 また、機械翻訳でとりあえず日本語化しただけなので、なにを言いたいのか分からないドキュメント、というのもよくあります。 単純にPythonでプログラミングを組むことができるようになれば良い、ということであれば、そのような英語で発信されたドキュメントをリアルタイムで読む必要はありません。 一方で、市場価値の高いPythonエンジニアになりたいのであればリアルタイムで原文を読みこむ力も必要になるでしょう。 したがって、Pythonに限らず自身のエンジニアとしてのスキルを伸ばしていく上で今後はさらに英語力が求められる時代になるかもしれません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
Python

Pythonからオブジェクト指向を簡単に学んでみる

オブジェクト指向とは? オブジェクト指向とは、プログラムを記述する際に一つの構成要素をまとめる考え方のことです。 現場では主にプログラミングとソフトウェア設計の際に用いられます。 オブジェクト指向は抽象的な考え方となるため、その定義は個人によって認識が異なる場合もあります。 しかし一般的には、データとコードの複合体であるobjectを活用してプログラムを記述する考え方をオブジェクト指向と称している場合が多くなります。 オブジェクト指向では複数のコードやプロパティが含まれたデータを一つの要素として考えるため、解析と組立が分かりやすくなるという特徴もあります。 Python案件を探してみる Pythonからオブジェクト指向の理解を深められるか? オブジェクト指向の基本的な理解はデータを一つの要素として考える考え方であり、カプセル化や継承といった言葉で説明されることもあります。 しかしオブジェクト指向は考え方の概念でもあるため一言で説明できるものではなく、プログラムを記述する中で理解が深まっていくことが少なくありません。 ではPythonからオブジェクト指向の理解を深めることはできるのでしょうか? 結論から述べるとオブジェクト指向の理解はPythonでも、Java、C++など他の言語でも深めることができます。 なぜならオブジェクト指向とはobjectを活用してプログラミングを進める考え方でもあり、実際に手を動かすことで理解を深めることが期待できるからです。 複数のobjectをカプセル化や継承で組み合わせることでプログラムを完成させる作業は、文章で読むだけでは理解できる範囲に限界があります。 そのためPythonなどのプログラム言語で実際にobjectを組み立てる作業をすることは、理解を深める助けになると考えることができます。 またPythonは、プログラミング初心者にも習得しやすいスクリプト言語としても知られています。 Pythonはライブラリも充実したプログラム言語でもあるため、プログラミング初心者が、オブジェクト指向を理解するために学ぶのは賢明な選択の一つだといえます。 Pythonからオブジェクト指向を理解するためのキーワード一覧 Pythonからオブジェクト指向を理解するためには、オブジェクト指向に関連するキーワードの意味を理解することも大切です。 ではオブジェクト指向に関連したキーワードはどのようなものがあるのか、順番に見ていきましょう。 Python シンプルで比較的扱いやすく設計されているプログラミング言語。 ツールやライブラリがインターネットで数多く公開されているため、状況に応じて機能を拡張して利用できるという特徴があります。 またPythonはオブジェクト指向だけでなく、命令型や関数型などでも記述することができます。 Pythonは柔軟に機能を拡張できることから、人工知能やWebアプリ、ブロックチェーン関連の開発にも用いられています。 そしてPythonは一つの動作を起こすための記述方法が基本的に一つであるため、誰が書いても似たようなコードになるという特徴もあります。 インスタンス インスタンスとは処理を実行できる状態のデータ構造を意味する言葉です。 そしてメインメモリ上で展開されることを前提としており、プログラムなどがデータ構造の中には含まれています。 クラス定義に基づいていることも要素の一つですが、インスタンスはオブジェクトの一種でもあります。 object オブジェクト指向ではプログラムなどを含むデータの集合体をobjectと言います。 そしてobjectにはプロパティや属性などの固有のデータだけでなく、外部からのメッセージを受けて実行されるメソッドが含まれています。 プロパティ プロパティとはobjectが持っている設定や属性などの情報を指す言葉です。 オブジェクト指向ではobjectのメソッドは外部から呼び出されますが、内部的な動作としてはプロパティが変換機能を有しています。 