
freelance
テックリードの役割とは?仕事内容や必要なスキルについて解説
テックリードとは テックリードエンジニアとはチーム全体の技術的な方向性をリードして、プロジェクト成功のカギを握る重要な存在です。 設計方針の策定やコードレビュー、チームメンバーの技術支援に至るまで、幅広い役割を担います。技術力だけでなく問題解決能力やリーダーシップ、コミュニケーション力が求められるため、エンジニアという職種の中でも特に高いスキルが必要となります。一方でその責任感と影響力の大きさから、キャリアアップのステップとして多くのエンジニアが目指すポジションでもあります。 本記事ではテックリードの具体的な仕事内容や求められるスキル、さらにそのキャリアパスや年収について詳しく解説します。テックリードエンジニアとしてのキャリアをお考えの方はぜひ参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる テックリードの仕事内容 テックリードの主な仕事内容として、以下が挙げられます。 設計方針の検討・実行 チームの技術的なサポート コードレビュー・品質管理 プロジェクトの成功に直結する重要な役割を担うテックリードの仕事内容について、さらに詳しく解説していきます。 設計方針の検討・実行 プロジェクトの全体設計を決める中心的な役割を果たします。アーキテクチャの選定や技術スタックの決定、チームが直面する課題を見据えた効率的な設計を進めます。これにより、チームが無駄なく開発を進められる環境を構築します。 チームの技術的なサポート メンバーが抱える技術的な課題を解決し、スムーズな開発をサポートします。問題解決のアドバイスだけでなく、新しい技術やベストプラクティスの共有を通じてチーム全体のスキル向上を促します。 コードレビュー・品質管理 チームが生み出すコードの品質を守る役割です。レビューを通じてバグを未然に防ぎ、コードが読みやすく保守しやすい状態を維持します。また、テストの適用やリリースフローの最適化なども管理します。 テックリードに求められるスキル テックリードにはさまざまなスキルが求められるとお伝えしましたが、具体的には以下のようなスキルが必要となります。 知識・技術力 問題解決能力 リーダーシップスキル コミュニケーション能力 それぞれのスキルについて詳しくみていきましょう。 知識・技術力 テックリードは高度な技術知識を持ち、最新技術にも精通している必要があります。設計など上流の工程から担当する場合には特に、幅広い分野における深い理解が求められるでしょう。アーキテクチャやコードレビューにおいても、確かな技術力が不可欠となります。 問題解決能力 開発中に直面する技術的な課題に対して、迅速に解決できる能力がテックリードには求められます。課題の本質を見極めて効果的な解決策を提供することで、チームがスムーズに作業を進められるようサポートできるでしょう。 リーダーシップスキル テックリードは単なる技術者にとどまらず、チーム全体を牽引するリーダーとしての役割が求められます。チームメンバーのモチベーションを維持しつつ、困難な状況でもしっかりとまとめ上げる力が必要です。 コミュニケーション能力 テックリードには、技術的な内容をチーム内外のメンバーにわかりやすく伝える能力が不可欠です。メンバー間で発生した異なる考えをうまく調整することで、プロジェクトを円滑に進めることができるでしょう。 テックリードのキャリアパス テックリードとして活躍した後のキャリアパスとして、以下のポジションが考えられます。 エンジニアリングマネージャー ITアーキテクト VPoE CTO それぞれのポジションの仕事内容についても、簡単に解説していきます。 エンジニアリングマネージャー エンジニアリングマネージャーは技術的な指導だけでなく、チームのマネジメントやプロジェクトの進行管理を担います。テックリードよりも高い技術力に加え、メンバーの育成や組織運営に関するスキルが求められます。 ITアーキテクト ITアーキテクトは、システム全体の設計や技術選定を行う専門職です。テックリードの経験を活かし、さらに広範なアーキテクチャの設計に携わることで、企業の技術戦略を支える重要な役割を担うことができるでしょう。 VPoE VPoEは、エンジニアリング部門の全体を統括するポジションです。組織全体の技術戦略や予算管理など、より経営層と近い距離で連携しながら目標達成に向けて導く役割を担います。 CTO CTOは、企業の技術戦略を最上級で決定する役職です。テックリードとしての実務経験を積んだ後、経営層とともに企業の技術方向性を決定し、ビジネス全体に影響を与える戦略的役割を果たします。 テックリードの年収 テックリードは、その高度な技術力とリーダーシップ能力が求められるポジションであるため、年収もエンジニアの中では高水準に位置します。特に経験豊富なテックリードは、企業内での重要な役割を担い、昇進やキャリアアップを通じて更なる収入増が期待できます。 年収は地域や企業規模によって異なりますが、日本国内ではテックリードの平均年収はおおよそ700万円〜1000万円程度といわれています。大手IT企業やスタートアップでは、これより高い年収が支払われることもあります。また、テックリードがその後、エンジニアリングマネージャーやCTOといった役職に昇進した場合、年収はさらに上昇する可能性が高いです。テックリードの年収は、そのスキルセットやマネジメント能力が反映されるため、経験や実績を積むことで大きな収入の向上が見込めます。 テクフリで紹介中のテックリード案件を見ると、単価が100万円前後の案件が多くなっています。フリーランスとしてのキャリアをお考えの方は、こちらも参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる テックリードに向いている人 テックリードには、高度な技術力だけでなく、チームを導くためのさまざまな素質が求められます。まず、技術への情熱が重要です。常に新しい技術やトレンドを追い続け、問題解決のために適切な技術を選び取る能力が必要です。自分の知識を深めることに対する興味と意欲が、テックリードとしての成長を支えます。 また、テックリードは単なる技術者ではなく、チームの一員として協力し合うことが求められます。良いテックリードは、チームメンバーを尊重し、彼らと共に問題に取り組みながら結果を出す能力を持っています。技術的な指導だけでなく、チームの連携を強化するためのサポートを行い、全体の成果に貢献することが求められます。 さらに、テックリードには優れたコミュニケーションスキルも必要です。技術的な課題や解決策をメンバーや経営層に明確に伝える能力が重要であり、チーム内外との円滑なコミュニケーションを通じて信頼関係を築くことが大切です。加えて、冷静な判断力と問題解決のアプローチを持っていることも欠かせません。プレッシャーの中で冷静に最適な解決策を見出し、チームを引っ張る力がテックリードには求められます。 テックリードの将来性 テックリードの将来性は非常に高く、今後さらにその役割は拡大していくでしょう。技術革新が進み、企業がデジタルトランスフォーメーションを推進する中で、テックリードの需要はますます増しています。特に、AIやクラウド、DevOpsなどの新しい技術領域では、テックリードの役割が不可欠になりつつあります。これらの分野では、テックリードがチームを技術面でリードし、導くことが求められるため、その価値がますます高まっています。 さらに、テックリードとしての実績を積むことで、キャリアの幅も広がります。例えば、エンジニアリングマネージャーやCTOといった、より経営寄りのポジションへとステップアップする道があります。これにより、技術的な指導にとどまらず、組織全体の技術戦略に関わる役割を果たすことができます。企業の経営層との連携を深め、組織の成長を支える重要な立場へと昇進する可能性があるため、テックリードのキャリアは長期的にも安定しています。 また、テックリードはフリーランスやコンサルタントとしても活躍できる選択肢があります。豊富な経験を活かして、企業に対して技術的なアドバイスを提供したり、特定のプロジェクトで指導を行う役割を担うこともできます。こうした柔軟な働き方ができる点でも、テックリードの将来性は広がっています。今後、ますます多様化するキャリアパスにおいて、テックリードは常に高い需要を維持し続ける職業であると言えるでしょう。 まとめ テックリードは、単なる技術者にとどまらず、チーム全体を技術面で牽引し、企業の成長に貢献する重要な役割を担っています。その主な仕事内容には、設計方針の決定やチームの技術的サポート、コードレビューなどがあり、技術的なリーダーシップと問題解決能力を駆使してチームを成功に導きます。また、求められるスキルは幅広く、深い技術力に加え、優れたコミュニケーション力やリーダーシップ、チームをまとめる能力が求められます。 テックリードのキャリアパスは非常に多様で、エンジニアリングマネージャーやCTOなど、さらに高いポジションへのステップアップが期待できます。技術を深く掘り下げていく道もあれば、経営層との連携を深めていく道もあります。さらに、フリーランスやコンサルタントとしても活躍の幅が広がっており、非常に安定した将来性を持つ職業と言えます。 テックリードに向いている人は、技術に対する強い情熱を持ち、チームワークを大切にし、冷静に問題を解決する力を備えた人です。そのような人がこのポジションにおいて成果を出し、さらにキャリアを成長させていくことができるでしょう。テックリードは今後ますます重要な役割を果たし、技術革新を支える柱として、その存在感はますます大きくなるに違いありません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

freelance
Pythonの機械学習ライブラリ5選!特徴を比較して解説
機械学習とは 近年AIは様々な分野で活用されており、私たちの生活を大きく変えつつあります。そんなAI技術の根幹を担っているのが、機械学習です。機械学習とはコンピュータが自ら学習を行い、規則性などを見つけ出す技術です。学習した結果から、予測や判断といったタスクを行います。学習ルールを人間の手によって明示する必要があった従来の手法とは異なり、コンピュータ自身が分析してパターンを見つけ出すという点が特徴です。 機械学習エンジニアについては、こちらの記事で詳しく解説しています。 機械学習エンジニアとは?仕事内容や必要なスキル・資格を徹底解説! 機械学習には大きく分けて以下の3つの種類があります。 教師あり学習 教師なし学習 強化学習 それぞれの手法について詳しく解説します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 教師あり学習 教師あり学習は機械学習の基本的な手法で、訓練データと正解のペアを与えてその関係を学習させる手法です。入力データと正解のペアのことをラベル付けされたデータと呼びます。訓練データとそれに対応する正解(ラベル)によって学習を行い、新しいデータに対しても正しい予測ができるようにします。 例えば「猫」と「犬」の画像を分類したい場合、訓練データとして「猫」と「犬」の画像にそれぞれラベルを付けて学習させます。コンピュータはデータから「猫」と「犬」の特徴を抽出し、新たに入力として受け取った画像が「猫」か「犬」かを判断します。教師あり学習は主に「分類」や「回帰」と呼ばれるタスクにおいて使用され、具体例としてはスパムメールの判定、商品の価格予測などが挙げられます。 教師なし学習 教師なし学習はラベル付けされていないデータを用いて、コンピュータにパターンや構造を発見させる手法です。教師あり学習とは異なり、事前に正解が与えられておらず、AI自身がデータの特徴を分析してパターンを学習するのが特徴です。データにラベル付けする必要がないことから、大量のデータを一括で分析する場合に役立つ手法です。主に「クラスタリング」や「次元削減」と呼ばれるタスクに活用されており、マーケティング領域における顧客の分類などはその例です。 強化学習 強化学習(Reinforcement Learning)はコンピュータが試行錯誤を繰り返しながら、目標を達成するために最適な行動を学習する手法です。強化学習はロボットや自動運転車の制御など、連続的な意思決定が求められるタスクに適している手法です。例えばチェスなどのゲームにおいては勝つ可能性を一手ごとに評価し、常に最も有利な手を選ぶように学習を行います。 機械学習にPythonが使用される理由 機械学習に限らず様々な分野において、Pythonは世界中で人気のプログラミング言語です。人気の理由は、その使いやすさとライブラリやフレームワークの豊富さです。Pythonのシンプルな構文は可読性が高く、効率よく開発を進められます。さらに充実したライブラリやフレームワークのおかげで、複雑なアルゴリズムでも実装しやすいという点も魅力です。機械学習の分野においてPythonが広く使用されるこれらの理由について、さらに詳しく解説します。 ライブラリやフレームワークが豊富である Pythonには機械学習に必要なライブラリやフレームワークも豊富に用意されており、複雑な処理を少ないコード量で記述できます。後ほど詳しくご紹介しますが、「NumPy」や「pandas」、「Scikit-learn」といったライブラリは機械学習の開発に広く用いられています。これらの他にも新しいライブラリが次々にリリースされており、常に最新の技術を取り入れながら効率よく開発できます。 多くの導入実績がある 世界中で人気のPythonは、様々な企業や研究機関での導入実績があります。例えば、GoogleやMicrosoft、Metaなど大手のIT企業が社内システムへの機械学習導入にPythonを活用した実績があります。企業への大規模な導入実績が、Pythonの信頼性向上にも繋がっているのです。多くの企業がPythonを使用しているため、ユーザーコミュニティが活発であるというのも特徴です。開発を進める上で困ったことがあっても、膨大な情報源から解決策を見つけやすいというのも魅力でしょう。 コードがシンプルでわかりやすい Pythonのプログラムはインデント(字下げ)によって、ブロック構造が視覚的に認識しやすいのが特徴です。機械学習の複雑な処理も、比較的シンプルなコードで実現できるのがメリットです。さらに、大規模なプロジェクトでは多くのメンバーが関わるため、誰が見てもわかりやすいコードが求められます。エラー箇所の特定が容易、コミュニケーションが円滑に進めやすいといった点においても、Pythonのシンプルなコードは非常に魅力的です。 学習用コンテンツが充実している Pythonは、学習用のコンテンツが非常に充実しているという点も大きな特徴です。オンラインの学習コース、書籍、Web上のドキュメントなど、多様なリソースが提供されており、幅広いレベルの学習が可能です。学習に役立つコミュニティも多数存在しており、フォーラムやQ&Aサイトでの質問やディスカッションを通じて理解度を高めることもできます。機械学習という先端技術の開発分野において、学習環境が恵まれているということは非常に心強いでしょう。 機械学習に使えるPythonのライブラリ Pythonには、機械学習の開発に役立つさまざまなライブラリがあるとお伝えしました。