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UI/UXデザイナーの必須スキル4選! まずはこれを習得しよう

UI/UXデザイナーとは、ユーザーにとって使いやすく分かりやすいWebサイトやアプリをデザインする職種です。Photoshop、Illustratorなどのスキルを求められるだけでなく、UI/UXに関する幅広い知識や経験も求められます。 UI/UXデザイナーは日本ではあまり馴染みのない傾向にありますが、海外や外資系企業での認知度は高いです。今後需要がさらに高まっていくことでしょう。 フリーランス案件を探す UI/UXデザイナーにはどんなスキルが求められるのか UIとはユーザーインターフェイス(User Interface)の略称で、ユーザーとモノの接点のことです。UXとはユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略称です。ユーザーの体験の意味します。これだけでは、意味を理解しずらいので個々の業務内容を通して理解を深めてみましょう。 ・UIデザイナーの業務内容 UIは人がモノ(PCやスマホ)を操作するときに触れる部分を意味することからアプリのデザインや画像、ボタンなど外観に関わるすべてをUIと呼びます。 アプリの各ボタンのデザインや配置を考え、年齢層・ターゲットが使いやすいように画面を設計デザインするのがUIデザイナーの仕事です。 ・UXデザイナーの業務内容 サービスや製品を使った結果として楽しいと感じる、一連の経験を実現するのが仕事です。 またUXの概念が複雑なように、人間工学やHCI、HCD、IAなど多岐に渡る知識が必要とされるといえるでしょう。 求められるスキル①:Sketch Sketchはオランダの Bohemian Codingによって開発されたベクターグラフィックエディターです。主にモバイルアプリとWebサイトの設計のためのUIとUXを設計するために使用されています。 SketchにはUIデザイン制作を効率化させる機能が複数搭載され、テプラグインが豊富に用意され、多くのプロダクト開発の現場で使われています。 SketchはIllustratorやPhotoshopよりもシンプルで手軽なので習得するのも難しくはないでしょう。 求められるスキル②:CSS CSSは一般的にWebデザイナーに求められるスキルですが、UI/UXデザイナーも習得したいスキルです。 CSS はHTMLで構造を整えたテキストをさらにスタイリッシュにする機能を持ち、操作性とデザイン性を求められるweb制作だけでなくスマホ向けアプリ開発にも活躍の場が広がっています。 求められるスキル③:HTML HTMLも一般的にWebデザイナーに求められるスキルですが、UI/UXデザイナーも習得したいスキルです。 HTMLはWebサイトのレイアウトをするためのマークアップ言語です。サイトに掲載するコンテンツを念頭に置きながら、検索されやすいサイトを構築します。 習得は比較的難しくないので挑戦してみてはいかがでしょうか。 求められるスキル④: JavaScript JavaScriptは主に動きのあるWebページ(動的Webページ)を作成する際に使われるプログラミング言語です。エンジニアの仕事と思われますが、UI/UXデザイナーにも求められるスキルです。「動きの楽しさ」を表現できるグーグルマップもJavaScriptが使われています。 JavaScriptは習得難易度が低い言語の一つといわれており、将来性も含めてプログラミング初心者の最初の言語としても非常におすすめです。 UI/UXデザイナーの平均案件単価 テクフリ調べ(2020年2月15日) 弊社調べのUI/UXデザイナーの平均単価は64万円です。単価の幅は下限で40万円、上限が80万円となっています。 案件数が28件で最多の単価は60万円です。UI/UXデザイナーの案件数はトップクラスのため、仕事に困ることも少ないでしょう。 UI/UXデザイナーの求人件数の推移 続いてはUI/UXデザイナーの求人掲載数の推移をみてみましょう。2017年7月の案件数44件からスタートし2年半後の2020年1月には累積で127件に達しています。なんと増加率は約2.8倍です。 今後も案件数の増加が期待されます。 テクフリ調べ(2020年2月15日) まとめ:高い企業での需要 UI/UXデザイナーの案件単価や求人件数から、今後も高い需要が見込まれており、これから増加していくことが期待されます。また各スキルの学習コストも低いので、習得しやすいと思います。UI/UXデザイナーを目指して挑戦してみてはいかがでしょうか。 フリーランス案件を探す
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jqueryの将来性は? 現役エンジニアが教えます

ここ一年で一番びっくりした質問が、あるプログラミング初学者から、ぶつけられた「JavaScriptとjQueryの違いって、なんですか?」です。 自分の感覚だと、“プログラミング言語のJavaScript”と“ライブラリーのjQuery”は、“自転車”と“自転車のサドル”くらいの違いがあるため、そのような質問が出てくることを、まったく想定していませんでした。 しかし、jQueryがあまりに流行しているため、JavaScriptとjQueryの違いが曖昧になっている初学者さんも多いのかもしれません。この両者の違いを理解していないまま、学習を進めるのは、大変、危険なことです。 そこで、今回は、JavaScriptとjQueryの違いについて、見ていきたいと思います。 JavaScriptとは まず、JavaScriptについて見ていきましょう。 上でも触れましたが、JavaScriptはプログラミング言語です。人間が使う言葉にも、日本語、英語、ドイツ語、フランス語、中国語と様々な言語があるように、システム開発に使われるプログラミング言語にも様々な種類があります。その一つが、JavaScriptです。 プログラミング言語である、JavaScriptの特徴は、JavaScriptが生まれた歴史的背景を知れば、理解できます。 JavaScriptは1995年に登場したのですが、当時、多くのWebサイトがHTMLとCSSのみで構成されており、Webサーバーから一方的に送り付けられたデータが、Webブラウザ上に表示するだけでした。 今のように、ECサイトで、買い物をしていて、「この商品をショッピングカードに入れる」ボタンを押すと、右上のショッピングカードマークのところに、商品が入ったことを知らせるアイコンが表示されるような仕組みを持っているサイトは、まずありませんでした。 このような、Webブラウザを見ている人の操作に合わせて、Webブラウザ上の表示を変える仕組みを持つページのことを動的ページと言いますが、動的ページを作るために生み出されたのがJavaScriptなのです。 JavaScriptの実装例として有名なのが、Googleマップです。 ところで、Googleマップで「地図」を表示したあと、経路情報を検索して、そのルートを地図上に表示させる、という使い方を行う人も多いと思いますが、その過程でページの更新は起きないですよね? これ、実はすごいことで、本来、Webブラウザ上の表示を変える際は、サーバーとクライアント(Webブラウザ)は同期通信、つまりページの更新が必要です。 なぜ、Googleマップではページの更新が起きないかというと、ページの更新が不要になる特別な技術が取り入れられているからです。その技術の名前をAjax(Asynchronous JavaScript + XML)と言い、JavaScriptの利用が前提になっています。 このAjaxの技術が大変に注目を集め、JavaScript はWebコンテンツ開発で主要なプログラミング言語となりました。さらに、Webコンテンツ開発の技術を応用した、スマートフォン向けアプリ開発でもJavaScriptを利用することが多いです。 また、JavaScriptを扱えるエンジニアが増えたことで、本来の得意領域である、Webコンテンツ開発以外のところでも、JavaScriptを使いたい、というニーズも生まれました。その結果、サーバーで動くJavaScript開発環境のNode.jsが登場しました。あるいは、JavaScriptで人工知能開発を行いたい人向けのライブラリーTensorFlow.jsも登場しています。 もともとは、動的なWebコンテンツを作りためのプログラミング言語でしたが、利用シーンは多岐に渡るようになっています。 JavaScriptの案件を見る > jQueryとは JavaScriptについて、理解できたところで、続いてjQueryについて見ていきましょう。 jQueryはライブラリーです。ライブラリーというのは“あるプログラミング言語でシステム開発するのに、役立つプログラム(メソッド)を集めたツール”です。つまり、「JavaScriptというプログラミング言語で開発作業を進める際に用いられる便利ツールがjQueryというライブラリー」なのです。 JavaScriptはプログラミング言語で、jQueryはライブラリーと、まったくの別物であることは、ご理解できたでしょうか? ではなぜ、JavaScriptとjQueryを混乱する方が多いかというと、jQueryには「write less, do more」というスローガンがあります。和訳すると、「書くのは少なく、できることは多く」といったくらいの意味でしょうか。 このスローガンの通り、jQueryを使うと、jQueryを使わないで記述するより、はるかに少ないソースコードで同じか、それ以上のことができることもあります。そのため、JavaScriptプログラマー側も「jQueryを使って開発」するのと「jQueryを使わずに開発」するのでは、“別のプログラミング言語を扱っている”ように感じている方が、少なからず存在します。 そして、“別のプログラミング言語を扱っている”ように捉えている方たちは、ついつい、jQueryを“一つのプログラミング言語”のように扱って、正確には「jQueryライブラリーを使って、JavaScriptで開発しましょう!」と表現するべきところを、「jQueryで開発しましょう!」と表現しがちです。 ある程度、プログラミング経験のある方であれば、「jQueryで開発しましょう!」だけでも、“ああ、プログラミング言語としてはJavaScriptを使うのね”と分かるのですが、初学者の方が、そこまで思い至るのは難しいでしょう。結果、「JavaScriptとjQueryって、なにが違うの?」という疑問になってしまっていると感じます。 jQueryの案件を見る > jQuery のメリットとデメリット さて、JavaScriptとjQueryの違いについて分かってきたところで、ライブラリーjQueryについて、今から学ぶ、メリット・デメリットをご紹介いたします。 「jQueryで開発しましょう!」と書いただけで、“プログラミング言語はJavaScriptを使うのか” と、ある程度のプログラミング経験者であれば誰でも分かる、というのは、“ITエンジニアたちの間で、jQueryがどれだけ有名なJavaScriptライブラリーなのか”を証明している、とも言えます。 jQueryにはJavaScriptを用いてWebコンテンツ開発するのに非常に便利なメソッドが収録されており、JavaScriptの標準ツールではないのですが、高い確率でJavaScript開発でjQueryが利用されてきました。 日本はやはり保守的で、IT業界においても、既存の信頼性が高い技術から新しい技術への乗り換えを躊躇する傾向が強く、jQueryの利用率が高くなっています。 デメリットとしては、メリットの書き方で気が付いた方もいらっしゃるかと思いますが、世界的にはjQueryの採用率が緩やかですが、確実に低下している、という点です。 jQueryは2006年にリリースされて以来、ほぼ毎年、バージョンアップを重ねているのですが、最新のモダンなWebコンテンツ環境開発には時代遅れという評価を下す方も多く、新規開発時に、敢えて採用しないという状況がみられるようになってきました。 世界的には2018年頃に、Facebookが作ったJavaScriptライブラリーである、React(React.jsまたはReactJSとも)に利用率1位の座を譲ったという資料もインターネット上で出回っており、今後も、じわじわとシェアを低下させていくと見られています。 まとめ:プログラミング言語? ライブラリー? 正しく理解しよう! 繰り返しになりますが、JavaScriptはプログラミング言語であり、jQueryはライブラリーとまったく別物です。関連性が深いので、分かりにくいかもしれませんが、それぞれの本質を、しっかりと理解しましょう。 また、jQueryは利用率を減らし、他のライブラリーに注目度が高まっていることをお伝えしましたが、盛者必衰という言葉もある通り、また数年すれば、別のライブラリーが人気を集める、ということも十分に考えられます。 これは、ライブラリーだけでなく、プログラミング言語にも言えることです。現在、様々な分野で使われているJavaScriptも、数年後には、他の言語にとって代わられている可能性は、あまり考えられないけれど、否定もできません。 IT業界で戦い続けるには、技術動向にも興味・関心を持ってウォッチし、自分のスキルをブラシュアップしていく姿勢が重要です。
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Perlの案件単価を徹底調査! フリーランスデビューに必要なこと

