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フリーランスに屋号・商号は必要?メリットや注意点をわかりやすく解説

フリーランスになるために税務署に開業届を出す際には、「屋号」を記す欄が存在することに気づきます。絶対に必要なものというわけではないので空欄にして提出するフリーランスも多いのですが、「いったいどういう意味があるの?」と気になるかもしれません。 そこで今回は、フリーランスにとっての屋号と、それによく似た「商号」について、どんな役割があるのかを解説していきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 屋号と商号の違いは? 「屋号」というのは、個人事業主のフリーランスが用いる商売上の名前のようなものです。「○○株式会社」の個人版とイメージするとわかりやすいでしょう。IT系フリーランスなら「○○システム」「○○デザイン事務所」といった屋号が考えられますね。 屋号は個人の自由でつけることができますが、会社組織と間違われるような言葉は使ってはいけない決まりになっています。「○○株式会社」のように、個人ではなく法人格を持った組織であるように誤認される屋号は禁止されているのです。 また、ブランド名やキャラクター名など、商標権で守られている言葉も使ってはいけません。著作権や肖像権で守られているものをコピーして勝手に販売してはいけないように、商標権を侵害するような名称はNGです。 これらのルールを守れば、屋号は個人が自由に決めていいことになっています。アルファベットを使ってもOKですし、長さも自由に設定して構いません。 なお、屋号を登録するためには、「開業届」を税務署に提出する際に、屋号の欄に記入すればOK。屋号を決めない場合は空欄で提出してしまって問題ありません。一度決めた屋号を変更したいときや、事業を始めてから屋号を新しくつけたいという場合には、その年の確定申告書の屋号欄に記入しておきましょう。 一方で、「商号」というのは会社の法人名にあたるものです。屋号のように自由に決められるわけではありませんが、法的な拘束力があり、法務局への登記が必要となっています。事業規模が拡大して法人化する際に、個人事業主の屋号をそのまま商号として登録することも可能です。 屋号には法的な拘束力がないため、仮にまったく同じ屋号を誰か他の人が使い始めたとしても、「やめてくれ!」と言うことはできません。しかし商号であれば、自分の商号と誤認される可能性のある商号を、他人が使うのをやめさせる権利がついてくるという違いがあります。 屋号も商号も、フリーランスを始めるうえで絶対に決めなくてはいけないものではありません。実際、屋号も商号も決めずに活動しているフリーランスはたくさんいます。 屋号をつけるメリットは? では、フリーランスがあえて屋号をつけるとしたら、どんなメリットが考えられるのか? これには大きく分けて3つのメリットがあげられます。 1つ目は、クライアントや銀行に対する信用が高まることです。個人名で活動する個人事業主よりも、屋号を設定して活動している個人事業主のほうが、銀行からの融資が受けやすかったりクライアントからの信用が得やすかったりします。 屋号をそのまま商号として登記した場合にはさらに信用力はアップし、屋号をつけていない人や商号として登記していない人に比べて、間違いなく信頼感が高まります。営業の成功率が高まって、売上増につながることもあるかもしれません。 2つ目は、お金の管理がしやすくなる点です。フリーランスが屋号を設定すると、屋号名義の銀行口座を新たに作ることが可能になります。プライベート用は個人名義の口座を利用し、ビジネス用には屋号名義の口座を利用するなどして、お金の管理がしやすくなるメリットがあります。 領収書を屋号で切ってもらうことも可能ですし、会計ソフトを使って確定申告する際にも、プライベート用とビジネス用とで分類しておけば処理が楽になります。 3つ目は、法人化したあとも実績をアピールしやすいことがあげられます。個人事業主の屋号は、そのまま法人化後の株式会社の名称として引き継ぐことも可能です。そうすることによって、過去の実績を示しやすくなり、営業がうまくいく可能性が高まるメリットが得られます。 長く安定して活動していることは、クライアントにとってはなによりの安心材料になるでしょう。 商号はフリーランスに必要なのか? 屋号と同じく商号も、必ずしも決めなければいけないものではありません。特に商号は、自由に決めたり変更したりできる屋号とは異なり、「登記」という手続きが必要になります。その際には登記料や法務局に出向く手間が発生するので、コストを節約したいと考えるフリーランスには不要でしょう。 もちろん、商号を登記するのが手間に感じないなら、登記するに越したことはありません。商号を登記することで、屋号の場合以上に信用が高まりますし、屋号・商号をめぐるトラブルにも対処しやすくなります。 個人事業主の間から「○○デザイン事務所」という商号で活動し続けて、法人化したあとも「株式会社○○デザイン事務所」という商号を使い続けるということも可能になります。愛着のある名称を長く使い続けたいなら、商号を登記する手間を惜しむべきではありません。 もちろん、今は屋号として名乗るだけにしておいて、将来的に「売上が○○○万円に達したら登記しよう」と考えておくのもよいでしょう。「商号を登記する」というイベントを目標にすれば、日々のモチベーションにもつながるかもしれません。 屋号も商号も、作成することに関してデメリットはほとんどありません。お気に入りの名称を考える時間がかかってしまう程度のことです。商号を登記するなら登記料などのコストはかかるものの、支払うのは一度きりなので大きな出費にはなりません。 決めるか決めないかはあなたの自由ですので、仕事が落ち着いて時間があるときに検討してみましょう。 商号登記の仕方と注意点 自分だけの商号を決めてそれを登記しようと考えた場合、いくつかのルールを守らなければなりません。 法務局で商号を登記するためには、まず印鑑証明書を取得しておく必要があります。印鑑登録は最寄りの市区町村役場で受け付けてくれます。この印鑑証明書と一緒に個人の実印を持参して、「印鑑届出書」「商号登記申請書」を作成します。書き方は窓口で説明してもらうことができますので、心配する必要はありません。 それから、3万円の登記料も必要になります。ただし現金3万円を窓口で支払うのではなく、「収入印紙」を購入して提出しなければなりません。高額な収入印紙になりますので、窓口の方に書類を確認してもらったあとに貼り付けると安心です。 まとめ:フリーランスとしての活動を有利に進める フリーランスは、個人事業主の開業届を出す際、自分だけの屋号を作ることができます。それとは別に、法務局に登記することで商号を設定することも可能です。いずれもフリーランスとしての活動を有利に進めてくれますが、絶対に決めなければいけないものではありません。 多少の時間や費用がかかることを除けば、屋号や商号を設定するデメリットはほとんど存在しません。屋号名義で銀行口座を作れたり、クライアント・銀行からの信用が厚くなったりすることがあるので、特に理由がなければ作成しておくのがベターでしょう。 フリーランス時代の屋号や商号は、そのまま会社を設立した際にも使い続けることができるで、長く愛着をもてるような名称、そして事業内容や提供できる価値を明確に伝えられるような名称を設定できるといいですね。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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プログラミングの仕事の受注方法は?注意点などについて解説

