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PHP

PHPはまだ稼げる?将来性や年収事情について解説!

PHPとは? 今回は、一部では“オワコン”ともいわれるPHPについて、ご紹介したいと思います。 PHPの誕生は特殊で、カナダ人プログラマーのラスマス・ラードフ氏が作った”Personal Home Page Tools”(略してPHP Tools)を起源としています。このPHP Toolsは簡単に動的Webページを作るためのツールであり、プログラミング言語ではありませんでした。 そんなPHP Toolsですが、ラードフ氏によってオープンソースで公開されたところ、多くの人が利用し、数多の機能要望が提示されました。そして、提示された数多の要求への対応策として、PHP Toolsのプログラミング言語化、つまりプログラミング言語PHPと進化したのです。 現在のPHP(2019年現在の最新版はPHP7)は数度の改定を得て、Webページの作成、Web開発以外でも利用できる汎用性を獲得しています。 このような経緯で生まれたPHPですので、誰でも簡単にWebサイトの開発ができるプログラミング言語として知られています。ただし、“雑に書いても動くプログラミング言語”でもあり、意識的に処理効率の高いソースコードを書かないと、“とりあえず動くけれど、重たいプログラム”になりがちです。 PHPのデメリットとしてよく聞かれる、“PHPプログラマーは能力が低い”、“非効率で重いプログラミング言語”、という悪評もこれに起因します。特に初学者は自分の書いたプログラミングが動いたことに満足して、ブラッシュアップしない傾向にあるので要注意です。 ところで、なぜPHPがオワコンと言われているのでしょうか? 理由は簡単で、ライバル言語の躍進です。 Webシステム開発に強いPHPですが、PHPの代わりに使えるプログラミング言語としては、ぱっと思いつくだけでも、Ruby、Python、Java、JavaScript、Go言語などがあります。ここでは一つ一つのプログラミング言語の特徴まで紹介しませんが、数多のライバルたちを前に、PHPの地位・利用率が相対的に低下していくのでは?という危機感から現れたものです。 実際、「GitHubPullRequest」のプログラミング言語のシェア率を見ても、2013年時点との比較で2019年は半減しています。しかし、これはあくまで、シェア率です。そもそも、システム開発自体が増えているため、シェア率が下がったからと言って、実際にPHPの利用件数も減ったのか判断できません。 例えば、日本のIT大手サイバーエージェントの事業部の一つで、ゲーム事業などを手掛けるサイバーエージェント SGEや飲食店情報サイト「くるなび」を運営するぐるなび社は、PHPを利用していることで知られます。また、WikipediaもPHPですし、オープンソースのブログソフトウェアとして有名なWordPressもPHPです。 少なくとも2019年現在、一部の人が騒いでいるような「PHPのオワコン」感はないように思います。強いて言えば、オワコンと騒がれてたことで、若手エンジニアがPHPを習得するのを敬遠しがち、というのは感じます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる PHPの現状 給与から業界の動向まで検証 今回は、求人市場の実態を知る参考値として、求人検索エンジン「スタンバイ」(株式会社ビズリーチ)に掲載された求人情報を分析した、【求人検索エンジン「スタンバイ」調べ】を利用させていただきたいと思います。 求人検索エンジン「スタンバイ」プログラミング言語別年収ランキング2018 (提示年収の中央値ベスト10) 順位 言語 年収中央値(万円) 最大提示年収(万円) 求人数(件) 1 Go 600 1,600 2,202 2 Scala 600 1,300 1,489 3 Python 575.1 1,499 9,344 4 Kotlin 575 1,200 961 5 TypeScript 575 1,200 667 6 R 574.8 1,000 220 7 Ruby 550 1,200 11,676 8 Swift 550 1,200 3,353 9 Perl 525 1,200 4,509 10 C 525 1,000 9,347 はい、PHPはランク外です。「やっぱり、オワコンじゃないですか?」と言われそうです。ただ、敢えて言わせていただくと、このスタンバイのランキングはPHPにとって、とても不利なものになっています。 このランキングは年収中央値(平均年収)で上から10言語を並べたものですが、上位、1位から6位に並んだプログラミング言語は、いずれも、ここ10年弱で日本でも注目されるようになったものです。いずれも扱えるエンジニアが不足しており、提示年収が全体的に高額化しています。 一方で、PHPやJavaなど、20年近く日本でポピュラーなプログラミング言語は、全体的に単価が安定しているため、年収中央値で評価付けされると、どうしても順位を落としがちです。もし、案件数や最大提示年収で集計したランキングも作成されれば、順位に変動があり、PHPやJavaが上位に食い込んでくるでしょう。 実際、スタンバイにてPHPの求人情報を探したところ、東京都内の正社員求人だけでも3万件ありました。全然、オワコンで廃れている感じがしないですよね。 なお、Indeedに過去3年間(2017年10月から2019年9月末)に掲載されたPHPの求人案件の平均年収は504万円だそうです。たしかに、ブームとなっている新進プログラミング言語には劣るものの、そこまで低単価ではありません。 PHPの将来性 給与から業界の動向まで検証 最後にPHPの将来性についても見ておきましょう。 PHPの将来性について、ネガティブな要素としては、以下の二つが挙げられます。 〇ライバルとなる言語が多く、相対的に地位が低下する可能性。 〇学習しやすい言語である。 一つ目の要素ですが、すでにご紹介した通り、PHPと同じことができるプログラミング言語がいくつも登場しており、今後、それらの言語に取って変わられる可能性は否定できません。 二つ目の学習しやすい言語というのも一見、ポジティブな理由に見えるかもしれませんが、将来性という意味では、ネガティブな要素にもなります。なぜならば、エンジニアの数が増えて、案件数に対して求人者が多くなってしまうと、どうしても単価が下がってしまうからです。 まして、他の言語に取って変われて案件が減っている局面で、エンジニ数が維持されたり、増えた場合、単価がガクッと下がってしまうでしょう。 しかし、PHPの将来性について、ポジティブな要素も沢山あります。 〇実際のところ、PHPで動いているWebはまだまだ多い。 〇ニーズに対して、PHPエンジニアが足りていない。 これも、すでにご紹介済みですが、オープンソースのブログソフトウェアとして有名なWordPressもPHPです。WordPressをベースに作ったWebサイトに手を加える(拡張機能を作成する)際も、基本的には、PHPを利用します。 実は、レンタルサーバ上でWordPressを使って自社HPを公開している会社も多いですが、これには、レンタルサーバの仕様上、他のプログラミング言語の強みである、フレームワークが利用できないとい事情を抱えていることも多いです。つまり、PHP以外のプログラミング言語では、WordPress並みのクオリティのサイトが構築できない、という訳です。 今後、技術の進化で状況は変わるかもしれませんが、よほどのメリットがなければ、これまでの経験、実績を捨てて、PHPから他のプログラミング言語に移行しない企業が多いと思います。そういう意味では、今後5年~10年のスパンで考えてもPHPは安定かもしれません。 さらに、これも上で少々、触れましたが、「PHPがオワコン」と言われている一方で、「PythonやGo言語が熱い」と世間で言われている影響もあり、PHPエンジニア志望者は確実に減ってきています。今後、PHPエンジニアの需要に対して供給が先細り、結果、単価が押し上げられる可能性もあります。 まとめ:PHPをオワコンと呼ぶなかれ PHPに限らずですが、あるプログラミング言語のことをオワコンと声高に主張する方ほど、その言語を使ったことがなかったり、歴史を知らない場合が多いように感じます。 PHPはもともとプログラミング言語ではなかったものが、プログラミング言語化されたものです。そして、途中でオブジェクト指向を取り入れたり、処理効率を上げたりと、時代に合わせて改良されてきました。今後も時代に合わせた進化をしていくと考えられます。 さらに、すでにPHPで動いているシステムが沢山ある以上、相対的に他の言語との比較で地位を低下させるかもしれませんが、“終わったコンテンツ”になる可能性は、世間で騒がれているよりもずっと低いのではないでしょうか? テクフリでフリーランス案件を探してみる
Laravel

Laravelの人気と将来性を徹底的に解説!

「Laravel」という言葉をご存知でしょうか?LaravelはPHPで人気のフレームワークで、WEBフレームワークの一種です。イチからコードを書いていたら何週間、何ヶ月とかかってしまうところを、Laravelのようなフレームワークを用いることで圧倒的に工期を短縮することが可能になります。 Laravelの特徴や魅力、使用するメリットはどんな点にあるのでしょうか?Laravelの将来性とともにお伝えしていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Laravelとは? Laravel(ララベル)は、PHPのフレームワークの1つです。プログラムを開発する際に、工程を簡素化してスピーディーに機能を実装するために生み出されたのがフレームワークという存在です。 LaravelはPHPのコーディングを圧倒的に楽にしてくれるフレームワークであり、メンテナンスも容易になります。PHPのフレームワークの中でも、今最も人気なのがLaravelなのです。 Laravelを使いこなすためには、まず何よりPHPの知識が必要です。特にPHPのバージョン管理を行う「Composer」というソフトを利用しますので、Composerの扱いにも慣れておくと良いでしょう。 PHPのほかにも、HTMLやCSSの知識が必須です。とはいえ専門的なスキルを求められるわけではないので、基本的な知識があれば十分です。 Laravelの機能は? そんなLaravelが人気を博しているのにはさまざまな理由があります。 たとえば、「日本語での情報量が多い」点があげられます。Laravelは世界中で注目されているフレームワークですが、日本にもLaravelを支持するエンジニアが多く、ブログなどで詳しく説明されていることが多くなります。 もちろん英語圏を探せばさらなる情報が手に入りますので、機能を学んだりトラブルシューティングを行ったりする際には大きく役に立ちます。その意味では学習コストが低く、初心者が手軽に学びやすいフレームワークと言えます。 なお、PHPフレームワークとしては、日本のエンジニアで広く使われている「CakePHP」というフレームワークもあります。こちらは海外ではあまり使われなくなってきており、利用者は減少傾向にあります。 LaravelよりもCakePHPのほうが動作は早いという特徴はありますが、今から習得するのであれば圧倒的にLaravelがおすすめです。 というのも、Laravelには先進的な機能が数多く実装されている利点があるからです。今後は間違いなくLaravelがメジャーなフレームワークへシフトしていくと考えられるため、優先して学習しておくに越したことはないのです。 ちなみに、Laravelの公式サイトには「The PHP Framework For Web Artisans」というコピーが載っています。「Web職人のためのPHPフレームワーク」という意味合いです。Webアプリ開発に携わりたい、新たなスキルを身につけたいと考える方にぴったりのフレームワークと言えるでしょう。 Laravelを使用するメリットは? Laravelには、従来のフレームワークと比べて「学習コストが低い」「自由度が高い」「利用者が増加傾向にある」という特徴を持ちます。非常に使い勝手の良いフレームワークであったために、ここまで大きな人気を博すまでになったのです。 そうした特徴を踏まえると、まずLaravelを使う大きなメリットとして「簡単にマスターすることができる」という点があげられます。PHPに馴染みがない人ですら扱えるほどの難易度のため、イチから学び始める場合にもハードルが低くなるのです。 学習コストが低ければ短時間で習得することができるため、すぐさま仕事に活かすことも可能になります。転職で年収アップを考えている方や、今の職場でキャリアアップを考えている人にとって大きな利点となるでしょう。 なお、Laravelには「Artisan」というコマンドが用意されており、これを使うことによってシンプルに設定・更新などを行うことができるようになります。Artisanコマンドと少しのコードを打ち込むだけで、タスク管理アプリのようなちょっとしたWebアプリを開発できることもポイントです。 Laravelはその自由度の高さにより、さまざまなニーズに応じてプログラムを組むことが可能になります。CakePHPのような他のフレームワークの場合、コードの記述箇所などに多くの規約があります。それと比べると、Laravelは自由に開発を進めることができるメリットを持ちます。 もちろん機能性を高めたWebアプリを作るなら相応の知識が必要となるものの、一定のスキルを持つエンジニアであれば自由に開発を行えるようになります。 この特徴を活かすことにより、クライアントのニーズにも細かく応えられる開発が可能になります。クライアントからの満足度が上がったり、あるいはユーザーからの評価が高まったりすることも多くなるでしょう。 また、国内外で利用者が増加傾向にあることから、情報が入手しやすく、学習も容易になるメリットが得られます。「ここはどうすればいいんだろう?」と悩んだときにも、ネット上の資料や書籍を検索することで対処法を見つけやすくなるわけです。 今後Laravelがメジャーなフレームワークとなれば、経験者が高待遇で迎えられることも多くなり、年収アップに繋がることでしょう。今後の将来性に投資して、今から勉強しておくことで大きなリターンに結びつくかもしれません。 Laravelの将来性は? 続いて、Laravelのこれからの将来性についてもみていきましょう。 まずPHPのフレームワークに関して言えば、日本国内では「CakePHP」が長らくトップシェアを誇っていました(Googleトレンドより)。しかし2018年や2019年ごろになってくると、だんだんとCakePHPのシェアをLaravelが追い抜く形になっており、Laravelの人気が急上昇していることがわかっています。 全世界のシェアを見てみても、CakePHPの利用者が年々減少していく傾向にあります。代わって「Symfony」や「Laravel」のシェアが高まっており、最近ではこの2つのフレームワークが世界の主流となっています。 日本でも世界中でも、Laravelの人気度は右肩上がりに上昇しています。このトレンドは今後しばらくは続くことになるでしょう。そうなれば自然とLaravelのスキルが求められることも多くなり、Laravelを通じた開発経験を持つエンジニアを重宝する企業も増えてきます。 今からLaravelを学びスキルを磨いておけば、将来高く評価される人材となることも難しくないでしょう。あなたも今からLaravelを学習してみてはいかがでしょうか? まとめ:近年人気が急上昇 LaravelはPHP向けのフレームワークの1つで、近年人気が急上昇しているという特徴を持ちます。比較的学習コストが低く情報量も多いため、初学者にとってもマスターしやすいフレームワークとなっています。 今後も将来性も期待が持てるため、今から学習を始めてみることをおすすめします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
Swift