具体的にはデータ操作や解析、視覚化、モデル構築などのケースにおいて使用されます。ここでは機械学習の開発においてよく使われる5つのPythonライブラリについて、詳しくご紹介します。 Numpy NumPyは多次元配列を効率的に扱えるのが特徴で、行列演算などの関数が豊富に揃っています。機械学習では大量のデータを扱うケースが多いですが、NumPyによって高速かつ効率的なデータ処理が行えます。機械学習の開発においては、データの前処理や数値演算の基盤として利用されるライブラリです。 pandas pandasは、データ分析のためのライブラリです。データの読み込み、整形、分析などの機能が揃っており、こちらも機械学習におけるデータの前処理に広く活用されています。例えば欠損値の処理やデータのグループ化などに使用されます。pandasはCSVやExcel、SQLデータベースからのデータ読み込みや保存もサポートしており、多様なデータソースに対応しているのも特徴です。 matplotlib matplotlibは、データを可視化するために使用されるライブラリです。機械学習ではデータの分布や傾向を視覚化することが非常に重要であり、matplotlibは学習データやモデルの性能、予測結果などをグラフで確認するために利用されます。折れ線グラフやヒストグラム、散布図などさまざまな種類のグラフを作成することが可能です。 PyTorch PyTorchは、MetaFacebookの人工知能研究グループが中心となって開発を行った機械学習ライブラリです。動的計算グラフをサポートしており、直感的にモデルを構築、トレーニング、デバッグできる点が特徴です。PyTorchはニューラルネットワークの設計やトレーニングを効率的に行えるように設計されており、自然言語処理やコンピュータビジョンなど多くのディープラーニングプロジェクトにおいて活用されています。 SciPy SciPyは、科学技術計算のためのライブラリです。線形代数、最適化、積分、統計など、様々な数学的な処理を行えます。機械学習におけるモデルの評価、シグナルや画像の前処理などの用途で利用されます。SciPyを使用することで、複雑な数学的モデルの最適化や統計的検定を効率的に行えます。高度な解析や精度の高いモデル構築をしたい場合には、SciPyが使用されます。 最後に Pythonが機械学習に用いられる理由、そして機械学習において活用されているPythonライブラリについてお分かりいただけたでしょうか。ライブラリやフレームワークが充実しているPythonは、機械学習以外にも幅広い分野で利用されています。 機械学習やAI関連の技術の発展が目まぐるしい近年において、それらと親和性の高いPythonエンジニアの需要はさらに高まることが予測されます。すでにPythonを扱ったことのあるエンジニアの方はもちろん、機械学習の分野に興味のある方はPythonに触れることでさらに理解を深められるのではないでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

freelance
生成AIとは?仕組みや種類・活用事例をわかりやすく解説
生成AI(ジェネレーティブAI)とは 生成AIは、事前に学習したデータによって新しいコンテンツを生み出すAIです。生成AIをうまく活用すると文章や画像だけでなく音声や動画など、さまざまな種類のコンテンツを自動で生成することができます。近年では生成AIを活用したさまざまなサービスが提供されており、中でもOpenAIの「ChatGPT」は広く知られています。 また、画像生成に特化した「StableDiffusion」や 「Midjourney」、ネット上から情報収集する「Perplexity AI」のような特定のタスクに特化した生成AIツールも出てきています。生成AIはその性能を活かして、私たちの身の回りの様々なところで使用されており、今後の更なる活用についても注目が集まっています。 この記事では生成AIの仕組みや従来のAIとの違いについて解説し、実際に活用されている事例なども合わせてご紹介します。生成AIを実際に利用している方にも、興味はあるけれど使ったことがないという方にも役立つ内容となっておりますので、この記事を読んで生成AIについて知見を広げていただけると幸いです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 生成AIの仕組み 生成AIには、ディープラーニングと呼ばれる人工知能技術が用いられています。ディープラーニングは機械学習の手法のひとつで、人間の脳神経系を模倣したニューラルネットワークと呼ばれる数式を用いてデータから複雑なパターンを学習します。生成AIの場合はテキストや画像といった大量の既存データを学習して、そのデータの統計的規則性やパターンを抽出します。そして学習した規則性に基づいて、新たなデータやコンテンツを生成するという仕組みです。生成AIが結果を出力するまでのステップは以下のとおりです。 データの準備:生成AIは、生成したいコンテンツの種類に合わせたデータセットを必要とします。データセットは、質の高いデータが多数含まれていることが重要です。 学習:生成AIは、用意されたデータセットを学習します。 深層学習を用いて、データの統計的規則性やパターンを抽出します。 生成:学習した規則性に基づいて、新たなデータやコンテンツを生成します。学習データに類似したものだけでなく、全く新しいものを生成することも可能です。 ディープラーニング技術の発展と計算機処理能力の向上により、生成AIの性能は飛躍的に向上しています。これにより、人間と区別がつかないほど精巧なテキストや画像、音声などを生成することが可能になりました。 ディープラーニングについては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。 ディープラーニングとは?仕組みや実用例をわかりやすく解説 生成AIとAIの違い 生成AIはAIの一種ですが、従来のAIとは異なる特徴を持っています。従来のAIは人工知能とも呼ばれる広範な技術領域であり、その中には様々なタイプのAIが含まれます。生成AIはAIの一分野ではあるものの、従来のAIよりも新しいコンテンツを生成することに特化しているのが特徴です。従来のAIシステムでは主に、事前に与えられたデータから適切な回答を出力することに焦点を当てられていました。 こうした機能はユーザーの意思決定をサポートする際に役立ちますが、新しいアイデアを創出するのには向いていません。一方で生成AIは、学習したデータに基づいて新しいコンテンツを生み出すことができます。生成AIの最大の特徴はこの創造性と生成能力にあり、これが従来のAI技術との大きな違いと言えるでしょう。 生成AIの種類 生成AIの種類は多岐にわたり、それぞれ異なる種類のコンテンツを生成できます。以下は代表的な生成AIの種類です。 テキスト生成 画像生成 音声生成 動画生成 生成AIを活用することでこのような様々なコンテンツを生成することができるため、ビジネスシーンにとどまらず幅広い分野での応用が検討されているのです。ここからは生成AIの代表的な4つの種類とそれぞれの仕組みについて、分かりやすく説明していきます。 テキスト生成 テキスト生成AIは、様々な形式のテキストデータを作り出すことのできる生成AIです。例えばニュース原稿やメールの文面、さらにはプログラムのコードなど、特定の指示に基づいてテキストを自動生成できます。この技術の背後には、大量のテキストデータから言語のパターンを学習するアルゴリズムがあります。 学習したパターンを基に、文脈に合った新しいテキストを生成するという仕組みです。生成AIによるテキスト生成を活用するとブログ記事やメールの文面の叩き台を作成できるので、文章を1から考えるのにかかる時間の短縮にもつながるでしょう。 画像生成 画像生成AIはテキストでのプロンプトから、クオリティの高い画像やイラストを生成する技術です。風景や人物の画像はもちろん、アイコンやロゴなど生成できる画像の種類は多岐に渡ります。画像生成AIは膨大な数の画像データを分析して、その特徴を学習します。学習した知識を利用して新たに画像を生成するのです。自分で絵を描いたりデザインを考えたりするのが苦手な人でも、生成AIに簡単なプロンプトを与えるだけで手軽にデザイン案を生み出すことができます。 一方で、オリジナリティやメッセージ性などの観点から、従来のデザイナー人材の需要が急激に無くなることはないでしょう。しかし生成AIによる画像生成によって、クリエイティブな作業へのハードルが大幅に下がることが期待されています。 音声生成 音声生成AIは膨大な音声データから発声の仕組みを学習しており、人間の声を模倣してテキストを自然な音声に変換する技術です。さまざまな声のトーンやアクセント、感情を再現できるという点が特徴です。音声生成AIはオーディオブックのナレーション、バーチャルアシスタント、さらに音楽制作などにおいても活用されています。人間の音声を実際に収録するのに比べて、コストを大幅に抑えられるのが魅力です。 一方で、音声の抑揚や細かいイントネーションにおいて違和感が生じることもあり、人間の話し方を完全に再現するのは難しいのが現状です。したがって、リアルな感情の表現が求められる場合には生身の人間の声を収録するなど、ケースを絞って活用する必要があるでしょう。 動画生成 テキストや画像のみにとどまらず、動画を作成できる生成AIも近年では注目されています。例えば、アメリカのランウェイ社が2023年に発表した「Gen-2」という生成AIでは、テキストや静止画から新たに動画を作成することが可能となっています。作成した動画の編集や字幕の追加などを一貫して実施できるため、撮影場所や機材を準備することなく簡単に動画を作成することができます。 動画生成AIには画像生成とテキスト生成の技術が組み合わされており、そこに動きや時間の概念が加えられています。生成AIのマルチモーダルな機能を最大限に活かした技術ともいえるでしょう。動画作成に活用できる生成AIの数は増えてきており、サービスのプロモーションビデオやショートムービー、さらには教育コンテンツなど様々な分野での活躍が期待されています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 生成AIの活用事例 生成AIによってさまざまな種類のコンテンツを生み出せることを紹介してきました。ここからはさらに具体的な生成AIの活用事例として、以下の4つを紹介します。 コンテンツ制作 チャットボットサービス 医療分野における補助 マーケティング分野におけるデータ分析 コンテンツ制作 生成AIを活用すれば、さまざまな形式のコンテンツを迅速かつ一定のクオリティを保ちつつ作成できます。ChatGPTが広く知られていることから、文章やキャッチコピーなどのテキストコンテンツの生成をイメージされる方が多いかもしれません。しかし先述の通り、近年では音声やイラスト、さらには動画を生成できるAIも数多く開発されています。膨大なデータを用いて学習することで、人間が作成したものにより近いクオリティで出力できるようになってきています。 最近はSNS上でも、生成AIを用いて作成したコンテンツが多く発信されています。それほどAIによるコンテンツ生成は身近なものになってきており、専門的な知識がなくとも気軽に活用できるツールとして認識されているということでしょう。テキスト生成と画像生成を組み合わせて簡単なスライドショーを作成したり、さらに音声生成を組み合わせてナレーション付きの動画にしたりなど、複数の生成AIを組み合わせるとコンテンツ制作の幅はさらに広がります。生成AIによって、少ない工数でより効率的なコンテンツ制作が実施されるようになるでしょう。 チャットボットサービス チャットボットは、問い合わせチャットでの質問に自動で回答したり、必要に応じてサポートを提供したりするシステムです。商品やサービス購入後のカスタマーサービス、地方自治体への問い合わせなどにおいて活用されています。従来のチャットボットはあらかじめ定められたルールをベースに動作するものが主流であったため、対応できる質問の内容が限られているのがデメリットでした。 一方で生成AIを搭載したチャットボットは、自然な言語処理を用いることでさらに柔軟な対応が可能となっています。寄せられた問い合わせ内容の文脈を正しく理解して、それに対して即座に有用な情報を提供できます。チャットボットサービスの質が向上することで、顧客満足度と業務効率の向上を同時に実現させられるでしょう。今後はますます多くの企業や自治体が生成AIを活用したチャットボットを導入して、サービスの品質向上を図っていくことが予測されます。 医療分野における補助 生成AIは、医療分野においても重要な役割を果たしています。例えば、AIを活用した画像診断ではCTやMRIなどの画像から病変を自動で検出するだけでなく、病変の種類や進行度を診断することもできます。これは診断精度の向上と診断時間の短縮に大きく貢献し、病気の早期発見を実現する可能性を秘めているでしょう。 さらに新薬研究の分野では、生成AIが膨大な化合物データベースを解析して新薬の候補となる物質を素早く特定することで、研究開発の時間とコストを大幅に削減します。生成AIのこのような応用は、診断から治療、さらには新薬開発に至るまで、医療分野全体の質の向上と効率化を実現して患者の治療結果を改善することに貢献しています。 人命を扱う分野であることから、今後もあくまで補助的な位置付けで活用されることが予想されますが、医師の業務効率化に大いに役立つことが期待されるでしょう。 マーケティング分野におけるデータ分析 マーケティング分野では、消費者の行動や傾向を理解することが極めて重要です。生成AIによって顧客の行動データや購買データなどを分析することで、顧客のニーズをより深く理解し、効果的なマーケティング施策を実行できます。人間が手動でこのようなデータを収集して分析する場合、かなりの時間を必要とするでしょう。生成AIを活用すればこれらの作業を飛躍的に効率化できます。 例えば過去のパフォーマンス結果から、顧客満足度を高めるのに有効なコンテンツを自動で作成できる生成AIなども注目されています。その他にもWebサイトのデザイン設計案の作成など、マーケティング分野において重要とされるさまざまな施策を生成AIによって効率化できるでしょう。 まとめ 生成AIの仕組みや実際の活用例などについて、お分かりいただけたでしょうか。生成AIは従来のAIとは異なり、創造性を発揮して新たな情報を生み出す力を持っています。生成AIは私たちの生活や働き方に、大きな変革をもたらす可能性のある技術です。生成AIの活用はすでに大きな注目を浴びていますが、活用できる場面は今後も増えていくことが予想されます。あなたの身近なサービスでも生成AIが活用されていないか、探してみるのも面白いかもしれません。 参考:生成AIとは?従来のAIとの違いや生成AIにできること、活用シーンや注意点などについて解説 | SketchUp Pro Japan テクフリでフリーランス案件を探してみる

freelance
組み込みエンジニアとは?仕事内容や年収について解説