メソッド メソッドとはオブジェクト指向におけるobjectに属している操作などを指す言葉。 メソッドには処理だけでなく、通信プロトコルの要求の種類も含まれます。 またobjectにはデータとデータに対する処理に関するプログラムが含まれていますが、これらはカプセル化されて定義されています。 このカプセル化された要素のうち、データに対する処理に関するプログラムもメソッドの意味に含まれます。 カプセル化 カプセル化とは、オブジェクト指向におけるobjectを一つの単位にまとめることです。 まとめられる内容は複数のデータと、データに対する操作です。 オブジェクト指向におけるobjectがカプセル化されることはobject内部の変更が外部のプログラムに対する影響を防ぐことにもつながります。 クラス(class) オブジェクト指向におけるクラスとは、クラスベースのオブジェクト指向プログラミングのobjectの雛形を意味する言葉。 クラスはプログラムが実行される際に実体化してデータの操作などを行います。 またクラスのプログラムが実行化される際は、インスタンスとして実体化されます。 継承 継承とは、オブジェクト指向におけるクラスに一部の機能を追加、変更して別のクラスを作成することです。 継承をすることはゼロからプログラムを作るのではなく既存のクラスを利用してすみやかに新しいクラスを作成することができます。 継承はクラスベースのオブジェクト指向で開発するなら、開発をすみやかに進めるために欠かせない操作でもあります。 ライブラリ ライブラリとは単体では実行することができないプログラムの集合を指す言葉。 オブジェクトコードの集合がライブラリと呼ばれる場合もあり、汎用性が高い機能がライブラリとされていることが少なくありません。 ライブラリは複数のプログラムが集められたファイルでもあります。 オブジェクト指向言語 オブジェクト指向言語とは、プログラム言語の分類の一つであり、JavaやC++、Pythonなどが含まれています。 またオブジェクト指向言語はオブジェクト指向的な言語であることを意味しており、操作対象に重点を置いているという特徴があります。 def(デフ) defとはPythonでプログラムを記述する際に、関数を定義することを意味しています。 関数を利用すれば関数で定義づけした処理を実行できるため、オブジェクト指向を理解するためには欠かせない概念だといえるでしょう。 関数を利用しなければ、ソースコードはどうしても多くなってしまうものです。 Pythonでオブジェクト指向の理解を目指すなら、defを活用したプログラミングについても学ぶことが大切です。 インスタンス変数 インスタンス変数とはオブジェクト指向が持っている情報を格納するために利用される変数。 インスタンス変数は「@」を用いて記述しますが、メソッドで定義した情報を、メソッドをまたいだ箇所でも利用できるという特徴があります。 Pythonでオブジェクト指向を学ぶなら、理解しておきたい操作の一つです。 まとめ オブジェクト指向とは、ある特定のモノ(class)とモノ(class)を定義することが大前提ですが、さらにその関係性まで定義します。 このような定義づけは小規模なシステム開発ではそこまで重要ではありませんが、開発の規模が大きくなるにしたがってその重要性は増していきます。 業務で大規模なシステム開発に携わるなら、オブジェクト指向の理解は欠かせません。 またPythonはオブジェクト指向言語の中でも比較的初心者が学びやすいプログラム言語でもあります。 これからオブジェクト指向を学ぶなら、まずはPythonによる基本的なプログラミングから学んでみてはいかがでしょうか。 参考:Python Japan テクフリでフリーランス案件を探してみる
Python

AIエンジニアになるには?必要なスキルや仕事内容について解説します

AI市場が拡大している近年では、さまざまな業界においてAIエンジニアの需要が高まっています。一方で、必要とされるスキルや知識のレベルが高いことから、AIエンジニアの供給が追いついていないのが現状といえるでしょう。今後もAIエンジニアの需要は高まっていくと考えられるため、関連するスキルを伸ばすことでエンジニアとしての市場価値を高められます。 この記事ではAIエンジニアの仕事内容や年収などについて解説し、実際の案件情報もあわせてご紹介します。Pythonをはじめとする言語の実務経験があり、AIエンジニアとして働きたいとお考えの方はぜひご一読ください。 AIエンジニアの案件を探してみる AIエンジニアとは 「AI」や「機械学習」という言葉を耳にすることが増えましたが、AIエンジニアという職業の定義や将来性などについては詳しく知らない方もいるのではないでしょうか。 