Swiftの将来性について現状から踏まえて検証してみた

Swiftとは? SwiftとはLinuxやMacOS、iOSで動作するアプリ開発に用いられているプログラミング言語で、国内ではiPhoneなApple製品で動作するアプリ開発で特に需要があります。 Swiftが開発・発表されたのは2014年で、当初は開発者に対するベータ版の提供からスタートしました。2017年からは日本語への対応も発表されて2019年現在では多くの開発現場で用いられています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Swiftの特徴 SwiftはiPhoneアプリなどApple関連製品のアプリ開発には欠かせない言語ですが、安全でインタラクティブなどいくつかの特徴があります。ではここからは、Swiftの特徴について見ていきましょう。 直感的な開発が可能 SwiftはApple製品の開発のためにAppleによって作成されたプログラミング言語です。そのためAppleの代名詞でもある直感的な操作が、Swiftにも取り入れられています。 Xcodeを活用することでスムーズに、直感的なプログラミングの記述でアプリ開発に取り組むことができます。 コーディングをシンプルにできる Apple製品やMacOSのアプリ開発にはObjective-Cが多く活用されてきました。 SwiftはObjective-Cと比較するとセミコロンが不要であること、そして高速なコンパイラが採用されているという違いがあります。そのため、Objective-Cによるアプリ開発よりも、シンプルにコーディングできるという特徴があります。 開発環境の準備が簡単 他のプログラミング言語はテキストエディタなど開発環境の準備のためにインストールしなければいけないアプリケーションが複数ある場合が少なくありません。 しかし、SwiftはXcodeがあればすぐに開発をはじめることができます。 XcodeのダウンロードはMac App Soreから無料で実施できます。 初心者でも学びやすい環境(アプリ)が提供されている Swiftは初心者でも学びやすい学習環境が提供されています。プログラミングの記述がシンプルという特徴もあり、他のプログラミング言語と比べても習得のハードルは高くはありません。 Swift学習用のアプリとしては、iPad用アプリであるSwift Playgroundsがあります。Swift Playgroundsは、ゲーム形式でSwiftのコードの基本を学ぶことができます。Appleが開発したアプリのため、学習内容も信頼性が高くSwiftの初学者には有用なアプリだといえるでしょう。 Swiftの現状~給与と業界の動向について~ Swiftは比較的新しいプログラミング言語ではありますが、iPhoneやiPad、MacOSの開発に特化していることもあり多くの企業が活用しています。 またSwiftはAppleが開発したプログラミング言語であり、ロボットやドローンへの指示を出す際にも利用することができます。 シンプルで使いやすいという特徴もあるため、Swiftの需要は現状で充分にあり、今後もその需要は続くことが期待できるといえるでしょう。また、Swiftの技術を習得してからフリーランスエンジニアとして独立できれば月収は60万円~110万円程度が見込めます。 この報酬は弊社が提供しているマッチング案件提供サイトテクフリに掲載されているSwiftのスキルが求められるエンジニアの月額報酬です。 仮に月収が60万円であったとしても、年収としては720万円を稼ぐことができるからです。案件によって提示されている報酬には幅がありますが、エンジニアの月額報酬としては決して低い金額ではありません。 参考として経済産業省が公表している「IT関連産業の給与等に関する実態調査」では、Swift の技術を含むと考えられる、SE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)の平均年収は603.9万円です。 Swiftの技術を身につけてフリーランスとして独立することができれば、平均以上の給与を稼ぐことができる可能性は充分にあるといえるでしょう。 Swiftの将来性~業界の動向について~ Swiftはシンプルにコードを記述できるだけでなく、書きやすいという特徴があり多くのエンジニアから指示されているプログラミング言語の一つです。 しかしGithubの公開ページに掲載されている「Top languages over time」には含まれていないプログラミング言語となるため、JavaScriptやPython、Javaと比べると人気は劣るといえるでしょう。 Top languages over timeではMacOSのアプリ開発で主要であったObjective-Cが2016年までランクインしていましたが、2017年からは10位以降のランク圏外となっていることが分かります。 2017年以降は徐々にObjective-CからSwiftへの切り替えを進めている企業があると仮定すれば、Swift の需要は今後伸びていく可能性は充分にあります。 またSwiftの技術の需要はiOS、MacOSのアプリ開発の需要ともある程度関係してくることが予想できます。Appleは日本国内でも絶大な人気がありますが、世界中からの一定の需要を獲得することに成功しています。 Apple製品の人気が今後も長期的に続く可能性について考慮すれば、Swiftの将来性は充分にあるといえるでしょう。 Swiftの将来性~給与について~ Swiftの将来性は充分にありますが、給与について相場が今以上に高騰することは期待できません。なぜなら現在のIT業界はエンジニアが不足しており、他の業界と比較しても比較的高い水準の報酬が既に用意されているからです。 実際にフリーランスとして独立すれば月額報酬が100万円を超えてくる案件を狙うことができます。 高い報酬を獲得するためにはそれなりのスキルと実績が必要ですが、ある程度Swiftの実務経験を重ねることができれば高い報酬を目指せる可能性は充分にあります。 このような給与面から見てもSwiftは将来性があると考えることができます。 また比較対象として経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査」では、IT業界の職種別の平均年収が公開されています。 Swiftの技術が関連する職種だと考えられる盤設計担当/基盤アーキテクチャの年収は778.2万円。 SE/プログラマの年収は603.9万円です。 これらの年収からSwiftの技術を習得してフリーランスとして独立できれば、平均年収を上回る年収を目指せることが分かります。 まとめ:Swiftは将来性があるがAppleの動向に注意が必要 Swiftは将来性があるプログラミング言語であることに間違いはありませんが、Appleの動向への注意は必要です。 Swiftが普及してきたことで、Objective-Cの需要が下がったように新たなプログラミング言語が今後開発される可能性はゼロではないからです。 そのためSwiftのスキルを習得してエンジニアとして活躍する場合、ある程度Appleの動向に注意することが欠かせないといえるでしょう。 しかしプログラミング言語はある程度の基本を覚えてしまえば、同系統のプログラミング言語の習得のハードルはそこまで高いものではありません。 スマートフォンアプリ開発やiOSの開発経験をある程度重ねることができれば、仮にSwiftの需要が下がることがあったとしてもエンジニアとして活躍できる可能性は充分にあります。 Swiftの技術を身につけてエンジニアとして高い報酬を目指す場合は、ただ技術を磨くだけでなく市場の動向に合わせて必要なスキルを身につける、柔軟な視点も必要だといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
Javascript