フリーランスになろうと考えているPerlエンジニアは、会社勤めをしているいまのうちにPHPとJavaの言語を取得しておいてはいかがでしょうか。 フリーランスは理想の働き方です。自分で仕事を選べますし、働く時間を自由に設定できますし、自分の労働が100%そのまま収入になります。 しかしフリーランスには唯一、仕事の枯渇という心配事があります。 3つの言語を持っていれば、仕事探しに困らないでしょう。3言語化の壁は思っているほど高くはなく、ベテランエンジニアは「2つの言語を覚えたら、3つ目の取得はそれほど苦労しない」といいます。 「Perl一本」でフリーランスになれないわけではありませんが、Perlエンジニアが独立するとき、慎重になったほうがよい理由があるのです。 Perl案件を探す Perlの特徴とは Perlの特徴を、Perlの歴史を追いながら解説していきます。 Perlはアメリカのウエストコースト社のシステム管理者、ラリー・ウォール氏が開発しました。ウォール氏はOS「UNIX」でシステム開発をしていたとき、使っていた言語に使いにくさを感じました。それで新しい言語をつくろうと考えたのです。 ウォール氏は1987年にPerlを公開しました。すると世界中のプログラマーから改善案や質問が寄せられ、ウォール氏はそれを参考にしてPerlを改良していきました。 PerlはウィンドウズやMacのOSに移植されるようになり、1990年代に入るとCGIプログラムにも使われるようになりました。 CGIはコモン・ゲートウェイ・インターフェースといい、Webサーバー上でユーザープログラムを動かす仕組みのことです。 Perlはインターネットの浸透とともに普及していったのです。 Perlには次のような特徴があります。 ・安定している ・テキスト処理に優れている ・後方互換性に優れている ・記述が容易 ・コンパイル作業が不要 ・それゆえに速い Perlの強みとニーズを詳しくみていきましょう。 Perlの強みとニーズ Perlはスクリプト言語なので、コンパイル(翻訳)作業が要りません。Perlでソースコードを書くと次々マシン語に変換していくので、短い記述で「サクサク」処理していくことができます。 C言語のようなコンパイル言語の場合、事前にソースコードをコンパイルしてマシン語に変換しておかなければなりませんが、Perlではその工程が要らないのですぐに作業に取りかかることができます。 またPerlは高速処理が得意です。数百万行のテキストファイルでも、エンジニアがストレスを感じることなく処理していきます。 さらにベテランのPerlエンジニアは「Perlは他のスクリプト言語より安定している」と評価します。その評価は、UNIXとLinuxに標準でインストールされていることからも正しいことがわかります。もちろんウィンドウズやMacにPerlをインストールすることも容易です。 そしてPerlは、新しい製品が出ても古い製品を使うことができる後方互換性に優れています。これならエンジニアは安心してPerlを使い続けることができます。 Perlの後方互換性の高さは、コンピュータ業界の流行り廃りに左右されたくないビジネスシーンで高い支持を勝ち取ることに成功しました。 Perlのライブラリの多さを重視するPerlエンジニアは少なくありません。特にCPANというライブラリは無料で公開されていて、さまざまな機能が掲載されています。CPANを使いたいからPerlスキルを取得するエンジニアもいるくらいです。 作業性ではテストのしやすさやモジュールのパッケージングのしやすさが指摘されています。そして、ソースコードの整理のしやすさや書きやすさは、初学者に歓迎されています。 ベテランから初級者まで受け入れる懐の深さがPerlの人気の秘密です。 Perlで気を付けること フリーランスのPerlエンジニアや、これからプログラミングを学ぶ人が注意しなければならないことは、Perlに勢いが感じられないことです。 JavaScript、Pythonというニューカマーの勢力が増した分、相対的にPerlの勢いが奪われた形です。 プログラミング言語の世界シェアを計測しているオランダのTIOBE Softwareの2018年12月のランキングでは、Perlの世界シェアは1.013%で18位でした。前年同月の14位から4つもランクダウンさせています(*)。 *:https://www.tiobe.com/tiobe-index/ トップ3は1位Java、2位C言語、3位Pythonでした。JavaScriptは7位でした。 こうした状況を考えると、現在Perlのみでフリーランスになっているエンジニアは、Perlの仕事(案件)を主軸としつつも、2言語目や3言語目の取得を検討し始めたほうがいいかもしれません。 Perlエンジニアの募集要項のトレンドとは Perlエンジニアは、どのようなポジションで働くことが求められているのでしょうか。案件票の募集要項などを参考に、Perlエンジニアの働き方のトレンドを探っていきます。 上流から下流までまんべんなく携わることができる 自社クラウドサービスを提供している企業が、上流から下流までの業務にまんべんなく携わることができるポジションのPerlエンジニアを募集しています。 具体的な業務は次のとおりです。 ・サーバーサイドでの開発 ・API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース、ソフトウェアの機能を共有する仕組み)の作成 ・管理画面の開発 ・パフォーマンス測定、改善 ・監視システムの更新 そしてこの企業は、新しく採用するPerlエンジニアに、クライアントとの打ち合わせも任せたいと考えています。 Perlエンジニアは開発の総責任者のポジションを得ることもできるのです。 現在のポジションをどう維持するか 「Perlで気を付けること」の章で、Perlの世界シェアが落ちていることを紹介しました。落ちているとはいえ、トップ20には入っているのでPerlエンジニアの仕事がすぐになくなることは考えられませんが、「万が一の事態」に備えておいたほうがいいでしょう。 Perlエンジニアとしてのポジションを維持・向上させるためには「市場価値が高いエンジニア」になることです。 その方策として最も手っ取り早いのは2言語目、3言語目を取得することです。 また大規模プロジェクトの開発経験や、大規模プロジェクトを統括する仕事の経験は、フリーランスになったときに貴重な武器になるでしょう。 別の言語の習得は後からでも可能ですが、「経験」はチャンスに巡りあわないと積むことができません。 会社員エンジニアのうちに、企画、要件定義、各種設計、コーディング、テスト、リリース、改善・修正、予算管理、スタッフ管理といった一連の工程・業務を押さえておきたいものです。 こうした経験を積んでおけば、転職するときにワンランク上の案件に挑戦できます。 Perlエンジニアが活躍している業界、分野 Perlエンジニアは、Webアプリ開発、システム管理、テキスト処理などの業界・分野で活躍することができます。 Webアプリでは、SNSの開発でPerlが使われることがあります。SNSといえばフェイスブックやツイッターやインスタグラムなど「世界王者」が鎮座する業界ですが、最近は社内限定のSNSを構築する企業も増えています。 情報漏洩のリスクを考えると、コストをかけてでもクローズド環境のSNSのほうが「安上がり」だからです。 ただPerl案件のうち、他言語では対応できない案件は少なくなってきています。特にこれから成長が期待されるAndroid向けアプリやiOS向けアプリの開発では、他言語のほうが明らかに有利です。 Perlのフレームワーク事情 Perlによる開発でよく使われているフレームワークを紹介します。 Mojoliciosとは MojoliciosはWebアプリ開発用のフレームワークです。Mojoliciosの特徴は、シンプルなWebアプリづくりにも、複雑な構造のWebアプリづくりにも対応しているところです。 そのため経験が浅いプログラマーから、ベテランPerlエンジニアまで幅広く使うことができます。スキルやポジションが上がっても継続して使い続けることができるので、長期的にみて「学習コスパ」がよいフレームワークといえそうです。 Mojoliciosのテストフレームワークは使いやすいと評判です。変更への対応に柔軟性があるので、クライアントからの変更依頼をストレスなく実施できます。 さらに標準モジュールに依存しないのでインストールがスムーズだったり、短い行数で済んだりといった操作性のよさも評価されています。 サポート体制が充実しているのでメンテナンスが楽です。 TripletaiLとは TripletaiLは「継承が要らない」「依存モジュールが少ない」という特性から、使いやすいという評価が定着しています。基本機能だけで開発できる点も評価されています。 名称の「トリプル」は「安全性、生産性、保守性の3拍子そろっている」という意味です。安全対策として、HTMLのなかに文字列を展開するときにテンプレート機能で記号処理を行っています。 Dancerとは Dancerは簡素なコーディングをするときに便利なフレームワークです。最小限の構文で開発できるよう、モジュールへの依存性を少なくしています。 またカスタマイズが簡単にできる点もPerlエンジニアたちから評価されています。 そして構文がシンプルなため、メンテナンスや修正に時間がかかりません。 トレーニング用のプログラミングがあるので、習得ストレスが少ない特長があります。 Amon2とは Amon2も少ないコードで記述することを目指したフレームワークです。PSGI/Plackがベースになっています。シンプルな構造ですが、拡張性に優れているのでさまざまなプロジェクトに対応できます。そのためAmon2は大規模システムの構築でも使われます。 Catalystとは CatalystはMVCアーキテクチャーを持つフレームワークです。 MVCはモデル、ビュー、コントローラーの頭文字を取っていて、この3要素を別々に設計する手法のことです。 MVCは作業を分業することができるので、大規模Webアプリを製作するときなどに適しています。 ちなみにモデル(M)はアプリの根幹をなす部分、ビュー(V)はアプリのユーザーインターフェースを定義する部分、コントローラー(C)はモデルとビューの間を取り持つ部分のことです。 Perl案件単価事情 フリーランスのPerlエンジニアにはどのような業務が発注されるのでしょうか。案件の単価などを紹介します。 DSPサービスのサーバーサイドからフロントエンドまでの開発全般、月70万円 この会社はDSPサービスを提供しています。DSPはデマンド・サイド・プラットフォームの略で、広告主側のプラットフォームのことです。広告主が広告を入札するときに使います。 この案件の業務内容は、サーバーサイドからフロントエンドまでの開発全般です。かなり幅が広い仕事になり、報酬は月70万円です。 具体的な仕事内容は次のとおりです。 ・ユーザーが触れる部分の表現や仕組みづくり ・業務効率向上させる管理UIの開発 ・プラットフォームと連携するAPI開発 ECサイトの機能改修など、ポジションはSE、月70万円以上 この案件ではPerlエンジニアにシステムエンジニアに就くことを求めています。業務内容は小売業向けのECサイトの機能改修と、CRMシステムとデータを連携させる作業です。詳細設計から担当できます。 報酬は月70万円以上と特別高いわけではありませんが、EC(電子商取引)に関わることができるのは、フリーランスにとってよい経験になるでしょう。 EC業界は楽天やヤフオク!といった老舗から、メルカリやZOZOタウンなどの新興勢力まで群雄割拠の様相を呈しています。そしてリアル店舗で拡大してきたセブン-イレブンやユニクロなどもECに進出しています。 つまりフリーランスのPerlエンジニアがEC案件を経験しておけば、仕事の幅が確実に広がります。 この案件を発注している企業はフリーランス・エンジニアに向けて「当社はインフラに特化したサービスを提供しているので、サーバーやネットワークの知識を吸収できます」というメッセージを送っています。 経験値を高めたいフリーランスにうってつけの案件といえるでしょう。 Perl案件の具体的な業務 フリーランスのPerlエンジニアたちは、具体的にどのように業務を進めているのでしょうか。 仕事(案件)を獲得してしまえば、「やること」は会社員エンジニアでもフリーランス・エンジニアでも同じです。 しかしフリーランス・エンジニアは、「やることをやって終わり」というわけにはいきません。 なぜなら、フリーランスにとってアプリやシステムを完成させることの次に重要な仕事は、次の仕事を確保することだからです。フリーランス・エンジニアが仕事を失うと、一瞬で無収入になるからです。 次の仕事は、いまの仕事をしながら探しましょう。 フリーランスに仕事を出すクライアントは原則、困っています。その困りごとの種類はさまざまで、受注しすぎた、スタッフが足りない、ソリューションがみつからない、などが考えられます。 ということは、いま仕事を引き受けているクライアント企業には、まだまだ案件が眠っているかもしれないのです。 クライアント企業の困りごとはフリーランス・エンジニアにとってのビジネスチャンスです。 受注しすぎているクライアント企業は、業績好調なはずです。こうした企業からは「いくらでも」案件を引き出すことができます。 スタッフが足りないクライアント企業は、人件費を削りたがっているはずです。ということは、フリーランス・エンジニアのほうで報酬をディスカウントすれば、これまた「いくらでも」案件を引き出すことができます。 低単価案件にはなりますが、仕事が途切れたときは「ありがたい存在」になるはずです。 ソリューションがみつからずに困っているクライアント企業がフリーランス・エンジニアに頼ってきたら、価格交渉で高額報酬を獲得できるでしょう。 もちろん「相手の弱みに付け込む」方法はご法度ですが、きちんと「ソリューションの良案があるが、これは自分のノウハウが詰まっているのでそれなりの報酬をいただきたい」と伝えればいいのです。 「自分を安く売らない」フリーランスは、結局はクライアントから信頼されます。 同じクライアントから連続して仕事を獲得するには、クライアントとコミュニケーションを取る必要があります。仕事の話以外の雑談のなかにこそ、次の仕事のヒントが隠されているものです。 Perl案件の案件票をみてみよう フリーランスのエンジニアも、企業の正社員エンジニアの働き方や待遇、福利厚生などを把握しておきましょう。フリーランスがクライアントと報酬交渉をするときの材料になるからです。 そこでPerlエンジニアを正社員で採用する企業の案件票をみてみましょう。 VR(仮想現実)AR(拡張現実)アプリのサーバーサイド開発、年収280万~600万円 この会社はスマホ向けのVRアプリとARアプリの開発に力を入れています。 そこでサーバーサイド開発を担ってくれる正社員のシステムエンジニアやプログラマーを募集しています。 年収は280万~600万円と倍以上の開きがあります。ポジションやソーシャルゲームの開発経験に応じて年収が変動します。 VRもARも、AI(人工知能)と並んで次代のIT・ネット業界の目玉になりうるツールです。会社員時代に最新技術に触れておけば、独立したときの「売り」になります。特にVRとARは、これらを使おうとしている企業ですら手探り状態です。つまり完全にブルーオーシャン状態です。 フリーランス・エンジニアは可能な限り、ライバルが少ないブルーオーシャン案件を探しましょう。ライバルのフリーランスと競合するレッドオーシャン案件は価格競争になり「忙しいのに儲からない」状況に陥ります。 まとめ~いまより将来のことを考えよう 「得意でない言語を使った開発に携わりたくないからフリーランスになった」という方もいるでしょう。フリーランスの立場であれば、Perl案件だけを引き受けることができます。 しかしPerlの現在の勢力を考えると、なかなかそうもいっていられないかもしれません。もちろん2~3年のうちに仕事が枯渇するといった緊迫した状況ではありません。 では5年後はどうでしょうか。30歳のフリーランス・エンジニアなら、10年後はまだ40歳でバリバリの現役です。 フリーランスのPerlエンジアが5年後10年後でも安定した仕事を安定した収入を得るには、いまから「武器」を持っておく必要があります。 2つめの言語や3つめの言語でも構いません。管理業務スキルの獲得でも構いません。AIやVR・ARのような目新しい技術の知見でも構いません。 いずれにしてもプログラミング市場の動向を見据えながらスキルアップすることは欠かせません。 フリーランス案件を探す
Vue.js

フロントエンドエンジニアの年収相場はVue.jsの可否で変わる?

