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Unity

Unityエンジニアの需要と将来性は?【年収や求人情報についても紹介します】

Unityはフレームワークですので、言語ではありません。C#やJavaScriptなどの言語エンジニアが使う、数あるフレームワークのうちのひとつです。 フレームワークはいわば「便利グッズ」なので、普通は「○○フレームワークエンジニア」といういい方はしません。 「エンジニア」の前につけるのは大抵は言語で、例えば「C#エンジニア」「PHPエンジニア」といったように使います。「C#エンジニア」といえば「C#言語で仕事をしている人」のことです。 しかしUnityを自由自在に操ることができる人は「Unityエンジニア」と呼ばれ、「Unityで仕事をしている人」です。それくらいUnityは強烈な存在感があるのです。 Unityがこれほど注目されているのは、もちろんゲーム開発に強いからです。3Dゲームを開発するには、Unityスキルの獲得はマストです。 そしてUnityが注目されているもうひとつの理由があります。それは産業分野がUnityの表現力を必要としていることです。 Unity案件は、さまざまな業界・分野に存在します。 したがって、将来フリーランスになりたいと考えているエンジニアは、いまからUnityを習得しておくと、独立後の仕事(案件)確保に苦労しないかもしれません。 Unityのフリーランス案件を紹介してもらう > Unityの特徴とは Unityを開発したユニティ・テクノロジーズ社はグローバル企業で、世界中に拠点を持っています。日本には「ユニティテクノロジーズジャパン合同会社」という会社があります。 Unityは3Dゲームの開発者向けに開発されました。 3Dゲームのプログラミングは2Dゲームとは比べ物にならないくらい複雑かつ高度です。それで3Dゲームの開発当初は、描写力や動作性がかなり劣りながらも3D画像というだけで価値があり、ゲームユーザーからも支持されました。 Unityの功績は、3Dゲームづくりを特別な存在から普通の存在に変えたことです。Unityにはゲーム製作に必要な機能や表現がひととおりそろっているので、高度な2Dゲームをつくれるエンジニアなら誰でも3Dゲームをつくれるようになりました。 そして動画の3D表現が簡単に手に入るようになったので、ゲーム業界以外の業界も動く3Dを使うようになったのです。 Unityの強みとニーズ Unityが他のゲーム用フレームワークと異なるのは、Unityだけでゲームを実行できる点です。この特性によってゲームづくりのコストが大幅に減り、ゲーム会社がこぞってUnityを使うようになりました。これはUnityの明確な強みといえます。 Unityで開発されたゲームには、「白猫プロジェクト」(株式会社コロプラ)、「ポコパン」(LINE株式会社)、「ファイナルファンタジーアギト」(株式会社スクウェア・エニックス)などがあります。ゲームのエンターテインメント性が向上し、ゲームファンをより深く魅了できるようになったのです。 さらにUnityはPS4やXboxなどの家庭用ゲーム機向けゲームだけでなく、AndroidやiOSに対応しているのでスマホ向けゲームをつくることができます。 まさに「ゲームならUnity」なのです。 そして、次に紹介する内容こそが、Unityの最大の強みかもしれません。 3Dゲームの機能と表現力を磨き続けた結果、Unityは産業界での使用に耐えうるまでに成長したのです。 ゲームは2D(2次元)のレベルではファンタジーやフィクションの域にとどまっていましたが、3D(立体)の描写を得たことでリアル世界との境目がなくなりました。 例えば3Dサッカーゲームは、本物のサッカーの試合さながらのリアルな動画をつくっています。 また電車ゲームや飛行機ゲームの3D技術は、鉄道会社や航空会社が訓練で使う操縦シミュレーターに応用できます。 さらに、住宅会社が3Dゲームの空間を自由自在に移動する機能を使えば、ヴァーチャル・モデルルームをつくることができます。 複雑な形状の物体をほとんど誤差なく3Dで再現できる表現力は、医師向け手術シミュレーターに活かすことができます。 つまりフリーランスのUnityエンジニアは、ゲーム界だけでなく、映像分野、鉄道業界、航空業界、不動産業界、医療機器業界でも活躍できるのです。 Unityで気を付けること 先ほど「UnityはC#やJavaScriptなどの言語で動く」と紹介しましたが、現在はほぼC#しか使えなくなっています。 したがってフリーランスのJavaScriptエンジニアが、今後3Dゲームの案件を増やしたい場合、2言語目にはC#を選択したほうがいいでしょう。 またUnityエンジニアはライバルが多いことでも知られています。というのはUnityのスキルを獲得することは、C#のスキル獲得より「楽」だからです。 そもそもUnityは、一定のスキルがあるエンジニアなら誰でも3Dゲームをつくれるようにデザインされているので、C#エンジニアがライバルとの差別化を図るためにUnityを獲得するケースことは比較的容易です。 フリーランスのUnityエンジニアは、単に「Unityを操れる」だけでなく、「Unityを使ってできること」を数多く持っておいたほうがいいでしょう。 Unityエンジニアの募集要項のトレンドとは Unityエンジニアは、どのようなポジションで働くことが求められているのでしょうか。案件票の募集要項などを参考に、Unityエンジニアの働き方のトレンドを探っていきます。 やはり統括業務ができると重宝される 統括業務のポジションに就くことができるUnityエンジニアは高給で迎えられます。なぜならUnityエンジニアの多くはゲームづくりに専念したいと考え、「統括業務なんて面倒」と考える人が少なくないのです。 しかしだからといって統括業務だけが得意な人では、ゲーム業界の独特な雰囲気を理解できず、結局はうまく統括できません。 そこで「ゲームマインド」を持ちながら、作業工程全体を俯瞰(ふかん)でき、クライアントと交渉できたり、エンジニアたちのフォローができたりするUnityエンジニアが求められるのです。 統括ポジションはこのような仕事をする ゲームづくりでの統括業務には次のようなものがあります。 ・工程管理 ・メンバーのスケジュール管理 ・技術的なサポート ・工数の見積もり ・クライアントとの打ち合わせ 意外に「このような仕事をしたことがある」というUnityエンジニアは多いのではないでしょうか。 そうであれば自身の履歴書に「ゲーム製作の統括業務経験あり」と書いてしまいましょう。 Unityエンジニアが活躍している業界、分野 Unityエンジニアが最も活躍できるのはゲーム業界です。 そのほかにVR(仮想現実)分野でもUnityエンジニアが求められています。 ゲーム業界はさらに拡大する ゲームはインターネット化してスマホでも楽しめるようになったことで、爆発的に拡大しました。さらにアニメキャラクターとコラボしたことでアニメファンの取り込みにも成功しました。 また「ゲームは無駄な娯楽」と考える世代がビジネスの世界から引退し、「ゲームは高度な娯楽手法」と考える層が社会の中枢を握るようになりました。 自分の子供が「将来ゲームプログラマーになる」といえば、親はその夢をかなえさせようとその子をプログラマー塾に通わせる時代になったのです。 またゲーム競技はeゲームという新しいスポーツジャンルになり、プロプレイヤーは高額賞金を獲得します。 つまりゲームは十分ビジネスになるのです。 ゲーム製作に特化したフリーランスのUnityエンジニアは、将来性が高い業界に居るのです。 VRのスキルを獲得すればほぼ全業界で活躍できる VRとは、ユーザーがヘッドマウントディスプレイを装着し、仮想空間を体験するツールです。頭を動かせば、ヘッドマウントディスプレイ内の画像も動きます。VRが生み出す没入感は、ビジュアル技術の極みといえます。 VRで展開する画像にはUnityのスキルが欠かせません。 ではVRはどの業界で使われるようになるのでしょうか。答えは、すべての業界です。 ファッション業界でも住宅業界でも旅行業界でもエンターテインメント業界でも、VRを使えばユーザーや潜在顧客に実際の体験に酷似した疑似体験を提供できます。 VRは全業界のマーケティングに使えるのです。 またVRシミュレーションを使えば、新人はベテランの技術を安価に学ぶことができます。しかも新人は、ベテランに叱られることなくVRシミュレーションを繰り返し体験できるので、ストレスなくスキルアップができます。 VRを使った新人教育は、工場作業、建設作業、鉄道業界、航空業界、飲食業界、医療業界などで導入可能です。 Unityエンジニアは、いま紹介したすべての業界で活躍できます。 Unityのフレームワーク事情 Unity自体がフレームワークですが、「これを使うとUnity開発の表現力が広がる」ツールがありますので紹介します。 Unity Test Runner Unity Test Runnerは、「Unityエンジニアは全員使ったほうがよい」といわれるほどの製品です。 Unity Test Runnerを使えば、コードを書いてすぐに実際の動きを確認できます。また、ネットでみつけたサンプルコードの動作に手間をかけずに確認できます。 トライ&エラーの回数が多いほどゲームのクオリティが上がることは、Unityエンジニアなら誰でも知っていることです。しかし1回のトライ&エラーに時間と手間がかかれば工数が増えてコストが上がってしまいます。 そのジレンマを解決するのがUnity Test Runnerです。テストコードを書く必要がないので、ストレスなくトライ&エラーできます。 Unity案件単価事情 フリーランスのUnityエンジニアにはどのような業務が発注されるのでしょうか。案件の単価などを紹介します。 新規のVRコンテンツ開発、月65万円 東京都の会社が、新規のVRコンテンツ開発に携わるフリーランスのUnityエンジニアを探しています。報酬は月65万円です。 必須スキルはUnityで開発した経験です。 3DアクションRPGの設計~開発、月75万円 こちらの案件はスマホ向けゲームアプリの設計から開発までの業務です。実際のプログラミング業務は少なく、それよりは他のエンジニアが快適に作業できるようにゲームツールやテストツールなどの作業環境を整えたり、プロデューサーたちの企画案を実現可能な工程に落とし込んだりする仕事が求められます。 手間がかかる仕事ですが、報酬は月75万円と高価格になっています。 求められるスキルはUnityを用いた開発業務2年以上、3Dゲーム開発経験、リードプログラマ経験などです。 Unity案件の具体的な業務 Unityエンジニアの業務に関するトピックスとして、医療VR(仮想現実)を紹介します。 ジョンソン・エンド・ジョンソンは傷のケア商品などで知られていますが、医療機器も手掛けています。そのジョンソン・エンド・ジョンソンが2018年11月に、「名医の手術を体験できるVR開発に乗り出す」と発表しました。 すでにデモンストレーション用のVRコンテンツは完成していて、これを使えば、心房細動という深刻な心臓病のカテーテルアブレーションという治療を、ヘッドマウントディスプレイを装着するだけで追体験できます。 このVRコンテンツを製作するために、熟練医師のカテーテルアブレーション治療を360度カメラで撮影しました。 さらにVRコンテンツのところどこに熟練医師の解説が入るので、新人医師は名医の横で難しい治療法を習うような効果が得られるのです。 VRコンテンツはヘッドマウントディスプレイとコンピュータがあればどこでも体験できるので、これまで名医の手術に立ち会うことでしか学ぶことができなかったことを、名医がいない場所で学べるようになるのです。 リアルな3Dの世界をつくりだすUnityエンジニアのスキルは、人の命を救うことにも貢献できるのです。 Unity案件の案件票をみてみよう フリーランスのエンジニアも、企業の正社員エンジニアの働き方や待遇、福利厚生などを知っておくことは大切です。フリーランスがクライアントと報酬交渉をするときの材料になるからです。 そこでUnityエンジニアを正社員で採用する企業の案件票をみてみましょう。 スマホゲーム開発の正社員、年収400万~800万円 東京・六本木のゲーム開発会社が、正社員のUnityエンジニアを募集しています。提示年収は400万~800万円です。 中途採用者に最低年収400万円を保証する企業は、そう多くはありません。もちろん上限の800万円も魅力的な額です。 さらにこの会社は福利厚生が充実させていて、朝食は無料、昼食と夕食は専属のシェフがつくった健康メニューを1食300円で提供しています。 専属トレーナーがいるスポーツジムや、スキルアップが図れる各種セミナーも用意しています。5年勤続すると特別休暇30日が与えられるほか、育児中の社員には子供の行事に参加するために、一時的に職場を抜け出すことが認められています。 エンジニアを大切にしている会社といえるでしょう。 まとめ~Unity需要の今後と未来 UnityスキルはC#エンジニアの特殊技能ととらえることができます。そしてその特殊技能は、さまざまな業界の企業が求める付加価値が高い技能なのです。 コンピュータが3Dの表現方法を獲得し、ヘッドマウントディスプレイでVR技術が身近になったことで「これからできること」が格段に拡大しました。 Unityエンジニアは、未来の仕事に携わることができるのです。
Javascript

