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Linux

LAMP環境をプログラム初心者向けに解説します

Webシステム開発の基本形は、やはり「LAMP環境」です。 もちろん、ベテランエンジニアからすると、いやいや時代の先端は「MEAN環境」だ、とか、次世代言語の登場で「LAMP環境」は消滅、または変容する、という意見もあるかもしれません。しかし、実態として「LAMP環境」で動作しているWebシステムは多くあります。また、今現在、「LAMP環境」で開発進行中の案件もたくさんあります。 さらにいうと、「MEAN環境」を含めて、多くのWebシステム開発環境が「LAMP環境」との比較で語られることが多く、「LAMP環境」が分かっていないと、概念理解にも戸惑うことになりがちです。 という訳で、今回は、Webシステム開発、初心者の方を特に意識して、「LAMP環境」について詳しく解説したいと思います。 そもそもWebシステムとは? LAMP環境とは、簡単に言えば「Webシステムの構成パターン」です。従って、LAMP環境について理解するためには、“Webシステムの仕組み”について知っておかなくてはなりません。 ところで、Webシステムの肝となるWebサーバがWebサーバとして動作するための“構成要素”ってなにがありますか? 真っ先に思い付くのは基本ソフト、いわゆる、“OS”ではないでしょうか? OSが入っていないサーバは、ただの鉄の箱でしかありません。OSがインストールされることで、初めてサーバはサーバとして起動することが可能となります。 次に重要なのは、ミドルウェアといわれるアプリケーション群です。サーバがサーバと言われるのは、「クライアント(パソコンやスマホ)からのサービス要求を処理するための仕組みを持っているから」ですが、OSがインストールされただけでは、サーバとしての役割を果たすことができません。なぜなら、素のOSには「クライアント(パソコンやスマホ)からのサービス要求には、こういう風に処理しなさい」という指示が入っていないのです。 では、「クライアント(パソコンやスマホ)からのサービス要求は、こういう風に処理しなさい」という指示はどうやってサーバに実装されているのか? というと、それがミドルウェアになります。WebサーバであればWebサーバ用のミドルウェアを、DBサーバならばDBサーバ用のミドルウェアをインストールしておく必要があります。 一つ勘違いして欲しくないのは、ミドルウェアは、あくまで仕組みを定義したアプリケーション群であって、Webページやデータ本体は含まれていません。つまり、Webサーバがクライアントに提供する、HTMLなどの“正味のWebページ情報”はミドルウェアに含まれません。ミドルウェアとはまた別に、用意・作成する必要がある、という訳です。 さて、長くなったので、いったんまとめると、Webサーバの構成要素は以下の通りになります。 ①OS(基本ソフト):これがないと、サーバはただの箱。 ②ミドルウェア: Webサーバの振舞い方を定義しているアプリケーション群。 ③正味のデータ:HTMLなどの形式で作られた、ページ本体。 ここまでは大丈夫でしょうか? 大丈夫だと信じて、次のステップに進みます。 実は、上記の三つの構成要素を持ったWebサーバを立てただけでは、Webシステム開発としては不十分です。なぜならば、Webサーバだけでは、静的ページと言われる“決まったWebページをクライアントの要求通り配信すること”しかできないためです。 例えば、「買い物かご」や「ユーザーログイン」など必要に応じて画面への出力結果が異なるページ(いわゆる、動的ページ)を持った、Webシステムを作るためには、Webサーバだけでなく、DBサーバも必要になります。DBサーバがユーザーID“XXX”の人のパスワードは“1234”で、その人の買い物かごには、“ミカンが三個”入っている、という情報を管理し、必要に応じてWebサーバに“協力”することで「ログイン成功です」や「ログインできません」と表示できるWebシステムになるのです。 そして、クライアントから送られたデータ、(例えば、ユーザー名とパスワード)をどういう風に処理するのか、DBサーバからもデータを貰って、突き合わせて確認するのか、それとも、送られたデータを検証して、DBサーバに保存してもらうのか、といったロジックを作成するのにプログラミングが必要になります。 つまり、実際のWebシステムの構成要素としては以下となります。 ①OS(基本ソフト):これがないと、サーバはただの箱。 ②Webサーバ用のミドルウェア:Webサーバの振舞い方を定義しているアプリケーション群。 ③DBサーバ用のミドルウェア:DBサーバの振舞い方を定義しているアプリケーション群。 ④プログラム:クライアントの要求(送られた情報)に応じて、WebサーバとDBサーバ間で協力させて、適切なWebページをクライアントに送れるようにする。 ちなみに、WebサーバとDBサーバは別の筐体・OSである必要はありません。別の筐体にするか、一つのOS上に併存させるかは、資源管理(CPUやメモリなどの筐体性能など)の観点で決めることです。ですので、Webサーバと呼ばれている筐体が、実はDBサーバとしても機能している、ということがよくあります。 LAMP環境とは? さて、前置きが長くなりましたが、Webシステムの構成要素がわかれば、LAMPについて、ほとんど分かったも同然です。 LAMPとは「Linux」、「Apache」、「MySQL(またはMariaDB)」、「PHP(今ではPerl、Pythonを含めた“P系言語”とも)」の頭文字ですが、それぞれ、OS、Webサーバ用のミドルウェア、DBサーバ用のミドルウェア、プログラミング言語です。 つまり、以下の通り、Webシステムの構成要素として、このあたりのソフトやプログラミング言語を使うと、ベターですよ、というモデルがLAMPという概念であり、そのモデルに従って開発されたWebシステムをLAMP環境と言います。 ①OS(基本ソフト)⇒「Linux」 ②Webサーバ用のミドルウェア⇒「Apache」 ③DBサーバ用のミドルウェア⇒「MySQL」or「MariaDB」 ④プログラム⇒「PHP、Perl、Python」 LAMP環境の構築 メリットとデメリットは? なぜ、LAMPの普及率が高いかというと、企業からみると単純にコストが安い、という点が挙げられます。 「Linux」、「Apache」、「MySQL(MariaDB)」、「PHP、Perl、Python」はすべてオープンソースです。つまり、ライセンス料がかかりません。定められたルールの下で使っている限り、無料で使えます。さらに、オープンソースで利用者が多いというところから、扱えるエンジニアも多く、人材の確保もしやすいのです。 エンジニアサイドからみても、LAMPがある種のデファクトスタンダードになっているため、様々な現場に経験者として入っていきやすい、抜本的なスキルセットの作り直しが必要にならないなど、LAMPにはメリットが多いです。 逆にLAMPのデメリットとしては、オープンソースであるが故に、サポート体制は安心とはいえない、という点が挙げられます。もちろん、「Linux」を無料の“Ubuntu”ではなく“Red Hat Enterprise Linux”にするなど、有料でサポートを提供している会社に関与させる、といった方法はありますが、限界があります。 他のデメリットとしては、かつてはクラウドサービス側の(オープンソースではなく、クラウドベンダー製のアプリケーションを強要!?)仕様のせいで、クラウドサーバではLAMPが使えない、ということもありました。しかし、現在では業界最大手のMicrosoft Azuruや二番手のAmazon Web Service以下、多くのクラウドサービスでLAMP環境が構築できるようになっています。 まとめ:LAMP環境はWebシステム開発の基本! クラウドサービスでもLAMP環境が組めるようになっていることをお伝えしましたが、これは、いかにLAMP環境が広く世の中に普及しているのか、わかりやすい証明だと言えるかと思います。 もちろん、LAMP以外のアプローチで開発されているWebシステムも存在するので、LAMPは絶対の存在ではありません。しかし、Webシステム開発の基本形としてLAMP関連の技術は、広く深く習得しておくべきでしょう。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
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MATLAB

MATLABを歴史から紐解く

序文 今回はプログラミング言語であるMATLAB(マトラボ)の歴史についてお伝えしていきます。MATLAB(マトラボ)を普段触れる機会がない方が多いかもしれませんが、プログラミング言語の歴史を触れることにより、そのプログラミング言語が作られた背景や思想、他のプログラミング言語との違いがわかるようになります。 そのため、プログラミング言語の歴史を知っておくことで、役に立つ場面は多いと思います。是非プログラミング言語の歴史に関して理解を深めてみてください。 MATLAB(マトラボ)はMathworks社が開発・提供している数値解析ソフトウェアであり、プログラミング言語となります。行列計算やアルゴリズム開発、データ解析、モデル作成などに長けているプログラミング言語であり、企業の開発に使われる他、学術の研究にも使われることがあるプログラミング言語です。 工学・理学・経済学などの幅広い分野でこのMATLAB(マトラボ)は使われており、産業界や教育界などの分野で数百万人のユーザーが既にいるとのことです。このように幅広い層に親しまれているプログラミング言語がMATLAB(マトラボ)となります。 ▼ データサイエンス分野でトレンドのプログラミング言語、MATLAB(マトラボ) 最近ですと、人工知能やデータサイエンスの分野がトレンドになっていますが、その分野での研究に使われているプログラミング言語の一つにMATLAB(マトラボ)があります。具体的にはデータ探索や機械学習モデルの構築、予測分析の実行などがMATLAB(マトラボ)によってできます。 MATLAB(マトラボ)を使うことでデータ探索の分野では、時系列センサーデータから、画像、テキストに至るまで、MATLAB (マトラボ)のデータ型により、データの前処理に必要な時間が大幅に削減されます。 また機械学習分野では、機械学習でサポートが必要な初心者にも、さまざまなモデルを短時間で評価したい上級者にも、分類アプリおよび回帰アプリが役立ちます。Web やデータベース、エンタープライズ アプリケーションと統合させることもでき、様々な環境に機械学習モデルを展開できるという点もMATLAB(マトラボ)がこれらの分野で使われている理由でもあります。 いくつかの分野ではプログラミングをせずとも、数値解析ができるパッケージもあるほどMATLAB(マトラボ)のパッケージは充実しているため、初心者から上級者まで幅広く使用されています。 MATLAB(マトラボ)の誕生 MATLAB(マトラボ)は1970年代後半に、ニューメキシコ大学で当時コンピューター科学学科の学長をしていたクリーブモラー氏によって、開発がなされました。 当時にこのような数値解析ソフトウェアで有名だったのがFortranですが、このFortranを学ばずともにLINPACKやEISPACKなどの数値解析パッケージにアクセスできるようにするために、このMATLAB(マトラボ)が開発されました。 このMATLAB(マトラボ)は当時、ニューメキシコ大学でのみ使用がされていましたが、このMATLAB(マトラボ)の利便性が定評を呼び、他の大学にも広まりました。コンピューター科学を専門とする学生の中でMATLAB(マトラボ)がたちまち話題となりました。この当時はMATLAB(マトラボ)はフリーソフトウェアとして多くの学生に使われていました。 そして、この当時にエンジニアとして働いていたジョン・N・リトル氏は1983年にモラー氏と会った際にこのMATLAB(マトラボ)が商用的に利用できることに気が付き、1984年に現在もMATLAB(マトラボ)の開発・提供を続けているMathworks社を設立しました。 Mathworks社を設立することにより、MATLAB(マトラボ)の開発に拍車がかかり、MATLAB(マトラボ)はC言語で書き直されることになりました。 MATLAB(マトラボ)黎明期 MATLAB(マトラボ)はMathworks社の設立後に開発が進み、商用パッケージとして広がりを見せました。初めは制御工学の分野で専門的に使われていたものの、他の分野にも広がりを見せていき、理工学系・経済学系の科目である線形代数や数値解析などの分野でも使われてるようになりました。 そして、学校内の研究のみならず、産業界でもMATLAB(マトラボ)は使われるようになり、MATLAB(マトラボ)を利用できるエンジニアを採用する企業も出てきました。MATLAB(マトラボ)は金融データの解析にも使えるため、MATLABエンジニアの金融機関での採用や、膨大なデータを持つIT企業でも採用が進むようになりました。 このようにMATLAB(マトラボ)は様々な業界や分野に広がりを見せました。最初はアメリカ合衆国でのみ使用がされていましたが、1988年になると日本でも使用されるようになり、日本での販売は販売代理店業務を行うサイバネットシステム社が行っていました。 そして、2009年からは今日本でMATLAB(マトラボ)を管理しているMathworks Japan社が販売を行っています。日本では毎年11月〜12月にMATLAB EXPOを開催しており、このMATLAB EXPOでは一日で2000人を超えるほどの参加者が参加します。現在でも大人気のイベントとなっており、MATLAB(マトラボ)が多くのユーザーから信頼されていることがわかります。 MATLAB(マトラボ)成長期 続いてMATLAB(マトラボ)の成長期です。MATLAB(マトラボ)はまずアメリカ合衆国で広がった後に、日本を含む世界中で広がりました。そして、広がりと共にバージョンアップを遂げ、進化してきた歴史があります。 1996年・1997年にはそれぞれVolume8・9というバージョンアップをし、1997年から2005年まではR9.1から最後はR14SP3というバージョンアップがありました。 2006年からは、3月と9月に毎年バージョンアップがあり、3月のバージョンアップではR+西暦+a、9月のバージョンアップではR+西暦+bという名前でバージョンアップを遂げました。例えば、2006年3月のバージョンアップだとR2006aとなります。 こうして今もバージョンアップが続き、MATLAB(マトラボ)はユーザーにとって使いやすいソフトウェアとして日々進化をしています。 MATLAB(マトラボ)の現在 MATLAB(マトラボ)の現在についてですが、現在も産業界や教育界などの幅広い業界と分野において使われており、特に最近トレンドである人工知能やデータサイエンスの分野でより使われるようになっています。これら以外の分野だと、無線通信の分野でも使われるようになっています。 MATLAB(マトラボ)を利用しようと思った場合はMathworks社が運営するMATLAB(マトラボ)紹介サイトにて購入することになります。MATLAB(マトラボ)の購入に関してですが、企業・学生・個人でそれぞれMATLAB(マトラボ)の価格も異なります。今後、MATLAB(マトラボ)の購入を考えている場合は是非MATLAB(マトラボ)の紹介サイトをチェックしてみてください。 MATLAB(マトラボ)を使った開発事例も載っており、数多くあるMATLAB(マトラボ)を活かせる分野について知ることが出来ます。 まとめ:MATLAB(マトラボ)は人工知能やデータサイエンスの分野で注目されている プログラミング言語の歴史 <MATLAB(マトラボ)編> というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 MATLAB(マトラボ)はMathworks社が開発・提供している数値解析ソフトウェアであり、プログラミング言語であるMATLAB(マトラボ)は1970年代後半に、ニューメキシコ大学で当時コンピューター科学学科の学長をしていたクリーブモラー氏によって、開発がなされたMATLAB(マトラボ)の現在についてですが、現在も産業界や教育界などの幅広い業界と分野において使われており、特に最近トレンドである人工知能やデータサイエンスの分野でより使われるようになっている MATLAB(マトラボ)の歴史についてお伝えしてきました。MATLAB(マトラボ)ついて更に興味がある方は是非公式ホームページもチェックしてみてください。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
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クライアントエンジニア