JavaScriptとは?特徴やできること・将来性について詳しく解説

JavaScriptとは、Web開発をしているエンジニアにとって重要なプログラミング言語のひとつです。 本記事では、JavaScriptの特徴やJavaScriptエンジニアの年収や案件について紹介します。以下のような疑問を抱えている人は、ぜひ本記事を読んでJavaScriptについての理解を深めてみてください。 JavaScriptの特徴は?Javaとの違いは? JavaScriptでできることは? JavaScriptエンジニアの年収は? JavaScriptエンジニアの案件にはどういったものがあるの? テクフリでフリーランス案件を探してみる JavaScriptとは JavaScript(ジャバスクリプト)は、Webページに動きをつけるためのプログラミング言語です。ここではJavaScriptの概要や歴史について紹介します。 Web開発の主要な言語 JavaScriptは、Web開発の主要な言語で、多くのWebサイトやWebサービスで使用されています。JavaScriptは、HTMLやCSSと並ぶ、Web開発の3要素のひとつです。HTMLはWebページの構造を定義し、CSSはWebページの見た目を定義する役割があり、JavaScriptはWebページの動きやインタラクションを実現します。 具体的には、以下のようなさまざまな機能を実装するのに用いられています。 ユーザーがボタンをクリックしたときにイベントを発生させる ユーザーの入力に応じてWebページの内容を変更する Webページとサーバー間で通信する このようにWebサイトにおける動的な機能を実装するのに用いられるため、JavaScriptを習得することでWeb開発の幅をさらに広げられるでしょう。 1995年に誕生した JavaScriptは、1995年にNetscape Communications Corporationによって開発されました。2023年現在では30年近くの歴史があり、古くから多くのエンジニアに使われてきた言語です。 開発当初はLiveScriptという名前でしたが、当時はJavaが人気だったため、JavaScriptという名前に変更されました。 JavaScriptの特徴 JavaScriptには、以下のような特徴があります。 ブラウザ上で実行可能 ライブラリやフレームワークが豊富 フロントエンドとバックエンドの両方で開発可能 動的型付け言語 それぞれの特徴について、さらに詳しく説明していきます。 ブラウザ上で実行が可能 JavaScriptは、Webブラウザ上で実行できるスクリプト言語です。Webページを作成するときは、HTMLやCSSで全体構造やデザインを定義したあとに、JavaScriptで動きをつけることが必要です。 JavaScriptは、ユーザーの操作に応じてWebページを動的に変化させる機能を持ちます。例えばフォームの入力チェックや、アニメーションの追加といった動作です。 また、クライアントサイドでの処理が可能なため、サーバーとの通信を介さずにユーザーの操作に即座に反応できる点も特徴です。JavaScriptは、Webページのユーザー体験を向上させるために欠かせない言語といえます。 ライブラリやフレームワークが豊富 JavaScriptには、さまざまなライブラリやフレームワークがある点も特徴です。これらを使用することで、開発効率を上げられます。 JavaScriptのライブラリやフレームワークには、jQuery、React、Angular、Vue.js、Node.jsなどがあります。jQueryは、JavaScriptの機能を拡張するための最も人気のあるライブラリです。 また、ReactやVue.jsといったフレームワークには、それぞれ難易度や機能に違いがあるため、開発用途に応じて使い分けるのが一般的です。JavaScriptには多くのライブラリやフレームワークが存在するため、これらを使うことで効率的に開発できます。 フロントエンドとバックエンドの両方で開発可能 JavaScriptは、フロントエンドとバックエンドの両方で開発可能です。フロントエンドとは、Webブラウザ上で表示される部分です。バックエンドとは、Webブラウザから送信されたリクエストを処理する部分になります。 JavaScriptは、フロントエンドの開発によく使用されますが、バックエンドの開発にも使えます。たとえばNode.jsは、JavaScriptで書かれたサーバーサイドの実行環境です。 このように、JavaScriptは幅広い分野で使用できるという点で多くの開発者に人気があります。 動的型付け言語 JavaScriptは動的型付け言語であり、変数の型を宣言する必要がありません。動的型付け言語とは、変数や関数に型を指定せず、実行時に型を判定する言語のことです。静的型付け言語では、変数や関数に型を指定する必要があります。 一方、動的型付け言語では、変数や関数に型を指定する必要がありません。型を指定しないことで、コードの記述が簡潔になります。また、型の不整合を検出するタイミングが実行時になるため、柔軟なプログラミングができます。 ただ、型の不整合を検出するタイミングが実行時になるため、実行時にエラーが発生する可能性がある点には注意しましょう。また、型情報をコンパイル時に取得できないため、静的型付け言語に比べてパフォーマンスが劣る可能性もあります。 このため、大規模なプロジェクトではTypeScriptのような静的型付けを導入することが推奨される場合もあります。 JavaScriptとJavaの違い JavaScriptとJavaは、名前が似ていますが、全く異なるプログラミング言語です。おもな違いは以下のとおりです。 文法 実行環境や用途 それぞれについてくわしくみていきましょう。 文法の違い JavaScriptとJavaは、文法が異なります。例えば変数宣言において、JavaScriptではデータ型を宣言せずに使えますが、JavaではintやStringなどのデータ型を指定して宣言します。 JavaScriptは、厳密な型定義が不要な軽量な言語であるのに対し、Javaは多機能でより強力な言語です。 実行環境や用途の違い JavaScriptは、Webブラウザ上で実行できますが、JavaはJava仮想マシン上で実行する必要があります。JavaScriptに比べてJavaの方が、実行環境を用意するための手間がかかるという点をおさえておきましょう。 また、JavaScriptはWeb開発に特化しているのに対して、Javaは幅広い分野で使用されています。Javaのほうが多機能で複雑な分、使われる用途が多い点も違いです。 JavaScriptでできること JavaScriptは、Webサイトやアプリのフロントエンド開発で主に使用されるプログラミング言語です。HTMLとCSSと組み合わせることで、Webサイトやアプリに動きや機能を追加できます。 また、近年では、フロントエンドの開発だけでなく、バックエンドの開発、デスクトップアプリケーション、さらにはモバイルアプリケーションの開発にも利用されています。 以下では、JavaScriptを使って実現できる主なことを見ていきましょう。 動きのあるWebサイト作成 JavaScriptの基本機能は、動きのあるWebサイトを作成することです。 JavaScriptを使用することで、Webページに動的な要素を追加したり、アニメーションを作成したりできます。例えば、ユーザーがボタンをクリックしたときに、メニューが表示されるような動作を実装するといった使い方ができます。 ユーザーのマウス操作にあわせて、動きのあるWebサイトを作成できる点が特徴です。 フォームの入力チェック JavaScriptを使うと、入力フォームのバリデーションも行えます。入力フォームのバリデーションとは、ユーザーが正しい形式でデータを入力しているかをリアルタイムにチェックすることです。 入力値が不正な場合は、エラーメッセージを表示したり、送信ボタンを無効化したりできます。これにより、データの正確性やセキュリティを確保できます。 入力フォームのバリデーションはサーバーサイドでも行えますが、JavaScriptを使ってクライアントサイドで行うと、画面の再読み込みをせずにユーザーにエラーを通知できる点が特徴です。 非同期での通信 JavaScriptは、Ajaxなどの非同期通信を使えます。これにより、Webページをリロードせずにサーバーからデータを取得できます。Webページの読み込みやデータの送受信をスムーズに行えるという魅力があるため、非同期通信は多くのWebページで使われている技術です。 Node.jsによるサーバーサイド開発 Node.jsは、JavaScriptを使用してサーバーサイドで開発するための環境です。Node.jsを使用することで、フロントエンドとバックエンドの両方を一貫して開発できます。 JavaScriptはフロントエンドの開発に使われることが多いですが、Node.jsによってサーバーサイドの開発にも活用できる点も、人気の理由といえるでしょう。 ポップアップの表示 JavaScriptを使って画像や広告、入力情報の確認画面などをポップアップ表示する機能を作成できます。JavaScriptにおけるポップアップは、ユーザーに情報を提供する場合や、ユーザーからの入力を求める際に役立ちます。 ポップアップでユーザーに情報を表示したり、入力を求めたりするのによく使用されるメソッドが、alert()やconfirm()、prompt()です。 alert() は単純なメッセージを表示し、confirm() はユーザーに確認を求めるための選択肢を提供し、prompt() はユーザーからのテキスト入力を可能にします。 これらはブラウザに依存する簡単な方法ですが、より複雑でカスタマイズされたポップアップを作成するためには、HTML/CSSとJavaScriptを組み合わせてモーダルウィンドウを実装することが一般的です。 チャットボットの実装 JavaScriptを使ったチャットボットの実装は、Webサイトに対話型の要素を追加する機能です。チャットボットは基本的に、事前に定義された回答を用いてユーザーの質問に応答します。 ただ、近年では、より高度なチャットボットとして、自然言語処理(NLP)を用いてユーザーの意図を解釈して、適切な回答を生成するものもあります。 JavaScriptでチャットボットを実装する手順は以下のとおりです。 チャットボットの機能(会話内容、応答内容)を定義する ユーザーの入力を取得する チャットボットの機能に応じて、ユーザーの入力に応答する JavaScriptでは、チャットボットのフロントエンドを構築し、サーバーサイドのロジック(例えば、Node.js)と組み合わせることで、より動的でインタラクティブなチャットボットも作成できます。 シングルページアプリケーション(SPA)の開発 JavaScriptフレームワークを使用すると、シングルページアプリケーションの開発が可能です。シングルページアプリケーション(SPA)とは、1つのページで構成されるWebアプリケーションのことです。 ユーザーがページ遷移を行わなくても、JavaScriptによって画面の表示内容を更新できます。 SPAには、以下のメリットがあります。 ページ遷移がないため、ユーザーの操作を妨げない パフォーマンスが向上する サーバーへの負荷が軽減される 一方で、SPAのデメリットは以下のとおりです。 ページ遷移がないため、検索エンジンにインデックスされにくい 画面の表示が複雑になると、JavaScriptのコードが肥大化しやすくなる SPAは、さまざまな用途に使用できるWebアプリケーションの開発方法です。メリットとデメリットを理解した上で、適切な用途に使用しましょう。 JavaScriptの将来性 JavaScriptは、Webサイトやアプリのフロントエンド開発で主に使用されるプログラミング言語です。近年では、サーバーサイドでも使用されるようになってきており、その用途はますます広がっています。 JavaScriptの将来性については、以下のような理由から、今後も高いと予想されています。 Web開発の標準言語として、今後も需要が続くと予想される フレームワークやライブラリの充実により、開発の効率化が進むと予想される また、JavaScriptはWeb開発に限らず、モバイルアプリ開発、デスクトップアプリ開発、さらにはIoTデバイスのプログラミングにも使われている言語です。 JavaScriptは、今後もWeb開発の中心となるプログラミング言語であり、Web開発者の需要も高まっていくと予想されます。 JavaScriptを学習しておくことで、Web開発のスキルを身につけ、将来のキャリアアップにも繋がるでしょう。 JavaScriptエンジニアの年収 JavaScriptエンジニアの年収は、経験やスキルによって異なります。 特に、フリーランスや副業というように企業の案件を受注する場合は、案件の規模や難易度によって単価が大きく異なる点も押さえておきましょう。一般的なJavaScriptエンジニアの年収は、500万円〜800万円と幅が広いです。 「JavaScriptエンジニアの年収や単価相場は? 将来性や年収アップの方法」(FLEXY) 「JavaScriptが使えると年収は?転職や相場まで解説」(Forkwell Press) ただ、JavaSciptは多くのWeb開発の現場で使われるプログラミング言語のため、JavaScriptエンジニアの需要は高いといえます。 多くの案件をこなして実績とスキルを身に着けることで、年収アップが見込める職種ともいえるでしょう。 JavaScriptのフリーランス案件 JavaScriptのフリーランス案件は、数多くあります。JavaScriptエンジニアは、Webサイトの開発やゲームの開発、グラフィックスの作成など、さまざまな分野で活躍できる職種です。 JavaScriptのフリーランス案件をチェックしてみてください。 JavaScriptの案件を探してみる まとめ JavaScriptは、Web開発の主要な言語の1つであり、多くのWebサイトやWebサービスで使用されています。JavaScriptを習得することで、Webサイトの動きやインタラクションを実現できます。 JavaScriptはWeb開発に欠かせないプログラミング言語のため、JavaScriptエンジニアの需要は今後も高まっていくでしょう。 JavaScriptは初心者でも習得しやすいプログラミング言語のひとつです。多くの開発者に人気がある言語のため、Webサイトや書籍、プログラミング教材といった学習のためのコンテンツも数多く存在します。 今はまだ初心者というあなたも、今回の記事を機会にJavaScriptエンジニアを目指してみましょう。
Go言語

Go言語の将来性は?年収データなどをもとにわかりやすく解説します

Go言語とは Go言語はGoogleが開発したプログラミング言語で、近年は日本でも注目度が高まっており、多くの企業が採用を検討しています。「Golang」とも呼ばれることがありますが、正式名称は「Go」です。本記事ではプログラミング言語であることを明確にするために、「Go言語」という表記を使用します。 Go言語の需要が高まっている一方で、Go言語を扱えるエンジニアの数は絶対的に不足していることも課題とされています。そのため、Go言語を習得することは、エンジニアとしての大きな強みになるでしょう。 Go言語の特徴 Go言語の特徴として、以下の3つについてご紹介していきます。 マルチパラダイムの次世代汎用言語 Googleのサービスと親和性が高い YouTubeやDockerなど大規模・複雑なWebサービス、プロダクト開発で採用されてきた マルチパラダイムの次世代汎用言語 Go言語はマルチパラダイムプログラミング言語(※)であり、様々な実装に耐えられるようになっています。 ※パラダイムとは「プログラムの動作方針」のようなもの。有名なパラダイムとしては「オブジェクト指向プログラミング」や「手続き型プログラミング」などがあります。 Go言語の汎用性はパラダイムだけでなく、環境についても言え、Googleが作ったOSであるandroidはもちろん、Windows、Linux、Mac、更にはiOSと、昨今の主要OSすべてで動作します。 実際、「Ivy big number calculator」というGoogleの開発チームがGo言語で作成したCUI(キャラクターユーザーインターフェース)計算機アプリが、android向けのPlayストアだけでなく、iOS機器向けのApp Storeにも公開されています。 Googleのサービスと親和性が高い Go言語はGoogleが開発、提供しているサービスのほとんどで利用可能です。特に注目されているのは、Googleがオープンソースで公開している機械学習ライブラリのTensorFlow(テンサーフロー)と、Googleが提供するクラウドサービスであるGoogle Cloud Platform(GCP)の2つです。 機械学習やAI開発、そしてクラウドなど注目度が高い領域でGo言語を利用できるというのは、今後のGo言語の展開を考える上でも重要なポイントです。 ちなみに、Googleの提供しているサービスでGo言語が使えないものとしては、Google App Maker(G Suiteプラットフォーム)が挙げられます。Google App MakerとはGoogle Apps(Googleカレンダーや、Gmailなど)にユーザーが独自で拡張機能を開発することができる便利なサービスです。残念ながら、Google App Makerでは、実質専用プログラミング言語であるGoogle Apps Script(GAS)を使って開発することになります。 YouTubeやDockerなど大規模・複雑なWebサービス、プロダクト開発で採用されてきた Googleが運営する動画投稿サービスであるYouTubeのサーバーサイドや仮想化技術のひとつであるコンテナのデファクトスタンダードといえるDockerはGo言語で開発されています。 実はGo言語のプログラミング仕様として、“処理も構文もシンプルで効率的”、“並行処理で効率よくタスクを処理していく”、“プログラミング言語自身でセキュアなメモリ管理を行い、開発者が意識せずとも、効率よくリソース管理ができる”という三つの重要方針があります。 この三つの方針は、明らかに「大規模・複雑なWebサービス、プロダクトを、より効率的に実現させる」という目標から生まれたものです。そして、実際に「大規模・複雑なWebサービス、プロダクトを、より効率的に実現させられるプログラミング言語」として、採用されることが多いのです。 Go言語エンジニアの年収と業界の動向 次に、Go言語の現状を見ていきましょう。求人検索エンジン「スタンバイ」プログラミング言語別年収ランキング2018(提示年収の中央値ベスト10) 参考【求人検索エンジン「スタンバイ」調べ】 順位 言語 年収中央値 (万円) 最大提示年収 (万円) 求人数 (件) 1 Go 600 1,600 2,202 2 Scala 600 1,300 1,489 3 Python 575.1 1,499 9,344 4 Kotlin 575 1,200 961 5 TypeScript 575 1,200 667 6 R 574.8 1,000 220 7 Ruby 550 1,200 11,676 8 Swift 550 1,200 3,353 9 Perl 525 1,200 4,509 10 C 525 1,000 9,347 年収中央値(つまりは期待平均年収)はScalaと同率一位、最大年収は二番手のPythonと100万円近い差をつけて堂々の一位です。労働市場で圧倒的な地位を占めるプログラミング言語だということがよくわかるかと思います。理由としては、2点挙げられます。 1点目は冒頭にも書きましたが、注目度が上がって事で企業側のニーズも高まっていますが、エンジニア数がまったく足りていません。需要と供給のバランスが崩れている状態のため、期待平均年収が高い傾向にあります。 ちなみに、どれくらいニーズが急拡大しているかというと、前回の2017年度版ランキング作成時は、「求人数が100件以下のため、その他の言語のひとつ」として扱われていたので、1年で22倍も求人数が増えたということになります。 2点目の理由は、Go言語は、大規模・複雑なWebサービス、プロダクトの開発が得意と紹介しましたが、「大規模・複雑なWebサービス、プロダクトとは、付加価値が高く、高単価が見込める開発案件」とも言えます。つまり、高単価案件が揃っているのに、応募者も少ないため、さらに高い報酬金額を提示するクライアントが多い、という訳です。 Go言語の将来性 Go言語の将来性、今後の展開ですが、先ほどご紹介した求人数の増加からもお分かりの通り、今現在、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで成長しています。 Googleとのサービスの親和性が高く、大規模・複雑なWebサービス、プロダクト開発で多くの実績を持っており、“サーバーサイド言語として確かな地位を築きつつあるため、非常に将来性のあるプログラミング言語であるのは間違いありません。 ただし、JavaやPythonなどの言語も引き続き人気があります。また、さらには上で紹介した求人情報集計で第二位に入ったScalaのようなJVM(Java仮想マシン)言語も存在感を高めているのは、Go言語の将来性という意味では、少しネガティブな要素かもしれません。 おそらく、Web業界では発展性や効率性からGo言語が好まれる一方で、過去のシステムを保守・拡張することが多いSIer業界では、これまで開発してきたJavaと共存できるJVM言語の方が好意的に受け止められると思われます。 もっとも、得意・不得意があり、「ある分野ではよく使われるが、他の分野ではまったく使われない」というのは、どのプログラミング言語でも起こることなので、あまり気にしなくても良いでしょう。 年収については、エンジニア数が増えたことで需要と供給のバランスが補正され、期待平均年収も下がる可能性はあります。しかし、Go言語のエンジニアの増加(供給)に対して、企業側のニーズの拡大(需要)が上回る状況が今後も続くと推測されるため、当面は、現在の水準を維持するものと思われます。 まとめ 何度もお伝えしたことですが、IT業界の巨人Googleが開発し、大規模・複雑なWebサービス、プロダクト開発で多くの実績を持っているのがGo言語です。ベテランエンジニアの中にはGo言語のシンプルさを嫌う人が多いのも事実ですが、着実に利用シーンが拡大しています。日本でもWeb系IT企業を中心に採用が増えており、十分、将来性が期待できるプログラミング言語です。 まだまだ日本語の書籍やインターネット情報が少なく、独力でGo言語を学ぶのはやや難しいかもしれません。しかし、すでにWeb系で活躍している方、今後Web系で活躍したい方には、ぜひ習得を目指していただきたいプログラミング言語です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
Swift

