
Visual Basic .NET
VB.NETの歴史についてどこよりも丁寧に解説
VB.NETとは? VB.NET(Visual Basic .NET)とはマイクロソフト社が開発したプログラミング言語で、これを用いてWindowsで動作するプログラムを作ることができます。VB.NETと略されることが多いです。 JavaやC言語のような他のプログラミング言語と比較すると、我々が日常的に使用している言語に文法が近いため、初心者でも習得しやすいプログラミング言語と言われています。 初心者でも習得しやすいとなると、簡単なアプリケーションしか作れないのではないか?と思う方がいるかもしれません。 しかし、学習コストが低いが高性能のアプリケーションを開発することができるのがVB.NETの大きな特徴です。そのため、初心者から上級者まで幅広い層がVB.NETを好んで使用しています。 実際に、アプリケーションの開発において、マウスでボタンなどのGUIパーツを配置できるため、初心者からすると直感的な操作で開発ができるため、開発がしやすいはずです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる VB.NETが誕生したきっかけは? VB.NETは2002年に誕生したプログラミング言語です。 実は同じマイクロソフト社がVB.NETの前身となるVisual Basic1.0を1991年に発表しています。オブジェクト指向の基本的な部分を実装しているものですが、日本では発売されませんでした。 一方、翌年の1992年に発表されたVisual Basic for MS-DOSは、日本語版も出たため、日本国内でも普及しました。 マイクロソフト社は長年BASIC言語という1964年(昭和39年)5月1日に開発がされたプログラミング言語の開発に努めていました。 このBASIC言語は世界で初めて命令に成功したプログラミング言語であり、BASIC言語のさらなる発展のためにマイクロソフト社はBASIC言語の開発に乗り出しました。 その後、Windows OS内で使えるアプリケーションを開発するためのプログラミング言語としてBASIC言語に代わり、Visual Basicを発表しました。実際にオペレーションシステムであるWindows3.0の発表などオペレーションシステムの進化に伴い、Visual Basicが発表され、Visual Basic自体も次々とバージョンアップを繰り返しました。 VB.NETの黎明期/成長期について Visual Basic .NETとは数あるVisual Basicシリーズの中で2002年以降のものを指します。1999年にはVisual Basic6.0が、そして2002年にVisual Basic .NET2002、2003年にVisual Basic .NET2003が登場しました。 その後は2007年にVisual Basic2008が、2010年にVisual Basic2010、2012年Visual Basic2012、2013年にVisual Basic2013が登場しました。この2007年に登場したものの名前はVisual Basicとなっていますが、全て一括りでVisual Basic .NETと呼ばれています。 なぜ今後もこのようにVisual Basic .NETという呼び方で統一されているかというと、2002年に出たVisual Basic .NET2002が1999年に出たVisual Basic6.0から大きな進化を遂げ、比較すると機能面や使いやすさでグレードアップしたことで、その後のVisual BasicについてはVisual Basic .NETと一括りにされているためです。 現在、Visual Basic .NETは他のプログラミング言語に比べて改善やバージョンアップが進んでおらず、マイクロソフト社もVisual Basic .NETの更なる開発に関しては積極的ではないです。そのため、Visual Basic .NETは黎明期・成長期を超え、現在は成熟期と言えるかもしれません。 VB.NETは現在どのように使われている? Visual Basic .NETを使うことでWindowsで動くアプリケーションを作れると共に、モバイル上で動作するアプリケーションも開発することができます。ちょっとしたアプリケーションからゲームまで作ることができ、3D機能を搭載することもできます。Visual Basic .NETはかなり万能なプログラミング言語であることがわかると思います。 Visual Basic .NETは現在システム会社や企業の情報部門にて使用されています。TIOBE Softwareによる2018年12月のTIOBE Programming Community Index (PCI)という調査では、12月時点での人気プログラミング言語ランキングを公開していますが、Visual Basic .NETは5位となっています。 これはTIOBE Programming Community Index (PCI)が調査始めてからVisual Basic .NETのランキングとして最も高い順位に位置しているとのことです。 Visual Basic .NETはこうしてトレンドとして上昇中ですが、Visual Basic .NETの手軽さや開発の高速性から中小企業を中心に開発に使われているとのことです。Visual Basic .NETの求人に関して日本国内で見ると、新しい事にチャレンジしていくベンチャー企業よりも歴史のある中小企業の求人が多いです。 主に情報処理サービス業界が多く、エンジニアとしてシステム開発をし、お客様に納品するという形の仕事が多いです。 将来性に関しては、マイクロソフト社がVisual Basic .NETの開発にもうそこまで積極的ではないことから今後はこのトレンドが下落傾向になるのではないかと発表しています。今後の動向に注目が集まります。 まとめ:VB.NETは今後衰退が予想される言語 今回はプログラミング言語であるVisual Basic .NETの歴史について見てきました。 Visual Basic .NETが誕生した背景やその後の歴史についてなかなか興味深い話が多かったでしょう。 今回の内容をまとめると Visual Basic .NETはWindowsとモバイルで動作するアプリケーションを開発するためのプログラミング言語 Visual Basic .NETは直感的な操作と自然言語に近い表現方法のため、初心者でも開発がしやすい Visual Basic .NETは現在トレンドとして人気が高いが、今後は衰退していくと予想されている となります。 プログラミング言語の歴史については様々な話があり、常に人々の手によって進化しています。Visual Basic .NETもその言語の一つで変化をしながらも従来の信頼度の高さは変わらずに、不動の地位になっています。 Visual Basic .NETの場合は衰退傾向にありますが、初心者に優しいプログラミング言語なので、Visual Basic .NETに興味を持った方はまずVisual Basic .NETを使ってみてください! テクフリでフリーランス案件を探してみる

Kotlin
Kotlinのおすすめフレームワークを5つ紹介!特徴をわかりやすく解説
Kotlinは、「Javaをもっと簡潔・安全に」という想いから開発されたプログラミング言語のひとつです。Javaを改良して作られた言語ということもあり、Javaとの親和性が非常に高く、Kotlinを使用している大手企業も少なくありません。Javaは歴史が古く、多くの企業で採用されている言語ですが、流行りの言語と組み合わせづらいという欠点があります。そのため、より簡潔なKotlinを新たに学習しようと考えるエンジニアの方がいると思いますが、 「Kotlinのフレームワークって何があるの?」 「いくつかあってどのフレームワークを使えばいいかわからない…」 といった疑問をお持ちかもしれません。 そこで、この記事ではKotlinのフレームワークについて解説していきます。最後まで読んでいただければ、どのフレームワークを学習すれば良いかわかります! Kotlinについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。 Kotlinの歴史とこれからを解説 テクフリでフリーランス案件を探してみる Kotlinフレームワークとは? Kotlinフレームワークとは、Kotlinを利用して開発をする際に必要な基本機能をまとめたソフトウェアのことです。 フレームワークには、ある程度決まったルールが存在しています。そのため、誰が書いても理解がしやすいという特徴があります。 また、自分で1から書くと数百行必要なコードが、フレームワークを使うと数十行で解決するのも魅力です。 フレームワークと似た言葉としてライブラリがありますが、両者の違いは「制御の反転があるかどうか」によります。 ライブラリの場合、プログラムを動かす主導権はプログラマーが書いたコードにあります。一方で、フレームワークの場合、プログラマーが書いたコードはフレームワークによって制御されるのです。 つまり、ライブラリは主導権がエンジニア側にあり、フレームワークは主導権がフレームワーク側にあると言えます。 Kotlinフレームワークを利用するメリット Kotlinを使う上で、フレームワークを利用することにはいろいろなメリットがあります。ここでは、以下のメリットについて詳しく解説します。 開発スピードが上がる コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) バグの減少 フリーランスとして仕事が取りやすくなる テスト工数を削減できる 開発スピードが上がる MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特に、サービスを高速で市場に投下することが重要です。Kotlinのフレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。 例えばKotlinのフレームワークには、Androidアプリや、サーバーの開発機能などが備わっているのですが、それらをフレームワークなしでエラー無く完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。 コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) プログラミングに限らず全ての仕事にいえますが、コードの書き方にはその人の個性やクセがでます。 経験、スキル、年齢、性格、キャリアなど様々な要因によって差が生じるのですが、人が書いたコードを修正するのは、かなり大変な作業です。 フレームワークを利用すれば、コードの統一性を保持させることができます。 統一性を保持することにより、多人数開発にも対応しやすくなります。 バグの減少 Kotlinのフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。そのため、バグはすでに解決されていることが多いです。 それらのバグが少ないフレームワークを利用して開発を進めると、開発をしたプログラムもバグが少なくなる可能性が高まるといえます。 フリーランスとして仕事が取りやすくなる Kotlinの中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。 特にSpring Bootは人気のフレームワークとなっているため、Kotlinエンジニアとして仕事を獲得したい場合、習得しておくといいかもしれません。 テスト工数を削減できる Kotlinフレームワークを導入することで、テスト工数も削減することが可能です。 なぜなら、フレームワークを使って実装した箇所は、単体テストを行う必要がなくなるためです。 システム開発ではテストに多くの時間がかかってしまうこともあります。それでいてシステムの品質を高めるための重要な工程でもあるため、簡略化することは難しいのです。 特にスマホアプリはユーザーの要望や流行に合わせて何度も改良する必要があり、その度にテストを行わなくてはいけません。 スマホアプリ開発を行うなら、Kotlinフレームワークを用いて、極力テスト工数を減らすことが大切なのです。 Kotlinフレームワークを使用するデメリット 一方で、Kotlinフレームワークを使用することのデメリットは次の4点が挙げられます。 