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Java

PlayFramework(Java)で開発環境と本番環境の違いで苦労した

今回の苦労した点は conf/内のファイルが読め込めない!! というもの。 やりたいこととしては、conf/内に何かしらのファイルを置いておいて、application.confに記述したパスを参照して、Javaで読み込むというもの。(PlayでJava?という気持ちは内にしまっておいてください。。。) 開発環境で動作させるrunやstartですと問題ないのですが、本番環境で運用する為のstageやdistをして実行すると読め込めないという状況が起きました。 まずは、 開発環境で動作したコード //application.confを読み込みにいく Config config = ConfigFactory.load(); //ファイルパスを取得 String filePath = config.getString("filePath"); //ファイルパスからFileインスタンスを生成 File file = new File(filePath); //NullPointerException このコードで実行すると、ファイルが見つかりません。 ConfigFactory.load()を利用するとデフォルトでapplication.confを読みにいくのですが、runやstartと違ってstageやdistしたパッケージ内にはconf/が存在していないのでパスが違ってエラーになります!! ではどうしたものか・・・色々調べてみると、 便利なものが存在しました!! play.Application.getFile(String relativePath)このメソッドはアプリケーションのルートパスからの相対ファイルを取得するというもの。アプリケーションのルートパスの参照ならconf/も存在するので、ファイルも取得出来る!!それでは、 本番環境でも動作したコード //application.confを読み込みにいく Config config = ConfigFactory.load(); //ファイルパスを取得 String filePath = config.getString("filePath"); //ルートパスからファイルを取得 File file = Play.application().getFile(filePath); これでファイルを取得出来ました!!因に、application.confに記述するパスはconf/pathとなります。 フリーランス案件を探す
働き方

ユーザー系SIerになるメリットは? 実態を徹底調査

独立系とは? IT業界の方が“独立系”と言えば、それは独立系システムインテグレーター(SIer)を指していると考えて、まず間違いありません。そして、独立系システムインテグレーターとはなにかというと、ユーザー系システムインテグレーター、メーカー系システムインテグレーターと異なり、資本的に独立性のあるシステムインテグレーターということになります。 もう少し、具体的に見ていきましょう。ユーザー系システムインテグレーターとは非IT企業の子会社・グループ企業のシステムインテグレーターです。有名どころでいえば、三菱UFJ銀行の〈三菱総合研究所〉など、メガバンクの〇〇総研や、総合商社である伊藤忠商事の〈伊藤忠テクノソリューションズ〉、住友商事の〈SCSK〉、大阪ガスの〈オージス総研〉などが挙げられます。 メーカー系システムインテグレーターは、富士通・NEC・キヤノン・日立など機器メーカーのグループに所属するシステムインテグレーターです。 〈富士通エフサス〉や〈NECソリューションイノベータ〉、〈キヤノンITソリューションズ〉、〈日立システムズ〉などグループ名を社名に冠していることが多いです。 そして、独立系システムインテグレーターはユーザー系システムインテグレーターでもメーカー系システムインテグレーターでもない“その他”と言えるかもしれません。有名どころとしては、東海道新幹線に乗ったことがある方なら一度は目にしたことがあるではあろう藤原竜也さんの広告で有名な〈Sky〉やERPパッケージ大手の〈オービック〉、カタログ通販サービスの“たのめーる”のCMをよく見る〈大塚商会〉などがあります。 独立系のエンジニアのメリット①【資本関係上の配慮が要らない】 ユーザー系やベンダー系のシステムインテグレーターで働くよりも、独立系システムインテグレーターでエンジニアとして働くメリットは、縛るものがない、ということでしょう。ベンダー系システムインテグレーターのエンジニアたちがシステム構成を考える際、どうしても“グループ企業から調達すること。グループ企業で調達できないものだけ、ライバル企業以外からなら調達しても可”が前提になりがちです。 もちろん、グループが持つ圧倒的なリソースが活用できる、という意味では、必ずしもデメリットだけではありませんが、エンジニアのできること・行っていいことに一定の枠組みがあるのは間違いありません。 親会社やグループ企業の意向で制限を受けるという意味では、ユーザー系システムインテグレーターもベンダー系と同じです。筆者自身、ユーザー系システムインテグレーターでプロパー社員として勤務したことがあります。 その時に実際にあったエピソードをご紹介します。 ある時、システム更改で親会社からA社とB社の同等パッケージ、どちらを選択するべきか比較するように指示されたので、示された方針に従って比較し「A社のパッケージの方を導入すべし」という報告書を作成し、親会社の担当者に提出しました。ところが、親会社とB社の“お付き合い上の理由”で、結局、導入されたのはB社製品でした。 ここまで極端な例は少ないと思いますが、非IT企業の親会社から、IT以外の観点で口出しされていまい、途方に暮れた経験の一つや二つ、ユーザー系システムインテグレーター勤務のエンジニアなら、みなさんあるのではないでしょうか?それに対して、独立系システムインテグレーターは親会社がそもそもないので、ベンダー系やユーザー系の抱える“政治的な問題”を気にする必要がありません。 サーバーやパソコンといったハードウェアはC社、その上で動くパッケージはD社と言った風に、自由に組み合わせを考えられることが多いと思います。 独立系のエンジニアのメリット②【昇進・給与に天井がない】 ベンダー系・ユーザー系システムインテグレーターの位置づけは基本的に“子会社”です。社長や役員クラスの半分、ひょっとするとほとんど全員が親会社から降ってきている会社も多いのではないでしょうか? ちなみに、私がユーザー系システムインテグレーターにいたときの私の部署の担当役員は、親会社でキャリアを積んできた方で、親会社の役員も兼務しており、切れ者との評判でした。ところが、システム開発については素人同然で、そんな方がある大規模案件でレビュアーとして参加してしまったのが運の尽き。 あらぬ方向に話が進んでいって、一向にレビューが前進せず、担当役員の横に座っていた生え抜き出身の部長が苦虫を嚙み潰したような顔をしていて、説明する側が笑いを堪えるのに必死だった思い出もあります。 また、特にユーザー系システムインテグレーターで起こりがちなのですが、システムエンジニアは割と年収が高い職種とされていますが、親会社に準じた給与テーブルになっているせいで、世間一般のシステムエンジニア職の年収より年収額が低い、というケースもしばしばあります。独立系のエンジニアであれば、親会社から人が降ってくるせいで昇進が難しいということもないですし、親会社と同じかそれ以下になるように給与にリミッターがかかる、ということもまずありません。 独立系のエンジニアのメリット③【様々な現場を経験できる可能性が高い】 ユーザー系システムインテグレーターの中には取引先は100%グループ企業という会社も多いです。ベンダー系のシステムインテグレーターだと、金融関係の案件はE社、官公庁関連の案件はF社、ただし、ネットワークインフラはG社が担当といった風に分業制になっていることも多いです。しかし、独立系システムインテグレーターには、そのような仕事の範囲がなく、様々な現場を経験できる可能性が高いです。 また、特にユーザー系だとどうしても上流工程が中心になり、エンジニアと言いつつ、実際の作業では手を動かさない、もっというとプログラミングをほとんどしない、という事も多いです。しかし、独立系システムインテグレーターであれば、会社の規模などにもよりますが、上流工程から下流工程まで様々なポジションにて参画できる可能性がります。 どんなエンジニアが向いている or 求められている? 独立系システムインテグレーターに向いているエンジニアは一言で言えば「チャレンジングなエンジニア」でしょう。日本を代表するような企業グループに連なるメーカー系・ユーザー系は、その立ち位置だけでも独立系に大きな優位性を持っているのが現実です。 更にいえば、ユーザー系は営業活動をしなくても親会社や関連会社から優先的に仕事を割り当ててもらいがちです。その前提に立ったとき、独立系がどうやれば、メーカー系やユーザー系から仕事を奪えるかと聞かれたら、答えは単純で「メーカー系やユーザー系に勝さる技術力を付けて、彼らができないことをやってのける」だけです。 個人的な感覚ですが、所属エンジニアの技術力平均は独立系≧ベンダー系>ユーザー系のように感じています(あくまで平均です。上位10%のエンジニア比較だと、ベンダー系の方が圧倒的に上だと思います)。 また、ベンダー系やユーザー系と違って、親会社などの意向による制限がないということは、「自由の怖さ」も併せ持っているといもいえます。“本当に良いものを選ぶ”というのは口で言うのは簡単ですが、比較対象の特性を理解し、クライアント企業の真のニーズを読み取れなければ、まず無理です。 ベンダー系・ユーザー系システムインテグレーター勤務のエンジニアにも必要ですが、独立系システムインテグレーター勤務のエンジニアには輪をかけて「向上心」が必要だと思います。 まとめ:現状と今後の展望をよく見定める 今回は、独立系システムインテグレーターについて見ていきました。 なにを持ってシステムインテグレーターと呼ぶか、その定義は難しいところがありますが、ユーザー系やベンダー系のシステムインテグレーターはそうポコポコとあるものではなく、システムインテグレーターの大半は独立系であり、独立系同士の競争も厳しくなっているように思います。 今後、システムインテグレーターへの就職を目指す方は、その会社の強み弱み、そして現状と今後の展望についてもよく見定めるべきでしょう。
働き方

