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データベースエンジニア

データベースエンジニアの将来性とキャリアパスについて解説

データベースエンジニアとは データベースエンジニアは企業や組織が大量のデータを効果的に管理して、それらを活用できるようにする専門職です。情報化社会の進展とともに、データは企業活動の中心となり、その正確な管理と分析が求められています。データベースエンジニアは、データベースの設計・構築・管理を行い、システムのパフォーマンスや安全性を最適化するという重要な役割を担っています。 データベースエンジニアの仕事には単にデータを保管するだけでなく、企業の運用に不可欠なデータの整合性やセキュリティを確保し、問題発生時の迅速な対応も含まれます。そのため、技術的なスキルと深い知識が要求される一方で、非常にやりがいのある職種です。本記事では、データベースエンジニアの将来性やキャリアパスについて詳しく解説していきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる データベースエンジニアの将来性 データベースエンジニアの将来性は、IT業界全体の進化と密接に結びついています。近年はビッグデータやAI(人工知能)の活用、IoT(モノのインターネット)といった新技術が急速に普及しており、これらの技術は大量かつ複雑なデータの管理を前提としています。こうした背景から、データの効率的な管理と解析を行えるデータベースエンジニアの需要は増加の一途をたどっています。 さらに、クラウドコンピューティングの浸透に伴い、オンプレミス(自社管理)からクラウドベースのデータベースへの移行が進んでいます。クラウド環境におけるデータベース管理や設計、セキュリティ対策は高度な専門知識を要するため、これを得意とするエンジニアは今後ますます重宝されるでしょう。特に、AWSやAzure、Google Cloud Platformなど主要クラウドサービスのスキルを備えたデータベースエンジニアは、高い評価を受ける傾向にあります。 将来を見据えた場合、データベースエンジニアはただデータを管理するだけでなく、データの統合と分析をサポートする役割を担うようになります。これにより、企業が意思決定を行う上での基盤を提供し、ビジネスの成功を支える重要な存在として期待されています。データドリブンな時代において、データベースエンジニアは今後もIT分野で不可欠なポジションを保持し、その役割と価値はさらに高まることでしょう。 データベースエンジニアのキャリアパス データベースエンジニアのキャリアパスは、専門知識とスキルの深さや広さによって多岐にわたります。一般的なエンジニアと同様に、一定の業務経験によって知識やスキルを身につけることで、複数のキャリアパスが選択肢として考えられます。この記事ではデータベースエンジニアの主なキャリアパスとして、以下の4つについて詳しくご紹介します。 プロジェクトマネージャー データベースコンサルタント データサイエンティスト フリーランスとして独立 プロジェクトマネージャー データベースエンジニアからプロジェクトマネージャーというキャリアパスは、技術的な知識と組織管理能力の両方を活かすことができる道です。プロジェクトマネージャーとしての役割は、データベースプロジェクトの計画・進行管理を行い、チームを統率しながら予算やスケジュールの管理を担当することです。技術的な課題に対して迅速に対応し、チームメンバーと協力しながら課題解決を進める能力が求められます。 データベースに関する深い知識に加えて、クライアントやステークホルダーとのコミュニケーション能力が必要となります。プロジェクトマネージャーとしてさらに経験を積むことで、企業のIT戦略全体を統括するITディレクターやCTO(最高技術責任者)といったポジションに進むことも可能です。 データベースコンサルタント データベースコンサルタントは、企業や組織が抱えるデータベースに関する課題を分析し、改善策を提案する専門職です。顧客の業務プロセスを理解して、最適なソリューションを提供する能力が求められます。コンサルタントはさまざまなプロジェクトに携わる機会が多く、新しい技術や業界知識を習得し続ける必要があります。 データベースのパフォーマンスチューニング、セキュリティ強化、クラウド移行のサポートなど、幅広い業務を担当することができます。顧客のニーズに合った戦略的な提案を行うため、コミュニケーション能力やプレゼンテーションスキルも不可欠です。特に経験豊富なコンサルタントは、報酬の水準も必然的に高くなります。 データサイエンティスト データベースエンジニアとしてのキャリアを進化させ、データサイエンティストとしての役割を担うことは、データの価値を最大限に引き出す新しい挑戦を提供します。データサイエンティストは、データの収集・分析を行い、ビジネスに有用なインサイトを提供します。 統計学や機械学習の知識、PythonやRなどのプログラミングスキルが求められますが、データベースエンジニアとして一定の業務経験があれば問題はないでしょう。データドリブンな意思決定をサポートする役割として、企業にとって不可欠な存在です。プロジェクトによってはデータモデリングや高度なアルゴリズム設計を行い、業務プロセスの改善や新しい製品・サービスの開発を支援することもあります。 フリーランスとして独立 より自由度の高いキャリアを希望する場合は、フリーランスとしての独立も検討してみるといいでしょう。保持しているスキル、これから伸ばしていきたいスキルなどに合わせて参画するプロジェクトを選ぶことができ、スケジュールを柔軟に調整することが可能になります。多様な業界での経験や、特定の技術における高い専門性を持っているエンジニアは、フリーランスとしても高単価の案件を獲得することができるでしょう。 一方で、フリーランスとして活動する際には技術力だけでなく営業力も求められます。自身をマーケットに売り込むスキルや、契約関連の交渉能力などがその例です。フリーランスは安定した収入が難しいという声もありますが、専門のエージェントなどをうまく活用することによって自身の可能性をさらに広げることができるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる データベースエンジニアの年収 テクフリのデータベース上にある案件情報によると、データベースエンジニアの平均単価は77.4万円です。したがって、単純計算すると想定年収は約930万円となります。(2024年11月時点/非公開案件を含む)正社員の場合はもう少し水準としては下がることが考えられますが、十分に高い年収水準といえるでしょう。 このように単価や年収の水準が比較的高いということからも、データベースエンジニアの現在の需要、並びに将来性の高さが伺えます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる データベースエンジニアに役立つ資格 データベースエンジニアとしてのキャリアを築き、競争力を高めるためには、専門的な資格の取得が有効です。スキルを客観的に証明して信頼性を高めるだけでなく、キャリアアップの機会を広げる助けになります。ここでは、データベースエンジニアにとって役立つ以下の資格についてご紹介します。 応用情報技術者試験 データベーススペシャリスト試験 Microsoft 認定: Azure Database Administrator Associate ORACLE MASTER 応用情報技術者試験 応用情報技術者試験は情報処理技術者試験のひとつで、基本情報技術者試験の次のレベルに位置する国家試験です。情報システムの設計・開発・運用に必要な知識を広範囲にわたって問われ、ITエンジニア全般のスキルを証明する資格として認知されています。データベースエンジニアにとっても、技術的な理解を深めるうえで役立つでしょう。 データベーススペシャリスト試験 データベーススペシャリスト試験は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施している国家資格試験です。IT業界での知名度も高いため、評価につながりやすいでしょう。データベースの設計・開発、さらには管理・運用についての高いスキルが求められます。2023年度における合格率は18.5%となっており、比較的難易度の高い試験といえるでしょう。 Microsoft認定: Azure Database Administrator Associate クラウドコンピューティングの急速な普及に伴い、クラウドベースのデータベース管理のスキルは非常に重要です。この資格では、Microsoft Azure上でのデータベース管理に関する知識を問われます。特にクラウド移行やクラウドネイティブアプリケーションに関わるデータベースエンジニアにとって、非常に価値のある資格です。 ORACLE MASTER ORACLE MASTERは、Oracle社が提供するデータベース製品に関する技術力を証明する資格で、データベースエンジニアやシステム管理者にとって非常に有用です。この資格は、Oracle Databaseの運用や管理、チューニング、設計に関する深い知識が求められます。世界中で認知されている資格であり、データベースエンジニアとしてのキャリアを強化するうえで役立ちます。レベル別に分かれているため、スキルに見合ったランクに挑戦することで着実なステップアップが期待できるでしょう。 まとめ 今回は、データベースエンジニアの将来性、具体的なキャリアパスについてご紹介しました。ビッグデータやAIなどの登場によってデータベースを取り巻く環境が変わってきましたが、それに対応するようにNoSQLデータベースがシェアを拡大するなど、データベース自身も変化してきています。今後の需要増加が十分に考えられる職種のひとつですので、自身の経験を活かせそうな方は、データベースエンジニアとしてのキャリアを検討してみてはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアにおすすめの資格10選!取得のメリットや難易度について解説

ネットワークエンジニアが資格を取得するメリット ネットワークエンジニアとして働くにあたって、資格の取得は必須ではありません。しかし、関連資格を取得することによって知識やスキルを証明できるだけではなく、転職してさらなるキャリアアップを図る際にも役立ちます。ネットワークエンジニアが資格を取得する以下のメリットについて、詳しく解説します。 ネットワークについて体系的に学べる スキルや知識を証明できる キャリアアップにつながる テクフリでフリーランス案件を探してみる ネットワークについて体系的に学べる ネットワークエンジニアが資格を取得するメリットは、ネットワーク技術に関する知識を体系的に学べることです。資格試験では、基本的なネットワークの概念から高度な技術まで幅広い範囲をカバーしています。具体的にはLinuxやWindowsなどのオペレーティングシステム、サーバー、データベース、セキュリティなどの分野が含まれています。また、資格試験の中には、システム開発やプログラミング言語の基礎知識も含まれることがあります。このように、資格の取得を通じてネットワーク技術の全体像を理解し、実際の業務で使える知識を身に着けられるのがメリットのひとつです。さらに、多くの資格は定期的に更新されるため、最新のネットワーク技術やトレンドについて学べるのも特徴です。 スキルや知識を証明できる 資格を取得することで、自身のスキルや知識を客観的に証明できます。ネットワークエンジニアの資格は業界内で広く認知されており、取得することで自分の専門性をアピールできます。例えば、CiscoのCCNA(Cisco Certified Network Associate)は、ネットワークの基礎知識とスキルを証明するもので、多くの企業でも評価されている資格です。このような資格を持つことで採用や転職、昇進の際に有利になることもあるでしょう。特に、Linuxなどのオープンソースソフトウェアやプログラミング言語の知識を証明する資格は汎用性が高いです。 関連記事:ネットワークエンジニアとは?【仕事内容や将来性について解説】 キャリアアップにつながる 資格取得は転職やキャリアアップにもつながります。例えば、ネットワークスペシャリスト試験や情報処理安全確保支援士の資格を取得すると、ネットワーク関連やセキュリティ関連の専門知識を持つエンジニアと認定されます。これによりネットワークセキュリティ対策のプロジェクトリーダーやシステム設計者などのポジションに就くチャンスを得られることもあるでしょう。 また、資格取得を通じて得た知識やスキルは、実務で活用できることも多いです。例えば、データベース管理やウェブアプリケーション開発、クラウドサービスの利用など、幅広い分野での活躍が期待できます。さらに、フリーランスとして活動する場合、資格は自身のスキルを証明し、クライアントの信頼を得るための重要な要素となります。資格の取得はネットワークエンジニアとしてのキャリアを大きく前進させるための重要なステップです。 ネットワークエンジニアにおすすめの資格 ネットワークエンジニアにおすすめの、業界で高く評価される以下10個の資格をご紹介します。 応用情報技術者試験 ネットワークスペシャリスト試験 情報処理安全確保支援士 LPIC Level1 CCT CCNA CCNP CCIE LinuC(リナック) CompTIA Network+ 初心者向けから上級者向けまでさまざまなレベルの資格があるので、それぞれの資格の特徴を比較して、自身のスキルやキャリアプランに合った資格を探してみましょう。 応用情報技術者試験 応用情報技術者試験は、情報処理技術者試験の中級レベルに位置する国家試験です。この資格は、ITエンジニアとしての基本的なスキルと知識を証明するものとして広く認知されています。ネットワークだけでなく、データベース、セキュリティ、プロジェクトマネジメントなど、IT全般の知識を問う試験となっています。 ネットワークスペシャリスト試験 ネットワークスペシャリスト試験は、高度情報処理技術者試験のひとつで、ネットワーク分野のスペシャリストとしての能力を認定する国家資格です。この資格は、ネットワークの設計、構築、運用、管理に関する高度な知識と技術が問われます。試験内容は実務に即しており、複雑なネットワーク環境の問題解決能力も求められます。ネットワークプロジェクトのリーダーや、コンサルタントとして活躍したいと考えている方におすすめです。 情報処理安全確保支援士 情報処理安全確保支援士は、情報セキュリティに関する高度な知識とスキルを証明する資格です。この資格は、高度なセキュリティ知識と実践力を持つことを証明します。ネットワークセキュリティは現代のIT環境において極めて重要であり、この資格の価値は高まっています。資格保持者は、組織のセキュリティ対策の中心的な役割を担うことが期待されます。 金融機関やECサイト事業者など、高度なセキュリティ対策が要求される業界では特に、この資格保持者の需要が高まっています。法令で定められた資格であるため、社会的な信頼性が高いのも特徴です。高度なセキュリティプロジェクト案件を担当したいと考えている方は、積極的に挑戦してみましょう。 LPIC Level1 LPIC Level1は、Linuxの基本的な知識とスキルを証明する資格です。ネットワークエンジニアとして、Linux環境でのネットワーク構築や管理は非常に重要です。この資格を取得することで、Linuxの基本操作や機能、ネットワークの導入、設定に関する知識を証明できます。試験では、コマンドライン操作、システム管理、ネットワーク設定など、実務で必要な知識が問われます。LPIC Level1を取得することで、Linux環境でのネットワーク管理スキルを高められるでしょう。 CCT CCT(Cisco Certified Technician)はCisco社が提供する認定資格のひとつで、Cisco機器の基本的な操作とトラブルシューティングに関する知識を証明する資格です。この資格は、Cisco製品の基本的なトラブルシューティングのスキルを証明します。試験内容は、ネットワーク機器の基本的な設定やトラブルシューティング、ケーブル接続などの実践的なスキルを問うものです。資格を取得することで、Cisco製品を扱う現場での即戦力として認められ、ネットワークの運用管理に役立ちます。 CCNA CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、Ciscoのネットワーク機器に関する基本的な知識とスキルを証明する資格です。Cisco社が提供する認定資格の中で最も広く知られているもののひとつです。この資格では、中小規模のネットワークの設計、構築、運用、トラブルシューティングに必要な知識とスキルが求められます。ネットワークエンジニアとしての基礎力を証明するもので、多くの企業で評価されています。CCNAは、ルーティング、スイッチング、ワイヤレス、セキュリティなど、現代のネットワークを構成する技術を幅広くカバーしています。 CCNP CCNP(Cisco Certified Network Professional)はCCNAの上位資格で、Ciscoのネットワーク機器に関する高度な知識とスキルを証明する資格です。試験では、複雑な企業ネットワークの設計、実装、トラブルシューティング、最適化といった問題が問われます。CCNPは、エンタープライズインフラストラクチャ、セキュリティ、データセンターなど、複数の専門分野に分かれている点も特徴です。取得することで、高度なネットワークプロジェクトのリーダーやアーキテクトとしての役割を担えるでしょう。 CCIE CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)は、Ciscoのネットワーク機器に関する最高レベルの知識とスキルを証明する資格です。この資格では、最も複雑なネットワーク環境での設計、実装、運用、トラブルシューティングに関する卓越した技術力が問われます。CCIEの取得には筆記試験と8時間に及ぶ実技試験の両方に合格する必要があり、非常に難易度が高いです。しかし、取得すればネットワークエンジニアとしての評価が大きく向上し、重要なプロジェクトのリーダーを任される機会が増えるでしょう。CCIEは世界中で認知度が高く、国際的なキャリア展開にも有利な資格です。取得することで、応募できる求人の幅も大きく広がるでしょう。 LinuC(リナック) LinuC(リナック)はLinux技術者認定試験で、Linux環境でのネットワーク構築や管理に関する知識を証明する資格です。実務で必要とされるLinuxの知識とスキルを証明するもので、日本のIT企業で特に評価が高いです。LinuCはLevel 1からLevel 3の段階があり、それぞれ求められる知識とスキルが異なります。Level 1はLinuxの基本操作と管理、Level 2はより高度なシステム管理と構築のスキル、Level 3は分野ごとに分かれており、エンタープライズレベルでの仕事ができる技術者を認定します。 ネットワークエンジニアにとって、LinuxはサーバーOSやネットワーク機器のOSとして重要です。LinuCの取得により、Linuxベースのシステム管理やネットワーク構築の能力が証明され、幅広い業務で活躍できる可能性が高まります。また、クラウド環境での作業において有利に働くこともあるでしょう。 CompTIA Network+ CompTIA Network+は、ネットワーク技術に関する基本的な知識とスキルを証明する国際的な資格です。この資格はベンダーニュートラルであり、特定の機器や技術に依存しないため、幅広いネットワーク環境で役立ちます。試験はオンラインで実施され、ネットワークの概要や動作の仕組み、インフラストラクチャ、ネットワーク運用、セキュリティなどの知識が問われます。CompTIA Network+を取得することで、ネットワークエンジニアとしての基礎力が身につくため、より専門的な資格の準備としても有効です。 まとめ ネットワークエンジニアとしての市場価値を上げるためには、自身のキャリアプランなどに合わせて資格を取得することが重要です。資格を取得することで、ネットワーク技術に関する知識を体系的に学べます。また、資格はスキルの証明になるため、転職などの際にも大いに役立つでしょう。 この記事ではネットワークエンジニアにおすすめの資格を10個紹介しました。これらの資格を取得することで、ネットワークエンジニアとしての専門性を高め、キャリア選択の幅が広がります。また、資格取得を通じて得られる知識やスキルを日々の業務に役立てて経験や実績を積むことで、さらなる成長にも繋がります。紹介した内容を参考に、資格取得を目指して積極的に学習を進めていきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
インフラエンジニア

インフラエンジニアとは?仕事内容や年収・キャリアパスなどを徹底解説

はじめに インフラエンジニアとは、ITシステムのIT基盤を支えるエンジニアです。 ITシステムが正しく稼働するためには、以下のようなインフラ環境が不可欠です。 サーバーやネットワークなどのハードウェア OSやミドルウェアなどのソフトウェア データベース インフラエンジニアは、これらのインフラを設計・構築・運用・保守することで、ITシステムの安定稼働を実現します。 この記事ではインフラエンジニアの仕事内容やおすすめの資格、キャリアパスなどについて詳しく解説します。 インフラエンジニアの仕事内容の理解を深めたい インフラエンジニアになるために必要なスキルや知識が何か気になる インフラエンジニアの年収やキャリアパスが気になる インフラエンジニアはきつい、やめとけという声もあるが現実はどうなのか気になる という人は、ぜひ参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる インフラエンジニアとは インフラエンジニアとは、企業や組織のITインフラを支えるIT基盤の設計・構築・運用・保守を担当する技術者です。IT基盤とは、サーバー、ネットワーク、データベース、セキュリティなど、システムを稼働させるために必要な要素の総称です。 インフラエンジニアは、これらの要素を適切に組み合わせて、安全かつ安定的に稼働するITシステムを構築・運用・保守することが求められます。インフラエンジニアは、IT業界を支える重要な職種であり、やりがいのある仕事です。近年、IT化の進展に伴い、インフラエンジニアの需要は高まっています。 また、クラウドやAIなどの新しい技術の登場により、インフラエンジニアのスキルや知識も変化しています。インフラエンジニアとして活躍するためには、常に最新の技術を学び、スキルアップを図ることが重要です。インフラエンジニアにおすすめの資格やキャリアパスについては、のちほど詳しくご紹介します。 インフラエンジニアの仕事内容 インフラエンジニアの仕事内容は、大きく分けて以下の4つに分けられます。 設計 構築 システム監視 運用・保守 それぞれについて詳しく見ていきましょう。 設計 設計とは、システムの要件を踏まえて、IT基盤の構成や仕様を決める工程です。インフラエンジニアは、システムの目的や利用者、予算などの要件をヒアリングし、それらを満たすIT基盤を設計します。設計では、以下の要素を検討する必要があります。 ハードウェア構成 ソフトウェア構成 ネットワーク構成 セキュリティ対策 構築 構築とは、設計に基づいて、IT基盤を実際に実現する工程です。インフラエンジニアは、サーバーやネットワーク機器などのハードウェアの導入、ソフトウェアのインストールや設定、テストなどをします。構築の作業例は、以下のとおりです。 ハードウェアの導入 ソフトウェアのインストール ネットワークの構築 セキュリティ対策の実施 テスト システム監視 システム監視とは、ITシステムの状態を常時監視し、異常が発生していないかを確認する工程です。インフラエンジニアは、ログやメトリックなどの情報を収集・分析し、異常を検知した場合には、迅速に対応します。システム監視では、具体的に以下の作業を行います。 ログの収集・分析 メトリックの収集・分析 異常検知 対応 運用・保守 運用・保守とは、ITシステムを安定的に稼働させるために行う業務です。インフラエンジニアは、システムのアップデートやセキュリティ対策、故障対応などをします。運用・保守の作業例は、以下のとおりです。 システムのアップデート セキュリティ対策の実施 故障対応 パフォーマンス改善 インフラエンジニアに向いている人 ここではインフラエンジニアに向いている人の特徴をいくつか紹介します。以下のような人は、インフラエンジニアに向いている傾向があります。 細かい作業が得意である コミュニケーション能力が高い 新しい技術キャッチアップできる これからインフラエンジニアになりたい人向けに、どのようなスキルを身に着けたら良いのかという観点でも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。 細かい作業が得意である インフラエンジニアの仕事は、サーバーやネットワークなどのハードウェアやソフトウェアの設定や構築など、細かい作業が求められます。そのため、細かい作業が得意な人や、正確さを求められる仕事にやりがいを感じる人には向いている職種です。インフラエンジニアに求められる細かい作業の具体例は以下のとおりです。 サーバーの設定 ネットワークの設定 データベースの設定 ソフトウェアのインストール セキュリティ対策の設定 これらの作業は、1つのミスによって問題が生じるとシステムの安定稼働に大きな影響を与えてしまうため、慎重かつ丁寧に行う必要があります。これらの設定をひとつひとつ丁寧に正確に行える人は、インフラエンジニアに向いていると言えるでしょう。 コミュニケーション能力が高い インフラエンジニアは、システムの設計や構築などの際に、営業や開発などの他部署と連携する機会が多くあります。そのため、コミュニケーション能力が高い人や、チームで仕事をすることにやりがいを感じる人には向いている職種です。コミュニケーション能力として重要なポイントは具体的に以下のような点です。 相手の話をよく聞く 自分の考えをわかりやすく伝える 相手の意見を尊重する インフラエンジニアは、システムの要件をヒアリングしたり、トラブルの原因を調査したりする際に、相手とコミュニケーションをとる必要があります。そのため、相手の話をよく聞き、自分の考えをわかりやすく伝えるスキルが重要だと覚えておきましょう。 新しい技術をキャッチアップできる IT業界は、常に新しい技術が登場しています。インフラエンジニアとして活躍するためには、新しい技術をキャッチアップし、常に最新の知識やスキルを身につけることが重要です。インフラエンジニアに向いている人は、新しいことに積極的に取り組める人です。また、学習意欲や向上心も大切になってきます。新しい技術をキャッチアップできる人は、以下のスキルが高い傾向にあります。 情報収集力 学習意欲 応用力 インフラエンジニアは、新しい技術に関する情報収集を常に行う必要があります。新しい技術を学ぶ意欲と、学んだ技術を応用する力が重要だと覚えておきましょう。 インフラエンジニアにおすすめの資格 インフラエンジニアとして活躍するためには、以下の資格がおすすめです。 基本情報技術者試験/応用情報技術者試験 CCNA/CCNP 未経験の方も資格の勉強をきっかけに自身の知識の幅を広げられますので、参考にしていただければ幸いです。以下ではそれぞれの資格について詳しく紹介します。 基本情報技術者試験/応用情報技術者試験 基本情報技術者試験は、ITに関する基礎的な知識と技能を問う国家試験です。応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位資格であり、より高度なITに関する知識と技能を問う国家試験です。 どちらの試験も、インフラエンジニアとして必要となる基礎的な知識と技能を身につけるのに役立ちます。特に、基本情報技術者試験は、インフラエンジニアとしてのキャリアをスタートさせるための第一歩としておすすめの資格です。まずは基本情報技術者試験の合格を目指してみましょう。 応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験に合格した上で、より高度な知識と技能を身につけたい人向けの資格です。インフラエンジニアとして、より幅広い業務を担当したい場合は、応用情報技術者試験の取得を目指しましょう。 CCNA/CCNP CCNAは、シスコシステムズが認定するネットワークエンジニアの国際認定資格です。CCNPは、CCNAの知識をより深めた上で、より高度な技術を身につけた人を認定する資格になります。インフラエンジニアとして活躍するためには、ネットワークの知識と技術を身につけることが重要です。 そのため、CCNAは、インフラエンジニアを目指す人にとって、まず取得しておきたい資格と言えます。CCNPは、CCNAに合格した上で、より高度なネットワーク技術を身につけたい人向けの資格です。インフラエンジニアとして、ネットワークの設計や構築を担当したい場合は、CCNPの取得を目指しましょう。 インフラエンジニアのキャリアパス 経験を積む インフラエンジニアとしてのキャリアをスタートしたら、まずは経験を積むことが重要です。具体的には、サーバーやネットワークの構築、運用・保守などの業務を担当し、スキルを磨いていきましょう。経験を積むためには、まずはインフラエンジニアとして働ける会社に就職する必要があります。就職する際には、インフラエンジニアとしての実務経験が豊富な企業を選ぶとよいでしょう。 また、インフラエンジニアとして働きながら、資格取得に挑戦するのもおすすめです。基本情報技術者試験やCCNAなどの資格を取得することで、自分のスキルを客観的に証明できます。現場での経験を積んで、スキルや実績を積み上げていきましょう。 スペシャリストになる インフラエンジニアとしての経験を積んだあとは、スペシャリストになる選択肢があります。ある特定の分野のスキルを深め、スペシャリストを目指すキャリアパスです。スペシャリストとしては以下のような分野があります。 サーバーエンジニア ネットワークエンジニア データベースエンジニア 自分の興味や適性に応じて、専門分野を決めましょう。スペシャリストになるためには、専門分野の知識や技術を深めるための勉強や研修を継続することが重要です。また、業界の最新動向を常に把握することも大切です。常に新しい技術を学び続け、スキルアップを図ることで、スペシャリストとして活躍できるでしょう。 マネジメント職に就く インフラエンジニアのマネジメント職とは、インフラエンジニアチームやプロジェクトをマネジメントする仕事です。プロジェクトマネージャーとしてチームやプロジェクトを率いて活躍することができ、リーダーシップやコミュニケーション能力などのスキルが求められます。 マネジメント職に就くためには、インフラエンジニアとしての実務経験を積んだ上で、マネジメントに関するスキルを身につける必要があります。具体的には、プロジェクトマネジメントやリーダーシップに関する研修やセミナーを受講するとよいでしょう。 インフラエンジニアの年収 求人ボックスによると、インフラエンジニアの平均年収は520万円です。参考:「求人ボックス」 ただ、実際の年収はエンジニアの経験やスキルによって大きく異なります。目安として、以下のようにステップアップしていくとイメージしておくとよいでしょう。 新卒の初任給は約350万円から400万円程度 中堅になると約500万円から600万円程度 上級になると約600万円から800万円程度 新卒と中堅の差はインフラに関するスキルや経験の違いです。この段階では、基本的な知識と技術を身につけることが重要であり、資格を取得することで、年収アップにつながる可能性があります。また、中堅と上級の差は、プロジェクトマネジメントやコンサルタント力です。上級エンジニアとしてより高い年収を得るためには、マネジメントやコンサルティングのスキルを身につけることが重要になります。 インフラエンジニアは、IT業界の根幹を支える重要な職種です。常に新しい技術が生まれており、スキルアップが求められる職種でもあります。努力次第で年収アップも可能な職種なので、常にスキルアップしていく意欲を忘れないようにしましょう。 インフラエンジニアの将来性や年収については、こちらの記事でも解説しております。 インフラエンジニアの将来性は? 年収1,000万円って本当? まとめ 今回はインフラエンジニアとは何かについて、仕事内容や向いている人、おすすめの資格を紹介しました。インフラエンジニアとはITシステムのIT基盤を支えるエンジニアです。IT業界を支える重要な職種であり、やりがいのある仕事になります。インフラエンジニアの仕事内容は以下のとおりです。 設計 構築 システム監視 運用・保守 また、インフラエンジニアに向いているのは以下のような人です。 細かい作業が得意である コミュニケーション能力が高い 新しい技術キャッチアップできる インフラエンジニアはインフラ構築などの技術的なところから、プロジェクトマネジメントやコンサルタントまでさまざまなキャリアパスがあります。できることが増えるにつれて年収も増える傾向にあります。 インフラエンジニアは、クラウドやAIなどの技術革新によって今後需要も拡大していく職種です。今回紹介した内容を参考に、インフラエンジニアになるための一歩を踏み出してみましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
インフラエンジニア

AWSエンジニアの需要は?平均年収や活躍できる業界を徹底調査

AWSエンジニアとは AWSエンジニアとは、アマゾンウェブサービスというAmazon社が提供するインフラストラクチャーサービスに特化したエンジニアです。 AWSはかつてAmazonが社内で使用するために開発されたインフラストラクチャですが、2006年からはサービスとして提供しています。 AWSは基本オンデマンドで利用できるため、社内にサーバーの設置などオンプレミス環境を用意する必要がありません。 さらに従量制料金を設定しているため、限られた予算内でも利用できるサービスとして、国内でも多くの企業が既に導入しています。 またAWSでは20以上のサービスが提供されています。そして無料アカウントから利用をスタートできるため、導入のハードルも低く設定されています。 20以上あるサービスには、分析、データベース、ストレージインフラストラクチャ、コンピューティングサービス、ゲーム開発、IoT、メディアサービス、モバイルサービスなど様々です。 クラウドサービスはセキュリティが重要な課題ですが、AWSでは不正な動作をモニタリングする、脅威検出サービスであるAmazon GuardDutyも用意されています。 Amazon GuardDutyは脅威を自動化で対応でき、IPアドレスなど攻撃者の情報も検出可能です。 Amazon GuardDuty はAWSのサービスの一つに過ぎませんが、AWSは無料期間が設けられており、これらのサービスを一定期間無料で利用できます。 AWSは無料期間でテスト環境の構築ができる点も、魅力的な特徴の一つだといえるでしょう。 そしてAWSとAWSエンジニアの需要が増えている背景には、サーバールームを自社で持たず、クラウドのサーバーで自社システムを管理するクラウドコンピューティングの一般化が関係しています。 以前は自社でサーバールームを設置して、サーバー、ソフトウェアを自社運用することが主流でしたが、現在はそうではありません。 前述の通りAWSはクラウドサービスとして既に多くの企業に取り入れられています。AWSエンジニアは、今後も躍進が予想されるAWSの普及に伴って、需要が増えていく可能性は高いといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる AWSエンジニアの平均年収 2018年現在、経済産業省など政府機関ではAWSエンジニアとしての平均年収の統計調査は実施されていません。しかしAWSエンジニアを含む職種である、システムエンジニアの年収について統計を発表しています。 ではここでAWSエンジニアの平均年収の参考として、『平成29年賃金構造基本統計調査』から、30歳~34歳程の男性システムエンジニアの平均年収を確認してみましょう。 月給366,100円 年間賞与1,016,600円 平均年収5,409,800円 このようにシステムエンジニアの平均年収としては約540万円が統計として発表されています。 平均よりも高い年収 AWSは需要が拡大しているサービスであり、比較的新しい技術でもあるため、AWSエンジニアとしてキャリアアップできれば、平均よりも高い年収を期待できるといえるでしょう。 実施のAWSエンジニアの求人をチェックすると、平均年収を上回る500万円代後半~600万円程度を提示されている場合もあります。 参考:e-start 政府統計の総合窓口『平成29年賃金構造基本統計調査』 AWSエンジニアの需要はそもそもあるのか AWSエンジニアの需要は少なくありませんが、「AWSエンジニア」という職種名で採用されるケースはそこまで多くはありません。 ただ職種の名称がただのシステムエンジニアであったとしても、AWSの作業を主な担当とするポジションは一般的な求人サイトでも見つけることができます。 AWS運用設計、AWS環境構築、AWS移設作業、AWSサーバー構築などが主な業務として提示されている求人案件の場合、実質はAWSエンジニアとしての採用となります。 近年は費用やセキュリティの観点から、オンプレミスからAWSへシステムを移行したいと考える企業が少なくありません。そういった企業はAWSへシステムが移行した後も、運用業務などAWSに関する業務が発生します。 ミドルウェアやOS、シェルプログラミングに関する知識だけでなく、AWSとセキュリティに関する知識もあれば、AWSエンジニアとして企業とマッチングできる可能性は高いといえるでしょう。 AWSエンジニアはどんな業界・業種で活躍できるのか AWSの需要は様々な業界であるため、今後活躍できる幅は拡がっていく可能性があります。では2018年現在では、AWSエンジニアはどのような業界で求められているのでしょうか。 AWSエンジニアが活躍できる業界:IT/WEB業界 現在AWSエンジニアの需要が最もある業界はIT、Webサービスの業界です。アプリ開発、インフラ構築サービス、Webシステム開発、これらの事業において、AWSエンジニアは活躍できる可能性があります。近年ではブルートゥースなどの通信技術を介したIOTに関する事業を手掛ける企業も出てきていますが、そういった事業でもAWSに関する知識、技術は役立ちます。 AWSエンジニアが活躍できる業界:ゲーム業界 近年のゲームサービスはAWS上で稼働しているものが少なくありません。AWSの知識とミドルウェアの経験もあれば、インシデント管理や障害対応など、運用を含めた業務を担当できます。 近年のゲームはほとんどがオンラインに接続されているため、ゲーム業界でのAWSエンジニアの需要は今後も期待できます。 AWSエンジニアが活躍できる業界:広告、メディア業界 AWSエンジニアは広告、メディア業界でも需要があります。特にコンテンツ配信を行っている事業で求められることが少なくありません。 AWSエンジニアとして転職できれば、AWS環境の運用やAWS利用に関するガイドラインの策定業務、そしてアカウント発行などデリバリーに関連する業務でも活躍できる可能性があります。 【まとめ】AWSエンジニアはAWS未経験でもおすすめの職種 ここまで紹介してきたように、AWSエンジニアは将来性がある職種です。 そしてインフラ構築でエンジニア経験があれば、AWSエンジニアとしてスムーズにキャリアアップできる可能性があります。 またAWSエンジニアのポジションは、AWS未経験でもエンジニア経験があれば、積極的に採用している企業は珍しくありません。 AWSエンジニアはエンジニアとしての基本的なスキルと、AWSへの関心があれば誰にでもなれる可能性があるからです。 AWSは中小企業やスタートアップだけではなく、公共機関からも利用されているサービスでもあります。さらに国内では誰もが知る大手企業も導入しているため、AWSエンジニアは今後も需要が見込める職種だといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
フロントエンドエンジニア