学習期間が必要 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークに依存してしまう 選定を間違えると開発効率が下がる 学習期間が必要 フレームワークを使いこなすにはKotlinの理解がある前提で、最低でも数週間は学習をする必要があります。 概要を抑えられても、細かい要望を実現しようとすると調査に更に時間がかかることはよくあります。使用者が多くないフレームワークになると、情報量が少なく、調査が難しいこともあるでしょう。 また、ドキュメントは基本的に英語で書かれていることが多いです。 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には有用です。 しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。 フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを利用しないほうが作りやすいことがあるのです。 フレームワークに依存してしまう Kotlinフレームワークに依存してしまう、というのもデメリットとして挙げられます。もし、フレームワークの仕様が変更にあった場合、自社のシステムもそれに合わせて変更しないといけません。 また、フレームワークに深刻なバグがあった場合、自社のシステムにも不具合が生じる可能性があります。さらに、フレームワークがサポート終了した場合、そのフレームワークを使い続けることはできませんので、他のフレームワークに移行する手間が発生してしまいます。このように、フレームワークに依存するデメリットがあることは事実です。とはいえ、フレームワークによる開発工数削減のメリットも大きいので、どちらを優先するかはプロジェクト次第と言えるでしょう。 選定を間違えると開発効率が下がる どのKotlinフレームワークを導入するか、判断を誤ると開発効率がむしろ下がってしまう恐れがあります。たとえば、小規模な開発なら制約が緩くて自由度の高いフレームワークの方が使いやすいでしょう。しかし、大規模な開発になると、制約が緩いフレームワークはコードの書き方をチームで統一しにくく、開発効率が上がらない可能性があるのです。Kotlinフレームワークにはそれぞれ特徴があります。それぞれの特徴を踏まえて選定しないと、システムと相性が悪いフレームワークを導入してしまうかもしれません。 おすすめKotlinフレームワーク5選 ここからは、人気のフレームワークや、目的によって有用なKotlinフレームワークについて解説していきます。 Spring Boot Spring Bootは、JavaのフレームワークであるSpringを改良して開発されたフレームワークです。Javaのフレームワークとして開発されたものですが、KotlinがJavaを改良して作られた言語であるため、Kotlinでも使用できるようになっています。Springでは、多機能ゆえの複雑さが課題でしたが、Spring Bootではシンプルな設計が実現されており、機能の使い分けを行いやすくなっているのが特徴です。また、XMLファイルの設定を自動で行うことができる機能なども実装されています。 >Spring Boot公式サイト Spring BootはJavaのフレームワークであるため、こちらの記事も是非参考にしてみてください! Javaフレームワークとは?おすすめの10選と選び方【2022年最新版】 Ktor Ktorは、Kotlinの開発元が公開しているフレームワークです。Kotlin自体は2011年に発表された言語ですが、Ktorはリリースが2018年と新しく、現在もなおアップデートされています。Ktorは非同期クライアントとサーバーアプリケーションを作成するためのフレームワークで、拡張性が高いのが特徴です。また、最低限の機能のみで構成され、処理が軽量なのも大きなメリットです。スマホアプリの動作の早さを重視したい場合にもおすすめと言えるでしょう。 >Ktor公式サイト Javalin Javalinは、その名の通り、JavaとKotlinで使用可能なフレームワークです。Ktorと同様にシンプルで、軽量である点が特徴です。設定次第では、非同期で動かすことができるのも大きなポイントとなっています。同期・非同期の両方で動かすことができると、スマホアプリの動作効率を高めやすくなり、ユーザーによって使いやすいアプリに改良することが可能です。基礎的な知識さえあれば、すぐに使えるほどシンプルなので、使いやすいフレームワークと言えるでしょう。 >Javalin公式サイト Jooby Joobyは、Java/Kotlin/JavaScriptで使用可能な、マイクロフレームワークです。機能を最小限にするために、Java8以降を標準としているので、環境が古いバージョンの場合注意が必要です。(Kotlinの場合は別です)マイクロフレームワークと謳っているだけあって、最小限の機能のみで構成されており、軽量さが魅力となっています。また、拡張性が高いのも特徴です。必要に応じて機能を追加できるため、柔軟性も高いフレームワークと言えるでしょう。拡張性が高い分、学習コストは高いですが、使い慣れればその便利さを感じることができるはずです。 >Jooby公式サイト wasabi wasabiはKotlin用に作られたフレームワークです。wasabiの特徴は、MVCモデルを採用していないことでしょう。MVCモデルを採用していると、役割ごとにプログラムを分けることができ、ソースの管理が容易になります。一方で、コードの制約が増えてしまうデメリットがあり、小規模開発ではMVCモデルを採用していないフレームワークの方が、相性が良い可能性があります。現状、他のフレームワークに比べるとwasabiはそれほど知名度は高くありません。しかし基本的な性能も高く、アップデートが頻繁に行われているため、今後も期待できるフレームワークと言えるでしょう。 >wasabi公式サイト Kotlinの単価や記事数は? ここまでフレームワークの解説をしてきました。では実際の単価や記事数はどのようになっているのでしょうか? テクフリに掲載されている案件を参考に以下にまとめました。 Kotlin案件の単価 弊社調べによると、Kotlinの平均単価は84.2万円、最高単価は165万円となっております。 (テクフリ調べ 2023/08/21付) Javaの単価相場と比較したいという方は、こちらの記事をご参考にどうぞ! >Javaのおすすめフレームワーク10選を紹介!【2023年最新版】 Kotlinフレームワークの記事数比較 Kotlinフレームワークの記事数を下記のようにまとめました。2023年8月時点では、学びやすさの観点から見ると、選ぶべきKotlinフレームワークはSpring Bootであるといえます。 フレームワーク Qiitaの記事数 stackoverflowでの質問数 Spring Boot 4572 187 Ktor 214 0 Javalin 11 0 Jooby 18 0 wasabi(Kotlin) 4 0 まとめ 本記事ではKotlinフレームワークについて解説しました。Kotlinフレームワークのメリット・デメリットやKotlinフレームワークの種類などがお分かりいただけたかと思います。Kotlinは文法が易しく、開発工数を減らすことに貢献してくれる優秀な言語です。Kotlinフレームワークを導入することで、自分達で1から機能を作らなくてすむため、さらに工数を短縮することができます。 これからKotlinフレームワークを学ぶ方には、Spring Bootが特におすすめです。Spring Bootは機能がシンプルな点や、コード量を少なくすることができる点が初心者向きと言えます。フレームワークをうまく活用することによって、Kotlinでの開発をより生産的なものにしていきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

Cobol
COBOLの歴史について徹底的に解説します
Cobol(コボル)が誕生したきっかけは? Cobol(コボル)はアメリカ国防総省の提案によって誕生しました。 アメリカ国防総省は事務処理用のプログラミング言語を全て一致させたいということで、新しくCobol(コボル)の開発に乗り出しました。実際にアメリカ合衆国政府のシステムはCobol(コボル)誕生以後、全てにCobol(コボル)が使われています。Cobol(コボル)が使えないコンピューターは導入しないという時期があった程です。 Cobol(コボル)は誰が開発したの?と気になる方もいると思いますが、グレース・ホッパーという当時53歳の女性プログラマーの手によってCobol(コボル)は開発されました。彼女は名門イェール大学の大学院に進み、数学と数理物理学を専門に勉強をしていました。 卒業後は母校で教授をしていましたが、第二次世界大戦と同時に軍隊へ入隊することになりました。彼女はもちろん最前線で戦うこと無く、ハーバード大学が行っていた船舶計算プロジェクトに配属されました。 その際に最新鋭のコンピューターシステムに触れて以来、プログラマーとして活躍し、民間企業に入社した後にCobol(コボル)の開発を行いました。 ペンシルベニア大学とアメリカ国防総省が開いた標準化委員会にて、Cobol(コボル)が特定のコンピューターに依存しない言語として公式に認められ、その後にアメリカ国防総省のシステムに使われることになりました。 彼女はプログラマーとして活躍するのみならず、生涯軍人として軍人の仕事を全うしました。最終的には准将になり、プログラマーとしても軍人としてもプロフェッショナルであり続けました。 こうしてCobol(コボル)が誕生し、その後はアメリカから世界にも広がっていき、全世界に普及しました。 日本では1963年からCobol(コボル)が使われ始め、特に金融機関や製造業のシステムを中心に使われ、現在でもCobol(コボル)が使われている企業も多くあります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Cobol(コボル)の黎明期・成長期について Cobol(コボル)は誕生した後は実際にどのように使われていたのでしょうか? Cobol(コボル)の黎明期や成長期についても気になる方は多いと思うのでご紹介していきます。 Cobol(コボル)は誕生した後に世界中に広がり、日本でも多くの企業が現在も使っていますが、時代を経るにつれて、仕様拡張や変更がなされています。 特に日本では1965年に富士通が最初のコンパイラを発表し、Cobol(コボル)のコンパイラはほぼ全てのコンピューターに搭載されていきます。 この時代では今のように個人がコンピューターを持つことは一般的ではなかったですが、オフコンと呼ばれる中・小型機が普及し、Cobol(コボル)がメイン言語として使われ、Cobol(コボル)を使ったシステムが普及していくようになりました。 第1次規格「ANSI68,ISO72,JIS72」、第2次規格「ANSI74,ISO78,JIS80」、第3次規格「ISO85,ANSI85,JIS88,JIS92」、第4次規格「ISO/IEC 1989:2002」、第5次規格「ISO/IEC 1989:2014」といったように規格の改定がなされました。 それぞれの規格はアメリカ規格(ANS)、国際規格(ISO)、日本工業規格(JIS)となります。 これらの規格があるため、Cobol(コボル)はあまりコンピューターのOSに依存しないようになっています。あるOSで書いたコードをそのまま他のOS内でペーストしても動くようになっています。 最新の国際規格である第5次規格「ISO/IEC 1989:2014」は2014年に行われたため、Cobol(コボル)は今でも日々日々成長しています。 そして、最初は事務処理用としてビジネス向けに使われていましたが、汎用プログラミングにも広がるようになりました。 Cobol(コボル)は現在どのように使われている? Cobol(コボル)は企業の基幹システム、行政システムに使われていることが多いです。特に金融・証券のシステムはCobol(コボル)で書かれていることが多いです。 IPAソフトウエア開発データ白書(2016-2017)によると、対象プロジェクト3895件のうちCobol(コボル)は2位である15%を獲得しています。 一位はJavaの32%ですが、開発規模が1Mstep以上のプロジェクトでは100%Cobol(コボル)が使われています。