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RPAフリーランス案件の求人動向や単価相場を徹底解説!

RPAの仕事内容 RPAとは RPAは「Robotic Process Automation」の略で、人の手で行っている業務や作業を自動化する技術のことです。キーボード入力などの定型業務や、クリックなどの繰り返し行うルーティーンワークを自動で行うことから、仮想知的労働者(デジタルレイバー)とも呼ばれています。 また、業務をこなすソフトウェアを「RPAロボット」と呼び、業務に合わせてさまざまな種類のロボットを作成することができます。 RPAロボットが代替する代表的な業務は、「会員登録」「勤怠管理」「交通費確認」などの業務です。これらの業務は単純なので、AIなどの技術を使用せずに、RPAシステムの開発だけで対応することができます。 RPAシステムを実行するソフトウェア(RPAツール)にはさまざまな種類のものがありますが、最も有名なものは「UiPath」でしょう。 「UiPath」とは、RPAのグローバルリーディングカンパニーであるUipath社が提供しているRPAソフトウェアです。「UiPath」のRPAにおける国内シェア率は1位で、割合は全体の30%を超えています。 導入 RPAシステムの「導入」工程では、顧客の業務プロセスを理解する必要があります。そのために、顧客へのヒアリングや、使用されている業務システム・ツールのなどの情報収集・分析を行います。そこから、RPAロボットで代替する業務要件を定義します。 開発 「開発」工程は、導入でRPAの業務要件を定義し、システム構築の方向性を確定してから行います。開発工程における主な業務は、システム要件の業務をRPAロボットが代替するためのシナリオの作成です。 シナリオとは、顧客が行っている業務に合わせて作成されたRPAの動作プロセスのパターンのことです。顧客によってRPAの活用要望は違うので、「導入工程」と同様に「開発工程」でも、顧客の業務プロセスをしっかりと理解していることが大切です。 運用・保守 RPAを導入し、顧客が利用を開始した後は、「運用・保守」工程に移ります。主な業務内容は、エラーが発生した際の対応や、顧客から追加の要望があった際のソフトウェアのアップデートが挙げられます。 使いづらいRPAシステムは、業務の効率を阻害します。そのため、運用・保守における対応もRPAの業務において、とても重要な仕事だと言えます。 RPAのフリーランス案件 求人動向 近年、業務効率を高めるために、大手企業を中心にRPAを導入する企業が増えています。それに比例して、RPA導入や開発、運用・保守を行う人材の需要が高まり、フリーランスの案件数も増えています。 RPAの関連職種には、エンジニアやコンサルタントなどがあり、求人の多くはコンサルタント会社やIT企業などのRPAの業務委託案件です。 RPAは比較的新しい分野で、人材が不足しているため、エンジニアを目指している方や、フリーランスとして独立を考えている方におすすめの分野と言えるでしょう。 単価相場 RPAに関連するフリーランス案件の単価相場は、月額約40~60万円と言われています。また、職種別に見ると、RPAエンジニアが月額約約30~60万円、RPAコンサルタントが月額約80~120万円です。 フリーランス案件の単価は、経験やスキル、担当する業務内容によって大きく変わります。RPA導入後の運用・保守業務だけの場合では案件の単価は低くなり、RPA導入前のコンサルタント業務の案件では単価が高くなる傾向があります。さらに、RPAの導入から運用・保守までの一連の業務を担当する案件の中には、月額単価が80万円を超えるものも存在します。 RPAの需要・将来性 結論から言うと「RPAの需要は高い」と言えます。RPAは金融、サービス業、商社など、幅広い業界や企業で導入されていれ、その割合も年々増加しているからです。 その背景には、日本では少子高齢化により労働人口が年々減少しており、多くの企業が人手不足の問題に直面しています。就業支援や外国人労働者受け入れなどの対策を行なっていますが、それだけでは解決できません。 その深刻な人手不足の問題を改善することができるだけでなく、業務の生産性を上げられることができることから、RPAの需要は増え、多くの企業に導入されています。 まだ、RPAを導入していない企業も多く、今後も人手不足の問題によりにRPAの需要は増え続けることが予想されることから、RPAは需要だけでなく将来性も高いと言えるでしょう。 RPAに必要なスキル・知識 システム開発 システム開発のスキルは、RPAエンジニアとして働くときにも役に立ちます。 RPAの開発は、定義された業務要件から仕様書を作成し、RPAロボットのシナリオを作成します。この作業が一般的なシステム開発の設計〜製造、テストの業務と似ているからです。 業務分析 RPAを導入し効果を出すためには、RPAが適用しやすい業務や類似した業務などを、業務分析し見つけ出すスキルが必要です。自動化が向いていない業務に対しRPAを導入しても、大きな効果が出ないでしょう。RPAの効果をしっかりと出すためにも、業務分析スキルが必要です。 RPAツール RPAを導入する際にはRPAツールを使うので、RPAツールの知識やスキルが必要です。ツールの使い方は業務の中で覚えることもできますが、あらかじめ身に付けておけば、RPAの案件獲得がより一層しやすくなるでしょう。 ExcelマクロやVBA RPA業務では、Excelマクロ・VBAのスキルを求める場合があります。ExcelマクロはExcelの処理を自動化するもので、VBAはマクロの処理などを記述できるプログラミング言語です。 RPAの業務工程の理解やシナリオ作成業務には、VBAやExcelマクロのスキルが有用なので、必須ではありませんが身に付けておくといいでしょう。 RPAに関連した職種 RPAエンジニア RPAエンジニアは、所属する企業によって異なりますが、「開発」「保守・運用」の全ての工程、またはその一部の工程を行います。 「開発」はRPAエンジニアが担当する主な業務で、顧客が求める自動化したい業務をRPAツールを使用してロボットを構築していきます。 「保守・運用」の主な業務は、RPA運用中に起きたトラブルやエラーの対応やソフトウェアのアップデートです。 RPAコンサルタント RPAコンサルタントは、RPAの導入の要件定義や効果予測、計画策定などの「導入」部分にあたる業務を担当します。 RPAコンサルタントの業務は、一般的なシステム開発で上級SEや営業SEが行うシステム導入提案に似ています。しかし、経営に直結する提案を行うので、名前の通り、エンジニアよりもコンサルタント寄りの業務と言えるでしょう。 RPAプリセールスエンジニア RPAプリセールスエンジニアの主な業務は、RPAツールの提案・販売です。 提案力やコミニケーション能力などの営業面のスキルだけでなく、提案するためのRPAの知識や、デモンストレーションも行う際の技術力も求められます。 プロジェクトリーダー/マネージャー(PL・PM) RPAに関連した職種として、プロジェクトリーダー・マネージャーを上げることができます。 プロジェクトリーダー・マネージャーは一般のシステム開発も行うため、RPAの知識やスキルだけでなく、一般のシステム開発のスキルや知識も求められます。 まとめ 今回は、RPAについて「仕事内容」やフリーランス案件の「求人動向」などをまとめました。 人手不足などの問題を改善できるRPAの需要が高まっているとともに、RPAのフリーランス案件数も年々増加してきています。 この記事を通して、RPAに対する理解を深めるために、少しでもお役に立てましたら幸いです。
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Rust

Rustの言語 Rustの有用性を全方位で検証

Rustとは? Rustは速度、安全性、並行性の3つのゴールにフォーカスしたシステムプログラミング言語です。 2010年7月にMozilla Summitにて公開されました。そのため、比較的新しいプログラミング言語と言えます。 Rustが開発されたきっかけですが、2006年にGraydon Hoare氏が趣味でRustの開発を始めました。その後にソフトウェアデベロッパーであるMozillaが開発チームを編成し、本格的な開発が始まりました。 Mozillaは世界中で使われているブラウザであるFirefoxを開発している企業であり、FirefoxはRustによって開発されています。Firefoxはブラウザのシェア率が7.52 %(2018年8月)となっており、世界で3番目に使われているブラウザになっています。 Firefoxを使えばサクサクと高速にアプリケーションが動作することがわかるでしょう。使ったことない方はぜひFirefoxを使ってみて下さい。Rustの凄さが実感できます。 速度に関しては、ネイティブに近い形で実行されるので実行速度が高速です。安全性に関しては変数に寿命や所有権を与えることで担保されています。並行性に関してはマルチスレッドと呼ばれる1つのプロセスを複数のスレッドに分割して実行する方法が取られています。 また、プログラミング言語にはC++のようなコンパイル言語とRubyのようなスクリプト言語があります。コンパイル言語では人が理解できるコードをコンピューターが理解できるように変換しますが、スクリプト言語ではこのような変換はありません。Rustはコンパイル言語の仲間に入ります。 Rustは同じコンパイル言語であるC++で不可能であったメモリ管理を簡単にしながらも、高速でアプリケーションを動かせるということを実現するために開発されました。 続いてRustの特徴をもっと見ていくと、Rust公式ホームページに以下がRustの特徴として挙げられています。 ・ゼロコスト抽象化 ・ムーブセマンティクス ・保証されたメモリ安全性 ・データ競合のないスレッド ・トレイトによるジェネリクス ・パターンマッチング ・型推論 ・最小限のランタイム ・効率的なCバインディング かなり難しい用語が並んでいるため、わからない方はスルーして頂いて大丈夫です。最初にRustの特徴で挙げた速度、安全性、並行性に全て通じています。 Rustの言語 習得難易度は? 続いてRustについて習得難易度がどうなっているのか見ていきましょう。結論から言うと、Rustの習得難易度は高いと言えるでしょう。 理由はRustがコンパイル言語であること、Rustは比較的新しい言語であり、学習教材が他のプログラミング言語よりも少ないことが挙げられます。 まず、Rustがコンパイル言語であることに関してですが、RustはC言語やC++、C#、Javaなどのコンパイル言語に属しており、これらの言語と同じく習得難易度が高くなっています。 コンパイル言語は高速で動作がすることがスクリプト言語に比べて大きなメリットとなっていますが、一方で記述が面倒となっており、記述が短くて済むスクリプト言語と比べると記述面では大きなデメリットとなっています。 同じくRustも動作が早いというメリットはあるものの、記述が面倒な部分があり、その分習得は難しくなっています。 続いてRustは比較的新しい言語であり、学習教材が他のプログラミング言語よりも少ないことに関してですが、Rustは2010年に公開された比較的新しいプログラミング言語であり、その他の有名なプログラミング言語と比べると多くのユーザーには使われていません。 そのため、他のプログラミング言語よりも学習教材が少なく、自分自身での学習が難しくなっているプログラミングの一つとなっています。英語ができる方は海外サイトを利用して自分に合った学習サイトを見つけることができると思いますが、日本にRustを学べる学習サイトは少ないです。 Rustで活躍できる業種と年収 今まではRustについてとRustは習得しやすいのかどうかについて見てきました。ただ、Rustを使う職場に転職した場合に「どのくらいの年収を貰えるのか?」「そもそもどういう職場に転職できるのか?」ということについてここではお伝えしていきます。 IT業界ではインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つに分類することができます。Rustを使えるとインターネット・Web業界、ソフトウェア業界の2つで活躍することができます。 まずインターネット・Web業界はWebメディア・ショッピングサイトなどの自社サイトを運営している企業が多いです。Rustの場合はベンチャー企業で使われていることが多く、仮想通貨取引所などのFintech系サービスで使用されていることが多いです。 ソフトウェア業界ではプログラマーかSE(システムエンジニア)としてiOSアプリ開発の下流もしくは上流工程に加わることになります。Rustの場合はデータ収集機器のソフトウェア開発や認証基盤のソフトウェア開発などのお仕事があります。 年収に関しては500万円以上のものが多く、年収1000万以上の求人案件もいくつかあります。 求人案件の絶対数は少ないものの、Rustを使えるエンジニアが少ないので年収は他のプログラミング言語よりも高くなっています。 特に仮想通貨取引所のシステム開発など最新の技術が必要になる求人案件は年収が高く設定されています。 Rustは将来性もあるので、狙い目かもしれません。 実際にRustはどのように使われているか?:Mozilla Firefox、Dropbox 等 最後に実際にRustはどのように使われているのかということに関してMozilla FirefoxとDropboxを例に挙げて見ていきます。 Firefoxは世界的に使われているインターネットブラウザの一つであり、Mozillaは世界中で使われているブラウザであるFirefoxを開発している企業です。この企業がRustを開発しました。 Firefoxの開発にはRustが使われているわけですが、2017年末に公開されたFirefox57ではRustによる開発のおかげでFirefoxブラウザの動作速度が約2倍も早くなりました。 Rustの3つの特長である速度、安全性、並行性が存分に生かされたインターネットブラウザがFiredoxであるので、是非皆さんも利用してみてください。Firefox公式ホームページにはRustの技術ブログもあるため、そちらも是非ご覧になってみてください。 続いてDropboxに関してですが、Dropboxのバックエンド・インフラのほとんどのプログラムはGo言語によって開発がされていました。 ただ、一部の重要なコンポーネントではメモリ・フットプリントや、詳細な制御を欠いており、こちらではRustを採用することでこれらの問題を解決することにしました。 Dropboxは世界的に有名なオンラインストレージサービスですが、このような世界的に有名なサービスにRustが使われており、今後もますますRustは有名なサービスに使われていくでしょう。 まとめ:高い将来性 Rustの言語 Rustの有用性を全方位で検証 というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 Rustは速度、安全性、並行性の3つのゴールにフォーカスしたシステムプログラミング言語Rustの習得難易度は高いRustは今後もますますRustは有名なサービスに使われていく可能性があり、将来性は高いと言える Rustについて聞いたこと無い方も多かったと思いますが、今回の記事を参考にして是非Rustの学習に繋げてみてください。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
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Heroku