Swiftのフレームワークおすすめ7選【2025年版】

Swiftは、Appleが開発したiOS向けオープンソースのプログラミング言語です。使用者が多いこともあって、フレームワークも多数存在しています。そのため、 「Swiftのフレームワークって何があるの?」 「たくさんあってどのフレームワークを使えばいいかわからない…」 といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。そこで、この記事ではSwiftのフレームワークについて解説していきます。最後まで読んでいただければ、どのフレームワークを学習すれば良いかわかります! テクフリでフリーランス案件を探してみる Swiftフレームワークを利用するメリット Swiftを使う上でフレームワークを利用するメリットとして、以下が挙げられます。 開発スピードが上がる コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) バグの減少 フリーランスとして仕事が取りやすくなる という4点のメリットについて紹介していきます。 開発スピードが上がる MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特に、サービスを高速で市場に投下することが重要です。Swiftのフレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。 例えばSwiftのフレームワークには、スマートフォン向けアプリから、macOSまでさまざまな規模の開発機能が備わっています。それらをフレームワークなしでエラー無く完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。 コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) プログラミングに限らず全ての仕事にいえますが、コードの書き方にはその人の個性やクセがでます。経験、スキル、年齢、性格、キャリアなど様々な要因によって差が生じるのですが、人が書いたコードを修正するのは、かなり大変な作業です。フレームワークを利用すれば、コードの統一性を保持させることができます。統一性を保持することにより、多人数開発にも対応しやすくなります。 バグの減少 Swiftのフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。そのため、バグはすでに解決されていることが多いです。それらのバグが少ないフレームワークを利用して開発を進めると、開発をしたプログラムもバグが少なくなる可能性が高まるといえます。 フリーランスとして仕事が取りやすくなる Swiftの中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。特にPerfectやExpressは人気のフレームワークとなっているため、Swiftエンジニアとして仕事を獲得したい場合、習得しておくといいかもしれません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Swiftフレームワークを使用するデメリット 一方で、Swiftフレームワークを使用することのデメリットは次の2点が挙げられます。 学習期間が必要 イレギュラーに対応できないことがある 詳しく見ていきましょう。 学習期間が必要 フレームワークを使いこなすにはSwiftの理解がある前提で、最低でも数週間は学習をする必要があります。概要を抑えられても、細かい要望を実現しようとすると調査に更に時間がかかることはよくあります。使用者が多くないフレームワークになると、情報量が少なく、調査が難しいこともあるでしょう。また、ドキュメントは基本的に英語で書かれていることが多いです。 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には有用です。しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを利用しないほうが作りやすいことがあるのです。 おすすめSwiftフレームワーク7選 ここからは、人気のフレームワークや、目的によって有用なSwiftフレームワークについて解説していきます。 Perfect Perfectは、Swiftの公開とほぼ同時期にリリースされたフレームワークです。 Perfectを習得すると、Swiftひとつでフロントエンドとバックエンドを両方とも開発することが可能になります。 Perfect公式サイト Kitura Kituraは、Webアプリケーションやサーバー開発ができるフレームワークです。 サーバーサイドでのSwift開発を高速にするために作られました。 現在は、開発元のIBM社からコミュニティが運営するプロジェクトへと移行されています。 Kitura公式サイト Vapor Vaporは、PHPのLaravelにインスパイアされて作成された、Webアプリケーション開発が可能なフレームワークです。 他にも、REST APIやリアルタイムアプリケーションなどの開発に適しています。 macOSとLinuxで利用可能です。 Vapor公式サイト Express Expressは、MVCによる開発サポートがされている、Webアプリケーション開発が可能なフレームワークです。 軽量でシンプルなので、処理が高速という特徴を持っています。 Express公式サイト Swifton Swiftonは、RubyのRuby on Railsを参考として作られた、Webアプリケーションフレームワークです。 コードがシンプルで、書きやすいのが特徴です。 また、MySQLやPostgreSQLをサポートしています。 Slimane Slimaneは、Swift3で開発可能なWebアプリケーションフレームワークです。 コンパクトでありながらも、さまざまなモジュールを組み合わせて開発が可能になっています。 HTTPSwiftServer HTTPSwiftServerは、macOS用のCocoaを拡張するためのフレームワークです。 HTTPをiOSアプリと連携することが可能です。 まとめ この記事では、Swiftのフレームワークについて解説してきました。 macOS、iOS周りの開発が進んでくると、Swiftの需要も増すので、フレームワークの必要性も同時にあがってきます。 適切なフレームワークを採用することで、作業効率を上げて、良い開発ライフを送りましょう! テクフリでフリーランス案件を探してみる
Java

