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グラフィックデザイナー(2Dデザイナー)

グラフィックデザイナーとは?仕事内容・年収・将来性を徹底解説!

グラフィックデザイナーとは グラフィックデザイナーとは、視覚的なデザインを通じてメッセージを伝えるクリエイティブな職業です。広告やブランドのWebデザイン、出版物のレイアウトなど私たちが日常的に目にするさまざまなデザインの多くは、グラフィックデザイナーによって手がけられています。 本記事ではグラフィックデザイナーの仕事内容や求められるスキル、将来性について詳しく解説していきます。デザイン業界でのキャリアをすでに歩んでいる方や、グラフィックデザイナーの仕事に関心のある方はぜひ参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる グラフィックデザイナーの仕事内容 グラフィックデザイナーの主な仕事内容は以下です。 クライアントヒアリング コンセプト作成〜デザイン設計 デザイン制作〜修正 納品〜アフターケア それぞれのフェーズにおける仕事内容について、さらに詳しく解説していきます。 クライアントヒアリング クライアントが求めているイメージや目的、ターゲット層などを詳細に確認し、デザインの方向性を決める基盤を作ります。 ヒアリングを通じて、デザインに必要な情報をしっかりと収集することが重要です。 コンセプト作成・デザイン設計 ヒアリングから得られたクライアントのニーズをもとに、デザインのコンセプトを作成していきます。全体の方向性を決めるために、色彩やフォント、構成などを考えます。 コンセプトが決まったら具体的なデザイン設計に進み、詳細なビジュアル案を作成します。これにより、最終的なデザインがクライアントの期待に沿った形になるように調整していきます。 デザイン制作・修正 デザイン設計をもとに、実際のデザイン制作が始まります。必要に応じてさまざまなデザインツールを駆使しながら、ビジュアルを作り上げていきます。 完成したら納品して終わりではなく、クライアントからのフィードバックを受けて修正を加えることが一般的です。修正作業ではクライアントの希望に柔軟に対応し、最終的なデザインを完成させます。 納品・アフターケア 最終的なデザインが完成したら納品を行います。納品時にはデザインデータをクライアントに提供し、使用方法に関するガイドラインを説明することもあります。 納品後に問題が発生した場合にはアフターケア対応を行うことで、クライアントとの信頼関係を深めて長期的な関係を築いていけるでしょう。 グラフィックデザイナーに必要なスキル グラフィックデザイナーに向いている人の特徴として抽象的なものをご紹介しましたが、必要とされるスキルとして以下を具体的にご紹介します。 デザインスキル ソフトウェアスキル コミュニケーションスキル プロジェクト管理スキル デザインスキル デザインスキルは、グラフィックデザイナーに求められる基本的かつ重要なスキルです。色彩感覚やレイアウト能力、タイポグラフィー(文字のデザイン)などが含まれます。 視覚的に魅力的かつ機能的なデザインを作り出す能力が求められます。 ソフトウェアスキル デザイン制作に使用するソフトウェア(Adobe Photoshop、Illustrator、InDesignなど)の操作スキルは必須です。これらのツールを使いこなすことで、アイデアを効率よく形にすることができます。 コミュニケーションスキル デザインは単に美しいだけでなく、クライアントの意図を反映し、ターゲット層にメッセージを伝える役割も担います。クライアントとのミーティングやフィードバックの際、適切に意思疎通を図るためのコミュニケーションスキルが重要です。 プロジェクト管理スキル 複数のプロジェクトを同時に進行するため、納期を守りつつクオリティを確保するためのスケジュール管理やタスク管理能力も求められます。クライアントとの調整を行いながら、効率的に作業を進める力が必要です。 グラフィックデザイナーに役立つ資格 グラフィックデザイナーに役立つ資格として、以下が挙げられます。 DTPエキスパート アドビ認定プロフェッショナル 色彩検定 Illustrator クリエイター能力認定試験 Photoshop クリエイター能力認定試験 それぞれの資格についてさらに詳しくご紹介していきます。 DTPエキスパート DTPエキスパートは、印刷物のデザインに関する専門知識を証明する資格です。印刷の基礎知識やレイアウト技術を習得することができ、業務の幅を広げるために役立ちます。 参考:https://www.jagat.or.jp/cat5/dtp アドビ認定プロフェッショナル Adobe認定の資格は、業界で使用される代表的なデザインツールであるPhotoshopやIllustratorのスキルを証明します。 グラフィックデザイナーの案件においては、PhotoshopやIllustratorといったツールの経験が必須とされることが多いです。 実務経験が豊富ではない場合には、これらに関連する資格を持っていることがアピールポイントになることもあるでしょう。 参考:https://adobe.odyssey-com.co.jp/ 色彩検定 色彩検定は、色の理論や実際の使い方に関する知識を証明する資格です。デザインにおける色彩感覚を磨くために有用で、特にブランディングや広告デザインに強みを持つデザイナーにとっては重要です。 参考:https://www.aft.or.jp/pages/feature Illustrator クリエイター能力認定試験 Illustratorの操作技術を証明する資格で、ベクターイラストやロゴデザインに関するスキルを証明できます。これを取得することで、デザインの精度や信頼性を高めることができます。 参考:https://www.sikaku.gr.jp/ns/il/ Photoshop クリエイター能力認定試験 Photoshopを使った画像加工や写真編集のスキルを証明する資格です。画像編集が必要なグラフィックデザイン分野では特に有用な資格となります。 参考:https://www.sikaku.gr.jp/ns/ps/ グラフィックデザイナーの年収 グラフィックデザイナーの年収は、一般的なクリエイターと同様に経験やスキル、所属する企業によって大きく異なります。若手デザイナーは年収300万円程度からスタートし、経験を積むことで年収500万円以上に達することも可能です。 フリーランスとして活動する場合、プロジェクト単位での収入となるため、受注する仕事の内容や規模によって大きく変動します。テクフリのデータベース上にあるフリーランス案件情報によると、グラフィックデザイナーの平均単価は約62万円となっており、年収換算では約740万円となります。(2025年4月時点) グラフィックデザイナーのフリーランス案件を探してみる グラフィックデザイナーのキャリアパス グラフィックデザイナーとして経験を積むなかで、新たなキャリアパスを検討する方も多くいらっしゃいます。本記事では3つのキャリアパスについてご紹介します。 アートディレクター アートディレクターは、デザイン制作全体を統括し、デザインコンセプトの立案から制作までを指導する役割です。グラフィックデザイナーよりも統括する範囲が増えることから、豊富なデザイン経験と、チームをリードするためにより優れたコミュニケーション能力が求められます。 グラフィックデザイン講師 グラフィックデザイナーとしての経験を活かし、デザインスクールや専門学校で教える講師という道もあります。自分の知識を後進に伝えながら、教育の分野で活躍することができます。実務経験に加えて資格などの実績があると、講師としての権威性をアピールすることができるでしょう。 フリーランスとして独立 フリーランスデザイナーとして独立することもキャリアパスのひとつです。自分のペースで仕事を選び、クライアントと直接取引することで、より高い報酬を得るチャンスも広がります。自由な働き方や報酬アップを希望する場合は、まずはフリーランス専門のエージェントに相談してみるといいでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる グラフィックデザイナーの将来性 テクノロジーの進化により、デザイン業界も大きく変化しています。デジタル化が進み、ウェブデザインやUI/UXデザインの需要は増加しており、今後ますます多様なスキルセットを持ったグラフィックデザイナーが求められています。 また、AIや自動化ツールの発展により、デザイン作業が効率化される一方で、より高度なクリエイティブな仕事への需要が高まると予測されています。 最後に グラフィックデザイナーは、創造性と実務スキルを兼ね備えた専門職です。多様な分野で活躍できるだけでなく、今後も需要は高まることが予測されるため、キャリアパスの幅広さやスキルアップのチャンスも豊富です。デザインの世界に興味がある人にとって、非常に魅力的な職業と言えるでしょう。
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JavaScript資格のおすすめ4選!取得のメリットや勉強法を解説

JavaScriptはWebサイトやWebアプリケーション開発に欠かせないプログラミング言語として、多くの企業やプロジェクトで使われています。 JavaScriptのスキルを客観的に証明するには資格取得がおすすめです。JavaScriptの資格はスキルの証明や専門性のアピールに役立つだけでなく、自身のスキルアップにもつながり、より価値が高い人材を目指せます。 本記事では、JavaScriptエンジニアにおすすめの資格と、資格取得のメリットについて解説します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる JavaScriptのおすすめ資格4選 JavaScriptに関する資格は数多く存在します。初めてJavaScriptの資格に挑戦するときは、どの資格を選べばよいか迷ってしまう人もいるでしょう。 ここでは、JavaScriptエンジニアのキャリアアップに役立つ以下4つのおすすめの資格を紹介します。 HTML5プロフェッショナル認定試験 CIW JavaScript スペシャリスト Webクリエイター能力認定試験 JS Institute Certification JavaScript初心者から実践的なスキルを身に着けたい人にもおすすめな資格を紹介するので、自身のスキルレベルやキャリア目標に合わせて最適な資格を選びましょう。 HTML5プロフェッショナル認定試験 HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5、CSS3、JavaScriptなどのWeb標準技術に関する知識と技術力を証明するための試験です。Webサイトの構造や動作、Webページのスタイルを理解し、Webアプリケーションを開発・実装できる能力を評価します。 HTML5プロフェッショナル認定試験の試験概要は以下になります。 実施団体:LPI-Japan 受験料:税込16,500円 試験時間:90分 問題数:レベル1は60問、レベル2は40~45問 出題形式:選択式が多いが一部入力問題も含まれる JavaScriptの知識だけでなくWeb開発全般のスキルを証明できるため、フロントエンドエンジニアを目指す方におすすめです。 HTML5プロフェッショナル認定試験 CIW JavaScript スペシャリスト CIW (Certified Internet Webmaster) JavaScript スペシャリストは、JavaScriptの専門知識とスキルを認定する国際的な資格です。JavaScriptの基本構文、オブジェクト指向プログラミング言語、DOM操作、イベント処理、AJAX、JSONなど、幅広い知識が問われます。 CIW JavaScript スペシャリストの試験概要は以下のとおりです。 実施団体:CIW (Certified Internet Web Professional) 受験料:175ドル 試験時間:90分 問題数:55問 出題形式:選択式 CIW JavaScriptスペシャリストは英語での受験となりますが、世界中でグローバルに活躍したいエンジニアや海外企業への転職を考えている人にはおすすめです。また、実践的な内容が多く実務で直接役立つ知識を問う問題が出題されるため、JavaScriptエンジニアとしてスキルアップしたい人にもおすすめの資格となっています。 Webクリエイター能力認定試験 Webクリエイター能力認定試験は、Webサイトの制作スキルを認定する試験です。Webサイトのデザイン、コーディング、JavaScriptの組み込みなど、Web制作に必要なスキルを総合的に評価します。Web制作全般のスキルを証明できる資格で、JavaScriptの基礎的な知識も問われます。 Webクリエイター能力認定試験の試験概要は以下のとおりです。 実施団体:サーティファイ 受験料:スタンダードレベルは6,100円、エキスパートレベルは7,700円(税込) 試験時間:スタンダードレベルは60分 or 70分、エキスパートレベルは知識20分、実技90分 or 110分 出題形式:実技 Webクリエイター能力認定試験は、日本国内でのWeb制作業界で広く知られており、特にデザイン会社や制作会社での評価が高いのが特徴です。 JavaScriptだけでなくHTML5やCSS3も含めたフロントエンド技術全般の知識が問われるため、WebデザイナーやWebディレクターなど、Web制作に関わるすべての人におすすめの資格となっています。 JS Institute Certification JS Institute Certificationは、JavaScriptの専門知識とコーディングスキルを評価する資格です。実践的なコーディング問題が中心で、JavaScriptの応用力が試されます。Webサーバーサイドとの連携や、データベースへのアクセスといった知識も求められます。 JS Institute Certificationの試験概要は以下のとおりです。 実施団体:JS Institute 受験料: JSE – Certified Entry-Level JavaScript Programmer:69ドル JSA – Certified Associate JavaScript Programmer:295ドル 試験時間:Entry-Level :45分、Associate :65分 問題数:Entry-Level :30問、Associate :40問 出題形式:単一選択項目と複数選択項目 この資格の最大の特徴は、最新のJavaScript仕様に対応している点です。技術の変化が早いフロントエンド開発において、最新のトレンドにも対応したスキルを証明できます。技術志向の高い企業への就職や転職を目指している人や、実務経験の豊富なエンジニアにおすすめの資格です。 JavaScriptの資格を取得するメリット JavaScriptの資格を取得することで、エンジニアとしての市場価値を高め、キャリアアップにつながります。 ここでは、JavaScriptの資格を取得する具体的なメリットを3つ紹介します。資格を取得することで具体的にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。 体系的な知識を習得できる 資格取得の勉強を通して、JavaScriptの基礎から応用までの知識が身につきます。普段の業務では触れないような知識や、曖昧に理解していた部分を明確にすることで、より深い理解につながります。 JavaScriptは、Web開発の現場で非常に重要なプログラミング言語です。JavaScriptの基本構文や言語機能を網羅的に学ぶことで、コードの品質向上につながります。DOM操作、イベント処理、非同期処理といった実際に使用する技術を理解することで、より効率的な開発ができるようになるでしょう。 スキルの証明に役立つ 資格は第三者に自分のスキルを客観的に証明する手段です。転職や社内評価のときに自身のスキルをアピールするのにも役立ちます。 特に、実務経験が少ない場合や実績を具体的に示すことが難しい場合は、資格を取得するのがおすすめです。資格を持っているという証明だけではなく、資格取得に向けて学習した内容は面接や実技試験でアピールポイントとなるでしょう。 キャリアアップにつながる 資格取得はキャリアアップの大きな武器になります。多くの企業では、資格取得者に対して手当を支給したり、評価の加点要素としたりする制度があります。 資格取得は、上司や人事部に対してスキルアップへの意欲を示す機会となり、昇進や昇給のチャンスにつながることもあるでしょう。また、転職や就職といった求人市場やフリーランスエンジニアやコンサルタントとして活動する場合でも、資格を持っていることで他のエンジニアとの差別化を図れます。 資格を取得することは、スキルの証明だけではなく、自己管理能力や学習習慣の形成、目標達成能力の証明にもなります。自己研鑽の証としてあなたのキャリアアップにつながるでしょう。 JavaScriptの資格取得における勉強法 JavaScriptの資格を効率的に取得するためには、勉強方法が大切です。 ここでは、資格取得を目指すエンジニアのための効果的な学習方法を紹介します。 書籍で基礎と出題範囲を網羅する まずは、公式テキストや試験対策本を活用して試験範囲の知識を体系的に身につけましょう。書籍は基礎から応用まで順序立てて学べるため、理解が深まりやすいのが特徴です。 多くの資格試験では、公式の学習ガイドブックが発行されています。これらは出題範囲に沿って編集されているため、効率よく必要な知識を学べます。また、JavaScriptの言語仕様を体系的に学べる書籍を購入して、辞書的に使用するのもおすすめです。 学習サイトで演習問題を反復する インターネット上には、JavaScriptの演習問題や模擬試験を提供する学習サイトが多数存在します。 Progateやドットインストールなどのオンライン学習プラットフォームでは、JavaScriptの基礎を一部無料で学べます。また、LeetCodeやCodewarsなどのサイトでは、JavaScriptのコーディングスキルを向上させるための演習問題が豊富に用意されています。 これらのサイトを活用して、実践的なスキルを磨きましょう。Webサーバーやアプリケーションサーバーとの連携方法も理解を深めておくと良いでしょう。 模擬試験や過去問で実践力を強化する 資格試験対策には、過去問や模擬試験の活用が非常に重要です。本番に近い形式で問題を解くことで、出題傾向や難易度に慣れることができます。 多くの資格試験では、公式サイトでサンプル問題や模擬試験を提供しています。これらを活用して出題形式や難易度を事前に確認しておきましょう。 JavaScriptの将来性 JavaScriptは、Web開発だけでなくモバイルアプリ開発やサーバーサイド開発など、幅広い分野で活用されています。特に最近ではNode.jsの登場によってバックエンド開発でも広く使われるようになり、その活躍の場はますます広がっています。 また、React、Angular、Vue.jsなどのJavaScriptフレームワークやライブラリの人気も高く、多くの企業やシステム開発の現場でこれらのフレームワークが採用されています。Windows、Linux、CentOS、UbuntuといったOSを問わず動作するアプリケーションの構築が可能なため、汎用性が高いのも特徴です。 JavaScriptエンジニアの需要は高く、今後も成長が期待される分野です。JavaScriptのスキルを磨いて最新技術をキャッチアップすることで、市場価値の高いエンジニアとして活躍できるでしょう。 最後に JavaScript資格の取得は、スキルの客観的な証明だけでなく、キャリアアップや転職、フリーランスとしての信頼獲得にも大きく役立ちます。 JavaScriptはさまざまな資格があるため、自分のキャリア目標やスキルレベルに合わせて最適なものを選ぶことが重要です。体系的な学習と効率的な勉強法を実践し、自分に合った資格取得を目指しましょう。 Web開発の現場ではLAMP環境(Linux/Apache/MySQL/PHP)と組み合わせたソフトウェア開発が今後も続くと予測されます。ECサイトのようなウェブアプリケーションの開発では、特にLAMP環境の知識が必要となります。 JavaScriptの資格取得を通して身に着けた知識を活かして、高度な開発ができるエンジニアとしてステップアップしていきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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iOSアプリの開発にはどの言語を使うのがベスト?