Vue.jsエンジニアの平均年収・年収相場(すべての雇用形態) フレームワークとしてVue.jsを多く使用する機会のある職種はフロントエンドエンジニアです。大まかではありますが、フロントエンドエンジニアの平均年収からvue.jsの現状がわかるかと思います。 Indeed(※1)の最新調査によると平均年収は523万円です。正社員からフリーランスまで全ての雇用形態を対象に、過去12ヶ月間に従業員やユーザーから提供された情報とIndeed に掲載された求人広告に基づいています。他に案件数の表記はないのですが、給与の幅は下限で149万円、上限が1174万円となっています。 引用データ:フロントエンドエンジニアの日本での給与(indeed) 2020/2/25時点 Vue.jsの平均年収・年収相場(フリーランス) 弊社調べのVue.jsを使用するフロントエンドエンジニア の平均年収です。まずは一番高額な年収をみてみましょう。案件数が1件と少ないですが、かなり高額で1320万円です。いかにVue.jsの需要が高いかうかがえます。 中央値でみると平均年収は960万円で案件数が10件と最多となっています。こちら960万円を基準に案件選びを進めても良いと思います。案件数はトップクラスのため、仕事に困ることも少ないでしょう。
HTML5

HTML/CSSのトレンドを徹底調査 フリーランスでも活躍可能?

HTML/CSSのうち、HTMLはWebサイトのレイアウトをするための言語です。CSSはWebサイトのスタイルを指定する言語で、HTMLと一緒に使うことでホームページのクオリティがさらに向上します。 HTML/CSSエンジニアには、Webサイトの「見た目」にこだわることが求められます。他言語エンジニアが「機能」にこだわるのとは対照的です。しかし、見た目に特化した仕事だからといって、HTML/CSSエンジニアを他言語エンジニアより「下」とみなすことは間違っています。 なぜならWebサイトはいま、見た目がとても重視されているからです。世の中にこれだけWebサイトがあふれると、まずは見た目で選別されます。つまりHTML/CSSの技術を駆使して美しくしたWebサイトしか人々に見向きされなくなるのです。 Webサイトは中身が勝負ですが、しかし見た目が悪いWebサイトは勝負に参加させてもらえないのです。見た目が悪いWebサイトは怪しいサイトというレッテルを貼られかねず、デザイン性に劣るホームページを持っている企業は業績がかんばしくないようにみえます。 いまやWebサイトのデザインとレイアウトとスタイルは、Webサイトのオーナーの信用力に関わる重大事なのです。 そのためフリーランスのHTML/CSSエンジニアには、たくさんの仕事が用意されています。そのような魅力あふれるHTML/CSSの歴史を振り返りながら、HTML/CSSエンジニアの立ち位置や業務案件などを紹介していきます。 フリーランス案件を探す HTML/CSSの特徴とは HTML/CSSの歴史と特徴をみていきましょう。 HTMLの歴史について ティム・バーナーズ・リー氏が開発 HTMLはハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージの頭文字を取ったものです。つまり、ハイパーテキストをマークアップする言語、ということです。 ハイパーテキストは「テキストを超える」という意味で、多くの機能を備えたテキスト(文書)のことです。本や雑誌などの紙に書かれたテキストは、文書が持つ意味以上の情報は含まれません。しかしコンピュータの画面上のHTML化されたテキストは、コンピュータやインターネットと連動させることでより多くの情報を盛り込むことができます。 例えばWebサイト上の「日経平均株価」という文字をハイパーテキスト化すれば、「日経平均株価」という文字の上にカーソルを置くだけで「日本を代表する225銘柄(225社)の上場株式の平均株価」と表示させることができます。 マークアップとは「マークをつけること」という意味です。HTMLの場合のマークアップとは「テキストにタグをつけること」です。HTMLでは、テキストにタグをつけると文字が修飾(デザイン)されます。 例えば 「<p> ~ </p>」という囲まれたテキストは1つの段落としてデザインされますし、「<b> ~ </b>」で囲まれたテキストは太文字になります。 HTMLは1989年に、ティム・バーナーズ・リー氏という人が開発しました。リー氏はHTMLだけでなく、 文書や画像や動画を公開・閲覧する仕組みであるWWW(ウェブのこと) 転送プロトコルのHTTP リソースを識別するURL も同時に開発し「Webの父」と呼ばれています。 リー氏はスイスの欧州原子核研究機構(CERN)という組織に属していて、何千人もの科学者の論文や資料を探すのに苦労していました。そこでリー氏は、WWW、HTTP、URL、HTMLといった技術を搭載したサーバーとブラウザというツールを開発し、論文や資料の検索と閲覧をシステム化したのです。 CSSの歴史 1996年に登場 一方のCSSは、カスケーディング・スタイル・シートの頭文字を取ったもので、HTMLで構造を整えたテキストをさらにスタイリッシュにする機能を持ちます。 CSSが登場したのは1996年です。機能はHTMLと似ているのですが、次第に両者は役割分担されるようになりました。 いまでは、 ・HTMLはWebサイトのテキストなどの構造を重視する ・CSSはWebサイトのテキストなど装飾を重視する というすみわけがなされています。 CSSは発表当初はほとんど注目されませんでした。ところがInternetExplorerやFirefox、OperaなどのブラウザがCSSをサポートするようになりエンジニアたちに使われるようになったことでメジャーになりました。 CSSを使うと、テキストの構造を変更せずに文字装飾などを行えます。またCSSはテキストのスタイルを一括管理できるので、変更も容易です。 この作業をHTMLだけで行おうとすると、デザイン方針が大きく変わったときに装飾した箇所をすべて手作業で修正していかなければなりません。 HTMLとCSSの両方を使いこなすことで、サイトのメンテナンス性が格段に向上するのです。 HTML/CSSの強みとニーズ HTML/CSSエンジニアの最大の強みは、Webサイトの閲覧数を増やせることです。閲覧数はサイトの実力を測るうえで重要な指標であり、広告収入にも直結します。つまり閲覧数はWebビジネスを展開する企業や個人が最も求める「数字」であり、テレビ業界の視聴率のようなものです。 閲覧数を最も効率よく増やすには、グーグルやヤフーなどの検索サイトで上位に表示されなければなりません。検索サイトは検索ワードに関係が深いサイトを表示しますが、その表示順は、価値が高い情報を掲載しているサイトが優先されます。 グーグルなどは、ロボットを使って世界中のサイトを閲覧し、価値判断しています。 ロボットはサイトの内容だけでなく、体裁にも注目します。つまりHTML/CSSで作成されて美しい体裁のサイトは、グーグルのロボットによって「価値がある」と判断されるのです。HTML/CSSのルールで書かれていないサイトは、価値が低いとみなされてしまうのです。 もちろんグーグルのロボットはキーワードなどもチェックするので、コンテンツの製作者たちはサイトに掲載する記事や写真や動画を磨き上げる必要があります。しかしそれと同じくらいの労力をかけてサイトの見た目をよくしないと、せっかくの良コンテンツが見向きされない結果になってしまうのです。 こうしたことから、Webビジネスを展開する企業はHTML/CSSエンジニアにサイトの「仕上げ」を依頼します。だからフリーランスのHTML/CSSエンジニアは、IT界、Web界で一定の存在感を示すことができているのです。 HTML/CSSで気を付けること HTML/CSSのスキルだけでこなせる案件もありますが、あまり単価は高くないでしょう。 というのもHTML/CSSスキルの獲得はそれほど難しくないからです。例えば企業が事務職社員にHTML/CSSを覚えさせ、自社サイトの更新をさせることも不可能ではありません。 したがってフリーランスエンジニアを目指す人は、HTML/CSSだけでなく「+アルファ」を身につけておいたほうがいいでしょう。 例えば、アドビ社製のグラフィックソフト「Photoshop」のスキルがあると、サイトのデザインとHTML/CSSによるテキスト加工の2つの仕事を請け負うことができます。 もしこれからエンジニアの道に進もうと考えている若い人なら、理想は、C#やJavaScriptなどのコンピュータ言語を先に身につけてから、後からHTML/CSSを学ぶことです。 HTML/CSSエンジニアの募集要項のトレンドとは HTML/CSSエンジニアは、どのようなポジションで働くことが求められているのでしょうか。案件票の募集要項などを参考に、HTML/CSSエンジニアの働き方のトレンドを探っていきます。 フロントエンドエンジニアというポジション スキルが高いHTML/CSSエンジニアは、フロントエンドのポジションで働くことができます。Web製作のプロジェクトでは、フロントエンドエンジニアはディレクションやデザイン、インターフェースに関わります。ユーザーと直接やり取りすることもあります。 フロントエンドエンジニアは、サーバーサイドエンジニアやバックエンドエンジニアなどと異なり、システムの要件定義や設計、開発業務にはあまり関わりません。 フロントエンドエンジニアは、サーバーサイドエンジニアと比べると新しい職種です。情報が美しく載っているWebサイトへのニーズが高まったことで、フロントエンドエンジニアが誕生したのです。 競争力のあるHTML/CSSエンジニアになるには、PCだけでなくスマホやタブレットに関する知識が必要です。さらに、 ・レスポンシブWebデザイン ・サイトの軽量化 ・表示速度の高速化などの知識が加わるとさらに高単価案件を獲得できるでしょう。 レスポンシブWebデザインとは、どの大きさの画面でも見やすくする技術です。レスポンシブWebデザインでWebサイトをつくるとパソコン、スマホ、タブレットのすべてに対応できるので修正や更新が容易です。 またサイトを軽量化して表示速度を高速化できると、Webサイトの閲覧ストレスが減り、離脱を防止できます。 他のHTML/CSSエンジニアとの差別化を図るには、上記の3つのスキルの獲得はマスト事項といえるでしょう。 HTML/CSSエンジニアが活躍している業界、分野 HTML/CSSエンジニアが活躍できる分野は、幅広いのですが、ここではスマホ向けアプリ製作に注目してみます。 家電業界 HTML/CSSエンジニアは、家電関連の業務で活躍できるでしょう。パナソニックもソニーもシャープも、家電製品とネットをつなぐIoT化に力を入れています。家電をネットにつなぐと遠隔操作ができたり、家電を賢くするスマート化を進めたりできます。 家電のIoT化で重用されるのがスマホです。スマホはIoT家電のコントローラーのような役割を果たします。IoT家電のユーザー(消費者)は、専用アプリをスマホにダウンロードしてスマホで家電を操作します。 IoT家電も家電である以上、老若男女がITやIoTの知識がなくても使えるようにしなければなりません。そのためスマホアプリは、直感で操作できるインター フェイスにしなければなりません。 そこでHTML/CSSエンジニアの力が求められます。家電メーカーが求める操作性とデザイン性を実現できるフリーランスのHTML/CSSエンジニアは仕事の幅が格段に広がるでしょう。 フィンテック フィンテックとは、金融(フィナンシャル)とIT技術(テクノロジー)を合わせた造語です。金融サービスを次々IT化、AI(人工知能)化していこうという取り組みで、メガバンク、クレジット会社、携帯キャリア、IT企業などが進出し、その市場は世界規模となっています。 スキルが高いHTML/CSSエンジニアは、フィンテック関連の案件に関わることもできます。 フィンテックには、何千億円規模のマネーを扱う仮想通貨システムのような超高度なものだけでなく、スマホ決済のようにすでに身近になっているサービスも含まれます。 またフリーランス向けの会計サービスや主婦向け家計簿サービスも、クラウドを使ってフィンテック化しています。 このような市民生活に密着したフィンテックサービスは、ユーザーフレンドリーなインターフェイスが必須となるので、HTML/CSSエンジニアが活躍できるのです。 HTML/CSSのフレームワーク事情 HTML/CSSのフレームワークを紹介します。HTML/CSSだけではスキルに付加価値をつけることは難しいのですが、HTML/CSSエンジニアがフレームワークを多用して「できること」を増やすとライバルエンジニアに差をつけることができます。 GroundworkCSSとは GroundworkCSSの魅力はレスポンシブなところです。パソコン、スマホ、タブレットなど各種デバイス向けにWebサイトを製作するときにGroundworkCSSを使えば、文字の大きさが常に最適なサイズに維持されます。 またアイコンフォントやアニメーションが標準装備されているので表現豊かなサイトに仕上げることができます。 Renaissance.cssとは Renaissance.cssは、まだ高度なスキルを獲得できていないHTML/CSSエンジニアの強力な武器になるでしょう。 Renaissance.cssのコンセプトは「黄金比」です。サイトをデザインするとき、文字やリンクボタンのサイズ決めに苦労するのではないでしょうか。 Renaissance.cssはそれらの最適なサイズを簡単に選択できます。 またRenaissance.cssのユーザーのなかには「レゴブロック感覚でサイトを構築できる」という人もいます。 これはRenaissance.cssがBEMの概念を取り入れているからです。BEMにより作業が簡素化され、製作時間を短縮できます。 micronとは マイクロインタラクションを組み込んだWebサイトはすっかり一般的になりました。マイクロインタラクションが搭載されていないWebサイトのほうが珍しいくらいです。 micronは簡単にマイクロインタラクションを導入できるフレームワークです。JavaScriptのコードを書かずに使えるアニメーションが12個用意されているので、「HTML/CSSのみのエンジニア」も使うことができます。 もちろんJavaScriptスキルがあるとmicronをさらに使いこなすことができます。 マイクロインタラクションとは、ボタン操作したときに正しく実行されたことを示す仕組みです。例えばスマホ画面上をタップしたときにボタンがアニメーションで動く仕組みはマイクロインタラクションです。 Simpleとは HTML/CSSのスキルが身についたら、Simpleを使ってみましょう。簡単な関数を使うことで全体を一括操作できます。 またSimpleには便利なコンポーネント(各種の機能を持つパーツ)が収録されているので、サイトのデザイン性を簡単に向上させることができます。 HTML/CSS案件単価事情 フリーランスのHTML/CSSエンジニアにはどのような業務が発注されるのでしょうか。案件の単価などを紹介します。 大手製薬会社のメルマガ作成、月40万~50万円 広告の企画・製作会社が大手製薬会社のメルマガ作成を請け負ってくれるフリーランスのHTML/CSSエンジニアを探しています。 ギャランティは月40万~50万円となっています。 この案件の応募に求められる技術的なスキルはHTML/CSSだけですが、社会人としてのビジネスマナーやコミュニケーション能力が求められます。 動画配信アプリの開発、月80万円 こちらの案件はHTML/CSSスキルだけでなくJavaScriptの業務経験も必要です。月額80万円とかなり高い報酬となっています。 業務内容は動画配信アプリの開発で、ポジションはフロントエンドエンジニアです。マークアップをしながら、サーバーサイドエンジニアとの調整業務も担当します。 フリーランス向け案件ですが、平日10時~19時の間、常駐する必要があります。 HTML/CSS案件の具体的な業務 HTML/CSSのスキルしかないとどうしても仕事の幅を狭めてしまうので、できればJavaScriptやフォトショップのスキルを身につけておいたほうがよいでしょう。 しかし「HTML/CSSのみのエンジニア」に仕事がないかというとそのようなことはありません。 オペレーターとして働くのであれば、HTML/CSSスキルだけで仕事を獲得することは可能です。 フロントエンドエンジニアのほうがオペレーターより格上のポジションで、報酬も高いのですが、フロントエンジニアはプロジェクトによっては「泊まり込みの日々」が続きます。 一方、HTML/CSSのコーディングだけに専念できるオペレーターは定められた業務を定められた時間内に仕上げれば仕事を終わらせることができます。 つまり「長時間働くことができない」といった事情があったり、「高報酬よりワークライフバランスを重視したい」と希望したりする方は、オペレーターというポジションがおすすめです。 だからといってHTML/CSSオペレーターの仕事は単純作業ではありません。きっとディレクターは、よりよいアイデアをオペレーターに求めるでしょう。サイトのデザイン性を向上させたり、テキストを読みやすくしたりなど、オペレーターが工夫できることは少なくありません。 創意工夫が得意なオペレーターと、単なる作業員のオペレーターでは、次の仕事につながる確率が違ってきます。 ただオペレーター業務は、高額報酬は期待できません。 HTML/CSS案件の案件票をみてみよう フリーランスのエンジニアも、企業の正社員エンジニアの働き方や待遇、福利厚生などを知っておくことは大切です。フリーランスがクライアントと報酬交渉をするときの材料になるからです。 そこでHTML/CSSエンジニアを正社員で採用する企業の案件票をみてみましょう。 愛媛県松山市のHTML/CSSコーダー、月18万~25万円 地方の正社員案件を紹介します。 愛媛県松山市の企業が、自社サイトのコーディングと更新業務ができる正社員のHTML/CSSエンジニアを募集しています。 月給は、基本給14.4万~20万円+固定時間外手当3.6万~5万円(計18万~25万円)となっています。 HTML/CSSとフォトショップの知識が必須で、イラストレーターやPHPなどの知識がある人を優遇します。 「HTML/CSS+アルファ」のスキルがあれば憧れの地方移住ができるのです。 飲食店向けWeb予約システムの開発、年収250万~650万円 東京のITベンチャーが、飲食店やリラクゼーション施設向けのWeb予約システムを開発する正社員HTML/CSSエンジニアを募集しています。 この案件に応募するにはHTML/CSSスキルだけでは足りず、JavaScriptの知識と半年以上のプログラミング経験も必要です。 ただ同社は未経験者も積極的に採用していて、さらに年収の下限が250万円となっていることからそれほど高いスキルを持っていない人でも応募できそうです。 エンジニアの労働市場は慢性的に人手不足のため、IT企業には「採用してから育てる」というマインドがあります。 まとめ~HTML/CSS需要の今後と未来 HTML/CSSの需要は今後、増えることはあっても減ることはないでしょう。HTML/CSSエンジニアの将来は有望といえます。 またフリーランスのHTML/CSSエンジニアは「+アルファ」のスキルを身につけることで確実に収入を増やすことができます。 IT未経験者も、コンピュータ言語になかでも習得が易しいHTML/CSSを身につけておけば、安定した仕事を確保できるIT業界で働くことができます。 HTML/CSSは非常にコスパがよいスキルといえるでしょう。 フリーランス案件を探す
C++