Javaのおすすめフレームワーク13選をご紹介【2025年最新】

フレームワークとは フレームワークとは、プログラミング開発において必要な機能を標準化したものです。例えばJavaを1から書く場合には200行必要な機能が、フレームワークを利用すると20行程度で済むこともあります。フレームワークと似た言葉としてライブラリがありますが、両者の違いは「制御の反転があるかどうか」という点です。 ライブラリの場合、プログラムを動かす主導権はプログラマーが書いたコードにあります。一方でフレームワークの場合、プログラマーが書いたコードはフレームワークによって制御されるのです。 つまり、ライブラリは主導権がエンジニア側にあり、フレームワークは主導権がフレームワーク側にあると言えます。フレームワークをうまく活用して、効率よくJavaアプリケーションを開発できるエンジニアを目指しましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Javaフレームワークを利用するメリット Javaアプリケーションをすべて自分でコーディングするには、膨大な手間がかかります。フレームワークは事前に定義された構造やパターンを提供するため、アプリケーションの設計や開発において生産性が向上します。そのほかにもJavaフレームワークを利用するメリットは多岐にわたります。本記事では、Javaフレームワークを活用するメリットとして以下を紹介します。 開発スピードが上がる コードの保守性が向上する バグが減少する セキュリティが向上する フリーランスとして仕事が取りやすくなる 開発スピードが上がる MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特にサービスを高速で開発することが重要です。Javaのフレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。 例えばJavaのフレームワークには、データベースアクセスの機能やログイン機能などが備わっています。これらの機能をフレームワークなしで完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。Javaフレームワークを活用すると開発スピードが上がるという点は、大きなメリットといえるでしょう。 コードの保守性が向上する プログラミングコードの書き方には、その人の個性やクセが出ることも多く、他人が書いたコードを修正するのはかなり大変な作業です。フレームワークを利用することによって、統一性のあるコードを記述できます。コードの統一性を保持することで多人数開発にも対応しやすくなり、コードの保守性が向上する点が特徴です。 バグが減少する Javaのフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。そのため、バグはすでに解決されていることが多いです。同じ機能を実装する場合、自分でコーディングするよりもフレームワークを活用したほうが、バグが少なくなる可能性が高いといえるでしょう。多くの人によって修正・利用されてきた実績を持つフレームワークを活用して、バグが少ないアプリケーションの開発を目指しましょう。 セキュリティが向上する Javaフレームワークは、セキュリティ対策が施されているものも多いです。例えば、Spring Securityフレームワークを使うと、認証、認可、暗号化などの機能を利用できます。このように、効率よくアプリケーションのセキュリティを向上できる点も、Javaフレームワークを活用するメリットのひとつです。Javaフレームワークを活用することで、アプリケーションの脆弱性を最小限に抑えられるでしょう。 フリーランスとして仕事が取りやすくなる Javaの中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。特にLaravelは年々ニーズが上昇しているため、Javaエンジニアのフリーランスとして仕事を安定的に獲得するために、日々のキャッチアップは必須といえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Javaフレームワークを利用するデメリット フレームワークは便利ですが、以下のようなデメリットもあります。 学習期間が必要 柔軟性に欠ける パフォーマンスが低下することもある Javaフレームワークを利用するデメリットについても確認しておきましょう。 学習期間が必要 フレームワークを使いこなすにはJavaの理解がある前提で、さらにフレームワークの学習期間が必要です。フレームワークによっては、学習に数週間かかるものもあります。 概要を理解しても、さらに細かい要望を実現しようとすると調査に時間がかかることはよくあります。ドキュメントは英語のものもあるため、記載されている内容を読み解くのに苦労することもあるでしょう。フレームワークを使いこなすためには、学習期間が必要だということを覚えておきましょう。 柔軟性に欠ける フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には便利です。しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを活用できないこともあります。アプリケーションの要件が特殊な場合や、フレームワークの制約に合わない場合には、柔軟性に欠けると感じてしまうこともあるでしょう。 パフォーマンスが低下することもある 一部のJavaフレームワークは非常に複雑な機能を提供しています。このため、アプリケーションに不要な機能まで取り込んでしまい、実行に時間がかかる場合があります。特に、大規模なアプリケーションを開発する場合は、以下のような注意が必要です。 必要最低限の機能のみを利用する バージョンを最新に保つ パフォーマンスを向上させるためのチューニングを行う パフォーマンス低下への対策を行い、なるべく未然に防ぎましょう。 おすすめのJavaフレームワーク13選 ここではおすすめのJavaフレームワークとして、以下の13個を紹介します。 Spring Framework Play Framework Apache Struts Apache Wicket Hibernate JSF Jakarta EE Spark Framework Dropwizard ZK SAStruts (Super Agile Struts) GWT Grails Spring Framework Springは2003年にリリースされたJavaでアプリケーションを開発するためのフレームワークです。Springの1つ目の特徴は依存性の注入(DI)です。 DI(Dependency Injection)とは、オブジェクトの情報を外部に分けることで、コンポーネントの集合としてアプリケーションを組み立てるデザインパターンのことです。具体的にはクラスやライブラリという動作に必要なクラスをそのクラス内で生成するのではなく、Springに生成を任せます。 もう1つの特徴はAOP(Aspect Oriented Programming)です。Javaは属性(データ)と操作(メソッド)の集合であるクラスを単位としています。しかし、クラスには分解できない要素も存在します。分解できないものは複数のクラスにまたがるため、変更の際にすべてのコードから変更箇所を探す必要が生まれるなど管理が難しくなるのが現状です。 AOPとは、この分解できない要素をアスペクトとしてモジュール化したものです。AOPによって、コードの重複を排除し、保守性と可読性を向上できます。特に、ログ出力やトランザクション管理などの共通の処理は、AOPを活用することで効果的に管理できます。 Spring Frameworkは、エンタープライズレベルのアプリケーションから小規模なプロジェクトまで広く利用されており、Java開発者にとって欠かせないフレームワークともいえるでしょう。 Play Framework Play FrameworkはJavaとScalaを利用してつくられたフレームワークです。RubyのRuby on RailsやPythonのDjangoのようなMVCモデルを採用しています。Play Frameworkは、コンパイル時間が短く、高速にデプロイできる点が特徴です。 CPUリソースやメモリ使用量が少ないのもPlay Frameworkの良いところです。Play Frameworkは、文法が簡潔で、多くの機能がデフォルトで提供されています。学習コストが低いフレームワークなので、気になる人は実際に動かして習得してみましょう。 Apache Struts Apache StrutsはMVC(Model-View-Controller)アーキテクチャを採用したWebアプリケーションフレームワークです。過去にはJavaでは最も有名なフレームワークとして、多くのアプリケーションで採用されていました。 しかし、Apache Strutsには脆弱性が多く、攻撃のターゲットになりやすいという問題があります。過去にはApache Strutsの脆弱性を悪用した攻撃が世界中で発生し、多くの企業が被害を受けました。 このため、Apache Strutsの利用は徐々に減少し、最近では他のフレームワークに移行する企業が増えています。Apache Strutsの脆弱性については、情報処理推進機構(IPA)の脆弱性対策情報一覧も参考にしてみてください。 情報処理推進機構HP Apache Wicket Apache WicketはApacheソフトウェア財団が提供している2005年に開発されたフレームワークです。他のフレームワークはなるべくソースコードの記述を抑えようと、設定ファイルなどにアプリケーション設定を書くことで作業負担を減らそうとしますが、Apache WicketはほとんどをJavaで記述するという特徴があります。 実際にシステムをつくるにはJavaだけでなく、Servlet、JSP、設定ファイルなど多くの設定が必要で煩雑になるケースが多いのですが、Apache Wicketでは基本的にJavaさえ知っていればシステム構築ができます。設定ファイルもweb.xmlだけで済むので、シンプルにJavaで開発をしたい場合にオススメです。 Hibernate Hibernateはオブジェクトとリレーショナルデータベースのマッピングを行うORM(Object-Relational Mapping)フレームワークです。Hibernateを利用することで、Javaオブジェクトをデータベースのテーブルと自動的にマッピングできます。Hibernateを利用することで、データベースにアクセスするコードを簡潔に記述して、パフォーマンスを向上できる点が特徴です。 JSF JSF(JavaServer Faces)は、JavaでWebアプリケーションを開発するためのフレームワークです。Java EE(現在はJakarta EE)の一部として提供されています。 JSFの特徴は、HTMLにタグを追加することでWebアプリケーションの画面を作成できるという点です。JSFは、サーブレットやJSPと組み合わせて使用することで、高度なWebアプリケーションを開発できます。Java EE(Jakarta EE)の一部として提供されているため、Javaエンタープライズアプリケーション開発の標準的な選択肢のひとつとなっています。 Jakarta EE Jakarta EEは、Javaエンタープライズエディション(Java EE)の後継として開発されたエンタープライズJavaアプリケーションのプラットフォームです。Jakarta EEは、以下のような多数のコンポーネントとサービスを含んでおり、企業レベルのWebアプリケーションや分散システムの開発に適しています。 Java Servlet JavaServer Faces(JSF) Java Persistence API(JPA) Java Messaging Service(JMS) Jakarta EEは、エンタープライズアプリケーションに必要な機能を提供しているため、多くの企業で採用されています。信頼性と拡張性に優れたエンタープライズアプリケーションの開発に欠かせないフレームワークとして、広く利用されているフレームワークです。 Spark Framework Spark FrameworkはRubyのフレームワークである、Sinatraに影響を受けており、シンプルで軽量なのが特徴です。Spark Frameworkは、Java 8のラムダ式を使うことで、簡単にプログラムを記述できます。 軽量でスピーディーなWebアプリケーションの開発に適しており、小規模なプロジェクトや簡単なAPIの構築に便利という特徴があります。マイクロサービスを構築するのに最適なフレームワークとして、REST APIの作成に使われることが多いです。 Dropwizard Dropwizardは米国のSNSであるyammerのWebサービス提供のために作られた、新しいJavaフレームワークです。サーブレットコンテナ「jetty」が組み込まれているため、tomcatなどのアプリケーションを準備する必要がありません。 また、多くのWebシステムでは動作時に複数のJARファイルというコンパイルされたJavaの圧縮ファイルが必要になりますが、Dropwizardでは1つのJARファイルだけで動作可能です。 ZK ZKはブラウザとWebサーバの非同期通信を行うAjaxを取り入れた、Javaフレームワークです。MVCモデルのViewの部分である「プレゼンテーション層」の開発効率を高めるフレームワークと言われています。 ユーザーインターフェースが豊富で、画面で発生したボタンクリックなどのイベントはAjaxで管理されています。ZKを使った開発の際にはJavaScriptの知識は必要になりますが、Ajaxを多用するシステムを構築するときにおすすめのフレームワークです。 SAStruts (Super Agile Struts) Apache Strutsをベースに開発された、Webアプリケーションフレームワークです。SAStrutsは、Strutsの機能を継承しつつ、S2JDBCというO/RマッパーやS2Unitというテスティングフレームワークなどを統合しています。 SAStrutsは、Strutsの開発効率を向上させることを目的としており、アノテーションやコンベンションによる設定の簡略化などの機能があります。なお、SAStrutsはSeasar2というフレームワークの一部として組み込まれており、Seasar2と共に2016年にサポートが終了している点に注意しましょう。 GWT GWT(Google Web Toolkit)は、Googleが開発したJavaフレームワークです。Javaで記述されたWebアプリケーションを、ネイティブなWebブラウザアプリケーションとして実行するためのフレームワークです。 GWTは、Javaで書かれたコードをJavaScriptに変換することで、ブラウザ上で動作するWebアプリケーションを開発できます。GWTは、AjaxやHTML5などの最新のWeb技術を利用できるだけでなく、Javaの強力な機能やツールも活用できる点が特徴です。 Grails Grailsは、Groovyプログラミング言語を使用して開発されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。Grailsは、GroovyというJavaと互換性のある動的言語をベースにしており、簡潔で直感的なコーディングができます。 また、SpringやHibernateなどの人気のJavaフレームワークと連携できるため、Javaのエコシステムを活用できる点がメリットです。Grailsは、高生産性、簡易なデータアクセス、Groovyとのシームレスな統合など、さまざまなメリットを備えたWebアプリケーションフレームワークです。 Webアプリケーションの開発、マイクロサービスアーキテクチャの開発、モバイルアプリケーションの開発など、さまざまなアプリケーションの開発に適しています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Javaフレームワークを選ぶ際のポイント Javaフレームワークを選ぶ際には、実績と必要な機能の有無を重視して、適切なフレームワークを選ぶことが重要です。Javaフレームワークを選ぶ際のポイントとして、以下の2点があげられます。 実績のあるフレームワークを選ぶ 必要な機能の有無を確認する 実績のあるフレームワークを選ぶ Javaフレームワークは数多く存在しますが、すべてのフレームワークが同じ品質や信頼性を持っているとは限りません。フレームワークを選ぶ際には、そのフレームワークがどれだけ実績があるかを確認することが重要です。 実績のあるフレームワークは、多くの開発者によって使用されており、安定性や信頼性が高いというメリットがあります。また、ドキュメントやサンプルコードが充実しているため、学習や開発が容易になります。実績のあるフレームワークの判断基準は以下のとおりです。 多くのユーザーやプロジェクトで利用されている 開発やメンテナンスが活発に行われている ドキュメントやサポートが充実している バグやセキュリティの問題が少ない 実績のあるフレームワークの例としては、Spring FrameworkやPlay Frameworkなどが挙げられます。 必要な機能の有無を確認する Javaフレームワークは、それぞれに特化した機能や特徴を持っています。フレームワークを選ぶ際には、自分が開発するアプリケーションの要件や目的に合わせて、必要な機能が備わっているかを確認することが重要です。必要な機能の有無を確認することで、以下のようなメリットがあります。 開発の効率や品質が向上する 不要な機能によるオーバーヘッドや制約を回避できる アプリケーションの拡張性や保守性が向上する 必要な機能の確認においては、以下のような点に注意するとよいでしょう。 フレームワークの概要や特徴を理解する フレームワークが提供する機能やコンポーネントを調べる フレームワークの利用事例やレビューを参考にする フレームワークのサンプルコードやデモを試す まとめ 今回はJavaのフレームワークについて紹介しました。Javaフレームワークは、Javaプログラミング言語を使用してWebアプリケーションやマイクロサービス、デスクトップアプリケーションなどのソフトウェアを効率的に開発するための基盤となるツールセットです。 フレームワークには、アプリケーションの骨格となる設計パターンや共通の機能、便利なライブラリが含まれており、開発者はこれらを活用することで、効率的にアプリケーションを構築できます。Javaフレームワークを活用するメリットは以下のとおりです。 開発スピードが上がる コードの保守性が向上する バグが減少する セキュリティが向上する フリーランスとして仕事が取りやすくなる また、Javaフレームワークには以下のようなデメリットもある点も押さえておきましょう。 学習期間が必要 柔軟性に欠ける パフォーマンスが低下することもある Javaフレームワークを活用した案件は多く、単価が高いものもあります。今回紹介した案件情報やJavaフレームワークを参考に、実務に活かせるスキルを習得しましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
Go言語

Go言語おすすめフレームワーク10選と特徴を解説【2025年最新】

Go言語は、近年利用者が増加していて、トレンドのプログラミング言語のひとつと言えるでしょう。その理由は、Go言語が、高速で効率的なコードを生成できる、学習が簡単、そして大規模なソフトウェアを構築するのに適しているためです。また、Go言語には効率的にアプリケーションを開発するためのフレームワークも多数存在しています。 そのため、 「Go言語のフレームワークって何があるの?」 「たくさんあってどのフレームワークを使えばいいかわからない…」 といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。 そこで、この記事ではGo言語のフレームワークについて解説していきます。最後まで読んでいただければ、どのフレームワークを学習すれば良いかわかるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Go言語とは Go言語は、Googleによって開発されたプログラミング言語です。シンプルな構文と高い効率性を備え、システムプログラミングやウェブアプリケーションの開発に適しています。Go言語は静的型付け言語でありながら、コードの記述が直感的であり、メモリ管理やゴルーチンと呼ばれる軽量スレッドを備えた並行処理が得意です。これにより、高いパフォーマンスとスケーラビリティを実現し、大規模なシステムでも効果的に動作します。 また、Go言語はクロスコンパイルに対応しており、MacからWindowsやLinux向けのバイナリを作成することも可能です。さらに標準ライブラリも豊富に提供されており、ファイル操作やネットワーク処理、データベース処理などを簡単に定義できる点もメリットと言えるでしょう。このような特徴があることから、Go言語は小規模から大規模なアプリケーション開発において多くの開発者が使用しているプログラミング言語になります。 関連記事:Go言語の歴史を解説! Go言語のおすすめフレームワーク10選 Go言語のおすすめフレームワークを10種類、その特徴とともに紹介していきます。 Echo Echoは軽量のWebフレームワークとして知られています。Ginよりも高速処理が可能で、拡張性も高くなっているので、注目度が増しているフレームワークです。Echoは、シンプルさが特徴です。コードが簡潔で読みやすく、初心者にもわかりやすくなっています。また、公式ドキュメントも充実しているので、学習しやすいフレームワークとしても人気です。 Revel Revelは、JavaのPlay Frameworkを元に作成された、フルスタックフレームワークです。Revelひとつで基本が揃います。処理速度が速く、効率的に処理を行えるところが特徴です。コミュニティが活発で、学習コストが抑えられているため、習得難易度は高くはありません。初心者でも習得しやすいフレームワークとしておすすめです。 Gin GinはGo言語の初期から存在するフレームワークです。軽量で高速なフレームワークであり、多くの機能を備えています。そのため、Go言語でWebアプリケーションを開発する際に、Ginがよく使用されているシーンを見ることも少なくないのではないでしょうか。 Ginは、軽量なフレームワークであるため、メモリ使用量が少なく、パフォーマンスが向上するという特徴があります。また、高速なフレームワークであるため、リクエスト処理が高速です。Ginは、多くの機能を備えているため、Webアプリケーションを簡単に開発できます。古くからあるため、多くのユーザーに使用されているフレームワークです。 Beego BeegoはRubyのSinatraを元に作成された、フルスタックフレームワークです。Webアプリケーション・APIの開発機能や自動テスト機能を備えています。多機能のため、はじめてGo言語で大規模なアプリケーションを開発するという人におすすめです。 Goji Gojiはnet/httpと互換性を持っているフレームワークです。このため、ルーティングやHTTP通信といった既存のnet/httpの知識を活用できるというメリットがあります。GojiはGinの次に高速処理が可能と言われているフレームワークです。高速処理によってリクエストの処理性能を最大化し、ユーザーエクスペリエンスを向上できます。Gojiは、小規模から中規模のプロジェクトに向いており、スケーラビリティとパフォーマンスを重視する開発者に好まれているフレームワークです。 iris irisは最速のフレームワークを謳っているフレームワークです。デバイスに左右されず利用可能であるため、スマートフォンからデスクトップまで、さまざまなデバイスでも高速に動作するという特徴を持っています。また、irisはドキュメント量が豊富なことでも有名です。情報量が多く学習しやすいフレームワークなので、初めてGo言語のフレームワークを学習する人にもおすすめなフレームワークともいえるでしょう。 Gocraft GocraftはGo言語のWebフレームワークのひとつで、Webアプリケーションのバックエンド処理を定義するのに適したフレームワークとして、人気です。Gocraftは、高速でスケーラブルなルーティング機能とミドルウェアのパッケージを提供しています。 また、静的型付けをサポートするために、データ型の値を別のデータ型に変換するキャスティングや、プログラムが自身の構造や情報を解析し、実行時にデータ型やメンバーにアクセスするリフレクションを使っている点も特徴のひとつです。 Aero Aeroは、パフォーマンスを重視したWebフレームワークです。このフレームワークの特徴は、処理速度の速さです。最適化されたHTTPサーバーを通じて高速なレスポンスを実現します。小規模ながらも、高性能なアプリケーションを開発する際に最適で、リソースの使用効率に優れていると言えるでしょう。また、Aeroは簡潔なAPIとシンプルな設定で使いやすさを追求しているため、Go言語初学者にも扱いやすいフレームワークとして注目されています。 Mango Mangoは、モジュール性と拡張性を特徴とするフレームワークです。このフレームワークは、「プラグアンドプレイ」方式のモジュールシステムを採用しており、必要な機能を柔軟に追加、変更することができます。Mangoは特に中規模から大規模のアプリケーション開発に適しており、多様なライブラリとの組み合わせにより、複雑なビジネス要件に対応可能です。さらに、コミュニティが提供する豊富なドキュメントとサポートは、開発プロセスを容易にし、生産性を向上させることができるでしょう。 Gorilla Gorillaは、Go言語のフレームワークの中でも特に強力なルーティング機能を持つフレームワークです。このフレームワークは、高度にカスタマイズ可能なルーティングとディスパッチ機能を提供し、大規模なRESTful APIの開発に適しています。 また、Gorillaはセッション管理、ログイン認証、クロスサイトリクエスト対策などのセキュリティ機能も充実しており、安全性の高いアプリケーションを構築するのに役立つでしょう。その堅牢性と柔軟性から、企業レベルのアプリケーション開発に広く採用されています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Go言語におけるフレームワークを利用するメリット Go言語を使用するにあたって、フレームワークを利用すると以下のようなメリットがあります。 開発速度の向上 コードの可読性と保守性の向上 セキュリティ対策の強化 案件獲得につながるスキルの習得 開発速度の向上 Goのフレームワークを使うことで、アプリケーション開発の速度が大幅に向上します。たとえば、ルーティングやデータベース接続、認証機能といった基本的な機能があらかじめ用意されているため、それらを一から実装する必要がありません。GinやEchoのようなフレームワークは、シンプルなAPIと共通の処理パターンを提供しているため、開発者は短期間でプロトタイプや本番環境のシステムを構築できます。特に、スタートアップやアジャイル開発において、迅速なリリースサイクルを維持するために有効です。 コードの可読性と保守性の向上 フレームワークを使用することで、コードの構造が統一され、開発者間の認識が揃いやすくなります。Goのフレームワークは一般的にMVC(モデル・ビュー・コントローラー)のパターンを採用しており、コードの分割が明確になるため、コードベースの可読性が高まります。さらに、プロジェクトに新しいメンバーが加わった場合でも、フレームワークの標準的な構成やコーディングスタイルに従うことで、コードの理解が容易になります。結果として、メンテナンス性が向上し、長期間にわたって安定した開発が可能となります。 セキュリティ対策の強化 Goの主要なフレームワークには、セキュリティのベストプラクティスが組み込まれています。例えば、入力値のバリデーション、CSRF(クロスサイトリクエストフォージェリ)対策、XSS(クロスサイトスクリプティング)防御、SQLインジェクションの防止などがあらかじめ実装されているため、セキュリティ面の基本的な対策を取り入れやすくなります。さらに、コミュニティのサポートが活発なフレームワークでは、セキュリティに関するアップデートが迅速に行われるため、安心して使用できます。 案件獲得につながるスキルの習得 Go言語の中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。特にEchoは人気のフレームワークとなっているため、Go言語エンジニアとして仕事を獲得したい場合は、習得しておくと良いでしょう。Echoを習得することで、Go言語でWebアプリケーションを効率的に開発できます。また、Echoは人気のあるフレームワークであるため、Echoを習得することで、フリーランスとして仕事が取りやすくなるといえるでしょう。 Go言語は、現在注目されているプログラミング言語であり、今後も需要が高まると予想されます。そのため、Echoを含む主要なGo言語のフレームワークを習得することは、フリーランスとしてのキャリアを強化することに繋がり、継続的な仕事の獲得にも役立つでしょう。Echoのように人気があるGoのフレームワークを習得し、より多くの案件を獲得できるエンジニアを目指してみてください。 Go言語フレームワークを使用するデメリット 一方で、Go言語フレームワークを使用することのデメリットとして、以下の2点が挙げられます。 学習コスト 柔軟性の制限 学習コスト Go言語自体がシンプルな言語であるため、フレームワークを利用することで新たな学習が必要になります。特にGinやEchoなどのフレームワークはそれぞれ独自の設計思想やAPIを持っているため、初めて利用する場合は苦労することもあるでしょう。また、フレームワークのバージョンアップに伴う仕様変更にその都度対応する必要があり、継続的な学習が求められることもデメリットとなり得ます。 柔軟性の制限 フレームワークは便利な機能を多数提供している一方で、標準的なやり方に従うことが求められ、自由度が制限される場合もあります。Goはもともとフレームワークを使わずにコーディングすることが推奨される言語でもあり、フレームワークを利用することでGoらしいシンプルさや軽量さが損なわれる可能性があります。プロジェクトの特殊な要件に合わせたカスタマイズが必要な場合などにおいては、フレームワークの制約が障害となることが考えられます。 Go言語フレームワークの将来性とトレンド Go言語フレームワークは将来性が高く、多くの開発者や企業に採用されています。中でも、EchoやRevel、Ginは注目されているフレームワークです。これらのフレームワークは、Go言語のエコシステムにおいて、様々な場面で使用されています。Echoのような高速で軽量なフレームワークは、リアルタイム処理やスケーラブルなアプリケーションの需要増加に伴い、ますます重要になってくるでしょう。 一方、Revelはフルスタックの機能を提供することで、開発の複雑さを減少させ、生産性の向上を図ることが可能です。Ginは、古くからあるフレームワークですが、シンプルさとパフォーマンス等のバランスが優れているため、多様なプロジェクトでの採用が期待されてます。 最近では、クラウド最適化されたアプリケーションやマイクロサービスが主要な開発トレンドのひとつです。Go言語フレームワークは、これらと相性が良いため、今後も伸び続けるでしょう。また、Go言語はGoogleが開発したこともあり、コミュニティが活発です。そのため、Go言語フレームワークに関しても将来性が期待されています。 Go言語の案件情報 テクフリの案件データベースによると、Go言語の案件は約700件程度で平均単価は87.7万円となっています。他の言語に比べて比較的単価水準が高いことからも、Go言語を扱えるエンジニアの需要の高さが伺えます。 ※2024年10月時点(非公開案件を含む) テクフリでフリーランス案件を探してみる まとめ Go言語の代表的なフレームワークとその特徴について、お分かりいただけたでしょうか。フレームワークについて解説してきました。Go言語の利用者が増えていくと、そのフレームワークを扱えるエンジニアの市場価値も上がっていきます。興味のある開発分野や獲得したい案件の特徴にマッチするフレームワークを習得していきましょう。
Ruby

Rubyのおすすめフレームワーク6選と特徴を解説【2025年最新版】

Rubyは日本人であるMatzことまつもとゆきひろ氏によって、1995年に一般公開された比較的新しいプログラミング言語です。日本発のプログラミング言語ではあるものの、現在世界中で使われているプログラミング言語であり、アメリカのスタートアップ企業でも多用されています。 Rubyは使用者が多いこともあってフレームワークも多数存在しており、 「Rubyのフレームワークって何があるの?」 「たくさんあってどのフレームワークを使えばいいかわからない…」 といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。 本記事ではRubyのフレームワークについて解説していきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Rubyのおすすめフレームワーク6選 ここからは、人気のフレームワークや、目的によって有用なRubyフレームワークについて解説していきます。 Ruby on Rails Rubyのフレームワークと言われて真っ先に出てくるのは、間違いなくRuby on Railsでしょう。Ruby on Railsは、2004年に作成されたフレームワークで、省略してRailsと呼ばれることもあります。MVCモデルが採用されており、「DRY」と「COC」が重視されているのが特徴です。DRYとは、Don’t Repeat Yourselfの頭文字をとったもので、同じことを繰り返さないという意味です。同じコードを何度も書くのは手間で、バグの可能性もあがるため、簡潔に書くことをひとつの指針としています。 COCとは、Convention Over Configurationの頭文字をとったもので、設定より規約を重視するという意味です。規約(ルール)を設定しているため、初心者にとって易しい一方で、自由に書きたい上級者にとっては、もどかしく感じる可能性があります。Webアプリケーション開発に適しており、Webアプリケーション開発ならRuby on Railsと言われるほどです。 >Ruby on Rails公式サイト Sinatra Sinatraは、2007年に公開されたフレームワークです。Ruby on Rails以外の選択肢として登場したフレームワークで、Webアプリケーション開発ができます。Sinatraの特徴は、軽量であることと、コードを書くのが簡単なことです。Ruby on Railsと違ってMVCモデルを採用していないため、柔軟に使うことができます。 >Sinatra公式サイト Ramaze Ramazeは、シンプルでわかりやすい点が特徴のフレームワークです。Sinatraと似た特徴を持ってはいますが、Sinatraと違ってMVCモデルを採用しています。 >Ramaze公式サイト HANAMI HANAMIは、2017年にリリースされたばかりの新しいフレームワークです。HANAMIもまたMVCモデルを採用しています。特徴は、「スレッドセーフ」というアクセス過多によるサーバーダウンを防ぐ機能が備わっていることです。そのため、長期的な保守をする開発に向いています。 >HANAMI公式サイト Cuba Cubaは、小規模でシンプルで軽量のフレームワークです。機能を極限まで削って、最低限必要なもののみ残しているマイクロフレームワークとなっています。フレームワークでないフレームワークを目指した結果生まれたもので、速度も速いため簡単な開発に適しています。 >Cuba公式サイト Padrino Padrinoは、Sinatraをもとにして、そこにRuby on Railsの機能を追加したものになります。MVCモデルも採用されています。Sinatraにはない機能を持っているがものの、Railsよりは軽量という立ち位置です。 >Padrino公式サイト Rubyフレームワークを利用するメリット 開発の迅速化 Rubyの開発でフレームワークを利用する最大のメリットは、開発速度の向上です。特に有名なRuby on Railsにおいては複雑な設定をしなくても、コードを記述するだけで基本的なアプリケーション構造を構築できます。 Railsの豊富なジェネレーター機能により、モデルやコントローラー、ビューなどの骨組みを自動生成できるため、プロジェクトの立ち上げが迅速に行えるでしょう。 コードの統一と可読性の向上 フレームワークを使用することでコードの構成が統一され、プロジェクト全体で一貫性のある設計が実現します。MVC(モデル・ビュー・コントローラー)の設計パターンに従うことで、データベース、ビジネスロジック、ユーザーインターフェースが明確に分離され、可読性も高まるでしょう。 また、Railsの規約に従った標準的なコードスタイルを維持することで、プロジェクトに新しいメンバーが参加してもコードの理解が容易になり、チーム全体の生産性向上が期待できます。 豊富なライブラリとコミュニティサポート 特にRuby on Railsは長い歴史を持ち、活発な開発コミュニティが存在するため、豊富なライブラリ(Gem)が揃っています。これにより、機能追加や問題解決が迅速に行えます。 たとえば、認証やデータバリデーション、テストの自動化といった一般的な機能を追加する場合も、既存のGemを利用することで、開発コストを大幅に削減できます。また、ドキュメントやサンプルコードが充実しているため、初心者でも学びやすく、プロジェクトで発生する問題の解決がスムーズに行えます。 まとめ この記事では、Rubyのフレームワークについて解説してきました。Rubyがトレンドになって、利用者が増えていくと、フレームワークの必要性も同時にあがってきます。適切なフレームワークを採用することで、作業効率を上げて、良い開発ライフを送りましょう! テクフリでフリーランス案件を探してみる
AWS (Amazon Web Services)
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AWSでできることは?代表的なサービスやメリット・デメリットを解説

AWSとは AWS(Amazon Web Services)とは、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスです。サーバー、ストレージ、データベース、ネットワーク、分析、機械学習など、100を超えるクラウドサービスを提供しています。AWSの特徴は従量課金制であることです。必要な時に必要な分だけ利用できるため、無駄なコストを抑えられます。従来のオンプレミス環境では、サーバーやソフトウェアなどの初期投資に加え、継続的なメンテナンス費用が必要でしたが、AWSではこれらのコストを大幅に削減できます。必要な時に必要なだけリソースをスケールアップ・スケールダウンできるため、変化の激しいビジネス環境にも柔軟に対応可能です。 AWSはその信頼性とスケーラビリティから、スタートアップから大企業、政府機関まで、世界中の数多くの組織に利用されています。実際に、クラウド市場においてトップシェアを誇り、業界標準としての地位を確立しているともいえるでしょう。さらに、AWSは活発なコミュニティと豊富なドキュメント、サポート体制を備えています。初心者から上級者まで使える学習リソースや資格試験が充実している点も特徴のひとつです。常に最新の技術革新を取り入れ、新しいサービスや機能を積極的に展開することで、最先端のクラウドコンピューティングサービスを提供しているのです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる AWSでできること・代表的サービス AWSは多岐にわたるサービスを提供しており、様々な用途に活用できます。ここでは、代表的なサービスとその活用方法を紹介します。 データベースとしての活用(Amazon RDS) Amazon RDSは、リレーショナルデータベースを簡単に設定、運用、スケーリングできるマネージドサービスです。MySQL、PostgreSQL、MariaDB、Oracle、SQL Server、Amazon Auroraなど、複数のデータベースエンジンに対応しています。 RDSを使用することで、データベースのセットアップ、運用、スケーリングといったデータベースの管理作業が自動化され、開発者はアプリケーション開発に集中できます。また、高可用性や災害復旧機能も備えているため、信頼性の高いデータベース環境を構築できる点も特徴です。 Amazon RDS 仮想サーバーのホスティング(Amazon EC2) Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)は、クラウド上で仮想サーバーを提供するサービスです。ユーザーは必要に応じてサーバーインスタンスを起動し、OSやアプリケーションをインストールして利用できます。 EC2の特徴は、柔軟性とスケーラビリティにあります。CPU、メモリ、ストレージなどのリソースを自由にカスタマイズでき、負荷に応じて自動的にスケールアップ/ダウンすることも可能です。EC2は、Webサーバーの構築、アプリケーションの実行、高性能コンピューティングなど、様々な用途に利用できるサービスとなっています。 Amazon EC2 ストレージの利用(Amazon S3) Amazon S3(Simple Storage Service)は、高い耐久性と可用性を持つオブジェクトストレージサービスです。画像、動画、ログファイルやデータを「バケット」と呼ばれる容器に保存し、HTTPSを通じてアクセスできます。S3は、大容量のデータ保存、バックアップ、アーカイブ、静的Webサイトのホスティングなど、多様な用途に利用されています。また、ライフサイクル管理機能を使用することで、古いデータを自動的に低コストのストレージクラスに移動させることも可能です。 Amazon S3 サーバーレスアプリケーションの開発(AWS Lambda) AWS Lambdaは、サーバーレスコンピューティングを実現するためのサービスです。ユーザーがサーバーを構築・管理する必要がなくコードが実行できる環境を提供します。Lambdaはイベント駆動型で、特定のイベントが発生した際に設定されたプログラムを実行します。このため、バックエンド処理やデータ処理、リアルタイムストリーミングデータの処理などに使用されることが多いです。 Lambdaの主なメリットは、サーバー管理の手間を省き、開発スピードを向上させることです。エンジニアは、OSやWebサーバー、PHP、Pythonなどのランタイム環境の管理をAWSに任せ、ビジネスロジックの実装に集中できます。また、従量課金制により使用した分だけ料金が発生するため、コスト効率も高い点もメリットとして挙げられます。 AWS Lambda データ分析とビッグデータ処理(Amazon Redshift, AWS Glue) Amazon Redshiftは、マネージドなデータウェアハウスサービスで、大規模なデータセットを迅速に分析できます。SQLベースのクエリを使用してペタバイト級のデータを処理することが可能です。 Amazon Redshift AWS Glueは、サーバーレスのデータ統合サービスで、様々なデータソースからデータを収集、変換、ロードできます。Amazon RedshiftやAWS Glueを活用することで、ビッグデータ環境でのデータ統合や分析を、簡単かつ効率的に行えます。 AWS Glue 機械学習とAIサービスの活用(Amazon SageMaker) Amazon SageMakerは、機械学習モデルの構築、トレーニング、およびデプロイを簡単に行えるサービスです。SageMakerは、機械学習ワークフロー全体をカバーし、自動化されたモデルチューニングやホストされたトレーニング環境など、多くの機能を提供します。このサービスを活用することで、開発者やデータサイエンティストは機械学習モデルを迅速に作成し、アプリケーションに導入できます。 Amazon SageMaker コンテンツ配信(Amazon CloudFront) Amazon CloudFrontは、高速で安全なコンテンツ配信ネットワーク(CDN)サービスです。世界中に分散したエッジロケーションからコンテンツを配信し、高パフォーマンスと低レイテンシーを実現します。CloudFrontは、静的および動的なWebコンテンツ、API、動画配信など、多様なコンテンツタイプに対応しており、高いセキュリティ機能も備えています。 Amazon CloudFront AWSのメリット AWSを利用するメリットは数多くありますが、ここでは以下の3つを紹介します。 セキュリティが高い 導入コストを抑えられる 柔軟性が高い それぞれのメリットについてさらに詳しく解説します。 セキュリティが優れている AWSは、セキュリティを最優先に設計されています。物理的なデータセンターのセキュリティから、データの暗号化、アクセス制御まで、多層的なセキュリティ対策が施されている点が特徴です。また、AWSでは常に最新のセキュリティ対策が適用され、セキュリティ専門家チームが24時間365日体制で監視を行っています。 さらに、ユーザー側でも、IAM(Identity and Access Management)を利用してきめ細やかなアクセス制御を設定できるなど、セキュリティ強化のための様々なツールやサービスが提供されています。ISO 27001などのさまざまなセキュリティ基準にも準拠しており、政府機関や金融機関など、高度なセキュリティを要する組織でも採用されている点も特徴です。 導入コストを抑えられる AWSは従量課金制のため、必要なリソースを必要な分だけ利用できます。また、初期投資をかけずに導入できる点もメリットです。従来のオンプレミス環境では、サーバーやネットワーク機器などのハードウェア購入費用や、データセンターの運用費用など、多額の初期投資が必要でした。AWSではこれらの費用が不要なため、初期コストを大幅に削減できます。また、サーバーの運用管理もAWSが担当するため、運用コストの削減にも繋がります。 柔軟性が高い AWSは、非常に柔軟性の高いサービスです。必要なリソースを必要な時に必要なだけ利用でき、スケールアップ、スケールダウンも簡単に行えます。このため、Webサイトへのアクセス数が急増した場合でも、自動的にサーバー台数を増やすことで、安定したサービス提供を維持できます。また、AWSは様々なプログラミング言語、オペレーティングシステム、データベースに対応しており、既存システムとの連携も簡単に行える点も特徴です。ビジネスの変化に合わせて柔軟にシステムを構築、変更できることを覚えておきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる AWSのデメリット AWSの利用にはいくつかのデメリットも存在します。ここでは以下のデメリットについて紹介します。 ランニングコストの管理が難しい 学習難易度が高い AWSを使う上でのデメリットも事前に理解しておきましょう。 ランニングコストの管理が難しい AWSは従量課金制であるため、使った分だけ料金が発生します。これはメリットであると同時に、デメリットにもなり得ます。リソースの使用状況を適切に管理しないと、予想以上にコストがかさんでしまう可能性があります。特に、EC2インスタンスやS3ストレージなど、常に稼働しているサービスは、コスト管理を怠ると高額な料金が発生する可能性があり注意が必要です。コスト監視ツールを活用したり予算を設定するなど、適切なコスト管理を行いましょう。 学習難易度が高い AWSはさまざまなサービスを提供しており、それぞれが複雑な機能を備えています。AWSを使いこなすには、各サービスの意味や違いを理解する必要があり、ある程度の学習時間が必要です。AWSを使うために、公式ドキュメントやチュートリアル、オンラインコースなどを活用して学習を進める必要がありますが、情報量が膨大であるため、初心者にとってはハードルが高いと感じることもあるでしょう。また、AWSのサービスは常に進化しており、新しいサービスや機能が追加されるため、継続的な学習が必要なことも覚えておきましょう。 まとめ AWS(Amazon Web Services)は、クラウドコンピューティング市場において最も人気のあるプラットフォームのひとつであり、現代のビジネスにおける様々な課題を解決するための豊富なサービスを提供しています。コンピューティング、ストレージ、データベース、AI/ML、分析など、200を超える多様なサービスが用意されており、企業のニーズに合わせて柔軟に選択できます。 AWSのメリットは、セキュリティが高いことや初期コストを削減できること、そしてビジネス要件に応じた柔軟なスケーリングができることです。これらのメリットを活かして、世界中、そして日本国内でも多くの企業がAWSを採用し、競争力の強化に繋げています。一方でランニングコストの管理やサービスの学習コストといった課題も存在します。AWSはクラウドサービスの特性上、使用量に応じた課金となるため、適切なコスト管理が必要なことは覚えておきましょう。 また、AWSのサービスは非常に豊富で多岐にわたるため、全てを理解し使いこなすには、相応の学習時間と努力が必要です。これらの課題を解決するためには、AWSが豊富に提供するコスト管理ツールや学習リソースを活用することが重要です。また、自社のビジネスニーズを明確に分析し、本当に必要なサービスを選択することで、コスト効率を高め、運用負荷を軽減できます。あらかじめ想定される課題を認識して適切な解決策を用意しておくことで、AWSのメリットを最大限に活かしてビジネスの成長に繋げられるのです。 関連:AWSのISO27001認証とセキュリティ状況を簡単解説 | ISMS(ISO27001) 基本の知識 コラム | 認証パートナー テクフリでフリーランス案件を探してみる
Java