このようにCobol(コボル)は大規模プロジェクトにおいて使われる傾向があります。 ただ、小・中規模のプロジェクトでCobol(コボル)が使われることはそこまで多くはなく、Ruby,C,Javaなどの他のプログラミング言語が出てきたことによって、今までCobol(コボル)で構成されていたシステムが他の言語で改めて構成されることもしばしばあります。 また、それに伴いCobol(コボル)をメインで書いているプログラマーが少なくなっています。Cobol(コボル)をメインで使っていたプログラマーが高齢化し、現役引退をするケースも珍しくないです。そのため、Cobol(コボル)を使える人間が少なくなっており問題視されています。 とはいえ、Cobol(コボル)を使う人や仕事が完全に無くなったわけではありません。現在も金融・証券会社を中心に使われている言語なので学んでおいて損はないと思います。 まとめ COBOL(コボル)は、事務処理用言語の統一を求めたアメリカ国防総省の提案により誕生しました。開発には、イェール大学出身の数学者であり軍人でもあったグレース・ホッパーが中心的な役割を果たしています。 特定のコンピュータに依存しない言語として設計されたCOBOLは、米国政府での採用を機に世界中へ普及し、日本でも1963年から金融や製造業を中心に導入が進みました。 その後の成長期には、メインフレームやオフコンの普及とともに企業のメイン言語として定着しました。数度にわたる規格改定(ANSI, ISO, JIS)を経て、OSが異なっても動作する高い互換性を獲得しており、2014年にも新規格が策定されるなど進化を続けています。 現在でも、金融・証券などの大規模な基幹システムにおいては圧倒的なシェアを誇り、開発規模が100万ステップを超える巨大プロジェクトでは依然として主力です。一方で、中小規模の開発ではJavaなどに置き換わりつつあり、COBOL技術者の高齢化と不足が課題となっています。しかし、その信頼性と50年以上の実績から、今なお社会インフラを支える重要な言語であり続けています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

Python
AIエンジニアになるには?必要なスキルや仕事内容について解説します
AIを活用したシステムの開発と運用を手がけるAIエンジニア。AI市場が拡大している近年では、さまざまな業界においてAIエンジニアの需要が高まっています。では、AIエンジニアになるには、どのような学習が必要なのでしょうか。 この記事ではAIエンジニアの仕事内容や年収、そしてAIエンジニアになるために必要な知識やスキルについて解説していきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる AIエンジニアとは AIエンジニアという職業の定義や将来性などについては詳しく知らない方もいるのではないでしょうか。ここでは、AIエンジニアの定義と将来性について解説します。 AIエンジニアの定義 AIエンジニアは、機械学習や深層学習、自然言語処理といった技術を駆使し、ビジネス課題を解決するためのAIシステムを開発・実装する専門技術者です 。その職務は、単にプログラムを書くだけでなく、ビジネス上の問題定義から始まり、データ収集・前処理、AIモデルの設計・学習、そして最終的なシステムへの組み込みと評価にまで及びます。開発ライフサイクル全般を担っていると言っても過言ではないでしょう 。 この職業は、高度な数学的知識とソフトウェアエンジニアリング能力、そしてビジネスへの深い理解を兼ね備えている必要があります。 AIエンジニアの将来性 AI市場の爆発的な成長予測と、それに伴う深刻な人材不足を背景に、AIエンジニアの将来性は極めて高いと評価されています 。特にChatGPTのリリースを景気とする2022年以降の生成AIの急速な進化は、これまでにない新たな応用分野と需要を創出し、製造業から金融、医療に至るまで、活躍の場は全産業へと拡大しています。 しかし、その一方で技術の陳腐化が非常に速いため、AI自身がエンジニアの定型的な業務を自動化する可能性も指摘されています 。そのため、継続的な学習意欲と、単なる技術の実装者から戦略的な課題解決者へと自身の価値を昇華させ続ける姿勢が、長期的な成功を収めるためには不可欠でしょう。 職業情報提供サイト job tagによるとAIエンジニアの平均年収は約630万円となっており、これは日本の平均年収より100万円以上も高い数値となっています。 AIエンジニアの仕事内容 AIエンジニアは、機械学習やディープラーニングといったAI技術を駆使して、実用的なシステムやサービスを開発・実装する専門技術者です 。その業務は単にプログラムを書くだけでなく、ビジネス課題の解決に向けた一連のプロセス全体に及びます。主な仕事内容は、以下の開発ライフサイクルに沿って進められます。 ビジネス課題の理解と企画 まず、クライアントや自社の関連部署にヒアリングを行い、解決すべきビジネス上の課題を深く理解します 。その上で、AI技術をどのように活用すれば課題を解決できるかを定義し、システムの要件(入力データ、目標性能など)を固めていきます 。 データ収集と前処理 AIモデルの性能はデータの質に大きく左右されるため、この工程は極めて重要です。AIの学習に必要な膨大なデータを収集し、モデルが学習しやすいように整えます 。具体的には、不要なデータを取り除くクレンジングや、形式の統一、欠損値の補完などを行います 。このデータ前処理が、AI開発プロジェクト全体の約8割の時間を占めることもあると言われています 。 AIモデルの開発と学習 準備したデータを用いて、AIモデルを構築し、学習させます 。課題に最適なアルゴリズムを選択し、Pythonなどのプログラミング言語で実装します 。目的の精度が出るまで、モデルの調整と学習を繰り返し行います 。 分析と評価 学習が完了したモデルが、当初の目的を満たす性能を持っているかを確認します 。様々なテストデータを用いて精度を検証し、実用レベルにあるかを客観的に評価します 。 実装と運用 完成したAIモデルを、実際のアプリケーションや業務システムに組み込みます 。これにより、AIは初めて製品やサービスとして価値を提供できるようになります。 AIエンジニアになるために必要なスキルや知識 AIエンジニアには、技術的な専門知識と、それをビジネスに活かすための思考力が求められます。大きく分けて以下のスキルが必要です。 プログラミングスキル AI開発ではPythonが事実上の標準言語とされています。データ処理ライブラリのNumPyやPandas、機械学習ライブラリのscikit-learn、ディープラーニングフレームワークのTensorFlowやPyTorchなどを使いこなす能力が必須です 。 数学と統計学の知識 AIアルゴリズムの根幹を理解するために、線形代数、確率・統計、微分積分といった数学の知識が不可欠です 。これにより、モデルの適切な選択や性能向上のためのチューニングが可能になります。 機械学習・ディープラーニングの知識 教師あり学習、教師なし学習、強化学習といった基本的な概念から、各種アルゴリズムの特性と実装方法まで、深い専門知識が求められます 。 データベースとクラウドの知識 膨大なデータを扱うため、SQLなどのデータベース言語や、AWS、GCP、Azureといったクラウドプラットフォーム上でAIを開発・運用するスキルがますます重要になっています 。 AIエンジニアに向いている人材と特徴 AIエンジニアという職業は単にスキルを持っているだけではうまく行かない可能性もあります。では、一体どのような人がAIエンジニアに向いているのでしょうか。 まず何よりも大切なのは、ビジネスの課題を自分ごととして捉え、その解決に情熱を燃やせる人です。技術とビジネスを繋げて考える視点を持つ人は、AIエンジニアとして大きな価値を生み出すことができます。 次に、物事を筋道立てて冷静に分析できる論理的思考力も欠かせません。AI開発の現場は、膨大なデータの中から答えを探し出す、地道な作業の連続です。なぜこのモデルは上手くいかないのか、どのデータが結果に影響しているのか。客観的な事実を一つ一つ積み重ねて仮説を立て、検証していく冷静な探究心を持つ人は、開発現場で活躍できるでしょう。 そして意外に思われるかもしれませんが、多様な人々と円滑に意思疎通できるコミュニケーション能力も極めて重要です。AIプロジェクトは、技術者だけで完結することは稀です。企画担当者や営業、経営層といった専門外の人々に対し、AIで何ができるのか、その限界はどこにあるのかを分かりやすく説明し、理解を得ながらプロジェクトを進めていく必要があります。チーム内のエンジニアと協力し合う場面でも、円滑な対話は開発の質とスピードを左右します。 これらの中心的な資質に加え、AIの世界は常日頃進歩し続けているため、新しいことを学ぶのが好きで知的好奇心が旺盛な人は間違いなく輝けるでしょう。 Q&A ここでは、AIエンジニアに関するよく寄せられる疑問について、Q&A形式で解説します。 Q1.AIエンジニアになるために資格を取得するべきですか? A.結論から言うと、資格は必須ではありません。 資格は知識の証明や転職活動でのアピールには有効です。人気の資格としては、日本ディープラーニング協会(JDLA)の「G検定」や「E資格」が挙げられます。G検定はAIの基礎理論や用語を広く学ぶ資格、E資格はディープラーニングの実装スキルを問う実践的な資格です。そのほか、「Pythonエンジニア認定データ分析試験」や「統計検定」も学習の指針としておすすめです。 Q2. 文系出身でもAIエンジニアになれますか? A.文系出身でもAIエンジニアになることは十分可能です。 実際、文系出身でAI業界に転職したエンジニアも多く存在します。ただし、AI開発では確率・統計・線形代数などの数学的な考え方やプログラミングスキルが求められるため、基礎から段階的に学習していくことが大切です。オンライン講座や書籍、実践的なプロジェクトを通じてスキルを積み上げることで、文系でも十分にキャリアを築けます。 AIエンジニアのフリーランス案件 AIエンジニアのフリーランス案件は多岐にわたりますが、Pythonを用いた機械学習アルゴリズムの実装や自社サービスの課題分析などがおもな業務内容となります。使用言語や必要とされる経験の条件は異なるため、自身の経歴にマッチするAIエンジニアの案件を探しましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる まとめ AIエンジニアとは、機械学習や深層学習、自然言語処理などの技術を活用し、ビジネス課題を解決するためのAIシステムを開発・実装する専門職です。AI市場の拡大に伴い需要が急速に高まっており、平均年収は約630万円と、日本の平均を大きく上回っています。 仕事内容は、課題の把握から始まり、データの収集と前処理、AIモデルの開発と学習、性能評価、そしてシステムへの実装・運用まで多岐にわたります。AIエンジニアは単にプログラムを書く技術者ではなく、ビジネスの問題を技術でどう解決するかを考える役割も担っています。 求められるスキルとしては、Pythonを中心としたプログラミング能力、線形代数や統計などの数学的知識、機械学習・ディープラーニングの理論理解に加え、データベースやクラウドの扱いに関する知識も重要です。また、論理的に物事を分析する力や、チーム内外で円滑に連携できるコミュニケーション能力も欠かせません。 AIエンジニアは今後も成長が見込まれる分野であり、技術力と課題解決力を兼ね備えた人材は、さまざまな業界で高い市場価値を発揮できるでしょう。

AWS (Amazon Web Services)
AWSプログラマーに必要なスキルとは?わかりやすく解説します
