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Linux

Linuxのおすすめソフト(アプリ)17選 これだけは入れておけ!

Linuxとは? LinuxとはWindowsと比較されることが多い、OSの一つ。 プログラマーやエンジニアなどIT系の職種でなければ操作することはあまりないOSですが、プログラマーやエンジニアであれば、Linuxの操作スキルを求められることが少なくありません。 関連記事:Linuxエンジニアの需要は? おすすめできる6つの理由を紹介 OSとはオペレーティングシステムの略語であり、コンピュータがアプリケーションを動作させるために欠かせない部分です。 LinuxやWindows以外にはMacOSなど様々な種類があります。 スマートフォンを動作させるOSとしてはiOSやAndroidなどがあります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Linuxの特徴 Linuxは先に述べたようにOSの一種ですが、オープンソースのOSという特徴があります。 オープンソースとは、無料で利用できる改変も可能なプログラムです。 オープンソースのソフトウェアとしてはWebサイト制作やブログ作成において人気があるワードプレスも知られていますが、基本的にライセンス費用がかかりません。 そのためLinuxはコストを抑えてOSを利用したい場合にも有用なOSです。 ちなみにWindows OS を利用する場合は、ライセンス費用として安くても1台につき1万円以上の費用がかかるのが一般的です。 ExcelやWordを使うことはできませんが、互換性のあるソフトウェアをインストールすることでExcelやWordと同程度の機能を持つ文書ソフトや表計算ソフトを利用できます。 そのためLinuxの操作に慣れてしまえば、基本的にはWindowと比較しても不便なく利用できるという特徴があります。 Linuxサーバーも利用できる Windows サーバーを構築しようとすると、先に述べたようにOSのライセンス費用の支払いが必要です。 しかしLinuxを活用すれば、ライセンス費用の支払いをせずにLinuxサーバーとしてサーバーを構築できます。 サーバーは基本的にWebサービスにおけるサービスを提供する機能を担います。 そして一定以上の規模の企業であればクライアント端末を管理するアプリケーションを導入しているケースが多く、クライアント端末の管理機能を有するためにはサーバーOSが必要となる場面が少なくありません。 そういったサーバーOSが求められる場面でもLinuxを活用すればラインセンス費用の支払いなく、Linuxサーバーとしてサーバーを利用できます。 一般的にIT企業で利用されるサーバーの種類にはプロキシサーバー、SSHサーバー、DNSサーバー、メールサーバー、データベースサーバ、FTPサーバー、Webサーバーなど様々な種類がありますが、こういった機能を有するサーバーもLinuxサーバーは担うことができます。 Linuxのおすすめソフト(アプリ)一覧 LinuxをWindowsなど他のOSと同じように使えるようにする為には、様々なソフトウェアをインストールしなければいけません。 Linuxの利用を始める際にはどのようなソフトをインストールするべきなのでしょうか。 ここからはLinuxにおすすめのソフトを紹介していきます。 【ブラウザのおすすめソフト(アプリ)】 Linuxのおすすめのブラウザソフトは以下の通りです。 ・Google Chrome いわずと知れたGoogleが提供しているブラウザです。快適なブラウジングが可能であり、ブラウザを利用する様々なソフトウェアの動作要件に含まれているブラウザソフトです。 ・Firefox Firefoxは無料かつ軽量なブラウザとして一定の人気があるブラウザです。 インストールする際はLinux版を選択してbit数も利用する端末に合わせたものを選択しましょう。 ・Opera Operaは現在中国系企業の傘下にあるソフトウェア開発会社Operaによって開発されたブラウザです。 WindowsやMacOSだけでなくLinuxにも対応しているという特徴があります。 Linuxのブラウザソフトは一つインストールしておけば、ネットサーフィン程度であれば問題ありません。 アプリ開発やWebサイト制作にコンピュータを利用するのであれば、複数のブラウザソフトのインストールを検討することをおすすめします。 【ログインマネージャーのおすすめソフト(アプリ)】 Linuxで利用できるログインマネージャーのおすすめソフトは以下の通りです。 ・SLiM Linuxで利用できるログインマネージャーのソフト。 インストールすることでWindowsなど他のOSと同じようなログイン機能が利用できるようになります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 【おすすめのデスクトップ環境】 Linuxはデスクトップ環境をインストールすることで、他のOSと同じようにGUIでの操作が可能となります。 Linuxで利用できるおすすめのデスクトップ環境は以下の通りです。 ・KDE KDEはシンプルなデスクトップ環境を実現できるだけでなく、カスタマイズが比較的容易という特徴があります。 KDEアプリケーションを利用すればスムーズにLinux環境を整えることも可能です。 ・GNOME GNOMEはLinuxでも利用できるデスクトップ環境。 スタイリッシュなデザインとシンプルなデスクトップ環境を構築できます。 Windowsのデスクトップに慣れている場合、最初は使いづらく感じるかもしれません。 しかし検索機能が優れておりインストールされているソフトウェアだけでなく、ファイル名まで対象にして検索をできるという便利な特徴があります。 ・Xfce XfceもLinuxで利用できるデスクトップ環境であり、軽量かつ高速という特徴があります。 前述の二つのサイトとは異なり、日本語版のWebページも準備されているため導入のハードルは比較的低いといえるでしょう。 【おすすめのターミナルエミュレータ】 Linuxで利用できるおすすめのターミナルエミュレータは以下の通りです。 ・GNOME Terminal(グノーム端末) GNOME Terminalは前述のGHONEに付属するターミナルエミュレータ。 デスクトップ環境を停止させることなく、コマンドラインシェルを操作できます。 ・Konsole KonsoleはLinuxだけでなくUnixでも動作するターミナルエミュレータ。 タブで複数のセッションを扱うことができ、履歴もサポートしています。 【おすすめのテキストエディタ】 OSに関わらず、テキストエディタは開発業務に取り掛かる上では最も重要なソフトの一つです。 Linuxにおすすめのテキストエディタは以下の通りです。 ・Vim(ビム) Vimとは高機能なテキストエディタでありLinuxにもインストールが可能です。 CUIで操作できプラグインを利用したカスタマイズも可能であるため、好みに合わせた状態で利用できます。 ・Atom AtomはGitHubが開発したモダンで多くのエンジニアから支持を集めているテキストエディタ。 Linux以外のMacOSやWindowsでも利用可能です。 ・Sublime Text Sublime Textは無料でも利用できる定番のテキストエディタ。 プログラム言語を入力すると自動的に分かりやすく色がつくという特徴があり、プラグインで機能を拡張していくこともできます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 【おすすめのバージョン管理ソフト(アプリ)】 ・GitHub GitHubはLinuxでも利用できるおすすめのバージョン管理ソフト。 開発業務に携わるなら事前にインストールしてアカウントを作っておきたいソフトの一つです。 ブランチを使ってプログラミングの記録段階的に残すことができるため、進捗状況のチェックが容易です。 また遡って更新した内容を確認できるため共同開発には欠かせないソフトでもあります。 【おすすめの表計算ソフト(アプリ)】 ・OpenOffice OpenOfficeはExcelやWordと互換性がある表計算や表計算、プレゼンテーション機能があるソフト。 無料で利用することができ、Windows OSのWordやExcelで作成された文書を開く時に有用です。 【おすすめの動画再生ソフト(アプリ)】 ・VLC VLCは無料でインストールできる動画再生ソフト。 Linux用のインストーラがあり、再生可能な拡張しも充実しているため動画再生ソフトのインストールに迷った場合はおすすめです。 【スクリーンショット用のおすすめソフト(アプリ)】 maim maimはLinuxでスクリーンショットを取得する際におすすめのソフト。 スクリーンショットで取得した画像を他のユーザと共有することを想定するなら事前にインストールすることをおすすめします。 【ファイルマネージャ用のおすすめソフト(アプリ)】 ・SpaceFM SpaceFMはLinuxでも利用できるファイルマネージャのソフト。 ファイル検索機能を備えており、圧縮ファイルの展開も容易に可能です。 【まとめ】Linuxのソフト(アプリ)は目的に合わせてインストールするのがおすすめ ここまで紹介してきたように、Linuxを満足に利用するためには様々なソフトをインストールすることが欠かせません。 しかし利用しないソフトをインストールしても無駄に容量を圧迫するだけです。 例えばLinuxをインストールした端末をそもそもネットサーフィンのみで活用するのであれば、高度なテキストエディタやGitHubは必要なくなります。 その一方で開発のためにLinuxをインストールして端末を構築するのであれば、開発環境を整えるために高度なテキストエディタやバージョン管理ソフトであるGitHubは欠かせないといえるでしょう。 このように必要なソフトは目的に応じて異なります。 そのためLinuxにソフトをインストールする際は、まずは利用の目的を明確にすることをおすすめします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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Webエンジニア