【Heroku】RailsアプリケーションをHerokuにデプロイする

開発初心者の僕が、Railsで開発したアプリケーションをHerokuにデプロイする際の手順をまとめました。 Herokuとは Herokuとは 簡単に言うと「アプリケーションを実行するための環境」です。Herokuを利用することでアプリケーション実行のための環境構築を必要とせずに開発したアプリをデプロイできます。 Herokuのセットアップ HerokuではPostgreSQLデータベースを利用します。そのために本番環境に pg gemをインストールしてRailsがPostgreSQLと通信できるようにします。 Gemfileに追加 Ruby group :production do gem 'pg', '0.20.0' end 本番用のgemをローカル環境にはインストールしないようにするために、bundle install に特殊なフラグ --withiout production を追加します。 shell $ bundle install --without production 実行したら変更した内容をコミットします。 Herokuのインストール shell $ heroku --version を実行して、Herokuがインストールされているかを確認します。インストールされていない場合は shell $ brew tap heroku/brew && brew install heroku でインストールしましょう。Herokuがインストールされたことを確認し、セットアップを行っていきます。 shell $ heroku login --interactive #accout Email & Password $ heroku keys:add #SSHキーの追加 最後に、heroku create コマンドを実行して、Herokuサーバーアプリケーションの実行場所を作成します。 shell $ heroku create Herokuにデプロイする Railsアプリケーションを実際にHerokuにデプロイするには、まずGitを使ってHerokuにリポジトリをプッシュします。 shell $ git push heroku master 完了したら shell $ heroku open でブラウザ表示できるようになります。アプリケーションの名前の変更は shell $ heroku rename <app-neme> 複数のマシンから1つのHerokuのアプリを更新する 1台のPCからHerokuにpushするには shell $ heroku create を実行すると各種設定ができるようになります。2台め以降は shell $ heroku git:remote --app <Heroku上のアプリの名前> でpushできるようになります。 参照 https://www.heroku.com/0
ATLASSIAN Trello
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Trelloでタスク管理を効率的に! 個人やチームでの使い方も解説しました

最近では、政府の働き方改革の影響や、労働力確保が難しくなっている側面から、生産性をいかに高めるかが企業の中で課題となっています。生産性を高めるには、業務の効率化が鍵となってきます。 エンジニアとして業務をするにあたって、業務を円滑にするために業務効率化ツールを使って業務を進める場合が多いです。 特にタスク管理ツールは多くの企業・個人に使われています。 そのタスク管理ツール中でも、今最も注目されているTrelloについて今回はお伝えしていきます。 Trelloの基本的な使い方 Trelloとはタスク管理ツールの一種です。 Trelloは直感的な操作と、使いやすいデザインが特徴的であり、Trelloを使うと、仕事や家庭でのさまざまなプロジェクトをひと目で分かるように整理できます。 まず登録方法を説明します。 アカウント作成をします。 個人で利用する際も、チーム名の登録が求められるので、登録します。チーム名は後から変更できるので、チームで使う予定がない方は適当に登録していても大丈夫です。 次に実際の使い方を大まかに説明します。 「ボード」「リスト」「カード」の3つでタスクを管理します。最低限これだけ理解しておけば使うことができます。使い方もとても簡単なものです。 ・「ボード」について 「ボード」は、付箋を貼るシートのようなものです。一番大きな枠組みで、例えば、「チーム共有用ボード」「個人のタスク管理ボード」「プライベート用」など利用目的によって分けることができます。 右下の「新しいボードを作成」から、ボードを作成し、タイトルを入力します。 ボードのタイトルを入力したら、使用できます。 その際、公開範囲も指定できます。 1つのアカウントでも自分だけのもの、チームのものなど使い分けることができます。 ・「リスト」について 「リスト」は、「ボード」の中で、グルーピングをするフォルダです。 「todo」「作業中」「完了」などに分けることができて、この中にある「カード」を移動して管理ができます。 「カード」は付箋のようなもので、1つのカードに1タスクを書き込みます。これは自由に移動させることができます。 エンジニアとして働いていると、自分のタスクだけ管理すれば良いというわけではなく、チームとして成果物を作り上げるためにチームでタスクを割り振る必要があります。そのため、チームで各々のタスクを分け、進捗状況を確認するためにTrelloが使われる場合が多いです。 チームで使う際は、リストを個人名で分けるなど工夫できそうですね。 Trelloの使い方【個人】 Trelloは、学生の課題管理や、テスト期間の計画、プライベートの予定管理、就職活動の提出物管理などにも役立てることができます。今回は就職活動の提出物管理を想定して説明します。 1つのボードに、「Todo」「作業中」「完了」のリストを作っています。その中にタスクのカードを作ります。カラフルなタグを使って、優先度の高さや、どのくらいの時間を要するのか色分けしています。 「Todo」リストにあるものから、「完了」リストに移動させることがモチベーションになり、作業が捗りそうです。 「作業中」にあるリストでも、その作業の何がどのくらい終わっているのかを可視化することができます。 例えば、作業中リストにある「A社ES」の真ん中にあるチェックリストの部分を見てください。 真ん中のチェックリストを利用すると、何がどのくらい終わっていて、次回は何から始めれば良いのかが一瞬でわかります。 設問が3つある中、1つは終わっているので、次は設問2から取りかかれば良いですね。 リストを細かく可視化できるので、後から「あっ、あれやってなかった!」「作業を再開しようと思ったけど、何からやればいいか分からなくてやる気が出ない」というようなこともなくなり、作業効率が上がったり、抜け漏れもなくなったりするはずです。 Trelloの使い方【チーム】 Trelloは、チームで仕事をする際に誰がどのくらい仕事を持っているのかや、その進捗具合の管理に役立ちます。 まずは、チームの作り方を説明します。 右上の、Aチームの上にある+を押すと、 チーム作成画面に移動します。チーム名を入力して、チームタイプ(マーケティング/HR/運用/エンジニアなど)を選択します。 チーム説明は入力してもしなくても利用できます。 次は、一緒に利用するチームメンバーを登録します。 「メンバー」を押します。 「チームメンバーを招待する」を押して、招待したい人のアドレスを入力します。 これで、作成したボードをチームで利用できるようになりました。 あとは「リスト」と「カード」を作成して、チームで使いやすいように利用しましょう。 Trelloの使い方【アプリ】 Trelloは、ブラウザ版とアプリ版があります。 ブラウザ版は、ネットからログインすると利用できます。アプリ版は、PCやiPhoneでダウンロードしてログインしておくことで利用できるので、使いやすいことが特徴です。 違いとしては、「利用のしやすさ」でしょう。 あとは、ボタンの位置が少しだけ異なりますが、利用する上では支障がない程度で、大きくは異なりません。 Trelloのおすすめの使い方 上で紹介した、「ボード」「リスト」「カード」を動かして利用するだけでも十分なほど便利なのですが、より便利な使い方をいくつか紹介します。 Trelloのガントチャートの使い方 ガントチャートとは、以下のような機能です。全ての期限をカレンダーのように可視化してくれるので、優先順位を立てやすくなります。 「Elegant for Trello」からダウンロードできます。 利用するにあたって、まずはクローム機能の拡張を行います。以下でやり方を紹介します。 まず右上のインストールボタンを押します。 chromeに追加を押します。 ウェブブラウザ上には、このように表示されるので、onにするとガントチャートが表示されます。 月ごと、週ごと、日ごとに切り替えることができるので期間に合わせて表示すると使いやすいです。 Trelloのラベルの使い方 ラベル機能は、「カード」をよりわかりやすく利用するツールです。 このように優先順位を示すことにラベルを用いることができます。もちろん自分で文章を入れることができるので、好きなラベルを作って利用すると、より作業効率が上がります。 Trelloのチェックリストの使い方 チェックリストは、カードの中に組み込むことができ、1つのタスクが実際どのくらい終わっているのかを把握できるようになっています。 このように、バーには%が表示されます。下に表示されている5つのチェックリストは、自分で好きに入力できるので、具体的なタスクを入力するととてもわかりやすいですね。 進捗度を測れるので、どこから次に取りかかれば良いのかが一目瞭然です。
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セキュリティエンジニア