この記事の読者の方には、未経験からエンジニアを目指しているという方や、既にエンジニアとして働いているけれど、職種を変えてエンジニアとしてチャレンジしようか悩んでいるという方が多いと思います。 一概にエンジニアといっても、ユーザーが触れる部分を設計・開発するフロントエンドエンジニアや、システムの裏側にあるロジックを設計・開発するバックエンドエンジニア、開発したシステムを正常に動かすための環境づくりをするインフラエンジニア、システムの運用や保守をサポートするカスタマーサポートなど、エンジニア内で様々な職種があります。 というのも、システムの開発にあたっては、ユーザーが使う画面やユーザーが画面上で行った行動に対する処理などシステム全体を動かすために、それぞれのシステムが複合的に絡み合っており、またシステムの機能を維持するためのメンテンスが必要になるため、このようにエンジニアの中でも職種が分かれています。 その職種の中でも、年収に差があったり、独立のしやすさに差があるので、エンジニアとして働くにあたってどの職種で働くのかという観点は非常に重要になってきます。 また、エンジニアだけではなく、プログラマーとして活躍するという方法もあります。プログラマーはエンジニアとは異なり、プログラミングをすることが主な仕事となっています。エンジニアはまずお客様とコミュニケーションを重ね、お客様の課題を特定します。その課題を解決するためのシステムを設計し、納期に合わせてスケジュールやタスクを管理します。 このような工程を経て、ようやく設計書通りに開発をすることになりますが、この開発を主に担うのがプログラマーとなります。エンジニアには様々な職種があると言いましたが、プログラマーも同じように様々な職種があります。 今回はその中でもAWSプログラマーとエンジニアという職種に重点を置いて見ていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる AWSとは? その職種や業界まで 皆さんはAWSという言葉を聞いたことあるでしょうか。AWSはAmazon Web Servicesという名前の略称であり、アメリカ合衆国に本社を持つAmazonが提供するクラウドサービスです。 クラウドサービスとはクラウドコンピューティングサービスの略であり、インターネットを通じてコンピューターを貸し出しているサービスとなります。例えば、あるコンピューター上に写真を保存したとすると、その保存した写真はそのコンピューター上でしか見ることが出来ません。 ただ、クラウドサービスを使ってクラウドサービス上に写真を保存することで他のコンピューターなどのデバイスを用いていつでもその写真にアクセスすることができます。 現代であると、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの通信機器を持ち歩くことが多くなっており、またリモートワークや会社の拠点増加が起こっているため、当該ファイルに簡単にアクセスできることが重要となっています。そこで、活躍するのがクラウドサービスです。 特に、AWSはクラウドサービスの先駆けとなったサービスであり、2006年にAWSが発表されて以来、他社でもクラウドサービスの開発が相次ぎました。AWSのライバルはGoogleのCloud PlatformやアリババのAliCloud、マイクロソフトのAzureなどとなります。特にAWSは数多くの企業や個人に使われているサービスとなっています。 AWS専門のプログラマーやエンジニアはこのAWSの中にある仮想サーバーが使えるように環境を整えることが主な仕事になっています。業界を問わず企業ではクラウドサービスの需要が高まっており、今では仕事を効率的に進める上では必要になっているサービスであります。 社内外にいるAWSプログラマーやエンジニアがAWSの導入を企業にしていくことになりますが、インフラ系のプログラマーやエンジニアがAWS領域を専門としてクラウドの環境構築を行っていく場合が多いです。 AWSのプログラマーやエンジニアの年収? AWSのプログラマーやエンジニアの年収は約600万円ほどと言われています。ちなみにインフラ系プログラマーやエンジニアの年収は約570万円ほどと言われています。 AWSの環境構築は現在需要があり、またAWS専門の知識を身につける必要があるため、通常のインフラ系プログラマーやエンジニアよりも年収が高くなっています。 今後もAWSは多くの企業に使われ、導入の需要が高まるとともに保守・運用の業務も長年必要となってきます。そのため、AWSのプログラマーやエンジニアの年収は更に上がると期待できます。 AWSで必要とされるプログラマーのスキル AWSプログラマーはエンジニアの設計に基づいて開発を行っていきます。エンジニアが導入や改修について設計を行い、インフラ周りのプログラミングをしていくことになります。そのため、プログラミングのスキルは必要となります。 設計はエンジニアがやるものの、なぜこのような設計をしたのかという意図を理解するために、インフラ周りのOSやミドルウェアの知識が必要となります。 とはいえ、プログラマーとして中心はプログラミング業務になるため、プログラミングのスキルが一番重要となります。 AWSで必要とされるエンジニアのスキル AWSエンジニアの仕事は何もデータや設定がない仮想サーバーにOSやミドルウェアを入れることで、エンジニアではない一般人でも利用できるように環境構築していくことです。この設計を行います。 そのため、OSやミドルウェアに関する知識のことはもちろん、前提としてインフラ周りの知識も必要となります。 特に現在AWSの導入が盛んになっているので、今後保守・運用業務や改修業務が増えてくることは間違いないです。導入のみならず、そのような幅広い要望を叶えるためのスキルも必要となります。 AWSの将来性や年収は今後どうなる? AWSの将来性は高いと言えるでしょう。現在数多くの企業にAWSが導入されており、またAWSを導入したいという企業は多く、需要が高まっています。 また、一度導入されたら終わりというわけではなく、その後にAWSの保守・運用や改修が必要となってきます。そのため、継続的にAWS関連の導入や保守・運用・改修の需要はあるでしょう。 AWSなどのクラウドサービスは比較的最近登場したサービスであるので、企業からの需要に対してエンジニアの供給が足りないという状態になっています。今後もこの傾向が続くと予想されるので、年収が上がることが期待されます。 まとめ AWSの年収 プログラマーとエンジニアを個別に検証してみる というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 AWS専門のプログラマーやエンジニアはこのAWSの中にある仮想サーバーが使えるように環境を整えることが主な仕事になっている 業界を問わず企業ではクラウドサービスの需要が高まっており、AWS含めて今では仕事を効率的に進める上では必要になっているサービスである AWSの将来性は高く、プログラマーやエンジニアの年収の上昇が期待できる AWSのプログラマーとエンジニアになりたいと考えている方は是非今回の記事をお役立てください。AWSの需要は年々高まっているため、インフラ系エンジニアの方は是非AWS周りについて学んでみてはいかがでしょうか。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです! テクフリでフリーランス案件を探してみる

Scala
Scalaの歴史について丁寧に分かりやすく解説
Scala(スカラ)とは? Scala(スカラ)はオブジェクト指向言語と関数型言語の特徴を合わせて作られたプログラミング言語です。スイス・ローザンヌにあるスイス連邦工科大学 (EPFL)の教授であるMartin Odersky氏によって2001年に設計され、2003年にリリースされた比較的新しいプログラミング言語となっています。 オブジェクト指向言語はクラスという概念を用いて、仕様の変更に柔軟に対応できる言語となっています。代表的なオブジェクト指向言語はJavaやC++、関数型言語はHaskellやF#となっています。これらの良さを組み合わせて作られた言語がこのScala(スカラ)です。 Scala(スカラ)にはJavaの良さを受け継ぎながらも、Javaにはない新しい仕組みがあるので多くの企業・エンジニアに注目されています。 特に関数型言語の特徴も合わさっているので、記述が簡単でコード量が少なく済みます。実際にJavaだと20行も記述しなければならないコードが1行に短縮することもできます。 コードが短い分、修正もしやすくなっているため長期間に渡って使うシステムの開発に向いています。開発スピードと性能品質にこだわりたい方はScala(スカラ)はかなりオススメのプログラミング言語です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Scala(スカラ)が誕生したきっかけは? Scala(スカラ)はスイス・ローザンヌにあるスイス連邦工科大学 (EPFL)の教授であるMartin Odersky氏によって2001年に設計され、2003年にリリースされたものですが、どういうきっかけで設計がなされるようになったのでしょうか? 原点はMartin Odersky氏が携わっていた他のプロジェクトにあります。 Martin Odersky氏はGJプロジェクトというJavaにジェネリックスを実装するプロジェクトに参加しました。Integer型やString型などのデータの型が様々ありますが、これらを同じように処理することができる機能をジェネリックスといいます。 このプロジェクトではPizzaというJavaに高階関数やデータ型、ジェネリックスなどの機能を実装した新しい言語を開発しており、そこにジェネリックスも実装したという形で進み、実際に成功を収めました。 ただ、この新しい言語であるPizzaにJavaの互換性を持たせると共に、ジェネリックスを実装するということは限界があるとMartin Odersky氏は感じており、Funnelというシンプルな表記で実装できる言語を開発しましたが、実用性が無かったために評判はよくありませんでした。 そこで、GJプロジェクトの成功とFunnel言語の失敗から、実用性とシンプルさを掛け合わせた新たな言語Scala(スカラ)が生まれました。実際にScala(スカラ)はオブジェクト指向言語と関数型言語の特徴を合わせて作られたプログラミング言語となっており、実用性がかなり高いものになっています。 Scala(スカラ)の黎明期・成長期について ここからはScala(スカラ)の黎明期・成長期について見ていきましょう。Scala(スカラ)はリリースされた2003年は企業においてプログラムの実装に使えるほど実用化できる言語ではなかったのですが、2006年のScala2.0のリリースではコンパイラがScala(スカラ)で書き直され、またJava仮想マシン(JVM)で動作するようになったため少しずつ実用化に向けて動き出しました。 Scala2.7ほどから注目がなされるようになり、このバージョンアップではJavaのライブラリを読み込める機能の安全性が増し、ジェネリックスに関しても改善がなされました。ここからScala(スカラ)が開発に使いやすくなり、Javaとの互換性や実用性を更に高める機能が実装されることになりました。 実際にTwitter社がRuby on RailsからScala(スカラ)に開発言語を移行することになった際は大きな注目を浴び、この頃にScala(スカラ)の知名度と人気度が共にアップしました。 Scala(スカラ)は世界中の企業に使われており、2014年以降には日本国内でScala(スカラ)に関する書籍も増え、多くの企業に採用され始めました。海外に比べると、日本国内でのScala(スカラ)の採用や移行はまだまだなので、Scala(スカラ)は成長期だと言えそうです。 実際にScala(スカラ)は様々な企業に使われているため、開発においての実用性を更に高めるべく日々改善がなされています。 Scala(スカラ)は現在どのように使われている? Scala(スカラ)が現在どのように使われているかということについて見ていきますが、Scala(スカラ)は比較的新しい言語であり、Javaの後釜として将来性が高いと言われているため、多くの企業の開発に採用されている言語です。 Githubではどの言語でプルリクエストがどれくらい行われているかということを公開しているのですが、Scala(スカラ)は12位となっていてトレンドとして上昇しています。このように現在かなり人気のプログラミング言語となっています。 海外だと皆さんもお馴染みのTwitterやLinkedinが開発言語としてScala(スカラ)を採用しています。世界中で使われているWebサービスにScala(スカラ)が使われており、多くの企業がこぞってScala(スカラ)に目をつけています。 国内だとインターネット・Web業界にてWebサービスやソーシャルゲームの開発にScala(スカラ)が使われています。代表的な企業はドワンゴ・GMOメディア・NTTデータ先端技術となります。 