iPhoneやiPad向けのアプリ開発といえば、長らくMac提供の公式開発言語であるObjective-Cまたは、Swiftでした。 しかし、ここ数年、クロスプラットフォームアプリの開発技術が次々と確立し、Objective-CやSwift以外のプログラミング言語でiOSアプリ開発するのが当たり前になりつつあります。 今回は、改めて、Objective-CとSwiftの特徴を整理すると同時に、この二つ以外の、iOSアプリ開発が可能なプログラミング言語(クロスプラットフォーム環境)についてもご紹介したいと思います。 フリーランスのiOS案件を探してみる iOSアプリとは? 改めて説明することではないかもしれませんが、iOSアプリについて、確認しておきましょう。 iOSアプリとは、その名の通り、iOS上で動くアプリのことです。iOSが搭載された機器は、Macから発売されたiPhone・iPad・iPod touch・Apple TVなどが挙げられます。ライバルのAndroidは様々なメーカーのスマホに搭載されていますが、iOSはMacから発売されたハードウェアにしか搭載されていません。 ちなみに、パソコンでもまったく同じことが言えます。Windowsが様々なメーカーのパソコンに搭載されているのに対して、macOSはMacBookやiMacなどのMac製品にしか搭載されていません。iOSもmacOSも純粋なシェア率だと、ライバルに負けていますが、一部の熱心なファンを獲得することに成功しています。 さて、話を戻すと、iOSはいわゆるUnix系OSで、実はパソコン用のmacOSをスマホ用に最適化したものです。ところが、長らくiOSアプリはmacOS上で動作できませんでした。 しかし、2019年秋にリリースされた、『macOS Catalina』から、ついにmacOS上でiOSアプリの動作が可能になりました。そして、2022年秋にリリースされた最新の『macOS Ventura』でも同じく動かすことが可能です。つまり、2023年現在、iOSアプリは、macOSアプリと呼ぶこともできるのです。 関連記事:iOSエンジニアの仕事内容や必要なスキルとは?【年収や将来性・案件情報を徹底解説】 iOSアプリの種類 一口にiOSアプリと言っても様々な種類があります。iOSアプリは大きく次の3つに分類されます。 ネイティブアプリ ハイブリッドアプリ クロスプラットフォームアプリ ネイティブアプリは最も一般的なiOSアプリであり、主にiOSのみでしか動かないアプリを指します。AndroidやWindowsなど他のOSでは動かすことができません。 ネイティブアプリはiOS専用に作られるため、iOSの機能をフル活用できるのがメリットです。反面、Androidアプリも別に作らなくてはいけないため、開発の手間がかかるのがデメリットです。ほとんどの場合、iOSアプリとAndroidアプリは両方リリースするため、片方ずつ作るというのは効率が悪く、ネイティブアプリ開発を避ける企業も多くあります。 一方でハイブリッドアプリは、Webアプリを開発する技術によって、iOS・Androidアプリを開発しています。OSごとに開発を行う必要がないため、開発工数を減らせるのがメリットです。反面、iOS用に最適化させていないため、iOSで動かした場合動作が遅くなる可能性もあります。 クロスプラットフォームも同じく、OSごとに開発を行わなくても、1種類の言語で全て開発できる技術のことです。ただ、ハイブリッドアプリとはやり方が異なります。 クロスプラットフォームアプリの場合、1種類の言語で開発し、それをiOSやAndroid用の言語に変換することで、複数OSに対応させているのです。こちらのやり方の方が、アプリの性能を落とさずに済みます。そのため今後は、クロスプラットフォームアプリが主流になると予想されます。 iOSアプリ開発に必要な環境 iOSアプリ開発を行う際に必要なものは次の通りです。 Macパソコン ネット環境 Apple ID iOSアプリの開発言語 iOSアプリの開発環境 Macのパソコンは必須です。WindowsではiOSアプリの開発は難しいです。 iOSアプリの開発言語は、次のようなものが該当します。 Objective-C Swift JavaScript Python Kotlin Objective-C・Swiftはネイティブアプリ、その他はクロスプラットフォームアプリ開発に活用されています。iOSアプリ開発を行う際にはいずれかの言語を習得しなくてはいけません。 各言語にはそれぞれメリット・デメリットがあります。後ほど詳しく解説しますが、先に結論だけお伝えすると、JavaScript・Python・Kotlinのいずれかがおすすめです。 iOSアプリの開発環境の中で多く使われているのはXcodeです。XcodeはApple社公式の統合開発環境であり、ネイティブアプリを開発するなら必須と言えるでしょう。初心者でも使いやすいように設計されているうえに、コード編集機能・テスト機能なども充実しています。無料でこれだけの機能が使えるのが、Xcodeが広く普及している理由でしょう。 ただし、Xcodeではクロスプラットフォームアプリは作ることができません。クロスプラットフォームアプリを作るなら、FlutterやReact Nativeなど他の開発環境が必要です。FlutterやReact Nativeの詳しい仕様についても後述します。 Objective-C まずは、基本の基本である、Objective-Cから見ておきましょう。 Objective-Cは、その名前があらわす通り、「オブジェクト指向を取り入れたC言語」です。C言語にオブジェクト指向を取り入れたプログラミング言語としてはC++もありますが、オブジェクト指向への対応法が異なるため、コーディング方法に差異があります。 C言語の後継として生まれたので、本来、汎用プログラミング言語として、多様な環境で利用できるだけのポテンシャルを持つObjective-Cなのですが、残念なことに、macOSとiOS、そして、それらのご先祖様にあたるNeXTというOSの専用プログラミング言語と化しています。 筆者はObjective-Cを悪い言語だと思いません。しかし、1984年リリースと歴史が長い分、いまどきのモダンなプログラミング言語よりも、習得難易度が高く、しかも、macOSとiOSの専用プログラミング言語状態のため、応用が利かないという、どうにもならない弱点を抱えています。 2023年現在Objective-Cは新規のアプリ開発でほとんど使われていません。また、Objective-Cで稼働している既存アプリも、他言語に改修する動きが広がっています。 iOSアプリ開発のためにObjective-Cを極める必要は薄くなったと感じます。 Objective-Cの案件を探してみる Swift Swiftは歴史あるObjective-CにかわるmacOSやiOSの公式標準開発プログラミング言語として、2014年にMacから発表されたプログラミング言語です。 従来のObjective-Cと共存ができるのですが、世代が異なるため、Swiftにあって、Objective-Cにない機能があるなど、共存させようとして苦労している開発者が多数です。また、SwiftとObjective-C間のデータのやり取りのところで、バグを起こしてしまった、という話もよく聞きます。基本的には併用しないのがベターです。 伝統のObjective-Cと革新のSwift、どちらを選択するかですが、Swiftの方がObjective-Cより習得難易度が低いため、いまからプログラミング言語を学ぶのであれば、Swiftの方が良いという意見が多数です。 ただし、Swiftは毎年バージョンアップが行われており、今後、Python2.0とPython3.0のような「破滅的な仕様変更」が起きる可能性もあります。また、iOSアプリ開発分野では、後述するその他の言語も注目されており、Swiftを使わなければいけないことはありません。 iOSアプリ開発でSwiftの利用が必須でなくなった今、やはりiOSアプリ開発のためだけにSwiftを極める必要は薄くなったと感じます。 Swiftの案件を探してみる その他の開発言語 繰り返しになりますが、長らくiOSアプリの開発は、公式開発言語であるObjective-Cまたは、Swiftでしたが、現在は、クロスプラットフォーム開発環境を整えることで、Objective-CやSwift以外のプログラミング言語で、iOSアプリとAndroidアプリを同時開発できるようになっています。 という訳で、クロスプラットフォーム開発環境と、その開発環境で利用できるプログラミング言語をご紹介いたします。 ①React Native Facebookが公開しているオープンソースのモバイルアプリケーション用フレームワークです。iOSアプリとAndroidアプリの両方の開発ができ、開発元のFacebookはもちろん、メルカリも採用しているようです。 対応プログラミング言語としては、JavaScript, Java, C++, Objective-C/Objective-C++, Pythonになります。オープンソースということで、インターネット上での情報も多く、利用がしやすいクロスプラットフォーム開発環境です。 ②Visual Studio Microsoftの統合開発環境(IDE)であるVisual StudioでもiOSとAndroidのクロスプラットフォーム開発が可能です。iOSとAndroid以外にはWindowsアプリにも対応できます。 Visual Studioは対応言語が多く、C/ C++、Visual Basic、C#、F#、JavaScriptさらには、プラグインを適用することでPythonやRubyにも対応しています。 ちなみに、MicrosoftはXamarinというクロスプラットフォーム用のライブラリやフレームワークを開発していた会社を2016年に買収しています。 ③Kotlin/Native Androidの公式開発言語である、KotlinでiOSアプリとAndroidアプリを同時開発することができる技術がKotlin/Nativeです。 Kotlin/Nativeの概要としては、Kotlinで作成したソースコードをiOSアプリ、Androidアプリ向けにコンパイルする技術です。この二つ以外にも、macOSアプリ、Windowsアプリなどにもコンパイルすることができます。 ④Flutter(Dart) Flutterは2018年にGoogleがリリースしたフレームワークです。 Flutterでは同じくGoogleが開発したDart(ダート)という言語が使われています。Dartは元々マイナーな言語でしたが、Flutterで動かせる言語として注目されるようになりました。文法はJavaScriptに似ており、JavaScript履修者なら習得は容易です。 Flutter(Dart)を使うことで、iOS・Android・Webアプリ全てが作れてしまいます。以前はドキュメントが少なく勉強しにくいのが難点でしたが、最近は優秀さが認められるようになったことで、日本語のドキュメントも充実してきました。 結局何がいいの? 自身のスキルや、キャリアプランにもよると思いますが、プログラミング初学者の方が、これから、iOSアプリ開発のためにプログラミング言語の学習を始めるのであれば、習得難易度と、将来性の観点から次の三つのプログラミング言語がベターだと思います。 ・JavaScriptまたはPython(React Native) ・Kotlin(Kotlin/Native) 公式開発言語であるSwiftやObjective-Cはどうなの?と聞かれると、正直、イマイチです。 理由としては、どちらのプログラム言語も上の三つより習得難易度が高く、実質、iOSアプリとmacOSアプリ開発専用プログラミング言語にとどまっているからです。それでもあえて、公式開発言語で開発したいとお考えであれば、Objective-Cの方がおすすめです。 Objective-Cは習得難易度という意味で、iOSアプリ開発ができるプログラム言語の中で、もっとも難しいプログラミング言語だと思います。特に、モダンなプログラミング言語なら、自動で行ってくれるメモリ管理も、自らで行わなくてはならないのは、初心者には難しいことだと思います。しかし、技術の幅を持たせるために、苦労して学ぶ価値があります。 まとめ:クロスプラットフォーム開発が当たり前の時代に クロスプラットフォーム開発されていない純粋なiOSアプリは、iOSのシェアと命運を共にすることになります。 そう考えたとき、近年、iOSのシェアがAndroidに押されつつあるうえに、中国のスマホメーカーであるHUAWEIが新たなスマホ用OS『Harmony OS(鴻蒙OS)』を開発・市場投入するなど、iOSの先行きに暗い影を落としそうな、ネガティブなニュースが続いているのが実情です。 もちろん、多くの新機能が追加され作業効率化に貢献してくれる『macOS Ventura』の登場や、毎年盛り上がりを見せる新型iPhoneSEの登場など、暗いニュースばかりではありません。iOSは一定の人気を保っているのは間違いありません。 しかし、今後は、Objective-CとSwiftで「Androidでは動かない純粋なiOSアプリ」を開発することは、まず推奨されないでしょう。特にビジネスでスマホアプリを開発するのであれば、なおさら、効率アップのためにクロスプラットフォームでの開発です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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UI/UXデザイナーにおすすめの資格4選!【スキル別】

UI/UXデザイナーは、自身のスキルを示すものとしてポートフォリオや過去の実績が重視されます。一方で、資格を取得することでスキルの裏付けとなり、転職やフリーランス転向に役立つこともあるでしょう。 本記事ではUI/UXデザイナーに求められるスキルとともに、そのスキルを証明するのに必要な資格とその具体的な資格取得方法、内容などをまとめてお伝えします。 UIUXデザイナーのフリーランス案件を探してみる UI/UXのスキル別に役立つ資格4選 現在、前述の通りUI/UXデザイナーは需要も高く、さまざまなスキルを身に付ける必要があります。そのため、資格はスキルの証明になります。しかし、UI/UXデザイナーには特定の資格は必要ありません。一方で、資格取得は大きなアピールポイントになり、フリーランスの方の受注や転職にもプラスの材料となるといえるでしょう。UIデザイン、UXデザインそれぞれで必要とされるスキルとそれを証明できる資格や試験は以下となります。 ウェブデザイン技能検定(UIデザイン) ウェブデザイン技能検定は、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施している、Webデザインに関する国家資格です。資格は1級から3級まで分かれており、1級2級には実務経験がないと受験資格が与えられない(1級は7年以上、2級は2年以上)ため、この資格があるというだけでキャリアの証明にもなります。 ちなみに、各級とも学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では私物のパソコンを持参し、実際に課題Webサイトを作成する内容になっています。難易度は3級の場合、それほど高くなく、他の国家資格(IT資格等)に比べ難易度は低いといえるでしょう。ます。出題形式と合格基準は下記の通りです。 出題形式 合格基準 学科 筆記試験(マーク方式):「多肢選択法」「真偽法」形式 70点以上(100点満点) 実技 課題選択方式 70点以上(100点満点) ※試験要項に示す各作業分類において配点の60%以上の得点を得ること 引用:https://www.webdesign.gr.jp/summery/schedule/ Webクリエイター能力認定試験(UIデザイン) Webクリエイター能力認定試験は、サーティファイという企業が主催している民間資格試験です。Webクリエイターに必要とされる、Webサイト制作のデザイン能力およびWebページのコーディング能力を認定する試験です。取得できるランクは「スタンダード」と「エキスパート」の2種類があり、HTML5とCSSの文法を使用したコーディングを行う試験内容となります。Webクリエイター能力認定試験には受験資格がないため、誰でも挑戦できます。出題形式と合格基準は下記の通りです。 