oat++でさらに便利に! C++の特徴やトレンドをご紹介

C言語をベースにして開発された「C++」は、まさに「名は体を表す」です。 C++はC言語をパワーアップしたので「+(プラス)」がつくのです。 しかしC++の高い性能を表すのに、Cに「+」を1個加えただけでは足りず、2個の「+」が必要なのです。 C++の優位性のひとつは、オブジェクト指向であることです。 C言語では、最初にデータを定義して、その後データを処理する手続きが必要なので、とても複雑です。しかしC++なら、データと動作をひとまとめにした小さな集合体(オブジェクト)をいくつかつくり、複数の小さな集合体を合体させてプログラムを完成させるので工程がシンプルです。しかもそれぞれのオブジェクトは再利用できるので、作業効率が飛躍的に向上します。 そしてC++には、高速、高い保守性、拡張のしやすさ、移行のしやすさ、という長所があります。 さらにC++は「伝統と実績のC言語」との互換性が高いので、C++エンジニアは企業の「C言語プログラムをアップデートしたい」というニーズに応えることができます。 このように強みをいくつも持っているC++を操るエンジニアは、独立しても豊富な仕事(案件)に恵まれます。 フリーランスのC++エンジニアに有益な情報をお伝えします。 C++案件を探す C++の特徴とは C++の特徴を、C++の歴史を追いながら解説していきます。 C++は、AT&Tベル研究所のデンマーク生まれのビャーネ・ストロヴストルップ(Bjarne Stroustrup)博士が1983年に完成させた言語です。 C言語をベースとし、オブジェクトを定義するクラスなどの機能を追加する形でつくりあげました。 C++はモダンでありながらC言語のプログラムを引き継ぐことができたため、多くの企業に支持され、またたくまに世界中に広まっていきました。 2000年に入ってからも数々の新言語が生み出されていますが、それでも言語別人気ランキングを実施すれば、C++はいまだに10位以内から落ちることはありません。 C++の強みとニーズ C++は強みもニーズもある言語です。 例えばアマゾンは、多数の言語を使っていると噂されていますが、アマゾン自身が公式に認めている使用言語はC++とJavaの2つだけです。 またグーグルは、C++、C言語、Java、Python、Goを使っています。 さらにエバーノート社は、情報蓄積Webサービス「エバーノート」の言語を2010年になってからC#からC++に切り替えました。 日本でも金融機関などの大企業や公官庁が大規模システムを構築するときはC++を使う傾向にあります。 プロジェクト指向の言語は増えていますが、C++はそれに加えて処理速度が速いという強みがあり、そうした「優秀さ」がITの巨人や重大プロジェクトを抱えた組織を惹きつけているのです。 C++にはいくつか種類があります。 マイクロソフト社が開発、販売しているVisualC++は、ウィンドウズのコードを書くときに、適合性、生産性、市場性を高めることができます。 またボーランド社が開発したBorlandC++は、C++をコンパイルできます。コンパイルとはプログラムのソースファイルをコンピュータが読み取ることができる言葉に翻訳する動作のことです。 IT各社がこのような改良を加えるのは、C++のポテンシャルが高く将来性があるからです。 このように強みが強みを呼ぶかたちになっているC++は「取得して間違いのない言語」のひとつです。 これからプログラマーやエンジニアを目指す若い人も、2言語目の習得を模索している人も、言語選びの候補にC++を加えることをおすすめします。 C++で気を付けること C++にはこれといった欠点はありません。それでもあえて欠点を挙げるとすれば学習コストが高いことでしょう。C++の習得には「それなりの努力」が求められます。 プログラミングの初学者やプログラマーを始めたばかりの方がC++を少し学んでも、C言語を上回るメリットをみつけられないかもしれません。C++はハイスペックすぎて、難解なプログラミングや大規模プログラミングを手掛けるときにしか、その威力を発揮しないのです。 すなわち、C言語で十分対応できる案件であれば、わざわざC++を使う必要がなく、そのため初学者ではC++の価値を認識しにくいのです。 しかし高額案件を次々こなすフリーランスになるには、C++スキルはこれ以上ない武器になるでしょう。 そこでこれからプログラムを学ぶ人は、まずはC言語を獲得しC言語案件をこなしていってはいかがでしょうか。C言語エンジニアとしての実力がつけば、恐らくクライアントから「C++を習得すればさらに多くの案件を紹介できる」といわれるようになるでしょう。 その段階であれば、「高額案件を勝ち取る」という高いモチベーションを持ってC++の学習に取り組めるでしょう。 C++エンジニアの募集要項のトレンドとは C++エンジニアは、どのようなポジションで働くことが求められているのでしょうか。案件票の募集要項などを参考に、C++エンジニアの働き方のトレンドを探っていきます。 高いポジションが狙える C++エンジニアは高いポジションを狙うことができます。というより、C言語に加えて、取得困難とされているC++のスキルを獲得したのですから、C++エンジニアはぜひ高いポジションを狙ってください。 例えばエンジニア向け案件票を閲覧すると、正社員のC++エンジニアの年収の相場は400万~700万円であることがわかるでしょう。 さらに案件票の内容を調べると、年収700万円以上の案件票には プロジェクトマネージャークラス 業務内容に対外的業務や管理的業務が加わる 企業の基幹システムや組み込み系システムの開発 といった特徴があることに気がつきます。 すなわちC++エンジニアには、上記の3つのスキルを獲得しさえすれば年収700万円に到達する「道」が拓かれている、といえるのです。 「プログラミング以外の知識」がポジションアップにつながる もう一度「3:企業の基幹システムや組み込み系システムの開発」に着目してみます。この2つの業務には、プログラミングの知識だけでは務まらない、という特徴があります。 企業の基幹システムは企業経営の根幹にかかわるので、エンジニアでもその企業の業務内容について知っておかなければなりません。 企業が基幹システムを導入したものの、まったく使い物にならずに放置される現象が起きています。もちろんエンジニアやプログラマーからすれば「仕様書どおりにコードを書いただけ」ですが、その企業はもう二度とそのシステム会社に発注しないでしょう。 このようなシステムやプログラムに精通していない企業はまだ多数存在します。そのような企業に基幹システムを売り込むには、エンジニア自らがクライアント企業の業務フローの把握に努める必要があります。 そしてそこまで食い込むことができれば、クライアント企業が気づいていなかったニーズを掘り起こすことができ、追加受注を獲得できるでしょう。 高額収入を得る人は、必ず高額の売上高をたたき出しています。そしてC++エンジニアは、仕事(案件)を選べば高額売上高を上げることができます。 C++エンジニアが活躍している業界、分野 フリーランスのC++エンジニアで、C++を選択したことを後悔している人はいないのではないでしょうか。仕事の幅が広く、高単価案件もたくさんあります。 C++エンジニアが活躍している業界や分野を紹介します。 スマホゲームアプリ開発 スマホゲームアプリ開発では、iPhoneはSwift、AndroidではJavaが有力言語です。 しかしC++には統合開発環境のC++Builderがあり、これを駆使すればiOSのゲームもAndroidのゲームも手掛けることができます。 企業の基幹システム開発 先ほど、C++エンジニアは企業の基幹システム開発で活躍できることを紹介しました。ここではさらに詳しく基幹システム案件についてみていきます。 銀行向けシステムのひとつに、勘定系システムがあります。勘定とは経理業務の作業のひとつで、例えば信託銀行の信託勘定では、顧客から預かった現金、有価証券、不動産の運用益を管理します。信託勘定は顧客1人ひとり管理しなければならないので、システムの規模が巨大化することは避けられず、作業効率が高いC++が力を発揮します。 コンビニ各社はATM用のゲートウェイシステムを導入しています。ゲートウェイとは、複数のネットワークをつなぐハードウェアやソフトウェアの総称です。 コンビニのATMは複数の銀行の口座を扱うので複雑なゲートウェイシステムが求められます。 そして製造業は、基幹システムを導入すると業務効率が飛躍的に向上する業界です。製造業は企画・開発や材料購入から始まり、生産計画、生産、検査、在庫、出荷、販売、営業、顧客管理まで各工程が「分断的」です。しかし各工程が「シームレスに」つながっていたほうが効率的ですし生産性も向上します。 分断された工程をシームレスにつなぐのが基幹システムなのですが、その構築は一朝一夕にはいきません。各工程ですでに独自のシステムが導入されていれば、それを統合するシステムが必要になります。 したがって製造業の基幹システムづくりもかなり大規模な案件になるはずです。 C++のフレームワーク事情 C++による開発で多用されるフレームワークを紹介します。 crowとは crowは簡潔に記述ができることが最大の売りです。ルートを定義したら、そのルートの処理をその場で書いていくことができます。またルートのなかにタグを書き込むことができ、そのタグに対応した「ラムダ式」を入手することもできます。 Boost.Spirit.X3とは Boost.Spirit.X3は、パーサを書くことができるパーサジェネレータフレームワークです。最新バージョンではコンパイルが高速化され、エラーメッセージの視認性が高くなりました。 oat++とは oat++はライブラリに依存せずに使うことができるフレームワークです。DI機構やテスト機構がシンプルで、非同期処理やマルチスレッドに対応しています。 処理速度の速さもoat++の売りのひとつです。 C++案件単価事情 フリーランスのC++エンジニアはどのような業務を受注しているのでしょうか。案件の単価などを紹介します。 SFロボットゲーム開発、月75万円 「C++は決してゲーム開発に弱いわけではない」ということを証明するために、この案件を紹介します。 SFロボットのキャラクターを使った、スマホ向けロールプレイングゲーム(RPG)の開発で、報酬は月75万円です。 具体的な業務内容は、UI周り、実績処理、通知処理などとなっています。 必須スキルはC++でのゲーム製作2年以上のみです。歓迎スキルは、SNS開発経験、スマホアプリ開発経験、ネイティブアプリのリリース経験となっています。 交通整理のデジタルサイネージ開発、月70万円 デジタルサイネージは広告の一種で、紙のポスターを貼る代わりにディスプレイを設置し、そのディスプレイに広告画像を映し出すシステムです。 駅構内の柱や病院のロビー、飲食店の店先などに設置されています。 この案件は、工事現場の交通整理の表示を、デジタルサイネージに置き換える業務です。この案件を受けるにはデジタルサイネージの基本知識が必要です。 この案件は、C++業務の特性をよく表しています。デジタルサイネージという特殊な知識を持っていれば、ライバルと争奪戦を展開することなくこの仕事を獲得できるわけです。「業務用」案件に強いC++ならではの案件といえます。 産業用ロボットの制御ソフト開発、月64万~81万円 こちらの案件も業務用に強いC++ならではといえるでしょう。産業ロボットを制御するソフトウェアの開発で、報酬は月64万~81万円です。Linux上のアプリをC++で開発し、GUIのF/WはQtを使うことになります。 必須スキルはLinux上でのG++プログラムの実装経験とGUIでの開発経験です。 C++案件の具体的な業務 フリーランスのC++エンジニアは、果たしてリモートワークができるのでしょうか。 リモートワークとは、作業現場から離れた遠隔地で働く方法で、自宅でも働くことも可能です。 結論からいうと、他言語よりは可能性が低いものの、フリーランスのC++エンジニアでもリモートワークすることは可能です。 リモートワークをするには、クライアント企業としっかりコミュニケーションを取るようにして、スタートアップ(新興企業)の案件を狙うとよいでしょう。 そして実務経験が長く、クライアント企業が納得できる実績が必要です。 システム開発を発注する企業がなかなかリモートワークを全面解禁しないのは、コミュニケーションが得意でないエンジニアが多いことも一因になっています。業務を発注する企業は常に、いつでも進捗状況を確認できる状態にしておきたいと考えます。 そのためフリーランスのエンジニアにも現場への常駐を求めるのです。 しかし業務内容のほとんどは、リモートワークでも支障が出ません。そこでリモートワークを望むフリーランスエンジニアは、クライアント企業に自分は「緊急時にすぐに現場に駆け付けることができるエンジニア」であると認識させればよいのです。 クライアント企業にそのように認識させるには、コミュニケーションをしっかり取る必要があります。 そしてスタートアップやベンチャー企業や新興企業は、成果が出れば常駐でもリモートワークでも構わない、というところが少なくありません。 こうした企業から案件を受注できたら、リモートワークで進めてもいいかどうか確認してみてはいかがでしょうか。 リモートワークは通勤がないだけでも快適です。それに加えて好きな場所で好きなグッズに囲まれて仕事ができれば、長時間業務のストレスもかなり減ります。 仕事の実績を積み、コミュニケーションを深めればクライアント企業から信頼されます。そうなればフリーランスの特権である自宅作業ができます。 C++案件の案件票をみてみよう フリーランスのエンジニアも、企業の正社員エンジニアの働き方や待遇、福利厚生などを知っておくことは大切です。フリーランスがクライアントと報酬交渉をするときの材料になるからです。 そこでC++エンジニアを正社員で採用する企業の案件票をみてみましょう。 組み込みからAIアルゴリズム開発まで、年収1,200万円 自動車や産業機器などの組み込みソフトウェアを開発する企業が、組み込みからアルゴリズム開発までマルチに活躍できる正社員を募集しています。対象はC++、C言語、Pythonのエンジニアで、年収は400万~1,200万円となっています。 具体的な業務は、産業機器向けコントローラの組み込み開発と、産業機器から収集したデータの分析、AI用アルゴリズムの開発などとなっています。 プログラミングは当然のスキルとして、それに加えて組み込みソフトに関する深い知識が必要になります。 提示年収に3倍の開きがあることから、求職者はスキルレベルを厳格に査定されるでしょう。 ゲーム開発、年収300万~400万円 家庭用ゲームソフトやスマホ向けゲームアプリを開発している企業が、正社員のC++エンジニアを年収300万~400万円で募集しています。 年収は高いとはいえませんが、この会社ではゲームづくりのほかに、パチンコやパチスロの台で使う映像制御の業務を体験できます。 エンターテイメント系の仕事を探している人向きの案件です。 まとめ~C++エンジニアは働き方改革に貢献できる 政府はいま働き方改革を進めています。これは、長時間労働を解消しながら、生産性を高めていくことを目指す取り組みです。 労働時間を減らしながら生産性を高めるという矛盾した目標を実現するには、あらゆる仕事をシステム化して効率を上げていかなければなりません。AI(人工知能)の導入も必要でしょう。 企業の業務のシステム化にC++言語は欠かせません。つまりフリーランスのC++エンジニアは働き方改革にコミットして、働く人と企業の双方の幸せにできるわけです。 C++案件を探す
R言語

