お役立ちコンテンツ | フリーランスエンジニアの案件・求人なら【テクフリ】

お役立ちコンテンツ

フリーランスの抱える税金や確定申告、社会保険や経費に関するお悩みを解決いたします。そもそもフリーランスになるためにはどうすればよいのか、現在正社員で働いているが、フリーランスになりたいと考えている方々にも必見です。役立つコンテンツ満載でお届けいたします。

該当コンテンツ数162件中13~24件を表示
freelance

ペアプログラミングのメリットと注意点を解説

ペアプログラミングとは ペアプログラミングは、2人のプログラマーが1台のコンピュータを共同で使用し、プログラムを作成する手法です。通常、1人が実際にコードを記述する「ドライバー」として作業し、もう1人がその進行を見守り、サポートや方向性を示す「ナビゲーター」としての役割を果たします。 双方がリアルタイムで意見を交わしながら進めるため、即座にフィードバックを受けることができ、問題解決のスピードが向上します。従来はウォーターフォール型開発における方法論として発展しましたが、現在ではアジャイル開発において利用されることもあります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ペアプログラミングのメリット ペアプログラミングには多くの利点があります。ペアで作業を行うことで課題を迅速に解決できるため、プロジェクトの進行がスムーズになります。また、相互の知識の共有が進み、特に新人が経験豊富な開発者から学ぶ機会が増えます。 2人が一緒に作業することでレビューを即座に行うことができ、バグの発生を未然に防ぐことが可能です。これらの要素が組み合わさることで、開発チーム全体の結束力やモチベーションの向上にもつながります。ここではそれぞれのメリットについてさらに詳しく解説します。 学習効果の向上 ペアプログラミングでは、異なる経験や知識を持つプログラマー同士が協力するため、学習効果が高まります。特に初心者は、経験豊富な開発者からのフィードバックを受けながら作業を進めることができ、スキルを短期間で向上させることが可能です。 また、相手のコーディングスタイルや問題解決のアプローチを観察することで、幅広い視点や新たなテクニックを吸収できるでしょう。さらに、ペアでの作業を通じて気軽に質問を投げかけることができれば、知識の深化が促進されます。 このようにペアプログラミングは個々の成長を促進することで、チーム全体の技術力向上にも寄与します。 コードの品質向上 2人のプログラマーが同時に作業することで、リアルタイムでコードレビューが行われます。この素早いフィードバックにより、潜在的なバグや設計上の問題を早期に発見して修正できるため、品質が保たれます。 また、ドライバーとナビゲーターが異なる視点からアイデアを出し合うことで相乗効果が生まれ、より洗練された設計や効率的な実装が可能となります。さらに、コードの共有意識が促進され、チーム全員がプロジェクト全体のクオリティに責任を持つ体制が整えられます。 コミュニケーションスキルの向上 ペアプログラミングは単にコードを書くだけでなく、チームメンバーとのコミュニケーションを密にすることで、様々なスキル向上に繋がります。2人で行う開発作業では、常にコミュニケーションを取りながら進めていく必要があります。 互いの考えを共有しながら意見交換を行い、より良い解決策を探していく中で、エンジニアとして必要とされるコミュニケーション能力が自然と磨かれていくでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ペアプログラミングのデメリット ペアプログラミングは、ソフトウェア開発において高い効果を発揮する手法として注目されていますが、万能な手法ではありません。メリットだけでなく、デメリットも理解しておくことが重要です。以下では、ペアプログラミングの導入を検討する際に知っておくべきデメリットについて詳しく解説していきます。 人的コストが増える 2人のエンジニアが同じタスクに同時に取り組むため、単純に換算すると人的コストが2倍になります。効率化を図ることができれば全体的なコストを削減できるかもしれませんが、大規模プロジェクトや短期的な開発プロジェクトでは、人的コストの増加が大きな負担となる可能性もあるため注意が必要です。 また、ペアを組むエンジニアの選定や、ペアの入れ替えなど、運用面でのコストも十分に考慮する必要があるでしょう。 コミュニケーションのハードルが高い ペアプログラミングでは、常にコミュニケーションを取りながら作業を進めるため、円滑なコミュニケーションが不可欠です。 しかし、性格の合わないペアや、コミュニケーションスキルが低いメンバーがいる場合、意見の対立や誤解が生じやすく、作業効率が低下する可能性があります。また、リモートワーク環境下では、リアルタイムなコミュニケーションが難しく、さらにハードルが上がります。 スケジュール管理が難しい 2人のエンジニアのスケジュールを調整する必要があるため、プロジェクト全体のスケジュール管理が複雑になります。複数のペアが同時に作業を行う場合などは特に、スケジュール調整が困難になり、プロジェクトの遅延につながる可能性があります。 また、ペアの入れ替えが発生した場合もスケジュールを再調整する必要があり、柔軟な対応が求められます。 ペアプログラミングにおける注意点 ペアプログラミングを成功させるためには、いくつかの注意点が存在します。以下ではペアプログラミングを導入する際に知っておくべき注意点について詳しく解説していきます。これらの点を理解することで、より効果的にペアプログラミングを取り入れ、開発の効率化を図ることができるでしょう。 沈黙をなるべく避ける ペアプログラミングでは、常にコミュニケーションを取りながら作業を進めることが重要です。しかし、疑問点や不明な点があっても、それを口に出せないために、作業が滞ってしまうことがあります。 疑問点をすぐ相手に共有して一緒に解決することでより深い理解につながり、効率的な開発が可能になります。沈黙が続いている場合は、積極的にコミュニケーションを取るように心がけましょう。 特にコードレビューの際や新しい機能を実装する際などは、こまめに意見交換を行うことで、誤解を防いで質の高いコードを作成することができます。 疑問はすぐに共有する 疑問点や不明な点が生じた場合は、すぐに相手に共有しましょう。疑問点を放置すると誤った理解に基づいた実装をしてしまい、後から大きな問題に発展する可能性があります。 また、疑問点を共有することで、ペアのメンバーから新たな視点や解決策を得られることもあります。技術的な概念やコードの動作原理について疑問がある場合は、積極的に質問することで知識を深めることができます。 こまめに休憩を取る 先述の通り、ペアプログラミングにおいては常にコミュニケーションを取る必要があることから、通常の業務よりも疲労度が高くなることが考えられます。 疲労が蓄積してしまうと集中力が低下してミスが増え、本末転倒となってしまいます。こまめに休憩を取り、ストレッチなどで適度に体を動かすことで、リフレッシュを行いましょう。ペアで一緒に休憩を取ることで、有意義な意見交換の時間にしながらコミュニケーションも円滑になっていきます。 まとめ ペアプログラミングは、コードの品質向上、知識の共有、チームワークの強化といったメリットがある一方で、人的コストの増加やコミュニケーションの難しさといったデメリットも存在します。 効果的に実施するためにはコミュニケーションを密にし、疑問点をすぐに共有することが重要です。また、作業環境を整え、こまめな休憩を取りながら、ペアの組み合わせにも注意を払う必要があります。ペアプログラミングは万能な手法ではありませんが、適切に実施することで、より良いソフトウェア開発を実現できるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
freelance
スキル

プログラミング言語の難易度ランキング【2025年最新】

プログラミングを始めたいと思っている方や、新たに学習する言語を決めかねているエンジニアにとって、どのプログラミング言語が学びやすいのか、または難しいのかを知ることは非常に重要です。 2024年現在、技術の進化に伴って多くのプログラミング言語が新しい用途やツールの登場によって注目を集めています。本記事では人気のプログラミング言語10種を難易度別に紹介し、その特徴や学習のポイントについて詳しく解説します。テクフリの案件情報※もあわせてご紹介するので、これからプログラミングを学ぶ人や案件市況について知りたいという方もぜひご参考にしてみてください。※2024年11月時点 テクフリでフリーランス案件を探してみる プログラミング言語の難易度ランキング ベスト10 今回は難易度別のプログラミング言語ランキングです。 プログラミング言語の中でも、開発の現場で主に使われるプログラミング言語に焦点を当てて、難易度を三段階に分けてランキングを見ていきます。 難易度 プログラミング言語 ★★★ C++ ★★★ C言語 ★★★ Java ★★★ C# ★★ Go ★★ Swift ★★ Python ★ Ruby ★ JavaScript ★ PHP プログラミング言語:C++ 難易度★★★ 最初に紹介するプログラミング言語はC++です。C++の習得難易度は★★★となっています。 C++は高い保守性・高速でコンパクトなプログラムを実現できること、C言語との互換性があることが大きな特徴です。 そして、C++ではスマホアプリやコンシューマーゲーム、業務系システム、Webアプリケーションなど様々な分野で開発することができ、日常にあるソフトウェア・ハードウェアの至る部分で使用されています。とくにゲーム開発はC++だとしやすくなっています。 このように、C++によって開発できるものの幅が広いので、C++を用いて開発を行っている企業は多いです。テクフリに掲載中のC++案件は約30件で、その平均単価は約67.6万円となっております。 C++は学習コストが高く使いこなせるエンジニアが求人数に対して少ないため、市場価値の高さからも将来性は高いと言えるでしょう。 関連記事:C++の将来性について 現状から踏まえて検証した結果 C++の案件を探してみる プログラミング言語:C言語 難易度★★★ 続いて紹介するプログラミング言語はC言語です。C言語の習得難易度は★★★となっています。C言語は、高速かつコンパクトなプログラムを実装できるという特徴を持ったプログラミング言語の1つです。 プログラムの実行スピードは、あらゆる現場で重視されます。コンピュータ上で動くソフトウェアやゲーム、Webアプリ以外にも、私たちが普段使っている家電・自動車といった電子機器でもC言語は活躍中です。 C言語はOSやハードウェアの制御分野で活躍し、今後もこの分野ではC言語が用いられていくと見られています。C言語によって開発できるものの幅広さや、OSやハードウェアの制御分野での活躍を見ると、C言語の将来性は高いと言えるでしょう。 関連記事:C言語の需要と将来性は?【年収データなどをもとに解説します】 テクフリに掲載中のC言語案件は約30件で、その平均単価は66.8万円となっています。 C言語の案件を探してみる プログラミング言語:Java 難易度★★★ 続いて紹介するプログラミング言語はJavaです。Javaの習得難易度は★★★となっています。Javaが開発できる範囲はかなり広く、汎用性のあるプログラミング言語として今も昔も強い人気があります。 このハードウェア大国である日本で、ハードウェア業界の求人がJavaでは一番多く、大きな特徴として他のプログラミング言語に比べるとこの業界での求人が圧倒的に多いです。特に金融機関では、Javaで作られたシステムが多いため、案件が豊富にあります。プログラミング言語の習得難易度としては、高い方と言えますが、使いこなせれば、今後も求人には困らない可能性が高いです。 関連記事:Javaの将来性は?【需要の変化や年収について詳しく解説します】 テクフリに掲載中のJava案件は約140件で、平均単価は76.4万円となっています。 Javaの案件を探してみる プログラミング言語:C# 難易度★★★ 続いて紹介するプログラミング言語はC#です。C#の習得難易度は★★★となっています。C#は、Webアプリケーション、スマートフォン向けアプリケーション、PC向けアプリケーションなどかなり幅広い領域での開発が可能です。最近ではゲームがC#によって開発されることが多いので需要が高まっています。 特に今話題のVRはC#によって開発されることが多く、2016年がVR元年と言われているため、VRの波は今後ますます加速していくでしょう。ゲーム開発はかなり難易度が高いですが、今後の需要増加を見越すと美味しい選択肢かもしれません。 関連記事:C#の将来性 現状から踏まえ検証してみる テクフリに掲載中のC#案件は約50件で、平均単価は70.5万円となっています。 C#の案件を探してみる プログラミング言語:Go 難易度:★★ 続いて紹介するプログラミング言語はGoです。Goの習得難易度は★★となっています。C言語の動作の速さとC言語にはない構文のシンプルさを合わせた言語がGo言語です。C言語を更に便利にしたものがGo言語となります。 古くからあるお堅いイメージのある企業のシステムはC言語で書かれているものが多く、逆にベンチャー企業のような新しい企業ではGo言語を採用している企業が多いです。 そのため、比較的ベンチャー企業が多いインターネット・Web業界でのGo求人が増加してきていることがわかります。メルカリやYouTubeもGoを使用しているサービスです。エンジニア向けの学習プラットフォーム「paiza」が発表したプログラミング言語別年収ランキング2022では、Scala、TypeScriptに次いでGo言語が3位となっています。 歴史が浅い言語にしては年収も高く、求人数も増加しています。このように需要が大きいので転職もしやすく、高待遇になりやすいGoエンジニアをキャリアアップで目指すことは非常におすすめできる選択肢です。 関連記事:Go言語の将来性は?年収データなどをもとにわかりやすく解説します テクフリに掲載中のGo案件は約50件で、平均単価は92万円となっています。 Go言語の案件を探してみる プログラミング言語:Swift 難易度★★ 続いて紹介するプログラミング言語はSwiftです。Swiftの習得難易度は★★となっています。SwiftはAppleが開発したプログラミング言語です。Appleが開発したプログラミング言語であり、現在、iOSを搭載したiPhoneやiPad向けアプリ開発において利用頻度の高い、主要プログラミング言語となっています。 Swiftは2014年に発表されたばかりの歴史の浅いプログラミング言語ではありますが、日本でのiPhoneのシェア率の高さ、iOSアプリ開発の標準開発言語という特別な立ち位置から、将来性は高いと見られていました。 しかし、iPhoneやiPadの新機種の販売台数が伸びず、iOS向けアプリ開発自体減っていることや、他のプログラミング言語でもiOS向けアプリ開発ができることから、将来性が高いとは言えなくなってきました。そのため、他の汎用言語として様々な分野で利用されている、潰しのきくプログラミング言語を習得するほうがオススメできます。 関連記事:Swiftの将来性について現状から踏まえて検証してみた テクフリに掲載中のSwift案件は約20件で、平均単価は82.6万円となっています。 Swiftの案件を探してみる プログラミング言語:Python 難易度★★ 続いて紹介するプログラミング言語はPythonです。Pythonの習得難易度は★★となっています。Pythonは少ないコード量で開発ができる、コードがシンプルで読みやすいといった特徴のあるプログラミング言語です。 ここ数年、現場で多く使われるケースが増えてきました。Webアプリケーション開発のみならずに、データ解析や人工知能関連のライブラリが増え、それらの分野にて使われることが多いです。 関連記事:Pythonの将来性は高い?他言語との比較や業界の動向を詳しく解説します テクフリに掲載中のPython案件は約90件で、平均単価は86万円となっています。 Pythonの案件を探してみる プログラミング言語:Ruby 難易度★ 続いて紹介するプログラミング言語はRubyです。Rubyの習得難易度は★となっています。Rubyは関数型と命令型のバランスが絶妙に取れているオブジェクト指向スクリプトで、直感的に記述できることと生産性の高いことが大きな特徴となっています。 スクリプト言語の中でも、学習のしやすさが大きな特徴となっているRubyですが、Rubyを用いる求人数は減っていることを考えると、将来性が高いとは言えません。ただし、現在Rubyにて開発がされているWebサイト、Webサービスの改修作業はRubyで行いますし、スタートアップ企業を中心に使われているプログラミング言語なので、今後も一定の求人はあるでしょう。 関連記事:Rubyの将来性は?年収や業界の動向についてわかりやすく解説 テクフリに掲載中のRuby案件は約60件で、その平均単価は82.2万円となっています。 Rubyの案件を探してみる プログラミング言語:JavaScirpt 難易度★ 続いて紹介するプログラミング言語はJavaScriptです。JavaScriptの習得難易度は★となっています。JavaScriptは今日ほとんどすべてのWebサイトで使われているプログラミング言語です。JavaScriptはWebページを便利にしようという目的で開発され、サイト内の動的な動きを表現することができます。 更に、JavaScriptはNode.jsという環境を使うことによって、サーバーサイドでも動かせるようになったので、JavaScriptが使用できる幅は広いです。今後も、Webサイト制作や、サーバーサイドでの開発に使われていくと見られるので、将来性は高いと言えるでしょう。 関連記事:JavaScriptの将来性は?需要や年収について詳しく解説 テクフリに掲載中のJavaScript案件は約90件で、平均単価は76.8万円となっています。 JavaScriptの案件を探してみる プログラミング言語:PHP 難易度★ 続いて紹介するプログラミング言語はPHPです。PHPの習得難易度は★となっています。PHPは、Web開発でよく用いられているスクリプト言語の一種です。スクリプト言語には、ほかにもJavaScriptなどがありますが、JavaScriptとの大きな違いはプログラムがどこで実行されるかという点にあります。 JavaScriptの場合は、クライアント(ブラウザ)側で実行されるため、誰でもコードの内容を見ることが可能です。一方、PHPはサーバーサイドで実行され、クライアント側ではプログラムの結果だけを表示します。したがってどのようなコードが書かれているのかが見えない特徴を持ちます。 現在Web上にある多くのWebサイトはPHPによって実装されているものが非常に多いです。簡易的なWebサイトは今後もPHPによって制作されていくと見られているので、将来性は暗くないでしょう。 関連記事:PHPに将来性はない?【需要について年収データから解説します】 テクフリに掲載中のPHP案件は約80件で、平均単価は76.6万円となっています。 PHPの案件を探してみる 目的別おすすめ言語 Web開発 Web開発には、JavaScript、PHP、Goが向いています。JavaScriptはフロントエンドに特化し、Webサイトやアプリケーションの動的な挙動を実現可能です。PHPはサーバーサイドで使用され、Goは軽量で高速な処理が可能なため、Webサービスやマイクロサービスの開発に適しています。 アプリケーション開発 アプリケーション開発には、JavaとSwiftが最適です。Javaはクロスプラットフォームの開発に特化しており、Androidアプリやデスクトップアプリの開発に使用されます。 Swiftは、Apple製品向けのアプリケーション開発に適しており、iOSアプリやMacアプリの開発が可能です。 機械学習 機械学習には、Pythonが向いています。Pythonは多数の機械学習フレームワークやライブラリを備えており、機械学習モデルを容易に実装できます。機械学習に興味がある場合は、Pythonを学んでおけば間違いないでしょう。 ゲーム開発 ゲーム開発には、C++とC#がおすすめです。C++は高速でメモリ管理に優れており、多くのゲームエンジンで使用されています。C#はMicrosoftによって開発され、Unityエンジンの公式言語として採用されており、オブジェクト指向言語の特徴があるため、ゲーム開発に最適です。 プログラミング言語の難易度と将来性を両軸で考える 今回はランキング形式で、プログラミング言語の難易度について見てきました。いかがでしたか?習得難易度の低さ、将来性の高さの両軸で考えると、Go、Python、JavaScript、PHPが習得すべきプログラミング言語の候補として上がってきます。 自分がどのプログラミング言語を学習したらいいのか、ぜひ今回の記事のプログラミング言語難易度ランキングと、各プログラミング言語の将来性を参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
freelance
Salesforce