JavaScriptフレームワークのおすすめ9選を比較【2023】

JavaScriptのフレームワークには数多くの種類があり、サーバーサイドでの利用やスマホアプリの開発もできるようになっています。 そんなJavaScriptフレームワークの特徴やトレンドを元におすすめ9選を紹介します。 JavaScriptフレームワークとは JavaScriptのフレームワークとは、JavaScriptを利用して開発をする際に必要な機能を、ある法則に則ってつかえるよう標準化したものです。 例えばJavaScriptを1から書く場合には200行必要な機能が、JavaScriptのフレームワークを利用すると20行だけで済むことがあります。 フレームワークと似た言葉としてライブラリがありますが、フレームワークはプログラム全体の枠組みとして機能するものであるのに対し、ライブラリはプログラムの部品の1つとして扱われる、という違いがあります。 フレームワークは開発に必要な機能を一通り提供する一方で、ライブラリは1つの機能のみに絞って提供するという違いがあるのです。つまり、ソフトウェアとしての規模はフレームワークの方が大きいということになります。 とはいえ、両者に明確な違いがあるわけではありません。ライブラリもフレームワークも、「開発に使えるソフトウェアがパッケージ化されたもの」です。 JavaScriptフレームワーク案件はこちら JavaScriptフレームワークを利用するメリット 続いて、JavaScriptフレームワークを利用するメリットを解説します。メリットは次の4つです。 ・開発スピードが上がる ・コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) ・バグの減少 ・フリーランスとして仕事が取りやすくなる 1つ1つのメリットについて詳しく解説します。 開発スピードが上がる MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特にサービスを高速で市場に投下することが重要です。JavaScriptのフレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。 例えばJavaScriptのフレームワークには、データベースアクセスの機能やログイン機能などが備わっているのですが、それらをフレームワークなしでエラー無く完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。 フレームワークを使えば、Webアプリの機能の一部を自分達で開発する必要がなくなるため、開発およびテストにかかる工数が大幅に削減します。 コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) コードの書き方にはその人の個性やクセがでます。 経験、スキル、年齢、性格、キャリアなど様々な要因によって差が生じるのですが、人が書いたコードを修正するのは、かなり大変な作業です。コードの内容を正確に読み取らなくてはいけませんし、修正箇所がどの範囲まで影響が及ぶかも確認しなくてはいけません。 フレームワークを利用すれば、コードの統一性を保持させることができます。 統一性を保持することにより、多人数開発にも対応しやすくなります。 バグの減少 JavaScriptのフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。そのため、バグはすでに解決されていることが多いです。 それらのバグが少ないフレームワークを利用して開発を進めると、開発をしたプログラムもバグが少なくなる可能性が高まるといえます。 フリーランスとして仕事が取りやすくなる JavaScriptの中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。そのため、フレームワークを習得することでフリーランスは仕事を獲得しやすくなります。 特にReact・Angular・Vue.jsは年々ニーズが上昇しているため、JavaScriptエンジニアのフリーランスとして仕事を安定的に獲得するにはキャッチアップは必須といえるでしょう。 JavaScriptフレームワークを利用するデメリット 続いて、JavaScriptフレームワークを利用するデメリットを解説します。デメリットは次の2つです。 ・学習期間が必要 ・イレギュラーに対応できないことがある これらのデメリットを留意したうえでフレームワークを導入する必要があります。1つ1つのデメリットについて詳しく解説しましょう。 学習期間が必要 フレームワークを使いこなすにはJavaScriptの理解がある前提で、最低でも数週間は学習をする必要があります。概要を抑えることができても、細かい要望を実現しようとすると調査に更に時間がかかることはよくあります。 また、フレームワークの情報は英語で書かれていることが多いです。特に日本であまり普及していないフレームワークを習得する場合、日本語のドキュメントが少なくて学習に苦労するかもしれません。英語が苦手な方は、Reactなど日本でも人気が高いフレームワークから勉強してみることをおすすめします。 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には有用です。 しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。 フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを利用しないほうが作りやすいことがあるのです。 おすすめのJavaScriptフレームワーク9選 最後に、おすすめのJavaScriptフレームワークを9つまとめました。 1.jQuery 2.React 3.Angular 4.Vue.js 5.Backbone.js 6.Riot.js 7.Knockout.js 8.Ember.js 9.Hyperapp この中でも上4つは需要が特に高いため、優先的に学習すると良いでしょう。各フレームワークの特徴や学習難易度について解説していきます。 jQuery jQueryはブラウザ用のJavaScriptコードをより簡略的に書けるようにする目的でつくられたライブラリです。非常に人気が高く、Webサイトのうち7割強に利用されているといわれています。厳密にはフレームワークではないのですが、他フレームワークと比較されることが多いため、今回は対象としました。 jQueryの学習コストは低いうえに、オンライン学習サービスなどでもjQuery教材は用意されている場合が多いため、初心者にもおすすめです。加えて、ファイルを読み込むにはHTMLにコードを一行追加するだけで良いため、すぐに導入できます。 React React.jsはマーク・ザッカーバーグ率いるFacebook(現Meta)によって開発されている、JavaScriptライブラリです。 ボタンやテキストボックスなどのUI制作にメインに使われており、HTMLで使うようなタグを埋め込んで実装をします。 扱いやすさは他のJavaScriptフレームワークと比較すると、やや劣ることはありますが、処理スピードが速いのと(更新が必要な箇所のみ書き換える技術が備わっているため)、UIの各パーツごとにプログラムを管理できるため拡張しやすいのがメリットです。 日本ではVueのライバル的なポジションですが、海外ではReactの人気が圧倒的でFacebookだけでなく、Yahoo、Instagram、Netflixに利用されています。 Angular AngularはGoogleをメインに開発されている、オープンソースのフレームワークです。AngularJSの後継フレームワークという位置づけとなっています。 Angularの特徴は、「MVW」という考えに基づいて構築されていることです。Model(データ)・View(画面)・Whatever(その他)の3つをそれぞれ独立させることで、「担当者を割り振りやすい」というメリットがあります。 また、フルスタックフレームワークのため、他のフレームワークを導入しなくてもAngular単体でWebアプリ開発を行えるのも特徴と言えるでしょう。ただし、その分覚えるべきことは多いので、学習期間が長くなることを想定しておくことが大切です。 Vue.js Vue.jsはシンプルな設計が特徴のJavaScriptフレームワークです。 学習コストは低く、日本語ドキュメントが充実しているため始めやすいフレームワークです。また、jQuery同様にコードを一行追加するだけで使うことができます。 Vue.jsは2014年2月、GoogleでAngularJSの開発に関わったエンジニアによって初版がリリースされました。SPAのようなシンプルで小規模な開発に適しています。 しかしながらAngularとは対称的に、大規模な開発は苦手です。大規模開発ならAngular、小規模開発ならVue.jsがそれぞれ適しています。 Backbone.js Backbone.jsは名前の通りMVCの骨組みを提供するJavaScriptのフレームワークです。 最小限の機能で構成されたフレームワークのため、実際に実装するにはjQuery、Underscore.jsなどの併用が必須となります。Backbone.jsはフレームワークというよりもライブラリ感覚で使うことが多いでしょう。 Riot.js Riot.jsは、非常にシンプルで学習コストが低いJavaScriptのフレームワークです。 カスタムタグを作成することができて、HTML、CSS、JSを1つのタグにまとめることができ、見通しがよいのが特徴です。 小規模開発にむいているのですが、CoC(設定より規約)のようなルールがないので、当人でルール決めが必要なことに注意です。 現状ではまだシェア率は低いものの、初心者にも分かりやすいことを追求したフレームワークであり、今後伸びる可能性もあるでしょう。 Knockout.js Knockout.jsは大規模開発にも簡潔なプログラムを組めます。 機能はBackbone.js以上、Angular以下といったイメージです。 Vue.jsと同じMVVMを採用しているので、HTMLとJavaScriptの分離が簡単に行えるのが特徴となります。運用・保守の効率化ができるのが魅力と言えるでしょう。 Ember.js Ember.jsは複雑なwebアプリを管理するための機能と、生産性の高く高速化が可能なツールキットが特徴的なフレームワークです。 データバインディングやコンポーネントなどの機能もあります。 特にUI制作を得意としており、一部の有名企業も導入しています。 Hyperapp わずか1KBの超軽量フレームワークといえば、Hyperappです。 TypeScriptにも対応をしておりReactやVueをもっと効率よくプログラミングできるように設定されています。 学習コストは少ないのですが、情報がネットにあまりないので、そちらは注意が必要です。英語の情報ならそれなりにあるため、英語が得意な方なら習得しやすいでしょう。 JavaScript案件の単価や案件数一覧比較 JavaScript案件の単価や案件数はどのくらいなのでしょうか。 テクフリに掲載されている案件を参考に以下にまとめました。 JavaScript案件の単価データ 弊社調べによるとJavaScript案件の平均単価は72万円です。単価の幅は下限で30万円、上限が190万円となっています。 2023/04/17 テクフリ調べ JavaScriptフレームワークの案件数比較 JavaScriptフレームワークを下記のように比較をしてみました。 JavaScriptのフリーランスエンジニアとして案件を受注したいのであれば、現状、選ぶべきはReactもしくはVueといえそうです。 フレームワーク テクフリ案件数 Qiitaの記事数 stackoverflowでの質問数 学習コスト jQuery 248 16427 619 低 React 712 20989 291 高 Angular 148 6659 261 高 Vue 757 17468 273 低 Backbone.js 9 668 17 低 Riot.js 5 496 2 低 Knockout.js 4 255 25 低 Ember.js 0 219 0 中 Hyperapp 0 60 0 中 JavaScript(TypeScript)を使用する案件紹介 フレームワーク Vue.js 案件名 JavaScript/Vue.js/Nuxt.js/大手金融業界でのフロントエンドエンジニア/週1リモート 月額単価 〜880,000円/月 最寄駅 青山一丁目駅 業務内容 本企業で開発を進めているWeb申込フォームのAPI化に伴うJavaScript(Vue.js)でのフロントエンド実装業務。 基本スキル ・Vue.js(Nuxt.jsの経験があれば尚可)を用いた業務での実装経験 ・フロントエンド実務経験3年以上 フレームワーク Angular 案件名 Angular/工場業務システム更新/フロントエンドエンジニア/リモート併用 月額単価 〜770,000円/月 最寄駅 西大路御池 業務内容 工場業務システム更新(現行ASPサービスの移行)をのフロント部分をご担当者いただきます。 基本スキル ・TypeScriptの活用経験または、JavaScript(Angular)の活用経験 フレームワーク jQuery 案件名 Javascript/自社Webサービスのフロントエンド開発/フルリモート 月額単価 〜610,000円/月 最寄駅 フルリモート 業務内容 ・自社Web研修サービスを展開されている会社様になります。 ・フロントエンドエンジニアとしてjQueryからVue.js移行を上流工程から行って頂きます。 基本スキル ・Javascriptを用いて社外向けのWebフロント開発のご経験3年以上 ・jQuery及びVue.jsを利用したご経験 JavaScriptの案件について相談する まとめ 本記事ではJavaScriptフレームワークについて解説しました。JavaScriptフレームワークにはさまざまな種類があることがご理解いただけたかと思います。 Webアプリは何度も改良を繰り返さなくてはいけないため、開発効率を高めるためにフレームワークが利用されることが多いです。JavaScriptエンジニアとして稼ぐなら、フレームワークはぜひ習得しましょう。 また、フレームワークによって得意不得意があるため、使い分けることが大切です。UI制作ならReactが向いてますし、大規模開発ならAngular、小規模開発ならVue.jsが向いています。とはいえもちろん、全てのフレームワークを習得するのは難しいため、まずは需要が高いものから勉強していくのが良いです。
税金

