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Laravel

Laravelの人気と将来性を徹底的に解説!

「Laravel」という言葉をご存知でしょうか?LaravelはPHPで人気のフレームワークで、WEBフレームワークの一種です。イチからコードを書いていたら何週間、何ヶ月とかかってしまうところを、Laravelのようなフレームワークを用いることで圧倒的に工期を短縮することが可能になります。 Laravelの特徴や魅力、使用するメリットはどんな点にあるのでしょうか?Laravelの将来性とともにお伝えしていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Laravelとは? Laravel(ララベル)は、PHPのフレームワークの1つです。プログラムを開発する際に、工程を簡素化してスピーディーに機能を実装するために生み出されたのがフレームワークという存在です。 LaravelはPHPのコーディングを圧倒的に楽にしてくれるフレームワークであり、メンテナンスも容易になります。PHPのフレームワークの中でも、今最も人気なのがLaravelなのです。 Laravelを使いこなすためには、まず何よりPHPの知識が必要です。特にPHPのバージョン管理を行う「Composer」というソフトを利用しますので、Composerの扱いにも慣れておくと良いでしょう。 PHPのほかにも、HTMLやCSSの知識が必須です。とはいえ専門的なスキルを求められるわけではないので、基本的な知識があれば十分です。 Laravelの機能は? そんなLaravelが人気を博しているのにはさまざまな理由があります。 たとえば、「日本語での情報量が多い」点があげられます。Laravelは世界中で注目されているフレームワークですが、日本にもLaravelを支持するエンジニアが多く、ブログなどで詳しく説明されていることが多くなります。 もちろん英語圏を探せばさらなる情報が手に入りますので、機能を学んだりトラブルシューティングを行ったりする際には大きく役に立ちます。その意味では学習コストが低く、初心者が手軽に学びやすいフレームワークと言えます。 なお、PHPフレームワークとしては、日本のエンジニアで広く使われている「CakePHP」というフレームワークもあります。こちらは海外ではあまり使われなくなってきており、利用者は減少傾向にあります。 LaravelよりもCakePHPのほうが動作は早いという特徴はありますが、今から習得するのであれば圧倒的にLaravelがおすすめです。 というのも、Laravelには先進的な機能が数多く実装されている利点があるからです。今後は間違いなくLaravelがメジャーなフレームワークへシフトしていくと考えられるため、優先して学習しておくに越したことはないのです。 ちなみに、Laravelの公式サイトには「The PHP Framework For Web Artisans」というコピーが載っています。「Web職人のためのPHPフレームワーク」という意味合いです。Webアプリ開発に携わりたい、新たなスキルを身につけたいと考える方にぴったりのフレームワークと言えるでしょう。 Laravelを使用するメリットは? Laravelには、従来のフレームワークと比べて「学習コストが低い」「自由度が高い」「利用者が増加傾向にある」という特徴を持ちます。非常に使い勝手の良いフレームワークであったために、ここまで大きな人気を博すまでになったのです。 そうした特徴を踏まえると、まずLaravelを使う大きなメリットとして「簡単にマスターすることができる」という点があげられます。PHPに馴染みがない人ですら扱えるほどの難易度のため、イチから学び始める場合にもハードルが低くなるのです。 学習コストが低ければ短時間で習得することができるため、すぐさま仕事に活かすことも可能になります。転職で年収アップを考えている方や、今の職場でキャリアアップを考えている人にとって大きな利点となるでしょう。 なお、Laravelには「Artisan」というコマンドが用意されており、これを使うことによってシンプルに設定・更新などを行うことができるようになります。Artisanコマンドと少しのコードを打ち込むだけで、タスク管理アプリのようなちょっとしたWebアプリを開発できることもポイントです。 Laravelはその自由度の高さにより、さまざまなニーズに応じてプログラムを組むことが可能になります。CakePHPのような他のフレームワークの場合、コードの記述箇所などに多くの規約があります。それと比べると、Laravelは自由に開発を進めることができるメリットを持ちます。 もちろん機能性を高めたWebアプリを作るなら相応の知識が必要となるものの、一定のスキルを持つエンジニアであれば自由に開発を行えるようになります。 この特徴を活かすことにより、クライアントのニーズにも細かく応えられる開発が可能になります。クライアントからの満足度が上がったり、あるいはユーザーからの評価が高まったりすることも多くなるでしょう。 また、国内外で利用者が増加傾向にあることから、情報が入手しやすく、学習も容易になるメリットが得られます。「ここはどうすればいいんだろう?」と悩んだときにも、ネット上の資料や書籍を検索することで対処法を見つけやすくなるわけです。 今後Laravelがメジャーなフレームワークとなれば、経験者が高待遇で迎えられることも多くなり、年収アップに繋がることでしょう。今後の将来性に投資して、今から勉強しておくことで大きなリターンに結びつくかもしれません。 Laravelの将来性は? 続いて、Laravelのこれからの将来性についてもみていきましょう。 まずPHPのフレームワークに関して言えば、日本国内では「CakePHP」が長らくトップシェアを誇っていました(Googleトレンドより)。しかし2018年や2019年ごろになってくると、だんだんとCakePHPのシェアをLaravelが追い抜く形になっており、Laravelの人気が急上昇していることがわかっています。 全世界のシェアを見てみても、CakePHPの利用者が年々減少していく傾向にあります。代わって「Symfony」や「Laravel」のシェアが高まっており、最近ではこの2つのフレームワークが世界の主流となっています。 日本でも世界中でも、Laravelの人気度は右肩上がりに上昇しています。このトレンドは今後しばらくは続くことになるでしょう。そうなれば自然とLaravelのスキルが求められることも多くなり、Laravelを通じた開発経験を持つエンジニアを重宝する企業も増えてきます。 今からLaravelを学びスキルを磨いておけば、将来高く評価される人材となることも難しくないでしょう。あなたも今からLaravelを学習してみてはいかがでしょうか? まとめ:近年人気が急上昇 LaravelはPHP向けのフレームワークの1つで、近年人気が急上昇しているという特徴を持ちます。比較的学習コストが低く情報量も多いため、初学者にとってもマスターしやすいフレームワークとなっています。 今後も将来性も期待が持てるため、今から学習を始めてみることをおすすめします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
Swift

Swiftの将来性について現状から踏まえて検証してみた

Swiftとは? SwiftとはLinuxやMacOS、iOSで動作するアプリ開発に用いられているプログラミング言語で、国内ではiPhoneなApple製品で動作するアプリ開発で特に需要があります。 Swiftが開発・発表されたのは2014年で、当初は開発者に対するベータ版の提供からスタートしました。2017年からは日本語への対応も発表されて2019年現在では多くの開発現場で用いられています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Swiftの特徴 SwiftはiPhoneアプリなどApple関連製品のアプリ開発には欠かせない言語ですが、安全でインタラクティブなどいくつかの特徴があります。ではここからは、Swiftの特徴について見ていきましょう。 直感的な開発が可能 SwiftはApple製品の開発のためにAppleによって作成されたプログラミング言語です。そのためAppleの代名詞でもある直感的な操作が、Swiftにも取り入れられています。 Xcodeを活用することでスムーズに、直感的なプログラミングの記述でアプリ開発に取り組むことができます。 コーディングをシンプルにできる Apple製品やMacOSのアプリ開発にはObjective-Cが多く活用されてきました。 SwiftはObjective-Cと比較するとセミコロンが不要であること、そして高速なコンパイラが採用されているという違いがあります。そのため、Objective-Cによるアプリ開発よりも、シンプルにコーディングできるという特徴があります。 開発環境の準備が簡単 他のプログラミング言語はテキストエディタなど開発環境の準備のためにインストールしなければいけないアプリケーションが複数ある場合が少なくありません。 しかし、SwiftはXcodeがあればすぐに開発をはじめることができます。 XcodeのダウンロードはMac App Soreから無料で実施できます。 初心者でも学びやすい環境(アプリ)が提供されている Swiftは初心者でも学びやすい学習環境が提供されています。プログラミングの記述がシンプルという特徴もあり、他のプログラミング言語と比べても習得のハードルは高くはありません。 Swift学習用のアプリとしては、iPad用アプリであるSwift Playgroundsがあります。Swift Playgroundsは、ゲーム形式でSwiftのコードの基本を学ぶことができます。Appleが開発したアプリのため、学習内容も信頼性が高くSwiftの初学者には有用なアプリだといえるでしょう。 Swiftの現状~給与と業界の動向について~ Swiftは比較的新しいプログラミング言語ではありますが、iPhoneやiPad、MacOSの開発に特化していることもあり多くの企業が活用しています。 またSwiftはAppleが開発したプログラミング言語であり、ロボットやドローンへの指示を出す際にも利用することができます。 シンプルで使いやすいという特徴もあるため、Swiftの需要は現状で充分にあり、今後もその需要は続くことが期待できるといえるでしょう。また、Swiftの技術を習得してからフリーランスエンジニアとして独立できれば月収は60万円~110万円程度が見込めます。 この報酬は弊社が提供しているマッチング案件提供サイトテクフリに掲載されているSwiftのスキルが求められるエンジニアの月額報酬です。 仮に月収が60万円であったとしても、年収としては720万円を稼ぐことができるからです。案件によって提示されている報酬には幅がありますが、エンジニアの月額報酬としては決して低い金額ではありません。 参考として経済産業省が公表している「IT関連産業の給与等に関する実態調査」では、Swift の技術を含むと考えられる、SE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)の平均年収は603.9万円です。 Swiftの技術を身につけてフリーランスとして独立することができれば、平均以上の給与を稼ぐことができる可能性は充分にあるといえるでしょう。 Swiftの将来性~業界の動向について~ Swiftはシンプルにコードを記述できるだけでなく、書きやすいという特徴があり多くのエンジニアから指示されているプログラミング言語の一つです。 しかしGithubの公開ページに掲載されている「Top languages over time」には含まれていないプログラミング言語となるため、JavaScriptやPython、Javaと比べると人気は劣るといえるでしょう。 Top languages over timeではMacOSのアプリ開発で主要であったObjective-Cが2016年までランクインしていましたが、2017年からは10位以降のランク圏外となっていることが分かります。 2017年以降は徐々にObjective-CからSwiftへの切り替えを進めている企業があると仮定すれば、Swift の需要は今後伸びていく可能性は充分にあります。 またSwiftの技術の需要はiOS、MacOSのアプリ開発の需要ともある程度関係してくることが予想できます。Appleは日本国内でも絶大な人気がありますが、世界中からの一定の需要を獲得することに成功しています。 Apple製品の人気が今後も長期的に続く可能性について考慮すれば、Swiftの将来性は充分にあるといえるでしょう。 Swiftの将来性~給与について~ Swiftの将来性は充分にありますが、給与について相場が今以上に高騰することは期待できません。なぜなら現在のIT業界はエンジニアが不足しており、他の業界と比較しても比較的高い水準の報酬が既に用意されているからです。 実際にフリーランスとして独立すれば月額報酬が100万円を超えてくる案件を狙うことができます。 高い報酬を獲得するためにはそれなりのスキルと実績が必要ですが、ある程度Swiftの実務経験を重ねることができれば高い報酬を目指せる可能性は充分にあります。 このような給与面から見てもSwiftは将来性があると考えることができます。 また比較対象として経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査」では、IT業界の職種別の平均年収が公開されています。 Swiftの技術が関連する職種だと考えられる盤設計担当/基盤アーキテクチャの年収は778.2万円。 SE/プログラマの年収は603.9万円です。 これらの年収からSwiftの技術を習得してフリーランスとして独立できれば、平均年収を上回る年収を目指せることが分かります。 まとめ:Swiftは将来性があるがAppleの動向に注意が必要 Swiftは将来性があるプログラミング言語であることに間違いはありませんが、Appleの動向への注意は必要です。 Swiftが普及してきたことで、Objective-Cの需要が下がったように新たなプログラミング言語が今後開発される可能性はゼロではないからです。 そのためSwiftのスキルを習得してエンジニアとして活躍する場合、ある程度Appleの動向に注意することが欠かせないといえるでしょう。 しかしプログラミング言語はある程度の基本を覚えてしまえば、同系統のプログラミング言語の習得のハードルはそこまで高いものではありません。 スマートフォンアプリ開発やiOSの開発経験をある程度重ねることができれば、仮にSwiftの需要が下がることがあったとしてもエンジニアとして活躍できる可能性は充分にあります。 Swiftの技術を身につけてエンジニアとして高い報酬を目指す場合は、ただ技術を磨くだけでなく市場の動向に合わせて必要なスキルを身につける、柔軟な視点も必要だといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
Java