クライアントエンジニアとは?業務内容や年収など徹底調査

「○○エンジニア」「○○プログラマー」という名前がたくさんあって、どれを選んだらいいのかわからない。または自分がどの職種に当てはまるのかピンとこないという方は多いでしょう。分業化が進むIT業界では、仕事内容や役割ごとに細かくエンジニアの職種名が分かれているため、転職先探しにも苦労するはず。 そこで、この記事では「クライアントエンジニア」または「クライアントプログラマー」と呼ばれる技術者たちが、どんな仕事をしていて、どんなスキルを必要としているのかを深掘りしていきます。 クライアントエンジニアとは クライアントエンジニアは、主にスマホ向けゲームアプリに携わり、UI・UX、開発支援ツールの開発などを手がける職種です。スマホゲームの開発全般に携わることが多く、いわばゲームアプリエンジニアと呼ぶこともできるでしょう。 iOS・Androidを問わず、昨今では毎日のように新たなゲームアプリが配信されています。その開発の基幹業務に携わるだけあって、需要は急速な高まりを見せていることが特徴。特にUnityの知識・スキルがあるエンジニアは重宝される傾向にあり、都内のIT企業を中心に多数の求人広告であふれています。 いわゆる「ソーシャルゲーム」を手がけることが大半で、勤務先はIT企業に限られます。UnityやC#言語のスキルはもちろん、ゲームというクリエイティブ作品をつくるための創造性も求められる仕事です。 ネイティブアプリに携わることがほとんどのため、ダウンロード数や課金額といった数字でフィードバックが得られやすいことから、業務の中でやりがいを感じるシーンは少なくないと考えられます。ただし、中にはコストカット重視の方針から、作業負担が多くなったり残業が長くなったりしてしまうことも予想できますので、職場選びには注意を必要としそうです。 具体的な業務内容 クライアントエンジニアの仕事内容は、ソーシャルゲームを中心とするスマホゲームアプリの開発です。プログラミングやコーディングに携わるだけでなく、基本設計や企画段階から手がけることもしばしば。 中には据え置き型ゲームの開発に携わってきたゲーム会社が、市場規模を見込んでスマホゲームの分野に進出するという例も少なくありません。そのような現場では、アプリの企画・設計に関するノウハウはあっても、開発・配信については明るくないというところもあるため、専門技術と知識を備えたクライアントエンジニアは非常に重宝されます。 クライアントエンジニアの仕事は、アプリの開発だけにとどまりません。リリース後の運営・保守業務もその一部ですし、ユーザーからの要望やゲームバランスを考慮し、適宜調整を施していく作業も含まれます。 新たなアプリを開発するだけでなく、既存のアプリのチューニングも担当する可能性があるということです。こちらに分類される業務の場合は、アプリの配信開始やダウンロード数の伸びといった直接的なフィードバックがないことから、モチベーションを保ちづらいという側面も考えられます。 必要な技術/資格/言語 クライアントエンジニアに必要とされるのは、ゲーム開発に必要とされるスキルとほぼ同様です。遊び心を忘れず、ユーザーの立場になって、誰でも長く楽しめるゲームをつくることが、クライアントエンジニアの基本的な素質です。 また、Unityなどのツールを用いた開発経験は、どんな会社に転職するのであっても必須とされます。もしUnityに触れたことがないけどクライアントエンジニアを目指したいという場合には、独学でツールの扱い方に慣れるなどの対策を必要とします。 プログラミング言語で言えば、Objective-C、Javaのスキルが多用される職種です。さらにUIも担当する部署であれば、uGUIやNGUIの実装経験もあると採用されやすくなるでしょう。近年ではLive2Dを用いた立体的なアニメーションを加味するタイトルも多くなっているため、この分野に詳しい人も市場価値が高い人材と言えます。 クライアントエンジニアになるために必要な資格は特にありませんが、日頃からゲームアプリに親しんでいる人だと、経験不足や実績不足の場合にもアピールポイントになりやすいと言えます。多数のゲーム作品に触れた人であれば、そのバックグラウンドを生かして業務への貢献度も高くなると考えられるからです。 学ぶべきスキル クライアントエンジニアを目指すのであれば、まずはObjective-C、Javaのプログラミング言語をマスターしましょう。いずれもスマホアプリ開発に必須の知識ですので、この分野を目指したいと考えるのであればまず習得しておきたい言語です。 さらにスマホゲーム開発を主眼に置くのであれば、Unityの扱い方も一通りマスターしておきたいところです。独学でオリジナルゲームをつくるという方法も考えられますし、オンライン講座や書籍を利用するという手もあります。 さらにLive2Dを用いた開発や、uGUI・NGUIなどを用いたUI実装の経験も評価されやすい職種ですので、余裕があればこれらに手を出してみることもおすすめです。 また、学ぶというより触れるべき事柄として、スマホ向けに配信されているゲームアプリの人気タイトルを一通りインストールしてみることもおすすめです。無料ランキングや課金ランキング上位のアプリに触れててみて、売れるゲームアプリや人気を誇っているタイトルの傾向を知ることは、今後のキャリアを考えれば決して無駄にはなりません。 予想される年収水準 クライアントエンジニアを中途採用で調べると、経験者募集で年収300〜500万円程度が、平均的な年収水準となりそうです。3年、5年と経験を積めば、これ以上の報酬を手にすることは可能でしょう。 ただし、身につけるために何年もの経験を必要とするような専門性の高い職種とは言えないため、1000万円に到達するにはそれ相応のスキルを習得する必要があります。具体的には、開発スキルに加えてチームをマネジメントする実績や、後進を指導した経験などです。 プロジェクトマネジメントや人材教育にも携わることができるクライアントエンジニアなら、単なる開発スタッフよりも高水準の待遇が用意されていることは間違いありません。そうしたヒューマンスキルも携えてIT企業の門戸を叩くことで、やりがいと待遇を一挙に手に入れることができる可能性もあります。 活躍できる業界 ほかのエンジニア系職種とは異なり、クライアントエンジニアの活躍の場は限られています。主にゲームの制作会社・アプリ開発会社が就職先となるでしょう。ゲームアプリ開発に特化しした職種であることから、IT業界以外の領域では活躍しづらいという特徴があります。 ただ、いったんIT業界に身を置けば、その後は一つの会社に勤め上げたり、協力会社やクライアントの紹介で同系統の会社へ転職したりすることは容易と考えられます。 チームで仕事をすることが多いだけにフリーランスの中には少ない職種と言えますが、この先長く活躍できる将来性に魅力が隠されたポジションです。 まとめ クライアントエンジニアは、主にスマホ向けゲームアプリの開発に携わるエンジニアです。求人の数が豊富で需要が多いため、転職先には困ることがないでしょう。 ただし、ゲーム開発にとどまらずマネジメントの経験を積んだり、教育担当を務めたりといった付加価値を提供できないと、いつまでも低水準の年収しか得られないことになりますので、スキルアップを欠かさないようにしましょう。
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仕事探し

フリーランスの初心者必見! 案件選びの極意と心得を教えます

フリーランスになりたての初心者の頃は、誰でも案件獲得に苦労して、不安な夜を過ごすものです。せっかく会社員をやめてフリーランスエンジニアになったのに、月収10万円にも満たない…なんて話も珍しくありません。 とはいえ、できることならフリーランスになった直後から安定して継続的に稼ぎたいものですよね。そこでこの記事では、フリーランス初心者向けに案件選びの極意をお伝えしていきます。 フリーランスの初心者に待ち受ける試練とは? フリーランスになると、さまざまな試練が待ち受けることになります。働く時間や場所が自由になるためにメリハリをつけにくくなり、自分に甘い人は堕落した生活に陥ってしまいやすくなります。 特に初心者の場合は収入が安定しないことがほとんどなので、お金の不安からくるプレッシャーも大きなものとなるでしょう。毎月の収支がマイナスになり、貯金残高がどんどん減っていくさまを見るのは、心理的に大きなストレスとなってしまいます。 周囲の目というストレス源も忘れてはいけません。私たちの親世代にとってはフリーランスとして働くということにネガティブな印象を持つことが多くなります。「年金が減るのに、なんで自営業になるんだ」「会社に居続けたほうが安心だろうのに」と、親や知人・友人から要らぬアドバイスを受けることは珍しくありません。 そうしたストレスが大きくなれば、仕事の進行にも影響が出てきます。お金や人間関係など悩みのタネを多く抱えていれば、自然と仕事の生産性も落ちてしまうからです。ですので、フリーランスになったらまずは、お金や人間関係のトラブルを解決して、安心して仕事に取り組める環境を作る必要があります。 そのためには単価の高い案件を獲得して、高い成果を残すことが一番の近道。月の収入が増えればお金の心配はなくなりますし、親や知人・友人を説得する材料にもなります。フリーランス初心者にとっては、案件獲得のコツをつかむことが成功するための第一歩なのです。 フリーランスの初心者の心得 フリーランス初心者が安定して案件を獲得するために、まず実践しておきたいポイントが3つあります。 ▼初心者の心得1 快適なオフィス環境を整える 会社の肩書がなくなるフリーランスにとっては、自分をいかに知ってもらうかというブランディングが重要になってきます。なのでまずは、フリーランスの自分を知ってもらうための名刺やSNSを作りましょう。 仕事専用のメールアドレスや、ネット環境を整えることもポイントです。自宅をオフィスの代わりにするというフリーランスは珍しくないですが、一人暮らしの女性など個人情報を発信するのが不安であれば、バーチャルオフィスを利用するのも手です。 集中して仕事に取り組めるような、仕事部屋を作っておけるとなお良いですね。プライベート空間と仕事用の空間をきっちりと区別できると、仕事の生産性が高まって安定収入にも結びつきます。 ▼初心者の心得2 フリーランスになったことを告知する フリーランス初心者の場合は、まだまだその存在が知られておらず、発注したいと思っているクライアントがいてもあなたにたどり着くことができない状態です。そこで、ブログや公式サイトなどを作成して独立したことを知らせ、認知度を高めていきましょう。 クラウドソーシングサイトに登録したり、Githubに自分のコードを掲載したりして自己アピールするのもいいですね。フリーランス向けの勉強会などに出席してみると、意外な出会いがあって人脈が広がるかもしれません。 もし身の回りにフリーランスの先輩がいるのであれば、積極的に交流を深め、ときには仕事面で頼ってみましょう。大きなプロジェクトに参加させてもらえて、専門性の高いスキルを身につけるチャンスに恵まれることがあります。 ▼初心者の心得3 健康に気を配る フリーランスは、文字通り体が資本です。もし病気やけがで働けなくなってしまったら、その時点で収入がゼロになってしまいます。会社に勤めていれば代わりの社員が仕事を進めてくれるかもしれませんが、フリーランスになるとそうはいきません。 納期までに作業を終わらせることができなければクライアントからの信用を失うことになり、収入が大幅に落ちしてしまう可能性も出てくるでしょう。それを防ぐためには、普段から無理して働かないことがポイントになります。 「1日のうち午前中しか働かない」のように、仕事の時間とプライベートの時間を明確に区別することも有効です。毎日バランスの良い食事を心掛け、適度に体を動かして運動不足を予防することも忘れないようにしましょう。 フリーランスの初心者はどんな案件がいい? フリーランス初心者が、いきなり大企業のプロジェクトに参画できることはまずありません。なんの実績も信用もないフリーランスが仕事を得るためには、まずクラウドソーシングサイトを活用するのがおすすめです。 クラウドソーシングサイトの場合は、単価がやや低めになってしまうのがネックになりますが、自分のペースで仕事を進めていけるのがメリット。案件数も豊富で、初心者でも取り組める作業はたくさんあります。 また、クラウドソーシング上で実績を積み重ねて信用を得れば、単価10万円を超える案件に携われることも珍しくなくなります。クラウドソーシングを使う上で発生するデメリットはほとんどありませんので、ぜひ活用してみましょう。 退職した会社にいた時から懇意にしているクライアントがいるのであれば、フリーランスになってからも同じクライアントから仕事を受けることにより、安定して稼ぎ続けることが可能になります。 すでに信頼関係ができあがっているクライアントとのやりとりになるため、ストレスが少なく安心して取引できるのも魅力です。クラウドソーシングではなかなか見つからない、高単価の案件になることも少なくないので、既存の人脈は大切にするのが賢明です。 フリーランスの初心者は結局エージェントを頼るべきか フリーランスが案件を獲得する手段として、エージェントに相談するという方法も忘れてはいけません。エージェントに登録することで、自分の代わりに案件を探して獲得してきてくれるという利点があります。 いわばフリーランスとしての営業の仕事を、エージェントに外注するようなイメージですね。営業に自信がないエンジニアや、フリーランスになりたての初心者には重宝する存在です。 もちろん、エージェントを通すことによって手数料が発生してしまうので、可能な限り自分で営業して案件を探してくるほうが得になります。しかしエージェントを利用することで大手企業のプロジェクトに参加できたり、自分のスキルレベルにあった仕事を経験できたりと、メリットも少なくないのは事実です。 一度エージェントに登録したらずっと使い続けなければいけないというわけではありませんので、初心者のうちにエージェントを利用しておき、営業力や信用力がついてきたら自力で案件を探す…という方法に切り替えていくのもおすすめですよ。 まとめ:エージェント等を活用して収入をUP フリーランス初心者は、新たに案件を獲得するのが難しいイメージがあります。しかしクラウドソーシングサイトや既存の人脈、あるいはエージェントといった手段を活用することによって、十分な収入を得ることが可能になります。 ここで紹介した方法を参考にして、フリーランス1年生からどんどん稼げるようになっていきましょう。
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SESの営業について教えます 気になる年収や仕事内容は?

IT業界には、アプリ開発企業やSIerなど、さまざまな事業を展開している会社が存在します。中にはIT系エンジニアを派遣する業務を手がける「SES」と呼ばれるビジネスモデルもあります。 SESに入社して働くとなると、営業職として入社することがほとんど。しかしSESの営業スタッフというと、業務が大変でネガティブなイメージを持つ方も多いかもしれません。ここではSESで働く営業職の仕事内容から年収まで、詳しい実態についてお伝えしていきます。 SESとは? そもそもSESとは、System Enginnering Service(システムエンジニアリングサービス)の頭文字を取ったものです。SESを手がける企業では、クライアントの要望に応じたエンジニア人材を採用し、客先に常駐することで業務を遂行するというビジネスモデルを採用しています。 SESはシステム開発における委託契約の一種で、エンジニア一人ひとりという人材をサービスの対象とするものです。イメージとしては、請負契約と派遣契約の中間のようなものだと理解しておくと良いでしょう。 派遣と大きく異なるのは、仕事の指示を出すのがクライアント側ではなく、ベンダー側であるということです。SESに所属するエンジニアは、クライアントのオフィスで仕事をするもののその場で仕事の指示を受けることなく、自分が雇われている会社から命令をもらうことになります。 SESがブラックだと騒がれるのは特殊な労働環境にある ところでSESをネットで検索してみると、「ブラック」「違法」など、ネガティブなワードばかりがヒットすることに気付きます。なぜSESにはマイナスな印象がつきまとっているのでしょうか? その理由は、SESならではの労働環境にあります。 たとえばSESでは、指揮命令はクライアント側ではなく、ベンダー側が出すことになります。しかし普通に考えれば、クライアントのオフィスで作業をする以上、クライアント側が指揮命令を出すほうがスムーズです。 そのためSESでも実態としてはクライアントがエンジニアに指示を出していることがありますが、これも立派な違反行為に当たります。ただ、指揮命令の所在がどこにあったのかは明確に記録に残すことが難しいため、大きく取り沙汰されることが少ないのが実情です。 ほかにも二重派遣や偽装請負といった問題も起こりやすいビジネスモデルでもあるため、業界でもグレーなやり方だとみなされることが多いのです。 SESの営業 平均年収は? IT業界全体での営業職の平均年収は、470万円ほど。一般的なサラリーマンよりやや多めの水準となります。SES営業の場合は、これよりも少しランクが落ち、450万円ほどが平均年収にあたると推測されます。 ただし営業職という性質上、より成果を上げる社員ほど優遇される傾向にあります。一件も契約を取ってこれない社員よりも、月に数十件契約を取ってくる社員のほうが、優遇されるのは当然でしょう。 歩合制を採用しているところであれば、契約をどんどん結ぶほど年収がアップすることも十分あり得ます。その場合は自分のがんばりによって年収が左右されますので、年収200万円にも、800万円にもなる可能性はあるでしょう。 トップ営業マンになれば年収1000万円の大台も見えてくるほか、独立して自分でSES会社を立ち上げることになれば、青天井の報酬額を手にできることでしょう。 SES営業の仕事内容は? では、SES営業の具体的な仕事内容を見ていきましょう。 SES営業の仕事①人材を確保する SES営業の仕事は、まず人材を確保することからスタートします。SESというビジネスモデルは、派遣することになるIT系エンジニアがいなければ成り立ちません。そこでまずは、求人広告などを用いて人を集めることが基本的な役割となります。 大手求人サイトなどに広告を出稿して、さまざまな人の目に留まるように工夫します。契約社員や個人事業主として契約することもありますが、雇用形態の多くは正社員です。 ただし、大手の求人サイトを利用するためには高額な費用がかかってくるため、SESの中には自社サイトで人材を募集しているところもあります。自社のホームページにリクルートサイトを作り、そこで求人活動を行うという方法です。 こちらも主に営業職の社員が担当し、ときにはFacebookやGoogleの広告を出稿しながら、自社サイトへの流入をアップさせていきます。場合によっては、勉強会のようなリアルイベントを開催して、IT系の人材を確保することもあります。 なお、ここまで紹介してきたのは「自力で」人材を集める方法になります。実はSESでは「他力で」人材を集める方法も広く使われています。具合的には、SESを手がける同業の企業に人材を紹介してもらうという方法です。 テレアポやメールといった手段を使って、まずはSES企業にコンタクトを取ります。そして協力関係を結ぶことを提案し、人材を紹介しあう関係を目指します。この方法を使えば手っ取り早く大量の人材を確保できるようになるため、SES営業にとっては腕の見せ所となります。 SES営業の仕事②人材をクライアントに提案し契約を結ぶ 次に、集まった人材をクライアントに提案していく仕事が待っています。 「こんなスキルを持った人材を迎えたい」というニーズを把握して、クライアントに向けて最適な人材を選び、提案していく仕事です。すでに取引実績があるクライアントがいるのであれば、比較的スムーズに仕事を進められることでしょう。 クライアントの希望にあった人材を提案することに成功すると、実際に人材との面談が組まれます。クライアント企業と人材との面接のようなもので、SES営業はその面談のセッティングを担います。 クライアント側からも人材側からもOKが出れば、契約の締結ステップに進みます。無事契約が成立すれば、売上が立って営業スタッフ自身の成果となります。 SESの営業はエンジニアからの転身もあり? SES営業を目指そうと考えている方の中には、「これまでエンジニアとしてやってきたけど、営業の仕事にも挑戦してみたい」と思っている人もいるかもしれません。エンジニアとして培ってきたスキルを活かせるため、SES営業でも活躍できそうな印象がありますよね。 ただ、SES営業は非常にコミュニケーションスキルが要求される職種です。クライアント企業はもちろん、仕事を求める人材、あるいはパートナー関係のSES企業など、さまざまな立場の人とやりとりを行う必要ができます。 もしエンジニアとして仕事をしていて、「人と接するよりもコードを書いているほうが充実感があるな」と感じるのであれば、SES営業を目指すのは控えておいたほうがいいかもしれません。 「パソコンに向かって作業するだけなんてつまらない!もっとたくさんの刺激が欲しい」と考えるタイプにとっては理想の仕事になる可能性もありますので、ぜひ挑戦してみることをおすすめします。 まとめ:SESの営業は多岐にわたる仕事内容になる SES営業は、クライアントの求めに応じた人材を提案し、企業と人をマッチングする役割を持った仕事です。人材集めから提案、面談まで、携わる仕事内容は多岐にわたるほか、さまざまな立場の人とコミュニケーションを取らなければならない職種でもあります。 うまく成果を上げて好成績を残すことができれば、どんどん年収がアップするという魅力も備えたSES営業。興味がある方は、一度目指してみてはいかがでしょうか。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
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違いは給与だけではない?エンジニアの派遣を大阪と東京で比較

派遣での案件数に違いはあるのか? エンジニアとして長期的に活躍することを目指すなら、どこで働くのかという選択も大切です。 国内でエンジニアの求人案件が充実しているのは間違いなく都市部ですが、大阪と東京のどちらを選ぶのかによって案件数を見ても大きな違いがあるからです。 では大阪と東京の案件数はどのくらいの違いがあるのでしょうか。 案件数の違いを調べるために、複数の派遣会社の求人を掲載する某大手派遣サイトの検索ツールから表示される東京と大阪の違いをチェックしてみました。 2018年12月時点で「ITエンジニア」「東京」カテゴリの案件数を調べると表示される案件数は4721件。 「ITエンジニア」「大阪」カテゴリの案件数は1815件という結果が表示されました。 これらの違いから分かることは東京と大阪を比較した場合、東京の方が派遣の案件数は確実に多くなるということです。 弊社ではテクフリというフリーランスエンジニア・クリエイターの案件探しを支援するサービスがありますが、基本的に東京を中心とした関東の案件を中心に扱っています。 弊社以外にも東京の案件を中心に取り扱う人材サービス会社が複数あることからも大阪と比較した場合、東京はエンジニアにとって充実した派遣の案件数があるエリアだといえるでしょう。 参考:リクナビ派遣 大阪と東京の派遣での給与に違いはあるのか? エンジニアとして派遣就業をする場合、大阪と東京の給与の違いも理解しておきたいところです。 一般社団法人 日本人材派遣協会の公表している情報によると、首都圏(東京)で派遣として働く人の平均時給は1702円。関西圏(大阪)は1455円です。 エンジニア派遣に限定した統計ではありませんが、東京と大阪の派遣では、そもそもの給与の相場が違うことが分かります。 また実際に前述の大手派遣サイトをチェックしてみると、時給が3000円以上の派遣エンジニアカテゴリの案件数は東京なら328件。大阪は16件です。 派遣として高い時給の派遣案件を狙うなら、大阪よりも東京の方が選択肢は多くなるといえるでしょう。 参考:一般社団法人 日本人材派遣協会「賃金・社会保障」 大阪と東京で技術的な面の違いはあるのか? 大阪と東京のエンジニア派遣は案件数と給与に大きな違いがあるのは前述の通りですが、技術的な面でも違いはあると考えることができます。 なぜなら東京と大阪では開催されている勉強会の数や頻度にも大きな違いがあるからです。 IT関連の勉強会やイベントを集約しているサイトTECH PLAYに掲載されているイベントの数をチェックすると、2018年12月の大阪は91件。それに対して東京は1088件。 ITに関するイベントの開催数だけを見ても10倍以上の違いがあることが分かります。 勉強会の数が個々のエンジニアの技術の向上にも関係していると仮定すれば、大阪と東京のどちらで働くのかによって技術的な面でも影響はあるといえるでしょう。 実際にエンジニアの中には東京で技術を磨いてから、海外移住や地方移住を実現して働いている人が少なくありません。 参考:TECH PLAY 東京と大阪で社風の違いはあるのか? 社風は会社によって違うのは当然ですが、全体的な雰囲気として東京と大阪は違いがあります。 たとえば東京の会社はWEB系エンジニアの求人が充実していて、リモートワークを積極的に導入している企業が少なくありません。 リモートワークを大々的には実施していない場合でも、個別に交渉することでリモートワークが可能となったケースは割とよくある話です。 しかし大阪の企業の場合、リモートワークを導入している企業は2018年時点では少数派です。 出社だけでなくスーツの着用を前提としている企業も珍しくありません。またスタートアップベンチャーの数は圧倒的に大阪よりも東京の方が多くなります。 大阪にもスタートアップベンチャーの求人は存在しますが、東京の方がクリエイティブな社風の会社で働ける可能性は高くなるといえるでしょう。 大阪で派遣エンジニアとして活躍するメリット 東京と大阪を比較すると給与や案件数は東京の方が多くなりますが、大阪でエンジニアとして働くメリットがないわけではありません。 では派遣エンジニアとして大阪で働くとどのようなメリットがあるのか、順番に見ていきましょう。 東京に比べると通勤電車が楽 通勤を前提とした仕事の場合、通勤電車のストレスは誰もが回避したいと考えるものです。 大阪も通勤の時間帯は満員電車になりますが、混み具合は東京ほどではありません。 派遣エンジニアは通勤が前提となっているところですが、東京よりも通勤時間は快適に過ごせる可能性があります。 食事が安くて美味い 大阪は安くて美味しい飲食店が多い地域でもあります。 ランチタイムや飲み会にかかる費用を東京よりも抑えることができるというメリットがあります。 奈良や京都などの観光地が近い 大阪は電車を使えば奈良や京都へ簡単にアクセスできる地域でもあります。 派遣エンジニアの業務で疲れが溜まったとしても、休日は観光地でリフレッシュすることができます。 家賃相場が安い 賃貸住宅を借りる場合、家賃相場は東京よりも大阪の方が安くなります。 もちろん大阪の中のどのエリアに住むのかによって家賃相場の違いはありますが、全体的に東京よりも大阪の方が生活コストを下げることができます。 ユニークな人が多い 大阪はお笑い強い関心を持つ人が多い地域でもあります。 ユニークな発言をする人の割合が東京に比べると多いため、東京よりも日常の会話で仕事を楽しめる可能性があります。 大阪は多くの事業所が集まっている 大阪は関西の中では最も多くの事業所が集まっているエリアでもあります。 東京と比較すると事業所の数は少なくなりますが、関西の他の地域と比較すると多くの事業所が集まっています。 実際に東京を本社としていて、大阪に事業所を持つIT系の企業は少なくありません。事業所の多さを考慮しても関西の中でも大阪は仕事を探しやすいエリアでもあることが分かります。 エンジニアとして大阪で働くと、このような給与以外の日常生活におけるメリットがいくつかあります。 実際に生活コストの安さや環境などを理由に東京ではなく、大阪を中心に活躍するエンジニアは少なくありません。 派遣エンジニアとして大阪で働くことを検討する際は、給与の高さや案件数だけでなく理想とするライフスタイルを送ることができるのか、冷静に見極めて判断することが大切です。 【まとめ】エンジニア派遣として大阪で働くなら、戦略的にスキルアップを目指していこう ここまで紹介してきたように、エンジニア派遣は大阪と東京では給与だけでなく案件数や社風にも違いがあります。 どちらが良いということはありませんが、エンジニア派遣として働く選択肢が多いのは東京であることは間違いありません。 未経験からエンジニア派遣で働くことを目指す場合、東京の方がチャンスは多くなるといえるでしょう。 また大阪でエンジニア派遣として働くなら、案件数などを考慮してもスキルアップを目指すことが欠かせません。大阪は関西では都市部ではありますが、地域性が強い地域でもあるからです。 戦略的にスキルアップをすることができれば、エンジニア派遣としての選択肢を増やすことにもつながります。 スキルを身につけていればリモートワークで東京の仕事を大阪で受託する、という働き方を選ぶこともできます。 大阪でエンジニアとして長く活躍していくことを考えるなら、戦略的にスキルアップを目指すことをおすすめします。 ❇︎参考 リクナビ派遣 一般社団法人 日本人材派遣協会「賃金・社会保障」 ご支援実績8,000人以上!フリーランスエンジニア・クリエイター専門の案件情報サイト「テクフリ」 テクフリでは、10年以上の業界経験を活かし、ただのお仕事紹介ではなくバリューアップをコンセプトに手厚いサポートでご支援しております。 正社員からフリーランスになろうと考えている方は、開業手続きから税金のご相談を親身に対応。 逆にフリーランスから正社員になろうと考えている方は、マッチした企業・求人をご紹介。 親身にご要望に耳を傾け、あなたにピッタリの案件をご提案いたします。 ・フリーランスで挑戦したい! ・より単価の高い案件に入りたい! ・スキルアップしたい! ・安定稼働したい! そんな方におすすめです。 チャットでの無料相談も受け付けております!
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フリーランスにとって国民健康保険だけでは怖すぎる? フリーランス協会を利用してみよう

国民健康保険組合について フリーランスエンジニアとして独立した場合、健康保険の加入は重要なテーマの一つです。 なぜなら会社員なら企業が所属する健康保険組合に加入することができますが、フリーランスは何もしなければ加入する健康保険は国民健康保険だけになってしまうからです。 では国民健康保険とはどのような制度なのか、まずはその内容について見ていきましょう。 国民健康保険とは市区町村単位で運営されている日本の医療保険制度です。 フリーランスとして独立後に加入する国民健康保険組合とは? フリーランスとして独立すると、企業が所属する健康保険組合を任意継続していない限りは基本的に加入することになります。 国民健康保険に加入していると病気やケガで病院に通院が必要となった際に自己負担する費用が請求の3割となります。 医療機関から請求される費用のうち約7割を自治体が負担してくれるという特徴があります。 通院の場合の負担は少なくて済むという特徴がありますが、民間の保険会社の保険のようにがんなどの入院に対して保険金が発生するものではありません。 国民健康保険になくて、社会保険にあるもの 社会保険とは企業に雇用されている場合に入ることができる保険を意味しています。 企業によって加入している保険組合は異なりますが、協会けんぽと呼ばれる全国健康保険組合や関東ITソフトウェア健康保険組合など、様々な組合があります。 社会保険に加入していると、病気になった際は傷病手当金を受け取ることができます。 申請するためには医師の診断書や企業側から組合に対する必要書類の申請などが必要となりますが、傷病手当金が認められると療養期間中に収入を基準に計算された手当を受け取ることができます。 そして組合が提携しているレジャー施設や飲食店、スポーツクラブや保養施設などがある場合、そういった施設を割引価格で利用することもできます。 また組合が提携している医療機関では各種健診を割引で受診することができ、さらに健康に関するイベントやセミナーの受講も可能となっている組合もあります。 このような提携施設におる割引や傷病手当金は国民健康保険にはありません。 フリーランスとして独立してからも会社員の頃と同等の保険サービスを受けたい場合は雇用された時に加入していた保険を任意継続する、もしくはフリーランスを対象にした保険への加入を検討することをおすすめします。 文芸美術国民健康保険組合にフリーランスエンジニアは入れるの? 前述の通り保険組合には様々な種類がありますが多くのフリーランスが加入している保険の一つに文芸美術国民健康保険組合があります。 文芸美術国民健康組合は収入に関わらず保険料が定額のため、所得によっては加入することで国民健康保険よりも保険料を抑えることができる可能性がある保険です。 文芸美術国民健康保険組合への加入条件 加入条件としては日本国内に住んでいて美術もしくは著作活動に従事していること、そして組合加盟の各団体の会員となっていることが求められます。 文芸美術国民健康組合に加盟する団体の一つに日本イラストレーション協会ジャイラがあります。 そして加入資格としてはイラストレーション制作を行う個人事業者・法人に限られることが明記されています。 そのためフリーランスエンジニアとして仮にWeb関連事業などで開業していた場合、基本的には加入を認められないことになります。 しかし兼業で漫画や絵本を制作している、もしくはデザインの仕事もエンジニアと兼務にしている、さらに職業をイラストレーターとして確定申告を提出しているなら加入を認めてもらえる可能性は高くなります。 文芸美術国民健康保険組合は「美術や著作活動」に従事している人を対象としている保険組合です。 このような保険組合が対象とする人について考慮すると、エンジニア専業のフリーランスなら他の保険組合を検討すべきだといえるでしょう。 フリーランス協会に入会するとフリーランスエンジニアにとって何がいいのか? フリーランス協会はフリーランスエンジニアも加入することができるフリーランス向けの福利厚生や保険が提供されているサービス。 保険組合ではないため一般会員になったところで健康保険をカバーできる内容のサービスが提供されているわけでもありません。 しかしフリーランス協会に加入することは民間の損害保険に加入する手間を省くことができます。 国民健康保険と組み合わせて入会することを前提に考えるならより充実した保険をかけることができるといえるでしょう。 保険としてカバーできる可能性があるのは、失業保険に関係する手当です。 会社員として雇用されている間は、労災保険と雇用保険に加入することになります。 これらの保険に加入していれば失業をした際は失業手当を受け取ることができます。そして業務中の事故で心身に何らかの故障があった際は、労災保険として保険料を受給できる可能性があります。 これらの保険のうち雇用保険に付帯する失業手当については、フリーランス協会に入会して所得補償制度に任意加入することで、ある程度カバーできる可能性があります。 〈フリーランス協会〉所得補償保険+傷害補償プラン(別途有料)はお得なのか? フリーランス協会は一般会員になると、フリーランス賠償責任補償が自動付帯されます。そして所得補償制度と傷害補償プランは別途有料で加入することができます。 保険を重視してフリーランス協会に加入するなら任意の保険にも入っておきたいところですが、別途有料となるため慎重に判断すべきところでもあります。 ではここからは、所得補償保険と傷害補償プラン、それぞれに加入するとどのようなメリットがあるのか、内容と共に見ていきましょう。 〈フリーランス協会〉所得補償保険(所得補償プラン) 所得補償保険とは、保険期間中に病気になる、または怪我を負うことで就業不能になり、その期間が7日間を超えた場合に保険金が支払われる保険プラン。 支払われる金額は就業不能期間1か月単位で計算され、1年間を限度として支払いを受けることができます。 1口あたりで補償される保険金の金額は1万円。 年齢と職種によって1口購入するためにかかる費用は異なりますが、35~39歳で事務職や営業などを含む1級とカテゴライズされる職種なら、かかる費用は83円。 加入口数に応じた保険をかけることができます。 保険料の算出方法は基本補償1口あたりの保険料と加入口数を掛け合わせて計算します。そのため加入口数を多くすればより手厚い保険をかけることもできます。 収入に応じた最適な口数を設定できることを考慮すれば、有料プランではあるものの、比較的導入しやすい保険だといえるでしょう。 〈フリーランス協会〉傷害補償プラン 傷害補償プランは、国内または海外で偶然の事故によってケガを負った場合などに保険金の支払いがある制度。 加入しているとフリーランスエンジニアとして打ち合わせに向かう際に、階段から落ちるもしくは交通事故に遭遇するなどのリスクに備えることができます。 月額の保険料は1口1000円~3000円。 加入タイプによって補償される金額は異なりますが死亡・後遺障害、入院、通院、介護のカテゴリに応じて保険金が定められています。 補償される金額は100万円~572.7万円。 フリーランスエンジニアとして交通事故など移動中に事故に巻き込まれるリスクに備えたい場合、比較的リーズナブルに活用できる補償プランでもあります。 参考:プロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会 【まとめ】フリーランス協会は国民健康保険組合と合わせて活用しよう ここまで紹介してきたようにフリーランス協会は一般会員になると、賠償責任保険、所得補償保険、損害補償の三つの保険に加入できるようになります。 任意加入の保険まで含めると多少費用はかかりますが、病気や事故のリスクを考慮すれば保険にかける金額としては決して高いものではありません。 国民保険の加入だけでは備えることができるリスクは限定的です。 フリーランスとして少しでもリスクを減らして活動することを考えるなら、フリーランス協会の所得補償や損害補償などの保険の活用も検討することをおすすめします。 ❇︎参考 文芸美術国民健康保険組合 JAILA:日本イラストレーション協会 プロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会
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デバッガー(ゲームテスター)

ゲームデバッカーとは?仕事内容や必要なスキルを解説

非エンジニアの人々からすると、「エンジニア」という言葉から連想するのは「パソコンに向かってプログラミングをしている人」というイメージでしょう。 しかし、実際にIT業界に携わってみると、「エンジニア」と名前がつく仕事の種類は非常に多くあり、とてもじゃないですがそのすべてを把握することは困難なように思えてきます。とはいえ、自分のキャリアを考えるにあたっては、IT業界に存在する仕事の種類を把握しておくことは不可欠。 そこでtechcareer magazineでは、代表的な21個のエンジニア系職種について、その特徴や仕事内容、年収から必要になる資格といった情報を取り上げています。この記事でフォーカスを当てるのは、「ゲームデバッカー」と呼ばれる職種です。業界では「ゲームテスター」ともよばれる彼らは、一体どんな仕事を担当しているのでしょうか? ゲームデバッカーとは 「ゲームテスター」という別名からも分かる通り、完成したゲームにバグや不具合がないかをチェックすることが、ゲームデバッカーの主な仕事です。据え置き型のテレビゲームはもちろん、スマホ向けゲームアプリも含め、ゲームと名のつく商品やサービスには不可欠な存在といえるでしょう。 ゲームやアプリが予期しない動作を起こしたり、強制終了してしまったりする不具合を「バグ」と呼び、バグの修正を行なうのが「デバッグ」という作業です。デバッグを担当するのは、主に開発に携わるエンジニアで、ゲームデバッカーが修正作業を行うことはありません。 ゲームのバグを徹底的に見つけ出し、エンジニアに報告する。その修正を再確認して次なるバグを洗い出す…。これらの作業の連続により、ゲームの品質を高める役割を担っているのが、ゲームデバッカーという専門職なのです。 バグを発見するという使命を与えられているものの、ゲームデバッカーの仕事は基本的に「ゲームをプレイすること」にあります。実際にユーザーの一人としてゲームで遊び、厳しい目をもってバグをチェックするのがゲームデバッカーの仕事。 そんな特徴を持つ職種なだけに、ゲーム好きな人やゲームマニアからも人気を集めているのが、ゲームデバッカーという職種でもあります。 ゲームデバッカーの仕事内容を大きく分類すると、次の3つの業務に分けることができます。 1つは、正しくゲームが動いているかを確認する「動作チェック」です。クライアントや設計書の仕様通りの内容が反映されていて、ストーリーや世界観にミスマッチがないかをチェックします。クライアントが求めるクオリティを満たしているか、問題点がないかを開発担当のエンジニアに質問しながら進めていきます。 2つ目として、「操作チェック」の業務が加わってきます。スマホアプリであれば、タッチ操作やスワイプ動作が正常に認識され、ゲームを操作できるかどうかを確認します。据え置き型のゲーム機向けであれば、実際のコントローラーを使って操作を確認していきます。 3つの業務が「記録・報告」です。一連の業務の中で発見したバグや不具合を、一つひとつ記録にとって開発エンジニアへ報告することが、ゲームデバッカーのもっとも重要な仕事といえます。 もちろんゲームリリース後もゲームデバッカーの仕事は続きます。特に最近のゲームはネットワークにつなげてゲームのアップデートを配信するものが多いため、アップデート後のゲーム動作に問題がないかを再チェックしたり、開発段階では見つけられなかったバグを記録したりと、長く遊んでもらえるためのゲーム制作に携わるポジションなのです。 気になる年収は ゲームデバッカーは、直接的にゲーム開発に携わる職種ではありません。もちろん開発経験があるに越したことはないですが、スマホやゲーム機を操作し、パソコンを操作する基礎的なスキルさえあれば仕事に就くことが可能です。 ゲームデバッカーは、直接的にゲーム開発に携わる職種ではありません。もちろん開発経験があるに越したことはないですが、スマホやゲーム機を操作し、パソコンを操作する基礎的なスキルさえあれば仕事に就くことが可能です。 したがってゲームデバッカーの希少性はそれほど高くなく、ある程度の実績を残さないと年収アップも難しいポジションとなっています。2010年に出版された『デジタルゲームの教科書』(ソフトバンククリエイティブ)では、デバッガーの平均年収は258万円。サラリーマン全体の平均よりも、かなり低めの水準となっています。 また、ゲームデバッカーとして正社員で雇用されることも多くありません。そのほとんどがアルバイトという立場で業務に携わることがあります。特別なスキルを必要とせず、かつゲーム開発に間接的に携わることができることから、プログラマーやシステムエンジニアの新人がゲームデバッカーを兼ねるところもあります。 必要なスキル/資格 ゲームデバッカーになるための必須の資格というのはありませんが、開発担当のエンジニアと連携を取るコミュニケーション力が重視されます。クライアントやエンジニアの思いを汲み取り、仕事に反映させる共感力も欠かせない仕事といえます。 「こんな些細なバグは無視してもいいのかな?」と考えず、積極的に指摘していくことが求められる仕事ですので、ある程度自己主張が強く、どんどん意見を発信していける人が向いている仕事です。 加えて、バグや不具合を注意深く探し、細大漏らさずエンジニアに報告するための几帳面さや注意力の強さも仕事で生かされてくるスキルです。どれも特別な訓練を必要としないものではありますが、エンジニア本人の性格や素質が問われる職種と考えることができるでしょう。 なお、ゲームデバッカーとして働くにあたって、職場によってはWordやExcelを使って仕様書や記録のやり取りを行うところもありますので、パソコンの操作スキルとともに、オフィスソフトの操作スキルも高めておくと役に立つかもしれません。 また、タイピングが早ければそれだけ業務を効率化させることができるため、パソコン初心者に比べて採用されやすくなることも考えられます。正確かつ簡潔に文章をまとめ、わかりやすい記録を残せるかどうかも、ゲームデバッカーとして評価されるポイントです。 活躍できる業界 ゲームデバッカーが活躍できる業界としては、基本的にIT業界またはゲーム業界の2つに絞られます。 ゲームアプリを含めたスマホ向けアプリを手がけているIT企業や、ゲームソフトを専門に開発しているゲーム制作会社のいずれかが、ゲームデバッカーの基本的な勤務先となるでしょう。もしくは業務委託という形で在宅で仕事を請け負うこともできなくはありません。 パソコンやスマホ、ゲーム機本体などを自宅に揃え、個人として企業から仕事を請け負うことで、フリーランスのような立場でゲームの制作に携わる働き方です。フリーランスであれば、職場の人間関係にわずらわされることなく仕事に集中できるかもしれません。 業界全体でも需要が高いポジション ゲームデバッカーという仕事は、業界全体でも需要が高いポジションとなっています。スマホ向けにを中心に盛り上がりを見せているゲーム業界にとっては、優秀なゲームデバッカーの存在は必要不可欠。 ゲームデバッカーとしての高い実績を誇る人であれば、企業から声がかかることも少なくないと考えられます。 ただし、ゲームデバッカーには特別なスキルを必要としないことから、AIによる自動化が推し進められていることに注意が必要です。人の力でチェックするのではなく、機械にバグのチェックをさせようという試みです。 今はまだ実用化段階ではないものの、将来的にはゲームデバッカーという職がなくなり、AIに置き換えられるということも十分に考えられます。ですので、最初からゲームデバッカーを目指すのではなく、まずゲームデバッカーからゲーム業界に入って、プログラマーやディレクターを目指していくことが最善の道となるでしょう。 まとめ:未経験からでも可能 ゲームテスターとも呼ばれるゲームデバッカーは、エンジニアと呼ばれる仕事の種類の中でも、特に難易度が低く特別なスキルも必要としない仕事です。学生やフリーターを中心にアルバイトとして雇用されることが多く、ゲームデバッカーからゲーム開発を担当するエンジニアへとステップアップすることが、理想のキャリアパスといえます。
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Shell script

プログラミング言語の歴史 <Shell script(シェルスクリプト)編> 

Shell script(シェルスクリプト)の概要 メジャーなものからマイナーなものまで、さまざまなプログラミング言語が世の中にあり、プログラミング言語ごとに歴史や物語があります。 今回は、身近だけど奥が深いShell script(シェルスクリプト)の世界について見ていきたいと思います。そもそも「Shell script(シェルスクリプト)とはなにものか?」という話をしたいと思います。 ▼ ”shell”とは まずは“Shell script(シェルスクリプト)”の前半部分であるShell(シェル)について考えていきたいと思います。 Shellというのは“基本ソフト(OS)に対して指示を出すためのインターフェイスを提供するソフトウェア”のことです。 この文章だけではピンとこない方も多いと思うので、具体的に言えば、Windowsのcmd.exe(コマンドプロンプト)はまさにシェルです。 cmd.exeを起動して、ipconfigと入力してエンターを押すと、そのコンピューターが持っているIPアドレスなどネットワーク関連の構成情報が出てきます。 このように、cmd.exeなどのシェルには“利用者がOS内部の情報にアクセスするためのインターフェイスとして機能があり”、“利用者のうち込んだコマンドに対する応答機能がある”のです。 ちなみに、Windowsのシェルにはcmd.exeという名前が付いていますが、UnixやLinuxのシェルは単にシェルとしか呼ばれません。 ▼ ”script”とは 前半のShellの意味がわかったところで、“Shell script(シェルスクリプト)”の後半部分であるscriptについても確認しましょう。 scriptとはスクリプト言語のことです。 スクリプト言語とはなにかということですが、ざっくり言ってしまうと、「プログラマーにとって取り扱いが簡単なプログラミング言語」の総称です。 スクリプト言語と認められているプログラミング言語には、JavaScriptやVBScriptなど名前にscriptが入っているものだけでなく、PHPやPythonやGo言語などscriptという名前が入っていないものもあります。 さらに言うと、 スクリプト言語の定義は“プログラマーにとって取り扱いが簡単な言語”のことですが、なにをもって、プログラマーにとって扱いやすいとするか、その基準は曖昧だったりします。 では、Shell script(シェルスクリプト)の場合どういうところがプログラマーにとって扱いやすいかというと、記述が比較的簡単かつ、コンパイルの必要性がないため実行も簡単だからです。 ※コンパイルとは、人間がプログラミングしたソースコードを、0と1しかわからない機械でも理解できるように、翻訳することを言います。 つまるところ、Shell script(シェルスクリプト)とはシェルに対して動作する取り扱いが簡単なプログラミング言語ということです。 ところで、みなさん、バッチファイル(.bat)を見たり、使ったことがありますか? 実は、バッチファイルはWindows版Shell script(シェルスクリプト)なのです。 そのため、本来“Shell script(シェルスクリプト)”はUnixやLinuxなどのシェル向けに書かれたもののことを言うのですが、同じ役割を持つWindowsのcmd.exe向けに書かれたバッチファイルのことを含めて“Shell script(シェルスクリプト)”と呼ぶ人もいます。 Shell script(シェルスクリプト)は記述が比較的容易とお伝えしましたが、実はShell script(バッチファイル)のコードというのは、ipconfigのような、Shellに打ち込むコマンドで構成されています。 Shell script(シェルスクリプト)の歴史《黎明期》 ここから、いよいよShell script(シェルスクリプト)の歴史について、見ていきたいと思います。 まず理解していただきたいのは、Shell script(シェルスクリプト)の歴史はShellの歴史と紐づいており、それはつまるところOSの歴史でもあるのです。 そもそも、“シェル”はUNIXの前身にあたるOSであるMulticsで登場したものであり、Multicsのシェルにもシェルスクリプトの概念があったようですが、Multics自体が商業的には大失敗に終わったため、シェルスクリプトが一般的になったのはMulticsの後進であるUnix登場以降です。 世界初のUnixシェル“Thompson Shell”が1971年に登場しますが、すでにこのシェルはシェルスクリプトに対応しており、実際に“Thompson Shell”向けにシェルスクリプトが書かれていたようです。 ただし、この最初のUNIXシェルはMulticsのシェルの延長線上にあり、スクリプトの本格的な利用には向いていないという批判が沸き起こり、1975年には改良型の“PWB Shell”(“Mashey Shell”とも)が登場しています。 Shell script(シェルスクリプト)の歴史《成長期》 “PWB Shell”は“Thompson Shell”の改良版ですが、互換性を維持するために限定的な改良であり、依然として扱いにくさが残る状況でした。 そこで1979年に登場したUNIX Version 7 に搭載されたのが、根本的に設計を見直し、シェルスクリプトの利用性が格段に向上した“Bourne Shell”です。 この当時、シェルスクリプト以外のプログラミング言語といえば、C言語などコンパイルが必要な言語など、手軽に使える言語がないこともあり、シェルスクリプトの利用が劇的に広がりました。 1985年には時代のニーズに応える形で『UNIXプログラミング環境』という、シェルスクリプトに言及した初の商業書籍も出版されています。 ちなみに“Bourne Shell”は2000年以降においても、Unix・Linuxシェルのデファクトスタンダードとなっています。 このようにUnix・Linuxシェルの完成に伴い、シェルスクリプトの利用が広がったわけですが、同時にシェルスクリプトの問題点も浮き彫りになってきました。 具体的には以下の二つです。 ①シェルスクリプトは結局のところ、“シェルのコマンド集”であり、複雑な処理には対応できない。 ②“PWB Shell”用に書かれたシェルスクリプトは“Bourne Shell”では動かないなど、互換性の問題がある。 その問題点の解決策とし1987年に開発されたのが、プログラミング言語Perlです。 PerlはC言語のようにコンパイルする必要はないけれど、コマンド集であるシェルスクリプトより簡単に高度なことができるうえに、シェルの互換性だけでなく、LinuxだとかWindowsだといったOSの違いすら意識しなくて良いのです。 結果、Perlが大人気になりましたが、それはまた別の話なので、ここではこれ以上触れません。 ▼ Windows版Shell script(シェルスクリプト)、バッチファイル ついでなので、Windows版シェルスクリプトである、バッチファイルの互換性問題についても言及しておきましょう。 MicrosoftのOSは1981年登場のMS-DOSに始まり、WindowsやIBMと共同開発していたOS/2へと派生していきますが、いずれのOSにおいてもバッチファイルが利用できます。 ただし、上ではWindowsのシェルはcmd.exeと書きましたが、正確に言えば“Windows2000やWindowsXPから始まり現行のWindows10にも連なるWindowsNT系のシェルは”であり、MS-DOSやOS/2、Windows98やWindowsMeなどいわゆるWindows9x系OSのシェルはcommand.comです。 WindowsNT系とWindows9x系ではカーネルと呼ばれる、OSのコアとなる部分が大きく異なるため、シェルも変更になったようです。 一応、Microsoftではcmd.exeに対してcommand.comへの下位互換を付与しているとうたっているため、command.com用のバッチファイルも動作するようですが、あまり期待しない方が良いと思います。 少なくとも、私はお客様のユーザー部門に「バックアップ作成用にずっと使っているバッチが急に動かなくなったから見てくれ」と頼まれて確認したところ、Windows98時代に作られたバッチファイル(command.com用バッチファイル)をWindows8上で動かそうとしており、「それは無理ですよ」と説明したところ、WindowsXPやWindows7では動いたのに、とがっかりされた記憶があります。 Shell script(シェルスクリプト)の歴史《現在》 昨今の状況として、その性質上、あまり高度なことができるわけではないため、案件にて“システム開発言語”としてShell script(シェルスクリプト)が採用されることはまずありません。 しかし、ちょっとしたことに手軽に使えるプログラミング言語として、もっと言うとプログラマーの三大美徳「怠惰(Laziness)、短気(Impatience)、 傲慢(Hubris)」を満たすためのツールとしてよく使われています。 例えば、logファイルなどを特定のファイルをフォルダーに集めてバックアップしたいだとか、パソコンのIPアドレスの設定をクリック一つで決めた値にできるようにしたいだとか、そういった“システムというには大げさだけど、あると便利な仕掛け”を作るのによく使われています。 まとめ:Shell script(シェルスクリプト)現場で重宝される 今回はShell script(シェルスクリプト)についてみていきました。 定常作業などは「Shell script(シェルスクリプト)やバッチファイル一つで、楽になる」ということも多いので、アプリ系(フロントエンド)エンジニアであっても、インフラ系(サーバエンド)エンジニアであってもShell script(シェルスクリプト)ができると、結構、現場で重宝されます。 案件がないので、一最初に覚えるプログラミング言語としてはまったくお勧めしませんが、ある程度扱えるようになっておくと、なにかと役立つプログラミング言語です。
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年収(フリーランス)

フリーランスで年収1000万を目指す!イラストレーターでも可能

フリーランスとして独立したなら、せっかくなら会社員時代を大きく上回るレベルの年収を手にしたいですよね。実際、「年収1000万円」を目標に稼いでいるフリーランスは珍しくありません。 しかし、フリーランスの中で年収1000万円に到達している人は決して多くありません。では、年収1000万円稼いでいるフリーランスと、そうでないフリーランスにはどんな違いがあるのでしょうか? ここではフリーランスが年収1000万円を目指すための方法について紹介していきます。 年収1000万のフリーランスになるのは難しいのか? 「年収1000万円」と書くと大仰な数字に思えるかもしれません。ですが、毎月の収入に分割して考えてみると、それほど非現実的な金額ではないことがわかります。具体的には、1000÷12で83万円ほどの月収があれば、年収1000万円を突破する計算です。 月収83万円であれば、月に20万円ほどの案件を4本受注することで達成できます。1ヶ月は4週あるので、週に1件案件を獲得することができれば、それで年収1000万円の大台に乗ることができるというわけです。 こう考えると、年収1000万円はそれほど難しいことではないと思えるのではないでしょうか。現在月40万円稼いでいる人であれば、生産性を2倍にして月80万円稼げるようになることで、年収1000万円を目指せるのですから。 ただし、フリーランスは毎月の収入が安定しにくい働き方でもあります。年収1000万円のフリーランスをみてみると、毎月80万円以上安定して稼いでいるという人よりは、「1月に200万円を売り上げて、2月は30万円、3月は50万円だった」というケースのほうがはるかに多くなるのです。 年収1000万のフリーランスとはどんな人? では、年収1000万円を突破しているフリーランスは、どのようなスキルを持ち合わせているのでしょうか? 年収1000万円超のフリーランスに共通するのは、「クライアントの売り上げを見据えて仕事をする」点にあります。普通フリーランスに依頼される仕事というのは、限定された範囲で業務を遂行するものがほとんどです。 並みのフリーランスであれば、クライアントの依頼に100%応えられるように努力するものです。与えられた仕事を完璧にこなし、クライアントに満足してもらえるように努めるわけですね。 しかし年収1000万円プレイヤーのフリーランスは、さらにその先を行っています。「ここはもっとこうしたほうが成果が上がりますよ」「あそこにエラーが見つかったので、勝手ながら修正させていただきました」のように、自分に任せられた範囲を超えて成果をあげようとするのが特徴です。 フリーランスがクライアントの依頼に100%の力で応えるのは当たり前のこと。しかし120%の力で応えようとするのは、年収1000万円を超えるごく一部のフリーランスしかやっていないことなのです。 また、常に謙虚な姿勢を保っていることも、高年収を得るフリーランスの特徴といえます。年収が高くなればなるほど、自分よりも相手を評価し、現状に満足せずスキルアップを試みる傾向が強くなっていきます。 堂々としすぎないからこそ周囲からも好かれる人物となり、コミュニケーションや打ち合わせなども円滑に進みます。クライアントからも信頼を寄せられることから、高額なプロジェクトに参加したり、抜群の受注数を抱えていたりするのです。 年収1000万のフリーランスになるためには? 「今は年収300万円しかないけど、将来的には年収1000万円を目指したい」そんなふうに考えた場合、具体的にどのように行動したらいいのでしょうか? まず外せない条件として、「単価を高める」ことが重要になってきます。駆け出しフリーランスであれば、少額な報酬の仕事を何件も掛け持ちして、量をこなすことで収入を確保せざるを得ない状況もあると思います。 しかし単価が低くいくつもの案件にリソースを分散していると、どうしても時間に追われる生活になってしまうものです。その状態を長く続けていると、次第に休みが取れなくなってワークライフバランスが大きく崩れてしまうことも考えられます。 ですので、たとえ複数の案件を掛け持ちしていたとしても、その中から単価の低いものをどんどんカットしていき、単価の高いプロジェクトに挑戦することがポイントです。それにより実績も積み上がっていきますので、年収1000万円のゴールラインも見えてくることでしょう。 もう1つの大きなポイントとして、「趣味を多く持つ」ことがあげられます。「え?趣味なんてやってたら稼げなくなってしまうのでは?」と思われる方が多いかもしれませんが、実は趣味に興じる時間が長いことも、年収1000万円以上のフリーランスに多くみられる特徴なのです。 フリーランスは自分の働く時間やキャパシティを自由に決めることができる身分ですが、年収の低いフリーランスほど長時間働き、年収の高いフリーランスになるほど労働時間が短くなるという傾向があります。 趣味の時間を大切にすることでプライベートが充実し、クライアントとの会話のネタにもなります。多趣味な人は人間的な魅力も増すことから、「あなたと一緒に仕事がしたい」と指名されることも多くなってくるのです。 誰でも根を詰めて仕事をしていれば燃え尽きてしまったり、仕事が嫌いになってしまうことはよくあるものです。しかし趣味の時間を大切にして適度に息抜きができていると、仕事にも集中できて成果が出るという、好循環が生まれるというメリットもあります。 年収1000万のフリーランスはどのような案件を受けている? 年収1000万円を超えるフリーランスの多くは、IT系のエンジニアとして活躍しています。システムの構築から管理まで、幅広いプロジェクトがあるため仕事には困らない分野といえます。専門知識やスキル次第で高年収を狙うことも難しくなく、年収1000万円の壁もすぐに見えてきます。 特に外資系企業から発注される案件は高い報酬が設定されていることも多く、効率的に稼げることでしょう。最近ではブロックチェーン技術を習得したエンジニアの需要が高く、海外を拠点に活動すれば年収1000万円も簡単に突破できるといわれています。 IT系のエンジニア以外にも、イラストレーターや翻訳家、宅地建物取引士などの職種でも年収1000万円のフリーランスを目指すことが可能です。 たとえばイラストレーターであれば、個人でイラストを販売するだけではなく、企業から依頼される仕事を請け負って著作権・商法権でロイヤルティーを得ることができれば、一気に収入額がアップします。 人気イラストレーターになるにつれて、1年後、2年後まで仕事の予定で埋まるという現象も起こり得る世界なのです。 翻訳家についても、人気映画やドラマ・アニメの翻訳に携わることにより、桁違いの年収を得られるようになります。細かなニュアンスや文化の違いを表現する技術が必要になるため決して簡単な仕事ではありませんが、年収1000万円を得るポテンシャルを秘めた職種です。 宅地建物取引士の場合は、不動産の売買や仲介の際に必ず必要となる資格です。この資格を活かして高額な不動産を手がけることができると、年収1000万円の報酬も見えてきます。こちらは営業力が必要とされる仕事ですが、歩合制なので自分の努力次第で収入が青天井となる世界です。 まとめ:難しそうにみえて案外達成できる フリーランスが年収1000万円を目指すのは、難しそうにみえて案外達成できる人が多いハードルです。スキルや努力次第で、年収1000万円以上を手にすることだって不可能ではありません。 ただし、それには普段の立ち居振る舞いから自分を変え、単価アップや趣味の時間の充実といった取り組みを行う必要があります。ここで紹介したポイントを参考にして、年収1000万円の世界を目指してみてください。
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テストエンジニア

テストエンジニアの年収を完全検証!

テストエンジニアとは? テストエンジニアの年収について見ていく前に、テストエンジニアという職種について確認しておきましょう。 テストエンジニアはその名前の通り、プログラミングなどシステム構成要素へのテストに対して責任を持つエンジニアです。 具体的に言えば、作成したプログラムのテスト内容を決定し、テスト仕様書など、テストを行うドキュメンテーションを作成し、テスターなどのテストを実際に行う要員に対して、テストに関する指示を出すこと。 そして、実際に行われたテストの結果を検討・承認し、クライアントやプロジェクトマネージャー向けにテスト結果をまとめたドキュメンテーションを作成すること。 究極的には上記の二つになります。 関連する職種としては、テスターとQAエンジニアが挙げられます。 テスターは上でも触れましたが、テストエンジニアの傘下要員として、実際にテストを行うエンジニアのことを指します。 QAエンジニアは、システム開発全体のQA(品質保証)の責任者であり、テストエンジニアの上位職です。 ただし、実際の現場を見ていると、QAエンジニアとテストエンジニア、テスターの分類は曖昧です。 案件の規模などによって、QAエンジニア、テスターがおらず、プロジェクトマネージャー格の要員がQAエンジニア相当の職責を負い、テストエンジニアたちが自分たちで全てのテスト項目を消化することもよくあります。 もっといえば、一般的に設計者とテスト項目作成者は分けた方が良い(※)と言われていますが、わざわざテストエンジニアを用意できない・用意しないため、システムエンジニアなどがテストエンジニア相当の役割を担っていることも非常に多いです。 ※設計者がテスト項目を作ると、思い込みなどのために、“要件に適合する正しいテスト項目”が作成されないことがしばしばあるため。 さらに言えば、企業などによって、“テストエンジニアの業務範囲”が異なっており、システムエンジニアの募集と謳っているが、実際の業務内容はテスターだった、という話もよく耳にします。 転職支援サービスによっては、テストエンジニア・テスターと一括りにしているところすらあります。 そのため、テストエンジニアを積極的に運用していない現場でのキャリアが長いシステムエンジニアの方の中には、「システムエンジニアはスキルの十分ではない若者のための仕事」だとか「〇〇エンジニアと呼ぶと聞こえが良いと、人材会社が作ったでたらめな職種名。実際はエンジニアと呼べない作業者」などと低く評価されている節があります。 逆にテストエンジニアを積極的に運用している現場では、様々な開発時のリスクに精通した、もっとも優れた技術者の就く役職として敬意を向けられ、システムエンジニア以上の発言権を有していることもあります。 また、テストエンジニアという肩書で、いわゆる“品質管理コンサルタント”業務を行っている方もいらっしゃいます。 テストエンジニアは有名な割に、職務範囲や評価が非常に曖昧で、一定しない職種と言えます。 テストエンジニアの平均年収は? 上で見た通り、テストエンジニアの責任範囲や評価が曖昧なため、同じ“テストエンジニア”という職種名であっても、下は300万円よりも低い方、上は1000万円前後の方もいる、という現実があります。 一応、求人サイトなどでは平均年収は400万円~500万円と紹介されることが多いです。 確かに、テスト項目の作成などを行う、テスターより上位と扱われている“真っ当なテストエンジニア待遇”であれば、400万円以上の年収が期待できるように思います。 テストエンジニアの年収が高い業界は? テストエンジニアの年収が高い、つまりはテストエンジニアの評価やニーズが高い業界としては、組み込み系システムを作る製造業(と取引しているソフトウェア業界)やパッケージ業界、ゲーム業界などが挙げられます。 特にゲーム業界は募集も多いです。 スマホゲームやオンラインゲームなどでは開発速度が求められるだけでなく、なおかつバグがあって緊急メンテナンスでサービスの一時停止を行った場合、ユーザーの流出やお詫びアイテムの配布などで単なるサービス一時停止だけでは済まない、経済的損失まで強いられてしまいます。 そのため、速やかにプログラミングの問題を見つけられる、テストエンジニアが必要になっています。 ただし、テストエンジニアの名前で、テスターやデバッガーと変わらない業務をさせられることが多い、という悪評もゲーム業界にはありますので、業務内容をよく確認しましょう。 ちなみに、テスターやデバッガーの年収とテストエンジニアの年収差は小さくありません。 数倍差がつくこともあります。 それから、組み込み系システムなどの開発を行う製造業(と取引しているソフトウェア業界)で働くテストエンジニアは高年収が期待できます。 理由としては「システムのバグで、ブレーキを踏んでもアクセルがかかる不具合を持った車を製造・販売してしまったら、万が一、その不具合によって人が事故死したら、誰が責任取れますか?」という問題に尽きます。 社内の経験豊かなエンジニアや外部の優秀なフリーランスなどをテストエンジニアに任命して、システム構成要素の品質管理業務に従事させていることが多いです。 他に年収が高いテストエンジニアの勤務先としては、上でも触れた、品質問題のコンサルタントとして活躍できるコンサル業界や、多数のテストエンジニアを抱えて、いわゆる第三者機関としてクライアント企業の作成したシステムをテストする専門企業などが挙げられます。 プログラミングなどシステム開発に関わる業界であれば、作成した成果物の出来を確認するためにテストが必要なため、テストエンジニアの活躍の余地は広いかと思います。 ただし、SIer業界などでは、システムエンジニア要員がテストエンジニアを兼ねることが多く、テストエンジニアという職種自体存在しない企業も少ないです。 私自身、SIer出身ですが、システムエンジニア要員教育の一環としてテスト項目の策定方法を含めたシステム構成要素の品質管理について研修を受け、「システムエンジニアはプロジェクトマネジメント能力の一つとして自分たちが作った成果物の品質管理ができるのが当たり前。テストエンジニアって、なんだそれ?」くらいに思っていた人です。 ちなみに、実際の案件の進め方としては、小さい案件では主担当のシステムエンジニアがテスト項目まで作成し、重要な案件についてだけ、同じ部署の主担当ではないシステムエンジニアなどが、いわば“助っ人”としてテストエンジニア的な業務を行うパターンが多かったです。 年収が高いエンジニアの特徴は? 一言で言ってしまえば、効率よくテストを消化できるように検証作業をデザインできるテストエンジニアが高い年収を得ています。 大量のテスター(つまりはお金)を使って、マンパワーでひたすらテストというのはもはや過去のものになりつつあります。 昨今、テスターの代わりにテストを進めてくれる検証ツールを使って効率的にテストを行うのが一般的です。 テストエンジニアには、テスト仕様書などを作成する際、どういった検証ツールを利用するのか、あるいは利用できる検証ツールが限られている場合、どのようにテスト項目や検証ツールを設定すれば良いか、知っていることが非常に重要となっています。 まとめ:テストエンジニアは重要な仕事 テストエンジニアは「問題のないシステムを開発して、納品する」という当たり前だけれど、実に難しいミッションを実現するために作られた役職です。 非常に重要なポジションです。 責任は重大ですが、その分、やりがいも大きいです。
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確定申告

フリーランスが確定申告してないと結末はどうなる?

フリーランスの確定申告はサラリーマンと違う? 確定申告とは、個々人の一年間(1月1日~12月31日)の収入(所得)を明らかにし、適切な納税額を決めるための作業です。 年末調整だけ行って、確定申告に行かないサラリーマンの方は多いですが、フリーランスの方は基本的には絶対に確定申告に行く必要があります。 「サラリーマンは確定申告に行かなくても良いのに、なんでフリーランスは行く必要があるの?」と思った方も多いと思うので、そのからくりをお教えしましょう。 フリーランス案件を提案してもらう 年末調整はフリーランスもサラリーマンも必要 そもそも、年末調整ってなんのためにあるかですが、簡単に言うと、源泉徴収税を整理するためにあります。 毎月の給与やボーナスから天引きされる源泉徴収税は、会社が国の代わりに社員の給与から税金を徴収して、国に納めるものになります。 ただし、ここで支払われる源泉徴収税は、毎月の給与やボーナスの金額から仮決めしたもので、通常、実際に支払うべき税金より、いくらか多めに取りがちです。 そして、一年間の年収(給与やボーナスという形で会社が社員に支給した金額)がはっきりとする年末に、正しい納税額を再計算し、源泉徴収として取り過ぎた分は、お返しするよ、というのが年末調整の役割となります。 サラリーマンは確定申告しないでもOK、フリーランスは確定申告が必要 サラリーマンは個々人で確定申告しない理由は、会社によって納税額の計算や納税を行ってくれているから、という訳です。 一方の会社に属さないフリーランスは、当然、会社が納税額の計算や納税を行ってくれる仕組みがないので、自ら確定申告を行うしかないのです。 サラリーマンとフリーランスの『年末調整と確定申告』 混同してしまいがちな「年末調整」と「確定申告」ですが、ここで一度2つの違いを比較してみましょう。 サラリーマンの年末調整 フリーランスの確定申告 役割 税金の再計算 収入や所得の申告 提出書類 ・給与所得者の扶養控除等(異動)申告書 ・給与所得者の保険料控除申告書 兼 配偶者特別控除申告書 ・確定申告書 ・青色申告決算書 ・各種控除関係の書類 ・源泉徴収票 など 国に税金を納める人 会社 フリーランス自身 問い合わせ先 会社(総務部) 所轄の税務署 実施タイミング 11月〜12月ごろ 2月16日〜3月15日まで メリット 作業量が少ない 節税で税金を減らせる デメリット 強制的に税金が決まる 作業量が多い 年末調整は、サラリーマンの給料から毎月天引きされている税金の過不足がないかを確認し、多ければ還付、少なければ追納する作業です。一方の確定申告は、「今年はこれだけの所得がありましたよ」と税務署に伝える作業となります。 年末調整は、社員から預かった税金を会社が代理で一括納付するのに対し、確定申告はフリーランス自身が税務署に足を運ぶ必要がある点などに違いがあります。 フリーランスも確定申告をしなくてもOKな場合がある! 確定申告しないでもOKな場合とは? ただし、全てのフリーランスが確定申告を行う必要があるとはいえません。 どういった場合は、確定申告しないでも良いか、ご紹介いたします。 それはずばり、フリーランスであっても源泉徴収される報酬しか受け取っていない場合です。 具体的にいえば、弁護士や司法書士など士業の方への報酬や、デザイナーやライターのクリエィティブな成果物(デザイン料や原稿料など)に対してはクライアント側で源泉徴収を行う必要があり、源泉徴収されている、つまり納税済みなので、改めて確定申告を行う必要がありません。 確定申告しないでもOK、けれども確定申告したほうがお得!? ただし、すでにお伝えした通り、源泉徴収税はその報酬ベースで、納税額を仮決めしたもので、実際に支払うべき税金より、いくらか多めに取りがちです。 ですので、確かに確定申告に行く必要はありませんが、確定申告に行った方がお得となる場合が多いです。 確定申告に行く際は、クライアント企業から源泉徴収票を受け取りましょう。 なお、Webデザインを決めることは源泉徴収されるべき報酬ですが、そのWebデザインを実現したWebサイトを作ること、もっと言うと、CSSやHTMLのコードを作ってクライアントのために提供することへの報酬は源泉徴収されない報酬となります。 この微妙な違いがわからないまま、確定申告に行かずに、督促状を貰う羽目になっているWebデザイナーが多いので、要注意です。 悩むくらいなら、事前にクライアントに対して「この報酬って、源泉徴収されます?」って聞いてしまうのも手かもしれません。 少々、カッコ悪いかもしれませんが、後で督促状を受け取るより、ずっと良いです。 20万円以下報酬は確定申告しないでもOKというのはフリーランスには適用外! ちなみに、よく勘違いされていますが、クライアント一社から受け取った1年間の報酬が20万円を下回っている場合は、確定申告しなくて良い、というルールはサラリーマン(給与所得者)に適用されるルールです、 本業とは別にフリーランス活動をしている副業フリーランサーには、このルールが適用されますが、脱サラしたフリーランサーには、このルールは適用されません。 フリーランスが「確定申告をしない」と督促状が届く!? 確定申告しない=脱税! どう言い訳しても、「納税するべき収入があるのに、確定申告に行かず納税しなかった」という事実は変わりませんから、“所得隠しによる脱税”として、経済的なペナルティーは避けられませんし、最悪の場合、法的なペナルティーを与えられることもありえます。 税務署は税務調査という形で、本当に正しい申告内容だったか、確定申告後に調査する仕組みを整えています。 ここで「あれこの人、変だよね」というのが発覚した場合、税務署はその人の家や、その人の代理として確定申告を行った税理士に対して、督促状を送るなどして、連絡を取ろうとします。 連絡が来たら無視せず税務署に出向くなどして、事情の説明や相談を行い、必要に応じて申告内容の修正を行いましょう。 確定申告しない場合、脱税で逮捕されるのか? 基本的には、税務署の職員には脱税者を逮捕して刑事罰を与える権限がなく、正しい税金を納めてもらうことが仕事です。 督促状が来たからと言って、必要以上にびくびくしなくても大丈夫です。 よく、ドラマなどで見る“マルサ”は国税局査察部と言い、彼らは確かに警察ではありませんが、悪質な脱税者を調査し逮捕する権限が付与されていますが、よほど悪質でなければ、フリーランスや個人事業主に対して行動しません。 だからと言って、督促状を無視しても良いか、というと、それはまた別の話です。 確定申告の督促状を無視すると、ペナルティーが重くなる 確定申告を正しく行わず、脱税を行った人に対するペナルティーとして加算税(過少申告加算税・無申告加算税・不納付加算税・重加算税)が課されますが、当然、すぐに行動した人に対して、動きが悪い人の方が、より重くなるでしょう。 さらに恐ろしいのは、税金にも延滞税という形で利子がつくということです。滞納期間が長ければ長いほど、後々、納税するべき金額が膨らんでいくのです。 もっとも上記の話は、確定申告で納税するべき税金の計算を行った結果、納税額があった場合に限った話です。 逆に、納税するべき税金の計算を行った結果、税金の支払いが不要と言う結論に至ったり、あるいは保険料支払いなどの関係で、むしろ還付金が発生する、というパターンも極めて稀ですが発生するときもあります。 この場合、「次から確定申告忘れないでくださいね」と言われるだけで、ペナルティーはありません。 かといって、還付金に利子が付いて増えるといったような、お得なこともありません。 確定申告をしないと、どれだけ損する?事例を紹介! 確定申告をせずに損するケース その① 確定申告は、「白色申告」と「青色申告」のいずれかを選択して行うことができます。白色と青色の違いはいくつかありますが、もっとも重要なのは「65万円の所得控除が使えるかどうか」にあります。 所得控除というのは、税金計算のもとになる所得を減らしてあげますよという仕組みのこと。たとえばその年に100万円稼いだAさんとBさんがいたとします。税率が20%だったとして、白色申告で確定申告したAさんは(100×20%=)20万円の税金を納めることになります。 一方の青色申告で65万円分の所得控除を受けたBさんは、((100-65)×20%=)7万円の税金ですむということになります。 このケースの場合でも、青色申告を選択して確定申告しないと、13万円損してしまうことがわかります。「確定申告=税金が増える」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、そうとは限らないのです。 確定申告をせずに損するケース その② フリーランス1年目には、パソコンの購入費や事務所の開設費用などにより、最終的な収支がマイナスになってしまうことも珍しくありません。所得がマイナスであれば税金は非課税となりますが、実は青色申告の「純損失の繰越し控除」という制度を使うと、翌年以降の税金を減らすことができるのです。 純損失の繰越し控除というのは、今年発生した赤字を、今後3年間の黒字と相殺できる制度。 たとえば1年目に90万円の赤字が出て、2年目以降は3期連続で30万円の黒字が発生したとしましょう。税率を仮に20%とすると、1年目は税金ゼロ、2年目以降は6万円の納税額が発生する計算です。 これが純損失の繰越し控除を使うことで、2年目、3年目、4年目の税金をゼロにすることができるのです。トータルで18万円の得になりますので、「今年は赤字だから確定申告しなくてもいいや」というのは、非常にもったいないことなのです。 確定申告をせずに損するケース その③ フリーランスで仕事を請け負っている際にも、取引先から「源泉徴収」されることがあります。あらかじめ税金を差し引いた金額で報酬を支払ってもらう、サラリーマンの給料と似たような仕組みですね。 この源泉徴収は税金の前払いという性質がありますが、最終的にその年の所得がゼロだったりマイナスだったりした場合、この源泉徴収で差し引かれた金額が丸々戻ってくることがあります。これが税金の「還付」と呼ばれるものですね。 税金の還付は、自動的にもらえるものではありません。確定申告をすませて、「今年は所得がゼロだったので、源泉徴収税を返してくださいね」などと税務署に伝えてはじめて振り込まれるものなのです。 フリーランスが確定申告しないで催促状が届いたときに取るべき行動は? 確定申告を忘れた場合の適切な対処法としては、気が付いた時点で、速やかに税務署に相談すること、それに尽きると思います。 自首と同じで、督促状が届くより早く、確定申告を行い忘れており、脱税状態であることを税務署に自分から申し出た場合は、督促状を受けて確定申告に来た人より、ペナルティーが軽減されます。 また、すでにお伝えした通り、延滞税という形で納付するべき税金に利子が付くので、速やかに対応しておいた方が経済的な負担も小さく済みます。 催促状が届くのをドキドキするくらいなら、確定申告してしまおう! それに“いつ督促状が来るだろう。結局、いくら払うことになるのだろう”とずっと、ドキドキし続けるのも嫌ではありませんか? 後顧の憂いを断つ意味でも、気が付いた時点で、手を打つに限ります。 まとめ:確定申告をしない“報酬隠し”はやめたほうがよい! 今回は、確定申告について、見ていきました。 フリーランスの方たちをみていると、確定申告しない方がお得では、と思っている方も中にはいらっしゃるようですが、まったくそうではありません。 税的控除を受けるためには確定申告を行うことが前提になりますし、税務調査ではクライアント企業や取引さ先の銀行にまで調査の手が伸びるので、一個人ではどうやったって“報酬隠し”なんてことはできません。下手な浅知恵を張り巡らすと、発覚時に加算税の税率が高くなるだけです。 フリーランスになった代償ということ語弊がありますが、フリーランスという働き方をする以上、避けて通れぬ道だと思って、めんどくさがらずに確定申告を行いましょう。もちろん、税理士の力を借りても問題ありません。 よくある質問 白色申告と青色申告って何? 青色申告とは、税務署へ届け出をしたうえで所定の手続きによって確定申告することで税の優遇措置が受けられる制度で、白色申告はその優遇措置を受けない申告を指します。両者の違いとして最も重要なのは「65万円の所得控除が使えるかどうか」にあり、青色申告をした場合65万円の所得控除を支えます。 確定申告を行わなかった場合のペナルティーとは? 確定申告を正しく行わなかった人へのペナルティーとして加算税(過少申告加算税・無申告加算税・不納付加算税・重加算税)が課されます。 さらに、延滞税という形で税金にも利子がつくため、滞納期間に応じて納税するべき金額が膨らみます。
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