プログラマーとして働くにあたって会社員として働くか、フリーランスとして働くかという選択肢があります。 フリーランスプログラマーとは企業に属すること無く、自分一人で企業の開発チームに入り、成果物を納品していくプログラマーの事です。実際に自分で案件を取ってくる場合もあれば、エージェントを利用して案件を紹介してもらい、そこにアサインされる場合もあります。 会社員プログラマーの場合は中間管理職や営業担当者がクライアントとの話し合いによって月額単価を決めるため、自分が所属している会社と雇用形態を結びます。一方で、フリーランスプログラマーの場合は直接クライアント企業と契約の交渉を行うため、月の稼働時間や単価、業務内容、契約期間などの契約関わる取り決めは全てクライアント企業との話し合いになります。 フリーのプログラマーとして仕事をしていきたい! と思う方は多いでしょう。ただ、プログラマーとしてフリーになった際に仕事を継続的に受注できるかどうかという悩みに直面すると思います。もちろん継続的に仕事を受注できなければ、安定した収入が得られないため、生活が不安定になってしまいます。 そのような不安はフリーのプログラマーになるにあたって最大の悩みだと思います。不安はあるものの、その不安を解消できれば会社員時代の悩みを解消できる可能性は多いでしょう。なぜなら、フリーのプログラマーは自由と報酬の高さが魅力的だからです。 そこで、今回はフリーのプログラマーがどうやって仕事を受注していき、受注の際にはどのようなことに注意すれば良いのかということを詳しく見ていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる プログラミングの仕事はどこから受注するか? 続いて仕事をどこから受注するかということに関してです。フリーランスプログラマーとして働くには継続的に仕事を受注することが生活を安定させるために重要になってくるため、仕事の受注先についてここではお伝えします。 プログラミングの仕事の受注方法①:知人・友人から まず、知人・友人からです。学生時代や社会人時代に知り合った知人・友人に声をかけてみると良いでしょう。 例えばWebサービスを運営する企業では、ちょっとした業務を正社員ではなく、業務委託で頼みたいというニーズがあるため、業務委託に関して寛容のある企業に就職している知人・友人に声をかけてみることが受注に繋がります。 また、知人・友人に自分がフリーランスプログラマーとして働いていることをSNSなどで発信することも良いでしょう。このようにして発信をすることで、受注に繋がるケースも多いです。 プログラミングの仕事の受注方法②:前職の企業・前職で繋がりのあるクライアントから 続いて前職の企業・前職で繋がりのあるクライアントから仕事を受注するという方法です。前職を辞める際に関係が良好だった上司や同期から仕事の発注をお願いすることで、仕事の受注に繋がります。 前職の職場からしても、見ず知らずの人よりは、この職場の働き方に慣れていて信頼のある人に仕事を振りたいと思うはずなので、前職に頼むことで仕事に繋げることができるでしょう。 また、前職で繋がりのあるクライアントから仕事を受注することも可能でしょう。そのためには、前職の仕事においてクライアントからあの人に仕事を頼みたいと思わせることが必要でしょう。難易度は高いですが、その分報酬が良いことが多いため、独立をしても仕事に繋げられるようなクライアントと関係を作っておくことは大事になります。 プログラミングの仕事の受注方法③:クラウドソーシングサービスから 最後にクラウドソーシングサービスからです。クラウドソーシングサービスにはクラウドワークスやランサーズといったサービスサイトがあり、そちらには業務委託契約にて取り掛かることができるフリーランス向けの仕事が数多くあります。 仕事の単価は一般的に他の受注方法よりも劣る場合が多いですが、簡単に仕事を受注したいといった場合に、営業活動が必要にならずに仕事を受注できます。 多くのフリーランスプログラマーが登録しているサービスなので、登録しておいて損はないです。 受注していい仕事とだめな仕事、どこで判断する 受注する仕事の判断①:求められるスキル まずは求められるスキルに関してです。受注する仕事によって求められるスキルが異なってきますが、受注する上で一番大事なことは与えられた仕事を完遂することです。その上で、スキルがないと仕事は出来ないため、仕事をするにあたって求められるスキルを持っているかということが最重要です。 もし、スキルが足りずに仕事を受注してしまった場合は仕事を完遂することができない、またはクライアントの仕事に対して高い質を保つことができないため、今後もそのクライアントから仕事を受注するということが難しくなってしまいます。 一度受注した仕事先からは継続的に仕事を受注できると、営業活動をせずに済むため、一回一回の仕事で業務を完遂するために、業務内容に対して自分のスキルで仕事ができるのか?という点は重要になります。 受注する仕事の判断②:稼働時間と報酬 続いて稼働時間と報酬です。フリーランスプログラマーの大きなメリットとしては会社員時代よりも高い報酬を得れるという点があります。そのため、稼働時間に対してどれだけの報酬を得ることができるのかという点はそのメリットを享受するために、非常に重要になります。 継続発注してくれるクライアントに関しては、最初に仕事を発注した単価を基準に今後の仕事の単価も決めていくことが多いので、仕事を受注する際は仕事の稼働時間と報酬について妥協せずに仕事の選定と交渉をするよ良いでしょう。 仕事を受注して失敗した例 続いて仕事を受注して失敗した例についてです。 一番多い失敗は業務がクライアントの求めている基準に達していないということです。その基準に達していないと、仕事を完遂できていない・仕事の質が低いと判断されかねないです。 この失敗を解決するには自分自身のスキルを上げることで、クライアントの業務を完遂するということが非常に重要になります。一度の仕事から継続的な受注や新たなクライアントの紹介に繋がる場合もあるので、この失敗は出来るだけしないことが大事です。 また、妥協して仕事を安い単価で受注したものの、単価が低くて仕事のモチベーションが湧かないといった失敗もあります。ここは最初の仕事の選定と単価の交渉次第であるので、仕事を受注する際は自分自身が納得の行く単価で受注するようにしましょう。 この失敗例を参考にすることで、仕事を受注するときの失敗を減らせるはずなので、是非参考にしてみてください。 仕事を受注して成功した例 逆に受注して成功した例は、失敗の裏返しになりますが、クライアントから信頼をしてもらい、継続的な仕事の受注に繋がったケースと、高い単価で仕事を受注できたケースです。 やはりフリーランスプログラマーとなると、仕事がない期間を極力減らす、単価の安い仕事は受注しないということが大事になるため、この継続的な仕事の受注に繋げる、高い単価で仕事をするということは大事になります。 これらを実現するにはやはりクライアントからの仕事を高い質で完遂し、クライアントに信頼してもらうことが重要になります。 仕事を受注するときには、結局何に注意すればいいのか? 受注していいのか? どこで判断するという見出しでご紹介したとおり、求められるスキル・稼働時間・報酬の3点が仕事を受注する上で重要な視点です。 フリーランスプログラマーとして独立した当初はこの3点を満たしながら仕事をすることは大変かもしれませんが、フリーランスプログラマーとして一流の方は仕事の受注や報酬に困らないという方が多いです。 やはり大事なのは目の前の仕事に対して全力で努力し、高い質を担保することでしょう。この点を意識してみてください。 まとめ:仕事の受注は求められるスキル・稼働時間と報酬が判断基準 プログラミングの仕事を受注 案件の受注方法と注意点 というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 仕事の受注は「知人・友人」、「前職の企業・前職のクライアント」、「クラウドソーシングサービス」からの3点からできる 仕事を受注する上で重要な判断基準は、「求められるスキル」「稼働時間」「報酬」の3点 仕事を継続的に受注すること、高い単価で受注することがフリーランスプログラマーにとって大事 今回の記事を是非今後に役立ててみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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機械学習エンジニア

機械学習エンジニアとは?仕事内容や必要なスキル・資格を徹底解説!