Javaメソッドの定義と呼び出し方【初心者にもわかりやすく解説】

Javaメソッドは、プログラムの処理を分割して整理するための重要な機能であり、可読性や保守性の向上、再利用性の実現に役立ちます。とはいえ、いきなりメソッドと言われてもイメージが付きにくくはないでしょうか? この記事では、 Javaを勉強していてメソッドという言葉が出てきたけれど、よく分からない Javaメソッドの使い方を知りたい Javaメソッド使ってプログラミングするときのポイントを知りたい というあなたのために、Javaメソッドの基本構文や戻り値の設定方法、メソッドの呼び出し方、設計のポイントなどを分かりやすく解説します。さらに、メソッドの応用技術であるメソッド参照やstaticメソッド、メソッドチェーンについても解説するので、経験者の人もJavaメソッドについて再確認してみましょう。 Javaは企業におけるコアなシステム開発に使用されることが多いため、Javaエンジニアの需要は高く、多くの求人や案件が存在します。今回は、Javaを使用した案件情報も紹介するので、Javaを習得して就職や転職に活かしたいと考えている人は参考にしてみてください。 関連記事:Javaのおすすめフレームワーク13選を紹介!【2025年最新版】 テクフリでフリーランス案件を探してみる Javaメソッドとは Javaメソッドは、プログラムの処理を分割して整理するための機能です。ここでは、Javaメソッドの概要を解説します。 Javaメソッドの概要 繰り返しになりますが、Javaメソッドはプログラムの処理を分割して整理するための機能です。複数の文や式をまとめ、特定の処理をひとつの単位として扱います。メソッドは再利用性を高められるため、コードの冗長さを減らしてプログラムの保守性を向上させます。また、コードの可読性も向上し、プログラムの開発効率が高まる効果があるという点も特徴です。 ちなみにメソッドという概念は、Javaに限らず多くのプログラミング言語で使用されています。メソッドは、エンジニアを目指す上で欠かせない概念なのでこれを機会にしっかり覚えておきましょう。 Javaメソッドの種類 Javaメソッドの種類は、インスタンスメソッドと静的メソッドの2種類です。インスタンスメソッドは、特定のオブジェクトに属するメソッドであり、そのオブジェクトの状態を変更する処理に使用されます。一方、静的メソッドは、特定のオブジェクトに属さず、クラス自体に関連する処理に使用されます。 静的メソッドは、staticメソッドとも呼ばれるメソッドです。Javaエンジニアにとって、インスタンスメソッドと静的メソッドの違いを理解しておくことはとても重要です。今回解説した内容をしっかり覚えておきましょう。 Javaメソッドの構文 ここでは、Javaメソッドの基本構文について説明します。メソッドは、プログラムの処理を組織化し、再利用可能なコードのブロックを作成するための重要な要素です。正しい基本構文を理解し、適切にメソッドを活用しましょう。 Javaメソッドの基本構文 Javaメソッドの基本構文は、以下の通りです。 修飾子 戻り値の型 メソッド名(引数のリスト) { // メソッドの処理 return 戻り値; } 修飾子 戻り値の型 メソッド名 引数のリスト メソッドの本体処理 修飾子はメソッドのアクセスレベルを指定し、戻り値の型はメソッドが返す値のデータ型を示します。メソッド名はメソッドを一意に識別するための名前です。引数のリストはメソッドに渡すデータを指定します。 そして、メソッドの本体では具体的な処理が記述されます。最後に、return文を使用してメソッドの結果を返すという構成が、メソッドの基本構文です。 Javaメソッドの戻り値の型と引数の設定方法 Javaメソッドでは、戻り値の型と引数の設定が重要です。戻り値の型はメソッドが返す値のデータ型を指定します。void型を指定すると、メソッドは戻り値を返さないという意味です。 引数はメソッドに渡すデータであり、複数の引数をカンマで区切って指定します。メソッドを定義するとき、引数にはデータ型と引数名の両方を指定します。メソッドに引数を定義した場合、メソッドを呼び出す際には引数の値を渡す必要があるという決まりです。 Javaメソッドの定義方法と呼び出し方 ここではJavaメソッドの定義方法と呼び出し方を解説します。先ほど解説したJavaメソッドの基本構文を元に、実際にどのようなコードを書いてJavaメソッドを定義したり呼び出したりするのかを解説します。正しいメソッドの定義と呼び出し方を理解し、効果的なプログラミングに役立てましょう。 Javaメソッドの定義方法 Javaメソッドの基本構文に従って、Javaメソッドを定義してみましょう。Javaメソッドの定義例は、以下の通りです。 public returnType methodName(parameter1, parameter2, ..., parameterN) { // メソッド本体 } Javaメソッドの基本構文でも解説しましたが、Javaでメソッドを定義するには、まず修飾子(public、privateなど)を指定し、次に戻り値の型を指定します。戻り値の型がない場合はvoidを指定します。 その後、メソッド名と引数のリストを指定し、メソッドの本体を中括弧で囲んで記述するというのがJavaメソッドの定義方法です。メソッドの本体では、処理の記述や条件分岐、ループなどを行えます。 Javaメソッドの呼び出し方 Javaメソッドの呼び出し方は、以下の通りです。 objectName.methodName(parameter1, parameter2, ..., parameterN); Javaでメソッドを呼び出すには、メソッド名と引数を指定します。呼び出し元のコードで、呼び出したいメソッド名と引数の値を指定することで、対応するメソッドが実行されます。 Javaメソッドに定義した引数の型と一致する値を指定する必要がある点に注意しましょう。また、メソッドの戻り値がある場合は、呼び出し元でその値を使用できます。戻り値についてはこのあと解説します。 Javaメソッドの戻り値の受け取り方 Javaメソッドの戻り値の受け取り方は、以下の通りです。 returnType returnValue = objectName.methodName(parameter1, parameter2, ..., parameterN); Javaのメソッドの戻り値を受け取るには、メソッド呼び出しの際に変数に代入します。メソッドが戻り値を返す場合、呼び出し元ではその戻り値を受け取るための変数を用意し、メソッド呼び出しの結果を代入します。その後、受け取った値をメソッド実行後の必要な処理に使用するという流れです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Javaメソッドの応用的な使い方 ここではJavaメソッドの応用的な使い方を解説します。今回解説する応用的な使い方は、以下の通りです。 メソッド参照 staticメソッド メソッドチェーン プログラミング解説の入門書には出てこない内容もあるかもしれませんが、効果的なプログラミングに役立つ機能なので、しっかり押さえておきましょう。 メソッド参照 メソッド参照とは、メソッドを呼び出す際に、メソッドの名前ではなく、メソッドのオブジェクトを参照して呼び出す方法です。メソッド参照を使用すると、既存のメソッドを直接参照してラムダ式を簡潔に表現できます。 メソッド参照は「クラス名::メソッド名」の形式で表され、「a -> クラス名.メソッド名(a)」というようなラムダ式よりも簡単に書ける点が特徴です。メソッド参照により、コードの可読性と保守性が向上し、より簡潔で柔軟なプログラミングができます。 staticメソッド staticメソッドは、特定のオブジェクトに属さないメソッドです。staticメソッドは静的メソッドとも呼ばれ、インスタンス化せずにクラス自体から直接呼び出せます。通常、インスタンスメソッドは特定のオブジェクトに対して操作を行いますが、staticメソッドはオブジェクトに依存しない操作や共通の処理を実行するために使用されます。 なお、staticメソッド内ではstatic変数のみにアクセスできるという仕様に注意が必要です。staticなメソッドや変数と、インスタンスなメソッドや変数間のアクセスを間違えてコンパイルエラーになることはよくあるので、注意しましょう。 メソッドチェーン メソッドチェーンは、複数のメソッド呼び出しを連結して一つの式として表現する手法です。例えばよく見かける以下の標準出力処理も、メソッドチェーンを使用しています。 System.out.println(“Hello World!”); Systemクラスのoutフィールドが持つprintlnというstaticメソッドを呼び出すという意味です。Javaでは、メソッドの戻り値がオブジェクト自身であるような場合にメソッドチェーンを利用できます。メソッドチェーンを使用することで、コードがスッキリとした記述になります。 ただし、メソッドチェーンを使用する際には、各メソッドが正しく結果を返すように注意が必要です。Javaの処理でメソッドを使用するときは、リファレンスを見て、メソッドの仕様を確認してから使用しましょう。 Javaのメソッド設計におけるポイント ここでは、Javaのメソッド設計におけるポイントを解説します。Javaのメソッド設計におけるポイントは、以下の通りです。 引数と戻り値を適切に設計する 適切な命名規則に従う 他の設計者が理解しやすいように設計する それぞれについて詳しく解説します。 引数と戻り値を適切に設計する メソッドの引数は、そのメソッドが必要とするデータや情報を受け取るための手段です。引数の数や型を適切に設計し、メソッドが必要なデータにアクセスできるようにします。また、戻り値はメソッドが処理の結果として返す値です。メソッドの目的や要件に応じて適切な戻り値の型を設定し、呼び出し元が結果を適切に利用できるようにします。引数と返り値を適切に設計して、メソッドの処理を明確にし、コードの可読性を向上させましょう。 適切な命名規則に従う Javaでは、メソッド名の命名には特定の規則があります。メソッド名は英字で始まり、英数字やアンダースコアを組み合わせて命名します。また、メソッド名はわかりやすく、その役割や目的を表現するようにすることが重要です。 Javaの命名規則では、メソッド名の最初の英単語は小文字で始め、複数の単語を結合する場合はキャメルケース(camelCase)を使用します。例えば、「calculateSum」や「printMessage」などのように命名します。 また、メソッド名は予約語や既存のクラス名と重複しないように定義する必要がある点にも注意しましょう。メソッド名や引数名、変数名などの命名には適切な規則に従うことが重要です。命名規則に沿って、誰が見ても分かるような名前をつけるように心がけましょう。 他の設計者が理解しやすいように設計する メソッドを設計する際には、他の開発者がコードを理解しやすくすることも考慮しましょう。コメントやドキュメンテーションを適切に記述し、メソッドの目的や動作を説明します。また、メソッドの処理やフローが明確で、冗長な部分がないように設計することも重要です。これにより、他の開発者がメソッドを理解しやすくなり、コードの保守性も向上します。 まとめ Javaメソッドは、プログラムの処理を効果的に組織化し、再利用可能なコードのブロックを作成するための重要な要素です。本記事では、Javaメソッドの基本構文や戻り値の設定方法、引数の設計、命名規則などについて解説しました。さらに、メソッドの応用技術としてメソッド参照、staticメソッド、メソッドチェーンについても触れました。 正しいメソッドの定義と呼び出し方を理解して、適切な設計により保守性や可読性を高めることが重要です。今回解説した知識を実践に活かして、より効率的なプログラミングを実現しましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
Javascript