AIを活用して開発を行うエンジニア AIエンジニアとは、AIを活用して開発を行うエンジニアです。 IT技術の発展によって、日常生活においてもAIや機械学習を活用したサービスに触れられる環境が増えました。AIエンジニアにはデータや数学の知識に加えてプログラミング言語のスキルが必要とされ、ディープラーニングや統計学などの専門知識も求められます。ビジネスにおけるさまざまなニーズに対応するために、AIエンジニアの仕事はプログラムの設計だけでなくデータの分析など多岐にわたります。 AI技術の進化に伴ってAIエンジニアの需要が増加しており、年収などの面においても好待遇となっているのです。 ディープラーニングについては、こちらの記事で詳しく解説しています。 ディープラーニングとは?仕組みや実用例をわかりやすく解説 将来性のある職業とされている AIエンジニアは、将来性のある職業として注目されています。AI技術が日本でも著しく発展していることによって、AIをビジネスに活用できるエンジニアが必要とされているのです。 一方でAIエンジニアに求められるスキルは非常に幅広いため、優秀なエンジニアの採用に課題を抱えている企業も少なくありません。AI技術は今後もさらに進化を続けていくことが予測されるため、AIエンジニアはエンジニア職の中でも特に将来性の高い人材といえるでしょう。 AIエンジニアの仕事内容 AIエンジニアの仕事内容について、具体的なイメージが湧かないという方も多いのではないでしょうか。専門的な知識が求められるAIエンジニアはその仕事内容もさまざまで、所属する部門やプロジェクトなどによっても異なります。 以下ではAIエンジニアの重要な業務である「プログラム開発」と「データ分析」について詳しくご紹介します。 AIのプログラム開発を行う AIエンジニアが行うメイン業務のひとつとして、AIのプログラム開発が挙げられます。企業からのニーズや目的に応じて機械学習のシステムを開発したり、プログラムの実装を行なったりします。 AI開発に使用するプログラミング言語はおもにPythonやC++であるため、AIエンジニアの求人に応募する際にはそれらを用いた業務経験を求められるケースがほとんどです。 AIのプログラム開発の後にはAIにデータを与える学習のステップがあり、膨大なデータから必要なデータのみを整理するデータクレンジングもAIエンジニアの重要な仕事です。 収集したデータの解析を行う AIに学習させた後に、収集したデータの解析を行います。 AIエンジニアのみでデータの解析を行うケースはほとんどなく、データサイエンティストやデータアナリストなどの人材とともに行うことが多いです。機械学習によって収集したデータや抽出されたパターンなどをもとに、組織の課題解決に役立てる方法を提案します。データサイエンティストたちが適切な分析を実施できるように、AIエンジニアは機械学習によって得られたデータを再度整理して提供する必要があります。 AIエンジニアの年収 AIエンジニアの仕事を探すうえで、年収が気になる方も多いのではないでしょうか。 エンジニア職の年収は、個人のスキルや能力によって大きな差が生じます。AIエンジニアの場合は、機械学習やデータ分析の知識を持っている場合は高収入になるという傾向があります。 平均年収は約600万円 AIエンジニアの平均年収は、求人情報サイトの「求人ボックス」によると約600万円とされています。一般的なITエンジニアの平均年収は494万円であることからも、高い専門性が求められるAIエンジニアの方が高年収であることがわかります(2023年4月時点)。 国内の大手企業の場合は、年収が1000万円を超えることもあります。一方で多くの企業でAIエンジニアが不足しているため、フリーランスとして企業からオファーを受けて活躍することも可能です。関連する資格の有無や実務経験によっても年収が変化するので、AIエンジニアを目指す場合には実務を通じて専門知識を習得しましょう。 AIエンジニアになるには AIエンジニアになるには、多くの学習が必要となります。企業や求人サイトで求められるスキルや資格を確認して、必要な知識を身に付けることが大切です。 さまざまな業界で注目されていて年収も高いため、AIエンジニアを目指す人材は少なくありません。完全に未経験からAIエンジニアとして働くことは難しいですが、必要な知識について理解しておくことで今後のキャリアアップに役立つでしょう。 Pythonをはじめとするプログラミング言語を学ぶ AIエンジニアになるには、Pythonをはじめとするプログラミング言語の学習が必須となります。