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働き方

エンジニア必須知識!嫌なクライアントの一言と対処法

今回は、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーなど、クライアントと直接会話する立場のエンジニアであれば、一度は耳にしたことがある、“クライアントからの迷惑な一言”とその対処法について、まとめてみました。 現在、直接的にはクライアントと関わることはない立場の方も、今後、キャリアップ・スキルアップに伴って、クライアントと直接かかわることも出てくるので、知識として知っておいていただきたい内容になっています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる いい感じで 『いい感じで』という言葉は、本当に取り扱い注意です。 なぜか? それは単純に、「なにを持って“いい感じ”とするか、クライアントとエンジニアの間で認識があっているか、保証がない」という点です。もっと言ってしまえば、エンジニアの感覚で、『いい感じで』作ったシステムがクライアントにとっての『いい感じ』のシステムなのか、誰にもわからない、ということです。 そして、『いい感じで』の基準が明確に共有されていなかった結果、本当にクライアントが求めていたものと異なる機能を開発してしまったために、再開発(手戻り)になったり、納品拒否されるなど、“失敗プロジェクト”になってしまうことも少なくありません。 クライアント担当者から『いい感じで』という言葉が飛び出したら、なにをもって『いい感じ』とするか、しっかりとヒアリングして“要件定義”をしましょう。また、要件定義ができた後は、ちょっとしたことでも、メールや議事録などで良いので、後から「クライアント・エンジニア双方が、どのような内容で合意したか?」を確認できる形で記録を残しておきましょう。 なぜ、そこまでするかというと、『いい感じで』という言葉を発するクライアント担当者は“システム開発がわかっていない人”であることが多いからです。 実際、私が相対した、『いい感じで』をやたらと使うクライアント担当者さんは、機能要件・非機能要件という言葉も知りませんでした。知識がないために、うまく要求事項をまとめられず、『いい感じで』を連呼していたというわけです。 そして、『いい感じで』を多用するシステム開発が分かっていないクライアント担当者は、この後紹介する、『なるはやで』、『思ったより工数かかるんだね』『頼んだじゃん!』もよく使う傾向にあるため、慎重に扱った方が良いことが多いのです。 なるはやで 日本では『なるはやで』という言葉が好きな人が多い気がします。「そちらの予定次第で良いですよ」というニュアンスが含まれていて、一見、親切な言葉に見えます。しかし、ビジネスの世界では使ってはいけない言葉です。 なぜならば、『なるはやで』では、いつまでにやってほしいのかが分からないからです。仕事である以上、納期や、ターゲットとなる時期があるはずなのに、それが隠されてしまいます。 私自身、『なるはやで』という言葉で、痛い目に合いかけたことがあります。 「急いでいる訳ではないんですけど、なるはやでネットワーク作業をお願いします」とクライアントから月次会議で伝えられて、“今期中のどこか手隙のタイミングで対応すれば良いか”と考えていたのですが、翌月「健史郎さんのネットワーク作業待ちなんですけど、まだですか?」と催促されたのです。 よくよく聞いていくと、私の対応は、クライアント会社内部で行われた監査に関連したものであり、クライアント社内で「何月何日までに対応完了予定」と会社の上層部にも情宣されている、ということでした。そして、その期限が、催促を受けた月の月末最終営業日だったのです。 このときは催促がきっかけになって納期の確認ができて、問題が起きませんでしたが、危うく「ネットワーク担当の健史郎というエンジニアがスケジュールを守っていない」という話になるところでした。 そのような事態にならないためにも『なるはやで』と言われた場合は、クライアントの担当者と相談して、「いつまでに行うべきか?」を明確にしましょう。 なお、「いつまでに行うべきか?」を相談すると、システム開発が分かっていないクライアント担当者は、その作業の手間や準備期間、さらには後続作業との関連性が見えておらず、非現実的なスケジュールを提示してくることも少なくありません。 こうしたクライアント担当者を逆にコントロールして、現実的なスケジュールをくみ上げていく手腕も上流工程を行うエンジニアには重要です。 思ったより工数かかるんだね 『なるはやで』と同じで、作業の手間や準備期間、さらには後続作業との関連性が見えてないこともあり、思った以上にお金やスケジュールがかかる、という不満を漏らすクライアントも多いです。 結局、クライアント担当者はシステム開発を発注する側、つまり買う側です。より安く、より早く納品してもらった方が嬉しいですし、その観点でしか見積書や請求書を見ない、あいは、その観点でしか評価する能力がないクライアント担当者も多いのです。 さらに言えば、日本ではIT投資はコストという風潮が強く、安ければ安いほど良い、と考える経営者が多いです。そして、IT企業側も人件費(つまりエンジニアの報酬)を圧縮するなどしながら、価格競争をしている状況です。 “適正価格”というか“相場”があってないような状況にあるのが、ITビジネスの現実です。 私の場合、『思ったより工数かかるんだね』と言われたときは、工数の見積もり根拠を説明するようにしています。「このリンクをクリックしたら、この画面が立ち上がるようにしたい、というお話ですが、これを実現するためには、この画面を作るだけではなく、DBにも手を加えます。なぜならば……」といった風に。 そもそもシステム開発が分かっておらず『思ったより工数かかるんだね』と言ったクライアントは、たいていの場合、これで納得してくれます。 たまに、どこぞかで知識を仕入れてきて「もっと安くできるはずだ」とおっしゃるクライアント担当者もいます。そういう方に対しては、管理工数や実績などを絡めながら「安かろう、悪かろうですよ」という趣旨のお話をすることもあります。 頼んだじゃん!( 完成したものを見せたら、頼んでいた機能がないとか、思っていたのと違うものが出てきた、と文句を言うクライアント、やっぱりいます。 こういう事態になるのは、『いい感じで』としか言われなかったせいで、ボタンを掛け違ったまま開発を進めていた、というのもありますが、「クライアントが開発スコープを分かっていない」というのもあります。 開発スコープ、つまり、どんなものをいつまでに開発するかは、要件定義で検討され、実装することが確定した機能についてのみ、要件定義書などで明文化されるのが通常です。逆に言えば、検討されたものの、要件定義書などのドキュメントに記載のないものは開発する必要はありません。もっと正確に言えば、開発してはなりません。 ところが、検討した記憶が残っているクライアント担当者の上席にあたる方などから「あれも欲しかったのに」と言われるパターンが一番多いです。 その場合の対応法は、要件定義書などのドキュメントを再確認するようにしています。そして、「スコープ外となったため開発していないんですよ」と説明し、納得してもらうようにしています。 まとめ:クライアント担当者は基本的にはエンジニアではない 結局のところ、クライアント担当者はエンジニアではないため、システム開発やシステム作業について、正しい知識を身に着けている、という期待は持ってはいけません。 分かっていない人、あるいは分かっている風だけど変な知識を持っている扱いが難しいクライアント担当者をうまくコントロールする技術も、ある意味、エンジニアが出世するのに必須となるスキルです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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IoTエンジニアとは?【仕事内容や年収・関連資格も紹介】

