
TypeScript
TypeScriptとは?JavaScriptとの違いもわかりやすく解説
TypeScriptという言語は知っているものの、JavaScriptと何が違うのか分からず、学ぶべきなのか迷っている方も多いのではないでしょうか。 TypeScriptは学ぶことをおすすめできる言語ですが、学ぶ前に言語としての性質をしっかり理解しておくことが大切です。本記事ではTypeScriptとJavaScriptの違いについてわかりやすく解説します。 また、テクフリではフリーランスエンジニア向けにTypeScript案件も多数掲載しています。具体的な業務内容などに興味のある方は、ぜひあわせてご覧ください。 フリーランスのTypeScript案件をチェック TypeScriptとは TypeScriptはマイクロソフト社によって開発されたプログラミング言語です。JavaScriptにいくつかの機能を追加して作られました。そのため、JavaScriptでできることは基本的にTypeScriptにおいても実行可能です。また、基本的な用途もJavaScriptと変わりません。TypeScriptはおもにWebアプリにおけるフロントエンド開発に使われています。フロントエンドとは、ユーザーが直接触れる箇所のことです。たとえば、フロントエンド開発では、ユーザーがWebページのボタンをクリックした際やフォームに文字を入力した際の処理を実装します。 さらに、TypeScriptはJavaScript同様にNode.jsを導入することでサーバーサイド開発も行えます。 サーバーサイトとは、ユーザーが直接触れることのない裏側の部分のことです。たとえば、データベースからデータを取得したり、更新したりする処理を指します。サーバーサイドとフロントエンド開発で使う言語をTypeScriptに統一することで、開発コストを下げることが可能です。 TypeScriptの特徴 TypeScriptには大きな特徴がいくつかあります。代表的な特徴は次の3つです。 JavaScriptとの互換性が高い 大規模開発に向いている ソースコードの可読性が高い それぞれの特徴について詳しく解説していきます。 JavaScriptとの互換性が高い TypeScriptはJavaScriptとの互換性が高いというのが特徴です。JavaScriptの開発環境・テスト環境はTypeScriptでもそのまま使えます。また、AngularJSやVue.jsなどのJavaScriptライブラリ・フレームワークもTypeScriptで同じように使えます。そのため、JavaScriptからTypeScriptに移行するのに、さほど手間はかからないでしょう。 大規模開発に向いている TypeScriptは大規模開発に向いているのも大きな特徴の1つです。元々TypeScriptはマイクロソフト社が、大規模開発を行ううえでのJavaScriptの欠点を補うために開発しました。大規模開発では処理内容が増えるため、ソースコードの行数が多くなり、管理が大変です。 そのため、TypeScriptにはソースの行数が多くなっても管理しやすくするための機能が備わっています。また、大規模開発では多くのエンジニアを必要とするため、エンジニア同士の連携を行わなくてはいけません。TypeScriptにはそのための機能も備わっています。 昨今のWebアプリでは、フロントエンド側の負担が増える傾向があります。例えば、最近ではSPAアプリという、1つのページでコンテンツを切り替えるページが流行っていますが、SPAアプリではフロントエンド側で多くの処理を行わなくてはいけません。このような傾向もあるため、TypeScriptの必要性がより増しているといえるでしょう。 ソースコードの可読性が高い TypeScriptはソースコードの可読性が高いのもメリットです。なぜなら、JavaScriptにはソースコードの可読性を高めるための機能が多く備わっているからです。ソースコードの可読性が高いことは、Webアプリ開発にとって大きな意味があります。Webアプリ開発は、ユーザーの要望や流行に従ってリリース後も繰り返し改良を行わなくてはいけません。コードが読みやすいと、改良をスピーディーに行えるというメリットがあります。 TypeScriptは何ができる? TypeScriptは、JavaScriptの拡張として、静的型付けやクラスなどの機能を追加したプログラミング言語です。JavaScriptとの互換性があり、JavaScriptのフレームワークやライブラリを使用できます。TypeScriptでできることは、大きく分けて以下の2つです。 静的型付けによるバグの防止 クラスによる抽象化と再利用性の向上 それぞれについて詳しく紹介します。 静的型付けによるバグの防止 TypeScriptは、静的型付け言語です。変数や関数の引数・戻り値の型を明示的に指定することで、コンパイル時に型エラーを検出できます。これにより、バグの早期発見や、コードの可読性向上につながります。 クラスによる抽象化と再利用性の向上 TypeScriptは、クラスをサポートするオブジェクト指向プログラミング言語です。クラスを使用して、オブジェクトの状態と動作を定義できます。オブジェクト指向プログラミングとは、オブジェクトと呼ばれる単位でプログラムを記述する手法です。オブジェクトは、状態(データ)と動作(関数)をまとめたもので、オブジェクトを組み合わせることで、複雑なプログラムをより簡単に記述し、再利用性を高める効果があります。 TypeScriptとJavaScriptの違い 続いて、TypeScriptとJavaScriptの違いについて解説します。TypeScriptはJavaScriptをベースに作られた言語ですが、細かい仕様は異なるので注意が必要です。TypeScriptとJavaScriptの代表的な違いは次の3つです。 TypeScriptは静的型付け言語 TypeScriptはインターフェースが使える TypeScriptは学習難易度が高め 一つひとつの違いについて詳しく解説していきます。 TypeScriptは静的型付け言語 TypeScriptは静的型付け言語に分類され、JavaScriptは動的型付け言語に分類されます。静的型付け言語は、プログラマーが変数や関数の引数などの型を明示しなくてはならない言語のことです。明示しなかった場合、エラーが出て実行されなくなります。一方で動的型付け言語は、型を明示しなくても、コンパイラなどが型を自分で推測して実行することが可能です。そのため、プログラマーは型の記述を省けます。 一見すると、型の記述を省ける動的型付け言語の方が、利便性が高いように感じます。しかし、あえて型を明示しなくてはならないようにした方が、ソースコードを読む側にとって分かりやすくなるメリットがあるのです。型があらかじめ明示されていれば、その関数に何のデータを渡して良いのか分かりやすくなります。静的型付け言語を利用することは、バグを減らすことにもつながるということを覚えておきましょう。 特に大規模開発の場合、他人が見ても読みやすいソースコードにすることは大切です。そのため、あえて型を明示する必要がある静的型付け言語の方が大規模開発では好まれます。 TypeScriptはインターフェースが使える TypeScriptはクラスを作成する際にインターフェースという機能が使えます。インターフェースとは、メソッドの引数・戻り値を定義したもののことです。インターフェースを使うことで、クラス作成時のルールを決められるというメリットがあります。インタフェースにクラスで必ず使うべきメソッドを定義すれば、そのメソッドを使っていないクラスが実装された場合にエラーが出て、実行できなくすることが可能です。このようにインターフェースによってルール決めを行うことで、実装漏れやバグの発生を防ぎやすくなります。 TypeScriptは学習難易度が高め TypeScriptはJavaScriptに比べると学習難易度は高めです。TypeScriptはJavaScriptよりも機能が多いため覚えるのが大変というのもありますが、それ以上に、歴史が浅い言語のため参考書や学習サイトの種類が少ないのが大きいです。また、JavaScriptはプログラミングスクールで学べても、TypeScriptは学べない場合が多くあります。 また、TypeScriptは利用者も現状多くはないため、分からない箇所を質問しにくいのも難点です。質問サイトでTypeScriptに関する質問を行っても、答えが返ってきにくい可能性があります。 TypeScriptのフレームワーク TypeScriptは、JavaScriptの拡張として、静的型付けやクラスなどの機能を追加したプログラミング言語です。JavaScriptとの互換性があり、JavaScriptのフレームワークやライブラリを使用できます。TypeScriptは、JavaScriptのフレームワークと組み合わせることで、より安全で堅牢なアプリケーションを開発できます。TypeScriptとJavaScriptのフレームワークは、相性が良い組み合わせであり、多くの開発者から支持されてる点が特徴です。 TypeScriptとJavaScriptはどっちがいい? TypeScriptとJavaScriptはどちらもWeb開発で広く使われているプログラミング言語ですが、それぞれ異なる特徴があります。TypeScriptは、JavaScriptを拡張して開発された静的型付け言語です。変数や関数の型を明示的に定義することで、コンパイル時にエラーを検知できます。そのため、バグの発生を防ぎ、より安全なコードを作成できます。また、オブジェクト指向プログラミングの機能も充実しており、大規模なWebアプリケーションの開発にも適している言語だといえるでしょう。 JavaScriptは、動的型付け言語です。変数や関数の型を明示的に定義する必要がないため、コードを記述するのが簡単です。また、Webブラウザ上で動作するため、Webアプリケーションの開発に適しているという特徴があります。ただし、型を明示的に定義できないため、バグの発生率が高くなるというデメリットがあると覚えておきましょう。 TypeScriptとJavaScript、どちらの言語がいいのかは、開発するアプリケーションの規模や目的によって異なります。小規模なWebアプリケーションを開発する場合は、JavaScriptが適しています。コードを記述するのが簡単で、Webブラウザ上で動作するため、開発コストを抑えられるというメリットが得られるでしょう。 大規模なWebアプリケーションを開発する場合は、TypeScriptが適しています。静的型付け言語により、バグの発生を防ぎ、より安全なコードを作成できる点や、オブジェクト指向プログラミングの機能によるコードの再利用性といった特徴を活かせます。 結論として、TypeScriptはJavaScriptの弱点を補うように拡張された言語であり、大規模なWebアプリケーションの開発に適しており、JavaScriptは、Webブラウザ上で動作する言語であり、小規模なWebアプリケーションの開発に適していると覚えておきましょう。 TypeScriptの将来性 TypeScriptは将来性の高い言語です。TypeScriptはGoogleでも社内の標準開発言語として採用されており、言語としての信頼性も高いと言えるでしょう。今後JavaScriptからTypeScriptに乗り換える企業も増えていくことが予想されます。TypeScriptの方が大規模開発に向いているため、乗り換えることで開発が効率化される可能性があるためです。 また、Webアプリ開発の将来性自体がそもそも高いというのも、TypeScriptの将来性が高い理由と言えるでしょう。スマホの普及に伴い、Webアプリを日常的に使うユーザーは増えています。今後は、ユーザーにとって更に利便性の高いWebアプリが求められていくでしょう。Webアプリの利便性を高めるにはフロントエンド側で多くの処理を行う必要があり、TypeScriptを導入する必要性も高くなる可能性があります。特にエンジニアとして現役で活躍している方は、TypeScriptをこれから学ぶと市場価値をさらに高められるでしょう。 TypeScript初心者におすすめの学習方法 プログラミング未経験者の場合は、まずはJavaScriptから学習することをおすすめします。上記でも解説した通り、TypeScriptはまだ参考書や学習サイトが少なく、学習に苦労する可能性があるためです。JavaScriptなら未経験向けの参考書も豊富であり、学習ハードルも低いと言えます。 他言語の経験がある方は、TypeScriptから学習するのもおすすめです。TypeScriptの参考書を見ながら、実際にWebアプリを開発してみると良いでしょう。実際にWebアプリを開発することで、TypeScriptとJavaScriptの違いも肌で実感できるようになります。 TypeScriptエンジニアの年収 フリーランススタートの求人情報を元に計算した、TypeScriptエンジニアの平均年収は855万円です。 最低年収でも360万円、最高年収になると1,680万円になります。 (参考)「TypeScriptエンジニアの年収とは?エンジニアの年収比較や年収アップの方法を解説」 これは、ITエンジニアの平均年収である約470万円と比べると、かなり高めといえるでしょう。 (参考)求人ボックス「ITエンジニアの仕事の年収・時給・給料」 TypeScriptは、静的型付けによるバグの防止や、コードの可読性と保守性の向上などのメリットがあるため、Webアプリケーションやモバイルアプリなどの開発において、人気が高まっています。今後も、TypeScriptの需要は高まっていくと予想されるため、TypeScriptエンジニアは将来性の高い職種といえるでしょう。 まとめ 本記事ではTypeScriptとJavaScriptの違いについて解説しました。TypeScriptの特徴やメリット・デメリットなどがお分かりいただけたかと思います。TypeScriptはインターフェースが使える・静的型付け言語である、といった特徴を持っており、JavaScriptよりも大規模開発に向いているのがポイントです。今後フロントエンド側で担う処理が増えていけば、TypeScriptの必要性が増していく可能性が高いです。 ただし、現状ではTypeScriptの求人はそれほど多くはありません。また、参考書や学習サイトも多くないため、プログラミング未経験者がいきなりTypeScriptに挑戦すると苦戦する可能性があります。初心者エンジニアは、まずは、JavaScriptから取り組むことをおすすめします。JavaScriptを通じて学んだことを、TypeScriptでも活かすことが可能です。この記事で紹介した内容を参考に、TypeScriptエンジニアを目指してみましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

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JavaScriptフレームワークのおすすめ9選を比較【2025年最新】