組み込みシステムとそれを扱うエンジニアは、私たちの日常生活に使うあらゆる機器に欠かせない存在です。本記事では、組み込みエンジニアの役割や仕事内容、必要なスキル、キャリアパスや将来性まで、幅広く解説していきます。組み込みエンジニアの仕事内容や年収について知りたい方や案件情報が気になる人は、ぜひ確認してみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 組み込みエンジニアとは? 組み込みエンジニアは、コンピューターや電子機器などの内部に組み込まれたソフトウェアやハードウェアの開発に従事する専門家です。例えば自動車の制御システムや医療機器の開発など、さまざまな分野で重要な役割を果たしています。組み込みエンジニアはハードウェアやソフトウェアを理解して、機能性や信頼性を考慮しながらシステムを設計・開発しなければなりません。 この分野では、リアルタイム処理や省電力化、セキュリティの要件など、高度な技術が求められます。組み込みエンジニアは、ハードウェアの回路設計やソフトウェアのプログラミング、テストやトラブルシューティングなど、幅広いスキルを保有していることが多いです。組み込みエンジニアは、テクノロジーの発展に貢献し、社会の発展に欠かせない存在となっています。 組み込みエンジニアの仕事内容 組み込みエンジニアの仕事内容は多岐に渡りますが、ここでは代表的な4つの仕事内容について解説します。 ハードウェアとソフトウェアの統合 組み込みエンジニアは、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせてシステム全体の機能を実現します。ハードウェアの仕様に基づき、ソフトウェアを設計、開発し、ハードウェアとの連携させることが必要です。ハードウェアとソフトウェアの統合には相互の仕様や要件を理解して、インタフェースを設計する能力も重要となります。組み込みエンジニアはハードウェアとソフトウェアの相互作用を最適化して、システム全体の機能を実現することが求められるでしょう。 組み込みソフトウェアの設計と開発 組み込みエンジニアは、制約のある環境で動作するソフトウェアを設計、開発しなければなりません。リアルタイム処理や省電力性、セキュリティなどの要件を考慮して、効率的かつ信頼性の高いソフトウェアを実装する必要があります。 また、組み込みソフトウェアの設計と開発には、プログラミング言語の知識やアルゴリズムの理解も必要です。さらに、リソースの制約やセキュリティの考慮に加えて、リアルタイム性や信頼性の要件を満たすための技術的な課題を考えることも大切でしょう。 ハードウェアの回路設計とプロトタイプ製作 組み込みエンジニアは、ハードウェアの回路設計や基板設計を行い、システムの物理的な構成を作成していきます。また、回路図の作成や評価、プロトタイプの製作を通じて、システムの動作確認や改善を行う必要もあるでしょう。 ハードウェアの回路設計は、電子工学や回路理論の知識が必要です。組み込みエンジニアは、デジタル回路やアナログ回路の設計、信号処理、電源管理など、ハードウェアの特性や制約に合わせた工夫を行います。 組み込みシステムのテストとトラブルシューティング 組み込みエンジニアは、開発したシステムのテストとトラブルシューティングを担当することも少なくありません。システムの動作やパフォーマンスを検証し、不具合や問題を特定して修正する必要が生じます。テストとトラブルシューティングには、デバッグ技術や分析力が必要です。 組み込みエンジニアはテストシナリオの設計や評価、統合テストや機能テスト、パフォーマンスの最適化など、システムの品質向上を考慮しなければなりません。また、不具合が発生した場合には、迅速かつ正確なトラブルシューティングのスキルを駆使して問題を解決します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 組み込みエンジニアに必要なスキル 組み込みエンジニアに必要なスキルの中で、代表的なものは以下の4つです。 プログラミング言語やOSの知識 組み込みエンジニアには、複数のプログラミング言語やOSの知識が必要です。これらのスキルを駆使して、効率的な組み込みソフトウェアを開発していきます。組み込みエンジニアがよく使うCやC++は広く使用される言語であり、リアルタイム処理やメモリ管理などの制約に対応するために欠かせません。また、組み込みシステムではRTOS(Real-Time Operating System)が使用されることが多いため、RTOSの基本概念やAPIの理解も重要です。 ハードウェアに関する知識 組み込みエンジニアは、ハードウェアの基礎知識を持っておく必要があるでしょう。具体的には、回路設計や基板設計の理解、デバイスの仕様やインターフェースの知識などが求められます。ハードウェアの知識は、組み込みシステムの設計と開発において欠かせません。なぜなら、回路設計や基板設計の知識、電子回路や信号処理、デバイスの特性やインターフェースの相互作用などを理解し、活用する必要があるからです。 ローレベルプログラミングの理解 組み込みエンジニアは、ローレベルのプログラミングやビットレベルの操作に精通している必要があります。ローレベルプログラミングを理解することで、組み込みシステムの効率性や制御性を向上させることができるでしょう。また、ビット演算やポインタ操作、アセンブリ言語の知識を活用して、リソースの効率的な利用や最適な制御を実現します。 システム設計とアーキテクチャの知識 システム全体の設計とアーキテクチャに関する知識を保有していることも重要です。ハードウェアとソフトウェアの相互作用やパフォーマンスの最適化など、システムレベルでの考慮が求められます。 システム設計とアーキテクチャの知識は、組み込みエンジニアがソフトウェアとハードウェアの要件を満たすために必要なスキルです。システムの機能と性能をバランスさせて、リアルタイム制約やエネルギー効率などの要件に合わせた最適な設計を行います。また、システム全体を俯瞰的に見る視点が重要であり、モジュール間のインタフェースやデータフローの最適化にも考慮する必要があるでしょう。 組み込みエンジニアにおすすめの資格 組み込みエンジニアにおすすめの資格は以下の2つです。それぞれどんな特徴を持つ資格なのか、確認していきましょう。 ETEC(組み込み技術者試験) ETEC(組み込み技術者試験)は、組み込みシステムの基礎的な知識や技術を測定する試験です。この試験では、ハードウェアとソフトウェアの統合、リアルタイム処理、制御システム、信号処理などの基本的なトピックについて問われます。ETECの取得は、組み込みエンジニアとしての信頼性や専門性を高めるための有効な手段となるでしょう。 OCRES(OMG認定組み込み技術者資格試験) OMG認定組み込み技術者資格試験(OCRES)は、組み込みソフトウェアの設計と開発に関連する知識やスキルを評価する試験です。この試験では、リアルタイム制約、組み込みシステムのモデリング、アーキテクチャ設計、ソフトウェアの品質保証などについて問われます。 ETECは組み込み技術全般の基礎的な知識と能力を評価する試験であるのに対し、OCRESは組み込みソフトウェアの設計や開発に特化した高度な知識と能力を評価する試験となるので、両方取得しておくことで、エンジニアとしての価値向上につながるでしょう。 組み込みエンジニアのキャリアパス 組み込みエンジニアのキャリアパスには、専門職と管理職の2つの方向性があります。専門職としてのキャリアにおいては、技術力の向上と専門知識の獲得が重要です。組み込みシステムの設計や開発におけるスキルや経験を積み重ね、プロジェクトリーダーやアーキテクトとしての役割を担うことができます。特定の業界や技術領域に特化することで、より専門性を高めていくことができるでしょう。 一方で管理職のキャリアパスでは、プロジェクトマネージャーや部門リーダーとしての役割を担います。プロジェクトの計画や進行管理やチームの指導、育成などが必要です。組織全体のビジョンや戦略に基づき、リソースの配分や目標の達成に貢献しなければなりません。組織内外のステークホルダーとのコミュニケーション能力も重要です。 どちらのキャリアパスを選ぶにせよ、継続的な学習とスキルのアップデートは必要不可欠になるでしょう。技術はどんどん進歩していくので、新たな知識やトレンドを取り入れていかなければ、組み込みエンジニアとしての価値を高めることは難しくなってしまいます。キャリアパスは、個人の目標や適性によって異なるため、自身の興味や能力を踏まえながら適切な道を選ぶと良いかもしれません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 組み込みエンジニアの年収 組み込みエンジニアの平均年収は、603.9万円となっており、日本人の平均年収400万円台と比べれば、高い水準となります。 参考:IT関連産業の給与等に関する実態調査結果 組み込みエンジニアの年収は、経験、スキルレベル、地域、企業の規模などによって異なりますが、一般的には経験の浅い初級エンジニアの年収は平均的なエンジニアの年収に近くなるでしょう。一方で、中級エンジニアや上級エンジニアになると年収が大幅に上昇する傾向があります。また、管理職やエンジニアリングスペシャリストとしてのキャリアパスを選択することで、更なる収入の向上が期待できます。 テクフリに掲載中のインフラエンジニア案件の平均単価は約80万円となっており、年収換算すると約960万円となります。(2024年11月時点)フリーランスとしてのキャリアをお考えの場合は、こちらもぜひ参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 組み込みエンジニアはやめとけと言われる理由 組み込みエンジニアはやめておけと言われることもありますが、なぜなのでしょうか?ここでは、代表的な理由を2つご紹介していきます。 人手不足によって負担が増加しやすい 組み込みエンジニアの需要は高まっている一方で、エンジニアの数は限られてしまいます。そのため、プロジェクトの数や規模が増えると、エンジニアは多くの責任を負い、長時間の労働やストレスを抱えることがあるかもしれません。 継続的な学習が必要となる 組み込みエンジニアが取り扱う技術は常に進化しており、新たなハードウェアやソフトウェアの登場に伴い、継続的な学習とスキルのアップデートが求められます。技術の変化に追いつくためには、自己学習や専門的なトレーニングが必要です。 組み込みエンジニアの将来性 組み込みエンジニアの将来性は非常に高いと言えます。なぜなら、IoTの普及や自動運転技術、ロボット工学など、あらゆる分野で組み込み技術の重要性が増しているからです。また、新たな産業分野や応用領域においても需要が高まっており、エンジニアには幅広いキャリアチャンスがあります。これらを考えれば、組み込みエンジニアになるメリットは大きいです。 組み込みエンジニアの案件情報 組み込みエンジニアの案件情報では、一例として、自動車産業やメディカルデバイスなどの分野での仕事が挙げられます。その他にも様々な案件に携わることで、先進的な技術に触れながら、安全性や快適性の向上に貢献することができるでしょう。テクフリに掲載中の組み込みエンジニア案件も、ぜひご確認ください。 組み込みエンジニア案件を探してみる まとめ 今回は、組み込みエンジニアの仕事内容や必要なスキル、将来性などについて紹介しました。組み込みエンジニアは、ハードウェアとソフトウェアの統合やシステム設計、プログラミングなど幅広いスキルが求められます。 また、自動運転技術やIoTの普及など、将来性も高い分野です。組み込みエンジニアとしてのキャリアパスを考える際には、資格取得やキャリアの選択も考える必要があります。 一方で、継続的な学習が必要であったり、需要が高いが故に業務の負担増加といった課題も念頭においておきましょう。組み込みエンジニアは、技術の進歩に対応しながら常に成長し続ける必要があります。将来を見据えながら、組み込みエンジニアとして働いてみることを考えてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

freelance
コワーキングスペースとは?利用のメリットなどについて解説
エンジニアとして働いている方の多くは、業務において生産性を重視しているのではないでしょうか。エンジニアという職業は同じ業務ひとつをとっても、それを実施する人によって生産性が大きく異なってくる場合もあり、仕事において生産性を高めることが非常に重要な職業だからです。 特に、エンジニアの場合は仕事を行う環境によっても生産性が大きく左右される場合が多く、快適な仕事環境を希望している方が多いです。 フリーランスエンジニアも同じく、仕事をする場所によって集中力や作業効率が変化するため、生産性にも影響が生じるでしょう。自宅を作業スペースとする場合もありますし、カフェなどを利用して仕事するエンジニアもいます。 また、フリーランス人材の数が増加している近年においては「コワーキングスペース」と呼ばれるスペースを利用して仕事をするエンジニアもいます。 この記事ではフリーランスエンジニアの方に向けて、コワーキングスペースの特徴や使用するメリットと合わせて、おすすめのコワーキングスペースをご紹介します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる コワーキングスペースとは? コワーキングスペースは英語で「CO-Working Space」と表記されます。「CO」とは「共同」という意味であり、日本語に直訳すると「共同で仕事する場所」という意味になります。コワーキングスペースはその名の通り、個室ではなくオフィスのようなオープンな場所となっています。コワーキングスペースにある机やその他の備品については、他のコワーキングスペース利用者と共有するという仕組みになっています。 コワーキングスペースでは定期的にイベントが開かれることもあり、ただ作業場所として利用するだけではなく利用者どうしの交流もできるということが大きな特徴です。コワーキングスペースのおもな利用者は会社を運営している起業家や、フリーランス人材です。一般的な会社員であれば仕事をする場としてオフィスがありますが、小規模の会社を運営している方やそこに所属している方、フリーランスの方はオフィスがない場合も多く、コワーキングスペースのおもな利用者層となっています。 近年では特に、都内を中心にコワーキングスペースは近年増えています。コワーキングスペースが増えている背景には働き方改革があり、リモートワークが推進されているなどフリーランスとして働きやすい世の中になっているということが考えられるでしょう。近年はリモートワークが可能な企業に所属している社員の方が、コワーキングスペースをリモートワークの際の作業場所として利用する傾向が高くなっています。 コワーキングスペースのメリット コワーキングスペースを利用することのメリットとしては大きく以下の3つが挙げられます。 低コストで利用できる 快適なオフィス環境を用意できる 新しい人脈の形成につながる それぞれのメリットについてさらに詳しく解説します。 低コストで利用できる フリーランスとしての活動を始めたばかりの方や、独立後のコスト管理に不安を抱える方にとって、コワーキングスペースは強い味方となるでしょう。従来のオフィスをレンタルする場合には、賃料に加えてインターネットや光熱費、さらには会議室やプリンターなどの設備費が発生します。 