Laravelで年収アップ!? Webエンジニアについて徹底調査

Webエンジニアとは? Webエンジニアとは主にWebサイトの作成や運用、保守などを担当するエンジニア。 Webサイトの作成といえば、HTMLやCSSなど比較的難しくないプログラミング言語の操作でも可能ではありますが、近年のコーポレートサイトでは専門的な技術を駆使したものが少なくありません。 そのため高いスキルを身につけることで、高い年収を目指せる職種でもあります。 またWebエンジニアの活躍の場面Webサイト以外のWebブラウザを駆使したアプリケーションの開発があります。 Webアプリの開発で一定以上のスキルを身につけることができれば、リモートワークの案件なども対応できるようになるという特徴もあります。 Webエンジニアはインフラ系のエンジニアに比べると柔軟な働き方がしやすい職種だといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Web エンジニアの年収をスキル別で調査した結果 Webエンジニアが含まれると考えられるSE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)の平均年収は、経済産業省の公表資料「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると568.5万円です。 これはあくまでも平均年収ですが想定されているスキルレベルは3.4です。 「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」におけるレベル3は、独立して仕事ができる中堅人材レベルです。 そのため部下を指導できるレベルまでスキルアップすることができれば、より高い年収を目指せる可能性は十分にあるといえるでしょう。 では具体的にWebエンジニアとしてキャリアを形成していく場合、どのようなスキルを身につけることが高い年収の獲得へとつながっていくのでしょうか。 そのスキルについて見ていきましょう。 プロジェクトマネジメントスキル プロジェクトマネージメントのスキルを身につけることができれば、Webエンジニアとしてより高い年収を獲得できる可能性が高くなります。 なぜなら一定以上のWebエンジニアとしての経験とスキルを備えていてマネジメントまでできる人材はそう多くはないからです。 またマネジメント業務はストレス耐性やリーダーシップなどそもそもの適性も問われるため、単純にスキルを身につければ誰にでもできることではありません。 そのためプロジェクトマネジメントスキルを身につけることができれば、社内で一定の評価を獲得できることが期待できます。 またプロジェクトマネジメントスキルを身につけることができれば将来的にWebエンジニアからキャリアアップをしてプPMを目指すこともできます。 前述のIT関連産業の給与等に関する実態調査結果ではPMの平均年収は891.5万円です。 HTML/CSS/CSSフレームワーク ¥ HTML、CSS、CSSフレームワーク、これらの技術はWebエンジニアの初級から中級者が身につけておくべきスキルです。 そのためこれらのスキルがあることによって特別評価されるわけではありませんが、これらの基礎的なスキルがなければ今後のスキルアップを目指すこともできません。 そのため他のエンジニア職種や未経験からWebエンジニアを目指す場合、まずはこれらのスキル習得を目指すことをおすすめします。 しかしこれらのスキルだけでは高い年収を期待することは難しいため、Webエンジニアとして最低限必要なスキルと認識しておきましょう。 JavaScript、Laravelなどのフレームワーク、サーバーサイドレンダリング Webエンジニアも中堅以上の経験者になってくると様々なフレームワークを使いこなせることが求められます。 そのためエンジニアの年収として高い金額を目指すならJavaScriptフレームワークをはじめとした様々なフレームワークの習得に励むことも年収アップのための施策になると考えられます。 サーバーサイドレンダリングとは、HTMLをサーバー側でJavaScriptによって構築する技術です。 Webエンジニアの中でもフロントエンドエンジニアとしての活躍を目指すなら、これらのスキルも身につけていくことでより高い年収を目指すことができます。 またLaravelのフレームワーク、AWS、PHP、GitHubのスキルをある程度身につけることができれば年収が高い案件も目指すことができるようになります。 しっかりとスキルと経験を身につけた上でFintech分野など比較的報酬が良い分野で活躍することができれば、年収として1,000万円を目指すことも不可能な話ではありません。 参考;経済産業省「IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果」 Web エンジニアの年収 業界別で調査した結果 Webエンジニアの活躍できる業界は基本的にはIT業界がメインになりますが、それ以外の業界の求人がないわけではありません。 また受託開発を行う企業の場合、どの業界のWebアプリケーションを開発するのかによってある程度予算にも違いがあるのが実際のところです。 では各業界についてどのような特徴があるのか、順番に見ていきましょう。 法律関係 法律関係のWebエンジニアの仕事としては、法律関係の業務効率化を目的としてWebアプリケーションや法律関係の企業のWebサイトの作成、運用保守などがあります。 弊社が提供している求人サービスtechcareerでは法律関係のWebエンジニアの求人として提示される年収は350~600万円程度の案件が掲載されることがあります。 健康分野 医療や健康分野のWebアプリケーション開発などもWebエンジニアが活躍できる領域です。 WebサイトやWebアプリケーションの運用保守となると、機能改善や利用率の向上などマーケティング担当と連携して業務を進めていく場面も少なくありません。 弊社が提供している求人サービスtechcareer では法律関係のWebエンジニアの求人として提示される年収は350~500万円程度の案件が掲載されることがあります。 金融業界 金融や保険などのFintech分野でもWebエンジニアは活躍することができます。 基本的に求められる技術は他の分野と共通していますが、バックエンドのスキルもあると活躍できる幅は拡がります。 弊社が提供している求人サービスtechcareer では法律関係のWebエンジニアの求人として提示される年収は450~1000万円程度の案件が掲載されることがあります。 マスコミ/メディア分野 メディア運営企業のWebアプリケーション開発やWebサイト開発、運営もWebエンジニアが活躍できるフィールドの一つです。 サービスの成長が前提に開発に取り組むため、エンジニアとしてのスキルだけでなくサービスそのものへの理解を深めることも大切になります。 Web エンジニア 将来性のあるスキルは? Webエンジニアの将来性のあるスキルは、プログラミングスキルであることは間違いありませんが、その中でもPHPとRubyの二つは将来性があると考えられます。 まずPHPはバックエンドのプログラミング言語として現在まで長く一定の需要があり、今後の需要も見込めるという特徴があります。 WebアプリケーションやWebサイトで活用されることが多いプログラミング言語でもあるため、PHPに関連した高いスキルを身につけることは、将来役立つ可能性が高いといえるでしょう。 Rubyについては現在では主にWebアプリケーション、Webシステムの開発で活用されています。 Gemというライブラリが充実しており、自由度が高いオブジェクト言語という特徴もあります。 汎用性が高いためWebアプリケーションの開発以外の場面で役立つこともあるため、見につけることで活躍の幅が広かる可能性は充分にあります。 機械学習分野に関心がある場合、人工知能に活用されるPythonも将来性があるプログラミングスキルだといえるでしょう。 【まとめ】Webエンジニアはスキルがあれば年収アップだけでなくフリーランスとしての独立が目指せる Webエンジニアは柔軟な働き方ができるエンジニア職種でもあるため、一定以上のスキルと実績を身につけることができれば、フリーランスとしての独立を目指すことができます。 2020年は感染症対策としてリモートワークが以前よりも注目を集めていますが、Webエンジニアなら在宅勤務になったとしても開発環境さえあれば、業務への影響が少ないという特徴もあります。 また平均年収は先に述べた通り、568.5万円と飛びぬけて高いわけではありませんが、フリーランスとして独立することで平均年収を大きく上回る収入も目指すことができます。 どのようなキャリアを形成するにせよ、Webエンジニアとして高い年収を目指すためにはまずは^スキルアップが必要になるといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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テストエンジニアの年収を完全検証!

テストエンジニアとは? テストエンジニアの年収について見ていく前に、テストエンジニアという職種について確認しておきましょう。 テストエンジニアはその名前の通り、プログラミングなどシステム構成要素へのテストに対して責任を持つエンジニアです。 具体的に言えば、作成したプログラムのテスト内容を決定し、テスト仕様書など、テストを行うドキュメンテーションを作成し、テスターなどのテストを実際に行う要員に対して、テストに関する指示を出すこと。 そして、実際に行われたテストの結果を検討・承認し、クライアントやプロジェクトマネージャー向けにテスト結果をまとめたドキュメンテーションを作成すること。 究極的には上記の二つになります。 関連する職種としては、テスターとQAエンジニアが挙げられます。 テスターは上でも触れましたが、テストエンジニアの傘下要員として、実際にテストを行うエンジニアのことを指します。 QAエンジニアは、システム開発全体のQA(品質保証)の責任者であり、テストエンジニアの上位職です。 ただし、実際の現場を見ていると、QAエンジニアとテストエンジニア、テスターの分類は曖昧です。 案件の規模などによって、QAエンジニア、テスターがおらず、プロジェクトマネージャー格の要員がQAエンジニア相当の職責を負い、テストエンジニアたちが自分たちで全てのテスト項目を消化することもよくあります。 もっといえば、一般的に設計者とテスト項目作成者は分けた方が良い(※)と言われていますが、わざわざテストエンジニアを用意できない・用意しないため、システムエンジニアなどがテストエンジニア相当の役割を担っていることも非常に多いです。 ※設計者がテスト項目を作ると、思い込みなどのために、“要件に適合する正しいテスト項目”が作成されないことがしばしばあるため。 さらに言えば、企業などによって、“テストエンジニアの業務範囲”が異なっており、システムエンジニアの募集と謳っているが、実際の業務内容はテスターだった、という話もよく耳にします。 転職支援サービスによっては、テストエンジニア・テスターと一括りにしているところすらあります。 そのため、テストエンジニアを積極的に運用していない現場でのキャリアが長いシステムエンジニアの方の中には、「システムエンジニアはスキルの十分ではない若者のための仕事」だとか「〇〇エンジニアと呼ぶと聞こえが良いと、人材会社が作ったでたらめな職種名。実際はエンジニアと呼べない作業者」などと低く評価されている節があります。 逆にテストエンジニアを積極的に運用している現場では、様々な開発時のリスクに精通した、もっとも優れた技術者の就く役職として敬意を向けられ、システムエンジニア以上の発言権を有していることもあります。 また、テストエンジニアという肩書で、いわゆる“品質管理コンサルタント”業務を行っている方もいらっしゃいます。 テストエンジニアは有名な割に、職務範囲や評価が非常に曖昧で、一定しない職種と言えます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる テストエンジニアの平均年収は? 上で見た通り、テストエンジニアの責任範囲や評価が曖昧なため、同じ“テストエンジニア”という職種名であっても、下は300万円よりも低い方、上は1000万円前後の方もいる、という現実があります。 一応、求人サイトなどでは平均年収は400万円~500万円と紹介されることが多いです。 確かに、テスト項目の作成などを行う、テスターより上位と扱われている“真っ当なテストエンジニア待遇”であれば、400万円以上の年収が期待できるように思います。 テストエンジニアの年収が高い業界は? テストエンジニアの年収が高い、つまりはテストエンジニアの評価やニーズが高い業界としては、組み込み系システムを作る製造業(と取引しているソフトウェア業界)やパッケージ業界、ゲーム業界などが挙げられます。 特にゲーム業界は募集も多いです。 スマホゲームやオンラインゲームなどでは開発速度が求められるだけでなく、なおかつバグがあって緊急メンテナンスでサービスの一時停止を行った場合、ユーザーの流出やお詫びアイテムの配布などで単なるサービス一時停止だけでは済まない、経済的損失まで強いられてしまいます。 そのため、速やかにプログラミングの問題を見つけられる、テストエンジニアが必要になっています。 ただし、テストエンジニアの名前で、テスターやデバッガーと変わらない業務をさせられることが多い、という悪評もゲーム業界にはありますので、業務内容をよく確認しましょう。 ちなみに、テスターやデバッガーの年収とテストエンジニアの年収差は小さくありません。 数倍差がつくこともあります。 それから、組み込み系システムなどの開発を行う製造業(と取引しているソフトウェア業界)で働くテストエンジニアは高年収が期待できます。 理由としては「システムのバグで、ブレーキを踏んでもアクセルがかかる不具合を持った車を製造・販売してしまったら、万が一、その不具合によって人が事故死したら、誰が責任取れますか?」という問題に尽きます。 社内の経験豊かなエンジニアや外部の優秀なフリーランスなどをテストエンジニアに任命して、システム構成要素の品質管理業務に従事させていることが多いです。 他に年収が高いテストエンジニアの勤務先としては、上でも触れた、品質問題のコンサルタントとして活躍できるコンサル業界や、多数のテストエンジニアを抱えて、いわゆる第三者機関としてクライアント企業の作成したシステムをテストする専門企業などが挙げられます。 プログラミングなどシステム開発に関わる業界であれば、作成した成果物の出来を確認するためにテストが必要なため、テストエンジニアの活躍の余地は広いかと思います。 ただし、SIer業界などでは、システムエンジニア要員がテストエンジニアを兼ねることが多く、テストエンジニアという職種自体存在しない企業も少ないです。 私自身、SIer出身ですが、システムエンジニア要員教育の一環としてテスト項目の策定方法を含めたシステム構成要素の品質管理について研修を受け、「システムエンジニアはプロジェクトマネジメント能力の一つとして自分たちが作った成果物の品質管理ができるのが当たり前。テストエンジニアって、なんだそれ?」くらいに思っていた人です。 ちなみに、実際の案件の進め方としては、小さい案件では主担当のシステムエンジニアがテスト項目まで作成し、重要な案件についてだけ、同じ部署の主担当ではないシステムエンジニアなどが、いわば“助っ人”としてテストエンジニア的な業務を行うパターンが多かったです。 年収が高いエンジニアの特徴は? 一言で言ってしまえば、効率よくテストを消化できるように検証作業をデザインできるテストエンジニアが高い年収を得ています。 大量のテスター(つまりはお金)を使って、マンパワーでひたすらテストというのはもはや過去のものになりつつあります。 昨今、テスターの代わりにテストを進めてくれる検証ツールを使って効率的にテストを行うのが一般的です。 テストエンジニアには、テスト仕様書などを作成する際、どういった検証ツールを利用するのか、あるいは利用できる検証ツールが限られている場合、どのようにテスト項目や検証ツールを設定すれば良いか、知っていることが非常に重要となっています。 まとめ:テストエンジニアは重要な仕事 テストエンジニアは「問題のないシステムを開発して、納品する」という当たり前だけれど、実に難しいミッションを実現するために作られた役職です。非常に重要なポジションで責任は重大ですが、その分、やりがいも大きいです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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フルスタックエンジニアとは?【仕事内容や必要なスキルについて解説!】