JavaScriptのフレームワークには数多くの種類があり、サーバーサイドでの利用やスマホアプリの開発もできるようになっています。そんなJavaScriptフレームワークの特徴やトレンドを元におすすめ9選を紹介します。 フリーランスのJavaScript案件を探してみる JavaScriptフレームワークとは JavaScriptのフレームワークとは、JavaScriptを利用して開発をする際に必要な機能を、ある法則に則ってつかえるよう標準化したものです。例えばJavaScriptを1から書く場合には200行必要な機能が、JavaScriptのフレームワークを利用すると20行だけで済むことがあります。 フレームワークと似た言葉としてライブラリがありますが、フレームワークはプログラム全体の枠組みとして機能するものであるのに対し、ライブラリはプログラムの部品の1つとして扱われる、という違いがあります。 フレームワークは開発に必要な機能を一通り提供する一方で、ライブラリは1つの機能のみに絞って提供するという違いがあるのです。つまり、ソフトウェアとしての規模はフレームワークの方が大きいということになります。とはいえ、両者に明確な違いがあるわけではありません。ライブラリもフレームワークも、「開発に使えるソフトウェアがパッケージ化されたもの」です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる JavaScriptフレームワークを利用するメリット 続いて、JavaScriptフレームワークを利用するメリットを解説します。メリットは次の4つです。 開発スピードが上がる コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) バグの減少 フリーランスとして仕事が取りやすくなる 1つ1つのメリットについて詳しく解説します。 開発スピードが上がる MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特にサービスを高速で市場に投下することが重要です。JavaScriptのフレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。 例えばJavaScriptのフレームワークには、データベースアクセスの機能やログイン機能などが備わっているのですが、それらをフレームワークなしでエラー無く完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。 フレームワークを使えば、Webアプリの機能の一部を自分達で開発する必要がなくなるため、開発およびテストにかかる工数が大幅に削減します。 コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) コードの書き方にはその人の個性やクセがでます。 経験、スキル、年齢、性格、キャリアなど様々な要因によって差が生じるのですが、人が書いたコードを修正するのは、かなり大変な作業です。コードの内容を正確に読み取らなくてはいけませんし、修正箇所がどの範囲まで影響が及ぶかも確認しなくてはいけません。 フレームワークを利用すれば、コードの統一性を保持させることができます。 統一性を保持することにより、多人数開発にも対応しやすくなります。 バグの減少 JavaScriptのフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。そのため、バグはすでに解決されていることが多いです。 それらのバグが少ないフレームワークを利用して開発を進めると、開発をしたプログラムもバグが少なくなる可能性が高まるといえます。 フリーランスとして仕事が取りやすくなる JavaScriptの中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。そのため、フレームワークを習得することでフリーランスは仕事を獲得しやすくなります。 特にReact・Angular・Vue.jsは年々ニーズが上昇しているため、JavaScriptエンジニアのフリーランスとして仕事を安定的に獲得するにはキャッチアップは必須といえるでしょう。 関連記事:JavaScriptとは?特徴やできること・将来性について詳しく解説 JavaScriptフレームワークを利用するデメリット 続いて、JavaScriptフレームワークを利用するデメリットを解説します。デメリットは次の2つです。 学習期間が必要 イレギュラーに対応できないことがある これらのデメリットを留意したうえでフレームワークを導入する必要があります。1つ1つのデメリットについて詳しく解説しましょう。 学習期間が必要 フレームワークを使いこなすにはJavaScriptの理解がある前提で、最低でも数週間は学習をする必要があります。概要を抑えることができても、細かい要望を実現しようとすると調査に更に時間がかかることはよくあります。 また、フレームワークの情報は英語で書かれていることが多いです。特に日本であまり普及していないフレームワークを習得する場合、日本語のドキュメントが少なくて学習に苦労するかもしれません。英語が苦手な方は、Reactなど日本でも人気が高いフレームワークから勉強してみることをおすすめします。 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には有用です。しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを利用しないほうが作りやすいことがあるのです。 おすすめのJavaScriptフレームワーク9選 最後に、おすすめのJavaScriptフレームワークを9つまとめました。 jQuery React Angular Vue.js Backbone.js Riot.js Knockout.js Ember.js Hyperapp この中でも上4つは需要が特に高いため、優先的に学習すると良いでしょう。各フレームワークの特徴や学習難易度について解説していきます。 jQuery jQueryはブラウザ用のJavaScriptコードをより簡略的に書けるようにする目的でつくられたライブラリです。非常に人気が高く、Webサイトのうち7割強に利用されているといわれています。厳密にはフレームワークではないのですが、他フレームワークと比較されることが多いため、今回は対象としました。 jQueryの学習コストは低いうえに、オンライン学習サービスなどでもjQuery教材は用意されている場合が多いため、初心者にもおすすめです。加えて、ファイルを読み込むにはHTMLにコードを一行追加するだけで良いため、すぐに導入できます。 React React.jsはマーク・ザッカーバーグ率いるFacebook(現Meta)によって開発されている、JavaScriptライブラリです。ボタンやテキストボックスなどのUI制作にメインに使われており、HTMLで使うようなタグを埋め込んで実装をします。 扱いやすさは他のJavaScriptフレームワークと比較すると、やや劣ることはありますが、処理スピードが速いのと(更新が必要な箇所のみ書き換える技術が備わっているため)、UIの各パーツごとにプログラムを管理できるため拡張しやすいのがメリットです。 日本ではVueのライバル的なポジションですが、海外ではReactの人気が圧倒的でFacebookだけでなく、Yahoo、Instagram、Netflixに利用されています。 関連記事:Reactでできることは?特徴や具体例とともにわかりやすく解説 Angular AngularはGoogleをメインに開発されている、オープンソースのフレームワークです。AngularJSの後継フレームワークという位置づけとなっています。 Angularの特徴は、「MVW」という考えに基づいて構築されていることです。Model(データ)・View(画面)・Whatever(その他)の3つをそれぞれ独立させることで、「担当者を割り振りやすい」というメリットがあります。 また、フルスタックフレームワークのため、他のフレームワークを導入しなくてもAngular単体でWebアプリ開発を行えるのも特徴と言えるでしょう。ただし、その分覚えるべきことは多いので、学習期間が長くなることを想定しておくことが大切です。 Vue.js Vue.jsはシンプルな設計が特徴のJavaScriptフレームワークです。 学習コストは低く、日本語ドキュメントが充実しているため始めやすいフレームワークです。また、jQuery同様にコードを一行追加するだけで使うことができます。 Vue.jsは2014年2月、GoogleでAngularJSの開発に関わったエンジニアによって初版がリリースされました。SPAのようなシンプルで小規模な開発に適しています。 しかしながらAngularとは対称的に、大規模な開発は苦手です。大規模開発ならAngular、小規模開発ならVue.jsがそれぞれ適しています。 Backbone.js Backbone.jsは名前の通りMVCの骨組みを提供するJavaScriptのフレームワークです。 最小限の機能で構成されたフレームワークのため、実際に実装するにはjQuery、Underscore.jsなどの併用が必須となります。Backbone.jsはフレームワークというよりもライブラリ感覚で使うことが多いでしょう。 Riot.js Riot.jsは、非常にシンプルで学習コストが低いJavaScriptのフレームワークです。 カスタムタグを作成することができて、HTML、CSS、JSを1つのタグにまとめることができ、見通しがよいのが特徴です。 小規模開発にむいているのですが、CoC(設定より規約)のようなルールがないので、当人でルール決めが必要なことに注意です。 現状ではまだシェア率は低いものの、初心者にも分かりやすいことを追求したフレームワークであり、今後伸びる可能性もあるでしょう。 Knockout.js Knockout.jsは大規模開発にも簡潔なプログラムを組めます。 機能はBackbone.js以上、Angular以下といったイメージです。 Vue.jsと同じMVVMを採用しているので、HTMLとJavaScriptの分離が簡単に行えるのが特徴となります。運用・保守の効率化ができるのが魅力と言えるでしょう。 Ember.js Ember.jsは複雑なwebアプリを管理するための機能と、生産性の高く高速化が可能なツールキットが特徴的なフレームワークです。 データバインディングやコンポーネントなどの機能もあります。 特にUI制作を得意としており、一部の有名企業も導入しています。 Hyperapp わずか1KBの超軽量フレームワークといえば、Hyperappです。 TypeScriptにも対応をしておりReactやVueをもっと効率よくプログラミングできるように設定されています。 学習コストは少ないのですが、情報がネットにあまりないので、そちらは注意が必要です。英語の情報ならそれなりにあるため、英語が得意な方なら習得しやすいでしょう。 関連記事:JavaScript資格のおすすめ4選!取得のメリットや勉強法を解説 JavaScript案件の単価や案件数一覧比較 JavaScript案件の単価や案件数はどのくらいなのでしょうか。テクフリに掲載されている案件を参考に以下にまとめました。 JavaScript案件の単価データ 弊社調べによるとJavaScript案件の平均単価は72万円です。単価の幅は下限で30万円、上限が190万円となっています。 2023/04/17 テクフリ調べ JavaScriptフレームワークの案件数比較 JavaScriptフレームワークを下記のように比較をしてみました。 JavaScriptのフリーランスエンジニアとして案件を受注したいのであれば、現状、選ぶべきはReactもしくはVueといえそうです。 フレームワーク テクフリ案件数 Qiitaの記事数 stackoverflowでの質問数 学習コスト jQuery 248 16427 619 低 React 712 20989 291 高 Angular 148 6659 261 高 Vue 757 17468 273 低 Backbone.js 9 668 17 低 Riot.js 5 496 2 低 Knockout.js 4 255 25 低 Ember.js 0 219 0 中 Hyperapp 0 60 0 中 JavaScript(TypeScript)を使用する案件紹介 フレームワーク Vue.js 案件名 JavaScript/Vue.js/Nuxt.js/大手金融業界でのフロントエンドエンジニア/週1リモート 月額単価 〜880,000円/月 最寄駅 青山一丁目駅 業務内容 本企業で開発を進めているWeb申込フォームのAPI化に伴うJavaScript(Vue.js)でのフロントエンド実装業務。 基本スキル ・Vue.js(Nuxt.jsの経験があれば尚可)を用いた業務での実装経験 ・フロントエンド実務経験3年以上 フレームワーク Angular 案件名 Angular/工場業務システム更新/フロントエンドエンジニア/リモート併用 月額単価 〜770,000円/月 最寄駅 西大路御池 業務内容 工場業務システム更新(現行ASPサービスの移行)をのフロント部分をご担当者いただきます。 基本スキル ・TypeScriptの活用経験または、JavaScript(Angular)の活用経験 フレームワーク jQuery 案件名 Javascript/自社Webサービスのフロントエンド開発/フルリモート 月額単価 〜610,000円/月 最寄駅 フルリモート 業務内容 ・自社Web研修サービスを展開されている会社様になります。 ・フロントエンドエンジニアとしてjQueryからVue.js移行を上流工程から行って頂きます。 基本スキル ・Javascriptを用いて社外向けのWebフロント開発のご経験3年以上 ・jQuery及びVue.jsを利用したご経験 テクフリでフリーランス案件を探してみる まとめ 本記事ではJavaScriptフレームワークについて解説しました。JavaScriptフレームワークにはさまざまな種類があることがご理解いただけたかと思います。 Webアプリは何度も改良を繰り返さなくてはいけないため、開発効率を高めるためにフレームワークが利用されることが多いです。JavaScriptエンジニアとして稼ぐなら、フレームワークはぜひ習得しましょう。 また、フレームワークによって得意不得意があるため、使い分けることが大切です。UI制作ならReactが向いてますし、大規模開発ならAngular、小規模開発ならVue.jsが向いています。とはいえもちろん、全てのフレームワークを習得するのは難しいため、まずは需要が高いものから勉強していくのが良いです。 関連記事:JavaScriptの歴史について名前の意外な由来などを紹介

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JavaScriptの歴史について名前の意外な由来などを紹介