スタンダード エキスパート 出題形式 実技問題 知識問題・実技問題 合格基準 得点率65%以上 (合計得点において)得点率65%以上 引用:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/contents/about/content/1/ Google UX Designプロフェッショナル認定(UXデザイン) Google UX Designプロフェッショナル認定は、Googleが提供しているUXデザイナー養成オンラインコースです。取得できるとGoogle認定の証明書を受け取れます。このコースでは、UXデザイナーになるためのグーグル認定のトレーニングを受講します。、7つのコースを週10時間ほど学習し、約6ヶ月で受講完了するという流れです。 現在受講内容は英語のみでの提供となっていますが、オンラインビデオの内容は全てスクリプトがあるためDeepLを利用すれば英語が苦手な方でも受講できます。こちらのカリキュラムは試験に合格する形ではなく、コースを終了するごとに証明書をもらえる形の資格となります。受講内容と料金は以下のとおりです。 UXデザインの基礎 UXデザインプロセスをはじめる ワイヤーフレームと低精度プロトタイピング UXリサーチと初期コンセプトのテスト Figmaでの高精度のデザインとプロトタイピング Adobe XDによるレスポンシブWEBデザイン ソーシャルグッドのためのUXデザインと、就職の準備 受講料金は月$39(約6ヶ月で$234)となっています。 https://www.coursera.org/professional-certificates/google-ux-design 人間中心設計(HCD)専門家資格認定制度(UXデザイン) 人間中心設計(HCD)専門家資格認定制度は、公益団体の人間中心設計推進機構が実施している、UXデザインなどについての専門性を明らかにするための資格です。HCD(人間中心設計)とは、UXに含まれるひとつの要素で、人間がプロダクトを使いやすくすることに焦点を置いた、使う人の観点でものを作るためのしくみです。 HCDには使いやすさ(ユーザビリティ)はもちろん、観察・理解・設計・評価などの利用者の視点に立つための知識が必要とされています。認定制度には、専門家とスペシャリストの2種があり、経験やコンピタンスに応じた認定が行われます。 人間中心設計専門家(認定HCD専門家) ユーザビリティ、人間中心設計(HCD)、UXデザイン、サービスデザインに関わる実務経験5年以上。 HCDの視点でプロジェクトマネジメント経験あるいはHCDの組織導入経験があること。 専門能力を実証するための実践事例が3つ以上あること。 人間中心設計スペシャリスト(認定HCDスペシャリスト) ユーザビリティ、人間中心設計(HCD)、UXデザイン、サービスデザインに関わる実務経験2年以上。 専門能力を実証するための実践事例が3つ以上あること。 https://www.hcdnet.org/certified/ ウェブ解析士 ウェブ解析士は、ウェブサイトやWebアプリのアクセス解析に関する知識とスキルを有していることを認定する資格です。一般社団法人ウェブ解析士協会が主催しています。試験は、インターネット上で120分50問の4択問題で行われ、合否は試験直後に判定されます。主な出題内容は以下のとおりです。 ウェブ解析と基本的な指標 事業戦略とマーケティング解析 デジタル化戦略と計画立案 ウェブ解析の設計 インプレッションの解析 エンゲージメントと間接効果 ウェブサイトの解析 ウェブ解析士のレポーティング 上記のように、ウェブ解析やデジタルマーケティングの基礎的な知識を幅広くカバーしています。ウェブ解析士を目指す人は、ウェブ解析士協会が運営する公式テキストや講座などを活用して、試験対策を行いましょう。 参考:https://www.waca.associates/jp/course/wac/ そもそもUI/UXデザイナーの役割とは? UIデザイナー UIとはユーザーインターフェース(User Interface)の略です。一般的にユーザーとプロダクトをつなぐ接点を意味する言葉で、Webサイトやアプリでいうと、人がモノ(PCやスマホ)を操作するときに触れるアプリのデザインや画像、ボタンなど外観に関わるすべてをUIと呼びます。UIデザイナーの主な仕事内容は、アプリの各ボタンのデザインや配置を考え、年齢層・ターゲットが使いやすいように画面を設計・デザインをすることです。 ユーザーの視点に立って、使いやすさやデザイン性の高いUIを実現することが求められる職種だと覚えておきましょう。 UXデザイナー UXとはユーザーエクスペリエンス(User eXperience)の略です。プロダクトやサービスを通じて得られるすべてのユーザー体験を示す言葉で、Webサイトやアプリでいうと、サイトやアプリを通じて得た全ての体験(登録〜購入までなど)をUXと呼びます。UXはUIを含めたすべての顧客体験を示します。 そのため、多くの企業ではUIデザイナーとUXデザイナーを区別せずに、同時に担うパターンが多いです。UIはPhotoshopやIllustratorなどのデザインスキルや知識が、UXはHCD(人間中心設計)やマーケティングなど多岐に渡る知識が必要とされるため、常に新しい情報を取り入れるなどの勉強が必要になります。 UI/UXデザイナーに必要なスキル UI/UXデザイナーがどういった仕事なのか分かったところで、UI/UXデザイナーに必要なスキルについて解説していきます。UI/UXデザイナーに必要なスキルはおもに、次の4つです。 コミュニケーション能力 探究心 デザインスキル SEOに関する知識 UI/UXデザイナーとして市場価値を高めていきたいのであれば、これらのスキルを優先的に伸ばしましょう。1つ1つのスキルについて詳しく解説していきます。 コミュニケーション能力 コミュニケーション能力はあらゆる職種において必要とされる能力ですが、UI/UXデザイナーにとっても同様に重要な能力です。どんなに優れたデザインを生み出すことができても、そのアイデアを他人に上手く伝えられなくては、デザイン案が通らなくなってしまいます。 また、UI/UXデザイナーはデザイン案をコーダーやプログラマーに共有して、デザイン通りにコーディングしてもらうように指示を出さなくてはいけません。コミュニケーション能力が欠けていると、自身が思い描いたものとは異なるものが出来上がってしまう可能性もあるのです。 探究心 UI/UXデザイナーには、強い探究心も求められるでしょう。ユーザーが「使いやすい」「面白い」と思うデザインは、時代とともに常に移り変わっていくものです。そのため、UI/UXデザイナーは常にデザインのトレンドを追いかけて理解しておく必要があります。そのうえで、トレンドをいかに取り入れるかを検討しなくてはいけません。 そのためにも強い探究心を持ち、柔軟に受け入れながら自分の物にしていく姿勢が大切です。Web業界は変化が激しいと言われており、トレンドの移り変わりもスピーディであるため、UI/UXデザイナーに転職後も勉強を継続する姿勢が求められるでしょう。 デザインスキル UI/UXデザイナーにとって、デザインスキルは核となるものです。UI/UXデザイナーに転職する際は、これまで制作したWebサイトなどをまとめたポートフォリオを提出する場合がほとんどであり、面接官は制作物を通じて求職者のデザインスキルを審査します。UI/UXデザイナーを目指すなら、まずはWebデザインの基礎を学ばなくてはいけません。 また、PhotoshopやIllustratorなどのWebデザインツールも使いこなせる必要があります。デザインスキルは独学でも習得可能ですが、独学が思うように進まない場合、UI/UXデザイナーやWebデザイナーを目指す方向けの学習スクールに通うのもおすすめです。学習スクールでは先生から1からデザインの基礎を教えてくれるうえに、カリキュラム内で制作した自主制作物をポートフォリオとして面接時に提出できます。 SEOに関する知識 UI/UXデザイナーはSEO対策の知識を持っていた方が有利です。SEO対策とは、Googleを始めとする検索エンジンの評価を最大化するために取る戦略のことです。検索エンジンに評価されれば検索結果の上位に表示されやすくなり、それが来訪者数や売上数アップに繋がります。UI/UXの変更によって検索エンジンからの評価が変動することもあるため、SEO対策UI/UXとも密接に関わっているのです。そのため、UI/UXデザイナーはWebマーケターとも相談しつつ、検索エンジンからの評価を高めるためのデザインを検討しなくてはいけません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる UI/UXデザイナーが資格を取得するメリット UI/UXデザイナーが資格を取得するメリットは多いです。資格は自身のスキルを客観的に証明するものであり、また、資格取得のために勉強することでさらなるスキルアップにもつながります。UI/UXデザイナーが資格を取得するメリットとして、ここでは以下の3つを紹介します。 UI/UXの知見を深められる 自身のスキルを証明できる 転職において有利になる UI/UXデザイナーを目指している人は、今回紹介するメリットを参考に、資格取得を検討してみましょう。 UI/UXの知見を深められる UI/UXデザイナーは、ユーザーの使いやすさや満足度を追求して、Webサイトやアプリなどのデザインや機能を設計する職種です。そのため、UI/UXに関する知識やスキルは、UI/UXデザイナーにとって欠かせません。資格を取得することで、UI/UXに関する基礎知識から応用的な知識まで体系的に学べます。また、資格取得のための勉強や試験を通して、UI/UXの考え方や設計方法を深く理解できます。資格取得のために勉強したことを活かして、さらなるステップアップを目指しましょう。 自身のスキルを証明できる UI/UXデザイナーはその職務内容上、仕事を探す場合には実務経験やポートフォリオが非常に重要とされる職種です。しかし、これまでの実務経験やポートフォリオを示すだけでは、自身のスキルを客観的に証明することは難しい場合もあります。特に経験の浅いUI/UXデザイナーは、十分なポートフォリオや実務経験がない場合もあるでしょう。資格を取得することによって、自身のUI/UXに関するスキルを客観的に証明できます。また、資格を取得していることは、企業やクライアントからの信頼度を高めることにもつながるでしょう。 転職において有利になる UI/UXデザイナーは、近年需要が高まっている職種です。そのため、転職市場では、UI/UXに関するスキルや経験を有するデザイナーが重宝されます。資格を取得していることは、転職においても大きなアピールポイントとなります。また、資格を取得していることで、希望する職種や企業への転職を有利に進められます。案件や求人に応募するときは資格取得をアピールして、ライバルとの差別化を図りましょう。 UI/UXデザイナーのキャリアパス Web業界は変化の激しい業界であり、その中で生き残っていくには、キャリアパスをしっかり考え今後どのスキルを取得するのがプラスになるのか考えることが大切です。そこで、UI/UXデザイナーに転職した後のキャリアパス例を紹介します。UI/UXデザイナーに転職した後の代表的なキャリアパスには、以下の2つがあります。 マネジメント職 フリーランス 以下では、それぞれについて確認していきましょう。 マネジメント職 UI/UXデザイナーのキャリアパスのひとつは、Web業界におけるマネジメント職を目指すことです。マネジメント職の代表例としては、Webディレクターが挙げられます。Webディレクターはサイト制作全体の指揮を取る責任者です。各クリエイターへ作業指示を出したり、進捗状況を管理し納期やサイト仕様の調整をしたりします。 その後のキャリアとして、ITコンサルタントを目指す道もあります。UI/UXデザイナー出身の人材は、その経験を活かしてWebサイトの集客アップに関するコンサルティングなどもできます。コンサルタントやマーケターといった立場で活躍する道もあることを覚えておきましょう。 Webマーケティングの知識を体系的に身に付けたい場合は、スクールを利用してみるのもいいでしょう。 参考:WEBMARKS フリーランス UI/UXデザイナーの中には、フリーランスのUI/UXデザイナーとして独立する人材もいます。フリーランスになれば実力次第で年収アップも狙えるため、あなたのスキルを活かして高単価案件の獲得を目指しましょう。 ただ、フリーランスのUI/UXデザイナーとして活躍するためには、まず、UI/UXデザインに関する十分なスキルと経験を身につけることが大切です。また、自分のスキルをアピールできるポートフォリオやプレゼンテーションを用意しておくことも重要です。フリーランスとして独立するには、事前の準備が必要だという点はしっかり押さえておきましょう。 近年では、Web制作自体の需要が高まっているため、フリーランスのUI/UXデザイン案件も多くあります。フリーランスのUI/UXデザイナーは、自分のスキルや経験を活かして、やりがいのある仕事をしながら、高収入を得られる職業です。この機会に、フリーランスのUI/UXデザイナーを目指してみるのも良いでしょう。 まとめ UI/UXデザイナーの資格に関して調べてみると、「資格は必要ない」といった意見もあります。しかし、UI/UXデザイナーが資格を取得すると以下のようなメリットがあります。 UI/UXの知見を深められる 自身のスキルを証明できる 転職において有利になる UI/UXデザイナーにとって資格は必須ではありませんが、資格を取得することで、自分のスキルを客観的に評価でき、キャリアアップやスキルアップの目標を立てやすくなるといえるでしょう。 様々な業界でデジタル化が加速するにつれて、UI/UXデザイナーへの需要も高まっています。特に、ハイレベルで報酬も高い案件は、企業やクライアントからのニーズレベルが高く、より高度なスキルや経験が求められます。UI/UXデザイナーの資格を取得することで、これらの案件に応募する際の競争力を高めていきましょう。 資格を取得するだけでハイレベル案件を獲得できるわけではありませんが、自身の市場価値を高めてハイレベルな案件を獲得するために役立つでしょう。UI/UXデザインを学び始める方には基礎を知るきっかけとして、また、長年活躍している方はスキルの整理/再確認として資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。 関連記事:UI/UXデザイナーに将来性はある?フリーランスの年収はどのくらい? テクフリでフリーランス案件を探してみる
働き方

フリーランスでも保育園は継続できる?必要書類と事前準備をまとめて解説