コワーキングスペースでは必要なインフラがすべて揃っており、それらを低価格で利用できるのが特徴です。フリーランスとしての経費を抑えながらも快適な仕事環境を確保したい方にとって、コワーキングスペースは有効な選択肢のひとつです。 快適なオフィス環境を用意できる 自宅で作業していると、仕事とプライベートの切り替えが難しく、集中が途切れてしまうこともあります。コワーキングスペースを利用すれば作業に集中できるだけでなく、リラックスできるスペースも併設されていることが多いため、オン・オフの切り替えが可能です。 高品質なWi-Fi、個別の作業デスク、ミーティングルームなどが整っているため、プロフェッショナルな印象を与えたいクライアントとの打ち合わせにも安心です。フリーランスの方が自分のオフィスとして活用できる、快適な環境を備えたスペースが手軽に用意できるのは大きなメリットです。 新しい人脈の形成につながる コワーキングスペースは、さまざまな分野におけるプロが集まる交流の場でもあります。フリーランスとして働いていると一人で業務をこなすことも多く、他の専門家と知り合う機会が少なくなりがちですが、コワーキングスペースでは自然な形で新しい人脈を広げることができます。 イベントやワークショップが定期的に開催されることもあり、異業種のフリーランサーやクリエイターとの交流を通じて、いい刺激を得られるでしょう。自身の視野を広げつつ新しいつながりが欲しいという方にとって、コワーキングスペースは魅力的な場所と言えます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる コワーキングスペースの利用における注意点 コワーキングスペースのを利用するメリットについてお伝えしてきましたが、その一方で以下のような点について注意する必要があります。 周囲の雑音への対策を行う セキュリティに細心の注意を払う 利用可能な時間を把握しておく それぞれの注意点についても詳しく解説します。 周囲の雑音への対策を行う コワーキングスペースは活気があり、他の利用者との情報交換ができる一方で、周囲の雑音が気になることもあります。集中して作業を行いたいフリーランスの方にとって、雑音対策は非常に重要です。 必要に応じてイヤホンやノイズキャンセリングヘッドホンを活用することで、自分の作業に集中できる環境を作れるでしょう。場所によっては静かなエリアや個室のブースが設けられていることもあるため、自分の作業スタイルに合わせてスペースを選ぶこともおすすめです。 セキュリティに細心の注意を払う コワーキングスペースでは他の利用者も作業をしているため、情報セキュリティに気を配る必要があります。機密情報を扱う際にはスクリーンフィルターを使用したり、パスワードを強化したりするなど必要な対策を行いましょう。Wi-Fiのセキュリティ設定なども確認し、信頼できるネットワークのみを使用することも重要です。 利用可能な時間を把握しておく コワーキングスペースは場所によって営業時間や混雑度が異なるため、事前に利用可能な時間を把握しておくことが大切です。特に集中して作業したい場合は、混雑しにくい時間帯を確認しておくと良いでしょう。 24時間利用可能なスペースであれば自由なタイミングで作業できるため、夜間に集中するタイプの方にも便利です。利用時間や混雑状況をうまく活用することで、快適で効率的なワークスタイルを実現できます。 コワーキングスペースの活用方法 続いてコワーキングスペースの活用方法についてです。活用方法としてはおもに、作業場所として活用する方法と会議場所として活用する方法があります。 まず、作業場所としての使い方ですが、コワーキングスペースは他の起業家やフリーランスの方も利用しているスペースとなっており、カフェのようにプライベートで利用している方はほとんどいません。そのため、自分自身の集中力を削ぐ要素が少なく、エンジニアとして設計や開発に作業に集中する場所として利用することが出来ます。 続いて会議場所としての使い方ですが、コワーキングスペースは同じプロジェクトのメンバーとの会議をする際やお客様対応や採用面接の際にも利用できます。オープンスペースを会議場所として使える場合もあれば、コワーキングスペースによっては会議専用のスペースが設けられている所もあります。 特に求職者との面談が必要となる人材系企業などはコワーキングスペースを利用して面談を行っている場合もあり、コワーキングスペースは会議場所としての使い方が適している場所と言えます。 フリーランスエンジニアにおすすめのコワーキングスペース フリーランスエンジニアにおすすめのコワーキングスペースをご紹介します。 Yahoo!Lodge(永田町) Yahoo!Lodgeは永田町に本社があるYahoo! Japanの本社の中にあるコワーキングスペースとなっています。今後有料化を検討しているそうですが、こちらは現在無料で利用することが出来ます。日本最大級のコワーキングスペースと言われているほどかなり広いコワーキングスペースとなっており、ウォーターサーバーがあったり、会議室があったりと設備も充実しています。無料で利用できるので、コワーキングスペースを体感してみたい方は是非足を運んでみてください。 Co-Edo(茅場町) Co-Edoは茅場町にあるコワーキングスペースであり、一日1000円、一ヶ月でも10000円以内で利用できるというコスト面で大きなメリットがあるコワーキングスペースです。エンジニアの方が多いコワーキングスペースとなっていて、イベントも頻繁に開かれています。フリードリンクもあり、環境としてもかなり良いコワーキングスペースです。 fabbit(全国) fabbitは国内20カ所、国外19カ所の施設全国約3,000社(名)の会員を有しており、主要都市及び海外拠点との連携や会員間の情報交流も積極的に行っているコワーキングスペースです。多種多様なセミナー、相談会を開催、2018年にはApple共同創業者スティーブ・ウォズニアック氏を招いて講演を行なうなど、エンジニア必見のイベントが開催されています。 ナレッジソサエティ ナレッジソサエティは東京都千代田区にあるバーチャルオフィス・シェアオフィスです。セミナールームを低コストで利用できるプランや動画撮影用のスタジオなども用意されており、フリーランス人材だけでなくあらゆるビジネスシーンに活用することのできるスペースとなっています。最寄駅から徒歩30秒という立地に加えて、新宿駅や渋谷駅、東京駅へのアクセスも非常に充実しているため都内での移動が簡単なのも魅力です。 Hub Space(ハブスペ) Hub Space(ハブスペ)は、全国の様々な形態のシェアオフィスを手軽に探せるポータルサイトです。エリア、月額金額、個室、キーワード検索など条件を入力することで、条件にぴったりのオフィスを検索ができます。オフィス紹介ページには、他の方の利用者の口コミも掲載されています。 コワーキングスペース・レンタルオフィスを探すならHub Spaces(ハブスペ) まとめ:仕事環境とコミュニティ形成で選ぶ フリーランスエンジニア向けのコワーキングスペースというテーマで、今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか?フリーランスエンジニアとして仕事をするにあたって、仕事環境とコミュニティ形成は非常に大切です。この記事を参考に、ぜひ自分に合うコワーキングスペースを探してみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

freelance
Webデザイナー
Webデザイナーの将来性は?需要や求められるスキルについて解説
デジタル化が急速に進む現代において、Webデザインの重要性はますます高まっています。一方で、生成AIをはじめとする新しい技術やツールが拡大してきたことによって、Webデザイナーという職種の将来性を危惧する声もあります。 本記事では、Webデザイナーの需要がどのように変化していくのか、これからの時代のWebデザイナーに求められるスキルなどについて詳しく解説します。これからWebデザインを学ぼうとしている方やキャリアチェンジを考えている方はぜひ最後までご一読ください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Webデザイナーの需要がある業界は? Webデザイナーの需要が最もある業界はIT/Web業界です。Webサイト作成は企業がコーポレートサイトを作成するだけでなく、キャンペーンや企画、新規事業の立ち上げなど様々なタイミングで必要です。そのためWebサイト制作やWebコンサルティングなどの事業に関連するWeb業界は、Webデザイナーの一定の需要があります。 そしてWebデザイナーは広告業界でも一定の需要を見込むことができます。なぜならWeb業界の広告代理店や制作会社にとってWebデザインはデジタル広告の制作に欠かせない技術となるからです。 美容・健康業界や建築業界などその他の業界でも、web制作部門を内製化しているケースもあるため、Webデザイナーが活躍できる業界は多岐にわたります。しかし大手企業でもキャンペーンページのWebデザインなど専門的なWebサイト制作は外部のIT企業に委託しているケースが少なくありません。このような背景からもWebデザイナーの需要が一定以上保たれている業界はIT/Web業界になるといえるでしょう。 Webデザイナーの将来性は? 需要は今後も続くのか 経済産業省の資料「IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果」によると、2020年のIT人材の需要は92.3万人。それに対して不足する人数は36.9万人とされています。そして2020年から10年後の2030年にはIT人材の需要は85.7万人、それに対して不足する人数は78,9万人とされています。 この数字から分かることは、2030年は現在よりもIT人材として必要とされる人数は減少することです。しかし不足する人材の人数は約40万人増える予測となっています。需要は供給とのバランスとなるため、人口減少社会となっている国内の状況から考えても、IT人材の需要は高くなっていく可能性が高いといえるでしょう。そして5Gの開始など2020年はIT業界にとっては追い風となる社会的な変化もあります。 このようなことを考慮すればWebデザイナーは将来性があり、今後も需要は続く可能性が高いと考えられます。 参考:経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課「IT分野について」 Webデザイナーの需要を高めるスキルとは? Webデザイナーは将来性がある職種であることは前述の通りですが、年齢を重ねても社会から必要とされ続ける人材になるためには高いスキルを身につけることが欠かせません。 実際にWebデザイナーのフリーランスとして独立した場合、案件を受託するためには過去の実績や人間関係も重要ですが、その前提にはWebデザイナーとしてのスキルを有していることが必要となるからです。ではWebデザイナーの需要を高めるスキルにはどのようなものがあるのでしょうか。 ここからは、Webデザイナーの需要を高めることに有用なスキルについて見ていきましょう。 コーディングスキル WebデザイナーにとってWebページのレイアウト調整に関するコーディングスキルは欠かせないスキルです。コーダーとWebデザイナーで職務内容を明確に分けている現場も存在していますが、Webデザイナーとして長く活動すればコーディングに携わる機会は少なくありません。HTML、CSSを駆使したコーディングスキルはキャリア形成の早い段階で身につけておくことをおすすめします。 Photoshop、Illustrator の操作スキル PhotoshopとIllustratorの操作スキルはWebデザイナーとして活動する上での最重要ともいえるスキルの一つです。PhotoshopとIllustratorは上級者向けの機能も使いこなせることができれば、表現の幅を広げることにもつながります。Photoshop、Illustratorの新しいバージョンや機能が公開された時は、情報をチェックしてスキルの向上に励みましょう。 UI/UXとデザインに関するスキル Webサイトのデザインは、ただオシャレであることやコンセプトを表現するだけでは意味がありません。特にネットショップやキャンペーンサイトは商品の購入や会員登録など明確な目的を持って運営されます。そのためWebデザイナーとして活動するなら、UI/UXに関する理解とデザインスキルが大切です。 UIとはユーザーインターフェースのことで、主にユーザーが操作する(触れる)ことを意識したデザインをすることを意味しています。例えばボタンのサイズや色、位置やデザイン、フォントなどをユーザーの立場になって考えるようなことも含まれています。UXとはユーザーエクスペリエンスのことであり、ユーザーがWebサイトに訪れて体験すること、経験すること全般を意味します。 そのため前述のUIも含まれた概念となっており、ネットショップであればトップページから商品紹介ページ、購入ボタンから決済までの操作のしやすさや分かりやすさなど。操作性まで考えてデザインを作ることを意味しています。 UXを高めるためには商品購入までの顧客の心理状態や関心について考えることも必要となるため、コピーライティングや販売に関連した心理学を学ぶことも、スキルを高めることに役立つといえるでしょう。 JavaScriptなどフロントエンドに関するスキル JavaScriptはWebサイトの動的なデザインを表現する際には欠かせないプログラミングスキルです。またその他フロントエンドに関するプログラミングスキルを身につけることができれば、Webデザイナーだけでなくフロントエンジニアとしての役割も担当できるようになるため、より市場価値が高いIT人材を目指すことができるようになります。 JavaScriptは近年、オンラインスクールや動画コンテンツ、学習サイトなど学習環境が整ってきているため、プログラミング未経験者でも習得を目指すことは難しくありません。 【まとめ】高い報酬の案件の需要があるのは一定以上のスキルを身につけたWebデザイナーに限られる Webデザイナーの需要が今後も見込めることは間違いありませんが、スキルがなければ満足な報酬を期待できません。実際に東京など大都市以外の求人に目を向けると、非正規雇用として低い単価でWebデザイナーが募集されているケースは少なくありません。 そのためWebデザイナーとしてある程度の高い単価の案件を受注する、もしくは転職するためには一定以上のスキルを身につけることが欠かせません。実際にコーディングスキル、JavaScriptなどプログラミングスキルの有無やWebサイト制作におけるディレクション経験の有無は、提示される報酬や転職を目指せる求人・案件に大きく影響します。Webデザイナーとして今後も長く活躍することを考えるなら、スキルアップは重要なテーマのひとつだといえるでしょう。 独学だと少し不安だという場合には、デザインスクールなどを活用してみるのもおすすめです。 参考:日本デザイン|WEBデザインの知りたい!知りたかった!が見つかる情報サイト テクフリでフリーランス案件を探してみる

働き方
システムエンジニアになるのに大学の学部は関係ある?