JavaScript(ジャバスクリプト)というプログラミング言語を、現役プログラマーの方はもちろんのことこれからプログラミングを勉強するという方も、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。 一方で、その歴史についてはあまりご存じでない方も多いでしょう。本記事ではそんなJavaScriptの歴史についてわかりやすく解説していきます。 フリーランスのJavaScript案件はこちら JavaScript誕生の背景 JavaScriptは1995年に、イギリス人プログラマであるブレンダン・アイク氏によって開発されました。その頃ブレンダン氏は、アメリカにあるネットスケープコミュニケーションズ社 に所属していました。 同社はRDF/RSS・SSLといった、今なお重宝されている技術を生み出した会社でもあります。そんなネットスケープ社が開発した『Netscape Navigator』というブラウザに、JavaScriptが実装されたのです。 JavaScriptの名前の由来 JavaScriptは元々LiveScriptと呼ばれていました。そこからJavaScriptという名前になった背景には、当時流行していたSun Microsystems(現Oracle)製の、Java言語が関係しています。 当時のIT業界における注目の的であったJavaの人気にあやかって、JavaScriptという名前が付けられたそうです。名前が似ているため勘違いされる方も多いですが、JavaとJavaScriptには直接的な関係はありません。 とはいえネーミングの効果があってか、Netscape Navigatorは、リリース直後からかなりのシェアを獲得しました。 関連記事:JavaScriptとは?特徴やできること・将来性について詳しく解説 ブラウザ戦争の時代が到来 Netscape Navigator人気の勢いは、マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏も触発されるほど。マイクロソフト社は遅れてInternet Exproler(IE)というブラウザを開発し、1995年にリリースしたWindows 95にもIEが搭載されました。 それと合わせて『Jscript』というスクリプト言語も自社独自で開発しました。これを機に両社をはじめとした、ブラウザ戦争が幕開けすることになったのです。 『Jscript』という字面が『JavaScript』と非常に似ているので混同しますが、それぞれに互換性はあまりないプログラミング言語です。Navigator上で動くJavaScriptがIEでは動かない。IE上では動くJscriptはNavigatorでは動かない。といった問題が頻繁に発生していました。こういった問題を解消するために、Webページを作る際は2つのブラウザを考慮しなければなりません。 つまりはWeb開発者にとっては、作業が2倍に増えるようなもの。不便が大きく、不満を招く種となっていました。 そこでNetscape社は、エクマ・インターナショナル(Ecma International)という外部機関に依頼して、JavaScriptの標準化を進めることにします。エクマ・インターナショナルは情報通信システムの分野の国際的な標準化を行う団体です。その結果、JavaScriptの主要機能を標準化仕様として定義がなされた言語、ECMAScript(ES)が誕生しました。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 他技術の人気に影をひそめたリリース当初 Netscape自体の人気は高かったものの、JavaScriptにおけるプログラミング言語としての評価は、それほど高いものではありませんでした。JavaScriptには型の仕様がなかったこと、制御構造が不足していること、などがその理由だと言われています。 すでに登場していた、C言語やJavaに比べると、プログラマ達を満足させるレベルには到達していなかったのです。またJavaScriptが登場した当時はAdobe社製のFlash(グラフィックを特別な技術を用いてデータサイズを軽くする技術)が脚光を浴び、JavaScriptはそれらの影に隠れた存在でした。 JavaScriptの評判を一変させたAjaxの登場 そんなJavaScriptが、一躍存在感を増した出来事が起きました。2005年2月のことです。 JavaScriptの技術を活用した『Ajax』の登場でした。『Ajax』とは『Asynchronous JavaScript + XML』の略です。Asynchronousは日本語に訳すと『非同期』です。JavaScriptとXMLを使って、非同期にサーバとの通信を行うという意味になります。そのAjaxの技術を活用したサービスが、いわずと知れたGoogle Mapだったのです。 普段Google Mapのスマホアプリお使いの方はお分かりかと思いますが、Google Mapは歩けば、リアルタイムに位置情報や周辺の地図が変化します。しかしながらWebサイトの更新ボタンを押した時のように、画面全体を真っ白にして情報が更新されることはありません。これはまさにAjaxだからこそ、実現できている機能です。そんなAjaxの技術を支えるものこそ、JavaScriptなのです。 関連記事:JavaScript資格のおすすめ4選!取得のメリットや勉強法を解説 益々利便性が向上するJavaScript それ以外にも、JavaScriptの存在感を増した要因を挙げるとすれば、ライブラリ・フレームワークの拡充でしょう。当初のJavaScriptの致命的な問題は、moduleが使えないことでした。moduleとは、特定の処理を行う部品のようなものです。「このモジュールを使います」と一行、コードを書けば、そのモジュールに書かれた様々な処理を利用することができます。そうすると、毎回イチから開発する必要がなくなり、開発効率も高くなります。 CommonJSというJavaScriptの仕様ができて以来、その仕様に従って『Node.js』という、サーバサイドで使うJavaScript環境ができました。そのほかjQueryといったライブラリや、ReactというFacebook社製のフレームワークができたりと、開発効率を上げる様々なものが開発されました。 今となってはブラウザだけでなく、サーバーサイドの開発も一手に担えるようになったJavaScript。その言語が活用される領域は広く、JavaScriptプログラマの需要は衰えることを知りません。数あるプログラミング言語の中でも、JavaScriptの求人数は、常にトップ10にランクインしています。 まとめ 我々が普段からよく利用するインターネットなだけに、身近なところでJavaScriptは多く利用されています。例えば、削除ボタンを押した後に「本当に削除しますか」といったポップアップウィンドウが表示されたり、プルダウンを選択すると自動的にソートがかけられるのも、JavaScriptが存在しているおかげ。 書いたコードが、視覚的にわかりやすい結果につながることから、いざ学習するとその面白さに魅了される人も多いはず。気になる方はチェックしてみてはいかがですか? テクフリでフリーランス案件を探してみる

Ruby
Rubyのおすすめフレームワーク6選と特徴を解説【2025年最新版】
Rubyは日本人であるMatzことまつもとゆきひろ氏によって、1995年に一般公開された比較的新しいプログラミング言語です。日本発のプログラミング言語ではあるものの、現在世界中で使われているプログラミング言語であり、アメリカのスタートアップ企業でも多用されています。 Rubyは使用者が多いこともあってフレームワークも多数存在しており、 「Rubyのフレームワークって何があるの?」 「たくさんあってどのフレームワークを使えばいいかわからない…」 といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。そこで本記事では、Rubyのフレームワークについて解説していきます。 また、テクフリではフリーランス向けにRuby案件を多数掲載しております。興味のある方はぜひチェクしてみてください。 フリーランスのRuby案件を探してみる Rubyのおすすめフレームワーク6選 ここからは、人気のフレームワークや、目的によって有用なRubyフレームワークについて解説していきます。 Ruby on Rails Rubyのフレームワークと言われて真っ先に出てくるのは、間違いなくRuby on Railsでしょう。Ruby on Railsは、2004年に作成されたフレームワークで、省略してRailsと呼ばれることもあります。MVCモデルが採用されており、「DRY」と「COC」が重視されているのが特徴です。DRYとは、Don’t Repeat Yourselfの頭文字をとったもので、同じことを繰り返さないという意味です。同じコードを何度も書くのは手間で、バグの可能性もあがるため、簡潔に書くことをひとつの指針としています。 COCとは、Convention Over Configurationの頭文字をとったもので、設定より規約を重視するという意味です。規約(ルール)を設定しているため、初心者にとって易しい一方で、自由に書きたい上級者にとっては、もどかしく感じる可能性があります。Webアプリケーション開発に適しており、Webアプリケーション開発ならRuby on Railsと言われるほどです。 >Ruby on Rails公式サイト Sinatra Sinatraは、2007年に公開されたフレームワークです。Ruby on Rails以外の選択肢として登場したフレームワークで、Webアプリケーション開発ができます。Sinatraの特徴は、軽量であることと、コードを書くのが簡単なことです。Ruby on Railsと違ってMVCモデルを採用していないため、柔軟に使うことができます。 >Sinatra公式サイト Ramaze Ramazeは、シンプルでわかりやすい点が特徴のフレームワークです。Sinatraと似た特徴を持ってはいますが、Sinatraと違ってMVCモデルを採用しています。 >Ramaze公式サイト HANAMI HANAMIは、2017年にリリースされたばかりの新しいフレームワークです。HANAMIもまたMVCモデルを採用しています。特徴は、「スレッドセーフ」というアクセス過多によるサーバーダウンを防ぐ機能が備わっていることです。そのため、長期的な保守をする開発に向いています。 >HANAMI公式サイト Cuba Cubaは、小規模でシンプルで軽量のフレームワークです。機能を極限まで削って、最低限必要なもののみ残しているマイクロフレームワークとなっています。フレームワークでないフレームワークを目指した結果生まれたもので、速度も速いため簡単な開発に適しています。 >Cuba公式サイト Padrino Padrinoは、Sinatraをもとにして、そこにRuby on Railsの機能を追加したものになります。MVCモデルも採用されています。Sinatraにはない機能を持っているがものの、Railsよりは軽量という立ち位置です。 >Padrino公式サイト Rubyフレームワークを利用するメリット 開発の迅速化 Rubyの開発でフレームワークを利用する最大のメリットは、開発速度の向上です。特に有名なRuby on Railsにおいては複雑な設定をしなくても、コードを記述するだけで基本的なアプリケーション構造を構築できます。 Railsの豊富なジェネレーター機能により、モデルやコントローラー、ビューなどの骨組みを自動生成できるため、プロジェクトの立ち上げが迅速に行えるでしょう。 コードの統一と可読性の向上 フレームワークを使用することでコードの構成が統一され、プロジェクト全体で一貫性のある設計が実現します。MVC(モデル・ビュー・コントローラー)の設計パターンに従うことで、データベース、ビジネスロジック、ユーザーインターフェースが明確に分離され、可読性も高まるでしょう。 また、Railsの規約に従った標準的なコードスタイルを維持することで、プロジェクトに新しいメンバーが参加してもコードの理解が容易になり、チーム全体の生産性向上が期待できます。 豊富なライブラリとコミュニティサポート 特にRuby on Railsは長い歴史を持ち、活発な開発コミュニティが存在するため、豊富なライブラリ(Gem)が揃っています。これにより、機能追加や問題解決が迅速に行えます。 たとえば、認証やデータバリデーション、テストの自動化といった一般的な機能を追加する場合も、既存のGemを利用することで、開発コストを大幅に削減できます。また、ドキュメントやサンプルコードが充実しているため、初心者でも学びやすく、プロジェクトで発生する問題の解決がスムーズに行えます。 まとめ この記事では、Rubyのフレームワークについて解説してきました。Rubyがトレンドになって、利用者が増えていくと、フレームワークの必要性も同時にあがってきます。適切なフレームワークを採用することで、作業効率を上げて、良い開発ライフを送りましょう! テクフリでフリーランス案件を探してみる

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Rubyの歴史について初心者にもわかりやすく解説
Rubyは、プログラムを実行するためにコンパイルを必要としないスクリプト言語であり、直感的にコードが書けるのが特徴です。Rubyはその使いやすさから数多くのエンジニアたちに愛され、現在も広く利用されています。 まるで会話するような感覚でコードを記述できるため、初心者でも扱いやすい言語と言われています。Rubyを用いることで効率的かつ迅速にアプリケーションを開発することが可能です。 本記事ではRubyの歴史を紐解くことによって、Rubyがなぜこんなにも多くの開発者に支持されているのかお伝えしていきます。この記事を通して、1人でも多くの方が「Rubyを使ったプログラミング開発」に興味を持っていただければ幸いです。 また、テクフリではフリーランス向けのRuby案件も多数掲載しています。興味のある方はぜひチェックしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる きっかけは1人の少年の熱い思いから Ruby(ルビー)が一般公開されたのは、今から20年以上前の1995年。まつもとゆきひろ氏(通称:Matz)によって開発されました。(1965年4月14日生まれ) 名前の通り、まつもと氏は日本人、出身は鳥取。 ※出生は大阪ですが、4歳のころから鳥取県で育っています。 つまりRuby(ルビー)は、非常に珍しい、国産のプログラミング言語ということです。「簡潔・自然なプログラミング」を軸に開発されました。 同氏がRuby(ルビー)を開発したきっかけは、どこにあったのでしょうか。その答えは、彼自身が歩んできた過去の人生にあります。 スタートは中学時代です。その頃からコンピューターに関心があった、まつもと氏。最初にプログラミング学習に取り組んだ言語はBASICでした。そのBASICを学ぶに連れて「もう少し分かりやすい言語はないだろうか」と思うようなったそうです。そこでPASCALという言語を学ぶことになりました。 「データ構造を自分で定義できる。アルゴリズムを自由に表現できる。関数に名前をつけて表現することもできる。」PASCALの勉強をスタートした当初は、そのように感じたそうです。しかしながら、それでも満足できなかったのです。 そんなまつもと氏は、プログラミング学習を進めるにつれて「何のプログラムを書くか」以上に、「どんな書き方をするとプログラミングそのものが楽しくなるか」に興味が向くようになります。 それならいっそのこと「自分で作ってみよう」ということで、プログラミング言語の開発に着手。しかしながら、その当初は学生の身分で十分なお金がありません。そこで彼は今でいうエディタにコードを書く作業を、「僕の考えた最強の言語」といって、ノートに書き始めました。彼にしてみると、漫画が好きな人が絵を描くのと何ら変わりはなかったようです。 Ruby(ルビー)は、その紙に書いたコードから始まりました。 世は、パーソナルコンピューターが広く普及し始める時代 さて、このRuby(ルビー)が世にリリースされた1995年は、Windows 95が発売された年でもあります。Windows 95は、マイクロソフト社が開発したオペレーティングシステム(OS)であり、その登場は大きな話題を呼びました。Windows 95は、Microsoft Windows 3.1(MW 3.1)のバージョンアップ版としてリリースされましたが、その性能はMW 3.1と比べて格段に向上していました。具体的には、起動プロセスの大幅な改善や、MS-DOSの特別な知識を必要としなくなったことが挙げられます。これにより、国内の一般家庭でパーソナルコンピューターが爆発的に普及するきっかけとなりました。 当時、ソフトの発売と同時に、このOSを求めて家電量販店などには多くの人々が押し寄せました。新聞記事によれば、秋葉原の家電量販店「ラオックス・ザ・コンピューター館」の前には、なんと100メートル以上の行列ができていたと報じられています。PCの普及は、インターネットを使った双方向通信の需要をさらに拡大させました。 しかし、インターネットの世界はPC1台で完結するものではなく、複数のPCが繋がり合うことで成り立っています。そのため、より複雑な処理が求められるようになりました。