JavaScriptとは?特徴やできること・将来性について詳しく解説

JavaScriptとは、Web開発をしているエンジニアにとって重要なプログラミング言語のひとつです。 本記事では、JavaScriptの特徴やJavaScriptエンジニアの年収や案件について紹介します。以下のような疑問を抱えている人は、ぜひ本記事を読んでJavaScriptについての理解を深めてみてください。 JavaScriptの特徴は?Javaとの違いは? JavaScriptでできることは? JavaScriptエンジニアの年収は? JavaScriptエンジニアの案件にはどういったものがあるの? テクフリでフリーランス案件を探してみる JavaScriptとは JavaScript(ジャバスクリプト)は、Webページに動きをつけるためのプログラミング言語です。ここではJavaScriptの概要や歴史について紹介します。 Web開発の主要な言語 JavaScriptは、Web開発の主要な言語で、多くのWebサイトやWebサービスで使用されています。JavaScriptは、HTMLやCSSと並ぶ、Web開発の3要素のひとつです。HTMLはWebページの構造を定義し、CSSはWebページの見た目を定義する役割があり、JavaScriptはWebページの動きやインタラクションを実現します。 具体的には、以下のようなさまざまな機能を実装するのに用いられています。 ユーザーがボタンをクリックしたときにイベントを発生させる ユーザーの入力に応じてWebページの内容を変更する Webページとサーバー間で通信する このようにWebサイトにおける動的な機能を実装するのに用いられるため、JavaScriptを習得することでWeb開発の幅をさらに広げられるでしょう。 1995年に誕生した JavaScriptは、1995年にNetscape Communications Corporationによって開発されました。2023年現在では30年近くの歴史があり、古くから多くのエンジニアに使われてきた言語です。 開発当初はLiveScriptという名前でしたが、当時はJavaが人気だったため、JavaScriptという名前に変更されました。 JavaScriptの特徴 JavaScriptには、以下のような特徴があります。 ブラウザ上で実行可能 ライブラリやフレームワークが豊富 フロントエンドとバックエンドの両方で開発可能 動的型付け言語 それぞれの特徴について、さらに詳しく説明していきます。 ブラウザ上で実行が可能 JavaScriptは、Webブラウザ上で実行できるスクリプト言語です。Webページを作成するときは、HTMLやCSSで全体構造やデザインを定義したあとに、JavaScriptで動きをつけることが必要です。 JavaScriptは、ユーザーの操作に応じてWebページを動的に変化させる機能を持ちます。例えばフォームの入力チェックや、アニメーションの追加といった動作です。 また、クライアントサイドでの処理が可能なため、サーバーとの通信を介さずにユーザーの操作に即座に反応できる点も特徴です。JavaScriptは、Webページのユーザー体験を向上させるために欠かせない言語といえます。 ライブラリやフレームワークが豊富 JavaScriptには、さまざまなライブラリやフレームワークがある点も特徴です。これらを使用することで、開発効率を上げられます。 JavaScriptのライブラリやフレームワークには、jQuery、React、Angular、Vue.js、Node.jsなどがあります。jQueryは、JavaScriptの機能を拡張するための最も人気のあるライブラリです。 また、ReactやVue.jsといったフレームワークには、それぞれ難易度や機能に違いがあるため、開発用途に応じて使い分けるのが一般的です。JavaScriptには多くのライブラリやフレームワークが存在するため、これらを使うことで効率的に開発できます。 フロントエンドとバックエンドの両方で開発可能 JavaScriptは、フロントエンドとバックエンドの両方で開発可能です。フロントエンドとは、Webブラウザ上で表示される部分です。バックエンドとは、Webブラウザから送信されたリクエストを処理する部分になります。 JavaScriptは、フロントエンドの開発によく使用されますが、バックエンドの開発にも使えます。たとえばNode.jsは、JavaScriptで書かれたサーバーサイドの実行環境です。 このように、JavaScriptは幅広い分野で使用できるという点で多くの開発者に人気があります。 動的型付け言語 JavaScriptは動的型付け言語であり、変数の型を宣言する必要がありません。動的型付け言語とは、変数や関数に型を指定せず、実行時に型を判定する言語のことです。静的型付け言語では、変数や関数に型を指定する必要があります。 一方、動的型付け言語では、変数や関数に型を指定する必要がありません。型を指定しないことで、コードの記述が簡潔になります。また、型の不整合を検出するタイミングが実行時になるため、柔軟なプログラミングができます。 ただ、型の不整合を検出するタイミングが実行時になるため、実行時にエラーが発生する可能性がある点には注意しましょう。また、型情報をコンパイル時に取得できないため、静的型付け言語に比べてパフォーマンスが劣る可能性もあります。 このため、大規模なプロジェクトではTypeScriptのような静的型付けを導入することが推奨される場合もあります。 JavaScriptとJavaの違い JavaScriptとJavaは、名前が似ていますが、全く異なるプログラミング言語です。おもな違いは以下のとおりです。 文法 実行環境や用途 それぞれについてくわしくみていきましょう。 文法の違い JavaScriptとJavaは、文法が異なります。例えば変数宣言において、JavaScriptではデータ型を宣言せずに使えますが、JavaではintやStringなどのデータ型を指定して宣言します。 JavaScriptは、厳密な型定義が不要な軽量な言語であるのに対し、Javaは多機能でより強力な言語です。 実行環境や用途の違い JavaScriptは、Webブラウザ上で実行できますが、JavaはJava仮想マシン上で実行する必要があります。JavaScriptに比べてJavaの方が、実行環境を用意するための手間がかかるという点をおさえておきましょう。 また、JavaScriptはWeb開発に特化しているのに対して、Javaは幅広い分野で使用されています。Javaのほうが多機能で複雑な分、使われる用途が多い点も違いです。 JavaScriptでできること JavaScriptは、Webサイトやアプリのフロントエンド開発で主に使用されるプログラミング言語です。HTMLとCSSと組み合わせることで、Webサイトやアプリに動きや機能を追加できます。 また、近年では、フロントエンドの開発だけでなく、バックエンドの開発、デスクトップアプリケーション、さらにはモバイルアプリケーションの開発にも利用されています。 以下では、JavaScriptを使って実現できる主なことを見ていきましょう。 動きのあるWebサイト作成 JavaScriptの基本機能は、動きのあるWebサイトを作成することです。 JavaScriptを使用することで、Webページに動的な要素を追加したり、アニメーションを作成したりできます。例えば、ユーザーがボタンをクリックしたときに、メニューが表示されるような動作を実装するといった使い方ができます。 ユーザーのマウス操作にあわせて、動きのあるWebサイトを作成できる点が特徴です。 フォームの入力チェック JavaScriptを使うと、入力フォームのバリデーションも行えます。入力フォームのバリデーションとは、ユーザーが正しい形式でデータを入力しているかをリアルタイムにチェックすることです。 入力値が不正な場合は、エラーメッセージを表示したり、送信ボタンを無効化したりできます。これにより、データの正確性やセキュリティを確保できます。 入力フォームのバリデーションはサーバーサイドでも行えますが、JavaScriptを使ってクライアントサイドで行うと、画面の再読み込みをせずにユーザーにエラーを通知できる点が特徴です。 非同期での通信 JavaScriptは、Ajaxなどの非同期通信を使えます。これにより、Webページをリロードせずにサーバーからデータを取得できます。Webページの読み込みやデータの送受信をスムーズに行えるという魅力があるため、非同期通信は多くのWebページで使われている技術です。 Node.jsによるサーバーサイド開発 Node.jsは、JavaScriptを使用してサーバーサイドで開発するための環境です。Node.jsを使用することで、フロントエンドとバックエンドの両方を一貫して開発できます。 JavaScriptはフロントエンドの開発に使われることが多いですが、Node.jsによってサーバーサイドの開発にも活用できる点も、人気の理由といえるでしょう。 ポップアップの表示 JavaScriptを使って画像や広告、入力情報の確認画面などをポップアップ表示する機能を作成できます。JavaScriptにおけるポップアップは、ユーザーに情報を提供する場合や、ユーザーからの入力を求める際に役立ちます。 ポップアップでユーザーに情報を表示したり、入力を求めたりするのによく使用されるメソッドが、alert()やconfirm()、prompt()です。 alert() は単純なメッセージを表示し、confirm() はユーザーに確認を求めるための選択肢を提供し、prompt() はユーザーからのテキスト入力を可能にします。 これらはブラウザに依存する簡単な方法ですが、より複雑でカスタマイズされたポップアップを作成するためには、HTML/CSSとJavaScriptを組み合わせてモーダルウィンドウを実装することが一般的です。 チャットボットの実装 JavaScriptを使ったチャットボットの実装は、Webサイトに対話型の要素を追加する機能です。チャットボットは基本的に、事前に定義された回答を用いてユーザーの質問に応答します。 ただ、近年では、より高度なチャットボットとして、自然言語処理(NLP)を用いてユーザーの意図を解釈して、適切な回答を生成するものもあります。 JavaScriptでチャットボットを実装する手順は以下のとおりです。 チャットボットの機能(会話内容、応答内容)を定義する ユーザーの入力を取得する チャットボットの機能に応じて、ユーザーの入力に応答する JavaScriptでは、チャットボットのフロントエンドを構築し、サーバーサイドのロジック(例えば、Node.js)と組み合わせることで、より動的でインタラクティブなチャットボットも作成できます。 シングルページアプリケーション(SPA)の開発 JavaScriptフレームワークを使用すると、シングルページアプリケーションの開発が可能です。シングルページアプリケーション(SPA)とは、1つのページで構成されるWebアプリケーションのことです。 ユーザーがページ遷移を行わなくても、JavaScriptによって画面の表示内容を更新できます。 SPAには、以下のメリットがあります。 ページ遷移がないため、ユーザーの操作を妨げない パフォーマンスが向上する サーバーへの負荷が軽減される 一方で、SPAのデメリットは以下のとおりです。 ページ遷移がないため、検索エンジンにインデックスされにくい 画面の表示が複雑になると、JavaScriptのコードが肥大化しやすくなる SPAは、さまざまな用途に使用できるWebアプリケーションの開発方法です。メリットとデメリットを理解した上で、適切な用途に使用しましょう。 JavaScriptの将来性 JavaScriptは、Webサイトやアプリのフロントエンド開発で主に使用されるプログラミング言語です。近年では、サーバーサイドでも使用されるようになってきており、その用途はますます広がっています。 JavaScriptの将来性については、以下のような理由から、今後も高いと予想されています。 Web開発の標準言語として、今後も需要が続くと予想される フレームワークやライブラリの充実により、開発の効率化が進むと予想される また、JavaScriptはWeb開発に限らず、モバイルアプリ開発、デスクトップアプリ開発、さらにはIoTデバイスのプログラミングにも使われている言語です。 JavaScriptは、今後もWeb開発の中心となるプログラミング言語であり、Web開発者の需要も高まっていくと予想されます。 JavaScriptを学習しておくことで、Web開発のスキルを身につけ、将来のキャリアアップにも繋がるでしょう。 JavaScriptエンジニアの年収 JavaScriptエンジニアの年収は、経験やスキルによって異なります。 特に、フリーランスや副業というように企業の案件を受注する場合は、案件の規模や難易度によって単価が大きく異なる点も押さえておきましょう。一般的なJavaScriptエンジニアの年収は、500万円〜800万円と幅が広いです。 「JavaScriptエンジニアの年収や単価相場は? 将来性や年収アップの方法」(FLEXY) 「JavaScriptが使えると年収は?転職や相場まで解説」(Forkwell Press) ただ、JavaSciptは多くのWeb開発の現場で使われるプログラミング言語のため、JavaScriptエンジニアの需要は高いといえます。 多くの案件をこなして実績とスキルを身に着けることで、年収アップが見込める職種ともいえるでしょう。 JavaScriptのフリーランス案件 JavaScriptのフリーランス案件は、数多くあります。JavaScriptエンジニアは、Webサイトの開発やゲームの開発、グラフィックスの作成など、さまざまな分野で活躍できる職種です。 JavaScriptのフリーランス案件をチェックしてみてください。 JavaScriptの案件を探してみる まとめ JavaScriptは、Web開発の主要な言語の1つであり、多くのWebサイトやWebサービスで使用されています。JavaScriptを習得することで、Webサイトの動きやインタラクションを実現できます。 JavaScriptはWeb開発に欠かせないプログラミング言語のため、JavaScriptエンジニアの需要は今後も高まっていくでしょう。 JavaScriptは初心者でも習得しやすいプログラミング言語のひとつです。多くの開発者に人気がある言語のため、Webサイトや書籍、プログラミング教材といった学習のためのコンテンツも数多く存在します。 今はまだ初心者というあなたも、今回の記事を機会にJavaScriptエンジニアを目指してみましょう。
Go言語