フリーランス必見!セキュリティエンジニアの年収・資格・将来性を調査

「エンジニア」という名前がつく仕事の種類は非常にたくさんあり、どれをキャリアパスに選んだらいいのか悩んでしまう人も多いと思います。しかし最終的になりたいエンジニア像を考えておくことは、自身のスキルアップや転職先企業を選ぶにあたって大いに役立つことでしょう。 そこで今回は、エンジニア系職種の中でも「セキュリティエンジニア」と呼ばれるポジションについて、仕事内容から年収水準、身に付けるべきスキルや将来のキャリアパスなどを中心に解説していきます。 セキュリティエンジニアとは セキュリティエンジニアとは、文字通り情報セキュリティに特化したエンジニア系職種のことを指します。通常エンジニアやプログラマーといえば、アプリケーションエンジニアやWebサービスエンジニアのように、新たな商品やサービスを作り出す仕事と考える人も多いでしょう。 セキュリティエンジニアは、そうしたエンジニア像とは少し毛色が異なり、セキュリティプロとしての知見から、安全なシステムの設計・運用を主に手がける職種です。企業に甚大な被害をもたらすサイバー攻撃を未然に防ぐべく、クライアントと密なコミュニケーションを交わしながら、その企業で働く社員や消費者の個人情報を守る立場の仕事です。 セキュリティエンジニアの仕事内容は多岐にわたりますが、大きく5つの種類に分類できます。 まず1つ目は、システムの「企画・提案」業務です。その企業の特徴や、利用されている既存のシステムをもとに、どのようなセキュリティ対策を施すかを考えるステップです。システムやセキュリティに関するコンサルタントとしての側面を帯び、プロフェッショナルとしての意見提出がポイントです。 2つ目の段階は「設計」業務です。決定した企画・提案内容をもとにして、実際のシステムを設計するステップに入ってきます。現場で利用される機器やソフトウェアを選ぶ作業も、設計段階でおこないます。 3つ目が、「実装」です。事前に決めた設計を踏まえて、セキュリティに配慮したシステムを実装していきます。セキュリティに関する知識はもちろん、ネットワークやサーバーの基礎知識、プログラミング言語の素養も必要となるため、幅広い分野のスキルを身に付ける必要があります。 実装が完了したら、次にシステムの「テスト」をおこないます。実際にシステムを実装したうえで、セキュリティ検査を実施して脆弱性が見つからないかどうかをチェックします。より完璧なセキュリティを実現するべく、セキュリティエンジニアの手による疑似攻撃をおこなうこともあります。 最後に「運用・保守」業務です。システムの導入が完了したからといって、そこでセキュリティエンジニアの仕事が終わりになるわけではありません。日々更新されるサイバー攻撃の手法に対応すべくセキュリティアップデートを施したり、不正アクセスを監視したりといった役割が求められます。 万が一サイバー攻撃を受けたとしても、即座に対応してシステムを守ることがセキュリティエンジニアの任務です。 気になる年収は 経済産業省が平成29年8月に発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、セキュリティエンジニア(調査内では「IT技術スペシャリスト」)の平均年収は758.2万円とされています。IT業界の平均よりもやや高めで、年収1,000万円以上を手にしているエンジニアも少なくないと予想できます。 未経験からの入社であれば、年収は300万円ほど。30代から40代で、700万円前後の年収を手にできるようになるでしょう。 セキュリティエンジニアは、ネットワークやサーバーに関する知識のほか、セキュリティに関する専門知識が求められる職種です。よって業界の中でも特に人材不足が深刻な状態になっていることが考えられるため、数少ないセキュリティエンジニアの取り合いになっていることも十分予想できます。 また日系企業よりも外資系企業の方が比較的待遇が良好なため、外資系企業に優秀なセキュリティエンジニアが流れるケースも多く、国内の企業はセキュリティエンジニアの充足に苦心していることも想像に難くありません。 そうした背景を踏まえれば、平均以上の年収を手にすることも多くなり、周囲のエンジニアよりもずっと高い報酬で働けるポテンシャルを秘めている職種です。 必要な技術/資格 セキュリティエンジニアになるためには、まず何よりも情報セキュリティに関する知識が欠かせません。参考書などを用いて独学で学ぶのもいいですが、せっかくなら履歴書でアピールできる資格を取得しておきたいところです。 具体的には、「シスコ技術者認定」「ネットワーク情報セキュリティマネージャー」「公認情報セキュリティマネージャー」「情報セキュリティスペシャリスト試験」などが転職に効果的です。 なお、セキュリティエンジニアのキャリアビジョンとして、経験を積むことでゆくゆくはセキュリティコンサルタントとしての道も見えてきます。クライアントとの円滑なコミュニケーションや対人折衝能力を磨くことで、キャリアパスが開けくる職種です。ですので、コミュニケーション能力をはじめとする基本的なヒューマンスキルを高めることも忘れないようにしましょう。 活躍できる業界 セキュリティエンジニアは、IT業界以外にもさまざまな分野で需要が見込まれます。例えば、高度なセキュリティー対策を必要とする金融系企業、取引先の機密情報を扱う商社系企業、自社の商品や管理システムなどが重要な立ち位置を占めるメーカー系企業なども、セキュリティエンジニアの転職先候補に入ってきます。 国民の情報を扱う官公庁だったり、病院やクリニックなどの医療機関、保険会社や証券会社といった分野でも活躍できる職種です。昨今その重要性が叫ばれている「個人情報」を扱う分野であれば、なおさらセキュリティエンジニアの果たす役割が大きくなります。 今後マイナンバー制度が普及すれば、必然的に高いセキュリティーが求められる企業も多くなるでしょう。その時にはセキュリティエンジニアの重要性が再認識され、多くの求人募集がかけられることが容易に想像できます。 将来性は? 個人情報の漏洩やサイバー攻撃など、ひとたびセキュリティ上のトラブルが発生すれば、企業のブランドイメージを大きく毀損させることです。したがって、セキュリティエンジニアのようなセキュリティのプロを登用して、自社システムの安全性を高めたいと考えるところは少なくありません。 高度なスキルを持ったセキュリティエンジニアは業界でも決して多くないので、高い専門性を身に付けることで、長く活躍できる職種となるでしょう。 セキュリティに携わる者としての強い使命感や責任感を持ち、仕事に誠実に向き合える人であれば、その需要はさらに高まるはずです。加えて、セキュリティに関する最新情報を常にチェックし、知識や技術の向上に努めることができる人なら、安定して働き続けることが可能です。 まとめ:サイバー上の脅威からクライアントを守るという仕事 以上のように、セキュリティエンジニアは業界でも非常に高いニーズがあり、今後の需要も高まり続けると予想されます。目に見えない資産や機密情報を守るという立場であることから、大きな責任が課せられるものの、サイバー上の脅威からクライアントを守るという仕事にやりがいを感じる人も多いことでしょう。 年収や将来性についても期待できますので、今後のキャリアビジョンを考えるにあたって1つの候補としてみてはいかがでしょうか。
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QAエンジニア

QAエンジニアとは?年収・資格・将来性を徹底調査

「エンジニア」にはたくさんの種類があるのをご存知でしょうか? プログラマーやシステムエンジニアのほかにも、ネットワークエンジニアやスマホアプリエンジニア、クライアントエンジニアなどさまざまな職種が存在しています。 「どれがどんな仕事をするのかよくわからない」という人も多いと思いますが、自分のキャリアを考えるにあたっては、どのような仕事を担当するエンジニアが業界に存在するのか、知っておくことが大切です。 ここでは21種類のエンジニア系職種のなかでも、「QAエンジニア」と呼ばれる仕事について解説していきます。 QAエンジニアとは QAエンジニアとは、別名「テストエンジニア」「品質管理エンジニア」とも呼ばれる職種で、開発したソフトウェアやWebサービスの品質チェックを専門分野とするエンジニアのことを指します。QAとは「Quality Assurance」の頭文字をとったもので、直訳すると「品質保証」です。 製品のクオリティを高め、より良いサービスを維持していくために不可欠なポジションであり、ソフトウェアの品質を管理するマネージャーのような役割を担っているといえます。「テストエンジニア」と呼ばれることからも分かる通り、試験やテストを通じて品質チェックを行います。 具体的な仕事内容として、以下の3つの要素があげられます。 まずは「テスト計画」です。意義あるテストを行うためには、その目的やスケジュール、テストを完了とする基準など、あらかじめ計画を立てておく必要があります。計画に先立って、ソフトウェアやアプリがどんな仕様に基づいているのかを分析する業務も含まれます。 より詳細な部分を詰めていくのが、「テスト設計」の段階です。どんなテスト技法を使うのかといった具体的な手順を決定し、具体的なステップまで落とし込んでいきます。ここで明確な設計を立てられていないと、テストを実行した後から再度設計を見直さないといけなくなるため、特に重要な立ち位置を占めている工程です。 そして最後に、「テスト実行・報告」です。事前に決めたテストケースを実行に移し、プログラムが意図した通りに動作しているか、問題のあるところはないかを確認して品質向上を図ります。最後にテスト結果を報告し、QAエンジニアの仕事は終了です。 気になる年収は QAエンジニアは、ソフトやアプリの開発に直接携わっているわけではなく、完成後の品質チェックを専門とするポジションです。プロの観点からソフトやアプリを吟味する必要はあるものの、実際の開発業務を行うわけではないことから、若干年収は低めの水準に抑えられています。 具体的な平均年収としては、マイナビエージェントによると389万円となっています。年代別に見ると、20代では346万円、30代で437万円が平均です。 サラリーマン全体の平均よりもやや低めで、あまり高年収とはいえない部類に入ります。だからといって軽視していいポジションというわけではなく、商品やサービスの品質を担保する上で重要な役割を果たしていることは事実です。 QAエンジニアとしての経験を積み、上位職種である「QAコンサルタント」「QAマネージャー」などにキャリアアップできると、これ以上の年収を手にできることも珍しくなくなってきます。業界でも希少なスキルを持つ人材となることができれば、年収1,000万円を目指すことも難しくなくなるでしょう。 必要な技術/資格 QAエンジニアになるためには、まず「JSTQB認定テスト技術者資格」「IT検証技術者認定試験」「ソフトウェア品質技術者資格認定」といった資格取得を目指すと良いでしょう。 JSTQB認定テスト技術者資格は、3つのレベルの試験が用意されており、ソフトウェアに関する品質チェックを広範にわたり身につけることが可能な資格となっています。国際資格であるISTQBと連携していることから、海外でも活かすことが可能です。 IT検証技術者認定試験は、一般社団法人IT検証産業協会が主催するQAエンジニアのための資格試験です。開発したソフトウェアが一定の品質に達していることを担保する資格を持っているかを問う試験で、全部で7つのレベルが用意されています。 ソフトウェア品質技術者資格認定は、ソフトウェアの品質を高めるにあたって必要な知識を備えているかをチェックする試験です。初級・中級の2つのレベルがあり、QAエンジニアになるための基礎知識からテスト技法を含めた、幅広い知識が求められます。 これらの資格に加えて、プログラミングのスキルやソフトウェア開発の知見を持っていると活躍の幅が広がります。ソフトウェアの評価を行うためには、それを読み解けるだけのプログラミングスキルが不可欠だからです。 ただ、QAエンジニアを目指そうと考えるのであれば、すでにプログラマーやシステムエンジニアとして経験を積んでいる人がほとんどだと思いますので、改めて学び直す必要はあまりないと思われます。 どんなエンジニア系職種でも求められることですが、QAエンジニアは特にコミュニケーションスキルが求められる職種でもあります。テスト結果を他のエンジニアと共有し、わかりやすく伝えるための論理的思考力・プレゼンスキルも不可欠です。 QAエンジニアになりたいと思うのであれば、こういったヒューマンスキルも磨き続ける必要があるでしょう。 活躍できる業界は? QAエンジニアが活躍するのは、主にIT業界です。ソフトやアプリの開発会社の一員となり、完成した商品・サービスの品質チェック役として働くことが一般的です。社内にIT部署を設けている会社からも求人がありますので、メーカーや銀行などの異業界に関しても、活躍のできるチャンスはゼロではありません。 基本的なキャリアパスとしては、プログラマーやシステムエンジニアとして入社し、その後QAエンジニアへとステップアップ。その後QAコンサルタントやQAマネージャーを目指すことです。これら上位職種の人材であれば、IT業界の内外でも引く手あまたとなるでしょう。 シニアQAエンジニアやテストアナリストを目指すという道もありますし、他のエンジニア系職種へのジョブチェンジも十分に可能です。 高まるQAエンジニアの需要 ソフトやアプリでも、食品や建物でも同じことですが、商品やサービスの品質は高いことに越したことはありません。成熟しつつある日本の市場においては、品質の高低はソフトのシェアを広げるための重要なファクターとなっています。 今後も良質な商品・サービスを提供しようとする流れは間違いなく続くはずですから、品質担保を専門とするQAエンジニアの需要も高まり続けることが予想されます。近年ではAIやIoTといった分野が注目を集めていますが、これらのサービスにもQAエンジニアのスキルは不可欠。 比較的歴史の浅い職種ではあるものの、これからは開発チームの中心として活躍できる機会も多くなってくるのではないでしょうか。 まとめ:希少な人材 品質保証を生業とするQAエンジニアは、システム開発そのものには関わらないことから年収が若干低めで、あまり厚遇されているとはいえない状況です。しかし品質を高めるにあたって欠かすことができない存在ですので、開発やプログラミングの知識も身につければ、希少な人材として転職先にも困らなくなることでしょう。 完璧主義な方や向上心を持って仕事に取り組める方なら適性も十分。あなたもQAエンジニアというキャリアを目指してみませんか?
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カスタマーエンジニアとは?年収や仕事について解説

みなさんはカスタマーエンジニア(CE)という職種をご存じでしょうか? 「カスタマーエンジニアって何をする仕事なの?」 「どのような職かはわかるけど、実際儲かるの?」 という疑問をお持ちの方もいると思います。そこで、この記事ではCEの仕事内容や年収、システムエンジニア(SE)との違いなどについて解説していきます。 カスタマーエンジニア(CE)とは? カスタマーエンジニア(CE)とは、顧客に提供したシステムの運用・保守を担当するエンジニアのことです。 一般的にエンジニアというと開発をしている人がイメージされることが多いと思いますが、カスタマーエンジニアは開発・導入後のサポートがメインとなります。 対象範囲はハードウェアからソフトウェアまで幅広いため、きちんとした知識が求められる職種といえるでしょう。 顧客にとっては、わからないことや不具合、新規機能の追加相談など、CEに頼ることが多くなるため、カスタマーエンジニアは自社への信頼度を背負っている重要な立場です。 カスタマーエンジニア(CE)の仕事内容について カスタマーエンジニアの主な仕事は、以下の3つに分かれます。 ・導入する機器の提案や選定 ・導入した機器の設置 ・保守や点検 それぞれどのような仕事内容なのか見ていきましょう。 導入する機器の提案や選定 昨今のIT社会では、IT機器を導入していない企業はどんどん少なくなっています。 カスタマーエンジニアは、契約を結んだ顧客先に訪問し、必要なIT機器やシステムを導入します。 導入するのは、プリンターやサーバーなどのハードウェアから、ソフトウェアまでさまざまです。 顧客側で何を導入するか決まっていることもありますが、カスタマーエンジニアがニーズを聞いて、予算内で機器を選定することもあります。 その際は、 「現場の環境によって必要な機器はなんなのか」 「スペックはどれくらい必要か」 「そもそも置ける場所があるか」 などを考えて、何を導入するか提案します。 導入した機器の設置 機器を選定した後には、機器を設置する必要があります。設置もカスタマーエンジニアの仕事です。 具体的には、ハードウェアであれば機器を設置して固定したり、配線を安全に引いたり、機器の初期設定を行ったりします。 また、事前に顧客の要望をヒアリングして、プリンターであれば使いやすい位置に、サーバーであれば安全な位置に配置する、など考える必要があります。 そのため、インフラ周りの知識も求められるでしょう。 保守や点検 導入、設置をしたら終わり! …ではなく、いよいよ運用が始まります。カスタマーエンジニアは導入後のサポートも担当します。 顧客先の全員がIT機器に通じていることは少ないので、利用者に使い方を説明することもカスタマーエンジニアの仕事です。 保守面では、急なトラブルやエラー、バグが発生したと連絡を受ければ、すぐに対応する必要があります。 顧客先に常駐していることもあれば、都度訪問して対応することもあります。 また、定期的な点検もカスタマーエンジニアの仕事です。バージョンアップデートがあれば、他の機器との互換性などを踏まえた対応も必要になります。 つまり、システムが導入されている限り、顧客と長い付き合いが形成されることになります。 カスタマーエンジニアとシステムエンジニアの違い カスタマーエンジニアと一見似ている職種に、システムエンジニア(SE)が存在します。 システムエンジニアの主な仕事は、開発フェーズの要件定義から、設計、構築、テストにあたります。 つまり、一連の流れのうち、 前半の設計、開発に携わるのが「システムエンジニア」 後半の運用、保守に携わるのが「カスタマーエンジニア」 ということです。 直接設計、開発をしたいと考えている方はシステムエンジニアを目指すのがいいでしょう。 システムエンジニアについてまとめた記事はこちら カスタマーエンジニアの年収と将来性 ここまでカスタマーエンジニアの仕事内容について解説してきました。 興味を抱いた方も、カスタマーエンジニアを目指すにあたり、 「実際のところ稼げるのか?」 「将来性はあるのか?」 という疑問をお持ちかもしれません。詳しく見ていきましょう。 カスタマーエンジニアの年収 カスタマーエンジニアの平均年収は、各種求人媒体のデータを参考にすると、およそ500万円になります。システムエンジニアとの間に大きな差はありません。 また、国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」では、日本の平均年収は433万円なので、平均よりは高い傾向にあることがわかります。 出典 国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」 参照 https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/pdf/002.pdf カスタマーエンジニアの将来性 IT社会が進んで、企業がますます新しいITシステムや機械を導入していくことを考えると、カスタマーエンジニアの需要はあがっていくと考えられます。 また、IT人材不足が深刻化していることを考えると、すべての企業でカスタマーエンジニアが足りている、いなくても大丈夫という状況になることは考えにくいため、重宝されるでしょう。 ただし、一つ懸念しておかなければならないのは、AI技術の進歩によって左右される可能性がある点です。自動で相談、点検などが行われるようになれば、IT知識のない人でも扱えるようになるかもしれません。しかし、当面の間は専門知識を持った「カスタマーエンジニア」という職業がなくなることはないでしょう。 カスタマーエンジニアに求められるスキル・資格 実際にカスタマーエンジニアになるにはどのようなスキル・資格が求められるのか見ていきます。 コミュニケーション能力 顧客先で実際にやり取りをするカスタマーエンジニアには「コミュニケーション能力」は欠かせません。 コミュニケーションに不備があると、顧客の要望も正確に聞き出すことができなかったり、トラブルを解決したいのに新たなトラブルが生じてしまう恐れがあります。 また、良い関係を築くことで、自社製品の営業をできる機会が生まれることもあるでしょう。 ITに関する知識 当然ながらITに関する知識は必要です。 自社システムへの理解はもちろんのこと、ITインフラ周りの知識や互換性などの情報を頭に入れておく必要があります。 情報収集スキル IT業界の特徴として、変化が早いことが挙げられます。 そのため、自分の知識ではこうすれば対応できたが、トラブルが解決できない、なんてことも起こり得るでしょう。 顧客側からすれば、トラブルが発生した場合は解決してもらえる前提で契約しているので、トラブル解決に手こずって時間がかかると困ってしまう可能性があります。 そのような事態を避けるためにも、常にトレンドを把握し、知識をアップデートしていく姿勢が重要です。 トラブル対応力 顧客は自社製品だけでなく、さまざまなメーカーの製品を使用しているでしょう。 そのため、どれかのバージョンアップデートが原因で、互換性がなくなり突然障害が発生するなんてこともあるでしょう。 また、物理的なトラブルやコミュニケーション面でのトラブルも考えられます。 そのような際に、迅速に、真摯に対応できる能力があれば、信頼を失わず、逆にチャンスが生じるかもしれません。 まとめ 今回はカスタマーエンジニアについて解説をしました。 「エンジニア」という言葉を聞いて想像する職種とは少し異なることもあったかもしれません。 しかし、運用・保守というのはシステムの設計・開発と同等に重要なフェーズであり、そこを任せられているカスタマーエンジニアは大きな存在です。 顧客との距離もとても近いので、やりがいを直に感じることができる職業といえるのではないでしょうか。
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MATLABを歴史から紐解く

序文 今回はプログラミング言語であるMATLAB(マトラボ)の歴史についてお伝えしていきます。MATLAB(マトラボ)を普段触れる機会がない方が多いかもしれませんが、プログラミング言語の歴史を触れることにより、そのプログラミング言語が作られた背景や思想、他のプログラミング言語との違いがわかるようになります。 そのため、プログラミング言語の歴史を知っておくことで、役に立つ場面は多いと思います。是非プログラミング言語の歴史に関して理解を深めてみてください。 MATLAB(マトラボ)はMathworks社が開発・提供している数値解析ソフトウェアであり、プログラミング言語となります。行列計算やアルゴリズム開発、データ解析、モデル作成などに長けているプログラミング言語であり、企業の開発に使われる他、学術の研究にも使われることがあるプログラミング言語です。 工学・理学・経済学などの幅広い分野でこのMATLAB(マトラボ)は使われており、産業界や教育界などの分野で数百万人のユーザーが既にいるとのことです。このように幅広い層に親しまれているプログラミング言語がMATLAB(マトラボ)となります。 ▼ データサイエンス分野でトレンドのプログラミング言語、MATLAB(マトラボ) 最近ですと、人工知能やデータサイエンスの分野がトレンドになっていますが、その分野での研究に使われているプログラミング言語の一つにMATLAB(マトラボ)があります。具体的にはデータ探索や機械学習モデルの構築、予測分析の実行などがMATLAB(マトラボ)によってできます。 MATLAB(マトラボ)を使うことでデータ探索の分野では、時系列センサーデータから、画像、テキストに至るまで、MATLAB (マトラボ)のデータ型により、データの前処理に必要な時間が大幅に削減されます。 また機械学習分野では、機械学習でサポートが必要な初心者にも、さまざまなモデルを短時間で評価したい上級者にも、分類アプリおよび回帰アプリが役立ちます。Web やデータベース、エンタープライズ アプリケーションと統合させることもでき、様々な環境に機械学習モデルを展開できるという点もMATLAB(マトラボ)がこれらの分野で使われている理由でもあります。 いくつかの分野ではプログラミングをせずとも、数値解析ができるパッケージもあるほどMATLAB(マトラボ)のパッケージは充実しているため、初心者から上級者まで幅広く使用されています。 MATLAB(マトラボ)の誕生 MATLAB(マトラボ)は1970年代後半に、ニューメキシコ大学で当時コンピューター科学学科の学長をしていたクリーブモラー氏によって、開発がなされました。 当時にこのような数値解析ソフトウェアで有名だったのがFortranですが、このFortranを学ばずともにLINPACKやEISPACKなどの数値解析パッケージにアクセスできるようにするために、このMATLAB(マトラボ)が開発されました。 このMATLAB(マトラボ)は当時、ニューメキシコ大学でのみ使用がされていましたが、このMATLAB(マトラボ)の利便性が定評を呼び、他の大学にも広まりました。コンピューター科学を専門とする学生の中でMATLAB(マトラボ)がたちまち話題となりました。この当時はMATLAB(マトラボ)はフリーソフトウェアとして多くの学生に使われていました。 そして、この当時にエンジニアとして働いていたジョン・N・リトル氏は1983年にモラー氏と会った際にこのMATLAB(マトラボ)が商用的に利用できることに気が付き、1984年に現在もMATLAB(マトラボ)の開発・提供を続けているMathworks社を設立しました。 Mathworks社を設立することにより、MATLAB(マトラボ)の開発に拍車がかかり、MATLAB(マトラボ)はC言語で書き直されることになりました。 MATLAB(マトラボ)黎明期 MATLAB(マトラボ)はMathworks社の設立後に開発が進み、商用パッケージとして広がりを見せました。初めは制御工学の分野で専門的に使われていたものの、他の分野にも広がりを見せていき、理工学系・経済学系の科目である線形代数や数値解析などの分野でも使われてるようになりました。 そして、学校内の研究のみならず、産業界でもMATLAB(マトラボ)は使われるようになり、MATLAB(マトラボ)を利用できるエンジニアを採用する企業も出てきました。MATLAB(マトラボ)は金融データの解析にも使えるため、MATLABエンジニアの金融機関での採用や、膨大なデータを持つIT企業でも採用が進むようになりました。 このようにMATLAB(マトラボ)は様々な業界や分野に広がりを見せました。最初はアメリカ合衆国でのみ使用がされていましたが、1988年になると日本でも使用されるようになり、日本での販売は販売代理店業務を行うサイバネットシステム社が行っていました。 そして、2009年からは今日本でMATLAB(マトラボ)を管理しているMathworks Japan社が販売を行っています。日本では毎年11月〜12月にMATLAB EXPOを開催しており、このMATLAB EXPOでは一日で2000人を超えるほどの参加者が参加します。現在でも大人気のイベントとなっており、MATLAB(マトラボ)が多くのユーザーから信頼されていることがわかります。 MATLAB(マトラボ)成長期 続いてMATLAB(マトラボ)の成長期です。MATLAB(マトラボ)はまずアメリカ合衆国で広がった後に、日本を含む世界中で広がりました。そして、広がりと共にバージョンアップを遂げ、進化してきた歴史があります。 1996年・1997年にはそれぞれVolume8・9というバージョンアップをし、1997年から2005年まではR9.1から最後はR14SP3というバージョンアップがありました。 2006年からは、3月と9月に毎年バージョンアップがあり、3月のバージョンアップではR+西暦+a、9月のバージョンアップではR+西暦+bという名前でバージョンアップを遂げました。例えば、2006年3月のバージョンアップだとR2006aとなります。 こうして今もバージョンアップが続き、MATLAB(マトラボ)はユーザーにとって使いやすいソフトウェアとして日々進化をしています。 MATLAB(マトラボ)の現在 MATLAB(マトラボ)の現在についてですが、現在も産業界や教育界などの幅広い業界と分野において使われており、特に最近トレンドである人工知能やデータサイエンスの分野でより使われるようになっています。これら以外の分野だと、無線通信の分野でも使われるようになっています。 MATLAB(マトラボ)を利用しようと思った場合はMathworks社が運営するMATLAB(マトラボ)紹介サイトにて購入することになります。MATLAB(マトラボ)の購入に関してですが、企業・学生・個人でそれぞれMATLAB(マトラボ)の価格も異なります。今後、MATLAB(マトラボ)の購入を考えている場合は是非MATLAB(マトラボ)の紹介サイトをチェックしてみてください。 MATLAB(マトラボ)を使った開発事例も載っており、数多くあるMATLAB(マトラボ)を活かせる分野について知ることが出来ます。 まとめ:MATLAB(マトラボ)は人工知能やデータサイエンスの分野で注目されている プログラミング言語の歴史 <MATLAB(マトラボ)編> というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 MATLAB(マトラボ)はMathworks社が開発・提供している数値解析ソフトウェアであり、プログラミング言語であるMATLAB(マトラボ)は1970年代後半に、ニューメキシコ大学で当時コンピューター科学学科の学長をしていたクリーブモラー氏によって、開発がなされたMATLAB(マトラボ)の現在についてですが、現在も産業界や教育界などの幅広い業界と分野において使われており、特に最近トレンドである人工知能やデータサイエンスの分野でより使われるようになっている MATLAB(マトラボ)の歴史についてお伝えしてきました。MATLAB(マトラボ)ついて更に興味がある方は是非公式ホームページもチェックしてみてください。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
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SESの営業について教えます 気になる年収や仕事内容は?

IT業界には、アプリ開発企業やSIerなど、さまざまな事業を展開している会社が存在します。中にはIT系エンジニアを派遣する業務を手がける「SES」と呼ばれるビジネスモデルもあります。 SESに入社して働くとなると、営業職として入社することがほとんど。しかしSESの営業スタッフというと、業務が大変でネガティブなイメージを持つ方も多いかもしれません。ここではSESで働く営業職の仕事内容から年収まで、詳しい実態についてお伝えしていきます。 SESとは? そもそもSESとは、System Enginnering Service(システムエンジニアリングサービス)の頭文字を取ったものです。SESを手がける企業では、クライアントの要望に応じたエンジニア人材を採用し、客先に常駐することで業務を遂行するというビジネスモデルを採用しています。 SESはシステム開発における委託契約の一種で、エンジニア一人ひとりという人材をサービスの対象とするものです。イメージとしては、請負契約と派遣契約の中間のようなものだと理解しておくと良いでしょう。 派遣と大きく異なるのは、仕事の指示を出すのがクライアント側ではなく、ベンダー側であるということです。SESに所属するエンジニアは、クライアントのオフィスで仕事をするもののその場で仕事の指示を受けることなく、自分が雇われている会社から命令をもらうことになります。 SESがブラックだと騒がれるのは特殊な労働環境にある ところでSESをネットで検索してみると、「ブラック」「違法」など、ネガティブなワードばかりがヒットすることに気付きます。なぜSESにはマイナスな印象がつきまとっているのでしょうか? その理由は、SESならではの労働環境にあります。 たとえばSESでは、指揮命令はクライアント側ではなく、ベンダー側が出すことになります。しかし普通に考えれば、クライアントのオフィスで作業をする以上、クライアント側が指揮命令を出すほうがスムーズです。 そのためSESでも実態としてはクライアントがエンジニアに指示を出していることがありますが、これも立派な違反行為に当たります。ただ、指揮命令の所在がどこにあったのかは明確に記録に残すことが難しいため、大きく取り沙汰されることが少ないのが実情です。 ほかにも二重派遣や偽装請負といった問題も起こりやすいビジネスモデルでもあるため、業界でもグレーなやり方だとみなされることが多いのです。 SESの営業 平均年収は? IT業界全体での営業職の平均年収は、470万円ほど。一般的なサラリーマンよりやや多めの水準となります。SES営業の場合は、これよりも少しランクが落ち、450万円ほどが平均年収にあたると推測されます。 ただし営業職という性質上、より成果を上げる社員ほど優遇される傾向にあります。一件も契約を取ってこれない社員よりも、月に数十件契約を取ってくる社員のほうが、優遇されるのは当然でしょう。 歩合制を採用しているところであれば、契約をどんどん結ぶほど年収がアップすることも十分あり得ます。その場合は自分のがんばりによって年収が左右されますので、年収200万円にも、800万円にもなる可能性はあるでしょう。 トップ営業マンになれば年収1000万円の大台も見えてくるほか、独立して自分でSES会社を立ち上げることになれば、青天井の報酬額を手にできることでしょう。 SES営業の仕事内容は? では、SES営業の具体的な仕事内容を見ていきましょう。 SES営業の仕事①人材を確保する SES営業の仕事は、まず人材を確保することからスタートします。SESというビジネスモデルは、派遣することになるIT系エンジニアがいなければ成り立ちません。そこでまずは、求人広告などを用いて人を集めることが基本的な役割となります。 大手求人サイトなどに広告を出稿して、さまざまな人の目に留まるように工夫します。契約社員や個人事業主として契約することもありますが、雇用形態の多くは正社員です。 ただし、大手の求人サイトを利用するためには高額な費用がかかってくるため、SESの中には自社サイトで人材を募集しているところもあります。自社のホームページにリクルートサイトを作り、そこで求人活動を行うという方法です。 こちらも主に営業職の社員が担当し、ときにはFacebookやGoogleの広告を出稿しながら、自社サイトへの流入をアップさせていきます。場合によっては、勉強会のようなリアルイベントを開催して、IT系の人材を確保することもあります。 なお、ここまで紹介してきたのは「自力で」人材を集める方法になります。実はSESでは「他力で」人材を集める方法も広く使われています。具合的には、SESを手がける同業の企業に人材を紹介してもらうという方法です。 テレアポやメールといった手段を使って、まずはSES企業にコンタクトを取ります。そして協力関係を結ぶことを提案し、人材を紹介しあう関係を目指します。この方法を使えば手っ取り早く大量の人材を確保できるようになるため、SES営業にとっては腕の見せ所となります。 SES営業の仕事②人材をクライアントに提案し契約を結ぶ 次に、集まった人材をクライアントに提案していく仕事が待っています。 「こんなスキルを持った人材を迎えたい」というニーズを把握して、クライアントに向けて最適な人材を選び、提案していく仕事です。すでに取引実績があるクライアントがいるのであれば、比較的スムーズに仕事を進められることでしょう。 クライアントの希望にあった人材を提案することに成功すると、実際に人材との面談が組まれます。クライアント企業と人材との面接のようなもので、SES営業はその面談のセッティングを担います。 クライアント側からも人材側からもOKが出れば、契約の締結ステップに進みます。無事契約が成立すれば、売上が立って営業スタッフ自身の成果となります。 SESの営業はエンジニアからの転身もあり? SES営業を目指そうと考えている方の中には、「これまでエンジニアとしてやってきたけど、営業の仕事にも挑戦してみたい」と思っている人もいるかもしれません。エンジニアとして培ってきたスキルを活かせるため、SES営業でも活躍できそうな印象がありますよね。 ただ、SES営業は非常にコミュニケーションスキルが要求される職種です。クライアント企業はもちろん、仕事を求める人材、あるいはパートナー関係のSES企業など、さまざまな立場の人とやりとりを行う必要ができます。 もしエンジニアとして仕事をしていて、「人と接するよりもコードを書いているほうが充実感があるな」と感じるのであれば、SES営業を目指すのは控えておいたほうがいいかもしれません。 「パソコンに向かって作業するだけなんてつまらない!もっとたくさんの刺激が欲しい」と考えるタイプにとっては理想の仕事になる可能性もありますので、ぜひ挑戦してみることをおすすめします。 まとめ:SESの営業は多岐にわたる仕事内容になる SES営業は、クライアントの求めに応じた人材を提案し、企業と人をマッチングする役割を持った仕事です。人材集めから提案、面談まで、携わる仕事内容は多岐にわたるほか、さまざまな立場の人とコミュニケーションを取らなければならない職種でもあります。 うまく成果を上げて好成績を残すことができれば、どんどん年収がアップするという魅力も備えたSES営業。興味がある方は、一度目指してみてはいかがでしょうか。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
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違いは給与だけではない?エンジニアの派遣を大阪と東京で比較

派遣での案件数に違いはあるのか? エンジニアとして長期的に活躍することを目指すなら、どこで働くのかという選択も大切です。 国内でエンジニアの求人案件が充実しているのは間違いなく都市部ですが、大阪と東京のどちらを選ぶのかによって案件数を見ても大きな違いがあるからです。 では大阪と東京の案件数はどのくらいの違いがあるのでしょうか。 案件数の違いを調べるために、複数の派遣会社の求人を掲載する某大手派遣サイトの検索ツールから表示される東京と大阪の違いをチェックしてみました。 2018年12月時点で「ITエンジニア」「東京」カテゴリの案件数を調べると表示される案件数は4721件。 「ITエンジニア」「大阪」カテゴリの案件数は1815件という結果が表示されました。 これらの違いから分かることは東京と大阪を比較した場合、東京の方が派遣の案件数は確実に多くなるということです。 弊社ではテクフリというフリーランスエンジニア・クリエイターの案件探しを支援するサービスがありますが、基本的に東京を中心とした関東の案件を中心に扱っています。 弊社以外にも東京の案件を中心に取り扱う人材サービス会社が複数あることからも大阪と比較した場合、東京はエンジニアにとって充実した派遣の案件数があるエリアだといえるでしょう。 参考:リクナビ派遣 大阪と東京の派遣での給与に違いはあるのか? エンジニアとして派遣就業をする場合、大阪と東京の給与の違いも理解しておきたいところです。 一般社団法人 日本人材派遣協会の公表している情報によると、首都圏(東京)で派遣として働く人の平均時給は1702円。関西圏(大阪)は1455円です。 エンジニア派遣に限定した統計ではありませんが、東京と大阪の派遣では、そもそもの給与の相場が違うことが分かります。 また実際に前述の大手派遣サイトをチェックしてみると、時給が3000円以上の派遣エンジニアカテゴリの案件数は東京なら328件。大阪は16件です。 派遣として高い時給の派遣案件を狙うなら、大阪よりも東京の方が選択肢は多くなるといえるでしょう。 参考:一般社団法人 日本人材派遣協会「賃金・社会保障」 大阪と東京で技術的な面の違いはあるのか? 大阪と東京のエンジニア派遣は案件数と給与に大きな違いがあるのは前述の通りですが、技術的な面でも違いはあると考えることができます。 なぜなら東京と大阪では開催されている勉強会の数や頻度にも大きな違いがあるからです。 IT関連の勉強会やイベントを集約しているサイトTECH PLAYに掲載されているイベントの数をチェックすると、2018年12月の大阪は91件。それに対して東京は1088件。 ITに関するイベントの開催数だけを見ても10倍以上の違いがあることが分かります。 勉強会の数が個々のエンジニアの技術の向上にも関係していると仮定すれば、大阪と東京のどちらで働くのかによって技術的な面でも影響はあるといえるでしょう。 実際にエンジニアの中には東京で技術を磨いてから、海外移住や地方移住を実現して働いている人が少なくありません。 参考:TECH PLAY 東京と大阪で社風の違いはあるのか? 社風は会社によって違うのは当然ですが、全体的な雰囲気として東京と大阪は違いがあります。 たとえば東京の会社はWEB系エンジニアの求人が充実していて、リモートワークを積極的に導入している企業が少なくありません。 リモートワークを大々的には実施していない場合でも、個別に交渉することでリモートワークが可能となったケースは割とよくある話です。 しかし大阪の企業の場合、リモートワークを導入している企業は2018年時点では少数派です。 出社だけでなくスーツの着用を前提としている企業も珍しくありません。またスタートアップベンチャーの数は圧倒的に大阪よりも東京の方が多くなります。 大阪にもスタートアップベンチャーの求人は存在しますが、東京の方がクリエイティブな社風の会社で働ける可能性は高くなるといえるでしょう。 大阪で派遣エンジニアとして活躍するメリット 東京と大阪を比較すると給与や案件数は東京の方が多くなりますが、大阪でエンジニアとして働くメリットがないわけではありません。 では派遣エンジニアとして大阪で働くとどのようなメリットがあるのか、順番に見ていきましょう。 東京に比べると通勤電車が楽 通勤を前提とした仕事の場合、通勤電車のストレスは誰もが回避したいと考えるものです。 大阪も通勤の時間帯は満員電車になりますが、混み具合は東京ほどではありません。 派遣エンジニアは通勤が前提となっているところですが、東京よりも通勤時間は快適に過ごせる可能性があります。 食事が安くて美味い 大阪は安くて美味しい飲食店が多い地域でもあります。 ランチタイムや飲み会にかかる費用を東京よりも抑えることができるというメリットがあります。 奈良や京都などの観光地が近い 大阪は電車を使えば奈良や京都へ簡単にアクセスできる地域でもあります。 派遣エンジニアの業務で疲れが溜まったとしても、休日は観光地でリフレッシュすることができます。 家賃相場が安い 賃貸住宅を借りる場合、家賃相場は東京よりも大阪の方が安くなります。 もちろん大阪の中のどのエリアに住むのかによって家賃相場の違いはありますが、全体的に東京よりも大阪の方が生活コストを下げることができます。 ユニークな人が多い 大阪はお笑い強い関心を持つ人が多い地域でもあります。 ユニークな発言をする人の割合が東京に比べると多いため、東京よりも日常の会話で仕事を楽しめる可能性があります。 大阪は多くの事業所が集まっている 大阪は関西の中では最も多くの事業所が集まっているエリアでもあります。 東京と比較すると事業所の数は少なくなりますが、関西の他の地域と比較すると多くの事業所が集まっています。 実際に東京を本社としていて、大阪に事業所を持つIT系の企業は少なくありません。事業所の多さを考慮しても関西の中でも大阪は仕事を探しやすいエリアでもあることが分かります。 エンジニアとして大阪で働くと、このような給与以外の日常生活におけるメリットがいくつかあります。 実際に生活コストの安さや環境などを理由に東京ではなく、大阪を中心に活躍するエンジニアは少なくありません。 派遣エンジニアとして大阪で働くことを検討する際は、給与の高さや案件数だけでなく理想とするライフスタイルを送ることができるのか、冷静に見極めて判断することが大切です。 【まとめ】エンジニア派遣として大阪で働くなら、戦略的にスキルアップを目指していこう ここまで紹介してきたように、エンジニア派遣は大阪と東京では給与だけでなく案件数や社風にも違いがあります。 どちらが良いということはありませんが、エンジニア派遣として働く選択肢が多いのは東京であることは間違いありません。 未経験からエンジニア派遣で働くことを目指す場合、東京の方がチャンスは多くなるといえるでしょう。 また大阪でエンジニア派遣として働くなら、案件数などを考慮してもスキルアップを目指すことが欠かせません。大阪は関西では都市部ではありますが、地域性が強い地域でもあるからです。 戦略的にスキルアップをすることができれば、エンジニア派遣としての選択肢を増やすことにもつながります。 スキルを身につけていればリモートワークで東京の仕事を大阪で受託する、という働き方を選ぶこともできます。 大阪でエンジニアとして長く活躍していくことを考えるなら、戦略的にスキルアップを目指すことをおすすめします。 ❇︎参考 リクナビ派遣 一般社団法人 日本人材派遣協会「賃金・社会保障」 ご支援実績8,000人以上!フリーランスエンジニア・クリエイター専門の案件情報サイト「テクフリ」 テクフリでは、10年以上の業界経験を活かし、ただのお仕事紹介ではなくバリューアップをコンセプトに手厚いサポートでご支援しております。 正社員からフリーランスになろうと考えている方は、開業手続きから税金のご相談を親身に対応。 逆にフリーランスから正社員になろうと考えている方は、マッチした企業・求人をご紹介。 親身にご要望に耳を傾け、あなたにピッタリの案件をご提案いたします。 ・フリーランスで挑戦したい! ・より単価の高い案件に入りたい! ・スキルアップしたい! ・安定稼働したい! そんな方におすすめです。 チャットでの無料相談も受け付けております!
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フリーランスが確定申告してないと結末はどうなる?

フリーランスの確定申告はサラリーマンと違う? 確定申告とは、個々人の一年間(1月1日~12月31日)の収入(所得)を明らかにし、適切な納税額を決めるための作業です。 年末調整だけ行って、確定申告に行かないサラリーマンの方は多いですが、フリーランスの方は基本的には絶対に確定申告に行く必要があります。 「サラリーマンは確定申告に行かなくても良いのに、なんでフリーランスは行く必要があるの?」と思った方も多いと思うので、そのからくりをお教えしましょう。 フリーランス案件を提案してもらう 年末調整はフリーランスもサラリーマンも必要 そもそも、年末調整ってなんのためにあるかですが、簡単に言うと、源泉徴収税を整理するためにあります。 毎月の給与やボーナスから天引きされる源泉徴収税は、会社が国の代わりに社員の給与から税金を徴収して、国に納めるものになります。 ただし、ここで支払われる源泉徴収税は、毎月の給与やボーナスの金額から仮決めしたもので、通常、実際に支払うべき税金より、いくらか多めに取りがちです。 そして、一年間の年収(給与やボーナスという形で会社が社員に支給した金額)がはっきりとする年末に、正しい納税額を再計算し、源泉徴収として取り過ぎた分は、お返しするよ、というのが年末調整の役割となります。 サラリーマンは確定申告しないでもOK、フリーランスは確定申告が必要 サラリーマンは個々人で確定申告しない理由は、会社によって納税額の計算や納税を行ってくれているから、という訳です。 一方の会社に属さないフリーランスは、当然、会社が納税額の計算や納税を行ってくれる仕組みがないので、自ら確定申告を行うしかないのです。 サラリーマンとフリーランスの『年末調整と確定申告』 混同してしまいがちな「年末調整」と「確定申告」ですが、ここで一度2つの違いを比較してみましょう。 サラリーマンの年末調整 フリーランスの確定申告 役割 税金の再計算 収入や所得の申告 提出書類 ・給与所得者の扶養控除等(異動)申告書 ・給与所得者の保険料控除申告書 兼 配偶者特別控除申告書 ・確定申告書 ・青色申告決算書 ・各種控除関係の書類 ・源泉徴収票 など 国に税金を納める人 会社 フリーランス自身 問い合わせ先 会社(総務部) 所轄の税務署 実施タイミング 11月〜12月ごろ 2月16日〜3月15日まで メリット 作業量が少ない 節税で税金を減らせる デメリット 強制的に税金が決まる 作業量が多い 年末調整は、サラリーマンの給料から毎月天引きされている税金の過不足がないかを確認し、多ければ還付、少なければ追納する作業です。一方の確定申告は、「今年はこれだけの所得がありましたよ」と税務署に伝える作業となります。 年末調整は、社員から預かった税金を会社が代理で一括納付するのに対し、確定申告はフリーランス自身が税務署に足を運ぶ必要がある点などに違いがあります。 フリーランスも確定申告をしなくてもOKな場合がある! 確定申告しないでもOKな場合とは? ただし、全てのフリーランスが確定申告を行う必要があるとはいえません。 どういった場合は、確定申告しないでも良いか、ご紹介いたします。 それはずばり、フリーランスであっても源泉徴収される報酬しか受け取っていない場合です。 具体的にいえば、弁護士や司法書士など士業の方への報酬や、デザイナーやライターのクリエィティブな成果物(デザイン料や原稿料など)に対してはクライアント側で源泉徴収を行う必要があり、源泉徴収されている、つまり納税済みなので、改めて確定申告を行う必要がありません。 確定申告しないでもOK、けれども確定申告したほうがお得!? ただし、すでにお伝えした通り、源泉徴収税はその報酬ベースで、納税額を仮決めしたもので、実際に支払うべき税金より、いくらか多めに取りがちです。 ですので、確かに確定申告に行く必要はありませんが、確定申告に行った方がお得となる場合が多いです。 確定申告に行く際は、クライアント企業から源泉徴収票を受け取りましょう。 なお、Webデザインを決めることは源泉徴収されるべき報酬ですが、そのWebデザインを実現したWebサイトを作ること、もっと言うと、CSSやHTMLのコードを作ってクライアントのために提供することへの報酬は源泉徴収されない報酬となります。 この微妙な違いがわからないまま、確定申告に行かずに、督促状を貰う羽目になっているWebデザイナーが多いので、要注意です。 悩むくらいなら、事前にクライアントに対して「この報酬って、源泉徴収されます?」って聞いてしまうのも手かもしれません。 少々、カッコ悪いかもしれませんが、後で督促状を受け取るより、ずっと良いです。 20万円以下報酬は確定申告しないでもOKというのはフリーランスには適用外! ちなみに、よく勘違いされていますが、クライアント一社から受け取った1年間の報酬が20万円を下回っている場合は、確定申告しなくて良い、というルールはサラリーマン(給与所得者)に適用されるルールです、 本業とは別にフリーランス活動をしている副業フリーランサーには、このルールが適用されますが、脱サラしたフリーランサーには、このルールは適用されません。 フリーランスが「確定申告をしない」と督促状が届く!? 確定申告しない=脱税! どう言い訳しても、「納税するべき収入があるのに、確定申告に行かず納税しなかった」という事実は変わりませんから、“所得隠しによる脱税”として、経済的なペナルティーは避けられませんし、最悪の場合、法的なペナルティーを与えられることもありえます。 税務署は税務調査という形で、本当に正しい申告内容だったか、確定申告後に調査する仕組みを整えています。 ここで「あれこの人、変だよね」というのが発覚した場合、税務署はその人の家や、その人の代理として確定申告を行った税理士に対して、督促状を送るなどして、連絡を取ろうとします。 連絡が来たら無視せず税務署に出向くなどして、事情の説明や相談を行い、必要に応じて申告内容の修正を行いましょう。 確定申告しない場合、脱税で逮捕されるのか? 基本的には、税務署の職員には脱税者を逮捕して刑事罰を与える権限がなく、正しい税金を納めてもらうことが仕事です。 督促状が来たからと言って、必要以上にびくびくしなくても大丈夫です。 よく、ドラマなどで見る“マルサ”は国税局査察部と言い、彼らは確かに警察ではありませんが、悪質な脱税者を調査し逮捕する権限が付与されていますが、よほど悪質でなければ、フリーランスや個人事業主に対して行動しません。 だからと言って、督促状を無視しても良いか、というと、それはまた別の話です。 確定申告の督促状を無視すると、ペナルティーが重くなる 確定申告を正しく行わず、脱税を行った人に対するペナルティーとして加算税(過少申告加算税・無申告加算税・不納付加算税・重加算税)が課されますが、当然、すぐに行動した人に対して、動きが悪い人の方が、より重くなるでしょう。 さらに恐ろしいのは、税金にも延滞税という形で利子がつくということです。滞納期間が長ければ長いほど、後々、納税するべき金額が膨らんでいくのです。 もっとも上記の話は、確定申告で納税するべき税金の計算を行った結果、納税額があった場合に限った話です。 逆に、納税するべき税金の計算を行った結果、税金の支払いが不要と言う結論に至ったり、あるいは保険料支払いなどの関係で、むしろ還付金が発生する、というパターンも極めて稀ですが発生するときもあります。 この場合、「次から確定申告忘れないでくださいね」と言われるだけで、ペナルティーはありません。 かといって、還付金に利子が付いて増えるといったような、お得なこともありません。 確定申告をしないと、どれだけ損する?事例を紹介! 確定申告をせずに損するケース その① 確定申告は、「白色申告」と「青色申告」のいずれかを選択して行うことができます。白色と青色の違いはいくつかありますが、もっとも重要なのは「65万円の所得控除が使えるかどうか」にあります。 所得控除というのは、税金計算のもとになる所得を減らしてあげますよという仕組みのこと。たとえばその年に100万円稼いだAさんとBさんがいたとします。税率が20%だったとして、白色申告で確定申告したAさんは(100×20%=)20万円の税金を納めることになります。 一方の青色申告で65万円分の所得控除を受けたBさんは、((100-65)×20%=)7万円の税金ですむということになります。 このケースの場合でも、青色申告を選択して確定申告しないと、13万円損してしまうことがわかります。「確定申告=税金が増える」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、そうとは限らないのです。 確定申告をせずに損するケース その② フリーランス1年目には、パソコンの購入費や事務所の開設費用などにより、最終的な収支がマイナスになってしまうことも珍しくありません。所得がマイナスであれば税金は非課税となりますが、実は青色申告の「純損失の繰越し控除」という制度を使うと、翌年以降の税金を減らすことができるのです。 純損失の繰越し控除というのは、今年発生した赤字を、今後3年間の黒字と相殺できる制度。 たとえば1年目に90万円の赤字が出て、2年目以降は3期連続で30万円の黒字が発生したとしましょう。税率を仮に20%とすると、1年目は税金ゼロ、2年目以降は6万円の納税額が発生する計算です。 これが純損失の繰越し控除を使うことで、2年目、3年目、4年目の税金をゼロにすることができるのです。トータルで18万円の得になりますので、「今年は赤字だから確定申告しなくてもいいや」というのは、非常にもったいないことなのです。 確定申告をせずに損するケース その③ フリーランスで仕事を請け負っている際にも、取引先から「源泉徴収」されることがあります。あらかじめ税金を差し引いた金額で報酬を支払ってもらう、サラリーマンの給料と似たような仕組みですね。 この源泉徴収は税金の前払いという性質がありますが、最終的にその年の所得がゼロだったりマイナスだったりした場合、この源泉徴収で差し引かれた金額が丸々戻ってくることがあります。これが税金の「還付」と呼ばれるものですね。 税金の還付は、自動的にもらえるものではありません。確定申告をすませて、「今年は所得がゼロだったので、源泉徴収税を返してくださいね」などと税務署に伝えてはじめて振り込まれるものなのです。 フリーランスが確定申告しないで催促状が届いたときに取るべき行動は? 確定申告を忘れた場合の適切な対処法としては、気が付いた時点で、速やかに税務署に相談すること、それに尽きると思います。 自首と同じで、督促状が届くより早く、確定申告を行い忘れており、脱税状態であることを税務署に自分から申し出た場合は、督促状を受けて確定申告に来た人より、ペナルティーが軽減されます。 また、すでにお伝えした通り、延滞税という形で納付するべき税金に利子が付くので、速やかに対応しておいた方が経済的な負担も小さく済みます。 催促状が届くのをドキドキするくらいなら、確定申告してしまおう! それに“いつ督促状が来るだろう。結局、いくら払うことになるのだろう”とずっと、ドキドキし続けるのも嫌ではありませんか? 後顧の憂いを断つ意味でも、気が付いた時点で、手を打つに限ります。 まとめ:確定申告をしない“報酬隠し”はやめたほうがよい! 今回は、確定申告について、見ていきました。 フリーランスの方たちをみていると、確定申告しない方がお得では、と思っている方も中にはいらっしゃるようですが、まったくそうではありません。 税的控除を受けるためには確定申告を行うことが前提になりますし、税務調査ではクライアント企業や取引さ先の銀行にまで調査の手が伸びるので、一個人ではどうやったって“報酬隠し”なんてことはできません。下手な浅知恵を張り巡らすと、発覚時に加算税の税率が高くなるだけです。 フリーランスになった代償ということ語弊がありますが、フリーランスという働き方をする以上、避けて通れぬ道だと思って、めんどくさがらずに確定申告を行いましょう。もちろん、税理士の力を借りても問題ありません。 よくある質問 白色申告と青色申告って何? 青色申告とは、税務署へ届け出をしたうえで所定の手続きによって確定申告することで税の優遇措置が受けられる制度で、白色申告はその優遇措置を受けない申告を指します。両者の違いとして最も重要なのは「65万円の所得控除が使えるかどうか」にあり、青色申告をした場合65万円の所得控除を支えます。 確定申告を行わなかった場合のペナルティーとは? 確定申告を正しく行わなかった人へのペナルティーとして加算税(過少申告加算税・無申告加算税・不納付加算税・重加算税)が課されます。 さらに、延滞税という形で税金にも利子がつくため、滞納期間に応じて納税するべき金額が膨らみます。
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エンジニアの業務委託 おいしい案件を独り占め!

フリーランスエンジニアとクライアントの間で結ばれる契約形態として、業務委託がよく見られます。ですので、フリーランスの方、フリーランスを目指す方は、業務委託とはどういった契約なのか説明できて当然です。 「と、言われても、実は法律用語に詳しくなくて」という方も多いと思います。そこで、まずは請負契約について理解していただけるように、しっかりとご説明したいと思います。 業務委託はクライアント側からみると「外注先が決められた期限内に、契約で定められた成果物を納品してくれることを期待して行う外注(アウトソーシング)」です。 “成果物の納品”というのがミソで、受注側、つまりフリーランスは、クライアント側と定めたサービスレベルで成果物を納品することができるのであれば、基本的(※1)には、いつ・どこで・どのように仕事を進めても構わないのです。 ※1:契約書に、秘密保持の観点などから作業場所の指定などの条件が記載されていた場合、その限りではありません。 もしも請負契約で、契約書内には作業場所の指定などの記載がないにも関わらず、クライアント側が作業の進め方や作業場所の指定をした場合、契約違反になります。労働局、労働基準監督署に相談すれば間違いなく、そのクライアントは指導を受けることになるでしょう。 ついでに、業務委託と並んでよく見られる契約形態である準委任契約についても確認しましょう。 準委任契約は「決められた期限内に、契約で定められた成果物の作成のために労働力を提供する契約」です。つまり、業務委託は“成果物”に報酬が発生するのに対して、“労働”に対して報酬が発生します。 ということは、契約期間内の定められた労働時間内にて、ベストエフォートで仕事をしていれば、納期までに定められた納品物が完成できなくても、契約違反になりません。 その代わり、定期的(短いスパンであれば“仕事をした日”ごと、長いスパンだと“月ごと”の場合もあります)に、「どのくらいの時間をかけて、どんなことを行い、なにができたか」をクライアント側に報告書にして通告する義務があります。 なお、準委任契約もクライアント側から作業者に対して、作業の進め方や作業場所の指定をしてはいけません。「このままでは納期までに完成しないと思うので、残業してください」とクライアント側に言われても、準委任契約の場合、従う必要はありません。 なお、IT業界でよく見るSES契約は準委任契約です。しかし、準委任契約にも関わらず、常駐先でクライアント担当者に労働時間を管理されていたり、直接仕事の進め方を指導されている事例が後を絶ちません。 そのため、“SES契約は準委任契約のはずなのに、実態は派遣である”ということで、偽装請負と呼ばれ、大きな問題になっています。 業務委託で気をつけるポイント さて、業務委託に話を戻して、業務委託契約を結ぶ上で注意しておきたいことを整理しておきましょう。 ところで、経済産業省の「情報システム信頼性向上のための取引慣行・契約に関する研究会」最終報告書 ~情報システム・モデル取引・契約書~」では、超上流(システム化の方向性~要件定義)と外部設計、システムテスト、運用テストは準委任契約、内部設計、プログラミング、ソフトウエアテストは請負契約とすることをモデル(つまり見本)として示しています。 特別な理由がなければ、このモデルに従うのがベターです。 理由としては、請負契約とされた作業、例えば「プログラミング」はクライアントと契約書を取り交わす時点で、「想定通り動くソースコードを作ればいいのね」と成果物とその品質は明確ですよね。 対して、要件定義やシステムテストは、成果物やその品質は漠然としています。結果、契約書にも表現しきれず、後々、失敗した場合、「ここまでやったから支払って」「ここまでしかできてないから払わない」と報酬を巡って泥沼になりがちです。 逆に言うと、納品物と支払い条件を具体化し、クライアントと受注者の間で意識があっている状態でなければ、業務請負は絶対に行ってはいけません。 また、請負契約の場合、受注者側には瑕疵担保責任というものが付いて回ります。 瑕疵担保責任というのは、「購入後一定期間の故障の発生や問題が発覚したときは、納品者として責任をとります」というものです。“購入後一定期間”の範囲や、責任の取り方、すぐに修理すれば良いのか、賠償請求を受けるのかも、契約書にしっかり盛り込んでおく必要があるでしょう。 次に重要なのは、契約期間、納品日です。上でも書いた通り請負契約は契約期限までに成果物を納品すればOKとなる契約です。ターゲットとなる日がいつになるか、明確にしておく必要があります。 他にも、作業を進める上で、クライアント側から指示された条件の確認も必要です。 なお、クライアント側が条件を指示できるのは、基本的には契約書作成時だけです。これも上で書きましたが、クライアント側の人間が受注者側の作業者に直接指導するのは許されません。 受注側は契約書に書かれている条件には従いますが、それ以外の指示には従う義務がありません。クライアント側がどうしても条件を追加したい場合は、契約内容の更新を行う形になります。 そして、昨今、特に重要なのは成果物の著作権といった知的財産権の帰属です。プログラミングしたソースコードも立派な著作物ですので、著作権が発生します。 突然ですが、ここで問題です。請負契約で受注者側がプログラミングした場合の著作権はクライアント側と受注者側、どちらに帰属するでしょうか? 基本情報技術者試験にも出てくる問題なので、答えられる方も多いと思いますが、正解は、実際にプログラミングした受注者側です。昨今は、納品された後、クライアント側でメンテナンスすることを見越して、双方の合意のもと、著作権をクライアント側に引き渡す契約が行われることも多いです。 おいしい!? 業務委託の探し方 業務委託についてわかってきたところで、“おいしい業務委託”の探し方についてお教えいたします。 すでに何度もお伝えしていますが、業務委託は“成果物の納品”に対して報酬が支払われます。作業時間の長さで報酬金額は変わりません。つまり、報酬金額に対して、“納品が必要な成果物を作成するのに必要な正味の作業時間”が短い案件ほど、高単価のおいしい仕事になります。 目先の提示金額は高くても、非常に作業時間がかかる仕事の場合、正味の単価は雀の涙という可能性もあります。請負契約を受ける場合は、報酬金額を想定作業時間で割った“時給”で案件の取捨選択を行うようにしましょう。 ちなみに、1か月80万円が一般的なフリーランスエンジニアの相場ラインと言われていますが、単純に1か月160時間と仮定すると、時給は5000円になります。案件に応募するかどうかの指標にしてください。 なお、業務委託は、納期までに決められた成果物さえ出せば、契約上特別な決まりがなければ、どこでなにをしていても自由です。一度に一案件しかしてはならない、というルールもありません。処理できる範囲で、同時期に複数の高単価案件を受注していても、まったく問題ありません。 ハイスキルなフリーランスエンジニアの中には、まさに“おいしい案件を独り占め”状態の方も、普通にいらっしゃいます。 まとめ:業務委託の肝は時給換算 繰り返しになりますが、業務委託契約は、納品された成果物に報酬が発生する契約です。成果物が納品できなかった場合、報酬が発生しないどころか、賠償金などの名前で制裁金が発生することもあります。着実に完了させられる案件を選びましょう。 また、5日で終わる予定で報酬が決められている案件で、最終的に50日かかったからといって報奨金が増額されることは基本的にはありません(むしろ納品遅れでペナルティを受けるかもしれません)。 業務委託の報酬は時給に換算してから、見合っているか、見合っていないかを判断するべきです。
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