こうした背景の中で、柔軟性に優れたRuby(ルビー)言語が多くのエンジニアたちに必要とされる存在になったのです。RubyはWindows、Mac、Linuxといった様々なOS環境で動作することができ、その普及をさらに後押ししました。加えて、Rubyはコピー・変更・再配布も自由に認められているフリーソフトウェアであり、この自由度の高さもエンジニアたちにとって大きな魅力となりました。 Rubyは、その柔軟性と使いやすさから、多くのエンジニアに愛され、広く利用されるプログラミング言語として成長していきました。現在でも、RubyはWebアプリケーションの開発を中心に多くのプロジェクトで活用され、その需要はますます高まっています。 Ruby(ルビー)を使ったフレームワーク、”Ruby on Rails”の登場 元々、一定数の需要があった好タイミングでリリースされたRuby(ルビー)。その人気を確かなものにした大きな要因が『Ruby on Rails』の登場でした。これはRubyをベースに、Webアプリケーションなどの開発を効率化するために作られたフレームワークです。Ruby on Railsは2004年に、デンマーク人プログラマのデイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン(通称:DHH)によって公開されました。 Railsの最大の魅力は、その生産性の高さと手軽さにあります。例えば、わずか10分でブログを作成できるという利便性があり、この特徴に多くの開発者が魅了されました。Railsがリリースされた当時、Rubyに関するメーリングリスト『ruby-talk』では、毎日平均して200通ものメッセージがやり取りされており、コミュニティは大いに賑わいました。この盛り上がりが、Ruby on Railsの急速な普及を後押ししたのです。 ここで、『Ruby』と『Ruby on Rails』という二つのワードについて明確にしておきたいと思います。両者を混同する方が時折見受けられますが、それぞれ異なる意味を持っています。Rubyは先述した通り、コンピュータにプログラムを実行させるためのプログラミング言語のことです。PerlやPythonなどと同様に、Webアプリケーション以外の分野でも広く利用されています。一方で、Ruby on RailsはRubyを基にしたフレームワークを指します。このフレームワークは、Webアプリケーションを効率よく作成するための機能を提供するツールです。言い換えれば、Ruby on RailsはRubyを使ってWebアプリケーション開発をより簡単かつ迅速に行えるようにするためのプラットフォームです。 Ruby on Railsの登場により、Rubyは一気に注目を集め、多くの開発者がこの言語とフレームワークを使ってさまざまなプロジェクトに取り組むようになりました。現在でも、Ruby on Railsは多くのWeb開発プロジェクトで使用されており、その人気は衰えることなく続いています。 Ruby on Railsについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。 Ruby on Railsの将来性と人気について 開発効率を上げるRuby(ルビー)人気は益々拡大 現在もRuby(ルビー)の人気は衰えることを知りません。その人気を下支えしているのが、やはりRuby on Railsだと言えます。せっかくなので、Ruby on Railsがこれほどまでに人気を博した理由について詳しく見ていきましょう。最大のポイントは「効率の良い開発」を可能にすることです。Ruby on Railsは『設定より規約』を原則としています。そのため、アプリケーション開発はあらかじめ用意された規約に従って進めることになります。 この規約により、ソースコードの記述量を減らすことができるだけでなく、プログラマ同士で共通の概念を持つことが容易になります。このメリットを活用して、クックパッドやAirbnb、食べログ、GunosyといったIT業界を牽引する一流企業もRuby on Railsを導入しています。これにより、開発のスピードと効率が飛躍的に向上し、競争力の強化に貢献しています。 また、Ruby on Railsは他のフレームワークと比べて学習曲線が緩やかで、初心者でも比較的短期間で習得できるという特長があります。この点も多くのエンジニアに支持される理由の一つです。開発者コミュニティも活発で、豊富なリソースやサポートが提供されているため、問題解決やスキルアップがしやすい環境が整っています。さらに、Ruby自体も進化を続けています。2004年に最初のバージョンがリリースされて以来、継続的なシステムのアップデートが行われ、最新バージョンのRuby 5.0ではさらなる性能向上と新機能が追加されています。このような進化は、開発者のニーズに応え続けるための努力の結果であり、Rubyの持つ柔軟性と強力な機能をさらに引き立てています。結果として、Ruby on Railsを利用することで開発効率が格段に向上し、多くの企業が新しいサービスやプロジェクトの開発において高い生産性を実現しています。これにより、RubyとRuby on Railsはますます多くの開発者に支持され、需要は拡大の一途を辿っています。未来に向けて、さらに多くの分野でその影響力を発揮していくことでしょう。 まとめ Ruby(ルビー)は、「誰でも楽しくプログラミングできるように」という願いを込めて開発されました。分かりづらいプログラミング言語が多い中で、直感的にコードを書き進めることができるRubyは、プログラミング初心者でも学習しやすい言語です。この特徴が、多くのエンジニアたちに支持される大きな理由の一つです。昨今では、プログラミングスクールの事業を展開する企業が増えています。その中で、Rubyの「分かりやすさ」や「親しみやすさ」が評価され、多くのスクールでRubyを使ったプログラミング学習が導入されています。これにより、初心者からプロフェッショナルまで幅広い層がRubyを学び、活用する機会が増えています。Rubyの学習カーブが緩やかであるため、学生やキャリアチェンジを目指す社会人にとっても取り組みやすい言語です。また、Rubyを使ったWebアプリケーション開発は多くの企業で実践されており、その需要は年々高まっています。特に、スタートアップやベンチャー企業では、迅速な開発が求められるため、Ruby on Railsの利便性が重宝されています。 さらに、Rubyのコミュニティも非常に活発で、多くの開発者が情報交換やサポートを行っています。このコミュニティの存在が、新しい技術やノウハウを学ぶ上で非常に有益であり、初心者がスムーズにスキルを向上させるための強力な後押しとなっています。これらの要素を総合的に考慮すると、Rubyの人気は今後もしばらく安定して拡大し続けることでしょう。エンジニアとしてのキャリアをスタートさせたい方や、新たな技術を学びたい方にとって、Rubyは最適な選択肢です。Rubyのますますの発展に期待が持てるとともに、これからも多くの人々に愛され続けるプログラミング言語であることは間違いありません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

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Ruby技術者認定試験でキャリアアップ!合格率・難易度・勉強時間を徹底解説
Ruby技術者認定試験は、Rubyエンジニアとしてのキャリアアップに役立つおすすめの資格です。 本記事ではRuby技術者認定試験の難易度や合格率、必要な勉強時間の目安などについて解説します。資格取得によるメリットについても触れながら、キャリアアップにどのように役立つかを詳しくご説明します。おすすめの参考書もあわせてご紹介しますので、ご自身の学習に役立てていただければ幸いです。 また、テクフリではフリーランス向けのRuby案件も多数掲載しています。ご興味のある方はぜひご確認くださいませ。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Ruby技術者認定試験とは Ruby技術者認定試験は、Rubyに関する技術的な知識とスキルを認定するための資格試験です。ここでは、Ruby技術者認定試験について紹介します。 Rubyのスキルを証明する資格 Ruby技術者認定試験は、Rubyのスキルを客観的に証明できる有力な資格です。この試験は、非営利団体であるRuby Associationが運営しており、Rubyに関する技術力を評価する民間資格として広く認知されています。試験内容には、Rubyの基礎知識や文法、オブジェクト指向プログラミングの理解度などが含まれており、実際の開発現場で求められるスキルを網羅しています。 取得することでRubyの基礎知識やスキルを習得していることを証明でき、転職市場でのアピールポイントになります。特に、Rubyエンジニアを目指す初心者にとっては、自身のスキルを裏付ける大きなステップとなるでしょう。すでに開発現場で働いているエンジニアにとっても、スキルの再確認や新しい知識の習得に役立ちます。 また、資格取得は転職やキャリアアップを目指す際の大きな武器になります。企業側も、認定資格を持つエンジニアを採用することで、一定レベルの技術力を持った人材に安心してプロジェクトを任せることができます。Ruby技術者認定試験は、あなたのキャリアを飛躍的に向上させるための強力なサポートとなるでしょう。 SilverとGoldの2つのレベルがある Ruby技術者認定試験には、「Silver」と「Gold」の2つのレベルがあります。 ・Silver:Rubyの基本的な知識やスキルを持つエンジニアを対象とした試験です。プログラミングの基礎、基本的な文法、オブジェクト指向の概念、標準ライブラリの使用方法などが出題されます。この試験に合格することで、Rubyの基礎をしっかり理解していることを証明できます。 ・Gold:Silverよりも高度な知識やスキルを持つエンジニア向けの試験です。Rubyの内部構造、より高度な文法、パフォーマンス最適化、セキュリティ対策などが問われます。Gold試験に合格することで、複雑なシステム開発や大規模プロジェクトでリーダーシップを発揮できる能力を証明できます。 また、2022年10月3日からはRuby 3に対応した新しい試験が開始されました。Ruby 3は、以前のバージョンと比較して多くの新機能や改良が加えられており、より高性能で効率的なプログラミングが可能になっています。 そのため、試験対策を行う際は、Ruby 3に対応した最新の参考書や問題集を活用することが重要です。これにより、最新の技術トレンドに適応しながら、試験合格に向けた効果的な学習ができるでしょう。 CBT試験のため日程は会場によって異なる Ruby技術者認定試験は、Computer Based Testing(CBT)としてプロメトリック社により配信されています。CBT試験のため、試験は年間を通して受験が可能です。また、試験の日程はテストセンターによって異なるため、受験予定のテストセンターで試験が行われている日を調べてみましょう。なお、試験の申し込みやテストセンターの予約は、プロメトリック社のウェブサイトから行います。詳細はRuby技術者認定試験の公式サイトを参照してください。 Ruby Association 公式サイト Ruby技術者認定試験の難易度 Ruby技術者認定試験の難易度は、SilverとGoldで異なります。 ここでは、それぞれの難易度や勉強時間の目安を紹介します。 Silverは初級、Goldは中上級レベルの難易度 Ruby技術者認定試験のSilverの難易度は、初級レベルです。 Rubyの基本的な知識やスキルを持つエンジニアを対象とした試験になります。 Silverは、Rubyの文法や基本的なオブジェクト指向プログラミングの理解が必要です。 Silverの出題範囲は以下のとおりです。 文法 組み込みライブラリ オブジェクト指向 問題数は50問で試験時間は90分、合格点は75点になります。Rubyの初心者でも、適切な勉強法で合格できる試験でしょう。 Goldは、Rubyの高度な機能やライブラリ、フレームワークなどについての知識が必要となります。Goldの出題範囲は以下のとおりです。 実行環境 文法 オブジェクト指向 メタプログラミング 組み込みライブラリ 標準添付ライブラリ 問題数は50問で試験時間は120分、合格点は75点です。Silverよりも難易度が高く、Rubyの経験者でも試験対策をしてから受験するのがおすすめです。合格するとRubyを使ったシステム開発の設計もできるという証明になります。 必要な勉強時間の目安は1か月~2か月程度 Ruby技術者認定試験の勉強時間の目安は、受験するレベルによって異なります。SilverとGoldでは、求められる知識やスキルの深さが異なるため、必要な勉強時間も変わってきます。 Silver(基礎レベル)はRuby初心者の場合、50〜100時間程度の学習で合格する人が多いとされており、主に以下の知識を習得する必要があります。 Rubyの基本的な文法 標準ライブラリの使い方 オブジェクト指向の基礎概念 この範囲をしっかり理解することで、試験に対応できるようになります。 一方でGold(上級レベル)はSilverの内容を完全に習得した上で、さらに100時間程度の学習が必要と言われています。出題範囲は以下のようにより高度な内容となります。 Rubyの高度な機能と内部構造 パフォーマンスの最適化手法 セキュリティ対策 これらを深く理解し、実践的に使いこなせるようになることで、合格の可能性が高まります。勉強時間の目安はあくまで参考値であり、個人の経験やスキルによって異なります。プログラミング経験が豊富な人や、他のオブジェクト指向言語に精通している人は、短期間で習得できる可能性があります。 一方でプログラミング初心者や自己学習が苦手な人は、より多くの時間を確保する必要があるかもしれません。自分の現在のRubyスキルや目標に合わせた学習計画を立ててトライしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 合格率は公表されていない Ruby技術者認定試験の合格率は、公式に発表されていません。しかし、過去に受験した人の体験談やブログ記事などから推測すると、Silverは約60%〜70%程度、Goldは約30%〜40%程度という傾向が見られます。 参考:「ProEngineer」 Ruby技術者認定試験の参考書・問題集 Ruby技術者認定試験に合格するためには、参考書や問題集を使用することが効果的です。1番おすすめの問題集は、公式のRuby Associationから出版されている「Ruby技術者認定試験の参考書・問題集」です。SilverとGoldの両方に対応しているため、これ1冊で2つの試験に対応できます。 「この参考書のおかげで合格できた」というクチコミも多いので、これから試験を受験しようとしている方はぜひ活用してみてください。 公式問題集 ただ、公式の参考書はRubyに関する基礎的な知識を習得していることを前提とした解説も多いです。プログラミングの基礎から学びたい人は、こちらの参考書がおすすめです。まったくのプログラミング初心者でもRubyが使えるようになることを目的とした参考書のため、オブジェクト指向の考え方から丁寧に説明されています。 ゼロからわかる Ruby 超入門 また、ある程度プログラミング経験がある人は、こちらの参考書を使うとよいでしょう。Rubyの実用的な使い方を学べる一冊です。 「プロを目指す人のためのRuby入門」 公式の参考書とRubyに関する参考書を活用して、試験の合格を目指しましょう。 Ruby技術者認定試験を取得するメリット3選 ここではRuby技術者認定試験を取得するメリットを3つ紹介します。 Ruby技術者としての能力を証明できる Ruby技術者認定試験に合格することで、Rubyに関する知識やスキルを証明できます。