Go言語の将来性は?年収データなどをもとにわかりやすく解説します

Go言語とは Go言語はGoogleが開発したプログラミング言語で、近年は日本でも注目度が高まっており、多くの企業が採用を検討しています。「Golang」とも呼ばれることがありますが、正式名称は「Go」です。本記事ではプログラミング言語であることを明確にするために、「Go言語」という表記を使用します。 Go言語の需要が高まっている一方で、Go言語を扱えるエンジニアの数は絶対的に不足していることも課題とされています。そのため、Go言語を習得することは、エンジニアとしての大きな強みになるでしょう。 Go言語の特徴 Go言語の特徴として、以下の3つについてご紹介していきます。 マルチパラダイムの次世代汎用言語 Googleのサービスと親和性が高い YouTubeやDockerなど大規模・複雑なWebサービス、プロダクト開発で採用されてきた マルチパラダイムの次世代汎用言語 Go言語はマルチパラダイムプログラミング言語(※)であり、様々な実装に耐えられるようになっています。 ※パラダイムとは「プログラムの動作方針」のようなもの。有名なパラダイムとしては「オブジェクト指向プログラミング」や「手続き型プログラミング」などがあります。 Go言語の汎用性はパラダイムだけでなく、環境についても言え、Googleが作ったOSであるandroidはもちろん、Windows、Linux、Mac、更にはiOSと、昨今の主要OSすべてで動作します。 実際、「Ivy big number calculator」というGoogleの開発チームがGo言語で作成したCUI(キャラクターユーザーインターフェース)計算機アプリが、android向けのPlayストアだけでなく、iOS機器向けのApp Storeにも公開されています。 Googleのサービスと親和性が高い Go言語はGoogleが開発、提供しているサービスのほとんどで利用可能です。特に注目されているのは、Googleがオープンソースで公開している機械学習ライブラリのTensorFlow(テンサーフロー)と、Googleが提供するクラウドサービスであるGoogle Cloud Platform(GCP)の2つです。 機械学習やAI開発、そしてクラウドなど注目度が高い領域でGo言語を利用できるというのは、今後のGo言語の展開を考える上でも重要なポイントです。 ちなみに、Googleの提供しているサービスでGo言語が使えないものとしては、Google App Maker(G Suiteプラットフォーム)が挙げられます。Google App MakerとはGoogle Apps(Googleカレンダーや、Gmailなど)にユーザーが独自で拡張機能を開発することができる便利なサービスです。残念ながら、Google App Makerでは、実質専用プログラミング言語であるGoogle Apps Script(GAS)を使って開発することになります。 YouTubeやDockerなど大規模・複雑なWebサービス、プロダクト開発で採用されてきた Googleが運営する動画投稿サービスであるYouTubeのサーバーサイドや仮想化技術のひとつであるコンテナのデファクトスタンダードといえるDockerはGo言語で開発されています。 実はGo言語のプログラミング仕様として、“処理も構文もシンプルで効率的”、“並行処理で効率よくタスクを処理していく”、“プログラミング言語自身でセキュアなメモリ管理を行い、開発者が意識せずとも、効率よくリソース管理ができる”という三つの重要方針があります。 この三つの方針は、明らかに「大規模・複雑なWebサービス、プロダクトを、より効率的に実現させる」という目標から生まれたものです。そして、実際に「大規模・複雑なWebサービス、プロダクトを、より効率的に実現させられるプログラミング言語」として、採用されることが多いのです。 Go言語エンジニアの年収と業界の動向 次に、Go言語の現状を見ていきましょう。求人検索エンジン「スタンバイ」プログラミング言語別年収ランキング2018(提示年収の中央値ベスト10) 参考【求人検索エンジン「スタンバイ」調べ】 順位 言語 年収中央値 (万円) 最大提示年収 (万円) 求人数 (件) 1 Go 600 1,600 2,202 2 Scala 600 1,300 1,489 3 Python 575.1 1,499 9,344 4 Kotlin 575 1,200 961 5 TypeScript 575 1,200 667 6 R 574.8 1,000 220 7 Ruby 550 1,200 11,676 8 Swift 550 1,200 3,353 9 Perl 525 1,200 4,509 10 C 525 1,000 9,347 年収中央値(つまりは期待平均年収)はScalaと同率一位、最大年収は二番手のPythonと100万円近い差をつけて堂々の一位です。労働市場で圧倒的な地位を占めるプログラミング言語だということがよくわかるかと思います。理由としては、2点挙げられます。 1点目は冒頭にも書きましたが、注目度が上がって事で企業側のニーズも高まっていますが、エンジニア数がまったく足りていません。需要と供給のバランスが崩れている状態のため、期待平均年収が高い傾向にあります。 ちなみに、どれくらいニーズが急拡大しているかというと、前回の2017年度版ランキング作成時は、「求人数が100件以下のため、その他の言語のひとつ」として扱われていたので、1年で22倍も求人数が増えたということになります。 2点目の理由は、Go言語は、大規模・複雑なWebサービス、プロダクトの開発が得意と紹介しましたが、「大規模・複雑なWebサービス、プロダクトとは、付加価値が高く、高単価が見込める開発案件」とも言えます。つまり、高単価案件が揃っているのに、応募者も少ないため、さらに高い報酬金額を提示するクライアントが多い、という訳です。 Go言語の将来性 Go言語の将来性、今後の展開ですが、先ほどご紹介した求人数の増加からもお分かりの通り、今現在、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで成長しています。 Googleとのサービスの親和性が高く、大規模・複雑なWebサービス、プロダクト開発で多くの実績を持っており、“サーバーサイド言語として確かな地位を築きつつあるため、非常に将来性のあるプログラミング言語であるのは間違いありません。 ただし、JavaやPythonなどの言語も引き続き人気があります。また、さらには上で紹介した求人情報集計で第二位に入ったScalaのようなJVM(Java仮想マシン)言語も存在感を高めているのは、Go言語の将来性という意味では、少しネガティブな要素かもしれません。 おそらく、Web業界では発展性や効率性からGo言語が好まれる一方で、過去のシステムを保守・拡張することが多いSIer業界では、これまで開発してきたJavaと共存できるJVM言語の方が好意的に受け止められると思われます。 もっとも、得意・不得意があり、「ある分野ではよく使われるが、他の分野ではまったく使われない」というのは、どのプログラミング言語でも起こることなので、あまり気にしなくても良いでしょう。 年収については、エンジニア数が増えたことで需要と供給のバランスが補正され、期待平均年収も下がる可能性はあります。しかし、Go言語のエンジニアの増加(供給)に対して、企業側のニーズの拡大(需要)が上回る状況が今後も続くと推測されるため、当面は、現在の水準を維持するものと思われます。 まとめ 何度もお伝えしたことですが、IT業界の巨人Googleが開発し、大規模・複雑なWebサービス、プロダクト開発で多くの実績を持っているのがGo言語です。ベテランエンジニアの中にはGo言語のシンプルさを嫌う人が多いのも事実ですが、着実に利用シーンが拡大しています。日本でもWeb系IT企業を中心に採用が増えており、十分、将来性が期待できるプログラミング言語です。 まだまだ日本語の書籍やインターネット情報が少なく、独力でGo言語を学ぶのはやや難しいかもしれません。しかし、すでにWeb系で活躍している方、今後Web系で活躍したい方には、ぜひ習得を目指していただきたいプログラミング言語です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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アプリケーションエンジニアの将来性は?年収などについても解説します

アプリケーションエンジニアはWebサービスや業務システム、スマホアプリなどのソフトウェアを設計・開発・運用するエンジニアです。企業の業務効率化を支えるシステムから、私たちの日常生活を便利にするアプリまで、幅広い分野で活躍しています。 本記事ではアプリケーションエンジニアの具体的な仕事内容や必要なスキル、年収などについて詳しく解説します。これからアプリケーションエンジニアとしてのキャリアに関心のある方はぜひ参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる アプリケーションエンジニアとは アプリケーションエンジニアは、ChromeやFirefox、SafariといったWebブラウザ上で動作する「Webアプリ」の開発を手がける職種です。 TwitterやGmailなどのサービスは、PCに何らかのソフトウェアをインストールしなくても動作します。このようなサービスの開発が、Webアプリエンジニアが活躍するメインフィールドです。 Webアプリは、PCはもちろんスマホ・タブレットにも対応することができ、端末を選ばず利用できるのが強みの一つ。iOSアプリはiPhoneやiPad、AndroidアプリはAndroid端末でしか使えませんが、Webアプリの場合はOSに依存することなく使えるのがメリットです。 逆にインターネット環境がないと表示すらできないというデメリットは存在しますが、5G回線が実用化段階に入っている昨今では重大な欠点とはならないでしょう。ネイティブアプリと違って活躍の場が広いことから、今後も重宝される人材と考えることができます。 アプリケーションエンジニアの業務内容 アプリケーションエンジニアの仕事は、要件定義やサイトの設計からスタートします。「ユーザーがどんな機能を求めているのか?」「クライアントはどんなデザインを希望しているのか?」をもとにしながら、システム設計を施します。 もちろんWebアプリの開発にも携わります。時には企業内限定の業務系Webアプリを手がけることもあり、クライアントとの綿密なやり取りを交わすヒューマンスキルが重視される職種でもあります。 顧客の要望を正確に反映したWebアプリをつくるためには、顧客の抽象的な経営課題や不安・問題に対してヒヤリングを重ね、具体化・細分化していく必要があります。 一つひとつの課題を多角的な視点から精査し、問題解決に導くソリューションを渡すのがWebアプリエンジニアの使命です。 時にはクライアントと技術部門との橋渡し役となることもあり、対人折衝能力は不可欠と言えます。責任が大きくプレッシャーもかかる立場ではありますが、エンジニアとしての業務を通じて経営者視点で考えるスキルを培えることは、この仕事のメリットの一つです。 開発したWebアプリを運用・保守することも、アプリケーションエンジニアの大切な役割の一つ。時には専門知識を活かして営業チームを支えるフィールド・アプリケーション・エンジニア(FAE)や、営業・マーケティング分野を支援するコーポレート・アプリケーション・エンジニア(CAE)としての活躍を求められることもあるでしょう。 アプリケーションエンジニアに必要なスキル・資格 Webアプリエンジニアに求められるのは、ハード・ソフトウェアの専門知識や、ネットワーク・データベースに関する深い理解です。 ユーザビリティに優れ、セキュリティ面でも信頼の置けるシステムを構築する必要があるため、幅広い分野のスキルが求められます。 Webアプリ開発においては、HTML5・CSS3・JavaScriptといったフロントエンド言語がメインで用いられます。Java・PHPなどのバックエンド言語も必要で、業務系アプリではJava、C、C#の知識も必要になるでしょう。 Webアプリエンジニアになるための必須資格はありませんが、以下のような資格を取得し、スキルアップを図ることで転職の成功率や独立後の成果に直結してくるはずです。 ドットコムマスター Webプログラミング能力検定試験 システムアーキテクト試験 アプリケーションエンジニアが学ぶべきスキル 未経験からアプリケーションエンジニアを目指すなら、まずはWebアプリ開発に関する書籍で基礎知識を身につけるとよいでしょう。アプリ開発者向けの講座やセミナーを受講することも、エンジニアとしてのキャリアに直結してくるはずです。 プログラマーやシステムエンジニアからのステップアップを考えるなら、フロントエンドをはじめとするプログラミング言語はもちろん、データベースに関する知識を身につけておくと、エンジニアとしての信頼度が高まります。 さらに市場価値の高いエンジニアを目指すなら、クライアントの課題を解決に導くソリューション提案に長け、社内メンバーや顧客とのコミュニケーションに秀でた対人折衝能力を身につけていることが望ましいです。 コミュニケーション能力は、アプリケーションエンジニアだけでなくIT業界では必須のスキル。技術を磨くのも悪いことではありませんが、チームの仲間と積極的に関わり、クライアントの希望を汲み取るトレーニングを重ねるなどの努力が仕事の成果にも直結してきます。 また、Windows系だけでなく、UNIX・LinuxといったOSに関する知識を深めておくと、より活躍の幅が広がるはずです。アプリケーションエンジニアを目指したいと考えるなら、要件定義〜設計〜開発〜運用まで総合的なスキルを身につけられるシステムエンジニアとして、まずは腕を磨くことをおすすめします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる アプリケーションエンジニアの年収相場 アプリケーションエンジニアは、ほかのエンジニアやプログラマーと比べて高度なスキルを要求される専門性の高い職種でもあります。このことから年収水準は比較的高めで、20代から400万円を手にできるところもあります。 30代には500万円、40代になれば600〜700万円といった年収が見込まれます。プロジェクトマネージャーやコンサルタントにキャリアアップできれば、大台の1,000万円に到達することも十分に考えられます。 ただしこれは企業に勤めた場合の数字ですので、フリーランスとして独立し、成果主義の色が濃くなればなるほど年収は青天井となっていきます。それ相応のスキルや実績は求められるものの、平均的な年収以上の報酬を手にしたいなら、フリーのエンジニアという道を選ぶことも有力な選択肢の一つです。 アプリケーションエンジニアが活躍できる業界 アプリケーションエンジニアはさまざまな分野で重宝される存在ですので、一つの業界に限らず活躍することが可能です。 たとえば、電子部品・半導体といった製造業でも求人募集があり、営業部門をサポートするフィールド・アプリケーション・エンジニアが特に歓迎されます。CAD関連の会社では、営業・マーケティングにも携わるコーポレート・アプリケーション・エンジニアの人材が多く募集されています。 どんな業界でも求められる役割は同じで、技術面と営業面での活躍が期待されています。したがって、開発言語のほかコミュニケーションスキルやコンサルタントとしての知見が備わっていると、市場価値の高い人材となることができるでしょう。 【まとめ】アプリケーションエンジニアは将来性が高い 専門性の高いアプリケーションエンジニアは、将来性が高く、これからのAIやIoTの分野でも広く求められる人材と考えられます。若いうちからWebアプリ開発を目指してスキルを磨くことで、今後必要とされ続ける人材となることも不可能ではありません。 今後のキャリアパスの参考として、Webアプリエンジニアという職種の仕事内容・役割や、待遇、学ぶべきスキルを覚えておきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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テスターとは?IT未経験でも可能!年収・スキル・将来性を徹底調査