フルスタックエンジニアに憧れているものの、どのように目指せば良いのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。フルスタックエンジニアはITエンジニアのひとつの到達地点とも言えるポジションです。 本記事ではフルスタックエンジニアとは何かについて解説します。フルスタックエンジニアの仕事内容や必要なスキル、資格についてもまとめてあります。 本記事を読むことで、どうすればフルスタックエンジニアを目指すことができるのかについて理解することができるでしょう。フルスタックエンジニアに憧れを抱いている方はもちろん、エンジニアとしてのキャリアパスを考えたい方にもぜひ読んで欲しい内容です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フルスタックエンジニアとは フルスタックエンジニアとは、文字通り幅広い領域の開発をフルに担当するエンジニアのことです。具体的にどの程度広い領域を担当するかは、企業によって異なります。たとえばWebアプリ開発の場合、フロントエンド開発とバックエンド開発の2つを担当することもあれば、1つのWebアプリの開発および運用・保守をまとめて担当することもあります。 フルスタックエンジニアは、ITエンジニアにとってひとつの到達点とも言えるでしょう。エンジニアのキャリアパスは大きく、スペシャリストとゼネラリストに分かれます。スペシャリストはマネジメントやコンサルタントなど経営に近い仕事にシフトしていくタイプであり、ゼネラリストは技術力を高めて開発現場の最高戦力として活躍するタイプです。フルスタックエンジニアは、ゼネラリストのもっとも分かりやすい例といえるでしょう。 フルスタックエンジニアの仕事内容 フルスタックエンジニアの仕事内容について解説します。仕事内容の例としては次のようなものが挙げられます。 フロントエンド開発 バックエンド開発 モバイルアプリ開発 ITインフラ関連の業務 フルスタックエンジニアは特にWeb業界で求められることが多いため、Web業界における仕事内容を中心に詳しく解説していきます。 フロントエンド開発 フロントエンド開発とは、Webブラウザに表示されたページを動かすプログラムを開発することです。具体的にはJavaScriptという言語を使って、ページにアニメーションを付けたりサーバと通信することでデータを取得・表示したりします。 フロントエンド開発ではHTML・CSSとJavaScriptのスキルが必要です。また、ユーザーにとって使いやすいページを作成するために、UI/UXの知識も求められます。 バックエンド開発 バックエンド開発とは、Webブラウザに表示するページを作成するプログラムを開発することです。具体的にはPython・PHP・Rubyなどの言語を使って、データベースやデータファイルなどからデータを取得し、Webページに埋め込んで表示させます。 たとえばECサイト開発する場合、ユーザーのポイント数や購入商品の種類など「その時によって変化するデータ」をデータベースから取得し、表示用に整形します。 バックエンド開発ではPythonなど言語が使われることが多いですが、最近ではバックエンドでもJavaScriptが使われることがあります。JavaScriptを使った方が、フロントエンドとバックエンドで異なる言語を用いなくて済むメリットがあるのです。 モバイルアプリ開発 モバイルアプリ開発とは、スマートフォンにインストールして使うアプリを開発することです。最近はスマホの普及率が高いため、スマホ用のアプリを別途作る会社は多くあります。たとえば、ECサイトもWebアプリだけでなくモバイルアプリも同時並行で作り、多くのユーザーを取り込もうとすることが増えてきました。 モバイルアプリ開発は大きく、Androidアプリ開発とiPhoneアプリ開発に分けられます。Androidアプリ開発ではJavaかKotlin、iPhoneアプリ開発ではSwiftが使われることが多いです。ただ、最近ではJavaScriptでAndroid用もiPhone用もまとめて作ってしまう事例も増えています。 ITインフラ関連の業務 会社によってはフルスタックエンジニアが、ITインフラ関連の業務も担当する場合があります。ITインフラとは次のような業務のことです。 サーバの構築・管理 ネットワークの構築・管理 データベース構築・管理 システムのセキュリティ対策 Webアプリを動かすためには、インフラ環境の整備が必要不可欠です。サーバ・ネットワークの構築やその後の運用・保守までできると、エンジニアとしての市場価値をさらに高めることができるでしょう。 フルスタックエンジニアに必要なスキル・知識 続いて、フルスタックエンジニアに必要なスキル・知識について解説します。必要なスキル・知識は次の3つです。 プログラミングのスキル OSに関するスキル クラウドサービスに関する知識 1つ1つの必要なスキル・知識について詳しく解説していきます。 プログラミングのスキル フルスタックエンジニアはシステム開発をメインに担当することが多いので、プログラミングのスキルは必須です。プログラミング言語にはさまざまな種類がありますが、フルスタックエンジニアを目指す方が優先的に取得したいのはJavaScriptです。先程も解説しましたが、JavaScriptはWebアプリ開発におけるバックエンド・フロントエンド両方で使うことができます。さらに、モバイルアプリ開発でも使えるという汎用性に優れた言語です。 とはいえ、開発で用いる言語はもちろん案件によって決められているため、JavaScriptだけでは多くの案件に関わることはできません。そのためフルスタックエンジニアを目指す方はJavaScriptを主要スキルとして極めつつ、以下のような言語も扱えるようにしておくことが大切です。 Python PHP Ruby Java Kotlin Swift OSに関するスキル フルスタックエンジニアはOSに関するスキルも求められます。特にWebアプリ開発ではLinuxが使われることが多いので、Linuxを重点的に勉強すると良いでしょう。Linuxコマンドの使い方を始め、ログの確認方法やパッケージ管理、シェルスクリプトなどを学んでいきます。Linuxについて知識を深めることで、サーバの運用・保守や新規サーバの構築などの仕事にも携わることが可能です。 クラウドサービスに関する知識 フルスタックエンジニアにはクラウドサービスの知識も求められます。クラウドサービスとは、インターネット経由で提供されるサービスのことです。AWS・GCP・Azureなどのクラウドサービスでは、サーバやデータベースといったシステム開発で必要なものも一通り提供しています。最近ではシステム開発を行う際に自社でサーバを運用するよりも、クラウドサービスのサーバを使うことが多いです。そのためフルスタックエンジニアは、クラウドサービスを使って環境を構築できるスキルが必要になります。 フルスタックエンジニアにおすすめの資格 フルスタックエンジニアを目指す方におすすめの資格は次のとおりです。 応用情報技術者試験 LinuC CCNA ITストラテジスト試験 これらの資格を取得することで、プログラミングやOS、クラウドサービスなどのスキルを幅広く身につけることができます。エンジニアが資格を取得するメリットは、試験範囲に沿って学習するため偏りなく知識を身につけられる点です。独学で勉強すると、つい自分の興味ある範囲に偏ってしまいがちです。特定の分野に特化するのは1つの道ではあるものの、フルスタックエンジニアとは真逆の道になってしまうため、資格を通じて幅広いスキル・知識を身につけましょう。 フルスタックエンジニアの将来性 フルスタックエンジニアの将来性は、非常に高いといえるでしょう。企業がフルスタックエンジニアを求める理由のひとつに、エンジニアの人材不足が挙げられます。日本はプログラミング教育が遅れていることもあり、ITスキルを持った人材が少ない傾向があり、中小企業にまで優秀な人材が行き渡らないことが多いです。ただ、フルスタックエンジニアが社内に1人いれば、その人に仕事を任せることができ、新しく人材を雇わなくて済む可能性があります。 また、フルスタックエンジニアを雇うことで、コミュニケーションコストを削減できるのもメリットです。たとえばWebアプリ開発を行う場合、通常はフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアがお互いの進捗を共有しながら進めていく必要があります。フルスタックエンジニアが両方の開発を担当することになれば、進捗共有にかかるコストがいらなくなり、開発スピードを高めることが可能です。 フルスタックエンジニアの年収 フルスタックエンジニアと一口にいっても幅広いため、参考となる明確な年収データは存在しません。ただ、フルスタックエンジニアは年収1,000万を超える場合も多いと予想されます。フリーランスエージェントのテクフリには、フルスタックエンジニアの案件が113件掲載されています(2023年7月26日時点)。そのうち月単価が100万円を超える案件は20件となっております。 フルスタックエンジニアは幅広い領域を担当できる分、年収が高くなるのも当然のことと言えるでしょう。ただし、幅広い領域を担当するには当然幅広いスキル・知識が必要になるため、フルスタックエンジニアを目指すのは容易ではありません。 フルスタックエンジニアをキャリアのゴールとするなら、若手のうちから幅広い開発分野に興味を持つと共に、自主的な勉強を積み重ねていく必要があるでしょう。 フルスタックエンジニアの案件情報 先述の通り、フルスタックエンジニアには多岐にわたる知識やスキルが求められます。したがって、参画する案件によって募集条件は大きく異なるでしょう。テクフリではフルスタックエンジニアの案件情報も取り扱っていますので、実際にどのような案件があるのかぜひ確認してみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる まとめ 本記事ではフルスタックエンジニアとは何か、について解説しました。フルスタックエンジニアの仕事内容や求められるスキル・知識などがお分かりいただけたかと思います。 フルスタックエンジニアに求められるスキル・知識は膨大なため、いきなりフルスタックエンジニアを目指そうとしても挫折してしまう可能性が高いかもしれません。現在エンジニアとして働いている方は、自分の担当領域を少しずつ広げていくことを意識することが大切です。 フルスタックエンジニアを目指す方もそうでない方も、将来どのようなポジションで働きたいかイメージし、そのポジションに就くために必要なスキル・知識を整理してみましょう。
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データサイエンティストに役立つ資格6選!取得のメリットや将来性について解説