インボイス制度とは?フリーランスエンジニア向けに解説

フリーランスの消費税とは? フリーランスエンジニアにとっての消費税は、2023年2月現在では課税売上高が1,000万円以上になると支払いが義務づけられています。 そして、フリーランスに業務を依頼する企業も、フリーランスへの支払いに発生した消費税は、消費税の支払いから差し引いて計算することができます。 そのためフリーランスエンジニアとして課税売上高が1,000万円を越えない限り、消費税は特別意識する必要性がない税金でした。 実際に消費税が上がれば、企業による支払いに消費税も含まれるため、受け取る金額が増える案件も珍しくありません。 フリーランスエンジニアとして活動していて、消費税が上がったことによる痛みはあまり感じていない人の方が多いのではないでしょうか。 参考として、国税庁のホームページでは「納税義務の免除」として消費税の納税義務が免除される条件が提示されています。 フリーランスエンジニアなどの個人事業主の場合は、前年度ではなく前々年度の課税売上高が関係してくるところが注意点です。 参考:国税庁「納税義務の免除」 インボイス制度とは 前述の通り、これまで消費税はフリーランスエンジニアなどの個人事業主にとっては、課税売上高が1,000万円を超えた場合に限り関係してくるものでした。 しかしインボイス制度が開始すればその状況は一変します。 インボイス制度が開始されたら、仕入税額控除の要件を満たすための要件がこれまでとは大きく変わるからです。 インボイス制度の開始は「2023年10月1日」となっています。 ではインボイス制度が始まることによって具体的に何が変わるのでしょうか。 その内容について見ていきましょう。 免税事業者への消費税の支払いが仕入税額控除の要件外となる インボイス制度がスタートしていない2023年2月時点では、企業はフリーランスエンジニアなど個人事業主へ支払った消費税も法人に支払った消費税も、そのどちらも仕入税額控除として計上することができます。 そのため企業は、企業への発注もフリーランスへの発注も同じように仕入税額控除をすることができました。 ところがインボイス制度がスタートすれば、企業が仕入税額控除として計上できるのは企業など課税事業者との取引のみとなります。 企業が免税事業者であるフリーランスに支払いを行った場合、消費税が仕入税額控除として計上できなくなるのです。 そうなった時に影響が考えられるのが、企業によるフリーランスへの仕事依頼の躊躇です。 企業は利益を確保するため、消費税を仕入税額控除できる課税事業者との取引を優先することが予想できます。 免税事業者としてフリーランスで活動している場合、受注できる仕事が減る可能性が出てくるといえるでしょう。 もちろん抜きん出た才能があれば、免税事業者でも良質な案件を受注できる可能性はあります。 しかしフリーランスエンジニアとして案件の受注のしやすさを考えるなら、消費税の課税事業者になることへの検討も大切です。 課税事業者になるために必要な手続き では、免税事業者であるフリーランスが課税事業者になるためには、何をする必要があるのでしょうか。 それは「適格請求書発行事業者の登録申請書」と「消費税課税事業者申告届出書」を提出することです。 「適格請求書発行事業者の登録申請書」とは、課税事業者になるための申請書です。 そして「消費税課税事業者申告届出書」とは、免税事業者が消費税の課税事業者になるための届出書です。 フリーランスであり免税事業者である場合は、適格請求書発行事業者の登録申請書と消費税課税事業者申告届出書、それぞれの提出が必要となります。 [手続名]適格請求書発行事業者の登録申請手続(国内事業者用)|国税庁 [手続名]消費税課税事業者届出手続(基準期間用)|国税庁 適格請求書発行事業者の申請時期について 適格請求書発行事業者の登録申請は、すでに開始しています。 フリーランスとして2023年以降も活動の継続を考えているなら、制度がはじまる2023年10月よりも前に適格請求書発行事業者としての登録を検討しましょう。 インボイス制度によって予想される負担と問題 インボイス制度が始まった時に、フリーランスエンジニアに予想される負担と問題は二つあります。 一つ目の問題は、先に述べた通り免税事業者であるフリーランスエンジニアに発注した取引先企業が、仕入税額控除を適用できないことです。 仕入税額控除ができなければ、その金額は企業にとって損失となります。 そうなると他の仕入税額控除ができる企業や、フリーランスエンジニアに仕事を依頼する企業が増えることが予想できます。 企業は仕入税額控除ができないフリーランスに業務を依頼するよりも、企業に依頼した方が有利になるからです。 これはつまり免税事業者のフリーランスエンジニアはインボイス制度がはじまることで、受注できる仕事量が減る可能性が考えられます。 二つ目の問題は、元々の免税事業者がフリーランスとしてインボイス制度対応のために消費税課税事業者となった場合、課税売上高が1,000万円以下でも消費税の納税義務が発生することです。 仕入税額控除が適用される事業者となって、企業との取引がある程度確保できたとしても消費税課税事業者となれば、消費税の支払いが義務化されます。 仮に年間課税売上が600万円程度でも、消費税の支払いが発生することになります。 免税事業者であればこれまでは消費税も売上とすることができたわけですが、消費税の支払いが必要となった場合は消費税分の売上が下がるのです。 また、消費税支払いのために経費計算も煩雑になるという負担も発生します。 このような問題があることから、フリーランスとして免税事業者である場合、消費税課税事業者になるのかどうかは慎重に判断すべきだといえるでしょう。 参考:国税庁「適格請求書等保存方式の導入について」 インボイス制度のために今から準備できること フリーランスとしてインボイス制度のために今からできることの一つは、ある程度売上を確保できる状況をつくることです。 課税売上高が1,000万円を超える状況をつくることができれば消費税課税事業者となるため、インボイス制度対応における「消費税課税事業者申告届出書」の提出が不要となり、必要な手続きが少なくなります。 また一定の売上が確保できるなら一人社長として法人化してしまうという選択肢もあります。 そして消費税課税事業者となった場合は経費計算が煩雑になるため、経費管理が簡単になるツールや会計ソフトの導入も検討することが大切です。 もしくは、自分で取り組んでいる経費の管理を税理士に任せるという判断も有用です。 フリーランスは経理担当が常駐する企業とは異なり、経費管理も自分自身で取組むことが一般的だからです。 会計ソフトの操作についても今から慣れておけば、インボイス制度開始後の経理業務の負担を減らせることが期待できます。 インボイス制度開始前にエージェントの利用を検討してみる ここまでインボイス制度について解説してきましたが、それでも免税事業者・課税事業者どちらを選ぶべきか決めきれない……という方もいるでしょう。 そんな時は、フリーランスエージェントの利用を検討してみるのもひとつの手段です。 エージェントによっては、インボイス制度が始まる際に補助制度の導入や、キャンペーンの実施をすることが予想されます。 インボイス制度開始に伴ってテクフリでは、以下の対応を実施します。 課税事業者になる方:2割特例の消費税額の一部等を単価アップ 免税事業者を継続する方:今までの報酬を維持 参考:【PRTIMES】インボイス制度による収入減少分の「テクフリ」対応について まとめ ここまで紹介してきたようにインボイス制度がスタートするのは2023年10月ですが、その時期を迎えるまでにどのように活動するのかを決めておくことが大切です。 免税事業者からインボイス制度対応として消費税課税事業者になるためには、書類の申請など前もって準備することが必要になるからです。 また2023年10月が近くなれば既存の取引先からはフリーランスとして課税事業者になるのかどうか、確認が入ることが予想できます。 免税事業者だったとしても引き続き依頼を継続してもらえるのかどうか、既存の取引先とコミュニケーションをとっておくことも大切です。 こういった納税制度への対応を示すことはフリーランス・個人事業主としての信頼にもつながるからです。 免税事業者のままの方がいいのか、消費税課税事業者になった方がいいのかは取引先の意向や年間売上高など個々の状況によって異なります。 また、テクフリアンバサダーのくるみさんと、税理士の脇田弥輝先生による対談形式で、さらに詳しくインボイス制度について解説した記事もございます。もっと正しく理解したい!という方は動画もございますので、是非ご覧ください。 テクフリがインボイス制度を徹底解説-テクフリアンバサダーくるみ&脇田弥輝税理士対談- インボイス制度への対応はできるだけ早い段階から検討して、最適な判断ができるように準備することをおすすめします。
働き方

テクフリがインボイス分を負担?!制度を徹底解説-テクフリアンバサダーくるみ&脇田弥輝税理士対談-

ご挨拶 【くるみ】 こんにちは!テクフリアンバサダーのくるみです。本日はテクフリより、フリーランスの皆様にとって重要な「インボイス制度」についてお伝えします。メニューはこちらです。1.インボイス制度とは2.インボイス登録のメリットデメリット3.対応する際の注意点そして最後にまとめとして「結局なにを選んだらいいのか」ということをお伝えします。ぜひ最後までご覧ください! 不安に感じられている方も多いインボイス制度ですが、テクフリ経由でお仕事をしていただいているフリーランスのエンジニアの方については当面の間、インボイス制度によって収入が減少する部分はテクフリが負担いたしますので、10月から急に収入が下がるということはありません。ご安心ください。それでは、本日解説を担当していただきます税理士の先生をご紹介します。税理士の脇田弥輝先生です。よろしくお願いします。 【脇田先生】 よろしくお願いします。 【くるみ】 脇田先生は大学卒業後に会社員としてシステムエンジニアをご経験され、ご結婚を機に退職後、税理士になられました。 4冊の著書はわかりやすいと評判で、「フリーランスの税金と経費と確定申告」など、これからの確定申告時期にもおすすめです。また、フリーランスや中小企業に寄り添ったさまざまな活動をされていて、「経費精算カフェ」など面白い企画もされているそうです。脇田先生、「経費精算カフェ」というのはどのようなものなんでしょうか? 【脇田先生】 経費精算カフェは、経費の精算を黙々とするカフェで、私がセミナーをする訳ではないのですが、店長を私がしています。なのでわからないことがあれば質問していただいて解決することができます。大きな特徴は、「入店時に店長の私に宣言した経費精算が終わらないと帰れない!」という点です。なのでみなさん、必ず宣言した分は終わって帰られます。フリーランスではありませんが、私もシステムエンジニアを経験しているのでフリーランスエンジニアの方は大歓迎です!ぜひ領収書パンパンで来てください。お待ちしております! 【くるみ】 なるほど、経費精算をしていてわからないところと質問したりもできるのはとても良いですね。以下のURLから、テクフリユーザーの方もぜひ脇田先生のSNSやブログをチェックしてみてください。 【脇田弥輝税理士SNS】 アメブロ Twitter Instagram インボイス制度とは 【くるみ】 早速ですが、インボイス制度が一体どういったものなのか、最初に教えていただけますか? 【脇田先生】 そうですね。私のところにも相談が続々来ているところです。みなさん、内容がわかりづらく困ってらっしゃるようです。 インボイスというのはインボイス制度における消費税の納税のために必要事項が書かれた、領収書や請求書のことをいいます。現在の領収書や請求書とどう違うかというと、現状は「区分掲載請求書等保存方式」といいますが、要するに標準税率の10%なのか、軽減税率の8%なのかの区別や、日付・店名・金額などの記載があります。それに加えて、適格事業者の登録番号が書かれます。また税率ごとに区分した税額も必ず記載します。こちらに記載された消費税額を後で納めますといった証明をする領収書になります。 インボイスを発行できるのは、消費税を納める課税事業者のみとなります。なのでインボイスが始まると、免税事業者のかたがインボイス発行事業者に登録するということは課税事業者になるということになります。そのまま免税事業者がインボイス発行の登録をしなければ、免税事業者のままでいられます。現在課税事業者の方もそのままではインボイスを発行できません。消費税を払いながらインボイスを発行できない状態になりますので、登録することをお勧めします。 次のスライドを見ていただきたいのですが、330円で仕入れたものを1100円で売るという事例です。 この場合、原則的に考えると消費税の課税事業者は1100円もらった時の100円は後で納める消費税で、仕入れ先に払った330円の内、30円は後で返してもらえるんです。なので330円で仕入れて1100円で売ったので、770円が手元に残りますが、受け取った100円の消費税と、支払った30円の差額分の70円を後で納めるので700円が粗利として残ります。これは税抜きの1000円から300円を引いたものと一致します。 次のスライドを見てみましょう。 今、免税事業者と言って消費税の納税を免除されている事業者の場合、1100円もらったうち、100円分は消費税ということは考えなくてよくて、330円の内の30円の消費税も考えないので、単純に1100円から330円を引いた770円が粗利となります。なので先ほどの粗利700円と比べると10%利益が増えることになります。 次のスライドです。こちらが今後インボイス制度が始まった場合に影響します。 仮に真ん中の事業者が課税事業者で、仕入れ先のフリーランスの方が免税事業者、つまり、インボイスを発行してくれない方だったとします。お客様から1100円もらって100円は消費税と認識されますが、フリーランスの方に支払った330円の内、30円分は消費税と認められないので、単純にもらった消費税をそのまま100円を消費税として収めなくてはならなくなります。ですので、本来であれば700円の粗利が、670円となり30円の利益が減ってしまいます。 とても複雑で色々とお話ししましたがまとめますと、 1.売上先が課税事業者で、フリーランスの方が課税事業者でインボイスを発行できれば、売上先の利益は700円となります。 2.売上先が課税事業者で、フリーランスの方が免税事業者、つまりインボイスを発行できなければ、売上先の利益は670円に減ってしまいます。 3.売上先が免税事業者の場合は、フリーランスの方が課税事業者、免税事業者のどちらであっても、売上先は消費税を計算しないので、利益は770円となります。 つまり、フリーランスの方が免税事業者であると、相手側の利益が減ってしまうということが起きます。なので、特別な理由がない限りはインボイス発行事業者になることをお勧めします。特別な理由というのは、例えば、縁故のお仕事が多くてインボイスを発行しなくても許容されるとか、取引先が一般消費者の方を多く相手にしている場合には、インボイスを求められることはないと思います。しかしフリーランスエンジニアの方であれば、取引先は事業者になりますので、インボイスを発行することになると思います。 先日、税制改正大綱がまとめられ、「2割特例」という特例ができました。免税事業者のかたがインボイス発行事業者(つまり課税事業者)になられた場合、売り上げた時の消費税と、支払った時の消費税の差額を納めるのではなくて、売り上げた時の100円の消費税のうちの2割、つまり20円だけ納めれば良いことになりました。先ほどの例では70円納めるところ納めるところ、20円で良いことになります。 これは、免税事業者がインボイスを発行事業者になり消費税を負担することについて反発が大きかったため、その消費税の負担を少なくするために講じられた措置となります。なお、当該適用を受けるためには消費税の申告書にその旨を付記する必要がありますのでご注意ください。補足をすると、すでに課税事業者の人には制度的には影響は少ないですが、業務的に作業が増えると言うことになります。インボイスの内容によって納める消費税額が変わってきます。 インボイス登録のメリットデメリット 【くるみ】 納めなければいけない消費税が2%になるということであれば、課税事業者になるデメリットが小さくなったと言えそうですね。現在免税事業者のフリーランスエンジニアの方だと、免税事業者のままでいるのと、課税事業者になるのとどちらがいいんでしょうか?それぞれメリットデメリットを教えていただけますでしょうか。 【脇田】 メリットデメリットで言うと、免税事業者でいるメリットは今までのように消費税を納めなくていいですし、消費税の申告をしなくても良いことになります。一方でデメリットはインボイスを発行しないと、取引先(売上先)の負担が増えてしまうため、その分売上先から値下げを要求されるかもしれません。また、売上先から取引自体を見直されてしまう可能性がある、という点です。ただし後で案内がありますが、テクフリでは、当面は消費税の負担増分をテクフリが負担してくださるとのことなので、それは嬉しいですね。 【くるみ】 免税事業者のままでいると、仕事を打ち切られてしまうことや、いただける報酬が下がってしまう恐れがあるのはフリーランスにとっては不安ですね。テクフリの稼働者の方でも、免税事業者で居続けるためにあえて報酬を抑えている方もいらっしゃいます。 【脇田先生】 インボイス、適格請求書ですね。これを発行できないと、縁故など特別なことがない限りは業務を今の金額で受けるのが難しくなりますので、早めに報酬の高い案件にチャレンジして年収とスキルを上げていくことが良いかと思います。 対応する際の注意点 【くるみ】 なるほど、やっぱり登録する必要性が高くなるのですね。実際に適格請求書発行事業者になったとき、処理で気を付けることはありますか? 【脇田先生】 請求書の発行の際に記載するべき事項が増えたので注意してください。 この絵にあるように「インボイスの登録番号」と、税率ごとの、税込み合計額と税額をそれぞれ明記することが求められます。また、発行側が保存する義務が発生したことも注意点の一つですね。ただし、テクフリではみなさんが請求書を発行するのではなくて、テクフリが「支払通知書」を発行してくれるので、事前にインボイス番号を伝えておくだけで大丈夫です。テクフリから、要件を満たした支払通知書が届きます。 【くるみ】 記載事項の追加と、発行側の保存ですね。わかりました。そのほか、起こりやすそうな間違いなどは何かありますか? 【脇田先生】 最初に請求書の設定をすれば、その後はそれほど気をつけなくてはいけないことはないと思います。ただし、この後ご説明しますが、簡易課税ではなく原則課税で申告する場合には、何か買ったときにもらうレシートや領収書がインボイスかどうかいちいち確認しなくちゃいけないので、ものすごく手間が増えるのと、そこでミスが起きそうです。適格領収書じゃないのに課税対象仕入として計上してしまったり、といったことがないように気を付ける必要がありますね。 抜け道 【くるみ】 今まで以上に、領収書・請求書をよく見なきゃいけないんですね。そのほか、節税のために意識できるポイントがあれば教えてください。 【脇田先生】 先ほどのスライドの例で言うと消費税100円受け取って30円払った場合、差額の70円を納めるのが原則的ですが、実は、簡易課税制度や2割特例というのがあります。 簡易課税制度は、売上時に50%を収めるという方法です。先ほどの例ですと100円の消費税の50%、50円を納めることになります。こちらは2年前の売上高が5000万円以下の事業者が選択できます。また、2割特例は今回の税制改正で導入されますが、売り上げた時にもらった消費税の2割を納めます。なので先ほどの例で100円の消費税をもらったら、20円を納めれば良いです。こちらは免税事業者が新たにインボイス発行事業者になった場合にのみ選択することができ、3年間の経過措置になります。ただし、どちらの場合であっても大きな消費税を納める場合には、この選択ではなくて、原則課税で計算した方が有利な場合もあります。 それから、節税というのかわかりませんが、今回の税制改正で変わったことがあります。 原則課税を選択していて売上が1億円以下の事業者の場合、もらったレシートの合計額が10,000円以下の場合であれば、インボイスでなくても引けるというものが始まります。例えば6,000円と9,000円のものを買うときに合わせて15,000円でレジを通過すると、インボイスでなければ引けないですが、2回レジに並んで6,000円と9,000円であれば10,000円以下なのでインボイスでなくても引くことができるという制度です。節税のために分けてレジに並ぶのも手段の一つです。 まとめ 【くるみ】そうしますと、今回のインボイス制度についてまとめると。。。。このような感じでしょうか? 現在免税事業者の方はインボイス制度に対応し、適格請求書発行事業者になる必要はありますが、2割特例を適用して消費税を抑えることができるんですよね。さらに当面はテクフリが消費税によって収入が減る部分を負担してくれると。 そして、現在課税事業者の方もインボイス制度に対応し、適格請求書発行事業者になることが必要ですが、消費税の納税金額は変わらないんですよね。そこで簡易課税を選択して、消費税の納税額を抑えることができると。適格請求書発行のわずらわしさは、テクフリであれば支払通知書を発行してくれるので省略できる、ということですね。 【脇田先生】 そうですね。まだ状況によっては変わるところもあるかもしれませんが、現時点(2023年1月時点)ではこちらの内容になります。先ほど申し上げた通り、現在課税事業者の方で実際の経費がすごく多い方は、原則課税が有利な場合もありますので、注意は必要です。 【くるみ】 なるほど、色々な方法があるのですね。ご説明ありがとうございました。 テクフリユーザーの皆さん!インボイス制度の対応をどうするか、検討のヒントになりましたでしょうか。冒頭でも申し上げた通り、テクフリをご利用いただき、業務案件に参画されていらっしゃるフリーランスの方に関しましては課税事業者になった後も当面は消費税の納税分をテクフリが負担いたします。また、免税事業者の方に不利益になるような単価の変更も当面ありません。 テクフリは平均単価81.2万円の高単価案件、90%以上のエンジニアが希望単価を下げずに参画できる交渉力、そして3人に1人が収入を120%にできるサポート体制が魅力的なサービスです。 さらに福利厚生サービスの「ITフリーランスコンソーシアム」も、稼働後のフリーランスエンジニアを強力にサポートいたします。今後サービスラインナップも拡充してまいりますので、どうぞお楽しみに。 本日は脇田弥輝税理士事務所より脇田税理士をお招きしてインボイス制度についてご紹介しました。本日はありがとうございました。 【脇田先生】 ありがとうございました。 【くるみ】 ぜひテクフリにご登録ください! >>>プレスリリースはこちらから 【テクフリアンバサダー くるみ SNS】 Instagram YouTube
Kotlin