Rubyを使ったプログラミングや開発に関わる仕事をしている人はもちろん、これからこれらの仕事をしたい人にとっても、非常に有効なアピールポイントになる資格です。 Rubyの知識を深められる Ruby技術者認定試験は、Rubyの最新バージョンに対応した内容が出題されます。試験に向けて勉強することで、Rubyの新機能や仕様変更などを理解できます。Rubyの文法や構造、動作原理を習得して、Rubyを使いこなせるようになりましょう。 収入アップにつながる Ruby技術者認定試験は、人気や需要が高いWeb開発分野で有効な資格です。 企業の求人は、高い技術力を持っているエンジニアが求められる傾向にあります。Ruby技術者認定試験に合格することで、転職や就職するときのアピールポイントに使えるでしょう。 また、企業によっては、技術力があるエンジニアを優遇するために資格保持者に対して高い報酬を提供することがあります。Ruby技術者認定試験は、スキルアップとともに収入アップの可能性もある資格です。 Ruby技術者認定試験に合格するためのポイント3選 Ruby技術者認定試験に合格するためには、計画的な勉強と努力が必要です。ここでは資格試験に合格するためのポイントを3つ紹介します。 日程から逆算して計画を立てる 試験に向けて勉強するためには、日程から逆算して計画を立てることが重要です。自分に合ったスケジュールを組み立て、毎日コツコツと勉強することで、合格にぐっと近づきます。 とはいえ日々の生活に追われている人は、勉強時間を確保するのも大変ですよね。まずは、仕事やプライベートのスケジュールを見直すところから始めてみましょう。 過去問を繰り返し解く 試験に合格するためには、過去問を繰り返し解くことが効果的です。過去問を解くことで、出題形式や傾向をつかめます。また、過去問を解くことで、自分がまだ理解できていない部分や、弱点を見つけられます。過去問には解答解説もあるので、解説を読んで理解を深めることも大切です。 手を動かしながら学習する Ruby技術者認定試験は、理論的な知識だけでなく、実践的な開発経験も求められます。Rubyを使ったシステム開発を経験するのが理想ですが、それはなかなか難しいですよね。 Rubyの開発経験が少ない人は、実際にRubyの実行環境を作ってサンプルを実行しながら学習を進めましょう。自分の手でコードを実行しながら学習することで、問題解決力や開発スピードが向上し、理解が深まります。 Rubyの案件情報 Rubyは、その使いやすさと強力なフレームワークであるRuby on Railsを通じて、多くのWebアプリケーション開発やシステム開発の現場で活躍しています。これにより、Rubyエンジニアの需要は急速に増加しています。 現在、市場ではRubyを使った案件が数多く存在しています。特に、Ruby on Railsを用いたWebアプリケーション開発の案件は多く、これらのプロジェクトに関心をお持ちの方にとって、新しいキャリアの可能性が広がるかもしれません。テクフリではRubyの求人案件情報を多数掲載しております。転職やフリーランスとしてのキャリアパスを模索している方は、ぜひご確認ください。 まとめ Ruby技術者認定試験は、Rubyに関する知識や技術を証明するための資格です。今回は、試験の難易度や合格率、必要な勉強時間を紹介しました。Ruby技術者認定試験は、初心者でも合格可能なSilverと、中上級者におすすめのGoldの2つがあります。いずれも計画的な勉強と過去問演習をしっかり行うことで十分合格可能です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

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Rubyの将来性は?年収や業界の動向についてわかりやすく解説
Rubyとは Rubyとはまつもとひろゆき氏によって作成され1995年に公開されたプログラミング言語です。2006年頃からは特に注目を集め、世界的に多くのサービス開発に使用されているプログラミング言語でもあります。Rubyでアプリ開発を行う場合は、Ruby on Rails というフレームワークが活用されるケースが少なくありません。Ruby on RailsとはRubyのフレームワークであり、webアプリ開発の効率化に有用です。 Ruby on Railsには多くの基本的な構文が用意されているため、優れた技術をスピーディにwebアプリ開発に取り入れることができます。Ruby on Railsを活用する技術は、Rubyでwebアプリの開発や運用をするエンジニアにとって欠かせません。 テクフリでは、フリーランスエンジニア向けのRuby案件も多数掲載しています。 フリーランスのRuby案件を探してみる Rubyの特徴 Rubyはそのシンプルさと柔軟性で多くの開発者に愛されているプログラミング言語です。開発者が直感的にコードを書けるよう設計されており、生産性の向上を強く意識しています。Rubyは多様な用途で利用可能な汎用性、簡潔に記述できるシンタックス、そしてオブジェクト指向の強力な機能を持つため、幅広いプロジェクトで活躍しています。ここからはRubyの具体的な特徴について、さらに詳しく解説します。 汎用性がある Rubyは非常に汎用性が高いプログラミング言語であり、様々な用途で利用されています。Windows、Linux、Mac OSなど主要なOS全てにおいて動作するため、開発環境を選びません。また、Rubyのライブラリは「gem」というパッケージ形式で提供されており、現在は何千種類ものgemが公開されています。gemを利用することで、必要な機能を簡単に追加できます。例えばWebアプリ開発には「Rails」、テスト自動化には「RSpec」など、様々な用途に対応するgemが揃っています。さらに、Rubyは簡潔で読みやすいシンタックスを持ち、開発の生産性を高めます。このように、Rubyはその汎用性と豊富なライブラリによって、多岐にわたる開発ニーズに応えられるのです。 シンプルに記述できる Rubyは他のプログラミング言語と比べると非常にシンプルであり、最低限の記述で動作するように設計されています。そのおかげで開発者は迅速にコードを書くことができ、メンテナンスも容易に行えます。例えばJavaでは、データ型を明示する必要があります。変数を宣言する際には [int]や[double]などのデータ型を記述して、その後に変数名を記述して値を代入します。この手順は、特に初心者にとっては理解しづらく、エラーの原因にもなります。 一方で、Rubyではデータ型を明示する必要がなく、以下の例のように変数から直接記述を始めて値を代入することが可能です。Rubyのシンプルさと効率性は開発速度を向上させるだけでなく、コードの保守性も向上させます。また、自然言語に近い形で設計されているということもあり、コードを読むだけでその意図が理解しやすいのも特徴です。このように、Rubyはシンプルで効率的な記述が可能であり、開発者が迅速に作業を進めるための強力なツールとなっています。 オブジェクト指向言語 Rubyはオブジェクト指向言語でもあります。オブジェクト指向言語はプログラムをオブジェクトとして捉え、それらが相互作用することで動作するという考え方に基づいています。Rubyではすべてがオブジェクトとして扱われ、これにより柔軟かつ直感的なコードを書くことができます。他のオブジェクト指向言語であるJavaと同様に、Rubyでもクラスを定義してオブジェクトを生成し、そのオブジェクトに対してメソッドを呼び出すことができます。クラス定義や継承といった基本的なオブジェクト指向の概念は、Rubyにおいても簡潔に記述できます。Rubyのクラス定義はシンプルで読みやすく、他のプログラミング言語でオブジェクト指向に慣れている開発者にとっても理解しやすいです。また、Rubyのシンタックスは自然言語に近いため、クラスやメソッドの定義が直感的に行えます。 さらに、Rubyはメタプログラミングと呼ばれる高度なオブジェクト指向技術をサポートしています。メタプログラミングとは、プログラムが自身のコードを操作する能力を指し、動的にクラスやメソッドを定義・変更することができます。これにより、より柔軟で強力なプログラムの設計が可能となります。 Rubyの現状~給与と業界の動向について~ Rubyは2019年時点ではまだまだ需要があるプログラミング言語であり、実際に国内では都内を中心に多くの求人ニーズがあります。Rubyは国内では大手企業からスタートアップまで、様々なプロジェクトで取り入れられています。保険や医療、不動産など業界問わずwebアプリやサービスは開発・保守の需要があるためRubyを身につけることはエンジニアにとって有用な選択肢の一つになるといえるでしょう。 また、給与は弊社が提供しているフリーランス案件の転職支援サービス、テクフリではRubyのスキルが求められるエンジニアの場合、月額40万円代~100万円程度です。スキルや内容によって報酬には幅がありますが、ある程度の経験と実績があれば1000万円以上を目指すことも不可能ではありません。しかしフラーランスの報酬は正社員の給与と比べると高く設定されていることが少なくないため、Rubyのスキルを身につけて正社員を目指す場合、正社員の給与を事前にチェックしておきましょう。経済産業省が公表している「IT関連産業の給与等に関する実態調査」では、Rubyを含むと考えられる、SE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)の平均年収は603.9万円です。 参考:経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査」 参考:テクフリ Rubyの将来性~業界の動向について~ Rubyは、大手Webサービスである「食べログ」や「Twitter」など、さまざまな人気サービスで活用されているプログラミング言語です。これらのサービスは世界中で数百万ものユーザーを抱えており、その運用や保守に対する要求は非常に高いものです。Webサービスは規模が大きくなるにつれて、運用や保守にかける費用が増大する傾向があります。そのため、効率的な開発と運用が可能な言語の選択が重要です。この点において、Rubyはその簡潔で直感的なシンタックスにより、開発効率を大幅に向上させることができます。さらに、Rubyの需要については将来性があるといえるでしょう。 また、Rubyは前述の通り、他のプログラミング言語に比べるとシンプルに記述できるという特徴があります。これは特に初学者にとって大きな利点です。Rubyのコードは直感的で読みやすいため、学習曲線が緩やかで、初心者でも比較的短期間で実用的なスキルを身につけることができます。さらに、Rubyの豊富なライブラリ(gem)は、多様な機能を簡単に追加できるため、プロジェクトに応じて最適なツールを選択し、効率的に開発を進めることができます。これにより、初心者からベテランまで幅広い層の開発者に支持されているのです。これらの要素が相まって、Rubyは現在でも非常に人気があり、将来的にも高い需要が見込まれる言語といえるでしょう。 Githubの公開ページに掲載されている「Top languages over time」では、2014年時点のRubyの人気はC++を上回る5位。2018年には10位までそのランクを落としていますが、それでもトップ10に入っている人気のプログラミング言語であることに間違いはありません。 今後新たな技術やプログラミング言語が生まれていけば、Rubyの人気や需要が現在よりも低くなる可能性は考えられます。しかし1959年に開発されたCOBOLが現在でも国内の多くの利用されていることを考慮すれば、Rubyの需要が長期に渡って残る可能性は充分にあるといえるでしょう。 参考:Github「Top languages over time」 Rubyの将来性~給与について~ Rubyはある程度将来性があるプログラミング言語ですが、ただRubyのスキルを習得しているだけでは高い給与を目指すことはできません。2014年の人気がピークだと仮定した場合、将来性として需要はあったとしてもスキルの評価が急激に高まることは期待できないからです。そのためRubyは習得した後どのように働くのかも重要となります。経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査」では、IT業界の職種別の平均年収が公開されています。Rubyの技術が関連する職種として年収が高い職種は以下の通りです。 コンサルタント 928.5万円 プロジェクトマネージャ 891.5万円 基盤設計担当/基盤アーキテクチャ 778.2万円 SE/プログラマ 603.9万円 上記は職種についてですが、Rubyエンジニアに対する報酬は勤める会社や勤務形態によっても異なります。Rubyのスキルを習得して高い給与を目指すなら、職種や雇用形態の選択も大切なポイントです。 また、求人検索エンジン「スタンバイ」の「プログラミング言語別 平均年収」(2017年)によると4位で平均年収は562万円です。正社員の求人情報約250万件のうち、各プログラミング言語名が含まれる求人情報の給与金額の平均値を集計しています。 同サイトに掲載されている正社員の求人情報約324万件を対象に集計した「プログラミング言語別年収ランキング2018」(提示年収の中央値ベスト10)では7位と順位を落としていますが550万円です。 引用:「スタンバイ(https://jp.stanby.com/)調べ」 Githubの公開ページに掲載されている「Top languages over time」では、2020年に15位までそのランクを落としていますが、それでもトップ20に入っています。 参考:Github「Top languages over time」 Rubyの案件数推移 Rubyの求人掲載数の推移(弊社調べ)をみてみましょう。2017年5月の30案件からスタートし2020年2月には145件に達しています。なんと増加率は約5倍です。月間案件数では2019年5月の22件を期に現在(2020年2月)に到るまで、案件数の爆上げが続いています。今後も案件数の増加が期待されます。 まとめ ここまで紹介してきたように、Rubyは将来性があるプログラミング言語ではありますが、需要は続いたいとしても同じだけの需要や報酬が提供されるとは限りません。どのプログラミング言語を習得したとしても、エンジニアの最終的な価値はスキルと経験によって決まるからです。多くの企業はエンジニアの給与はマネジメント経験や開発したwebアプリやwebサービス、携わったプロジェクトの内容など様々な経験とスキルが評価されて決定しています。そのためRubyを取り扱うエンジニアになった場合、日々スキルアップを目指すことは欠かせないといえるでしょう。 またRubyエンジニアとして将来性がある立場で働き続けることを目指すなら、需要が伸びてきているプログラミング言語のスキルアップも大切です。前述の「Top languages over time」で1位となっているJavaScriptや4位のPHPはwebサービスを開発する際には欠かせないプログラミング言語でもあるからです。Rubyエンジニアとしてある程度の実績ができれば、フリーランスとして独立して高単価の案件を獲得することも目指せるようになります。Rubyエンジジニアの将来性を見越して高い報酬を目指すなら、フリーランスとしての独立することも視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

Python
Pythonの歴史について起源から分かりやすく解説