Salesforceの資格を徹底解説!難易度は高い?【2025年最新】

Salesforce資格を取得してエンジニアとしてスキルアップしたいと考えているものの、Salesforce資格の中身や難易度がよく分からないという方も多いのではないでしょうか。Salesforceは世界でもっともシェア率の高い顧客関係管理(CRM)システムです。資格を取得することで、Salesforceスキルを保有していることを証明することができます。 本記事ではSalesforce資格の概要についてまとめました。Salesforceの資格を取得するメリットや種類、難易度について解説します。本記事を読むことでSalesforceの資格がどういったものなのか分かり、Salesforceの資格を受験するか決めることができます。Salesforce資格について興味がある方はぜひお読みください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Salesforceとは ところで、みなさんSalesforceを使ったことはありますか? CRMシステム自体、あまりITエンジニアがユーザーとして利用するものではないので「名前くらいは知っているけれど、使ったことはない」という方のほうが多いように思います。 CRMシステムとは、簡単にいうと商談や案件の状況や顧客の行動原理などを分析し、よりよい営業活動に結びつけようとするためのシステムです。このようなCRMシステム自体は目新しいものではないですが、Salesforceはある重要な革命を起こしたことで、世界でもっともシェア率の高いCRMシステムとなっています。 Salesforceが起こした革命とは、クラウドサービスサービス(Software as a Service、いわゆるSaaS)の登場です。クラウドサービスといえば、AWS(Amazon Web Service)が有名ですが、世界初のクラウドサービスはSalesforceだと言われています。 クラウドであるSalesforceは月額制です。導入コストが低く抑えられ、利用企業側で独自の機能を開発し、拡張することができるメリットがあります。他の企業からも、Salesforceと同じようなメリットを持つクラウド型CRMシステムが登場していますが、先行者利益もあり、Salesforceの一人勝ちと言える状態です。 Salesforceの資格を取得するメリット Salesforce資格を取得するメリットについてまとめました。メリットは次の3つです。 自身の知識やスキルを証明できる エンジニアとしてのスキルアップにつながる 転職において有利となる それぞれについて詳しくみていきましょう。 自身の知識やスキルを証明できる Salesforceの資格を取得することで自分の知識やスキルを証明することが可能です。資格があれば、「最低限このレベルのスキルはある」ということが取引先や上司に伝わりやすくなります。特にSalesforce関連の資格の場合、資格保有者がいる会社名が公式サイトに公表されています。 Salesforce関連の仕事を依頼したい会社は、Salesforce資格保有者がいるかどうかを重視する場合も多いです。つまり、Salesforce資格を保有することによって、勤めている会社がSalesforce関連の仕事を得られる可能性があるということです。会社に貢献したい方にもSalesforce資格はおすすめできます。 エンジニアとしてのスキルアップにつながる エンジニアとしてのスキルアップにつながるのも、資格を取得するメリットです。Salesforceは顧客管理システムの中でも多く使われているため、エンジニアなら習得して損はないスキルと言えます。スキルの幅を広げることはエンジニアにとって重要ですが、日々の仕事に精一杯で、学習のモチベーションが保てない方も多いでしょう。資格合格という明確な目標を設けることで、モチベーションを保ちやすくなります。特にSalesforceの資格は受験科目が難易度別に分かれており、1つの科目に合格するたびに成長を実感できるため、学習を継続しやすいでしょう。 転職において有利となる Salesforce資格を習得することで、転職が有利になります。「資格は意味がない」と考える人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。特にSalesforce資格は知名度が高く、採用担当者の目を引きやすいのでおすすめの資格です。 また、年収アップを目的として転職活動を行う場合、何らかの付加価値をつけることが大切です。エンジニア転職では、スキルレベルの高さが重視されますが、プログラミングなどの基礎は他の求職者も保有していることが多いため、それらのスキルをアピールしても差を付けられません。Salesforce関連のスキルは保有していないエンジニアも多いため、差別化を図ることができます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Salesforceの基本資格 Salesforceの基本資格は、以下の3つです。詳細は公式サイトを参照してください。 CRM管理者/コンサルタント 開発者/アーキテクト マーケター/コンサルタント それぞれ見ていきましょう。 CRM管理者/コンサルタント CRM管理者/コンサルタントの基本資格は、以下の2つがあります。 認定アドミニストレーター 認定CPQスペシャリスト Salesforce 認定アドミニストレーター試験では、Salesforce CRM システム管理者を認定します。Salesforce 組織のメンテナンスや、業務要件に基づいた管理機能を実行できる能力が求められる試験です。また、Salesforce 認定 CPQ スペシャリスト試験では、バンドル設定、価格設定、出力ドキュメント、更新および修正を構築できるスペシャリストとして認定します。 開発者/アーキテクト 続いて、開発者/アーキテクトの基本資格は以下の通りです。 認定Platformアプリケーションビルダー 認定Platformデベロッパー 認定Date Architecture and Managementデザイナー 認定Sharing and Visbilityデザイナー 認定Development Lifecycle and Deploymentデザイナー 認定Identity and Access Managementデザイナー 認定Integration Architectureデザイナー 認定Mobile Solution Architecureデザイナー 認定Commerce Cloud Digitalデベロッパー マーケター/コンサルタント 最後に、マーケター/コンサルタントの資格は以下の通りです。 認定Pardotスペシャリスト 認定Marketing Cloudメールスペシャリスト 認定Marketing Cloudソーシャルスペシャリスト ITエンジニア向けの資格という意味では「開発者/アーキテクト」の分類に属する「認定Platformデベロッパー」や「認定Platformアプリケーションビルダー」あたりが順当な候補ですが、所属する会社や組織の業務範囲などによっては「CRM管理者」の分類に属するものを受けた方がいいこともあるでしょう。 上位資格について Salesforceの資格試験には“格付け”があります。「基本資格」とされているものは、誰でも受けられますが、「上位資格」は特定の「基本資格」に合格していることが前提です。Salesforceの上位資格は、以下の3つに分かれています。 CRM管理者/コンサルタント 開発者/アーキテクト マーケター/コンサルタント CRM管理者/コンサルタント CRM管理者/コンサルタントに関する上位資格を紹介します。基本資格である認定アドミニストレーター試験の上位資格は、以下の通りです。 認定上級アドミニストレーター 認定Sales Cloudコンサルタント 認定Service Clpudコンサルタント 認定Community Cloudコンサルタント 認定Service Cloudコンサルタントには更にField Service Lightning コンサルタントという上位資格があります。 開発者/アーキテクト また、開発者/アーキテクトに関しては基本資格にある認定Platformアプリケーションビルダー、認定Platformデベロッパー、認定Date Architecture and Managementデザイナー、認定Sharing and Visbilityデザイナーの上位資格が、認定アプリケーションアーキテクトにあたります。 基本資格にある認定Development Lifecycle and Deploymentデザイナー、認定Identity and Access Managementデザイナー、認定Integration Architectureデザイナーの上位資格が、認定システムアーキテクトにあたります。 そして、基本資格にある認定アプリケーションアーキテクトと、認定システムアーキテクトの上位資格が、認定テクニカルアーキテクトにあたります。 マーケター/コンサルタント マーケター/コンサルタントに関しては基本資格にある認定Pardotスペシャリストの上位資格が認定Pardotコンサルタント、認定Marketing Cloudメールスペシャリストの上位資格が認定Marketing Cloudコンサルタントにあたります。 「認定テクニカルアーキテクト」の人数ですが、Salesforceの公式サイトによると、2018年6月の時点で全世界で約240名、日本では13名しかいないそうです。現在ではもう少し増えている可能性はあるとはいえ、認定テクニカルアーキテクトは難易度が非常に高く、そして希少性がある資格であることがうかがえるでしょう。 Salesforceの資格を取得する難易度は? 他の会社が実施するベンダー試験にも言えることですが、Salesforceの資格試験は、Salesforceユーザー、開発者をターゲットにしているものです。実務経験のない方にとっては、用語がわからずなにを問われているのかもわからない、という事態になりがちです。 実際、Salesforceの公式ドキュメントでも、各「基本資格」を受ける方には、“1年から2年の業務経験があること”と“出題範囲になる製品やサービス、開発言語の経験があること”、各「上位資格」を受ける方には、“2年から4年の業務経験があること”と“出題範囲になる製品やサービス、開発言語の経験があること”が望ましいとされています。 人によって業務経験の“密度”が異なるので、必ず2年程度の業務経験で取れるわけではないと思いますが、「基本資格」は情報処理試験でいうところの基本情報技術者試験レベルの試験と考えていいかと思います。対して、「上位資格」は、“2年から4年の業務経験があること”が目安ですが、「基本資格」より専門性も高まるため、「基本資格」よりもだいぶと難易度が上がるようです。 Salesforceの資格を取得するための効率的な勉強方法について Salesforceの資格試験勉強をするうえで、一番の問題になるのは、試験対策用の参考書や問題集の類が極端に少ないという点です。少なくとも書籍は存在しないように思います。書籍がない以上、周りの受験経験者やインターネットで、どういう問題が出たのか、なにが問われるのか情報収集するしかありません。しかも、そのような“口コミ”レベルの情報もあまり多くありません。学習プランが立てにくい、という意味で非常に勉強が難しい資格試験と言えるでしょう。 「ネットで調べたけれど、よくわからなかったし、周りに相談できる人もいない」という方は、“一度、ダメ元で受けてみる”のも手のように思います。問題を解くというよりも、どういう問題が出てきたのか、どんな用語が使われていたのかを確認することで、なにを勉強すればいいか方向性が見えてくるはずです。それから本格的な学習をはじめるのもアリです。たしかに受験料が無駄になってしまいますが、間違った口コミから、出題範囲や傾向を見誤った状態で学習するよりも効率がいいでしょう。 実際の学習ですが、Salesforceの資格試験は、基本的には“実技”だそうなので、実際に製品を操作してみることが重要です。わざわざ個人で契約したいものではないかもしれませんが、業務の中だけでは不十分だと感じた場合は、無償トライアルを活用するなどして、触れる機会を増やすようにしましょう。 Salesforceの資格の価値・メリットとは 結局、Salesforceの資格を取る意味があるの?というところですが、Salesforceのシェアが海外でも日本国内でも非常に高いことから、資格としての価値は高いと言えるでしょう。また資格を持っていることで、顧客から信頼されやすいというメリットもあります。 ITエンジニアの転職市場においても、Salesforce専門、専門とまではいかなくても得意とする開発会社(ソフトウェアハウス)が増えており、「基本資格」をひとつ取得しているだけでも強力な武器になることが予想されます。 ただ、まだまだ国内の転職市場では「Salesforceの資格必須」という企業は少ないでしょう。一般化していないからこそ、他人と差別化できるという考え方もあると思います。しかし、CiscoやOracleなど他のベンダーが行っている資格試験の方が、転職市場での価値は高いとされているのが現状です。 ちなみに、Salesforceによると世界でも240人ほどしかいない認定テクニカルアーキテクトの平均年収は、約15万ドル(日本円にすると約1600万円)とのことですから、たしかに高年収を狙える資格と言えるでしょう。 Salesforceの資格は1年ごとに更新が必要 Salesforceの資格を取得したあとは、年1回の更新が必要です。資格を更新するためには、Salesforceが提供する更新モジュールを完了する必要があります。更新モジュールは、Salesforceのオンライン学習システムであるTrailhead上で行います。ハンズオンや問題演習が含まれるので、しっかりと勉強をしてクリアを目指しましょう。 なお、更新モジュールの配信スケジュールは資格ごとに異なるので、以下の公式サイトの情報を確認してください。更新モジュールを完了して資格を更新しないと、上位資格も含めてすべての資格が無効になるので、必ず更新をするようにしましょう。 https://tandc.salesforce.com/release-exam Salesforceエンジニアの年収 フリーランスエージェントであるテクフリでは、Salesforce案件が246件掲載されています(2023年9月時点)。その中でも月単価80万円を超える案件は143件です。このことから、SalesforceエンジニアはIT系の仕事の中でも年収が高めだと想像されます。 Salesforceは多くの企業において導入しやすいサービスです。そのため、Salesforceのスキルを持った人材は市場価値を高めやすい傾向があります。 Salesforceエンジニアの案件情報 最後に、Salesforceの案件情報についてまとめました。フリーランスエージェントであるテクフリには、Salesforce案件も数多く掲載されています。どのようなSalesforce案件があるかを知ることで、Salesforceエンジニアとして働くイメージも湧いてきます。ぜひご確認ください。 Salesforceエンジニア案件を探してみる まとめ 繰り返しになりますが、ベンダーが行う資格試験は、そのベンダー製品を扱っていない方にとっては難しいものになります。これはSalesforceにも当てはまるものです。しかも、Salesforceの資格試験はマイナーではないのに、情報量が少ないという変わった特徴があります。 数年の実務経験があり、周りにすでに受けた方がいる“恵まれた”環境であれば「基本資格」レベルであれば、それほど苦労しないと思われます。しかし、独学で合格を目指す方など“恵まれていない”環境だと、非常に苦労する資格試験です。 近年では、Salesforceを得意とする開発会社が増えており、「基本資格」ひとつでも強力な武器になることが予想されます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Salesforceの資格についてよくある質問 Salesforceの資格についてよくある質問をまとめました。 そもそもSalesforceってなに? Salesforceとは世界でもっともシェアの高い顧客関係管理(CRM)システムです。Salesforceは世界初のクラウドサービス型CRMシステムで、月額制となっているため導入コストを低く抑えられます。さらに利用企業側で独自の機能を開発し、拡張できるメリットがあります。 Salesforceの公式資格とは? Salesforceの資格は、以下の4つに分類されます。 ・CRM管理者/コンサルタント Salesforce製品の導入や設定など管理者のための資格試験 ・開発者/アーキテクト Salesforceの機能開発者のための資格試験 ・EinsteinAnalytics SalesforceのAIサービスで、AIを使ったデータサイエンティストのための資格試験 ・マーケター/コンサルタント PardotというBusinesstoBusiness(BtoB、B2B)用製品など、サービスを活用するメンバーのための資格試験
freelance
データサイエンティスト