Kotlinフレームワークのおすすめ5選と特徴についてわかりやすく解説【2023最新版】

Kotlinは、「Javaをもっと簡潔・安全に」という想いから開発されたプログラミング言語のひとつです。 Javaを改良して作られた言語ということもあり、Javaとの親和性が非常に高く、Kotlinを使用している大手企業も少なくありません。 Javaは歴史が古く、多くの企業で採用されている言語ですが、流行りの言語と組み合わせづらいという欠点があります。 そのため、より簡潔なKotlinを新たに学習しようと考えるエンジニアの方がいると思いますが、 「Kotlinのフレームワークって何があるの?」 「いくつかあってどのフレームワークを使えばいいかわからない…」 といった疑問をお持ちかもしれません。 そこで、この記事ではKotlinのフレームワークについて解説していきます。最後まで読んでいただければ、どのフレームワークを学習すれば良いかわかります! Kotlinについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。 Kotlinの歴史とこれからを解説 Kotlinの案件を探してみる Kotlinフレームワークとは? Kotlinフレームワークとは、Kotlinを利用して開発をする際に必要な基本機能をまとめたソフトウェアのことです。 フレームワークには、ある程度決まったルールが存在しています。そのため、誰が書いても理解がしやすいという特徴があります。 また、自分で1から書くと数百行必要なコードが、フレームワークを使うと数十行で解決するのも魅力です。 フレームワークと似た言葉としてライブラリがありますが、両者の違いは「制御の反転があるかどうか」によります。 ライブラリの場合、プログラムを動かす主導権はプログラマーが書いたコードにあります。一方で、フレームワークの場合、プログラマーが書いたコードはフレームワークによって制御されるのです。 つまり、ライブラリは主導権がエンジニア側にあり、フレームワークは主導権がフレームワーク側にあると言えます。 Kotlinフレームワークを利用するメリット Kotlinを使う上で、フレームワークを利用することにはいろいろなメリットがあります。ここでは、以下のメリットについて詳しく解説します。 開発スピードが上がる コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) バグの減少 フリーランスとして仕事が取りやすくなる テスト工数を削減できる 開発スピードが上がる MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特に、サービスを高速で市場に投下することが重要です。Kotlinのフレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。 例えばKotlinのフレームワークには、Androidアプリや、サーバーの開発機能などが備わっているのですが、それらをフレームワークなしでエラー無く完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。 コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) プログラミングに限らず全ての仕事にいえますが、コードの書き方にはその人の個性やクセがでます。 経験、スキル、年齢、性格、キャリアなど様々な要因によって差が生じるのですが、人が書いたコードを修正するのは、かなり大変な作業です。 フレームワークを利用すれば、コードの統一性を保持させることができます。 統一性を保持することにより、多人数開発にも対応しやすくなります。 バグの減少 Kotlinのフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。そのため、バグはすでに解決されていることが多いです。 それらのバグが少ないフレームワークを利用して開発を進めると、開発をしたプログラムもバグが少なくなる可能性が高まるといえます。 フリーランスとして仕事が取りやすくなる Kotlinの中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。 特にSpring Bootは人気のフレームワークとなっているため、Kotlinエンジニアとして仕事を獲得したい場合、習得しておくといいかもしれません。 テスト工数を削減できる Kotlinフレームワークを導入することで、テスト工数も削減することが可能です。 なぜなら、フレームワークを使って実装した箇所は、単体テストを行う必要がなくなるためです。 システム開発ではテストに多くの時間がかかってしまうこともあります。それでいてシステムの品質を高めるための重要な工程でもあるため、簡略化することは難しいのです。 特にスマホアプリはユーザーの要望や流行に合わせて何度も改良する必要があり、その度にテストを行わなくてはいけません。 スマホアプリ開発を行うなら、Kotlinフレームワークを用いて、極力テスト工数を減らすことが大切なのです。 Kotlinフレームワークを使用するデメリット 一方で、Kotlinフレームワークを使用することのデメリットは次の4点が挙げられます。 学習期間が必要 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークに依存してしまう 選定を間違えると開発効率が下がる 学習期間が必要 フレームワークを使いこなすにはKotlinの理解がある前提で、最低でも数週間は学習をする必要があります。 概要を抑えられても、細かい要望を実現しようとすると調査に更に時間がかかることはよくあります。使用者が多くないフレームワークになると、情報量が少なく、調査が難しいこともあるでしょう。 また、ドキュメントは基本的に英語で書かれていることが多いです。 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には有用です。 しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。 フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを利用しないほうが作りやすいことがあるのです。 フレームワークに依存してしまう Kotlinフレームワークに依存してしまう、というのもデメリットとして挙げられます。 もし、フレームワークの仕様が変更にあった場合、自社のシステムもそれに合わせて変更しないといけません。 また、フレームワークに深刻なバグがあった場合、自社のシステムにも不具合が生じる可能性があります。 さらに、フレームワークがサポート終了した場合、そのフレームワークを使い続けることはできませんので、他のフレームワークに移行する手間が発生してしまいます。 このように、フレームワークに依存するデメリットがあることは事実です。 とはいえ、フレームワークによる開発工数削減のメリットも大きいので、どちらを優先するかはプロジェクト次第と言えるでしょう。 選定を間違えると開発効率が下がる どのKotlinフレームワークを導入するか、判断を誤ると開発効率がむしろ下がってしまう恐れがあります。 たとえば、小規模な開発なら制約が緩くて自由度の高いフレームワークの方が使いやすいでしょう。 しかし、大規模な開発になると、制約が緩いフレームワークはコードの書き方をチームで統一しにくく、開発効率が上がらない可能性があるのです。 Kotlinフレームワークにはそれぞれ特徴があります。 それぞれの特徴を踏まえて選定しないと、システムと相性が悪いフレームワークを導入してしまうかもしれません。 おすすめKotlinフレームワーク5選 ここからは、人気のフレームワークや、目的によって有用なKotlinフレームワークについて解説していきます。 1.Spring Boot Spring Bootは、JavaのフレームワークであるSpringを改良して開発されたフレームワークです。 Javaのフレームワークとして開発されたものですが、KotlinがJavaを改良して作られた言語であるため、Kotlinでも使用できるようになっています。 Springでは、多機能ゆえの複雑さが課題でしたが、Spring Bootではシンプルな設計が実現されており、機能の使い分けを行いやすくなっているのが特徴です。 また、XMLファイルの設定を自動で行うことができる機能なども実装されています。 >Spring Boot公式サイト Spring BootはJavaのフレームワークであるため、こちらの記事も是非参考にしてみてください! Javaフレームワークとは?おすすめの10選と選び方【2022年最新版】 2.Ktor Ktorは、Kotlinの開発元が公開しているフレームワークです。 Kotlin自体は2011年に発表された言語ですが、Ktorはリリースが2018年と新しく、現在もなおアップデートされています。 Ktorは非同期クライアントとサーバーアプリケーションを作成するためのフレームワークで、拡張性が高いのが特徴です。 また、最低限の機能のみで構成され、処理が軽量なのも大きなメリットです。 スマホアプリの動作の早さを重視したい場合にもおすすめと言えるでしょう。 >Ktor公式サイト 3.Javalin Javalinは、その名の通り、JavaとKotlinで使用可能なフレームワークです。 Ktorと同様にシンプルで、軽量である点が特徴です。 設定次第では、非同期で動かすことができるのも大きなポイントとなっています。 同期・非同期の両方で動かすことができると、スマホアプリの動作効率を高めやすくなり、ユーザーによって使いやすいアプリに改良することが可能です。 基礎的な知識さえあれば、すぐに使えるほどシンプルなので、使いやすいフレームワークと言えるでしょう。 >Javalin公式サイト 4.Jooby Joobyは、Java/Kotlin/JavaScriptで使用可能な、マイクロフレームワークです。 機能を最小限にするために、Java8以降を標準としているので、環境が古いバージョンの場合注意が必要です。(Kotlinの場合は別です) マイクロフレームワークと謳っているだけあって、最小限の機能のみで構成されており、軽量さが魅力となっています。 また、拡張性が高いのも特徴です。必要に応じて機能を追加できるため、柔軟性も高いフレームワークと言えるでしょう。 拡張性が高い分、学習コストは高いですが、使い慣れればその便利さを感じることができるはずです。 >Jooby公式サイト 5.wasabi wasabiはKotlin用に作られたフレームワークです。 wasabiの特徴は、MVCモデルを採用していないことでしょう。 MVCモデルを採用していると、役割ごとにプログラムを分けることができ、ソースの管理が容易になります。 一方で、コードの制約が増えてしまうデメリットがあり、小規模開発ではMVCモデルを採用していないフレームワークの方が、相性が良い可能性があります。 現状、他のフレームワークに比べるとwasabiはそれほど知名度は高くありません。 しかし基本的な性能も高く、アップデートが頻繁に行われているため、今後も期待できるフレームワークと言えるでしょう。 >wasabi公式サイト Kotlinの単価や記事数は? ここまでフレームワークの解説をしてきました。 では実際の単価や記事数はどのようになっているのでしょうか? テクフリに掲載されている案件を参考に以下にまとめました。 Kotlin案件の単価 弊社調べによると、Kotlinの平均単価は84.2万円、最高単価は165万円となっております。 (テクフリ調べ 2023/08/21付) Javaの単価相場と比較したいという方は、こちらの記事をご参考にどうぞ! >Javaのおすすめフレームワーク10選を紹介!【2023年最新版】 Kotlinフレームワークの記事数比較 Kotlinフレームワークの記事数を下記のようにまとめました。 2023年8月時点では、学びやすさの観点から見ると、選ぶべきKotlinフレームワークはSpring Bootであるといえます。 フレームワーク Qiitaの記事数 stackoverflowでの質問数 Spring Boot 4572 187 Ktor 214 0 Javalin 11 0 Jooby 18 0 wasabi(Kotlin) 4 0 Kotlinを使用する案件紹介 最後に、Kotlinを使用する案件の例についてまとめました。 各Kotlinの概要や求められるスキルなどについて紹介します。 Kotlin案件の例を知ることによって、Kotlinエンジニアとして働くイメージも湧いてくるでしょう。 Kotlinエンジニアを目指す方は参考にしてください。 案件名 Kotlin/Java/一部リモート/アルバイト検索アプリの継続開発対応 月額単価 〜720,000円/月 最寄駅 竹芝 業務内容 現行アルバイト募集アプリの機能追加・改修対応をご担当いただきます。 今回はSEポジションをお願いいたします。 PL経験のある方であれば単価の上振れも可能です。 【作業工程】要件定義・設計・開発・単体テスト・結合テスト 【言語】 Kotlin(一部Android Java) 【使用DB】SQLite、Realm 【バージョン管理】Git(GitHub) 基本スキル ・SE/PGとしての経験が2年以上 ・Kotlinを使用したアプリ開発の経験が2年以上 (Kotlinが2年未満でも他にモバイル開発経験が複数年あれば可) ・要件内容をもとに設計書を作成できること ・GitHubを利用し、複数名での開発ができること 案件名 Kotlin/GCP/一部リモート/新規広告システムのバッチ系開発業務 月額単価 〜880,000円/月 最寄駅 九段下 業務内容 新規開発中の広告システムのバッチプログラムまたは配信プログラムの開発以降のフェーズをご担当頂きます。 ・設計書を元にGoogleCloudのサービスを利用した開発 ・開発/単体/結合テストを担当 基本スキル ・Kotlinで基本設計から1人称で担当できること ※Javaの開発経験が豊富でKotlinを少しでも実務で触れているとマッチします ・Webアプリケーションのバックエンド開発のご経験 ※Webのバックエンド開発のため、スマホアプリだけのご経験の方ですとマッチしません ・非機能要件(大量のデータの処理)を考慮して設計と開発を進めた経験 ・クラウドサービス上での開発、設計のご経験 Kotlinの案件を探してみる まとめ 本記事ではKotlinフレームワークについて解説しました。 Kotlinフレームワークのメリット・デメリットやKotlinフレームワークの種類などがお分かりいただけたかと思います。 Kotlinは文法が易しく、開発工数を減らすことに貢献してくれる優秀な言語です。 Kotlinフレームワークを導入することで、自分達で1から機能を作らなくてすむため、さらに工数を短縮することができます。 これからKotlinフレームワークを学ぶ方には、Spring Bootが特におすすめです。 Spring Bootは機能がシンプルな点や、コード量を少なくすることができる点が初心者向きと言えます。 フレームワークをうまく活用することによって、Kotlinでの開発をより生産的なものにしていきましょう。
働き方