IoTエンジニアは、急速に進歩するIT社会の中で重要な役割を果たしています。 しかし、IoTエンジニアとはどのような仕事をしているのか、イメージしづらい人も多いのではないでしょうか。 本記事では、IoTエンジニアとはどんな仕事なのか、また、年収や必要な資格についても解説していきます。 本記事を読むことで、IoTエンジニアに興味を持っている方やIoTエンジニアの案件除法を知りたい方にとって、役立つ情報を得ることができるでしょう。 IoT案件を探してみる IoTエンジニアとは IoTエンジニアはIoTと呼ばれる技術を活用してさまざまなデバイスやシステムをつなげることで、スマートな環境や効率的な運用を実現する専門家です。 この記事では、IoTエンジニアの役割やスキルセットを確認していきましょう。 IoTエンジニアの役割とは? IoTエンジニアは、インターネット・オブ・シングス(IoT)に関連するシステムやデバイスの設計や開発、実装の役割を担います。 ハードウェアとソフトウェアの両方に精通し、IoTシステム全体を構築するための技術的なスキルと知識を保有している事が多いです。 また、デバイスやセンサーからのデータの収集や解析、クラウドとの連携、データセキュリティの実装など、幅広い業務を担当します。 IoTエンジニアのスキルセット IoTエンジニアには、多岐にわたるスキルセットが求められます。 ハードウェア面では、組み込みシステムやセンサーの選定と統合、通信プロトコルの設定、電子回路の設計とデバッグなどがあります。 ソフトウェア面では、複数のプログラミング言語の知識が必要であり、クラウドプラットフォームやデータベースの構築、セキュリティプロトコルの実装、管理なども必要です。 さらに、問題解決能力やプロジェクト管理のスキルも重要となります。 IoTエンジニアの仕事内容 IoTエンジニアの仕事内容は非常に多岐に渡ります。 以下では、代表的なエンジニアの仕事内容と、組み込みエンジニアとの違いについて探っていきましょう。 システム設計と開発 IoTエンジニアは、要件定義を基にIoTシステムの設計と開発を行います。 具体的には、システムのアーキテクチャ設計や通信プロトコルの選定、センサーデバイスやゲートウェイの統合などです。 システム全体の構築をするうえで、要件を満たすために最適な設計と開発を追求しなければなりません。 デバイスの選定と連携 IoTエンジニアは、さまざまなデバイスを選定し、IoTシステムに統合します。 センサーデバイスやアクチュエータ、ネットワーク機器など、適切なデバイスを選び、システムとの連携を実現する事が重要です。 また、デバイス間の通信やデータの収集、制御などを担当し、シームレスな連携を実現する役割を果たします。 セキュリティの実装と管理 セキュリティの実装と管理にも注力します。 IoTシステムは機密性やデータの安全性が極めて重要です。 セキュリティプロトコルの実装、脆弱性の評価や認証、暗号化の設計などを実装することで、セキュリティリスクを最小限に抑えるための対策をすることができます。 データの収集と分析 デバイスからのデータの収集と分析も大切な仕事です。 センサーデータやログデータなど大量のデータを取得して分析することで、役立つ情報を得ることができます。 その他にもデータベースの設計やデータ処理のアルゴリズム開発などに携わり、データ駆動型の意思決定や予測モデルの構築を支援することも少なくありません。 トラブルシューティング システムが正常な動作を維持するために、問題が発生した場合には、トラブルシューティングも行います。 不具合やエラーの特定、障害の解析と修正、ユーザーからの報告やフィードバックへの対応など、迅速かつ効果的な対策を取ることが重要です。 IoTエンジニアと組み込みエンジニアの違い IoTエンジニアと組み込みエンジニアは似ていますが、違う職種であることを覚えておきましょう。 組み込みエンジニアは、主に組み込みシステムや制御システムの設計と開発に特化しています。 一方、IoTエンジニアは、組み込みシステムを含む広範なIoTシステム全体の構築と管理が主な役割です。 IoTエンジニアは、ハードウェアとソフトウェアの統合、デバイスの連携、クラウドとのデータのやり取りなど、組み込みエンジニアと比べて、より幅広い領域をカバーすることができます。 IoTエンジニアの年収 IoTエンジニアの平均年収は、550万円程度といわれています。 参考:就業情報サイト IoTエンジニア年収について詳しくみていきましょう。 年収の相場と経験による変動 IoTエンジニアの年収は、経験やスキルセット、所属企業の規模など様々な要因に影響されます。 一般的には、初級レベルのIoTエンジニアの年収は平均的なエンジニアと同程度から始まりますが、経験を積んでスキルを高めることで年収も上がりやすいです。 また、IoTエンジニアの需要が高まっているため、競争力のある企業は優秀なエンジニアを確保するために高い年収を提供することもあります。 一方で、経験やスキルが不足している場合や需要が少ない地域では、年収が低めになる可能性もあります。 特に未経験からの場合は、300万円台になることも少なくありません。 IoTエンジニアの収入アップの方法 IoTエンジニアのキャリアパスは、個人の目標や適性によって異なりますが、いくつかの選択肢が存在します。 例えば、プロジェクトリーダーやマネージャーとしての昇進や、特定の技術領域に特化する、ITコンサルタントとしての活動などが考えられるでしょう。 また、収入をアップさせるためには、以下のような方法があります。 ①実務経験を積む プロジェクトへの参加や実務経験を通じてスキルを磨き、実績を積んでいくことで市場価値を高めることが可能です。 ②新しいスキルの習得 新しい技術やプログラミング言語の習得、セキュリティやデータ分析の専門知識の取得など、幅広いスキルセットを持つことが年収アップへと繋がります。 ③資格取得や自己学習 IoT関連の資格を取得することで専門性を高めたり継続的な学習を行い、自身のキャリアに合わせたスキルの開発や市場の動向に常に注意を払うことも重要です。 また、ネットワーキングやコミュニティへの参加も、新たな機会やプロジェクトにつながる可能性があります。 IoTエンジニアにおすすめの資格 IoTエンジニアにおすすめの資格は3つあります。 これらの資格は、IoTエンジニアとしてのスキルを評価してもらうための指標となるので、重要です。 以下、それぞれの資格について詳しく見ていきましょう。 IoT検定 IoT検定は、IoTエンジニアとしての基本的な知識やスキルを証明するための資格です。 IoTの基礎知識や通信プロトコル、セキュリティ、データ解析などの領域をカバーしています。 この資格は初心者からスタートするに適しており、IoTエンジニアとしての基本的な知識を身につけるための一歩となるでしょう。 IoTシステム技術検定試験 IoTシステム技術検定試験は、IoTシステムの設計や開発、運用に関する高度な知識とスキルを評価する資格です。 ハードウェアとソフトウェアの統合、データ管理、クラウドプラットフォームの活用などに焦点を当てています。 この資格を取得することで、より高度なIoTシステムの構築や運用に関わる能力を証明できるでしょう。 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、組み込みシステムの設計や開発に関する知識とスキルを評価する資格です。 IoTエンジニアにとって重要な組み込みシステムの知識を習得し、ハードウェアとソフトウェアの統合において高いレベルの能力を持つことを証明することができます。 この資格を通して、IoTエンジニアが組み込みシステムに深く関与するために必要なスキルを磨くことが可能です。 IoTエンジニアが学ぶべき言語 IoTエンジニアが学ぶべき言語の中で、代表的なものを3つ紹介していきます。 どれを学ぼうか悩んでいる人は参考にしてみてください。 C言語 C言語は、組み込みシステムやマイクロコントローラで広く使用される重要なプログラミング言語です。 ハードウェア制御やリソース効率の高いプログラミングを行う際に必須の言語と言えます。 Java Javaは、クロスプラットフォームのアプリケーション開発や大規模システムの構築に利用される汎用的なプログラミング言語です。 特に大規模なIoTシステムやクラウドアプリケーションの開発に適しています。 Python Pythonは、扱いやすさと多様なライブラリやフレームワークの提供などが魅力です。データ処理や分析、機械学習などの領域で幅広く活用されています。 IoTエンジニアはデータの収集や解析に携わることが多いため、Pythonの学習をすることは非常に大切です。 IoTエンジニアの案件情報 IoTエンジニアの案件には多くの種類があり、産業制御システムの開発やスマートホームデバイスの設計、交通インフラの監視システムの構築など、さまざまなプロジェクトに参加する機会があります。 IoTエンジニアの案件情報を把握するには、専門の求人サイトなどで情報を確認すると良いでしょう。 こうしたプラットフォームでは、IoTエンジニア向けの仕事の募集やプロジェクトの詳細、必要なスキルや経験などが提供されています。 また、経験者の場合は、フリーランスエージェントを活用するとより自分に適した案件を探すことも可能です。 IoT案件を探してみる まとめ IoTエンジニアは、IoTシステムの設計、開発、運用、セキュリティ管理など幅広い役割を果たします。 この分野のプロフェッショナルとして成功するためには、実務経験を積み、スキルの習得をすることが重要です。 また、資格取得や自己学習で新しい技術を身につけることで、収入アップに役立ちます。 IoTエンジニアの案件情報を把握し、自身のキャリアに合ったプロジェクトを選ぶことも必要不可欠です。 IoTエンジニアは、需要がどんどん高まっている職種なので、気になる方は求人情報などを確認してみてください。
働き方

【フリーランスに必須の知識】リモートワーカーとして働くために必要なこと

リモートワーカーは、オフィスから離れた場所で遠隔作業により勤務する働き方です。フリーランスが常駐型の案件を受けて企業のオフィスで働くのではなく、自宅や自宅付近のカフェなどを職場として働く場合には、リモートワーカーとみなされます。 フリーランスの働き方の中でも一つのオフィスに通勤しないリモートワーカーは、人並み以上に自己管理が求められることになります。この記事ではこれからリモートワークを始めたいと考えている人向けに、事前に用意したほうがいいツールや、知っておきたいポイントについてお伝えしていきます。 フリーランス案件を探す リモートワーカーとして働くために何が必要か リモートワーカーとして働くのであれば、まず第一に考えておきたいのはセキュリティ対策についてです。信用が命のフリーランスにとって、セキュリティ対策が甘いパソコンなどを使って顧客情報を流出させるなどしてしまえば、二度と仕事が受けられなくなる可能性もあります。 また作業中のデータが消失したり盗まれたりする可能性もゼロではないため、常に万全のセキュリティ対策を講じておきたいところです。具体的には以下のような対策が挙げられます。 重要なデータはハードディスクやクラウドにバックアップ セキュリティ対策ソフトをインストールし、パスワード管理ソフトで難解なパスワードを設定する 他にもリモートワーカーになるために必要なツールはいくつかあります。 例えば、Slackやチャットワークのようなコミュニケーションツールも必須でしょう。クライアントと毎回メールが電話をしていては効率が下がってしまうので、迅速かつ的確に情報を伝えられるようなチャットツールがベストです。 クライアントによって使っているツールは異なると思いますので、いくつかのコミュニケーションアプリをインストールしておき、どのクライアントにも対応できるようにしておきましょう。 書類や資料などのファイル共有を行う際には、GoogleドライブやDropboxが活躍するはずです。メールに添付して書類や資料を送信するよりも安全で、簡単にファイルを共有することができます。 Googleドライブの場合にはGoogleドキュメント、DropboxならDropboxpaperというサービスを使うことで、一つのドキュメントに対して複数のユーザーがコメントしたり編集したりすることも可能です。 この機能を使えば、チャットや口頭で説明するよりも的確に修正したいところを伝えられますし、それに対するレスポンスもすぐに反映することができるでしょう。 もしクライアントがWeb会議への参加を求めてくるようであれば、SkypeやZoomといったオンライン会議アプリをインストールしてミーティングに参加できるようにしましょう。これらのオンライン会議アプリを使うことで、直接カフェなどで打ち合わせすることなく意思疎通を図ることができます。 そしてもう一つ、自己管理のスキルもリモートワーカーには必須です。クライアントとチャットやWeb会議で連絡を取るとはいえ、原則としてリモートワーカーは一人で仕事をすることになります。 「一人だとなかなか仕事がはかどらない」「人の目がないとうまく集中できない」というタイプの人は、リモートワーカーとして自宅で孤独に働いていたとしても十分な成果を出せるよう、自己管理をしていかないといけません。 具体的にどういった自己管理が有効なのかは、記事の後半でご紹介しましょう。 リモートワークの案件は多いの? リモートワーカーとして人材を募集している企業をみてみると、次のような職種での募集が特に多くなっています。 システムエンジニア、プログラマー Webデザイナー、イラストレーター もともとリモートワークはIT業界と相性がいい性質があるので、フリーランスエンジニアやフリーランスデザイナーに対するリモートワークの依頼は数多く存在します。 中には常駐型の求人もあるものの、複数の会社の求人をチェックすればすぐにリモートワークOKの仕事が見つかるはずです。 リモートワークが可能な案件を探すためには、大手の求人サイトなどをチェックするよりも、フリーランス向けのエージェントを利用するのがおすすめです。フリーランスに特化した求人エージェントであれば、多種多様な求人を扱っているため、リモートワークOKな求人も見つかりやすいと考えられるからです。 もしくはクラウドソーシングサイトを利用して案件を獲得するという方法もあります。クラウドソーシングサイトの場合は、単価がどうしても安くなりがちではありますが案件の数は膨大です。クラウドソーシングサイトをうまく活用すれば、「仕事がなくて困る…」といった状況は少なくなるでしょう。 生産性を上げるためのポイントは? リモートワーカーとして働くフリーランスが生産性を高めるためには、モチベーションに頼ることなく無理なく仕事を続けられる環境を整えることがポイントです。具体的には、「自宅の中に仕事用のスペースとプライベート用のスペースを作る」「決まった時間に仕事を始め、決まった時間に仕事を終える」といったルールを作ってみましょう。 仕事専用の部屋を作るでもいいですし、部屋の一角を仕事用のスペースに区切るでも構わないので、そこに立ち入ったら仕事のスイッチを「パチッ」と入れられる環境を用意するのがおすすめです。 「この部屋に入ったら必ず仕事を5分以上を進める」というルールを継続できると、場所を移動することですぐに仕事モードに入れるようになるでしょう。「やる気がわかなくて仕事に取り掛かれない」という悩みを抱えにくくなるので、特にリモートワーカー初心者におすすめです。 会社に勤めている場合と同じように、自分なりの始業時間と終業時間を設定しておくことも効果的です。仕事のスタートとゴールを明確にしておくと、仕事とプライベートでメリハリがついて、いつまでもダラダラと働いてしまうのを防げます。 根性や気合といった精神論よりでは、リモートワーカーとしての働き方は長く続けられません。ここで紹介したように、楽に働ける環境を作ることに意識を向けてみてください。 エージェントを活用しよう リモートワーク案件を探すためには、フリーランス向けのエージェントがおすすめであるという話をしました。わざわざ自分で営業する必要がなくなるので、本業に集中したいフリーランスの方には最適です。 techcareer magazineでも、フリーランスエンジニア・クリエイターのための案件情報サイト「テクフリ」を運営しています。 テクフリでは、10年以上の業界経験を活かし、ただのお仕事紹介ではなく『バリューアップ』をコンセプトにした手厚いサポートで、エンジニア一人ひとりをご支援しています。 現在は正社員として働いているが、将来的にフリーランスになりたいと考えている方、フリーランスから正社員に戻りたいと考えている方、どちらにもエージェントが真摯に対応しています。 もちろん、単に情報収集目的で利用していただいてもOKです。登録は60秒ほどで完了しますので、ぜひテクフリをチェックしてみてください。 まとめ フリーランスがリモートワーカーとして働く場合、生産性を高めるツールを用意するのはもちろんですが、やる気やモチベーションが上がらなくてもしっかりと働ける環境を作るのがポイントになります。 案件探しの面では、私たちが運営しているフリーランス向けエージェント「テクフリ」をぜひ活用してみてくださいね。 フリーランス案件を探す
税金

インボイス制度とは?フリーランスエンジニア向けに解説

フリーランスの消費税とは? フリーランスエンジニアにとっての消費税は、2023年2月現在では課税売上高が1,000万円以上になると支払いが義務づけられています。 そして、フリーランスに業務を依頼する企業も、フリーランスへの支払いに発生した消費税は、消費税の支払いから差し引いて計算することができます。 そのためフリーランスエンジニアとして課税売上高が1,000万円を越えない限り、消費税は特別意識する必要性がない税金でした。 実際に消費税が上がれば、企業による支払いに消費税も含まれるため、受け取る金額が増える案件も珍しくありません。 フリーランスエンジニアとして活動していて、消費税が上がったことによる痛みはあまり感じていない人の方が多いのではないでしょうか。 参考として、国税庁のホームページでは「納税義務の免除」として消費税の納税義務が免除される条件が提示されています。 フリーランスエンジニアなどの個人事業主の場合は、前年度ではなく前々年度の課税売上高が関係してくるところが注意点です。 参考:国税庁「納税義務の免除」 インボイス制度とは 前述の通り、これまで消費税はフリーランスエンジニアなどの個人事業主にとっては、課税売上高が1,000万円を超えた場合に限り関係してくるものでした。 しかしインボイス制度が開始すればその状況は一変します。 インボイス制度が開始されたら、仕入税額控除の要件を満たすための要件がこれまでとは大きく変わるからです。 インボイス制度の開始は「2023年10月1日」となっています。 ではインボイス制度が始まることによって具体的に何が変わるのでしょうか。 その内容について見ていきましょう。 免税事業者への消費税の支払いが仕入税額控除の要件外となる インボイス制度がスタートしていない2023年2月時点では、企業はフリーランスエンジニアなど個人事業主へ支払った消費税も法人に支払った消費税も、そのどちらも仕入税額控除として計上することができます。 そのため企業は、企業への発注もフリーランスへの発注も同じように仕入税額控除をすることができました。 ところがインボイス制度がスタートすれば、企業が仕入税額控除として計上できるのは企業など課税事業者との取引のみとなります。 企業が免税事業者であるフリーランスに支払いを行った場合、消費税が仕入税額控除として計上できなくなるのです。 そうなった時に影響が考えられるのが、企業によるフリーランスへの仕事依頼の躊躇です。 企業は利益を確保するため、消費税を仕入税額控除できる課税事業者との取引を優先することが予想できます。 免税事業者としてフリーランスで活動している場合、受注できる仕事が減る可能性が出てくるといえるでしょう。 もちろん抜きん出た才能があれば、免税事業者でも良質な案件を受注できる可能性はあります。 しかしフリーランスエンジニアとして案件の受注のしやすさを考えるなら、消費税の課税事業者になることへの検討も大切です。 課税事業者になるために必要な手続き では、免税事業者であるフリーランスが課税事業者になるためには、何をする必要があるのでしょうか。 それは「適格請求書発行事業者の登録申請書」と「消費税課税事業者申告届出書」を提出することです。 「適格請求書発行事業者の登録申請書」とは、課税事業者になるための申請書です。 そして「消費税課税事業者申告届出書」とは、免税事業者が消費税の課税事業者になるための届出書です。 フリーランスであり免税事業者である場合は、適格請求書発行事業者の登録申請書と消費税課税事業者申告届出書、それぞれの提出が必要となります。 [手続名]適格請求書発行事業者の登録申請手続(国内事業者用)|国税庁 [手続名]消費税課税事業者届出手続(基準期間用)|国税庁 適格請求書発行事業者の申請時期について 適格請求書発行事業者の登録申請は、すでに開始しています。 フリーランスとして2023年以降も活動の継続を考えているなら、制度がはじまる2023年10月よりも前に適格請求書発行事業者としての登録を検討しましょう。 インボイス制度によって予想される負担と問題 インボイス制度が始まった時に、フリーランスエンジニアに予想される負担と問題は二つあります。 一つ目の問題は、先に述べた通り免税事業者であるフリーランスエンジニアに発注した取引先企業が、仕入税額控除を適用できないことです。 仕入税額控除ができなければ、その金額は企業にとって損失となります。 そうなると他の仕入税額控除ができる企業や、フリーランスエンジニアに仕事を依頼する企業が増えることが予想できます。 企業は仕入税額控除ができないフリーランスに業務を依頼するよりも、企業に依頼した方が有利になるからです。 これはつまり免税事業者のフリーランスエンジニアはインボイス制度がはじまることで、受注できる仕事量が減る可能性が考えられます。 二つ目の問題は、元々の免税事業者がフリーランスとしてインボイス制度対応のために消費税課税事業者となった場合、課税売上高が1,000万円以下でも消費税の納税義務が発生することです。 仕入税額控除が適用される事業者となって、企業との取引がある程度確保できたとしても消費税課税事業者となれば、消費税の支払いが義務化されます。 仮に年間課税売上が600万円程度でも、消費税の支払いが発生することになります。 免税事業者であればこれまでは消費税も売上とすることができたわけですが、消費税の支払いが必要となった場合は消費税分の売上が下がるのです。 また、消費税支払いのために経費計算も煩雑になるという負担も発生します。 このような問題があることから、フリーランスとして免税事業者である場合、消費税課税事業者になるのかどうかは慎重に判断すべきだといえるでしょう。 参考:国税庁「適格請求書等保存方式の導入について」 インボイス制度のために今から準備できること フリーランスとしてインボイス制度のために今からできることの一つは、ある程度売上を確保できる状況をつくることです。 課税売上高が1,000万円を超える状況をつくることができれば消費税課税事業者となるため、インボイス制度対応における「消費税課税事業者申告届出書」の提出が不要となり、必要な手続きが少なくなります。 また一定の売上が確保できるなら一人社長として法人化してしまうという選択肢もあります。 そして消費税課税事業者となった場合は経費計算が煩雑になるため、経費管理が簡単になるツールや会計ソフトの導入も検討することが大切です。 もしくは、自分で取り組んでいる経費の管理を税理士に任せるという判断も有用です。 フリーランスは経理担当が常駐する企業とは異なり、経費管理も自分自身で取組むことが一般的だからです。 会計ソフトの操作についても今から慣れておけば、インボイス制度開始後の経理業務の負担を減らせることが期待できます。 インボイス制度開始前にエージェントの利用を検討してみる ここまでインボイス制度について解説してきましたが、それでも免税事業者・課税事業者どちらを選ぶべきか決めきれない……という方もいるでしょう。 そんな時は、フリーランスエージェントの利用を検討してみるのもひとつの手段です。 エージェントによっては、インボイス制度が始まる際に補助制度の導入や、キャンペーンの実施をすることが予想されます。 インボイス制度開始に伴ってテクフリでは、以下の対応を実施します。 課税事業者になる方:2割特例の消費税額の一部等を単価アップ 免税事業者を継続する方:今までの報酬を維持 参考:【PRTIMES】インボイス制度による収入減少分の「テクフリ」対応について まとめ ここまで紹介してきたようにインボイス制度がスタートするのは2023年10月ですが、その時期を迎えるまでにどのように活動するのかを決めておくことが大切です。 免税事業者からインボイス制度対応として消費税課税事業者になるためには、書類の申請など前もって準備することが必要になるからです。 また2023年10月が近くなれば既存の取引先からはフリーランスとして課税事業者になるのかどうか、確認が入ることが予想できます。 免税事業者だったとしても引き続き依頼を継続してもらえるのかどうか、既存の取引先とコミュニケーションをとっておくことも大切です。 こういった納税制度への対応を示すことはフリーランス・個人事業主としての信頼にもつながるからです。 免税事業者のままの方がいいのか、消費税課税事業者になった方がいいのかは取引先の意向や年間売上高など個々の状況によって異なります。 また、テクフリアンバサダーのくるみさんと、税理士の脇田弥輝先生による対談形式で、さらに詳しくインボイス制度について解説した記事もございます。もっと正しく理解したい!という方は動画もございますので、是非ご覧ください。 テクフリがインボイス制度を徹底解説-テクフリアンバサダーくるみ&脇田弥輝税理士対談- インボイス制度への対応はできるだけ早い段階から検討して、最適な判断ができるように準備することをおすすめします。
働き方

優秀なエンジニアを採用するのは難しい!3つの解決策をご紹介

新型コロナウイルスの影響下でも、依然として有効求人倍率は高く採用難度が高まっているITエンジニア。様々な採用ツールを使っても優秀なエンジニアを採用できないとお悩みの企業も多いのではないでしょうか。 今回は、優秀なエンジニアの採用が難しい理由3つと、エンジニア採用を成功させる解決策3つについて解説いたします。 エンジニア採用が難しい主な3つの理由とは? そもそも理想のエンジニアが少ない 経済産業省が発表したIT人材需給に関する調査では、2030年には最大で約79万人不足すると試算されていること、新型コロナウイルスの影響でリモートワークへの移行やDX(デジタルトランスフォーメーション)の導入を行う企業が増加していることからITエンジニアの需要が非常に高まっていることが顕著になっています。 また、優秀なエンジニアは特にリファラル採用で案件を獲得している場合も多く、人材が外部に流れにくいことも企業が求める理想のエンジニアが少ないとされる理由の一つです。こうしたエンジニアは自社で採用するのは難しく、エンジニア採用に特化した人材サービスを利用することで解決する場合があります。 エンジニア採用について相談する エンジニア採用に予算をかけない エンジニアの重要性を理解している企業ほど高単価を提示します。それは、優秀なエンジニアを囲い込むためです。前述の通り、そもそもエンジニアの母数は少なく、有効求人倍率は約3~5倍とされていることからエンジニアは企業を”選べる立場”にいます。その中で優秀なエンジニアを採用するには、それなりの予算を提示する必要があることは明らかです。ここでエンジニアに対する予算を切り詰めてしまうと、企業が求める基準に達しないエンジニアが集まってしまいます。 理想のエンジニアかどうか見極めることができない これは企業の人事担当、面接担当の専門知識不足が原因と考えられます。エンジニア採用にも従来の採用方法を採用していると、十分な実務経験が伴う場合でも、面接時のコミュニケーションの取り方や印象で採用を見送るというケースが多々起こります。現場で特に重視されるのは、適切な実務経験とプログラミング言語の合致などです。エンジニアに限らず、職種によって適切な面接担当と採用基準を設けないと、理想のエンジニアの採用は難しくなってしまいます。 エンジニア採用を成功させる解決策3つとは? 人材要件を明確にする 自社のエンジニアに必要な人材案件を明確にすることで、より詳細にプロジェクトに必要な人材をイメージすることができます。そうすることで、採用方法、選考フローの内容や手順などの見直しにも繋がり、理想とする優秀なエンジニア採用に近づくと考えられます。 人材要件としてはプログラミングスキルはもちろんのこと、コミュニケーション能力なども含まれるため、どのようなチーム作りをしたいのか、という目的の明確化にもつながります。 採用担当は専門知識を持つ人に任せる これはエンジニア採用が難しい理由の3つ目であげたように、専門知識を持つ人を人事担当、面接担当におくことでミスマッチを防ぐことができます。また、現場でチーム作りを担当する当事者に面接担当を任せる、というのも採用における主軸の一つになります。優秀なエンジニアの早期離職のリスクを減らすことにつながるため、採用担当者選びには慎重になる必要があります。 ポテンシャルを重視して未経験者を採用する エンジニアの領域は日々進化しており、毎日の学習が必須です。つまり、学習方法によっては未経験のエンジニアでも実力を身につけることができるということです。現在は個人ブログや書籍など多くの媒体にチュートリアルが掲載されているため、無料でプログラミング知識や実務を積むことができます。実務経験のあるエンジニアを採用できないのであれば、優秀なエンジニアを作る、という方向転換をすることも解決策として考えられます。 「テクフリ」ならフリーランスエンジニア採用を細部からサポート テクフリは約10,000名の高度IT人材から最適な人材を選定し、エージェント型でオンサイトの開発支援をするITエージェントサービスです。 急な要因確保にも0営業日での候補者推薦が可能。人物面、スキルなどを考慮した人材紹介を行うため、求人に時間をかけることなく優秀なエンジニアを採用することができます。 テクフリの利用方法がわかる資料のダウンロードはこちらから まとめ 新型コロナウイルスの影響でより優秀なエンジニアの採用が難しくなっています。予算面の改善が難しい場合は特に解決策の3つを実現することが重要になります。 今回紹介した原因、解決策をぜひ優秀なエンジニア採用に生かしてください。
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カッツの3能力とは?エンジニアの独立を支えるってどういうこと?

エンジニアのテクニカル・スキルとは “カッツの3能力”、“カッツ理論”というものをご存知でしょうか? マネージャーに必要なスキルを三つに大別したもので、ハーバード大学のロバート・カッツ教授が1955年に提唱しました。 非常に有名な理論のため、その紹介サイトや解説書には事欠かないですが、有名であるが故に、どうしても一般論的になりがちです。 もっといえば、エンジニアは“カッツの3能力”をどのように理解し、どう活かせば良いのかが、具体的に紹介されている資料は少ない、と感じていました。 そこで今回は、エンジニアに重点を置いて、“カッツの3能力”を具体的に見ていきたいと思います。 ということで、“カッツの3能力”で指摘されている能力を1つづつ見ていきたいと思います。 まず1つ目の能力は“テクニカル・スキル”になります。 “テクニカル・スキル”とはカッツ理論によると、“特定業務を遂行するために必要なスキル”と紹介されていますが、エンジニアにとっての“テクニカル・スキル”とは、文字通り、エンジニアとしてのテクニカル・スキルです。 具体的に言えば、プログラミング・スキルであったり、デザインパターンやフレームワークの知識、基盤設計能力やシステムテストの計画能力などもあります。 もう少し乱暴な言い方をすれば、担当者として仕事を任せてもらうために必要なスキルと言えるのかもしれません。 独立を考えているのであれば、最低限、自分のコアスキルといえる分野においては、上位者の指示がなくても単独で仕事を進められる程度のスキルは必要でしょう。 また、今まで日本のエンジニアはどちらかというと、“ある分野に特化したスペシャリスト”タイプが多かったですが、近年は、フルスタックエンジニアという言葉が話題になるように、コア分野以外においても活躍できる“ジェネラリスト型のエンジニア”が好まれる風潮があります。 コアスキルはコアスキルとして知識を深めるのも大事ですが、コアスキル以外の周辺スキルにおいても、知識を深める必要性が増しています。 フリーランス案件を探す エンジニアのヒューマン・スキルとは “ヒューマン・スキル”とはいわゆる対人能力です。 もう少し具体的に言えば、コミュニケーション能力や交渉力、プレゼン力、働き掛けるスキル、それからリーダーシップ力などになっています。 システム開発においては、プロジェクトマネージャーを筆頭とした開発に携わる要員だけでなく、発注者(クライアント)やシステムの利用者(ユーザー)など、さまざまな関係者が登場します。 その様々な関係者と上手くやっていくためには、それ相応のコミュニケーション能力が必要です。 エンジニアの中には「コミュ障(コミュニケーション障害)だからエンジニアになった」と、自嘲半分で口にする方がたまにいますが、私に言わせればコミュ障はエンジニアになれません。 独立を考えるエンジニアであれば、チームリーダーとしてメンバーをまとめたり、あるいは上流工程にアサインされて、クライアントの担当者との打ち合わせに参加するなどの経験を持っている方も多いでしょう。 もちろん、それら現場での“ヒューマン・スキル”も重要ですが、独立を考えているのであれば、現場で使う“ヒューマン・スキル”だけにしか意識が向いていないと、少々、辛いことになるでしょう。 なぜならば、独立してフリーランスとなると、自分で仕事を取ってくる必要が出てくるからです。 仕事を得るために必要な“ヒューマン・スキルスキル”は営業的なものであり、エンジニアが案件の最前線で使われる“ヒューマン・スキルスキル”は、重なる部分も一部あるでしょうけれど、おそらく異なったものとなるはずです。 どうやれば現場に入れるか、もっといえば案件にアサインしてもらえるか、という観点に立った時、もっとも必要となる“ヒューマン・スキルスキル”は人脈を広げるためのスキルでしょう。 あるいは、仕事を紹介してもらったり、面接で有利に立てるように資格を取得するなどのセルフブランディングを行うスキルも大切になります。 エンジニアのコンセプチュアル・スキルとは “コンセプチュアル・スキル”とは、概念化能力とも言いますが、抽象的に物事を考えることができる能力です。 あまり、ピンとこない方が多いと思うので、さらにかみ砕いていえば「物事の本質を見抜き、似た事例で得た知見を応用して活用できる能力」とでも説明すれば良いでしょうか。 ロジカルシンキング(論理的思考)、クリティカルシンキング(批判的思考)、多面的視野、知的好奇心、俯瞰力、先見性などが“コンセプチュアル・スキル”の具体的な発揮例となっています。 ロジカルシンキングや知的好奇心、先見性などは、システム案件の現場でも必要と良く言われるスキルですが、“ヒューマン・スキルスキル”のときと同じで、やはり、待ちの姿勢でも仕事を得られるサラリーマンと、積極的に仕事を取っていく必要があるフリーランスでは、スコープが異なります。 案件内でエンジニアとしての“コンセプチュアル・スキル”はもちろん必要ですが、案件以外のところ、どうすれば仕事を得られるか、案件にアサインしてもらえるか、という部分についても、“コンセプチュアル・スキル”を発揮させる必要があります。 独立エンジニアにとっての各スキルの必要比率について考察 すでにご紹介した通り、 “テクニカル・スキル”、“ヒューマン・スキル”、“コンセプチュアル・スキル”という3つのスキルはいずれも重要なスキルです。 しかし、敢えて、独立したエンジニア向けに3つのスキルを重み付けすると、 “ヒューマン・スキル”が一番重要で、“コンセプチュアル・スキル”、“テクニカル・スキル”の順に重要度が下がるように感じています。 “テクニカル・スキル”が一番じゃないの? と言われそうですが、いくらエンジニアとしてのスキルが高くても、“ヒューマン・スキル”が低くてうまく人間関係を築けず、有り体にいえば嫌われ者になっていた人に対して、契約改定時に「つぎも来て欲しいので、ぜひ、契約を更改しましょう!」と声をかけるクライアントはいるでしょうか? また、“テクニカル・スキル”というのは、3つのスキルの中で、もっとも向上させやすいスキルになります。 プログラミング能力などのITスキルの多くは、基本的には学校の勉強と同じで、知っているか、知らないかの問題であることがほとんどです。 ウィザードと呼ばれるような天才エンジニアの仲間入りを目指すためにはセンスが絶対に必要ですが、普通に業務で使う分には、センスはあまり重要ではありません。 もちろん、知らないよりも知っている方が良いに決まっていますが、その気になれば、未経験のプログラミング言語を使うことになっても(“コンセプチュアル・スキル”を駆使して、他の言語の経験を生かしながら)、現場で知識を習得して、活躍することだって可能なのです。 そのため、“ヒューマン・スキル”、“コンセプチュアル・スキル”、“テクニカル・スキル”の順にしています。 さらに敢えて、この三つのスキルの重要度を数値で表すとすれば“ヒューマン・スキル”50%、“コンセプチュアル・スキル”30%、“テクニカル・スキル”20%といったところでしょうか。 まとめ:実体験に基づくナレッジへ 今回は独立を目指すエンジニアの方を主なターゲットとして、“カッツの3能力”についてみていきました。 カッツ理論は素晴らしいものですが、あくまで理論でしかありません。 実際の生活や業務に役立てるためには、カッツ理論について理解を深めつつ、実体験に基づくナレッジへと昇華していく必要があります。 この記事が、そのきっかけになると幸いです。 フリーランス案件を探す
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スクラッチ開発は時代遅れ?【パッケージ開発との違いやメリットを解説】

システム開発の手法・アプローチについて、いくつかの分類方法があります。 今回は、「パッケージソフトを使うのか?使わないのか?」という基準で分類した、スクラッチ開発とパッケージ開発の違い、特にスクラッチ開発のメリット・デメリットについて見ていきたいと思います。 フリーランス案件を探す スクラッチ開発とは? まず、スクラッチ開発と、その対義語と言える、パッケージ開発について、それぞれ、どういう開発方法なのかを説明いたします。 簡単に言うと、「パッケージソフトを使わないシステム開発方法」がスクラッチ開発で、その逆に「パッケージソフトを開発するシステム開発手法」がパッケージ開発です。 もっと具体的に言えば、「市販の電話帳ソフトの中に、良いソフトがないから、自分で作ってしまおう!」ということで、オリジナルの電話帳ソフトを開発するのが、スクラッチ開発。対して、「この電話帳アプリ、結構良いね。でも、この機能があると、もっと良いよね」と、市販の電話帳アプリを改良するのがパッケージ開発です。 スクラッチ開発のメリット、デメリットについて、詳細は後から見ていきますが、「一点モノ」のシステム開発を作る際は、スクラッチ開発、ある程度、「汎用性のあるシステム」を開発する際は、パッケージ開発を選択することが多いです。 スクラッチ開発の難易度は? スクラッチ開発を成功させるためには、いわゆる上流工程が重要になってきます。 上流工程とは、要件定義や設計のことを言います。分かりやすく言えば、クライアントの「こんなシステムが欲しい」という希望・要求を正しく理解し、どうやって、その要求を実現するのかを考え、実現可能な設計に落とし込むスキルです。 パッケージ開発の場合、パッケージソフトというベースがあるので、そもそも、致命的な認識のずれというものは、よっぽどのことがなければ起きません。しかし、スクラッチ開発の場合、よくよく気を付けておかないと、ある程度、形になったところで、クライアントから「思っていたのと違う」とクレームが入り、そこで認識があってなかったことに気が付く、という事も、ままあります。 もちろん、パッケージ開発でも「余計な機能を足しやがって」という話になることもあるので、パッケージ開発は絶対に失敗しない、という話ではありません。ただ、エンジニアの上流工程の力量がより試されるという意味で、スクラッチ開発はパッケージ開発より難易度が高いです。 スクラッチ開発のメリットは? スクラッチ開発について、おおむね理解できてきたところで、スクラッチ開発のメリット、デメリットについて見ていきましょう。 スクラッチ開発の一番のメリットは、ベースとなるパッケージソフトの制限を受けないということです。 基礎となるパッケージソフトがあると、どうしても、そのソフトの仕様上「特定の機能は追加できない」や「特定の動作は制限される」という事態になりがちです。 また、ライセンス料が高いパッケージソフトも中にはありますが、オリジナルのソフトを開発するスクラッチ開発であれば、基本的には、ライセンス料を気にする必要はありません。 ライセンス料だけでなく、保守面にも気を付けた方が良い場合もあります。パッケージ開発のベースになったパッケージソフトの修正パッチが配布されたので、深く考えず適用した結果、せっかく、カスタマイズして追加した機能が使えなくなった、という残念なケースを見たことがあります。 そして、上でも触れましたが、パッケージソフトが存在しない一点モノの特別なシステムを開発する際は、スクラッチ開発しかあり得ません。 筆者のITエンジニアとしてのキャリアは金融機関系のいわゆるユーザー系SIerでスタートしましたが、そこで見たシステムのいくらか(すべてではない)は「その金融機関」や「そのサービス・運営」のために開発された特注品のシステムでした。 当然、そうした特注品のシステムはスクラッチ開発されたものです。 スクラッチ開発のデメリットは? 続いて、スクラッチ開発のデメリットについて、見ていきましょう。 スクラッチ開発のデメリットは、二つあります。 まず一つ目ですが、一般的にパッケージ開発より開発コストが高くなってしまう点です。 そもそも論として、パッケージ開発を選択する理由の一つは、すでにある程度まで完成しているパッケージソフトをベースにすることで、開発期間を短くし、開発コストを下げることです。 もっとも、パッケージ開発を選んだあと「ああいう機能も欲しい。この機能も欲しい」と仕様が拡大した結果、魔改造状態になり、「スクラッチ開発で一からオリジナルで開発した方が、早く開発ができたし、開発期間が短くなった分、安く開発できたのでは?」という、“限りなく開発失敗に近い案件”も散見されるので、あくまで一般論ではありますが。 そして、二つ目のデメリットは、パッケージ開発より失敗しやすい、という点です。理由は、『スクラッチ開発の難易度は?』で見た通り、パッケージ開発よりも、はるかに、上流工程スキルが求められるためです。 もちろん、上流工程スキルが高いエンジニアや開発チームで開発した場合、クライアントにとって、パッケージ開発では実現できなかった“良い意味で期待を裏切る”素晴らしいシステムになることもあります。ただ、どちらに転ぶのか保証がありません。 つまり、スクラッチ開発には、パッケージ開発に比べて、「コストが高い上に、失敗するリスクが高い」というのが一般的な評価なのです。 そのため、昨今のシステムインテグレーション(SIer)業界のトレンドとして、「パッケージ開発ができるのであれば、パッケージ開発。パッケージ開発ができない場合は、やむなくスクラッチ開発」というスタンスをとるのが主流となっています。 どの企業でも必要かつ、業種や会社で大きく仕様が異なることのない統合業務(ERP)システムは、ほとんどの場合パッケージ開発です。ベースとなるパッケージソフトの例としては、OBIC7や勘定奉行などがあります。みなさんも、TVCMなどで、一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。 エンジニアの副業ならスクラッチ開発? メリットとデメリット さて、ITエンジニアのみなさんが、副業でシステム開発を始めるとしましょう。その場合は、スクラッチ開発が良いのか、パッケージ開発が良いのか、ですが、そのクライアントとはどこで出会い、どういうニーズを持っているか次第です。 一つ言えるのは、クラウドワークスやランサーズなどの、クラウドソーシングで出会ったクライアントさんの場合は、基本的にはスクラッチ開発です。理由としては、パッケージ開発の場合、そもそもパッケージの購入(ライセンス料の支払い含めて)が必要になってしまいますが、そうした費用を予算計上されていないクライアントさんも多いので、現実的に利用が難しいです。 「えー、スクラッチ開発は難しいみたいだから、いやだな」と思った方も多いかと思いますが、スクラッチ開発の場合、オーダーメイドになるため、“保守を他の会社に任せにくい”つまり、継続的にクライアントさんとお付き合いできる関係になれる、というメリットもあるので、副業の小規模開発案件では、スクラッチ開発の方が開発者にとって有利なことも多いです。 まとめ:主流はパッケージ開発になりつつあるが 繰り返しになりますが、現在は「パッケージ開発ができるのであれば、パッケージ開発。パッケージ開発ができない場合は、やむなくスクラッチ開発」というスタンスで取り組む開発会社が多いです。 しかし、スクラッチ開発の方が良い場面、そもそもパッケージソフトがないなどの理由で、スクラッチ開発しかできないケースも存在します。例えば、大企業や行政法人などが利用する特殊用途のオーダーメイドシステムの開発は、まずスクラッチ開発となります。これらの案件は 非常に予算規模が大きく、単価も高いです。 ですので、高単価を狙う場合はスクラッチ開発を避けては通れない、ということは覚えておいた方が良いでしょう。 フリーランス案件を探す
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UI/UXデザイナーの必須スキル4選! まずはこれを習得しよう

UI/UXデザイナーとは、ユーザーにとって使いやすく分かりやすいWebサイトやアプリをデザインする職種です。Photoshop、Illustratorなどのスキルを求められるだけでなく、UI/UXに関する幅広い知識や経験も求められます。 UI/UXデザイナーは日本ではあまり馴染みのない傾向にありますが、海外や外資系企業での認知度は高いです。今後需要がさらに高まっていくことでしょう。 フリーランス案件を探す UI/UXデザイナーにはどんなスキルが求められるのか UIとはユーザーインターフェイス(User Interface)の略称で、ユーザーとモノの接点のことです。UXとはユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略称です。ユーザーの体験の意味します。これだけでは、意味を理解しずらいので個々の業務内容を通して理解を深めてみましょう。 ・UIデザイナーの業務内容 UIは人がモノ(PCやスマホ)を操作するときに触れる部分を意味することからアプリのデザインや画像、ボタンなど外観に関わるすべてをUIと呼びます。 アプリの各ボタンのデザインや配置を考え、年齢層・ターゲットが使いやすいように画面を設計デザインするのがUIデザイナーの仕事です。 ・UXデザイナーの業務内容 サービスや製品を使った結果として楽しいと感じる、一連の経験を実現するのが仕事です。 またUXの概念が複雑なように、人間工学やHCI、HCD、IAなど多岐に渡る知識が必要とされるといえるでしょう。 求められるスキル①:Sketch Sketchはオランダの Bohemian Codingによって開発されたベクターグラフィックエディターです。主にモバイルアプリとWebサイトの設計のためのUIとUXを設計するために使用されています。 SketchにはUIデザイン制作を効率化させる機能が複数搭載され、テプラグインが豊富に用意され、多くのプロダクト開発の現場で使われています。 SketchはIllustratorやPhotoshopよりもシンプルで手軽なので習得するのも難しくはないでしょう。 求められるスキル②:CSS CSSは一般的にWebデザイナーに求められるスキルですが、UI/UXデザイナーも習得したいスキルです。 CSS はHTMLで構造を整えたテキストをさらにスタイリッシュにする機能を持ち、操作性とデザイン性を求められるweb制作だけでなくスマホ向けアプリ開発にも活躍の場が広がっています。 求められるスキル③:HTML HTMLも一般的にWebデザイナーに求められるスキルですが、UI/UXデザイナーも習得したいスキルです。 HTMLはWebサイトのレイアウトをするためのマークアップ言語です。サイトに掲載するコンテンツを念頭に置きながら、検索されやすいサイトを構築します。 習得は比較的難しくないので挑戦してみてはいかがでしょうか。 求められるスキル④: JavaScript JavaScriptは主に動きのあるWebページ(動的Webページ)を作成する際に使われるプログラミング言語です。エンジニアの仕事と思われますが、UI/UXデザイナーにも求められるスキルです。「動きの楽しさ」を表現できるグーグルマップもJavaScriptが使われています。 JavaScriptは習得難易度が低い言語の一つといわれており、将来性も含めてプログラミング初心者の最初の言語としても非常におすすめです。 UI/UXデザイナーの平均案件単価 テクフリ調べ(2020年2月15日) 弊社調べのUI/UXデザイナーの平均単価は64万円です。単価の幅は下限で40万円、上限が80万円となっています。 案件数が28件で最多の単価は60万円です。UI/UXデザイナーの案件数はトップクラスのため、仕事に困ることも少ないでしょう。 UI/UXデザイナーの求人件数の推移 続いてはUI/UXデザイナーの求人掲載数の推移をみてみましょう。2017年7月の案件数44件からスタートし2年半後の2020年1月には累積で127件に達しています。なんと増加率は約2.8倍です。 今後も案件数の増加が期待されます。 テクフリ調べ(2020年2月15日) まとめ:高い企業での需要 UI/UXデザイナーの案件単価や求人件数から、今後も高い需要が見込まれており、これから増加していくことが期待されます。また各スキルの学習コストも低いので、習得しやすいと思います。UI/UXデザイナーを目指して挑戦してみてはいかがでしょうか。 フリーランス案件を探す
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