Scala(スカラ)はJavaの後釜と言われていますが、Javaとの互換性を第一に考えられて設計されたプログラミング言語です。そのため、JavaからScala(スカラ)への移行は容易にでき、Javaコードとの連携も容易できます。 開発にJavaを使用しているが、今後はScala(スカラ)に移行しようとしている企業も数多くあります。 今見てきたように、海外の有名IT企業や国内のベンチャー企業を中心にScala(スカラ)は使われており今後もこの傾向は続きそうです。転職の面で見ても、実際にScala(スカラ)エンジニアを求めている企業は増えているのですが、日本でScala(スカラ)を使いこなせるエンジニアが少なく、希少価値が高くなっている現状があります。 Scala(スカラ)を使いこなせるエンジニアの需要は高いので、待遇面では好条件で転職ができ、求人検索エンジンスタンバイが発表したプログラミング言語別年収ランキング2017では、Scala(スカラ)が1位となる626万円に輝いています。 Scala(スカラ)は学習コストが高いので学習が大変と言われていますが、今見てきたように高待遇の求人が多いというリターンが大きさが大きな魅力となっているので転職についても一度考えてみてはいかがでしょうか。 まとめ 今回はプログラミング言語であるScala(スカラ)の歴史について見てきました。 Scala(スカラ)が誕生した背景やその後の歴史についてなかなか興味深い話が多かったでしょう。 今回の内容をまとめると Scala(スカラ)は実用性とシンプルさを追求したプログラミング言語Scala(スカラ)はTwitter社やLinkedin社が使用しており、トレンドになっているScala(スカラ)エンジニアは希少価値が高く、転職の条件が良い となります。 プログラミング言語の歴史については様々な話があり、常に人々の手によって進化しています。Scala(スカラ)もその言語の一つで、変化をしながらも従来の信頼度の高さは変わらずに、不動の地位になっています。 今回でScala(スカラ)に興味を持った方はまずScala(スカラ)を使ってみてください! テクフリでフリーランス案件を探してみる

Java
Javaのオブジェクト指向とは?【メリットや重要ポイントを解説】
Javaを学んでみたいものの、オブジェクト指向がよく分からずつまずいている方は多いのではないでしょうか。オブジェクト指向は初心者がつまずきがちな概念の1つとして知られています。オブジェクト指向についてしっかり理解することは、ソフトウェア開発を行ううえで大切なので、早い段階から勉強しておきましょう。 本記事ではJavaのオブジェクト指向の基礎について解説します。オブジェクト指向のメリットや重要ポイントなどについてまとめました。Javaのオブジェクト指向について理解を深めたい方はぜひお読みください。 オブジェクト指向とは オブジェクト指向とは、特定の役割を持つ物(データや処理内容)を1つにまとめて、それを外部から呼び出して使う開発手法や考え方を指します。特定の役割を持つ物を1つにまとめたものは「クラス」と呼ばれており、クラス内のオブジェクトをプログラムで実際に扱う場合は「インスタンス化」を行う必要があります。 大雑把に言うと、クラスが「設計図」であり、インスタンスが「設計図を元にして作られた実物」です。たとえば、特定の機種の車を動かすプログラムを作る場合は、車というクラスを元にして作ります。設計図があることで、プログラムを組み立てやすくなります。 オブジェクト指向とは、あくまで概念です。そのため明確に「オブジェクト指向は〇〇」と定義づけられているわけではありません。ただ、多くの人はこのようなイメージで捉えています。 昨今のシステム開発は、オブジェクト指向の考え方に基づいて進められることが多いです。オブジェクト指向によってプログラムを組み立てることは、多くのメリットがあるためです。 また、Javaなどの業務で広く使われているプログラミング言語には、オブジェクト指向で開発を進めやすくするための機能が多く備わっています。オブジェクト指向を理解するにはまず、これらの機能の活用方法を覚えることが大切です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる オブジェクト指向のメリット オブジェクト指向のメリットは次の3つです。 開発工数を削減できる チームでの開発がスムーズになる 後でシステムに機能を追加しやすくなる オブジェクト指向は開発現場で現在も使われ続けています。なぜ使われ続けているかというと、このようなメリットがあるためです。一つひとつのメリットについて詳しく解説しましょう。 開発工数を削減できる オブジェクト指向を活用することで、システム開発の工数を削減できます。オブジェクト指向における「継承」「ポリモーフィズム」といった概念を用いることで、ソースコードを再利用しやすくなります。つまり、同じソースコードをもう一度書かなくて良くなり、プログラマーの負担を減らせるのです。 また、何度も同じ処理を行うソースコードを記述していると、コード量が膨大になってしまい管理が大変になります。どこに何の処理が書かれているのか分かりにくくなり、バグを発生させる原因にもなってしまうでしょう。更に、テスト作業にも多くの工数がかかります。 特に昨今のシステム開発では、開発スピードが重視される傾向があります。システム開発の需要が高まる一方で、システム開発を行えるエンジニアの数は不足しているのが現状です。少ない人数でも開発を行えるようにするには、開発工数を減らせる仕組みを作ることが大切です。 チームでの開発がスムーズになる オブジェクト指向を活用することで、チームでの開発もスムーズになります。オブジェクト指向における「カプセル化」という概念を用いることで、プログラムの独立性を高められます。独立性を高めることで、そのプログラムを書き換えたとしても、他のプログラムに影響を及ぼさないようにできます。 少人数が開発する場合は、「このプログラムは書き換えないこと」などルールを全員に共有が可能です。ただ、大人数での開発の場合、ルールの共有が難しくなります。オブジェクト指向はプログラムの独立性が高く、他の人の作業箇所に影響を与えないと分かれば不安なくプログラムを書き換えられるのです。 特に最近では求められるシステムが複雑化しており、開発規模が大きくなることが増えています。多くの企業が協力して1つのシステムを作り上げることもあるでしょう。そういった場合は特に、プログラムの独立性を高められるオブジェクト指向は力を発揮します。 後でシステムに機能を追加しやすくなる オブジェクト指向でコードを書くことで、後でシステムに機能を追加しやすくなります。オブジェクト指向によって、ソースコードの再利用性・独立性を高めることが可能です。リリース後のシステムを変更する際も、スムーズに行うことができます。再利用性・独立性が高いソースコードは、変更した結果どの部分の処理が変わるのか分かりやすくなるのです。 システム開発はリリースして終了ではありません。リリース後もクライアントからの要望やシステムの老朽化などが原因で、改修しなくてはいけない場合があります。改修作業をスムーズに行えるようにあらかじめソースコードを記述しておくことは大切です。 関連記事:Javaフリーランスの単価相場や案件例・将来性を徹底解説 Javaにおけるオブジェクト指向の重要ポイント Javaにおけるオブジェクト指向には次の3つの重要なキーワードがあります。 カプセル化 継承 ポリモーフィズム この3つの原則を踏まえたうえでシステム設計を行うことで、オブジェクト指向を成立させられるようになります。逆に、これら3つを意識していないと、オブジェクト指向とはかけ離れたプログラムの組み方になってしまう可能性があるでしょう。 1つ1つのオブジェクト指向の重要ポイントについて詳しく解説していきます。 カプセル化 カプセル化とは、プログラムが外部から直接参照されたり操作されたりしないよう、プログラムをカプセルに閉じ込めるようにアクセスを制限することです。参照や操作が必要な場合のみアクセスを許可するようにします。 カプセル化を意識してプログラムを組み立てることで、チームでのシステム開発がしやすくなります。他の人が誤って自分のプログラムにアクセスしてしまい、データを書き換えるなどしてバグが発生してしまうのをできる限り防ぐことが可能です。 継承 継承とは、新しく作成したクラスが既存のクラスからデータや処理を引き継ぐことです。継承されるクラスを親クラス、新しく作るクラスをサブクラスと呼びます。継承を使えば、親クラスのデータや処理を小クラスでも使うことが可能です。 継承を使わなくても、親クラスの記述内容を小クラスにもコピーすれば良いと考える方もいるかもしれません。ただ、コピーするとそれだけ記述量が増えて管理が大変になります。また、仕様変更があった場合は両方のプログラムを書き換えないといけません。そのため、継承を使って記述をコピーしなくても、親クラスのデータや処理を使えるようにします。 ポリモーフィズム ポリモーフィズムは日本語で「多様性」を指します。ポリモーフィズムは親クラスのデータや処理を継承する際に、一部のみ異なる振る舞いにする機能です。 継承を使えば、親クラスと同じ振る舞いを行うプログラムを簡単に作ることができます。しかし、基本的には同じ振る舞いを行うが、一部のみ変えたい場合があります。こういった際に使うのが、ポリモーフィズムです。 Java以外のオブジェクト指向言語 Java以外にもオブジェクト指向関連の機能を備えたプログラミング言語は多くあります。その中でも特に有名な言語は次の3つです。 Python PHP Ruby Javaを学びながらオブジェクト指向を習得することで、こういった言語の理解も早まるでしょう。各言語の特徴やメリットについて詳しく解説していきます。 Python PythonはWebアプリ開発やデータ分析で多く使われているプログラミング言語です。機械学習ライブラリが豊富であり、人工知能を搭載したWebアプリを開発したり、機械学習によって大規模なデータを分析したりすることを得意としています。 Pythonはソースコードの可読性の高さや学習コストの低さなども評価されており、プログラミング言語の中でも人気が高いです。Webアプリやデータ分析に興味があるなら、Javaの次にPythonを習得してみるのもおすすめです。 PHP PHPはWebアプリ開発に特化したプログラミング言語です。Webアプリ開発ではもっとも多く使われています。WordPressなどの有名なCMSにもPHPが使われており、PHPによるWordPressのテーマ作成やプラグイン作成といった案件も豊富です。 PHPは文法がシンプルであり、学習コストが低いのもメリットのひとつです。また、ソースコードをHTMLに埋め込んで書けるという他の言語にはない特徴もあります。さらに、フレームワークやライブラリも豊富であり、開発効率を高めることが可能です。 Ruby Rubyは日本人が開発したプログラミング言語です。PythonやPHPと同様にWebアプリ開発で多く使われています。 RubyのメリットはRuby on Railsという優秀なフレームワークがある点です。Ruby on Railsを使えば開発工数を大きく削減できます。PHPやPythonにもフレームワークはあります。ただRubyの場合、実務で使われているフレームワークの大半がRuby on Railなのが大きいです。Ruby on Railsさえ習得すれば、ほとんどのRuby案件に関わることができます。 関連記事:Javaメソッドの定義と呼び出し方【初心者にもわかりやすく解説】 まとめ 本記事ではJavaによるオブジェクト指向の基礎について解説しました。オブジェクト指向の概念やメリットなどがお分かりいただけたかと思います。オブジェクト指向は大規模システム開発で特に使われている開発手法です。特にJavaプログラマーを目指すなら、オブジェクト指向はいずれ習得しなくてはいけないものですので、早い段階で勉強しておくことをおすすめします。 Javaには、オブジェクト指向でプログラムを組み立てるための機能が備わっています。これからオブジェクト指向を学ぶ方は、参考書や学習サイトなどを使って、これらの機能の使い方を理解するところから始めてみましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

PHP
PHPでできることとは?初心者がPHPを習得するポイントも解説!