優秀なエンジニアを採用するのは難しい!3つの解決策をご紹介

新型コロナウイルスの影響下でも、依然として有効求人倍率は高く採用難度が高まっているITエンジニア。様々な採用ツールを使っても優秀なエンジニアを採用できないとお悩みの企業も多いのではないでしょうか。 今回は、優秀なエンジニアの採用が難しい理由3つと、エンジニア採用を成功させる解決策3つについて解説いたします。 エンジニア採用が難しい主な3つの理由とは? そもそも理想のエンジニアが少ない 経済産業省が発表したIT人材需給に関する調査では、2030年には最大で約79万人不足すると試算されていること、新型コロナウイルスの影響でリモートワークへの移行やDX(デジタルトランスフォーメーション)の導入を行う企業が増加していることからITエンジニアの需要が非常に高まっていることが顕著になっています。 また、優秀なエンジニアは特にリファラル採用で案件を獲得している場合も多く、人材が外部に流れにくいことも企業が求める理想のエンジニアが少ないとされる理由の一つです。こうしたエンジニアは自社で採用するのは難しく、エンジニア採用に特化した人材サービスを利用することで解決する場合があります。 エンジニア採用について相談する エンジニア採用に予算をかけない エンジニアの重要性を理解している企業ほど高単価を提示します。それは、優秀なエンジニアを囲い込むためです。前述の通り、そもそもエンジニアの母数は少なく、有効求人倍率は約3~5倍とされていることからエンジニアは企業を”選べる立場”にいます。その中で優秀なエンジニアを採用するには、それなりの予算を提示する必要があることは明らかです。ここでエンジニアに対する予算を切り詰めてしまうと、企業が求める基準に達しないエンジニアが集まってしまいます。 理想のエンジニアかどうか見極めることができない これは企業の人事担当、面接担当の専門知識不足が原因と考えられます。エンジニア採用にも従来の採用方法を採用していると、十分な実務経験が伴う場合でも、面接時のコミュニケーションの取り方や印象で採用を見送るというケースが多々起こります。現場で特に重視されるのは、適切な実務経験とプログラミング言語の合致などです。エンジニアに限らず、職種によって適切な面接担当と採用基準を設けないと、理想のエンジニアの採用は難しくなってしまいます。 エンジニア採用を成功させる解決策3つとは? 人材要件を明確にする 自社のエンジニアに必要な人材案件を明確にすることで、より詳細にプロジェクトに必要な人材をイメージすることができます。そうすることで、採用方法、選考フローの内容や手順などの見直しにも繋がり、理想とする優秀なエンジニア採用に近づくと考えられます。 人材要件としてはプログラミングスキルはもちろんのこと、コミュニケーション能力なども含まれるため、どのようなチーム作りをしたいのか、という目的の明確化にもつながります。 採用担当は専門知識を持つ人に任せる これはエンジニア採用が難しい理由の3つ目であげたように、専門知識を持つ人を人事担当、面接担当におくことでミスマッチを防ぐことができます。また、現場でチーム作りを担当する当事者に面接担当を任せる、というのも採用における主軸の一つになります。優秀なエンジニアの早期離職のリスクを減らすことにつながるため、採用担当者選びには慎重になる必要があります。 ポテンシャルを重視して未経験者を採用する エンジニアの領域は日々進化しており、毎日の学習が必須です。つまり、学習方法によっては未経験のエンジニアでも実力を身につけることができるということです。現在は個人ブログや書籍など多くの媒体にチュートリアルが掲載されているため、無料でプログラミング知識や実務を積むことができます。実務経験のあるエンジニアを採用できないのであれば、優秀なエンジニアを作る、という方向転換をすることも解決策として考えられます。 「テクフリ」ならフリーランスエンジニア採用を細部からサポート テクフリは約10,000名の高度IT人材から最適な人材を選定し、エージェント型でオンサイトの開発支援をするITエージェントサービスです。 急な要因確保にも0営業日での候補者推薦が可能。人物面、スキルなどを考慮した人材紹介を行うため、求人に時間をかけることなく優秀なエンジニアを採用することができます。 テクフリの利用方法がわかる資料のダウンロードはこちらから まとめ 新型コロナウイルスの影響でより優秀なエンジニアの採用が難しくなっています。予算面の改善が難しい場合は特に解決策の3つを実現することが重要になります。 今回紹介した原因、解決策をぜひ優秀なエンジニア採用に生かしてください。
C言語

2022年3月版 人気のプログラミング言語ベスト20 第10位:C

Cとは 高速でコンパクトなプログラムを実現できることが大きな特徴となっているプログラミング言語です。1972年にAT&T研究所にてブライアン・カーニハンとデニス・リッチーによって開発されました。 彼らはコンピューターシステムの基盤となる、オペレーティングシステム(OS)であるUNIXを開発していましたが、その後にパーソナルコンピューターの普及と共に、C言語は使い勝手の良さから爆発的に普及しました。 C言語はコンピューターの標準的な言語として扱われ、教育の場でもプログラミング言語として標準であるC言語を教える機会が非常に多いです。 習得の難易度は他のプログラミング言語に比べて高いですが、C#,C++,Objective-C,Go言語などC言語をベースに開発された言語も多く、プログラミングの根幹・基礎を学ぶにはC言語が最適だといわれています。 このように歴史としてはかなり長いですが、いまだに多くの方に使われているプログラミング言語です。 また冒頭でもお伝えしたとおり、C言語の大きな特徴としてプログラム実行時の実行スピードの速さが挙げられます。 プログラムを実行する際には、書かれたソースコードを機械が読めるように機械語に翻訳する必要があるのですが、C言語では全てのソースコードを翻訳した後に実行するコンパイルという方式をとっているので、プログラムの実行スピードが非常に速くなっています。 このプログラムの実行スピードは非常に重要視されているので、コンピューターに使われるソフトウェアやゲーム・Webアプリケーションだけでなく、皆さんが普段使っている家電や自動車などの電子機器にもC言語が使われています。 Cはどれくらい使われている? GitHubでは、どの言語でプルリクエストがどれくらい行われているかということを公開しています。C言語は10位となり、他のプログラミング言語全体に比べてプルリクエストの比率が低めです。 C言語は3.023%となっており、16.689%で1位のPythonに比べるとかなり差があります。 他のプログラミング言語のプルリクエストの多さからC言語の比率は下がっており、トレンドとしても下降中です。C言語に代わる他の言語の台頭によってC言語の人気は落ちています。 ただ、C言語は皆さんがご存知のGoogleの社内標準言語に指定されていたり、ゲーム開発にも利用される言語なので、有名IT企業でも使われています。 とくに日本だと家電メーカーなどを中心に幅広く使われています。C言語を用いた開発ではGitHubを用いて開発することが少ないので、ランキングでは低めに出てしまいますが、実際はかなり多くの企業で使われています。 Cは転職に強いのか C言語について見てきましたが、実際にキャリアを考える上でC言語は転職に強いのかどうかは重要になってきます。 結論からいうと、C言語は転職に強いと言えます。なぜなら、C言語を用いて開発を行っている企業は多く、C言語を使えるエンジニアに対する求人も多いからです。 C言語を使いこなせるエンジニアの需要は高いので、待遇面では好条件で転職ができます。パーソルキャリアが発表した「【保存版ハンドブック】スキル年収マップ」では、C言語の平均年収が11位となる601万円に輝いています。 C言語を使いこなせて要件定義や基本設計などの上流工程まで出来るエンジニアは需要が高いので、ここができるだけで更に高待遇を受けやすいです。年収1000万円も夢ではありません。 また、求人数が他のプログラミング言語に比べてかなり多いので、転職しやすさという安定を求めている方にはオススメの言語となっています。 最近ですと、C言語の後釜としてGoogleが開発したコンパイル言語であるGo言語に注目が集まっています。 Go言語に取り代わるのではないかとも言われていますが、C言語はWebサービスの開発を中心に使われているGo言語と異なり、OSやハードウェアの制御など幅広い分野で使われている言語なので今後も求人は続くでしょう。 Go言語は人気のプログラミング言語ランキングで5位となっており、C言語よりも今勢いのある言語なので、こちらもチェックしてみてください。 活躍できる業種と年収 今まではC言語についてとC言語は転職に強いのかについて見てきました。ただ、C言語を使う職場に転職した場合に「そもそもどういう職場に転職できるのか?」ということについてここではお伝えしていきます。 IT業界はインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つに分類できます。C言語を使えるとインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つどこでも活躍できるでしょう。 まずインターネット・Web業界は、Webメディア・ショッピングサイトなどの自社サイトを運営している企業が多いです。自社のプラットフォームの設計・開発・運用やデータ基盤の構築などの案件があります。ただ、これらの企業はC言語よりも比較的新しいRubyやPythonなどを採用している企業が多いので、古くから存在するC言語を採用するという企業は少ないです。 最近ですと、C言語の後釜と言われているGo言語を自社のサービス開発に採用する企業が多いので、ますますC言語を採用するインターネット・Web業界の企業は少なくなっています。 また、情報処理サービス業界では、セールスエンジニアとしてクライアントにWebアプリ開発の提案を行うこともあれば、エンジニアとしてWebアプリの開発をすることもあります。 ソフトウェア業界では、プログラマーかSE(システムエンジニア)としてWebアプリ開発の下流もしくは上流工程に加わることになります。 最後にハードウェア業界です。ハードウェアの制御はC言語によって成されることが多いです。実際にエンジニアとしてC言語を用いてハードウェア制御の開発に携わることになります。 とくに日本はものづくりの国なので、家電や自動車などプログラミングで制御されているハードウェアの開発が進んでいます。そのため、必然的にハードウェア開発のエンジニアが多く必要となってくるので、日本の機械産業がある限りはC言語の需要は非常に大きいです。 実際にこのハードウェア業界の求人がC言語では一番多く、大きな特徴として他のプログラミング言語に比べるとこの業界での求人が圧倒的に多いです。 まとめ:高い将来性 今回はC言語に関して転職を絡めて見てきました。 今回お伝えしたかったことは以下の3点です。 C言語は高速でコンパクトなプログラムを実現できることが大きな特徴となっているプログラミング言語C言語の求人数は非常に多く、転職に強いC言語の求人はハードウェア業界が多く、安定している C言語は現在も多くのハードウェア開発・ソフトウェア開発ともに使われています。今後もさまざまな業界で使われ続けていくことが予想されるので、将来性も高いです。C言語の求人案件に応募しようと思っている方は、今回の内容を参考にぜひ次のステップに進んでみてください。
C++