R言語の歴史を解説します

プログラミング言語の歴史:R(アール)とは? R言語は簡単に言うと、統計解析に使えるプログラミング言語です。1995年に科学者ロス・イハカ氏とオークランド大学のロバート・ジェントルマン氏によって開発され、1997年以降はR Development Core Teamによって開発されています。 これ以前ではS言語というAT&Tベル研究所で開発されたデータ解析や統計プログラミングができる言語があり、これをベースにしてR言語が開発されました。 R言語はライブラリやパッケージが充実しており、ユーザーにとってかなり使いやすい言語となっているので、現在はデータ解析や統計プログラミングにおいてS言語よりもR(アール)言語を使うことが一般的です。 R言語はこのように統計解析に使えるプログラミング言語であるため、データ解析が必要な学術研究として大学や研究所にて使われる他に、企業のマーケティングチームや開発チームにてデータ解析のために使われます。 最近だと、機械学習・人工知能というキーワードがトレンドですが、実際にそれらの開発や利用にR言語が使われています。機械学習・人工知能というキーワードを聞くとPythonを思い浮かべる方が多いと思いますが、R言語でもそちらに関わることはできます。 とはいえ、Pythonの方がpandasやnumpyといった機械学習・人工知能のライブラリが豊富なので、国内では機械学習・人工知能の実装はほとんどPythonで行われています。R言語は機械学習・人工知能がトレンドになっている影響もあり、電気工学・電子工学技術の学会IEEEで行われた2017年の人気プログラミング言語調査ではR(アール)言語が6位に輝いています。 R言語は今これほどホットな言語であり、今後も注目は集まりそうです。 R言語の案件を探す R言語が誕生したきっかけは? 続いてR言語が誕生したきっかけについて見ていきましょう。1995年にR言語は開発されましたが、S言語というデータ解析や統計プログラミング用の言語をベースにして作られています。科学者ロス・イハカ氏とオークランド大学のロバート・ジェントルマン氏によって開発され、どちらもRから始める名前だったので、R言語と命名されたと言われています。 また、二人はS言語と同じようなデータ解析や統計プログラミング用の言語であるSchemeに関して使いにくさと必要機能の欠如に関して問題に感じていました。そこで、その2つの言語の良いところ取りをした使いやすくて実用的な言語作ろうと考え、R言語の開発に至りました。 当時にニュージーランドにあるオークランド大学でこの二人が開発したR言語が統計学の授業で使えるのではないかとなり、実際にR言語が使われました。ここからR言語が少しずつ使われるようになります。 R言語はフリーソフトウェアとして無料で使えることができます。ただ当時は有料の商用ソフトウェアとしてリリースすることを考えていましたが、それだと数名に使われて終わりだろうと考えを改めることになり、無料のフリーソフトウェアとしてオープンソースの形で公開されました。 オープンソースで公開することで、開発者が便利な機能をR言語に付け加えるために改善やライブラリ・パッケージの開発をすることができ、これによりR言語は使いやすく実用性を増すように更に進化していきました。 R言語の黎明期・成長期について 続いてR言語の黎明期・成長期について見ていきましょう。 R言語は初期において学術や研究において使われることが一般的でしたが、年を経るにつれて企業が様々なデータを取れるようになり、企業においてマーケティングや開発にデータ解析を活かす必要性が出てきました。そこで、民間企業にもR言語が使われるようになり、学術研究のみならずビジネスの世界でも現在使われています。 2003年頃だとR言語が日本に普及し始めた頃で、その頃からR言語に関する書籍が発売される等しました。その後はR言語への知名度・人気が上がり、実際に研究や企業にも使われ始めました。 R言語は小規模データしか分析ができませんでしたが、時代を経るにつれて企業が取れるデータ量が多くなり、小規模データの分析ができるだけでは追いつかなくなったため、大規模のビッグデータにも対応できるようにバージョンアップやパッケージ開発がありました。 このビッグデータの高速かつ並列なデータ抽出ができるようになり、R上でETLという複数あるデータ情報を再処理してまとめる環境にアクセスできるようになりました。 現在はETL環境との連携、その周辺技術に関してや、解析したデータのビジュアライゼーション化についても開発やバージョンアップが続いており、R言語に付随するスキルについても求められているため、データ解析エンジニアは更なるスキルアップが必要となりそうです。 また、R言語に関するコミュニティも年々盛んになっており、日本でもこうしたコミュニティがあります。 このようにR(アール)言語はまだまだ成長期と言えそうです。 R言語は現在どのように使われている? R言語の誕生秘話や黎明期・成長期などの歴史ついてみてきました。それでは現在R言語はどのように使われているのでしょうか? 現在はデータ解析が必要な学術研究として大学や研究所にて使われる他に、企業のマーケティングチームや開発チームにてデータ解析のために使われています。 この記事を読んでいる方は民間企業に勤めている方が多いと思いますが、民間企業ではビッグデータ解析に関わる求人が多いです。 海外だとGoogleやFacebookなどといった有名IT企業はサービスから得たユーザーデータの分析のためにR言語を使用しています。国内だと、DeNAやドリコムといった主にベンチャー企業がR言語を使用しています。 これらの企業はWebサービスやアプリを提供しており、ユーザー獲得やユーザー滞在のためにどのような施策を打ったら良いかということの意思決定をR言語によるデータ分析を元に決定しています。 そのため、R言語を扱えると施策の意思決定の根底部分に携われるので、やりがいがあるという方は多いです。もちろん、やりがい以外の待遇面でも良い企業が多く、R言語を使いこなせるエンジニアは不足していますが、企業からの需要は非常に高いため、R言語を使いこなせるエンジニアの希少価値は高いです。 このように機械学習・人工知能が今トレンドであり、これからもこの分野では積極的に投資が行われていくと予想されているので今後も需要は高いでしょう。今見てきたように高待遇の求人が多いというリターンが大きさが大きな魅力となっているので、転職についても一度考えてみてはいかがでしょうか。 まとめ 今回はプログラミング言語であるR言語の歴史について見てきました。 R言語が誕生した背景やその後の歴史についてなかなか興味深い話が多かったでしょう。 今回の内容をまとめると R言語は統計解析に使えるプログラミング言語 R言語は機械学習・人工知能の利用と開発に使える R言語を使えるエンジニアの需要は高まっており、転職の条件が良い となります。 プログラミング言語の歴史については様々な話があり、常に人々の手によって進化しています。R言語もその言語の一つで変化をしながらも従来の信頼度の高さは変わらずに、不動の地位になっています。 今回でR言語に興味を持った方はまずR言語を使ってみてください! フリーランス案件を探す
Ruby on Rails