新型コロナの拡大をきっかけに社会が大きな変化を遂げた2020年。苦境に陥る企業・業界も少なくありません。新型コロナによる失業者の数は7万人を超えるという報道もあります。 こういう先が見えない世の中で、「手に職を付けたい」とシステムエンジニア(SE)へとキャリアチェンジを考えている方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、システムエンジニアになるために必要な条件や資格、そして、資格の取得方法について、現役SEが解説してみたいと思います。 テクフリでフリーランス案件を探してみる システムエンジニア(SE)になるためのルート 一般的なルート システムエンジニアとして活躍する方の経歴は様々ですが、一般的には「情報学部」や「理工学部」を卒業後にIT企業に入社、もしくはフリーランスとなってシステムエンジニアとなるパターンです。 上記のような学部ではプログラミングなどについて学ぶ機会が多く、企業としてもエンジニアとして活躍できる人材を探す上で、情報系学部に注目する傾向が強くなってきています。しかし言うまでもなく、全てのシステムエンジニアが理系学部出身というわけではありません。文系の学部出身者がシステムエンジニアとして活躍していることも多いです。 その他のルート その他に多いルートとしては、情報系の専門学校やスクールでITスキルを身に着けて、IT業界に飛び込むパターンです。大学の情報系学部ではITスキルを「学問」として学びますが、専門学校やスクールでは、現場経験豊富なエンジニアから、ITスキルを「業務テクニック」として習得できるメリットがあります。スキルや知識を体系的に身に付けたい場合は、スクールを利用してみるのもいいでしょう。 WEBMARKS システムエンジニア(SE)になれる条件 システムエンジニアを目指せる条件について、より具体的に解説していきます。システムエンジニアに向いている人の特徴などもありますので、未経験の方もぜひ参考にしてみてください。 未経験でもシステムエンジニアを目指せる? みなさんが気になっているであろう、「未経験でもシステムエンジニアを目指せるか?」について、現役システムエンジニアが本音で語らせていただきます。結論から言ってしまうと、専門学校やスクールを卒業した上でIT業界を志望するのであれば、業界未経験の方でも、システムエンジニアとして業界デビューを飾れる可能性はそれなりに高いです。 理由としては、すでにお伝えした通り、現場経験豊富なエンジニアから実践的な指導を受けられるだけでなく、卒業後の就職先を紹介してくれる専門学校・スクールも多いためです。ただし、独学でITスキルの習得を進めた業界初心者だと、厳しいかもしれないです。もちろん、第二新卒で応募可能な若い方であれば、業界未経験かつ独学の方でも、システムエンジニア枠で採用してれくる会社も確かに存在するので、可能性はゼロではありません。 しかし、自身の能力をアピールする方法について、よく検討した方が良いでしょう。一般的な方法としては、「ポートフォリオを公開する」、「資格の取得」などが挙げられます。資格の取得については改めてご説明します。 システムエンジニアに向いている人は? 突然ですが、システムエンジニアとプログラマー、この二つの職種の違いはお分かりになりますでしょうか。この二つの職種は「システム開発者」という面ではよく似ています。会社によっては、プログラマーとシステムエンジニアの違いを意識せず、まとめてシステムエンジニアとしている組織もあるように感じます。 しかし、プログラマーとシステムエンジニアを明確に分けている会社があるとすれば、一般的には、プログラマーはあくまで「システム開発のためにプログラミングする人」なのに対して、システムエンジニアには「設計などの上流工程に参画し、クライアントを含めた関係者と折衝を行うこともできる人」と明確な区分をしているはずです。 システムエンジニアになるには、大きく下記のスキルが不可欠です。 関係者と折衝を行うコミュニケーションスキル クライアント企業や業務について理解を深めようとする知的探求心・好奇心 プロジェクトマネージャーのサポート要員(PMO)やプロジェクトリーダー(PL)として、計画的にシステム開発が進められるように統率するマネジメントスキルやリーダーシップ 小規模の案件だと、自身が実質的にプロジェクトマネージャーを務めることもあります。個人的な意見でしかありませんが、私の周りのシステムエンジニアはおおむね、「多くの人から好かれる、勉強熱心で真面目な常識人」が多く、たまに「少々破天荒だけど、周りを巻き込む不思議な魅力のあるエネルギッシュな人」がいらっしゃるように思います。 学部や学歴は関係ある? 企業や人事ごとの好みがあると思うので、絶対ないとは言えませんが、学歴はあまり関係ありません。筆者自身、文系出身のシステムエンジニアです。学歴に関係なく、システムエンジニアになることが可能です。 もちろん、業務を行う上で必要なITスキルを保有していることが必須ですが、コミュニケーションスキルや業界・企業理解など、ITスキル以外の面では、情報系出身でIT業界しか知らない方よりも、むしろ、私のような文系出身者や他業界からシステムエンジニアになった方のほうが、優位性を感じることもあります。 システムエンジニアになれる年齢は? 年齢制限については、実質的にはあると思います。多くの企業の求人票に「長期的なキャリア育成のため、35歳までに限らせていただいております」と書いてあるのではないでしょうか。この30代半ばというのが、一つのポイントなのかな、と思います。 システムエンジニアは「ITスキル+総合的な人間力」が試される職種です。総合的な人間力は他業種である程度、育成できると思いますし、ITスキルについても、専門学校・スクールである程度は学べると思います。 しかし、それらの経験は、他業種での実績、教育機関で学んだ知識でしかありません。システムエンジニアとして実際の業務での経験ではありません。通常、ある程度以上の現場慣れが期待されている40歳を超えているのに、“システムエンジニアとしては若葉マーク”というのは少々、厳しいかと思います。 「業界知識が豊富なので、設計やクライアント交渉はお任せください」ということであれば、システムエンジニアとしてデビューできる可能性もありますが、そうでない場合にはコンサルタント職など、別のポジションでご活躍することをおススメします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる システムエンジニア(SE)には資格が必要か システムエンジニアという職業は、例えば医者や弁護士のように、試験をクリアし、資格を得ないとできない仕事ではありません。逆に言えば、誰でもシステムエンジニアになることができます。つまり、「私はシステムエンジニアだ」といくら連呼しても、連呼するだけでは評価されない世界です。 そのため、先述の通り「ポートフォリオを公開する」、「資格の取得」などの方法にて、自身のスキル・知識レベルを証明できるようにしたうえで、求職活動を行うのが好ましいです。 システムエンジニア(SE)になるためにおすすめの資格 ITパスポート(iパス) ※難易度1(合格率50%前後) 日本のIT国家資格である「情報処理技術者試験」を構成する資格試験の一つです。そもそもITパスポートは“ITを利活用する者”のための資格試験です。つまり、ITシステムのユーザーとなる人向けの資格試験であり、ITエンジニアのための資格試験ではありません。そのため、ITパスポートを取っていてもIT業界では基本的には評価されません。 それでは、なぜ、この資格の受験をおすすめするかと言いますと、IT業界にいままで縁がなかった方が、ITに触れる“はじめの一歩”として、丁度良い難易度の資格試験だからです。しかもCBT方式(テストセンターでのWeb試験)のため、いつでも受けることが可能です。 あえて極端な言い方をするならば、「ITパスポート」になかなか合格できない場合はITに関して苦手意識が強い可能性があります。そういう意味でも、これまでITと関わりのなかった方が、自身のIT業界への適性を判断する際の試金石となる資格試験とも言えるでしょう。 基本情報技術者試験 ※難易度2(合格率20%前後) 基本情報技術者試験も「情報処理技術者試験」を構成する資格試験の一つです。ITパスポートは“ITを利活用する者”のための資格試験でしたが、基本情報技術者試験は、“情報処理技術者”のための資格試験です。 日本が行うITエンジニアのための資格試験というところで、IT業界では非常に評価が高い資格試験の一つであると同時に、「IT業界に三年いても基本情報技術者試験が取れない人は、IT業界に向いていない」と言われることもあります。まさに、ITエンジニアにとって登竜門のような位置付けの資格試験です。 このように、もとからIT業界にいた方にとっては、持っていて当たり前の資格ですが、業界未経験者にも関わらず、基本情報技術者試験を取得しているとなると、転職活動などにおいて大きなアドバンテージになります。プログラミングスキルが問われる問題が出現するなど、ITパスポートよりも難しいですが、取得することをおすすめしたい資格試験です。 応用情報技術者試験 ※難易度3(合格率20%前後) 応用情報技術者試験は基本情報技術者試験の上位となる資格試験です。基本情報技術者試験を取得し、数年の経験があるシステムエンジニアやプログラマーを主な対象者としています。 IT業界においては、新卒採用者の場合、20代半ばから30代前半までに取得するように要求している企業が多く、30歳以上の中途採用者の応募条件にしている会社も少なくありません。 このように中堅以上のシステムエンジニア向けの資格試験であり、基本情報技術者試験よりも難しいですが、実はプログラミングスキルを問われる問題を回避できます。そのため、文系出身の方にとっては、基本情報技術者試験よりも応用情報技術者試験の方が、試験合格に向けた勉強は取り組みやすいかもしれません。 システムアーキテクト試験 ※難易度4(合格率10%前後) システムアーキテクト試験は応用情報技術者試験よりさらに上位のグレードとなる“高度情報技術者試験”の一つです。応用情報技術者試験に合格できる技量のあるエンジニアの中でも、さらに専門性の高いエンジニアのための資格試験です。 普通は業界未経験者が受けるような資格試験ではありません。しかし、上級システムエンジニアを目指す方にとって、一つのゴールとなる資格試験ですので、名前だけでも覚えておいてください。 ORACLE MASTER Bronze ※難易度2(合格率不明) アメリカのソフトウェア会社であるORACLEが実施する資格試験がORACLE MASTERです。試験内容としては、ORACLE社が発売するデータベース関連の製品である「Oracle Database」に関する技術力を確認するものになっています。「Bronze」が最下位で、「Silver」「Gold」「Platinum」という風に上位の資格が設計されています。 ちなみに、ORACLE MASTERのように、ベンダーが自社製品の理解度を測定するための資格試験を主催することがありますが、この手の試験のことをベンダー試験と呼びます。更新世になっていたり、商品のバージョンアップに合わせて、資格試験のバージョンも更新されることが多いので、一度取ったが、いつの間にか失効していた、ということもよくあります。 資格をとるための勉強法 資格取得のための勉強法としては次の3つです。 書籍での学習 学習サイトの活用 学校に通う 個々人の向き不向きや、それぞれにメリット・デメリットがあります。それぞれを簡単にご紹介いたします。 書籍での学習 書籍を使って学習するメリットはオフラインで、自分の好きな場所・タイミングで学習を進められるという点です。デメリットは、メールなどを使って著者等の有識者に問い合わせできる書籍も一部ではありますが、基本的には質問などができないという点です。 基本的には、“解説が手厚い問題集+必要に応じて補助教材(重要項目を網羅した文庫本サイズのものなど)”もしくは“模擬問題などがついている解説本”が良いかと思います。基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などの情報技術者試験に関しては、特に多様な関連書籍がありますので、自分が続けられそうなものを選ぶとよいでしょう。 学習サイトの活用 メリットは、有識者に質問がしやすく、オンラインに限られますが、自分の好きな場所・タイミングで学習を進められる点です。デメリットとしては、オンラインに限られるため、学習サイトだけでは隙間時間活用ができない、また、習慣化できないと、そのうち講義ビデオを見ないことになりがち、という点です。 無料で過去問を公開しているところもありますが、本格的な講義が受けたい方はUdamyがおすすめです。アメリカ発のオンライン学習サイトですが、日本のベネッセが業務提携しており日本人にとっても非常に使いやすいサイトになっています。 学校に通う 資格試験対策講座を実施している学校に通うのもひとつの手段です。メリットは、有識者に質問がしやすく、また、他の受講者と一緒に学ぶことで、モチベーションが高い状態で学習を進められる点です。 デメリットとしては、オンラインに限られるため、学習サイトだけでは隙間時間活用ができないという点です。また、他の方法に比べて、経済的・時間的コストがもっとも掛かってしまいます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 資格以外に必要なスキル プログラマーとシステムエンジニアの違いという話の中で少し触れましたが、システムエンジニアにはITスキルが必要不可欠ですが、それだけでは厳しいです。特にシステムエンジニアに求められるのは、以下の二つのスキルです。 ・コミュニケーションスキル →クライアントを含めた関係者と折衝を行うことが求められることが多いため。 ・マネジメントスキル →計画的にシステム開発が進められるように、同じユニットのプログラマーや後輩システムエンジニアを統率することも求められるため。 この二つは資格試験などで証明できませんが、これまでの経験ベースに適性があることを伝えられると思います。自己PRなどをうまく活用しましょう。なお、資格試験の学習だけでは「開発スキル(実装力)」は身に着かないかと思います。資格試験とは別に、プログラミング学習も進めましょう。また、学習状況も自己PRなどで伝えるようにしましょう。 システムエンジニア(SE)のキャリアプラン・キャリアパス システムエンジニアになった後のことが気になる、という方も少なくないでしょう。ということで、システムエンジニアのキャリアプラン・キャリアパスについても簡単に説明しておきましょう。 システムエンジニアという職種は「設計などの上流工程に参画し、クライアントを含めた関係者と折衝を行うこともできる人」である、ということは、すでにお伝えしましたが、“設計など(ITエンジニアとしての専門性を高める)”と“関係者と折衝”のどちらにフォーカスを合わせるかで、二つの道があります。 まず一つ目の“設計など(ITエンジニアとしての専門性を高める)”場合のキャリアパスとしては、ある分野、例えば、PythonならばPython、ネットワークならネットワークといった風に、特定分野のITスキルを深めて、その分野の権威、スペシャリスト・上級システムエンジニアとなるコースです。 もう一つの“関係者と折衝”を深める場合のキャリアとしては、いわゆるプロジェクトマネージャー(PM)として、プロジェクト全体の統括をする管理者へのキャリアアップです。逆の言い方をすると、IT業界の花形職種と言われるプロジェクトマネージャーですが、システムエンジニアとして下積み時代を積んでから、プロジェクトマネージャー職を任されることが一般的です。 ついでに申し上げると、みなさんにもイメージがあるかと思いますが、一定以上のスキルを保有するシステムエンジニアが、脱サラしてフリーランスとして活躍することも多いです。社内で一般社員から係長、係長から課長といった、キャリアップを目指すだけが道ではありません。 社内で肩書を持ち、そのランクが上がるにつれて、現場への関与が下がってしまうことが多いです。あるいは、会社の経営・運営にも責任を持つことになり、社内政治への関与を含めて、エンジニアファーストで仕事が続けられなくなることもあります。自身が目指す「技術者像」を追い求めるため、会社のシガラミから解放されるため、フリーランスに転向するのは、IT業界では普通のこととなりつつあります。 まとめ 今回はシステムエンジニアになるために必要なことについて、ご紹介させて頂きました。結局のところ、システムエンジニアに限らず、IT人材は「いま必要な技術力を持っているか」の一点で評価されます。そのため、学生時代は情報系だったとしても、社会人になって以降、自己研鑽を怠れば、「技術力の低いシステムエンジニア」へと転落することもあります。 逆に言えば、学生時代やこれまでの経験に限らず、努力を重ねて技術力を深めると、それに応じて、高い評価を得ることが可能です。業界未経験から、フリーランスとしてお金と時間の自由を得ている人も少なくありません。先が見通せない時代だからこそ、システムエンジニアへの転向は検討価値があるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

freelance
スキル
エンジニアのスキルシートの書き方と基本ルールを徹底解説!