近年、人工知能(AI)は目覚ましい進歩を遂げ、様々な分野で活用されています。その進化を支えているのが、機械学習エンジニアです。機械学習エンジニアは、AI開発におけるスペシャリストとして、機械学習の技術を用いてコンピュータに自ら学習する能力を与える仕事です。 本記事では機械学習エンジニアの仕事内容、必要なスキル・知識、関連資格などについて詳しく解説します。AI技術の発展に貢献したい方、社会を変える仕事に挑戦したい方は、ぜひ参考にしてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 機械学習エンジニアとは 機械学習エンジニアは、機械学習と呼ばれる技術を用いて、コンピュータに自ら学習する能力を与える専門家です。大量のデータからパターンや法則を見つけ出し、それを基に予測や判断を行うシステムを開発します。 機械学習は画像や音声の認識技術に加えて、自然言語処理など様々な分野で活用されています。機械学習エンジニアは、問題解決や意思決定を、人間の介入を最小限に押さえながら自動化するシステムを構築します。この分野は人工知能(AI)の一部とされており、急速に発展し続けています。 機械学習エンジニアは、アルゴリズムの開発からデータの前処理、モデルのトレーニング、評価、そしてデプロイまで、機械学習プロジェクトのあらゆる段階に関与します。したがって、プログラミングスキルだけではなく統計学の知識やデータ分析スキルなど、関連する様々なスキルが求められるエンジニアといえるでしょう。技術革新の最前線に立って新しい解決策を生み出すことで、社会やビジネスの未来に貢献できるのが、機械学習エンジニアという職種の大きな魅力のひとつです。 機械学習エンジニアの仕事内容 機械学習エンジニアの主な仕事内容は以下のとおりです。 アルゴリズムの開発・実装 機械学習用のデータ収集・加工 機械学習システムのための環境構築 機械学習エンジニアは、 データ分析やアルゴリズムの設計、システム開発を通じて、機械学習モデルを構築して最適化します。これらの複雑なタスクを通じて、予測分析・画像認識・自然言語処理など、多岐にわたる分野でのイノベーションを推進していくのです。それぞれの仕事内容について、より詳しく見ていきましょう。 アルゴリズムの開発・実装 機械学習エンジニアの仕事内容のひとつは、アルゴリズムの開発と実装です。アルゴリズムとは、データからパターンを学習して予測や分類を行うための数学的なモデルです。機械学習には、さまざまなアルゴリズムが存在します。機械学習エンジニアの役割は、問題の性質やデータの種類に合わせて、最適なアルゴリズムを選択することです。 また、選択したアルゴリズムを、PythonやRなどのプログラミング言語を用いて実装します。アルゴリズムの性能を最大化するために、機械学習エンジニアに求められるスキルは以下のとおりです。 膨大なデータからモデルにとって重要な特徴を選び出す ハイパーパラメータと呼ばれるアルゴリズムのパフォーマンスを左右するパラメータを最適な値に調整する クロスバリデーションと呼ばれるモデルを複数のデータセットで評価する 効果的なアルゴリズムの開発と実装はプロジェクトの成功に不可欠であり、機械学習エンジニアには高度な数学的知識とプログラミングスキルが求められるのです。 機械学習用のデータ収集・加工 機械学習の基盤は、高品質のデータにあります。機械学習エンジニアは、学習に用いるデータを収集して欠損値やノイズを除去するなど、必要に応じてデータの前処理を行います。使用するデータの質がモデルの精度に大きく影響するため、非常に重要な工程です。 具体的な作業は以下のとおりです。 データソースから必要なデータを収集する 欠損値やノイズを除去して、特徴量の抽出と選択、正規化や標準化などで学習に適した形式に加工する データの可視化を行い、特徴や傾向を分析する この工程における目的は、アルゴリズムが効率的に学習できるようにデータをクリーンで扱いやすい形式に加工することです。高品質なデータの準備はモデルの精度と一般化能力を大きく左右するため、機械学習エンジニアのスキルの見せどころともいえるでしょう。 機械学習システムのための環境構築 機械学習システムを運用するためには、効率的なコンピューティングリソースと適切なソフトウェア環境の構築が必要です。機械学習エンジニアは、開発したシステムを運用するための環境を構築・整備します。具体的な作業は以下のとおりです。 モデルの訓練と推論に必要なハードウェアリソース(CPU、GPUなど)の選定 並列計算や分散計算を可能にする環境の設定 データストレージとデータフローの管理システムの構築 また、モデルのデプロイメントとスケーリングを容易にするために、コンテナ技術やクラウドサービスの活用も重要となります。近年ではクラウドサービスが主流となってきていますが、セキュリティの問題でオンプレミス環境を採用する企業も多いです。クラウド環境やオンプレミス環境など、システムの運用環境を機械学習エンジニアが決定する場合もあります。さまざまな環境の選択肢から顧客の要望に最適化した環境を構築しましょう。 AIエンジニア・データサイエンティストとの違い 機械学習エンジニアとAIエンジニア、データサイエンティストは似ている職種として認識されることもあります。しかし、厳密にはそれぞれの対応範囲や専門分野は異なります。必要とされるスキルや定義の違いについて、詳しく解説していきます。 AIエンジニアとの違い 機械学習エンジニアとAIエンジニアの違いは、開発における技術や専門分野です。AI開発全般に携わる技術者がAIエンジニアと総称されるのに対して、機械学習に特化した技術者のことを機械学習エンジニアと呼ぶのが一般的です。 機械学習がAIの一部であることから、企業によっては機械学習エンジニアとAIエンジニアがはっきりと区別されないこともあります。 データサイエンティストとの違い 機械学習エンジニアと同様に、データサイエンティストもAIを活用する職種として挙げられます。しかしこちらも、それぞれの職種における専門分野と仕事内容は異なります。機械学習エンジニアが機械学習やAIを活用したシステムの開発を行うのに対して、データサイエンティストはそのシステムを活用してデータを分析することで課題解決に貢献します。 データサイエンティストは技術的なスキルに加えて、企業の経営についてコンサルティングを実施する能力も求められるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 機械学習エンジニアに必要なスキル・知識 機械学習エンジニアには、複雑なデータセットから洞察を引き出して高度な機械学習モデルを設計・実装するための幅広いスキルセットが必要です。機械学習エンジニアとして活躍するために必要とされる主なスキルや知識は、以下の5つです。 プログラミングスキル 機械学習ライブラリのスキル 統計学の知識 データベース・セキュリティの知識 クラウドの知識 これらのスキルを磨き続けることで、市場価値の高い機械学習エンジニアへと成長できるでしょう。求められるそれぞれのスキルや知識について、さらに詳しく見ていきましょう。 プログラミングスキル 機械学習エンジニアには、プログラミング言語に精通していることが求められます。機械学習関連のプログラミング言語としては、PythonやR言語が挙げられます。中でもPythonは、数あるプログラミング言語の中でも人気の高い言語であり、Numpy、Pandas、Scikit-learnといった豊富なライブラリが、データ分析やモデル構築に広く用いられています。 具体的には以下のようなことができれば、プログラミング言語スキルが十分に備わっていると言えるでしょう。 PythonやRなどのプログラミング言語を用いて、アルゴリズムを実装する能力 オブジェクト指向プログラミングやデータ構造・アルゴリズムの知識 フレームワークやライブラリを活用し、効率的に開発を進めるスキル 機械学習ライブラリのスキル TensorFlowやPyTorchといった機械学習ライブラリを使いこなせる能力は、機械学習エンジニアにとって必要不可欠です。これらのライブラリは、ニューラルネットワークの設計と訓練を大幅に簡素化してGPUを活用した高速な計算を可能にします。 機械学習ライブラリを効果的に使いこなすことで、エンジニアは最先端のアルゴリズムを迅速に実装して複雑なモデルの実験を行えます。ライブラリの最新情報を常にキャッチアップしながら、新しい機能を活用できるエンジニアを目指しましょう。 統計学の知識 機械学習の理論を理解してデータ分析を行うために、統計学の知識が必要となります。確率論、統計的推定、仮説検定などの統計学の概念はデータからのパターンの識別、モデルの訓練と評価、結果の分析などにおいて非常に重要です。後述する統計検定などの資格取得も、知識向上に役立ちます。統計学の理解を深めたいのであれば、資格の勉強を通じて必要な知識を身につけていくのもいいでしょう。 データベース・セキュリティの知識 データベースの設計、SQLなどのクエリ言語、データウェアハウスの知識は、大量のデータを効率的に管理・アクセスするために重要です。また、データを安全に管理するために、データベースやセキュリティに関する知識が必要です。 特にセキュリティの原則を理解して実践で活用するスキルは、機密データの保護とデータ侵害のリスクを最小限に抑えるために不可欠です。情報セキュリティの知識を正しく理解して、データ漏洩などのリスクを防ぐスキルが求められます。 クラウドの知識 AWS、Google Cloud Platform、Microsoft Azureといったクラウドサービスの知識は、機械学習プロジェクトのスケーラビリティと柔軟性を高めます。クラウドコンピューティングを活用することで、リソースを動的に調整して世界中のどこからでもアクセス可能なモデルを構築できます。 クラウド環境で機械学習を構築するためには、クラウド環境におけるセキュリティ対策やコスト管理の知識も必要です。AWSやAzureなどのクラウドサービスの種類や特徴、料金体系などを理解しておきましょう。 機械学習エンジニア関連の資格 機械学習エンジニアになるために資格は必須ではありませんが、関連する資格を取得することで専門的な知識を深めることができ、その後のキャリアアップにおいても役立つでしょう。機械学習エンジニアのスキルを証明する資格として、以下のようなものがあります。 E検定 G検定 統計検定 Python3 エンジニア認定データ分析試験 これらの資格は、基礎的な知識から応用レベルのスキルまで、機械学習やデータ分析に関する幅広い領域をカバーしています。資格を取得していることで、プロフェッショナルとしての信頼性と市場価値を高められるでしょう。以下では、それぞれの資格の内容や難易度についてさらに詳しくご紹介します。 E検定 E検定は、機械学習やデータサイエンスの基礎知識と応用能力を評価する資格試験です。この検定は、データの前処理、統計分析、機械学習アルゴリズムの理解、実践的な問題解決能力を総合的に測ることを目的としています。 業界や学術界での実践的な知識が求められるため、理論だけでなく実際のデータを用いた分析経験が重要になります。データサイエンスや機械学習に興味がある方、キャリアアップを目指す方におすすめです。 G検定 G検定は、人工知能全般に関する幅広い知識を有する「AIジェネラリスト」を対象とした資格です。ディープラーニングを初めとするAIの基本的な概念、歴史、技術トレンド、倫理的な問題、社会への影響など、多岐にわたるトピックについての理解度を問います。この検定は、技術者だけでなく、ビジネスパーソンや教育関係者など、AI技術の基礎を学びたいと考えるすべての人に適しています。 統計検定 統計検定は、統計学の知識と技術を評価する資格です。データサイエンスにおける分析能力の基盤となる、統計的手法に関する理解を証明します。検定のレベルは初級から上級のものまであり、データの収集方法、データの分析方法、統計モデルの構築と評価など、統計学の基礎から応用まで幅広くカバーしています。統計学は機械学習の基礎であるため、機械学習エンジニアにおすすめの資格のひとつといえるでしょう。 Python3 エンジニア認定データ分析試験 Python3 エンジニア認定データ分析試験は、Pythonプログラミング言語を使用したデータ分析のスキルを認定する試験です。この試験では、データ処理、データ分析、データの可視化に関する知識及び、PandasやNumPyといったPythonのデータ分析ライブラリの使用スキルが評価されます。 Pythonは機械学習プロジェクトで最も一般的に使用される言語のひとつであるため、この資格は実務においても高い価値を持ちます。 まとめ 機械学習エンジニアは、AI開発を担うスペシャリストとして、様々なスキル・知識を駆使して、コンピュータに自ら学習する能力を与える仕事です。ご紹介した通り、機械学習エンジニアの仕事内容は多岐にわたるため、プログラミングスキルはもちろん、統計学やセキュリティ、クラウドコンピューティングなど広範なスキルと知識が求められます。 先述の資格勉強などを通じた理論的な知識を身につけながら、実務においてデータを用いた分析や最新の技術トレンドに対する理解を深めていきましょう。機械学習エンジニアはAI技術の発展を支える重要な役割を担っていくため、親和性のあるスキルをお持ちの方はキャリアの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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Linux

【Linux】公開・秘密鍵の作成方法

公開鍵と秘密鍵とは? 公開鍵暗号化方式で使用するキーペア。公開鍵は、不特定多数に公開しており、対象を暗号化する時に使用します。秘密鍵は、公開鍵で暗号化されたものを、復号化する時に使用します。 したがって、秘密鍵はパスワードの様に第三者に公開せず、大事に保管しておく必要があります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 公開鍵と秘密鍵の作成 shell $ ssh-keygen -t rsa -f hoge.pem -C EMAIL Generating public/private rsa key pair. Enter passphrase (empty for no passphrase): # パスフレーズを入力する。 Enter same passphrase agein: # 確認の為、もう一度! オプション効果-t調査中-fファイル名を指定 そうすると、hoge.pem(秘密鍵)とhoge.pem.pub(公開鍵)が生成されます。 権限の変更 秘密鍵のファイル権限を変更し、自身以外から操作できないようにします。 shell $ chmod 700 hoge.pem 補足 鍵の暗号強度を調べるコマンド $ ssh-keygen -lf /path/to/hoge.pem
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既存のアプリにReactを追加してみた【npm・babelとwebpackの利用】

はじめに 「Reactとは何か?」ーそれに対する答えは色々なものが考えられます。しかし、簡単で明確な答えはReactの公式サイトに掲示されています。Reactは「A javascript library for building user interface」です。日本語にすれば、「ユーザインターフェスを構築するためのJavascriptライブラリの1つ」ということです。 今回は既存のアプリにnpmとbabelとwebpackを利用してReactを追加、「Hello world」を出力しましょう! テクフリでフリーランス案件を探してみる npmのインストール 1. Nodeのサイトからダウンロードして、インストールします。 2. Homebrew: 他の方法はHomebrewを使うことです。ターミナルを開いて下記を入力してください。 Homebrewのインストール: $ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)" Nodeとnpmのインストール: $ brew install node 念のため、nodeとnpmのバージョンをチェックしましょう。 $ node -v v6.11.3 $ npm -v 3.10.10 babelのインストール まず、アプリのディレクトリにpackage.jsonファイルを作りましょう。 $ cd your/application/path $ npm init -y package.jsonファイルの内容は自分のアプリと適当に入力してください。これは例です。 { "name": "アプリの名前", "version": "1.0.0", "description": “アプリの説明", "main": "index.js", "scripts": { "test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1" }, "keywords": [], "author": "", "license": "ISC" } あと、 babel-clibabel-preset-env (ES2015サポート)babel-preset-react (JSXサポート)babel-loader (webpackのbabelにサポートする loader モジュール) をインストールしておきます。 $ npm install --save-dev babel-cli babel-preset-env babel-preset-react babel-loader webpackのインストール $ npm install --save-dev webpack ReactとReact-domのインストール $ npm install --save-dev react react-dom package.jsonファイルはこいう感じになります。 { ... "devDependencies": { "babel-cli": "^6.26.0", "babel-loader": "^7.1.2", "babel-preset-env": "^1.6.0", "babel-preset-react": "^6.24.1", "react": "^15.6.1", "react-dom": "^15.6.1", "webpack": "^3.5.6" }, ... } Hello Worldの出力 ではここから、Reactで「Hello world」をブラウザに出力してみましょう! まず、リポジトリを見てみましょう。 |__ app | |__ javascripts | | |__ bundle | | |__ index.js | | | |__ views | |__ index.html | |__ node_modules |__ package.json |__ webpack.config.js ##webpackの設定 ルートパスでwebpack.config.jsファイルを作りましょう。 constpath=require('path'); module.exports={ entry: { // インプットファイル index:'./app/javascripts/index.js' }, output: { filename:'[name].bundle.js', // アウトプットファイル名 // アウトプットファイルパス。後でHTMLファイルでインクルードします。 path:path.resolve(__dirname,'app/javascripts/bundle') }, module: { loaders: [ { loader:"babel-loader", // アプリのjavascriptsのパスを指定し、 // 指定したパスでのファイルだけトランスパイルさせます。 include: [ path.resolve(__dirname,"app/javascripts"), ], exclude: [ path.resolve(__dirname,"node_modules"), ], // `.js` と `.jsx` というファイルのエクステンションを指定します。 test:/\.jsx?$/, // babelと一緒に使うES2015とReactの指定 query: { presets: ['env','react'] } } ] } }; webpackをnpmのscriptで呼び出す設定 package.jsonファイルの変更 { ... "scripts": { "test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1", "webpack-build": "webpack -p --config webpack.config.js", "webpack-watch": "webpack --watch --config webpack.config.js" }, ... } ここまでで、webpackの設定は終了です。 では、マークアップしましょう。 index.htmlの作成 以下のようなHTMLファイルを作成します。 index.html <!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"> <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="ie=edge"> <title>Document</title> </head> <body> <div id="root"></div> <scriptsrc="../javascripts/bundle/index.bundle.js")></script> </body> </html> index.js importReactfrom'react'; importReactDOMfrom'react-dom'; letstyles = { fontStyle:'oblique', fontFamily:'arial', color:'chocolate' } ReactDOM.render( <h2style={styles}> Hello world </h2>, document.getElementById('root') ); 「結果はどうでしょう?」と思いませんか。試しましょう! 1回 build する $ npm run webpack-build ファイルの変更があればbuildします。 $ npm run webpack-watch を行なって、Index.htmlをブラウザで開いてください。「Hello world」が表示されているはずです!! テクフリでフリーランス案件を探してみる
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UI/UXデザイナー フリーランスの案件単価や費用相場を徹底調査