2022年3月版 人気のプログラミング言語ベスト20  第6位:C++

C++とは C++はビャーネ・ストロヴストルップ氏によって、1983年にC言語から派生して開発されたオブジェクト指向のプログラミング言語です。C++は高い保守性・高速でコンパクトなプログラムを実現できること、C言語との互換性があるのが大きな特徴となっています。 C言語との違いに関してですが、簡単にいうとC++はC言語にオブジェクト指向を追加したものです。 このオブジェクト指向が追加されることで、C言語よりも少ないコード量で開発ができ、オブジェクト指向であるのでC言語では現実的に開発が難しいものも開発ができます。とくにゲーム開発はC++だとやりやすいでしょう。 そして、C++ではスマホアプリやコンシューマーゲーム・業務系システム・Webアプリケーションなどさまざまな分野で開発することができ、日常にあるソフトウェア・ハードウェアの至る部分で使用されています。 C++の案件を探す C++は難しく上級者向けの言語 こうして日常ではかなり身近なものに使用されているプログラミング言語ですが、実際にC++をマスターすることは難しいと言われています。何故かというと、まずC言語をマスターしていていないことにはC++の習得が難しいからです。 C言語ですら学習コストは高いと言われていますが、C++はもっと高いと言われており、上級者向けのプログラミング言語となっています。 C++は人気言語?どれくらい使われているのか GitHubでは、どの言語でプルリクエストがどれくらい行われているか公開しています。C++は6位です。 C++は6.950%となっており、1位であるPythonの16.689%と比べるとかなり差があることがわかります。 他のプログラミング言語のプルリクエストの多さからC++の比率は下がっており、トレンドとしても下落しています。 C++は比較的古い言語であり、トレンドは下がっているのですが、家電製品の制御やゲーム開発にも用いることができるため、現在も多くの企業の開発に採用されている言語です。 日系の歴史ある大手メーカーに使われるのみならず、インターネット・Web業界という歴史の浅い業界でも、主にソーシャルゲームの開発にC++が使われています。C++が使われている代表的な企業はDeNA・ドリコム等となります。また、仮想通貨取引所のシステム開発にもC++が使われていると言われています。 C++はC言語から派生してできたプログラミング言語ということもあり、C言語との互換性を第一に考えられて設計されたプログラミング言語です。そのため、C言語からC++への移行は容易にでき、C言語のコードとの連携も容易できます。 C++は企業から人気で転職しやすい C++について見てきましたが、実際にキャリアを考える上でC++は転職に強いのかどうかは重要になってきます。 結論からいうと、C++は転職に強いと言えます。なぜなら、C++を用いて開発を行っている企業は多く、C++を使えるエンジニアに対する求人も多いからです。また、C++は学習コストが高く、C++を使いこなせるエンジニアが求人数に対して少ないため、転職がしやすくなっています。 また、C++を使いこなせて要件定義や基本設計などの上流工程まで出来るエンジニアはなかなかいないので、ここができるだけで更に高待遇を受けやすいです。年収1000万円も夢ではありません。 また、求人数が他のプログラミング言語に比べてかなり多いので、転職しやすさという安定を求めている方にはオススメの言語となっています。 C++エンジニアが活躍できる業界と年収 今まではC++についてとC++は転職に強いのかについて見てきました。ただ、C++を使う職場に転職した場合に「そもそもどういう職場に転職できるのか?」ということについてここではお伝えしていきます。 IT業界はインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つに分類できます。C++を使えるとインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つどこでも活躍できます。 インターネット・Web業界 まずインターネット・Web業界は、Webメディア・ショッピングサイトなどの自社サイトを運営している企業が多いです。自社のプラットフォームの設計・開発・運用や、データ基盤の構築・ソーシャルゲームの開発などの求人があります。 ただ、これらの企業がWebサービスを開発する場合は、C++よりも比較的新しいRubyやPythonなどを採用している企業が多いので、古くから存在するC++を採用するという企業は少ないです。 ただ、ソーシャルゲームの開発の場合にはC++はよく使われており、この場合はC++の求人が多いです。ゲーム開発はエンジニアの中でも非常に開発が難しいと言われているので、上級者向けの求人となることが多いです。 情報処理サービス業界 また、情報処理サービス業界では、セールスエンジニアとしてクライアントにWebアプリ開発の提案を行うこともあれば、エンジニアとしてWebアプリの開発をすることもあります。 ソフトウェア業界 ソフトウェア業界では、プログラマーかSE(システムエンジニア)として、Webアプリ開発の下流もしくは上流工程に加わることになります。主に大規模なシステム開発に携わることが多いです。 また、SonyやNintendoが発売しているようなコンシューマーゲームソフトウェアの開発にもC++は使われており、今後もゲーム発売は耐えることがないので引き続きC++が使われていくでしょう。 ハードウェア業界 最後にハードウェア業界です。ハードウェアの制御はC++によって成されることが多いです。実際にエンジニアとしてC++を用いてハードウェア制御の開発に携わることになります。 とくに日本はものづくりの国なので、家電や自動車などプログラミングで制御されているハードウェアの開発が進んでいます。そのため、必然的にハードウェア開発のエンジニアが多く必要となってくるので、日本の機械産業がある限りはC++の需要は非常に大きいです。 実際にこのハードウェア業界の求人がC++では一番多く、他のプログラミング言語と比べるとこの業界での求人が多いことが圧倒的に大きな特徴となっています。 年収に関しては企業によって異なり、300万〜800万の求人が多い印象です。ただ、年収1000万以上の求人もあり、かなり夢が広がります。 まとめ 今回はC++に関して転職を絡めて見てきましたが、いかがでしたか? 今回お伝えしたかったことは以下の3点です。 C++は高い保守性・高速でコンパクトなプログラムを実現できること、C言語との互換性があることが大きな特徴となっているプログラミング言語 C++の求人数は非常に多く、転職に強い C++の求人はハードウェア業界が多く、安定している C++は現在も多くのハードウェア開発・ソフトウェア開発ともに使われており、今後もさまざまな業界で使われ続けていくことが予想されるので、将来性も高いです。 C++の求人案件に応募しようと思っている方は、今回の内容を参考にぜひ次のステップに進んでみてください。 C++の案件を探す
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フリーランス初心者

エンジニアが独立するには?スキル獲得を重視しよう!

これからエンジニアとして働こうと考えている方、または現在もエンジニアとして活動している方にとって、最終的な目標に「独立」を定めているというケースは珍しくないと思います。フリーランスのエンジニアとして独立して成功を収めれば、収入は青天井。自由な時間もたっぷり手に入ります。 では、エンジニアが最終的に独立するためには、どんな準備やキャリアステップを踏む必要があるのでしょうか?ここではエンジニアの独立についてお伝えしていきます。 フリーランスの独立について無料相談してみる エンジニアが独立するメリット まず初めに、エンジニアが独立するメリットについて見ていきましょう。 収入が上がる可能性がある 企業で働く会社員の場合、全ての成果が収入に直結するわけではありません。フリーランスの場合、クライアントと直接取引をするため、売上がそのまま収入になります。つまり、自分の頑張り次第でいくらでも収入を上げることができます。 スキルや実績を身につけられる フリーランスのエンジニアの場合、案件を自分で選ぶことができます。そのため、自分が向上させたいスキルや、獲得したい実績から案件を選ぶことで、スキルや実績を身につけることができます。 自由度が高くなる フリーランスのエンジニアは参画する案件や働く時間などを自分で選ぶことができるため、企業で働く会社員と比べ自由度が高くなります。案件によっては、フルリモートで働けるものもあるので、好きな場所で働くことができます。 エンジニアが独立するデメリット ここからは、エンジニアが独立するデメリットについて見ていきましょう。 収入が安定しない エンジニアが独立する最大のデメリットは、「収入が安定しない」ことでしょう。フリーランスのエンジニアの場合、収入は自分の仕事量に比例します。企業で働く会社員とは違い、フリーランスでは常に仕事があるわけではありません。また、体調不良や怪我によって仕事ができない場合、収入が0になるなど、収入が安定しません。 フリーランスでは、自分の頑張り次第で収入を上げることができますが、収入が減る可能性があることを注意しましょう。 本職以外の業務を行う必要がある エンジニアとして独立するということは、本業務以外の業務も自ら行わなければいけないということです。具体的に、案件を獲得するための営業業務や、経費や確定申告などの税に関する業務が挙げられます。安定して収入を稼ぐためには、案件に参画しながら次の案件を探すなど、業務量が多くなり、本業務に集中することが難しいかもしれません。また、税に関する業務は専門的な知識が必要です。 最近では、営業業務や確定申告を代行してくれるエージェントサービスが多く存在するので、本業務に集中したい方は利用するといいでしょう。 福利厚生がない 自分で仕事を選べるなど自由度が増すフリーランスですが、一方で福利厚生がないことがデメリットとして挙げられます。具体的に、住宅手当や特別休暇、健康診断など、企業で働いていたら受けることができた福利厚生を受けることができません。 最近では、フリーランス向け福利厚生が充実したエージェントサービスが多く存在するので、フリーランスでも福利厚生が受けたい方は利用を考えてみるといいでしょう。 エンジニアの独立で必要なもの エンジニアとして独立するために最終的に必要になるスキルとしては、自分の手で案件を獲得するためのコミュニケーション力や、トレンドを察知して順応していく能力があげられます。 会社に勤めている場合、エンジニアは自分で営業活動をするという経験とは無縁だと思います。なぜなら、多くのIT企業ではエンジニアは開発の仕事、営業は案件獲得の仕事、と分業体制を敷いているからです。 ところが、フリーランスのエンジニアとして独立した場合、自分の代わりに営業を行ってくれる人はいません。案件獲得から開発まで、すべて自分で手がける必要が出てくるのです。独立時にしっかりとしたコミュニケーション力を備えているかどうかで、独立に失敗するかどうかが大きく左右されます。 たとえ知識も経験も十分で、平均以上の能力を持っていたとしても、そのことを誰かにアピールしなければ宝の持ち腐れです。単価の安い仕事でこき使われてしまい、本来の力を発揮できないままサラリーマンに逆戻りするリスクもあるでしょう。 一方でコミュニケーション力が堪能なエンジニアであれば、たとえ多少スキルが不足していたとしても、クライアントからの信頼を勝ち取って案件を獲得することが可能になります。自分のスキルをやや上回る案件をこなすことによって、スキルが磨かれてさらに必要とされるエンジニアになるという好循環も生まれるでしょう。 また、会社という組織から離れると、業界に関する新鮮なニュースを入手することが難しくなる可能性もあります。これまでは会社の同僚やクライアントとの会話の中で、新たな技術やトレンドについて知る機会があったとしても、独立してフリーランスのエンジニアになると、そうした機会が限りなく少なくなってしまうからです。 これを防ぐためには、トレンドを察知して動く能力、もっと具体的にいうと卓越した情報収集スキルが必要となります。日本語のニュースサイトを回るだけではなく、英語の開発者向けフォーラムを訪れてみるなど積極的に情報を集める姿勢が不可欠なのです。 独立するタイミング フリーランスのエンジニアとして独立してしまうと、営業をはじめとするさまざまな仕事を一人で担当しなければいけなくなります。確定申告のための経理や、開発環境の構築なども原則として他人に頼ることはできません。 そう考えると、まずは会社の中でじっくりと経験を積んで、事前にしっかりと勉強してから独立したほうがいい…と思われるかもしれません。ですが実際には、エンジニアが独立に適したタイミングというのは20代の若いうちがベストになります。 なぜなら、若いうちからさまざまな仕事に触れて雑務をこなすことにより、エンジニアとしての開発力以外の面でライバルと差をつけることが可能になるからです。エンジニアとしていかにスピーディかつ正確に成果物を納品できるかは非常に大切です。 しかしフリーランスのエンジニアになると、〆切を守って計画的に仕事をこなすことができるか、生産性を高めて短時間で成果物を納品できるかといった、開発力以外の面も重視されます。この開発力以外のスキルを磨くには、会社にいて何年も働き続けるのは不向きです。 まず20代のうちから思い切って独立してみて、コツコツと仕事を進める体力や、生産性を高めるための工夫を試してみる。そのノウハウを活かして案件をこなすことによって、30代、40代で独立するエンジニアよりも優秀なエンジニアとして活躍することが可能になるのです。 エンジニアが独立後に案件を受注する方法 ここからは、独立後のエンジニアが仕事を受注する方法について見ていきましょう。 エンジニア向けのエージェントを利用する エンジニアが独立後に案件を受注する方法の中で、最も有名なものが「エンジニア向けのエージェントを利用する」ことです。 エージェントサービスを利用することで、営業業務や確定申告などの手間がかかる業務を代行してもらえます。そのため、本業務に専念することができるだけでなく、安定して働くことができます。 エージェントを利用するデメリットに、マージンと呼ばれる手数料がかかります。ですが、業務を代行してくれるだけでなく、福利厚生サービスも充実していることから、エージェントを利用するデメリットよりもメリットの方が大きいと言えるでしょう。 エージェントサービスに無料登録する クラウドソーシングサービスを利用する クラウドソーシングサービスは、案件を獲得したい受注者と、案件を依頼したい発注者を繋げるマッチングサービスです。自ら案件を獲得する場合、ちゃんと報酬が払われないなどのトラブルが起きる可能性があります。一方、クラウドソーシングサービスでは、サービスを提供している企業が仲介してくれるので、トラブルに巻き込まれにくいです。また、多くの案件が掲載されているので、案件を探しやすく、営業の手間も省くことができます。 自分で案件を獲得する場合、契約内容に不備がありちゃんと報酬が支払われないなどトラブルに見舞われることも。一方で、クラウドソーシングサービスを利用すれば、サービス提供会社が間で仲介してくれるので報酬のトラブルなどが起こりにくいです。また、サービス上で簡単に案件が探せるので、営業の手間も省けます。 エンジニアの独立で失敗するケース 「思い切ってフリーランスのエンジニアとして独立してみたけど、思っていたのと違った…」となってしまうのは珍しいことではありません。事前に思い描いていた独立後の自分と、実際に直面した現実とのギャップでモチベーションが削がれてしまうことも多くあるでしょう。 ですが、モチベーションがわかないからといって仕事を休んでしまえば、フリーランスのエンジニアにとっては生活が成り立たなくなるリスクも出てきます。イヤイヤながら毎日働き、結局はコンビニエンスストアでアルバイトをしたり、派遣エンジニアとして働くスタイルに戻ってしまうこともあるでしょう。 それを防ぐためには、事前にエンジニアとして独立した後に想定される失敗について対策を打っておくことが大切になります。 エンジニアの独立で想定できる失敗としては、まず収入が不安定になって生活がままならなくなることがあげられます。フリーランスのエンジニアは、実力次第でいくらでも稼ぐことが可能な身分です。しかし裏を返せば、実力がなければ収入がゼロになる可能性もあるということです。 特に独立直後のエンジニアは、知名度も実績もないためなかなか仕事を見つけられずに苦労することがあります。そこに「収入がゼロになるかもしれない」というプレッシャーも加われば、とてもじゃないですが仕事どころではなくなってしまうでしょう。 そんな失敗を回避するためには、独立前にしっかりと貯金をしておくことがポイントです。何百万円も用意する必要はありませんが、少なくとも半年分の生活費をまかなえるだけの貯金を確保しておきましょう。 この貯金の存在のおかげで、たとえ収入が不安定になろうともフリーランスのエンジニアとして活動し続けられるはずですよ。 エンジニアの独立で成功した人たち フリーランスのエンジニアとして独立することで、成功して大きな成果を残せる人もいれば、失敗して挫折してしまう人もいます。では、成功する人たちにはどんな共通点があるのでしょうか? まずあげられるのは、徹底した自己管理です。ここでいう自己管理というのは、毎日のタスクを書き出して計画通りに仕事を進めるというものではありません。毎日休むことなく仕事ができるように健康リスクを管理する、いわば体調管理です。 フリーランスのエンジニアは、自分の体だけが資本です。仮に病気などで働けなくなってしまったら、その時点で一気に収入がゼロになってしまいます。風邪などの体調不良で生産性が下がったり、働ける時間が短縮されてしまうのも、クライアントからの評価が下がるなど後々の悪影響につながります。 また、仕事以外に趣味を持っていることも、成功する人たちの共通点です。フリーで仕事をする以上、プログラミングスキルを磨くことばかりに没頭してしまいがちですが、実は開発力だけを伸ばしてもクライアントに選ばれるエンジニアにはなれません。 プライベートな時間が充実していると、仕事の生産性が上がるのはフリーランスのエンジニアでも同じです。趣味がきっかけで、意外なところから案件を獲得できるチャンスもあります。すでに何らかの趣味がある方は、エンジニアとして独立するからといって距離を置くことなく、仕事と両立して楽しむことをおすすめします。 まとめ:スキルの重視と獲得 エンジニアとして独立するためには、コミュニケーション力やトレンドを読む力が必要となります。さらに自己管理力や、趣味の時間を確保できるかどうかで、エンジニアの評価が大きく左右されます。 これから独立を考えているという場合には、こうしたスキルを重視しながら日々を過ごしてみてはいかがでしょうか。 エンジニアの独立に関するよくある質問 エンジニアが独立するために必要なスキルは? エンジニアとして独立するためには、スキルや実績だけでなく、自分の手で案件を獲得するためのコミュニケーション力や、トレンドを察知して順応していく能力が必要です。 エンジニアが独立するメリット・デメリットは? エンジニアが独立するメリットは、「収入が上がる可能性がある」「スキルや実績を身につけられる」「自由度が高くなる」が挙げられます。一方でデメリットは、「収入が安定しない」「本職以外の業務を行う必要がある」「福利厚生がない」が挙げられます。 エンジニアの独立で成功する人の特徴は? 一つ目は「徹底した自己管理ができること」です。体調不良で生産性が下がったり、働ける時間が短くなると、クライアントからの評価が下がるなどの悪影響につながります。二つ目は「仕事以外に趣味を持っていること」です。趣味などのプライベートが充実していると生産性が上がるだけでなく、案件を獲得できるチャンスにもなります。
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フリーランスの経費率は適正か? フリーランスエンジニアの経費の割合を考える