Reactの単価相場は? 6つのフロントエンド言語/FWで比較

フロントエンドエンジニアのフリーランス案件の単価・相場 弊社調べのフロントエンドエンジニアの平均単価は73万円です。単価の幅は下限で40万円、上限が110万円となっています。共に案件数が5以下です。一方、案件数が最多で230件の単価は80万円です。フロントエンドエンジニアの案件数はトップクラスのため、仕事に困ることも少ないでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる テクフリ調べ(2020年2月15日) フロントエンドエンジニアの案件数推移 続いてはフロントエンドエンジニアの求人掲載数の推移をみてみましょう。2017年7月の案件数235件からスタートし2年半後の2020年1月には累積で847件に達しています。なんと増加率は3.6倍です。今後も案件数の増加が期待されます。 テクフリ調べ(2020年2月15日) フロントエンドエンジニアのスキル別求人数と平均単価 それではスキル別で平均単価と求人数をみてみましょう。一番高額なのは月収75.2万円でReact.jsです。React.jsはユーザインターフェスを構築するJavaScriptライブラリの1つです。案件数は57件ですが、FacebookやYahooなど大企業で採用されています。 続くVue.jsの平均単価は75.0万円です。Vue.jsはJavaScriptによるフロントエンド開発を効率的にするフレームワークです。求人数は36求人ですが、導入のしやすさ、開発効率の良さから今後多くの企業で導入されると期待されています。さらにAngular.jsやReact.jsに比べると、フレームワークの規模が小さく、習得しやすいといえるでしょう。 3番目の JavaScriptはプログラミング言語で月収76.1万円です。動的Webページを作成する際に使われます。求人数は最多の120件です。習得の難易度は低くCSSやHTMLなどの言語と一緒に学習することで、スキルアップが望めます。 これらのスキル別求人数と平均単価を一つの参考に技術習得に励んでみてはいかがでしょうか。 言語別 スキル JavaScript HTML5 CSS3 求人数 120 38 37 平均月収 73.5 69.1 67.1 フレームワーク別 スキル React.js Vue.js Angular 求人数 57 36 11 平均月収 75.2 75.0 70.5 テクフリでフリーランス案件を探してみる
データベースエンジニア

データベーススペシャリストを参考書と過去問で攻略!オススメの参考書・学習法を紹介

データベーススペシャリスト試験とは? データベーススペシャリスト試験とは、IPA(情報処理推進機構)が実施している国家試験の一つ。情報処理技術者試験の一区分でもあり、スキルレベルとしては高めの高度情報処理技術者試験に含まれています。試験内容はデータベースに関する運用、開発、保守、要件定義、用語や技術への理解を要するものとなっているため、試験に合格することでデータベースへの理解を客観的に証明することに役立ちます。 国家試験としての難易度が高い資格となるため、システムエンジニアとしてデータベースに関係する業務をしている場合は、社内で評価される可能性が充分にある資格です。社会的な認知度もある資格試験となるため転職前に取得していれば、書類選考で評価されることも期待できます。 参考:IPA「データベーススペシャリスト試験(DB) ~ ビッグデータ時代に求められる、データ志向の担い手 ~」 テクフリでフリーランス案件を探してみる データベーススペシャリスト試験に有効な過去問の使い方 データベーススペシャリスト試験は前述の通り、高度情報処理技術者試験に含まれる難易度が高い資格です。 そのため試験対策で過去問を使う場合は、計画的な対応が必要となります。 では過去問集はどのように使うことが有用なのでしょうか。 データベーススペシャリストの過去問は午後問題から対策する データベーススペシャリスト試験は午後問題が記述式で、午前問題は選択式です。 午前問題は選択式なので暗記で対策することができます。 しかし午後問題は知識だけでなく知識を様々な問題の解消に応用する視点と、適切な回答をまとめる文章力も求められます。 また午後問題は出題数が2~3問程度と少ないため、一つの回答ミスが試験の結果を不合格にしてしまうリスクがあります。 そのため過去問は午後問題から対策することをおすすめします。 データベーススペシャリストの過去問は3か月以上の余裕を持って取り組もう データベーススペシャリスト試験対のための過去問は、最低でも3か月以上の余裕をもって取り組みましょう。 またデータベーススペシャリスト試験の実施は基本的に年に1回であり、平成30年度の合格率は13.9%。 難易度が高い試験となるためベースとなる知識に自信がない場合は、半年から一年ほどかけて反復学習することをおすすめします。 午後問題の過去問は難しいものばかりですが、何度も解いていれば知識は自然と定着します。 難しい過去問も諦めずに繰り返して学習しましょう。 午前問題はデータベーススペシャリストの過去問と問題と解答をセットで暗記しよう 午前問題は暗記によって正答率を高めることができます。 なぜなら午前問題は過去問から出題される傾向があるからです。 記憶を定着させるためには、同じ問題を反復して解くことが有用です。 つまり過去問の午後問題も午後問題と同じように、繰り返し解くことが試験対策となります。 説明が丁寧なデータベーススペシャリストの過去問集を活用しよう 過去問はIPA(情報処理推進機構)のHPで公開されているため、単純に問題を確認することだけで目的なら過去問集は必要ありません。 しかし丁寧な解説がついている過去問集は、過去問に対する理解をより深めることができるためデータベーススペシャリスト試験の対策として有用です。 過去問集はできるだけ説明が丁寧な過去問集を選んで、一つ一つの過去問への理解を深めることを意識することをおすすめします。 通勤時間を有効活用しよう 過去問が掲載された参考書は、通勤時間の勉強にも有用です。 仮に通勤時間が1時間以上ある場合は毎日2時間の学習時間を捻出することができます。 これが毎月20日間あると考えればいかがでしょうか。 通勤時間の学習だけで、月間40時間の学習時間を確保することができます。 データベーススペシャリスト試験の合格率を高めるためには学習時間の確保が重要な課題となります。 隙間時間を有効に活用して、過去問と向き合う時間を確保することを考えましょう。 データベーススペシャリスト試験にオススメの参考書5選 データベーススペシャリスト試験対策には、丁寧な解説がしている参考書が有用です。 では具体的にどの参考書がデータベーススペシャリスト試験対策として使えるのでしょうか。 ここからはデータベーススペシャリスト試験対策としてオススメの参考書を紹介します。 情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2019年版 三好 康之 (著) 「情報処理教科書 データベーススペシャリスト」はほとんどの大きな本屋で見つけることができる、データベーススペシャリスト試験の定番の参考書。 本書は576ページとかなりボリュームがある内容となっているため、全てを網羅することは簡単ではありませんが、じっくりと時間をかけて勉強すれば着実に知識を身につけることができます。 過去問の解説はもちろん、過去問の読み解き方や正しい回答を導くためのテクニックなど、本書ならではの内容も充実しています。 一冊の参考書を徹底的に勉強したい、という場合にもおすすめできる参考書です。 平成30年度 データベーススペシャリスト合格教本 金子 則彦 (著) 本書は午後問題だけでなく午前問題の解説も充実しているデータベーススペシャリスト試験対策の良著。 レビューの評判も比較的良いものが多く、一冊の参考書を徹底的に勉強したい方におすすめです。 試験特有の文章表現に慣れるだけでなく、問題解決のコツを掴むことにも有用な参考書です。 ポケットスタディ データベーススペシャリスト[第2版] (情報処理技術者試験) 具志堅 融 (著), 河科 湊 (著) 本書は2015年に発売データベーススペシャリスト試験の参考書。 解説は丁寧ですが分かりやすさは充分ではないため、本書を手にとるのは参考書としては二冊目以降の方がいいかもしれません。 実務経験などでデータベースの知識がある程度ある方にはおすすめできる参考書です。 2019徹底解説データベーススペシャリスト本試験問題 (情報処理技術者試験対策書) アイテックIT人材教育研究部 (著) 本書は平成30年度の過去問など、比較的新しい過去問の解説が丁寧な参考書。 解答シートのダウンロードサービスもあるため、マークシートを見て試験の雰囲気を掴みたい場合にもおすすめです。 データベース技術の教科書 (技術の教科書シリーズ) 山本森樹 (著) データベーススペシャリスト試験の対策として勉強する際は、過去問対策が最重要であることは間違いありませんが、その前提にはデータベースの基本的な理解が必要です。 そのためデータベース関連の実務経験が浅いなど、データベースの基本的な理解に自信がない場合はデータベースの基本について学ぶことをおすすめします。 本著は書籍のタイトルから分かるように、データベースの基本について内容が充実しています。 データベースの基本の解説だけでなく、演習問題も含まれているため知識の定着にも有用です。 データベーススペシャリスト試験対策にじっくりと取り組みたい場合におすすめの参考書です。 まとめ データベーススペシャリスト試験は、基本情報処理技術者試験の中でも高度試験に分類される難易度の高い試験です。 そして試験は年に一回しか実施されないため、入念な対策が必要な資格試験であることは間違いありません。 そのため一度受験して不合格になった場合は基本情報処理技術者試験の基本である、基本情報処理技術者試験から段階的に合格を目指すというのも有用な選択肢となります。 いずれにせよデータベーススペシャリスト試験は無計画に勉強して合格できるほど簡単な試験ではありません。 データベーススペシャリスト試験の合格を目指す場合は自分自身の現状の知識を客観的に考えて、計画的に学習することを検討してみてはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
ヘルプデスク

ヘルプデスクの年収と将来性とは?