弊社調べのUI/UXデザイナーの平均単価は64万円です。単価の幅は下限で40万円、上限が80万円となっています。案件数が28件で最多の単価は60万円です。UI/UXデザイナーの案件数はトップクラスのため、仕事に困ることも少ないでしょう。 テクフリ調べ(2020年2月15日) UI/UXデザイナーの案件数推移 続いてはUI/UXデザイナーの求人掲載数の推移をみてみましょう。2017年7月の案件数44件からスタートし2年半後の2020年1月には累積で127件に達しています。なんと増加率は約2.8倍です。今後も案件数の増加が期待されます。 テクフリ調べ(2020年2月15日) テクフリでフリーランス案件を探してみる UI/UXデザイナーのスキル別求人数と平均単価 それではスキル別で平均単価と求人数をみてみましょう。一番高額なのは月収70万円でSketchです。Sketch はUIデザインツールです。案件数も最多で17件。Sketch は企業で一番求められているスキルでしょう。 続くCSSの月収は62万円で、案件数も11件と多くSketchに続く2番目です。CSS はHTMLで構造を整えたテキストをさらにスタイリッシュにする機能を持ち、操作性とデザイン性を求められるweb制作だけでなくスマホ向けアプリ開発にも活躍の場が広がっています。 3番目のHTMLの月収は61万円です。習得の難易度は低くCSSと合わせて学習することをオススメします。その他の言語についても、これらの平均年収相場を一つの参考に技術習得に励んでみてはいかがでしょうか。 (単位:万円) スキル JavaScript HTML5 CSS3 Sketch 求人数 13 11 10 17 平均単価 60.0 61.8 62.5 70.3
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テスター

テスターとは?IT未経験でも可能!年収・スキル・将来性を徹底調査

テスターとはシステムやアプリケーション、IT製品が正常に動くかをテスト・評価するエンジニアのことを指します。想定されるケースを洗い出し、テストを行うことでプログラムやデータベースの設計ミス、プログラム中のバグを発見し、製品の品質を向上させるのが役割です。 テスター案件を探してみる テクフリでフリーランス案件を探してみる テスターの仕事内容 テスターの仕事は大きく以下の4つに分けられます。 テスト計画 テスト設計 テスト実施 結果の分析 それぞれの仕事内容について、詳しく見ていきましょう。 テスト計画 テスト計画は、テストの目的を決めて、そこから実施期間や人員配置、テスト完了の基準などを決めることです。ソフトウェア開発プロセスにおいて重要なステップと言えます。ソフトウェアが要求仕様を適切に満たしているか、バグやエラーが最小限に抑えられるかどうかなど、テストによって達成したい結果を示す必要があるでしょう。 また、実施期間と人員配置の計画も重要です。テストの実施には時間とリソースが必要であり、開発チームと連携しながら、適切な期間と適任のテスターを配置しなければなりません。これにより、テストのスケジュールやリソースの予算を効果的に管理することができます。 テスト設計 テスト設計では、テスト計画をもとにして、用いるテスト技法やテストケースの洗い出しを行います。 設計がきちんとされていないと、質の高いテストを実施できないので、緻密なテストケースの洗い出しはとても重要な業務です。テスト設計の過程では、ソフトウェアの仕様や要件を詳細に理解し、それに基づいて適切なテストケースを考案しなければなりません。 異なるテスト技法を適用することで、さまざまな観点からソフトウェアを検証し、隠れたバグを見つけることが可能です。また、緻密なテストケースの洗い出しは、ソフトウェアの機能やバグをカバーし、品質を向上させることができます。 テスト実施 テストの実施では、設計されたテストケースを実施します。必要に応じてエビデンスを残しながら、想定どおりにプログラムや電子機器が作動するかをチェックしていきます。IT未経験からテスターになった場合は、この業務からスタートすることが大半です。テストの実施ではエビデンスを残すことが重要であり、問題が発生した際に原因を特定するための手がかりとなります。 また、テストの過程で予想外の挙動やエラーが発見されることもあり、これを改善することは、ソフトウェアの品質をより良くすることにつながるでしょう。テスト実施は品質保証をする上で核となる業務であり、ソフトウェアの信頼性や品質を向上させるために不可欠です。 結果の分析 テストの結果をまとめて文書化し、結果の分析、報告を行います。テストプロセスにおける、最後の重要な項目です。まずは、テスト実施後、得られたデータや情報を整理していきます。ここでは、実施したテストケースごとの結果やエビデンスを集め、バグの発見状況やテストのカバレッジなどを明確にまとめることが求められるでしょう。 次に、結果の分析が行われます。これには、発見したバグの優先度や深刻度を評価しなければなりません。バグの影響度や再現性を考慮しながら、修正が最も必要なものから順に優先順位を付けます。また、テストの実行結果から、ソフトウェアのパフォーマンスや安定性の向上点を抽出し、今後の改善に役立てることも重要です。 テスターとQAエンジニアとの違い テスターは、QAエンジニアとは異なる役割を持っていることを覚えておきましょう。QAエンジニアは、ソフトウェアの品質を向上させるために、開発プロセス全体の監視や品質に関する戦略立案などを担います。また、テスト計画の作成やテストケースの設計、テスト実行の管理などを担当し、ソフトウェアの品質に対する総合的な視点が必要です。 一方、テスターはソフトウェアの動作をテストすることに特化している職種となります。テストを通じて、ソフトウェアの機能や性能、セキュリティなどを評価し、バグや問題を発見しなければなりません。このように、QAエンジニアはソフトウェアの品質を総合的に管理し、開発プロセス全体を監視する役割を果たし、テスターは具体的なテスト実行を担当する役割を持ちます。 テスターの年収 テスターの平均年収は370万円前後とされています。また業務範囲がテスト実施のみに限定されるケースも多いため、新入社員やIT未経験者が担当することも多く、SE(平均年収550万円)やプログラマー(平均年収416万円)よりも平均年収は低い状況です。 しかし、スキルアップしてテストの実施だけでなく、マネージメントやテスト計画の立案・分析、テスト結果を元にしてバグの修正などができるようになれば年収500万円以上を狙うことも可能となります。 参考:厚生労働省「令和4年 賃金構造基本統計調査」 テクフリでフリーランス案件を探してみる テスターに求められるスキル テスターにも求められるスキルは多岐に渡ります。ここでは、代表的な3つのスキルについて、確認していきましょう。 OAスキル テストや評価した結果を集計したり、レポートにまとめる必要があるので、オフィスソフトを使った文書作成能力がテスターに求められます。具体的には、Excelを使ったデータ集計やグラフ作成、Wordを使ったレポートの作成、PowerPointを使ったプレゼンテーションの作成などです。 これらのOAスキルを持つことで、テスターは効率的なレポート作成や結果の可視化が可能となり、プロジェクトの進行や意思決定をサポートすることができます。また、レポートのフォーマットやレイアウトの整備も重要であり、OAスキルを活かしたデザインや表現力のある文書作成があるも必要となるでしょう。 集中力 テスターの業務には細かなテスト作業が含まれることもあり、ミスを避けるためには高い集中力が求められます。繰り返しのテスト作業を黙々と行い、細部にわたる確認や検証が必要です。 例えば、テストケースの網羅的な実施や複雑なデータの入力や検証、バグの再現手順の確認など、細やかなタスクを正確にこなすためには高い集中力が欠かせません。 また、テスターは長時間にわたって同じ作業を行うこともあり、集中力を持続させることも重要となります。 ITに関するスキル ITに関するスキルを持つことは、テスターにとって非常に重要です。なぜなら、テストを行う対象は主にシステムやアプリケーションであるため、システム開発やパソコン、デジタル機器に関する知識が必要になるからです。テスターに欠かせない、テストツールやデバッグツールの使用方法だけでなく、プログラミング言語の基礎知識、データベースの基礎知識なども身につけておくとよいでしょう。 テスターに向いている人 テスターに向いているのは、細かい箇所への注意力があり、論理的思考と問題解決能力に長けた人です。ソフトウェアやシステムの動作に対する好奇心と疑問を持ち、その挙動を深く理解しようとする姿勢が求められます。 また、ユーザーの視点を大切にし、製品がどのように使われるかを理解しようとする姿勢も重要です。一方で、コミュニケーション能力もテスターには不可欠と言えるでしょう。開発チームとの協力やバグ報告の際に、適切な情報を正確に伝えなければならないからです。 さらに、時間管理や優先順位付けができるという点も重要な項目です。テスターは複数のタスクを同時に管理し、テストの進捗状況を把握するために計画的に業務を遂行することも必要になります。このように、テスターに向いている人は、様々な特徴があり、多くのことが求められていると言えるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる テスターとして持っておきたい資格 テスターとしてステップアップするために取りたい3つの資格をご紹介します。 JSTQB認定テスト技術者資格 JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)が実施するソフトウェアのテスト評価技術を認定する資格です。海外でも有効な国際資格となっています。試験のレベルは基礎的なレベルのFoundation Level と、上級レベルのAdvanced Levelの2つがあり、Advanced Levelの種別はテストマネージャーとテストアナリストの2つです。Advanced Levelの資格を受験するには、Foundation Levelの試験に合格していることと3年以上の実務経験が必要になります。 参考:JSTQB認定テスト技術者資格 IT検証技術者認定試験(IVEC) 一般社団法人IT検証産業協会(IVIA)が実施するテストエンジニア向けの資格です。テストエンジニアの実務力を認定する試験となります。テスト実行者レベルのレベル1から上級コンサルトレベルのレベル7まで7つのレベルに分かれている試験形式です。レベル3以降は下位資格の合格が受験資格となっています。 参考:IVEC認定試験 ソフトウェア品質技術者試験 一般財団法人日本科学技術連盟が実施する、ソフトウェアの品質向上に関する提携的な知識を問う認定試験です。現在、初級と中級の2つのレベルがあり、上級については今後作られる予定になっています。 参考:ソフトウェア品質技術者試験 テスターが活躍できる業界 システム開発だけではなく、Web業界やアプリ・ゲーム開発、製造業など幅広い業界での活躍が期待できるでしょう。テスターが活躍する企業にはいくつか種類があります。 メーカーなどから受託されてテストを行う企業 カメラやプリンター、半導体などの電子機器に関して、メーカーから受託を受けてテストを実施します。 システム開発、Web開発、アプリ開発をする企業 システム開発やソフトウェア開発を手がける企業で、SEやプログラマーと協力してテスト業務を実施します。テスト業務は、新卒や未経験で入社したSEやプログラマーが担当することもあるでしょう。 テストを専門に行う企業 システム開発やソフトウェア開発では、品質保証の観点から開発者以外の人がテストを行う、第三者検証とよばれるテストが行われるケースが少なくありません。 テストを専門に行う企業では、この第三者検証を行います。 テスターの将来性は? テスターの仕事はAIの影響で変化しつつある AIの発達はシステム開発にも大きな影響を与えています。デザインやコーディングなど、今までエンジニアが担当していた業務がAIに置き換わるケースが増加中です。テストエンジニアの仕事に関してもAIが影響を与えはじめており、そのうちのひとつにテストの自動化が挙げられます。 エンジニアがテストを行う場合は、何千ケース、何万ケースという膨大なテストを行うことは実際には困難です。なので今まではその中から重要なケースを抽出してテストを行っていました。しかし、AIでテストを自動化することで膨大なケースのテストを実施することが可能になっています。 テスター案件を探してみる テスターのキャリアパス 初級のテスターからの主なキャリアパスには次の3つがあります。どのキャリアパスを選ぶかにより、業務内容が大きく変わるので、しっかりと確認しておきましょう。 スペシャリスト スキルや経験の浅いテスターではテストの実施が主な業務になりますが、スキル・経験をつけてスペシャリストになるとテストの計画、設計、結果の判定、報告などが主な業務となるでしょう。質のよいテストを行うためには、緻密なテスト計画・設計が必要となるので、高いスキルや知識が必要になります。 テストマネージャー テストマネージャーはテストチームを統括し、テストが計画通りに進行するように監督する仕事です。また、クライアントへのヒアリングや協力要請が必要な場合もマネージャーの業務となります。 テストアナリスト テストアナリストは、システムや製品を深く理解し、どのようなテストが必要なのか定義したり、テスターが作成したテスト計画やテスト設計のレビューを行います。テストに関する高い知識やスキルの他に、システムや電子機器に関する知識も求められる職種です。 現状、AIで実現が難しいと言われている領域は「マネジメント」「テスト計画立案」「テスト結果の分析」といった領域となります。このような領域のスキルを身に着けて、マネージャーやアナリストとして活躍することがテスターとして生き残る戦略になるでしょう。 まとめ テスターはシステムやソフトウェア、電子機器の品質保証のために必要な職種です。IT未経験でも比較的転職しやすい職種ではありますが、スキルアップをすることで求められるエンジニアになれる職種でもあります。 資格なども取得しながらAIでは実現が難しい領域の知識・スキルを高めていくことが、テスターとして長く働くためには必要になるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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フリーランス向けの損害保険(損保ジャパン) を徹底調査

損保ジャパンが法人会員として加入するフリーランス協会とは? 一部メディアでも取り上げられ、大きな話題となった、フリーランス向け保険サービスが内包された、フリーランス協会の加入者特典である『ベネフィットプラン』。 今回はその『ベネフィットプラン』について見ていきたいと思いますが、そもそも、『ベネフィットプラン』を展開するフリーランス協会とはどういった団体なのでしょうか? まずは、そこから見ていきたいと思います。 フリーランス協会は正式には「プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」と言い、フリーランスやパラレルワーカー(副業で本業と異なる業務を行っている人)のための一般社団法人です。 フリーランス協会の協会理事である平田麻莉氏は慶應義塾大学大学院経営管理研究科卒業後、自身もフリーランスのPRプランナーとして活躍していらっしゃるようです。 フリーランス以外も加入できる また、フリーランスの方たち以外にも、フリーランスの方たちと取引のある企業からなる法人会員枠があり、「クラウドワークス」と「ランサーズ」の二大ソーシャルワーキングサービスを始め、「ITプロパートナーズ」などのフリーランスの就労支援会社や、貸会議室・バーチャルオフィスサービスの「ワンストップビジネスセンター」「スペイシー」、そして「miraino経理部」や「弥生」など経理支援サービスや経理ソフト発売元などが名前を連ねています。 更に金融業界からは「三井住友銀行」や「アメリカエクスプレス(アメックス)」や「損害保険ジャパン日本興亜」なども法人会員として参画しています。 フリーランスに民間保険サービスは必要なのか 続いては、『ベネフィットプラン』の前に、『ベネフィットプラン』のような保険サービスって、フリーランスには本当に要るの?という話をしたいと思います。 大前提として、サラリーマンであっても(自営業者を含む)フリーランスであっても、公的な社会保障制度で守られている、という点では同じであり、最低限の仕組みは民間の保険サービスに入らなくても提供される、という建付けになっています。 この大前提の上に、会社に雇用されているサラリーマンの健康や安全については、彼らを雇用し仕事に従事させている会社にも責任がある、という考え方が取られています。 例えば、保険証を発行する「健康保険」や老後の年金資金となる「厚生年金基金」は“労使折半”と言い、労働者とその労働者の使用者が半額ずつ金銭的負担を持つ仕組みになっています。 また、勤務中の怪我や事故に関して、自身が負傷した場合は労災保険が使えますし、勤務中の事故、例えば営業活動中に車の事故で他の人に怪我をさせてしまったなどの場合も、会社も使用者責任として賠償責任の一部を負うこととなり、結果、労働者自身の賠償金額が小さくなることもあり得ます。 一方でフリーランスの場合はすべて自己責任となってしまいます。 自己責任のフリーランスには保険サービスは必要 フリーランスの場合、健康に関する保険は健康保険ではなく「国民健康保険」そして、「厚生年金基金」はなく、老後の年金は「国民年金基金」分しかありません。 もちろん、フリーランスには雇用契約がありませんので“労使折半”もありません。 たまに「フリーランスになると保険料が上がる」と言われるのは、この“労使折半”がないことに起因するようです(実際のところ、多くの場合は年収が上がることが主な原因のように思います)。 当然、仕事中の事故や怪我についても100%自己責任となってしまいます。 業務の都合上、車を運転する機会が多いなど、リスクを感じる働き方をしているフリーランスの方はもちろん、業務上のリスクは低い方であっても、脱サラしてフリーランスになった時点で、一度、自分がかけている民間の保険サービスの確認・見直しを行う事を推奨いたします。 損保ジャパンとの関係は?フリーランス向け福利厚生制度『ベネフィットプラン』 お待たせしました。 いよいよ、フリーランス協会が打ち出した『ベネフィットプラン』について、見ていきたいと思います。 この『ベネフィットプラン』はフリーランス協会の一般会員であれば誰でも受けられるサービスです。 『ベネフィットプラン』のサービスの中身は二本立てとなっていて、一つ目のサービスが、福利厚生アウトソーシングサービスのWELBOX(ウェルボックス)を利用できるようになる、というサービスです。 フリーランスに嬉しいサービス1:WELBOX(ウェルボックス) 利用者はWELBOXと契約している宿泊施設やレジャー施設、各種サービスについて、特別価格で利用できるようになります。 WELBOXは1200社で導入実績なおる福利厚生アウトソーシングサービスですので、サラリーマンとして働いていた会社で使ったことがある、という方も多いのではないでしょうか。 ベネフィット・ステーションなら使ったことがある、という方もいるかもしれませんが、ベネフィット・ステーションとWELBOXは基本的に運営会社の異なる同じようなサービスです。 フリーランスに嬉しいサービス2:フリーランス賠償責任補償 二つ目のサービスとしては、自動付帯のフリーランス賠償責任補償です。 上でも挙げた、業務中に車で事故を起こしてしまったといった、業務遂行中の対物・対人事故の損害賠償だけでなく、情報漏えいや納品物の瑕疵(著作権侵害含む)、さらに納期遅延等の損害賠償に対して、一定の条件で損害賠償金や裁判費用を補償として保険会社が支払ってくれる、というものになっています。 なお、ここでいう保険会社とは、フリーランス協会の法人会員である損保ジャパン日本興亜となっています。 会員費は2021年1月現在、年額1万円のようですから、つまり月830円ちょっとで、上記の保証を受けられるというわけです。 フリーランスとしてバリバリ仕事を行っている方にとっては、良いサービスだと言えると思います。 追加保証プランで、損保ジャパンのサービスに加入できる さらに『ベネフィットプラン』の追加保証プラン(オプションプラン)として損保ジャパン日本興亜が募集している「所得補償制度」にフリーランス協会割引保険料(同等の所得補償型保険に個人で加入するよりも40%もオフ)で任意加入することができます。 詳しくは、損保ジャパン日本興亜の公式サイトにて確認していただければと思いますが、自身の怪我や入院に伴う収入減少時に、お給料代わりに保険金を受け取ることができたり、親や配偶者の介護時に介護費用を補修する保険です。 この「所得補償制度」は65才以上でも働く方がいる社会情勢に合せてか、長期所得補償(GLTD)プランもあり、最長で70才まで加入することができるようです。 まとめ:フリーランスのリスクに不安を感じてる方にオススメ 今回はフリーランス協会と損保ジャパン日本興亜で展開しているフリーランス向け保険サービスについて見ていきました。 フリーランスになって発生するリスクについて不安を感じてる方には、非常におすすめ度の高いものになっています。 気になった方は一度、チェックしてみてはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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フリーランスの生産性を上げる快適な仕事部屋とは?