テスターとはシステムやアプリケーション、IT製品が正常に動くかをテスト・評価するエンジニアのことを指します。想定されるケースを洗い出し、テストを行うことでプログラムやデータベースの設計ミス、プログラム中のバグを発見し、製品の品質を向上させるのが役割です。本記事では、テスターの年収や求められるスキルについて詳しく解説します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる テスターの仕事内容 テスターの仕事は大きく以下の4つに分けられます。 テスト計画 テスト設計 テスト実施 結果の分析 それぞれの仕事内容について、詳しく見ていきましょう。 テスト計画 テスト計画は、テストの目的を決めて、そこから実施期間や人員配置、テスト完了の基準などを決めることです。ソフトウェア開発プロセスにおいて重要なステップと言えます。ソフトウェアが要求仕様を適切に満たしているか、バグやエラーが最小限に抑えられるかどうかなど、テストによって達成したい結果を示す必要があるでしょう。 また、実施期間と人員配置の計画も重要です。テストの実施には時間とリソースが必要であり、開発チームと連携しながら、適切な期間と適任のテスターを配置しなければなりません。これにより、テストのスケジュールやリソースの予算を効果的に管理することができます。 テスト設計 テスト設計では、テスト計画をもとにして、用いるテスト技法やテストケースの洗い出しを行います。 設計がきちんとされていないと、質の高いテストを実施できないので、緻密なテストケースの洗い出しはとても重要な業務です。テスト設計の過程では、ソフトウェアの仕様や要件を詳細に理解し、それに基づいて適切なテストケースを考案しなければなりません。 異なるテスト技法を適用することで、さまざまな観点からソフトウェアを検証し、隠れたバグを見つけることが可能です。また、緻密なテストケースの洗い出しは、ソフトウェアの機能やバグをカバーし、品質を向上させることができます。 テスト実施 テストの実施では、設計されたテストケースを実施します。必要に応じてエビデンスを残しながら、想定どおりにプログラムや電子機器が作動するかをチェックしていきます。IT未経験からテスターになった場合は、この業務からスタートすることが大半です。テストの実施ではエビデンスを残すことが重要であり、問題が発生した際に原因を特定するための手がかりとなります。 また、テストの過程で予想外の挙動やエラーが発見されることもあり、これを改善することは、ソフトウェアの品質をより良くすることにつながるでしょう。テスト実施は品質保証をする上で核となる業務であり、ソフトウェアの信頼性や品質を向上させるために不可欠です。 結果の分析 テストの結果をまとめて文書化し、結果の分析、報告を行います。テストプロセスにおける、最後の重要な項目です。まずは、テスト実施後、得られたデータや情報を整理していきます。ここでは、実施したテストケースごとの結果やエビデンスを集め、バグの発見状況やテストのカバレッジなどを明確にまとめることが求められるでしょう。 次に、結果の分析が行われます。これには、発見したバグの優先度や深刻度を評価しなければなりません。バグの影響度や再現性を考慮しながら、修正が最も必要なものから順に優先順位を付けます。また、テストの実行結果から、ソフトウェアのパフォーマンスや安定性の向上点を抽出し、今後の改善に役立てることも重要です。 テスターとQAエンジニアとの違い テスターは、QAエンジニアとは異なる役割を持っていることを覚えておきましょう。QAエンジニアは、ソフトウェアの品質を向上させるために、開発プロセス全体の監視や品質に関する戦略立案などを担います。また、テスト計画の作成やテストケースの設計、テスト実行の管理などを担当し、ソフトウェアの品質に対する総合的な視点が必要です。 一方、テスターはソフトウェアの動作をテストすることに特化している職種となります。テストを通じて、ソフトウェアの機能や性能、セキュリティなどを評価し、バグや問題を発見しなければなりません。このように、QAエンジニアはソフトウェアの品質を総合的に管理し、開発プロセス全体を監視する役割を果たし、テスターは具体的なテスト実行を担当する役割を持ちます。 テスターの年収 テスターの平均年収は370万円前後とされています。また業務範囲がテスト実施のみに限定されるケースも多いため、新入社員やIT未経験者が担当することも多く、SE(平均年収550万円)やプログラマー(平均年収416万円)よりも平均年収は低い状況です。 しかし、スキルアップしてテストの実施だけでなく、マネージメントやテスト計画の立案・分析、テスト結果を元にしてバグの修正などができるようになれば年収500万円以上を狙うことも可能となります。 参考:厚生労働省「令和4年 賃金構造基本統計調査」 テクフリでフリーランス案件を探してみる テスターに求められるスキル テスターにも求められるスキルは多岐に渡ります。ここでは、代表的な3つのスキルについて、確認していきましょう。 OAスキル テストや評価した結果を集計したり、レポートにまとめる必要があるので、オフィスソフトを使った文書作成能力がテスターに求められます。具体的には、Excelを使ったデータ集計やグラフ作成、Wordを使ったレポートの作成、PowerPointを使ったプレゼンテーションの作成などです。 これらのOAスキルを持つことで、テスターは効率的なレポート作成や結果の可視化が可能となり、プロジェクトの進行や意思決定をサポートすることができます。また、レポートのフォーマットやレイアウトの整備も重要であり、OAスキルを活かしたデザインや表現力のある文書作成があるも必要となるでしょう。 集中力 テスターの業務には細かなテスト作業が含まれることもあり、ミスを避けるためには高い集中力が求められます。繰り返しのテスト作業を黙々と行い、細部にわたる確認や検証が必要です。 例えば、テストケースの網羅的な実施や複雑なデータの入力や検証、バグの再現手順の確認など、細やかなタスクを正確にこなすためには高い集中力が欠かせません。 また、テスターは長時間にわたって同じ作業を行うこともあり、集中力を持続させることも重要となります。 ITに関するスキル ITに関するスキルを持つことは、テスターにとって非常に重要です。なぜなら、テストを行う対象は主にシステムやアプリケーションであるため、システム開発やパソコン、デジタル機器に関する知識が必要になるからです。テスターに欠かせない、テストツールやデバッグツールの使用方法だけでなく、プログラミング言語の基礎知識、データベースの基礎知識なども身につけておくとよいでしょう。 テスターに向いている人 テスターに向いているのは、細かい箇所への注意力があり、論理的思考と問題解決能力に長けた人です。ソフトウェアやシステムの動作に対する好奇心と疑問を持ち、その挙動を深く理解しようとする姿勢が求められます。 また、ユーザーの視点を大切にし、製品がどのように使われるかを理解しようとする姿勢も重要です。一方で、コミュニケーション能力もテスターには不可欠と言えるでしょう。開発チームとの協力やバグ報告の際に、適切な情報を正確に伝えなければならないからです。 さらに、時間管理や優先順位付けができるという点も重要な項目です。テスターは複数のタスクを同時に管理し、テストの進捗状況を把握するために計画的に業務を遂行することも必要になります。このように、テスターに向いている人は、様々な特徴があり、多くのことが求められていると言えるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる テスターに関連する資格 テスターとしてステップアップするために取りたい3つの資格をご紹介します。 JSTQB認定テスト技術者資格 JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)が実施するソフトウェアのテスト評価技術を認定する資格です。海外でも有効な国際資格となっています。試験のレベルは基礎的なレベルのFoundation Level と、上級レベルのAdvanced Levelの2つがあり、Advanced Levelの種別はテストマネージャーとテストアナリストの2つです。Advanced Levelの資格を受験するには、Foundation Levelの試験に合格していることと3年以上の実務経験が必要になります。 参考:JSTQB認定テスト技術者資格 IT検証技術者認定試験(IVEC) 一般社団法人IT検証産業協会(IVIA)が実施するテストエンジニア向けの資格です。テストエンジニアの実務力を認定する試験となります。テスト実行者レベルのレベル1から上級コンサルトレベルのレベル7まで7つのレベルに分かれている試験形式です。レベル3以降は下位資格の合格が受験資格となっています。 参考:IVEC認定試験 ソフトウェア品質技術者試験 一般財団法人日本科学技術連盟が実施する、ソフトウェアの品質向上に関する提携的な知識を問う認定試験です。現在、初級と中級の2つのレベルがあり、上級については今後作られる予定になっています。 参考:ソフトウェア品質技術者試験 テスターが活躍できる業界 システム開発だけではなく、Web業界やアプリ・ゲーム開発、製造業など幅広い業界での活躍が期待できるでしょう。テスターが活躍する企業にはいくつか種類があります。 メーカーなどから受託されてテストを行う企業 カメラやプリンター、半導体などの電子機器に関して、メーカーから受託を受けてテストを実施します。 システム開発、Web開発、アプリ開発をする企業 システム開発やソフトウェア開発を手がける企業で、SEやプログラマーと協力してテスト業務を実施します。テスト業務は、新卒や未経験で入社したSEやプログラマーが担当することもあるでしょう。 テストを専門に行う企業 システム開発やソフトウェア開発では、品質保証の観点から開発者以外の人がテストを行う、第三者検証とよばれるテストが行われるケースが少なくありません。 テストを専門に行う企業では、この第三者検証を行います。 テスターの将来性 AIの発達はシステム開発にも大きな影響を与えています。デザインやコーディングなど、今までエンジニアが担当していた業務がAIに置き換わるケースが増加中です。テストエンジニアの仕事に関してもAIが影響を与えはじめており、そのうちのひとつにテストの自動化が挙げられます。 エンジニアがテストを行う場合は、何千ケース、何万ケースという膨大なテストを行うことは実際には困難です。なので今まではその中から重要なケースを抽出してテストを行っていました。しかし、AIでテストを自動化することで膨大なケースのテストを実施することが可能になっています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる テスターのキャリアパス 初級のテスターからの主なキャリアパスには次の3つがあります。どのキャリアパスを選ぶかにより、業務内容が大きく変わるので、しっかりと確認しておきましょう。 スペシャリスト スキルや経験の浅いテスターではテストの実施が主な業務になりますが、スキル・経験をつけてスペシャリストになるとテストの計画、設計、結果の判定、報告などが主な業務となるでしょう。質のよいテストを行うためには、緻密なテスト計画・設計が必要となるので、高いスキルや知識が必要になります。 テストマネージャー テストマネージャーはテストチームを統括し、テストが計画通りに進行するように監督する仕事です。また、クライアントへのヒアリングや協力要請が必要な場合もマネージャーの業務となります。 テストアナリスト テストアナリストは、システムや製品を深く理解し、どのようなテストが必要なのか定義したり、テスターが作成したテスト計画やテスト設計のレビューを行います。テストに関する高い知識やスキルの他に、システムや電子機器に関する知識も求められる職種です。 現状、AIで実現が難しいと言われている領域は「マネジメント」「テスト計画立案」「テスト結果の分析」といった領域となります。このような領域のスキルを身に着けて、マネージャーやアナリストとして活躍することがテスターとして生き残る戦略になるでしょう。 まとめ テスターはシステムやソフトウェア、電子機器の品質保証のために必要な職種です。IT未経験でも比較的転職しやすい職種ではありますが、スキルアップをすることで求められるエンジニアになれる職種でもあります。 資格なども取得しながらAIでは実現が難しい領域の知識・スキルを高めていくことが、テスターとして長く働くためには必要になるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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ヘルプデスクにおすすめの資格4選!スキルアップのための勉強方法を解説