会社員からフリーランスとして独立する場合、既に子供がいれば保育園の継続可否は気になるところではないでしょうか。そこで本記事では会社員からフリーランスに転身した場合の保育園の継続可否や、継続するために必要な手続きについて紹介します。 フリーランス案件を探してみる フリーランスになったら保育園の継続はそもそも可能なのか? 会社員からフリーランスになったとしても、保育園の継続は可能です。 もちろん名ばかりフリーランスで受注する案件もなく開業届も提出していなければ問題はありますが、きちんとした手続きを経てフリーランスとして独立するのであれば、基本的には継続できると考えて問題はありません。 しかしフリーランスに転身することで保育園の受入れ条件から外れてくるような場合は注意が必要です。 詳細は地域や保育園ごとに異なりますが、保育園では親の就業時間についての条件を定めている場合が少なくないからです。 一般的な正社員の就業時間は月~金曜日の1日8時間勤務ですが、仮に一週間の労働時間が40時間以上あることが定められていたとしましょう。 そのような条件の保育園に子供が通園していて、一日の労働時間が6時間程度の勤務予定表を提出してしまうとその時点で保育園継続の条件から外れるリスクがあります。 その一方で入所の条件が月間60時間程度の労働であれば、1日6時間程度の勤務でも条件を満たすことになります。 また保育園は市など地方自治体ではなく民間が運営している場合もあります。 同じ地域でも運営組織によって継続条件が異なる可能性もあるため、フリーランスに転身することが決まったなら早めに利用している保育園に相談することをおすすめします。 保育園の継続で必要な書類とは? 会社員を退職してフリーランスに転身する場合、保育園を継続するためにはいくつかの書類を準備して提出しなければいけません。 では次にフリーランスに転身して保育園を継続する場合に必要な書類を見ていきましょう。 開業届 フリーランスとして活動をスタートする場合、開業届の提出は必須ではありません。 しかし開業届を提出することによってフリーランスとしての活動を開始した日付が明確になり、保育園への説明もやりやすくなるというメリットがあります。 また地域や保育園によってはフリーランスには開業届の提出を求めてくる場合があります。 会社員から転身してフリーランスになるなら、開業届の提出についても検討することをおすすめします。 退職証明書 会社員からフリーランスに転身する際は、退職したことの証明として退職証明書の提出を求められることもあります。 しかし具体的にどのような項目が必要になるのかは、地域や保育園によって異なるため提出を求められた際は、具体的に必要な項目についても確認しておきましょう。 勤務実績を証明する書類 フリーランスとして常勤で勤務するなら、タイムカードの写しなどで勤務実績を提出できます。 デザイナーやライターなど勤務時間ではなくプロジェクト単位で仕事をしている場合、タイムカードはないかもしれませんが契約書の写しなどでも勤務実績の証明につながります。 勤務実績の証明が求められた際は、具体的にどのような書類が必要になるのか確認しておくことが大切です。 保育園へ提出する変更届 添付に必要な書類を準備できたら、保育園に変更届を提出しましょう。 変更届は保育園事や自治体ごとに用意されたフォーマットに従って作成します。 また変更届を提出する際は、できるだけ担当の先生とコミュニケーションをとってフリーランスとしての働き方の詳細を伝えておくことが大切です。 なぜならフリーランスはまだまだ新しい働き方であり、担当者によっては理解をするのに時間がかかる可能性があるからです。 そして一般的に会社員は安定している印象がありますが、フリーランスには不安定なイメージを持つ人が少なくありません。 保育園の先生からきちんと理解をしてもらうためにも、フリーランスに転身する際はコミュニケーションをとっておくことをおすすめします。 フリーランス案件を探してみる 保育園の継続に成功した場合 ~来年も大丈夫? 会社員からフリーランスに転身した場合の保育園の継続方法は前述の通りですが、保育園の継続に成功したとしても来年も同じように継続できるとは限りません。なぜならフリーランスの仕事は会社員のように常に一定の報酬があるわけではないからです。最低限保育園や自治体が定めている労働時間以上は働けるだけの案件を獲得し続けなければいけません。 また申告した労働時間や業務内容と全く違うことをしていると、保育園からの信用を損なうことにもなりかねません。大きく状況が変わらなければ基本的に心配は不要ですが、来年も引き続き保育園を利用したいならフリーランスとしての活動にも努力を怠らないことが大切です。 フリーランスとして新規に保育園に入園する場合の注意点 フリーランスとして新規に保育園に入園する場合でも、基本的に求められる提出書類は変わりません。しかし会社員と違って注意しなければならないことがあります。それが就労証明書の提出です。会社員であれば、会社に依頼すれば在籍していることの証明書類は簡単に発行してもらうことができます。 しかしフリーランスとなると、雇用されているわけではないので就労証明書はそもそも準備することができません。そこで役立つのが開業届です。開業届を提出していて既に開業していることを証明できれば、就労証明書と同じように入所審査において評価される可能性が高くなります。 ではフリーランスとして開業届を提出していない場合はどうなるのでしょうか。その場合は開業届でも就労証明書でもない、それ以外の書類で就労しているもしくは就労見込みがあることを証明する必要が出てきます。仮に複数の企業から、複数のプロジェクト案件を受注していたとしましょう。その場合は就労証明として複数の企業との契約や収入見込みの書類の提出を求められる可能性も出てきてしまいます。 そして保育園は人気があるエリアになるほど入所における審査が厳しくなるという特徴があります。特に都内は地域によっては保育園が不足しているところが少なくなりません。そういった人気エリアに住んでいる場合は、早めに保育園の申込み条件について確認しておくことも大切です。 参考として東京都品川区の保育園の「申込できる方」の条件の項目を紹介します。 “”求職活動(起業準備を含む)を継続的に行っていること“” 上記は8つほどある条件のうちの1つですが、このような条件を含む地域であれば開業届を提出する前でも審査に通る可能性も期待できます。会社員からフリーランスに転身してその後保育園への入園の予定がある場合は開業届の提出など、事前にできることは取り組んでおくことも大切です。 参考:品川区「保育園のご案内(2019年4月版)」 フリーランスとして保育園を継続するなら保育園への相談は早めにしよう ここまで紹介してきたように会社員からフリーランスに転身すると、保育園の継続のために準備しなければならない書類が多くなる可能性があります。 開業届の提出がない状態で複数のクライアント企業との取引がある場合は特に、複数枚の証明書類の提出を求められる可能性が高いといえるでしょう。 ただし具体的にどのような書類が必要になるのかはフリーランスとしての働き方も関係してくるため、最終的には聞いてみなければ分からないものです。 しかし仮に多くの書類が必要になったとしても、時間に余裕があれば計画的に必要とされる書類を用意することができます。 また時間に余裕があれば「期間までに書類が準備できないかもしれない」と不安になる必要も減らすことができます。 これからフリーランスに転身して保育園の継続を希望するなら、保育園には早めに相談することをおすすめします。 フリーランスの保育園継続についてよくある質問 フリーランスになったら保育園の継続はそもそも可能? 会社員からフリーランスになったとしても、保育園の継続は可能です。きちんとした手続きを経てフリーランスとして独立するのであれば、基本的には継続できると考えて問題はありません。しかしフリーランスに転身することで保育園の受入れ条件から外れてくるような場合は注意が必要です。 保育園の継続で必要な書類とは? 主に「開業届」「退職証明書」「勤務実績を証明する書類」「保育園へ提出する変更届」の4つが必要となる場合が多く、書類を提出する際は保育園の先生からきちんと理解をしてもらうためにも、できるだけ担当の先生とコミュニケーションをとってフリーランスとしての働き方の詳細を伝えておくことが大切です。 フリーランス案件を探してみる
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データサイエンティストの平均年収は?年齢別の年収データも紹介

データサイエンティストとは膨大なデータを収集・分析することで、ビジネスに活用する知見を得て、企業の意思決定を手助けする仕事です。 本記事ではデータサイエンティストの平均年収を年齢別などにまとめ、求められるスキルについても解説します。データサイエンティストとしてのキャリアに興味がある方はぜひ参考にしてください。 データサイエンティスト案件を探してみる データサイエンティストの平均年収 データサイエンティストの平均年収について、年齢や会社規模別に詳しく見ていきましょう。 全体平均 データサイエンティストの平均年収は約655万円で、推移は440万円から870万円と言われています。国税庁の民間給与実態調査によると、令和元年における日本全体の平均年収は約436万円となっています。 このことから、データサイエンティストの年収は、日本全体の平均よりも200万円近く高いことがわかります。さらに、年収1000万円以上を提示している企業も多く存在するので、スキルが高いほど多くの収入が期待できます。 専門的な知識やスキルが必要で、重大な意思決定の場面で、データに基づいた合理的判断を求められるデータサイエンティストの仕事を考えると、このような結果は当然と言えるでしょう。 また、40代のデータサイエンティストの平均年収を男女別に見てみると、男性の平均が約760万円、女性の平均は約544万円となっていて、男性の方が200万円以上高くなっています。 年齢別 年齢別に見ていくと、データサイエンティストの年収は平均約350万円からスタートし、年収の推移が一番高くなる50代後半から60代では約800万円に到達します。 年齢 年収 20代前半 約350〜400万円 20代後半 約400〜470万円 30代前半 約400〜520万円 30代後半 約480〜600万円 40代前半 約530〜650万円 40代後半 約600〜750万円 50代前半 約680〜800万円 50代後半 約700〜800万円 60代 約450〜800万円 また、年代別では、20代の平均年収が約404万円、30代の平均が約511万円、40代の平均が約655万円、50代の平均が約786万円となっています。 年代 年収 20代 約404万円 30代 約511万円 40代 約655万円 50代 約786万円 企業の規模による違い 企業規模の違いから見ていくと、大企業で働くデータサイエンティストの平均年収は約760万円、中企業の平均は約629万円、小企業の平均は約570万円となっています。 会社の規模が大きくなればなるほど平均年収も比例して高くなっている点では、多くの他の職業と同じであると言えるでしょう。 アメリカにおけるデータサイエンティストの年収 海外のデータサイエンティストの平均年収は日本と比べ、どのようになっているのでしょうか。 前述したように、日本全体の平均年収は約436万円で、データサイエンティストの平均は約655万円です。 アメリカ全体の平均年収は約430万円となっていて、全体の平均年収では日本とアメリカに大きな差はありません。 しかし、アメリカのデータサイエンティストの平均年収は約1200万円となっており、日本の平均の2倍近くにまでなっています。 アメリカでデータサイエンティストは「最も稼げる職業」と言われています。また、アメリカ全土の職業の中で、雇用満足度や平均給料などの要素から比較し、人気な仕事を選ぶ「ベストジョブ」に4年連続で入賞しています。 これらのことから、アメリカでデータサイエンティストは、日本に比べて需要が高く、人気であることがわかります。 日本とアメリカの間でこれほど大きな差が生まれているのは、アメリカの方が日本よりもデータの分析や活用がビジネスにとって重要だと考えているからです。もちろん、日本でもデータの分析や活用は重要だと考えられていますが、アメリカの方がその傾向がより強くなっています。 さらに、日本と比べて、海外の方が転職をする人が多く、人材の流動性は高いです。そのため、多くの企業が優秀なデータサイエンティストを確保するために、他の企業よりも高い年収を提示していることも、年収が高くなる理由の一つです。 参照元:https://www.glassdoor.com/blog/best-jobs-in-america-2019/ データサイエンティストの年収が高い理由 ここまで、データサイエンティストは高収入な職業であることを説明してきました。 なぜデータサイエンティストの給料は高収入なのでしょうか。ここから見ていきましょう。 求められるスキルが高い データサイエンティストが高収入な理由の一つ目は、求められるスキルが高いためです。データサイエンティストは、膨大なデータを収集・分析し、そこから活用する必要があります。データを正確に解析するためには、統計学の知識が必要です。 また、データ分析だけでなく、「どの課題に取り組むべきなのか」や「分析したデータをどのように活用し、課題を解決するべきか」などのように、ビジネス的な観点で物事を考える必要もあるので、ビジネススキルも必要です。 さらに、データ収集やデータ統合などの処理では、データ解析言語と呼ばれる「R言語」や「Python」のプログラミングの知識も必要です。 これらの知識は専門性が高く、全てを独学で学ぶことは非常に困難です。さらに、日本では他の国に比べ、データサイエンティストに必要な知識を網羅的に学べる学校や十分な教育体制が整っている企業が少ないのが現実です。 求められるスキルが高く、必要な知識を身につけられる場所も多くないことから、高いスキルを持っているデータサイエンティストは非常に少なく、需要が高くなっています。 そのため、企業が優秀な人材を確保するためには、よりよい条件を提示する必要があるので、データサイエンティストの収入が高くなっています。 データ分析などの需要が伸びている 二つ目の理由は、データ分析など需要が伸びている分野なためです。 近年、企業が保有するデータの量は年々増加していて、会社によってはビッグデータと呼ばれるほど膨大なものになっています。情報量があまりにも多く、知識のない人が扱えるレベルよりも遥かに大きくなっています。 そのため、膨大なデータを分析するには、データ分析の知見をもつ専門家が必要不可欠です。その専門家こそがデータサイエンティストなのです。 今日のビジネスシーンにおいて、データの分析や活用、機械学習のニーズは高まる一方であり、いまや企業にとってなくてはならないものになっています。 優秀なデータサイエンティストを確保できるかどうかが、直接会社の利益につながると言っても過言ではなくなってきています。 そのため、データサイエンティストの需要は高まっており、求人の数もどんどん増えてきています。 企業が、数少ない優秀なデータサイエンティストから人材を確保するには、よりよい条件を提示する必要があります。その結果、高い年収を提示する企業が多く、データサイエンティストの収入が高くなっています。 データサイエンティストはフリーランスの方が稼げる? ここまで、データサイエンティストが高収入であることを説明してきました。 ここからは、正規雇用とフリーランス、どちらのデータサイエンティストの方が稼げるのかを見ていきましょう。前述したように、正規雇用のデータサイエンティストの平均年収は約655万円で、単純に12で割った場合、月収は約55万円になります。 テクフリで紹介中の案件情報を参考にすると、フリーランスの場合、平均単価は1ヶ月約93万円となっており、年収換算すると約1120万円になります。この結果から見ると、フリーランスの方が正規雇用よりも2倍近く稼げることがわかります。 フリーランスの場合、持っているスキルによって収入が大きく変わるので、一概にいうことはできません。しかし、それを加味した上でも、フリーランスでは単価が高い案件が多く存在するので、フリーランスの方が比較的多く稼ぐことができるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる データサイエンティストに必要なスキルは? データサイエンティストになるには、専門的な知識やスキルが必要であることは、ご理解いただけたかと思います。 では、実際にデータサイエンティストになるためには、具体的にどのようなスキルが必要なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。 統計に関する知識 データサイエンティストに必要なスキルとしてまず挙げられるのは、統計に関する知識です。 前述したように、データサイエンティストは大量のデータを収集・分析し、そこから活用する必要があり、データを正確に解析するためには、統計学の知識が必要です。大きく分けて、「数学」「データ分析手法」「データ分析ツール」の3つのスキルが必要です。 数学 データ分析の共通語は数学となっていて、データ分析に関するほぼ全ての本が数学の知識がある前提で書かれています。 そのため、最低でも高校数学までの知識、特に確率・統計、微分積分、行列の分野の知識が必要です。また、できるのであれば、大学初級レベルの解析学、線形代数学の知識もあった方がいいでしょう。 データ分析手法 データ分析では、データ統計処理などの分析モデルを作成し、それに従って分析を進めていきます。そのため、データマイニング手法(分析に適した統計処理手法や、構造化されたデータベースから情報を抽出し、自動的に傾向やパターンを発見する分析手法)について理解しておくことが必要です。 データ分析には多くの手法があり、データの種類や必要とする分析結果によって、使うデータ分析手法が変わります。 そのため、「自らが必要とする結論を出すために、どのような分析手段をつかう必要があるのか」などを知っておく必要があります。 データ分析ツール 膨大なデータを扱うデータ分析では、途中計算が非常に複雑なため、基本的に分析に特化した分析ツールを用いて分析を行います。そのため、データ分析手法だけでなく、データ分析ツールの手法についての知識も必要となります。 基本的には、Excelの分析手法を用いて分析できますが、より専門的なデータ分析が必要な場合は、IBM社の「SPSS」が活用するといいでしょう。 プログラミングスキル データサイエンティストには、PythonやR言語などのプログラミングスキルも求められます。前述のように、大規模なデータセットを効率的に処理したり、複数のデータを統合するためにプログラミングスキルが必要となります。 Pythonは、主に機械学習やAI開発に使われていて、理解することが比較的簡単で、初心者でも学習しやすい言語とされています。