フリーランスエンジニアの経費とは フリーランスとして活動すると、自分で所得税を計算し、計算した所得税を国に申告する、確定申告が必要になってきます。サラリーマンの方は所得税の計算と納税を所属会社が行うため、給与以外の収入がない場合は自分で確定申告をする必要がありません。しかし、フリーランスの方で一定以上の収入がある方は確定申告をする必要があります。 確定申告は所得税の計算だけではなく、国民健康保険料・住民税・事業税なども計算される書類なのでとても重要な手続きです。 テクフリに無料登録する フリーランスエンジニアの経費計算方法 気になるのは確定申告においてどのように節税していくのかということですよね。結論からいうと、フリーランスエンジニアの場合は所得税を抑えるために、経費をきちんと計上することが肝となってきます。その所得税の計算方法については以下のとおりです。 ①所得額=収入額ー経費額 ②課税所得額=所得額ー所得控除額 ③所得税額=課税所得額×所得税率ー税額控除額 計算式からわかるとおり、最終的な所得税額を小さくするためには経費額と所得控除額の2つを漏れなく計上することがポイントです。今回は経費額について詳しく見ていきます。 まず経費として計上できるものの代表として、仕事で使う道具は経費として計上することができます。例えば、仕事で使うパソコンや車、家の購入費も一部経費に含まれます。もし仕事で使う道具を買った際は領収書を保存しておきましょう。 自宅で仕事をしている場合の水道光熱費の一部やお客様を接待をした交際費も経費として計上することができるため、どこまで経費として認められるのかということをチェックする必要があります。 フリーランスエンジニアの経費率の平均は? 経費が高ければ高いほど所得税額を抑えることができることがわかりましたが、なんでもかんでも経費として計上できるわけではありません。そこで気になるのが一般的なフリーランスのエンジニアの経費率に関してです。経費率は経費÷収入で計算される収入に対しての経費の割合のことです。 経費率は業種や売上規模によって変化してきます。国税庁や税務署が一般的な経費率の目安を公開しているわけではなく、何を基準にチェックしているかは明らかにされてはいないです。ただ、一般的には卸売業90%・小売業80%・製造業70%・飲食業60%・サービス業50%が経費率の目安と言われています。また、サラリーマンでいえば、給与所得控除がおよそ40%なので、サラリーマンの経費率はおよそ40%とみることもできるでしょう。 エンジニアはサービス業に当てはまるので、法人であった場合50%が一般的な経費率の目安だと言えるでしょう。ただ、個人にもそれが当てはまるかといえばそういうわけでもありません。また先程申し上げたように売上規模によっても経費率の目安は変わってきます。経費が多い場合に赤字になったり、経費が少ない場合に経費率が極端に低くなっても間違いではないのです。 フリーランスエンジニアが経費として計上できるもの 経費の中には福利厚生費や交際費など、経費となるのか個人支出になるのかわかりにくい項目もあります。例えば福利厚生として家族旅行へ行ったとしても、福利厚生費は従業員のいない個人事業主には認められないことが通例ですので、家族が従業員でなければ福利厚生費としては計上できません。また、交際費においては事業に関係のない友達や家族との飲食を経費として計上することはできません。 フリーランスは法人と異なり、経費として計上できる交際費に限度額はないものの、あまりにも交際費が大きな割合を占めてしまうと、税務署から詳しい説明を求められる場合があります。これら福利厚生費や交際費は経費の中でも経費として計上できるのか判断の難しい項目でもあるので、適切な額を経費として計上するように確認しましょう。 経費率が高いとどうなる? 経費率の目安についてお伝えしていきましたが、極端に高い経費率で経費を計上した際にどうなるのかということをお伝えします。結論から言うと、経費率の高さを税務署から怪しまれます。 経費率が高いと、売上を抜いているか、経費を水増しして申請しているのではないかと税務署の職員から思われてしまいます。 税務署の職員は脱税がないように出来るだけフリーランスや法人に正しい納税をしてほしいと考えているため、一般的ではない項目が多いときには税務調査が入る場合もあります。もし不正に売上を抜いていて、経費を水増ししており、それが悪質であると税務署の職員に判断をされた場合には、重い追徴課税の納付を求められる可能性があります。 特に売上規模が大きいかつ経費率が高い場合に税務調査を求められる場合が多く、一人では税務調査に対応することが難しい場合があります。税務調査への対応が心配な方は信頼のできる税理士に相談することがオススメです。 税務調査以外にも、経費に関しては確定申告業務を税理士に頼むことで、より多く計上できる可能性があります。税理士は経費に計上できる費用を正しく把握しているため、経費に入れられないと思っていたものを経費として計上できる可能性があるというメリットがあります。 もちろん自分で領収書やカード明細を整理する必要はあるものの、大きなメリットです。 フリーランスエンジニアは経費の割合を高めるべきか 経費の割合を抑えるべきか? 今まで収入に対する経費割合について詳しく見てきましたが、経費としてお金をたくさん使ったほうが良いのか、それとも経費を抑えてお金を手元に残すほうが良いのかという疑問が生じます。 結論から言うと、経費として計上できるものは全て経費として計上し、余計な支出はできるだけ抑えることがベストです。つまり、不必要に経費を使わない方が良いということです。 まず、「経費として計上できるものは全て経費として計上する」ということですが、フリーランスとして活動する上では家賃や仕事道具などの仕事に必要なものに対しては経費として計上することができるので、いったいどこまで経費として計上されるのかということを知り、その上で仕事に必要なものに対して領収書をきちんと貰うことを徹底する必要があります。 また、余計な支出を抑えるということですが、当然ながら経費が減ればその分の利益が増えるため、余計な支出は抑えられるとベストです。例えば月額5万円のサービスに入っている場合は年に60万円が経費として出ていってしまいます。利益を上げるためにここをどう削れるかというコストカットの意識を持てると良いでしょう。 経費として計上できるものは全て経費として計上し、余計な支出はできるだけ抑えること双方ともに面倒かもしれませんが、節税と利益を上げるという2つの視点から見ることを癖づけておきましょう。 フリーランスの経費に関するよくある質問 経費率の求め方は? 経費率は、「経費÷収入」で求めることができます。 フリーランスが経費として計上できないものは? 福利厚生費は、従業員ではない場合計上できません。また、交際費は、事業に関係がない人との飲食を経費として計上することはできません。 経費率が高いとどうなる? 経費率が極端に高く、一般的ではない項目が多いときには、税務署の職員から脱税を疑われ、税務調査が入る場合もあります。 【まとめ】フリーランスエンジニアのベストな経費率 フリーランスの経費率は適正か?フリーランスエンジニアの経費の割合を考える というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか?今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 1.フリーランスエンジニアの経費率は40%から50%が多いかもしれないが、状況によって大きく異なるため一概には言えない 2.福利厚生費と交際費は経費の中でも経費なのか個人支出なのか一番曖昧な項目でもあるので、適切な額を経費として計上するように心がける 3.経費率が高いとその高さを税務署から怪しまれる可能性がある 以上のように今回はフリーランスエンジニアとして経費をどのように計上することがベストなのかということをお伝えしてきました。 経費を多く計上することは節税を意識する中で非常に大事なこととなりますが、適切な額を計上しなければ、税務署に指摘されて逆に損することになってしまいます。是非この記事を参考にして節税だけでなく税金について考えてみてくださいね。 フリーランス案件について相談する
働き方

カッツの3能力とは?エンジニアの独立を支えるってどういうこと?