ヘルプデスクとは? へプルデスクとはソフトウェアやハードウェアなどIT機器を利用するエンジニアが利用する問い合わせ窓口です。ソフトウェアには個人だけでなく法人向けのものも存在しますが、基本的には製品や技術に関する問い合わせを受け付けます。 本記事ではヘルプデスクに求められるスキルや、おすすめの資格について解説します。ヘルプデスクとしてのキャリアをお考えの方や、スキルを伸ばしていきたいとお考えの方はぜひ参考にしていただけますと幸いです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ヘルプデスクに求められるスキル ヘルプデスクには主に以下のようなスキルが求められるでしょう。 コミュニケーションスキル 文書作成能力 ITリテラシー 一般的にイメージしやすいコミュニケーションスキルや文書作成能力に加えて、ヘルプデスクには一定レベル以上のITリテラシーも求められます。 業務における問い合わせへの対応手段は電話やメールがメインですが、プロジェクトによってはリモートで顧客のパソコン操作をサポートすることも珍しくありません。IT関連の知識を問う入社試験を実施して一定以上の点数を合格ラインとしている企業もあります。 ヘルプデスクは手を動かしてプログラミングすることは業務の中ではほとんどありませんが、製品の仕様を理解するためにフォルダ構造や製品にインストールされたファイルの理解などは求められるでしょう。 また製品の障害対応をする場合は、顧客からヒアリングした情報を元に解決策の提示します。基本的なITへの理解を前提として、状況を客観的に分析できる論理的思考力や提案力も求められるケースが少なくありません。 資格取得でスキルアップしよう ヘルプデスク業務では製品に関する理解だけでなく、ネットワークや通信、プログラミング、セキュリティなどITに関する知識が必要です。 もちろん参加するプロジェクトによって求められる知識は異なりますが、障害対応が前提であれば問題解決力を養うためにも、ITに関する知識は欠かせません。 しかし知識の有無は、転職活動における入社試験や面接だけで証明できるものではありません。そこで、ヘルプデスクを目指す際に有効な対策のひとつが資格の取得です。 関連するIT系資格を持っていれば面接で有利になるだけでなく、社内での評価向上にもつながる可能性があります。それでは、ヘルプデスク業務において有利とされる資格にはどのようなものがあるのでしょうか。ここからは、評価されやすい資格を順番に紹介していきます。 ITパスポート ITパスポートはIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が提供する国家試験の一つ。 情報処理技術者試験の区分としては一つ目のものであり、ITを利用する者に取得が推奨されている基礎的な資格です。 大手IT企業でも取得が推奨されていることが多く、ヘルプデスク業務の担当者として取得するなら最も初歩的な資格になるといえるでしょう。 資格試験の実施は公開されているスケジュールの通りですが、試験の実施回数が他の国家試験と比べても多いため取得しやすい資格でもあります。 またITパスポートの合格率は60.3%(2021年1月現在)です。 勉強せずに取得できるほど簡単な資格ではありませんが、参考書を購入して一定期間過去問題を繰り返し勉強すれば合格率を高めることができます。 情報セキュリティマネジメント試験 情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティに関する知識や基本的なスキルが認定される国家試験。 ITパスポートと同じくIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施しています。 国家試験の実施回数は4月と10月の年に2回。 セキュリティはどんなソフトウェアにも必要な概念となるため、取得することでヘルプデスク担当としてもスキルアップできる可能性は高いといえるでしょう。 基本情報処理技術者試験 基本情報処理技術者試験は、IPAが実施している国家試験のひとつ。 ITエンジニアとしてキャリアをスタートする際に、取得を推奨されている資格でもあります。 ネットワークやセキュリティ、プログラミングやデータベース、システム開発など様々な内容を網羅した試験です。 そのためヘルプデスク担当にとってはどのような製品であったとしても、業務に役立つ可能性が高くなります。 また基本情報処理技術者試験に合格すれば、さらに上位試験である応用情報技術者試験や「高度な知識・技術」に区分されるネットワークスペシャリスト試験や情報処理安全確保支援しなどを目指すこともできます。 応用情報技術者試験 応用情報技術者試験は基本情報処理技術者試験の上位にあたる資格であり、技術だけでなく管理や経営までの幅広い知識を有することに役立ちます。 高度IT人材となるために必要な知識を有していることの証明にもなるため、ヘルプデスクとしても取得することで評価される可能性が高くなります。 応用情報技術者試験は情報システムやネットワークなどの保守や開発において自ら技術的問題を解決できることが前提となっている資格でもあります。 ヘルプデスクとしてある程度知識と経験を蓄積することができれば、取得できる可能性も高くなるといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 技術を身につけてヘルプデスクとしてスキルアップ ヘルプデスクとしてのスキルアップは資格を身につける以外に技術を身につけることも大切です。 ではどのようなスキルがヘルプデスク業務で有用なのか、いくつかのスキルがあるので順番に見ていきましょう。 ExcelやWordなどOfficeソフトに関する操作スキル ヘルプデスク業務では様々な情報を整理して問い合わせに対する的確な回答をしなければいけません。 ExcelやWordなどのOfficeソフトの操作スキルを身につけていれば、情報を整理しやすくすることができます。 また製品に関するURLも社内のみで公開されているものと、外部公開用の両方が用意されているケースが少なくありません。 そういった情報を見つけやすくするために、独自に情報が整理できればヘルプデスクとしてのパフォーマンスも上がりやすくなるといえるでしょう。 ブラインドタッチ(タイピングスキル) ヘルプデスク業務では、迅速にログを残して対応の記録を残すことが求められます。 またメール作成やチャット対応が業務に含まれている場合、ブラインドタッチができなければ1件の問い合わせへの対応時間が長くなってしまいがちです。 そのためブラインドタッチなどのタイピングスキルはヘルプデスクにとっては欠かせないスキルだといえるでしょう。 ヘルプデスク業務は入社試験でタイピングが用意されていることが少なくないため、ヘルプデスクを目指すなら、転職活動の前にブラインドタッチは身につけておきたいところです。 コマンドプロンプト操作スキル コマンドプロンプトの操作スキルは、OSの情報チェックや設定だけでなくソフトウェアの設定や変更にも役立ちます。 実際にコマンドプロンプトの操作によってインストール、アンインストールや設定変更ができるソフトウェアは少なくありません。 ヘルプデスク担当として、ユーザに操作を説明する際はコマンドプロンプトの操作を案内するケースもあるため、コマンドプロンプトの基本操作は身につけるメリットが大きいと^いえるでしょう。 まとめ ここまで紹介してきたように、ヘルプデスクのスキルアップ方法はシンプルです。 もちろん担当するプロジェクトによって具体的に求められる内容は異なりますが、やるべきことは二つしかありません。 それは資格取得と技術を身につけることです。 資格取得による手当はそこまで大きな金額ではないことが多いですが、昇給や昇進など人事評価に与える影響を考えれば決して小さなことではありません。 また業務に関連するプログラム言語の習得など技術を身につけることができれば、ヘルプデスク担当としてパフォーマンスも良くなるため、結果的に良い評価となる可能性が高くなります。 ヘルプデスクとしてスキルアップするなら、まずは現場で求められる資格と技術を明確にすることから始めてみてはいかがでしょうか。 参考:IPA(独立行政法人情報処理推進機構) テクフリでフリーランス案件を探してみる
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スクラムマスターの役割とは?初心者向けにわかりやすく解説

スクラムマスターとは スクラムマスターは、アジャイル開発手法のひとつである「スクラム」を効果的に運用するための中心的な存在です。チーム全体がスクラムの理論や原則を正しく理解し、それを日々の業務に活かせるよう支援する役割を担います。スクラムマスターには、スクラムの基本フレームワークだけでなく、アジャイル開発の背景などについての深い理解が求められます。 本記事ではスクラムマスターの役割や求められるスキルなどについて、わかりやすく解説します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる スクラムマスターの仕事内容 スクラムマスターの主な役割は、スクラムチームが効率的かつ効果的に動ける環境を整え、サポートすることです。単なる管理業務にとどまらず、チーム全体のパフォーマンス向上と成長を促進するという点で非常に重要なポジションと言えるでしょう。日々の業務では多岐にわたるタスクを管理し、チームが直面する課題を解決することでプロジェクト全体を円滑に進める役割を担います。 さらに、スクラムマスターは単純に課題を解決するのではなく、チームが自ら問題を特定できるように導くことも求められます。以下ではスクラムマスターの具体的な仕事内容について、いくつかの重要な観点からさらに詳しく解説します。 スクラムイベントの管理 スクラムマスターの重要な役割のひとつに、スクラムイベントを効果的に管理・運営することが挙げられます。スクラム開発においてはスプリント計画、スプリントレビューなどのイベントが存在し、それぞれがプロジェクトの進行や改善において重要な意味を持ちます。効果的なスクラムイベントの管理は、チームの一体感を高めるだけでなく、プロジェクト全体の目標達成に向けた推進力を生み出すのです。 チームのサポートとコーチング スクラムマスターは、チームが高いパフォーマンスを発揮できるようにサポートする役割を担っています。チームメンバーが自主的に動くようにするためには、個々のメンバーの成長を促進することが非常に重要です。そのため、スクラムマスターは単なる管理者ではなく、コーチとして寄り添いながらチームを導くことが求められます。 また、スクラムマスターはチーム間のコミュニケーション促進にも積極的に関与します。スクラムチームは複数のメンバーから構成されるため、メンバー間の円滑なコミュニケーションはチームの成功に不可欠です。スクラムマスターは、メンバーが互いに情報を共有し、意見を交換できる環境を整えます。例えば、定期的な1対1のミーティングを通じて個別の悩みを聞いたり、チーム全体でのディスカッションを円滑に進めたりします。コミュニケーションが強化されることで、チーム内の信頼関係が深まり、より協力的な働き方が生まれます。 プロセス改善の推進 スクラムマスターは、チームと共にプロセスを定期的に分析し、改善を推進する役割を担っています。スクラムはアジャイルな開発手法であるため、プロセスの改善が継続的な進歩に直結します。そのため、スクラムマスターは、現状のプロセスを常に見直し、最適化を目指して努力し続けることが求められます。 プロセス改善は単なる技術的な作業にとどまらず、チーム全体の文化や働き方にも大きな影響を与えます。スクラムマスターは、改善を行う際にメンバーの意識や習慣を変えることにも注力します。定期的な振り返りやペアプログラミングなどを通じて、チーム内の協力と学びを深めることもあります。このような改善活動が定着することで、チームはより柔軟に、かつスピーディに変化に対応できるようになります。 障害物の除去 チームの進行を妨げる障害物を迅速に特定して解消することも、スクラムマスターの重要な役割です。 具体的な例としては、コミュニケーションの不足などが挙げられます。チーム内での情報共有が不十分な場合、進捗状況や課題が明確に伝わらず、認識のズレが生じてしまいます。これを解決するために、スクラムマスターはチームメンバー同士のコミュニケーションを円滑にし、情報が適切に共有されるようサポートします。 また、外部からの干渉もチームにとって大きな障害となります。例えばステークホルダーや他の部署からのリクエストが頻繁に入ることで、チームが本来の目標に集中できなくなるケースが考えられます。スクラムマスターは、こうした外部との調整役としての役割も担い、チームが優先すべき業務に集中できるようにリソースの確保や外部の要求の調整を行います。 テクフリでフリーランス案件を探してみる スクラムマスターとプロジェクトマネージャー(PM)との違い スクラムマスターとプロジェクトマネージャー(PM)の役割は似ていますが、異なる部分もあります。 プロジェクトマネージャー(PM)は、プロジェクト全体の進行管理を担当します。PMはプロジェクトのスケジュール、予算、リソース配分、品質管理など、プロジェクト全体の管理を行い、目標達成を最優先します。プロジェクトの進捗をモニタリングし、リスク管理や調整を行い、問題が発生した場合には迅速に対処します。また、ステークホルダーやクライアントとのコミュニケーションも担当し、プロジェクトが計画通りに進行するようにリーダーシップを発揮します。 一方でスクラムマスターは、チームのプロセス管理と支援に特化した役割を担います。スクラムマスターは、スクラムフレームワークが効果的に機能するようにサポートし、チームメンバーが自律的かつ効率的に仕事を進められるように導きます。彼らの主な仕事はスクラムイベントの進行をサポートし、チームの生産性を最大化することです。 どのように作業を進め、どのようにコミュニケーションを取るべきか、どのように課題を解決するかに焦点を当て、チームがより効率的に作業できる環境を整えます。スクラムマスターは、チームの「ファシリテーター」や「コーチ」としての役割が強調されます。 スクラムマスターとPMは互いに補完し合う関係であり、役割を明確に理解して協力することでプロジェクトを成功に導くことができます。PMがプロジェクト全体の進行とリソース管理を担当し、スクラムマスターがチームのプロセスを最適化することで、最終的な成果物の質が向上し、チームの生産性も高まるでしょう。 プロジェクトマネージャーについては以下の記事でも詳しく解説しています。 プロジェクトマネージャーの将来性は? 年収など徹底調査! スクラムマスターに必要なスキル スクラムマスターとして活躍するためには、単なる知識だけでなく、プロジェクトの成功を支える実践的なスキルが求められます。ここでは、スクラムマスターに必要とされる専門知識や、リーダーとしての能力について具体的に解説します。 スクラムに関する専門知識 スクラムマスターは、スクラムの基礎的な概念やイベント、役割について深く理解している必要があります。 また、これらをチームやステークホルダーにわかりやすく説明し、実践を支援する能力が求められます。この専門知識が、チームを効率的に運用し、成功へ導く原動力となります。 ファシリテーションスキル 会議を円滑に進行し、全員が意見を共有しやすい環境を作り出す能力が重要です。特に対立が生じた際には、中立的な立場から問題を解決し、合意形成を促進します。 優れたファシリテーションスキルを持つスクラムマスターがチームを率いれば、チームは建設的な議論を行うことができるでしょう。 リーダーシップ スクラムマスターは命令型ではなく、支援型リーダーシップを実践します。メンバーが自主的に課題に取り組めるよう支援し、信頼関係を築きます。また、プロジェクト外のステークホルダーと連携し、チームが必要なサポートを受けられるよう調整する役割も果たします。 スクラムマスターに関連する資格 スクラムマスターとしてのスキルを証明する資格には「Certified ScrumMaster(CSM)」や「Professional Scrum Master(PSM)」があり、スクラムの理論と実践力を体系的に習得することに役立ちます。資格取得者は、スクラムフレームワークの活用法についての認知度が高まり、キャリアの幅を広げるチャンスが増えるでしょう。 最後に スクラムマスターは、アジャイル開発における中心的な存在として、チームの支援とプロセス改善を担う重要な役割です。プロジェクトマネージャーとの違いや必要なスキル、資格などを理解することで、この役割の重要性と可能性をより深く認識できるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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ペアプログラミングのメリットと注意点を解説