PHPを勉強したいと思うものの、PHPで何が作れるのか分からないという方は多いのではないでしょうか。プログラミング言語によって開発できるものは異なります。どの開発分野に参入したいかによって、学ぶべき言語は変わるので注意が必要です。 本記事ではPHPでできることについて解説します。また、初心者がPHPを習得するポイントについてもまとめました。本記事を読むことでPHPを学ぶべきか判断できるようになります。PHPに興味がある方はぜひお読みください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる PHPとは PHPは動的なプログラミング言語の1つです。特にWebアプリ開発で多く使われていることで知られています。PHPは「コードをHTMLに埋め込んで書ける」という他言語にはない特徴を持っており、実務で多く使われている理由の1つです。 また、PHPは習得が比較的簡単であることでも知られています。他言語に比べて文法がシンプルなうえに開発環境も整えやすく、学習ハードルが低いです。加えて、優秀なPHPフレームワークも多く、効率的にWebアプリを構築できます。 PHPでできること PHPはさまざまな用途で使うことが可能な言語です。特に次の4つの分野ではPHPが使われることが多いでしょう。これらの開発に関わりたい方にはPHPはおすすめです。 Webアプリの構築 WordPress開発 問い合わせフォームの実装 データベースとの連携 それぞれについて、さらに詳しく解説していきます。 Webアプリの構築 PHPはWebアプリ開発でもっとも使われているプログラミング言語です。WebアプリとはECサイトやSNS、動画配信サービスといった、インターネットに接続した状態でWebブラウザから使えるアプリのことです。Facebookの開発にも、PHPが使われています。 スマホの普及によってWebアプリは人々にとってより身近なものになっており、従来より利便性に優れたWebアプリが求められています。PHPは学習コストが低いため、多くの人材を開発に参加させることが可能です。加えて、ソースコードの修正も素早く行うことができます。そのためPHPはWebアプリ開発と相性が良いのです。 また、PHPにはWebアプリ開発に使えるフレームワークが多くあります。フレームワークを使うことで、Webアプリで必ず使われる機能(ログイン画面、会員登録画面など)を1から開発する必要がなくなり、開発効率を高めることが可能です。PHPでWebアプリ開発を行いたいなら、PHPフレームワークもあわせて習得しておくといいでしょう。 WordPress開発 PHPはWordPress開発も行うことが可能です。WordPress本体をはじめ、テーマやプラグインなどはPHPによって作られています。WordPressはブログやWebサイトを構築する際に多く使われています。WordPressを使えばHTML・CSSを覚えなくても構築が可能です。 PHPによるWordPress開発の需要も高い傾向があります。WordPress開発に参入したい方も、PHPを学ぶことをおすすめします。 問い合わせフォームの実装 PHPは問い合わせフォームの実装も可能です。問い合わせフォームとは、ユーザーが質問や意見をサイト管理者に送ることができるフォームのことです。HTML・CSSだけでも問い合わせフォームの見た目は作成することが可能ですが、ユーザーが入力した内容をチェックしたり、入力内容を管理者のメールに送ったりするのにはPHPが必要となります。 データベースとの連携 PHPはデータベース管理システムとの連携も可能です。データベースとは後で追加・修正・削除などを操作がしやすいように、まとめられたデータの集合群を指します。そして、データベースを管理するためのシステムをデータベース管理システムと呼び、MySQLやSQLiteなどが該当します。 PHPからMySQLやSQLiteにアクセスすることができ、そのままデータベースを操作することが可能です。Webアプリや社内システムでは、ユーザー情報や商品情報を保持するために データベースが多く使われています。そのため、PHPでこういった開発を行いたいなら、データベースとの連携方法も抑えておいた方がいいでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる PHPができないこと PHPは万能な言語というわけでもなく、PHPができないこともいくつかあります。特に次の2つの分野でPHPが使えない点は注意が必要です。 フロントエンド開発 スマホアプリの開発 これらの分野でPHPが使えると勘違いしてしまう方は多くいます。なぜこれらの分野でPHPが使えないのか、1つずつ詳しく解説しましょう。 フロントエンド開発 PHPはフロントエンド開発には使うことができません。フロントエンド開発では、Webブラウザ上で動くプログラムの処理を実装します。ChromeなどのWebブラウザには、JavaScriptというプログラミング言語を実行するための環境があらかじめ組み込まれています。そのため、フロントエンド開発ではJavaScriptが用いられることが大半であり、PHPが使われることはありません。 Webアプリ開発ではフロントエンド側でJavaScript、サーバーサイド側でPHPなどの言語が使われます。Webアプリ開発を行いたい方は、この点に気をつける必要があります。 スマホアプリの開発 PHPはスマホアプリ開発にもほとんど使われることはありません。スマホは現在AndroidとiPhoneの2種類が主流ですが、Androidアプリ開発ではKotlinやJava、iPhoneアプリ開発ではSwiftなどの言語が使われることが多いです。スマホアプリ開発に携わりたい方は、このような言語を最初に学ぶ方が近道でしょう。 PHPの将来性 PHPは、プログラミング言語の中でも人気が高いです。とはいえ、PHPが今後も開発現場で使われていくのか気になる方も多いかと思います。結論としては、PHPは今後しばらく使われ続ける可能性が高いです。 最近のWebアプリ開発の分野では、Pythonの人気が高まっています。Pythonはソースコードの可読性が高いうえに、機械学習ライブラリが豊富なため人工知能を搭載したアプリを作りやすいのが魅力的です。 フリーランスエージェントのテクフリでは、PHPの案件数は1,223件でPythonは946件(2023年6月時点)となっており、pythonと同様にPHPの案件数は多いです。また、万が一PHPの需要が今後減ってしまったとしても、そこまで不安視する必要はありません。PHPを通じて得たスキルは他のプログラミング言語を学ぶ際にも活かせるためです。PHPを習得した人なら、他言語を学ぶのにさほど時間はかからないでしょう。 初心者がPHPを習得するポイント ここまでお読み頂いた方の中には、PHPを1から勉強する方も多いでしょう。そこで、初心者がPHPを習得するポイントについて解説します。ポイントは次の3つです。 簡単なWebアプリを作成してみる プログラミング学習サイトを利用する プログラミングスクールを利用する 一つひとつのポイントについて詳しく解説していきます。 簡単なWebアプリを作成してみる PHPを学びたいなら、簡単なWebアプリを自分で作成してみることをおすすめします。1からWebアプリを作成することで、実践的なスキルを身につけることが可能です。例えば、後で改良しやすいようにプログラムを組み立てる手法などを習得できます。PHPエンジニアとして活躍するには、こういったスキルも必要になるでしょう。また、HTML・CSSやMySQLといった周辺スキルも理解できます。 加えて、作成したWebアプリは転職時にポートフォリオとして活用することが可能です。ポートフォリオを提出することで、どの程度スキルがあるのか採用担当者がイメージしやすくなり、採用される確率を高められます。 プログラミング学習サイトを利用する 1からPHPを学ぶ方はプログラミング学習サイトを利用するのがおすすめです。例えばProgateやドットインストールといった学習サイトは特に教材が充実しています。学習サイトは月額1,000円程度で利用できるため、手軽に学習できるのがメリットです。また、教材の難易度が低めであり、分かりやすく噛み砕いて要点を説明してくれるため、初心者でも挫折せずに学習を進められます。 プログラミングスクールを利用する 独学が難しいと感じる方はプログラミングスクールを利用するのもおすすめです。プログラミングスクールに入会すれば、講師の方が学習サポートをしてくれます。効率的な学習カリキュラムを立ててくれますし、勉強していて分からない点は質問すればいつでも教えてくれます。また、最近ではオンラインのスクールが主流になってきているため、現職が忙しい方でも活用しやすいというのもメリットです。受講料はかかりますが、本格的にPHPを学びたい方はスクールの活用も視野に入れてみるといいでしょう。 PHPエンジニアの年収 参考:PHPの案件・求人情報 | フリーランスエンジニアの案件・求人なら【テクフリ】 PHPエンジニアの年収について解説します。フリーランスエージェントであるテクフリのPHP案件・求人の月額単価相場のデータを見てみましょう。PHP案件・求人の平均月額単価は76.8万円となっており、年収に単純換算すると約922万円です。 これはあくまでフリーランスエンジニアに限定したデータではあります。ただ、年収922万円というのは非常に高く、PHPエンジニア全体の年収もそれなりに高いことが予想されます。「エンジニアに転職して年収を上げたい」という方にもPHPはおすすめです。 PHPの案件情報 テクフリではPHP案件を豊富に取り扱っております。 求められるスキルや単価感などについて、ぜひご確認くださいませ。 PHP案件を探してみる まとめ PHPはWeb開発に特化したプログラミング言語で、HTMLに直接コードを埋め込める手軽さや学習しやすさから幅広く利用されています。特にWebアプリ開発での使用率は高く、ECサイトやSNSなど多くのサービスがPHPによって支えられています。Facebookも初期はPHPで構築されていました。 PHPでできることの中でも代表的なのがWebアプリの構築です。豊富なフレームワークが用意されているため、ログイン機能や会員管理などの基本的な仕組みを効率よく作ることができます。また、WordPressの開発にもPHPは欠かせず、テーマやプラグイン制作などの需要も根強く存在します。 さらに、問い合わせフォームの実装や、MySQLなどのデータベースと連携した機能開発もPHPの得意分野です。ユーザーが入力した情報を処理したり、商品情報やユーザー情報を動的に管理するシステムとの相性が非常に良いことから、多くの企業サイトや業務システムで採用されています。 一方で、PHPはブラウザ上で動くフロントエンド開発やスマホアプリの開発には向いていません。Webサービスのサーバー側を支える役割が中心となります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

Kotlin
Google formとKotlinを使って、無料のハッカソン・アンケートフォームを作っていきましょう
先日、私たちは半年期のハッカソン:Carrot Wars 2018 をインスタカートで開催しました。 イベントを通してある事実、大きなギャップを知りました。今のネット上でハッカソンイベントの結果を簡単に(そして無料で)集計するサービスはありません。素敵な選択肢はありますが、料金はかなり高いです。しかも、ほとんど単一のイベントでしか対応できません。また月額課金制度も基本です。そして他の制限もあります。 最近人気のあるハッカソンがどのようなものかを考えると、そこには少なくともいくつかの選択肢があると思います。もちろん私たちはリサーチをしましたが、ニーズを満たすオプションを残念ながら見つけられませんでした。 この点に対して、私の共催者は私より現実を認識していました。「今はもうイベントの2日前です! もう直前です。一からアンケート用フォームを作る場合ではありません。もっと重要なことに集中するべきです」彼はそう言いました。 彼の言う通り、私は下記の方法でやってみました。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ソリューションの選択 Google Forms 個人的に一からアンケート用サイトを作るのが好きではありません。だから私はGoogle フォームの力をちょっと借りたいと思います。もし一気に大量の応募者に対応しなければならない場合、Google フォームはかなり役に立つと思います。Googleは良いUIを提供していますし、作る方法も驚くほど簡単です。 Kotlin script (kscript) 私が興味を持つのは”集計結果”です。私はおそらく、Googleシートに結果を出力するためにGoogleフォームを取得している可能性があります。しかし、私のExcel /シートは、私が望んだ結果を得るために必要な数学的表現を調整するのに十分強くはありませんでした。 それについて、私は数学的シート表現の代わりに単純にKotlinでスクリプトを書きました。それは私にとって自然な行為でした。さらにアンケートの結果を綺麗にプリントできました。 Kotlinを選んだ理由は二つ:私はAndroid開発者です、そしてInstacartでみんなさんはKotlinを愛用者です。面白いことにこのハッカソンを行う時ちょうどKotlinが新いバージョンをリリースした頃でした(Kotlin 1.2.50 )。 あなたがbashのようにターミナル・プロンプトでスクリプトを実行することについては非常に満足のいくものがあります。 bash syntaxの不快さと、Kotlin言語のすべての心地よさがなくてはなりません。 アンケートの流れ: ・参加者は五つのカテゴリーに参加できます。 ・イベント当日は参加者にプロジェクトのリストを送ります。そして、参加者は各カテゴリーのベストスリーを選びます。 ・Googleフォームはかなり使いやすいです。アンケートの結果を簡単にCVSフォーマットに移行できます。 ・このKotlinスクリプトはCSVを取り込み、計算も行います。それぞれのカテゴリの結果をプリントします。 ハッカソンに対するこのフォームの使い方 1.フォームを作る 私が1押しのアドオンはformRangerというアドオンです。理由は一つ、このアドオンは自動的に資料の追加ができます。 これは私たちにとって役に立ちます。ハッカソンはいつもイベント直前に応募する方々が多くいます。そのためプロジェクトリストはいつも変動が多く、それに対し、アンケート用のフォームも連動しないといけません。(Instacartのハッカソンは五つのカテゴリーがあって、各カテゴリーは30件のプレゼンテーションがあります。それは合計150件のエントリーです。)どのようにして150件のエントリーを管理するのかがとても大事なこととなります。答えはformRanger です。たった一つのGoogleシートで全ての資料を管理できます。 