Ruby on Railsの将来性と人気について

この記事の読者の方には、未経験からエンジニアを目指しているという方や、既にエンジニアとして働いているけれど、違うプログラミング言語を学び、職種を変えてエンジニアとしてチャレンジしようか悩んでいるという方が多いと思います。 一概にエンジニアといっても、ユーザーが触れる部分を設計・開発するフロントエンドエンジニアや、システムの裏側にあるロジックを設計・開発するバックエンドエンジニア、開発したシステムを正常に動かすための環境づくりをするインフラエンジニア、システムの運用や保守をサポートするカスタマーサポートなど、エンジニア内で様々な職種があります。 というのも、システムの開発にあたっては、ユーザーが使う画面やユーザーが画面上で行った行動に対する処理などシステム全体を動かすために、それぞれのシステムが複合的に絡み合っており、またシステムの機能を維持するためのメンテンスが必要になるため、このようにエンジニアの中でも職種が分かれています。 その職種の中でも、年収に差があったり、独立のしやすさに差があるので、エンジニアとして働くにあたってどの職種で働くのかという観点は非常に重要になってきます。 そして、エンジニアとして職種を変えようと思った場合には、新たなプログラミング言語を学ぶ場合が非常に多いです。例えば、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアでは使うプログラミング言語が異なってきます。 今回はその中でもRubyによる開発において一緒にフレームワークとして使われるRailsというフレームワークに重点を置いて、現状と将来性を比較していき、Ruby on Railsを学ぶべきか否か見ていきます。 Ruby案件はこちらから Ruby on Railsとは? Ruby on RailsはRubyとセットで語られることが多いので、今回はRubyとRuby on Railsをセットで見ていきます。 Rubyは関数型と命令型のバランスが 絶妙に取れているオブジェクト指向スクリプトで、直感的に記述できることと生産性の高いことが大きな特徴となっています。 Rubyは日本人であるMatzことまつもとひろゆき氏によって、1995年に一般公開された比較的新しいプログラミング言語となっています。日本発のプログラミング言語ではあるものの、現在世界中で使われているプログラミング言語であり、アメリカのスタートアップ企業でも多用されています。 Rubyは「Enjoy for Programing!」という理想を掲げており、エンジニアが楽しんで実装できるよう直感的な記述ができ、ストレスフリーで楽しく開発することができます。 また、RubyではRuby on Railsというフレームワークの存在が大きく、通常はゼロの状態からWebアプリケーションを作っていかないといけないところをこのフレームワークを用いることで、実装時間を短縮することができます。 開発コスト削減のためにはRuby on Railsの存在が大きいため、多くの企業がRubyとRuby on Railsを用いて開発を行っています。 海外だと皆さんもお馴染みのTwitterやAirbnbが開発言語としてRuby on Railsを採用しています。世界中で使われているWebサービスにRailsが使われており、多くの企業がこぞってRailsに目を付けています。 ただ、Rubyは日本発のプログラミング言語なので、国内での使用が多く、インターネット・Web業界にてWebサービスやソーシャルゲームの開発にRuby on Railsが使われています。 代表的な企業は価格.comと食べログをリリースしているカカクコム・ニュースアプリであるGunosy・国内最大のレシピサイトであるクックパッドが挙げられます。 このようにRuby on Railsはコード量が少なく手軽に開発できる特性から、素早いプロダクトローンチが求められているベンチャー企業を中心に利用されています。今後ますますRuby on Railsが多くの企業で採用されて行くでしょう。 Ruby on Railsの現状:給与から業界の動向 まず、Railsを使う職場に転職した場合に「どのくらいの給与を受け取れるのか?」「そもそもどのような仕事ができるのか?」ということについてお伝えするために、給与から業界の動向について見ていきます。 Ruby on Railsの現状:給与 ここでは、Railsの現状の給与に関して見ていきます。 求人検索エンジンスタンバイが発表したプログラミング言語別年収ランキング2018では、Rubyが7位となる550万円に輝いています。Rubyでの開発はRailsを使って行うことが大半であるので、Railsを用いての開発求人の平均が550万円となります。 最大提示年俸は1200万円、求人数は11676となっており、求人数に関しては他のどこプログラミング言語よりも群を抜いて多いのでRailsエンジニアの需要は物凄く高いです。Railsは現在、需要があるので、年収もそこそこ高くなっています。 需要に関してですが、ITエンジニアの需要はプログラミング言語に問わず全体的に高く、その中でもプログラミング言語によって差があるというのが現状です。その中でもRailsの需要は高くなっています。 需要の高さは転職に強いのかということでわかりますが、Railsは転職がしやすくなっています。なぜならRailsエンジニアを求めている企業が増えているおり、Railsを使いこなせるエンジニアの希少価値が高くなっているからです。 転職もしやすく、高待遇になりやすいRailsエンジニアをキャリアアップを目指すことは非常におすすめできる選択肢です。 Ruby on Railsの現状:業界 ここでは、Ruby on Railsの業界動向について詳しく見ていきます。現在、Webサービスの開発において、Railsは非常に多く利用されています。具体的にはオンラインショップやソーシャルメディア、ブログプラットフォームなど、ユーザーインターフェースを持つWebアプリケーションの構築に広く使われています。さらに、小売店や物流業界において、受発注業務を管理するための内部システムもRuby on Railsで開発されるケースが増えています。 Ruby on Railsを使った求人案件は、自社開発を行っている企業が多いのが特徴です。そのため、インターネット・Web業界においてRuby on Railsの求人が多数見られます。比較的新しいフレームワークであり、革新的な技術を採用しやすいベンチャー企業が多く利用しているため、こうした業界での求人が特に多いです。さらにRuby on RailsはWebサービスだけでなく、ゲーム開発にも使用されることがあります。特にブラウザゲームの開発において、そのシンプルさと効率性が評価されています。しかし全体としてはやはりWebサービスでの開発において使用されるケースが多いです。 このようにRailsは多くの分野で活用されており、特にインターネット・Web業界においては欠かせない技術となっています。Railsのスキルを持つエンジニアは、幅広い分野での活躍が期待されており、今後も需要が高まり続けることが予想されます。 Ruby on Railsの将来性:給与から業界の動向 Railsの現状を検証した結果、給与が高く仕事内容も新しいサービスやゲームの開発に向いていることがわかりました。しかし、現在の状況が良くても将来的な展望が不明瞭であれば、Railsエンジニアとしてキャリアを続けるのは難しいでしょう。Railsを使う現場に参画した場合の、将来的な給与水準や業界動向について考えてみます。 まず、Railsエンジニアの給与は他のプログラミング言語と比べて高い傾向にあります。特にスタートアップ企業や成長中のベンチャー企業においては、平均的な炊事順よりも高い給与が提示される場合が多いです。新しい技術を積極的に採用してイノベーションを追求しているため、それらに寄与するRailsエンジニアに対する需要も高いということです。さらに将来の予測として、Railsは今後もWebサービス開発の主要なフレームワークとしての地位を維持する可能性が高いと考えられます。これは、Railsがシンプルで使いやすく、開発速度が速いという特徴を持っているためです。こうした特徴は、スピーディーなプロトタイピングや市場投入が求められる現代のビジネス環境に非常にマッチしています。また、Railsはオープンソースであるため、コミュニティによる継続的なサポートも期待できます。新しいバージョンのリリースや機能追加が頻繁に行われており、最新の技術を学び続けることができます。これによりスキルの陳腐化を防ぎ、キャリアの安定性を確保できます。 Railsを使う職場では、Webアプリケーション開発だけでなく、データ分析や機械学習の分野でも活躍することができます。その結果として、キャリアパスが多様化して自身の興味や目標に応じたキャリア形成が可能となるでしょう。以上のように、Railsエンジニアとしての将来性は非常に高く、給与面でも業界動向でも明るい展望が期待できます。Railsのスキルを磨き続けることで、長期的なキャリアの成功を目指せるでしょう。 Ruby on Railsの将来性:給与 ここでは、Railsの将来の給与に関して見ていきます。給与に関しては現状の年収550万が平均であるという状況から変わらないと考えられます。 理由としてはRailsでの開発案件は一定数の需要があるものの、大きく需要が伸びるとは考えづらいからです。 Railsの大きな特徴である初心者向けで学習コストが低いので、他のプログラミング言語やフレームワークと比べて習得しやすいという点や、短時間でのWebサービス開発を可能にする点から、一定数の需要は減らないと予測できます。 ただ、ブロックチェーン・VR・IoT・AIなどの今後のトレンドとなるテクノロジーの開発で使われることが非常に少ないので、Railsの需要が大きく伸びることはないでしょう。 Railsでの開発案件が減ることは考えづらいので、安定して仕事を得たいという方にはRailsは良い選択肢と言えるでしょう。 Ruby on Railsの将来性:業界 続いて、Railsの将来の業界の動向について見ていきます。今後もWebサービスの開発案件が一定数需要があり、Railsは安定した地位を保つと予想されます。 Railsは今後もインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界といった幅広くの業界で使われ、特にIT業界の中でもインターネット・Web業界での求人が増えていくことと予想されます。 やはりRailsの大きな特徴である短時間での開発を可能にするという需要は、開発にコストも時間もかけられないスタートアップ企業やベンチャー企業を中心に利用されることになるでしょう。 Railsの需要が社会の変化によって大きく変わることはないものの、安定した需要があると予想できます。 まとめ:Ruby on Railsの将来性と人気は高い 今回のテーマは「Railsの将来性 現状から踏まえ検証してみる」でした。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことを最後にまとめておきます。 まず、Railsエンジニアの需要についてです。求人数に関しては他のどのプログラミング言語よりも多く、Railsエンジニアの需要は非常に高いと言えます。特にWebサービスの開発がRailsで行われることが多く、比較的ベンチャー企業が多いインターネット・Web業界での求人が目立っています。 また、Railsの将来性についても触れました。現在の動向から見ても、Railsは将来も一定数の需要を持ち続けると予想されます。開発案件が安定して存在し、エンジニアとしてのキャリアを築く上で信頼できる選択肢となるでしょう。 さらに、RubyとRailsの魅力についても紹介しました。Rubyはとても使いやすいプログラミング言語であり、Railsはその強力なフレームワークです。これらを使えば、効率的にWebアプリケーションを開発することができます。多くの人気WebサービスがRuby on Railsを採用しているため、その有用性と信頼性はすでに実証済みです。 Railsは今後もWeb開発の重要なツールとして位置づけられることが予想されます。皆さんが普段利用する多くのWebサービスにも使われているため、プログラミング経験のない方でも興味があればぜひ一度触れてみてはいかがでしょうか。 フリーランス案件を探す
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FORTRAN(フォートラン)の歴史と現在|用途や特徴を解説

序文:世界最初の高級言語 FORTRAN(フォートラン) FORTRAN(フォートラン)は1954年に、当時IBMで働いていたジョン・バッカス氏によって考案されたプログラミング言語です。分類としては高級言語に入り、世界最初の高級言語と言われています。 名称であるFORTRAN(フォートラン)はFORmula TRANslationの略であり、数値計算を得意としたプログラミング言語となっています。関数・複素数・配列表記など難しい数値計算にも対応しているため、当時ではそのような計算の場では重宝されたプログラミング言語です。 このFORTRAN(フォートラン)を考案したジョン・バッカス氏は数学者であり、計算機科学の分野を専門としています。アメリカでは有名な数学者であり、1975年にはアメリカ国家科学賞というこの受賞者にはノーベル賞受賞者もいるくらいの有名かつ偉大な賞や、1977年には計算機科学の分野で偉大な功績を残した者に送られるチューリング賞を受賞しています。 彼は1949年にコロンビア大学で数学の修士号を取得しており、1950年にIBMに入社し、3年間はSpeedcodingというIBMのコンピューターで動作するプログラミング言語の開発に勤しみ、その後にFORTRAN(フォートラン)を開発するためのチームを結成し、実際に開発に動いていました。 FORTRAN(フォートラン)は分類として、高級言語に入りますが、高級言語はより抽象度の高い記述を要するプログラミング言語であり、プロセッサに依存した処理を書く必要がなく、人が読みやすいプログラミング言語となっています。英語や記号を用いて記述することで、我々が普段話している自然言語に表記がなるべく近くなるという性質があります。 そして、その記述したコードをコンパイラやインタプリタなどで機械がわかるように翻訳してプログラムが実行されます。当時ではこのような高級言語は珍しかったですが、最近のプログラミング言語はほとんどが高級言語となっています。 フリーランス案件を探す FORTRAN(フォートラン)の誕生:1954年にジョン・バッカス氏によって考案 続いてFORTRAN(フォートラン)の誕生についてです。FORTRAN(フォートラン)は1954年に、当時IBMで働いていたジョン・バッカス氏によって考案されました。当時は高級言語が存在せずに、人間にとっては読みにくいが、機械にとっては理解しやすい低水準言語が数多くあり、IBM内でのプログラム開発にもこの低水準言語が採用されていました。 そこで、ジョン・バッカス氏はIBM内のプログラムを高級言語で開発するために、まず高級言語を作ったらどうかと提案し、実際に世界初の高級言語であるFORTRAN(フォートラン)の開発に踏み切りました。FORTRAN(フォートラン)の開発チームは9名ほどで、実際に開発に取り掛かりました。 1956年にFORTRAN(フォートラン)の最初のマニュアルが作成され、その後の1957年にコンパイラが開発されました。この当時は低水準言語であるアセンブリ言語が開発に用いられる言語として主流になっていたため、新しく出てきたFORTRAN(フォートラン)は開発におけるパフォーマンスの点で難があり、普及していませんでした。 そのため、最適化コンパイラが初期の段階から開発がされました。その当時に主流だったアセンブリ言語と比べて、命令数が削減でき、プログラム実行の高速化を実現しました。そこで、膨大な計算が必要だった数学や計算機科学の分野と相性が良く、これらの分野を専門とするか科学者にFORTRAN(フォートラン)は使われはじめました。 FORTRAN(フォートラン)黎明期:多くの科学者に使われる 続いてFORTRAN(フォートラン)の黎明期についてです。FORTRAN(フォートラン)はプログラム実行速度の高速化や自然言語に近い表記である高級言語という利点から多くの科学者に使われるプログラミング言語となりました。 FORTRAN(フォートラン)はIBM1401版FORTRAN、FORTRANⅡ、FORTRANⅢ、FORTRANⅣ、FORTRAN66、FORTRAN77、FORTRAN90、FORTRAN95、FORTRAN2003、FORTRAN2008といったようにバージョンアップを続け進化を続けてきました。 FORTRAN66は1966年に制定されましたが、この際にFORTRANⅣを元にしたFORTRAN66と、FORTRANⅡを元にしたBasic FORTRANの2つがプログラミング言語として制定されました。このときメインで使われていたのはFORTRAN66です。 そして、FORTRAN66を更に改良しようという試みが現れ、その改良したものがFORTRAN77です。こちらは1978年に新たなFORTRAN(フォートラン)の標準としてリリースされました。FORTRAN77ではかなり多くの機能が付き、更に使いやすいFORTRAN(フォートラン)となりました。 その後にFORTRAN90が登場し、モジュールなどの機能が付き、構造化言語として進化しました。FORTRAN77では固定形式だったものの、FORTRAN90では自由形式となっています。そして、FORTRAN95はマイナーアップデートであり、今までと比べてあまり機能は使わないアップデートになりました。 FORTRAN(フォートラン)成長期:オブジェクト指向化やC言語との相互利用が可能に FORTRAN(フォートラン)はアセンブリ言語やCOBOLと並べて3大言語と言われていた時代がありましたが、2000代に入ると様々なプログラミング言語が登場し、今まで以上には使われなくなってしまいました。ただ、プログラミング言語としてFORTRAN(フォートラン)は2000年代に入ってから大きな成長を遂げています。 FORTRAN2003ではオブジェクト指向化やC言語との相互利用ができるようになります。この点はかなり大きな進歩であり、メジャーアップデートといえるでしょう。その後はマイナーでもないメジャーでもない並々のアップデートが続いていきます。 FORTRAN2008ではモジュール構造の追加や数学関数の補強などが行われ、計算処理の幅を更に広げるアップデートとなりました。 FORTRAN(フォートラン)の現在:計算機科学や数学などの分野で活躍 現在、FORTRAN(フォートラン)がどのように使われているか見ていきましょう。FORTRAN(フォートラン)はプログラム実行速度の速さから、膨大な計算処理が必要となる計算機科学や数学などの分野で使われることが多いと述べました。その傾向は今も変わらずにスーパーコンピュータ内でのプログラミング言語としてよく使われています。 実際にFORTRAN(フォートラン)が使われる用途として一番多いのが、大規模数値計算・シュミレーション(並列化)であり、続いて数値計算・シュミレーション(非並列化)、数値データ解析となっています。 スーパーコンピュータ内でのプログラミング言語としてはCやC++も使われることが多いです。また、FORTRAN(フォートラン)は計算処理に特化しているプログラミング言語であるので、グラフの描画ができず、その場合はCやC++が使われることが多くなっています。 このようにFORTRAN(フォートラン)で行っていたことが他のプログラミング言語でもできるようになったり、グラフなどの描画ができないということもあり、1990年代に比べて2000年代ではあまり使われなくなりました。ただ、FORTRAN(フォートラン)は未だに一定層の開発者から心を掴んでいるので、彼らからは使われていますし、今後も使われていくでしょう。 よくある質問 FORTRAN(フォートラン)とは? FORTRAN(フォートラン)はFORmula TRANslationの略で、数値計算を得意としたプログラミング言語のことです。世界最初の高級言語と言われています。 FORTRAN(フォートラン)は何に使われている? FORTRAN(フォートラン)はプログラムの実行速度が非常に速いので、膨大な量の計算処理や数値データ解析などに使われています。 まとめ:FORTRAN(フォートラン)はスーパーコンピュータ内で使われることが多いプログラミング言語 プログラム言語の歴史 <FORTRAN(フォートラン)編> というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 FORTRAN(フォートラン)はFORmula TRANslationの略であり、数値計算を得意としたプログラミング言語 FORTRAN(フォートラン)が開発された当時は低水準言語であるアセンブリ言語しか無かったため、高級言語としてFORTRAN(フォートラン)が開発された FORTRAN(フォートラン)はプログラム実行速度の速さから、膨大な計算処理が必要となる計算機科学や数学などの分野で使われることが多い FORTRAN(フォートラン)はスーパーコンピュータ内で使われることが多いプログラミング言語なので、皆さんには馴染みが無いかもしれません。ただ、趣味として使ってみると学びがあると思います。みなさんも是非FORTRAN(フォートラン)に触れてみてください。
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Haskell(ハスケル)の将来性を歴史から紐解く