ペアプログラミングとは ペアプログラミングは、2人のプログラマーが1台のコンピュータを共同で使用し、プログラムを作成する手法です。通常、1人が実際にコードを記述する「ドライバー」として作業し、もう1人がその進行を見守り、サポートや方向性を示す「ナビゲーター」としての役割を果たします。 双方がリアルタイムで意見を交わしながら進めるため、即座にフィードバックを受けることができ、問題解決のスピードが向上します。従来はウォーターフォール型開発における方法論として発展しましたが、現在ではアジャイル開発において利用されることもあります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ペアプログラミングのメリット ペアプログラミングには多くの利点があります。ペアで作業を行うことで課題を迅速に解決できるため、プロジェクトの進行がスムーズになります。また、相互の知識の共有が進み、特に新人が経験豊富な開発者から学ぶ機会が増えます。 2人が一緒に作業することでレビューを即座に行うことができ、バグの発生を未然に防ぐことが可能です。これらの要素が組み合わさることで、開発チーム全体の結束力やモチベーションの向上にもつながります。ここではそれぞれのメリットについてさらに詳しく解説します。 学習効果の向上 ペアプログラミングでは、異なる経験や知識を持つプログラマー同士が協力するため、学習効果が高まります。特に初心者は、経験豊富な開発者からのフィードバックを受けながら作業を進めることができ、スキルを短期間で向上させることが可能です。 また、相手のコーディングスタイルや問題解決のアプローチを観察することで、幅広い視点や新たなテクニックを吸収できるでしょう。さらに、ペアでの作業を通じて気軽に質問を投げかけることができれば、知識の深化が促進されます。 このようにペアプログラミングは個々の成長を促進することで、チーム全体の技術力向上にも寄与します。 コードの品質向上 2人のプログラマーが同時に作業することで、リアルタイムでコードレビューが行われます。この素早いフィードバックにより、潜在的なバグや設計上の問題を早期に発見して修正できるため、品質が保たれます。 また、ドライバーとナビゲーターが異なる視点からアイデアを出し合うことで相乗効果が生まれ、より洗練された設計や効率的な実装が可能となります。さらに、コードの共有意識が促進され、チーム全員がプロジェクト全体のクオリティに責任を持つ体制が整えられます。 コミュニケーションスキルの向上 ペアプログラミングは単にコードを書くだけでなく、チームメンバーとのコミュニケーションを密にすることで、様々なスキル向上に繋がります。2人で行う開発作業では、常にコミュニケーションを取りながら進めていく必要があります。 互いの考えを共有しながら意見交換を行い、より良い解決策を探していく中で、エンジニアとして必要とされるコミュニケーション能力が自然と磨かれていくでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ペアプログラミングのデメリット ペアプログラミングは、ソフトウェア開発において高い効果を発揮する手法として注目されていますが、万能な手法ではありません。メリットだけでなく、デメリットも理解しておくことが重要です。以下では、ペアプログラミングの導入を検討する際に知っておくべきデメリットについて詳しく解説していきます。 人的コストが増える 2人のエンジニアが同じタスクに同時に取り組むため、単純に換算すると人的コストが2倍になります。効率化を図ることができれば全体的なコストを削減できるかもしれませんが、大規模プロジェクトや短期的な開発プロジェクトでは、人的コストの増加が大きな負担となる可能性もあるため注意が必要です。 また、ペアを組むエンジニアの選定や、ペアの入れ替えなど、運用面でのコストも十分に考慮する必要があるでしょう。 コミュニケーションのハードルが高い ペアプログラミングでは、常にコミュニケーションを取りながら作業を進めるため、円滑なコミュニケーションが不可欠です。 しかし、性格の合わないペアや、コミュニケーションスキルが低いメンバーがいる場合、意見の対立や誤解が生じやすく、作業効率が低下する可能性があります。また、リモートワーク環境下では、リアルタイムなコミュニケーションが難しく、さらにハードルが上がります。 スケジュール管理が難しい 2人のエンジニアのスケジュールを調整する必要があるため、プロジェクト全体のスケジュール管理が複雑になります。複数のペアが同時に作業を行う場合などは特に、スケジュール調整が困難になり、プロジェクトの遅延につながる可能性があります。 また、ペアの入れ替えが発生した場合もスケジュールを再調整する必要があり、柔軟な対応が求められます。 ペアプログラミングにおける注意点 ペアプログラミングを成功させるためには、いくつかの注意点が存在します。以下ではペアプログラミングを導入する際に知っておくべき注意点について詳しく解説していきます。これらの点を理解することで、より効果的にペアプログラミングを取り入れ、開発の効率化を図ることができるでしょう。 沈黙をなるべく避ける ペアプログラミングでは、常にコミュニケーションを取りながら作業を進めることが重要です。しかし、疑問点や不明な点があっても、それを口に出せないために、作業が滞ってしまうことがあります。 疑問点をすぐ相手に共有して一緒に解決することでより深い理解につながり、効率的な開発が可能になります。沈黙が続いている場合は、積極的にコミュニケーションを取るように心がけましょう。 特にコードレビューの際や新しい機能を実装する際などは、こまめに意見交換を行うことで、誤解を防いで質の高いコードを作成することができます。 疑問はすぐに共有する 疑問点や不明な点が生じた場合は、すぐに相手に共有しましょう。疑問点を放置すると誤った理解に基づいた実装をしてしまい、後から大きな問題に発展する可能性があります。 また、疑問点を共有することで、ペアのメンバーから新たな視点や解決策を得られることもあります。技術的な概念やコードの動作原理について疑問がある場合は、積極的に質問することで知識を深めることができます。 こまめに休憩を取る 先述の通り、ペアプログラミングにおいては常にコミュニケーションを取る必要があることから、通常の業務よりも疲労度が高くなることが考えられます。 疲労が蓄積してしまうと集中力が低下してミスが増え、本末転倒となってしまいます。こまめに休憩を取り、ストレッチなどで適度に体を動かすことで、リフレッシュを行いましょう。ペアで一緒に休憩を取ることで、有意義な意見交換の時間にしながらコミュニケーションも円滑になっていきます。 まとめ ペアプログラミングは、コードの品質向上、知識の共有、チームワークの強化といったメリットがある一方で、人的コストの増加やコミュニケーションの難しさといったデメリットも存在します。 効果的に実施するためにはコミュニケーションを密にし、疑問点をすぐに共有することが重要です。また、作業環境を整え、こまめな休憩を取りながら、ペアの組み合わせにも注意を払う必要があります。ペアプログラミングは万能な手法ではありませんが、適切に実施することで、より良いソフトウェア開発を実現できるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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プログラミング言語の難易度ランキング【2025年最新】