スキルシートとは スキルシートとは、エンジニアとしての経験や実績を職務経歴書よりも詳細に記載するための書類です。職務経歴書は一般的に人事部門の採用担当者を対象としており、経歴の概要やアピールポイントを中心に記載します。そのため、エンジニアの場合は開発環境やプロジェクト概要には触れるものの、具体的な技術的経験までを職務経歴書に書くことは稀です。 一方で、スキルシートは開発部門の管理者や技術担当者が確認することを想定しており、これまでどのような案件に携わり、どんな技術を駆使してどのような成果を上げたかを具体的に記載することが求められます。スキルシートの提出が求められるのは企業と求職者のミスマッチを防ぐためです。面接でも詳細な確認は行われますが、時間の制約で網羅できる部分には限りがあるでしょう。 したがって、スキルシートは企業と求職者の双方にとって欠かせない重要な書類です。スキルシートの内容や質によっては年収に数十万円以上もの差が生じることもあるため、適切な記載方法をマスターすることが大切です。転職エージェントやフリーランス専門エージェントが、スキルシートの添削を行ってくれる場合もあります。本記事ではスキルシートの具体的な書き方について解説しますので、テンプレートなども活用しながらぜひ参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる スキルシートの書き方・見本 プログラマーやSE(システムエンジニア)向けのスキルシートを例に、項目ごとに説明します。スキルシート(職務経歴書)は下記リンクから無料でダウンロード可能です。 ダウンロード(Excel) 基本情報 氏名、最寄駅、資格、所属、性別、年齢、学歴を記載します。所属にはフリーランスの場合、「個人事業主」と記載するようにします。 自己PR スキルや経験からは人柄を知ることはできないので、自分の性格や強み、仕事で心掛けていることを自己PRの欄に記載しましょう。 職務経歴詳細 参画したプロジェクトを新しいものから順に記載します。 業務内容には、担当した分野や習得したスキル、プロダクトへの貢献度などをできるだけ具体的に記載しましょう。「担当工程」は●を記載し、担当した工程がひと目で分かるようにします。 スキルシート作成の基本ルール フリーランスエンジニアとしてスキルシートを作成する際は、内容についてはオリジナルなものが求められる一方で、書き方には基本的なルールがあります。 ではフリーランスエンジニアがスキルシートを書く際には、どのようなことに注意すれば採用担当者に響くスキルシートとなるのでしょうか。その書き方の基本を順番に見ていきましょう。 「箇条書き」と「体言止め」で簡潔に スキルシートは、客観的に見てわかる情報を採用担当者の方に伝える手段です。ですので、わかりやすくするために簡潔に見やすく書くことが基本です。箇条書きや体言止め(言い切り)を使ってできるだけ無駄な記述は省きましょう。 A4用紙2〜4枚におさめる スキルシートは基本的に、2~3枚程度、多くても3~4枚程度におさめます。分量が多すぎると読み手の負担になるので、簡潔にまとめるように意識しましょう。履歴書は手書きで作成することがありますが、スキルシートは一般的にPCで作成します。是非、下記FMをダウンロードし、活用してください。 守秘義務を守る スキルシートは、例え退職した会社のことであったとしても、守秘義務は守りましょう。企業名を開示できない場合は、「大手自動車メーカー」など、具体的な名称は伏せることが大切です。その他機密事項として定められている情報がある場合も、詳細の記述は厳禁です。 レイアウトを見直す スキルシートはプロジェクトごとに区切りをつけて、マシン、OS、DB、言語、ツール、担当業務など項目ごとに記載するのが基本です。フォーマットは自由ですが、表を使った方が見やすくなるので、できるだけ見やすさを重視して項目は設定しましょう。スキルシートを少しでも見やすくするために、誤字脱字の修正はもちろん、改行や表の幅など、レイアウトを丁寧に調整することが大切です。 自己PRは具体的に スキルシートは何ができるのかのみではなく、何をどのようにしてきたのか、過去の実績を整理して記載するものです。「期間」「業務内容」「スキル」はもちろんのこと、何人のチームだったのか、どのような役割だったのか、また具体的にどのような開発環境だったのか、長くなり過ぎない程度で、具体的に書くことがポイントです。関わった案件が多ければスキルシートは長くなりがちですが、多くてもA4用紙4枚以下に抑えておくことをオススメします。 求められるスキルに合わせて作成する スキルシートはただ自分のエンジニアとしての技術と経験をまとめるだけではいけません。前提として、応募するプロジェクトが求めるスキルに合わせることを考えなければいけません。最近増えてきているWeb系案件の場合、開発環境や習得言語が選考の重要な見極めポイントのひとつとなります。 一方でプロジェクトマネージャーなどマネジメントスキルが求められる案件にエントリーするなら、これまでのマネジメント業務での工夫や、役割を書くことが必要になります。これらは一例ですがフリーのエンジニアのスキルシートは、応募するプロジェクトが求めるスキルを考慮しながら作成することが大切です。 開発・設計については特に詳しく記載する スキルシート作成においては開発、設計について記述する際も、具体的な内容が求められます。とくにフリーのエンジニアとしてスキルシートを作成するなら、開発、設計の箇所は重要です。 フレームワークの利用、設計方法、担当した機能、そして担当した案件が新規開発だったのか、それともシステム改修だったのか等、開発/設計については詳細に記載しておきましょう。読むだけで担当者が開発環境のイメージができる内容が理想です。 西暦で記載する 履歴書では、一般的に年号を平成や令和などの和暦で記載しますが、スキルシートでは西暦を用いることが一般的です。特に指定がない場合は、西暦で記載するようにしましょう。 スキルシートのどこが評価されやすいのか? スキルシートを書く際は、どこが評価されやすいのか理解しておくことも大切です。採用担当者が見ているポイントは大きく以下の2点です。 強みが明確にあるかどうか キャリアに一貫性があるかどうか これは応募者が多い案件であるほど、見られるポイントとなります。人手不足でフリーランスエンジニアを急募している場合、書類選考はそこまで厳しくはなりませんが、基本的に採用担当者はこの二つのポイントを重視して見ています。 スキルシートにまったく異なる分野で、短期間のプロジェクトが並んでいると、キャリアとしては一貫性がある印象にはなりません。またジョブホッパーのような印象を持たれてしまうリスクがあります。さらに強みについても、色んなことを書きすぎると何が強みなのか分からなくなってしまうので注意が必要です。 スキルシートを作成する際は、これらのことを考慮してプロジェクトが求めているスキルに関連したものに絞って具体的に書くなど、見せ方を工夫することも大切です。 まとめ ここまで主にフリーのエンジニアがスキルシートを書く際のポイントについて紹介してきましたが、最も大切なことは案件で求められている経験と技術を把握することです。これを押さえていなければ、どれだけ綺麗に経歴を整えても、採用担当者に響くスキルシートにはなりません。 スキルシートは基本的な部分は共通でも構いませんが、エントリーする案件によって内容を変えていくことが基本です。フリーランスエンジニアとしてこれからスキルシートを作成するなら、まずは雛形とするスキルシートを作成しましょう。そして雛形を元にして、エントリーする案件に合わせた内容に加工すれば、採用担当者に響きやすいスキルシートに近づきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

freelance
年収(フリーランス)
カスタマーエンジニアとは?仕事内容や年収について解説
カスタマーエンジニア(CE)とは? カスタマーエンジニア(CE)とは、顧客に提供したシステムの運用・保守を担当するエンジニアのことです。一般的にエンジニアというと開発をしている人がイメージされることが多いと思いますが、カスタマーエンジニアは開発・導入後のサポートがメインとなります。 対象範囲はハードウェアからソフトウェアまで幅広いため、きちんとした知識が求められる職種といえるでしょう。顧客にとっては、わからないことや不具合、新規機能の追加相談など、CEに頼ることが多くなるため、カスタマーエンジニアは自社への信頼度を背負っている重要な立場です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる カスタマーエンジニアの仕事内容について カスタマーエンジニアの主な仕事は、以下の3つに分かれます。 導入する機器の提案や選定 導入した機器の設置 保守や点検 それぞれどのような仕事内容なのか見ていきましょう。 導入する機器の提案や選定 昨今のIT社会では、IT機器を導入していない企業はどんどん少なくなっています。カスタマーエンジニアは、契約を結んだ顧客先に訪問し、必要なIT機器やシステムを導入します。導入するのは、プリンターやサーバーなどのハードウェアから、ソフトウェアまでさまざまです。顧客側で何を導入するか決まっていることもありますが、カスタマーエンジニアがニーズを聞いて、予算内で機器を選定することもあります。その際は、 「現場の環境によって必要な機器はなんなのか」 「スペックはどれくらい必要か」 「そもそも置ける場所があるか」 などを考えて、何を導入するか提案します。 導入した機器の設置 機器を選定した後には、機器を設置する必要があります。設置もカスタマーエンジニアの仕事です。具体的には、ハードウェアであれば機器を設置して固定したり、配線を安全に引いたり、機器の初期設定を行ったりします。 また、事前に顧客の要望をヒアリングして、プリンターであれば使いやすい位置に、サーバーであれば安全な位置に配置する、など考える必要があります。そのため、インフラ周りの知識も求められるでしょう。 保守や点検 導入・設置をしたら終わりではなく、いよいよ運用が始まります。カスタマーエンジニアは導入後のサポートも担当します。顧客先の全員がIT機器に通じていることは少ないので、利用者に使い方を説明することもカスタマーエンジニアの仕事です。保守面では、急なトラブルやエラー、バグが発生したと連絡を受ければ、すぐに対応する必要があります。顧客先に常駐していることもあれば、都度訪問して対応することもあります。 また、定期的な点検もカスタマーエンジニアの仕事です。バージョンアップデートがあれば、他の機器との互換性などを踏まえた対応も必要になります。つまり、システムが導入されている限り、顧客と長い付き合いが形成されることになります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる カスタマーエンジニアとシステムエンジニアの違い カスタマーエンジニアと似ている職種に、システムエンジニア(SE)と呼ばれる職種が存在します。システムエンジニアの主な仕事は、開発フェーズの要件定義から、設計、構築、テストにあたります。つまり、一連の流れのうち、 前半の設計、開発に携わるのが「システムエンジニア」 後半の運用、保守に携わるのが「カスタマーエンジニア」 ということです。直接設計、開発をしたいと考えている方はシステムエンジニアを目指すのがいいでしょう。 カスタマーエンジニアの年収と将来性 ここまでカスタマーエンジニアの仕事内容について解説してきました。興味を抱いた方も、カスタマーエンジニアを目指すにあたり、 「実際のところ稼げるのか?」 「将来性はあるのか?」 という疑問をお持ちかもしれません。詳しく見ていきましょう。 カスタマーエンジニアの年収 カスタマーエンジニアの平均年収は、各種求人媒体のデータを参考にすると、およそ500万円になります。システムエンジニアとの間に大きな差はありません。また、国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」では、日本の平均年収は433万円なので、平均よりは高い傾向にあることがわかります。 参考:国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」 カスタマーエンジニアの将来性 IT社会が進んで、企業がますます新しいITシステムや機械を導入していくことを考えると、カスタマーエンジニアの需要はあがっていくと考えられます。また、IT人材不足が深刻化していることを考えると、すべての企業でカスタマーエンジニアが足りている、いなくても大丈夫という状況になることは考えにくいため、重宝されるでしょう。 ただし、一つ懸念しておかなければならないのは、AI技術の進歩によって左右される可能性がある点です。自動で相談、点検などが行われるようになれば、IT知識のない人でも扱えるようになるかもしれません。しかし、当面の間は専門知識を持った「カスタマーエンジニア」という職業がなくなることはないでしょう。 カスタマーエンジニアに求められるスキル・資格 実際にカスタマーエンジニアになるにはどのようなスキル・資格が求められるのか見ていきます。 コミュニケーション能力 顧客先で実際にやり取りをするカスタマーエンジニアには「コミュニケーション能力」は欠かせません。コミュニケーションに不備があると、顧客の要望も正確に聞き出すことができなかったり、トラブルを解決したいのに新たなトラブルが生じてしまう恐れがあります。また、良い関係を築くことで、自社製品の営業をできる機会が生まれることもあるでしょう。 ITに関する知識 当然ながらITに関する知識は必要です。自社システムへの理解はもちろんのこと、ITインフラ周りの知識や互換性などの情報を頭に入れておく必要があります。 情報収集スキル IT業界の特徴として、変化が早いことが挙げられます。そのため、自分の知識ではこうすれば対応できたが、トラブルが解決できない、なんてことも起こり得るでしょう。 顧客側からすれば、トラブルが発生した場合は解決してもらえる前提で契約しているので、トラブル解決に手こずって時間がかかると困ってしまう可能性があります。そのような事態を避けるためにも、常にトレンドを把握し、知識をアップデートしていく姿勢が重要です。 トラブル対応力 顧客は自社製品だけでなく、さまざまなメーカーの製品を使用しているでしょう。そのため、どれかのバージョンアップデートが原因で、互換性がなくなり突然障害が発生するなんてこともあるでしょう。 また、物理的なトラブルやコミュニケーション面でのトラブルも考えられます。そのような際に、迅速に、真摯に対応できる能力があれば、信頼を失わず、逆にチャンスが生じるかもしれません。 まとめ 今回はカスタマーエンジニアについて解説をしました。「エンジニア」という言葉を聞いて想像する職種とは少し異なることもあったかもしれません。 しかし、運用・保守というのはシステムの設計・開発と同等に重要なフェーズであり、そこを任せられているカスタマーエンジニアは大きな存在です。顧客との距離もとても近いので、やりがいを直に感じることができる職業といえるのではないでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

ATLASSIAN Trello
freelance
Trelloでタスク管理を効率的に! 個人やチームでの使い方も解説しました