そしてマッチング方法はこのようになります。プロジェクトは行で、順位は列になります(多肢選択法のグリッッドのようです)。あと一つとても重要なポイントは順位に対してレスポンスは一つしかできないという事です。そうでないと一つ以上のベストスリーが発生する場合もあります。 2. Kotlin scriptのインストール こちらのハイパーリンクから、Kotlin scriptの設定方法がわかります。 # install sdkman (if you haven’t already)curl -s “https://get.sdkman.io” | bashsdk install mavensdk install kotlinsdk install kscript # alternatively with homebrewbrew install mavenbrew install holgerbrandl/tap/kscript 3. CVSフォームを作る(出力する) Googleフォームであるレスポンスボタンを押すと、綺麗なCVSフォームを自動作成しますので、簡単にダンロードできます。Googleフォームはだいたい十分ですが、私はもう少し洗練された要素を付け加えたいです。例えば、各カテゴリー(結果)についてのweightingとfiltering です。こういうプログラムを使うと本当にいろんな可能性がでてきます。 4. commandを動かす 流れは下記のようになります: kscript carrot-wars-tabulate.kts ~/Downloads/star-wars-demo-results.csv 初回(スクリプトを初めて実行すると必要な依存関係を作成するので)は少し時間がかかりますが、ご了承ください。 実際はこうなります: 気に入らない人もいますが、でもこれは私のチョイスです 4. リソース ・ Demo Google voting form(自分の好きな選択肢を選んでください!) ・Sample CSV responses file (CSV 結果ファイルの見本です) ・Google sheetused topopulate above form (内容追加のためです) ・Source repofor Kotlin scriptthat tabulates and prints out the results (Kotlin script用、フォーム作りと結果を出力する) タイトル:Free hackathon vote tabulation using Google Forms & Kotlin 作者:Kaushik Gopal 原文URL:https://tech.instacart.com/free-hackathon-vote-tabulation-using-google-forms-kotlin-3c7b7080ea テクフリでフリーランス案件を探してみる

Scala
Scalaの将来性は高い?特徴や今後の需要について徹底解説
Scalaとは Scalaはオブジェクト指向言語と関数型言語の特徴を合わせて作られたプログラミング言語です。スイス・ローザンヌにあるスイス連邦工科大学 (EPFL)の教授であるMartin Odersky氏によって2003年にリリースされた比較的新しいプログラミング言語となっています。オブジェクト指向言語はクラスという概念を用いて、仕様の変更に柔軟に対応できる言語となっています。 代表的なオブジェクト指向言語はJavaやC++、関数型言語はHaskellやF#です。 これらの良さを組み合わせて作られた言語がこのScalaです。 ScalaにはJavaの良さを受け継ぎながらも、Javaにはない新しい仕組みがあるので多くの企業・エンジニアに注目されています。 特に関数型言語の特徴も合わさっているので、記述が簡単でコード量が少なくて済みます。Javaでは、20行も記述しなければならないコードが、1行に短縮できることもあります。 Scalaはコードが短く、修正もしやすくなっているため、長期間に渡って使うシステムの開発に向いています。 開発スピードと性能品質にこだわりたい方はScalaはかなりオススメのプログラミング言語です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Scalaの特徴 Scalaは、オブジェクト指向プログラミングと関数型プログラミングの両方の特徴を備えたプログラミング言語です。 2003年に発表されて以来、その特徴から多くのエンジニアに注目されています。 ここでは、Scalaの特徴を3つ紹介します。 Javaとの互換性が高い ScalaはJava Virtual Machine(JVM)上で動作するプログラミング言語です。 このため、Javaとの高い互換性を持っています。 Scalaで書かれたプログラムは、JVM上で直接実行でき、JavaのライブラリやフレームワークをScalaのコード内で自由に使用できます。 また、ScalaはJavaコードと混在させることもできるため、既存のJavaプロジェクトにScalaを導入しやすいという点も特徴のひとつです。 Scalaは、Javaの開発環境や運用体制をそのまま利用できるメリットがあると覚えておきましょう。 コード量が少ない Scalaでは、オブジェクト指向プログラミングと関数型プログラミングの両方の特徴を活かした記述が可能な言語です。 そのため、Javaよりも少ないコード量で処理を記述できます。 Scalaには型推論機能があるため、変数や関数の型を明示的に記述しなくても使えたり、パターンマッチングや高階関数などの機能を用いることで、複雑な処理を簡潔に表現できたりします。 これらの特徴は、開発者がより効率的にコードを書くことを助け、プロジェクトの生産性を高められる点が特徴です。 また、コードがシンプルになることで、バグの発生率を抑えることにもつながります。 Scalaを使うとプロジェクトの生産性や品質向上にも繋がるというメリットがあります。 高速処理ができる Scalaは高速処理が可能な言語です。これは、Scalaは、JVM上で動作するためです。 JVMは高度に最適化されたランタイム環境を提供し、Scalaのコードはこの環境下で効率的に実行されます。 さらに、ScalaはFutureやAkkaといった、並行処理や非同期処理を簡単かつ安全に実装する機能が用意されています。 これにより、大規模なデータ処理やリアルタイムアプリケーションなど、高いパフォーマンスが要求される環境でScalaが活用されることも多いです。 高速処理能力は、Scalaを使う上での大きな利点ともいえるでしょう。 Scalaの将来性 ScalaはJava仮想マシン上で動作するマルチパラダイムプログラミング言語で、オブジェクト指向と関数型プログラミングの特徴を兼ね備えています。 最近ではSparkやKafkaといったビッグデータ処理での利用が増えており、その将来性が期待されています。 ScalaのメリットはJavaとの相性の良さです。 Javaで書かれた膨大なライブラリを活用できる上に、洗練された言語設計によりJavaよりも開発効率が高いのが特徴です。 ScalaはJavaとの高い互換性を持つため、Javaの技術や知識をそのまま活用できます。 そのため、JavaエンジニアがScalaを学ぶことで、スキルアップやキャリアアップにつながります。 今後もビッグデータやWebサービス分野をはじめ、FinTechや人工知能など様々な分野でのScala活用が拡大するでしょう。 Javaだけでは物足りないエンジニアにとって、より表現力が高く生産的なScalaは魅力的な選択肢といえるでしょう。 Scalaエンジニアの需要 Scalaがどのようなプログラミング言語かわかったところで、Scalaは現在需要と年収があるのかどうかということを見ていきます。 結論から言うと、Scalaの需要は高く、年収もそれに比例して高いです。 まず、需要に関してですが、ITエンジニアのニーズはプログラミング言語に問わず全体的に高く、その中でもプログラミング言語によって差があるというのが現状です。 その中でもScalaの需要は高くなっています。 Scalaの需要の高さは、転職に有利なのかも気になりますよね。 結論から言えば、近年ではScalaエンジニアは転職がしやすくなっている傾向にあります。 なぜなら日本国内でもScalaを利用する企業は現在増えているものの、Scalaを利用できるエンジニアが大きく不足しているからです。 また、最近ではデータを活用したマーケティングが重要となってきます。 データを分析した上でマーケティング施策を考えるときは、収集したデータを貯めておくプラットフォームが必要となります。 そのようなプラットフォームはScalaによって構築ができるため、Scalaを採用する企業が増えており、需要が高まっているという傾向があるのです。 Scalaを使いこなせるエンジニアの需要は高いので、待遇面では好条件で転職ができます。レバテックキャリアが発表したプログラミング言語別年収ランキング2021では、フリーランス部門でScalaが2位となる984万円に輝いています。 参考 転職もしやすく、高待遇になりやすいScalaエンジニアのキャリアアップを目指すことは非常におすすめできる選択肢です。 また、Scalaを使いこなせて要件定義や基本設計などの上流工程まで出来るエンジニアはなかなかいないので、ここができるだけで更に高待遇を受けやすいです。 年収1000万円も夢ではないといえるでしょう。 転職の際はScalaを用いた開発経験があることがベストですが、もし無い場合はJavaのサーバーサイド開発経験があると有利に転職を進められます。 また「プログラミングの基礎ができている」「コミュニケーションをしっかり取れる」と更に転職しやすいでしょう。 Scalaは学習コストが高いので学習が大変と言われていますが、今見てきたように高待遇の求人が多いというリターンが大きさが大きな魅力となっています。 Scalaでできること 今まではScalaについてと現在の需要と年収について見てきました。 ただ、Scalaを使う職場に転職した場合に「Scalaを使えると、どのような仕事ができるのか?」ということについてここではお伝えしていきます。 Scalaを使った仕事内容が気になっている人は、参考にしてみてください。 IT業界ではインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つに分類できます。 Scalaを使えると、インターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界の3つどこでも活躍できるでしょう。 まず、Scalaエンジニアを募集している企業は、インターネット・Web業界はWebメディア・ショッピングサイトなどの自社サイトを運営している企業が多いです。 転職の求人ではこのインターネット・Web業界が一番多く、自社のプラットフォームの設計・開発・運用やデータ基盤の構築などの案件があります。 また、情報処理サービス業界ではセールスエンジニアとしてクライアントにWebアプリ開発の提案を行うこともあれば、エンジニアとしてWebアプリの開発をすることもあります。 ソフトウェア業界ではプログラマーかSE(システムエンジニア)としてWebアプリ開発の下流もしくは上流工程に加わることになります。 Scalaの求人案件では、自社開発の案件が多いです。 そのため、インターネット・Web業界での求人が多くなっています。 また、古くからあるお堅いイメージのある企業のシステムはJavaで書かれているものが多く、逆にベンチャー企業のような新しい企業ではScalaを採用している企業が多いです。 そのため比較的ベンチャー企業が多いインターネット・Web業界でのScala求人が多くなっています。 年収に関しては企業によって異なり、500万〜800万の求人が多い印象です。 ただ年収1000万以上の求人もあり、かなり夢が広がります。 働き方に関してもリモートワークができる企業もあるため、自分のライフスタイルに対して柔軟に仕事ができます。 Scalaの将来性 個別に検証 年収はどうなる? 続いてScalaの将来性について年収に関してですが、年収は高いと言えるでしょう。 Scalaを利用する企業が今後ますます増える中で、Scalaを利用するエンジニアの数が不足する可能性があります。 Scalaを採用する企業が増えることで、現在の転職市場において、Scalaによる開発ができるエンジニアを複数社で取り合っている状態になることもあり、この企業間による競争は将来的に更に激化する可能性もあるでしょう。 企業間は優秀なエンジニアを取るために待遇面で好条件を提示せざるを得ない状態になっているので、Scalaを扱える人材の年収は今後更に上がる可能性が高いです。 Scalaの将来性 個別に検証 需要はどうなる? 続いてScalaの将来性について需要に関してですが、需要は高いと言えるでしょう。 今後はScalaを用いると少人数でスピード感を持って開発できるということが大きな特徴となっています。 そのため、次々と新しいWebサービスが出てきて変化の激しいインターネット・Web業界では大企業やベンチャー企業を問わずScalaを採用していくでしょう。 また、データ基盤構築にも適しているプログラミング言語であるので、データを活用したマーケティングがますます重要となる今後、Scalaの使用はさらに増加するでしょう。 言語、転職のどちらの将来性も高いのでScalaエンジニアとして活動することはおすすめです。 Scalaエンジニアの案件情報 Scalaは、オブジェクト指向と関数型プログラミングの両方の特徴を持つハイブリッドなプログラミング言語です。 Javaとの互換性も高く、大規模システムの開発に向いていることから、近年注目を集めています。 テクフリでは、Scalaエンジニアの案件情報も取り扱っております。Scalaエンジニア向け案件の単価や業務内容を確認してみてください。 Scala案件を探してみる まとめ Scalaの将来性をあらゆる角度から徹底検証 というテーマで今回はお伝えしました。 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 Scalaを利用する企業は現在増えているものの、Scalaを利用できるエンジニアが大きく不足しているため、Scalaは需要があり、年収はかなり高い。 Scalaの年収は今後も更に高くなり、企業間での優秀なScalaエンジニアを採用する競争は更に激化するものと予想できる。 Scalaの需要は今後も更に高くなり、インターネット・Web業界で主に求められる。 Scalaは需要が非常に高く、今最も話題のプログラミング言語のひとつといえます。是非Scalaを習得し、転職を考えてみてはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

C言語
C言語の需要と将来性は?【年収データなどをもとに解説します】