エンジニアがゲーム業界で活躍するには? 扱う言語や業務内容など

「エンジニア」「プログラマー」と名前が付く職種は世の中に多くあります。当サイトでは中でも混同しやすい21職種に限定して、その仕事内容や扱う言語、活躍できる業界などを紹介・比較しています。この記事で取り上げていくのは、「ゲームプログラマー」という職種です。このポジションでは、どんな仕事に取り組み、どんな言語を扱うのでしょうか? その将来性とともに見ていきましょう。 フリーランス案件を探す ゲームプログラマーとは ゲームプログラマーは、ゲーム制作会社やプロダクションに勤務し、ゲームソフトのプログラミングを担当する職種です。扱うのはC++やC言語が主流。仕様書通りにゲームが動作するよう、キャラクターの言動やBGM・SEをプログラムし、ユーザーに最高のゲーム体験を提供することが使命です。 ゲームプログラマーという名前の通り、主にプログラミングに携わることが多いです。ゲームが完成するまでには、シナリオライターやゲームデザイナー、あるいはゲームクリエイターといった人の手が加わりますが、ゲームの土台をつくるという意味では非常に重要な役割を担っているのが、ゲームプログラマーという仕事であると言えます。 一般にゲームプログラマーが顧客との折衝や打ち合わせに参加することは少ないですが、ゲームプログラマーを担当しているエンジニアがゲームクリエイターを兼務することは珍しくありません。土台づくりに携わっているからこそ、「これは実現できる」「それはゲームバランスを損なう」といった判断ができる立場にあるからです。したがって、ゲームクリエイターとしての仕事も担当する可能性がある職場に転職すれば、ゲームづくりの中核メンバーとしてチームを率いる経験ができることも予想できます。大きな重責をともなうものの、「自分がこのゲームを世に送り出しているんだ」という強い実感のもとで働ける魅力もあるでしょう。 具体的な業務内容 昨今ではスマホアプリにおけるソーシャルゲームのシェアを伸ばしていますが、ゲームプログラマーが担当するのは従来の据え置き型ゲームのソフトです。オフライン環境下で動作するものが大半ですので、後からバグの修正プログラムを当てる…といったことが基本的に不可能な点に注意しなければなりません。 したがって、ゲームプログラマーに求められる一番の要素は、バグを早急に発見し、発売時までに可能な限りゼロに近づけることと言えるでしょう。プログラムの実行速度が遅くなることで、ユーザビリティの低下にも直結します。いわゆる「重い」ゲームです。 そうならないよう、高速に実行できるプログラムを生成し、ハードウェアとなるゲーム機本体に負担をかけないゲームづくりが優先されます。単にプログラムを書けるだけではなく、完成度の高いコードを生み出す高度なスキルを必要とするわけです。また、オンライン通信に対応するゲームソフトであれば、サーバーを介して常にデータのやり取りが行われることも考えられます。その時にも遅延やデータの競合が発生しないよう、細心の注意を払ってプログラミングすることが重視されます。 近年では、物理的なフィギュアと連携するゲームソフトや、イベント特典によりアイテムがもらえるタイトルも珍しくありません。複雑化・多様化するゲームソフト業界に対応し、柔軟な姿勢で業務の幅を広げていけるプログラマーこそ、今後生き残っていく人材と言えるでしょう。 必要な技術/資格/言語 ゲームプログラマーとして働くためには、C++をはじめとするC系統のプログラミング言語を習得している必要があります。Java・PHPといった言語を使用するシーンも少なくありませんので、これらの言語もマスターしておくと仕事の幅が広がるはずです。また、意外に思われるかもしれませんが数学・物理の素養もあると役に立ちます。ゲーム内のキャラクターの動きは数学・物理の知識を応用したものなので、知っていると素早く仕事を完成させられる可能性が高まります。 とはいえ、人材不足を背景に未経験OKの求人を出している会社も少なくありませんので、初心者でも採用してもらえる確率はゼロではありません。それでも、基本的なIT技術やプログラミングの知識は身につけておく方が、入社後に「こんなに難しい仕事だと思わなかった」などといったミスマッチが生じるのを防ぐことができるでしょう。 なお、求人によっては英語力を求めるケースもあり、TOEICの点数が尋ねられることもあるようです。というのも、ゲームの制作会社によっては海外進出を狙っているところも珍しくないため、海外の協力会社とのコミュニケーションが取れる人材を優先したいという考えがあるからです。積極的に英語の勉強をする必要はありませんが、せめてプログラミング関連の専門用語は覚えておき、余裕があったらコツコツと英単語を覚えるなどの学習を続けてもよいでしょう。 学ぶべきスキル ゲームプログラマーになりたいと考えるなら、2通りのキャリアパスが考えられます。まず一つは、未経験OKのゲームの制作会社に転職し、給料をもらいながらスキルを身につけていく方法。もう一つが、ゲームプログラミングを専門とするスクールに通って、お金を払って技術を学ぶ方法です。 未経験からこのポジションを目指そうとする場合、多くの人は専門学校に通う道を選択することでしょう。ですがせっかくならお金をもらいながらスキルを身につけていきたいところ。特に20代前半の若い世代であれば、新卒と同等の扱いで指導を受けさせてもらえる会社も少なくありません。実務の中で学んだ方が身につきやすいですし、経済的な余裕も生まれてきます。できるだけ未経験可の求人を探し、働きながらスキルアップできる方法を考えてみましょう。 すでにシステムエンジニア・プログラマーとして働いている人がこの職種を目指そうと考えるなら、まずはC言語をマスターすることが先決です。さらにソーシャルゲームにも対応できるよう、SwiftやObjective-C、Javaのスキルもあるとなおよいでしょう。日常的にゲームソフトで遊ぶことでトレンドに触れつつ、初対面の人とも気軽に話せるコミュニケーション力や、チームメンバーやクライアントと協調して仕事を進める対人折衝能力を鍛えておくと、高待遇の求人を目指せそうです。 予想される年収水準 コンシューマーゲーム業界で活躍するゲームプログラマーの場合、IT業界で働く一般的なエンジニア・プログラマーと比べてやや低めの年収水準となることが予想されます。コンシューマーゲーム業界自体の市場が縮小傾向にあり、スマホで遊べるソーシャルゲームのシェアが大きくなっていることが理由です。 未経験からのスタートでクリーク・アンド・リバー社の調べ(26歳第二新卒者平均年収例)によると年収200〜300万円程度、経験者募集なら400〜500万円前後が相場と考えられます。ソーシャルゲーム業界にも携わるようになれば、これ以上の年収も期待できます。 活躍できる業界 ゲームプログラマーが実力を発揮するのは、主にコンシューマーゲームの業界です。オフライン環境下で遊ぶ据え置き型ゲームに向けて、ゲームソフトを開発することが主流です。 しかし近年ではソーシャルゲームのシェアが拡大していることから、スマホアプリ会社へ転職するプログラマーが少なくありません。コンシューマーゲーム開発で培ってきた経験や知見を活かすことで、業界でも数少ないソーシャルゲーム開発者として活躍できる可能性があります。IT業界でも活躍できるという意味では、幅広いフィールドで働ける職種と言えます。 まとめ:将来性にも期待できる ゲームプログラマーは、主にコンシューマー向けゲームソフトを手がけるエンジニアです。スマホ向けゲームアプリに携わるクライアントエンジニアとは区別され、主に据え置き型ゲームの開発が主戦場です。 ただし、ゲームプログラマーとして培った経験を活かし、需要が拡大しているソーシャルゲーム業界に転職することで、稀有な存在として好待遇を得られる可能性も考えられます。人々の娯楽に密着する職種なだけに、これからの将来性にも期待できる仕事の一つです。 フリーランス案件を探す
働き方

sierとweb系の違いとは?将来性や給与面について解説

SIer業界やSIeエンジニアに対して、 Web系エンジニアや人材会社によるネガティブな意見や書き込みがインターネット上に散見されます。そして、最終的に「IT業界に行くならば、Web系に限る」といった終わり方をしているサイトが多いのではないでしょうか? その手の記事について、「あまりに一方的な情報発信が多い」と感じています。 それぞれの投稿主がSI(システムインテグレーション)業界を批判する根拠となる体験は事実としてあるでしょうし、SIerを否定するロジックについても、ひどく的外れなものは実際ありません。が、“Web系こそ正義”という前提に立った主義主張ばかりだと感じています。 そこで今回は、SIer出身で、SIerエンジニアともWebエンジニアとも仕事をしたことがある一人として、SIerだって悪くないよ、と敢えて一石を投じた内容をつらつらと書いてみました。 フリーランスのWeb系とSIerについて相談してみる そもそもWeb系? SIerとは? まずは、 Web系とSIerの違いから確認しておきましょう。 より簡単なSIerから解説すると、SIerとは「エンタープライズシステムと呼ばれる、企業や国・自治体などのための比較的規模の大きなシステムを開発し納品しているIT企業」のことを指します。 エンタープライズシステムの例としてはERP(企業資源計画)、POS(販売時点情報管理)、金融システム、行政システムなどが挙げられます。 対して、Web系とはWebサービスを運営・提供するIT企業のことです。ショッピングサイトを運営するAmazonや楽天、検索エンジンのGoogle、SNSのTwitterやLINEなどがWeb系に分類されています。 SIerに対して、Web系は直接エンドカスタマー、つまり「システムの利用料を払う人」に対してビジネスを展開しているのが特徴です。 そして、世間的にはWeb系で働くエンジニアとSIerで働くエンジニアはお互いをライバル視しており、仲が悪いということになっています。今回のこの記事も、そのイメージに沿ったタイトルにしています。 ただ、私個人の感覚としては、一部のWeb系エンジニアが強烈に強烈にSIerエンジニアを敵視していますが、その一部の人たちを除くと、あまりSIerだWeb系だと意識していないエンジニアの方が多いように思います。 特にSIerエンジニアの大半はWeb系エンジニアに敵意もなければ、好意もない、もっというと「転職先を探している時くらいしか、意識しない」というのが実態のように思います。 だからこそ、インターネット上でも Web系エンジニアや人材会社によるネガティブな意見や書き込みが目に付くのに対して、逆にSIerエンジニアから Web系エンジニアに対する意見や書き込みが少ないのでしょう。 SIerはレベルが低い? SIerエンジニアを下に見ているWeb系エンジニアに「なぜ、SIerエンジニアを馬鹿にしているの?」と尋ねると、「レベルが低い」「技術力がない」という答えが返ってきます。 さらに、「具体的にどういうところでレベルが低いと思うの?」と尋ねると「ソースコードをコピーして使いまわしている」だとか「新しい技術を使わないから」といった類の答えが返ってくることが多いです。 たしかに、SIerでは”実績のある雛形ソースコード”が用意されていることが多いです。また、レガシーなシステムを扱っているところも多く、ある意味では”進歩がない”という風に感じるのは否定できないです。 しかし、”新しいことをする=技術力がある”なのでしょうか? その通りだ、と答える人もいるかもしれませんが、私の感覚では、絶対に違います。 エンジニアにとって「技術力」とは、クライアントや利用者の要求を解決するための知恵です。レガシーな方法でも、新しい方法でも、システムを使う人をハッピーにできれば、手段は問われないはずです。新しいことにトライして、お客様に不利益を与えるのは、決して技術力があるとは言えません。 ソースコードのコピーも、システムを使う人をハッピーにするための知恵です。実績のない”僕が考えた最高のソースコード”で、バグが埋め込まれるのを防ぐ意図があります。調子に乗ったエンジニアのせいで、クライアント企業のビジネスを止めてしまったら、誰がどうやって責任を取るのでしょうか? 一企業の営業活動が止まるくらいならまだ良いですが、SIerが手掛けるシステムの中には、行政システムや金融システムや交通システムなど、ちょっとしたバグから個人情報の流出につながったり、死者が出ることも考えられます。 事実として私も、ソースコードのコピペに慣れてしまい、一から自分で書けなくなったSIerエンジニアを何人も見たことがあります。しかし、そういうエンジニアは閑職に追いやられているはずです。現場で中心となっているエースメンバーは、ソースコードの読み書きができて当たり前です。 Web系の方が給与が高い? SIerからWeb系に移ったエンジニアの中には、自身の体験をベースに「Web系の方が給与が良い」と言う方がいらっしゃいます。残念ながら、それは、その人が幸運だっただけで、実際はSIerの方が高年収です。 なぜならば、 Web系は自社サービスが思ったより不評だったり、急に利用者が減って赤字になるリスクが常に付きまといますが、SIerは企業のクリティカルなシステムに関わっているので、景気や人々の趣味嗜好の変化によって、業績が大きく振れることはありません。基本的には、よっぽどのデスマーチ案件でなければ、赤字になることはないのです。 また、 大企業の系列企業やグループ企業という側面を持つ SIerも多いです。スーツ必須で勤務時間は朝9時から18時と厳格に決まっているなど、普段の勤務ルールはWeb系よりもうるさい反面、福利厚生の面ではWeb系より優れているところの方が多いです。 昨今、働き方改革が叫ばれていることもあり、定時以降の勤務に制限のあるSIerも多く、ワークライフバランスという意味でも、下手なWeb系よりSIerの方が良いように感じています。 実は、私のSIer時代の同期の中にWeb系に転職し、さらには、その会社のCTO(最高技術責任者)になった男がいます。たまに助っ人として、彼と一緒に働くのですが、彼曰く「勤務時間が自由になった、というのは実は恐ろしいことで、いつ仕事の連絡が来ても、対応できるように構えておかなくてはならなくなってしまった」そうです。 挙げ句の果てに「いまでも会社に残っている同期から年収と見込み退職金と一か月の平均勤続時間を教えてもらって、自分とそいつの生涯年収を割り出し、さらに時給換算したら、明らかに転職しないほうが賢い判断だった」と嘆いていました。 もちろん、自社サービスが思いのほかヒットして、高年収を得ているWeb系エンジニアもいらっしゃるので、一概に、SIerの方が高いと断言できません。が、期待値としては、Web系<SIerです。 SIerは将来性が低い? 近年、クラウドの発達によってSIerの収益が悪化してり、SIerの将来に暗い影を落としている、という論調が見られます。 これはSIerにとって悪いニュースかもしれませんが、視点を変えてみると、世界的に成功しているWeb系企業であるAmazonやGoogleが、クラウドという新たな仕組みで、SIerの世界に入り込んできた、とも言えます。 もはや、Amazonに至ってはECサイトよりもクラウドサービスであるAWSの方が売り上げは大きいです。やはり、エンタープライズシステムはビジネスとして美味しいのです。 今後、SIerの役割は変質する可能性はあると思いますし、変質できないSIerは淘汰されていく可能性があります。が、エンタープライズシステムの仕事そのものはなくなることはないでしょう。 また、エンタープライズシステムを上流工程から担えるSIerはある程度、数が限られています。競合他社との争いや人々の趣味嗜好の変化を受けやすいWeb系の方が、SIerよりよっぽど生き残りが大変です。 SIerの方が働きやすくて安定企業が多い? ここまでは、SIer寄りで、Web系にとっては不利な内容となっていますが、SIer業界の不都合な事実にも目を向けましょう。 それは、SIer業界は純然たる“階層社会”ということです。所属する会社によって業務の幅や待遇も異なります。 大規模なエンタープライズシステム案件には大量の人手が必要ですが、クライアント企業から直接受注した元請けSIerだけでは人材が賄えることはまずありません。ですので、下請け企業に人手を借りるための依頼をすることになります。そして、その下請け企業も、さらに下請け企業から人手を借りてくる、ということが当たり前に行われています。 当然、より階層の低い下請け企業ほど収益も低いですし、結果として、そこで働く人たちの年収や待遇も低いです。 さらに言えば、“エンタープライズシステムを上流工程から担えるSIerはある程度、数が限られています”と上で書きましたが、企業の経験値的にも上流工程を担えるのは元請けSIerのみです。二次請けくらいであれば、傘下メンバーのマネジメントや元請けメンバーの相談役などの形で上流工程にタッチし、知っている人も多いですが、それ以下の低階層の会社だと絶望的です。 SIer業界への批判として、たまに聴かれる「ひたすら言われた通りにソースコードをコピペしているだけで、技術力が身につかないし、年収が低いのがSIer」というのは、“三次請け以下の底辺SIerで働くエンジニアから見た現実”なのです。OJTといえば聞こえはいいですが、ろくな教育もされず、単純作業者として現場に放り出される。これは決して偏見ではありません。 まとめると、三次請け以下の中小零細SIer(SIerと呼ぶことに違和感を感じるけれど)には、これまで見てきたようなWeb系に対する年収などの待遇的アドバンテージは期待できないから、そういうところに行くならば、Web系の方が就職先として良いです。 が、クライアント企業から直接依頼を受けられる大手・中堅SIerであれば、Web系より就職先として私は断然おススメします。 まとめ:Web系とSIerの境界線上は曖昧に? 個人的な感覚ですが、SIerは据え置きゲーム機、Web系はスマホゲームのようなイメージがあります。 ゲーム専用機はスマホゲームに取って代わられる、と言われつつも、次世代のPlayStationであるPS5が開発中であることが明らかになっているように、一定の支持を得て、開発が続けられています。SIerも、いつかなくなると言われつつも、安定して残り続けていくのではないでしょうか。 対して、スマホゲームは、年間数百ものタイトルが発表されると同時に、同じくらいの数のタイトルがサービスを終了しています。Web系も仕事自体はなくなりませんが、「一つの会社がどうなるか」を考えたとき、SIerよりも不安定な存在だと感じます。 また、Web系の筆頭であるAmazonやGoogleがクラウドによってSIerの領域でも影響力を強めていることをご紹介しましたが、その逆もありえます。 昨今、話題となっているAIやFinTechなどの領域では、資金力があり、調査研究を進めていたSIerが、エンドユーザー向けサービスを展開して、Web系のライバルとなる余地は十分にあります。 今後、Web系やSIerという仕切り自体がナンセンスなものになるかもしれません。
freelance
Webマーケッター

グロースハックとマーケティングの違いについて解説!

グロースハックとは? グロースハックとは、名前の通り、グロース(成長)をハック(高い技術力を駆使してシステムを操ること)することです。グロースハッカーはマーケターとエンジニアをかけ合わせた職種だと言われています。 前提として、マーケティング職は事業から売上が出る仕組みを作る職種だと言えます。プロダクトが存在しても売上がたたなければ、会社として存続できません。会社として売上を立てるためにはプロダクトを多くのユーザーに使ってもらう必要があります。 そのために、マーケティング職はプロダクトをどうグロースさせていくのかということを考え、実行する職種だと言えます。 また、エンジニア職はプロダクトを設計・開発する職種だと言えます。プロダクトを多くのユーザーに届ける技術があっても、プロダクトの質が良くないとユーザーに使い続けてもらえません。 そのため、エンジニア職はどうしたら質の良いプロダクトを作れるのかということを考え、設計・開発する職種だと言えます。 そして、グロースハッカーについてですが、プロダクトをグロースさせるためにサービス自体の設計・開発に関わって、改善したことをモニタリングしていくということを主に行います。 例えば、プロダクトがアプリケーションだとして、アプリケーションの画面で表示されているボタンの色を変えてみる、新しい機能を追加してみる等してユーザーの流入やコンバージョンはどう変わるのか?ということを検証していきます。 マーケティングとの違いは? グロースハックについてご紹介してきましたが、マーケティングという言葉を皆さんは聞いたことがあると思います。グロースハックとマーケティングは確かに似ているように思えますが、概念や求められるスキルが変わってきます。 マーケティングにおいてはマーケティング業務とプロダクト開発の業務が分業体制にて行われているので、マーケティング施策の評価をプロダクト開発に落とし込むということが難しくなっています。 ただ、グロースハッカーは実際にプロダクトの細かい仕様の変更や、機能の追加、デザイン変更などプロダクトの改善をしながら、その効果を測定し、次なるサービスを成長させる施策を考え、また同じように実行していきます。 既存のマーケティングとグロースハッカーで異なる点はこのマーケティング業務とプロダクト開発の業務を分業でしているか、していないかという違いです。 グロースハッカーの方がより製品に目線を向けながらマーケティングを行っていると言えます。 また、グロースハックではAARRRという独自のフレームワークを用いてマーケティングを考えていくということが既存のWebマーケティングとの違いです。 AARRRはAcquisition、Activation、Retention、Referral、Revenueの頭文字の略です。それぞれAcquisition(=ユーザー獲得)、Activation(=ユーザー活性化)、Retention(=ユーザーの継続利用)、Referral(=外部への紹介)、Revenue(=収益)という意味です。 このフレームワークはグロースハックの中心となる考え、概念とも言えるので、是非理解しておきましょう。 グロースハッカーになるにはどんなスキルが必要か? 続いて、グロースハッカーになるにはどんなスキルが必要なのか?という点に関して見ていきます。 グロースハッカーになるには、大きく分けて、マーケティングとコーディングのスキルが必要になります。 マーケティングのスキルは、もっとユーザーの流入を増やすにはどうすればよいのか?、コンバージョンを増やすにはどうすればよいのか?またユーザーにサイトに来てもらうにはどうしたら良いのか?ということを考えることができ、実際に施策を打って結果を出すことの出来るスキルを指します。 サービスを運営するにあたってはやはりユーザー流入×コンバージョン×再訪問の3つが掛け算となって結果に直結するため、これらを伸ばせる力が必要になります。 コーディングに関しては、ユーザーの導線をどう作るか、ユーザーが欲している機能はなにか、ユーザーが再訪問してくれるためにユーザーの使いやすいサービスを作るにはどうしたら良いか。それらを考え、実際にコーディングをして形にしていくスキルを指します。 コーディングのスキルは奥が深いため、どこまで学んでおければよいという明確な基準はないですが、コーディングに加えて、デザインスキルがあると、ユーザーが使いやすいサービスを設計できたり、よりクリック率の上がる仕様にデザインできるといったように出来る業務の幅が広がります。 マーケティングとコーディングのスキルに加えてデザインや機能を追加するためのエンジニアリングについてもスキルを高めておくと、自分自身に出来る事が増え、一流のグロースハッカーを目指せると言えるでしょう。 実際に形にしてローンチしたあとは結果を検証し、自身の施策を評価し、どんどんサービスを良くしていきます。それがグロースハッカーに求められていることです。 グロースハッカーが求められる、活躍できる業界 世の中にある会社は事業会社と事業支援会社に分かれます。 事業会社はITサービスを提供している会社や、パソコンを販売している会社など、個人や法人向けに何らかの商品を製造し、販売している会社を指します。具体的には消費財メーカーのP&Gやサントリー、IT企業であるAmazonやFacebook、楽天などを指します。 事業支援会社はコンサルティングファームや広告代理店など、事業会社に向けて専門領域の支援をする会社を指します。具体的には、コンサルティングファームのアクセンチュアやPWC、広告代理店の電通や博報堂などを指します。 事業支援会社はそのような事業会社に向けて特定領域の事業支援を行います。 グロースハッカーとして活躍できる業界としては事業会社であればどこの業界でも活躍できるはずです。ただ、事業会社でグロースハッカーのような比較的新しい職種を募集している会社が一部のIT企業に限られていることが現状です。 ただ、企業のマーケティングも従来のようなアナログな広告だけではなく、デジタルの広告も求められてきており、オンラインによりユーザーを取りに行くことが求められてきています。そこで、グロースハッカーのようなオンラインでユーザーを取りに行く職種のポジションを確立する企業は増えてきています。いずれはどの業界でもグロースハッカーは活躍するのではないかと思います。 また、事業支援会社では、Webを専門とする広告代理店などで採用をする企業が多く見られます。やはり、事業会社ではオンラインでユーザーを取りに行くノウハウや体制が無いので、このような外部の会社に頼ることが現状では多いです。 そのため、Webを専門とする広告代理店では、グロースハッカーが活躍しているケースが多く、グロースハックのスキルがあれば、転職がしやすいと言えます。 まとめ:グロースハッカーはIT企業やWebを専門とする広告代理店で活躍できる 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 グロースハッカーはマーケティング職種とエンジニアをかけ合わせた職種だと言われている グロースハックではAARRRという独自のフレームワークを用いている点やマーケティング業務とプロダクト開発の業務を一気通貫で行う点が従来のWebマーケティングとの違いである グロースハッカーはIT企業やWebを専門とする広告代理店で主に活躍ができる 今回の記事を参考にして是非グロースハッカーについて理解を深めてみてください。
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RPAフリーランス案件の求人動向や単価相場を徹底解説!

RPAの仕事内容 RPAとは RPAは「Robotic Process Automation」の略で、人の手で行っている業務や作業を自動化する技術のことです。キーボード入力などの定型業務や、クリックなどの繰り返し行うルーティーンワークを自動で行うことから、仮想知的労働者(デジタルレイバー)とも呼ばれています。 また、業務をこなすソフトウェアを「RPAロボット」と呼び、業務に合わせてさまざまな種類のロボットを作成することができます。 RPAロボットが代替する代表的な業務は、「会員登録」「勤怠管理」「交通費確認」などの業務です。これらの業務は単純なので、AIなどの技術を使用せずに、RPAシステムの開発だけで対応することができます。 RPAシステムを実行するソフトウェア(RPAツール)にはさまざまな種類のものがありますが、最も有名なものは「UiPath」でしょう。 「UiPath」とは、RPAのグローバルリーディングカンパニーであるUipath社が提供しているRPAソフトウェアです。「UiPath」のRPAにおける国内シェア率は1位で、割合は全体の30%を超えています。 導入 RPAシステムの「導入」工程では、顧客の業務プロセスを理解する必要があります。そのために、顧客へのヒアリングや、使用されている業務システム・ツールのなどの情報収集・分析を行います。そこから、RPAロボットで代替する業務要件を定義します。 開発 「開発」工程は、導入でRPAの業務要件を定義し、システム構築の方向性を確定してから行います。開発工程における主な業務は、システム要件の業務をRPAロボットが代替するためのシナリオの作成です。 シナリオとは、顧客が行っている業務に合わせて作成されたRPAの動作プロセスのパターンのことです。顧客によってRPAの活用要望は違うので、「導入工程」と同様に「開発工程」でも、顧客の業務プロセスをしっかりと理解していることが大切です。 運用・保守 RPAを導入し、顧客が利用を開始した後は、「運用・保守」工程に移ります。主な業務内容は、エラーが発生した際の対応や、顧客から追加の要望があった際のソフトウェアのアップデートが挙げられます。 使いづらいRPAシステムは、業務の効率を阻害します。そのため、運用・保守における対応もRPAの業務において、とても重要な仕事だと言えます。 RPAのフリーランス案件 求人動向 近年、業務効率を高めるために、大手企業を中心にRPAを導入する企業が増えています。それに比例して、RPA導入や開発、運用・保守を行う人材の需要が高まり、フリーランスの案件数も増えています。 RPAの関連職種には、エンジニアやコンサルタントなどがあり、求人の多くはコンサルタント会社やIT企業などのRPAの業務委託案件です。 RPAは比較的新しい分野で、人材が不足しているため、エンジニアを目指している方や、フリーランスとして独立を考えている方におすすめの分野と言えるでしょう。 単価相場 RPAに関連するフリーランス案件の単価相場は、月額約40~60万円と言われています。また、職種別に見ると、RPAエンジニアが月額約約30~60万円、RPAコンサルタントが月額約80~120万円です。 フリーランス案件の単価は、経験やスキル、担当する業務内容によって大きく変わります。RPA導入後の運用・保守業務だけの場合では案件の単価は低くなり、RPA導入前のコンサルタント業務の案件では単価が高くなる傾向があります。さらに、RPAの導入から運用・保守までの一連の業務を担当する案件の中には、月額単価が80万円を超えるものも存在します。 RPAの需要・将来性 結論から言うと「RPAの需要は高い」と言えます。RPAは金融、サービス業、商社など、幅広い業界や企業で導入されていれ、その割合も年々増加しているからです。 その背景には、日本では少子高齢化により労働人口が年々減少しており、多くの企業が人手不足の問題に直面しています。就業支援や外国人労働者受け入れなどの対策を行なっていますが、それだけでは解決できません。 その深刻な人手不足の問題を改善することができるだけでなく、業務の生産性を上げられることができることから、RPAの需要は増え、多くの企業に導入されています。 まだ、RPAを導入していない企業も多く、今後も人手不足の問題によりにRPAの需要は増え続けることが予想されることから、RPAは需要だけでなく将来性も高いと言えるでしょう。 RPAに必要なスキル・知識 システム開発 システム開発のスキルは、RPAエンジニアとして働くときにも役に立ちます。 RPAの開発は、定義された業務要件から仕様書を作成し、RPAロボットのシナリオを作成します。この作業が一般的なシステム開発の設計〜製造、テストの業務と似ているからです。 業務分析 RPAを導入し効果を出すためには、RPAが適用しやすい業務や類似した業務などを、業務分析し見つけ出すスキルが必要です。自動化が向いていない業務に対しRPAを導入しても、大きな効果が出ないでしょう。RPAの効果をしっかりと出すためにも、業務分析スキルが必要です。 RPAツール RPAを導入する際にはRPAツールを使うので、RPAツールの知識やスキルが必要です。ツールの使い方は業務の中で覚えることもできますが、あらかじめ身に付けておけば、RPAの案件獲得がより一層しやすくなるでしょう。 ExcelマクロやVBA RPA業務では、Excelマクロ・VBAのスキルを求める場合があります。ExcelマクロはExcelの処理を自動化するもので、VBAはマクロの処理などを記述できるプログラミング言語です。 RPAの業務工程の理解やシナリオ作成業務には、VBAやExcelマクロのスキルが有用なので、必須ではありませんが身に付けておくといいでしょう。 RPAに関連した職種 RPAエンジニア RPAエンジニアは、所属する企業によって異なりますが、「開発」「保守・運用」の全ての工程、またはその一部の工程を行います。 「開発」はRPAエンジニアが担当する主な業務で、顧客が求める自動化したい業務をRPAツールを使用してロボットを構築していきます。 「保守・運用」の主な業務は、RPA運用中に起きたトラブルやエラーの対応やソフトウェアのアップデートです。 RPAコンサルタント RPAコンサルタントは、RPAの導入の要件定義や効果予測、計画策定などの「導入」部分にあたる業務を担当します。 RPAコンサルタントの業務は、一般的なシステム開発で上級SEや営業SEが行うシステム導入提案に似ています。しかし、経営に直結する提案を行うので、名前の通り、エンジニアよりもコンサルタント寄りの業務と言えるでしょう。 RPAプリセールスエンジニア RPAプリセールスエンジニアの主な業務は、RPAツールの提案・販売です。 提案力やコミニケーション能力などの営業面のスキルだけでなく、提案するためのRPAの知識や、デモンストレーションも行う際の技術力も求められます。 プロジェクトリーダー/マネージャー(PL・PM) RPAに関連した職種として、プロジェクトリーダー・マネージャーを上げることができます。 プロジェクトリーダー・マネージャーは一般のシステム開発も行うため、RPAの知識やスキルだけでなく、一般のシステム開発のスキルや知識も求められます。 まとめ 今回は、RPAについて「仕事内容」やフリーランス案件の「求人動向」などをまとめました。 人手不足などの問題を改善できるRPAの需要が高まっているとともに、RPAのフリーランス案件数も年々増加してきています。 この記事を通して、RPAに対する理解を深めるために、少しでもお役に立てましたら幸いです。
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Rust

Rustの言語 Rustの有用性を全方位で検証

Rustとは? Rustは速度、安全性、並行性の3つのゴールにフォーカスしたシステムプログラミング言語です。 2010年7月にMozilla Summitにて公開されました。そのため、比較的新しいプログラミング言語と言えます。 Rustが開発されたきっかけですが、2006年にGraydon Hoare氏が趣味でRustの開発を始めました。その後にソフトウェアデベロッパーであるMozillaが開発チームを編成し、本格的な開発が始まりました。 Mozillaは世界中で使われているブラウザであるFirefoxを開発している企業であり、FirefoxはRustによって開発されています。Firefoxはブラウザのシェア率が7.52 %(2018年8月)となっており、世界で3番目に使われているブラウザになっています。 Firefoxを使えばサクサクと高速にアプリケーションが動作することがわかるでしょう。使ったことない方はぜひFirefoxを使ってみて下さい。Rustの凄さが実感できます。 速度に関しては、ネイティブに近い形で実行されるので実行速度が高速です。安全性に関しては変数に寿命や所有権を与えることで担保されています。並行性に関してはマルチスレッドと呼ばれる1つのプロセスを複数のスレッドに分割して実行する方法が取られています。 また、プログラミング言語にはC++のようなコンパイル言語とRubyのようなスクリプト言語があります。コンパイル言語では人が理解できるコードをコンピューターが理解できるように変換しますが、スクリプト言語ではこのような変換はありません。Rustはコンパイル言語の仲間に入ります。 Rustは同じコンパイル言語であるC++で不可能であったメモリ管理を簡単にしながらも、高速でアプリケーションを動かせるということを実現するために開発されました。 続いてRustの特徴をもっと見ていくと、Rust公式ホームページに以下がRustの特徴として挙げられています。 ・ゼロコスト抽象化 ・ムーブセマンティクス ・保証されたメモリ安全性 ・データ競合のないスレッド ・トレイトによるジェネリクス ・パターンマッチング ・型推論 ・最小限のランタイム ・効率的なCバインディング かなり難しい用語が並んでいるため、わからない方はスルーして頂いて大丈夫です。最初にRustの特徴で挙げた速度、安全性、並行性に全て通じています。 Rustの言語 習得難易度は? 続いてRustについて習得難易度がどうなっているのか見ていきましょう。結論から言うと、Rustの習得難易度は高いと言えるでしょう。 理由はRustがコンパイル言語であること、Rustは比較的新しい言語であり、学習教材が他のプログラミング言語よりも少ないことが挙げられます。 まず、Rustがコンパイル言語であることに関してですが、RustはC言語やC++、C#、Javaなどのコンパイル言語に属しており、これらの言語と同じく習得難易度が高くなっています。 コンパイル言語は高速で動作がすることがスクリプト言語に比べて大きなメリットとなっていますが、一方で記述が面倒となっており、記述が短くて済むスクリプト言語と比べると記述面では大きなデメリットとなっています。 同じくRustも動作が早いというメリットはあるものの、記述が面倒な部分があり、その分習得は難しくなっています。 続いてRustは比較的新しい言語であり、学習教材が他のプログラミング言語よりも少ないことに関してですが、Rustは2010年に公開された比較的新しいプログラミング言語であり、その他の有名なプログラミング言語と比べると多くのユーザーには使われていません。 そのため、他のプログラミング言語よりも学習教材が少なく、自分自身での学習が難しくなっているプログラミングの一つとなっています。英語ができる方は海外サイトを利用して自分に合った学習サイトを見つけることができると思いますが、日本にRustを学べる学習サイトは少ないです。 Rustで活躍できる業種と年収 今まではRustについてとRustは習得しやすいのかどうかについて見てきました。ただ、Rustを使う職場に転職した場合に「どのくらいの年収を貰えるのか?」「そもそもどういう職場に転職できるのか?」ということについてここではお伝えしていきます。 IT業界ではインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つに分類することができます。Rustを使えるとインターネット・Web業界、ソフトウェア業界の2つで活躍することができます。 まずインターネット・Web業界はWebメディア・ショッピングサイトなどの自社サイトを運営している企業が多いです。Rustの場合はベンチャー企業で使われていることが多く、仮想通貨取引所などのFintech系サービスで使用されていることが多いです。 ソフトウェア業界ではプログラマーかSE(システムエンジニア)としてiOSアプリ開発の下流もしくは上流工程に加わることになります。Rustの場合はデータ収集機器のソフトウェア開発や認証基盤のソフトウェア開発などのお仕事があります。 年収に関しては500万円以上のものが多く、年収1000万以上の求人案件もいくつかあります。 求人案件の絶対数は少ないものの、Rustを使えるエンジニアが少ないので年収は他のプログラミング言語よりも高くなっています。 特に仮想通貨取引所のシステム開発など最新の技術が必要になる求人案件は年収が高く設定されています。 Rustは将来性もあるので、狙い目かもしれません。 実際にRustはどのように使われているか?:Mozilla Firefox、Dropbox 等 最後に実際にRustはどのように使われているのかということに関してMozilla FirefoxとDropboxを例に挙げて見ていきます。 Firefoxは世界的に使われているインターネットブラウザの一つであり、Mozillaは世界中で使われているブラウザであるFirefoxを開発している企業です。この企業がRustを開発しました。 Firefoxの開発にはRustが使われているわけですが、2017年末に公開されたFirefox57ではRustによる開発のおかげでFirefoxブラウザの動作速度が約2倍も早くなりました。 Rustの3つの特長である速度、安全性、並行性が存分に生かされたインターネットブラウザがFiredoxであるので、是非皆さんも利用してみてください。Firefox公式ホームページにはRustの技術ブログもあるため、そちらも是非ご覧になってみてください。 続いてDropboxに関してですが、Dropboxのバックエンド・インフラのほとんどのプログラムはGo言語によって開発がされていました。 ただ、一部の重要なコンポーネントではメモリ・フットプリントや、詳細な制御を欠いており、こちらではRustを採用することでこれらの問題を解決することにしました。 Dropboxは世界的に有名なオンラインストレージサービスですが、このような世界的に有名なサービスにRustが使われており、今後もますますRustは有名なサービスに使われていくでしょう。 まとめ:高い将来性 Rustの言語 Rustの有用性を全方位で検証 というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 Rustは速度、安全性、並行性の3つのゴールにフォーカスしたシステムプログラミング言語Rustの習得難易度は高いRustは今後もますますRustは有名なサービスに使われていく可能性があり、将来性は高いと言える Rustについて聞いたこと無い方も多かったと思いますが、今回の記事を参考にして是非Rustの学習に繋げてみてください。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
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Heroku

【Heroku】RailsアプリケーションをHerokuにデプロイする

開発初心者の僕が、Railsで開発したアプリケーションをHerokuにデプロイする際の手順をまとめました。 Herokuとは Herokuとは 簡単に言うと「アプリケーションを実行するための環境」です。Herokuを利用することでアプリケーション実行のための環境構築を必要とせずに開発したアプリをデプロイできます。 Herokuのセットアップ HerokuではPostgreSQLデータベースを利用します。そのために本番環境に pg gemをインストールしてRailsがPostgreSQLと通信できるようにします。 Gemfileに追加 Ruby group :production do gem 'pg', '0.20.0' end 本番用のgemをローカル環境にはインストールしないようにするために、bundle install に特殊なフラグ --withiout production を追加します。 shell $ bundle install --without production 実行したら変更した内容をコミットします。 Herokuのインストール shell $ heroku --version を実行して、Herokuがインストールされているかを確認します。インストールされていない場合は shell $ brew tap heroku/brew && brew install heroku でインストールしましょう。Herokuがインストールされたことを確認し、セットアップを行っていきます。 shell $ heroku login --interactive #accout Email & Password $ heroku keys:add #SSHキーの追加 最後に、heroku create コマンドを実行して、Herokuサーバーアプリケーションの実行場所を作成します。 shell $ heroku create Herokuにデプロイする Railsアプリケーションを実際にHerokuにデプロイするには、まずGitを使ってHerokuにリポジトリをプッシュします。 shell $ git push heroku master 完了したら shell $ heroku open でブラウザ表示できるようになります。アプリケーションの名前の変更は shell $ heroku rename <app-neme> 複数のマシンから1つのHerokuのアプリを更新する 1台のPCからHerokuにpushするには shell $ heroku create を実行すると各種設定ができるようになります。2台め以降は shell $ heroku git:remote --app <Heroku上のアプリの名前> でpushできるようになります。 参照 https://www.heroku.com/0
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MATLAB

MATLABの歴史についてどこよりも分かりやすく解説

序文 今回はプログラミング言語であるMATLAB(マトラボ)の歴史についてお伝えしていきます。MATLAB(マトラボ)を普段触れる機会がない方が多いかもしれませんが、プログラミング言語の歴史を触れることにより、そのプログラミング言語が作られた背景や思想、他のプログラミング言語との違いがわかるようになります。 そのため、プログラミング言語の歴史を知っておくことで、役に立つ場面は多いと思います。是非プログラミング言語の歴史に関して理解を深めてみてください。 MATLAB(マトラボ)はMathworks社が開発・提供している数値解析ソフトウェアであり、プログラミング言語となります。行列計算やアルゴリズム開発、データ解析、モデル作成などに長けているプログラミング言語であり、企業の開発に使われる他、学術の研究にも使われることがあるプログラミング言語です。 工学・理学・経済学などの幅広い分野でこのMATLAB(マトラボ)は使われており、産業界や教育界などの分野で数百万人のユーザーが既にいるとのことです。このように幅広い層に親しまれているプログラミング言語がMATLAB(マトラボ)となります。 ▼ データサイエンス分野でトレンドのプログラミング言語、MATLAB(マトラボ) 最近ですと、人工知能やデータサイエンスの分野がトレンドになっていますが、その分野での研究に使われているプログラミング言語の一つにMATLAB(マトラボ)があります。具体的にはデータ探索や機械学習モデルの構築、予測分析の実行などがMATLAB(マトラボ)によってできます。 MATLAB(マトラボ)を使うことでデータ探索の分野では、時系列センサーデータから、画像、テキストに至るまで、MATLAB (マトラボ)のデータ型により、データの前処理に必要な時間が大幅に削減されます。 また機械学習分野では、機械学習でサポートが必要な初心者にも、さまざまなモデルを短時間で評価したい上級者にも、分類アプリおよび回帰アプリが役立ちます。Web やデータベース、エンタープライズ アプリケーションと統合させることもでき、様々な環境に機械学習モデルを展開できるという点もMATLAB(マトラボ)がこれらの分野で使われている理由でもあります。 いくつかの分野ではプログラミングをせずとも、数値解析ができるパッケージもあるほどMATLAB(マトラボ)のパッケージは充実しているため、初心者から上級者まで幅広く使用されています。 MATLAB(マトラボ)の誕生 MATLAB(マトラボ)は1970年代後半に、ニューメキシコ大学で当時コンピューター科学学科の学長をしていたクリーブモラー氏によって、開発がなされました。 当時にこのような数値解析ソフトウェアで有名だったのがFortranですが、このFortranを学ばずともにLINPACKやEISPACKなどの数値解析パッケージにアクセスできるようにするために、このMATLAB(マトラボ)が開発されました。 このMATLAB(マトラボ)は当時、ニューメキシコ大学でのみ使用がされていましたが、このMATLAB(マトラボ)の利便性が定評を呼び、他の大学にも広まりました。コンピューター科学を専門とする学生の中でMATLAB(マトラボ)がたちまち話題となりました。この当時はMATLAB(マトラボ)はフリーソフトウェアとして多くの学生に使われていました。 そして、この当時にエンジニアとして働いていたジョン・N・リトル氏は1983年にモラー氏と会った際にこのMATLAB(マトラボ)が商用的に利用できることに気が付き、1984年に現在もMATLAB(マトラボ)の開発・提供を続けているMathworks社を設立しました。 Mathworks社を設立することにより、MATLAB(マトラボ)の開発に拍車がかかり、MATLAB(マトラボ)はC言語で書き直されることになりました。 MATLAB(マトラボ)黎明期 MATLAB(マトラボ)はMathworks社の設立後に開発が進み、商用パッケージとして広がりを見せました。初めは制御工学の分野で専門的に使われていたものの、他の分野にも広がりを見せていき、理工学系・経済学系の科目である線形代数や数値解析などの分野でも使われてるようになりました。 そして、学校内の研究のみならず、産業界でもMATLAB(マトラボ)は使われるようになり、MATLAB(マトラボ)を利用できるエンジニアを採用する企業も出てきました。MATLAB(マトラボ)は金融データの解析にも使えるため、MATLABエンジニアの金融機関での採用や、膨大なデータを持つIT企業でも採用が進むようになりました。 このようにMATLAB(マトラボ)は様々な業界や分野に広がりを見せました。最初はアメリカ合衆国でのみ使用がされていましたが、1988年になると日本でも使用されるようになり、日本での販売は販売代理店業務を行うサイバネットシステム社が行っていました。 そして、2009年からは今日本でMATLAB(マトラボ)を管理しているMathworks Japan社が販売を行っています。日本では毎年11月〜12月にMATLAB EXPOを開催しており、このMATLAB EXPOでは一日で2000人を超えるほどの参加者が参加します。現在でも大人気のイベントとなっており、MATLAB(マトラボ)が多くのユーザーから信頼されていることがわかります。 MATLAB(マトラボ)成長期 続いてMATLAB(マトラボ)の成長期です。MATLAB(マトラボ)はまずアメリカ合衆国で広がった後に、日本を含む世界中で広がりました。そして、広がりと共にバージョンアップを遂げ、進化してきた歴史があります。 1996年・1997年にはそれぞれVolume8・9というバージョンアップをし、1997年から2005年まではR9.1から最後はR14SP3というバージョンアップがありました。 2006年からは、3月と9月に毎年バージョンアップがあり、3月のバージョンアップではR+西暦+a、9月のバージョンアップではR+西暦+bという名前でバージョンアップを遂げました。例えば、2006年3月のバージョンアップだとR2006aとなります。 こうして今もバージョンアップが続き、MATLAB(マトラボ)はユーザーにとって使いやすいソフトウェアとして日々進化をしています。 MATLAB(マトラボ)の現在 MATLAB(マトラボ)の現在についてですが、現在も産業界や教育界などの幅広い業界と分野において使われており、特に最近トレンドである人工知能やデータサイエンスの分野でより使われるようになっています。これら以外の分野だと、無線通信の分野でも使われるようになっています。 MATLAB(マトラボ)を利用しようと思った場合はMathworks社が運営するMATLAB(マトラボ)紹介サイトにて購入することになります。MATLAB(マトラボ)の購入に関してですが、企業・学生・個人でそれぞれMATLAB(マトラボ)の価格も異なります。今後、MATLAB(マトラボ)の購入を考えている場合は是非MATLAB(マトラボ)の紹介サイトをチェックしてみてください。 MATLAB(マトラボ)を使った開発事例も載っており、数多くあるMATLAB(マトラボ)を活かせる分野について知ることが出来ます。 まとめ:MATLAB(マトラボ)は人工知能やデータサイエンスの分野で注目されている プログラミング言語の歴史 <MATLAB(マトラボ)編> というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 MATLAB(マトラボ)はMathworks社が開発・提供している数値解析ソフトウェアであり、プログラミング言語であるMATLAB(マトラボ)は1970年代後半に、ニューメキシコ大学で当時コンピューター科学学科の学長をしていたクリーブモラー氏によって、開発がなされたMATLAB(マトラボ)の現在についてですが、現在も産業界や教育界などの幅広い業界と分野において使われており、特に最近トレンドである人工知能やデータサイエンスの分野でより使われるようになっている MATLAB(マトラボ)の歴史についてお伝えしてきました。MATLAB(マトラボ)ついて更に興味がある方は是非公式ホームページもチェックしてみてください。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
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SESの営業について教えます 気になる年収や仕事内容は?

IT業界には、アプリ開発企業やSIerなど、さまざまな事業を展開している会社が存在します。中にはIT系エンジニアを派遣する業務を手がける「SES」と呼ばれるビジネスモデルもあります。 SESに入社して働くとなると、営業職として入社することがほとんど。しかしSESの営業スタッフというと、業務が大変でネガティブなイメージを持つ方も多いかもしれません。ここではSESで働く営業職の仕事内容から年収まで、詳しい実態についてお伝えしていきます。 SESとは? そもそもSESとは、System Enginnering Service(システムエンジニアリングサービス)の頭文字を取ったものです。SESを手がける企業では、クライアントの要望に応じたエンジニア人材を採用し、客先に常駐することで業務を遂行するというビジネスモデルを採用しています。 SESはシステム開発における委託契約の一種で、エンジニア一人ひとりという人材をサービスの対象とするものです。イメージとしては、請負契約と派遣契約の中間のようなものだと理解しておくと良いでしょう。 派遣と大きく異なるのは、仕事の指示を出すのがクライアント側ではなく、ベンダー側であるということです。SESに所属するエンジニアは、クライアントのオフィスで仕事をするもののその場で仕事の指示を受けることなく、自分が雇われている会社から命令をもらうことになります。 SESがブラックだと騒がれるのは特殊な労働環境にある ところでSESをネットで検索してみると、「ブラック」「違法」など、ネガティブなワードばかりがヒットすることに気付きます。なぜSESにはマイナスな印象がつきまとっているのでしょうか? その理由は、SESならではの労働環境にあります。 たとえばSESでは、指揮命令はクライアント側ではなく、ベンダー側が出すことになります。しかし普通に考えれば、クライアントのオフィスで作業をする以上、クライアント側が指揮命令を出すほうがスムーズです。 そのためSESでも実態としてはクライアントがエンジニアに指示を出していることがありますが、これも立派な違反行為に当たります。ただ、指揮命令の所在がどこにあったのかは明確に記録に残すことが難しいため、大きく取り沙汰されることが少ないのが実情です。 ほかにも二重派遣や偽装請負といった問題も起こりやすいビジネスモデルでもあるため、業界でもグレーなやり方だとみなされることが多いのです。 SESの営業 平均年収は? IT業界全体での営業職の平均年収は、470万円ほど。一般的なサラリーマンよりやや多めの水準となります。SES営業の場合は、これよりも少しランクが落ち、450万円ほどが平均年収にあたると推測されます。 ただし営業職という性質上、より成果を上げる社員ほど優遇される傾向にあります。一件も契約を取ってこれない社員よりも、月に数十件契約を取ってくる社員のほうが、優遇されるのは当然でしょう。 歩合制を採用しているところであれば、契約をどんどん結ぶほど年収がアップすることも十分あり得ます。その場合は自分のがんばりによって年収が左右されますので、年収200万円にも、800万円にもなる可能性はあるでしょう。 トップ営業マンになれば年収1000万円の大台も見えてくるほか、独立して自分でSES会社を立ち上げることになれば、青天井の報酬額を手にできることでしょう。 SES営業の仕事内容は? では、SES営業の具体的な仕事内容を見ていきましょう。 SES営業の仕事①人材を確保する SES営業の仕事は、まず人材を確保することからスタートします。SESというビジネスモデルは、派遣することになるIT系エンジニアがいなければ成り立ちません。そこでまずは、求人広告などを用いて人を集めることが基本的な役割となります。 大手求人サイトなどに広告を出稿して、さまざまな人の目に留まるように工夫します。契約社員や個人事業主として契約することもありますが、雇用形態の多くは正社員です。 ただし、大手の求人サイトを利用するためには高額な費用がかかってくるため、SESの中には自社サイトで人材を募集しているところもあります。自社のホームページにリクルートサイトを作り、そこで求人活動を行うという方法です。 こちらも主に営業職の社員が担当し、ときにはFacebookやGoogleの広告を出稿しながら、自社サイトへの流入をアップさせていきます。場合によっては、勉強会のようなリアルイベントを開催して、IT系の人材を確保することもあります。 なお、ここまで紹介してきたのは「自力で」人材を集める方法になります。実はSESでは「他力で」人材を集める方法も広く使われています。具合的には、SESを手がける同業の企業に人材を紹介してもらうという方法です。 テレアポやメールといった手段を使って、まずはSES企業にコンタクトを取ります。そして協力関係を結ぶことを提案し、人材を紹介しあう関係を目指します。この方法を使えば手っ取り早く大量の人材を確保できるようになるため、SES営業にとっては腕の見せ所となります。 SES営業の仕事②人材をクライアントに提案し契約を結ぶ 次に、集まった人材をクライアントに提案していく仕事が待っています。 「こんなスキルを持った人材を迎えたい」というニーズを把握して、クライアントに向けて最適な人材を選び、提案していく仕事です。すでに取引実績があるクライアントがいるのであれば、比較的スムーズに仕事を進められることでしょう。 クライアントの希望にあった人材を提案することに成功すると、実際に人材との面談が組まれます。クライアント企業と人材との面接のようなもので、SES営業はその面談のセッティングを担います。 クライアント側からも人材側からもOKが出れば、契約の締結ステップに進みます。無事契約が成立すれば、売上が立って営業スタッフ自身の成果となります。 SESの営業はエンジニアからの転身もあり? SES営業を目指そうと考えている方の中には、「これまでエンジニアとしてやってきたけど、営業の仕事にも挑戦してみたい」と思っている人もいるかもしれません。エンジニアとして培ってきたスキルを活かせるため、SES営業でも活躍できそうな印象がありますよね。 ただ、SES営業は非常にコミュニケーションスキルが要求される職種です。クライアント企業はもちろん、仕事を求める人材、あるいはパートナー関係のSES企業など、さまざまな立場の人とやりとりを行う必要ができます。 もしエンジニアとして仕事をしていて、「人と接するよりもコードを書いているほうが充実感があるな」と感じるのであれば、SES営業を目指すのは控えておいたほうがいいかもしれません。 「パソコンに向かって作業するだけなんてつまらない!もっとたくさんの刺激が欲しい」と考えるタイプにとっては理想の仕事になる可能性もありますので、ぜひ挑戦してみることをおすすめします。 まとめ:SESの営業は多岐にわたる仕事内容になる SES営業は、クライアントの求めに応じた人材を提案し、企業と人をマッチングする役割を持った仕事です。人材集めから提案、面談まで、携わる仕事内容は多岐にわたるほか、さまざまな立場の人とコミュニケーションを取らなければならない職種でもあります。 うまく成果を上げて好成績を残すことができれば、どんどん年収がアップするという魅力も備えたSES営業。興味がある方は、一度目指してみてはいかがでしょうか。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
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違いは給与だけではない?エンジニアの派遣を大阪と東京で比較

派遣での案件数に違いはあるのか? エンジニアとして長期的に活躍することを目指すなら、どこで働くのかという選択も大切です。 国内でエンジニアの求人案件が充実しているのは間違いなく都市部ですが、大阪と東京のどちらを選ぶのかによって案件数を見ても大きな違いがあるからです。 では大阪と東京の案件数はどのくらいの違いがあるのでしょうか。 案件数の違いを調べるために、複数の派遣会社の求人を掲載する某大手派遣サイトの検索ツールから表示される東京と大阪の違いをチェックしてみました。 2018年12月時点で「ITエンジニア」「東京」カテゴリの案件数を調べると表示される案件数は4721件。 「ITエンジニア」「大阪」カテゴリの案件数は1815件という結果が表示されました。 これらの違いから分かることは東京と大阪を比較した場合、東京の方が派遣の案件数は確実に多くなるということです。 弊社ではテクフリというフリーランスエンジニア・クリエイターの案件探しを支援するサービスがありますが、基本的に東京を中心とした関東の案件を中心に扱っています。 弊社以外にも東京の案件を中心に取り扱う人材サービス会社が複数あることからも大阪と比較した場合、東京はエンジニアにとって充実した派遣の案件数があるエリアだといえるでしょう。 参考:リクナビ派遣 大阪と東京の派遣での給与に違いはあるのか? エンジニアとして派遣就業をする場合、大阪と東京の給与の違いも理解しておきたいところです。 一般社団法人 日本人材派遣協会の公表している情報によると、首都圏(東京)で派遣として働く人の平均時給は1702円。関西圏(大阪)は1455円です。 エンジニア派遣に限定した統計ではありませんが、東京と大阪の派遣では、そもそもの給与の相場が違うことが分かります。 また実際に前述の大手派遣サイトをチェックしてみると、時給が3000円以上の派遣エンジニアカテゴリの案件数は東京なら328件。大阪は16件です。 派遣として高い時給の派遣案件を狙うなら、大阪よりも東京の方が選択肢は多くなるといえるでしょう。 参考:一般社団法人 日本人材派遣協会「賃金・社会保障」 大阪と東京で技術的な面の違いはあるのか? 大阪と東京のエンジニア派遣は案件数と給与に大きな違いがあるのは前述の通りですが、技術的な面でも違いはあると考えることができます。 なぜなら東京と大阪では開催されている勉強会の数や頻度にも大きな違いがあるからです。 IT関連の勉強会やイベントを集約しているサイトTECH PLAYに掲載されているイベントの数をチェックすると、2018年12月の大阪は91件。それに対して東京は1088件。 ITに関するイベントの開催数だけを見ても10倍以上の違いがあることが分かります。 勉強会の数が個々のエンジニアの技術の向上にも関係していると仮定すれば、大阪と東京のどちらで働くのかによって技術的な面でも影響はあるといえるでしょう。 実際にエンジニアの中には東京で技術を磨いてから、海外移住や地方移住を実現して働いている人が少なくありません。 参考:TECH PLAY 東京と大阪で社風の違いはあるのか? 社風は会社によって違うのは当然ですが、全体的な雰囲気として東京と大阪は違いがあります。 たとえば東京の会社はWEB系エンジニアの求人が充実していて、リモートワークを積極的に導入している企業が少なくありません。 リモートワークを大々的には実施していない場合でも、個別に交渉することでリモートワークが可能となったケースは割とよくある話です。 しかし大阪の企業の場合、リモートワークを導入している企業は2018年時点では少数派です。 出社だけでなくスーツの着用を前提としている企業も珍しくありません。またスタートアップベンチャーの数は圧倒的に大阪よりも東京の方が多くなります。 大阪にもスタートアップベンチャーの求人は存在しますが、東京の方がクリエイティブな社風の会社で働ける可能性は高くなるといえるでしょう。 大阪で派遣エンジニアとして活躍するメリット 東京と大阪を比較すると給与や案件数は東京の方が多くなりますが、大阪でエンジニアとして働くメリットがないわけではありません。 では派遣エンジニアとして大阪で働くとどのようなメリットがあるのか、順番に見ていきましょう。 東京に比べると通勤電車が楽 通勤を前提とした仕事の場合、通勤電車のストレスは誰もが回避したいと考えるものです。 大阪も通勤の時間帯は満員電車になりますが、混み具合は東京ほどではありません。 派遣エンジニアは通勤が前提となっているところですが、東京よりも通勤時間は快適に過ごせる可能性があります。 食事が安くて美味い 大阪は安くて美味しい飲食店が多い地域でもあります。 ランチタイムや飲み会にかかる費用を東京よりも抑えることができるというメリットがあります。 奈良や京都などの観光地が近い 大阪は電車を使えば奈良や京都へ簡単にアクセスできる地域でもあります。 派遣エンジニアの業務で疲れが溜まったとしても、休日は観光地でリフレッシュすることができます。 家賃相場が安い 賃貸住宅を借りる場合、家賃相場は東京よりも大阪の方が安くなります。 もちろん大阪の中のどのエリアに住むのかによって家賃相場の違いはありますが、全体的に東京よりも大阪の方が生活コストを下げることができます。 ユニークな人が多い 大阪はお笑い強い関心を持つ人が多い地域でもあります。 ユニークな発言をする人の割合が東京に比べると多いため、東京よりも日常の会話で仕事を楽しめる可能性があります。 大阪は多くの事業所が集まっている 大阪は関西の中では最も多くの事業所が集まっているエリアでもあります。 東京と比較すると事業所の数は少なくなりますが、関西の他の地域と比較すると多くの事業所が集まっています。 実際に東京を本社としていて、大阪に事業所を持つIT系の企業は少なくありません。事業所の多さを考慮しても関西の中でも大阪は仕事を探しやすいエリアでもあることが分かります。 エンジニアとして大阪で働くと、このような給与以外の日常生活におけるメリットがいくつかあります。 実際に生活コストの安さや環境などを理由に東京ではなく、大阪を中心に活躍するエンジニアは少なくありません。 派遣エンジニアとして大阪で働くことを検討する際は、給与の高さや案件数だけでなく理想とするライフスタイルを送ることができるのか、冷静に見極めて判断することが大切です。 【まとめ】エンジニア派遣として大阪で働くなら、戦略的にスキルアップを目指していこう ここまで紹介してきたように、エンジニア派遣は大阪と東京では給与だけでなく案件数や社風にも違いがあります。 どちらが良いということはありませんが、エンジニア派遣として働く選択肢が多いのは東京であることは間違いありません。 未経験からエンジニア派遣で働くことを目指す場合、東京の方がチャンスは多くなるといえるでしょう。 また大阪でエンジニア派遣として働くなら、案件数などを考慮してもスキルアップを目指すことが欠かせません。大阪は関西では都市部ではありますが、地域性が強い地域でもあるからです。 戦略的にスキルアップをすることができれば、エンジニア派遣としての選択肢を増やすことにもつながります。 スキルを身につけていればリモートワークで東京の仕事を大阪で受託する、という働き方を選ぶこともできます。 大阪でエンジニアとして長く活躍していくことを考えるなら、戦略的にスキルアップを目指すことをおすすめします。 ❇︎参考 リクナビ派遣 一般社団法人 日本人材派遣協会「賃金・社会保障」 ご支援実績8,000人以上!フリーランスエンジニア・クリエイター専門の案件情報サイト「テクフリ」 テクフリでは、10年以上の業界経験を活かし、ただのお仕事紹介ではなくバリューアップをコンセプトに手厚いサポートでご支援しております。 正社員からフリーランスになろうと考えている方は、開業手続きから税金のご相談を親身に対応。 逆にフリーランスから正社員になろうと考えている方は、マッチした企業・求人をご紹介。 親身にご要望に耳を傾け、あなたにピッタリの案件をご提案いたします。 ・フリーランスで挑戦したい! ・より単価の高い案件に入りたい! ・スキルアップしたい! ・安定稼働したい! そんな方におすすめです。 チャットでの無料相談も受け付けております!
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フリーランスが確定申告してないと結末はどうなる?

フリーランスの確定申告はサラリーマンと違う? 確定申告とは、個々人の一年間(1月1日~12月31日)の収入(所得)を明らかにし、適切な納税額を決めるための作業です。 年末調整だけ行って、確定申告に行かないサラリーマンの方は多いですが、フリーランスの方は基本的には絶対に確定申告に行く必要があります。 「サラリーマンは確定申告に行かなくても良いのに、なんでフリーランスは行く必要があるの?」と思った方も多いと思うので、そのからくりをお教えしましょう。 フリーランス案件を提案してもらう 年末調整はフリーランスもサラリーマンも必要 そもそも、年末調整ってなんのためにあるかですが、簡単に言うと、源泉徴収税を整理するためにあります。 毎月の給与やボーナスから天引きされる源泉徴収税は、会社が国の代わりに社員の給与から税金を徴収して、国に納めるものになります。 ただし、ここで支払われる源泉徴収税は、毎月の給与やボーナスの金額から仮決めしたもので、通常、実際に支払うべき税金より、いくらか多めに取りがちです。 そして、一年間の年収(給与やボーナスという形で会社が社員に支給した金額)がはっきりとする年末に、正しい納税額を再計算し、源泉徴収として取り過ぎた分は、お返しするよ、というのが年末調整の役割となります。 サラリーマンは確定申告しないでもOK、フリーランスは確定申告が必要 サラリーマンは個々人で確定申告しない理由は、会社によって納税額の計算や納税を行ってくれているから、という訳です。 一方の会社に属さないフリーランスは、当然、会社が納税額の計算や納税を行ってくれる仕組みがないので、自ら確定申告を行うしかないのです。 サラリーマンとフリーランスの『年末調整と確定申告』 混同してしまいがちな「年末調整」と「確定申告」ですが、ここで一度2つの違いを比較してみましょう。 サラリーマンの年末調整 フリーランスの確定申告 役割 税金の再計算 収入や所得の申告 提出書類 ・給与所得者の扶養控除等(異動)申告書 ・給与所得者の保険料控除申告書 兼 配偶者特別控除申告書 ・確定申告書 ・青色申告決算書 ・各種控除関係の書類 ・源泉徴収票 など 国に税金を納める人 会社 フリーランス自身 問い合わせ先 会社(総務部) 所轄の税務署 実施タイミング 11月〜12月ごろ 2月16日〜3月15日まで メリット 作業量が少ない 節税で税金を減らせる デメリット 強制的に税金が決まる 作業量が多い 年末調整は、サラリーマンの給料から毎月天引きされている税金の過不足がないかを確認し、多ければ還付、少なければ追納する作業です。一方の確定申告は、「今年はこれだけの所得がありましたよ」と税務署に伝える作業となります。 年末調整は、社員から預かった税金を会社が代理で一括納付するのに対し、確定申告はフリーランス自身が税務署に足を運ぶ必要がある点などに違いがあります。 フリーランスも確定申告をしなくてもOKな場合がある! 確定申告しないでもOKな場合とは? ただし、全てのフリーランスが確定申告を行う必要があるとはいえません。 どういった場合は、確定申告しないでも良いか、ご紹介いたします。 それはずばり、フリーランスであっても源泉徴収される報酬しか受け取っていない場合です。 具体的にいえば、弁護士や司法書士など士業の方への報酬や、デザイナーやライターのクリエィティブな成果物(デザイン料や原稿料など)に対してはクライアント側で源泉徴収を行う必要があり、源泉徴収されている、つまり納税済みなので、改めて確定申告を行う必要がありません。 確定申告しないでもOK、けれども確定申告したほうがお得!? ただし、すでにお伝えした通り、源泉徴収税はその報酬ベースで、納税額を仮決めしたもので、実際に支払うべき税金より、いくらか多めに取りがちです。 ですので、確かに確定申告に行く必要はありませんが、確定申告に行った方がお得となる場合が多いです。 確定申告に行く際は、クライアント企業から源泉徴収票を受け取りましょう。 なお、Webデザインを決めることは源泉徴収されるべき報酬ですが、そのWebデザインを実現したWebサイトを作ること、もっと言うと、CSSやHTMLのコードを作ってクライアントのために提供することへの報酬は源泉徴収されない報酬となります。 この微妙な違いがわからないまま、確定申告に行かずに、督促状を貰う羽目になっているWebデザイナーが多いので、要注意です。 悩むくらいなら、事前にクライアントに対して「この報酬って、源泉徴収されます?」って聞いてしまうのも手かもしれません。 少々、カッコ悪いかもしれませんが、後で督促状を受け取るより、ずっと良いです。 20万円以下報酬は確定申告しないでもOKというのはフリーランスには適用外! ちなみに、よく勘違いされていますが、クライアント一社から受け取った1年間の報酬が20万円を下回っている場合は、確定申告しなくて良い、というルールはサラリーマン(給与所得者)に適用されるルールです、 本業とは別にフリーランス活動をしている副業フリーランサーには、このルールが適用されますが、脱サラしたフリーランサーには、このルールは適用されません。 フリーランスが「確定申告をしない」と督促状が届く!? 確定申告しない=脱税! どう言い訳しても、「納税するべき収入があるのに、確定申告に行かず納税しなかった」という事実は変わりませんから、“所得隠しによる脱税”として、経済的なペナルティーは避けられませんし、最悪の場合、法的なペナルティーを与えられることもありえます。 税務署は税務調査という形で、本当に正しい申告内容だったか、確定申告後に調査する仕組みを整えています。 ここで「あれこの人、変だよね」というのが発覚した場合、税務署はその人の家や、その人の代理として確定申告を行った税理士に対して、督促状を送るなどして、連絡を取ろうとします。 連絡が来たら無視せず税務署に出向くなどして、事情の説明や相談を行い、必要に応じて申告内容の修正を行いましょう。 確定申告しない場合、脱税で逮捕されるのか? 基本的には、税務署の職員には脱税者を逮捕して刑事罰を与える権限がなく、正しい税金を納めてもらうことが仕事です。 督促状が来たからと言って、必要以上にびくびくしなくても大丈夫です。 よく、ドラマなどで見る“マルサ”は国税局査察部と言い、彼らは確かに警察ではありませんが、悪質な脱税者を調査し逮捕する権限が付与されていますが、よほど悪質でなければ、フリーランスや個人事業主に対して行動しません。 だからと言って、督促状を無視しても良いか、というと、それはまた別の話です。 確定申告の督促状を無視すると、ペナルティーが重くなる 確定申告を正しく行わず、脱税を行った人に対するペナルティーとして加算税(過少申告加算税・無申告加算税・不納付加算税・重加算税)が課されますが、当然、すぐに行動した人に対して、動きが悪い人の方が、より重くなるでしょう。 さらに恐ろしいのは、税金にも延滞税という形で利子がつくということです。滞納期間が長ければ長いほど、後々、納税するべき金額が膨らんでいくのです。 もっとも上記の話は、確定申告で納税するべき税金の計算を行った結果、納税額があった場合に限った話です。 逆に、納税するべき税金の計算を行った結果、税金の支払いが不要と言う結論に至ったり、あるいは保険料支払いなどの関係で、むしろ還付金が発生する、というパターンも極めて稀ですが発生するときもあります。 この場合、「次から確定申告忘れないでくださいね」と言われるだけで、ペナルティーはありません。 かといって、還付金に利子が付いて増えるといったような、お得なこともありません。 確定申告をしないと、どれだけ損する?事例を紹介! 確定申告をせずに損するケース その① 確定申告は、「白色申告」と「青色申告」のいずれかを選択して行うことができます。白色と青色の違いはいくつかありますが、もっとも重要なのは「65万円の所得控除が使えるかどうか」にあります。 所得控除というのは、税金計算のもとになる所得を減らしてあげますよという仕組みのこと。たとえばその年に100万円稼いだAさんとBさんがいたとします。税率が20%だったとして、白色申告で確定申告したAさんは(100×20%=)20万円の税金を納めることになります。 一方の青色申告で65万円分の所得控除を受けたBさんは、((100-65)×20%=)7万円の税金ですむということになります。 このケースの場合でも、青色申告を選択して確定申告しないと、13万円損してしまうことがわかります。「確定申告=税金が増える」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、そうとは限らないのです。 確定申告をせずに損するケース その② フリーランス1年目には、パソコンの購入費や事務所の開設費用などにより、最終的な収支がマイナスになってしまうことも珍しくありません。所得がマイナスであれば税金は非課税となりますが、実は青色申告の「純損失の繰越し控除」という制度を使うと、翌年以降の税金を減らすことができるのです。 純損失の繰越し控除というのは、今年発生した赤字を、今後3年間の黒字と相殺できる制度。 たとえば1年目に90万円の赤字が出て、2年目以降は3期連続で30万円の黒字が発生したとしましょう。税率を仮に20%とすると、1年目は税金ゼロ、2年目以降は6万円の納税額が発生する計算です。 これが純損失の繰越し控除を使うことで、2年目、3年目、4年目の税金をゼロにすることができるのです。トータルで18万円の得になりますので、「今年は赤字だから確定申告しなくてもいいや」というのは、非常にもったいないことなのです。 確定申告をせずに損するケース その③ フリーランスで仕事を請け負っている際にも、取引先から「源泉徴収」されることがあります。あらかじめ税金を差し引いた金額で報酬を支払ってもらう、サラリーマンの給料と似たような仕組みですね。 この源泉徴収は税金の前払いという性質がありますが、最終的にその年の所得がゼロだったりマイナスだったりした場合、この源泉徴収で差し引かれた金額が丸々戻ってくることがあります。これが税金の「還付」と呼ばれるものですね。 税金の還付は、自動的にもらえるものではありません。確定申告をすませて、「今年は所得がゼロだったので、源泉徴収税を返してくださいね」などと税務署に伝えてはじめて振り込まれるものなのです。 フリーランスが確定申告しないで催促状が届いたときに取るべき行動は? 確定申告を忘れた場合の適切な対処法としては、気が付いた時点で、速やかに税務署に相談すること、それに尽きると思います。 自首と同じで、督促状が届くより早く、確定申告を行い忘れており、脱税状態であることを税務署に自分から申し出た場合は、督促状を受けて確定申告に来た人より、ペナルティーが軽減されます。 また、すでにお伝えした通り、延滞税という形で納付するべき税金に利子が付くので、速やかに対応しておいた方が経済的な負担も小さく済みます。 催促状が届くのをドキドキするくらいなら、確定申告してしまおう! それに“いつ督促状が来るだろう。結局、いくら払うことになるのだろう”とずっと、ドキドキし続けるのも嫌ではありませんか? 後顧の憂いを断つ意味でも、気が付いた時点で、手を打つに限ります。 まとめ:確定申告をしない“報酬隠し”はやめたほうがよい! 今回は、確定申告について、見ていきました。 フリーランスの方たちをみていると、確定申告しない方がお得では、と思っている方も中にはいらっしゃるようですが、まったくそうではありません。 税的控除を受けるためには確定申告を行うことが前提になりますし、税務調査ではクライアント企業や取引さ先の銀行にまで調査の手が伸びるので、一個人ではどうやったって“報酬隠し”なんてことはできません。下手な浅知恵を張り巡らすと、発覚時に加算税の税率が高くなるだけです。 フリーランスになった代償ということ語弊がありますが、フリーランスという働き方をする以上、避けて通れぬ道だと思って、めんどくさがらずに確定申告を行いましょう。もちろん、税理士の力を借りても問題ありません。 よくある質問 白色申告と青色申告って何? 青色申告とは、税務署へ届け出をしたうえで所定の手続きによって確定申告することで税の優遇措置が受けられる制度で、白色申告はその優遇措置を受けない申告を指します。両者の違いとして最も重要なのは「65万円の所得控除が使えるかどうか」にあり、青色申告をした場合65万円の所得控除を支えます。 確定申告を行わなかった場合のペナルティーとは? 確定申告を正しく行わなかった人へのペナルティーとして加算税(過少申告加算税・無申告加算税・不納付加算税・重加算税)が課されます。 さらに、延滞税という形で税金にも利子がつくため、滞納期間に応じて納税するべき金額が膨らみます。
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