Javaでできることとは?初心者向けにわかりやすく解説

Java(ジャバ)は、オブジェクト指向プログラミング言語のひとつです。さまざまなシステムに使われていて、プログラミング初心者から経験者まで幅広いエンジニアに人気があります。 本記事ではJavaを用いてできることを中心に、その特徴やメリットについて詳しく解説します。Javaエンジニアの需要や将来性、案件情報についても紹介するので、Javaを習得して就職や転職に活かしたいと考えている人は参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Javaとは Javaは、1995年にサン・マイクロシステムズ(現在のオラクル)によって開発されたプログラミング言語です。初めは家電機器などの組み込みシステム向けに開発されましたが、その後急速に普及し、現在ではさまざまな領域で広く利用されています。 Javaの特徴のひとつは、オブジェクト指向プログラミングをサポートしているということです。オブジェクト指向プログラミングはプログラムを再利用しやすく、保守性の高いコードを作成するための手法です。 Javaのオブジェクト指向の特性によってデータと操作をまとめたクラスを作成し、それらのクラスを組み合わせてプログラムを構築できます。Javaはシステム開発の現場において、幅広い分野で使用されています。Javaの活用例は以下のとおりです。 基幹システム開発 WebアプリケーションやWebサービス開発 ゲーム開発 Androidアプリ開発 ビッグデータ処理 IoTデバイスの開発 このようにJavaを活用できる用途は幅広く、習得するとさまざまな案件に応募できるという点で多くのエンジニアに人気があります。Javaを学習してスキルを習得することは、これからエンジニアを目指そうとするプログラミング初心者にとっても、有益な選択肢となっています。 Javaでできること Javaは、さまざまな用途に利用できる汎用プログラミング言語です。Javaでできることは多岐にわたりますが、代表的なものとして以下があげられます。 ソフトウェア開発 Webアプリ開発 モバイルアプリ開発 ビッグデータ処理 Webサイト開発 Iot開発 基幹システム開発 ソフトウェア開発 Javaは、高い信頼性と安定性を備えたソフトウェアの開発に最適です。このため、大規模なシステムや企業向けのアプリケーション開発に広く利用されています。ソフトウェア開発といっても用途は幅広く、家電などの組み込みシステムや、WindowsなどのOS上で動作するものまでさまざまです。また、物流管理や金融取引管理といった、業務の根幹を支える基幹システムにも使われることもあります。 Webアプリ開発 Javaは、Webアプリケーションの開発にも広く使用されているプログラミング言語です。Javaで作られたフレームワークであるSpringやJavaServer Faces(JSF)などを使用することで、セキュリティが高いWebアプリケーションを効率的に開発できます。Javaはライブラリやツールが豊富にあるため、Web開発の生産性を向上させ、効率よくWebアプリケーションを作成できるという点も人気の理由です。 モバイルアプリ開発 Javaは、Androidアプリの開発にも広く使用されています。AndroidはJavaベースのプログラミング言語であるため、Javaの知識を活用することでAndroidアプリを開発できます。Androidアプリは、Android Studioという統合開発環境を使用することで、効率的な開発が可能です。Javaの豊富なライブラリやAndroidのAPIを活用して、多機能でパフォーマンスの高いモバイルアプリを作成できます。 ビッグデータ処理 Javaはビッグデータ処理にも使われているプログラミング言語です。Apache HadoopやApache Sparkなどの分散処理フレームワークでは、Javaが主要な言語として使用されています。Javaの並行処理の特性やスケーラビリティの高さが、大量のデータを効率的に処理するのに適しているためです。Javaの特徴を活かしてビッグデータの収集、処理、分析を効率的に行える点が特徴です。 Webサイト開発 JavaはWebサイトの開発に広く使われています。Javaはサーバーサイドのプログラミング言語として、Webアプリケーションのロジックやデータベースの操作ができます。また、高速で移植性が高いという特徴がある点もポイントです。 JavaでWebサイトを開発するのによく使われるフレームワークは、SpringやJavaServer Faces(JSF)です。フレームワークを活用することで、効率的で安全なWebアプリケーションを構築できます。このようにJavaには豊富なライブラリやコミュニティのサポートもあり、大規模なプロジェクトにも対応可能という特徴があります。 Iot開発 IoTとはInternet of Thingsの略で、インターネットに接続されたさまざまなデバイスやセンサーのことです。IoTはスマートホームやスマートシティやスマートファクトリなどの分野で活用されています。 JavaはIoTの開発にも適しています。その理由は、Javaのプラットフォーム独立性やモジュール性が、異なるデバイスや環境での利用を容易にするからです。Java ME(Micro Edition)やJavaFXなどの技術を駆使することで、小型デバイスから大規模なIoTシステムまで対応できます。このように、Javaは、組み込みシステムやエッジコンピューティングやクラウドコンピューティングなどの技術とも連携できます。 基幹システム開発 基幹システムとは、企業や組織の業務を支える重要なシステムです。Javaは基幹システムの開発にもよく使われています。Javaは信頼性や拡張性や保守性が高いという特徴があり、長期的に運用されるシステムに適しています。Java EE(Enterprise Edition)や関連フレームワークを使用することで、企業のビジネスプロセスを効果的かつ効率的にサポートできる点が特徴です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Javaでのプログラミングのメリットとは Javaを学ぶことは、多くのメリットをもたらします。以下では、Javaでのプログラミングにおけるおもなメリットについて詳しく説明します。 保守性が高い ライブラリやフレームワークが充実している 学習の参考となる情報が多い クロスプラットフォームに対応している これからJavaを習得しようと考えている人は、Javaプログラミングのメリットも確認しておきましょう。 保守性が高い Javaは、静的型付け言語であり、コンパイル時にエラーを検出しやすい特徴があります。また、オブジェクト指向プログラミングの原則に基づいて設計されているため、コードの再利用性が高く、保守性が向上します。大規模なシステムやチームでの開発において、変更や修正が容易に行えるため、効率的な開発が可能です。 ライブラリやフレームワークが充実している Javaはライブラリやフレームワークが充実しています。ライブラリやフレームワークは、既存の機能やコンポーネントを再利用できるため、開発の効率を向上させます。Javaのライブラリやフレームワークの例は、以下のとおりです。 GUIアプリケーション開発のためのSwingやJavaFX データベースアクセスのためのJDBC Spring FrameworkやHibernateなどのフレームワーク また、JUnitなどのテストフレームワークも充実しており、品質管理やテストの自動化が容易になります。製造だけではなく開発全体を効率的に行うためのライブラリやフレームワークが充実している点がJavaのメリットです。 学習の参考となる情報が多い Javaは長い歴史を持つプログラミング言語であり、多くのコミュニティやドキュメントが存在します。日本語で書かれた解説記事やチュートリアル、Q&Aサイトなどが多いため、理解がしやすいです。 また、Javaは、オンラインコースや書籍などの学習教材も豊富にあります。Javaを学ぶための情報は多く、調べれば大抵のことは分かるため、初心者でも習得しやすい点が特徴です。 クロスプラットフォームに対応している Javaは、クロスプラットフォームで動作することが特徴です。Javaのプログラムは、Java仮想マシン(JVM)上で実行されるため、特定のオペレーティングシステムに依存することなく、さまざまなプラットフォームで動作します。 これにより、一度書かれたJavaのプログラムは、Windows、Mac、Linuxなどのさまざまな環境で動作できます。ひとつのプログラムを複数の環境で使いまわせる点も、Javaプログラムの大きなメリットです。 Javaでのプログラミングのデメリット Javaは、さまざまなシステムの開発に使える汎用性の高いプログラミング言語ですが、デメリットも理解した上で、適切な場面で活用することが大切です。ここではJavaプログラミングのデメリットとして以下の3つを紹介します。 コードの記述量が多い 小規模システム開発に向いていない iOSアプリの開発はできない コードの記述量が多い Javaは、オブジェクト指向プログラミング言語です。オブジェクト指向プログラミングでは、クラスやオブジェクトなどの概念を活用して、プログラムを記述します。そのため、Javaのコードは、他のプログラミング言語と比べて記述量が多くなる傾向があります。 例えば、同じ機能をC言語で記述する場合と比較すると、Javaでは、クラスやオブジェクトの定義、メソッドの定義、インスタンス化など、追加で記述するコードが多くなります。 コードの記述量が多いということは、開発工数やコストが増加する可能性があります。また、コードが複雑になりやすく、バグが発生しやすくなるというデメリットもあります。 小規模システム開発に向いていない Javaは、大規模なシステムの開発に適したプログラミング言語です。そのため、小規模なシステムの開発には、Javaは必ずしも最適な選択とは言えません。 小規模なシステムの開発では、コードの記述量を減らし、開発工数やコストを抑えることが重要です。Javaは、コードの記述量が多いため、小規模なシステムの開発には向いていないと言えます。 また、Javaは、オブジェクト指向プログラミングの考え方が前提となっているため、オブジェクト指向の概念を理解していないと、小規模なシステムの開発を効率的に行うことが難しい場合があります。Javaはエンタープライズ向けに設計された言語だという点は覚えておきましょう。 iOSアプリの開発はできない Javaは、Androidアプリの開発に広く使われています。しかし、iOSアプリの開発はできません。iOSアプリは、Appleが提供するXcodeという開発環境で開発されます。 Xcodeは、Objective-CやSwiftというプログラミング言語に対応していますが、Javaには対応していません。そのため、Javaを使ってiOSアプリを開発するには、Objective-CやSwiftを習得する必要があります。 Javaエンジニアの需要と将来性について Javaエンジニアの需要は現在でも高く、将来性も期待されているプログラミング言語です。Javaは、幅広い領域で利用されており、多くの企業や組織がJavaを採用しています。特に大規模なシステムや企業向けのアプリケーション開発において、Javaの需要は高まっています。 Javaの特徴の一つは、堅牢性や安全性、保守性が高いことです。大規模なシステムでは信頼性が重視され、長期的な保守が必要となるため、これらの特徴を持つJavaがよく使われます。さらに、Javaには開発を効率的に行うためのライブラリやフレームワークも充実しているため、多くの企業はそれらを活用して開発を進めています。 Javaエンジニアを目指すときは、プログラミング言語だけではなく、Javaを利用したライブラリやフレームワークについても習得しておくと良いでしょう。 また、近年ではJavaの活用範囲が拡大しており、クラウドコンピューティングやビッグデータ処理、モバイルアプリやIoTデバイスなどの分野でもJavaエンジニアの需要が増えています。 このように、多くの既存システムがJavaで構築されており、それらの保守・改善が求められるだけでなく、新たなプロジェクトやアプリケーションの開発にもJavaが採用されることが予想されます。Javaエンジニアの需要は、将来的にも高いといえるでしょう。 Javaの案件情報 テクフリにて掲載中のJava案件は約70件で、平均単価は約76万円となっております。(2024年11月時点)3年以上の開発経験が求められる案件が多く、KotlinやPHPなどの開発経験があるとさらに参画案件の幅が広がります。ご自身のキャリアを検討するにあたり、具体的な案件情報を参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる まとめ Javaはプログラミング初心者から経験者まで幅広いエンジニアに人気のある言語です。その汎用性と柔軟性により、ソフトウェア開発やWebアプリケーションの開発に広く利用されています。 Javaエンジニアの需要は非常に高く、今後もさらに拡大することが予測されます。Javaのスキルを身につけることは、プログラミングのキャリアを築くための一歩となるでしょう。これを機会にぜひJavaの学習を始めてみましょう。
Javascript

JavaScriptの歴史について名前の意外な由来などを紹介

JavaScript(ジャバスクリプト)というプログラミング言語の名前を聞いたことがあるでしょうか。現役プログラマーの方はもちろんのこと「これからプログラミングを勉強する」という方も、恐らく一度は聞いたことがあるかと思います。 とはいえ「JavaScriptがどういった歴史を歩んできたのか」については聞いたことがない方が多いはず。そんな方のために今回は、誕生から現在に至るまでの、JavaScriptの歴史についてみていきたいと思います。 テクフリでフリーランス案件を探してみる JavaScript誕生の背景 JavaScriptが初めて世にリリースされたのは、今から20年以上前の1995年。イギリス人プログラマ、ブレンダン・アイク氏(Brendan Eich)によって開発されました。その頃ブレンダン氏は、アメリカにあるネットスケープコミュニケーションズ社 (Netscape Communications)に所属していました。 同社はRDF/RSS・SSLといった、今なお重宝されている技術を生み出した会社でもあります。そんなネットスケープ社が開発した『Netscape Navigator』というブラウザに、JavaScriptが実装されたのです。バージョンでいうと2.0の頃でした。 JavaScriptの名前の由来 JavaScriptは元々LiveScriptと呼ばれていたそうです。そこからJavaScriptという名前になった背景には、当時流行していたSun Microsystems(現Oracle)製の、Java言語が関係しています。 当時JavaはIT業界における注目の的。そんなJava人気にあやかって、JavaScriptという名前が付けられたそうです。名前が似ているため勘違いされる方も多いですが、JavaとJavaScriptには何の関係もありません。 とは言え、ネーミングの効果があってか、Netscape Navigatorは、リリース直後からかなりのシェアを獲得しました。 ブラウザ戦争の時代が到来 Netscape Navigator人気の勢いは、マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏も触発されるほど。マイクロソフト社は遅れてInternet Exproler(IE)というブラウザを開発し、1995年にリリースしたWindows 95にもIEが搭載されました。 それと合わせて『Jscript』というスクリプト言語も自社独自で開発しました。これを機に両社をはじめとした、ブラウザ戦争が幕開けすることになったのです。 『Jscript』という字面が『JavaScript』と非常に似ているので混同しますが、それぞれに互換性はあまりないプログラミング言語です。Navigator上で動くJavaScriptがIEでは動かない。IE上では動くJscriptはNavigatorでは動かない。といった問題が頻繁に発生していました。こういった問題を解消するために、Webページを作る際は2つのブラウザを考慮しなければなりません。 つまりはWeb開発者にとっては、作業が2倍に増えるようなもの。不便が大きく、不満を招く種となっていました。 そこでNetscape社は、エクマ・インターナショナル(Ecma International)という外部機関に依頼して、JavaScriptの標準化を進めることにします。エクマ・インターナショナルは情報通信システムの分野の国際的な標準化を行う団体です。その結果、JavaScriptの主要機能を標準化仕様として定義がなされた言語、ECMAScript(ES)が誕生しました。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 他技術の人気に影をひそめたリリース当初 Netscape自体の人気は高かったものの、JavaScriptにおけるプログラミング言語としての評価は、それほど高いものではありませんでした。JavaScriptには型の仕様がなかったこと、制御構造が不足していること、などがその理由だと言われています。 すでに登場していた、C言語やJavaに比べると、プログラマ達を満足させるレベルには到達していなかったのです。またJavaScriptが登場した当時はAdobe社製のFlash(グラフィックを特別な技術を用いてデータサイズを軽くする技術)が脚光を浴び、JavaScriptはそれらの影に隠れた存在でした。 JavaScriptの評判を一変させたAjaxの登場 そんなJavaScriptが、一躍存在感を増した出来事が起きました。2005年2月のことです。 JavaScriptの技術を活用した『Ajax』の登場でした。『Ajax』とは『Asynchronous JavaScript + XML』の略です。Asynchronousは日本語に訳すと『非同期』です。JavaScriptとXMLを使って、非同期にサーバとの通信を行うという意味になります。そのAjaxの技術を活用したサービスが、いわずと知れたGoogle Mapだったのです。 普段Google Mapのスマホアプリお使いの方はお分かりかと思いますが、Google Mapは歩けば、リアルタイムに位置情報や周辺の地図が変化します。しかしながらWebサイトの更新ボタンを押した時のように、画面全体を真っ白にして情報が更新されることはありません。これはまさにAjaxだからこそ、実現できている機能です。そんなAjaxの技術を支えるものこそ、JavaScriptなのです。 益々利便性が向上するJavaScript それ以外にも、JavaScriptの存在感を増した要因を挙げるとすれば、ライブラリ・フレームワークの拡充でしょう。当初のJavaScriptの致命的な問題は、moduleが使えないことでした。moduleとは、特定の処理を行う部品のようなものです。「このモジュールを使います」と一行、コードを書けば、そのモジュールに書かれた様々な処理を利用することができます。そうすると、毎回イチから開発する必要がなくなり、開発効率も高くなります。 CommonJSというJavaScriptの仕様ができて以来、その仕様に従って『Node.js』という、サーバサイドで使うJavaScript環境ができました。そのほかjQueryといったライブラリや、ReactというFacebook社製のフレームワークができたりと、開発効率を上げる様々なものが開発されました。 今となってはブラウザだけでなく、サーバーサイドの開発も一手に担えるようになったJavaScript。その言語が活用される領域は広く、JavaScriptプログラマの需要は衰えることを知りません。数あるプログラミング言語の中でも、JavaScriptの求人数は、常にトップ10にランクインしています。 まとめ:JavaScriptは誕生から多くの人に利用されている 我々が普段からよく利用するインターネットなだけに、身近なところでJavaScriptは多く利用されています。例えば、削除ボタンを押した後に「本当に削除しますか」といったポップアップウィンドウが表示されたり、プルダウンを選択すると自動的にソートがかけられるのも、JavaScriptが存在しているおかげ。 書いたコードが、視覚的にわかりやすい結果につながることから、いざ学習するとその面白さに魅了される人も多いはず。気になる方はチェックしてみてはいかがですか? テクフリでフリーランス案件を探してみる
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