序文:純粋関数型プログラミング言語 Haskell(ハスケル) Haskell(ハスケル)は純粋関数型プログラミング言語です。Haskell(ハスケル)は数学者であり論理学者でもあるハスケル・カリー氏の名前が由来となっているプログラミング言語です。Haskell(ハスケル)を知るにあたって、純粋関数型プログラミング言語とは何かを知ることが重要となってきます。 純粋関数型プログラミング言語は関数型プログラミング言語の一部であり、命令形プログラミング言語と対比されることが多いプログラミング言語です。関数型プログラミング言語は変数の初期化や代入がないことが大きな特徴となっています。 同じ処理を繰り返すことを繰り返し処理と言いますが、これを実行するために通常はループというものを使います。例えば、商品計算のシステムがあったときに、商品によって価格は異なるため、商品の情報をデータベースから取ってきて、それを足し合わせる処理を繰り返しやる必要があります。 その際に、命令形プログラミング言語だとループによって合計額として定義した変数にそれぞれの商品の価格が代入され、最終的な合計額が変数として見える形になります。一方で、関数型プログラミング言語では繰り返し処理をメソッドとして再帰的に呼び出すことで、それぞれの商品の価格を合計し、最終的に合計額を出します。 命令形プログラミング言語で触れた変数の再代入と入出力によってプログラムの状態を副作用と言い、この副作用を持たないプログラミング言語を純粋関数型プログラミング言語と言います。このような副作用があると、テストやデバッグを困難にさせたり、プログラムの動作が複雑で分かりづらいという恐れがあります。 命令形プログラミング言語はコンピューターによって理解しやすいプログラミング言語ですが、純粋関数型プログラミング言語は人間にとって読みやすいプログラミング言語となっています。この純粋関数型プログラミング言語の中でも、副作用のような機能を持つモナドという機能があるのがHaskell(ハスケル)です。 Haskell(ハスケル)の誕生:前身となった言語、Miranda Haskell(ハスケル)の誕生に大きく関わっているのはHaskell(ハスケル)の前身となったプログラミング言語であるMirandaが1985年にリサーチソフトウェア社から発表されました。このMirandaは当時に数多くあった純粋関数型プログラミング言語の中でも、一番多くの人に使われていたプログラミング言語です。 ただ、Mirandaはリサーチソフトウェア社が開発したこともあり、著作権が発生していたので、オープンソースとして皆さんが使えるものではありませんでした。そこで、1987年にFunctional Programming Languages and Computer Architectureという会議によってオープンソースであるプログラミング言語が開発されるべきという意見が多数あり、Haskell(ハスケル)開発のための委員会が発足し、実際に開発に至りました。 一番最初にリリースがされたHaskell(ハスケル)はHaskell1.0という名称でリリースがされました。ここからHaskell(ハスケル)というプログラミング言語が進化をしていきます。 Haskell(ハスケル)の黎明期:非公式に進むプロジェクト 実際に、Haskell1.0が誕生し、その後にHaskell(ハスケル)は黎明期を迎えます。Haskell1.0のバージョンアップのための開発は進み、1997年後半には挙動がより安定し、機能を拡張するためにライブラリーが搭載されたHaskell98がリリースされました。 その後に、Haskell98を更に進化させるHaskell′(Haskell Prime)というプロジェクトが非公式に進みました。 続いて、Haskell2010が2010年に発表されました。これは他のプログラミング言語とのバインディングを可能にするもので、それを可能にする機能であるForeign Function Interface(FFI)が追加されました。 Haskell(ハスケル)の成長期:エンジニアにとって実用的で使いやすい言語に Haskell(ハスケル)はHaskell2010の発表以降に、バージョンアップを繰り返し、更に実用的で使いやすい言語に成長を遂げています。 また、Haskell(ハスケル)を参考に開発がなされたプログラミング言語もあります。その一つがCleanです。Cleanは純粋関数型プログラミング言語で、Haskell(ハスケル)と仕様が非常に似ています。Haskell(ハスケル)は変数の再代入と入出力によってプログラムの状態である副作用をモナドという機能を使うことで扱いますが、Cleanは一意型という一貫性のある表現を使います。 このようにHaskell(ハスケル)だけではなく、Cleanといった純粋関数型プログラミング言語全体で成長を遂げています。 Haskell(ハスケル)の現在:セキュリティ対策のために利用される言語に 現在、Haskell(ハスケル)はその使いやすさや汎用性から多くの企業に支持されており、国内外問わず使用されています。 Haskell(ハスケル)の良さは開発における信頼感とスピード感です。早く開発しなければならないが、複雑なシステムを開発しなければならないといった難易度の高いシステムを開発するときに重宝されるのがこのHaskell(ハスケル)です。ただ、JavaやRubyなどの有名な言語に比べると、使用している企業は少ないです。 海外だと、皆さんご存知のFacebook社がHaskell(ハスケル)を利用しています。マルウェア対策やスパム対策といったセキュリティ対策のために利用されているようです。国内ですと、業務パッケージの開発・販売をしているワークスアプリケーションズ社が使用していたり、金融の高頻度取引で有名なTsuru Capital社が使用をしています。 Haskell(ハスケル)は優秀なプログラミング言語であるものの、他のプログラミング言語に比べて開発に大きな費用がかかる・習得難易度が高いという特徴があります。そのため、小さなベンチャー企業やフリーランスに用いられることはあまり多くはありません。 Haskell(ハスケル)を使用している企業は優秀なエンジニアと潤沢な資金がある企業ばかりです。実際にHaskell(ハスケル)を使えるエンジニアを募集している転職の求人数を調べてみても、他のプログラミング言語とは大きな開きがあります。ただ、導入企業は昔よりも増えているので、今後の将来性には期待できるでしょう。 まとめ:Haskell(ハスケル)は有名企業も採用する言語 プログラム言語の歴史 <Haskell(ハスケル)編> というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 Haskell(ハスケル)は関変数の初期化や代入がないことが大きな特徴である関数型プログラミング言語であるHaskell(ハスケル)はオープンソースである純粋関数型プログラミング言語を開発すべきという意見から開発がなされたHaskell(ハスケル)はHaskell(ハスケル)はその使いやすさや汎用性から多くの企業に支持されており、国内外問わず使用されている 今回はプログラミング言語であるHaskell(ハスケル)を見てきましたが、Haskell(ハスケル)の知名度はそこまで無く、一部の方しかご存知ないプログラミング言語だと思います。現在、求人数が少なく、仕事で使うという観点で他のプログラミング言語と比べるとやや劣るプログラミング言語ですが、成長を遂げて将来性もあると言われています。 そのため、Haskell(ハスケル)を学ぶことはプラスになると言えるでしょう。また、Haskell(ハスケル)は純粋関数型プログラミング言語という珍しい分類に入るプログラミング言語であり、有名企業も採用しているプログラミング言語であるので、趣味程度でも是非触ってみることをオススメします。 フリーランス案件を探す
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LISP(プログラミング言語)の特徴を歴史から紐解く