フリーランスエンジニアの快適な仕事部屋とは? フリーランスエンジニアがリモートワークをする場合、仕事部屋づくりはかなり重要です。クライアントのオフィスに常駐する場合は深く考える必要はありませんが、リモートで稼働するフリーランスエンジニアの方も多いのではないでしょうか。仕事をする環境の良し悪しは、成果物の品質にも影響を及ぼします。 フリーランスエンジニアにとって快適な仕事部屋のポイントとして、大きく以下の3つが挙げられます。 適切な高さの椅子 広めのデスク 部屋の入口を向いて座る それぞれついて、解説していきます。 適切な高さの椅子 パソコン作業がメインとなるフリーランスエンジニアにとって、最も大切な仕事部屋のアイテムは椅子です。特に椅子は姿勢にも影響するため、自分の座高にあった高さのものを選ぶことが大切です。理想は人間工学を取り入れてデザインされている椅子ですが、予算がある程度決まっている場合は高さを調整できる椅子を選びましょう。 広めのデスク 椅子の次に重要な仕事部屋のアイテムはデスクです。フリーランスの仕事部屋のデスクを選ぶ際のポイントは二つあります。それは高さと奥行きです。高さは座高に合ったものを選び、奥行きがなるべくあるものを選びましょう。デスクは広ければディスプレイを二つ設置することができるだけでなく、ノートや資料などを手元に置いた作業も可能となるからです。 部屋の入口を向いて座る フリーランスエンジニアとして集中力を保ちながら作業することを考えるなら、デスクと椅子を配置する部屋の位置も大切です。デスクと椅子はなるべく部屋の入口を向くように設置しましょう。部屋の入口が視界にあれば、安心して作業できるようになるからです。 部屋の入口に背中を向けているもしくは入口が全く見えない状態だと、いつ誰が部屋に入ってくるのか分からないため無意識に不安が生じます。一般的なオフィスでも社長や部長のデスクはほとんど入口を向いていますが、仕事部屋でも同じように入口を向いて作業できる環境をつくることをおすすめします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエンジニアが仕事部屋として使える自宅以外の環境3選 フリーランスの仕事部屋は自宅だけではありません。リモートワークのフリーランスエンジニアになった場合、自宅以外にも仕事部屋は自分で選ぶことができます。では実際にフリーランスエンジニアが仕事部屋として使っている環境にはどのようなものがあるのか、順番に見ていきましょう。 カフェやファーストフード店 カフェやフォースとフード店は、フリーランスエンジニアの仕事場としても使えます。実際にフリーランスではなくても、出張やアポイントの空き時間などで一時的な仕事部屋として利用した経験がある人は多いのではないでしょうか。 長時間の利用は店舗の迷惑になる可能性があるため店舗側への配慮は必要ですが、チェーン店であれば2~3時間程度、一時的な仕事部屋として活用するフリーランスは少なくありません。 コワーキングスペース コワーキングスペースは多くのフリーランスエンジニアが活用する仕事部屋の一つです。月額料金はコワーキングスペースによって違いますが、安いところであれば、数千円~2万円程度で活用することができます。1日や半日単位などスポット利用の場合は、500円~数千円設定されていることが少なくありません。PC作業に適したデスクなどの環境が用意されているだけでなく、フリーランスが多く利用しているため、横のつながりができやすいなどのメリットもあります。 コワーキングスペースについてはこちらの記事でも解説しています。 コワーキングスペースとは?【利用するメリットなどについてわかりやすく解説】 インターネットカフェ/漫画喫茶 インターネットカフェや漫画喫茶は集中して作業したい場合に、使いやすい仕事部屋となります。個室で静かな環境が用意されているのでカフェでは集中できない、というフリーランスの方にはおすすめです。短時間から利用できるため、隙間時間の仕事部屋としても活用することができます。そして休憩したくなればドリンクを飲みながら漫画や雑誌なども読むことができます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエンジニアにとって快適な仕事部屋があるメリットとは フリーランスエンジニアが自宅に快適な仕事部屋を整えることは、さまざまなメリットがあります。それは単純に作業効率が良くなるだけではありません。ここからはフリーランスエンジニアが快適な仕事部屋で作業することで生じるメリットについて確認しておきましょう。 集中力が高まる 自分にとって最適な仕事部屋をつくることができれば、集中力を高めることができます。フリーランスエンジニアとして案件を受ける場合、作業量と品質が収入に直結します。そのため集中できない環境で仕事することは死活問題にもなりかねません。集中力を高めるための手段としても仕事部屋を整えることは有用です。 レイアウトを変えやすい オフィスに出社していると、デスクの配置や椅子を替えることは自分の意志ではほぼできません。しかし自宅に仕事部屋をつくった場合は、いつでもレイアウトを変えることができます。気分や状況に合わせて仕事部屋のレイアウトを変えることで、リラックスできる環境を保つことができます。 通勤時間をカットできる 自宅を仕事部屋にすると、出社時間が不要になります。通常であれば通勤時間に1時間ほどかけるのが一般的ですが、その時間がなくなるため効率的に1日の時間が使えるようになります。朝の満員電車に乗る必要もなくなるため、日常のストレスも減らすことができます。 快適な仕事部屋が作れるので、自分のペースで仕事を進めることができる フリーランスエンジニアとして自宅に快適な仕事部屋を整えると、自分のペースで仕事を進めることができるようになります。休憩時間や休日は自分で決めることができるからです。案件の進捗状況に合わせて午前中は休んで午後から作業に入る、というような柔軟な働き方もできます。 人間関係のストレスがほとんどない フリーランスエンジニアが自宅の仕事部屋で作業するメリットには、人間関係のストレスがほとんどなくなることもあります。もちろんクライアントと業務上の対応は発生しますが、常に近くにいるわけではないので感じるストレスは会社に出社するよりも少なくなります。 土日に自宅で仕事もできるので、プライベートが充実する フリーランスとして仕事部屋を自宅にして働くことは、プライベートを充実させることにもつながります。会社に勤めると、基本的に休日は会社が定めた日しかありません。仮に土日祝日が出社で平日が休みであれば、土日が休みの人とは予定が合わなくなることが多ってしまいます。土日に開催されるイベントへの参加も難しくなってしまうでしょう。しかし自宅を仕事部屋としているフリーランスであれば休日は自分で決めることができます。 家事や育児をしながら働くことができる フリーランスとして自宅を仕事部屋にしていると、子育てや家事にも取組みやすくなります。実際に家事や育児に取組みながら、隙間時間を使って作業しているケースもあります。夫がフリーランスとして自宅を仕事部屋にすれば、子供の保育園への送迎など妻への負担を減らすこともできます。自宅を仕事部屋にすることは、家庭生活を良好にすることにも役立つ可能性があります。 フリーランスエンジニアの仕事部屋は自分に合った環境を整えよう フリーランスエンジニアの仕事部屋は自宅を快適に整えるのが基本ですが、必ずしも自宅を仕事部屋にする必要はありません。実際にコワーキングスペースやカフェをメインの仕事場として、外出先での作業に取り組んでいるフリーランスもいます。そういったフリーランスに話を聞いてみると、自宅では集中できないと発言する人も少なくありません。その逆に自宅でなければ集中できないという人もいます。 フリーランスエンジニアとしての仕事部屋はどのような環境が最適だと感じるのかは、人によって異なるのです。フリーランスエンジニアとして仕事部屋を整えるなら、まずは自分自身がどのような環境で集中できるのか見極めることが大切です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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【独自調査】エンジニアのSESブラックリストは都市伝説なのか?

借金の返済が滞るなどすると「ブラックリストに載って、クレジットカードが作れなくなる」といった話をよく聞きます。 エンジニアの世界でも同様にブラックリストが存在し、「ブラックリストに登録されると現場に入りにくくなる」という噂があります。 すでにエンジニアとして働いている人はもちろん、これからエンジニアとして働きたい人も気になりますよね。 そこで、今回はこの噂の真相についてエンジニアの一人として調べた結果、そしてどんなエンジニアが問題視されるのかというSES業界の真相についてみなさんにご紹介いたします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 結論:エンジニアのブラックリストは存在しない。しかし・・・ エンジニアのブラックリストとは、冒頭でも書いた通り、「それに登録されると現場に入りにくくなる」という、SES会社や人材会社が作成・整備した要注意人物リストのようなものとされています。 結論から言うと、私が調べた限りでは“エンジニアのブラックリスト”なるものを見つけることができませんでした。また、作成していると明言した担当者は誰もいませんでした。 ただ、実態として、リスト化はされていないけれど、所属SES会社や人材会社の人事資料・人材情報に「この人、あの現場で、どういう理由でクレームを受けた」「この人の人柄は〇〇だ」という記録は行われているそうです。こうした記録を行うのは、その人に指導を行ったり、あるいは“その現場の好みの人材”を知るためには必須のことですよね。 そして、そうした資料から要注意人物リストを作ろうと思えば作れるし、実際に個人的な参考資料として作成している人はいるかもしれない、という話をしてくれた方はいらっしゃいました。 ただし、そのような所属SES会社や人材会社の人事資料・人材情報は社外秘のデータなので、基本的には会社を超えて連携・共有されていないということでした。つまり、金融機関のブラックリストのようにA銀行でのローン返済遅延のせいで、B銀行でクレジットカードが発行できなくなる、といったことにはならないでしょう。 では、“C社で問題を起こしたならば、C社を辞めてD社に行けばいい”という話かというと、そうでもありません。 IT業界自体は広いです。しかし、似たスキルセットを持っている人、もっといえば、似たような現場・案件が得意な人たちのつながりはそこまで広くないので、「あの人、他の現場で出禁を食らって、あの現場に回されたんですよ」「あいつ退職して業界去ったと思ったら、同業他社に転職して、あそこのビルで仕事しているらしい」といった情報は、意外とシェアされています。 そして、そういう情報を人材会社の担当者が知ってしまい、優良案件の紹介を躊躇する、といった事態になる可能性は十分にあります。そういう意味では、明示的なブラックリストはありませんが、ブラックリストに値するものは存在するといえるでしょう。 実録!問題児エンジニアとはこの2パターンだ! 問題があると認定されるエンジニアには大きく二種類のタイプがいるように思います。 それはずばり、クライアントから見放されるタイプと、エンジニアチームを含めた所属元から見放されるタイプです。 それでは、それぞれの実態をご紹介いたします。 ①クライアントから見た問題エンジニア このタイプのエンジニアは一言でいうと、人としての最低限がままならないと思われた人です。 私の知っている例として 執務室の自席で昼寝していびきをかいていた クライアントから土足厳禁と言われていた場所(機械室だったかな?)に土足で上がっていった クライアントから貸与されていた端末で、通信を大量に使う業務に関係ないサイト(具体的にはニコニコ動画)を日がな一日見ていたため、業務通信に影響が出た 信号ではないところで道路を横断して周辺住民からクレームが入った、歩きたばこで周辺住民からクレームが入った などなど、色々な話があります。 さらには、隣の会議室にクライアントの担当者がいることに気が付かず、その人の悪口を言い続け、即刻、出禁になったという、もはや「その現場から抜けたくて、わざとやったんだろ?」とツッコみたくなるケースも知っています。 このように、エンジニアの中にはあまりよくない行動をしてしまう人もいるのです。 もちろん、うっかりランサムウェア付きの添付ファイルを開けてしまい、クライアント企業に大損害を与えて、所属元からも半ば解雇状態となった方もいます。しかし、この手の業務上の過失でクライアントからクレームが入るという例は少ないです(このように大ごとになった場合、クレームが入る前に所属元が手を打つパターンも多い)。 それよりも、当たり前のマナーやルールを破りクレームを受けて、現場から放り出されるエンジニアの方がはるかに多いのが実情です。 ②所属元から見た問題エンジニア このタイプのエンジニアは一言でいうと、所属元にとって制御不能な人です。 SESにも関わらず、リーダーを通さずにクライアント担当と仲良くなって勝手に仕事の範囲を広げてしまう人が、所属元の上層部の圧力によって、強制的にその現場から離脱させられたのを見たことがあります。 「クライアント担当と良好な関係を築いているので良いことだよね。その人を現場に残しておいた方が良いんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、SESは企業間で“契約で行う範囲とその報酬”を取り交わす契約です。現場のエンジニアが、勝手にその内容を見直しして良いものではありません。 しかも、仕事の範囲を広げた分報酬も増えるのであればまだ良いですが、単純に「ついでにこれもお願いします」「良いですよ」と会話しただけで、報酬を増やす約束がされていないのであれば、文字通り“ただ働き”になってしまいます。 こうした観点から、その人を、この現場に置いておくと会社の運営上問題となると判断されたようで、半ば強引に異動となっていました。 また、自分より年の若いクライアントの担当者に、ドキュメントレビューでボロボロに指摘されたのが気に食わなかったのか、そのクライアント担当者と口を利かなくなる(どうしても、やり取りが必要なときは、他の人に代わりに聞いてもらっていた)という人もいました。 エンジニアとしての能力も、そこまで高くない、と評価されていたこともあり、クライアント側から正式なクレームが入って“企業間の問題”にしたくない、という所属元の判断から、速やかに、その現場から離脱させられていました。 ブラックリストに載らないための対策 一言でいえば、「ルールを守って、常識のある人になりましょう」という話だと思います。 自分の所属元のルールを守り、クライアント企業の設備や備品を使わせてもらうにあたって、守るべきルールを守る。そして、一般常識として守るべき社会規範も守る。 その当たり前ができずに問題エンジニア認定されている例が実に多いということを肝に銘じて、日々、正しく生きることが重要だと思います。 まとめ:ブラックリストの存在を証明できなかったけれど・・・ 繰り返しになりますが、今回、エンジニアのブラックリストがある、と明言した人に出会うことはできませんでした。 しかし、過去に問題を起こした人物という記録が組織内に蓄積されるのは事実であり、意外と関係者内で情報が広まることがあるので、「ブラックリストに載っているのかな?」と不安に思う状況はあり得る、という結果になりました。 でも、きちんと守るべきルールを守って仕事をしていれば、“問題のあるエンジニア”認定されることは少ないので、そこまで不安に思う必要はありません。 sesブラックリストについてよくある質問 フリーランスで失業保険を受給しようとする際、良くある質問を4つまとめました。 エンジニアのブラックリストとは? エンジニアのブラックリストとは、“それに登録されると現場に入りにくくなる”という、SES会社や人材会社が作成・整備した要注意人物リストのようなものとされています。結論から言うと、私が調べた限りでは“エンジニアのブラックリスト”なるものを見つけることができませんでした。また、作成していると明言した担当者は誰もいませんでした。 ただ実態として、所属SES会社や人材会社の人事資料・人材情報に「この人、あの現場で、どういう理由でクレームを受けた」という記録は行われているそうです。 クライアントから見た問題エンジニアとは? このタイプのエンジニアは一言でいうと、“マナーやルールを守れず、常識的でないと思われた人”です。 業務上の仕事内容よりも、“常識的に良くない”というレベルの理由でクレームを受けて、現場から放り出されるエンジニアの方がはるかに多いのが実情です。 所属元から見た問題エンジニアとは? このタイプのエンジニアは一言でいうと“所属元にとって制御不能な人”です。 契約内容を超えた仕事を勝手に取引先と行ってしまったり、クライアント担当者とのやりとりで不機嫌になってしまい口を利かなくなってしまったりと、身勝手な行動をとる人が所属元から見た問題エンジニアとされてしまいます。 ブラックリストに載らないための対策は? 自分の所属元のルールを守り、クライアント企業の設備や備品を使わせてもらうにあたって、守るべきルールを守る。そして、一般常識として守るべき社会規範も守る。その当たり前ができずに問題エンジニア認定されている例が実に多いということを肝に銘じて、日々、正しく生きるということが重要です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
働き方

SESの闇 事例を挙げて考察してみる

SESについてインターネットについて調べると、悪い評判や噂が検索上位にいくつも出てくるかと思います。近年は良い評判も増えているとは思いますが、SESはクソだ、という趣旨のサイトの方が、やはり多数派だと思います。 火がないところに煙は立たない、という言葉がありますが、SESへの批判的意見についても肯定的な意見についても、やはり、根拠となるエピソードがあるのは間違いありません。そこで、実際に、私が見聞きしたSESの闇エピソードをご紹介したいと思います。 テクフリでフリーランス案件を探してみる SESの闇案件 事例1 デスマーチによるクライアントの狂暴化 これは数年前にデスマーチに参加していた人(仮にAさんと呼びましょう)から聞いたお話です。 デスマーチ案件の真の恐怖は、雪だるま式に被害者が増えていくことだと私は思っていますが、SESで参加したエンジニアも巻き込まれることは多々あります。 デスマーチはある日突然、デスマーチになるわけではなく、最初は、“些細だけれど、しかしクリティカルなスケジュール遅れ”という形で現れます。この始まりの時点で、一次受けのSIerの担当者(いわゆるプロパー社員)がクライアントやユーザー部など、案件発注元に正確に今後の見通しを説明して、より良い解決策を導き出してくれれば、たいていの場合、デスマーチは回避できます。 しかし、“まぁ、問題ないだろう”と考え、「進捗通りです」だとか、「進捗は多少遅れていますが、リカバリーできます」と無責任に報告した結果、盛大に燃え上がってしまうのがデスマーチです。 そして、デスマーチ状態になると、普段以上のハードワーク、多方面からの強い風当たり・バッシングに晒された現場は、たいていギスギスします。特に、システム発注元と直接会話することが多いプロパー社員は、周りからのプレッシャーや罵詈雑言を受けて心に傷を負い、モラルを失うこともあります。 さて、Aさんのいた現場でも、プロパー社員たちのモラルが急激に低下し、結果として、SESでは本来、禁じ手であるプロパー社員から直接、SESエンジニアに対して業務の指示を行ったり、残業の強要を含めたパワハラが横行したそうです。 さらに、味方のはずのSESリーダーが、会社の売上に目がくらみ、その状況を黙認しただけでなく、さらには「もっと人が必要になりますよね?」と、どんどんSESエンジニアを投入、被害者を拡大させてしまったそうです。 SESの闇案件 事例2 低賃金の雑用扱い 突然ですが、SIerをはじめとして、「SESに頼る企業が日本には多いのか?」その理由を考えたことはありますでしょうか? 改めて質問されると、どう答えれば良いのか悩む方もいるかもしれませんが、単純に「必要なIT人材を自社で用意していないから」が答えになります。 では、「なぜ、必要なIT人材を自社で揃えないのか?」という質問が出てくると思います。その答えは「自社で抱えるより、SESなどを利用して、外部から調達した方が、コストがかからないから」になります。 この「自社で抱えるより、外部から調達した方が、コストがかからないから」という表現ですが、みなさんどう感じます? おそらく“(自社要員との比較で)SESエンジニアは低賃金労働者という意味かよ?”と思った方が多いかと思います。 そして、そういう風に考えて、SESエンジニアを扱う現場が少なくありません。私の後輩であるBくんもまさに、そのような現場で働く羽目になったそうです。 Bくんは、一応、クライアント企業のシステム部門に常駐したそうですが、若くて経験が足りなさそうと思われたのもあってか、ろくにシステムに触らせてもらえず、行うことと言えば、打合せ資料の印刷、配布、議事録作成の繰り返し。それ以外の仕事といえば、社内便の授受やファイル整理など雑務ばかりだったそうです。 本人曰く、「システム部門のプロパー社員たちよりも、“事務職のパートのおばさま”たちとの方が仲良くなった」という状態でした。 結果、その現場では、まったくと言って良いほど彼はITスキルを身に付けることができず、年次の割にスキルが足りないとして、彼のためだけにベテランメンバーが特別に指導メニューを開発することになりました。 ちなみに “専門の会社でスキルを高めた人材を利用すること、クライアント企業は、自社で育てるよりも低コストで高品質な希少なスキルを持った人材を活用することができる”というのがSESなどの外注契約の本当の理念です。しかし、残念ながら、日本ではこの考え方が浸透していないように感じます。 SESの闇案件 事例3 メンバーが飛ぶ これは、過去に技術者向けのセミナーで一緒になったCさんから聞いた話です。 とにもかくにも人手が不足している現場があるから、軽い支援だけで良いから、参加して欲しい、と言われて入った現場が、とんでもない現場だったそうです。なにがとんでもないのかというと、明らかに仕事に対して人数が足りておらず、一人頭の仕事量が異常で、毎日、終電間際まで残業するのが常態化していたそうです。 しかも、Cの前任者は、その状況に耐えかねて“飛んだ” 、つまり現場に来なくなったそうで、その前任者がなにをどこまで進めたのか、他の人もイマイチ把握していない状態でのスタートだったそうです。 結局、その後、その現場で中心になって引っ張ってきたキーマンと言える方も出社しなくなり、ドミノ倒しのように、メンバーが次々と来なくなり、最終的には「金額を増やしてもらえないと、体制が組めませんので、撤退します」とクライアントに申し入れて撤退したそうです。 クライアント企業からすると「御社がこの金額で良いっていうから、この金額で契約しているのだけれど?」という思いがあったでしょうし、そもそも、SES契約は残業してまで仕事を完遂させなくてはならない契約ではありません。 “根本的に間違っている現場”の良い例のように思います。 現状のSESの案件事情は? 闇は解消されているのか? インターネットやSNSの発達や、SESについて待遇改善を求める人たちの活動などによって、SESの闇が暴かれるようになってきたので、次々と人が病んでいなくなるような「マジでヤバイ」レベルはなくなったと思います。 しかし、SES界隈の闇は全くなくなったのか?と聞かれるとノーでしょうね。SESエンジニアが「ヤバイ現場」について知識を付けたのと同じように、悪い現場担当者やSES企業も、悪知恵を身に付けているはずです。ある面では、より悪質になってきている部分もあるかもしれません。 ただ、昨今、IT人材が不足していることもあり、多くの人材に興味を持ってもらえるように、現場の環境改善が相当、努力されているように感じます。また、そうした努力ができないSESは、今後、生き残れないでしょう。 まとめ:SESに行くなら、気をつけたいポイントは2つ! 繰り返しになりますが、SES全体が悪いわけではありません。しかし、悪い現場、SES企業があるのは、否定できません。そこで、最後で働くことを考えている人向けに、注意点をお伝えします。 ①育成計画やキャリアプランを考えての案件アサインなのか? ②現場の担当者と“本当の業務内容”について事前に会話できたか? ①も②もないような、「とりあえず案件に入れて、現場に送り出すようなSES」は、売上優先で、SESで働くエンジニアのことを考えてくれていない、よくないSESです。高確率で不幸な目に遭います。 良く見定めて業務をスタートさせましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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フリーランス向けおすすめの銀行口座を大紹介!!

アルバイトや会社員として働いていると、「給料の振込先はこの銀行の口座にしてね」と言われることがあります。転職するたびに振込先の口座が変わることもよくあることなので、「どの銀行口座がいいのか?」について考えたことがない人も多いかもしれません。 しかしフリーランスになると、基本的に振込先はこちら側で指定することになります。すると重要になるのが、どの銀行の口座をメインに使うかという点です。ちょっとした手数料や金利の差が、フリーランスにとっては死活問題になることも考えられるからです。 そのほかにもプライベート用と事業用の口座を分けることで、管理がしやすくなるなどさまざまなメリットも得られます。今回は、そんなフリーランス向けにおすすめの銀行口座について取り上げていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスにとって銀行口座とは フリーランスになる前からいくつかの銀行口座を持っているというのが当たり前だと思います。しかしフリーランスになるからには、ぜひとも事業用の口座を一つ作っておくことがおすすめです。 というのも、事業用の口座をプライベート用と分けておくことで、財政・会計上のメリットがあるからです。 プライベート用の口座と事業用の口座を100%区別しておけば、毎月の収支を見える化することが可能になります。どちらも混合して使ってしまうと、口座のお金が足りなくなってきたときに事業収益が悪化したのか、それともプライベートの支出が増えたのか判断がつきにくくなったりします。 その点、事業用とプライベート用の口座を分けておけば、公私混同せずにすみます。どの出費が経費になって、どの出費が経費にならないのかもはっきり区別することができます。 また、将来的に自分のところへ税務調査が来た場合にも、事業用とプライベート用の口座が分かれていると印象がガラッと変わります。公私でしっかりと支出を分けてきっちりと財政を管理していると判断されて、税務調査でも有利に働くことがあるからです。 おすすめのフリーランス口座 それでは実際に、フリーランスにおすすめの銀行口座をみていきましょう。 まず前提として、フリーランスが銀行口座を作るなら、特別な事情がない限り「ネットバンク」を選ぶのが賢明です。地方銀行や信用金庫、もしくはメガバンクといった銀行だと、比較的手数料が高額で金利が低く、使い勝手が悪いものが多くなります。 その点ネットバンクであれば、リアル店舗や人件費がかかっていないためATM手数料などが割安で、預金利息も数倍〜数十倍もらえることが多くなります。これまでネットバンクを作ったことがないよという方は、ぜひこの機会に申し込んでみましょう。 ネットバンクの中にもさまざまな銀行がありますが、最初におすすめしたいのは「楽天銀行」です。数あるネットバンクの中でも、特に手数料が割安で使い勝手が良好なのが大きなメリットです。 個人用の銀行口座に屋号をつけることもできて、対外的な信用アップにもつながります。楽天銀行の会員ランクによっては、ATM手数料や振込手数料が無料になる回数が増加します。メインバンクとして沢山つかえば、年に一度も手数料を支払わずに銀行を使うことも可能になります。 忘れてはいけないのが、「楽天スーパーポイント」を得られる点でしょう。楽天市場などのサービスを日常的に使っている人はもちろん、事業用のクレジットカードとして「楽天カード」を利用している方なら、さらなる相乗効果も見込めます。 楽天スーパーポイントを使っておらず楽天カードも使っていないという方には、「住信SBIネット銀行」がおすすめです。楽天銀行と同等の使いやすさを誇っており、会員ランクに応じて各種手数料が無料になる仕組みは楽天銀行と同じです。 楽天銀行とは異なり、住信SBIネット銀行では口座名に屋号を入れることはできません。そのため対外的な信用アップには使えませんが、同じ名義で複数の口座を管理できるという利点があります。 住信SBIネット銀行にも独自のポイントサービスが導入されているので、長く使えば使うほどお得度が増していくのがポイント。三井住友信託銀行とSBIホールディングスの共同出資によって創設された銀行なので、信用度も高いことも高評価な点ですね。 ここで一つ注意しておきたいのが、口座振替や引き落とし用の口座として、ネットバンクは非対応となっていることがある点です。公共料金の引落先として楽天銀行や住信SBIネット銀行を指定しようとしても、「非対応なので別の銀行を指定してください」と言われることがあるのです。 そんな事態に備えてサブ口座に持っておくといいのが「ゆうちょ銀行」です。ゆうちょ銀行なら口座振替・引き落とし用の口座としてNGとされることはまずありませんし、全国の郵便局・ATMでお金の管理ができるので利便性は抜群。 ゆうちょダイレクトを利用すれば振込手数料が無料になるサービスも展開しており、メインバンクとして使っても不便を感じないだけの充実度となっています。屋号付き口座の開設にも対応していますが、屋号を付ける場合には通常の総合口座ではなく、振替口座という扱いになります。 振替口座は通帳が発行されず、入出金の明細はゆうちょダイレクトで確認することになります。その点に不便を感じないのであれば、振替口座での口座開設を検討してみてもよいでしょう。 銀行口座とお金の管理について考える 銀行口座とともにフリーランスがお金の管理について考えるときには、「クレジットカード」の扱いについてルールを決めておくのがおすすめです。 銀行口座と同様に、クレジットカードも公私混同を進めてしまうと、どの出費が事業用で、どの出費がプライベート用なのかがわかりづらくなってしまうからです。年末の確定申告の際にも、手続きが煩雑になって時間がかかってしまう可能性が高くなります。 一方、事業用とプライベート用とでクレジットカードを分けておけば、会計処理をスムーズに進めることができます。事業用とプライベート用とで別々の明細が発行されるため、家計を改善したり事業収支を健全化するための対策も立てやすくなります。 「でも、普段の支払いでクレジットカードはあまり使わないし…」という方は、ぜひともクレジットカードメインの生活に切り替えることをおすすめします。特に事業用の出費に関しては、どこにいくらを支払ったのかわかりづらい現金よりも、しっかりと記録に残るクレジットカードでの支払いの方が、税務署からの印象も良くなるはずだからです。 確定申告の際にも、クラウド会計ソフトを使って銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込むように設定すれば、その都度レシートや領収書を見ながら金額を手打ちする手間を削減することができます。 手元に多額の現金を置いておくと、盗難や紛失のリスクを抱えることになりますが、クレジットカードの場合には不正利用された際にもしっかりとカード会社が保証してくれます。使いすぎには注意が必要ですが、まずは事業用の出費だけでもクレジットカードメインの支払い方法に切り替えてみてはいかがでしょうか。 まとめ:ネットバンクでメイン口座を開設 フリーランスは会社員とは異なり、メインの銀行口座を自由に選べる側面があります。一方でクライアントからの報酬の振込や各種経費の支払いなど、さまざまな場面で銀行口座を使うシーンが増えてくるため慎重にメインバンクを選ぶ必要性も出てきます。 おすすめなのはネットバンクでメイン口座を開設することですが、もしネットバンクに不安や抵抗があるようなら、ゆうちょ銀行をサブ口座として持っておきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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