データサイエンティストとは、顧客の課題を解決するために、データの収集や分析を行うスペシャリストです。主に以下のような顧客の課題解決に貢献します。 効果的なマーケティング戦略やターゲット選定をしたい 需要や売上を予測したい ユーザーの嗜好や行動データを分析してパーソナライズな商品を提供したい 高度な知識やスキルが必要とされるデータサイエンティストを目指すエンジニアにとって、適切な資格を取得することは重要なステップです。この記事ではデータサイエンティストに役立つ資格やそのメリットについて詳しく解説します。 データサイエンティストに興味があり、データ分析関連のスキルを身につけたいという方はぜひ参考にしてみてください。 関連記事:データサイエンティストの平均年収や必要なスキルを徹底解説! テクフリでフリーランス案件を探してみる データサイエンティストとは データサイエンティストは、ビッグデータや複雑なデータセットから有用な情報を抽出し、ビジネスに活かす職業です。データの収集・分析・解釈のスペシャリストとして、データサイエンス、統計学、機械学習などの知識とスキルを駆使してビジネスの課題を解決します。 また、データサイエンティストはプログラミング、統計学、機械学習、データベースなどのスキルを持つことが求められます。データサイエンティストを目指すためには、これらの知識が身につく資格や実務にチャレンジすると良いでしょう。 データサイエンティストに役立つ資格 データサイエンティストに必要な知識とスキルを身につけるのに役立つ資格には、以下のようなものが挙げられます。 基本情報技術者試験 統計検定 データベーススペシャリスト試験 G検定・E資格 データサイエンティスト検定 オラクルマスター 資格を取得することで、データサイエンティストとして活躍するための転職や昇進に有利になることもあるでしょう。資格を取得するメリットについては後ほど詳しく解説しますが、まずはそれぞれの資格について紹介します。 基本情報技術者試験 基本情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験です。ITに関する基礎的な知識と技能を有する技術者を認定する試験になります。データサイエンティストは、ITに関する基礎的な知識も必要とします。基本情報技術者試験は、以下のようなITに関する幅広い領域にわたる知識が問われる試験です。 ネットワーク データベース プログラミング システム開発 基本情報技術者試験に合格することで、ITに関する基礎的な知識が身に付き、データサイエンティストとしてのスキルアップにつながります。 参考:基本情報技術者試験 統計検定 統計検定は、日本統計学会が主催する統計学の試験です。統計学の知識とスキルを評価するための資格試験になります。データサイエンティストはデータの分析やモデリングで統計手法を使用するため、統計学の基礎知識は必須です。 この試験は、統計学の基本的な理論や応用に関する知識をテストし、統計データの扱い方や解釈方法を評価します。統計検定を通して統計データの扱い方を習得することで、データサイエンティストの業務にも活かせるスキルが身につくでしょう。 参考:統計検定 データベーススペシャリスト試験 データベーススペシャリスト試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験です。データベースの設計・構築・運用・管理に関する高度な知識と技能が問われます。データサイエンティストは、データベースを効果的に活用して、データの分析や解釈を行います。データベーススペシャリスト試験に合格することで、データベースの知識とスキルが身に付き、データサイエンティストとしてのスキルアップにつながります。 データベーススペシャリストは、IPAが主催する情報処理技術者試験のひとつで、基本情報技術者試験よりも難易度が高いです。合格すると転職や案件応募のときのアピールポイントにできるので、頑張って合格を目指しましょう。 参考:データベーススペシャリスト試験 G検定・E資格 G検定やE資格は、一般社団法人日本ディープラーニング協会が主催する資格試験です。G検定は、データサイエンスの基礎知識を問う資格試験で、E資格はディープラーニングを扱うエンジニアに必要な知識を問う資格試験になります。 G検定は、データサイエンティストに必要な知識を幅広く網羅しており、マネージャーやエンジニアなど、データサイエンスに関わる全ての人に役立つとされています。また、E資格はディープラーニングの理論を理解して適切に扱えるスキルの証明になる資格です。どちらもデータサイエンティストに必要なスキルであるといえるでしょう。 参考:日本ディープラーニング協会 データサイエンティスト検定 データサイエンティスト検定は、一般社団法人日本データサイエンティスト協会が主催する、データサイエンティストの能力を測る資格試験です。データサイエンティスト検定は、データ分析や機械学習などの技術的な知識だけでなく、ビジネス的な視点からの問題解決能力も問われます。データ分析を通して顧客の課題を解決する、データサイエンティストに適した資格といえるでしょう。 参考:データサイエンティスト検定 オラクルマスター オラクルマスターは、オラクル社が認定するデータベース技術者向けの資格です。オラクルのデータベース技術に関する知識とスキルを認定する資格になります。オラクルはビジネスにおいて広く使用されているデータベース管理システムです。 データサイエンティストが企業でデータベースを操作・管理する際には、オラクルの知識と経験が求められる場合があります。また、オラクルに限らず他のデータベースを扱うときにも必要なSQLなどの問題も出題されるため、データサイエンティストとしてデータベースのデータを扱うスキルを身に着けたい人におすすめの資格です。 データサイエンティストが資格を取得するメリット データサイエンティストが資格を取得するメリットとしては、おもに以下の点が挙げられます。 スキルの証明になるため自己アピールできる 高度な知識や技術を体系的に学べる 新たな機会の創出につながる スキルの証明になるため自己アピールできる データサイエンティストとしての資格を取得することで、自分のスキルや知識を客観的に証明できます。資格は企業やクライアントに対して、データ分析やモデリングなどの業務において高いレベルの能力を持っていることを示すものです。資格を保持していることは、転職や昇進の際に大きなアピールポイントとなります。 資格を取得することで、自分のスキルを向上させるモチベーションにもなるでしょう。自分のスキルや知識を第三者に認めてもらう手段として、資格取得を活用するのもよいでしょう。 高度な知識や技術を体系的に学べる 資格取得のための勉強では、データサイエンスの高度な知識や技術を体系的に学べます。例えば、統計検定を取得することで統計学の知識が深まります。資格取得のための勉強をすることでデータサイエンスの基礎を固めて、より高度なスキルが身に付きます。専門的な知識を学んで習得することによって、プロジェクトや案件で特定の分野において、より専門家としての役割を果たせるようになるでしょう。 新たな機会の創出につながる データサイエンティストとしての資格を持つことで、新たな仕事や研修の機会につながる場合もあります。企業や組織がデータサイエンスに取り組む際に、持っている資格はあなたの能力を判断する材料のひとつになります。 また、資格を取得することで、データサイエンスの分野で活躍している人々とのネットワークを築けることもあるでしょう。資格の取得や資格取得のための勉強をとおして人脈を広げることで、キャリアアップやビジネスチャンスにつながります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる データサイエンティストの将来性 データサイエンスの需要は急速に成長しており、将来的にもその需要は高まると予測されています。データサイエンスの分野は急速に進化しており、新たな技術や手法が日々開発されています。機械学習、人工知能、ディープラーニングなどの技術が進歩して、より高度な予測モデルやデータ分析手法が生まれているのです。これにより、データサイエンティストとして、より複雑な問題に取り組むことが求められるようになるでしょう。 また、ビッグデータの急速な増加もデータサイエンティストの需要を推進しています。インターネット、ソーシャルメディア、センサーデバイスなどから生成される大量のデータが存在し、そのデータから価値を引き出すためにはデータサイエンスの専門知識が必要です。企業や組織はデータ駆動型の意思決定を行いたいと考えており、データサイエンティストはその需要を満たすために重要な存在です。 データの重要性がますます認識され、データに基づいた意思決定がますます求められるようになるにつれて、データサイエンティストの需要も高まります。さらに、データサイエンティストは幅広い業界でキャリアを築けるという特徴もあります。データ分析を必要とする業界は、以下のようにさまざまです。 マーケティング 金融 ヘルスケア エネルギー 交通 小売り データサイエンティストとしてスキルや経験を積むことで、幅広い業界から求められる市場価値の高い人材となるでしょう。ビッグデータの利活用や機械学習の進展により、企業や組織はますますデータサイエンティストの専門知識とスキルを必要としています。データサイエンティストの将来性は非常に高く、今後も需要が増え続けるでしょう。 データサイエンティストの年収 データサイエンティストの年収は、経験や業界などによっても異なります。しかしデータサイエンティストは需要が高いため、他の職種と比べても高い年収を期待できる職業です。データサイエンティスト協会が2020年に実施したアンケートによると、データサイエンティストの平均年収は791万円でした。 参考:データサイエンティストのリアル データサイエンティストはデータ分析や機械学習などのスキルを持ち、企業のビジネスに貢献することが期待されています。そのため、高いスキルを持つデータサイエンティストは、高い年収を得られる可能性があります。先ほど紹介したデータサイエンティストに役立つ資格も参考に、スキルや知識を増やして、年収アップを目指しましょう。 最後に データサイエンティストが資格を取得するメリットとしては、専門知識の獲得やスキルの証明、就職や転職の際にアピールポイントになる点が挙げられます。ビッグデータの増加や技術の進化により、データサイエンティストの需要はさらに拡大していくでしょう。今回紹介した内容を参考にデータサイエンティストに役立つ資格を取得して、データ分析のスペシャリストを目指しましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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SESと派遣の違いは何?契約内容の違いからメリット・デメリットまでレクチャー!

SESエンジニアと派遣エンジニアは、どちらもクライアント企業のオフィスで働くことが多いですが、まったく異なる存在です。その点は皆さん、理解していると思います。 ですが、実際なにが違うのかを問われると、説明できない方が多いと思います。 そこで今回は、SESエンジニアと派遣エンジニアの違いを解説すると同時に、「SESと派遣どっちが良いのだろう?」と悩んでいる方向けに、簡易的ではありますがチェックシートもご紹介いたします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる SESと派遣の違いを解説 まずはSESと派遣のビジネスモデルの違いから理解しましょう。 SESはシステム・エンジニアリング・サービス(System Engineering Service)の略で、簡単にいうと「ITエンジニアが必要な仕事を外注したクライアント企業に対応するサービス」です。SESエンジニアは、クライアント企業から外注契約を受注したSES企業の責任・指揮下で仕事を行います。 対して、派遣こと労働者派遣事業は、「クライアント企業の人材提供依頼に応じて、自社で雇用する労働者を派遣するサービス」になります。派遣のエンジニアは、派遣先企業の責任・指揮下で仕事を行います。 一番の違いは 作業者に対して指示を出せるのは誰か?ということです。 SESエンジニアに対して、SES企業ではなくクライアント企業が直接、指揮しており、事実上、派遣エンジニアとして運用している状態は違法となります。これが偽装請負です。 SESと派遣の違いは、契約を見るとよりわかりやすくなります。そこで両者の契約について見ていきたいと思います。 SES契約について まずは、簡単な方のSESから見ていきましょう。SESの契約は以下の二方向のみです。 雇用契約・労働契約:SES企業⇔SESエンジニア SES契約:クライアント企業⇔SES企業 雇用契約とはお給料や福利厚生について雇用主と労働者で合意して取り交わされる契約です。対して、労働契約は、労働者と使用者(その労働者を実際に働かせる人・組織)の間で労働条件について取り交わすものです。 SESエンジニアとクライアント企業の間に繋がりがないため、直接指示できないのが、良く分かるかと思います。 SES契約におけるメリット・デメリット さて、SES企業で働くSESエンジニアの“身分”についても確認しておきましょう。基本的にSESエンジニアはSES企業の正社員です。安定感がありますし、会社の中で等級や役職を上げることで年収アップにも繋がります。ただし、会社の一員として組織のルールには厳格に従う必要がある、というデメリットもあります。 特に次の案件への異動でそれが顕著になります。会社の仕組みや規模がどれほど整っていても、本人の意思に反した案件へアサインされることがあります。スキルアップのために、今まで経験のない技術領域に挑戦したいと思っていても、会社として、その新たな技術領域に進出しない方針であれば、その願いは叶えられないでしょう。 私の知り合いの中には「ある案件に携わりたくて、そのSES企業に入ったが、その案件終了後に行くように言われた案件が納得いかず転職した」という方もいます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 派遣契約の仕組みとは? 続いて、派遣の契約について見ていきましょう。派遣の契約は以下の通り、黄色の矢印の三方向になります。 派遣契約:クライアント企業⇔派遣企業 雇用契約:派遣企業⇔派遣エンジニア 労働契約:クライアント企業⇔派遣エンジニア SESの場合は雇用主も使用者も受託企業が請け負っていましたが、派遣の場合は雇用主が派遣企業、使用者がクライアント企業と分かれています。 そのため、派遣エンジニアの契約は派遣企業と取り交わす「雇用契約」、クライアント企業と取り交わす「労働契約」の二つになります。 派遣契約におけるメリット・デメリット 派遣企業と契約する際に、気を付けたいのは、一言で派遣と言っても「登録型(一般派遣)」と「常用型(無期雇用派遣)」の二種類があるという点です。 登録型はクライアント企業から人材派遣の依頼に応じて、登録者の中から適切なメンバーを提供するタイプの派遣です。登録型の場合、登録者の方で案件の選り好みができる、というメリットがある一方、案件に参加していない“待機状態”時は収入がゼロになる、というデメリットもあります。 もう一つの「常用型(無期雇用派遣)」は、ある現場で長期間働けることを前提に、毎月一定の給与が支払われるタイプの派遣です。“待機状態”になって収入がゼロになるリスクはなくなります。ただし、派遣企業ごとに異なりますが、通常、年齢制限や正社員の採用試験に準じた選別テストをパスしなければならないなど、制約が設けられていることが多いです。 それだけだと「常用型(無期雇用派遣)」は登録型派遣とSESの良いとこ取りに聞こえるかもしれませんが、結局は派遣社員であって正社員ではありません。派遣切りに合うことも考えられます。 しかも、常用型の派遣社員の方が待機状態になった場合、派遣企業からすれば、“ただ飯喰らいの給料泥棒”です。一刻も早く、どこかの現場に入るようにとプレッシャーをかけられがちです。最悪の場合、本人の気が進まない現場に入れられることもあります。 いずれにせよ、派遣社員はあくまで非正規労働者です。クライアント企業の正社員と同じ仕事をしていても、基本的には正社員のように昇給や昇進はありません。「余計な責任を負わずに済む」「身軽である」と言えますが、年収アップは難しいといえます。 また、クライアント企業が派遣社員との契約を5年以上更新する場合、派遣社員がその会社に無期労働契約を申し込むことができる「5年ルール」が労働契約法によって定められています。 逆に言えば、それより短い期間であれば、いつでも派遣切りできる、ということになっています。様々な現場を渡り歩ける、と言えますが、環境や立場が安定しないとも言えます。 無機転換ルールについて:厚生労働省 – https://muki.mhlw.go.jp/ 自分はどちらに向いているのか?簡易チェック! SESと派遣どちらの方が向いているのか判断材料となる6つの質問をご用意いたしました。 [価値観] ①収入よりもワークライフバランスが重要だ。 ②一つの技術領域を高めるよりも、様々な技術領域に触れてみたい。 ③仕事でステータスが上がって責任が増えると、嬉しさよりも、苦しさを感じる。 ④正社員という肩書にこだわりはない。 [性格] ⑤自分は新しい環境への適応力が高い。 ⑥自分は対人ストレス耐性が高いと思う。 6つの質問のうち、4つ以上が「はい」であれば、派遣向きと言えます。 質問の趣旨を解説すると、①~④の質問は働き方の価値観を確認するものです。派遣社員は正社員ではありませんから、派遣社員という肩書に負い目を感じる人にはおすすめできません。 また、すでにご紹介いたしましたが、派遣社員は非正規労働者として、出世は望めず、給与も上がりにくいです。ただし、その分、プライベートを充実させることが可能です。そして、組織のルールに縛られず、好きな案件に入れる余地があります。 ⑤と⑥は性格について質問するものです。派遣社員の場合、3年に一度は現場が変わって、人間関係もリセットされてしまいます。そのことが、どの程度心理面に影響するのか確認する内容です。 もちろん、SESでも配置転換、人間関係のリセットはあります。しかし、SESは同じ会社のメンバー数名でチームを組んで働きますし、クライアント企業の担当者との折衝はリーダーが担ってくれる(はず)です。 しかし、派遣は同じ会社の仲間と言っても、先輩・後輩という概念が成立しません。また、個々の派遣社員が直接、クライアント企業の担当者と仕事をする必要があるので、より心理的なストレスを感じやすいのです。 まとめ:SESと派遣の違いは説明できないとダメ! 何度もお伝えしていますが、SESと派遣はまったく異なるものです。 その違いがわからないままSESや派遣で働きだしてしまうと、思い浮かべていたキャリアプランと異なる仕事を行う羽目になったり、偽装請負にも触れましたが、思わぬトラブルに巻き込まれたりする可能性があります。 SESと派遣の違いをしっかり理解した上で、ご自身のキャリアプランに合った選択をしましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる SESに関するよくある質問 SESとは? システム・エンジニアリング・サービスの略語で、システムやソフトウェアの開発・保守・運用などの特定の業務に対して技術者を派遣するサービスのことです。 SESと派遣の違いはなんですか? SESエンジニアは、SES企業の責任・指揮下で仕事を行い、派遣のエンジニアは、派遣先企業の責任・指揮下で仕事を行います。
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フリーランス向けの福利厚生とは?おすすめサービスを紹介します