プログラミングを始めたいと思っている方や、新たに学習する言語を決めかねているエンジニアにとって、どのプログラミング言語が学びやすいのか、または難しいのかを知ることは非常に重要です。 2024年現在、技術の進化に伴って多くのプログラミング言語が新しい用途やツールの登場によって注目を集めています。本記事では人気のプログラミング言語10種を難易度別に紹介し、その特徴や学習のポイントについて詳しく解説します。テクフリの案件情報※もあわせてご紹介するので、これからプログラミングを学ぶ人や案件市況について知りたいという方もぜひご参考にしてみてください。※2024年11月時点 テクフリでフリーランス案件を探してみる プログラミング言語の難易度ランキング ベスト10 今回は難易度別のプログラミング言語ランキングです。 プログラミング言語の中でも、開発の現場で主に使われるプログラミング言語に焦点を当てて、難易度を三段階に分けてランキングを見ていきます。 難易度 プログラミング言語 ★★★ C++ ★★★ C言語 ★★★ Java ★★★ C# ★★ Go ★★ Swift ★★ Python ★ Ruby ★ JavaScript ★ PHP プログラミング言語:C++ 難易度★★★ 最初に紹介するプログラミング言語はC++です。C++の習得難易度は★★★となっています。 C++は高い保守性・高速でコンパクトなプログラムを実現できること、C言語との互換性があることが大きな特徴です。 そして、C++ではスマホアプリやコンシューマーゲーム、業務系システム、Webアプリケーションなど様々な分野で開発することができ、日常にあるソフトウェア・ハードウェアの至る部分で使用されています。とくにゲーム開発はC++だとしやすくなっています。 このように、C++によって開発できるものの幅が広いので、C++を用いて開発を行っている企業は多いです。テクフリに掲載中のC++案件は約30件で、その平均単価は約67.6万円となっております。 C++は学習コストが高く使いこなせるエンジニアが求人数に対して少ないため、市場価値の高さからも将来性は高いと言えるでしょう。 関連記事:C++の将来性について 現状から踏まえて検証した結果 C++の案件を探してみる プログラミング言語:C言語 難易度★★★ 続いて紹介するプログラミング言語はC言語です。C言語の習得難易度は★★★となっています。C言語は、高速かつコンパクトなプログラムを実装できるという特徴を持ったプログラミング言語の1つです。 プログラムの実行スピードは、あらゆる現場で重視されます。コンピュータ上で動くソフトウェアやゲーム、Webアプリ以外にも、私たちが普段使っている家電・自動車といった電子機器でもC言語は活躍中です。 C言語はOSやハードウェアの制御分野で活躍し、今後もこの分野ではC言語が用いられていくと見られています。C言語によって開発できるものの幅広さや、OSやハードウェアの制御分野での活躍を見ると、C言語の将来性は高いと言えるでしょう。 関連記事:C言語の需要と将来性は?【年収データなどをもとに解説します】 テクフリに掲載中のC言語案件は約30件で、その平均単価は66.8万円となっています。 C言語の案件を探してみる プログラミング言語:Java 難易度★★★ 続いて紹介するプログラミング言語はJavaです。Javaの習得難易度は★★★となっています。Javaが開発できる範囲はかなり広く、汎用性のあるプログラミング言語として今も昔も強い人気があります。 このハードウェア大国である日本で、ハードウェア業界の求人がJavaでは一番多く、大きな特徴として他のプログラミング言語に比べるとこの業界での求人が圧倒的に多いです。特に金融機関では、Javaで作られたシステムが多いため、案件が豊富にあります。プログラミング言語の習得難易度としては、高い方と言えますが、使いこなせれば、今後も求人には困らない可能性が高いです。 関連記事:Javaの将来性は?【需要の変化や年収について詳しく解説します】 テクフリに掲載中のJava案件は約140件で、平均単価は76.4万円となっています。 Javaの案件を探してみる プログラミング言語:C# 難易度★★★ 続いて紹介するプログラミング言語はC#です。C#の習得難易度は★★★となっています。C#は、Webアプリケーション、スマートフォン向けアプリケーション、PC向けアプリケーションなどかなり幅広い領域での開発が可能です。最近ではゲームがC#によって開発されることが多いので需要が高まっています。 特に今話題のVRはC#によって開発されることが多く、2016年がVR元年と言われているため、VRの波は今後ますます加速していくでしょう。ゲーム開発はかなり難易度が高いですが、今後の需要増加を見越すと美味しい選択肢かもしれません。 関連記事:C#の将来性 現状から踏まえ検証してみる テクフリに掲載中のC#案件は約50件で、平均単価は70.5万円となっています。 C#の案件を探してみる プログラミング言語:Go 難易度:★★ 続いて紹介するプログラミング言語はGoです。Goの習得難易度は★★となっています。C言語の動作の速さとC言語にはない構文のシンプルさを合わせた言語がGo言語です。C言語を更に便利にしたものがGo言語となります。 古くからあるお堅いイメージのある企業のシステムはC言語で書かれているものが多く、逆にベンチャー企業のような新しい企業ではGo言語を採用している企業が多いです。 そのため、比較的ベンチャー企業が多いインターネット・Web業界でのGo求人が増加してきていることがわかります。メルカリやYouTubeもGoを使用しているサービスです。エンジニア向けの学習プラットフォーム「paiza」が発表したプログラミング言語別年収ランキング2022では、Scala、TypeScriptに次いでGo言語が3位となっています。 歴史が浅い言語にしては年収も高く、求人数も増加しています。このように需要が大きいので転職もしやすく、高待遇になりやすいGoエンジニアをキャリアアップで目指すことは非常におすすめできる選択肢です。 関連記事:Go言語の将来性は?年収データなどをもとにわかりやすく解説します テクフリに掲載中のGo案件は約50件で、平均単価は92万円となっています。 Go言語の案件を探してみる プログラミング言語:Swift 難易度★★ 続いて紹介するプログラミング言語はSwiftです。Swiftの習得難易度は★★となっています。SwiftはAppleが開発したプログラミング言語です。Appleが開発したプログラミング言語であり、現在、iOSを搭載したiPhoneやiPad向けアプリ開発において利用頻度の高い、主要プログラミング言語となっています。 Swiftは2014年に発表されたばかりの歴史の浅いプログラミング言語ではありますが、日本でのiPhoneのシェア率の高さ、iOSアプリ開発の標準開発言語という特別な立ち位置から、将来性は高いと見られていました。 しかし、iPhoneやiPadの新機種の販売台数が伸びず、iOS向けアプリ開発自体減っていることや、他のプログラミング言語でもiOS向けアプリ開発ができることから、将来性が高いとは言えなくなってきました。そのため、他の汎用言語として様々な分野で利用されている、潰しのきくプログラミング言語を習得するほうがオススメできます。 関連記事:Swiftの将来性について現状から踏まえて検証してみた テクフリに掲載中のSwift案件は約20件で、平均単価は82.6万円となっています。 Swiftの案件を探してみる プログラミング言語:Python 難易度★★ 続いて紹介するプログラミング言語はPythonです。Pythonの習得難易度は★★となっています。Pythonは少ないコード量で開発ができる、コードがシンプルで読みやすいといった特徴のあるプログラミング言語です。 ここ数年、現場で多く使われるケースが増えてきました。Webアプリケーション開発のみならずに、データ解析や人工知能関連のライブラリが増え、それらの分野にて使われることが多いです。 関連記事:Pythonの将来性は高い?他言語との比較や業界の動向を詳しく解説します テクフリに掲載中のPython案件は約90件で、平均単価は86万円となっています。 Pythonの案件を探してみる プログラミング言語:Ruby 難易度★ 続いて紹介するプログラミング言語はRubyです。Rubyの習得難易度は★となっています。Rubyは関数型と命令型のバランスが絶妙に取れているオブジェクト指向スクリプトで、直感的に記述できることと生産性の高いことが大きな特徴となっています。 スクリプト言語の中でも、学習のしやすさが大きな特徴となっているRubyですが、Rubyを用いる求人数は減っていることを考えると、将来性が高いとは言えません。ただし、現在Rubyにて開発がされているWebサイト、Webサービスの改修作業はRubyで行いますし、スタートアップ企業を中心に使われているプログラミング言語なので、今後も一定の求人はあるでしょう。 関連記事:Rubyの将来性は?年収や業界の動向についてわかりやすく解説 テクフリに掲載中のRuby案件は約60件で、その平均単価は82.2万円となっています。 Rubyの案件を探してみる プログラミング言語:JavaScirpt 難易度★ 続いて紹介するプログラミング言語はJavaScriptです。JavaScriptの習得難易度は★となっています。JavaScriptは今日ほとんどすべてのWebサイトで使われているプログラミング言語です。JavaScriptはWebページを便利にしようという目的で開発され、サイト内の動的な動きを表現することができます。 更に、JavaScriptはNode.jsという環境を使うことによって、サーバーサイドでも動かせるようになったので、JavaScriptが使用できる幅は広いです。今後も、Webサイト制作や、サーバーサイドでの開発に使われていくと見られるので、将来性は高いと言えるでしょう。 関連記事:JavaScriptの将来性は?需要や年収について詳しく解説 テクフリに掲載中のJavaScript案件は約90件で、平均単価は76.8万円となっています。 JavaScriptの案件を探してみる プログラミング言語:PHP 難易度★ 続いて紹介するプログラミング言語はPHPです。PHPの習得難易度は★となっています。PHPは、Web開発でよく用いられているスクリプト言語の一種です。スクリプト言語には、ほかにもJavaScriptなどがありますが、JavaScriptとの大きな違いはプログラムがどこで実行されるかという点にあります。 JavaScriptの場合は、クライアント(ブラウザ)側で実行されるため、誰でもコードの内容を見ることが可能です。一方、PHPはサーバーサイドで実行され、クライアント側ではプログラムの結果だけを表示します。したがってどのようなコードが書かれているのかが見えない特徴を持ちます。 現在Web上にある多くのWebサイトはPHPによって実装されているものが非常に多いです。簡易的なWebサイトは今後もPHPによって制作されていくと見られているので、将来性は暗くないでしょう。 関連記事:PHPに将来性はない?【需要について年収データから解説します】 テクフリに掲載中のPHP案件は約80件で、平均単価は76.6万円となっています。 PHPの案件を探してみる 目的別おすすめ言語 Web開発 Web開発には、JavaScript、PHP、Goが向いています。JavaScriptはフロントエンドに特化し、Webサイトやアプリケーションの動的な挙動を実現可能です。PHPはサーバーサイドで使用され、Goは軽量で高速な処理が可能なため、Webサービスやマイクロサービスの開発に適しています。 アプリケーション開発 アプリケーション開発には、JavaとSwiftが最適です。Javaはクロスプラットフォームの開発に特化しており、Androidアプリやデスクトップアプリの開発に使用されます。 Swiftは、Apple製品向けのアプリケーション開発に適しており、iOSアプリやMacアプリの開発が可能です。 機械学習 機械学習には、Pythonが向いています。Pythonは多数の機械学習フレームワークやライブラリを備えており、機械学習モデルを容易に実装できます。機械学習に興味がある場合は、Pythonを学んでおけば間違いないでしょう。 ゲーム開発 ゲーム開発には、C++とC#がおすすめです。C++は高速でメモリ管理に優れており、多くのゲームエンジンで使用されています。C#はMicrosoftによって開発され、Unityエンジンの公式言語として採用されており、オブジェクト指向言語の特徴があるため、ゲーム開発に最適です。 プログラミング言語の難易度と将来性を両軸で考える 今回はランキング形式で、プログラミング言語の難易度について見てきました。いかがでしたか?習得難易度の低さ、将来性の高さの両軸で考えると、Go、Python、JavaScript、PHPが習得すべきプログラミング言語の候補として上がってきます。 自分がどのプログラミング言語を学習したらいいのか、ぜひ今回の記事のプログラミング言語難易度ランキングと、各プログラミング言語の将来性を参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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Swiftのフレームワークおすすめ7選【2025年版】

Swiftは、Appleが開発したiOS向けオープンソースのプログラミング言語です。使用者が多いこともあって、フレームワークも多数存在しています。そのため、 「Swiftのフレームワークって何があるの?」 「たくさんあってどのフレームワークを使えばいいかわからない…」 といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。そこで、この記事ではSwiftのフレームワークについて解説していきます。最後まで読んでいただければ、どのフレームワークを学習すれば良いかわかります! テクフリでフリーランス案件を探してみる Swiftフレームワークを利用するメリット Swiftを使う上でフレームワークを利用するメリットとして、以下が挙げられます。 開発スピードが上がる コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) バグの減少 フリーランスとして仕事が取りやすくなる という4点のメリットについて紹介していきます。 開発スピードが上がる MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特に、サービスを高速で市場に投下することが重要です。Swiftのフレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。 例えばSwiftのフレームワークには、スマートフォン向けアプリから、macOSまでさまざまな規模の開発機能が備わっています。それらをフレームワークなしでエラー無く完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。 コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) プログラミングに限らず全ての仕事にいえますが、コードの書き方にはその人の個性やクセがでます。経験、スキル、年齢、性格、キャリアなど様々な要因によって差が生じるのですが、人が書いたコードを修正するのは、かなり大変な作業です。フレームワークを利用すれば、コードの統一性を保持させることができます。統一性を保持することにより、多人数開発にも対応しやすくなります。 バグの減少 Swiftのフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。そのため、バグはすでに解決されていることが多いです。それらのバグが少ないフレームワークを利用して開発を進めると、開発をしたプログラムもバグが少なくなる可能性が高まるといえます。 フリーランスとして仕事が取りやすくなる Swiftの中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。特にPerfectやExpressは人気のフレームワークとなっているため、Swiftエンジニアとして仕事を獲得したい場合、習得しておくといいかもしれません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Swiftフレームワークを使用するデメリット 一方で、Swiftフレームワークを使用することのデメリットは次の2点が挙げられます。 学習期間が必要 イレギュラーに対応できないことがある 詳しく見ていきましょう。 学習期間が必要 フレームワークを使いこなすにはSwiftの理解がある前提で、最低でも数週間は学習をする必要があります。概要を抑えられても、細かい要望を実現しようとすると調査に更に時間がかかることはよくあります。使用者が多くないフレームワークになると、情報量が少なく、調査が難しいこともあるでしょう。また、ドキュメントは基本的に英語で書かれていることが多いです。 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には有用です。しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを利用しないほうが作りやすいことがあるのです。 おすすめSwiftフレームワーク7選 ここからは、人気のフレームワークや、目的によって有用なSwiftフレームワークについて解説していきます。 Perfect Perfectは、Swiftの公開とほぼ同時期にリリースされたフレームワークです。 Perfectを習得すると、Swiftひとつでフロントエンドとバックエンドを両方とも開発することが可能になります。 Perfect公式サイト Kitura Kituraは、Webアプリケーションやサーバー開発ができるフレームワークです。 サーバーサイドでのSwift開発を高速にするために作られました。 現在は、開発元のIBM社からコミュニティが運営するプロジェクトへと移行されています。 Kitura公式サイト Vapor Vaporは、PHPのLaravelにインスパイアされて作成された、Webアプリケーション開発が可能なフレームワークです。 他にも、REST APIやリアルタイムアプリケーションなどの開発に適しています。 macOSとLinuxで利用可能です。 Vapor公式サイト Express Expressは、MVCによる開発サポートがされている、Webアプリケーション開発が可能なフレームワークです。 軽量でシンプルなので、処理が高速という特徴を持っています。 Express公式サイト Swifton Swiftonは、RubyのRuby on Railsを参考として作られた、Webアプリケーションフレームワークです。 コードがシンプルで、書きやすいのが特徴です。 また、MySQLやPostgreSQLをサポートしています。 Slimane Slimaneは、Swift3で開発可能なWebアプリケーションフレームワークです。 コンパクトでありながらも、さまざまなモジュールを組み合わせて開発が可能になっています。 HTTPSwiftServer HTTPSwiftServerは、macOS用のCocoaを拡張するためのフレームワークです。 HTTPをiOSアプリと連携することが可能です。 まとめ この記事では、Swiftのフレームワークについて解説してきました。 macOS、iOS周りの開発が進んでくると、Swiftの需要も増すので、フレームワークの必要性も同時にあがってきます。 適切なフレームワークを採用することで、作業効率を上げて、良い開発ライフを送りましょう! テクフリでフリーランス案件を探してみる
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