Pythonは機械学習や人工知能の分野において特に活用されており、AIエンジニアが習得しておくべき言語のひとつです。 データ分析などの分野でもPythonの知識は求められるため、多くの企業がPythonを扱える人材を求めています。Pythonの基本的な文法やライブラリ、フレームワークを習得することで、データ分析や機械学習のモデルの作成や実装が可能となります。IT業界での就職や転職にも役立つため、Pythonを扱えるエンジニアは年収も平均的に高いといわれているのです。 AI関連の資格を取得する AIエンジニアになるために、AI関連の資格を取得するというのも有効な手段です。 AI関連の資格を取得することで、業界で求められるスキルを身につけることができるでしょう。具体的には、データ分析の基礎から応用まで学べるデータサイエンス関連の資格や、AIシステム開発のための技術やモデル構築に関する知識を学べる資格があります。それぞれの資格には独自の認定制度が設けられており、そのレベルも異なっています。 AIエンジニアの需要が増加しているため、資格を持つ人材の活躍の場はさらに広がっています。今後もAI関連の資格の取得が求められることは間違いありません。 数学的な知識を身につける AIエンジニアになるには、数学的な知識も必要不可欠です。機械学習やディープラーニングの理論を理解してPythonなどの言語で実装するためには、統計や確率論などの数学的な知識が必要です。 データの分析においても、統計学の知識が欠かせません。たとえば標本から母集団の特性を推定するための統計的手法を用いて検証することで、より正確な分析結果を得られます。 数学的な知識を身につけるためには、オンライン講義や専門書など適切な勉強方法を選択することが大切です。数学的な知識とプログラミングのスキルを組み合わせることで、専門性の高いAIエンジニアとして市場価値を高められます。 AIエンジニアのフリーランス案件 AIエンジニアのフリーランス案件は多岐にわたりますが、Pythonを用いた機械学習アルゴリズムの実装や自社サービスの課題分析などがおもな業務内容となります。使用言語や必要とされる経験の条件は異なるため、自身の経歴にマッチするAIエンジニアの案件を探しましょう。 AIエンジニアの案件を探してみる まとめ AIエンジニアの仕事の概要や、AIエンジニアになるにはどうすればいいのかということについておわかりいただけたでしょうか。AIエンジニアはPythonをはじめとするプログラミング言語に加えて、統計などの数学的な知識も必要とされます。 企業からの需要に対して人材が不足しているため、一般的なエンジニアよりも年収が高いのも特徴です。業界を問わず人気の職種であるため、AIエンジニアは今後も市場価値の高い職種として重宝されるでしょう。Pythonを用いた実務経験などをお持ちのエンジニアの方は、AIエンジニアとしてのキャリアを視野に入れてみてはいかがでしょうか。
Python

【2021年最新版】Python:人気のプログラミング言語2位

Pythonとは 今回は、「GitHubPullRequest」のシェア率統計にて、2021年3月~6月で第2位にエントリーされたPythonについて見ていきます。 文法を単純化することで、書きやすく読みやすい、引いては作業の効率性とソースコードの信頼性を高めることを目指した合理的なデザインで知られています。 近年、日本でも注目度が高まっているPythonですが、登場時期は1991年と、主要プログラミング言語の中でも歴史が長いものの一つです。 例えば、Web系でよく使われるPHPや、システムインテグレーションや組み込み系など幅広い業界で使われるJavaは、どちらも1995年に登場しました。 最近だとWebアプリケーション開発のみならずに、データ解析や人工知能関連のライブラリが増え、それらの分野でも使われるようになっています。Pythonは使われる分野が増え、かなりホットなプログラミング言語の一つとなっています。 また、PythonでWebアプリケーション開発をする際に必要となるフレームワークも数多く有り、Django, Flask, Bottleが有名なフレームワークとなっており、多くの開発者が利用しています。 Python案件はこちら Pythonは海外では昔から注目されていた まずは、何故、いままでPythonがそれほど日本では注目を集めていなかったのか、そして、ここに来て、大きく注目されるようになったのかを確認したいと思います。 一般的に、Pythonがメジャーなプログラミング言語となったのは、2000年にバージョン2.0が公開されてからである、と言われています。 