会社員と比べてフリーランスが劣る点の1つは、特定の会社の福利厚生を受けられないことがあげられます。会社に属していれば、従業員のために用意してくれる社食や社員旅行、住宅補助、家族手当なども受けられます。 「フリーランスに比べて会社員は給料が少ない」と言われることは珍しくありませんが、給料自体は安くとも、充実した福利厚生に価値を見いだす人もいます。中には「今住んでいる社宅が気に入っているから、退職したくない」と考える人も。 では、フリーランスがサラリーマンのような福利厚生を受けることはできないのでしょうか?実はそんなことはありません。フリーランスでも利用できる「福利厚生サービス」に加入すれば、会社員に劣らないほどの福利厚生を受けることができます。 ここではフリーランスにとっての福利厚生の必要性と、おすすめの福利厚生サービスを取り上げていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスの福利厚生とは? 「会社が厚意で用意してくれているもの」というイメージがある福利厚生ですが、実は法律で定められている制度だったりします。これを「法定福利」と呼び、健康保険や労働者災害補償保険(労災保険)といった社会保険への加入のことを指します。 一方で通勤手当や社宅などの社会保険以外の制度を「法定外福利」と呼びます。私たちが一般にイメージする福利厚生は、法定外福利に当てはまるものがほとんど。書籍購入費補助や社割、保養所といった福利厚生制度に関しては、会社が独自に提供してくれるものとなります。 法定外福利に該当する福利厚生の中には、フリーランスからすれば「いいなあ」と思えるものは多くあります。割安で利用できる社員食堂や、お金をもらいながら新しいことを学べる研修制度などは、フリーランスの立場ではなかなか手に入らないものだからです。 ですがフリーランスと会社員との大きな差は、法定福利のほうにあります。会社に勤めていれば、社会保険料は労使折半することになります。高額な厚生年金や健康保険の半額を会社が支払ってくれるため、個人での負担は大幅に軽減されます。 しかしフリーランスの場合、社会保険料は全額負担しなければなりません。さらに年金に関しては、いわゆる「3階部分」にあたる企業年金にも加入することで将来受け取れる年金額を増やすことができるのも、会社員ならではのメリットです。 社会保険料を算出する際には、前年の収入を税務署に申告して、所得額を決める必要があります。フリーランスはすべて自分で確定申告しなければなりませんが、会社員なら「年末調整」という仕組みで、会社が確定申告と納税までを代行してくれる仕組みも存在します。 こうした法定福利、法定外福利はフリーランスには用意されていないものですが、いずれも事業の経済状況を改善してくてたり、フリーランス自身の健康を守ってくれたりと大切な役割を果たします。 「だけど、フリーランスでは使えないんでしょ?」と思われるかもしれませんが、実はどんな組織にも属していないフリーランスでも加入できる福利厚生サービスが、近年増加傾向にあるのです。 おすすめの福利厚生サービス 次からは個人のフリーランスでも加入できるおすすめの福利厚生サービスを取り上げていきます。 (1)CLUB CCI 「CLUB CCI」は、簿記検定などを主催することでも有名な商工会議所が提供している福利厚生サービスです。全国の商工会議所で加入することができ、個人事業主も入会可能。 サービスの内容や充実度に応じて、「バフェプラン」「バフェプランLite」「えらべる倶楽部」の3つのプランから選ぶことができるため、自分にあった福利厚生を手に入れることができます。本人に加えて、両親や孫、祖父母など2親等以上の家族で利用できる点も魅力です。 (2)ベネフィット・ステーション 福利厚生代行会社の株式会社ベネフィット・ワンが提供するのが、「ベネフィット・ステーション」という福利厚生サービスです。個人で入会できる「プライベート」プランであれば、月額324円の140万件のサービスを利用可能。 エンタメ、レジャー、トラベル、グルメ、語学など多岐にわたる分野で割引サービスが用意されているので、うまく利用すれば324円以上の価値を手にすることも難しくありません。楽天スーパーポイントなどに交換できるポイントプログラム「ベネポ」も便利ですよ。 (3)クラブオフ 株式会社リロクラブが運営する福利厚生サービスが「クラブオフ」です。「VIP会員」と「スタンダード会員」の2種類から会員種別を選ぶことができ、自分にあったサービスを受けることが可能。 ベネッセやJ:COMといった私たちの暮らしに密着した企業のサービスも利用できる点が特徴です。20万ヶ所以上のホテルや映画館などで優待サービスを受けることができ、Amazonギフト券が1%引きで購入できる点も見逃せません。 (4)フリーランストータルサポート クラウドソーシングサイトを運営するランサーズ株式会社は、フリーランス向けの福利厚生サービス「フリーランストータルサポート」も提供しています。「ランサーズで過去3ヶ月連続で5,000円以上の報酬を獲得」という加入条件を満たすと、前出の「クラブオフ」を利用することが可能。 そのほかにも、会計・法律関連のサービスである「Freelance Basics」や、フリーランス向けのオンライン融資サービス「フリーランスレンディング」を申し込むこともできる内容となっています。 (5)フリーランスライフサポート 同様にクラウドソーシングサイトを運営する株式会社クラウドワークスも福利厚生サービスを用意しています。「フリーランスライフサポート」でも、「クラウドワークスで毎月3,000円以上の報酬を獲得されている方が対象」という加入条件があります。 「お仕事サポート」「スキルアップ支援」「福利厚生・ライフサポート」の3分野でサービスを利用することが可能。ランサーズの福利厚生サービスに比べると、スキルアップ支援が用意されていることが特徴と言えます。 フリーランスの福利厚生を選ぶポイント ここでは5種類の福利厚生サービスを紹介してきましたが、これだけ数があるとどれを選んだらいいのかわからなくなってしまう方も多いでしょう。自分に最適な福利厚生サービスを選ぶためには、どんな点に注意したらいいのでしょうか? フリーランスが加入する福利厚生サービスを選ぶ際には、まずは普段から利用しているプラットフォーム上で用意されているものがないかをチェックすることが大切です。たとえば、すでにランサーズを使って仕事を請け負っているという場合には、無料で利用できるランサーズの「フリーランストータルサポート」を使うべきです。 ランサーズやクラウドワークスを利用していないという方は、これまでの勤務先で利用したことのある福利厚生サービスを優先して選ぶと良いでしょう。一度使ったことのある福利厚生サービスであれば、使い勝手がわかり、安心して使えるというメリットがあります。 過去の会社でも福利厚生サービスを利用してこなかった場合には、まずは複数の福利厚生サービスの資料を取り寄せてみたり、1ヶ月のみの期間限定で加入して実際に試してみることをおすすめします。福利厚生サービスによって受けられるサービスは異なりますので、自分に合ったものを慎重に選びましょう。 まとめ:無料で利用できるものも フリーランスは福利厚生がない身分ではありますが、最近は福利厚生サービスを利用することにより会社員と同等の福利厚生を受けることができるようになっています。中には無料で利用できるものも少なくありませんので、ぜひとも活用しましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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フリーランスには税理士が必要?費用などについて詳しく解説します

税理士って何してくれるの? フリーランスとして活動すると、確定申告という所得税を確定させ、確定させた所得税を国に申告し、収める行為が必要になってきます。サラリーマンの方は所得税の計算と納税を会社のバックオフィスがしてくれるため、自分で確定申告をする必要がありません。しかし、フリーランスの方で一定以上の収入がある方は確定申告をする必要があります。 確定申告では所得税に関して確定させるものですが、それに伴ってその年の国民健康保険料、住民税、事業税なども自動的に算出されるため、非常に大事な制度となっています。 そこで、気になることが確定申告が面倒なので、税理士に頼みたいけれど実際どうなんだろう? ということです。自分で確定申告をやった方が早いのか? 確定申告に関することは税理士が全部やってくれるのか? など疑問が生じると思います。今回はそんな疑問にお答えしていきます。 まず、税理士がどういうことをしてくれるのかという点についてみていきます。税理士は会社と個人の支払い税金を過不足無く正確に算出してくれます。税理士資格を持っている方しか税理士にはなれないため、税金に関しての専門家と言え、安心して任せることが出来ます。税理士が出来ることは確定申告書の作成・確定申告代行・記帳代行・税金に関する相談となります。それぞれ見ていきます。 税理士はフリーランスの方が収入額と経費額を日々記帳したものを元に確定申告書を作成してくれます。記帳を代わりに行ってくれる記帳代行専門業者もありますが、税理士資格がないため確定申告書の作成までは行ってくれません。また、税理士は作成した確定申告書を元に確定申告まで一気通貫で行ってくれます。確定申告に関して自分で行う必要がないため、記帳代行から確定申告まで税理士に全てをお願いしてやってもらうフリーランスの方は多いです。 また、税理士は会社と個人の支払い税金を過不足無く正確に算出してくれるため、記帳代行に関しても、自分で記帳をする場合に比べて記帳代行をお願いする場合では経費計上額が増加する可能性があるというメリットもあります。自分で領収書やカード明細をかき集める必要はあるものの、節税対策として見ると大きなメリットとなります。 税理士によっては節税対策に関して相談出来ることもあります。具体的には、保険・固定資産・受注元との契約内容の見直し・税務署に提出する書類に関してなど確定申告の際に支払う税金に関わってくるものに対して相談ができます。これは非常に便利です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 費用はいくらかかるのか? 確定申告の作業を自分自身で行う場合は当然ながらお金がかからないで作業することになりますが、税理士に確定申告関連の作業を頼む場合は費用が発生します。 フリーランス向けの記帳代行サービスは月5000円〜10000円が相場となっており、確定申告まで含めると年60000円〜120000円が相場となります。 記帳は自分でやるので、確定申告の作業のみをお願いしたいという場合はこの半額くらいが相場となります。ただ、記帳作業はかなり面倒であるということと、自分で記帳作業をする場合に比べて記帳代行をお願いする場合では経費計上額が増加する可能性があるというメリットから記帳代行サービスを含めた確定申告を税理士にお願いすることがオススメです。 稀に税理士資格がないにもかかわらず、記帳代行サービスのみならず確定申告に関する作業を行っている企業があるそうです。このような業者は相場よりも安く作業を行ってくれる場合が多いのですが、税理士法に違反しており、信頼できる業者ではないので、税理士資格を持っている企業にお願いするようにしましょう。 依頼する基準は? ここまで、税理士がしてくれることと税理士に頼んだ場合の費用をご紹介しましたが、税理士に依頼するには費用がかかるため気軽に依頼するフリーランスは少ないと思います。実際にどういった基準によって依頼するか否かを決めればよいのかということをここではご紹介します。 結論から言うと、収入額が1000万円を超えてきたら税理士に依頼することを考えると良いです。もし収入額が低い場合に税理士に依頼したところで、税理士費用が圧迫してしまうため自分で確定申告作業を行ったほうが良いです。この収入額の基準は1000万円程度です。 実際に収入額が1000万円を超えてくると、それに伴い記帳作業も多くなり、更に事業拡大のために従業員を雇うと経費計算がややこしくなり、記帳作業にさく時間が増えてしまいます。また、収入が大きくなればなるほど支払う税金額も大きくなるので、記帳代行をお願いすることで自分では気づかなかった経費を計上してもらったり、税金に関する相談をするなどして節税対策をしなければ手取りを増やすことが難しくなります。 実際に収入額が上がると税務署から目をつけられやすくなり、税務署の税務調査がくる場合はあります。この調査に一人で対応することは難しく、節税対策を見越した上でも、税理士にお願いすることが好ましいです。 また、税理士に依頼することで経理作業から離れることが出来、時間が出来るので自分の事業に専念することが出来ます。収入額が1000万円を超えてくると、年60000円〜120000円の費用で経理作業に関わることを税理士にお願いするのは大きな負担ではなく、むしろ経理作業に自分の時間を費やしてしまうことが大きな負担となってしまいます。このような場合は税理士に頼んでしまいましょう。 丸投げしても大丈夫? 税理士に税金に関することを全て丸投げしても大丈夫なのか? ということ関してですが、結論からいうと大丈夫です。税理士が出来ることは確定申告書の作成・確定申告代行・記帳代行・税金に関する相談となります。そのため、普段の記帳作業から確定申告まで全て税理士が行ってくれます。 自分で領収書やカード明細をかき集める必要はあるものの、それらを元に記帳作業に関しては全て行ってくれます。記帳作業自体は慣れていないとかなり面倒なので、自分でやると時間がかかります。その分記帳代行することによって、時間が出来るので自分の事業に専念することが出来ます。 フリーランスの場合は年間10万円ほどあれば税理士に全て依頼することができるので、記帳作業をする時間と確定申告に関する作業をする時間の合計で自分の事業で10万円以上を稼げるのであれば、事業に専念した方が得です。このような方は税理士に丸投げしちゃいましょう。 まとめ <中級編>フリーランスの確定申告 税理士に頼んでみる! というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 税理士が出来ることは確定申告書の作成・確定申告代行・記帳代行・税金に関する相談となり、普段の記帳作業から確定申告まで全て税理士が行ってくれる記帳代行することによって、時間が出来るので自分の事業に専念することが出来る フリーランスとして活動していて利益が出ている方はほとんど確定申告をする必要があり、日々記帳作業を行うことと自分自身で納めるべき税金を計算をすることはかなり面倒だと思います。 また、経費を計上して納税額を出来るだけ下げたいが、どこまで経費として計上することができるのかわからない方は多いでしょう。そんな方に確定申告を税理士に任せるかを今回の記事判断していただき、是非税理士に頼んでみてください。 ぼたん
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フリーランスの廃業に必要な手続きは?税金周りについても解説します

フリーランスとして働き続けていて、成功する場合や、失敗する場合、はたまた事業を譲ることになった方もいます。 フリーランスとしてある程度の売上が出てきて成功した場合は、フリーランスとしての事業を法人化することで続けようと検討することもあると思います。 一方で、クライアントの倒産や自分自身の病気によって仕事ができなくなる可能せなど、フリーランスは売上が上がらなくなるリスクと常に隣り合わせであると言えます。 ですので、そのような場合に売上が上がらずに失敗し、会社員に戻るために、フリーランスをやめるという方もいると思います。 どちらの場合もフリーランスをやめて、法人化するか会社員に戻るかという選択になり、フリーランスをやめる際には手続きが必要となってきます。 それが廃業届の提出です。今回はそんなフリーランスの廃業届について、どのような手続きを踏むのか、また確定申告などの税金面はどうするのかお伝えしていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスの廃業届とは? フリーランスとして開業する場合は、税務署に開業届を出します。 開業届を出さなくてもフリーランスとして仕事はできますが、白色申告もしくは青色申告を行えるようになることで「節税対策になる」「小規模企業共済制度によって掛け金に応じて退職金が貰える」といったメリットがあるため、多くのフリーランスは税務署に開業届を出します。 同じように、フリーランスとして廃業する場合には、税務署に廃業届を提出する必要があります。 この廃業届を提出することによって、税務署側はフリーランスとしての収入が途絶えると理解し、確定申告のお知らせや、納付書などの発送が無くなります。 仮に、廃業届を提出せずに、フリーランスから会社員に戻り、仕事を続けていると、毎年、確定申告のお知らせや、納付書などが税務署から送付されてきます。 この状態で納付書を提出していなければ、税務署から申告のお尋ねが来る場合があるので、廃業した際は必ず廃業届を税務署に提出しておくようにしましょう。 廃業届の手続きと注意点 廃業届を税務署に提出する際に、どのような手続きを取るのかということと、注意点に関してここではお伝えします。 廃業届の手続き まずどのような手続きを取るかということですが、「個人事業の開業・廃業等届出書」という書類に必要事項を記入の上、税務署に提出します。税務署への提出期限は廃業から1ヶ月以内が期限とされています。 書類の名前が「個人事業の開業・廃業等届出書」となっていますが、廃業届は開業する際に提出した開業届と同じ書類となっています。ここでは、届出の事由を「廃業」として記入して提出します。 同時に、青色申告をしていた方は「青色申告取りやめ届出書」、消費税を納めていた方は「事業廃止届出書」、フリーランスとして従業員に給与を支払っていた方は「給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書」を提出します。 廃業届の注意点 フリーランスとして廃業すると決めた場合に、冒頭でお伝えしたとおり、様々なパターンがあります。 フリーランスとして働き続けていて、成功する場合や、失敗する場合、はたまた事業を譲ることになった方もいます。 フリーランスとしての事業を法人化することで続けようという場合は、廃業届を提出するだけでは不十分であり、法人化の手続きもする必要があります。 その際は、法人設立の手続き、資産を個人から法人へ移す手続きをし、税務署に法人設立届や青色申告承認申請書などを提出する必要があります。これらを経て、ようやくフリーランスから法人化が完了したと言えます。 また、事業を譲ることになり、フリーランスとして廃業するという場合は、廃業届の提出に加え、事業を譲られた方が開業の手続きをする必要があります。 そして、このどちらでもなく、フリーランスを辞めて会社員に戻るといった場合には、廃業届の提出のみで良いですが、廃業届を出すと、廃業の日の後に経費が発生しても認められない場合が注意点として挙げられます。 廃業の日は自由に決められるので、完全に事業を終了した状態で廃業届を提出することが望ましいです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 確定申告はどうする? 廃業届を提出した後に、確定申告は続けるべきなのかどうなのか気になると思います。 結論から言うと、廃業届を提出する理由によります。フリーランスとして廃業すると決めた場合に、冒頭でお伝えしたとおり、様々なパターンがあります。 フリーランスとして働き続けていて、成功する場合や、失敗する場合、はたまた事業を譲ることになった方もいます。 フリーランスとしての事業を法人化することで続けようという場合は、法人化手続きにおいて、青色申告承認申請書を提出することで再び確定申告がなされるようになります。 また、事業を譲ることになり、フリーランスとして廃業するという場合は、事業を譲られた方が開業の手続きを行うので、その際に青色申告承認申請書を提出することで青色申告にて確定申告を行えます。 青色申告承認申請書を提出しない場合は白色申告にて確定申告を行うことになります。 最後に、このどちらでもなく、フリーランスを辞めて会社員に戻るといった場合には、廃業届を提出する際に「青色申告取りやめ届出書」も同時に提出することになるので、提出以降は確定申告がありません。 まとめると、フリーランスとしての事業を法人化することで続けようという場合は、確定申告が続く。事業を譲ることになり、フリーランスとして廃業するという場合は、事業を譲られた方のみ確定申告が続く。どちらでもなく、フリーランスを辞めて会社員に戻るといった場合には、廃業届提出以降は確定申告がないとなります。 廃業する前に備えたい 小規模企業共済制度 フリーランスは会社員に比べ、受け取れる年金額が少なく、退職金制度もないため、不安要素が多いと言えます。 そこで、掛け金に応じて退職金が貰える小規模企業共済制度を利用することを強くおすすめします。廃業になった際は収入が途絶えてしまう場合が多いので、退職金があると少しでも安心すると思います。 更に、小規模企業共済制度での掛け金は全額、課税対象の所得から控除され、節税に繋がります。フリーランスとして安心して活動する上ではかかせない制度と言えます。 まとめ:税制面の知識は必須 今回は「フリーランスの廃業届 徹底解説」というテーマで見てきました。今回伝えたかったことは以下のとおりです。 廃業届を提出することによって、税務署側はフリーランスとしての収入が途絶えると理解し、確定申告のお知らせや、納付書などの発送が無くなる 廃業届を提出する理由によって、今後も確定申告が続くかどうかが決まる フリーランスとしての開業方法は多くの人は知っていますが、廃業方法を知っている方は少ない印象です。 フリーランスとして働くにあたって、税制面の知識は自分自身の収入を上げるためにつけておかなければならないものとなるので、廃業届に関して今回でぜひ理解しておきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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フリーランスに屋号・商号は必要?メリットや注意点をわかりやすく解説