エンジニアのテクニカル・スキルとは “カッツの3能力”、“カッツ理論”というものをご存知でしょうか? マネージャーに必要なスキルを三つに大別したもので、ハーバード大学のロバート・カッツ教授が1955年に提唱しました。 非常に有名な理論のため、その紹介サイトや解説書には事欠かないですが、有名であるが故に、どうしても一般論的になりがちです。 もっといえば、エンジニアは“カッツの3能力”をどのように理解し、どう活かせば良いのかが、具体的に紹介されている資料は少ない、と感じていました。 そこで今回は、エンジニアに重点を置いて、“カッツの3能力”を具体的に見ていきたいと思います。 ということで、“カッツの3能力”で指摘されている能力を1つづつ見ていきたいと思います。 まず1つ目の能力は“テクニカル・スキル”になります。 “テクニカル・スキル”とはカッツ理論によると、“特定業務を遂行するために必要なスキル”と紹介されていますが、エンジニアにとっての“テクニカル・スキル”とは、文字通り、エンジニアとしてのテクニカル・スキルです。 具体的に言えば、プログラミング・スキルであったり、デザインパターンやフレームワークの知識、基盤設計能力やシステムテストの計画能力などもあります。 もう少し乱暴な言い方をすれば、担当者として仕事を任せてもらうために必要なスキルと言えるのかもしれません。 独立を考えているのであれば、最低限、自分のコアスキルといえる分野においては、上位者の指示がなくても単独で仕事を進められる程度のスキルは必要でしょう。 また、今まで日本のエンジニアはどちらかというと、“ある分野に特化したスペシャリスト”タイプが多かったですが、近年は、フルスタックエンジニアという言葉が話題になるように、コア分野以外においても活躍できる“ジェネラリスト型のエンジニア”が好まれる風潮があります。 コアスキルはコアスキルとして知識を深めるのも大事ですが、コアスキル以外の周辺スキルにおいても、知識を深める必要性が増しています。 フリーランス案件を探す エンジニアのヒューマン・スキルとは “ヒューマン・スキル”とはいわゆる対人能力です。 もう少し具体的に言えば、コミュニケーション能力や交渉力、プレゼン力、働き掛けるスキル、それからリーダーシップ力などになっています。 システム開発においては、プロジェクトマネージャーを筆頭とした開発に携わる要員だけでなく、発注者(クライアント)やシステムの利用者(ユーザー)など、さまざまな関係者が登場します。 その様々な関係者と上手くやっていくためには、それ相応のコミュニケーション能力が必要です。 エンジニアの中には「コミュ障(コミュニケーション障害)だからエンジニアになった」と、自嘲半分で口にする方がたまにいますが、私に言わせればコミュ障はエンジニアになれません。 独立を考えるエンジニアであれば、チームリーダーとしてメンバーをまとめたり、あるいは上流工程にアサインされて、クライアントの担当者との打ち合わせに参加するなどの経験を持っている方も多いでしょう。 もちろん、それら現場での“ヒューマン・スキル”も重要ですが、独立を考えているのであれば、現場で使う“ヒューマン・スキル”だけにしか意識が向いていないと、少々、辛いことになるでしょう。 なぜならば、独立してフリーランスとなると、自分で仕事を取ってくる必要が出てくるからです。 仕事を得るために必要な“ヒューマン・スキルスキル”は営業的なものであり、エンジニアが案件の最前線で使われる“ヒューマン・スキルスキル”は、重なる部分も一部あるでしょうけれど、おそらく異なったものとなるはずです。 どうやれば現場に入れるか、もっといえば案件にアサインしてもらえるか、という観点に立った時、もっとも必要となる“ヒューマン・スキルスキル”は人脈を広げるためのスキルでしょう。 あるいは、仕事を紹介してもらったり、面接で有利に立てるように資格を取得するなどのセルフブランディングを行うスキルも大切になります。 エンジニアのコンセプチュアル・スキルとは “コンセプチュアル・スキル”とは、概念化能力とも言いますが、抽象的に物事を考えることができる能力です。 あまり、ピンとこない方が多いと思うので、さらにかみ砕いていえば「物事の本質を見抜き、似た事例で得た知見を応用して活用できる能力」とでも説明すれば良いでしょうか。 ロジカルシンキング(論理的思考)、クリティカルシンキング(批判的思考)、多面的視野、知的好奇心、俯瞰力、先見性などが“コンセプチュアル・スキル”の具体的な発揮例となっています。 ロジカルシンキングや知的好奇心、先見性などは、システム案件の現場でも必要と良く言われるスキルですが、“ヒューマン・スキルスキル”のときと同じで、やはり、待ちの姿勢でも仕事を得られるサラリーマンと、積極的に仕事を取っていく必要があるフリーランスでは、スコープが異なります。 案件内でエンジニアとしての“コンセプチュアル・スキル”はもちろん必要ですが、案件以外のところ、どうすれば仕事を得られるか、案件にアサインしてもらえるか、という部分についても、“コンセプチュアル・スキル”を発揮させる必要があります。 独立エンジニアにとっての各スキルの必要比率について考察 すでにご紹介した通り、 “テクニカル・スキル”、“ヒューマン・スキル”、“コンセプチュアル・スキル”という3つのスキルはいずれも重要なスキルです。 しかし、敢えて、独立したエンジニア向けに3つのスキルを重み付けすると、 “ヒューマン・スキル”が一番重要で、“コンセプチュアル・スキル”、“テクニカル・スキル”の順に重要度が下がるように感じています。 “テクニカル・スキル”が一番じゃないの? と言われそうですが、いくらエンジニアとしてのスキルが高くても、“ヒューマン・スキル”が低くてうまく人間関係を築けず、有り体にいえば嫌われ者になっていた人に対して、契約改定時に「つぎも来て欲しいので、ぜひ、契約を更改しましょう!」と声をかけるクライアントはいるでしょうか? また、“テクニカル・スキル”というのは、3つのスキルの中で、もっとも向上させやすいスキルになります。 プログラミング能力などのITスキルの多くは、基本的には学校の勉強と同じで、知っているか、知らないかの問題であることがほとんどです。 ウィザードと呼ばれるような天才エンジニアの仲間入りを目指すためにはセンスが絶対に必要ですが、普通に業務で使う分には、センスはあまり重要ではありません。 もちろん、知らないよりも知っている方が良いに決まっていますが、その気になれば、未経験のプログラミング言語を使うことになっても(“コンセプチュアル・スキル”を駆使して、他の言語の経験を生かしながら)、現場で知識を習得して、活躍することだって可能なのです。 そのため、“ヒューマン・スキル”、“コンセプチュアル・スキル”、“テクニカル・スキル”の順にしています。 さらに敢えて、この三つのスキルの重要度を数値で表すとすれば“ヒューマン・スキル”50%、“コンセプチュアル・スキル”30%、“テクニカル・スキル”20%といったところでしょうか。 まとめ:実体験に基づくナレッジへ 今回は独立を目指すエンジニアの方を主なターゲットとして、“カッツの3能力”についてみていきました。 カッツ理論は素晴らしいものですが、あくまで理論でしかありません。 実際の生活や業務に役立てるためには、カッツ理論について理解を深めつつ、実体験に基づくナレッジへと昇華していく必要があります。 この記事が、そのきっかけになると幸いです。 フリーランス案件を探す
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スクラッチ開発は時代遅れ?【パッケージ開発との違いやメリットを解説】

システム開発の手法・アプローチについて、いくつかの分類方法があります。 今回は、「パッケージソフトを使うのか?使わないのか?」という基準で分類した、スクラッチ開発とパッケージ開発の違い、特にスクラッチ開発のメリット・デメリットについて見ていきたいと思います。 フリーランス案件を探す スクラッチ開発とは? まず、スクラッチ開発と、その対義語と言える、パッケージ開発について、それぞれ、どういう開発方法なのかを説明いたします。 簡単に言うと、「パッケージソフトを使わないシステム開発方法」がスクラッチ開発で、その逆に「パッケージソフトを開発するシステム開発手法」がパッケージ開発です。 もっと具体的に言えば、「市販の電話帳ソフトの中に、良いソフトがないから、自分で作ってしまおう!」ということで、オリジナルの電話帳ソフトを開発するのが、スクラッチ開発。対して、「この電話帳アプリ、結構良いね。でも、この機能があると、もっと良いよね」と、市販の電話帳アプリを改良するのがパッケージ開発です。 スクラッチ開発のメリット、デメリットについて、詳細は後から見ていきますが、「一点モノ」のシステム開発を作る際は、スクラッチ開発、ある程度、「汎用性のあるシステム」を開発する際は、パッケージ開発を選択することが多いです。 スクラッチ開発の難易度は? スクラッチ開発を成功させるためには、いわゆる上流工程が重要になってきます。 上流工程とは、要件定義や設計のことを言います。分かりやすく言えば、クライアントの「こんなシステムが欲しい」という希望・要求を正しく理解し、どうやって、その要求を実現するのかを考え、実現可能な設計に落とし込むスキルです。 パッケージ開発の場合、パッケージソフトというベースがあるので、そもそも、致命的な認識のずれというものは、よっぽどのことがなければ起きません。しかし、スクラッチ開発の場合、よくよく気を付けておかないと、ある程度、形になったところで、クライアントから「思っていたのと違う」とクレームが入り、そこで認識があってなかったことに気が付く、という事も、ままあります。 もちろん、パッケージ開発でも「余計な機能を足しやがって」という話になることもあるので、パッケージ開発は絶対に失敗しない、という話ではありません。ただ、エンジニアの上流工程の力量がより試されるという意味で、スクラッチ開発はパッケージ開発より難易度が高いです。 スクラッチ開発のメリットは? スクラッチ開発について、おおむね理解できてきたところで、スクラッチ開発のメリット、デメリットについて見ていきましょう。 スクラッチ開発の一番のメリットは、ベースとなるパッケージソフトの制限を受けないということです。 基礎となるパッケージソフトがあると、どうしても、そのソフトの仕様上「特定の機能は追加できない」や「特定の動作は制限される」という事態になりがちです。 また、ライセンス料が高いパッケージソフトも中にはありますが、オリジナルのソフトを開発するスクラッチ開発であれば、基本的には、ライセンス料を気にする必要はありません。 ライセンス料だけでなく、保守面にも気を付けた方が良い場合もあります。パッケージ開発のベースになったパッケージソフトの修正パッチが配布されたので、深く考えず適用した結果、せっかく、カスタマイズして追加した機能が使えなくなった、という残念なケースを見たことがあります。 そして、上でも触れましたが、パッケージソフトが存在しない一点モノの特別なシステムを開発する際は、スクラッチ開発しかあり得ません。 筆者のITエンジニアとしてのキャリアは金融機関系のいわゆるユーザー系SIerでスタートしましたが、そこで見たシステムのいくらか(すべてではない)は「その金融機関」や「そのサービス・運営」のために開発された特注品のシステムでした。 当然、そうした特注品のシステムはスクラッチ開発されたものです。 スクラッチ開発のデメリットは? 続いて、スクラッチ開発のデメリットについて、見ていきましょう。 スクラッチ開発のデメリットは、二つあります。 まず一つ目ですが、一般的にパッケージ開発より開発コストが高くなってしまう点です。 そもそも論として、パッケージ開発を選択する理由の一つは、すでにある程度まで完成しているパッケージソフトをベースにすることで、開発期間を短くし、開発コストを下げることです。 もっとも、パッケージ開発を選んだあと「ああいう機能も欲しい。この機能も欲しい」と仕様が拡大した結果、魔改造状態になり、「スクラッチ開発で一からオリジナルで開発した方が、早く開発ができたし、開発期間が短くなった分、安く開発できたのでは?」という、“限りなく開発失敗に近い案件”も散見されるので、あくまで一般論ではありますが。 そして、二つ目のデメリットは、パッケージ開発より失敗しやすい、という点です。理由は、『スクラッチ開発の難易度は?』で見た通り、パッケージ開発よりも、はるかに、上流工程スキルが求められるためです。 もちろん、上流工程スキルが高いエンジニアや開発チームで開発した場合、クライアントにとって、パッケージ開発では実現できなかった“良い意味で期待を裏切る”素晴らしいシステムになることもあります。ただ、どちらに転ぶのか保証がありません。 つまり、スクラッチ開発には、パッケージ開発に比べて、「コストが高い上に、失敗するリスクが高い」というのが一般的な評価なのです。 そのため、昨今のシステムインテグレーション(SIer)業界のトレンドとして、「パッケージ開発ができるのであれば、パッケージ開発。パッケージ開発ができない場合は、やむなくスクラッチ開発」というスタンスをとるのが主流となっています。 どの企業でも必要かつ、業種や会社で大きく仕様が異なることのない統合業務(ERP)システムは、ほとんどの場合パッケージ開発です。ベースとなるパッケージソフトの例としては、OBIC7や勘定奉行などがあります。みなさんも、TVCMなどで、一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。 エンジニアの副業ならスクラッチ開発? メリットとデメリット さて、ITエンジニアのみなさんが、副業でシステム開発を始めるとしましょう。その場合は、スクラッチ開発が良いのか、パッケージ開発が良いのか、ですが、そのクライアントとはどこで出会い、どういうニーズを持っているか次第です。 一つ言えるのは、クラウドワークスやランサーズなどの、クラウドソーシングで出会ったクライアントさんの場合は、基本的にはスクラッチ開発です。理由としては、パッケージ開発の場合、そもそもパッケージの購入(ライセンス料の支払い含めて)が必要になってしまいますが、そうした費用を予算計上されていないクライアントさんも多いので、現実的に利用が難しいです。 「えー、スクラッチ開発は難しいみたいだから、いやだな」と思った方も多いかと思いますが、スクラッチ開発の場合、オーダーメイドになるため、“保守を他の会社に任せにくい”つまり、継続的にクライアントさんとお付き合いできる関係になれる、というメリットもあるので、副業の小規模開発案件では、スクラッチ開発の方が開発者にとって有利なことも多いです。 まとめ:主流はパッケージ開発になりつつあるが 繰り返しになりますが、現在は「パッケージ開発ができるのであれば、パッケージ開発。パッケージ開発ができない場合は、やむなくスクラッチ開発」というスタンスで取り組む開発会社が多いです。 しかし、スクラッチ開発の方が良い場面、そもそもパッケージソフトがないなどの理由で、スクラッチ開発しかできないケースも存在します。例えば、大企業や行政法人などが利用する特殊用途のオーダーメイドシステムの開発は、まずスクラッチ開発となります。これらの案件は 非常に予算規模が大きく、単価も高いです。 ですので、高単価を狙う場合はスクラッチ開発を避けては通れない、ということは覚えておいた方が良いでしょう。 フリーランス案件を探す
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