バージョン2.0になって、他のプログラミング言語にはあった、当たり前の仕様(ガベージコレクション、リスト)が導入されたこと、Unicodeにも対応したことなどが契機になり、一気に、広がったと言われています。 ちなみに、Unicodeを知らない方のために補足しておくと、Unicodeとは世界中の文字をパソコンで表現できるように業界で定めた世界的な規格(文字コード)です。 非Unicode対応の場合、英語以外の文字がうまく表現できず、例えば英語圏以外のプログラマーが母国語でコメントを付けられなかったり、あるいは、出力結果に英語以外の文字を表示させよると、文字化けするリスクが高まります。 逆にUnicode対応であれば、そのような言語系のトラブルが起きる可能性が極めて低くなります。 このような改善により、もともと合理性を重視したデザインのため、大規模な開発に最適と思われていたPythonが、一気に欧米(特にWeb業界)で広く受け入れらるようになったのです、特にGoogleでは、Pythonの開発者であるグイド・ヴァンロッサム氏を招き、コードレビューツールの開発も行っています。 このように海外でPythonが注目を集めていた当時、日本でPythonが注目されなかった理由は、単純に別のプログラミング言語が注目を集めていたからです、そのプログラミング言語は、日本生まれのプログラミング言語で初めて国際規格になった1995年公開の「Ruby」です。 日本人プログラマーが開発したプログラミング言語ということもあり、日本国内で多くのプログラマーから支持を集めました。 結果、2000年代当時の日本では「これからの時代のプログラミング言語」としてRubyを学ぶプログラマー、中心言語に選ぶ案件はあっても、Pythonを学ぶプログラマーや、中心言語に選ぶ案件が非常に少なかったのです。 人工知能開発で日本でも注目され始めた言語、Python Pythonが日本では欧米ほど広がってこなかった理由がわかってきたところで、ここに来て、日本国内でもPythonが注目されるようになった理由をご紹介いたしましょう。 最大の理由は人工知能開発でPythonの優位性が注目されるようになったことが大きいと思います。 そもそも、なぜ人工知能開発でPythonが優位化というと、人工知能ライブラリーの充実です。 ライブラリーとは、「よく使うプログラム(機能)を、簡単に呼び出して利用できるように整理した開発支援ツール」のことです。 つまり、Pythonは人工知能開発のための環境が他のプログラム言語より整っているのです。 Googleが公開している「Tensorflow(テンサーフロー)」を筆頭に、すでにPythonを利用しているWeb系企業を含めて、多くの人工知能開発向けライブラリーが公開されています。 このような中で、日本でもPythonに対する認知度が高まってきました。 その中で、Pythonの大規模開発向きとされる特徴が評価され、導入する企業、案件も増えてきたのです。 なお、現在のPythonはバージョン3ですが、バージョン2とソースコードの記述法が大きく異なっており、後方互換性もなくなっています。 今からPythonを勉強する方は、Python3.x系を導入するようにしてください。 Pythonはどれくらい使われている? Githubでは、どの言語でプルリクエストがどれくらい行われているかということを公開しています。Pythonは2位となり、他のプログラミング言語全体に比べてプルリクエストの比率が若干低くなっています。 Pythonは14.183%となっており、1位のJavaScript28.653%と比べるとそこそこの差があることがわかります。 他のプログラミング言語のプルリクエストの多さからPythonの比率は下がっており、トレンドとしては上昇も下落もしていません。 Pythonは比較的新しい言語であり、Webアプリケーション開発の他にも人工知能開発や人工知能を応用したアプリケーション作り、マーケティングに応用するためのデータ分析もできるため、その使い所の多さからかなり多くの企業の開発に採用されている言語です。 また、PHPやPerl等のプログラミング言語でシステムを作るよりもコード量が少なく開発できるため、その手軽さから多くの企業の開発に採用されています。 海外だと皆さんもお馴染みのInstagramやDropboxが開発言語としてPythonを採用しています。世界中で使われているWebサービスにPythonが使われており、多くの企業がこぞってPythonに目を付けています。 国内での代表的な企業は ソーシャルゲームをリリースしているgumi・ニュースアプリであるGunosyが挙げられます。 このようにPythonはコード量が少なく手軽に開発できる特性から、素早いプロダクトローンチが求められているベンチャー企業を中心に利用されています。今後ますますPythonが多くの企業で採用されていくでしょう。 Pythonは転職に強いのか 実際にキャリアを考える上で「Pythonは転職に強いのかどうか」ということは重要になってきますよね。 結論から言うと、Pythonはかなり転職に強いと言えます。転職に関しては他のどのプログラミング言語よりも強いでしょう。なぜなら、Pythonエンジニアを求めている企業は増えているのですが、日本でPythonを使いこなせるエンジニアが少なく、希少価値が高いからです。 転職もしやすく、高待遇になりやすいPythonエンジニアをキャリアアップを目指すことは非常におすすめできる選択肢です。 また、Pythonを使いこなせて要件定義や基本設計などの上流工程まで出来るエンジニアはなかなかいないので、ここができるだけで更に高待遇を受けやすいです。年収1000万円も夢ではありません。 「プログラミングの基礎ができている」「コミュニケーションをしっかり取れる」これらが身に付いていれば、転職しやすいでしよう。 続いて転職の将来性についてですが、Pythonを用いると少人数でスピード感を持って開発できるので、次々と新しいWebサービスが出てきて変化の激しいインターネット・Web業界では大企業やベンチャー企業を問わずPythonを採用していくことが予想されます。 言語、転職のどちらの将来性も高いのでPythonエンジニアとして活動することはおすすめです。 Pythonエンジニアが活躍できる業種と年収 今まではPythonについてとPythonは転職に強いのかについて見てきました。ただ、Pythonを使う職場に転職した場合に「そもそもどういう職場に転職できるのか?」ということについてここではお伝えしていきます。 IT業界ではインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つに分類することができます。Pythonを使えるとインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界の3つどこでも活躍することができます。 まずインターネット・Web業界はWebメディア・ショッピングサイトなどの自社サイトを運営している企業が多いです。転職の求人ではこのインターネット・Web業界が一番多く、自社のプラットフォームの設計・開発・運用やデータ基盤の構築などの案件があります。 また、情報処理サービス業界ではセールスエンジニアとしてクライアントにWebアプリ開発の提案を行うこともあれば、エンジニアとしてWebアプリの開発をすることもあります。 ソフトウェア業界ではプログラマーかSE(システムエンジニア)としてWebアプリ開発の下流もしくは上流工程に加わることになります。大手メーカーを中心とした業務系システムの開発に携わる求人などがあります。 Pythonの求人案件では、自社開発の案件が多いです。そのため、インターネット・Web業界での求人が多くなっています。また、Pythonは比較的新しめのプログラミング言語であるので、比較的ベンチャー企業が多いインターネット・Web業界でのPython求人が多くなっています。 また、AIの開発や人工知能を用いた開発の案件もPythonではあるため、時代の最先端の部分も仕事で体感することができます。Pythonはデータ分析にも使えるため、ここができるとデータサイエンティストとしてのボジションで仕事をすることもできます。 年収に関しては企業によって異なり、500万〜800万の求人が多い印象です。人工知能開発に関わるスキル、能力のある方であれば、年収1000万円の大台に到達するのは、難しいことではないでしょう。 働き方に関してもリモートワークができる企業も多く、自分のライフスタイルに対して柔軟に仕事ができます。 まとめ 今回はPythonに関して転職を絡めて見てきましたが、いかがでしたでしょうか? Pythonは素早く手軽な開発ができるプログラミング言語 Pythonを使いこなせるエンジニアは日本に少なく、希少価値が高い Pythonの案件は年収1000万以上も可能 Pythonはかなり多くのアプリケーションの開発に使われており、今後ますますその傾向は強くなり、多くの場所で使われるでしょう。Pythonの求人案件に応募しようと思っている方は、今回の内容を参考にぜひ次のステップに進んでみて下さい。 Python案件はこちら
<span class="translation_missing" title="translation missing: ja.layouts.footer.icon_back_to_top">Icon Back To Top</span>
TOP