フリーランスになるために税務署に開業届を出す際には、「屋号」を記す欄が存在することに気づきます。絶対に必要なものというわけではないので空欄にして提出するフリーランスも多いのですが、「いったいどういう意味があるの?」と気になるかもしれません。 そこで今回は、フリーランスにとっての屋号と、それによく似た「商号」について、どんな役割があるのかを解説していきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 屋号と商号の違いは? 「屋号」というのは、個人事業主のフリーランスが用いる商売上の名前のようなものです。「○○株式会社」の個人版とイメージするとわかりやすいでしょう。IT系フリーランスなら「○○システム」「○○デザイン事務所」といった屋号が考えられますね。 屋号は個人の自由でつけることができますが、会社組織と間違われるような言葉は使ってはいけない決まりになっています。「○○株式会社」のように、個人ではなく法人格を持った組織であるように誤認される屋号は禁止されているのです。 また、ブランド名やキャラクター名など、商標権で守られている言葉も使ってはいけません。著作権や肖像権で守られているものをコピーして勝手に販売してはいけないように、商標権を侵害するような名称はNGです。 これらのルールを守れば、屋号は個人が自由に決めていいことになっています。アルファベットを使ってもOKですし、長さも自由に設定して構いません。 なお、屋号を登録するためには、「開業届」を税務署に提出する際に、屋号の欄に記入すればOK。屋号を決めない場合は空欄で提出してしまって問題ありません。一度決めた屋号を変更したいときや、事業を始めてから屋号を新しくつけたいという場合には、その年の確定申告書の屋号欄に記入しておきましょう。 一方で、「商号」というのは会社の法人名にあたるものです。屋号のように自由に決められるわけではありませんが、法的な拘束力があり、法務局への登記が必要となっています。事業規模が拡大して法人化する際に、個人事業主の屋号をそのまま商号として登録することも可能です。 屋号には法的な拘束力がないため、仮にまったく同じ屋号を誰か他の人が使い始めたとしても、「やめてくれ!」と言うことはできません。しかし商号であれば、自分の商号と誤認される可能性のある商号を、他人が使うのをやめさせる権利がついてくるという違いがあります。 屋号も商号も、フリーランスを始めるうえで絶対に決めなくてはいけないものではありません。実際、屋号も商号も決めずに活動しているフリーランスはたくさんいます。 屋号をつけるメリットは? では、フリーランスがあえて屋号をつけるとしたら、どんなメリットが考えられるのか? これには大きく分けて3つのメリットがあげられます。 1つ目は、クライアントや銀行に対する信用が高まることです。個人名で活動する個人事業主よりも、屋号を設定して活動している個人事業主のほうが、銀行からの融資が受けやすかったりクライアントからの信用が得やすかったりします。 屋号をそのまま商号として登記した場合にはさらに信用力はアップし、屋号をつけていない人や商号として登記していない人に比べて、間違いなく信頼感が高まります。営業の成功率が高まって、売上増につながることもあるかもしれません。 2つ目は、お金の管理がしやすくなる点です。フリーランスが屋号を設定すると、屋号名義の銀行口座を新たに作ることが可能になります。プライベート用は個人名義の口座を利用し、ビジネス用には屋号名義の口座を利用するなどして、お金の管理がしやすくなるメリットがあります。 領収書を屋号で切ってもらうことも可能ですし、会計ソフトを使って確定申告する際にも、プライベート用とビジネス用とで分類しておけば処理が楽になります。 3つ目は、法人化したあとも実績をアピールしやすいことがあげられます。個人事業主の屋号は、そのまま法人化後の株式会社の名称として引き継ぐことも可能です。そうすることによって、過去の実績を示しやすくなり、営業がうまくいく可能性が高まるメリットが得られます。 長く安定して活動していることは、クライアントにとってはなによりの安心材料になるでしょう。 商号はフリーランスに必要なのか? 屋号と同じく商号も、必ずしも決めなければいけないものではありません。特に商号は、自由に決めたり変更したりできる屋号とは異なり、「登記」という手続きが必要になります。その際には登記料や法務局に出向く手間が発生するので、コストを節約したいと考えるフリーランスには不要でしょう。 もちろん、商号を登記するのが手間に感じないなら、登記するに越したことはありません。商号を登記することで、屋号の場合以上に信用が高まりますし、屋号・商号をめぐるトラブルにも対処しやすくなります。 個人事業主の間から「○○デザイン事務所」という商号で活動し続けて、法人化したあとも「株式会社○○デザイン事務所」という商号を使い続けるということも可能になります。愛着のある名称を長く使い続けたいなら、商号を登記する手間を惜しむべきではありません。 もちろん、今は屋号として名乗るだけにしておいて、将来的に「売上が○○○万円に達したら登記しよう」と考えておくのもよいでしょう。「商号を登記する」というイベントを目標にすれば、日々のモチベーションにもつながるかもしれません。 屋号も商号も、作成することに関してデメリットはほとんどありません。お気に入りの名称を考える時間がかかってしまう程度のことです。商号を登記するなら登記料などのコストはかかるものの、支払うのは一度きりなので大きな出費にはなりません。 決めるか決めないかはあなたの自由ですので、仕事が落ち着いて時間があるときに検討してみましょう。 商号登記の仕方と注意点 自分だけの商号を決めてそれを登記しようと考えた場合、いくつかのルールを守らなければなりません。 法務局で商号を登記するためには、まず印鑑証明書を取得しておく必要があります。印鑑登録は最寄りの市区町村役場で受け付けてくれます。この印鑑証明書と一緒に個人の実印を持参して、「印鑑届出書」「商号登記申請書」を作成します。書き方は窓口で説明してもらうことができますので、心配する必要はありません。 それから、3万円の登記料も必要になります。ただし現金3万円を窓口で支払うのではなく、「収入印紙」を購入して提出しなければなりません。高額な収入印紙になりますので、窓口の方に書類を確認してもらったあとに貼り付けると安心です。 まとめ:フリーランスとしての活動を有利に進める フリーランスは、個人事業主の開業届を出す際、自分だけの屋号を作ることができます。それとは別に、法務局に登記することで商号を設定することも可能です。いずれもフリーランスとしての活動を有利に進めてくれますが、絶対に決めなければいけないものではありません。 多少の時間や費用がかかることを除けば、屋号や商号を設定するデメリットはほとんど存在しません。屋号名義で銀行口座を作れたり、クライアント・銀行からの信用が厚くなったりすることがあるので、特に理由がなければ作成しておくのがベターでしょう。 フリーランス時代の屋号や商号は、そのまま会社を設立した際にも使い続けることができるで、長く愛着をもてるような名称、そして事業内容や提供できる価値を明確に伝えられるような名称を設定できるといいですね。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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プログラミングの仕事の受注方法は?注意点などについて解説

プログラマーとして働くにあたって会社員として働くか、フリーランスとして働くかという選択肢があります。 フリーランスプログラマーとは企業に属すること無く、自分一人で企業の開発チームに入り、成果物を納品していくプログラマーの事です。実際に自分で案件を取ってくる場合もあれば、エージェントを利用して案件を紹介してもらい、そこにアサインされる場合もあります。 会社員プログラマーの場合は中間管理職や営業担当者がクライアントとの話し合いによって月額単価を決めるため、自分が所属している会社と雇用形態を結びます。一方で、フリーランスプログラマーの場合は直接クライアント企業と契約の交渉を行うため、月の稼働時間や単価、業務内容、契約期間などの契約関わる取り決めは全てクライアント企業との話し合いになります。 フリーのプログラマーとして仕事をしていきたい! と思う方は多いでしょう。ただ、プログラマーとしてフリーになった際に仕事を継続的に受注できるかどうかという悩みに直面すると思います。もちろん継続的に仕事を受注できなければ、安定した収入が得られないため、生活が不安定になってしまいます。 そのような不安はフリーのプログラマーになるにあたって最大の悩みだと思います。不安はあるものの、その不安を解消できれば会社員時代の悩みを解消できる可能性は多いでしょう。なぜなら、フリーのプログラマーは自由と報酬の高さが魅力的だからです。 そこで、今回はフリーのプログラマーがどうやって仕事を受注していき、受注の際にはどのようなことに注意すれば良いのかということを詳しく見ていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる プログラミングの仕事はどこから受注するか? 続いて仕事をどこから受注するかということに関してです。フリーランスプログラマーとして働くには継続的に仕事を受注することが生活を安定させるために重要になってくるため、仕事の受注先についてここではお伝えします。 プログラミングの仕事の受注方法①:知人・友人から まず、知人・友人からです。学生時代や社会人時代に知り合った知人・友人に声をかけてみると良いでしょう。 例えばWebサービスを運営する企業では、ちょっとした業務を正社員ではなく、業務委託で頼みたいというニーズがあるため、業務委託に関して寛容のある企業に就職している知人・友人に声をかけてみることが受注に繋がります。 また、知人・友人に自分がフリーランスプログラマーとして働いていることをSNSなどで発信することも良いでしょう。このようにして発信をすることで、受注に繋がるケースも多いです。 プログラミングの仕事の受注方法②:前職の企業・前職で繋がりのあるクライアントから 続いて前職の企業・前職で繋がりのあるクライアントから仕事を受注するという方法です。前職を辞める際に関係が良好だった上司や同期から仕事の発注をお願いすることで、仕事の受注に繋がります。 前職の職場からしても、見ず知らずの人よりは、この職場の働き方に慣れていて信頼のある人に仕事を振りたいと思うはずなので、前職に頼むことで仕事に繋げることができるでしょう。 また、前職で繋がりのあるクライアントから仕事を受注することも可能でしょう。そのためには、前職の仕事においてクライアントからあの人に仕事を頼みたいと思わせることが必要でしょう。難易度は高いですが、その分報酬が良いことが多いため、独立をしても仕事に繋げられるようなクライアントと関係を作っておくことは大事になります。 プログラミングの仕事の受注方法③:クラウドソーシングサービスから 最後にクラウドソーシングサービスからです。クラウドソーシングサービスにはクラウドワークスやランサーズといったサービスサイトがあり、そちらには業務委託契約にて取り掛かることができるフリーランス向けの仕事が数多くあります。 仕事の単価は一般的に他の受注方法よりも劣る場合が多いですが、簡単に仕事を受注したいといった場合に、営業活動が必要にならずに仕事を受注できます。 多くのフリーランスプログラマーが登録しているサービスなので、登録しておいて損はないです。 受注していい仕事とだめな仕事、どこで判断する 受注する仕事の判断①:求められるスキル まずは求められるスキルに関してです。受注する仕事によって求められるスキルが異なってきますが、受注する上で一番大事なことは与えられた仕事を完遂することです。その上で、スキルがないと仕事は出来ないため、仕事をするにあたって求められるスキルを持っているかということが最重要です。 もし、スキルが足りずに仕事を受注してしまった場合は仕事を完遂することができない、またはクライアントの仕事に対して高い質を保つことができないため、今後もそのクライアントから仕事を受注するということが難しくなってしまいます。 一度受注した仕事先からは継続的に仕事を受注できると、営業活動をせずに済むため、一回一回の仕事で業務を完遂するために、業務内容に対して自分のスキルで仕事ができるのか?という点は重要になります。 受注する仕事の判断②:稼働時間と報酬 続いて稼働時間と報酬です。フリーランスプログラマーの大きなメリットとしては会社員時代よりも高い報酬を得れるという点があります。そのため、稼働時間に対してどれだけの報酬を得ることができるのかという点はそのメリットを享受するために、非常に重要になります。 継続発注してくれるクライアントに関しては、最初に仕事を発注した単価を基準に今後の仕事の単価も決めていくことが多いので、仕事を受注する際は仕事の稼働時間と報酬について妥協せずに仕事の選定と交渉をするよ良いでしょう。 仕事を受注して失敗した例 続いて仕事を受注して失敗した例についてです。 一番多い失敗は業務がクライアントの求めている基準に達していないということです。その基準に達していないと、仕事を完遂できていない・仕事の質が低いと判断されかねないです。 この失敗を解決するには自分自身のスキルを上げることで、クライアントの業務を完遂するということが非常に重要になります。一度の仕事から継続的な受注や新たなクライアントの紹介に繋がる場合もあるので、この失敗は出来るだけしないことが大事です。 また、妥協して仕事を安い単価で受注したものの、単価が低くて仕事のモチベーションが湧かないといった失敗もあります。ここは最初の仕事の選定と単価の交渉次第であるので、仕事を受注する際は自分自身が納得の行く単価で受注するようにしましょう。 この失敗例を参考にすることで、仕事を受注するときの失敗を減らせるはずなので、是非参考にしてみてください。 仕事を受注して成功した例 逆に受注して成功した例は、失敗の裏返しになりますが、クライアントから信頼をしてもらい、継続的な仕事の受注に繋がったケースと、高い単価で仕事を受注できたケースです。 やはりフリーランスプログラマーとなると、仕事がない期間を極力減らす、単価の安い仕事は受注しないということが大事になるため、この継続的な仕事の受注に繋げる、高い単価で仕事をするということは大事になります。 これらを実現するにはやはりクライアントからの仕事を高い質で完遂し、クライアントに信頼してもらうことが重要になります。 仕事を受注するときには、結局何に注意すればいいのか? 受注していいのか? どこで判断するという見出しでご紹介したとおり、求められるスキル・稼働時間・報酬の3点が仕事を受注する上で重要な視点です。 フリーランスプログラマーとして独立した当初はこの3点を満たしながら仕事をすることは大変かもしれませんが、フリーランスプログラマーとして一流の方は仕事の受注や報酬に困らないという方が多いです。 やはり大事なのは目の前の仕事に対して全力で努力し、高い質を担保することでしょう。この点を意識してみてください。 まとめ:仕事の受注は求められるスキル・稼働時間と報酬が判断基準 プログラミングの仕事を受注 案件の受注方法と注意点 というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 仕事の受注は「知人・友人」、「前職の企業・前職のクライアント」、「クラウドソーシングサービス」からの3点からできる 仕事を受注する上で重要な判断基準は、「求められるスキル」「稼働時間」「報酬」の3点 仕事を継続的に受注すること、高い単価で受注することがフリーランスプログラマーにとって大事 今回の記事を是非今後に役立ててみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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機械学習エンジニア

機械学習エンジニアとは?仕事内容や必要なスキル・資格を徹底解説!

近年、人工知能(AI)は目覚ましい進歩を遂げ、様々な分野で活用されています。その進化を支えているのが、機械学習エンジニアです。機械学習エンジニアは、AI開発におけるスペシャリストとして、機械学習の技術を用いてコンピュータに自ら学習する能力を与える仕事です。 本記事では機械学習エンジニアの仕事内容、必要なスキル・知識、関連資格などについて詳しく解説します。AI技術の発展に貢献したい方、社会を変える仕事に挑戦したい方は、ぜひ参考にしてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 機械学習エンジニアとは 機械学習エンジニアは、機械学習と呼ばれる技術を用いて、コンピュータに自ら学習する能力を与える専門家です。大量のデータからパターンや法則を見つけ出し、それを基に予測や判断を行うシステムを開発します。 機械学習は画像や音声の認識技術に加えて、自然言語処理など様々な分野で活用されています。機械学習エンジニアは、問題解決や意思決定を、人間の介入を最小限に押さえながら自動化するシステムを構築します。この分野は人工知能(AI)の一部とされており、急速に発展し続けています。 機械学習エンジニアは、アルゴリズムの開発からデータの前処理、モデルのトレーニング、評価、そしてデプロイまで、機械学習プロジェクトのあらゆる段階に関与します。したがって、プログラミングスキルだけではなく統計学の知識やデータ分析スキルなど、関連する様々なスキルが求められるエンジニアといえるでしょう。技術革新の最前線に立って新しい解決策を生み出すことで、社会やビジネスの未来に貢献できるのが、機械学習エンジニアという職種の大きな魅力のひとつです。 機械学習エンジニアの仕事内容 機械学習エンジニアの主な仕事内容は以下のとおりです。 アルゴリズムの開発・実装 機械学習用のデータ収集・加工 機械学習システムのための環境構築 機械学習エンジニアは、 データ分析やアルゴリズムの設計、システム開発を通じて、機械学習モデルを構築して最適化します。これらの複雑なタスクを通じて、予測分析・画像認識・自然言語処理など、多岐にわたる分野でのイノベーションを推進していくのです。それぞれの仕事内容について、より詳しく見ていきましょう。 アルゴリズムの開発・実装 機械学習エンジニアの仕事内容のひとつは、アルゴリズムの開発と実装です。アルゴリズムとは、データからパターンを学習して予測や分類を行うための数学的なモデルです。機械学習には、さまざまなアルゴリズムが存在します。機械学習エンジニアの役割は、問題の性質やデータの種類に合わせて、最適なアルゴリズムを選択することです。 また、選択したアルゴリズムを、PythonやRなどのプログラミング言語を用いて実装します。アルゴリズムの性能を最大化するために、機械学習エンジニアに求められるスキルは以下のとおりです。 膨大なデータからモデルにとって重要な特徴を選び出す ハイパーパラメータと呼ばれるアルゴリズムのパフォーマンスを左右するパラメータを最適な値に調整する クロスバリデーションと呼ばれるモデルを複数のデータセットで評価する 効果的なアルゴリズムの開発と実装はプロジェクトの成功に不可欠であり、機械学習エンジニアには高度な数学的知識とプログラミングスキルが求められるのです。 機械学習用のデータ収集・加工 機械学習の基盤は、高品質のデータにあります。機械学習エンジニアは、学習に用いるデータを収集して欠損値やノイズを除去するなど、必要に応じてデータの前処理を行います。使用するデータの質がモデルの精度に大きく影響するため、非常に重要な工程です。 具体的な作業は以下のとおりです。 データソースから必要なデータを収集する 欠損値やノイズを除去して、特徴量の抽出と選択、正規化や標準化などで学習に適した形式に加工する データの可視化を行い、特徴や傾向を分析する この工程における目的は、アルゴリズムが効率的に学習できるようにデータをクリーンで扱いやすい形式に加工することです。高品質なデータの準備はモデルの精度と一般化能力を大きく左右するため、機械学習エンジニアのスキルの見せどころともいえるでしょう。 機械学習システムのための環境構築 機械学習システムを運用するためには、効率的なコンピューティングリソースと適切なソフトウェア環境の構築が必要です。機械学習エンジニアは、開発したシステムを運用するための環境を構築・整備します。具体的な作業は以下のとおりです。 モデルの訓練と推論に必要なハードウェアリソース(CPU、GPUなど)の選定 並列計算や分散計算を可能にする環境の設定 データストレージとデータフローの管理システムの構築 また、モデルのデプロイメントとスケーリングを容易にするために、コンテナ技術やクラウドサービスの活用も重要となります。近年ではクラウドサービスが主流となってきていますが、セキュリティの問題でオンプレミス環境を採用する企業も多いです。クラウド環境やオンプレミス環境など、システムの運用環境を機械学習エンジニアが決定する場合もあります。さまざまな環境の選択肢から顧客の要望に最適化した環境を構築しましょう。 AIエンジニア・データサイエンティストとの違い 機械学習エンジニアとAIエンジニア、データサイエンティストは似ている職種として認識されることもあります。しかし、厳密にはそれぞれの対応範囲や専門分野は異なります。必要とされるスキルや定義の違いについて、詳しく解説していきます。 AIエンジニアとの違い 機械学習エンジニアとAIエンジニアの違いは、開発における技術や専門分野です。AI開発全般に携わる技術者がAIエンジニアと総称されるのに対して、機械学習に特化した技術者のことを機械学習エンジニアと呼ぶのが一般的です。 機械学習がAIの一部であることから、企業によっては機械学習エンジニアとAIエンジニアがはっきりと区別されないこともあります。 データサイエンティストとの違い 機械学習エンジニアと同様に、データサイエンティストもAIを活用する職種として挙げられます。しかしこちらも、それぞれの職種における専門分野と仕事内容は異なります。機械学習エンジニアが機械学習やAIを活用したシステムの開発を行うのに対して、データサイエンティストはそのシステムを活用してデータを分析することで課題解決に貢献します。 データサイエンティストは技術的なスキルに加えて、企業の経営についてコンサルティングを実施する能力も求められるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 機械学習エンジニアに必要なスキル・知識 機械学習エンジニアには、複雑なデータセットから洞察を引き出して高度な機械学習モデルを設計・実装するための幅広いスキルセットが必要です。機械学習エンジニアとして活躍するために必要とされる主なスキルや知識は、以下の5つです。 プログラミングスキル 機械学習ライブラリのスキル 統計学の知識 データベース・セキュリティの知識 クラウドの知識 これらのスキルを磨き続けることで、市場価値の高い機械学習エンジニアへと成長できるでしょう。求められるそれぞれのスキルや知識について、さらに詳しく見ていきましょう。 プログラミングスキル 機械学習エンジニアには、プログラミング言語に精通していることが求められます。機械学習関連のプログラミング言語としては、PythonやR言語が挙げられます。中でもPythonは、数あるプログラミング言語の中でも人気の高い言語であり、Numpy、Pandas、Scikit-learnといった豊富なライブラリが、データ分析やモデル構築に広く用いられています。 具体的には以下のようなことができれば、プログラミング言語スキルが十分に備わっていると言えるでしょう。 PythonやRなどのプログラミング言語を用いて、アルゴリズムを実装する能力 オブジェクト指向プログラミングやデータ構造・アルゴリズムの知識 フレームワークやライブラリを活用し、効率的に開発を進めるスキル 機械学習ライブラリのスキル TensorFlowやPyTorchといった機械学習ライブラリを使いこなせる能力は、機械学習エンジニアにとって必要不可欠です。これらのライブラリは、ニューラルネットワークの設計と訓練を大幅に簡素化してGPUを活用した高速な計算を可能にします。 機械学習ライブラリを効果的に使いこなすことで、エンジニアは最先端のアルゴリズムを迅速に実装して複雑なモデルの実験を行えます。ライブラリの最新情報を常にキャッチアップしながら、新しい機能を活用できるエンジニアを目指しましょう。 統計学の知識 機械学習の理論を理解してデータ分析を行うために、統計学の知識が必要となります。確率論、統計的推定、仮説検定などの統計学の概念はデータからのパターンの識別、モデルの訓練と評価、結果の分析などにおいて非常に重要です。後述する統計検定などの資格取得も、知識向上に役立ちます。統計学の理解を深めたいのであれば、資格の勉強を通じて必要な知識を身につけていくのもいいでしょう。 データベース・セキュリティの知識 データベースの設計、SQLなどのクエリ言語、データウェアハウスの知識は、大量のデータを効率的に管理・アクセスするために重要です。また、データを安全に管理するために、データベースやセキュリティに関する知識が必要です。 特にセキュリティの原則を理解して実践で活用するスキルは、機密データの保護とデータ侵害のリスクを最小限に抑えるために不可欠です。情報セキュリティの知識を正しく理解して、データ漏洩などのリスクを防ぐスキルが求められます。 クラウドの知識 AWS、Google Cloud Platform、Microsoft Azureといったクラウドサービスの知識は、機械学習プロジェクトのスケーラビリティと柔軟性を高めます。クラウドコンピューティングを活用することで、リソースを動的に調整して世界中のどこからでもアクセス可能なモデルを構築できます。 クラウド環境で機械学習を構築するためには、クラウド環境におけるセキュリティ対策やコスト管理の知識も必要です。AWSやAzureなどのクラウドサービスの種類や特徴、料金体系などを理解しておきましょう。 機械学習エンジニア関連の資格 機械学習エンジニアになるために資格は必須ではありませんが、関連する資格を取得することで専門的な知識を深めることができ、その後のキャリアアップにおいても役立つでしょう。機械学習エンジニアのスキルを証明する資格として、以下のようなものがあります。 E検定 G検定 統計検定 Python3 エンジニア認定データ分析試験 これらの資格は、基礎的な知識から応用レベルのスキルまで、機械学習やデータ分析に関する幅広い領域をカバーしています。資格を取得していることで、プロフェッショナルとしての信頼性と市場価値を高められるでしょう。以下では、それぞれの資格の内容や難易度についてさらに詳しくご紹介します。 E検定 E検定は、機械学習やデータサイエンスの基礎知識と応用能力を評価する資格試験です。この検定は、データの前処理、統計分析、機械学習アルゴリズムの理解、実践的な問題解決能力を総合的に測ることを目的としています。 業界や学術界での実践的な知識が求められるため、理論だけでなく実際のデータを用いた分析経験が重要になります。データサイエンスや機械学習に興味がある方、キャリアアップを目指す方におすすめです。 G検定 G検定は、人工知能全般に関する幅広い知識を有する「AIジェネラリスト」を対象とした資格です。ディープラーニングを初めとするAIの基本的な概念、歴史、技術トレンド、倫理的な問題、社会への影響など、多岐にわたるトピックについての理解度を問います。この検定は、技術者だけでなく、ビジネスパーソンや教育関係者など、AI技術の基礎を学びたいと考えるすべての人に適しています。 統計検定 統計検定は、統計学の知識と技術を評価する資格です。データサイエンスにおける分析能力の基盤となる、統計的手法に関する理解を証明します。検定のレベルは初級から上級のものまであり、データの収集方法、データの分析方法、統計モデルの構築と評価など、統計学の基礎から応用まで幅広くカバーしています。統計学は機械学習の基礎であるため、機械学習エンジニアにおすすめの資格のひとつといえるでしょう。 Python3 エンジニア認定データ分析試験 Python3 エンジニア認定データ分析試験は、Pythonプログラミング言語を使用したデータ分析のスキルを認定する試験です。この試験では、データ処理、データ分析、データの可視化に関する知識及び、PandasやNumPyといったPythonのデータ分析ライブラリの使用スキルが評価されます。 Pythonは機械学習プロジェクトで最も一般的に使用される言語のひとつであるため、この資格は実務においても高い価値を持ちます。 まとめ 機械学習エンジニアは、AI開発を担うスペシャリストとして、様々なスキル・知識を駆使して、コンピュータに自ら学習する能力を与える仕事です。ご紹介した通り、機械学習エンジニアの仕事内容は多岐にわたるため、プログラミングスキルはもちろん、統計学やセキュリティ、クラウドコンピューティングなど広範なスキルと知識が求められます。 先述の資格勉強などを通じた理論的な知識を身につけながら、実務においてデータを用いた分析や最新の技術トレンドに対する理解を深めていきましょう。機械学習エンジニアはAI技術の発展を支える重要な役割を担っていくため、親和性のあるスキルをお持ちの方はキャリアの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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