R言語は、学術や研究向けの統計解析言語として開発されたもので、データの分析や解析に非常に優れている言語です。しかし、Pythonに比べて専門性が高く、日本語の情報が少ないため、初心者の方や英語が苦手な方には難しい言語かもしれません。 Pythonhは初心者向けなのに加え、WEBアプリの開発などにも使われているので汎用性も非常に高いです。そのため、どちらの言語を勉強するか迷った場合、Pythonから学習するのがいいでしょう。 データベースに関する知識 データベースに関する知識も必要とされます。データサイエンティストが扱う膨大なデータは、基本的にデータベースに格納されています。データサイエンティストは、データベースから効率的にデータ収集やデータ処理をするために、分析基盤や環境構築をする必要があります。 膨大なデータを扱うため、データ設計が適切でないと、サーバーに大きな負担がかかってしまい、最悪の場合サーバーが止まってしまいます。サーバーに大きな負荷をかけないためにも、効率的なデータ設計をする必要があります。 膨大なデータの処理知識 膨大なデータの処理知識も、データサイエンティストには求められます。前述の通り、データサイエンティストはビッグデータと呼ばれる膨大なデータを扱うことになるため、専門的な知識やスキルが必要となります。 また、ビッグデータは今後さらに発展が期待されている技術領域なので、業界の動向を常に追いかけ、最新の情報や技術をテェックする必要があります。 データサイエンティストになるには? ここまで説明したように、データサイエンティストになるには、専門的な知識やスキルを身につける必要があります。そのため、未経験からいきなりデータサイエンティストになることは難しいでしょう。 まずは、データサイエンティストに必要な統計学やデータ分析などの専門知識を大学や専門学校で学びます。そこから、新卒で企業に入社し、経験を積んでいきましょう。 しかし、データサイエンティストは専門性や求められるスキルが非常に高いので、新卒からいきなり配属されるとは限りません。 そのため、まずは、データベースエンジニアやデータマイニングエンジニアなどの日常的に膨大なデータを扱う機会が多い職種で働き、実務経験を積んでからデータサイエンティストへの転職を目指した方が現実的でしょう。 よくある質問 データサイエンティストの平均年収は? データサイエンティストの平均年収は650万円程度で、推移は440万円から870万円と言われています。 データサイエンティストが高収入な理由は? データサイエンティストが高収入な理由は、「求められるスキルが高いため」「データ分析など需要が伸びている分野なため」の2つが挙げられます。 データサイエンティストに必要なスキルは? データサイエンティストになるために必要なスキルは大きく分けて、「統計に関する知識」「プログラミングスキル」「データベースに関する知識」「膨大なデータの処理知識」の4つです。 まとめ 今回は、近年需要が増えてきている「データサイエンティスト」の年収や必要なスキルについてまとめました。 データサイエンティストは、膨大なデータを収集・分析し、活用することが求められます。膨大なデータの収集・分析には専門的な知識やスキルが必要となります。求められるスキルが高い反面、他の職業と比べて年収は高い傾向があります。 この記事を通して、データサイエンティストに対する理解を深めるために、少しでもお役に立てましたら幸いです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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フリーランスは増えすぎている?その理由や案件獲得方法について解説

「フリーランス」とは、企業に所属せずに個人で仕事を請け負う働き方を指します。近年、働き方改革や感染症対策からテレワークの働き方が注目され、フリーランスに転身するエンジニアがいる一方、「フリーランスは増えすぎている」と感じる人もいるでしょう。 本記事では「実際にフリーランスは増えすぎているのか」について考察します。フリーランスを取り巻く環境や必要なスキル、案件獲得方法についても解説していますので、参考にしてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスは増えすぎている? 実際にフリーランスは増えすぎているのか、調査結果をもとに検証します。 ランサーズ株式会社の「フリーランス実態調査 2024年」によると、フリーランス人口は2019年が1,118万人、2024年は1,303万人という結果が出ており、増加人数は5年間で約180万人となりました。 さらに、フリーランス経済規模に関しては2024年は20兆3200億円で、10年前の14兆6500億円と比較して約5兆7000億円増加しています。どちらの調査でもフリーランスの数は増えていますが、経済規模も増加していることを考えると、一概にフリーランスが増えすぎているとは言い切れません。 出典:ランサーズ株式会社「フリーランス実態調査 2024年」 フリーランスが増えすぎていると考えられる4つの理由 「フリーランスが増えすぎている」と言われるようになったのには、以下の4つの理由が考えられます。 働き方の変化 厚生労働省が2018年に発表した「働き方改革」は、少子高齢化による生産年齢人口の減少という課題を受けて制定された一連の政策や取り組みです。子育てや介護をしながら働く人の多様なニーズに応えることを目的としています。 多様で柔軟な働き方が選べるようにするための具体的なポイントとしては、「労働時間の見直し」と「正規・非正規雇用に関わらない公正な待遇の確保」が挙げられます。 その結果、働く場所や時間を自由に決められるフリーランスの増加につながったと考えられます。 IT人材需要の変化 IT業界の人材不足も、フリーランスの増加に大きな影響を与えました。経済産業省の「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、2030年にはIT人材が最大79万人不足する可能性があると予測されています。 そのため、人材不足の解消を目的に業務の一部をフリーランスに委託する企業が増えました。IT企業はリモートワークできる環境が整っている場合が多く、フリーランスとの相性が良いため、今後もエンジニアをはじめ、IT業界のフリーランスは増えていくことが予想されます。 出典:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」 フリーランスを取り巻く環境の変化 フリーランスを採用する企業の増加に伴い、エンジニア専門のフリーランスエージェントやクラウドソーシングなどフリーランスと企業をマッチングさせるサービスが増えました。そのため、フリーランスへ転向しやすい環境が整ったと考えられます。 また、新型コロナウイルスの流行によりリモートワークが急速に普及したため、出社しなくても働けるフリーランスへの注目度が上がりました。このように、ここ数年でフリーランスを取り巻く環境は大きく変化し、仕事が見つけやすくなったり働き方を見直す人が増えたりしたことで、フリーランスが増加したと考えられます。 DXの影響 DXとはDigital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略で、直訳すると「デジタル変革」です。ビジネスの分野でのDXは、AI・IoTなどの技術によって業務効率化や新しいビジネスモデルが生み出されたことにより、リモートワークの導入が進みました。 結果として空いた時間を副業に使う人、リモートワークが可能なフリーランスへ転向した人が増えたと考えられます。 フリーランスはやめたほうがいいと言われる理由 フリーランスエンジニアは独立してから1年以内に廃業する人が約30%、3年以内に廃業する人は50%を超えるという調査結果もあり、継続するのが難しい働き方です。 ここでは、フリーランスはやめたほうがいいと言われる理由と解決策を紹介します。 収入が不安定になりやすい フリーランスは成果に応じて収入が変わるため、毎月の収入が安定しません。その結果、固定給を受け取る会社員に比べて収入が不安定になりやすく、これが「フリーランスはやめたほうがいい」と言われる理由の一つとされています。 さらに、景気が悪化したり会社の業績が落ち込んだりして予算や人件費を削減する局面では、業務委託のフリーランスが最初に契約を打ち切られたり、更新を見送られたりする恐れがあります。収入を安定させるには、複数の企業と契約し、一社だけに依存しない姿勢が大事です。 社会的信用が低い 収入が安定しないフリーランスは、社会的信用が低いと言われています。例えば、住宅ローンやクレジットカード、賃貸物件の入居などの審査が通りにくくなるケースがあります。 対策として、「住民税の課税証明書」「確定申告書の控え」「所得税の納税証明書」などを準備すれば、安定した収入を示せます。さらに、会社員として働いている間に審査を済ませたり、法人化して信用度を高めたりする方法も効果的です。 営業活動が難しい フリーランスは自分で営業して仕事を得なければならないため、営業が苦手な人には厳しいでしょう。たとえ十分なスキルや知識があっても、自分をうまく売り込めなければ案件を取れません。特に活動を始めたばかりの段階では、同じレベルのライバルが多く、競争は激しくなりがちです。 近年は仲介役としてフリーランスエージェントが多数存在します。営業に自信がない場合は、これらのサービスを活用するとよいでしょう。 フリーランスで成功するために必要な能力 増加しているフリーランスの中で稼げるようになるためには、技術や知識以外にも必要な能力があります。以下で、フリーランスで成功するために必要な能力を紹介します。 コミュニケーション能力 フリーランスは「1人で自由に働ける」と思われがちですが、実際には多くの場面で人と関わります。たとえば、案件を取るための営業や料金交渉、依頼内容をすり合わせる打ち合わせなどで相手とやり取りします。 丁寧なコミュニケーションを心がければ、クライアントは安心して仕事を任せようと感じます。さらに、勉強会やイベントに参加して人脈を広げれば、新しいビジネスチャンスが生まれやすくなるでしょう。 業務遂行能力 一から仕事を教えてもらえる会社員と違い、フリーランスは即戦力として求められることも多く、個人の実力が直接収入に反映されます。そのため、常に知識のアップデートやスキルを向上させて、経験値を上げていくことが大切です。 業務遂行能力が高くなると、単価が上がったり応募できる案件が増えたりするメリットもあります。フリーランスとして成功するためには、まず企業に勤めて、ある程度実務経験を積んでから独立するのもひとつの方法です。 自己管理能力 フリーランスは複数の案件を同時に進める場面があるため、スケジュール管理や体調管理、事務処理など幅広い自己管理が欠かせません。働く場所や時間を自由に選べる一方で、自分でモチベーションと予定を管理しないと作業効率が落ち、成果物の質も下がります。さらに、案件をこなすだけでなく、収支の管理や確定申告といった事務手続きも自分で対応する必要があります。 対策としては、スケジュール管理アプリを活用したり、集中しやすいコワーキングスペースを確保したりすると、作業を効率的に進められるでしょう。 フリーランスの案件獲得方法は? 案件が獲得できなければフリーランスとして仕事を始められません。以下で紹介する案件獲得方法から、自分に合った方法を探してみてください。 フリーランスエージェントを利用する フリーランスエージェントは、クライアントとフリーランスを結び付ける仲介サービスです。担当者がスキルや希望条件をヒアリングし、営業活動も代行するため、自分に合う案件を効率的に探せます。 会員登録に料金はかからず、報酬が支払われる際に手数料が差し引かれる方式が一般的です。契約の締結や条件交渉もサポートしてくれるため、営業が苦手な人や、業務に集中したい人に向いています。 クラウドソーシングで案件を探す クラウドソーシングは、クライアントがサイト上で仕事を公開し、フリーランスが自ら案件へ応募する仕組みです。興味のあるジャンルや挑戦したい業務を選び、これまでの経験やスキルをどう活かせるか提案し、採用されれば仕事を受注できます。 案件数が豊富なのがメリットですが、人気の案件には応募が集中しがちです。そのため、採用されるには他の応募者と差別化できるスキルや提案が必要になります。 SNSやブログなどを使って営業活動をする SNSやブログで活発に情報を発信すると、案件獲得につながります。仕事内容や仕事への姿勢、過去の作品などを紹介すれば、ユーザーや企業からオファーを受け取れる可能性が高まります。 SNS上で人材を募集する企業もいるため、リプライやダイレクトメールで連絡し、そのまま受注に進むケースもあります。 こうした媒体で営業する際は、過去の成果物をまとめたポートフォリオと連絡先をプロフィール欄やメインページなどの目立つ場所に記載しておくことが大切です。 知人に紹介してもらう 取引のあるクライアントやフリーランス仲間など、知人から仕事を紹介してもらうと役立ちます。すでにクライアントとつながっている人経由の紹介なら、最初から一定の信頼がある状態で仕事を始められる点がメリットです。紹介を受けるには、「自分が仕事を探している」ことを、明確に知人に伝えておくとよいでしょう。 紹介してくれそうな知人がいない場合は、セミナーや交流会に参加して人脈を広げるのもよい方法です。新しいつながりが増えれば、案件を得られるチャンスも広がるでしょう。 最後に 働き方の選択肢が増え、IT人材が不足している影響で、フリーランス人口は着実に増えています。ただし、フリーランス市場も拡大し、需要も高まっているため、人数が過剰とは言えません。 多数のフリーランスの中で活躍するには、常にスキルを磨き、自己管理を徹底する姿勢が欠かせません。案件を得る方法としては、フリーランスエージェントを活用したり、SNSで積極的に営業したりと、自分に合う手段を選びましょう。 テクフリでは、フリーランスエンジニアの案件を多数保有しています。フリーランスとしてのキャリアに関心のある方や、さらなる年収アップやキャリアアップをご希望の方はぜひお気軽にご登録ください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 採用担当者の方はこちらの記事もご覧ください。 参考:無料求人サイト一覧|掲載コスト0円で採用を成功させる方法 – しゅふJOB
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フロントエンド開発に最適なフレームワークは?おすすめ11選と選定のポイントを解説【2025年最新】

フレームワークとは フレームワークとは、Webアプリケーション開発において基本的な機能や構造を事前に提供するライブラリ・ツール群のことです。これを利用することでプログラミング言語やHTML、CSS、JAVASCRIPTを活用して効率的にUIを構築できるため、開発者はより重要なロジックの開発に集中できます。 フロントエンドフレームワークを使用するおもなメリットは以下のとおりです。 開発速度の向上 コードの再利用性の向上 保守性の向上 また、多くのフレームワークはパフォーマンス最適化やセキュリティ対策も施されており、より高品質なウェブアプリケーションを開発できます。 フロントエンド案件を探してみる フロントエンドのおすすめフレームワーク フロントエンド開発の世界は常に進化しており、多数のフレームワークが存在します。フレームワークごとに特徴があり、プロジェクトの要求や開発チームのスキルセットによって最適なものを選ぶ必要があります。フレームワークによって難易度も異なるので、初心者のエンジニアからベテランエンジニアまで、状況に応じて最適なものを選びましょう。 本記事では代表的なフロントエンドフレームワークとして、React、Vue.js、Angularを中心に、Svelte、Ember.jsなどのフレームワークをご紹介します。 それぞれの特徴、メリット・デメリットを比較検討して、最適なフレームワーク選びの参考にしてください。 React Reactは、Facebook(現Meta)が開発したJavaScriptライブラリで、UI構築に特化しています。コンポーネントベースの設計により、独立した部品を再利用しながら効率的に画面を構成できるのが特徴です。 Reactの大きな特徴は、仮想DOM(Virtual DOM)を使用している点です。仮想DOMとは実際のDOMの軽量なコピーを意味します。仮想DOMを活用することで、状態変化があった部分だけを迅速に更新し、レンダリングの高速化を実現します。 Reactは大規模なシングルページアプリケーション(SPA)開発に向いており、豊富なエコシステムとコミュニティによるサポートが強みです。また、React RouterやReduxなどのライブラリを組み合わせることで、複雑なアプリケーションの開発も可能です。一方で、JSX記法や独自の考え方の習得が必要なため、初学者にはやや学習コストがかかる面もあります。 テクフリで募集中のReact案件は約150件程度で平均単価は約82万円となっており、非常に需要の高いフレームワークと言えるでしょう。 関連記事:Reactの単価相場は? 6つのフロントエンド言語/FWで比較 Reactでできることは?特徴や具体例とともにわかりやすく解説 Vue.js Vue.jsは、Evan You氏が開発したシンプルで学習コストが低いJavaScriptフレームワークです。Reactと同様にコンポーネントベースのアーキテクチャを採用していますが、より直感的で扱いやすい構文が特徴です。 Vue.jsはJavaScriptを基盤にしており、双方向データバインディングをサポートしているため、リアルタイムでデータの変更を反映できます。また、導入のしやすさと柔軟な設計から、既存プロジェクトへの段階的な組み込みも可能です。 Vue.jsは学習コストが低く、初心者でも比較的容易に扱えることから、小規模から中規模のプロジェクトで人気があります。また、豊富なプラグインや日本語ドキュメントが整備され、コミュニティも活発な点が魅力です。 テクフリで募集中のVue案件は約90件程度で平均単価は約80万円となっており、こちらも需要の高いフレームワークです。 関連記事:Vue.jsは学習コストが低い?特徴や将来性を調査してみた Angular Angularは、Googleが開発した大規模な企業向けアプリケーションで使われることが多いJavaScriptフレームワークです。TypeScriptをベースにしており、厳格な型チェックやオブジェクト指向プログラミングの機能を活用することで、堅牢なコードを記述できます。 コンポーネントベースのアーキテクチャを採用しており、再利用可能なコンポーネントを作成することで、開発効率化が可能です。また、依存性注入やルーティング、フォーム管理などの機能が組み込まれており、複雑なアプリケーションの構築をサポートします。 Angularは大規模なWebアプリケーション開発に適しており、高い保守性と拡張性を実現できます。ただし、学習コストが非常に高く、フレームワークの構造や規約を理解する必要がある点には注意が必要です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Svelte Svelteは、比較的新しいフロントエンドフレームワークで、コンパイル時にコードを最適化する独自のアプローチを採用しています。コンパイル時にUIを最適化することで実行時のJavaScriptコードを大幅に削減し、高いパフォーマンスを実現します。 Svelteは仮想DOMを使用せずにUIの変更を直接DOMに反映するため、レンダリング速度が非常に高速です。また、シンプルな構文を持ち、開発者が直感的に理解しやすい設計になっています。 パフォーマンスが重要なWebアプリケーションや、軽量なWebサイトの開発に適しているフレームワークです。 Ember.js Ember.jsは、規約に基づいた開発を重視するJavaScriptフレームワークです。Convention over Configuration(規約優先)の理念に基づき、あらかじめ決められたルールに従うことで、開発の一貫性と効率を高めます。 ルーティング、データ管理、コンポーネントシステムといった機能が標準で備わっており、統一感のある大規模Webアプリケーションの構築に適しています。ただし、規約が厳格であり、自由度が低い点には注意が必要です。 Ember.jsは大規模なWebアプリケーション開発に適しており、チームでの共同作業を円滑に進められます。また、コミュニティも活発で、豊富なプラグインやライブラリが利用可能です。 Elm Elmは、関数型プログラミングの考え方に基づいて開発された言語です。ElmをコンパイルしてJavaScriptコードを生成することでWebアプリケーションを構築するため、ブラウザで動作するアプリケーションに向いています。 Elmの大きな特徴は、実行時のエラーを大幅に減少させられることです。これは、コンパイラがコードを厳密にチェックし、エラーが発生する可能性のあるコードを排除するためです。 Elmは信頼性が高く、予測可能なWebアプリケーションを開発するのに適しています。ただし、関数型プログラミングの概念を理解する必要があり、学習コストが高いというデメリットがあります。 Inferno Infernoは、Reactに似たAPIを持つ、高性能なJavaScriptライブラリです。Reactとの互換性が高く、既存のReactアプリケーションをInfernoに移行することも可能です。 仮想DOMを利用して、変更部分のみを効率的に再描画する仕組みを採用しているため、パフォーマンス面において非常に優れています。また、軽量であり、ファイルサイズが小さいというメリットがあります。 Infernoは、パフォーマンスが重要なWebアプリケーションや、リソースが限られた環境での開発に適しています。 Flutter Flutterは、Googleが開発したクロスプラットフォームのUIフレームワークです。Webアプリケーションだけでなく、iOSやAndroidのスマートフォン向けモバイルアプリケーションやデスクトップアプリケーションの開発にも対応しています。 Dart言語を使用しており、高速なレンダリングと豊富なUIコンポーネントがある点が特徴です。標準で豊富なウィジェットライブラリが用意されており、デザイン性が高いアプリケーションを迅速に開発できます。また、ホットリロード機能により変更の即時反映ができるため、効率的に開発できる点も魅力です。 Flutterは、クロスプラットフォーム開発が可能なため、1つのコードベースから複数のプラットフォームに対応したアプリケーションを作成できます。特にモバイルアプリの開発において人気があるフレームワークです。 Solidjs Solidjsは、Svelteと同様にコンパイル時にUIを最適化するJavaScriptフレームワークです。仮想DOMを使用せずUIの変更を直接DOMに反映するため、レンダリング速度が非常に速く、パフォーマンスに優れているという特徴があります。 SolidjsはReactに似たAPIを持っており、Reactのシステム開発経験がある場合は比較的容易に習得できます。また、軽量であり、ファイルサイズが小さいというメリットがあります。 Solidjsはパフォーマンスが重要なWebアプリケーションや、インタラクティブなUIを構築するのに適したフレームワークです。 Backbone.js Backbone.jsは、MVCアーキテクチャに基づいたシンプルなJavaScriptフレームワークです。モデル、ビュー、コレクションなどの基本構造を提供することで、アプリケーションのロジックとUIを分離します。 Backbone.jsは、依存関係が少なく柔軟性が高いため、開発者は必要に応じて他のライブラリやツールと組み合わせて使える点が魅力です。また、軽量であるため、リソースが限られた環境や小規模なプロジェクトに適しています。 ただし、他のフレームワークと比較すると機能が少ないため、複雑なアプリケーションでは追加のライブラリが必要になる場合があります。 Meteor Meteorは、フルスタックのJavaScriptプラットフォームとして、フロントエンドとバックエンドの両方を統合的に開発できるフレームワークです。Node.jsを基盤に、MongoDBとの連携やリアルタイム通信機能を標準装備しており、短期間でのプロトタイピングや実装が可能です。 Meteorは、リアルタイムWebアプリケーションを簡単に開発できる機能が豊富に用意されています。例えば、データベースの変更を自動的にUIに反映する機能や、クライアントとWebサーバー間でデータを共有する機能などがあります。 さらに、クロスプラットフォーム開発にも対応しているため、Webアプリケーションだけでなくモバイルアプリケーションの開発も可能です。 フレームワーク選定におけるポイント さまざまなフレームワークをご紹介しましたが、最適なフレームワークを選ぶためにはいくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。フレームワーク選定におけるポイントは以下のとおりです。 開発目的に合っているか 十分な実績はあるか 既存システムとの互換性はあるか このような、フレームワークの選定における重要なポイントについても詳しく解説します。 開発目的に合っているか フレームワークを選ぶ上で最も重要なのは、開発するWebアプリケーションの目的に合っているかどうかです。求められる機能がフレームワークで実現可能か確認しましょう。 例えば、シングルページアプリケーション(SPA)の開発にはReactやVue.jsが適しており、大規模で複雑なアプリケーションにはAngularが推奨されます。一方で、軽量で高速なパフォーマンスが求められる場合にはSvelteやSolidjsが選択肢となります。また、リアルタイム性が重要なプロジェクトではMeteorが有力です。 開発目的に合わないフレームワークを選んでしまうと、開発効率が低下したり、必要な機能が不足したりする可能性があります。事前にしっかりと要件を定義して現場のエンジニアとも相談しながら、最適なフレームワークを選びましょう。 十分な実績はあるか フレームワークの選定においては、十分な実績があるかどうかも重要な判断基準です。実績のあるフレームワークは多くの開発者に利用されているため、バグが少なく安定した品質が期待できます。 例えば、ReactやAngular、Vue.jsは広く採用されており、ドキュメントやチュートリアル、コミュニティのサポートが充実しています。一方で、新しいフレームワークや実績が少ないものは情報が限られている場合があり、問題解決に時間がかかる可能性があります。 特に大規模なプロジェクトや長期的な運用を考える場合には、実績のあるフレームワークを選ぶのがおすすめです。公開されているデータや事例を参考にするとよいでしょう。 既存システムとの互換性はあるか フレームワークを選定する際には、既存システムとの互換性も重要なポイントです。新しいフレームワークを導入する場合、既存のコードやライブラリ、APIとの統合がスムーズに行えるかを確認する必要があります。 例えば、既存のバックエンドAPIがRESTful APIであれば、RESTful APIとの連携が容易なフレームワークを選ぶ必要があります。また、既存のUIコンポーネントライブラリやJavaScriptライブラリを使用する必要がある場合、これらのライブラリとの互換性も確認しましょう。 また、既存システムとの互換性を確認するときは、LAMPスタック(Linux、 Apache、 MySQL、 PHP)との互換性はあるかなど、システムが動作している環境に対応しているかの確認も必要です。 既存システムとの互換性が低いフレームワークを選んでしまうと、連携のための開発コストが大幅に増加したり、既存システムの改修が必要になったりする可能性があります。事前にしっかりと互換性を確認し、スムーズな連携を実現できるフレームワークを選びましょう。 最後に Webフロントエンドフレームワークは、Webアプリケーション開発を効率化し、高品質なUIを実現するための強力なツールです。世の中には数多くのフレームワークが存在するため、開発目的、実績、互換性などのポイントを総合的に検討し、プロジェクトに最適なフレームワークを選ぶことが求められます。 本記事では、代表的なフレームワークの概要やフレームワーク選定における重要なポイントを解説しました。導入を検討する際には、エンジニアのスキルや市場のトレンドも考慮するとよいでしょう。 今回紹介した内容を参考に、プロジェクトの要件やチームの技術力に合わせて、最適なフレームワークを選びましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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Pythonの機械学習ライブラリ5選!特徴を比較してみた

機械学習とは 近年AIは様々な分野で活用されており、私たちの生活を大きく変えつつあります。そんなAI技術の根幹を担っているのが、機械学習です。機械学習とはコンピュータが自ら学習を行い、規則性などを見つけ出す技術です。学習した結果から、予測や判断といったタスクを行います。学習ルールを人間の手によって明示する必要があった従来の手法とは異なり、コンピュータ自身が分析してパターンを見つけ出すという点が特徴です。 機械学習エンジニアについては、こちらの記事で詳しく解説しています。 機械学習エンジニアとは?仕事内容や必要なスキル・資格を徹底解説! 機械学習には大きく分けて以下の3つの種類があります。 教師あり学習 教師なし学習 強化学習 それぞれの手法について詳しく解説します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 教師あり学習 教師あり学習は機械学習の基本的な手法で、訓練データと正解のペアを与えてその関係を学習させる手法です。入力データと正解のペアのことをラベル付けされたデータと呼びます。訓練データとそれに対応する正解(ラベル)によって学習を行い、新しいデータに対しても正しい予測ができるようにします。 例えば「猫」と「犬」の画像を分類したい場合、訓練データとして「猫」と「犬」の画像にそれぞれラベルを付けて学習させます。コンピュータはデータから「猫」と「犬」の特徴を抽出し、新たに入力として受け取った画像が「猫」か「犬」かを判断します。教師あり学習は主に「分類」や「回帰」と呼ばれるタスクにおいて使用され、具体例としてはスパムメールの判定、商品の価格予測などが挙げられます。 教師なし学習 教師なし学習はラベル付けされていないデータを用いて、コンピュータにパターンや構造を発見させる手法です。教師あり学習とは異なり、事前に正解が与えられておらず、AI自身がデータの特徴を分析してパターンを学習するのが特徴です。データにラベル付けする必要がないことから、大量のデータを一括で分析する場合に役立つ手法です。主に「クラスタリング」や「次元削減」と呼ばれるタスクに活用されており、マーケティング領域における顧客の分類などはその例です。 強化学習 強化学習(Reinforcement Learning)はコンピュータが試行錯誤を繰り返しながら、目標を達成するために最適な行動を学習する手法です。強化学習はロボットや自動運転車の制御など、連続的な意思決定が求められるタスクに適している手法です。例えばチェスなどのゲームにおいては勝つ可能性を一手ごとに評価し、常に最も有利な手を選ぶように学習を行います。 機械学習にPythonが使用される理由 機械学習に限らず様々な分野において、Pythonは世界中で人気のプログラミング言語です。人気の理由は、その使いやすさとライブラリやフレームワークの豊富さです。Pythonのシンプルな構文は可読性が高く、効率よく開発を進められます。さらに充実したライブラリやフレームワークのおかげで、複雑なアルゴリズムでも実装しやすいという点も魅力です。機械学習の分野においてPythonが広く使用されるこれらの理由について、さらに詳しく解説します。 ライブラリやフレームワークが豊富である Pythonには機械学習に必要なライブラリやフレームワークも豊富に用意されており、複雑な処理を少ないコード量で記述できます。後ほど詳しくご紹介しますが、「NumPy」や「pandas」、「Scikit-learn」といったライブラリは機械学習の開発に広く用いられています。これらの他にも新しいライブラリが次々にリリースされており、常に最新の技術を取り入れながら効率よく開発できます。 多くの導入実績がある 世界中で人気のPythonは、様々な企業や研究機関での導入実績があります。例えば、GoogleやMicrosoft、Metaなど大手のIT企業が社内システムへの機械学習導入にPythonを活用した実績があります。企業への大規模な導入実績が、Pythonの信頼性向上にも繋がっているのです。多くの企業がPythonを使用しているため、ユーザーコミュニティが活発であるというのも特徴です。開発を進める上で困ったことがあっても、膨大な情報源から解決策を見つけやすいというのも魅力でしょう。 コードがシンプルでわかりやすい Pythonのプログラムはインデント(字下げ)によって、ブロック構造が視覚的に認識しやすいのが特徴です。機械学習の複雑な処理も、比較的シンプルなコードで実現できるのがメリットです。さらに、大規模なプロジェクトでは多くのメンバーが関わるため、誰が見てもわかりやすいコードが求められます。エラー箇所の特定が容易、コミュニケーションが円滑に進めやすいといった点においても、Pythonのシンプルなコードは非常に魅力的です。 学習用コンテンツが充実している Pythonは、学習用のコンテンツが非常に充実しているという点も大きな特徴です。オンラインの学習コース、書籍、Web上のドキュメントなど、多様なリソースが提供されており、幅広いレベルの学習が可能です。学習に役立つコミュニティも多数存在しており、フォーラムやQ&Aサイトでの質問やディスカッションを通じて理解度を高めることもできます。機械学習という先端技術の開発分野において、学習環境が恵まれているということは非常に心強いでしょう。 機械学習に使えるPythonのライブラリ Pythonには、機械学習の開発に役立つさまざまなライブラリがあるとお伝えしました。具体的にはデータ操作や解析、視覚化、モデル構築などのケースにおいて使用されます。ここでは機械学習の開発においてよく使われる5つのPythonライブラリについて、詳しくご紹介します。 Numpy NumPyは多次元配列を効率的に扱えるのが特徴で、行列演算などの関数が豊富に揃っています。機械学習では大量のデータを扱うケースが多いですが、NumPyによって高速かつ効率的なデータ処理が行えます。機械学習の開発においては、データの前処理や数値演算の基盤として利用されるライブラリです。 pandas pandasは、データ分析のためのライブラリです。データの読み込み、整形、分析などの機能が揃っており、こちらも機械学習におけるデータの前処理に広く活用されています。例えば欠損値の処理やデータのグループ化などに使用されます。pandasはCSVやExcel、SQLデータベースからのデータ読み込みや保存もサポートしており、多様なデータソースに対応しているのも特徴です。 matplotlib matplotlibは、データを可視化するために使用されるライブラリです。機械学習ではデータの分布や傾向を視覚化することが非常に重要であり、matplotlibは学習データやモデルの性能、予測結果などをグラフで確認するために利用されます。折れ線グラフやヒストグラム、散布図などさまざまな種類のグラフを作成することが可能です。 PyTorch PyTorchは、MetaFacebookの人工知能研究グループが中心となって開発を行った機械学習ライブラリです。動的計算グラフをサポートしており、直感的にモデルを構築、トレーニング、デバッグできる点が特徴です。PyTorchはニューラルネットワークの設計やトレーニングを効率的に行えるように設計されており、自然言語処理やコンピュータビジョンなど多くのディープラーニングプロジェクトにおいて活用されています。 SciPy SciPyは、科学技術計算のためのライブラリです。線形代数、最適化、積分、統計など、様々な数学的な処理を行えます。機械学習におけるモデルの評価、シグナルや画像の前処理などの用途で利用されます。SciPyを使用することで、複雑な数学的モデルの最適化や統計的検定を効率的に行えます。高度な解析や精度の高いモデル構築をしたい場合には、SciPyが使用されます。 最後に Pythonが機械学習に用いられる理由、そして機械学習において活用されているPythonライブラリについてお分かりいただけたでしょうか。ライブラリやフレームワークが充実しているPythonは、機械学習以外にも幅広い分野で利用されています。 機械学習やAI関連の技術の発展が目まぐるしい近年において、それらと親和性の高いPythonエンジニアの需要はさらに高まることが予測されます。すでにPythonを扱ったことのあるエンジニアの方はもちろん、機械学習の分野に興味のある方はPythonに触れることでさらに理解を深められるのではないでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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生成AIとは?仕組みや活用事例をわかりやすく解説

生成AI(ジェネレーティブAI)とは 生成AIは、事前に学習したデータによって新しいコンテンツを生み出すAIです。生成AIをうまく活用すると文章や画像だけでなく音声や動画など、さまざまな種類のコンテンツを自動で生成することができます。近年では生成AIを活用したさまざまなサービスが提供されており、中でもOpenAIの「ChatGPT」は広く知られています。 また、画像生成に特化した「StableDiffusion」や 「Midjourney」、ネット上から情報収集する「Perplexity AI」のような特定のタスクに特化した生成AIツールも出てきています。生成AIはその性能を活かして、私たちの身の回りの様々なところで使用されており、今後の更なる活用についても注目が集まっています。 この記事では生成AIの仕組みや従来のAIとの違いについて解説し、実際に活用されている事例なども合わせてご紹介します。生成AIを実際に利用している方にも、興味はあるけれど使ったことがないという方にも役立つ内容となっておりますので、この記事を読んで生成AIについて知見を広げていただけると幸いです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 生成AIの仕組み 生成AIには、ディープラーニングと呼ばれる人工知能技術が用いられています。ディープラーニングは機械学習の手法のひとつで、人間の脳神経系を模倣したニューラルネットワークと呼ばれる数式を用いてデータから複雑なパターンを学習します。生成AIの場合はテキストや画像といった大量の既存データを学習して、そのデータの統計的規則性やパターンを抽出します。そして学習した規則性に基づいて、新たなデータやコンテンツを生成するという仕組みです。生成AIが結果を出力するまでのステップは以下のとおりです。 データの準備:生成AIは、生成したいコンテンツの種類に合わせたデータセットを必要とします。データセットは、質の高いデータが多数含まれていることが重要です。 学習:生成AIは、用意されたデータセットを学習します。 深層学習を用いて、データの統計的規則性やパターンを抽出します。 生成:学習した規則性に基づいて、新たなデータやコンテンツを生成します。学習データに類似したものだけでなく、全く新しいものを生成することも可能です。 ディープラーニング技術の発展と計算機処理能力の向上により、生成AIの性能は飛躍的に向上しています。これにより、人間と区別がつかないほど精巧なテキストや画像、音声などを生成することが可能になりました。 ディープラーニングについては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。 ディープラーニングとは?仕組みや実用例をわかりやすく解説 生成AIとAIの違い 生成AIはAIの一種ですが、従来のAIとは異なる特徴を持っています。従来のAIは人工知能とも呼ばれる広範な技術領域であり、その中には様々なタイプのAIが含まれます。生成AIはAIの一分野ではあるものの、従来のAIよりも新しいコンテンツを生成することに特化しているのが特徴です。従来のAIシステムでは主に、事前に与えられたデータから適切な回答を出力することに焦点を当てられていました。 こうした機能はユーザーの意思決定をサポートする際に役立ちますが、新しいアイデアを創出するのには向いていません。一方で生成AIは、学習したデータに基づいて新しいコンテンツを生み出すことができます。生成AIの最大の特徴はこの創造性と生成能力にあり、これが従来のAI技術との大きな違いと言えるでしょう。 生成AIの種類 生成AIの種類は多岐にわたり、それぞれ異なる種類のコンテンツを生成できます。以下は代表的な生成AIの種類です。 テキスト生成 画像生成 音声生成 動画生成 生成AIを活用することでこのような様々なコンテンツを生成することができるため、ビジネスシーンにとどまらず幅広い分野での応用が検討されているのです。ここからは生成AIの代表的な4つの種類とそれぞれの仕組みについて、分かりやすく説明していきます。 テキスト生成 テキスト生成AIは、様々な形式のテキストデータを作り出すことのできる生成AIです。例えばニュース原稿やメールの文面、さらにはプログラムのコードなど、特定の指示に基づいてテキストを自動生成できます。この技術の背後には、大量のテキストデータから言語のパターンを学習するアルゴリズムがあります。 学習したパターンを基に、文脈に合った新しいテキストを生成するという仕組みです。生成AIによるテキスト生成を活用するとブログ記事やメールの文面の叩き台を作成できるので、文章を1から考えるのにかかる時間の短縮にもつながるでしょう。 画像生成 画像生成AIはテキストでのプロンプトから、クオリティの高い画像やイラストを生成する技術です。風景や人物の画像はもちろん、アイコンやロゴなど生成できる画像の種類は多岐に渡ります。画像生成AIは膨大な数の画像データを分析して、その特徴を学習します。学習した知識を利用して新たに画像を生成するのです。自分で絵を描いたりデザインを考えたりするのが苦手な人でも、生成AIに簡単なプロンプトを与えるだけで手軽にデザイン案を生み出すことができます。 一方で、オリジナリティやメッセージ性などの観点から、従来のデザイナー人材の需要が急激に無くなることはないでしょう。しかし生成AIによる画像生成によって、クリエイティブな作業へのハードルが大幅に下がることが期待されています。 音声生成 音声生成AIは膨大な音声データから発声の仕組みを学習しており、人間の声を模倣してテキストを自然な音声に変換する技術です。さまざまな声のトーンやアクセント、感情を再現できるという点が特徴です。音声生成AIはオーディオブックのナレーション、バーチャルアシスタント、さらに音楽制作などにおいても活用されています。人間の音声を実際に収録するのに比べて、コストを大幅に抑えられるのが魅力です。 一方で、音声の抑揚や細かいイントネーションにおいて違和感が生じることもあり、人間の話し方を完全に再現するのは難しいのが現状です。したがって、リアルな感情の表現が求められる場合には生身の人間の声を収録するなど、ケースを絞って活用する必要があるでしょう。 動画生成 テキストや画像のみにとどまらず、動画を作成できる生成AIも近年では注目されています。例えば、アメリカのランウェイ社が2023年に発表した「Gen-2」という生成AIでは、テキストや静止画から新たに動画を作成することが可能となっています。作成した動画の編集や字幕の追加などを一貫して実施できるため、撮影場所や機材を準備することなく簡単に動画を作成することができます。 動画生成AIには画像生成とテキスト生成の技術が組み合わされており、そこに動きや時間の概念が加えられています。生成AIのマルチモーダルな機能を最大限に活かした技術ともいえるでしょう。動画作成に活用できる生成AIの数は増えてきており、サービスのプロモーションビデオやショートムービー、さらには教育コンテンツなど様々な分野での活躍が期待されています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 生成AIの活用事例 生成AIによってさまざまな種類のコンテンツを生み出せることを紹介してきました。ここからはさらに具体的な生成AIの活用事例として、以下の4つを紹介します。 コンテンツ制作 チャットボットサービス 医療分野における補助 マーケティング分野におけるデータ分析 コンテンツ制作 生成AIを活用すれば、さまざまな形式のコンテンツを迅速かつ一定のクオリティを保ちつつ作成できます。ChatGPTが広く知られていることから、文章やキャッチコピーなどのテキストコンテンツの生成をイメージされる方が多いかもしれません。しかし先述の通り、近年では音声やイラスト、さらには動画を生成できるAIも数多く開発されています。膨大なデータを用いて学習することで、人間が作成したものにより近いクオリティで出力できるようになってきています。 最近はSNS上でも、生成AIを用いて作成したコンテンツが多く発信されています。それほどAIによるコンテンツ生成は身近なものになってきており、専門的な知識がなくとも気軽に活用できるツールとして認識されているということでしょう。テキスト生成と画像生成を組み合わせて簡単なスライドショーを作成したり、さらに音声生成を組み合わせてナレーション付きの動画にしたりなど、複数の生成AIを組み合わせるとコンテンツ制作の幅はさらに広がります。生成AIによって、少ない工数でより効率的なコンテンツ制作が実施されるようになるでしょう。 チャットボットサービス チャットボットは、問い合わせチャットでの質問に自動で回答したり、必要に応じてサポートを提供したりするシステムです。商品やサービス購入後のカスタマーサービス、地方自治体への問い合わせなどにおいて活用されています。従来のチャットボットはあらかじめ定められたルールをベースに動作するものが主流であったため、対応できる質問の内容が限られているのがデメリットでした。 一方で生成AIを搭載したチャットボットは、自然な言語処理を用いることでさらに柔軟な対応が可能となっています。寄せられた問い合わせ内容の文脈を正しく理解して、それに対して即座に有用な情報を提供できます。チャットボットサービスの質が向上することで、顧客満足度と業務効率の向上を同時に実現させられるでしょう。今後はますます多くの企業や自治体が生成AIを活用したチャットボットを導入して、サービスの品質向上を図っていくことが予測されます。 医療分野における補助 生成AIは、医療分野においても重要な役割を果たしています。例えば、AIを活用した画像診断ではCTやMRIなどの画像から病変を自動で検出するだけでなく、病変の種類や進行度を診断することもできます。これは診断精度の向上と診断時間の短縮に大きく貢献し、病気の早期発見を実現する可能性を秘めているでしょう。 さらに新薬研究の分野では、生成AIが膨大な化合物データベースを解析して新薬の候補となる物質を素早く特定することで、研究開発の時間とコストを大幅に削減します。生成AIのこのような応用は、診断から治療、さらには新薬開発に至るまで、医療分野全体の質の向上と効率化を実現して患者の治療結果を改善することに貢献しています。 人命を扱う分野であることから、今後もあくまで補助的な位置付けで活用されることが予想されますが、医師の業務効率化に大いに役立つことが期待されるでしょう。 マーケティング分野におけるデータ分析 マーケティング分野では、消費者の行動や傾向を理解することが極めて重要です。生成AIによって顧客の行動データや購買データなどを分析することで、顧客のニーズをより深く理解し、効果的なマーケティング施策を実行できます。人間が手動でこのようなデータを収集して分析する場合、かなりの時間を必要とするでしょう。生成AIを活用すればこれらの作業を飛躍的に効率化できます。 例えば過去のパフォーマンス結果から、顧客満足度を高めるのに有効なコンテンツを自動で作成できる生成AIなども注目されています。その他にもWebサイトのデザイン設計案の作成など、マーケティング分野において重要とされるさまざまな施策を生成AIによって効率化できるでしょう。 まとめ 生成AIの仕組みや実際の活用例などについて、お分かりいただけたでしょうか。生成AIは従来のAIとは異なり、創造性を発揮して新たな情報を生み出す力を持っています。生成AIは私たちの生活や働き方に、大きな変革をもたらす可能性のある技術です。生成AIの活用はすでに大きな注目を浴びていますが、活用できる場面は今後も増えていくことが予想されます。あなたの身近なサービスでも生成AIが活用されていないか、探してみるのも面白いかもしれません。 参考:生成AIとは?従来のAIとの違いや生成AIにできること、活用シーンや注意点などについて解説 | SketchUp Pro Japan テクフリでフリーランス案件を探してみる
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データサイエンティストの将来性は?年収や今後の需要について解説