IT業界で活躍しているエンジニアの中には、「ヘルプデスク」と呼ばれる種類の仕事も存在します。「どんな仕事を担当しているのか?」「年収はどのくらいもらえるのか?」について気になる方もいるかもしれません。今回はエンジニア系職種の1つであるヘルプデスクの仕事・年収・将来性などを深掘りしていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ヘルプデスクとは ヘルプデスクは、クライアントや社員の問い合わせに対してソリューションを提供する役目を担う職種です。システムの使い方やアプリを使う上でのトラブルに対応し、問題を解決に導くのが仕事です。 ヘルプデスクには、一般的に「社内ヘルプデスク」「社外ヘルプデスク」の2種類が存在します。 社内ヘルプデスクは、社内のIT部署やシステム管理部に在籍し、社員からの問い合わせに応える業務を担当します。社内で導入しているシステムの使い方や、エラー画面への対処、画面の操作方法のレクチャーまで、幅広い業務を担当することになります。 新しいパソコンやツールを導入する際には、本体のセットアップやインストールを手がけることもあり、ハード・ソフトを問わず幅広い知識が求められるポジションです。新入社員向けに初歩的なことを教えることもあれば、技術的なトラブルに対し専門的な知識を持って対処することもあります。 一方の社外ヘルプデスクは、その会社で提供しているアプリやサービスに関する、ユーザーやクライアントからの問い合わせを受け付ける職種です。顧客からの問い合わせに対応するコールセンタースタッフのような立ち位置になります。 業務内容が似通っていることから、コールセンタースタッフがヘルプデスクを兼任している例も珍しくありません。従来は電話・メールでの問い合わせ対応がメインでしたが、最近ではチャットを使ったリアルタイム対応を行なうところも増えてきました。 ITヘルプデスクの年収 転職サイト「doda」の調査によれば、ヘルプデスクの平均年収は342万円。男性で354万円、女性は321万円というデータが得られます。20代で299万円、30代で367万円、40代になると423万円と経験年数に応じて報酬額がアップする傾向にあります。 IT業界全体の平均年収が456万円とされているので、平均よりはやや劣る数字と言えます。しかしヘルプデスクの仕事内容がコールセンタースタッフと似通ったものであることを踏まえ、コールセンタースタッフの年収額として考えれば平均的か、やや多めの年収額と考えられます。 また、ヘルプデスクの求人には未経験OKとされるものが多いことも、平均年収を押し下げている原因となりそうです。ヘルプデスクといっても、社内SEのように高度な知識・経験を必要とするものではないため、ある程度ITに関する知識のある人であれば未経験でも採用してもらえる可能性は高まります。 ITヘルプデスクのキャリアプラン もっと高額な年収を得たいと考える場合には、まずは未経験でも入社できるヘルプデスクの求人に応募して、その会社の研修や実務を通じて得た経験を活かし、別のエンジニア系職種にジョブチェンジするという方法が考えられます。 未経験でシステムエンジニア・プログラマーといった職種に応募するよりも、ヘルプデスクの経験を身につけてからこれらの職種に応募するほうが内定を勝ち取れる可能性は高くなります。 サーバーエンジニアやネットワークエンジニアといった職種なら、ヘルプデスクの知識・経験がダイレクトに生かされてくる可能性も十分考えられますので、年収が低いからといって軽視すべきではありません。 ITヘルプデスクに必要な技術/資格 イチからヘルプデスクを目指そうと考えるのであれば、IT関連の基本知識と、パソコンやOfficeソフトに関する操作スキルを身につけておくとよいでしょう。 たとえば、「ITパスポート試験」に合格しておけばITに関する一定の知識があると見なされますし、「マイクロソフトオフィススペシャリスト」の資格を取得しておくことで、Officeソフトの扱いに精通している人という評価を得ることができます。 また、趣味で自作パソコンを組み立てたことがあったり、さまざまなパソコン向けソフト・アプリを扱ったことがある人なら、その経験をアピールすることでヘルプデスクとして採用してもらえる可能性が高くなります。 また、社内ヘルプデスク・社外ヘルプデスクを問わず、多種多様な悩みを抱えた人からの相談を受ける立場になりますので、コミュニケーション能力は不可欠とされます。相手の困りごとを正確に理解し、見当違いのソリューションを渡してしまわないよう、理解力や共感力も求められるでしょう。 ITに関する知識はもちろんですが、こうしたヒューマンスキルも求められる立場であることを念頭に置いて、日頃からコミュニケーションスキルや共感力を高める努力を重ねるのがおすすめです。 ITヘルプデスクが活躍できる業界 ヘルプデスクはコールセンタースタッフとよく似た性質を持っているため、基本的にIT業界を含めたあらゆる業界で活躍することが可能になります。今やパソコンを使用せずに仕事をしている会社はそれほど多くないでしょうから、社内ヘルプデスクはどんな企業にも必要とされている職種といえます。 コールセンタースタッフとして勤務してもいいと考えるなら、メーカー・商社・運送・接客などジャンルを問わず採用してもらえる可能性があります。多くの候補の中から就職先を選ぶことができるので、希望の業界がはっきりしていない人にはおすすめです。 ただし、ヘルプデスクの経験を生かしてIT業界で今後活躍していきたいと考えるなら、迷わずIT業界で内定をもらえるよう努力すべきでしょう。ヘルプデスクとして採用された後、実績やスキルを買われて別の部署へ転属となるケースも考えられます。 また、IT業界の中に身を置くことで将来のキャリアビジョンを描きやすくなるほか、エンジニア系職種に携わる先輩とコネクションができる可能性もあります。こうした経験・人脈が後々役立つことも珍しくありませんので、積極的にIT業界を選びたいところです。 ITヘルプデスクの将来性は? 電話とメールが主流だった従来のコールセンター業務に代わり、AIを使った自動応答システムが、主にチャットでのカスタマーサポートで取り入れられるようになっています。チャットで困りごとを入力するだけで、それにマッチした回答やヘルプページを案内してくれるというサービスです。 現状はテンプレート化されたメッセージしか返信できないものがほとんどですが、AIが進化するにつれて、まるで本物の人間と同じようにメッセージのやりとりができるチャットサポートが誕生する可能性もゼロではありません。 そうした未来を前提とすれば、今後ヘルプデスクの需要は少なくなり、将来性に乏しいと思う人も出てくるでしょう。しかしAIであっても「いつでも頼れる人がいる」という安心感を代替することはできません。 生身の人間が相談に乗ってくれるヘルプデスクは、その市場規模が少なくなることはあっても、決してゼロになることはないでしょう。コミュニケーション能力に優れ共感力もあり、かつITに関する知識も十分に備えていれば、今後も必要とされる人物として評価され続けると思われます。 まとめ エンジニア系職種の中でも、コールセンタースタッフと似た性質を持ったヘルプデスク。ITに関する知識を活かして仲間の社員や顧客の困りごとを解決する、やりがいにあふれる職種でもあります。ヘルプデスクの経験を生かすことでキャリアップやジョブチェンジの可能性も見えてくるので、IT業界に踏み出す第一歩としてヘルプデスクを転職先候補として検討してみてもいいかもしれません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
インフラエンジニア

Linuxエンジニアの需要は? おすすめできる6つの理由を紹介

Linuxとは? Linuxは、UNIX互換のOSです。1991年にフィンランドのリーナス・トーバルズ氏によって開発され、公開されました。もともとはPC AT互換機向けに開発されたOSですが、各種サーバーや業務システム、組み込みシステム(スマホや家電など)へと利用範囲が拡大しています。 利用拡大の理由としては、GPL(General Public License)というライセンス体系を採用して自由に改変と再配布を行えるようにしたことが大きいです。OSS(Open Source Software)としたことで、世界中の開発者によって日々改良や機能拡張などが行われるようになったからです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Linuxは基本無料で利用できる もうひとつ、基本的に使用が無料であることもあります(サポートは有償のものが多いです)。従来のサーバーソフトに比べ、運用コストを大幅に減らせることから、Webサーバーやクラウドなどにおいて飛躍的に普及しています。 今後、LinuxがサーバーOSの主流となることはほぼ間違いないでしょう。 インフラエンジニアはLinuxを利用することが多い Linuxの知識が必要とされるシーンはいくつかありますが、なかでもインフラエンジニアにとってLinuxに関するスキルは非常に重要です。インフラエンジニアは、基本的にサーバーやネットワークの運用保守を行う役割を担っています。 このサーバーやネットワークの運用保守のためには、Linuxの知識が必ず必要になってくるんですね。 「インフラエンジニアを目指して勉強を始めたい」という場合にはぜひLinuxを学習しておきたいところですし、「Linuxの知識を活かしてエンジニアになりたい」と考えるなら、インフラエンジニアを目標に掲げてみるのがおすすめです。 Linuxディストリビューションとは Linuxとは、厳密にはLinuxカーネルと呼ばれるOSの中核部分だけを指します。 Linuxカーネルにアプリケーションやライブラリ等を加えてパッケージとしてまとめたものを「Linuxディストリビューション」と呼びます。 一般的にはLinuxディストリビューションがLinuxと呼ばれています。 代表的なLinuxディストリビューションには、以下の3系統があります。 Debian系(UbuntuやKnoppixなどを含む) slackware系(SuSEなどを含む) RedHat系(FedoraやCentOSを含む) Linuxの利用は基本的に無料ですが、サポートは有料の場合が多いです。 Linuxの利用分野 アプリケーション開発 Linux上で様々なプログラミング言語を動かすことができます。Windows上で動くプログラミング言語は、Linux上でもほぼ動きます。 また、Linux用の統合開発環境も多数揃っています。 これらを利用して、業務用やスマホ用などのアプリケーションを開発することができます。 電化製品や自動車などの組み込みシステム あらゆるモノがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)の時代になりました。ネットにつながって動作できるのは、モノの中に組み込みシステムが入っているからです。 組み込みシステムは、そのモノがある特定の機能を実現するためのシステムです。 例えばテレビやエアコンや冷蔵庫などの家庭用電化製品の中に組み込みシステムが入っており、これらにはLinuxが使われています。 サーバー構築 Linuxには、ユーザー端末でクライアントOSとして利用できるものも、サーバーでサーバーOSとしても利用できるものもあります。 各サーバーに導入されたサーバーOSにより、ファイル共有やメール送受信などのサーバー機能を実現できます。 Linuxは無料で利用可能で、サーバーの開発コストや運用コストを抑えられるため、従来利用されたきたUnixやWindowsに代わってサーバーOSに採用されることが多くなりました。 これが、インフラエンジニアにLinuxのスキルが要求されるようになった理由です。inuxを使えるエンジニアは、現状では不足気味です。 Linuxを使えるインフラエンジニアの需要が高い理由 インフラ(Infrastructure)とは、基礎構造、土台、基礎施設、社会的生産基盤という意味で、一般的には水道・電気・ガスなどのことです。 IT業界のインフラとは ITの世界においては、何らかの情報システムを正常に稼動させるための基盤という意味で、インフラという言葉が使われています。これは、情報システムの動作基盤となる、サーバーやネットワークのことを指しています。 IT業界のインフラエンジニアとは インフラエンジニアは、ITインフラの設計や構築、および運用保守を専門に担うエンジニアです。 サーバーエンジニアとネットワークエンジニアの総称として使用されることもあります。 ここで、サーバーやネットワークには、前述したLinuxが使われているケースが多いです。そのため、インフラエンジニアは何らかのLinuxディストリビューションに通じていることが事実上必須条件となっています。 裏を返せば、いくつものITエンジニア職種の中で、Linuxのスキルを最も活用できる職種のひとつと言えるかもしれません。 インフラエンジニアの業務内容 インフラエンジニアは、ITインフラを設計・構築し、さらにそれらのITインフラの運用・保守を行います。 設計 クライアントの要望をヒアリングするなどの後、要件定義を行います。次に、それらを実現するための性能や容量、予算や開発期間などをシミュレーションし、数値に落とし込みます。 具体的な構成と、使用するハードウェアやソフトウェアも決めます。設定値や運用方針も決めておきます。 これらを設計書(企画書、提案書)にまとめ、クライアントに提案します。 構築 設計書を元に、実際にITインフラを構築していきます。 現場でサーバーや通信機器などの設置をし、サーバーの導入やネットワークの設定などを行います。ここで使用するOSは、Linuxのものが多くなります。 導入・設定後には各種のテストを行い、構築したインフラがきちんと想定された機能や性能を満たしているかを確認します。 ここで構築したITインフラが、企業活動や社会生活を支えています。 運用・保守・監視 構築までで仕事が完了したわけではありません。ITインフラを安定的に稼動させ続けることが、インフラエンジニアにとって最も重要な任務です。 日常業務としては、システムの起動・停止やバックアップ取得などの運用業務のほか、正常に動作しているかを監視したり、各部を点検したりといったことがあります。必要に応じて、部分的にアップデートするなどの変更を行うこともあるかもしれません。 障害が発生したときには、すぐに緊急対応を行います。インフラエンジニアの仕事の中で、一番プレッシャーのかかる場面です。 ハードウェアの故障、設定ミス、操作ミス、アクセス集中、または不正侵入など、さまざまな原因が考えられます。障害や故障の原因を特定し、復旧作業を行います。その後、再発防止策を考え、システムや運用の改善をします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる インフラエンジニアにおすすめの資格 インフラエンジニアが取得しておきたい資格として、3種類が挙げられます。担当職務に関連するものから取得しておくとよいでしょう。 ネットワーク系の資格「Cisco」 Cisco Systems社が認定するベンダー資格です。 難易度は、CCIE(エキスパート)、CCNP(プロフェッショナル)、CCNA(アソシエイト)、CCENT(エントリー)の順になっています。 まずはCCNAレベルを目指しましょう。 サーバー系の資格「LPIC」 LPIが認定するLinux技術者認定資格です。 LPICを取得した社員に一時報奨金を支給する企業があり、転職の際にも有利になります。 LPICレベル1~3、またはLinuCレベル1~3があります。インフラエンジニアとしてはレベル1は取得しておきたいところです。 データベース系の資格「Oracle Master」 Oracle社がオラクル社製品の知識を認定する資格です。 難易度は4段階で、Platinum、Gold、Silver、Bronzeの順になっています。 未経験の人はBronzeから挑戦し、Silverを目指しましょう。 Linuxが使えるインフラエンジニアの年収 2017年9月から2018年8月の期間にdodaが行った調査によりますと、エンジニアの年収は以下のような結果となりました。 技術系(IT/通信)全体 456万円 サーバーエンジニア 469万円 ネットワークエンジニア 449万円 ITエンジニア全体の年収と比べると、サーバー系のインフラエンジニアは高め、ネットワーク系は少し低めのようです。 ネットワークエンジニアよりも、よりLinuxスキルなどを求められるサーバーエンジニアのほうが、需要に対して不足気味であることを反映しているものと考えられます。 ほかにもインフラエンジニアの年収が低く出る原因として、単にサーバー監視を行っているだけのエンジニアの年収もカウントされていることが考えられます。サーバー監視の仕事はマニュアル通りに監視作業を行うだけであり、報酬額が低めに出てしまいます。 これが計算対象に含まれているため、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアの年収が押し下げられ、平均がやや低めの数字になっていると判断できます。 *参考 平均年収ランキング 最新版|転職・求人doda インフラエンジニアの需要 ITやインターネットが広く社会に普及し、日々利用されるようになりました。 これらは、企業活動や日常生活など、さまざまな場面でなくてはならないものになりつつあります。 しかし、便利で必要不可欠なITサービスも、ITインフラが正常に機能していなければ使うことができません。 インフラエンジニアには、ITサービスを24時間365日稼動させるために必要なITインフラを担う「ITの縁の下の力持ち」という役割があります。 このようにITへの需要や必要性が高まっている現在ですが、エンジニアは慢性的な人手不足の状況にあり、その人手不足は今後もさらに拡大していくと見られています。 IT業界のインフラエンジニアの需要はこれからさらに高くなる ITインフラを支えるインフラエンジニアへの需要もますます高まっていくことが予想されます。 ただ、AI(人工知能)の発達により、現在エンジニアが行っている業務のうち、定型業務などから次第にAIに代替されていく可能性が考えられます。 とはいえ、仮にそうなったとしても、そもそもエンジニア自体が人手不足なのですから、インフラエンジニアの需要が短期間で急減する確率は低いでしょう。 まとめ:インフラエンジニアはIT業界未経験からでも始められる可能性のある職種 インフラエンジニアについて見てきました。 LinuxはサーバーOSとしての利用が拡大している ITインフラとは情報システムの稼動基盤となるサーバーやネットワークを指す Linuxが使える、がインフラエンジニアのMUST インフラエンジニアの仕事は、設計・構築、運用・保守 インフラエンジニアの年収はやや高め インフラエンジニアの需要は今後も継続する見込み インフラエンジニアは、IT業界未経験からでも始められる可能性のある職種です。 まずはインフラの運用保守から入って、次第にインフラの設計や構築などへと進んでいく、というようにステップアップしていくのが一般的です。 その後のキャリアパスとしては、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアなどのテクニカル系か、プロジェクトマネージャーや管理職などのマネジメント系か、大きく分けて2つが考えられます。 その他には、ITコンサルタントになる方もおられるかもしれません。 「ITに関する専門スキルを身につけ、そのスキルを生かして長期的に安定したキャリアを築いていきたい」とお考えの方におすすめできる職種です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニア向け資格2つを紹介! これだけは取得せよ

Webサイトやアプリの開発において、フロントエンド側の業務を担当するフロントエンドエンジニアは、HTMLやCSSなどコーディングのスキルだけでなくJavaScriptやPHPなどのスキルが求められ、複数のプログラム言語やWebフレームワークのスキルが求められる職種です。また未経験からでも始めやすい職種になっています。そんなフロントエンジニアの資格について解説します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フロントエンドエンジニアに役立つ資格って何がある? 現在、フロントエンドエンジニア は需要も多く、多種の言語を身に付ける必要があります。そのため資格はスキルの証明になります。 しかしフロントエンドエンジニアには特定の資格は必要ありません。一方で、資格取得は大きなアピールポイントになり、転職や社内で社内での人事評価にもプラスの材料となるといえるでしょう。 フロントエンドエンジニアに役立つ資格①:HTML5プロフェッショナル認定資格 HTML5やCSS3、JavaScriptなどのマークアップに関する知識と技術を評価する試験です。特定非営利活動法人LPI-Japanが実施しています。 試験は2種類で初級の「レベル1」と上級の「レベル2」です。レベル1ではHTML5を用いた静的コンテンツの作成やWebサイト制作について問われます。レベル2は動的コンテンツの作成とシステム間連携を行うWebアプリケーションの開発です。 LPI-Japanのアンケート調査によると、2016年3月末時点で、7割以上の受験者が所属企業より支援を受けています。また、同試験の受験者の所属企業では、受験および認定取得を奨励するために、受験料の補助や合格者に対する報奨や奨励金などを提供する企業が前年度に比較して約100社増加しています。 それではレベル1に求められるスキルをみてみましょう。 HTML5を使ってWebコンテンツを制作することができる。 ユーザ体験を考慮したWebコンテンツを設計・制作できる。 スマートフォンや組み込み機器など、ブラウザが利用可能な様々なデバイスに対応したコンテンツを制作できる。 HTML5で何ができるか、どういった技術を使うべきかの広範囲の基礎知識を有する。 次に出題範囲をみてみましょう。かなり広範囲の内容が問われています。 Webの基礎知識 CSS 要素 レスポンシブWebデザイン APIの基礎知識 レベル1の難易度は、初学者向けのため広範囲な内容にも関わらず、参考書や過去問題集などを熟読することで突破できるレベルといえるでしょう。 レベル2は、 システム間連携や最新のマルチメディア技術に対応したWebアプリケーションや動的Webコンテンツの開発・設計ができるスキルを求められます。 出題範囲は下記の通りです。 JavaScript WebブラウザにおけるJavaScript API グラフィックス・アニメーション マルチメディア ストレージ 通信 デバイスアクセス パフォーマンスとオフライン セキュリティモデル レベル2は出題範囲がさらに広がり、難易度が高く、レベル1に合格しないと受けれません。 フロントエンドエンジニアに役立つ資格②:Webクリエイター能力認定試験 WWWで利用される技術の世界的な標準化を図るW3Cに完全準拠した、セマンテックなマークアップスキルを測定する認定試験です。2005年より開始されサーティファイWeb利用・技術認定委員会が主催、認定しています。 初級の「スタンダード」はWeb業界未経験でWeb業界を目指す方向けです。上級の「エキスパート」は現在Webクリエイターとして実務経験のある方向けです。 スタンダードの実技問題 HTMLタグの記述によるページ作成 HTMLタグの変換 CSSの記述と読み込み 画像の表示等について 配布された問題データおよび素材データに基づき作成・編集を行い、解答データを提出 エキスパートの知識問題 Webサイトに関する知識について エキスパート実技問題 HTMLタグの記述によるページ作成 CSSの記述と読み込み 画像の表示 JavaScriptの読み込み等について 配布された問題データおよび素材データに基づき作成・編集を行い、解答データを提出 難易度は低めで比較的取りやすい資格といえます。 まとめ 資格に関して全般的に弊社エージェントが任意で企業に独自調査したところ「必要ない」という意見が多数であることが判明していますが、HTML5やJavaScriptの基礎を勉強する上で有効とみられます。 これらの資格は未経験からIT業界を目指す方以外にもフリーランスの方なら取得しておいて損はありません。ぜひ挑戦してみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
ヘルプデスク

ヘルプデスクにおすすめの資格4選!スキルアップのための勉強方法を解説

ヘルプデスクとは? へプルデスクとはソフトウェアやハードウェアなどIT機器を利用するエンジニアが利用する問い合わせ窓口。 ソフトウェアには個人だけでなく法人向けのものも存在しますが、基本的には製品や技術に関する問い合わせを受け付けます。 そのためヘルプデスクは一般的なコールセンターよりも求められるITスキルが高く、転職へのハードルは高くなりがちです。 しかし転職することができれば、スキルと実績次第で昇進や昇給も狙えるため専門性が高い職種でもあるといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ヘルプデスクに求められるスキルは? ヘルプデスク業務における問い合わせへの対応手段は電話やメールがメインですが、プロジェクトによってはリモートで顧客のパソコン操作をサポートすることも珍しくありません。 そのため転職するためにはコミュニケーションスキルや文書作成能力だけでなく、一定以上のパソコン操作スキルなどITリテラシーが求められます。 実際に入社の際にはIT関連の知識を問う入社試験を実施して一定以上の点数を合格ラインとしているケースも少なくありません。 ヘルプデスクは手を動かしてプログラミングすることは業務の中ではほとんどありません。 しかし製品の仕様を理解するために、フォルダ構造や製品にインストールされたファイルの理解は必要です。 また製品の障害対応をする場合は、顧客からヒアリングした情報を元に解決策の提示をしなければいけません。 ヘルプデスク業務では基本的なITへの理解を前提として、状況を客観的に分析できる論理的思考力や提案力も求められるケースが少なくありません。 資格取得でスキルアップしよう ヘルプデスク業務では製品に関する理解だけでなく、ネットワークや通信、プログラミング、セキュリティなどITに関する知識が必要です。 もちろん参加するプロジェクトによって求められる知識は異なりますが、障害対応が前提であれば問題解決力を養うためにも、ITに関する知識は欠かせません。 しかし知識の有無は転職活動における入社試験や面接だけで証明できるものではありません。 そこでヘルプデスクを目指す場合、有用な対策があります。 それは資格取得です。 IT系の資格を取得していれば面接で有利になるだけでなく、社内で評価される可能性も高いからです。 ではどのような資格取得がヘルプデスク業務では有利になるのでしょうか。 ここからは順番に、ヘルプデスク業務で評価されやすい資格について見ていきましょう。 ITパスポート ITパスポートはIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が提供する国家試験の一つ。 情報処理技術者試験の区分としては一つ目のものであり、ITを利用する者に取得が推奨されている基礎的な資格です。 大手IT企業でも取得が推奨されていることが多く、ヘルプデスク業務の担当者として取得するなら最も初歩的な資格になるといえるでしょう。 資格試験の実施は公開されているスケジュールの通りですが、試験の実施回数が他の国家試験と比べても多いため取得しやすい資格でもあります。 またITパスポートの合格率は60.3%(2021年1月現在)です。 勉強せずに取得できるほど簡単な資格ではありませんが、参考書を購入して一定期間過去問題を繰り返し勉強すれば合格率を高めることができます。 情報セキュリティマネジメント試験 情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティに関する知識や基本的なスキルが認定される国家試験。 ITパスポートと同じくIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施しています。 国家試験の実施回数は4月と10月の年に2回。 セキュリティはどんなソフトウェアにも必要な概念となるため、取得することでヘルプデスク担当としてもスキルアップできる可能性は高いといえるでしょう。 基本情報処理技術者試験 基本情報処理技術者試験は、IPAが実施している国家試験のひとつ。 ITエンジニアとしてキャリアをスタートする際に、取得を推奨されている資格でもあります。 ネットワークやセキュリティ、プログラミングやデータベース、システム開発など様々な内容を網羅した試験です。 そのためヘルプデスク担当にとってはどのような製品であったとしても、業務に役立つ可能性が高くなります。 また基本情報処理技術者試験に合格すれば、さらに上位試験である応用情報技術者試験や「高度な知識・技術」に区分されるネットワークスペシャリスト試験や情報処理安全確保支援しなどを目指すこともできます。 応用情報技術者試験 応用情報技術者試験は基本情報処理技術者試験の上位にあたる資格であり、技術だけでなく管理や経営までの幅広い知識を有することに役立ちます。 高度IT人材となるために必要な知識を有していることの証明にもなるため、ヘルプデスクとしても取得することで評価される可能性が高くなります。 応用情報技術者試験は情報システムやネットワークなどの保守や開発において自ら技術的問題を解決できることが前提となっている資格でもあります。 ヘルプデスクとしてある程度知識と経験を蓄積することができれば、取得できる可能性も高くなるといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 技術を身につけてヘルプデスクとしてスキルアップ ヘルプデスクとしてのスキルアップは資格を身につける以外に技術を身につけることも大切です。 ではどのようなスキルがヘルプデスク業務で有用なのか、いくつかのスキルがあるので順番に見ていきましょう。 ExcelやWordなどOfficeソフトに関する操作スキル ヘルプデスク業務では様々な情報を整理して問い合わせに対する的確な回答をしなければいけません。 ExcelやWordなどのOfficeソフトの操作スキルを身につけていれば、情報を整理しやすくすることができます。 また製品に関するURLも社内のみで公開されているものと、外部公開用の両方が用意されているケースが少なくありません。 そういった情報を見つけやすくするために、独自に情報が整理できればヘルプデスクとしてのパフォーマンスも上がりやすくなるといえるでしょう。 ブラインドタッチ(タイピングスキル) ヘルプデスク業務では、迅速にログを残して対応の記録を残すことが求められます。 またメール作成やチャット対応が業務に含まれている場合、ブラインドタッチができなければ1件の問い合わせへの対応時間が長くなってしまいがちです。 そのためブラインドタッチなどのタイピングスキルはヘルプデスクにとっては欠かせないスキルだといえるでしょう。 ヘルプデスク業務は入社試験でタイピングが用意されていることが少なくないため、ヘルプデスクを目指すなら、転職活動の前にブラインドタッチは身につけておきたいところです。 コマンドプロンプト操作スキル コマンドプロンプトの操作スキルは、OSの情報チェックや設定だけでなくソフトウェアの設定や変更にも役立ちます。 実際にコマンドプロンプトの操作によってインストール、アンインストールや設定変更ができるソフトウェアは少なくありません。 ヘルプデスク担当として、ユーザに操作を説明する際はコマンドプロンプトの操作を案内するケースもあるため、コマンドプロンプトの基本操作は身につけるメリットが大きいと^いえるでしょう。 まとめ ここまで紹介してきたように、ヘルプデスクのスキルアップ方法はシンプルです。 もちろん担当するプロジェクトによって具体的に求められる内容は異なりますが、やるべきことは二つしかありません。 それは資格取得と技術を身につけることです。 資格取得による手当はそこまで大きな金額ではないことが多いですが、昇給や昇進など人事評価に与える影響を考えれば決して小さなことではありません。 また業務に関連するプログラム言語の習得など技術を身につけることができれば、ヘルプデスク担当としてパフォーマンスも良くなるため、結果的に良い評価となる可能性が高くなります。 ヘルプデスクとしてスキルアップするなら、まずは現場で求められる資格と技術を明確にすることから始めてみてはいかがでしょうか。 参考:IPA(独立行政法人情報処理推進機構) テクフリでフリーランス案件を探してみる
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ネットワークエンジニアとして高い年収を得るには? 徹底調査

ネットワークエンジニア とは? ネットワークエンジニアとは、インフラ系のエンジニアの中でもネットークに特化したエンジニアです。近年はオンプレミスだけでなく、クラウドを活用したネットワーク環境が増えてきているため、ネットワーク以外の専門的な知識も求められます。主な業務はネットワークの設計や保守、運用です。 ソフトウェア開発のプログラマーのように高度なプログラミングの技術は基本的には必要ありませんが、ネットワークプログラミングなど最低限のプログラミングへの理解は必要です。 関連記事:ネットワークエンジニアに将来性はある?クラウドエンジニアとの違いは? テクフリでフリーランス案件を探してみる ネットワークエンジニアのスキル別で調査した年収の違い ネットワークエンジニアに求められるスキルは大きく分けて以下の3つです。それはネットワーク設計と、ネットワーク構築、そしてネットワーク保守と運用管理です。 これらのスキルはネットワークエンジニアとして就業する際は基本的に全て必要です。しかしネットワークエンジニアとして就職した場合、どのようなポジションで入社するかによって、年収には違いがあるのが一般的です。 では主スキルによる年収の違いとは、どのような違いなのでしょうか。基本的にエンジニア経験が未経験でも就業できるネットワークエンジニアの場合、保守と運用管理業務をメインとしたものが多くなります。 保守と運用管理がメインの業務内容であれば最低限の知識を有していれば対応できることが多くなります。 実際に未経験者を採用して、一ヶ月もしくは数週間程度の研修で現場に出て働くケースも少なくありません。 しかし未経験採用やあまり高いスキルセットを求められないネットワークエンジニアの場合、提示される年収は300万円〜400万円程度が多くなり、平均的なネットワークエンジニアの年収よりは低くなる可能性が高くなります。 そのため未経験からネットワークエンジニアとしてのキャリアをさせるなら最初から高い年収は狙わずに身につけたスキルに応じて転職する、もしくは昇進を狙うなど戦力的にキャリアを考えることが大切です。 そしてネットワークエンジニアの平均年収は758.2万円です。 これは経済産業省の公表資料「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」による年収ですが、ネットワークエンジニアとしてある程度のスキルを身につけることができれば、年収700万円程度は目指すことができると考えられます。 ネットワークエンジニアとして中堅以上の実力を認められるためには、ネットワーク設計や構築のスキルも必要です。 年収700万円以上を目指すなら設計や構築のスキルも身につけるべきだと言えるでしょう。 ネットワークエンジニアの年収について業界別で調査した結果 ネットワークエンジニアの主な採用はIT業界です。 ネットワークエンジニアの年収が他の業界と比べて高いのか低いのかを判断するためには他の業界の年収や給与が参考になります。 「中小企業の賃金制度」によると大企業のサービス業の平均的な月給は36万円。 医療、福祉業界の平均的な月給は31.9万円です。 ネットワークエンジニアが含まれると考えられる情報通信業界の大手企業の平均的な月給は47.1万円となっています。 このような月給の違いから、ネットワークエンジニアの平均的か年収も他の業界と比較すると高めの水準となっていることがわかります。 参考:中小企業庁「中小企業白書 中小企業の賃金制度」 テクフリでフリーランス案件を探してみる ネットワークエンジニアとして将来性のあるスキルとは? ネットワークエンジニアとして高い年収を目指すためには、専門的なスキルを身につけることが欠かせませんが、全てのスキルに将来性があるわけではありません。 ではネットワークエンジニアとして将来性があるスキルとは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。 それは以下の通りです。 セキュリティに関するスキル 標的型攻撃など企業や組織へのサイバー攻撃が旺盛になってきている昨今では、セキュリティに関する需要が高まってきています。 実際にネットワークエンジニアがネットワーク機器だけでなくSIEMなどセキュリティ関連のソフトウェアの扱いを任される場面は少なくありません。 セキュリティに強いネットワークエンジニアになることができれば、上位エンジニアとして組織内で高い年収を提示されるポジションを獲得できる可能性があるといえるでしょう。 セキュリティに関する資格としてはIPAが実施している情報セキュリティマネジメントや情報処理安全確保支援士などがあります。 クラウドに関するスキル 仮想環境などクラウドの需要の高まりを考慮すると、ネットワークエンジニアとしてクラウドのスキルを身につけることも将来には有用だと考えられます。 実際にコストダウンや様々な理由からオンプレミス環境からクラウド環境への移行が実施されるケースは少なくありません。 今後クラウドによってインフラの設計や構築が簡単になっていく可能性はありますが、それによってネットワークエンジニアの需要がなくなるわけではありません。 クラウド環境における設計や運用保守のニーズが高まることも予想できるため、ネットワークエンジニアとして長期的に活躍することを目指すならクラウドに関するスキルは有用だといえるでしょう。 クラウドに関するスキルとして近年注目度が高いものにはAWSがあります。 AWSとはアマゾンが提供している、クラウドサービス。 グーグルやIBM などの有名企業もクラウドサービスを手がけていますが、AWSは国内において一定の需要を確保しています。またAWSは仮想サーバーやデータベースなど100以上のサービスが提供されています。 規模の大小に応じた必要なサービスを選んで利用することができるため、大手企業だけでなく様々な企業から利用されています。 オンプレミスからAWSへの移行作業を担当するような業務内容も存在しているため、AWSのスキルを身につけることは将来の活躍の幅を広げることにもつながります。 またAWSは一定の技術の証明にもつながる認定試験の実施をしています。 資格の評価は就業する企業によって異なりますが、資格取得は転職活動や昇進や昇給において強みとなります。 時間に余裕がある場合は、AWSの認定を取得することも検討する価値があるといえるでしょう。 参考: AWS認定 https://aws.amazon.com/jp/certification/ プログラミングスキル ネットワークエンジニアには基本的にはプログラミングスキルが求められる場面はほとんどありませんが、将来フルスタックエンジニアを目指すなら、プログラミングスキルは有用なスキルです。 また近年ではRubyやPythonなど、需要が高いプログラミング言語の習得を目指すネットワークエンジニアも少なくありません。 インフラ系のエンジニアは極端な景気の影響は受けにくいと考えられますが、将来の需要がどのような影響になるのかはその時にならなければ分かりません。 プログラミングを習得してインフラに強いフルスタックエンジニアとしての地位を確立できれば対応できる業務範囲も広がります。 将来目指す働き方によっては、プログラミングスキルを身につけることも検討する価値はあると考えられます。 【まとめ】ネットワークエンジニアとして高い年収を目指すにはスキルが必要 ここまで紹介してきたように、ネットワークエンジニアは他の業界と比較しても高い年収を獲得しやすい職者ではありますが、経験が浅いうちから高い年収を目指せるほど簡単な職種ではありません。 そのためある程度まとまった年収を目指すなら、ネットワークエンジニアとして働きながらスキルアップを目指すことが大切です。 中堅以上のスキルを身につけることができれば、社内の昇進だけでなく転職による年収アップやフリーランスとしての独立も視野にいれて活動できるようにもなります。 このようなことを考慮するとネットワークエンジニアとしてより働きやすい環境を目指すためにもスキルアップは欠かせないことが分かります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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ネットワークエンジニアに将来性はある?クラウドエンジニアとの違いは?

近年、クラウドサービスが普及しており、クラウドエンジニアに注目が集まっています。 一方、ネットワークエンジニアは、古くからある職種です。 主に、企業のネットワーク設計や構築、保守運用、セキュリティ対策など、重要な役割を担っています。 ネットワークエンジニアは、クラウドエンジニアと、一部役割が重なる部分もあるでしょう。 しかし、クラウド時代においても、ネットワークエンジニアの存在は欠かせません。 本記事では、両者の仕事内容や扱う技術、キャリアパスの違いについて詳しく紹介していきます。 また、「ネットワークエンジニアはクラウド時代において将来性があるのか」についても解説していくので、参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ネットワークエンジニアとは ネットワークエンジニアとは、企業のネットワークに関する業務を行うエンジニアのことを指します。 ネットワークエンジニアの仕事では、ネットワークが問題なく動作するように、セキュリティやパフォーマンスの最適化などを考えることが必要です。 ネットワークエンジニアの役割 ネットワークエンジニアの役割は、ネットワークインフラストラクチャを設計、構築、管理、運用することです。 ネットワークエンジニアは、企業や組織の業務におけるネットワークの安定性、可用性、スケーラビリティを確保するために重要な役割を担っています。 近年、デジタル化が進む中、ネットワークエンジニアの役割はますます重要性を増していると言えるでしょう。 企業や組織がネットワークに求める要件が高度化する中、ネットワークエンジニアのスキルや知識が求められています。 ネットワークエンジニアの仕事内容 ネットワークエンジニアの仕事は大きく以下3つに分けることが可能です。 設計 構築 保守運用 それぞれについて、詳しくみていきましょう。 設計 ネットワークエンジニアは、ニーズに合わせて、適切なネットワークを設計することが求められます。 ネットワークの設計には、ネットワークやデータ転送の方法、通信プロトコルなどの知識が必要です。 設計業務では、ネットワークの設計に関する専門知識を持ち、ビジネスのニーズに合わせたネットワークの設計を行うことが重要となります。 構築 ネットワーク構築には、ネットワーク機器の設定や接続、セキュリティの設定など、様々な業務内容があります。 構築業務では、これらの作業を適切に実施することで、信頼性の高いネットワークをつくり、サービスの安定稼働を実現することが必要です。 保守運用 ネットワークの保守運用には、定期的なメンテナンスや問題の修正、アップデートなどの業務が生じます。 また、ハードウェアの故障やファームウェアの更新など、機器の物理的な修理やソフトウェアの更新も必要です。 さらに、ネットワークの利用状況のモニタリングや、障害発生時の復旧作業なども業務内容に含まれます。 ネットワークエンジニアが扱う技術 ネットワークエンジニアは、主にルーティング、スイッチ、ファイアウォール、VPNなどの技術を扱います。 これらの技術は、安定したネットワーク環境を維持するために重要です。 ルーティングは、ネットワーク上のデータを効率的に転送するための技術であり、スイッチは複数のデバイスを接続するための技術となります。 ファイアウォールは、ネットワークに不正アクセスや攻撃がないように監視するための技術であり、VPNはネットワーク上のデータの安全な転送を実現するためのものです。 これらの技術を熟知したネットワークエンジニアは、ネットワーク機器の設定やトラブルシューティング、改善提案などの業務を行うことができます。 クラウドエンジニアとは クラウドエンジニアは、クラウド環境の設計構築や運用保守を行う技術者です。 主にクラウドサービスを提供する企業で活躍しています。 クラウドエンジニアの役割 クラウドエンジニアの役割は、クラウド技術を活用して、企業などが持つIT課題を解決することです。 近年、クラウドサービスの普及に伴い、クラウドエンジニアの需要が急増しています。 企業や組織において、クラウドの導入や運用に関するニーズが高まる中、クラウドエンジニアの役割はますます重要性を増しています。 クラウドエンジニアの仕事内容 クラウドエンジニアの仕事は、ネットワークエンジニア同様、大きく以下3つに分けることが可能です。 ・設計 ・構築 ・保守運用 それぞれについて、確認していきましょう。 設計 クラウド環境の設計には、クラウドサービスの選定から始まります。 クラウドサービスには、AWSやAzure、Google Cloud Platformなどがあり、選定には各サービスに関する知識が必要です。 クラウドエンジニアは、企業や組織のニーズに合わせて最適なクラウドサービスを選択し、アーキテクチャの決定やリソースの割り当てを行います。 構築 構築では、仮想化技術やコンテナ技術を使用して、アプリケーションやシステムをクラウド上に展開します。 構築フェーズにおける業務では、仮想化技術を利用することが多いです。 物理的なサーバーを複数の仮想マシンに分割し、効率的なリソースの割り当てなどを行います。 また、コンテナ技術を使用して、アプリケーションを複数のコンテナに分割し、管理しやすくするといったケースもあるでしょう。 これらの技術を駆使して、スケーラブルで可用性の高いクラウド環境を構築することが重要です。 保守運用 クラウドエンジニアが担当する保守運用は、以下のような業務です。 インスタンスの監視 ログの解析 パフォーマンスチューニング スケールアップ スケールダウン モニタリングツールを使用して、クラウド環境の監視を行い、問題が発生した場合には迅速に対応します。また、ログの解析を行い、システムのトラブルシューティングを行うことも必要です。さらに、パフォーマンスの最適化やスケールアップ/ダウンの調整など、システムの安定稼働に必要な調整作業を行うケースもあります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアの違い ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアには大きく3つの違いがあります。 それぞれ詳しくみていきましょう。 仕事内容の違い ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアの仕事内容は異なります。 ネットワークエンジニアは、オンプレミスのネットワーク機器を設定したり、運用するケースが多いです。 主に、通信環境の維持や改善することが主な仕事となります。 一方で、クラウドエンジニアは、クラウドプラットフォームを構築し、アプリケーションやサービスをデプロイすることが主な仕事です。 クラウドエンジニアは、インフラストラクチャの構築に焦点を当て、自動化とスケーラビリティのためにクラウドプラットフォームを利用します。 一般的には、クラウドサービスの設定、運用、トラブルシューティング、スケーリング、パフォーマンスチューニングなどを行うことが多いでしょう。 扱う技術の違い ネットワークエンジニアが扱う技術としては、ルーティングやスイッチング、VPN、ファイアウォールなどが挙げられます。 これに対して、クラウドエンジニアが扱う技術としては、AWSやAzure、GCPなどのクラウドプラットフォームを始めとする、クラウドインフラストラクチャに関する技術です。 キャリアパスの違い ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアになるまでのキャリアパスは異なります。 ネットワークエンジニアは、ネットワークに特化した技術者として、CCNAやCCNPといったネットワークエンジニア向けの資格取得が一般的です。 参考:CCNA https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/associate/ccna.html 参考:CCNP https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/professional/ccnp-enterprise.html 一方で、クラウドエンジニアは、AWSやAzure、GCPなどのクラウドプラットフォームの技術者として、AWS認定ソリューションアーキテクトやMicrosoft Certified Azure Solutions Architectといった資格を取得する人が多いでしょう。 参考:AWS認定ソリューションアーキテクト https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/ 参考:Microsoft Certified Azure Solutions Architect https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-solutions-architect/ ネットワークエンジニアのクラウドにおける役割・必要なスキル クラウドサービスを使用していく中で、ネットワークエンジニアの役割は重要です。 クラウド上のアプリケーションやデータの通信を担当するネットワーク部分において、ネットワークエンジニアが保有する知識やスキルが必要不可欠だからです。 具体的には、ネットワークエンジニアが保有する、以下2つのスキルが大切と言われています。 ネットワークの知識 クラウド上のアプリケーションやデータの通信は、ネットワークの設計や運用によって成り立っています。 ネットワークエンジニアが保有するネットワークの設計や構築、運用管理、トラブルシューティングなどの知識は欠かせません。 また、クラウドサービスを利用する場合には、クラウドプロバイダーとのネットワーク接続の設定や管理が必要となります。 セキュリティ クラウド上のアプリケーションやデータの通信は、セキュリティ上の課題があります。 この課題を解決するには、クラウド上にあるネットワークのセキュリティ設定や、アクセス制御、セキュリティ脆弱性の対策などが必要です。 また、クラウド上でのトラブルシューティングにおいて、セキュリティ上の問題を特定し、適切な対応を行う必要があります。 クラウドエンジニアがいたらネットワークエンジニアは不要? 今後もネットワークエンジニアの需要は増加し、将来性は高いと言えます。 そのため、クラウドエンジニアがいても、ネットワークエンジニアは不要ではありません。 なぜなら、ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアの業務領域が完全に同じではないからです。 また、クラウドサービスを理解する上で、ネットワークの知識は必要不可欠となります。 クラウドエンジニアとネットワークエンジニアが共存する可能性 クラウドエンジニアとネットワークエンジニアは、互いに補完的な役割を担っており、どちらの職種も需要が伸び続けることが考えられます。 例えば、クラウドエンジニアがシステム全体の設計やクラウドインフラストラクチャの管理を担当するとしましょう。 一方で、ネットワークエンジニアがクラウドネットワークの設計やセキュリティの管理を担当することで、システム全体を安定的に動作させることが可能です。 このように、両者が共存する可能性が高いと言えます。 ネットワークエンジニアが、クラウドの知識を習得することで、さらなるスキルアップを目指すことができるでしょう。 ネットワークエンジニアがクラウド時代に必要な理由 クラウド時代においても、ネットワークエンジニアが必要な理由は、クラウド上で動作するシステムは、必ずネットワークを介して利用されるからです。 ネットワークの知識なしに、クラウドサービスを扱うことは困難でしょう。 逆にネットワークの知識があると、クラウド技術も習得しやすい傾向にあります。 ネットワークエンジニアの年収はどれくらい? 弊社調べによると、ネットワークエンジニア案件の平均月単価は69万円です。年収換算すると828万円になります。 また、最高月単価は150万円、最低月単価は30万円で、最も案件数が多いのは60万円台となっています。 2023/03/30 テクフリ調べ まとめ ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアは、一部重なる部分もありますが、仕事内容や専門領域には違いがあります。 クラウド時代においても、ネットワークエンジニアは必要不可欠であり、クラウドエンジニアと共にシステム全体を運用することで、安定的なシステム運用を実現することが可能となります。 そのため、ネットワークエンジニアの将来性は高いと言えるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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