C言語とは? C言語の将来性についてお話しする前に、まずはC言語というプログラミング言語について確認しておきましょう。 C言語は、1972年にAT&Tベル研究所のデニス・リッチーによって生まれた汎用言語です。高水準言語と低水準言語の特徴を併せ持つ、非常に革新的なプログラミング言語であり、俗に「C系」と言われる派生言語(Objective-CやJavaなど)がいくつも生まれました。 テクフリでフリーランス案件を探してみる さて、高水準言語や低水準言語というのは言語の性質です。簡単に言ってしまうと、高水準言語とは、「人間には分かりやすいが機械にはわかりにくい表現をする言語」のことを言い、低水準言語とは「機械には分かりやすいが人間にはわかりにくい表現をする言語」のことです。 C言語だけでなく、JavaでもPythonなど、自分が書いたプログラムのコードを実行する前に“コンパイル”が必要な言語って多いですよね。このように“コンパイル”が必要な言語が高水準言語です。 そして、この“コンパイル”ですが、簡単に言うと「人間にとって分かりやすく書かれたソースコードを、機械が間違えなく理解できるように翻訳」しているのです。 ただ、C言語はJavaやPythonと違い、基本的には「人間には分かりやすいが機械にはわかりにくい表現」でソースコードを記述していくものの、随所で、「機械にも分かる表現」を取り入れている言語なのです。 C言語のこの特徴は、「他のプログラミング言語よりも実行速度が速い」、「ハードウェアに対して細やかなコントロールを行うことができる」、といったメリットにも繋がっており、大量のデータを高速で処理させたいAI(人工知能)開発などの現場では、C言語の利用も多いです。 なお、C言語で実装されたものとしては、他にも以下のようなものがあります。 UNIXやLinuxなどのコンピューターのOS Webブラウザーの「Chrome」やWindows標準ソフトの「メモ帳」などのソフトウェア データベース管理システムの「MySQL」やWebサーバシステムの「Apache」などのミドルウェア 電化製品や車に搭載されているような組み込み系システム 工場の製造ライン上で使われる産業用ロボットの制御系システム 銀行の基盤システム(勘定系システム)などのエンタープライズシステム このように、C言語は汎用言語と言われるだけあって、実に多くの現場で利用されています。 ちなみに、C言語のことをC/C++と表記することも多いですが、その理由も簡単に説明しておきましょう。 C++とは、簡単に言うと、C言語の規格を拡張してオブジェクト指向にも対応させたC言語の上位規格です。C言語を拡張した言語規格なので、互換性もあり、一緒に使われることが多いです。そのため、ひとまとめにしてC/C++と記載されることがあるのです。 なお、多くのシステム開発でオブジェクト指向という考え方を取り入れているため、募集要項などでは「C言語を利用」と書かれていたものの、実際は「C++を含めたC言語」が使われている現場が多いです。 C言語の現状 給与から業界の動向まで検証 将来性を語る前に、現状分析から行いましょう。 C言語の現状としては、上でも紹介した通り、多くの場面で利用されています。ただし、Javaのように“多くの場面で使われているものの、エンジニアの数も多いので、市場と供給のバランスが調整されて、単価はあまり高くない”という言語もあります。 C言語の場合はどうでしょうか? ということで、求人市場の実態を知る参考値として、求人検索エンジン「スタンバイ」(株式会社ビズリーチ)に掲載された求人情報を分析した、【求人検索エンジン「スタンバイ」調べ】を利用させていただきたいと思います。 求人検索エンジン「スタンバイ」プログラミング言語別年収ランキング2018 (提示年収の中央値ベスト10) 順位 言語 年収中央値(万円) 最大提示年収(万円) 求人数(件) 1 Go 600 1,600 2,202 2 Scala 600 1,300 1,489 3 Python 575.1 1,499 9,344 4 Kotlin 575 1,200 961 5 TypeScript 575 1,200 667 6 R 574.8 1,000 220 7 Ruby 550 1,200 11,676 8 Swift 550 1,200 3,353 9 Perl 525 1,200 4,509 10 C 525 1,000 9,347 C言語は提示年収中央値(つまりは期待平均年収)で第10位という成績を残しています。しかも、求人件数という意味でも、Ruby、Pythonに続く第3位です。年収、案件の件数どちらの観点からみても、C言語は労働市場で武器となるプログラミング言語である、ということが一目瞭然です。 また、募集内容の中身を見ても、最先端のAIを研究するベンチャー系、電化製品や産業用ロボット向けの組み込みシステム・制御システムを開発する製造業系、エンタープライズシステムを開発するSIerなど、様々な領域から求人が行われていることが見て取れます。 C言語の将来性 給与から業界の動向まで検証 C言語の現状が見えてきたところで、改めてC言語の将来性を分析したいと思います。 C言語の将来性を考える上でポジティブな要素も多くあります。 C言語で動いているシステムは多い。 AI分野でC言語の注目度は高まっている。 C言語はPythonやJavaはもちろん習得難易度が高く、エンジニア数が増えない。 すでに何度も触れましたが、C言語はこれまでも多くのシステム開発で使われてきました。それらを保守するためにも、C言語がわかるエンジニア・プログラマーが必要とされ続けると考えられます。 また、AI開発において、C言語はもっとも好ましい言語の一つと考えられています。AI開発といえば、Pythonの利用が有名ですし、実際、Pythonで作られたAIはたくさんあります。しかし、PythonからC言語を呼び出すことも可能なため、“ほとんどPythonで作られているけれど、処理効率を上げるため、部分的にC言語を使っているAI”も少なくありません。 そして、C言語はPythonやJavaよりも習得難易度が高く、「人気が高まったことによって、急激にエンジニアが増えて単価が下がるリスク」が低い、という点も魅力の一つです。 逆にC言語の将来性を考える上で、ネガティブな要素としては以下の事項が指摘されます。 C言語からJava(JVM言語)など新世代の言語へ移行する動きがある。 習得難易度が高く、エンジニア数が増えないという点は、システムを保有・利用する企業からすると、人材確保に苦労する、ひいては保守費が高くなりがち、という欠点にもなります。また、技術の発達に伴う環境変化(次世代のプログラミング言語の登場など)もあり、C言語にこだわる必要がなくなった領域もあります。上記の事情や、その他の理由で、C言語から、例えばC系言語のJavaに移行するといった例は確かに増えています。 もちろん、移行にあたって、C言語がわかるエンジニアが必要ですから、そういう意味では、仕事はなくなりませんし、移行作業は規模が大きくなるため、比較的、期間も長く、単価も高い、おいしい仕事になるかもしれません(その分、デスマーチ化するリスクも高いですが)。C言語の将来性の結論としては、近い未来(5年~10年)では、劇的にニーズが減って単価が下がることはないです。むしろ、AI分野からのニーズは増えるかもしれません。 ただ、その先まで見据えると、「どうしてもC言語を使いたいAIや特殊なエンタープライズシステム」などを除いて、C言語から他言語で置き換えが進み、C言語が動くシステムが減っている可能性は十分に考えられます。ただ、まったくC言語がなくなる可能性は低いため、言語としての将来性は高い部類に入るでしょう。 まとめ:C言語は将来性が高い! C言語は1972年に誕生した汎用プログラミング言語で、OS、組み込みシステム、データベース、ロボット制御、金融基盤など、現在も社会インフラを支える重要な領域で利用されています。 求人市場でも需要は安定して高く、年収中央値は上位10位に入る水準で、AI・制御・組み込み・産業ロボット・エンタープライズなど、多様な領域から募集があります。 また、AI開発では高速処理が必要な部分でC言語が活用されるケースが増えており、Pythonと組み合わせて性能を最適化する手法も一般的です。難易度が高いためエンジニア人口が急増しにくく、供給過多で単価が下がるリスクが小さい点もメリットです。 一方で、一部ではJavaなどへの移行も進みますが、その過程でもC言語の知識は不可欠で、仕事がなくなることはありません。 総合すると、C言語は今後5〜10年にわたって安定した需要と高い将来性が見込まれ、とくにAI・組み込み・基盤システム領域で強力な武器となる言語です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

CakePHP
フォームヘルパーが生成するHTMLをカスタマイズする
テンプレートの作成 新しいテンプレートを「config」ディレクトリにfileName.phpとして作成する。このfileName.phpに、適用したいコードを追加していく。fileName.phpに記載されなかったものはデフォルトで設定されているものが適用される。 サンプル <?php return [ 'inputContainer' => '{{content}}', 'label' => '', 'input' => '<input type="{{type}}" name="{{name}}"{{attrs}} class="form-control">', 'radioWrapper' => '{{input}}', ]; デフォルトで設定されているもの 'templates' => [ 'button' => '<button{{attrs}}>{{text}}</button>', 'checkbox' => ' <input type="checkbox" name="{{name}}" value="{{value}}"{{attrs}}>', 'checkboxFormGroup' => '{{label}}', 'checkboxWrapper' => '<div class="checkbox">{{label}}</div>', 'dateWidget' => ' {{year}}{{month}}{{day}} {{hour}}{{minute}}{{second}}{{meridian}}', 'error' => '<div class="error-message">{{content}}</div>', 'errorList' => '<ul>{{content}}</ul>', 'errorItem' => '<li>{{text}}</li>', 'file' => '<input type="file" name="{{name}}"{{attrs}}>', 'fieldset' => '<fieldset{{attrs}}>{{content}}</fieldset>', 'formStart' => '<form{{attrs}}>', 'formEnd' => '</form>', 'formGroup' => '{{label}}{{input}}', 'hiddenBlock' => '<div style="display:none;">{{content}}</div>', 'input' => '<input type="{{type}}" name="{{name}}"{{attrs}}/>', 'inputSubmit' => '<input type="{{type}}"{{attrs}}/>', 'inputContainer' => ' <div class="input {{type}}{{required}}"> {{content}} </div>', 'inputContainerError' => ' <div class="input {{type}}{{required}} error"> {{content}}{{error}} </div>', 'label' => '<label{{attrs}}>{{text}}</label>', 'nestingLabel' => '{{hidden}}<label{{attrs}}>{{input}}{{text}}</label>', 'legend' => '<legend>{{text}}</legend>', 'multicheckboxTitle' => '<legend>{{text}}</legend>', 'multicheckboxWrapper' => '<fieldset{{attrs}}>{{content}}</fieldset>', 'option' => '<option value="{{value}}"{{attrs}}>{{text}}</option>', 'optgroup' => ' <optgroup label="{{label}}"{{attrs}}> {{content}} </optgroup>', 'select' => '<select name="{{name}}"{{attrs}}>{{content}}</select>', 'selectMultiple' => ' <select name="{{name}}[]" multiple="multiple"{{attrs}}> {{content}} </select>', 'radio' => ' <input type="radio" name="{{name}}" value="{{value}}"{{attrs}}>', 'radioWrapper' => '{{label}}', 'textarea' => ' <textarea name="{{name}}"{{attrs}}> {{value}} </textarea>', 'submitContainer' => '<div class="submit">{{content}}</div>', ] テンプレートの適用 App/View/AppViewに、以下のコードを記述する。 class AppView extends View { public function initialize() { $this->loadHelper('Form', [ 'templates' => 'fileName', ]); } } これを記述することで、イニシャライズされて、システム全体で自分が作成した新しいテンプレートが適用される。 部分的に適用させる フォームヘルパーを使用するところで、それぞれ適用させたいものを記載する。 サンプル <?php echo $this->Form->input('name', [ 'templates' => [ 'inputContainer' => '<div class="form-control">{{content}}</div>' ] ]); ?> それぞれのフォームヘルパーに記載しないといけないが、特定の場所の特定のタグにのみカスタマイズしたタグを生成することができる。 テクフリでフリーランス案件を探してみる