データサイエンティストとは データサイエンティストとは、膨大なデータ、すなわちビッグデータから、ビジネスに活用できる情報を発掘する技能を持つエンジニアです。 統計学やデータ分析技法などを縦横に駆使しつつ、ビッグデータを扱います。それらに加え、経営や企画などのビジネススキルから心理学まで、広汎な分野の知識が必要とされます。 データサイエンティストがいなければ、ビッグデータを持っていても宝の持ち腐れになってしまうといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる データサイエンティストの年収は? データサイエンティストには高い技術力や専門スキルが求められます。 現在の状況として、データサイエンティストの供給がその需要を満たせていないため、採用現場では売り手市場が続いています。 平均年収.JPによりますと、データサイエンティストの年収の範囲は440万円から870万円ほどで、平均は655万円とのことです。 雇用形態や職種などによっても差が見られますが、根本的にはやはりその人のデータサイエンティストとしての実力や実績によって差がついていると見るべきでしょう。優秀なデータサイエンティストは企業からの需要も高く、年収も高めです。 参考:データサイエンティストの年収給料|「平均年収.jp」 また、テクフリにて公開中のデータサイエンティスト案件によると、平均単価は約82万円となっており、年収換算すると約980万円となっています。(2025年4月時点) フリーランスエンジニアとしてのキャリアを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる データサイエンティストに必要なスキル データサイエンティストは、データを解析するだけでなく、そこから得られた知見を実際のビジネスにどのように活かせるかを考えます。したがって、ITや統計に関する高度な知識だけでなく、ビジネスの理解やコミュニケーションスキルなども必須になります。 ITスキル データの収集から分析、レポート作成まで、データサイエンティストとして仕事をするには、分析基盤となる環境の構築や運用のスキルが不可欠です。収集データを扱いやすいようにデータベース環境を構築し、必要なときに随時データを引き出せるように管理しておく必要があります。 また、ログ収集のバッチプログラム作成、BI(Business Intelligence)ツールへのデータ挿入、独自の解析プログラム作成など、コーディングスキルを求められる機会がしばしばあります。多くはデータ整形を行う処理ですので、RubyやPythonのようなスクリプト系の言語を1つ以上習得しておくとよいでしょう。Pythonは機械学習でも使用されます。 そのほかにもExcelやAccessから、HadoopやSQL、MATLABやSASやMinitabまで、各種のデータ分析プログラムも知っておくと役に立つはずです。不正侵入やデータ流出などを起こさないよう、セキュリティに関するITスキルも重要です。 統計スキル データ分析を学ぶ大前提として欠かせないのが、「統計」「確率」「微分積分」などの数学の知識です。高校レベルが最低限、できれば大学レベルであれば望ましいです。データ分析には「統計処理」「回帰分析」「データマイニング」などの多様な分析手法がありますが、こういった手法を手作業で行うのは非常に複雑で大変なため、対応した分析ツールを使用します。 これら分析ツールを単にブラックボックス的に使うのではなく、きちんと仕組みを理解して使うためにも統計やデータ分析の基本知識は必要です。ビッグデータやそのデータ分析の分野は、今もなお発展の真っ最中です。そのため、機械学習やディープラーニング、画像・テキスト・音声分析など、最新の動向の把握も日々怠らないことが大切になってきます。 ビジネスのスキル データサイエンティストは、データの解析結果をもとに仮説を立て、ビジネス課題の改善案を提案したりします。そのため、データ分析スキルに加え、データが対象としているビジネスへの理解が必須です。ここで、ほとんどの管理職は、データサイエンティストほどにはデータ分析分野に精通していません。統計学やデータ分析に関する基礎的知識がない人たちに対しても、分析結果の説明や提案をわかりやすく伝える能力が重要です。 データ分析などの専門用語をひけらかすことによってではなく、提案の中身の価値を伝えることによって、ビジネスへの貢献を示すことのできるコミュニケーション能力が大事です。また、データ分析の際、創造力やある種のビジネスセンスがあると意外な発見ができることがあります。公私問わず幅広い分野に関して興味を持ち、勉強したり経験したりしておくと、物事をさまざまな角度から見るセンスが身につくでしょう。 データサイエンティストに必要な知識を体系的に学びたい場合は、関連する資格の取得してみるのもいいでしょう。データサイエンティストにおすすめの資格はこちらの記事でさらに詳しく解説しています。 データサイエンティストに役立つ資格6選! 資格取得のメリットや将来性について解説します テクフリでフリーランス案件を探してみる データサイエンティストが活躍できる業界 データサイエンティストは現在も様々な分野で必要とされています。ビッグデータを保有する企業や組織は今後も間違いなく増えていくでしょうから、データサイエンティストに対する需要も将来にわたって増えていくことが見込まれます。 データサイエンティストの需要が多い分野といえば、やはりマーケティングの分野でしょう。リアル店舗でもECサイトでも、購入履歴や顧客情報などを組み合わせた解析を行い、それに基づく購入予測を立てることは、競争優位に立つ上で非常に重要です。 さまざまな業界や分野、商品やサービスなどの特性に合わせた適切なデータ解析手法に精通しているデータサイエンティストへの引き合いは多くなりそうです。 データサイエンティストの将来性は? 企業活動などで収集されたデータがビッグデータとなり、そのビッグデータの活用が広がっていく中、データサイエンティストの活躍の場は急速に拡大しています。現在は、企業などにおけるデータ活用の需要の高まりに対し、データ分析スキルを持った人材の供給が世界的に不足しています。 日本を含む世界各国がその育成を急いでいるように、データサイエンティストは人材不足が懸念されているエンジニア職種であり、非常に高い需要のある職種です。このようなブームともいえる状況の一方で、「データサイエンティストはいずれはAIに置き換わる」などとも言われています。 ただ、データ分析においては人間的な直感や感覚も重要な要素であり、現状のAIではこの点をまだうまく処理することができません。また、データ分析で得られた知見を、わかりやすい表現で伝える必要もあります。AIの進化によってデータサイエンティストが淘汰されてしまう可能性は、将来的にはゼロではないかもしれませんが、しばらくはなさそうです。 最後に データサイエンティストの仕事内容や年収などについてご紹介しました。Harvard Business Review誌の2012年10月号では、データサイエンティストは「21世紀で最もセクシーな職業」と表現されました。ビックデータ活用の広がりとともに、データサイエンティストの活躍範囲はこれからもさまざまな分野で広がっていくことが予想されます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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テックリードの役割とは?仕事内容や必要なスキルについて解説

テックリードとは テックリードエンジニアとはチーム全体の技術的な方向性をリードして、プロジェクト成功のカギを握る重要な存在です。 設計方針の策定やコードレビュー、チームメンバーの技術支援に至るまで、幅広い役割を担います。技術力だけでなく問題解決能力やリーダーシップ、コミュニケーション力が求められるため、エンジニアという職種の中でも特に高いスキルが必要となります。 本記事ではテックリードの具体的な仕事内容や求められるスキル、キャリアパスなどについて詳しく解説します。テックリードエンジニアとしてのキャリアをお考えの方はぜひ参考にしてみてください。 テックリードのフリーランス案件を探してみる テックリードの仕事内容 テックリードの主な仕事内容として、以下が挙げられます。 設計方針の検討・実行 チームの技術的なサポート コードレビュー・品質管理 プロジェクトの成功に直結する重要な役割を担うテックリードの仕事内容について、さらに詳しく解説していきます。 設計方針の検討・実行 アーキテクチャの選定や技術スタックの決定、チームが直面する課題を見据えた効率的な設計を進めていきます。これにより、チームが無駄なく開発を進められる環境を構築します。 チームの技術的なサポート メンバーが抱える技術的な課題を解決し、スムーズな開発をサポートするのもテックリードの役割です。問題解決のアドバイスだけでなく、新しい技術やベストプラクティスの共有を通じてチーム全体のスキル向上を促します。 コードレビュー・品質管理 レビューを通じてバグを未然に防ぎ、コードが読みやすく保守しやすい状態を維持します。また、テストの適用やリリースフローの最適化といった管理も行います。 テックリードに求められるスキル テックリードにはさまざまなスキルが求められるとお伝えしましたが、具体的には以下のようなスキルが必要となります。 知識・技術力 問題解決能力 リーダーシップスキル コミュニケーション能力 それぞれのスキルについて詳しくみていきましょう。 知識・技術力 テックリードは高度な技術知識を持ち、最新技術にも精通している必要があります。設計など上流の工程から担当する場合には特に、幅広い分野における深い理解が求められるでしょう。アーキテクチャやコードレビューにおいても、確かな技術力が不可欠となります。 問題解決能力 開発中に直面する技術的な課題に対して、迅速に解決できる能力がテックリードには求められます。課題の本質を見極めて効果的な解決策を提供することで、チームがスムーズに作業を進められるようサポートできるでしょう。 リーダーシップスキル テックリードは単なる技術者にとどまらず、チーム全体を牽引するリーダーとしての役割が求められます。チームメンバーのモチベーションを維持しつつ、困難な状況でもしっかりとまとめ上げる力が必要です。 コミュニケーション能力 テックリードには、技術的な内容をチーム内外のメンバーにわかりやすく伝える能力が不可欠です。メンバー間で発生した異なる考えをうまく調整することで、プロジェクトを円滑に進めることができるでしょう。 テックリードのキャリアパス テックリードとして活躍した後のキャリアパスとして、以下のポジションが考えられます。 エンジニアリングマネージャー ITアーキテクト VPoE CTO それぞれのポジションの仕事内容についても、簡単に解説していきます。 エンジニアリングマネージャー エンジニアリングマネージャーは技術的な指導だけでなく、チームのマネジメントやプロジェクトの進行管理を担います。テックリードよりも高い技術力に加え、メンバーの育成や組織運営に関するスキルが求められます。 ITアーキテクト ITアーキテクトは、システム全体の設計や技術選定を行う専門職です。 テックリードの経験を活かし、さらに広範なアーキテクチャの設計に携わることで、企業の技術戦略を支える重要な役割を担うことができるでしょう。 VPoE VPoEは、エンジニアリング部門の全体を統括するポジションです。組織全体の技術戦略や予算管理など、より経営層と近い距離で連携しながら目標達成に向けて導く役割を担います。 CTO CTOは、企業の技術戦略を最上級で決定する役職です。テックリードとしての実務経験を積んだ後、経営層とともに企業の技術方向性を決定し、ビジネス全体に影響を与える戦略的役割を果たします。 テックリードの年収 テックリードは、その高度な技術力とリーダーシップ能力が求められるポジションであるため、年収もエンジニアの中では高水準に位置します。特に経験豊富なテックリードは、企業内での重要な役割を担い、昇進やキャリアアップを通じて更なる収入増が期待できます。 年収は地域や企業規模によって異なりますが、日本国内ではテックリードの平均年収はおおよそ700万円〜1000万円程度といわれています。大手IT企業やスタートアップでは、これより高い年収が支払われることもあります。また、テックリードがその後、エンジニアリングマネージャーやCTOといった役職に昇進した場合、年収はさらに上昇する可能性が高いです。テックリードの年収は、そのスキルセットやマネジメント能力が反映されるため、経験や実績を積むことで大きな収入の向上が見込めます。 テクフリで紹介中のテックリード案件を見ると、単価が100万円前後の案件が多くなっています。フリーランスとしてのキャリアをお考えの方は、こちらも参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる テックリードに向いている人 テックリードには、高度な技術力だけでなく、チームを導くためのさまざまな素質が求められます。まず、技術への情熱が重要です。常に新しい技術やトレンドを追い続け、問題解決のために適切な技術を選び取る能力が必要です。自分の知識を深めることに対する興味と意欲が、テックリードとしての成長を支えます。 また、テックリードは単なる技術者ではなく、チームの一員として協力し合うことが求められます。良いテックリードは、チームメンバーを尊重し、彼らと共に問題に取り組みながら結果を出す能力を持っています。技術的な指導だけでなく、チームの連携を強化するためのサポートを行い、全体の成果に貢献することが求められます。 さらに、テックリードには優れたコミュニケーションスキルも必要です。技術的な課題や解決策をメンバーや経営層に明確に伝える能力が重要であり、チーム内外との円滑なコミュニケーションを通じて信頼関係を築くことが大切です。加えて、冷静な判断力と問題解決のアプローチを持っていることも欠かせません。プレッシャーの中で冷静に最適な解決策を見出し、チームを引っ張る力がテックリードには求められます。 テックリードの将来性 テックリードの将来性は非常に高く、今後さらにその役割は拡大していくでしょう。技術革新が進み、企業がデジタルトランスフォーメーションを推進する中で、テックリードの需要はますます増しています。特に、AIやクラウド、DevOpsなどの新しい技術領域では、テックリードの役割が不可欠になりつつあります。これらの分野では、テックリードがチームを技術面でリードし、導くことが求められるため、その価値がますます高まっています。 さらに、テックリードとしての実績を積むことで、キャリアの幅も広がります。例えば、エンジニアリングマネージャーやCTOといった、より経営寄りのポジションへとステップアップする道があります。これにより、技術的な指導にとどまらず、組織全体の技術戦略に関わる役割を果たすことができます。企業の経営層との連携を深め、組織の成長を支える重要な立場へと昇進する可能性があるため、テックリードのキャリアは長期的にも安定しています。 また、テックリードはフリーランスやコンサルタントとしても活躍できる選択肢があります。豊富な経験を活かして、企業に対して技術的なアドバイスを提供したり、特定のプロジェクトで指導を行う役割を担うこともできます。こうした柔軟な働き方ができる点でも、テックリードの将来性は広がっています。今後、ますます多様化するキャリアパスにおいて、テックリードは常に高い需要を維持し続ける職業であると言えるでしょう。 まとめ テックリードは、単なる技術者にとどまらず、チーム全体を技術面で牽引し、企業の成長に貢献する重要な役割を担っています。その主な仕事内容には、設計方針の決定やチームの技術的サポート、コードレビューなどがあり、技術的なリーダーシップと問題解決能力を駆使してチームを成功に導きます。また、求められるスキルは幅広く、深い技術力に加え、優れたコミュニケーション力やリーダーシップ、チームをまとめる能力が求められます。 テックリードのキャリアパスは非常に多様で、エンジニアリングマネージャーやCTOなど、さらに高いポジションへのステップアップが期待できます。技術を深く掘り下げていく道もあれば、経営層との連携を深めていく道もあります。さらに、フリーランスやコンサルタントとしても活躍の幅が広がっており、非常に安定した将来性を持つ職業と言えます。 テックリードに向いている人は、技術に対する強い情熱を持ち、チームワークを大切にし、冷静に問題を解決する力を備えた人です。そのような人がこのポジションにおいて成果を出し、さらにキャリアを成長させていくことができるでしょう。テックリードは今後ますます重要な役割を果たし、技術革新を支える柱として、その存在感はますます大きくなるに違いありません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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