データサイエンティストの平均年収は?年齢別の年収データも紹介

データサイエンティストとは膨大なデータを収集・分析することで、ビジネスに活用する知見を得て、企業の意思決定を手助けする仕事です。 例えば楽天ではECサイトユーザーの閲覧履歴や購入履歴のデータを収集し、ユーザー一人一人の特性を分析しています。これにより、個別に最適化された広告を掲載でき、広告のクリック率や購買率を向上させています。 本記事ではデータサイエンティストの平均年収を年齢別などにまとめ、求められるスキルについても解説します。データサイエンティストとしてのキャリアに興味がある方はぜひ参考にしてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる データサイエンティストの平均年収 データサイエンティストの平均年収について、年齢や会社規模別に詳しく見ていきましょう。 全体平均 データサイエンティストの平均年収は約655万円で、推移は440万円から870万円と言われています。国税庁の民間給与実態調査によると、令和元年における日本全体の平均年収は約436万円となっています。 このことから、データサイエンティストの年収は、日本全体の平均よりも200万円近く高いことがわかります。さらに、年収1000万円以上を提示している企業も多く存在するので、スキルが高いほど多くの収入が期待できます。 専門的な知識やスキルが必要で、重大な意思決定の場面で、データに基づいた合理的判断を求められるデータサイエンティストの仕事を考えると、このような結果は当然と言えるでしょう。 また、40代のデータサイエンティストの平均年収を男女別に見てみると、男性の平均が約760万円、女性の平均は約544万円となっていて、男性の方が200万円以上高くなっています。 年齢別 年齢別に見ていくと、データサイエンティストの年収は平均約350万円からスタートし、年収の推移が一番高くなる50代後半から60代では約800万円に到達します。 年齢 年収 20代前半 約350〜400万円 20代後半 約400〜470万円 30代前半 約400〜520万円 30代後半 約480〜600万円 40代前半 約530〜650万円 40代後半 約600〜750万円 50代前半 約680〜800万円 50代後半 約700〜800万円 60代 約450〜800万円 また、年代別では、20代の平均年収が約404万円、30代の平均が約511万円、40代の平均が約655万円、50代の平均が約786万円となっています。 年代 年収 20代 約404万円 30代 約511万円 40代 約655万円 50代 約786万円 企業の規模による違い 企業規模の違いから見ていくと、大企業で働くデータサイエンティストの平均年収は約760万円、中企業の平均は約629万円、小企業の平均は約570万円となっています。 会社の規模が大きくなればなるほど平均年収も比例して高くなっている点では、多くの他の職業と同じであると言えるでしょう。 アメリカにおけるデータサイエンティストの年収 海外のデータサイエンティストの平均年収は日本と比べ、どのようになっているのでしょうか。 前述したように、日本全体の平均年収は約436万円で、データサイエンティストの平均は約655万円です。 アメリカ全体の平均年収は約430万円となっていて、全体の平均年収では日本とアメリカに大きな差はありません。 しかし、アメリカのデータサイエンティストの平均年収は約1200万円となっており、日本の平均の2倍近くにまでなっています。 アメリカでデータサイエンティストは「最も稼げる職業」と言われています。また、アメリカ全土の職業の中で、雇用満足度や平均給料などの要素から比較し、人気な仕事を選ぶ「ベストジョブ」に4年連続で入賞しています。 これらのことから、アメリカでデータサイエンティストは、日本に比べて需要が高く、人気であることがわかります。 日本とアメリカの間でこれほど大きな差が生まれているのは、アメリカの方が日本よりもデータの分析や活用がビジネスにとって重要だと考えているからです。もちろん、日本でもデータの分析や活用は重要だと考えられていますが、アメリカの方がその傾向がより強くなっています。 さらに、日本と比べて、海外の方が転職をする人が多く、人材の流動性は高いです。そのため、多くの企業が優秀なデータサイエンティストを確保するために、他の企業よりも高い年収を提示していることも、年収が高くなる理由の一つです。 参照元:https://www.glassdoor.com/blog/best-jobs-in-america-2019/ データサイエンティストの年収が高い理由 ここまで、データサイエンティストは高収入な職業であることを説明してきました。 なぜデータサイエンティストの給料は高収入なのでしょうか。ここから見ていきましょう。 求められるスキルが高い データサイエンティストが高収入な理由の一つ目は、求められるスキルが高いためです。データサイエンティストは、膨大なデータを収集・分析し、そこから活用する必要があります。データを正確に解析するためには、統計学の知識が必要です。 また、データ分析だけでなく、「どの課題に取り組むべきなのか」や「分析したデータをどのように活用し、課題を解決するべきか」などのように、ビジネス的な観点で物事を考える必要もあるので、ビジネススキルも必要です。 さらに、データ収集やデータ統合などの処理では、データ解析言語と呼ばれる「R言語」や「Python」のプログラミングの知識も必要です。 これらの知識は専門性が高く、全てを独学で学ぶことは非常に困難です。さらに、日本では他の国に比べ、データサイエンティストに必要な知識を網羅的に学べる学校や十分な教育体制が整っている企業が少ないのが現実です。 求められるスキルが高く、必要な知識を身につけられる場所も多くないことから、高いスキルを持っているデータサイエンティストは非常に少なく、需要が高くなっています。 そのため、企業が優秀な人材を確保するためには、よりよい条件を提示する必要があるので、データサイエンティストの収入が高くなっています。 データ分析などの需要が伸びている 二つ目の理由は、データ分析など需要が伸びている分野なためです。 近年、企業が保有するデータの量は年々増加していて、会社によってはビッグデータと呼ばれるほど膨大なものになっています。情報量があまりにも多く、知識のない人が扱えるレベルよりも遥かに大きくなっています。 そのため、膨大なデータを分析するには、データ分析の知見をもつ専門家が必要不可欠です。その専門家こそがデータサイエンティストなのです。 今日のビジネスシーンにおいて、データの分析や活用、機械学習のニーズは高まる一方であり、いまや企業にとってなくてはならないものになっています。 優秀なデータサイエンティストを確保できるかどうかが、直接会社の利益につながると言っても過言ではなくなってきています。 そのため、データサイエンティストの需要は高まっており、求人の数もどんどん増えてきています。 企業が、数少ない優秀なデータサイエンティストから人材を確保するには、よりよい条件を提示する必要があります。その結果、高い年収を提示する企業が多く、データサイエンティストの収入が高くなっています。 データサイエンティストはフリーランスの方が稼げる? ここまで、データサイエンティストが高収入であることを説明してきました。 ここからは、正規雇用とフリーランス、どちらのデータサイエンティストの方が稼げるのかを見ていきましょう。前述したように、正規雇用のデータサイエンティストの平均年収は約655万円で、単純に12で割った場合、月収は約55万円になります。 テクフリで紹介中の案件情報を参考にすると、フリーランスの場合、平均単価は1ヶ月約93万円となっており、年収換算すると約1120万円になります。この結果から見ると、フリーランスの方が正規雇用よりも2倍近く稼げることがわかります。 フリーランスの場合、持っているスキルによって収入が大きく変わるので、一概にいうことはできません。しかし、それを加味した上でも、フリーランスでは単価が高い案件が多く存在するので、フリーランスの方が比較的多く稼ぐことができるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる データサイエンティストに必要なスキルは? データサイエンティストになるには、専門的な知識やスキルが必要であることは、ご理解いただけたかと思います。 では、実際にデータサイエンティストになるためには、具体的にどのようなスキルが必要なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。 統計に関する知識 データサイエンティストに必要なスキルとしてまず挙げられるのは、統計に関する知識です。 前述したように、データサイエンティストは大量のデータを収集・分析し、そこから活用する必要があり、データを正確に解析するためには、統計学の知識が必要です。大きく分けて、「数学」「データ分析手法」「データ分析ツール」の3つのスキルが必要です。 数学 データ分析の共通語は数学となっていて、データ分析に関するほぼ全ての本が数学の知識がある前提で書かれています。 そのため、最低でも高校数学までの知識、特に確率・統計、微分積分、行列の分野の知識が必要です。また、できるのであれば、大学初級レベルの解析学、線形代数学の知識もあった方がいいでしょう。 データ分析手法 データ分析では、データ統計処理などの分析モデルを作成し、それに従って分析を進めていきます。そのため、データマイニング手法(分析に適した統計処理手法や、構造化されたデータベースから情報を抽出し、自動的に傾向やパターンを発見する分析手法)について理解しておくことが必要です。 データ分析には多くの手法があり、データの種類や必要とする分析結果によって、使うデータ分析手法が変わります。 そのため、「自らが必要とする結論を出すために、どのような分析手段をつかう必要があるのか」などを知っておく必要があります。 データ分析ツール 膨大なデータを扱うデータ分析では、途中計算が非常に複雑なため、基本的に分析に特化した分析ツールを用いて分析を行います。そのため、データ分析手法だけでなく、データ分析ツールの手法についての知識も必要となります。 基本的には、Excelの分析手法を用いて分析できますが、より専門的なデータ分析が必要な場合は、IBM社の「SPSS」が活用するといいでしょう。 プログラミングスキル データサイエンティストには、PythonやR言語などのプログラミングスキルも求められます。前述のように、大規模なデータセットを効率的に処理したり、複数のデータを統合するためにプログラミングスキルが必要となります。 Pythonは、主に機械学習やAI開発に使われていて、理解することが比較的簡単で、初心者でも学習しやすい言語とされています。R言語は、学術や研究向けの統計解析言語として開発されたもので、データの分析や解析に非常に優れている言語です。しかし、Pythonに比べて専門性が高く、日本語の情報が少ないため、初心者の方や英語が苦手な方には難しい言語かもしれません。 Pythonhは初心者向けなのに加え、WEBアプリの開発などにも使われているので汎用性も非常に高いです。そのため、どちらの言語を勉強するか迷った場合、Pythonから学習するのがいいでしょう。 データベースに関する知識 データベースに関する知識も必要とされます。データサイエンティストが扱う膨大なデータは、基本的にデータベースに格納されています。データサイエンティストは、データベースから効率的にデータ収集やデータ処理をするために、分析基盤や環境構築をする必要があります。 膨大なデータを扱うため、データ設計が適切でないと、サーバーに大きな負担がかかってしまい、最悪の場合サーバーが止まってしまいます。サーバーに大きな負荷をかけないためにも、効率的なデータ設計をする必要があります。 膨大なデータの処理知識 膨大なデータの処理知識も、データサイエンティストには求められます。前述の通り、データサイエンティストはビッグデータと呼ばれる膨大なデータを扱うことになるため、専門的な知識やスキルが必要となります。 また、ビッグデータは今後さらに発展が期待されている技術領域なので、業界の動向を常に追いかけ、最新の情報や技術をテェックする必要があります。 データサイエンティストになるには? ここまで説明したように、データサイエンティストになるには、専門的な知識やスキルを身につける必要があります。そのため、未経験からいきなりデータサイエンティストになることは難しいでしょう。 まずは、データサイエンティストに必要な統計学やデータ分析などの専門知識を大学や専門学校で学びます。そこから、新卒で企業に入社し、経験を積んでいきましょう。 しかし、データサイエンティストは専門性や求められるスキルが非常に高いので、新卒からいきなり配属されるとは限りません。 そのため、まずは、データベースエンジニアやデータマイニングエンジニアなどの日常的に膨大なデータを扱う機会が多い職種で働き、実務経験を積んでからデータサイエンティストへの転職を目指した方が現実的でしょう。 よくある質問 データサイエンティストの平均年収は? データサイエンティストの平均年収は650万円程度で、推移は440万円から870万円と言われています。 データサイエンティストが高収入な理由は? データサイエンティストが高収入な理由は、「求められるスキルが高いため」「データ分析など需要が伸びている分野なため」の2つが挙げられます。 データサイエンティストに必要なスキルは? データサイエンティストになるために必要なスキルは大きく分けて、「統計に関する知識」「プログラミングスキル」「データベースに関する知識」「膨大なデータの処理知識」の4つです。 まとめ 今回は、近年需要が増えてきている「データサイエンティスト」の年収や必要なスキルについてまとめました。 データサイエンティストは、膨大なデータを収集・分析し、活用することが求められます。膨大なデータの収集・分析には専門的な知識やスキルが必要となります。求められるスキルが高い反面、他の職業と比べて年収は高い傾向があります。 この記事を通して、データサイエンティストに対する理解を深めるために、少しでもお役に立てましたら幸いです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
BEM
freelance

BEMとは?基本的な構成について解説【命名規則】

大きいチームでプロジェクトを進めていく際、CSSをメンテナンスすることは困難がつきまとうものです。その困難を解決すべく、この記事ではBEM (Block Element Modifier) について解説します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる BEMとは BEMはBlocks-Elements-Modifiersの略で、HTMLおよびCSSのクラスにおける命名規則です。BEMは Yandexで開発されました。 BEMを使うと、プロジェクトコードが読みやすく、理解がしやすくなり、CSSを操作するときに拡張および保守が容易になります。 命名規則は、フロントエンド開発者がそのコードの意味と機能を理解できるものとなります。その後他の開発者が、あなたが書いたコードを読むとき、開発者はあなたが何を意図してコードを書いたのかを理解できるので、後の分析・変更・管理が簡単になります。 BEMの命名規則を使用するメリット 小さなプロジェクトではBEMは使用されないかもしれませんが、大きなプロジェクトやチームではBEMは非常に重要になります。その理由は以下になります。 チーム全体が簡単に連携できる チームでプロジェクトを進めて行くと、全員が独自のクラス名を持ち、互いに競合することがあります。そこでBEMを使用することで、構造が明確になり、使用時に簡単に追跡できるため、この問題が解消されます。 モジュール 各ブロックのクラスは他の要因の影響を受けないため、あるクラスのCSSが別のクラスに影響を与えることを心配する必要がなくなります。 再利用できる ブロックを互いに独立して作成し、それらを使いやすく再利用することで、CSSコードの量を減らすことができます。 BEMの基本的な構成 Block ブロックは、新しい要素の主要なクラス名です。ブロックの主な機能は、ページ上のどこでも再利用できることです。また、これらのブロックは他のブロックに配置されている場合があります。ブロック名は要素に応じて明確に設定されています。 Elements(要素) ブロックのコンポーネントであり、ブロック内に配置され、その親ブロックに依存しているため、ブロックなしでは独立して存在しません。 BEMでは、要素は二重下線「__」で示されます。 Modifier ブロックまたは要素の表示タイプを変更するために使用されます。モディファイアは個別のコンポーネントとして使用されます。モディファイア名はブロック名または要素名で構成され、「-」で区切られます。 /* Block (ブロック) */ .btn { } /* Element (要素),上のブロックによって異なります*/ .btn__price { } /* Modifier (モディファイア)はブロックの状態を変更します*/ .btn--orange { } .btn--big { } このクラスの命名規則により、コンポーネントを表すブロックがあり、この例では.btnがあります。ブロックは、1つ以上の子要素が関与する親としても機能します。 Elementのクラス名とそのBlockとの関係は、Blockの名前、2つの下線、最後にElement .btn__priceの名前で表されます。 BEMの3番目のコンポーネントは、ブロック/要素の状態またはその他の派生物の調整に役立つ修飾子です。修飾子の名前は、前のブロック/要素の名前と2つのダッシュ .btn--orangeで結合されます。 最後に BEMはCSSのクラス命名規則であり、多くの利点がありますが、開発者が適切で未使用の名前を考えないようにすることが重要です。これにより、クリーンで保守しやすいコードを記述できます。クラス名が長くなるためにBEMを嫌う人や、BEMを置き換える他の方法がを利用する人はたくさんいます。 参照リンク http://getbem.com/ https://css-tricks.com/bem-101 https://webuild.envato.com/blog/chainable-bem-modifiers/ https://csswizardry.com/2013/01/mindbemding-getting-your-head-round-bem-syntax/0
freelance

プロジェクトマネジメントに役立つ資格8選|難易度について解説

プロジェクトマネジメントとは プロジェクトマネジメントとは、特定の目標を達成するための一時的な組織の活動を効率的に管理する手法です。限られた時間、予算、人材などのリソースを最適に活用し、プロジェクトを成功に導くことが目的です。 そもそも、プロジェクトとは、ある目的を達成するために、期間限定で行われる仕事を指します。たとえば、新しいWebサイトを作ったり、新しい製品を開発したり、イベントを開催したりするのもプロジェクトです。 そして、このプロジェクトを成功させるために、計画を立て、メンバーをまとめ、進捗を管理するのが「プロジェクトマネジメント」です。プロジェクトマネージャーは、計画立案、チーム編成、進捗管理、リスク対応など、多岐にわたる役割を担います。プロジェクトマネジメントをしっかりと行うことで、プロジェクトをスムーズに進め、目標を達成することができるのです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる プロジェクトマネジメントに役立つ資格 プロジェクトマネジメントに役立つ資格には、国内外で広く知られているものがいくつかあります。特に以下のような資格は、プロジェクトマネジメントの知識やスキルを体系的に学び、客観的に証明するのに役立つとされています。 プロジェクトマネージャ試験 P2M試験 PMOスペシャリスト認定資格 PMP プロジェクトマネージャ試験 プロジェクトマネージャ試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験のひとつです。ITプロジェクトの管理・運営に必要な知識とスキルを評価する試験で、高度情報処理技術者試験の一種です。 プロジェクト計画、品質管理、リスク管理、チームマネジメントなど、幅広い分野をカバーしています。合格すると、ITプロジェクトマネジメントの専門家として認められ、キャリアアップや転職に有利になります。合格率は13〜15%とされており、難易度は高いと言えるでしょう。 参考:独立行政法人 情報処理推進機構「プロジェクトマネージャ試験」 P2M試験 P2M(Project & Program Management)試験は、日本発のプロジェクトマネジメント資格です。単一のプロジェクト管理だけでなく、複数のプロジェクトを統合的に管理するプログラムマネジメントの概念も含んでいます。 この資格は、ビジネス戦略と個別プロジェクトを結びつける能力も重視しているため、経営的な視点を持つプロジェクトマネージャーを目指している人におすすめです。P2M資格は階層化されており、レベルに応じて段階的に取得できます。中でも最も受験者の多いPMC資格試験の合格率は60%程度とされており、難易度は中程度と言えるでしょう。 参考:特定非営利活動法人 日本プロジェクトマネジメント協会 PMOスペシャリスト認定資格 PMOスペシャリスト認定資格は、プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)に関する専門知識やスキルを証明する資格です。PMOは、組織内の複数のプロジェクトを横断的に支援し、全体最適化を図る部門や機能を指します。 この資格は、プロジェクト管理の標準化、ポートフォリオ管理、プロジェクト間の調整など、PMOの役割を果たすために必要な知識とスキルを評価します。PMOとして活躍したい方はもちろん、プロジェクトマネジメントを組織的に推進したい人や、プロジェクトマネジメントの効率化を図りたい人におすすめです。PMOスペシャリスト試験もレベル別にいくつかの試験が用意されており、PMOスペシャリスト(★★)試験は合格率40%となっており、やや難易度は高いと言えるでしょう。 参考:一般社団法人 日本PMO協会 PMP PMP(Project Management Professional)は、米国のProject Management Institute(PMI)が認定する国際的に認知度の高い資格です。PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)に基づいた試験で、プロジェクトマネジメントの幅広い知識と実践力を評価します。取得には一定の実務経験が必要で、試験に合格した後も継続的な教育が求められます。 この資格を取得することで国際的な基準に基づいたプロジェクトマネジメント能力を持っていることを証明できるため、グローバル企業や海外プロジェクトで活躍したい人にはおすすめです。合格率は50〜60%程度となっています。 参考:一般社団法人 PMI日本支部 プロジェクトマネジメントに関連する資格 IT関連の資格にも、プロジェクトマネジメントに関連する資格がいくつかあります。これらの資格は、プロジェクト管理だけでなく、IT戦略の立案や技術的な知識が問われます。本記事ではプロジェクトマネジメントに関連する資格として以下を紹介します。 ITストラテジスト試験 ITコーディネータ試験 基本情報技術者試験 応用情報技術者試験 ITストラテジスト試験 ITストラテジスト試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施する高度情報処理技術者試験のひとつです。この試験では、企業の経営戦略に基づいたIT戦略の立案や、情報システムの企画、開発、運用に関する高度な知識やスキルが問われます。ITストラテジスト試験に合格することで、プロジェクト全体の目的や戦略を理解し、プロジェクトを成功に導くための方向性を定める能力が証明されます。 また、情報システムの知識だけでなく、経営戦略やビジネスに関する知識も求められるため、幅広い視点を持ってプロジェクトを推進するスキルが身につくところもポイントです。大規模なプロジェクトや複雑なITシステムが関わるプロジェクトで、リーダーシップを発揮したい人におすすめの資格です。合格率は14〜15%となっており、難易度は高いです。 参考:独立行政法人 情報処理推進機構「ITストラテジスト試験」 ITコーディネータ試験 ITコーディネータ試験は、ITコーディネータ協会が認定する資格です。ITコーディネータとは、企業の経営者や担当者と協力してIT戦略の策定やIT導入を支援する専門家です。試験では、経営戦略、IT戦略、プロジェクトマネジメント、システム開発手法などの知識が問われます。 ITコーディネータの資格を持つことで、IT技術を効果的に活用し、プロジェクトの効率化や成果の最大化に貢献できます。また、経営視点とIT視点の両方を持ち合わせているため、プロジェクト全体の最適化を図る上で重要な役割を果たせるようになるでしょう。ITを活用したビジネス戦略に関心がある人や、企業の課題解決に貢献したい人におすすめの資格です。合格率は50〜70%程度と言われています。 参考:ITコーディネータ協会 基本情報技術者試験 基本情報技術者試験は、IPAが実施する国家試験で、ITの基礎知識を評価する入門レベルの資格です。プログラミング、データベース、ネットワーク、セキュリティなど、ITの基本的な知識と技術を幅広くカバーしています。 基本情報技術者試験に合格することで、ITに関する基本的な知識を持っていることを証明できます。また、プロジェクトマネジメントの基礎も身につくので、より適切な判断ができるようになるでしょう。IT業界でプロジェクトマネジメントに関わる上で、基礎となる知識を身につけたい人におすすめの資格です。合格率は40〜50%程度と言われています。 参考:独立行政法人 情報処理推進機構「基本情報技術者試験」 応用情報技術者試験 応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位に位置する資格で、より高度なIT知識とスキルを評価します。システム設計、プロジェクトマネジメント、ITサービスマネジメントなど、実務で必要とされる応用的な内容が出題される試験です。 応用情報技術者試験に合格することで、プロジェクトマネジメントに必要なIT知識がさらに深まります。また、プロジェクトリーダーやマネージャーとして、より複雑なプロジェクトを推進する上での知識やスキルを証明できます。ITエンジニアとしてのキャリアアップを目指している人や、プロジェクトを技術的な側面からリードしたい人におすすめの資格です。合格率は20〜30%程度のため、基本情報技術者試験よりもかなり難易度の高い試験と言えるでしょう。 参考:独立行政法人 情報処理推進機構「応用情報技術者試験」 テクフリでフリーランス案件を探してみる プロジェクトマネジメントの関連資格を取得するメリット プロジェクトマネジメント関連の資格を取得することには、さまざまなメリットがあります。資格は、あなたのスキルを客観的に証明するだけでなく、体系的な知識の習得を助け、キャリアアップや年収アップにも繋がる可能性があるでしょう。ここでは、資格取得によって得られるメリットについて紹介します。 スキルを客観的に証明できる 資格を取得する最大のメリットのひとつは、自身のスキルを客観的に証明できることです。特に、プロジェクトマネジメントのような実務経験や能力が重視される分野においては、資格があなたのスキルを第三者に示す有効な手段となります。例えば、転職や就職のときに履歴書や職務経歴書に資格を記載することで、採用担当者やクライアントにあなたのプロジェクトマネジメントに関する知識や能力をアピールできます。 また、PMPやITストラテジストは、国際的にも認知度が高くグローバルな環境でも通用する資格です。このため、新しい職場や顧客との関係構築をするときも有効に活用できます。 知識を体系的に習得できる 知識を体系的に習得できることも、資格取得の重要なメリットです。プロジェクトマネジメントの資格試験は、業界で認められた標準的な知識体系に基づいています。例えば、PMPはPMBOKガイドに基づいており、プロジェクト管理の全領域をカバーしています。資格取得の勉強を通じて、プロジェクトの立ち上げから終結まで、各プロセスで必要な知識やツールを体系的に学べる点が特徴です。 また、資格試験の学習を通してこれまで曖昧だった知識を整理することで、自身の理解を深めることにつながります。体系的な知識は、実際のプロジェクトで様々な問題に直面したときに、あなたの判断を助ける支えとなるでしょう。 年収アップ/キャリアアップにつながる 年収アップやキャリアアップにつながることも、資格取得の魅力的なメリットです。多くの企業が資格保有者を高く評価し、責任ある立場や高度なプロジェクトを任せる傾向があります。 例えば、PMPホルダーは非保有者と比べて平均20%以上高い給与を得ているという調査結果もあります。また、資格取得は自己投資の証であり、継続的な学習意欲や向上心の表れとして評価されることもあるでしょう。 さらに、転職市場においても、プロジェクトマネジメントの資格は高く評価される傾向にあります。資格を持っていることで、より良い条件での転職を成功させるチャンスも期待できるでしょう。 プロジェクトマネジメントの資格取得におけるポイント プロジェクトマネジメントの資格取得は、あなたのキャリアを大きく前進させるための有効な手段ですが、ただ資格を取れば良いというわけではありません。資格取得を成功させるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。 実務経験を疎かにしない 資格取得のための勉強も大切ですが、実務経験を疎かにしてはいけません。プロジェクトマネジメントの知識は、実際にプロジェクトを経験することで、より深く理解できます。案件や求人に応募する際にも、資格より実務経験の方がはるかに重要視されます。 資格取得後も積極的にプロジェクトに参加して経験を積み、プロジェクトマネジメント能力をさらに高めていきましょう。 独学にこだわりすぎない 独学にこだわりすぎないことも重要なポイントです。プロジェクトマネジメントは、チームワークと協調性が求められる分野です。研修やワークショップに参加することで、他の受験者や経験豊富な講師から多くのことが学べます。独学とスクール、講座を上手く組み合わせ、自分に最適な学習方法を見つけることが大切です。 最後に この記事では、プロジェクトマネジメントに役立つ資格とそのメリット、そして資格取得におけるポイントについて解説しました。プロジェクトマネジメントは、さまざまな業界で必要とされる重要なスキルです。資格取得をきっかけに、プロジェクトマネジメントの世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。 資格は、あなたの知識やスキルを証明するだけでなく、キャリアアップや年収アップに繋がる可能性も秘めています。この記事を参考に自分に合った資格を見つけて、プロジェクトマネジメントのプロフェッショナルに向けた一歩を踏み出してみましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
働き方

フリーランスエンジニアの寿命は?年齢別の実態について解説

フリーランスエンジニアの平均年齢 政府統計としてフリーランスエンジニアの平均年齢は調査対象にはなっていませんが、IT業界におけるソフトウェア作成者の平均年齢は、経済産業省の『IT人材を巡る現状について』で公表されています。 エンジニアを含むソフトウェア作成者の平均年齢は37歳。フリーランスエンジニアとして独立するのは、実務経験を経ていることが前提となるため、平均年齢としてはこれよりも若干高い38~40歳程度と予想することができます。 ただ近年は2~3年程度の実務経験を経てフリーランスとして独立するケースも出てきているため、今後フリーランスエンジニアの平均年齢は、正社員としてのエンジニアより低くなる可能性もあるといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエンジニアの最年少は? フリーランスエンジニアの年齢は30~40代が多くなりますが、最年少は10代です。 就業形態がフリーランスかどうかは不明ですが、国内で大きな実績を残しているエンジニアの最年少は14歳です。 福森匠大さんは2011年当時、プログラミング言語Rubyの開発コミュニティへの参加で注目を集めました。中学2年生の時点で開発のコアメンバーに迎えられただけでなく、ネットで知り合った仲間と小規模でありながらWebサイトやWebサービスを立ち上げています。 そして14歳よりは年齢が上になりますが高校1年生でドワンゴからスカウトされたケースもあります。山中勇成さんは15歳の頃ツイッターでニコニコ動画の脆弱性などを度々指摘。するとドワンゴから連絡が入り高校生のうちからアルバイトのエンジニアとして活躍しています。 そしてフリーランスエンジニアではありませんが、国内ではゲームアプリの開発で注目を集める小学生も誕生しています。菅野晄さんは小学校5年生の時点でゲームアプリ「回一首(マワリッシュ)」を開発。アプリ甲子園でファイナリストに選ばれるなど頭角を表しています。 海外で学生時代からエンジニアとしての才能を発揮した人物としてはSNSサービス「Facebook」を創設したマークザッカーバーグ氏がいます。彼はハーバード大学に入学してから、学生のリストを参照できるサービスを開発。その後、同大学の女子学生格付けサイトを開発。そのサイトは大学側で問題となり、すぐに閉じられることになりますが、その後これまでの開発経験をべ―スにFacebookを立ち上げています。 このようにエンジニアとしての才能を10代のうちから発揮するケースは近年では珍しくなくなってきています。 2020年からは小学校でプログラミング教育が必修化されることが決定しています。 イギリスでは2014年の時点から、プライマリースクール(小学校)に教科としてプログラミング学習を含む「Computing」が創設されています。 その他の諸外国でも同様に、プログラミング教育を国策として重視しているケースは少なくありません。 小学生からコンピューター&プログラミングに慣れ親しむ学生が増えれば、今後フリーランスエンジニアの最年少記録は更新されていく可能性は高いといえるでしょう。 参考:文部科学省『教育の情報化の推進』 文部科学省『諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究』 フリーランスエンジニアの最高年齢は? 立場はフリーランスエンジニアの枠に収まりませんが近年ニュースでも取り上げられた人物として、世界最高齢プログラマーである若宮正子さんがいます。彼女は還暦を迎えた60歳からパソコン操作やプログラミングの学習を開始。 2016年からiPhoneアプリの開発を始め、ゲームアプリ「hinadan」をリリースしています。 「hinadan」は高齢者でも勝てる、楽しめるアプリとして開発された雛人形を正確に配置するシンプルなゲーム。 ゲームの内容はシンプルでありながら、アプリはSwiftやXcodeを駆使して作成されています。 このような実績から、Apple社の世界開発者会議に招待され最高齢プログラマーとして紹介されるだけでなく、国内政府機関による「人生100年時代構想会議」の構成員も務めています。 彼女の功績は80歳を越える高齢者でもアプリ開発できることを、証明したことにあるといえるのではないでしょうか。 また海外の有名エンジニアとしてはC言語を開発したデニス・リッチーという人物がいます。彼は2007年の67歳に引退して70歳で逝去しています。また同じくC言語の開発に携わったケン・トンプソン氏は2018年現在75歳ですが、Googleに所属しています。 エンジニアの現役の寿命は40歳までと言われることもありますが、このような高齢でも活躍する人々がいることからも、60代以降でもフリーランスエンジニアが活躍できる可能性は充分にあるといえるでしょう。 フリーランスエンジニアの適正年齢と定年について フリーランスエンジニアの適正年齢は基本的にはありません。これまでは30代~40代が適正な年齢と考えられる節もありましたが、働き方が多様化してきている昨今では20代からフリーランスを目指す人も多くなってきているからです。 しかし基本的にフリーランスとして独立するためには実務経験が必要です。フリーランスとして独立する自信を持つためには、5年~10年程度経験が必要だと考える人が少なくありません。 3年~4年程度だとメンバーとしての経験を重ねることができたとしても、プロジェクトマネージャーなど管理業務までは経験することができないからです。 ▼ 30代〜40代でフリーランスを目指すひとが多い そのため現状では、30代~40代からフリーランスエンジニアとして独立を目指す人が多くなっています。 またフリーランスエンジニアは雇用契約を企業と締結するわけではないため、定年はありません。エンジニアの最高齢が70歳を越えていることからも分かるように、市場に求められるスキルを持っていれば、定年は関係なく働き続けることができます。 年金支給開始年齢の引き上げや、シルバー世代も労働人口として考えるようになってきた社会の変化を鑑みると、定年なく働けることはフリーランスエンジニアの大きな魅力だといえるでしょう。 フリーランスとして独立を目指すならキャリアプランをつくろう フリーランスエンジニアは定年なく働くことができる魅力的な働き方ではありますが、正社員とはまったく違う働き方になります。 案件単位で仕事をするようになるため、複数の案件対応を掛け持ちすることもあれば、継続的に受注してきた案件が突然終了することもあります。 そのため常に市場から求められるようなスキルを身につけておくことが欠かせません。 最近はプログラミングスクールなどが充実してきているため、独学でもエンジニアとしてのスキルを磨くこともできますが、フリーランスエンジニアとして案件を受注できる条件として、実務経験が求められることがほとんどです。 そのためフリーランスエンジニアとして独立するためにはキャリアプランを持つことが欠かせません。弊社が提供しているIT人材エージェントサービス『techcareer』では求人の相談だけでなく、フリーランスエンジニアを含む働き方の相談にも対応しています。 エンジニアとしてキャリアプランをしっかりと持ちたい、というは是非『techcareer』をご活用ください。 【まとめ】フリーランスエンジニアは年齢を問わず活躍できる フリーランスエンジニアは10代の小学生から高齢者まで、年齢を問わず活躍することができます。老後もしっかりと生計を立てる必要があることを考えても、フリーランスエンジニアは魅力的な働き方だといえるでしょう。 エンジニアのキャリアは何歳からスタートしても、情熱があれば活躍するチャンスは年齢問わず平等に開かれています。これからフリーランスエンジニアを目指すなら、まずはしっかりとキャリプランをつくることから始めてみてはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
働き方

SESはやめとけ?そう言われる理由について考察

IT業界では様々な種類のエンジニアが働いており、業種・職種で呼び名が変わってきます。まず、IT業界ではインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つに分類できます。 インターネット・Web業界では、Webエンジニアと呼ばれる方が働いている場合が多く、Webサービスの設計・開発を行います。また、Webエンジニアの中でも、インフラエンジニア・バックエンドエンジニア・フロントエンドエンジニアなど様々に分かれています。 一方で、情報処理サービス業界では開発したシステムをお客さん先に導入していく場合が多く、客先常駐の案件が多くなっています。客先常駐で働くエンジニアの方はSESエンジニアと呼ばれており、Webエンジニアとよく対比で説明がなされることが多いです。 というのも、Webエンジニアは自社サービスの開発を行い、SESエンジニアは他社のシステム開発をメインで行っていくからです。巷では、SESエンジニアよりもWebエンジニアとして働く方が良いという評判が多く、SESエンジニアは批判の対象となることが多いです。 果たして「SESエンジニアとして働くことは辞めておいた方が良いのか?」「どんな人がSESエンジニアに向いているのか?」ということについてSESエンジニアに焦点を当てて、詳しく見ていきます。 関連記事:SESと派遣の違いは?それぞれのメリットやデメリットを解説 テクフリでフリーランス案件を探してみる SESとは SESとはSystem Engineering Service(システム・エンジニアリング・サービス)の略で、システム開発における客先常駐を主に指します。お客様先に出向いて、お客様の現場でシステム開発を行うというイメージです。 SESとして仕事をする場合は準委任契約という形態で契約を結びます。仕事の指揮命令はクライアント側ではなく、ベンダー側がすることになっています。つまり、所属している企業から「このような案件に入ってください」とお願いをされ、仕事内容に関しても所属している企業から指示があります。エンジニアが1ヶ月に○○時間働くという契約を行い、その契約に対して報酬が支払われます。スキルや経験によって、同じ時間働いても貰える報酬が変化します。 一方でクライアントが要求していることは、エンジニアが何時間働くかということよりもその成果物です。特にフリーランスとして案件を契約する場合は、時間ではなく成果物に対して契約が起こる場合があります。1つの成果物に対して報酬が支払われるということです。このように時間に対して報酬が支払われるということはSESの大きな特徴です。 SESの誤解に多いのは? SESエンジニアはWebエンジニアと比較されることが多く、巷の評価としてはWebエンジニアの方が良い、SESエンジニアの方が悪いと言われることが多いです。というのも、SESを行う一部の企業では質の低い仕事を繰り返し行う場合があったり、偽装請負を行っている企業があったりするのも事実です。 一方で、Web系の企業では私服での勤務がOKだったり、出勤時間がフレキシブルで残業がほとんど無いという企業も多くあります。そうした極端な例で比較され、SESが批判されがちです。ただ、SESを行う企業でもスキルアップに意欲的な企業や労働環境の良い企業はもちろん多数あり、問題のある企業の方が淘汰されていくのは明らかです。また、WebエンジニアよりもSESエンジニアとして働くメリット、派遣よりもSESエンジニアとして働くメリットは多く存在し、どちらにも良さや悪さはあります。 SESのメリット・デメリットは? SESのエンジニアとして働くことのメリット・デメリットについて、SESと自社開発企業、SESと派遣という2軸で比較していきます。 SESのメリット 常駐することによって、お客様とのコミュニケーションロスやミスが起きる可能性を減らせるため、システム開発において常駐という形態を取る企業は多くなっています。そのため、働くエンジニア側からしてもお客様の要求に柔軟に応える姿勢やお客様と会話するためのコミュニケーションスキルが身につきやすいというメリットがあります。 また、自社開発をする企業にてエンジニアとして働くことと異なり、プロジェクトごとに仕事をするため、プロジェクトが終われば新しいプロジェクトへ参加ができます。そのため、様々な経験が積めて、様々な技術が手に入るというメリットがあります。派遣のエンジニアとして現場に入る場合と比べても、派遣の場合は業務の指揮を取るのはお客様ですが、SESの場合は自社の上司が指揮を取ることになるので、プロジェクト内でのコミュニケーションが取りやすく、評価も公平であると言えます。 また、SESに開発をお願いする企業は自社でエンジニアを束ねる人材・環境が不足している場合が多く、SES開発ではマネージメントやリーダーとしての活躍を期待され、裁量を持って仕事出来る場合は多いです。成長を望むエンジニアには大きなメリットと言えるでしょう。それに比べて派遣ですと、お客様から派遣の方へ業務の指揮をすることになるので、お客様が特定の業務を切り出し、その業務を進めるという形で仕事を行います。そのため、派遣ですとSESに比べて裁量を持てないことが多いです。 SESのデメリット 自社開発の場合と異なり企業のシステム開発の一部に携わることが多いので、プロジェクトを最後まで見届けられない事がデメリットといえるでしょう。様々なプロジェクトで経験と技術は身につきやすいですが、明確なキャリアプランを持っておかないと特定の領域の経験や技術が身に付きづらいのもデメリットです。 また、SES契約と派遣の区別がつかない担当者が、SES契約のエンジニアに指示を出してしまい、偽装請負化するリスクがあります。その他には特定の開発が終わるまで帰ってはいけないという圧力がお客様からかかる場合があります。SESでは、契約において業務完遂を保証しておらず、集合時間・終了時間などの「拘束時間の決定」も業務上の指示となっており、クライアント企業が命令する権限がありません。これはSESとの契約内容を無視している発言であるので、しばしば問題として取り上げられることがあります。 SESに向いている人は? SESに向いている人をズバリ挙げると、「様々なプロジェクトを経験したい人」「クライアントとのコミュニケーションを大事にする、コミュニケーション力を上げたい人」「プロジェクトのマネージメントをいち早く経験したい人」です。 SESを行う企業の中ではクライアントのコンサルティングまで携われる企業もあります。よりクライアントとの距離感を大事にし、コミュニケーション力や問題特定・解決のちからをつけたいという方にはコンサルティングまで行っている企業も視野に入れていくと良いでしょう。 Webエンジニアと違って、クライアントとの距離が近いSESエンジニアだからこそ積める経験と言えます。 まとめ:どちらにも良さや悪さはある SESはやめとけ! 巷でなぜ嫌われるのか? 本当のところを教えて というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 問題のあるSES企業の一面が大きく捉えられがちなので、SESは辞めたほうが良いという噂が巷で流れている WebエンジニアよりもSESエンジニアとして働くメリット、派遣よりもSESエンジニアとして働くメリットは多く存在し、どちらにも良さや悪さはある 「様々なプロジェクトを経験したい人」「クライアントとのコミュニケーションを大事にする、コミュニケーション力を上げたい人」「プロジェクトのマネージメントをいち早く経験したい人」はSESに向いている この記事を読んで、SESに向いている・向いていないという適性が自分の中で落とし込むことができたでしょうか。SESにも良さ・悪さがあるので、メリットとデメリットを比較した上で、SESエンジニアとしての道を検討してみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
働き方

SESの闇とは?実例と気をつけるべきポイントを解説

SESについてインターネットについて調べると、悪い評判や噂が検索上位にいくつも出てくるかと思います。近年は良い評判も増えているとは思いますが、SESはクソだ、という趣旨のサイトの方が、やはり多数派だと思います。 火がないところに煙は立たない、という言葉がありますが、SESへの批判的意見についても肯定的な意見についても、やはり、根拠となるエピソードがあるのは間違いありません。そこで、実際に、私が見聞きしたSESの闇エピソードをご紹介したいと思います。 テクフリでフリーランス案件を探してみる SESの闇案件 事例1 デスマーチによるクライアントの狂暴化 これは数年前にデスマーチに参加していた人(仮にAさんと呼びましょう)から聞いたお話です。 デスマーチ案件の真の恐怖は、雪だるま式に被害者が増えていくことだと私は思っていますが、SESで参加したエンジニアも巻き込まれることは多々あります。 デスマーチはある日突然、デスマーチになるわけではなく、最初は、“些細だけれど、しかしクリティカルなスケジュール遅れ”という形で現れます。この始まりの時点で、一次受けのSIerの担当者(いわゆるプロパー社員)がクライアントやユーザー部など、案件発注元に正確に今後の見通しを説明して、より良い解決策を導き出してくれれば、たいていの場合、デスマーチは回避できます。 しかし、“まぁ、問題ないだろう”と考え、「進捗通りです」だとか、「進捗は多少遅れていますが、リカバリーできます」と無責任に報告した結果、盛大に燃え上がってしまうのがデスマーチです。 そして、デスマーチ状態になると、普段以上のハードワーク、多方面からの強い風当たり・バッシングに晒された現場は、たいていギスギスします。特に、システム発注元と直接会話することが多いプロパー社員は、周りからのプレッシャーや罵詈雑言を受けて心に傷を負い、モラルを失うこともあります。 さて、Aさんのいた現場でも、プロパー社員たちのモラルが急激に低下し、結果として、SESでは本来、禁じ手であるプロパー社員から直接、SESエンジニアに対して業務の指示を行ったり、残業の強要を含めたパワハラが横行したそうです。 さらに、味方のはずのSESリーダーが、会社の売上に目がくらみ、その状況を黙認しただけでなく、さらには「もっと人が必要になりますよね?」と、どんどんSESエンジニアを投入、被害者を拡大させてしまったそうです。 SESの闇案件 事例2 低賃金の雑用扱い 突然ですが、SIerをはじめとして、「SESに頼る企業が日本には多いのか?」その理由を考えたことはありますでしょうか? 改めて質問されると、どう答えれば良いのか悩む方もいるかもしれませんが、単純に「必要なIT人材を自社で用意していないから」が答えになります。 では、「なぜ、必要なIT人材を自社で揃えないのか?」という質問が出てくると思います。その答えは「自社で抱えるより、SESなどを利用して、外部から調達した方が、コストがかからないから」になります。 この「自社で抱えるより、外部から調達した方が、コストがかからないから」という表現ですが、みなさんどう感じます? おそらく“(自社要員との比較で)SESエンジニアは低賃金労働者という意味かよ?”と思った方が多いかと思います。 そして、そういう風に考えて、SESエンジニアを扱う現場が少なくありません。私の後輩であるBくんもまさに、そのような現場で働く羽目になったそうです。 Bくんは、一応、クライアント企業のシステム部門に常駐したそうですが、若くて経験が足りなさそうと思われたのもあってか、ろくにシステムに触らせてもらえず、行うことと言えば、打合せ資料の印刷、配布、議事録作成の繰り返し。それ以外の仕事といえば、社内便の授受やファイル整理など雑務ばかりだったそうです。 本人曰く、「システム部門のプロパー社員たちよりも、“事務職のパートのおばさま”たちとの方が仲良くなった」という状態でした。 結果、その現場では、まったくと言って良いほど彼はITスキルを身に付けることができず、年次の割にスキルが足りないとして、彼のためだけにベテランメンバーが特別に指導メニューを開発することになりました。 ちなみに “専門の会社でスキルを高めた人材を利用すること、クライアント企業は、自社で育てるよりも低コストで高品質な希少なスキルを持った人材を活用することができる”というのがSESなどの外注契約の本当の理念です。しかし、残念ながら、日本ではこの考え方が浸透していないように感じます。 SESの闇案件 事例3 メンバーが飛ぶ これは、過去に技術者向けのセミナーで一緒になったCさんから聞いた話です。 とにもかくにも人手が不足している現場があるから、軽い支援だけで良いから、参加して欲しい、と言われて入った現場が、とんでもない現場だったそうです。なにがとんでもないのかというと、明らかに仕事に対して人数が足りておらず、一人頭の仕事量が異常で、毎日、終電間際まで残業するのが常態化していたそうです。 しかも、Cの前任者は、その状況に耐えかねて“飛んだ” 、つまり現場に来なくなったそうで、その前任者がなにをどこまで進めたのか、他の人もイマイチ把握していない状態でのスタートだったそうです。 結局、その後、その現場で中心になって引っ張ってきたキーマンと言える方も出社しなくなり、ドミノ倒しのように、メンバーが次々と来なくなり、最終的には「金額を増やしてもらえないと、体制が組めませんので、撤退します」とクライアントに申し入れて撤退したそうです。 クライアント企業からすると「御社がこの金額で良いっていうから、この金額で契約しているのだけれど?」という思いがあったでしょうし、そもそも、SES契約は残業してまで仕事を完遂させなくてはならない契約ではありません。 “根本的に間違っている現場”の良い例のように思います。 現状のSESの案件事情は? 闇は解消されているのか? インターネットやSNSの発達や、SESについて待遇改善を求める人たちの活動などによって、SESの闇が暴かれるようになってきたので、次々と人が病んでいなくなるような「マジでヤバイ」レベルはなくなったと思います。 しかし、SES界隈の闇は全くなくなったのか?と聞かれるとノーでしょうね。SESエンジニアが「ヤバイ現場」について知識を付けたのと同じように、悪い現場担当者やSES企業も、悪知恵を身に付けているはずです。ある面では、より悪質になってきている部分もあるかもしれません。 ただ、昨今、IT人材が不足していることもあり、多くの人材に興味を持ってもらえるように、現場の環境改善が相当、努力されているように感じます。また、そうした努力ができないSESは、今後、生き残れないでしょう。 まとめ:SESに行くなら、気をつけたいポイントは2つ! 繰り返しになりますが、SES全体が悪いわけではありません。しかし、悪い現場、SES企業があるのは、否定できません。そこで、最後で働くことを考えている人向けに、注意点をお伝えします。 ①育成計画やキャリアプランを考えての案件アサインなのか? ②現場の担当者と“本当の業務内容”について事前に会話できたか? ①も②もないような、「とりあえず案件に入れて、現場に送り出すようなSES」は、売上優先で、SESで働くエンジニアのことを考えてくれていない、よくないSESです。高確率で不幸な目に遭います。 良く見定めて業務をスタートさせましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
働き方

SESの引き抜きによるトラブルや損害賠償は?エンジニアはどうすべき?

SES企業で働いていると、常駐先企業を中心に他社から転職を誘われる、つまり“引き抜き”がある、という話を小耳に挿んだことがあるかと思います。本記事ではSESエンジニア引き抜きのリアルについてご紹介したいと思います。 テクフリでフリーランス案件を探してみる SESの引き抜きは実際に起きているのか? 結論からいえば、SESエンジニアの引き抜きは実際に起きています。私自身、引き抜きで転職した、あるいは転職していった、ITエンジニアの知り合いが何人もいます。もっというと、“引き抜き”に関わったこともあります。 100%とは言いませんが、SESエンジニアの引き抜きが行われるタイミングというのは、パターンが決まっています。そのパターンとは、SES会社が、ある現場から撤退する動きが出ているときに「そのSES会社が撤退するのは仕方がないけれど、あの人だけはここに残ってほしい」という現場、つまりクライアント側の責任者の意向がトリガーになって引き抜きを行う、という流れが一般的です。 この「SESエンジニアに対して引き抜きをかけるクライアント側の心理」は、ある意味、当然のものですよね。ですから、引き抜きは起きると考えて、当然なのです。 SESの引き抜きはなぜ起きるのか? もっと詳しくSESエンジニアの引き抜きが起きる事情を補足すると、やはり、エンジニア不足を起因とする、優秀な人材(経験値のある人材と言い換えてもいいかもしれません)の新規獲得にはお金がかかる、という背景もあります。 クライアント側からすれば、“もともと未経験だったけれど、ここで3年経験した人”の後任に“現時点で3年経験している人”を入れるようとすると、通常、単価が上がります。「どっちも同じ“3年の経験者”なのに?」と思うかもしれませんが、それが現実です。 なぜならば、最初、未経験だった人は、“勉強させたいので、安い価格でも良いので、この現場に入れてください”というディスカウント付きでSES企業から現場へとやってくることが多いのです。極論すれば、マイナス査定から始まっていると言えます。 さらに言うと、10年経験している人よりも15年経験している人の方が高単価で現場に入れる可能性が上がります。SESエンジニアにとって、新たな現場に行く、というのは、もっとも単純で効果的なキャリアアップの方法なのです。 そして、そのことを知っているSES企業も、数年ごとにメンバーを異動させようとします。そのために、クライアントに対して「この人、撤退させますよ」という話を切り出したところ、クライアント側が“あの人は、手放したくない”と引き抜きを画策する、という構図が日本全国で起きている、というのが実態です。 SESの引き抜きは法的にどうなの? 上で紹介した通り、SESのエンジニアの引き抜きは現実に存在しますが、「SESに限らず、他社の社員を引き抜いていいのかな?」と疑問に思っている方も良いかと思います。 結論から言えば、基本的には問題ありません。「うちに転職しない?」と声をかけられた人が転職する、“紹介による転職”と同じ扱いです。 日本国憲法で職業の自由の保障されており、個々の国民が自分の意志で好きな仕事を選ぶことができると明確にされています。むしろ、引き抜きを阻止しようと、“過激な手段”に打って出る方が、違法性が問われる可能性があります。 ただし、だからといって、無条件に引き抜きが許されている訳ではありません。“無秩序な引き抜き”や“度の過ぎた引き抜き”は違法行為とみなされ、賠償請求などが発生することもあります。 違法な引き抜きの例としては、以下の例が挙げられます。 誤った情報や経営上の秘密情報(※)を提供して転職を促す。 通常の転職ではあり得ない金額の金銭を提供して転職させる。 企業活動に影響を与える規模の人材を引き抜く。 明確な計画を持って引き抜きを実行した。 まだ会社に所属しているのに、同僚にも声をかけて一緒に転職する。 なお、引き抜きに関する損害賠償は、引き抜きによって転職した元社員ではなく、引き抜きを行った会社に対してであることがほとんどです。ですので、経済的な損失は基本的にないと言えます。しかし、この手の裁判は相当、禍根を残すものになるので、不愉快な経験になるのは間違いでしょう。 ちなみに、SESの引き抜きでは、「君の会社、規模小さいし、将来性ないんじゃない?うちに来た方が良いよ」とクライアントがある種のネガティブキャンペーンを展開しつつ、転職を促すパターンが基本です。どこまでが合法なのか、どこからが違法なのか、グレーなところもあり裁判の泥沼化は必然と言えます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる SESの引き抜きで被るトラブルは? SESエンジニアの引き抜きに関わった結果、企業同士、個人同士の信頼関係が崩れてしまうのは、避けられません。 現場の管理者として育て上げた後輩が、普通に自社を辞めるのだって、みなさんショックを感じると思います。それが実は取引先に引き抜かれたとわかったら、ショックを通り越して、引き抜いた取引先、そしてその後輩に怒りを感じる人だっているでしょう。 実際、皮肉交じりの悲しげな声色で「引き抜かれたことが発覚して依頼、元いた職場の人たちの間では、私、死んだことになっているそうです」と私に語ってくれたエンジニアもいました。 このような不幸なことが起きないようにと、自分が関わった引き抜きでは、流れ流れて自社に来た、という体裁を作るために、他の契約先にも協力してもらい、引き抜いたエンジニアを半年間、別の会社(しかも2社)に勤務させ、経歴ロンダリングを行ったこともあります。 それでも、引き抜かれたエンジニアが元いた職場の人たちに連絡するのを躊躇したり、業務上、会話することになっても、どうもギクシャクしたりと、トラブルとまではいかないにせよ、“人間関係が壊れてしまった”のはひしひしと感じました。 SESの引き抜きでメリットはあるのか? SESエンジニアの引き抜きに関わったこともある身として正直ベースで言ってしまうと、引き抜かれたSESエンジニアたちが「引き抜かれて幸せだった」と感じているかというと、多くの場合、そう思うのは最初だけです。月日が流れるにつれ、「引き抜かれて、むしろ不幸せになった」と感じるようになる人の方が多数派です。 例外はSES会社が他のSES会社からエンジニアを引き抜くケースもありますが、IT企業に引き抜かれた場合だけです。なぜならば、技術力を身に付ければ、周りのエンジニアを押しのけて、上に登ることが可能であり、引き抜かれた先で栄達する可能性もあるためです。 ところが、非IT系の企業に引き抜かれたエンジニアの場合は、そうは行きません。そもそも非IT企業で中途採用のITエンジニアが出世するルートなどなく、社内での評価は“縁故採用枠の中途の人”、“社内において、ITというニッチな特定の仕事を担当する駒”程度でしかない場合が大半です。「あの人が欲しい」と言ってくれた人が社内で嫌われものだった場合(IT部門はコストセンターのくせに態度がデカいと嫌われがち)は、最初から風当たりキツい、ということもあります。 確かに給与や待遇面では、(少なくとも引き抜き直後は)SES企業に勤めていたときよりも良くなるので、本人も周りの人も「SESで引き抜かれるのは勝ち組だ」と考えがちですが、いわゆる“飼い殺し”状態に留め置かれることも多く、意外とメリットは少ない、といのが実情です。 まとめ:SESの引き抜きにあった場合は冷静に考えて判断をする 引き抜かれることに憧れを持つSESエンジニアも多いですが、過去の職場の元同僚たちとの人間関係が壊れ、転職先では“飼い殺し”にされてしまい、長い目で見たとき、引き抜かれたことで不幸になっている方も少なくありません。 引き抜きを持ちかけてきた方は、絶対に「バラ色の未来」を語りますが、それが真実なのか、それとも絵に描いた餅なのか、見定めることが重要です。 引き続きSES企業に在籍して他の現場に移るか、それとも誘われた引き抜き先に転職するか、はたまたそれを機に転職活動をして新たな職場を探すか。 引き抜きに合うということは、ある程度エンジニアとして一人前になっているとも言えます。選択肢は以前より確実に増えているので、冷静に考えその時の最善の選択ができるよう努めましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
freelance

フリーランスエンジニアに名刺は必要?作成方法や記載項目を解説

会社に入ると当たり前のように支給される名刺ですが、フリーランスとして働く場合は自分で準備する必要があります。自分で準備するとなると以下のような疑問を持つ方もいらっしゃいます。 デザインや肩書きはどのように書けば良い? そもそもフリーランスとして活動するのに名刺は必要? どうやって作成すればいい? 本記事ではそんなお悩みをお持ちの方へ向けて、フリーランスエンジニアにおける名刺の必要性と作成方法を具体的に解説します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエンジニアに名刺はいらない? フリーランスエンジニアとして活動をしていくうえで名刺は必須ではありません。近年では案件探しを行う際にフリーランス専用のエージェントサービスを通せばインターネットを介して容易にクライアントとのつながりを持つことができます。クライアントとの面談もオンラインで行うことが多くなり、商談が決まるまでは直接会う機会もほとんどありません。 しかしクライアント先に常駐して仕事をする場合もあるでしょう。クライアント先へ出向いて挨拶する際に、名刺がないことを考えてみてください。ビジネスシーンにおける対応を考えると、名刺はやはりエンジニアに限らず、社会人として持っておくべきアイテムと言えるでしょう。 フリーランスエンジニアが名刺を作成する理由 フリーランスエンジニアがシステム開発の仕事をする上で名刺が必須となることはありません。しかし、名刺を持っているフリーランスエンジニアは世の中にたくさんいます。それは、フリーランスとして活動を続ける中で、名刺が必要とされる理由があるからです。ここでは、フリーランスエンジニアが名刺を作成する理由について具体的に説明します。 ビジネスマナーとして求められる フリーランスやエンジニアのことを考える以前に、名刺は社会人として当然持っておくべきアイテムの1つです。学生が会社へ入り、最初に教えられるビジネスマナーの1つが名刺交換です。それは、名刺交換が社会人として仕事をしていく上で、誰しもが当然行うべき行動として考えられているからです。 つまり、名刺を持つということは、社会人として仕事をするなかで当然求められるべき基本的なビジネスマナーを備えているということになります。会社から離れて個人事業主として活動を行うフリーランスエンジニアは、名刺の必要性や持っておく意味を考えるだけではなく、基本に立ち返り、社会人として名刺を持っていないことの不自然さ、仕事相手に対するマナーを改めて認識する必要があります。 クライアントからの信頼を得やすい 先ほどのビジネスマナーにつながる話にもなりますが、名刺を持っているということは、社会人として基本ができているというアピールになります。 また、名刺には個人情報が含まれるため、クライアントが名刺を確認することでその人がどのような人物かということを把握できるので、安心感にもつながります。クライアントから信頼を得るために、名刺交換をすることは重要になってきます。 自己紹介に役立つ 名刺には自分を売り込むための様々な情報が書かれています。例えば、営業先などで誰かとお話する機会があった時、自己紹介をします。その際、名前や最近の活動、得意分野などを伝えることになりますが、電話番号や活動地点まで詳しく話すことはありません。 また、例えすべて伝えたとしても、相手が電話番号や住所をその場で覚えられるはずもありません。そんなことをすると強引な営業だなと不信感を持たれてしまうこともあるでしょう。 そのような場合を考えた時に、様々な情報が記載されている名刺は、相手に渡すことで自己紹介を簡単にできるだけではなく、会話のネタにもなり、営業活動を進める際にとても有効なコミュニケーションツールとなってきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスエンジニアの名刺に記載すべき項目 会社に所属している時には、会社名や所属先、肩書きなど記載されていましたが、個人事業主として独立したフリーランスエンジニアとして、名刺に何を記載すれば良いのか迷うと思います。 ここでは、フリーランスエンジニアとして名刺を作成する際に記載すべき項目について、具体的に説明します。これから個人で名刺をデザインするという方はぜひ参考にしてみてください! 氏名などの基本情報 名刺に記載すべき情報として、まず自身が何者なのかを相手に把握してもらうための基本情報が必要となります。名前や連絡先など、相手とコミュニケーションにおいて必要な情報を記載しましょう。名刺に記載すべきおすすめの基本情報は以下の通りです。 氏名 屋号 事務所の住所 電話番号 メールアドレス ホームページのURL 氏名に関しては、漢字が正確に読めない場合があるので、ふりがなやアルファベット表記でも記載しておくようにしましょう。ホームページのURLに関しては、記載しておくことで相手が後にアクセスして、言葉では伝えきれない自身の活動を視覚的にアピールする機会にもなるのでおすすめです。 顔写真 名刺に顔写真をつけることもクライアントからの信頼を得るためにはおすすめです。個人情報の重要さが問われる中で、顔写真をあえて載せた名刺を相手に渡すという行為は、相手を信頼しているというアピールにもなり、好印象を与えます。 1度会っただけでは、すぐに顔を思い出すことが難しい人も多いでしょう。名刺に顔写真があれば、後日やり取りした際にクライアントが記憶を呼び起こすきっかけとなります。画質によっても印象が変わってくるので、なるべく写りの綺麗な写真を使いましょう。 仕事内容や肩書き ビジネスシーンにおいて自己紹介をする上で最も重要となってくるのが、仕事内容や肩書きです。特にフリーランスとして組織に所属せず活動している個人事業主などは、名刺に書かれた仕事内容や肩書きの記載があいまいだと、クライアントも仕事を依頼して良い相手なのか判断ができません。 例えば、ITエンジニアといっても種類はさまざまで、システム開発を扱うのか、ネットワークインフラ関連を扱うのか、など一言では伝わらないものです。案件の獲得につなげるためには、名刺を受け取った相手が自身の仕事内容をすぐに把握できるように、具体的な職種を記載しておきましょう。 保有資格・スキル 仕事内容と同様に、自身が保有する資格やスキルを記載することも、クライアントへアピールする際に重要となってきます。職種がわかったとしても、どの程度のスキルがあるのかわからないと、クライアントは依頼内容にマッチした人材なのか判断ができず、案件を依頼しようという段階までは届きません。 また、名刺によってスキルを持っているというアピールをするには、保有している資格を記載することが最も簡単で有効な手段となります。さらに、プログラマーなどシステム開発に携わる場合は、得意とする分野や実績のあるプログラミング言語などを記載しておくことで、クライアント側も安心して案件を依頼しやすくなります。 ポートフォリオの情報 ポートフォリオとは、実績を示すことのできる成果物を指します。例えば、ホームページを作成する仕事を請け負っている場合は、自身が作成したホームページのURLなどを記載しておくことで、クライアントへ実績だけではなく自身の技術力をアピールするきっかけにすることができます。 また、仕事内容やスキルを記載した上で、ポートフォリオをあわせて載せることによってクライアントへ名刺の記載内容が偽りではないという証拠を示すことができ、さらに安心感や信頼度を高める相乗効果も期待することができます。 しかし、自身が作成したからといって何でもポートフォリオとして公開して良いかというとそうではありません。クライアントから請け負った成果物の著作権などは、クライアント先が持っていることが多い為、第三者へ公開しても良いものかしっかり確認してから記載するように注意しましょう。 SNSアカウントの情報 SNSは自身の考えや活動履歴をアピール、または、サービスを提供しているのであればキャンペーン情報など広報する際にとても効果的です。したがって、保有しているSNSのアカウントを名刺に載せておくことで、クライアントに自身の考えやサービスの最新情報を提供できるようになります。 名刺を渡す際に、TwitterやInstagramでの活動を伝えておくことで、SNSをフォローしたり、アクセスしてもらえたりする可能性もあるので、しっかりアピールしておくようにしましょう。また、批判的な投稿などは、逆にマイナスの印象を与えてしまうので、名刺に載せるアカウントでの発信内容には十分注意して運用しましょう。 フリーランスエンジニアが名刺を作成する方法 フリーランスエンジニアとなり、名刺の必要性を感じた時に、皆さんはどのような方法を使って作成するでしょうか?名刺の作成方法は大きく以下の2つに分かれます。 業者に依頼する 自分で作成する ここでは、それぞれの名刺の作成方法について説明します。 名刺の作成方法にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください! 業者に依頼する まずは名刺作成を業者に依頼する方法です。依頼は業者の提供するWebサイトからインターネット経由で簡単に行うことができます。名刺の作成方法は業者によって異なる部分はありますが、おおよそ手順は同じです。 サイズと枚数を選択 テンプレートを選択 必要情報の記載 テンプレートのカスタマイズ 印刷依頼 依頼を行えば、後は自宅に届くのを待つだけです。 テンプレートも豊富にあり、100枚単位で数百円程度と値段も比較的安価、かつ印刷精度が高いので初めて名刺を作成する人には大変おすすめの方法です。 自分で作成する プリンターが自宅にある場合は、自分で作成することもできます。現在はインターネット上に名刺を作るためのフリーソフトや、フリー素材が豊富に存在します。また、名刺印刷用の紙も家電量販店などに行けば手に入れることができます。 それらを使って自身のオリジナルデザインの名刺を作成し、自宅のプリンターで印刷すればすぐに完成です。名刺データを作成する時間は必要ですが、すぐに手元に準備できるという点が魅力的です。また、枚数も1枚単位での印刷ができる為、必要な分だけ作成することができます。 まとめ フリーランスエンジニアにおける名刺の必要性と作成方法について解説しました。名刺を渡して自己紹介することはビジネスの基本であり、社会人としての礼儀でもあります。 また、名刺を作成して使うことによるデメリットはほとんどなく、クライアントへのアピールや信頼性向上などメリットとなる部分が大きいです。 作成する手間もかからず、費用も安価なので、これからフリーランスエンジニアとしての活動を考えている方は、必要となる前に迷わず作成しておくことをおすすめします。名刺を活用してクライアントへのアピールを行い、フリーランスエンジニアとして活動の場をどんどん広げていきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
働き方

フリーランスはつらい・大変と言われる7つの理由

自分に合った働き方ができ、うまくいけば収入が高くなるなどのプラスのイメージを持たれる事が多いフリーランスというワークスタイル。さまざまなメリットが多く存在する一方で、多くの人が不安や悩みを抱えているのも事実です。 今回は、そんなフリーランスのつらいこと・大変なこと、また改善方法をまとめました。これからフリーランスとして働こうとしている方だけでなく、もうすでに働かれている方や、興味がある方々がフリーランスの理解を深めるため、少しでもお役に立てたら幸いです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスはつらい・大変と言われる7つの理由 フリーランス初期は収入が低くなりやすい フリーランスとして働くことで、自分自身で仕事量やペースを調整する事ができます。その反面、仕事量に関係なく安定して収入が得られる会社員とは違い、フリーランスでは仕事量によって収入が変化するため、収入が不安定になります。 また、発注者は一定水準以上の成果を確保するために、経験や実績によって受注者を判断する可能性が高くなります。そのため、発注者はフリーランスを始めたばかりの人ではなく、経験や実績が豊富な人を選びます。その結果、まだ経験や実績がないフリーランス初期段階では仕事を獲得する事が難しくなり、収入が安定しないだけでなく、低くなりやすいです。 自身で営業をしないといけない 企業に所属している場合、基本的に与えられた仕事を担当するため、営業職でない限り自分自身で営業をする必要が有りません。しかし、フリーランスでは業務内容に関わらず全ての仕事において自ら仕事を獲得する必要があります。 また、仕事を獲得するには、発注者に自分の強みをアピールする必要があります。さらに、仕事の単価や納期なども自分自身で交渉しなければいけません。そのため、コミュニケーション力やプレゼン力がなく、営業や交渉が苦手な方には非常に難しく、つらいと感じるポイントになるかもしれません。 スキルがあっても営業ができなければ仕事を獲得できないため、フリーランスにおいて営業力は最も重要であると言えるでしょう。 税金などの手続きが億劫 フリーランスでは企業に勤めている場合とは違い、企業の中で経理や総務が行っている経費の計算や確定申告などの税処理を自ら行う必要が有ります。 経費や収入の計算・領収書の管理や税処理は専門的知識を必要とするため、経験や知識がない人には非常に難しく、大変になるかもしれません。専門業者に委託したり、税処理のソフトウエアを使うこともできますが、費用や時間がかかります。 失業保険などの保障がない フリーランスでは、雇用契約を結ぶのではなく業務委託で働いている人が多いく、その場合失業保険がありません。失業保険があれば失業した場合でも再就職先を探す間の生活費に当てることができます。しかし、仕事や収入が安定していないフリーランスにとって、失業保険がないことは、万が一失業した場合の生活費がないなど、非常に大変になる可能性が有ります。 また、フリーランスの方は国民年金を払っているものの、定年退職がないため、企業年金や退職金が有りません。多くのフリーランスの方が、「あと何年働く事ができるのか」や「十分な貯金ができるか」などの仕事や退職後の不安を抱えています。 孤独になりやすい フリーランスでは、基本的にリモートで働く事ができ、一人で仕事を完結できます。そのため、自分のペースで自由気ままに働く事ができますが、他の人と関係が築きにくくなります。 また、わからないことや相談したいことがあっても誰かに聞くことは難しく、自分一人で解決する必要があります。 そのため、物理的にも精神的にも人とのつながりを感じる事が難しく、孤独になりやすい傾向にあります。 クレジットカード作成やローンが難しい クレジットカード会社やローン会社は貸したお金をしっかりと返してもらう必要があるため、カード作成やローンを貸す前に収入が安定していて期限通りに支払いされるかどうかの審査を行います。 前述したように、仕事量によって収入が変化するフリーランスでは収入を安定させることが難しいため、審査が通りにくく、クレジットカードの作成やローンを借りることが難しくなっています。 仕事が急に無くなることもある 正社員は簡単に解雇されることはなく、万が一された場合でも失業保険や退職金などのさまざまな保証があります。 フリーランスの場合、発注者はフリーランスに対し、一定水準以上の仕事を要求します。もし仕事の成果がその水準に達していない場合、すぐに契約が打ち切られる可能性が有り、急に仕事が0になることがあります。前述したように、フリーランスには失業保険などの制度がないため、仕事が0になることは非常に深刻です。 そのため、多くのフリーランスは複数の仕事を受注し、急に仕事が0になる事がないようにしています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスがつらい時の克服方法 ここまで、フリーランスとしてのワークスタイルのつらいこと・大変なことを説明してきました。しかし、このような悩みを改善する事で、より一層フリーランスとして働きやすくなります。ここからは、フリーランスとして働きやすくするための改善方法を紹介していきます。 エージェントを活用する方法もある 自ら仕事を獲得するのが難しい場合はエージェントを活用できます。 フリーランスのエージェントは案件を紹介してくれるだけでなく、契約の締結まで代わりに行ってくれます。 手数料がかかりますが、自ら営業をする必要がなくなるので、自分の業務に専念する事ができます。 営業が苦手な方や本業務に集中したい方は利用して見ても良いかもしれません。 フリーランス専用の福利厚生サービスが充実してきている 近年では、クラウドソーシングサービス業者や福利厚生代行会社などによってフリーランスのための福利厚生サービスが充実してきています。 具体的なサービスとしては、保険や確定申告の相談だけでなく、スキルを上げるためのセミナーや勉強会、食事券や失業保険など多岐にわたっています。多くの会社がさまざまな種類のサービスを出しているため、自分の働き方にあったサービスを探す事が重要になっています。 「テクフリ」でもフリーランスエンジニア向けの福利厚生サービスを展開しています。ぜひご確認ください。 ITフリーランスコンソーシアム リモートではなく常駐という手段もある フリーランスとして働きたいけど一人で働くのは不安な方は、リモートではなく常駐という働き方も有ります。 常駐とは、派遣社員のように発注者の職場で働くことを言います。 常駐として働くことで、随時発注先とコミュニケーションが取る事ができ、スムーズに仕事を進める事ができるため孤独感を感じる事が少ないかもしれません。しかし、発注者は即戦力を求めているため、実力と経験が求められます。また、常駐先の従業員とも良好な関係を築く必要があるため、コミュニケーション力が求められます。 常駐として働くスキルがありコミュニケーション力がある方には、企業の方やフリーランスの方とのコネクションが増やす事ができ、より一層情報共有や仕事の獲得をしやすくする事ができます。 まとめ 説明させていただいたように、フリーランスとして働くことは良いことばかりではなく、つらいことや大変な事が多く存在します。しかし、改善方法も多く存在することも説明させていただきました。実際に、多くのフリーランスの方がつらい経験を乗りこえ、自由なワークスタイルや高い収入を獲得しています。この記事を通して、フリーランスに対する理解を深めるために、少しでもお役に立てましたら幸いです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
<span class="translation_missing" title="translation missing: ja.layouts.footer.icon_back_to_top">Icon Back To Top</span>
TOP