Python(パイソン)というプログラミング言語について さて、皆さんはPython(パイソン)というプログラミング言語をご存知でしょうか。プログラミング経験がない方にとっては、馴染みのない名前かもしれません。ただ一方で海外に目を向けると、非常に多くのエンジニアたちに利用されている汎用プログラミング言語です。 世界最大のIT企業Googleは、Python(パイソン)を自社の三大プログラミング言語として捉えています。その他、MicrosoftやFacebookなどの一流IT企業も、Python(パイソン)を導入しています。今回は、そんなPython(パイソン)の歴史について見ていきましょう。 テクフリでは、フリーランスエンジニア向けのPython案件も多数掲載しています。 Python案件を探してみる Python(パイソン)は意外な誕生秘話を持った言語 Python(パイソン)が誕生したのは1990年。グイド・ヴァンロッサム(Guido van Rossum)という人物によって生み出されました。彼の出身地はオランダです。同国のアムステルダム大学で、数学と計算機科学の修士号を取得しました。 大学を卒業してからはCWI(オランダ国立情報数学研究所)、その後NIST(アメリカ国立標準技術研究所)といった研究機関で働いていました。2015年にはGoogleでも働いています。翌年には、ACM(ニューヨークに本部のあるコンピュータ科学分野の国際学会)からDistinguished Engineerの称号も得ました。まさにIT分野における第一人者と言える存在です。 そんなグイド氏が開発を手がけたPython(パイソン)。開発の起源をたどると、大学卒業後に勤めたCWIにまでさかのぼります。その頃グイド氏は『ABC』というプログラミング言語の開発プロジェクトに携わっていました。これは、当時難解だったBASIC言語に代わる、教育用言語の開発を目的としたプロジェクトです。 結局このプロジェクト自体は成功しませんでしたが、グイド氏は「このABC言語からPython(パイソン)を開発するにあたってのインスピレーションを与えられた」とのことを述べています。 ABCプロジェクトの後、今度はAmoebaというプロジェクトのメンバーになりました。しかしながら、このAmoebaという分散システムが、かなり複雑なシステムだったようです。既存のプログラミング言語では思うように開発が進みませんでした。その時彼は「もっと使いやすい言語があればな」と考えるようになったそうです。その想いがカタチとなったものこそ、『Python(パイソン)』だったのです。 ただそのPython(パイソン)は、1989年12月に「クリスマスの暇つぶし」として開発がスタートしました。現代における超主要プログラミング言語は、実に意外なカタチで開発がスタートしたのです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Python(パイソン)言語の由来 Python(パイソン)という名前の由来は何なのでしょうか。それもABCの影響を受けています。そもそもABCの由来は、「ローマ字の先頭三文字ABCと同じくらい、シンプルで分かりやすく」という意味を込めて、名付けられました。そうは言うものの、先ほど申し上げた通り、その想いと現実にはギャップがありました。 そういったこともあり「由来はあまり深く考えず付けてしまおう」とグイド氏は考えたのです。当初はオフィシャルな開発プロジェクトではなかっただけに、彼はBBCのコメディ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』のパイソンから、名前を取りました。もはや悪ふざけに近いレベルだったのです。 Python(パイソン)言語が登場した頃のIT情勢 同言語が誕生した1990年頃は、世界各国でIT技術が目覚ましく発展する時代でもありました。Python(パイソン)との直接的な因果関係はありませんが、IT最先端国家であるアメリカでは、この頃に『政府主導による情報化の発展と、新しい合意の形成』を進めています。 Python(パイソン)が誕生した翌年の1991年には、『高性能コンピューティング法(HPCA)』が成立。 これは、 ①アメリカの安全と発展にとって、コンピューター科学技術の発達は非常に重要 ②ただ、ここ最近は他国の技術が向上している ③それに負けないよう、アメリカがITの領域をリードしていかなければならない。といった目的から生まれた法律です。 アメリカがそのように言う通り、1990年代には各国で新しいプログラミング言語が、次々生み出されています。中でも、1993年のRuby、1995年のPHPといった、Python(パイソン)同様の軽量プログラミング言語の隆盛が目立ちます。 軽量プログラミング言語とは、HTML内に記述できる言語、特定のOSや開発環境に依存しないこと、オープンソースで誰もが利用で手に入れることができることを言います。この頃まさに、後に起こるインターネット革命の、礎が築かれたといっても過言ではありません。 Python(パイソン)言語の成長を確かなものにしたきっかけ Python(パイソン)の人気が拡大したきっかけは2000年10月に公開されたバージョン2の登場です。このアップデートにより、様々な機能が向上しました。例えば、ガベージコレクションの導入。これは、プログラムが確保したメモリ領域のうち、不要になった箇所だけを自動で解放してくれる機能のことを指します。 従来は、メモリの確保・解放それぞれをプログラマー自身が明示する必要がありました。そうすると、メモリを解放する処理を書き忘れて、使用可能なメモリを食いつぶしてしまい、エラーを起こすといった問題がよく起きていたのです。その問題が解消されるということで、プログラマーたちにとっては非常に便利な機能として重宝されました。 2005年にはDjango(ジャンゴ)という、Python(パイソン)で実装されたWebアプリケーションフレームワークが誕生します。これは今となってはPython(パイソン)の代表的なフルスタックフレームワークです。 このフレームワークを使うことで、複雑なデータベース主体のWebサイト構築を簡略化出来るようになります。その後2009年にはBottle、翌年にはFlaskなど、続々とフレームワークが追加されました。シンプルにまとめると、開発効率がより一層高まったということです。 関連記事:Pythonフレームワークのおすすめ7選【2024年最新版】 関連記事:Pythonはサーバーサイド開発におすすめ? 必要スキル5選! Python(パイソン)は根強い人気の言語 Python(パイソン)人気は現在に至っても衰えることは知りません。今や、Facebookをしのぐ勢いのInstagramもPython(パイソン)によって開発されています。その他、オンラインストレージサービスのDropboxもベースはPython(パイソン)。 またPython(パイソン)は、機械学習のシステムを開発する際などにも採用されています。機械学習とは一言で説明すると、『コンピューターが、膨大なデータの中に潜むデータの法則性を見つけ出すこと』です。ビッグデータの増加に伴って、機械学習システムの需要は年々高まっています。 昨今の国内求人市場はどうでしょうか。『IT投資動向調査2016』によれば、Python(パイソン)エンジニアの平均年収は約651万円。200を優に超えるプログラミング言語の中で、トップに輝きました。どの企業も、喉から手が出るほどPython(パイソン)エンジニアを求めているということでしょう。 関連記事:Pythonの将来性は高い?他言語との比較や業界の動向を詳しく解説します まとめ Pythonは1990年にオランダ出身のグイド・ヴァンロッサム氏によって開発された汎用プログラミング言語です。教育用言語ABCや複雑な分散システムAmoebaの経験で、使いやすい言語が欲しいという思いから生まれました。名前はBBCのコメディ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』に由来します。 Pythonはコードがシンプルで理解しやすく、GoogleやMicrosoft、Facebookなどの一流IT企業でも利用されるほどの人気言語です。2000年のバージョン2ではメモリ管理の自動化が導入され、2005年以降はDjangoやFlaskなどのフレームワークが登場して開発効率が大幅に向上しました。 現在ではWebアプリ、Instagram、Dropbox、さらに機械学習やビッグデータ解析など幅広い分野で利用されており、国内ではPythonエンジニアの平均年収は約651万円と高い需要があります。Pythonは利便性と需要の高さから、今後も成長が期待される言語であり、海外で活躍を目指すプログラマーにも適しています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

PHP
PHP技術者認定試験とは?初級〜上級の難易度と勉強方法を解説
「PHPのスキルを客観的に証明したい」「転職やキャリアアップに活かせる資格がほしい」 そんな方に注目されているのが「PHP技術者認定試験」です。 今回は、ブログ・コンテンツ管理システム(CMS)としてよく使われるWordpressの開発言語としても知られる『PHP』のスキルを認定するPHP技術者認定試験について、見ていきたいと思います。 テクフリでフリーランス案件を探してみる PHP技術者認定試験とは 冒頭でも書いた通り、PHP技術者認定試験とはWeb開発を得意とするプログラミング言語であるPHPの知識・スキルを試される資格試験です。実施団体は2011年に設立されたPHP技術者認定機構という日本の社団法人です。 PHP技術者認定機構の協賛には、技術解説書で有名なオライリーメディアの日本法人である、オライリー・ジャパン、インターネットサービスプロバイダー(ISP)のニフティ、日本マイクロソフト、そしてNTTコミュニケーションズといった大手企業が名前を並べています。まっとうな団体だと言えるでしょう。このような企業が協賛していることからも、PHP技術者認定機構が信頼できる団体であることがうかがえます。 PHP技術者認定試験の中身を見ていくと、2025年7月現在、「初級試験」「上級試験/準上級試験」の2つの試験が行われています。いずれも、CBT(Computer Based Testing)方式のため、基本的には、年中いつでも受験可能です。 ※CBT方式とは、指定された試験会場のパソコンを使って試験を受ける方式です。情報処理技術者試験のITパスポートと同じ受験方法というと、イメージが湧きやすい方もいるかもしれません。 「上級試験/準上級試験」では、得点が7割以上で「上級」、5割以上7割未満で「準上級」として認定されます。 また、以前は、試験に加えて論文を提出し、PHP技術者認定機構の審査を受けることで「ウィザード」認定を得る仕組みとなっていました。しかし、論文提出という高いハードルがあったため、制度が見直され、現在は「上級試験/準上級試験」において得点が8割5分以上の場合に「ウィザード」として認定される方式に変更されています。 PHP技術者認定試験の難易度 試験の難易度について、初級試験から順番に説明していきます。 初級試験 初級試験は、学生やWebデザイナー、新人プログラマーなどの初学者を主な対象としており、難易度はそれほど高くありません。出題内容は、認定教材であるオライリー社の書籍『はじめてのPHP』からの素直な設問が多く、PHPの基礎をしっかりと学べば十分に対応可能なレベルです。 また、運営団体であるPHP技術者認定機構によると、独学者の合格率は約75%、認定スクールの受講者では約85%とされており、これが一つの目安となっています。 上級試験/準上級試験 上級試験/準上級試験は3年以上の実務経験のある、一人前のPHPプログラマーを対象にしています。上級試験の合格率は約20%、準上級試験では約55%となっています。 準上級試験という区分が生まれたのは、2015年からで、それまでは上級試験と初級試験しかありませんでした。この2つの試験のレベル差があまりに大きかったため、準上級試験という“ギャップを埋める区分”ができたと言われています。 ウィザード かつては論文による審査が必要だった「認定ウィザード」ですが、現在はこの審査が廃止され、上級試験/準上級試験で正答率85%以上を取得することで認定される仕組みに変更されました。この変更により、ハードルは下がったといえます。 とはいえ、試験で85%以上の得点を取るのは容易ではなく、難易度は依然として非常に高い水準にあると言えるでしょう。 PHPというプログラミング言語でソースコードが書ける、ということだけでなく『PHPの発展に貢献できる知識と発想力を持つこと』(PHP技術者認定機構HPから引用)が求められるのです。 PHP技術者認定試験の勉強方法 基本的に、初級試験であっても上級・準上級試験であっても、まずは公式の教材をしっかり読み込み、記載されているスキルやテクニックを理解することが重要です。その上で、実際に自分でコーディングを行いながら、知識を実践的に身につけていく流れになります。 このインプットとアウトプットの繰り返しこそが、合格に向けた最も効果的な学習プロセスです。アウトプットの際に、分からない部分があったら教材に戻ってしっかり理解するようにしましょう。1つ1つ分からないところを分かるようにしていくことが大切です。 また、独学で勉強することが難しく感じる人はPHP技術者認定機構の認定スクールに通うのも一つの手段です。 なお、主教材は初級試験の場合はオライリー社の『はじめてのPHP』、上級試験/準上級試験は『プログラミングPHP』となります。 ちなみに、どちらの教材も定価はそれなりに高いため、古本屋で中古本を購入するのも一つの選択肢です。ただし、購入の際は“版”に注意が必要です。教材はPHPのバージョンや文法の仕様変更に対応して改訂されている場合があるため、古い版では試験範囲に対応していないこともあります。 例えば、『プログラミングPHP』は2020年時点の最新版は2014年リリースの第三版です。2007年に発売された第二版から、いくつか記載が変わっています。 上級試験/準上級試験は上でもご紹介した通り、一気に難易度が上がるため、3年程度の経験者でも、1~3か月程度、時間数にすると、50~150時間程度の学習を行っている方が多いようです。 なお、初級試験の学習時間は、受験者のスキルレベルによって大きく異なります。 まったくの初心者の場合は、1〜3か月程度の学習期間を設ける方が多いです。一方で、PHPの実務経験が3年程度ある方であれば、1週間ほどの短期間で合格を目指すケースも珍しくありません。 ご自身の経験や理解度に合わせて、無理のない学習スケジュールを立てることが重要です。 特に初学者の場合、ソースコードを書く感覚をすぐにつかめる方とそうでない方とで、学習時間に差が生じやすい傾向があります。 また、上級試験や準上級試験は難易度が大きく上がるため、経験者でも1~3か月、50〜150時間程度の学習時間をかけて準備する方が多いです。 PHP技術者認定試験は転職で有利なのか 転職活動においては、履歴書の資格欄が空欄のままよりも、何か資格が記載されている方が好印象を与えることができます。 繰り返しになりますが、特にPHP技術者認定試験の上級・ウィザードは難関資格です。PHPの利用頻度が高い会社・現場への応募の際は、非常に効果のある資格だと言えます。 また、PHP自体、Webサイト開発案件で非常にニーズの高いプログラミング言語の一つです。求人件数も安定しています。 初級試験についても、IT業界で働きたいと考えている方が、自己アピールのために取得するのにおすすめの資格です。 PHP技術者認定試験は初学者の自己研鑽におすすめの資格です。難易度はITパスポートより高めですが、基本情報技術者試験よりは取り組みやすいレベルとなっています。さらに、今後のITエンジニアとしてのキャリアで必須となるコーディングスキルを身につけられる点が大きな魅力です。 PHP技術者認定試験は、転職で有利となる資格試験の一つと言えるでしょう。 PHP技術者認定試験の必要性 上記の通り、PHP技術者認定試験の取得にはメリットがありますが、必須の資格という訳ではありません。PHP技術者認定試験を取得していないからと言って、困る場面、不利になる場面はあまりない、というのが現実です。 PHP技術者認定試験を持っていなくても、PHPを自在に扱えるプログラマーは多く存在します。 そもそもこの試験は2012年に開始されたばかりで歴史が浅く、受験者数も限られています。そのため、「他の応募者はPHP技術者認定試験を持っているのに、自分だけ取得しておらず書類選考で落ちた」という状況は、ほとんど起こりません。 まとめ PHP技術者認定試験は、Web開発に特化したプログラミング言語であるPHPのスキルを体系的に証明するための資格試験であり、その難易度は初級試験と上級試験/準上級試験で明確に分けられています。 初級試験は、初学者を対象とし、難易度は比較的低いです。公式教材の『はじめてのPHP』の基礎知識が中心で、独学での合格率も約75%と高いです。勉強は教材の理解とコーディングの実践を繰り返すことが基本となります。全くの初心者であっても、通常1〜3か月程度の学習期間で合格を目指すことが可能です。 上級試験/準上級試験は、3年以上の実務経験者向けで、難易度は大きく上がります。上級の合格率は約20%です。このレベルの勉強には『プログラミングPHP』などの教材を用い、経験者でも50〜150時間程度の学習時間が必要です。ウィザード認定は正答率85%以上が求められる最難関の区分です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

Java
Javaメソッドの定義と呼び出し方【初心者にもわかりやすく解説】
Javaメソッドは、プログラムの処理を分割して整理するための重要な機能であり、可読性や保守性の向上、再利用性の実現に役立ちます。本記事では、「Javaメソッドの使い方を知りたい」、「Javaメソッド使ってプログラミングするときのポイントを知りたい」というあなたのために、Javaメソッドの基本構文や戻り値の設定方法、メソッドの呼び出し方などを分かりやすく解説します。 さらに、メソッドの応用技術であるメソッド参照やstaticメソッド、メソッドチェーンについても解説するので、経験者の人もJavaメソッドについて再確認してみましょう。 関連記事:Javaでできることとは?初心者向けにわかりやすく解説 フリーランスのJava案件を探してみる Javaメソッドとは Javaメソッドは、プログラムの処理を分割して整理するための機能です。ここでは、Javaメソッドの概要を解説します。 Javaメソッドの概要 繰り返しになりますが、Javaメソッドはプログラムの処理を分割して整理するための機能です。複数の文や式をまとめ、特定の処理をひとつの単位として扱います。メソッドは再利用性を高められるため、コードの冗長さを減らしてプログラムの保守性を向上させます。また、コードの可読性も向上し、プログラムの開発効率が高まる効果があるという点も特徴です。 ちなみにメソッドという概念は、Javaに限らず多くのプログラミング言語で使用されています。メソッドは、エンジニアを目指す上で欠かせない概念なのでこれを機会にしっかり覚えておきましょう。 Javaメソッドの種類 Javaメソッドの種類は、インスタンスメソッドと静的メソッドの2種類です。インスタンスメソッドは、特定のオブジェクトに属するメソッドであり、そのオブジェクトの状態を変更する処理に使用されます。一方、静的メソッドは、特定のオブジェクトに属さず、クラス自体に関連する処理に使用されます。 静的メソッドは、staticメソッドとも呼ばれるメソッドです。Javaエンジニアにとって、インスタンスメソッドと静的メソッドの違いを理解しておくことはとても重要です。今回解説した内容をしっかり覚えておきましょう。 Javaメソッドの構文 ここでは、Javaメソッドの基本構文について説明します。メソッドは、プログラムの処理を組織化し、再利用可能なコードのブロックを作成するための重要な要素です。正しい基本構文を理解し、適切にメソッドを活用しましょう。 Javaメソッドの基本構文 Javaメソッドの基本構文は、以下の通りです。 修飾子 戻り値の型 メソッド名(引数のリスト) { // メソッドの処理 return 戻り値; } 修飾子 戻り値の型 メソッド名 引数のリスト メソッドの本体処理 修飾子はメソッドのアクセスレベルを指定し、戻り値の型はメソッドが返す値のデータ型を示します。メソッド名はメソッドを一意に識別するための名前です。引数のリストはメソッドに渡すデータを指定します。 そして、メソッドの本体では具体的な処理が記述されます。最後に、return文を使用してメソッドの結果を返すという構成が、メソッドの基本構文です。 Javaメソッドの戻り値の型と引数の設定方法 Javaメソッドでは、戻り値の型と引数の設定が重要です。戻り値の型はメソッドが返す値のデータ型を指定します。void型を指定すると、メソッドは戻り値を返さないという意味です。 引数はメソッドに渡すデータであり、複数の引数をカンマで区切って指定します。メソッドを定義するとき、引数にはデータ型と引数名の両方を指定します。メソッドに引数を定義した場合、メソッドを呼び出す際には引数の値を渡す必要があるという決まりです。 Javaメソッドの定義方法と呼び出し方 ここではJavaメソッドの定義方法と呼び出し方を解説します。先ほど解説したJavaメソッドの基本構文を元に、実際にどのようなコードを書いてJavaメソッドを定義したり呼び出したりするのかを解説します。正しいメソッドの定義と呼び出し方を理解し、効果的なプログラミングに役立てましょう。 Javaメソッドの定義方法 Javaメソッドの基本構文に従って、Javaメソッドを定義してみましょう。Javaメソッドの定義例は、以下の通りです。 public returnType methodName(parameter1, parameter2, ..., parameterN) { // メソッド本体 } Javaメソッドの基本構文でも解説しましたが、Javaでメソッドを定義するには、まず修飾子(public、privateなど)を指定し、次に戻り値の型を指定します。戻り値の型がない場合はvoidを指定します。 その後、メソッド名と引数のリストを指定し、メソッドの本体を中括弧で囲んで記述するというのがJavaメソッドの定義方法です。メソッドの本体では、処理の記述や条件分岐、ループなどを行えます。 Javaメソッドの呼び出し方 Javaメソッドの呼び出し方は、以下の通りです。 objectName.methodName(parameter1, parameter2, ..., parameterN); Javaでメソッドを呼び出すには、メソッド名と引数を指定します。呼び出し元のコードで、呼び出したいメソッド名と引数の値を指定することで、対応するメソッドが実行されます。 Javaメソッドに定義した引数の型と一致する値を指定する必要がある点に注意しましょう。また、メソッドの戻り値がある場合は、呼び出し元でその値を使用できます。戻り値についてはこのあと解説します。 Javaメソッドの戻り値の受け取り方 Javaメソッドの戻り値の受け取り方は、以下の通りです。 returnType returnValue = objectName.methodName(parameter1, parameter2, ..., parameterN); Javaのメソッドの戻り値を受け取るには、メソッド呼び出しの際に変数に代入します。メソッドが戻り値を返す場合、呼び出し元ではその戻り値を受け取るための変数を用意し、メソッド呼び出しの結果を代入します。その後、受け取った値をメソッド実行後の必要な処理に使用するという流れです。 フリーランスのJava案件を探してみる Javaメソッドの応用的な使い方 ここではJavaメソッドの応用的な使い方を解説します。今回解説する応用的な使い方は、以下の通りです。 メソッド参照 staticメソッド メソッドチェーン プログラミング解説の入門書には出てこない内容もあるかもしれませんが、効果的なプログラミングに役立つ機能なので、しっかり押さえておきましょう。 メソッド参照 メソッド参照とは、メソッドを呼び出す際に、メソッドの名前ではなく、メソッドのオブジェクトを参照して呼び出す方法です。メソッド参照を使用すると、既存のメソッドを直接参照してラムダ式を簡潔に表現できます。 メソッド参照は「クラス名::メソッド名」の形式で表され、「a -> クラス名.メソッド名(a)」というようなラムダ式よりも簡単に書ける点が特徴です。メソッド参照により、コードの可読性と保守性が向上し、より簡潔で柔軟なプログラミングができます。 staticメソッド staticメソッドは、特定のオブジェクトに属さないメソッドです。staticメソッドは静的メソッドとも呼ばれ、インスタンス化せずにクラス自体から直接呼び出せます。通常、インスタンスメソッドは特定のオブジェクトに対して操作を行いますが、staticメソッドはオブジェクトに依存しない操作や共通の処理を実行するために使用されます。 なお、staticメソッド内ではstatic変数のみにアクセスできるという仕様に注意が必要です。staticなメソッドや変数と、インスタンスなメソッドや変数間のアクセスを間違えてコンパイルエラーになることはよくあるので、注意しましょう。 メソッドチェーン メソッドチェーンは、複数のメソッド呼び出しを連結して一つの式として表現する手法です。例えばよく見かける以下の標準出力処理も、メソッドチェーンを使用しています。 System.out.println(“Hello World!”); Systemクラスのoutフィールドが持つprintlnというstaticメソッドを呼び出すという意味です。Javaでは、メソッドの戻り値がオブジェクト自身であるような場合にメソッドチェーンを利用できます。メソッドチェーンを使用することで、コードがスッキリとした記述になります。 ただし、メソッドチェーンを使用する際には、各メソッドが正しく結果を返すように注意が必要です。Javaの処理でメソッドを使用するときは、リファレンスを見て、メソッドの仕様を確認してから使用しましょう。 関連記事:Javaのおすすめフレームワーク13選をご紹介【2025年最新】 Javaのメソッド設計におけるポイント ここでは、Javaのメソッド設計におけるポイントを解説します。Javaのメソッド設計におけるポイントは、以下の通りです。 引数と戻り値を適切に設計する 適切な命名規則に従う 他の設計者が理解しやすいように設計する それぞれについて詳しく解説します。 引数と戻り値を適切に設計する メソッドの引数は、そのメソッドが必要とするデータや情報を受け取るための手段です。引数の数や型を適切に設計し、メソッドが必要なデータにアクセスできるようにします。また、戻り値はメソッドが処理の結果として返す値です。メソッドの目的や要件に応じて適切な戻り値の型を設定し、呼び出し元が結果を適切に利用できるようにします。引数と返り値を適切に設計して、メソッドの処理を明確にし、コードの可読性を向上させましょう。 適切な命名規則に従う Javaでは、メソッド名の命名には特定の規則があります。メソッド名は英字で始まり、英数字やアンダースコアを組み合わせて命名します。また、メソッド名はわかりやすく、その役割や目的を表現するようにすることが重要です。 Javaの命名規則では、メソッド名の最初の英単語は小文字で始め、複数の単語を結合する場合はキャメルケース(camelCase)を使用します。例えば、「calculateSum」や「printMessage」などのように命名します。 また、メソッド名は予約語や既存のクラス名と重複しないように定義する必要がある点にも注意しましょう。メソッド名や引数名、変数名などの命名には適切な規則に従うことが重要です。命名規則に沿って、誰が見ても分かるような名前をつけるように心がけましょう。 他の設計者が理解しやすいように設計する メソッドを設計する際には、他の開発者がコードを理解しやすくすることも考慮しましょう。コメントやドキュメンテーションを適切に記述し、メソッドの目的や動作を説明します。また、メソッドの処理やフローが明確で、冗長な部分がないように設計することも重要です。これにより、他の開発者がメソッドを理解しやすくなり、コードの保守性も向上します。 まとめ Javaメソッドの基本構文や戻り値の設定方法、引数の設計、命名規則などについて解説しました。さらに、メソッドの応用技術としてメソッド参照、staticメソッド、メソッドチェーンについても触れました。 正しいメソッドの定義と呼び出し方を理解して、適切な設計により保守性や可読性を高めることが重要です。今回解説した知識を実践に活かして、より効率的なプログラミングを実現しましょう。 フリーランスのJava案件を探してみる

Javascript
jQueryは終わった?そう言われる理由や将来性について解説
「jQueryは終わった」と言われる理由 jQueryは2000年代の初頭ごろ、ウェブ開発に革命を起こしました。DOM操作を簡潔に行うために作られたそのライブラリは、ブラウザ間での互換性問題を解決し、開発者にとって欠かせない存在となりました。 しかし近年はReactやVue.jsといったフレームワークが勢いを増しており、jQueryの使用は減少傾向にあります。これらのフレームワークは、状態管理やコンポーネントベースの開発といったより大規模なアプリケーションに対応できる機能を提供しており、特に複雑な開発環境においては、jQueryよりも適していると言えるでしょう。 このような背景から、「jQueryは終わった」と考える声も増えてきています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる jQueryのメリットとデメリット jQueryのメリットとデメリットについて、改めて整理してみましょう。 jQueryのメリット 少ないコードでブラウザ間の互換性を確保できる点や、DOM操作やイベント処理を簡単に記述できるという点は、jQueryのメリットと言えるでしょう。 また、jQueryには豊富なプラグインがあり、開発者はすぐに機能を追加することができます。例えば、フォームのバリデーションや画像のスライダー、モーダルウィンドウなど、よく使われる機能があらかじめ用意されています。 jQueryのデメリット 一方で、パフォーマンス面での問題が指摘されています。大量のDOM操作を行う場合、jQueryはその特性上、処理が重くなりがちです。 また、コードが冗長になりやすく、保守性が低くなることもあります。モダンなフレームワークはこれらの課題を解決しており、より複雑なアプリケーションでもスムーズに動作します。そのため、大規模なプロジェクトではjQueryの使用は避けられることが増えています。 jQueryの効果的な活用 jQueryの利用が減少傾向にあるとはいえ、すべてのケースにおいて「時代遅れ」となるわけではありません。 プロジェクトの規模や要件によっては、jQueryが今でも有効な選択肢となる場合があります。 例えば、軽量なスクリプトが求められる小規模なサイトや、レガシーなシステムの保守・運用では、jQueryの手軽さが大きなメリットになります。 jQueryが役立つケース 小規模なプロジェクトや、既存のレガシーシステムにおいて有用です。 特に、動的なインタラクションや簡単なアニメーションをすばやく実装したい場合に適しています。また、WordPressなどのCMSを使っている場合、多くのプラグインがjQueryを前提に作られているため、開発に欠かせません。 サーバーサイドで複雑な処理を行っている場合でも、フロントエンドでのインタラクションを簡単に追加するためにはjQueryが重宝されます。 jQueryを避けるべきケース 大規模なSPA(シングルページアプリケーション)や、動的な状態管理が必要な場合、jQueryは選ばれることは少なくなります。 特に、複雑なUIやリアクティブなコンポーネントを作成する場合、ReactやVue.jsなどのモダンなフレームワークが適しています。これらは、より効率的でスケーラブルなアーキテクチャを提供し、jQueryに比べて保守性やパフォーマンスが格段に向上します。 jQueryの現状と将来性 現在でも、jQueryは一定の市場シェアを保持しています。 特に、既存のCMSやレガシーなシステムでは、引き続きjQueryが使用されており、これからも簡単なウェブサイトや小規模なプロジェクトで利用されることはあるでしょう。 単純な動的コンテンツを追加したり、小規模なプロジェクトを進める際には依然として便利なツールです。モダンなフレームワークに移行できない場合や、既存のシステムにおいてメンテナンスを行う場合には、今後も役立つ場面があると考えられます。 とはいえ、ウェブ開発の主流としてはReactやVue.jsに取って代わられ、今後はニッチな領域での利用に限られていくと予想されます。 参考までにGoogleトレンドにおける検索ボリュームの推移を見てみると、ここ数年で下降トレンドにあることがうかがえます。 jQueryの代替技術 先述の通り、近年はjQueryの利用が減少傾向にありますが、その理由のひとつがモダンなフレームワークやライブラリの登場です。 特に、React・Vue.js・Angularといった技術は、開発の効率化やパフォーマンスの向上を目的に、多くのプロジェクトで採用されています。 それぞれの特徴を理解し、プロジェクトに適した技術を選ぶことが重要となってきます。 React Reactは、Facebook(現Meta)が開発したJavaScriptライブラリで、コンポーネントベースの設計が特徴です。仮想DOM(Virtual DOM)を活用し、効率的なレンダリングを実現するため、パフォーマンスが求められる大規模アプリケーションに適しています。 また、TypeScriptとの相性も良く、型安全な開発が可能です。近年はNext.jsなどのフレームワークと組み合わせて使われることが増えています。 Reactのメリット コンポーネント単位での開発が可能で再利用性が高い 仮想DOMによる高速なレンダリング 豊富なエコシステム(Next.js、Reduxなど) Reactのデメリット 設定や環境構築が複雑になりがち JSXの記述に慣れが必要 関連記事:Reactでできることは?特徴や具体例とともにわかりやすく解説 Vue.js Vue.jsは、シンプルで学習コストが低いことが特徴のJavaScriptフレームワークです。テンプレート構文がHTMLに近く、既存のプロジェクトにも導入しやすいため、初心者から上級者まで幅広く使われています。 軽量でパフォーマンスが良いため、小〜中規模のプロジェクトに向いています。 Vue.jsのメリット シンプルな構文で学習しやすい 小規模プロジェクトでも導入しやすい Vue.jsのデメリット 大規模開発においてはエコシステムが小さい プロジェクト規模によっては設計の自由度が裏目に出ることもある 関連記事:Vue.jsでできることとは?メリットやデメリットと合わせて解説 Angular Angularは、Googleが開発したフルスタックのフレームワークで、大規模な企業システムやWebアプリケーションに採用されることが多いです。 TypeScriptを前提とした構築が可能で、堅牢な設計が求められるプロジェクトに適しています。公式のCLI(コマンドラインツール)を利用すれば、プロジェクトの初期設定や管理が容易になります。 Angularのメリット 保守性が高い 多機能なシステム開発が可能 Googleのサポートがある Angularのデメリット 学習コストが高い(設定が複雑、コンポーネント管理のルールが厳格) 他のフレームワークに比べて開発速度が落ちることがある 最後に jQueryはかつてWeb開発の主流でしたが、現在はモダンなフレームワークやライブラリの台頭により、その役割が変わりつつあります。とはいえ、シンプルなDOM操作やレガシーシステムの保守など、依然として活用できるケースもあります。 一方で、React・Vue.js・Angularといった最新技術は、開発の効率化やパフォーマンスの向上を実現し、多くのプロジェクトで採用されています。これらの技術を学ぶことで、より柔軟で拡張性のあるWeb開発が可能になるでしょう。 今後のWeb開発においては、jQueryを適切に使い分けながら、必要に応じてモダンな技術へ移行する判断力が求められます。プロジェクトの要件や開発チームのスキルセットを考慮し、最適な技術選定を行いましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

PHP
PHPのおすすめフレームワーク10選をくわしく解説【2025年最新】
PHPフレームワークのおすすめ10選 おすすめのPHPフレームワークを10個紹介します。自身のキャリアの中で触れた経験のないフレームワークにも、興味を持っていただくきっかけになれば幸いです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Laravel Laravelは2011年6月に初版がリリースされた、PHPフレームワークです。日本に限らず世界中で人気が急上昇しています。PHPフレームワークのなかでは後発ではありますが、高い頻度でバージョンアップが行われており、2013年にはSymfonyをベースとして大きな変更が行われました。 メモリを使用する量は多く、リクエスト処理数は少ないとはよく言われますが、基本的な機能が全てそろっているフルスタックのWebアプリケーションフレームワークです。またWeb上や本の情報、セミナーの開催などが多いので学習はしやすいでしょう。ちなみにLaravelの名前の由来は「ナルニア国物語」に登場する王都名からきています。 関連:CakePHPとLaravelの違いを完全理解!メリット・デメリットや将来性を徹底比較 CakePHP CakePHP(ケイク・ピー・エイチ・ピー)は「ケーキ作りのように簡単にPHPで開発ができるように」をコンセプトとして、2005年に初版がリリースされました。Ruby on Railsと同様に「設定より規約」を設計理念としており、他フレームワークのように設定を細かく記述するのではなく、規約を守ってコードを書くことで、開発者は本質的な業務に集中することができます。日本語のドキュメントは豊富ですが、覚えることが多いため学習コストは高めです。 FuelPHP FuelPHPは後述するCodeIgniterをベースとして2011年にリリースされました。Laravelと同様に後発のPHPフレームワークですが、他のフレームワークの優れているところを参考にして設計がされています。CakePHPの「設定より規約」とは反対にFuelPHPは「規約よりも設定」 が設計理念です。 そのため、コードを書く量は多めになりますが、自由度が高くなっています。覚えることは比較的少ないため、学習コストは低めです。小規模の開発案件との相性が良いフレームワークと言えるでしょう。 ZendFramework ZendFramework(ゼンド・フレームワーク)は2006年にゼンド・テクノロジーズよりリリースされたPHPフレームワークです。シンプルで柔軟な使い方ができ、拡張性に優れています。コードを非公開にすることができるので企業利用に向いている点も特徴のひとつです。 Symfony Symfonyは2007年にリリースされたPHPフレームワークで、CakePHPと同様にRuby on Railsの影響を強く受けています。Laravelの台頭によって、シェアを奪われているものの、大規模の開発案件と相性が特に良いと言えるでしょう。堅牢でメンテナンス性の高いアプリケーションを開発することに向いています。ドキュメントは整っているものの、学習コストは高めです。 CodeIgniter CodeIgniter(コードイグナイター)は2006年2月に初版がリリースされました。特徴は軽量でスピード重視な点です。規約が厳しくないため、PHPの理解があるエンジニアであればドキュメントを数時間読めば、開発に入れるほど学習コストは低めとなっています。環境構築も非常に簡単と言われているので、ぜひチャレンジしてみて下さい。 Phalcon Phalconはその処理速度の高さから、”爆速フレームワーク”と言われることもあるようです。基本的にPHPのフレームワークはPHPで書かれている場合が多いですが、PhalconはC言語で実装されています。BSDライセンスを使用しており、商用利用できるという点も大きな特徴と言えるでしょう。 ベンチマークではCodeIgniterの約2倍の速度で、メモリ使用量は3割ほど消費が少ないという結果が出ている点も注目すべきところです。そんな速くて、軽いPhalconですが、日本語ドキュメントが少ないため、英語が読めないと習得に少し苦戦してしまうかもしれません。 Slim Slimは「マイクロフレームワーク」と呼ばれる、PHPフレームワークです。LaravelやCakePHPなどの「フルスタックフレームワーク」とよく比較をされます。必要最低限の機能のみが備わっているためとても軽量で、様々な機能を簡単に呼び出すことができます。シンプルなアプリケーションを開発したい場合などは、非常に相性がよいでしょう。 Yii Yii(イー)は2008年にリリースされました。中国のエンジニアである、チアン・シュエによって開発されたPHPフレームワークです。「高速で安全で効率的なPHPフレームワーク」と公式サイトには記述があります。軽量で高負荷にも耐えられる設計となっていますが、日本での利用率はあまり多くはないのが現状です。 Flight Flightは、「高速、シンプル、拡張可能なPHPのフレームワーク」と公式サイトには記載があります。Flightは、アメリカのTwitter社によって生み出されたフレームワークです。ルーティングも簡単に行えますが、現状フリーランスの案件はほとんどないのが現状です。 PHPフレームワーク別の案件情報 テクフリの案件データベースの情報をもとに、PHPのフレームワーク別の案件情報をご紹介します。本記事で解説したフレームワークを用いる案件もありますので、案件をお探しの方や新たにフレームワークのスキルを習得しようとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。 Laravel(案件数 909件 / 平均単価 77.5万円) CakePHP(案件数 127件 / 平均単価 76.7万円) FuelPHP(案件数 66件 / 平均単価 76.0万円) CodeIgniter(案件数 53件 / 平均単価 76.5万円) Zend Framework(案件数 51件 / 平均単価 75.9万円) Symfony(案件数 50件 / 平均単価 77.0万円) Phalcon(案件数 18件 / 平均単価 75.3万円) Slim(案件数 13件 / 平均単価 78.7万円) Yii(案件数 9件 / 平均単価 86.3万円) ※2024年10月時点(非公開中の案件を含む) テクフリでフリーランス案件を探してみる PHPフレームワークを利用するメリット PHPの開発においてフレームワークを利用するメリットとして、おもに以下の4つについて解説します。 開発スピードが上がる コードの統一性を保持できる バグの減少につながる フリーランスとして仕事が取りやすくなる 開発スピードが上がる MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特にサービスを高速で市場に投下することが重要です。PHPのフレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。 例えばPHPのフレームワークには、データベースアクセスの機能やログイン機能などが備わっているのですが、それらをフレームワークなしでエラー無く完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。 コードの統一性を保持できる プログラミングに限らず全ての仕事にいえますが、コードの書き方にはその人の個性やクセがでます。経験、スキル、年齢、性格、キャリアなど様々な要因によって差が生じるのですが、人が書いたコードを修正するのは、かなり大変な作業です。フレームワークを利用すれば、コードの統一性を保持させることができます。統一性を保持することにより、多人数開発にも対応しやすくなるでしょう。 バグの減少につながる PHPのフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。そのため、バグはすでに解決されていることが多いです。それらのバグが少ないフレームワークを利用して開発を進めると、開発をしたプログラムもバグが少なくなる可能性が高まるといえます。 フリーランスとして仕事が取りやすくなる PHPの中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。特にLaravelは年々ニーズが上昇しているため、PHPエンジニアのフリーランスとして仕事を安定的に獲得するにはキャッチアップは必須といえるでしょう。 PHPフレームワークを利用するデメリット PHPフレームワークを利用するにあたって、メリットだけではなくデメリットもあるということを認識しておきましょう。ここでは以下の4つのデメリットについて解説します。 学習期間が必要 種類によっては利用に費用がかかる イレギュラーに対応できないことがある PHPフレームワークトレンド状況 学習期間が必要 フレームワークを使いこなすにはPHPの理解がある前提で、最低でも数週間は学習をする必要があります。概要を抑えることができても、細かい要望を実現しようとすると調査に更に時間がかかることはよくあります。また、ドキュメントは基本的に英語で書かれていることが多いです。 さらに、特定のフレームワークが提供する各種機能や設計パターンについても把握することが求められます。全体像を理解するだけではなく、具体的な実装の詳細や微細な要望に対応するためには、細かい箇所まで理解をする必要があるため、ある程度の学習時間が必要となるでしょう。 種類によっては利用に費用がかかる フレームワークによっては利用に費用がかかることがあります。学習をする前に、無料で利用ができるか調べることをおすすめします。また、有料のフレームワークの場合、その価格はフレームワークの機能や提供されるサポートの範囲によって異なります。そのためコストと利益を慎重に比較して、予算内で最も効果的な選択をすることが重要となります。 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には有用です。しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを利用しないほうが作りやすいことがあるのです。 まとめ フレームワークは開発において必要な機能を凝縮させたものであり、開発効率や成果を向上させる重要なツールです。フレームワークを使うことで、複雑な機能を少ないコードで実現でき、複数人による開発にも対応しやすくなります。また、バグの減少やコードの統一性を保持することも可能です。 一方で、学習期間が必要であったり、利用に費用がかかることもあるため、選択には慎重さが必要となります。最近ではLaravelが人気を集めており、フリーランスエンジニアとして活躍する際にはLaravelやCakePHPを選ぶのがおすすめです。PHPを活かす案件は多数存在し、PHPフレームワークをマスターすることでより多くの仕事を獲得できるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる







