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サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニア向け資格6選 国家/民間資格を徹底調査

WebページやWebアプリに関するサーバー側の処理を担当するのがサーバーサイドエンジニアです。データベースに関する知識や技術からRuby、Python、PHPといったプログラミング言語のスキルが求められます。IoTやAI、機械学習といった分野の開発に携われる点も魅力です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる サーバーサイドエンジニアに役立つ資格って何がある? 現在、サーバーサイドエンジニアは需要も多く、多くの言語を身に付ける必要があります。そのため資格はスキルの証明になります。 しかしサーバーサイドエンジニアには特定の資格は必要ありません。一方で、資格取得は大きなアピールポイントになり、転職や社内で社内での人事評価にもプラスの材料となるといえるでしょう。またITの勉強をする際のゴールを定めるのに役に立ちます。 IT資格についてご紹介します。IT資格には国が認定しているものと、民間の企業が認定しているものがあります。前者を「国家資格」と呼び、後者は「ベンダー資格(民間資格)」と呼びます。 国家資格 国家資格として存在しているのは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する13個の資格のみです(情報処理技術者試験が12種、情報処理安全確保支援士試験が1種)。これ以外の資格は、すべてベンダー資格と呼ばれます。まずはサーバーサイドエンジニア に有効な国家資格を3つ取り上げていきます。 基本情報技術者試験 サーバーサイドエンジニア だけでなくITエンジニアを目指す人にとっての登竜門となるのが基本情報技術者試験です。ITを利活用するすべての人向けの資格がITパスポート試験なら、ITエンジニアを目指すすべての人向けの資格が基本情報技術者試験となります。 難易度は比較的低いです。5段階の評価で2です(弊社調べ) 応用情報技術者試験 すでにI実務経験を積んだ人向けの資格が応用情報技術者試験です。知識や技術の「応用」に重点を置かれ、開発力だけではなくマネジメント力や経営に関する知識も問われます。 サーバーサイドエンジニアとしての仕事が未経験という人や初心者にはやや難しい資格ですが、スキルアップのために取得するのにはおすすめです。 難易度は中程度です。5段階の評価で3です(弊社調べ) データベーススペシャリスト試験(DB) データベースに関する知識や技術を求められるサーバーサイドエンジニア ですが、データベーススペシャリスト試験(DB)は、データベースエンジニアとして活躍したい人向けの資格です。 データベースに関する専門的な知識を問うため難易度は高くなりますが、それだけ転職や人事評価の際には高く評価されるといえます。 難易度は高く、5段階の評価で4です(弊社調べ) 民間資格 次に民間資格であるサーバーサイドエンジニアに有効なベンダー資格を3つ取り上げていきます。 Linux技術者認定試験 カナダに本部を置く「LPI」の日本支部が運営するLinux技術者認定試験(LPIC)は、Linux技術者として一定のスキルを身につけていることを認定する世界共通基準のベンダー資格です。 LPICには、レベル1、レベル2、レベル3と3つのグレードが用意されています。グレードが高まるにつれて難易度が高まり、より高度なスキルを持ったエンジニアとして評価されるようになります。 日本におけるLPIC試験は、これまでLPI-Japanによって行われてきましたが、2018年8月にLPIの日本支部が設立されたことにより、運営母体が変更になったという経緯があります。 LPICは世界中で受験されている資格の1つで、これまでに53万人以上の受験者がいます。そのうち合格者は18万人以上。公正な試験として国際的にも認められており、200カ国以上のエンジニアが受験しています。 LPICには、レベル1、レベル2、レベル3と3つのグレードが用意されています。グレードが高まるにつれて難易度が高まり、より高度なスキルを持ったエンジニアとして評価されるようになります。 オラクルマスター データベースの分野で圧倒的なシェアを誇るオラクル社の製品について、知識や技術を問うのがオラクルマスターです。「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」の4つの難易度にわかれてます。まず「Bronze」に合格し、「Silver」に挑戦しましょう。 Silver以上の資格はこちらも世界共通資格ですので、海外の企業でも高く評価されやすくなるでしょう。 CCNA(Cisco Certified Network Associate) 世界最大手のCisco社のネットワーク関連製品に関する知識・技術を問うのがCCNAと呼ばれる資格です。Cisco社の製品知識だけではなく、ネットワーク技術全般の知識も求められます。 資格は細分化されており、自分の目的に合ったものを選んで受験しましょう。 まとめ:HPで事業内容をチェック サーバーサイドエンジニア にってってIT資格はシステム開発やプログラミングを行う現場からしても、大きなメリットがあります。なぜなら、資格を取得する過程で効率良く知識を身につけることができるからです。 また資格の需要についても知っておく必要があります。その資格を企業が求めているのかについては、HPで事業内容をチェックしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
freelance
フリーランス協会

フリーランス向けの損害保険(損保ジャパン) を徹底調査

損保ジャパンが法人会員として加入するフリーランス協会とは? 一部メディアでも取り上げられ、大きな話題となった、フリーランス向け保険サービスが内包された、フリーランス協会の加入者特典である『ベネフィットプラン』。 今回はその『ベネフィットプラン』について見ていきたいと思いますが、そもそも、『ベネフィットプラン』を展開するフリーランス協会とはどういった団体なのでしょうか? まずは、そこから見ていきたいと思います。 フリーランス協会は正式には「プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」と言い、フリーランスやパラレルワーカー(副業で本業と異なる業務を行っている人)のための一般社団法人です。 フリーランス協会の協会理事である平田麻莉氏は慶應義塾大学大学院経営管理研究科卒業後、自身もフリーランスのPRプランナーとして活躍していらっしゃるようです。 フリーランス以外も加入できる また、フリーランスの方たち以外にも、フリーランスの方たちと取引のある企業からなる法人会員枠があり、「クラウドワークス」と「ランサーズ」の二大ソーシャルワーキングサービスを始め、「ITプロパートナーズ」などのフリーランスの就労支援会社や、貸会議室・バーチャルオフィスサービスの「ワンストップビジネスセンター」「スペイシー」、そして「miraino経理部」や「弥生」など経理支援サービスや経理ソフト発売元などが名前を連ねています。 更に金融業界からは「三井住友銀行」や「アメリカエクスプレス(アメックス)」や「損害保険ジャパン日本興亜」なども法人会員として参画しています。 フリーランスに民間保険サービスは必要なのか 続いては、『ベネフィットプラン』の前に、『ベネフィットプラン』のような保険サービスって、フリーランスには本当に要るの?という話をしたいと思います。 大前提として、サラリーマンであっても(自営業者を含む)フリーランスであっても、公的な社会保障制度で守られている、という点では同じであり、最低限の仕組みは民間の保険サービスに入らなくても提供される、という建付けになっています。 この大前提の上に、会社に雇用されているサラリーマンの健康や安全については、彼らを雇用し仕事に従事させている会社にも責任がある、という考え方が取られています。 例えば、保険証を発行する「健康保険」や老後の年金資金となる「厚生年金基金」は“労使折半”と言い、労働者とその労働者の使用者が半額ずつ金銭的負担を持つ仕組みになっています。 また、勤務中の怪我や事故に関して、自身が負傷した場合は労災保険が使えますし、勤務中の事故、例えば営業活動中に車の事故で他の人に怪我をさせてしまったなどの場合も、会社も使用者責任として賠償責任の一部を負うこととなり、結果、労働者自身の賠償金額が小さくなることもあり得ます。 一方でフリーランスの場合はすべて自己責任となってしまいます。 自己責任のフリーランスには保険サービスは必要 フリーランスの場合、健康に関する保険は健康保険ではなく「国民健康保険」そして、「厚生年金基金」はなく、老後の年金は「国民年金基金」分しかありません。 もちろん、フリーランスには雇用契約がありませんので“労使折半”もありません。 たまに「フリーランスになると保険料が上がる」と言われるのは、この“労使折半”がないことに起因するようです(実際のところ、多くの場合は年収が上がることが主な原因のように思います)。 当然、仕事中の事故や怪我についても100%自己責任となってしまいます。 業務の都合上、車を運転する機会が多いなど、リスクを感じる働き方をしているフリーランスの方はもちろん、業務上のリスクは低い方であっても、脱サラしてフリーランスになった時点で、一度、自分がかけている民間の保険サービスの確認・見直しを行う事を推奨いたします。 損保ジャパンとの関係は?フリーランス向け福利厚生制度『ベネフィットプラン』 お待たせしました。 いよいよ、フリーランス協会が打ち出した『ベネフィットプラン』について、見ていきたいと思います。 この『ベネフィットプラン』はフリーランス協会の一般会員であれば誰でも受けられるサービスです。 『ベネフィットプラン』のサービスの中身は二本立てとなっていて、一つ目のサービスが、福利厚生アウトソーシングサービスのWELBOX(ウェルボックス)を利用できるようになる、というサービスです。 フリーランスに嬉しいサービス1:WELBOX(ウェルボックス) 利用者はWELBOXと契約している宿泊施設やレジャー施設、各種サービスについて、特別価格で利用できるようになります。 WELBOXは1200社で導入実績なおる福利厚生アウトソーシングサービスですので、サラリーマンとして働いていた会社で使ったことがある、という方も多いのではないでしょうか。 ベネフィット・ステーションなら使ったことがある、という方もいるかもしれませんが、ベネフィット・ステーションとWELBOXは基本的に運営会社の異なる同じようなサービスです。 フリーランスに嬉しいサービス2:フリーランス賠償責任補償 二つ目のサービスとしては、自動付帯のフリーランス賠償責任補償です。 上でも挙げた、業務中に車で事故を起こしてしまったといった、業務遂行中の対物・対人事故の損害賠償だけでなく、情報漏えいや納品物の瑕疵(著作権侵害含む)、さらに納期遅延等の損害賠償に対して、一定の条件で損害賠償金や裁判費用を補償として保険会社が支払ってくれる、というものになっています。 なお、ここでいう保険会社とは、フリーランス協会の法人会員である損保ジャパン日本興亜となっています。 会員費は2021年1月現在、年額1万円のようですから、つまり月830円ちょっとで、上記の保証を受けられるというわけです。 フリーランスとしてバリバリ仕事を行っている方にとっては、良いサービスだと言えると思います。 追加保証プランで、損保ジャパンのサービスに加入できる さらに『ベネフィットプラン』の追加保証プラン(オプションプラン)として損保ジャパン日本興亜が募集している「所得補償制度」にフリーランス協会割引保険料(同等の所得補償型保険に個人で加入するよりも40%もオフ)で任意加入することができます。 詳しくは、損保ジャパン日本興亜の公式サイトにて確認していただければと思いますが、自身の怪我や入院に伴う収入減少時に、お給料代わりに保険金を受け取ることができたり、親や配偶者の介護時に介護費用を補修する保険です。 この「所得補償制度」は65才以上でも働く方がいる社会情勢に合せてか、長期所得補償(GLTD)プランもあり、最長で70才まで加入することができるようです。 まとめ:フリーランスのリスクに不安を感じてる方にオススメ 今回はフリーランス協会と損保ジャパン日本興亜で展開しているフリーランス向け保険サービスについて見ていきました。 フリーランスになって発生するリスクについて不安を感じてる方には、非常におすすめ度の高いものになっています。 気になった方は一度、チェックしてみてはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
働き方

フリーランスの生産性を上げる快適な仕事部屋とは?

フリーランスエンジニアの快適な仕事部屋とは? フリーランスエンジニアがリモートワークをする場合、仕事部屋づくりはかなり重要です。クライアントのオフィスに常駐する場合は深く考える必要はありませんが、リモートで稼働するフリーランスエンジニアの方も多いのではないでしょうか。仕事をする環境の良し悪しは、成果物の品質にも影響を及ぼします。 フリーランスエンジニアにとって快適な仕事部屋のポイントとして、大きく以下の3つが挙げられます。 適切な高さの椅子 広めのデスク 部屋の入口を向いて座る それぞれついて、解説していきます。 適切な高さの椅子 パソコン作業がメインとなるフリーランスエンジニアにとって、最も大切な仕事部屋のアイテムは椅子です。特に椅子は姿勢にも影響するため、自分の座高にあった高さのものを選ぶことが大切です。理想は人間工学を取り入れてデザインされている椅子ですが、予算がある程度決まっている場合は高さを調整できる椅子を選びましょう。 広めのデスク 椅子の次に重要な仕事部屋のアイテムはデスクです。フリーランスの仕事部屋のデスクを選ぶ際のポイントは二つあります。それは高さと奥行きです。高さは座高に合ったものを選び、奥行きがなるべくあるものを選びましょう。デスクは広ければディスプレイを二つ設置することができるだけでなく、ノートや資料などを手元に置いた作業も可能となるからです。 部屋の入口を向いて座る フリーランスエンジニアとして集中力を保ちながら作業することを考えるなら、デスクと椅子を配置する部屋の位置も大切です。デスクと椅子はなるべく部屋の入口を向くように設置しましょう。部屋の入口が視界にあれば、安心して作業できるようになるからです。 部屋の入口に背中を向けているもしくは入口が全く見えない状態だと、いつ誰が部屋に入ってくるのか分からないため無意識に不安が生じます。一般的なオフィスでも社長や部長のデスクはほとんど入口を向いていますが、仕事部屋でも同じように入口を向いて作業できる環境をつくることをおすすめします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエンジニアが仕事部屋として使える自宅以外の環境3選 フリーランスの仕事部屋は自宅だけではありません。リモートワークのフリーランスエンジニアになった場合、自宅以外にも仕事部屋は自分で選ぶことができます。では実際にフリーランスエンジニアが仕事部屋として使っている環境にはどのようなものがあるのか、順番に見ていきましょう。 カフェやファーストフード店 カフェやフォースとフード店は、フリーランスエンジニアの仕事場としても使えます。実際にフリーランスではなくても、出張やアポイントの空き時間などで一時的な仕事部屋として利用した経験がある人は多いのではないでしょうか。 長時間の利用は店舗の迷惑になる可能性があるため店舗側への配慮は必要ですが、チェーン店であれば2~3時間程度、一時的な仕事部屋として活用するフリーランスは少なくありません。 コワーキングスペース コワーキングスペースは多くのフリーランスエンジニアが活用する仕事部屋の一つです。月額料金はコワーキングスペースによって違いますが、安いところであれば、数千円~2万円程度で活用することができます。1日や半日単位などスポット利用の場合は、500円~数千円設定されていることが少なくありません。PC作業に適したデスクなどの環境が用意されているだけでなく、フリーランスが多く利用しているため、横のつながりができやすいなどのメリットもあります。 コワーキングスペースについてはこちらの記事でも解説しています。 コワーキングスペースとは?【利用するメリットなどについてわかりやすく解説】 インターネットカフェ/漫画喫茶 インターネットカフェや漫画喫茶は集中して作業したい場合に、使いやすい仕事部屋となります。個室で静かな環境が用意されているのでカフェでは集中できない、というフリーランスの方にはおすすめです。短時間から利用できるため、隙間時間の仕事部屋としても活用することができます。そして休憩したくなればドリンクを飲みながら漫画や雑誌なども読むことができます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエンジニアにとって快適な仕事部屋があるメリットとは フリーランスエンジニアが自宅に快適な仕事部屋を整えることは、さまざまなメリットがあります。それは単純に作業効率が良くなるだけではありません。ここからはフリーランスエンジニアが快適な仕事部屋で作業することで生じるメリットについて確認しておきましょう。 集中力が高まる 自分にとって最適な仕事部屋をつくることができれば、集中力を高めることができます。フリーランスエンジニアとして案件を受ける場合、作業量と品質が収入に直結します。そのため集中できない環境で仕事することは死活問題にもなりかねません。集中力を高めるための手段としても仕事部屋を整えることは有用です。 レイアウトを変えやすい オフィスに出社していると、デスクの配置や椅子を替えることは自分の意志ではほぼできません。しかし自宅に仕事部屋をつくった場合は、いつでもレイアウトを変えることができます。気分や状況に合わせて仕事部屋のレイアウトを変えることで、リラックスできる環境を保つことができます。 通勤時間をカットできる 自宅を仕事部屋にすると、出社時間が不要になります。通常であれば通勤時間に1時間ほどかけるのが一般的ですが、その時間がなくなるため効率的に1日の時間が使えるようになります。朝の満員電車に乗る必要もなくなるため、日常のストレスも減らすことができます。 快適な仕事部屋が作れるので、自分のペースで仕事を進めることができる フリーランスエンジニアとして自宅に快適な仕事部屋を整えると、自分のペースで仕事を進めることができるようになります。休憩時間や休日は自分で決めることができるからです。案件の進捗状況に合わせて午前中は休んで午後から作業に入る、というような柔軟な働き方もできます。 人間関係のストレスがほとんどない フリーランスエンジニアが自宅の仕事部屋で作業するメリットには、人間関係のストレスがほとんどなくなることもあります。もちろんクライアントと業務上の対応は発生しますが、常に近くにいるわけではないので感じるストレスは会社に出社するよりも少なくなります。 土日に自宅で仕事もできるので、プライベートが充実する フリーランスとして仕事部屋を自宅にして働くことは、プライベートを充実させることにもつながります。会社に勤めると、基本的に休日は会社が定めた日しかありません。仮に土日祝日が出社で平日が休みであれば、土日が休みの人とは予定が合わなくなることが多ってしまいます。土日に開催されるイベントへの参加も難しくなってしまうでしょう。しかし自宅を仕事部屋としているフリーランスであれば休日は自分で決めることができます。 家事や育児をしながら働くことができる フリーランスとして自宅を仕事部屋にしていると、子育てや家事にも取組みやすくなります。実際に家事や育児に取組みながら、隙間時間を使って作業しているケースもあります。夫がフリーランスとして自宅を仕事部屋にすれば、子供の保育園への送迎など妻への負担を減らすこともできます。自宅を仕事部屋にすることは、家庭生活を良好にすることにも役立つ可能性があります。 フリーランスエンジニアの仕事部屋は自分に合った環境を整えよう フリーランスエンジニアの仕事部屋は自宅を快適に整えるのが基本ですが、必ずしも自宅を仕事部屋にする必要はありません。実際にコワーキングスペースやカフェをメインの仕事場として、外出先での作業に取り組んでいるフリーランスもいます。そういったフリーランスに話を聞いてみると、自宅では集中できないと発言する人も少なくありません。その逆に自宅でなければ集中できないという人もいます。 フリーランスエンジニアとしての仕事部屋はどのような環境が最適だと感じるのかは、人によって異なるのです。フリーランスエンジニアとして仕事部屋を整えるなら、まずは自分自身がどのような環境で集中できるのか見極めることが大切です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
働き方

【独自調査】エンジニアのSESブラックリストは都市伝説なのか?

借金の返済が滞るなどすると「ブラックリストに載って、クレジットカードが作れなくなる」といった話をよく聞きます。 エンジニアの世界でも同様にブラックリストが存在し、「ブラックリストに登録されると現場に入りにくくなる」という噂があります。 すでにエンジニアとして働いている人はもちろん、これからエンジニアとして働きたい人も気になりますよね。 そこで、今回はこの噂の真相についてエンジニアの一人として調べた結果、そしてどんなエンジニアが問題視されるのかというSES業界の真相についてみなさんにご紹介いたします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 結論:エンジニアのブラックリストは存在しない。しかし・・・ エンジニアのブラックリストとは、冒頭でも書いた通り、「それに登録されると現場に入りにくくなる」という、SES会社や人材会社が作成・整備した要注意人物リストのようなものとされています。 結論から言うと、私が調べた限りでは“エンジニアのブラックリスト”なるものを見つけることができませんでした。また、作成していると明言した担当者は誰もいませんでした。 ただ、実態として、リスト化はされていないけれど、所属SES会社や人材会社の人事資料・人材情報に「この人、あの現場で、どういう理由でクレームを受けた」「この人の人柄は〇〇だ」という記録は行われているそうです。こうした記録を行うのは、その人に指導を行ったり、あるいは“その現場の好みの人材”を知るためには必須のことですよね。 そして、そうした資料から要注意人物リストを作ろうと思えば作れるし、実際に個人的な参考資料として作成している人はいるかもしれない、という話をしてくれた方はいらっしゃいました。 ただし、そのような所属SES会社や人材会社の人事資料・人材情報は社外秘のデータなので、基本的には会社を超えて連携・共有されていないということでした。つまり、金融機関のブラックリストのようにA銀行でのローン返済遅延のせいで、B銀行でクレジットカードが発行できなくなる、といったことにはならないでしょう。 では、“C社で問題を起こしたならば、C社を辞めてD社に行けばいい”という話かというと、そうでもありません。 IT業界自体は広いです。しかし、似たスキルセットを持っている人、もっといえば、似たような現場・案件が得意な人たちのつながりはそこまで広くないので、「あの人、他の現場で出禁を食らって、あの現場に回されたんですよ」「あいつ退職して業界去ったと思ったら、同業他社に転職して、あそこのビルで仕事しているらしい」といった情報は、意外とシェアされています。 そして、そういう情報を人材会社の担当者が知ってしまい、優良案件の紹介を躊躇する、といった事態になる可能性は十分にあります。そういう意味では、明示的なブラックリストはありませんが、ブラックリストに値するものは存在するといえるでしょう。 実録!問題児エンジニアとはこの2パターンだ! 問題があると認定されるエンジニアには大きく二種類のタイプがいるように思います。 それはずばり、クライアントから見放されるタイプと、エンジニアチームを含めた所属元から見放されるタイプです。 それでは、それぞれの実態をご紹介いたします。 ①クライアントから見た問題エンジニア このタイプのエンジニアは一言でいうと、人としての最低限がままならないと思われた人です。 私の知っている例として 執務室の自席で昼寝していびきをかいていた クライアントから土足厳禁と言われていた場所(機械室だったかな?)に土足で上がっていった クライアントから貸与されていた端末で、通信を大量に使う業務に関係ないサイト(具体的にはニコニコ動画)を日がな一日見ていたため、業務通信に影響が出た 信号ではないところで道路を横断して周辺住民からクレームが入った、歩きたばこで周辺住民からクレームが入った などなど、色々な話があります。 さらには、隣の会議室にクライアントの担当者がいることに気が付かず、その人の悪口を言い続け、即刻、出禁になったという、もはや「その現場から抜けたくて、わざとやったんだろ?」とツッコみたくなるケースも知っています。 このように、エンジニアの中にはあまりよくない行動をしてしまう人もいるのです。 もちろん、うっかりランサムウェア付きの添付ファイルを開けてしまい、クライアント企業に大損害を与えて、所属元からも半ば解雇状態となった方もいます。しかし、この手の業務上の過失でクライアントからクレームが入るという例は少ないです(このように大ごとになった場合、クレームが入る前に所属元が手を打つパターンも多い)。 それよりも、当たり前のマナーやルールを破りクレームを受けて、現場から放り出されるエンジニアの方がはるかに多いのが実情です。 ②所属元から見た問題エンジニア このタイプのエンジニアは一言でいうと、所属元にとって制御不能な人です。 SESにも関わらず、リーダーを通さずにクライアント担当と仲良くなって勝手に仕事の範囲を広げてしまう人が、所属元の上層部の圧力によって、強制的にその現場から離脱させられたのを見たことがあります。 「クライアント担当と良好な関係を築いているので良いことだよね。その人を現場に残しておいた方が良いんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、SESは企業間で“契約で行う範囲とその報酬”を取り交わす契約です。現場のエンジニアが、勝手にその内容を見直しして良いものではありません。 しかも、仕事の範囲を広げた分報酬も増えるのであればまだ良いですが、単純に「ついでにこれもお願いします」「良いですよ」と会話しただけで、報酬を増やす約束がされていないのであれば、文字通り“ただ働き”になってしまいます。 こうした観点から、その人を、この現場に置いておくと会社の運営上問題となると判断されたようで、半ば強引に異動となっていました。 また、自分より年の若いクライアントの担当者に、ドキュメントレビューでボロボロに指摘されたのが気に食わなかったのか、そのクライアント担当者と口を利かなくなる(どうしても、やり取りが必要なときは、他の人に代わりに聞いてもらっていた)という人もいました。 エンジニアとしての能力も、そこまで高くない、と評価されていたこともあり、クライアント側から正式なクレームが入って“企業間の問題”にしたくない、という所属元の判断から、速やかに、その現場から離脱させられていました。 ブラックリストに載らないための対策 一言でいえば、「ルールを守って、常識のある人になりましょう」という話だと思います。 自分の所属元のルールを守り、クライアント企業の設備や備品を使わせてもらうにあたって、守るべきルールを守る。そして、一般常識として守るべき社会規範も守る。 その当たり前ができずに問題エンジニア認定されている例が実に多いということを肝に銘じて、日々、正しく生きることが重要だと思います。 まとめ:ブラックリストの存在を証明できなかったけれど・・・ 繰り返しになりますが、今回、エンジニアのブラックリストがある、と明言した人に出会うことはできませんでした。 しかし、過去に問題を起こした人物という記録が組織内に蓄積されるのは事実であり、意外と関係者内で情報が広まることがあるので、「ブラックリストに載っているのかな?」と不安に思う状況はあり得る、という結果になりました。 でも、きちんと守るべきルールを守って仕事をしていれば、“問題のあるエンジニア”認定されることは少ないので、そこまで不安に思う必要はありません。 sesブラックリストについてよくある質問 フリーランスで失業保険を受給しようとする際、良くある質問を4つまとめました。 エンジニアのブラックリストとは? エンジニアのブラックリストとは、“それに登録されると現場に入りにくくなる”という、SES会社や人材会社が作成・整備した要注意人物リストのようなものとされています。結論から言うと、私が調べた限りでは“エンジニアのブラックリスト”なるものを見つけることができませんでした。また、作成していると明言した担当者は誰もいませんでした。 ただ実態として、所属SES会社や人材会社の人事資料・人材情報に「この人、あの現場で、どういう理由でクレームを受けた」という記録は行われているそうです。 クライアントから見た問題エンジニアとは? このタイプのエンジニアは一言でいうと、“マナーやルールを守れず、常識的でないと思われた人”です。 業務上の仕事内容よりも、“常識的に良くない”というレベルの理由でクレームを受けて、現場から放り出されるエンジニアの方がはるかに多いのが実情です。 所属元から見た問題エンジニアとは? このタイプのエンジニアは一言でいうと“所属元にとって制御不能な人”です。 契約内容を超えた仕事を勝手に取引先と行ってしまったり、クライアント担当者とのやりとりで不機嫌になってしまい口を利かなくなってしまったりと、身勝手な行動をとる人が所属元から見た問題エンジニアとされてしまいます。 ブラックリストに載らないための対策は? 自分の所属元のルールを守り、クライアント企業の設備や備品を使わせてもらうにあたって、守るべきルールを守る。そして、一般常識として守るべき社会規範も守る。その当たり前ができずに問題エンジニア認定されている例が実に多いということを肝に銘じて、日々、正しく生きるということが重要です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
働き方

SESの闇 事例を挙げて考察してみる

SESについてインターネットについて調べると、悪い評判や噂が検索上位にいくつも出てくるかと思います。近年は良い評判も増えているとは思いますが、SESはクソだ、という趣旨のサイトの方が、やはり多数派だと思います。 火がないところに煙は立たない、という言葉がありますが、SESへの批判的意見についても肯定的な意見についても、やはり、根拠となるエピソードがあるのは間違いありません。そこで、実際に、私が見聞きしたSESの闇エピソードをご紹介したいと思います。 テクフリでフリーランス案件を探してみる SESの闇案件 事例1 デスマーチによるクライアントの狂暴化 これは数年前にデスマーチに参加していた人(仮にAさんと呼びましょう)から聞いたお話です。 デスマーチ案件の真の恐怖は、雪だるま式に被害者が増えていくことだと私は思っていますが、SESで参加したエンジニアも巻き込まれることは多々あります。 デスマーチはある日突然、デスマーチになるわけではなく、最初は、“些細だけれど、しかしクリティカルなスケジュール遅れ”という形で現れます。この始まりの時点で、一次受けのSIerの担当者(いわゆるプロパー社員)がクライアントやユーザー部など、案件発注元に正確に今後の見通しを説明して、より良い解決策を導き出してくれれば、たいていの場合、デスマーチは回避できます。 しかし、“まぁ、問題ないだろう”と考え、「進捗通りです」だとか、「進捗は多少遅れていますが、リカバリーできます」と無責任に報告した結果、盛大に燃え上がってしまうのがデスマーチです。 そして、デスマーチ状態になると、普段以上のハードワーク、多方面からの強い風当たり・バッシングに晒された現場は、たいていギスギスします。特に、システム発注元と直接会話することが多いプロパー社員は、周りからのプレッシャーや罵詈雑言を受けて心に傷を負い、モラルを失うこともあります。 さて、Aさんのいた現場でも、プロパー社員たちのモラルが急激に低下し、結果として、SESでは本来、禁じ手であるプロパー社員から直接、SESエンジニアに対して業務の指示を行ったり、残業の強要を含めたパワハラが横行したそうです。 さらに、味方のはずのSESリーダーが、会社の売上に目がくらみ、その状況を黙認しただけでなく、さらには「もっと人が必要になりますよね?」と、どんどんSESエンジニアを投入、被害者を拡大させてしまったそうです。 SESの闇案件 事例2 低賃金の雑用扱い 突然ですが、SIerをはじめとして、「SESに頼る企業が日本には多いのか?」その理由を考えたことはありますでしょうか? 改めて質問されると、どう答えれば良いのか悩む方もいるかもしれませんが、単純に「必要なIT人材を自社で用意していないから」が答えになります。 では、「なぜ、必要なIT人材を自社で揃えないのか?」という質問が出てくると思います。その答えは「自社で抱えるより、SESなどを利用して、外部から調達した方が、コストがかからないから」になります。 この「自社で抱えるより、外部から調達した方が、コストがかからないから」という表現ですが、みなさんどう感じます? おそらく“(自社要員との比較で)SESエンジニアは低賃金労働者という意味かよ?”と思った方が多いかと思います。 そして、そういう風に考えて、SESエンジニアを扱う現場が少なくありません。私の後輩であるBくんもまさに、そのような現場で働く羽目になったそうです。 Bくんは、一応、クライアント企業のシステム部門に常駐したそうですが、若くて経験が足りなさそうと思われたのもあってか、ろくにシステムに触らせてもらえず、行うことと言えば、打合せ資料の印刷、配布、議事録作成の繰り返し。それ以外の仕事といえば、社内便の授受やファイル整理など雑務ばかりだったそうです。 本人曰く、「システム部門のプロパー社員たちよりも、“事務職のパートのおばさま”たちとの方が仲良くなった」という状態でした。 結果、その現場では、まったくと言って良いほど彼はITスキルを身に付けることができず、年次の割にスキルが足りないとして、彼のためだけにベテランメンバーが特別に指導メニューを開発することになりました。 ちなみに “専門の会社でスキルを高めた人材を利用すること、クライアント企業は、自社で育てるよりも低コストで高品質な希少なスキルを持った人材を活用することができる”というのがSESなどの外注契約の本当の理念です。しかし、残念ながら、日本ではこの考え方が浸透していないように感じます。 SESの闇案件 事例3 メンバーが飛ぶ これは、過去に技術者向けのセミナーで一緒になったCさんから聞いた話です。 とにもかくにも人手が不足している現場があるから、軽い支援だけで良いから、参加して欲しい、と言われて入った現場が、とんでもない現場だったそうです。なにがとんでもないのかというと、明らかに仕事に対して人数が足りておらず、一人頭の仕事量が異常で、毎日、終電間際まで残業するのが常態化していたそうです。 しかも、Cの前任者は、その状況に耐えかねて“飛んだ” 、つまり現場に来なくなったそうで、その前任者がなにをどこまで進めたのか、他の人もイマイチ把握していない状態でのスタートだったそうです。 結局、その後、その現場で中心になって引っ張ってきたキーマンと言える方も出社しなくなり、ドミノ倒しのように、メンバーが次々と来なくなり、最終的には「金額を増やしてもらえないと、体制が組めませんので、撤退します」とクライアントに申し入れて撤退したそうです。 クライアント企業からすると「御社がこの金額で良いっていうから、この金額で契約しているのだけれど?」という思いがあったでしょうし、そもそも、SES契約は残業してまで仕事を完遂させなくてはならない契約ではありません。 “根本的に間違っている現場”の良い例のように思います。 現状のSESの案件事情は? 闇は解消されているのか? インターネットやSNSの発達や、SESについて待遇改善を求める人たちの活動などによって、SESの闇が暴かれるようになってきたので、次々と人が病んでいなくなるような「マジでヤバイ」レベルはなくなったと思います。 しかし、SES界隈の闇は全くなくなったのか?と聞かれるとノーでしょうね。SESエンジニアが「ヤバイ現場」について知識を付けたのと同じように、悪い現場担当者やSES企業も、悪知恵を身に付けているはずです。ある面では、より悪質になってきている部分もあるかもしれません。 ただ、昨今、IT人材が不足していることもあり、多くの人材に興味を持ってもらえるように、現場の環境改善が相当、努力されているように感じます。また、そうした努力ができないSESは、今後、生き残れないでしょう。 まとめ:SESに行くなら、気をつけたいポイントは2つ! 繰り返しになりますが、SES全体が悪いわけではありません。しかし、悪い現場、SES企業があるのは、否定できません。そこで、最後で働くことを考えている人向けに、注意点をお伝えします。 ①育成計画やキャリアプランを考えての案件アサインなのか? ②現場の担当者と“本当の業務内容”について事前に会話できたか? ①も②もないような、「とりあえず案件に入れて、現場に送り出すようなSES」は、売上優先で、SESで働くエンジニアのことを考えてくれていない、よくないSESです。高確率で不幸な目に遭います。 良く見定めて業務をスタートさせましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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資産管理

フリーランス向けおすすめの銀行口座を大紹介!!

アルバイトや会社員として働いていると、「給料の振込先はこの銀行の口座にしてね」と言われることがあります。転職するたびに振込先の口座が変わることもよくあることなので、「どの銀行口座がいいのか?」について考えたことがない人も多いかもしれません。 しかしフリーランスになると、基本的に振込先はこちら側で指定することになります。すると重要になるのが、どの銀行の口座をメインに使うかという点です。ちょっとした手数料や金利の差が、フリーランスにとっては死活問題になることも考えられるからです。 そのほかにもプライベート用と事業用の口座を分けることで、管理がしやすくなるなどさまざまなメリットも得られます。今回は、そんなフリーランス向けにおすすめの銀行口座について取り上げていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスにとって銀行口座とは フリーランスになる前からいくつかの銀行口座を持っているというのが当たり前だと思います。しかしフリーランスになるからには、ぜひとも事業用の口座を一つ作っておくことがおすすめです。 というのも、事業用の口座をプライベート用と分けておくことで、財政・会計上のメリットがあるからです。 プライベート用の口座と事業用の口座を100%区別しておけば、毎月の収支を見える化することが可能になります。どちらも混合して使ってしまうと、口座のお金が足りなくなってきたときに事業収益が悪化したのか、それともプライベートの支出が増えたのか判断がつきにくくなったりします。 その点、事業用とプライベート用の口座を分けておけば、公私混同せずにすみます。どの出費が経費になって、どの出費が経費にならないのかもはっきり区別することができます。 また、将来的に自分のところへ税務調査が来た場合にも、事業用とプライベート用の口座が分かれていると印象がガラッと変わります。公私でしっかりと支出を分けてきっちりと財政を管理していると判断されて、税務調査でも有利に働くことがあるからです。 おすすめのフリーランス口座 それでは実際に、フリーランスにおすすめの銀行口座をみていきましょう。 まず前提として、フリーランスが銀行口座を作るなら、特別な事情がない限り「ネットバンク」を選ぶのが賢明です。地方銀行や信用金庫、もしくはメガバンクといった銀行だと、比較的手数料が高額で金利が低く、使い勝手が悪いものが多くなります。 その点ネットバンクであれば、リアル店舗や人件費がかかっていないためATM手数料などが割安で、預金利息も数倍〜数十倍もらえることが多くなります。これまでネットバンクを作ったことがないよという方は、ぜひこの機会に申し込んでみましょう。 ネットバンクの中にもさまざまな銀行がありますが、最初におすすめしたいのは「楽天銀行」です。数あるネットバンクの中でも、特に手数料が割安で使い勝手が良好なのが大きなメリットです。 個人用の銀行口座に屋号をつけることもできて、対外的な信用アップにもつながります。楽天銀行の会員ランクによっては、ATM手数料や振込手数料が無料になる回数が増加します。メインバンクとして沢山つかえば、年に一度も手数料を支払わずに銀行を使うことも可能になります。 忘れてはいけないのが、「楽天スーパーポイント」を得られる点でしょう。楽天市場などのサービスを日常的に使っている人はもちろん、事業用のクレジットカードとして「楽天カード」を利用している方なら、さらなる相乗効果も見込めます。 楽天スーパーポイントを使っておらず楽天カードも使っていないという方には、「住信SBIネット銀行」がおすすめです。楽天銀行と同等の使いやすさを誇っており、会員ランクに応じて各種手数料が無料になる仕組みは楽天銀行と同じです。 楽天銀行とは異なり、住信SBIネット銀行では口座名に屋号を入れることはできません。そのため対外的な信用アップには使えませんが、同じ名義で複数の口座を管理できるという利点があります。 住信SBIネット銀行にも独自のポイントサービスが導入されているので、長く使えば使うほどお得度が増していくのがポイント。三井住友信託銀行とSBIホールディングスの共同出資によって創設された銀行なので、信用度も高いことも高評価な点ですね。 ここで一つ注意しておきたいのが、口座振替や引き落とし用の口座として、ネットバンクは非対応となっていることがある点です。公共料金の引落先として楽天銀行や住信SBIネット銀行を指定しようとしても、「非対応なので別の銀行を指定してください」と言われることがあるのです。 そんな事態に備えてサブ口座に持っておくといいのが「ゆうちょ銀行」です。ゆうちょ銀行なら口座振替・引き落とし用の口座としてNGとされることはまずありませんし、全国の郵便局・ATMでお金の管理ができるので利便性は抜群。 ゆうちょダイレクトを利用すれば振込手数料が無料になるサービスも展開しており、メインバンクとして使っても不便を感じないだけの充実度となっています。屋号付き口座の開設にも対応していますが、屋号を付ける場合には通常の総合口座ではなく、振替口座という扱いになります。 振替口座は通帳が発行されず、入出金の明細はゆうちょダイレクトで確認することになります。その点に不便を感じないのであれば、振替口座での口座開設を検討してみてもよいでしょう。 銀行口座とお金の管理について考える 銀行口座とともにフリーランスがお金の管理について考えるときには、「クレジットカード」の扱いについてルールを決めておくのがおすすめです。 銀行口座と同様に、クレジットカードも公私混同を進めてしまうと、どの出費が事業用で、どの出費がプライベート用なのかがわかりづらくなってしまうからです。年末の確定申告の際にも、手続きが煩雑になって時間がかかってしまう可能性が高くなります。 一方、事業用とプライベート用とでクレジットカードを分けておけば、会計処理をスムーズに進めることができます。事業用とプライベート用とで別々の明細が発行されるため、家計を改善したり事業収支を健全化するための対策も立てやすくなります。 「でも、普段の支払いでクレジットカードはあまり使わないし…」という方は、ぜひともクレジットカードメインの生活に切り替えることをおすすめします。特に事業用の出費に関しては、どこにいくらを支払ったのかわかりづらい現金よりも、しっかりと記録に残るクレジットカードでの支払いの方が、税務署からの印象も良くなるはずだからです。 確定申告の際にも、クラウド会計ソフトを使って銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込むように設定すれば、その都度レシートや領収書を見ながら金額を手打ちする手間を削減することができます。 手元に多額の現金を置いておくと、盗難や紛失のリスクを抱えることになりますが、クレジットカードの場合には不正利用された際にもしっかりとカード会社が保証してくれます。使いすぎには注意が必要ですが、まずは事業用の出費だけでもクレジットカードメインの支払い方法に切り替えてみてはいかがでしょうか。 まとめ:ネットバンクでメイン口座を開設 フリーランスは会社員とは異なり、メインの銀行口座を自由に選べる側面があります。一方でクライアントからの報酬の振込や各種経費の支払いなど、さまざまな場面で銀行口座を使うシーンが増えてくるため慎重にメインバンクを選ぶ必要性も出てきます。 おすすめなのはネットバンクでメイン口座を開設することですが、もしネットバンクに不安や抵抗があるようなら、ゆうちょ銀行をサブ口座として持っておきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
保険

フリーランスは失業保険をもらえる?不正受給とならないための注意点も解説

失業保険とは 失業保険というと、「失業中の方に対して公的機関から支給されるお金」というイメージを持っている方も多いと思います。その認識は間違えではありません。しかし、正しくもありません。 勘違いされている方も多いですが、そもそも“失業保険”というものは2019年現在の法制度上、存在しません。「失業中の方に対して公的機関から支給されるお金」は、正しくは、“雇用保険”の仕組みの一つである“失業等給付”になります。 「失業保険は雇用保険の仕組みの一部である」というのは、とっても重要なポイントです。“失業等給付(失業保険)”の根拠となる雇用保険ということは、「雇用される立場の労働者のための保険」です。自分で事業を行っている開業者、独立したフリーランスは、雇用される労働者ではないので、(原則的には)雇用保険で守られる対象者ではないということになります。つまり、“失業等給付(失業保険)”を受け取れる立場ではないのです。 では、「まだ開業届けを出していないけど、独立してフリーランスになりたいんだ」という方はどうなるのかも、考えてみましょう。 結論から言いますと、非常に難しいところですが、“失業等給付(失業保険)の対象者になれる可能性はある”と言えます。ただし、条件があります。 その条件とは、「求職活動も行うこと」です。失業等給付(失業保険)を受け取るための条件として“就職の意思がある人”という決まりがあります。失業中だからといって、仕事も探さず、ぶらぶらして遊んでいるだけの人にはお金を渡せないよ、という訳です。 “働かざる者食うべからず”を体現した、当たり前と言えば、当たり前の規則ですが、あくまで「雇用者として働く人を守るための制度」のため、 “独立の準備だけをしている人(=雇用者になる気がない人)”に対しては、支給ができないという欠点もあります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 不正受給にならないための注意点 不正受給と認定された場合、不正受給額の全額返済、さらに不正受給額の二倍の金額を納付しなければなりません。ちなみに、合計で不正受給額の三倍を支払う必要があることから、俗に“三倍返し”と言われています。さらに悪質だと認められた場合は、詐欺として逮捕されることもあります。 経済的なダメージはもちろん、社会的なダメージも大きいので、不正受給しないことが重要です。そのための対策としては、基本的には以下の3つです。 ハローワークの担当者としっかりコミュニケーションを取っておくこと。「大丈夫かな?」と疑問に思ったことは相談しましょう。 申請書をはじめとするドキュメントには正確な情報を記載すること。日雇いアルバイトも就労ですし、内職(ソーシャルワーキング含む)で得たお金は収入です。 開業届を提出したなど、自身のステータスに変更があった場合、すぐに報告すること。「名義貸し」でも会社の役員は役員です。雇用保険の対象外とみなされるかもしれません。 「アルバイトの収入があると失業保険を打ち切られる」と思って、黙っていた結果、不正受給とみなされてペナルティーを受ける方も多いです。実際は、アルバイトや内職で収入があったり、会社役員として登録されているからといって、ただちに支給を打ち切られることはありません。支給額に変動があるだけです。 問題視されるのは「そのような収入があるのに黙っていて、収入がない人と同額を受け取っていた嘘つき」「いわゆる詐欺ではないか?」という点です。 ちなみに、ちょっとしたアルバイトや内職だったらバレないだろう、と思っている方も多いですが、高確率でバレます。アルバイトであっても、雇用保険に加入するのが一般的ですが、“雇用保険に誰がいつ加入したか”という情報は他ならぬハローワークに提出されるので、すぐにバレます。 クラウドソーシングで見つけた内職も、報酬の授受に伴う税金の支払いから、バレてしまう確率が高いです。深く意識せず、「最近ちょっと仕事が忙しくて」などと担当者にポロっと言ってしまう、うっかりさんも多いようです。 そして、もっとも失業等給付(失業保険)の不正受給がバレる理由だと言われているのが密告です。 失業等給付(失業保険)を受け取っているとは知らなかった、他のアルバイトや雇用主が、ハローワークの聞き取りに対して「ああ、この人、うちで働いていますよ」と言ってしまうパターンもあります。 しかし、それ以上に“失業保険の不正受給は許さない”という正義感に駆られた周囲の人物(元の職場の同僚や、親族も含めて)から、ハローワークへと告発の連絡が入るというケースが非常に多いということです。 不正受給認定されると良いことは何一つないので、絶対に不正受給と認定されないように、報告すべきことは正直に報告するようにしましょう。 失業保険をもらえる可能性はゼロではない これまで何度もご紹介してきた通り、俗に失業保険と言われる“雇用保険の失業等給付”は雇用される意思のある、労働者のためのものです。雇用者ではない開業届けを出して人、独立してフリーランスになった人は、支給できないのが原則です。 ただし、規則ができれば、規則の例外もできるのが世の常で、雇用者ではない働き方を選択した人にも支給できる法的根拠が整備されました。それが『再就職手当』です。 詳細な説明はハローワークが発行している公式案内を読んでいただければと思いますが、『再就職手当』の概念をかいつまんでご説明いたします。 結局、 “雇用保険の失業等給付”の目的は失業者を減らすことです。その目標を達成するための、失業期間が短い人には、特典として手当を出します、という制度が『再就職手当』です。そして、通常の“失業等給付(失業保険)”の場合は、会社で働く雇用者を目指す人のみが対象でしたが、『再就職手当』は「開業・独立でも労働は労働だから支給します」ということになりました。 なお、政府としても副業の促進を行っているなど、働き方の多様化が叫ばれている状況を受け開業届けを出して方や独立してフリーランス になった人向けに“失業等給付”のようなものを創設したり、制度を変更できないか、検討自体は進められています。 ただし、フリーランスのための団体(組合)を作って、その中で仕事を獲得できず、収入のない加入者を援助する共済保険のような仕組みの設立などのアイデアは提言されたものの、現在、具体化の動きは見られないというのが現状です。 まとめ:フリーランスに失業保険は“原則”支払われない! 繰り返しになりますが、いわゆる失業保険と呼ばれる“雇用保険の失業等給付”は開業届けを出した人やフリーランスとして独立したい方は、失業者とみなさず、対象外としています。そのため、原則的には「フリーランスは失業保険をもらえない」ということになります。 しかし、昨今、働き方の多様化が進んでいる中で、『再就職手当』という形でフリーランスを目指す方を救済する道も(まだまだ不完全だとは思いますが、)用意されました。自分は支給対象となるのかモヤモヤしている方は、一度、ハローワークに赴いて、相談してみましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
税金

フリーランスの税金は高すぎる?節税についても解説します

日本の税金は高いのか?海外と比べてみる フリーランスとして活動すると、確定申告という所得税を確定させ、確定させた所得税を国に申告し、収める行為が必要になってきます。サラリーマンの方は所得税の計算と納税を会社のバックオフィスがしてくれるため、自分で確定申告をする必要がありません。しかし、フリーランスの方で一定以上の収入がある方は確定申告をする必要があります。 確定申告では所得税に関して確定させるものですが、それに伴ってその年の国民健康保険料、住民税、事業税なども自動的に算出されるため、非常に大事な制度となっています。 そこで、気になることがフリーランスとして活動していると、実際に確定申告で支払う税金は高いのか?ということです。まずは日本と海外の比較で日本全体として税金は高いのかということを見ていきます。 他の先進国(アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス)と比較した場合の日本の税金ですが、結論から言うと高くはないです。具体的な比較は以下の表のとおりです。500万・700万・1000万の給与収入による所得税と住民税の合計を国際比較したもので、数字の単位は万となります。 国/年収 500万 700万 1,000万 日本 15.8 39.2 100.9 アメリカ 5.1 35.7 91.1 イギリス 62.3 111.6 231.6 ドイツ 35.6 86.4 174.8 フランス 47.7 70.9 144.3 この表を見る通り、他の先進国(アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス)と比較すると日本の税金は高くないと言えます。どこの国も累進課税制度を取っており、給与収入が上がるにつれて納める所得税と住民税の合計も高くなっていることがわかると思います。 日本では、給与収入が1000万になると、その一割以上の金額となる100.9万円を納める必要があり、大変大きな金額となっていますが、特にヨーロッパの先進国だと日本よりもかなり大きな金額を税金として納めていることがわかります。 消費税をみても、日本は他の国々よりも低いことがわかり、日本の税金は比較的高くないと結論付けることが出来ます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスと会社員では税金はどちらが高い? 続いて、フリーランスと会社員の税金はどちらが高いのかということに関して見ていきます。フリーランスになるか迷っている会社員の方は納める税金によって手取りが大きく変わってくるため、必見です。 税金はどちらのほうが高いのかということに関して結論を述べると、ある程度節税対策を行っていれば、フリーランスの税金の方が安く済みます。これは節税対策をすることによって、納める所得税が変わってくるからです。 例えば、年収1000万円のフリーランスと会社員がいた場合、手取り額はフリーランスの方が71万円ほど低くなります。これはフリーランスの場合の所得税が大きいためです。 そこで、フリーランスの場合は納める所得税をできるだけ抑えることが肝となってきます。その所得税の計算方法については以下のとおりです。 所得税の計算方法 ①所得額=収入額ー経費額 ②課税所得額=所得額ー所得控除額 ③所得税額=課税所得額×所得税率ー所得控除額 計算式からわかるとおり、最終的な所得税額を小さくするためには経費額と所得控除額の2つを上げることがポイントとなります。それぞれ見ていきます。 まず、経費額に関してですが仕事で使う道具は経費額として計上することができます。例えば、仕事で使うパソコンや車、家も入ります。もし仕事で使う道具を買った際は領収書をもらっておきましょう。自宅で仕事をしている場合やお客様に接待をした場合でも経費として計上することができるため、どこまで経費として認められるのかということはチェックしておきましょう。 続いて所得控除額に関してですが、控除にも様々な種類があるので利用できるものは利用しましょう。所得控除・青色申告特別控除・専従者控除、保険系の控除、寄付系の控除などが代表的な控除です。特に、配偶者や家族従業員がいる場合は控除額の大きい控除が適用されるので、控除に関しては是非チェックしておきましょう。 フリーランスの方がこれらの経費額と所得控除額を上げることができれば、同じ年収の会社員よりも手取りを高くすることができます。常に節税の意識を持ち続けることは大変かもしれませんが、同じ年収の会社員の方よりも少しでも年収を上げるという意識を持って、節税に取り組んでみてください。 フリーランスは職種・業種によって税金が高い場合も フリーランスとして活動していると、職種・業種によって税金が変わり、高くなる場合があります。この税金を個人事業主といいます。 個人事業税とは個人で営む事業にかかる税金であり、地方に納める地方税となります。確定申告している方は8月と11月に納税をすることとなり、その通知が事前に都道府県税事務所から送られてきます。 個人事業主税の計算方法については「個人事業主税=(収入額ー経費額ー専従者給与等ー各種控除)×税率」となります。 専従者給与等については家族従業員がいる場合に、一定額を経費とすることができます。また、各種控除の部分に関しては一年間営業していれば、事業主控除が290万円分が適用されます。 税率に関しては業種によって異なり、3〜5%なっていますが、ほとんどの業種では5%となっています。フリーランスとして活動する場合も5%となります。実際の計算例は以下の通りです。 収入額=500万円、経費額=100万円の場合 (収入額(500万円)ー経費額(100万円)ー各種控除(290万円))×税率(5%)=5万5000円が支払う個人事業主税なります。 フリーランスは税金をどれくらい払ってるのか 収入額=500万円、経費額=100万円、青色申告の場合 健康保険料=497314円 国民年金=195120円 所得税=199500円 住民税=304800円 個人事業税=55000円 となり、 収入額(500万円)ー経費額(100万円)ー健康保険料(497314円)国民年金(195120円)ー所得税(199500円)ー住民税(304800円)ー個人事業税(55000円)=274万8266円 が手取り額となります。 各種控除に関しては配偶者の有無、家族従業員の有無、入っている保険の種類など各々によってバラバラなため、今回のモデルケースでは各種控除を入れていません。実際は各種控除が適用され、手取り額はもっと高くなります。 「フリーランスの税金」についてよくある質問 日本の税金は海外と比べて高いの? アメリカ・イギリス・ドイツ・フランスの税金と比べた場合、アメリカについで2番目に低いです。アメリカと日本の差は大きくありませんが、他の国との差は大きいことから、日本の税金は比較的低いと言えるでしょう。 フリーランスと会社員では税金はどちらが高い? 一概に言うことはできませんが、節税対策をすることによって納める所得税が変わるため、ある程度節税対策を行っていれば、フリーランスの税金の方が安く済みます。 所得税の計算方法は? ①所得額=収入額ー経費額 ②課税所得額=所得額ー所得控除額 ③所得税額=課税所得額×所得税率ー所得控除額 フリーランスは税金を工夫すれば正社員よりも手取りを高くできる 今回はフリーランスの税金は高すぎる? 色々と比べてみるというテーマで見てきました。いかがだったでしょうか。今回伝えたかったことは以下のとおりです。 日本の税金は他の先進国に比べて高くはない フリーランスの方が経費額と所得控除額を上げることができれば、同じ年収の会社員よりも手取りを高くすることができる フリーランスでも職種・業種によって税金が高くなる ということです。特にフリーランスの場合は経費額と所得控除額によっては同じ会社員よりも手取りを上げることが出来るので、この2つは意識しておきたいです。 もしフリーランスになると志している方で、税金の高さが気になるという方は今回の記事を参考にして是非今年一年間の活動に繋げてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
保険

フリーランスが加入できる保険は?知っておくべき保険の知識を解説

国民健康保険について フリーランスとして活動している方は自分自身で保険料を支払わなければなりません。今までは会社の総務部が年末調整の際に、保険料の所得控除の作業を行ってくれていました。これを確定申告時に自分自身で所得控除作業を行い、その額を申告する必要があります。 自分自身で保険に入らないといけないため、フリーランスとして活動している方はどのような保険に入れば良いのかということが気になるでしょう。そこで、今回はフリーランスが入ることができる保険について1から見ていきます。 まず、国民健康保険についてです。国民健康保険は加入者やその家族が病気や怪我で医療が必要となった場合に、その医療費の一部を負担してくれる保険となっています。すべての人に加入義務がある保険です。国民健康保険は市町村か国民健康保険組合が母体として運営しています。 保険料に関してですが、加入者の前年度の収入や世帯単位での加入数・年齢・年収に応じて保険料は変化します。そのため、前年度に年収が高い方はその分高い保険料を支払うことになるため要注意です。 また、運営母体が市町村の場合は市町村や年度によって保険料が異なってきます。保険料を払う方のステータスによって、保険料が変わってきますが、保険料が安い自治体と高い自治体では支払う保険料が年間20万円以上も異なる場合もあります。保険料を下げるために保険料が安い自治体に住むということも保険料を安く済ませる一つの方法でしょう。 また、会社員時代は扶養という概念が保険にはあり、被保険者が保険料を支払っていれば、その被保険者の扶養者は保険料を支払う必要はありませんでした。ただ、フリーランスとして国民健康保険に加入すると家族はそれぞれ国民健康保険の被保険者となるので、保険税が個別にかかってきます。世帯主がそれらの保険税を負担する必要がでてきます。 国民健康保険の保険料の例ですが、年収260万円の独身フリーランスの方だと、年間37万円が保険料としてかかってきます。国民健康保険の保険料は年収の14〜15%を占めていますが、他の保険も入るとなると、合計で20%は超えるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 文芸美術国民健康保険組合について 続いてフリーランスが入ることのできる保険として文芸美術国民健康保険組合が挙げられます。 文芸美術国民健康保険組合とは、公式ホームページによると、「昭和28年4月1日国民健康保険法に基づき、厚生省(現 厚生労働省)の認可を経て設立し、国の事業を代行する公法人です。」と記載されています。簡単に説明すると、デザイナーやイラストレーターとして活動するフリーランスに保険を提供している組合です。 文芸美術国民健康保険組合はフリーランスにとって注目されている保険ですが、なぜ注目されているかというと、毎月の保険料が一定額だからです。国民健康保険は加入者の前年度の収入や世帯単位での加入数・年齢・年収に応じて保険料は変化します。前年度の収入が高ければ、その分高い保険料を取れられてしまうのです。 ただ、文芸美術国民健康保険組合は毎月の保険料が一定額なので、収入が高かろうが、高い保険料を払うことがないので安心です。平成31年度は保険料毎月1万9600円の定額支払いが発生します。 ここまで聞いてフリーランスにとってはベストな保険ではないかと思う方もいるかもしれませんが、最後に注意点を申し上げておきます。 まず注意点1つ目は、収入が低いフリーランスの方は文芸美術国民健康保険組合よりも国民健康保険の方がオトクな可能性があるということです。 国民健康保険の保険料は前年度の年収に依ることが多いですが、年収が低い場合はその分保険料も低くなります。よくよく検討してみると、文芸美術国民健康保険組合よりも国民健康保険の方がオトクなこともあるので、ここはしっかりと比較してみてください。 注意点2つ目は、文芸美術国民健康保険組合への加入がイラストレーターやデザイナーなど文芸芸術に関わる仕事をしていないと加入できないということです。エンジニアとして活動するだけではなく、Webデザイナーとしても活動している方であれば加入できる可能性はありますが、エンジニアとしてのみ活動されている方だと加入は難しいです。 社会保険の「任意継続」について フリーランスが入れる保険について、国民健康保険と文芸美術国民健康保険組合ついて見てきました。やはり会社員時代に入っていた社会保険が急に無くなると不安になる方も多いでしょう。やはり社会保険があるとのないのでは、怪我や病気での医療費負担が変わってくるため。非常に大きい要素といえます。 ただ、フリーランスでも社会保険は入ることができ、この任意継続をすれば会社員時代とほぼ変わらない保険内容を享受することができます。ただ、退職後もこの社会保険に加入し続けるには条件があります。「退職日の翌日から20日以内に加入の手続きをすること」「退職前に社会保険に加入しており、退職日前日までの2ヶ月間に継続して被保険者であること」の2つが条件として必要になります。 そして、保険の加入期間は2年となっています。また、加入し続けるには一日たりとも保険料の支払いに遅れてはなりません。遅れてしまった時点で保険から脱退させられます。そして、就職して社会保険に入った、満75歳になったという場合にも保険から脱退になります。 また、社会保険の任意継続に関しての注意点ですが、フリーランスとしての任意加入であると、会社員時代に出ていた業務中での怪我や病気に対しての医療費負担である傷病手当金はもらえません。フリーランスとしての業務中の怪我や病気での医療費負担を減らすには民間の保険に入るしかありません。 もちろん、国民健康保険と社会保険を両方入ることで、支払う保険料の合計が高くなるというデメリットがありますが、医療を必要とする際の医療費の負担が減ることは大きなメリットです。フリーランスは身体が資本であり、人間いつ病気や怪我になるかわかりません。できれば、保険にはしっかりと加入しておきたいところです。 また、保険料は事業には関係ない料金となるので、経費として計上することはできませんが、所得控除には計上できます。そのため、保険料が高ければ高いほど節税につなげることができるというメリットがあります。 これらのデメリットとメリットを比較した上で、国民健康保険以外の社会保険に入るかどうか是非検討してみてください。 傷病手当金は? 代わりになるものは 社会保険の任意継続には傷病手当金がないことを注意点として申し上げました。急に病気になってしまい、収入が入ってこないことはフリーランスとしてはとても痛いので、傷病手当はどうしても欲しいところです。 傷病手当を利用するには、民間の保険に入ることが選択肢としてあります。所得補償保険や就業不能保険といったものがこの傷病手当を利用できる保険にあたります。 毎月の掛け金を支払う必要がありますが、何口加入するかを自分で決めることができ、それに合わせた保険料が貰える仕組みになっています。掛け捨て保険となっているので、毎月の掛け金はそれほど高くはないようです。 やはりフリーランスとして活動するには身体は資本と言えるので、傷病手当金のある民間の保険にも加入しておいたほうが良いでしょう。 まとめ:保険料は被保険者の収入による フリーランスの保険を改めて検証 知ることからのスタートアップ というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 国民健康保険は加入者やその家族が病気や怪我で医療が必要となった場合に、その医療費の一部を負担してくれる保険となっており、保険料は被保険者の収入によるところが多い文芸美術国民健康保険組合は毎月の保険料が一定額で、収入が高い人にとっては大きなメリットがある保険社会保険の任意継続では得られない傷病手当は民間の所得補償保険や就業不能保険を利用することで賄える 今回の記事で、フリーランスが入るべき保険の全体像をお伝えしました。自分自身の年齢・年収・家族構成・居住地によって、どの保険に入ることが最適なのかは変わってきます。是非今回の記事を読んで、どの保険に入るのか参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
freelance

フリーランスエンジニアがやめとけと言われる理由とは?

新しい技術の発展に伴って、注目を浴びているフリーランスエンジニアという働き方。しかしその一方で、「フリーランスエンジニアはやめとけ」という声があるのも事実です。一体なぜ、一部でこうした声が上がっているのでしょうか? 本記事では、フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由と、実際にどのような人がフリーランスエンジニアに向いているのかという点について解説します。 フリーランスエンジニアとしての働き方に興味があるという方だけでなく、これからのキャリアにお悩みのエンジニアの方に向けた内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由 フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由として、主に以下の6つが考えられます。 収入が安定しづらい クライアントとのコミュニケーションが求められる 激務によるストレスの可能性もある 常にスキルアップが必要とされる 多様なプロジェクトへの対応が難しい 周囲からのサポートが少ない やめとけと言われるそれぞれの理由や実態について、詳しく解説していきます。 収入が安定しづらい フリーランスエンジニアはやめとけと言われる最も大きな理由が、収入の不安定性でしょう。プロジェクトベースの仕事では収入が安定しづらいため、生計を立てることが難しいことがあります。 クライアントのニーズやプロジェクトの減少などさまざまな外部要因によって、収入の変動が激しくなる可能性があります。 フリーランスエンジニアの数が増えているということもあり、案件獲得のための競争が激しくなっているのも事実です。 継続して案件を獲得するために、専門のエージェントサービスなどに登録するフリーランスエンジニアの方も増えています。 クライアントとのコミュニケーションが求められる さまざまなクライアントと協力して仕事することがフリーランスエンジニアの醍醐味ではありますが、それと同時にコミュニケーションが難しいという側面も存在します。 クライアントが求めているスキルや成果物とギャップが生じることもあり、円滑なコミュニケーションの構築が難しい場合もあります。 フリーランスエンジニアは、1人で自由に黙々と作業するイメージを持たれがちです。 しかしフリーランスエンジニアとして働くためには、やり取りを円滑に行うための優れたコミュニケーションスキルも求められるのです。 スキルやポートフォリオをアピールするためには、営業力も求められるでしょう。 コミュニケーションが苦手な人も、まずは自身の経歴やスキルについて分析して簡潔に打つ耐えられるように心がけましょう。 激務によるストレスの可能性もある 一般的な会社員とは異なる働き方ということもあり、フリーランスエンジニアに対して過酷な労働環境をイメージする方も多いのではないでしょうか。 自分自身で仕事のスケジュールを立てやすい一方で、進捗管理をうまくできない場合にはかなりハードな業務量となってしまうことも考えられます。 長時間労働がストレスの蓄積に繋がり、結果として健康に悪影響を及ぼしてしまう可能性さえあるのです。 自由に仕事のスタイルを選べる一方で、自身の体調を考慮しながらうまく仕事をこなす必要があるでしょう。 常にスキルアップが必要とされる エンジニア業界の目まぐるしい技術進化に追いつくためには常に新しいスキルを習得し続ける必要があり、これには大きな自己負担を伴います。 近年は特にIT技術の進化が速く、その度にスキルの上書きが求められます。 プログラミングを例とすると、新しいフレームワークの習得などには多くの時間を必要とし、それだけの時間やお金といった自己投資が必要です。 エンジニアの方は勉強熱心で学習意欲の高い方が多いですが、知識のアップデートを求められるということに対して、「大変そう…」などとネガティブな印象を持つ方が一般的には多いのではないでしょうか。 しかし、実務経験を積んでスキルを伸ばすことが報酬につながるため、自分の努力次第で市場価値が高まるのは魅力的なポイントです。 多様なプロジェクトへの対応が難しい さまざまなプロジェクトに対応するためには、幅広い知識と経験が必要となります。同じ現場で長期的に稼働するとは限らず、新たなプロジェクトを転々とする可能性もあります。経験の少ない分野に進出する際には時間と労力がかかり、対応が難しいことがあるでしょう。 自身の知見を活かしながら新しい環境に随時適応していくことは簡単ではないため、そうした理由からフリーランスエンジニアはやめとけと言われることもあるのではないでしょうか。 案件獲得するのが難しい フリーランスエンジニアとして働く人が増えている一方で、案件を獲得するのは難しくなっています。 特にエンジニア経験の少ない若手は、必要とされる基本スキルを満たせずに案件へ参画することができないケースも多々あります。 先述の通り、案件を獲得できないということは自身の収入・生活に直結するため、安定した生活を求める人にとってフリーランスエンジニアとして働くのは難しいと感じるのかもしれません。 社会的信用度が低いとされている フリーランスは組織に属していないことから、社会的信用が低いとされてしまうことがあります。しかし実際には、これは単なる先入観であり、近年では柔軟性や専門性を重視する声が高まり、フリーランスの働き方が広まっています。 プロジェクトごとに柔軟に対応できるため、企業は特定のスキルを求めてフリーランスと協力することもあります。フリーランスエンジニアの信用は専門的なスキルや実績によって培われるものですので、継続的に案件へ参加していればきちんとした評価と信用を得ることができます。 周囲からのサポートが少ない フリーランスエンジニアは、一般的な会社員エンジニアとは異なり、周囲のサポートを直接受けられないと感じることがあるでしょう。 フルリモートで参加する場合などは特に、オフラインでのコミュニケーションや気軽な相談が難しいため、孤独感を覚えることもあります。しかし近年ではオンラインツールやコミュニティも発達してきており、リモートワークをしているフリーランス人材も交流する機会が増えています。 利用するエージェントなどによっては独自のサポートを享受することも可能なので、フリーランスとして働くのに不安がある方はエージェント選びの目安としておくといいでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエンジニアに向いている人の特徴 フリーランスエンジニアはやめとけという声があったとしても、最終的には自身の実現させたいキャリアや適性などから挑戦する方が多いです。 ここでは、フリーランスエンジニアに向いている人の特徴をいくつか紹介します。 フリーランスとして仕事をしようかお悩みの方は自身の性格と比較してみて、参考にしていただければ幸いです。 好奇心が旺盛である フリーランスエンジニアには常に新しい技術やトレンドに対する好奇心が求められます。 IT業界の進化は激しく、新たなツールやプログラミング言語、フレームワークが登場することもあります。好奇心が旺盛であれば、このような変化に対応しながら新しいスキルを身に付けることができるでしょう。 新たな技術を学び、プロジェクトに活かすことができる人材は、常に需要があります。技術への探求心が旺盛であることが、フリーランスエンジニアで成功する人の特徴のひとつです。 自己管理能力が高い フリーランスエンジニアには、自己管理能力が求められます。効率的なスケジュールを組み、進捗状況を正しく把握するためにも非常に重要な能力です。自由なイメージが強いフリーランスエンジニアですが、クライアントとの信頼関係を築いていくうえで自己管理できるということは必ず求められます。 自己管理が苦手だという方は、タスク管理ツールやカレンダーツールをうまく活用しながらスケジュール管理することを心がけましょう。 コミュニケーション能力が高い フリーランスエンジニアに求められるのは、技術スキルだけではありません。フリーランスエンジニアは様々なクライアントと協力するために、優れたコミュニケーション能力が必要となります。自分の意見を適切に伝え、クライアントとの意思疎通をスムーズに図れることが求められます。 特に近年ではリモート案件も増えており、オンラインミーティングやチャットツールを用いてコミュニケーションを取る機会が増えています。オンラインにおけるコミュニケーション、テキストコミュニケーションについても理解を深めておくと、フリーランスエンジニアとしてさらにレベルアップできるでしょう。 成果物のクオリティを担保するためにも、クライアントと正しい意思疎通が図れるようにコミュニケーション能力を高めましょう。 変化に柔軟に対応できる 急なスケジュール変更や新しい要件への適応が求められるフリーランスエンジニアには、柔軟性が必要です。変化に対して柔軟に対応できる人が、プロジェクトを円滑に進められます。コミュニケーションスキルとも関連して、他のメンバーの意見を尊重しながら受け入れるということも重要となります。 自身のスタイルを貫き通すだけではなく、さまざまなプロジェクトの中で得た知見を活かして成長していけるエンジニアはフリーランスとして活躍していくことができます。 フリーランスエンジニアのメリット やめとけと言われることもあるフリーランスエンジニアの働き方ですが、一方でメリットもたくさんあります。ここではフリーランスエンジニアとして働く3つのメリットについて紹介します。現在は企業のエンジニアとして働いていらっしゃる方も、フリーランスエンジニアとしてのキャリアを検討するきっかけにしていただければ幸いです。 働き方の自由度が上がる フリーランスエンジニアにとって最大のメリットは、働き方の自由度が上がるということです。自分の生活スタイルに合わせて仕事を進めることができ、効率的に作業に取り組むことが可能となります。また、近年ではリモートワーク案件の増加により、自分の好きな場所で仕事をすることがしやすいというのも非常に魅力的なポイントです。 自身のワークライフバランスを実現したいという方や、さまざまな場所で仕事がしたいという方にフリーランスエンジニアはぴったりの働き方といえるでしょう。 得意分野で仕事ができる フリーランスエンジニアは、得意な分野や興味を持っている技術領域によって仕事を選ぶことができます。自身が専門とする分野に集中し、その分野での深い知識やスキルを活かしてプロジェクトに参画することで、仕事の充実感や満足度が高まります。 さまざまな案件への参画を通じて幅広い知見を身につけることができ、より専門的で高度な仕事に携わることができます。 スキルが報酬に反映されやすい スキルが報酬に反映されやすいというのも、フリーランスエンジニアとして働くメリットのひとつです。高度な技術や専門的な知識を持っている場合、それがクライアントにとって有益であると認識され、それに見合った報酬を得ることができます。経験やスキルの向上が収入の向上に直接繋がるというのは、やりがいや働くモチベーションにおいても非常に重要となるでしょう。 現在、自身のスキルに見合った報酬を得られていないと感じているエンジニアの方は、エージェントなどに相談して自身の市場価値を見つめ直してみるのもいいのではないでしょうか。 まとめ 「フリーランスエンジニアはやめとけ」といわれることが多い理由について、解説しました。安定した収入を得るのが難しいというイメージや、案件探しが難しいイメージをデメリットとして捉え、そのような意見もあるというのが現実です。 一方で、フリーランスエンジニアとして自由な働き方を実現することができれば、仕事以外の時間も充実させることができるでしょう。エージェントや案件情報サイトをうまく活用することで、今よりもさらに良い環境で自身のスキルを伸ばしながら好条件で高年収を得られるかもしれません。 希望の働き方を実現するためにフリーランスエンジニアとしてのキャリアに少しでも興味のある方は、ぜひ気軽にご相談ください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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ITコンサルタントの将来性は?仕事内容や年収について詳しく解説

この記事をご覧の方はITエンジニアとして働いている方、ITコンサルタントとして働いている方が多いと思います。 ITエンジニアとITコンサルタントは共に全体的に人手不足に陥っており、どの職種においても人が必要とされています。それは近年ITを用いたビジネス開発や業務改善など、ITを用いることができる範囲の拡大や、ITによるビジネス機会の創出など様々な分野でITが必要とされています。 その中で様々な分野のIT化を担っていく存在がITエンジニアとITコンサルタントとなります。ただ、ITエンジニアとITコンサルタントでは仕事内容や、仕事の仕方、年収などが異なっており、転職を考える上ではこれらについて考えた上で転職をすることが良いでしょう。 今回はITコンサルタントについて、ITコンサルタントが活躍できる業界、年収、将来性などの観点から多角的にITコンサルタントの転職について検証していきます。ITコンサルタントに転職しようと考えているITエンジニアの方、ITコンサルタントとして続けていこうか迷っている方どちらにも必読の記事となります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ITコンサルタントとは? まず、ITコンサルタントとはどのような仕事をしているのか、どのような仕事の進め方をしているか等見ていきます。 ITコンサルタントは、IT戦略の立案やITの活用によって、クライアント企業の経営課題の解決、ITに関わる問題の解決を支援することが主な仕事内容となっています。 例えば、システム導入の案件があった場合にはITコンサルタントはどのようなシステムを用いてどう経営課題の解決をしていくのかということや、システムの要件定義や設計、実際に開発からテストまで行う場合もあります。 ITコンサルタントとして必要な能力は経営課題の解決に必要な論理的思考力や、経営課題の解決に対してどうITシステムに落とし込んでいくか、どのような技術を使うか選定できるIT技術に関する理解、ITエンジニアと共にプロジェクトを推進していく推進力や協調性が必要となります。 ITコンサルタントは業務内容が多岐に渡り、プロジェクトを進める上で様々な能力が必要とされるので、仕事の難易度は高いと言えるでしょう。 ITコンサルタントが活躍する業界は? 続いてITコンサルタントが活躍する業界についてです。ITコンサルタントはコンサルティング会社に勤務をし、ITコンサルタントとして働くことになります。 ITコンサルティング会社によってクライアントとなる企業の業界は異なりますが、総合コンサルティング会社の場合は戦略・ビジネス・IT等のように部門毎に分かれており、顧客の幅が広いです。 このような場合はITコンサルタントとして幅広い業界のクライアントに対して仕事が行えるので、様々な業界で活躍することが出来ます。一方で、金融業界をクライアントとしてITコンサルティング業務を行っている企業では金融業界での活躍が主となります。 ただ、総合コンサルティング会社の場合でもクライアントは幅広いものの、製造業の業界の案件に一度入ると、製造業の業界のみを今後担当するといったように、一つの業界を続けて担当していくことが多いです。 そのため、自分がITコンサルタントとして企業に入った後でどの業界のクライアントを担当したいか転職前に考えておくと良いでしょう。 ITコンサルタントの年収は? 続いてITコンサルタントの年収についてです。ITエンジニアは幅広く職種が分かれており、その職種によって年収が大きく変わります。ITエンジニア全体の年収と比較した上で、ITコンサルタントの年収について見ていきます。 パーソルキャリア株式会社が運営している転職サービスdodaが提供するキャリアコンパスが20代のITエンジニアの平均年収を公表しています。 ITエンジニアは様々な職種に分かれていますが、ITコンサルタントの平均年収は473万円、プロジェクトマネージャーの平均年収は491万円、SE・プログラマの平均年収は365万円、ネットワークエンジニアの平均年収は352万円、サーバーエンジニアの平均年収は389万円、テクニカルサポートの平均年収は332万円、社内SEの平均年収は360万円となっています。 このようにITエンジニアの一括りにいっても、職種によって平均年収がバラバラとなっています。要件定義やITの戦略を考える部分を担うITコンサルタントや、お客様とのコミュニケーションや部下をマネージメントすることが中心であるプロジェクトマネージャーの平均年収が特に高くなっていることがわかります。 これら2つの職種は他の業界の職種と比較しても、平均年収が高いため、労働市場全体で見ても、高年収の職種だと言えます。これらのデータより、現状のITエンジニアの職種から高年収を狙いたいという方にはITコンサルタントやプロジェクトマネージャーとしての求人に応募し、転職することがオススメと言えるでしょう。 年収は自分自身の能力よりも、その業界構造や役職によって変わってくるため、できるだけ高い年収を得れる業界と職種として働くこと、そして職位を上げることが大切となってきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ITコンサルタントの将来性は? 続いてITコンサルタントの将来性についてです。結論から言うと、ITコンサルタントの将来性は非常に高いと言えるでしょう。 多くの企業ではデジタルトランスフォーメーションを行うことが重要視されています。デジタルトランスフォーメーションとは、データやデジタル技術を用いてビジネスに関わることを変革していくといったものです。 具体的には、既存ビジネスの時間短縮、生産性向上、コスト削減などの効率化をデータやデジタル技術を用いて実現する、既存の技術では困難であった新しいビジネスモデルやサービスをデータやデジタル技術を用いて実現するといったものです。 AIやブロックチェーンを用いてのビジネス展開やビジネス改善、短時間での開発を可能にするアジャイル開発などもデジタルトランスフォーメーションの一種となります。 政府としても国家予算を割いて、ビジネスに関わるシステムの刷新を2025年までに行うことを宣言しています。これだけデジタルトランスフォーメーションを重視されており、多くのITコンサルタントやITエンジニアが必要となっています。 そのため、IT戦略の立案やシステム導入を専門としているITコンサルタントは多くの企業で求められており、特にポテンシャルのある20代のITコンサルタントやエンジニアは多く求められています。そのため、ITコンサルタントの将来性は高いと考えて良いでしょう。 まとめ:将来性が高い ITコンサルタントの転職について 多角的に検証してみる というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 ITコンサルタントは業務内容が多岐に渡り、プロジェクトを進める上で様々な能力が必要とされるので、仕事の難易度は高いと言える ITコンサルタントの平均年収は他のITエンジニアの職種と比較しても高いと言える 多くの企業ではデジタルトランスフォーメーションを行うことが重要視されており、ITコンサルタントの将来性は高いと言える ITコンサルタントとして転職を考えている方や、このままITコンサルタントを続けようか迷っている方は是非今回の記事を参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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フリーランスエンジニアの準委任契約とは?請負契約との違いも解説

【準委任契約の事前知識】業務委託契約とは? 業務委託契約とは、フリーランスエンジニアが案件を受託する際の契約のことです。そして業務委託契約は準委任契約と請負契約を含んだ総称でもあります。 フリーランスエンジニアとして活動をはじめれば、実際に企業と契約を締結する際は準委任契約もしくは請負契約を結ぶことが多くなります。 業務委託契約は労働法の適用を受けない契約形態となるため、業務委託契約を結ぶ際は労働時間規制や賃金規制がない環境で働くことになります。 フリーランスエンジニアとして企業から案件を受託する場合、雇用契約を結ばないためにはどのような業務委託契約を締結するのかが重要になります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 準委任契約と請負契約との違いは? 準委任契約請負契約は、前述の通り請負契約と並ぶ契約形態の一つです。 これらは両方とも業務委託契約と称される契約形態ですが、実際に締結する契約がどちらなのか、ということは非常に大切です。 なぜなら締結する契約形態によってフリーランスエンジニアとしての働き方や報酬に大きな違いが生まれるからです。 ではフリーランスエンジニアにとっての準委任契約と請負契約にはどのような違いがあるのでしょうか。 請負契約とは 請負契約とは成果物の納品を前提に発注元企業が業務を委託する契約です。 そのためどれだけ時間をかけて納品物を制作しても、成果物として発注元企業から認められなければ報酬を受け取ることができないリスクがあります。 その一方で短期間もしくは少ない労働時間で成果物を納品することができれば、次の案件もしくは他の案件を受託できるため稼げる可能性がある働き方ではあります。 しかし発注元企業との関係性に信頼がない場合や駆け出しのフリーランスエンジニアにとってはリスクが大きい契約形態となります。 準委任契約とは 準委任契約とは、請負契約とは異なり、成果物の納品ではなく業務を行ったことに対する報酬を受け取る契約です。 そのため労働契約の締結があるわけではありませんが、現場もしくはリモートで業務を遂行すれば安定的に報酬を受け取ることができるという特徴があります。 成果物を完成させることについて責任を負うわけではないため、準委任契約であれば駆け出しのフリーランスエンジニアでも安心して業務に取り組みやすいといえるでしょう。 請負契約と準委任契約の大きな違いのポイントは、成果物の納品を前提としているかどうかです。 請負契約は成果物の納品が報酬の対象となっており、準委任契約はあくまでも業務を遂行した行為に対して報酬が支払われる契約です。 準委任契約のメリット 報酬を確実に請求できる 準委任契約の一つ目のメリットは報酬を得ることの確実性の高さです。 システム開発の案件に携わっていると、何らかの要因でトラブルが発生して期日までに成果物が完成しないケースは珍しくありません。 請負契約でこのようなケースに該当した場合は報酬が支払われない可能性があります。 それでも資本に余裕があればフリーランスエンジニアとして活動を続けることができますが、請負契約でこのようなケースに連続して該当すると、フリーランスエンジニアとしての経営が成り立たなくなってしまう可能性が高くなります。 しかし準委任契約であれば、仮に何らかのトラブルで成果物が完成しなかったとしても提供した業務に対する報酬が支払われます。 そのため請負契約と比較すると報酬をきちんと請求できる可能性が高いため、準委任契約の大きなメリットだといえるでしょう。 責任の負担が軽い 準委任契約の二つ目のメリットは責任の重さの違いです。 請負契約では前述の通り、成果物に対して報酬が支払われるため、受託したからには成果物の納品にコミットしなければいけません。 しかし自然災害などを含む予期しないトラブルが起こる可能性はゼロにすることはできないため請負契約として案件を受けた時点で報酬が支払われないリスクを負うことになります。 また自ずと負う責任も大きくなるため、心理的な負担も大きくなりやすいと考えることができます。 しかし準委任契約であれば仮に何らかのトラブルで成果物が完成に至らなかったとしても、その責任が問われるわけではありません。 もちろん求められた業務の遂行(技術の提供)ができなかった場合は問題になる可能性がありますが、それは工夫と努力次第で解消できる問題でもあります。 何よりも報酬がきちんと支払われることがある程度約束された環境で働くことは、心理的な負担も少なく安心して働くことができます。 このような責任の重さを請負契約と比較して考えると、準委任契約で働くことのメリットがあるといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 準委任契約のデメリット 準委任契約のデメリットは、契約解除のリスクが高いことです。 請負契約は成果物の納品が前提の契約となっているため、特殊な事情がない限り基本的に成果物が納品されるまでの間に契約が解除されることはありません。 しかし準委任契約は重い責任がない分、パートタイムのアルバイトなどの非正規社員と同じように簡単に契約が解除されるリスクが高くなります。 実際に企業は業績の悪化やプロジェクトの変更など様々な理由で、人員の調整が必要となるケースが少なくありません。 そういった状況になった場合、真っ先に契約が解除される可能性があるのです。 現在はコロナの影響を受ける中小法人・個人事業主などにむけた様々な対策があります。 例えば、2020年に発表された政府が中小法人・個人事業主などに資金を給付する制度「持続化給付金」がありましたが、現在は給付を終了しています。 しかし、2021年11月に持続化給付金に代わる新たな制度「事業復活支援金」が発表されました。これは法人と個人事業主が給付対象となっており、個人事業主は最大50万円給付される予定です。申請期間は2022年1月31日〜5月31日となっているため、支援金を受け取る予定のある人はお早めにチェックしてみてください。 フリーランスエンジニアはそもそも会社員と比較すると月間の受け取れる報酬が高いというメリットがありますが、安定的に働くことを考えた場合は準委任契約などのフリーランスエンジニアの方がデメリットは大きいといえるでしょう。 参考:事業復活支援金 – 経済産業省https://www.meti.go.jp/covid-19/jigyo_fukkatsu/index.html 【まとめ】準委任契約は業務に対して報酬が支払われる契約 ここまで紹介してきたように、準委任契約にはメリットとデメリットの両方が存在します。 フリーランスエンジニアとして独立するために、どの契約内容が自分自身にとって最適なのか準委任契約に限らずきちんと理解しておく必要があります。 またフリーランスエンジニアとして独立すると、会社員であれば会社が行う契約書のチェックなどの法務に関する業務や売り上げ、経費の管理なども基本は自分で行わなければなりません。 準委任契約など契約書や法律に関する知識が不足していると、リスクが高い契約に同意してしまう可能性も高くなってしまいます。 フリーランスエンジニアとしての独立を目指すなら準委任契約と請負契約について理解すること、そしてある程度のリーガルチェックは自分でもできるようにしておきましょう。 これまで既に取引実績がある企業ならある程度安心して契約することができますが、新規に取引を行う場合、自分にとって不利となる文言が含まれているケースは珍しくありません。 提示された契約書でそのまま契約を締結すれば話は速やかに前に進みます。しかしトラブルを未然に回避するためにも、最低限の契約書のチェックは大切にすることをおすすめします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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