最近では、政府の働き方改革の影響や、労働力確保が難しくなっている側面から、生産性をいかに高めるかが企業の中で課題となっています。生産性を高めるには、業務の効率化が鍵となってきます。 エンジニアとして業務をするにあたって、業務を円滑にするために業務効率化ツールを使って業務を進める場合が多いです。 特にタスク管理ツールは多くの企業・個人に使われています。 そのタスク管理ツール中でも、今最も注目されているTrelloについて今回はお伝えしていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Trelloの基本的な使い方 Trelloとはタスク管理ツールの一種です。 Trelloは直感的な操作と、使いやすいデザインが特徴的であり、Trelloを使うと、仕事や家庭でのさまざまなプロジェクトをひと目で分かるように整理できます。 まず登録方法を説明します。 アカウント作成をします。 個人で利用する際も、チーム名の登録が求められるので、登録します。チーム名は後から変更できるので、チームで使う予定がない方は適当に登録していても大丈夫です。 次に実際の使い方を大まかに説明します。 「ボード」「リスト」「カード」の3つでタスクを管理します。最低限これだけ理解しておけば使うことができます。使い方もとても簡単なものです。 ・「ボード」について 「ボード」は、付箋を貼るシートのようなものです。一番大きな枠組みで、例えば、「チーム共有用ボード」「個人のタスク管理ボード」「プライベート用」など利用目的によって分けることができます。 右下の「新しいボードを作成」から、ボードを作成し、タイトルを入力します。 ボードのタイトルを入力したら、使用できます。 その際、公開範囲も指定できます。 1つのアカウントでも自分だけのもの、チームのものなど使い分けることができます。 ・「リスト」について 「リスト」は、「ボード」の中で、グルーピングをするフォルダです。 「todo」「作業中」「完了」などに分けることができて、この中にある「カード」を移動して管理ができます。 「カード」は付箋のようなもので、1つのカードに1タスクを書き込みます。これは自由に移動させることができます。 エンジニアとして働いていると、自分のタスクだけ管理すれば良いというわけではなく、チームとして成果物を作り上げるためにチームでタスクを割り振る必要があります。そのため、チームで各々のタスクを分け、進捗状況を確認するためにTrelloが使われる場合が多いです。 チームで使う際は、リストを個人名で分けるなど工夫できそうですね。 Trelloの使い方【個人】 Trelloは、学生の課題管理や、テスト期間の計画、プライベートの予定管理、就職活動の提出物管理などにも役立てることができます。今回は就職活動の提出物管理を想定して説明します。 1つのボードに、「Todo」「作業中」「完了」のリストを作っています。その中にタスクのカードを作ります。カラフルなタグを使って、優先度の高さや、どのくらいの時間を要するのか色分けしています。 「Todo」リストにあるものから、「完了」リストに移動させることがモチベーションになり、作業が捗りそうです。 「作業中」にあるリストでも、その作業の何がどのくらい終わっているのかを可視化することができます。 例えば、作業中リストにある「A社ES」の真ん中にあるチェックリストの部分を見てください。 真ん中のチェックリストを利用すると、何がどのくらい終わっていて、次回は何から始めれば良いのかが一瞬でわかります。 設問が3つある中、1つは終わっているので、次は設問2から取りかかれば良いですね。 リストを細かく可視化できるので、後から「あっ、あれやってなかった!」「作業を再開しようと思ったけど、何からやればいいか分からなくてやる気が出ない」というようなこともなくなり、作業効率が上がったり、抜け漏れもなくなったりするはずです。 Trelloの使い方【チーム】 Trelloは、チームで仕事をする際に誰がどのくらい仕事を持っているのかや、その進捗具合の管理に役立ちます。 まずは、チームの作り方を説明します。 右上の、Aチームの上にある+を押すと、 チーム作成画面に移動します。チーム名を入力して、チームタイプ(マーケティング/HR/運用/エンジニアなど)を選択します。 チーム説明は入力してもしなくても利用できます。 次は、一緒に利用するチームメンバーを登録します。 「メンバー」を押します。 「チームメンバーを招待する」を押して、招待したい人のアドレスを入力します。 これで、作成したボードをチームで利用できるようになりました。 あとは「リスト」と「カード」を作成して、チームで使いやすいように利用しましょう。 Trelloの使い方【アプリ】 Trelloは、ブラウザ版とアプリ版があります。 ブラウザ版は、ネットからログインすると利用できます。アプリ版は、PCやiPhoneでダウンロードしてログインしておくことで利用できるので、使いやすいことが特徴です。 違いとしては、「利用のしやすさ」でしょう。 あとは、ボタンの位置が少しだけ異なりますが、利用する上では支障がない程度で、大きくは異なりません。 Trelloのおすすめの使い方 上で紹介した、「ボード」「リスト」「カード」を動かして利用するだけでも十分なほど便利なのですが、より便利な使い方をいくつか紹介します。 Trelloのガントチャートの使い方 ガントチャートとは、以下のような機能です。全ての期限をカレンダーのように可視化してくれるので、優先順位を立てやすくなります。 「Elegant for Trello」からダウンロードできます。 利用するにあたって、まずはクローム機能の拡張を行います。以下でやり方を紹介します。 まず右上のインストールボタンを押します。 chromeに追加を押します。 ウェブブラウザ上には、このように表示されるので、onにするとガントチャートが表示されます。 月ごと、週ごと、日ごとに切り替えることができるので期間に合わせて表示すると使いやすいです。 Trelloのラベルの使い方 ラベル機能は、「カード」をよりわかりやすく利用するツールです。 このように優先順位を示すことにラベルを用いることができます。もちろん自分で文章を入れることができるので、好きなラベルを作って利用すると、より作業効率が上がります。 Trelloのチェックリストの使い方 チェックリストは、カードの中に組み込むことができ、1つのタスクが実際どのくらい終わっているのかを把握できるようになっています。 このように、バーには%が表示されます。下に表示されている5つのチェックリストは、自分で好きに入力できるので、具体的なタスクを入力するととてもわかりやすいですね。 進捗度を測れるので、どこから次に取りかかれば良いのかが一目瞭然です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

freelance
QAエンジニア
QAエンジニアとは?仕事内容や年収について詳しく解説
QAエンジニアとは QAエンジニアのことを単なるバグ等の確認者と思っているなら、それは大きな誤解です。QAエンジニア(Quality Assurance Engineer)とは、ソフトウェアやシステムの品質を保証する専門職であり、開発工程全体での品質向上に重要な役割を担います。単純にバグを見つけるだけではなく、プロセス改善やリスク管理を通じて、プロダクトが高い品質基準を満たすように導くのが役割です。 QAエンジニアはテスト戦略の設計から実行、フィードバックループの確立までを包括的に実施して、製品のリリースを支えます。技術スキルや分析力に加えてチームと密に連携するコミュニケーションスキルも求められます。本記事ではQAエンジニアの具体的な仕事内容や、求められるスキル、関連する資格などについて詳しく解説し、QAエンジニアとしてのキャリアを考える際に役立つ情報をお届けします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる QAエンジニアの重要性 私たちの生活はスマートフォンや自動車、医療機器など、幅広い分野でデジタル技術に依存しています。ソフトウェアの品質はユーザー体験や安全性に大きな影響を与えるため、ソフトウェア開発においてQAエンジニアは重要な役割を担うようになってきました。 社会がデジタル化を進める中で、QAエンジニアの持つ専門知識やスキルの重要性は高まり続けています。新しい技術や高度なユーザーのニーズに対応するため、QAエンジニアは進化し続け、その需要は今後も増加が見込まれています。特に、日本の成熟した市場においては、製品やサービスの品質が競争優位を築くカギとなります。職種としては比較的新しいものの、今後は開発チームの中心として活躍する機会も増えるでしょう。 QAエンジニアの業務内容 QAエンジニアの主な業務内容として、以下の4つが挙げられます。 仕様の確認 テストの設計 テストの実行・分析 分析結果の報告 それぞれの業務内容についてさらに詳しく解説していきます。 仕様の確認 QAエンジニアはプロジェクトの最初から深く関与し、開発チームと緊密に連携しながら、要件や仕様の詳細を精査します。この段階では、仕様書をただ読むだけでなく、それが実際のビジネスニーズやユーザーの期待に沿っているかを確認することが重要です。また、潜在的な問題や曖昧な点を早期に特定することで、後のテストプロセスを効果的に進めることができます。 テストの設計 テストの設計は、テストを行うにあたって、その方針やアプローチを明確にする重要なフェーズです。要件や仕様をもとに、どの部分をどのような視点でテストするか、どんなテストケースが必要かということを計画します。また、テストの自動化が可能であれば、そのためのスクリプトやツールの選定、設計も行うべきでしょう。この段階での質の高い設計は、効率的で有効なテストを実現する鍵となります。 テストの実行・分析 テストの実行、分析は、具体的なテスト活動が行われるフェーズです。設計したテストケースに基づき、テストを実施します。発見されたバグや不具合は、その場で対処するだけでなく、細かい点まで分析して原因を突き止めることが重要です。この分析によって、単なる表面的な問題だけでなく、根本的な原因も明らかにすることができ、再発の防止や、より高い品質のソフトウェア開発をサポートします。 分析結果の報告 分析結果の報告をすることで、テストの結果や分析内容を体系的にまとめ、開発チームやステークホルダーに伝達することが必要です。これは、ただの情報伝達だけでなく、改善のための提案や意見交換の場としても機能するでしょう。細かい部分まで報告を行うことで、プロジェクトメンバー全員が同じ認識を持ち、製品の品質向上に向け、一致団結したアクションを取ることができます。 QAエンジニアとテストエンジニア(テスター)の違い QAエンジニアとテストエンジニアの違い” width=”512″ height=”342″ /> QAエンジニアとテストエンジニア(テスター)は、ソフトウェア開発において似た役割を担っているように見えますが、その責任範囲や視点には大きな違いがあります。テストエンジニア(テスター)は、主にテストケースの実行と不具合の発見に特化しています。開発された機能が期待どおりに動作するかを確認し、製品がユーザー要件を満たしているかを評価します。 一方で、QAエンジニアは製品全体の品質保証を担います。単なるテスト実施にとどまらず開発プロセス全体を監視して改善提案を行うことで、開発の初期段階から品質向上に寄与します。QAエンジニアはテスト計画の立案や自動化の導入、リスク評価を含むプロセス全体に関与し、製品の品質基準を満たすための戦略を策定します。 このように、テスターが「製品をテストする」役割を果たすのに対し、QAエンジニアは「品質を保証する」ためのプロセス全体を見渡し、組織としての品質向上に寄与します。プロジェクトの成功において、どちらの役割も重要であることを理解しておきましょう。 QAエンジニアに必要なスキル QAエンジニアに必要なスキルとして、以下が考えられます。 プログラミングスキル テスト技法に関する知識 品質マネジメントに関する知識 ソフトウェア開発に関する知識 それぞれのスキルについて詳しくご紹介していきます。 プログラミングスキル QAエンジニアとしての基本的な役割は、自動テストのスクリプトを効果的に書き、機能や性能を評価することです。そのため、複数のプログラミング言語やフレームワークを習熟していることが求められる場合が多いでしょう。 また、発生したバグの原因を迅速に特定するためには、コードの読解能力やデバッグの技術も欠かせません。高いプログラミングスキルを持っていることによって開発チームとの連携がスムーズになり、より迅速な問題解決が可能となります。 テスト技法に関する知識 テスト技法は、ソフトウェアの品質を確保や向上させるための手法や方法論の集まりです。QAエンジニアは、様々なシチュエーションに応じて最適なテスト技法を選択し、実施する能力が求められます。この知識には、ホワイトボックステスト、ブラックボックステスト、パフォーマンステストなどの基本的なテスト方法から、最新のテスト技術やツールの利用法まで、幅広いものが含まれるでしょう。 品質マネジメントに関する知識 ソフトウェアの品質は、その製品の成功を左右する非常に重要な要素です。QAエンジニアは、品質を測定、分析、改善するためのさまざまな手法やツールを理解し、実際のプロジェクトに応用する能力が求められます。これには、品質の基準の設定、リスクの評価、品質向上のためのアクションプランの策定など、継続的な品質の確保と向上を目指す活動が含まれます。 ソフトウェア開発に関する知識 QAエンジニアは単にテストを行うだけでなく、開発の全プロセスに関与することが多いため、開発のライフサイクル、使用技術、そしてソフトウェアのアーキテクチャなどの基本的な知識が必要です。これにより、テストのタイミングや方法、重点を適切に決定することができます。また、現代の開発手法やツール、例えばCI/CDやDevOpsに関する知識も、効率的なテストの実施や迅速なフィードバックを実現するために重要となります。 QAエンジニアにおすすめの資格 QAエンジニアになるために資格は必須ではありませんが、キャリアアップにおすすめの資格として以下が挙げられるでしょう。 JSTQB認定テスト技術者資格 ソフトウェア品質技術者資格認定 QC検定 T検証技術者認定試験(IVEC) QAエンジニアとしてのキャリアアップを検討している方や、知識を体系的に身につけていきたい方は以下の解説をご覧ください。 JSTQB認定テスト技術者資格 JSTQB認定テスト技術者資格は、ソフトウェアテスト分野における知識とスキルを証明するための資格で、QAエンジニアやテストエンジニアにとって非常に有益です。この資格は、日本におけるISTQB®(International Software Testing Qualifications Board)の認定資格であり、国際的に通用する信頼性の高い資格です。 JSTQB資格には、Foundation LevelとAdvanced Levelの2つのレベルがあります。 Foundation Levelではソフトウェアテストの基本概念や技法を学ぶことができ、初心者から経験者まで幅広いエンジニアが基礎を固めるのに役立ちます。Advanced Levelは、テストマネジメントやテスト分析の高度なスキルを身につけたい人に適しており、リーダーシップやプロジェクトの品質向上に貢献するための知識を身につけることができます。この資格を取得することで、テストプロセス全体を理解して効果的なテスト計画やケース設計を行う力を証明できるでしょう。 ソフトウェア品質技術者資格認定 ソフトウェア品質技術者資格認定は、ソフトウェア開発における品質管理や品質保証に関する専門知識を証明するための資格です。この資格は、QAエンジニアや品質管理の専門家が品質確保に必要な理論や実践的なスキルを身につけていることを示します。 この資格ではソフトウェア開発のライフサイクルにおける品質の重要性や、品質保証プロセスの設計・実施に関する知識が求められます。具体的にはリスク管理やテスト戦略の策定、品質改善手法など、実務において即戦力となるスキルがカバーされています。受験者は、実際のプロジェクトで役立つ知識や技法を学ぶことで、より高い品質を持つ製品を提供する能力を養います。ソフトウェアの品質を追求する上で、非常に価値のある資格と言えるでしょう。 QC検定 QC検定(Quality Control検定)は、品質管理や品質改善に関する知識やスキルを評価するための資格試験です。