序文:人工知能の研究と共にLISP(リスプ)も進化 今回はLISP(リスプ)というプログラミング言語に関して歴史を交えて、ご紹介します。LISP(リスプ)は1958年にジョン・マッカーシー氏によって考案された高級言語の一種です。当時は低水準言語であるアセンブリ言語が開発として中心的に使われており、高級言語はメインとして使われてはいませんでした。LISP(リスプ)は高級言語としてFORTRANに続いて2番目に出てきたプログラミング言語です。 このLISP(リスプ)はFORTRANと似て計算処理を得意としたプログラミング言語で、計算機科学などの計算処理が重い分野で主に使われることになります。また、計算処理を得意としているので、人工知能などの先進的な分野でも使われるプログラミング言語となります。 LISP(リスプ)の考案者であるジョン・マッカーシー氏はアメリカ合衆国で活躍した計算機科学および認知科学の分野で活躍した科学者です。実は人工知能研究の第一人者であり、人工知能(Artificial Intelligence)という言葉を1956年のダートマス会議で初めて提唱した方です。 ジョン・マッカーシー氏はカルフォルニア工科大学で数学の学士号を取り、その後はプリンストン大学へ入学し、数学のPh.Dを取得しました。その後にダートマス大学の助教授になり、マサチューセッツ工科大学に移り、その後にスタンフォード大学で教授になりました。 その後は人工知能の研究を主に続け、その研究にはLISP(リスプ)が用いられていました。そうして、人工知能の研究と共にLISP(リスプ)も進化していきました。 LISP(リスプ)の特徴として計算処理を得意としたプログラミング言語と述べましたが、他には型を定義しなくても良い動型言語である・コンパイルなしで実行ができるという特徴があります。 フリーランス案件を探してみる LISP(リスプ)の誕生:数学におけるラムダ計算をするためのプログラミング言語 LISP(リスプ)は1958年にジョン・マッカーシー氏によって考案されました。LISP(リスプ)が考案された目的は数学におけるラムダ計算をするためのプログラミング言語を開発するためでした。 その後に実際に開発が進み、1960年にLISP(リスプ)内で様々な方言が生まれました。方言がたくさん生まれるということは多くの開発者にLISP(リスプ)が支持されているということになります。しかし、当時のLISP(リスプ)は言語に関する仕様が数多くあり、汎用性が失われてしまうので、一度書いたプログラムがコンピューターによっては実行できないというリスクがあります。そこで、LISP(リスプ)を標準化するための動きが出始めます。 まず1975年にLISP(リスプ)の方言であるSchemeが出ます。マサチューセッツ工科大学のAIラボにてジェラルド・ジェイ・サスマン氏とガイ・スティール・ジュニア氏によって設計がなされました。このSchemeは静的スコープであることが大きな特徴となっています。 また、もう一つのLISP(リスプ)の方言としてCommon LISP(リスプ)が1984年、1994年にANSIによって標準化されました。1994年の標準化では、「ANSI X3.226-1994 American National Standard for Programming Language Common LISPCommon LISP」というCommon LISPの標準仕様が出版されました。 ただ、1984年の標準化に比べて、1994年ではその他のプログラミング言語が台頭したこともあり、LISP(リスプ)はあまり使われなくなってしまいました。 ▼ LISP(リスプ)の特徴 Common LISP(リスプ)は提案された機能は原則すべて盛り込むといった方針なので、多機能であることが大きな特徴となっています。Schemeは逆に本来のLISP(リスプ)の機能を元にしているので、シンプルさが特徴となっています。 そして、実際に開発に用いるとなった場合に、手軽に開発がしやすいのがScheme、様々な機能を元に実装をしたい場合はCommon LISPといった使い分けがなされています。 LISP(リスプ)2大方言であるCommon LISPとSchemeは現在でもメインで使用される方言です。これら2つの標準化された方言を軸として、LISP(リスプ)は発展をしていきます。 LISP(リスプ)の黎明期:一部の開発者から支持される 1980年代以降はCommon LISPとSchemeが標準化としてLISP(リスプ)内の主流な方言となっていましたが、同時に数多くの方言が登場しました。LISP(リスプ)は1980年代以降、他のプログラミング言語の台頭があり、あまり使われなくなってきましたが、2000年代や2010年代に入っても新しい方言が登場しています。 それだけ一部の開発者からは支持されているプログラミング言語であり、実際に方言が開発されています。実際にCommon LISPとScheme以外の方言だと1994年に登場したRacketや2007年に登場したClojureが有名です。 RacketはLISPの方言であるSchemeから派生して登場した方言です。Webアプリケーション開発や統計解析、データベースなどのライブラリも豊富にあり、現在もバージョンアップを続けている方言です。 また、Clojureは関数型プログラミング言語であり、マルチパラダイムプログラミング言語であることが大きな特徴です。インタラクティブな開発がしやすく、マルチスレッドプログラミングを支援する方言です。また、Webアプリケーションを開発する場合の開発速度が早く、早めの開発を要しており資金力がない企業にも採用されている方言です。 これはClojureで開発した場合に、他のプログラミング言語に比べてコードが短くなるという特徴があり、開発速度が早くなります。大規模開発には向いていませんが、小規模のプログラムを開発するときには向いているプログラミング言語です。 このように2000年代に入っても新たな方言が出てきており、LISP(リスプ)としての進化は止まりません。 LISP(リスプ)の成長期:2000年半ばに人工知能の第3次ブームで注目 LISP(リスプ)の成長期についてです。2000年半ばに人工知能の第3次ブームとしてディープラーニングという技術が話題になりました。これを機に人工知能が注目され、人工知能開発に使うことが出来るLISP(リスプ)も同時に注目を浴びました。 LISP(リスプ)の特徴として実行と定義の区別がなく、また関数とデータの区別がありません。プログラムの実行時には新たな関数を作り出し、そしてそれを保存することができます。 これは人工知能のディープラーニングによって自らプログラムを拡張していくという性質と似ており、人工知能と相性が良いプログラミング言語としてLISP(リスプ)が取り上げられています。 このように、LISP(リスプ)は人工知能のブームと共に取り上げられるようになり、成長を遂げました。 LISP(リスプ)の現在:人工知能分野で今後も注目 LISP(リスプ)は現在、AIの開発を中心に使用されています。そして、そのAI開発の現場ではシンプルさが売りのSchemeよりも、多機能さがウリのCommon LISP(リスプ)がメインに使用されています。 最近ではトレンドとして、関数型プログラミング言語が取り上げられています。LISP(リスプ)も関数型プログラミング言語として有名なプログラミング言語であり、人工知能分野で使われているプログラミング言語であるので、今後も注目され続けることは間違いないでしょう。 まとめ:LISP(リスプ)は今後も注目され続ける プログラム言語の歴史 <LISP(リスプ)編>というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 LISP(リスプ)は1958年にジョン・マッカーシー氏によって考案された高級言語の一種LISP(リスプ)は計算機科学などの計算処理が重い分野で主に使われ、人工知能開発にも使われているLISP(リスプ)は関数型プログラミング言語として有名なプログラミング言語であり、人工知能分野で使われているプログラミング言語であるので、今後も注目され続ける LISP(リスプ)はそこまで有名なプログラミング言語ではないので、馴染みが無いと思いますが、人工知能開発などで注目されているプログラミング言語の一つです。是非LISP(リスプ)に触れて、LISP(リスプ)の凄さを体感してみてください。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです! フリーランス案件を探してみる
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ALGOLとは?歴史から紐解く

実際の人と人とが会話する言語にも、様々な言語があるように、プログラミング言語にも様々な言語があります。 今回はプログラミング言語の歴史を語るうえで、絶対に外すことができない重要プログラミング言語の一つALGOL(アルゴル)についてご紹介いたします。 ALGOL(アルゴル)の概要 ALGOL(アルゴル)とは英語の「algorithmic language(アルゴリズム言語)」にちなんだ名前ですが、はじめて聞いた、という人の方が多いと思います。 聞いたことがあるとすれば、アラフィフ世代のベテランエンジニアか、そうでなければ大学などで情報系の学生だったとか、社会学系統の各部でIT技術の発展と社会の変化を学んでいたとかなどの理由で“コンピューター史の中で聞いたことのある人”くらいだと思います。 現在においては、ALGOL(アルゴル)を書ける人もほとんどいません。 ALGOL(アルゴル)は完全に廃れた過去の言語と言えます。 ▼ ALGOL(アルゴル)は多くのプログラミング言語の起源 そのようなALGOL(アルゴル)が重要プログラミング言語だと言える理由は、ずばり“多くのプログラミング言語にとって、ご先祖様といえる存在”だからです。 生物の進化の系統樹のプログラミング言語版を作るとすると、大半の言語がALGOL(アルゴル)を起点とする樹に連なる、そういう言語なのです。 「ALGOL(アルゴル)系言語」とみなされている言語としては、主要なものだけでも、C 言語系(Objective-C、C++、Java 、C#)にIBMメインフレームでよく使われるPL/Ⅰ、世界最強の戦闘機ともいわれるF-22“ラプター”のソフトウェア周りにも利用されなど、軍事機器など安全性・確実性が重視させる環境での利用が多いAdaなどが知られます。 Perl系(Python、Ruby)言語もC言語の影響を受けているため、広い意味で「ALGOL(アルゴル)系言語」と言えるかもしれません。 どういったところが「ALGOL(アルゴル)風」なのかというと、例えば「制御構造の入れ子(ネスト)」を何層にも重ねられるようになったプログラミング言語はALGOL(アルゴル)が初めてなのです。 今どきの言語だと「制御構造の入れ子(ネスト)」は当たり前ですが、ALGOL(アルゴル)以前の言語や同時期に誕生している言語、例えばCOBOLやFortranにはそもそも存在しません。 ALGOL(アルゴル)の歴史《黎明期》 さて、ここからは改めて、ALGOL(アルゴル)の歴史を時代とともに振り返っていきたいと思います。 ALGOL(アルゴル)が生まれたのは、1950年代後半です。 ▼ ALGOL(アルゴル)の誕生 この50年代後半という時期は、Fortran(1957年開発)などアメリカ発のプログラミング言語が勢力を拡大しており、それに対抗する形でヨーロッパ発の世界的なプログラミング言語を目指して誕生しました。 1958年にスイスのチューリッヒ工科大学で提案されたものが最初のALGOL(アルゴル)とみなされており、この最初のALGOL(アルゴル)を、特にALGOL58と呼ぶことも多いです。 ちなみに、今なおバリバリで案件で採用されているCOBOLはALGOL(アルゴル)より一年遅い1959年誕生です。 このように50年代後半は第一世代プログラミング言語(高級言語)が相次いで登場した重要な時代の分岐点なのです。 少々話が逸れました。 ALGOL(アルゴル)に話を戻すと、この頃のALGOL(アルゴル)は基本的に研究者がアルゴリズム研究に使うために利用していただけで、商用システムの開発はあまり行われなかったようです。 これには深い理由があります。 ▼ ALGOLとFortran・COBOLの違い そもそもALGOLとFortran・COBOLには根本的な違いがあります。 開発国が異なる(ALGOLはヨーロッパ。Fortran・COBOLはアメリカ)といったことよりも、もっと重要なプログラミング言語としての設計思想の違いです。 それはずばり、ハードウェアとの関係性についてまったく異なるアプローチを取った、という点です。 そもそもFortranは開発元のIBMが自社コンピューター上で動作せるために作ったものですし、COBOLはアメリカ政府の事務処理システムのためのプログラミング言語として生み出されたものです。 この二つの言語は、どんなハードウェア上で動作させるか、最初から明確なイメージがあって、そのうえで開発されたプログラム言語なのです。 一方のALGOL(アルゴル)には、どんなハードウェア上でも動作させられるようにしたい、という開発者たちの思いがあり、言語の仕様にもそれが反映され、入出力周りの標準仕様すらありませんでした。 結果、特定のハードウェアに依存しない汎用性から学術分野ではデファクトスタンダードになれた一方で、実績やコストが重視されるビジネスの世界では遠慮されるようになったといえるでしょう。 この特性が良くも悪くもALGOL(アルゴル)の将来に大きな影響を与えたといえます。 ALGOL(アルゴル)の歴史《成長期》 1960年のパリでALGOL(アルゴル)を大きく変える国際会議が開かれました。 当時、もっとも偉大と思われていた13人の計算機学者(※)が約二週間にわたる会議で新たなALGOL(アルゴル) 、通称ALGOL60を生み出したのです。 ※ヨーロッパだけでなくアメリカからも参加者がおり、その中にはFortranの開発者であるジョン・バッカスも含まれています。 このALGOL60は、単なるALGOL58の改良版にとどまらず、世界的なプログラミング言語となれるよう、様々な工夫が施されました。 ALGOL60こそ、いわゆるALGOL(アルゴル)系言語の起点になるALGOL(アルゴル)であり、単にALGOL(アルゴル)と言われた場合は、通常ALGOL60のことを指すと考えて間違いありません。 60年代半ば頃には、アカデミックな世界、学会や学術論文、教科書に出ているアルゴリズムの記述例は基本的にALGOL(アルゴル)で書くのが普通、つまりデファクトスタンダード化されました。 またALGOL(アルゴル)の発展した 60年代から70年代前半にかけて、特定ハードウェアへの実装を目指した派生版などが数多く登場しており、そうしたALGOL(アルゴル)派生プログラミング言語は70ほどあったと言われています。 ちなみに、ALGOL(アルゴル)の面白いところは西側諸国だけでなく、東側でもよくつかわれていた、という点です。 ソ連版スペースシャトルと言われるブランもソフトウェア周りはALGOL(アルゴル)だったそうです。 一方で相変わらず入出力周りの標準仕様すらなく、商用利用の世界では使われないという状態は続き、商用利用においてはCOBOLの一強が目立つようになります。 さらに、商用利用が進まないこともあってか、「国際標準化機構(ISO)」での標準化もなかなか進まず、ALGOL(アルゴル)がISOによって定められるのは、なんと1984年です。 ちなみに、日本はISOでの標準化を待たずに早い段階でJIS C 6210として規格制定されていたようです(なぜか、JISを管理している、日本工業標準調査会のDBに制定年度が情報として出ていない)。 ALGOL(アルゴル)の歴史《終焉期》 ALGOL(アルゴル)の終焉時期は80年代になります。 ALGOL(アルゴル)の衰退を決定付けたのは1972年にC言語が登場したことでしょう。 ▼ C言語の登場で衰退した言語 ALGOL(アルゴル) C言語は汎用性の高さ、利便性の高さ、ドキュメントの充実度など、様々な面で当時の他のプログラミング言語を圧倒し、商用はもちろん、学術分野においても幅広く利用されるようになりました。 そうして、ALGOL(アルゴル)は役割を終えたプログラム言語となっていったのです。 ちなみに、日本のALGOL(アルゴル)に関するJIS規格は1983年に廃止となっています。 ALGOL(アルゴル)の歴史《現在》 すでにお伝えした通り、すでにALGOL(アルゴル)は使われなくなったプログラム言語です。 「S-algol」という英国生まれのALGOL(アルゴル)派生言語が、Java仮想マシン(Java VM)に移植されているので、一応、今どきのWindowsやandroidアプリをALGOL(アルゴル)で開発する、なんてことも不可能ではないようです。 とはいえ、わざわざエンジニアを探すのも大変なALGOL(アルゴル)を使いたい、という案件もないため、現実に仕事としてALGOL(アルゴル)を利用する局面はまずないでしょう。 まとめ:コンピューター史に名前を刻んだ言語 ALGOL(アルゴル) コンピューター史に名前を刻まれた偉大なプログラミング言語ALGOL(アルゴル)についてご紹介しました。 「この言語とこの言語って、こういう関係性があるのか。こういうところは確かに似ているかも」という発見につながり、また、次に習得するプログラミング言語探しのヒントになるので、現役プログラマーにとっても、プログラミング言語の進化の系統樹を理解するのは、大変に意義があることです。 たまには、こうしたコンピューター史を学習してみてはいかがでしょうか。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
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