この資格は品質管理の手法や理論を体系的に学ぶことで、製品やサービスの品質を向上させるための力を身につけることを目的としています。特に製造業やサービス業において、品質管理の重要性が高まる中で、QC検定は多くの企業において評価されています。 QC検定には4級・3級・2級・準1級・1級の5段階のレベルが設けられており、それぞれのレベルで異なる専門知識が求められます。自身の知識レベルに合わせて学習を進められるというのが魅力とも言えるでしょう。 IT検証技術者認定試験(IVEC) IT検証技術者認定試験(IVEC)は、ソフトウェア検証および品質保証に関する専門的な知識や技術を評価するための資格試験です。この資格は、ソフトウェア開発における検証活動の重要性が高まる中、特にIT業界において信頼性のある資格として位置づけられています。 IVECでは、ソフトウェア検証の基礎知識、検証プロセスの設計、テスト技術、バグ管理、リスク評価など、実務で必要な幅広い知識が求められます。この試験は、受験者が検証のフレームワークやベストプラクティスを理解し、効果的なテスト計画を立てる能力を持っていることを証明できます。 QAエンジニアのキャリアパス QAエンジニアのキャリアパスは多岐にわたりますが、本記事では以下3つのキャリアパスについて詳しく解説していきます。 QAコンサルタント テストアナリスト フリーランスとして独立 QAコンサルタント QAコンサルタントは企業や組織における品質保証プロセスを改善し、最適化するための専門家です。QAエンジニアとしての実務経験を基に、より戦略的な役割を担うことが求められます。 QAコンサルタントとしての主な業務は、顧客のニーズに応じた品質管理のフレームワークやプロセスを設計して導入することです。これにはテスト戦略の策定、品質改善プランの提案、さらにはテスト自動化の導入支援などが含まれます。クライアントのシステムや開発環境を分析して最適な品質保証の手法を提案することで、組織のソフトウェア品質向上に貢献します。 技術的なスキルに加えて、優れたコミュニケーション能力やプロジェクトマネジメントスキルが不可欠です。クライアントと信頼関係を築いて要件を正確に理解するために、高い対話スキルが求められます。また、異なる業界やプロジェクトに携わるため、柔軟な思考と適応力も重要となるでしょう。QAコンサルタントとしてのキャリアを進めることで、より広範な業界知識を得ることができ、さまざまなプロジェクトに関与する機会が増えます。特定の業界や技術に特化することで専門性を高め、さらなるキャリアの可能性を広げることもできます。 テストアナリスト テストアナリストは、ソフトウェア開発プロジェクトにおいて、テストプロセスの設計や分析を専門とする役割です。このキャリアパスは、QAエンジニアとしての実務経験を活かし、テストの戦略的な部分に焦点を当てることが求められます。 テストアナリストの主な業務には、テストケースの設計、テスト計画の作成、テスト結果の分析が含まれます。具体的には、ビジネス要件や技術仕様を理解し、それに基づいて効率的なテストケースを作成します。また、テスト実施後には、得られたデータを分析し、問題点や改善点を特定することが重要です。これにより、開発チームにフィードバックを提供し、製品の品質向上に寄与します。 テストアナリストには詳細な分析能力や論理的思考力が求められます。また、テスト自動化ツールやテスト管理ツールの使用経験があることも望ましいです。特にデータ分析やリスク管理に関する知識を持っていることで、より高度なテスト戦略を策定することが可能になります。 テストアナリストとしての経験を通じて、品質保証の全体像を理解し、プロジェクトの成功に貢献するためのスキルを磨くことができます。また、将来的にはテストリーダーやQAマネージャーなどの管理職への道も開かれており、キャリアの幅を広げることができる魅力的なキャリアパスです。 フリーランスとして独立 フリーランスのQAエンジニアとして独立することも、キャリアの選択肢として考えられるでしょう。自身の専門性を活かして多様なプロジェクトに参加することで、経験を積みながら柔軟な働き方を追求できるのが魅力です。プロジェクトごとに異なる業界や技術に触れることができるため、専門性の幅を広げたり、新たなスキルを習得したりするチャンスが豊富にあります。 独立するためにはまず一定の実務経験を積み、信頼できるネットワークを築くことが重要です。クライアントとの信頼関係を築くためには、効果的なコミュニケーションスキルと問題解決能力が不可欠です。また、プロジェクト管理能力や自己管理能力も求められ、納期を守りつつ高品質な成果を提供することが求められます。 フリーランスとして働くことの利点は、柔軟な働き方ができる点です。自分のライフスタイルに合わせたスケジュールを組むことができ、勤務地も自由に選べるため、ワークライフバランスを重視する方にとって理想的です。しかし、収入が不安定になる可能性もあるため、経済的な安定を確保するための戦略も必要です。実際のQAエンジニア案件を確認して、スキルや単価感をチェックしてみるのもいいでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる QAエンジニアの年収と将来性 QAエンジニアは、ソフトやアプリの開発に直接携わっているわけではなく、完成後の品質チェックを専門とするポジションです。プロの観点からソフトやアプリを吟味する必要はあるものの、実際の開発業務を行うわけではないことから、一般的なエンジニアと比較すると年収は若干低めの水準といえるでしょう。 テクフリで掲載中のQAエンジニア案件の平均単価は約71.6万円となっており、年収換算すると約860万円となります。(2024年10月時点) QAエンジニアとしての経験を積み、上位職種である「QAコンサルタント」「QAマネージャー」などにキャリアアップできると、これ以上の年収を手にできます。業界でも希少なスキルを持つ人材となることができれば、年収1,000万円を目指すことも難しくなくなるでしょう。 まとめ QAエンジニアはソフトウェアの品質を担保し、エンドユーザーに良質な製品を届けるためのキーパーソンとして活躍しています。業務内容は単にバグの検出に留まらず、要件の確認、テスト設計、結果の分析と報告など、開発プロセスの多くの段階での対応が求められるため、広範な知識とスキルが必要とされていることが分かって頂けたのではないでしょうか。 デジタル技術の進化に伴い、ソフトウェアの役割は日々増大しており、その複雑性や多様性も増しています。このような状況で、製品の品質を維持、あるいは向上させるためには、QAエンジニアの役割がますます重要になってきています。特に、信頼を勝ち取るためにも、新しい技術領域や市場への進出を考える企業において、QAエンジニアの専門的知見は 必要不可欠と言えるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる

freelance
年収(フリーランス)
フリーランスエンジニアの平均年収はいくら?言語や職種別に紹介します
フリーランスエンジニアは、一般的に企業に勤めるエンジニアよりも高い年収を受け取っているとされています。社会保険料や住民税・所得税といった税金は自分で支払わなければなりませんが、それを差し引いても手取りの報酬額は高いというイメージが一般的です。この記事では職種や言語、年齢といった属性別にフリーランスエンジニアの年収についてご紹介します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエンジニアの年収(職種別) 平均年収 職種別の平均年収は以下のようになっております。 ※「テクフリ」にて掲載中案件の平均単価を用いて、1年間稼働した場合を想定して算出(2024年10月時点) 職種(ポジション) フリーランスの平均年収 サーバーサイドエンジニア 約960万円 フロントエンドエンジニア 約930万円 インフラエンジニア 約950万円 プロジェクトマネージャー(PM) 約1100万円 iOSエンジニア 約980万円 機械学習エンジニア 約1200万円 データサイエンティスト 約1000万円 一般的な正社員として働くエンジニアよりも、全体的な年収の水準が高いことがわかります。自身のスキルや経歴に見合う報酬を得やすいのがフリーランスエンジニアという働き方の特徴の一つです。年収以外にも、リモート勤務などの働き方に魅力を感じて正社員からフリーランスエンジニアへ転向する方も多いです。 一方で年収データはあくまでも参考であるため、フリーランスエンジニアとして本格的に独立を検討している場合は、エージェントに相談して進めていくのがいいでしょう。自身のスキルを伸ばしながら年収も上げたいというエンジニアの方は、ぜひお気軽にご相談ください。さまざまな案件にチャレンジしていきたいという方は、ぜひご相談ください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエンジニアの年収(言語別) プログラミング言語別の平均年収は以下のようになっております。 ※「テクフリ」にて掲載中案件の平均単価を用いて、1年間稼働した場合を想定して算出。(2024年10月時点) 言語 平均年収 Python 約1,120万円 Ruby 約1,060万円 JavaScript 約920万円 PHP 約890万円 Java 約900万円 Go言語 約1,040万円 C# 約830万円 C++ 約830万円 C 約810万円 Kotlin 約1,040万円 データ分析やAI開発にも用いられるPythonは、他のプログラミング言語と比べても年収水準が高いことがわかります。Pythonは学習ハードルが低い言語とも言われているため、これから学習を始める人が増えることも予想されます。 これから新たなプログラミング言語を習得したいとお考えの方は、年収や単価感から業界全体の需要について調べてみた上で学習してみるのもいいのではないでしょうか。 対応案件数別のフリーランスエンジニアの年収 最後に、対応案件数別にフリーランスエンジニアの年収をみていきます。 「フリーランス白書 2019」には、月の平均勤務時間別の年収が報告されています。勤務時間が多くなればなるほど複数の案件を同時並行で進めていると考えられますので、これをもとに年収をみていきましょう。 引用https://blog.freelance-jp.org/wp-content/uploads/2019/03/freelancehakusho2019_suvey20190306.pdf 「フリーランス白書 2019」では、勤務時間が少ない順に「すきまワーカー」「時短ワーカー」「フルタイムワーカー」「ハードワーカー」の4つのカテゴリーを設定しています。勤務時間が多くなればなるほど、高年収帯の割合が増え、低年収帯の割合が減少していることがわかります。 ただし、「すきまワーカー」でも年収1000万円以上稼いでいる人が3.8%存在し、「ハードワーカー」でも年収200万未満のフリーランスが8.8%存在しています。 対応案件数が増えて勤務時間が多くなれば稼ぎやすくなることは当然ですが、働きすぎてプライベートな時間がまったく取れないというのも、人生の満足度を下げてしまいます。現在「ハードワーカー」として働いているフリーランスエンジニアの方は、「すきまワーカー」として年収1000万円以上稼げることを目指して、単価アップや時給アップ、生産性向上を目指してみることをおすすめします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエンジニアの年収が高い業界 フリーランスエンジニアになれば、高年収になれる訳ではない、ということを理解してもらった上で、どの業界で働けば年収が高くなる可能性が高いのでしょうか。ここから見ていきましょう。 IT業界 年収が高くなる可能性があるということは、その業界や業種が勢いがあるといることです。では、フリーランスエンジニアの年収が高くなる業界や業種はどこかというと、ずばりIT業界です。 もちろん、IT業界と言っても色々ありますが、特に自社サービスを展開しているWeb系は高年収が狙いやすいと思います。ただし、小さい会社やスタートアップ過ぎる企業の場合、資金繰りが悪くなって、最悪の場合、納品したのに報酬の振り込みがなく、揉めてしまう、ということも割とあります。 SI業界 一方で、エンタープライズシステムの開発を主とするSI業界は、信用が第一の世界なので、Web系に比べて提示単価は低い傾向があるものの、報酬の支払いを巡って大きく揉めることはあまりないように思います。 非IT業界 非IT業界でも、コンサルタント業界や金融業界、大手製造会社は人工知能エンジニアを中心に高単価な人材を集めている状況があります。 ゲーム業界 そして、ゲーム業界(スマホゲームを含む)も忘れてはいけません。ゲーム自体、一つのシステムですので、開発や保守に多くのエンジニアが必要です。そのため、フリーランスエンジニアのニーズが高く、優秀な方への報酬も高くなっています。 年収を上げられる人の特徴は? コミュニケーション能力が高い フリーランスエンジニアとして高い報酬を得るには、円滑なコミュニケーションが必須と言えるでしょう。結局のところ、どういった契約を行うかで単価が決まります。つまり、契約交渉を優位に進めることができる人ほど高単価になります。 高単価を得ることが可能なスキルセットを持っていれば自動的に高単価で契約できるという訳ではありません。この人は高単価でも契約する価値のある人材である、とクライアント企業が認めて契約を取り交わしてくれることで、初めて高単価なフリーランスエンジニアとなることができるのです。 そうした高単価な契約を勝ち取るには、ITスキルと同じくらい、コミュニケーション能力、さらに言えば交渉術が重要になります。そして、契約という法律業務を進めるにあたって、フリーランスエンジニアの契約には「請負契約」と「委任契約・準委任契約」の二種類があり、それぞれ、どういう義務と責任があるかなど、最低限の法律知識を持っていることも非常に重要です。 もちろん、交渉や法律のプロになる必要はありません。人材エージェントを利用すれば、交渉や契約を人材エージェントが進めてくれるでしょう。ただし、すべて丸投げにして、人材エージェントに言われた通りに契約する人にはなってはいけません。騙されないようにするためにも、やはり最低限は知っておくべきです。 学習意欲が高い フリーランスエンジニアとして成功している人によくみられる特徴に、「学習意欲が高い」というものがあります。仕事の合間に勉強会やセミナーに参加し、プライベートな時間でもプログラミングの勉強をするなど、常に技術を磨こうとする姿勢がみられるのです。 もちろん、学習するのはプログラミング関連のことだけではありません。フリーランスは一人の個人事業主でもあることから、経営の勉強やチームマネジメントの勉強あるいはコンサルタントとしてのスキルを磨く勉強にも精を出しています。 フリーランスエンジニアに限らず、向上心を持って日々を過ごせる人でなければなかなか成果を出すことはできなくなります。フリーランスになるとどうしてもタスクを消化して仕事を終わらせることだけに意識が向いてしまいがちですが、新たなことを勉強する余裕も持ちながら働いていきたいものです。 まとめ フリーランスエンジニアの年収は、職種や言語、年齢などによって変化します。対応案件数や勤務時間を増やせばそれだけ年収が伸びる傾向にありますが、ゆくゆくは単価アップや時給アップで短い時間で高年収を得られるように努力したいところです。 フリーランスエンジニアが年収をアップさせるためには、単価の高い案件を見つけることが一番の近道。「テックキャリアフリーランス」では、フリーランスエンジニア向けの高単価なお仕事を保有していますので、お気軽にご相談ください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる