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フロントエンドエンジニア

【難易度別】フロントエンドエンジニアにおすすめの資格9選!独立・高単価案件の獲得に活かす

「独立を視野に入れているけれど、自分のスキルをどう証明すればいいのか分からない…」 「すでにフリーランスだけど、もっと高単価案件に参画したい…」 そんな悩みを抱えるフロントエンドエンジニアにとって、資格取得は有効な手段となるでしょう。 エンジニアの世界では実務経験やポートフォリオが重視される傾向にありますが、資格を取得することで客観的なスキルの証明にもなり、案件獲得やクライアントからの信頼につながります。 本記事ではフロントエンドエンジニアが資格を取得するメリットや、案件獲得につながるおすすめの資格について難易度別に解説します。ぜひ今後のキャリアアップの参考にしていただければ幸いです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 【初心者向け】フロントエンドエンジニアにおすすめの資格3選 ここでは、フロントエンドエンジニアの初心者におすすめの資格を3つ紹介していきます。 HTML5プロフェッショナル認定試験 HTML5プロフェッショナル認定試験は、ウェブ開発の分野でキャリアを築く上で非常に重要な資格のひとつです。HTML5はウェブページの構造を定義するための言語であり、現代のウェブ開発において不可欠なスキルとなっています。 この試験はHTML5の最新機能やベストプラクティスを習得し、ウェブ開発のプロフェッショナルとしての能力を証明することが可能です。 取得することでHTML5に関する高度な知識とスキルを持つことをアピールでき、市場での価値を高めることができるでしょう。試験にはレベル1/レベル2の2つのレベルがあります。 参考:HTML5プロフェッショナル認定試験 Webクリエイター能力認定試験 Webクリエイター能力認定試験は、ウェブデザインと開発のスキルを包括的に評価する資格です。 この試験をクリアすることで、Webサイト制作の高いスキルを持つことが証明できます。難易度もそれほど高くなく、実務経験が浅くてもしっかりと学習と練習を積むことで合格することができます。 参考:Webクリエイター能力認定試験 テクフリでフリーランス案件を探してみる ウェブデザイン技能検定 ウェブデザイン技能検定はその名の通り、ウェブデザインに特化した資格です。 取得することで、カラーセンスやフォントの選定、レイアウト設計などウェブデザインにおいて重要な要素について深い理解を持っていることが証明できます。 ウェブデザイナーのキャリアを志している人にとっては、携われる業務の幅を広げるという意味でも機能するでしょう。試験には3級から1級まであり、自身のスキルレベルに合わせてチャレンジすることができます。 参考:ウェブデザイン技能検定 【中級者向け】フロントエンドエンジニアにおすすめの資格3選 中級者のフロントエンジニアは新たな資格を取得することで、スキルアップやキャリアアップに繋がるでしょう。ここでは、フロントエンドエンジニアの中級者におすすめの資格を3つ紹介していきます。 ウェブ解析士認定 ウェブ解析士認定はウェブトラフィックの分析やユーザビリティの向上など、Webサイトのパフォーマンスを評価し改善策を提案するための専門知識を身につけられる資格です。 ウェブ解析のスキルは、プロジェクトにおいて非常に重要であり、この資格を取得することで自分の専門性をアピールし、業務においてより大きく貢献できるでしょう。 近年の平均合格率はそれほど低くないということもあり、こちらもしっかりと準備をすれば実務経験が少なくても合格できるでしょう。 参考:ウェブ解析士認定 PHP技術者認定試験 PHPはウェブアプリケーション開発に広く利用されるプログラミング言語であり、PHP技術者認定試験はPHPに関する一定水準の理解を証明できます。 フロントエンドエンジニアがバックエンド開発にも関与するケースが増えている今、PHPのスキルを持っていることは大きなアドバンテージとなります。 試験は初級、上級・準上級、ウィザードのレベルがあり、学習を進めていくことでPHPに関する体系的な理解を深めることができます。 参考:PHP技術者認定機構 CIW JavaScript Specialist CIW JavaScript Specialist資格では、JavaScriptに関する包括的な知識と技術が問われます。 JavaScriptの理解を深め、より複雑で洗練されたウェブアプリケーションの開発能力を身につけたいと考えている人には特におすすめの資格になります。 国際資格であり英語で出題されるため、英語力も同時に必要とされます。 JavaScriptの基礎をしっかりと理解し、実際のプログラミング経験を積んでおくことが重要でしょう。合格することで自身のスキルアップはもちろん、海外案件の獲得など大きなステップアップにも繋がります。 また、フロントエンドエンジニアとしての幅広い知識とスキルを持っていることをアピールできるため、求職活動においても大きなアドバンテージとなるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 【上級者向け】フロントエンドエンジニアにおすすめの資格3選 以下の資格を取得することでフロントエンドエンジニアとして、さらに成長することができるでしょう。 ここでは、フロントエンドエンジニアの上級者におすすめの資格を3つ紹介していきます。 Ruby技術者認定試験 Ruby技術者認定試験はRubyを使用したウェブアプリケーション開発のスキルを証明する資格です。 バックエンドの知識を深めたいフロントエンドエンジニアにとって、この資格はキャリアの幅を広げる手段となります。 試験にはSilverとGoldの2つのレベルがあり、Rubyに関する基本的な知識から応用レベルのスキルまでが試されますが、十分な準備をすれば合格することが可能です。 参考:Ruby技術者認定試験 Linux 技術者認定資格(LinuC) Linux 技術者認定資格(LinuC)は、クラウドやDX時代のITエンジニアに求められるサーバー構築や運動管理などのLinux技術を証明する資格です。 グローバルな資格であるLPICと異なり、LinuCは日本市場向けの実践的な資格であることが特徴です。この資格を取得することでLinuxを使いこなせるエンジニアとしてアピールすることができます。 試験には3つのレベルがあり、自分にあったレベルの試験に挑戦できます。レベル3を取得できれば、大手企業でエンジニアとして活躍できる可能性が高まるでしょう。 基本情報技術者試験 基本情報技術者試験はITを活用した戦略の立案、システムの企画・要件定義、設計・開発・運用に必要な知識や技能を身につけられる国家資格です。IT業界で働くための登竜門的な存在として知られています。 この資格は近年のIT人材不足からさらに注目が高まっています。 試験は広範囲に渡りITの基礎的な知識が問われます。合格率はあまり高くないので、十分な試験対策が必要でしょう。 フロントエンドエンジニアが資格を取得するメリット 資格はスキルの客観的な証明となり、転職や案件獲得の際にアピール材料として活用できます。また、資格取得の過程で体系的に知識を学べるため、自己学習ではカバーしにくい分野を補強できます。 特に最新の技術トレンドが求められるフロントエンドの世界では、資格を通じて定期的に知識をアップデートすることがキャリアの成長につながるでしょう。ここでは、フロントエンドエンジニアが資格を取得する具体的なメリットについて詳しく解説していきます。 知識を体系的に身につけられる 資格取得の過程では、フロントエンドエンジニアとして必要な知識を体系的に学習することができます。これにより、異なるプロジェクトや業界での様々な要求に対応するスキルを身につけることが可能です。 例えばHTMLやCSS、JavaScriptなどの基本から、フレームワークやライブラリの使用方法、セキュリティやパフォーマンス最適化に関する知識まで、幅広く学ぶことができます。 この体系的な学習は、エンジニアが自身のスキルを均等に伸ばすことを助け、総合的な開発能力の向上を促進するでしょう。さらに、最新のウェブ技術がアップデートされているため、業界の最前線で活動する上で重要な情報を得ることができます。 自身のスキルを証明できる 資格は、自身のスキルと知識を客観的に証明するものであり、これがクライアントにとって非常に価値あるものとなります。 特に、フリーランスで働くエンジニアや転職を考えているエンジニアにとっては、これまでの実績や経験を証明するものとして、資格は大きな力となるでしょう。 資格を持っていることで、ポートフォリオや履歴書に書ける具体的な証明となり、クライアントに対して、高い専門知識と技術力を持っていることをアピールできるからです。 資格の取得が必須とされるケースは多くありませんが、競争の激しい業界で他のエンジニアと差別化を図るのに役立つこともあります。 業務の効率化につながる 資格を取得することで身につけた知識とスキルは、日常の業務を効率的に進めるために活用できます。 例えば、コーディングのスピードが向上し、バグの発生率が減少することで、プロジェクトの納期を守りやすくなるでしょう。 クライアントや他のメンバーとの会話ひとつをとっても、専門的な知識を有していることで円滑なコミュニケーションが可能となります。 また、資格を持っていることで、新しい技術やツールを学ぶ際のスタートラインが他のエンジニアよりも前にあり、より迅速に業務に取り組むことが可能です。 その結果としてエンジニアとしての市場価値が高まり、より多くのプロジェクトや職務にアサインされる可能性があります。 フロントエンドエンジニアに必要なスキル フロントエンドエンジニアには多様なスキルが必要とされます。ここでは、特に必要なスキルを2つ紹介します。 コーディングスキル Webページを実際に形にするためには、コーディングスキルが不可欠です。ページの構造やレイアウトを記述するためのHTMLやCSS、Webページに機能を追加するためのJavaScriptなど、各種言語を使ってコンピュータに正確な指示を与える力が求められます。 UI/UX設計スキル Webサイトユーザーにとって見やすく・操作しやすいサイトを作るためには、UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)の設計スキルが欠かせません。ユーザーの視点に立ち、直感的に操作できるデザインを意識することで、ユーザー満足度の高いサイトを構築できます。 さらに、UI/UX設計に加えてSEO(検索エンジン最適化)の知識を持っていれば、検索結果で上位表示される可能性も高まり、より多くのユーザーにサイトを届けることができます。 フロントエンドエンジニアの案件情報 フリーランスとして働くフロントエンドエンジニアにとって、適切な案件を見つけ出すことはキャリアを築く上で非常に重要です。インターネット上には様々なプロジェクトが募集されており、それらを効率的に探さなくてはなりません。 フリーランスエージェントをうまく活用することで、自分のスキルセットに最適なプロジェクトを見つけやすくなります。 テクフリに掲載中のフロントエンド案件を参考にすると、平均単価は約77万円となっています。資格の取得が必須とされている案件はほとんどありませんが、HTMLやRuby、PHPなどのスキルが求められているようです。(2025年4月時点) まとめ フロントエンドエンジニアにとって資格は必須ではないものの、取得することで自分のスキルを証明できます。特にフリーランスとして信頼を得たい時や高単価案件への挑戦を視野に入れている時に大いに役立ちます。 ただし、資格だけで評価されるわけではありません。ポートフォリオや実務経験、最新技術へのキャッチアップなどと併せて取り組むことが大切です。資格を活かしつつ業務経験を積み重ねることで、より市場価値の高いフロントエンドエンジニアになれるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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Node.js

Node.jsとは?できることやメリット・デメリットを徹底解説

Node.jsってなに? Node.js(ノードジェイエス)は、JavaScriptをサーバーサイドでも使えるようにしたプラットフォームです。 もともとJavaScriptは、Webブラウザ上で動く「フロントエンド」の言語として使われてきました。しかしNode.jsの登場によりWebサーバーやAPI、バッチ処理など、サーバー側のプログラムもJavaScriptで開発できるようになりました。 Node.jsはGoogleが開発した「V8エンジン」という高速なJavaScriptエンジンを利用しています。そのため、処理が非常に速く、非同期処理に強いのが特徴です。 大量のリクエストを効率的に処理できるため、リアルタイム性が求められるアプリケーションやAPIサーバーの構築に適しています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる JavaScriptの開発環境としてのNode.jsの役割 JavaScriptは、Webブラウザ上で動作するプログラミング言語として誕生しました。 そのためWebサイトに動きをつけたり、ユーザーの操作に応じて表示を変化させたりといったクライアントサイドの処理に使われるのが一般的でした。 Node.jsの登場によりサーバーサイドの開発にもJavaScriptを利用できるようになり、Webアプリケーションのサーバー側の処理をJavaScriptで記述できるようになりました。 例えばWebサイトの会員登録機能やデータベースとの連携など、これまでPHPやRubyなどの言語が使われていた領域においてもJavaScriptを用いて開発できるようになりました。 クライアントサイドJavaScriptとNode.jsの関係 Node.jsを理解する上で重要なのは、JavaScriptが動作する環境が違うという点です。 JavaScriptには「クライアントサイド」と「サーバーサイド」という2つの実行環境があります。 クライアントサイドとは、ユーザーが直接操作するWebブラウザ上で動くプログラムのことです。JavaScriptは、もともとこのクライアントサイドで動作するために作られました。一方でNode.jsによるサーバーサイドJavaScriptは、サーバー上で実行されます。 フロントエンドのJavaScriptとサーバーサイドのNode.jsは同じ言語ですが、活躍する場面が異なります。クライアントサイドではブラウザの機能にアクセスできますが、サーバーサイドではファイルシステムやネットワーク機能に直接アクセスできます。 Node.jsとReactの違い Node.jsとReactは、どちらもJavaScriptをベースにしていますが、役割が異なります。 Node.jsはJavaScriptを実行するための環境を提供するものであり、ReactはUIを構築するためのライブラリです。 ReactとはFacebookが開発したJavaScriptのライブラリで、主にフロントエンドのユーザーインターフェースを効率よく作るためのものです。コンポーネントという単位で画面を分割し、再利用性の高いコードを書けるのが特徴です。 実際の開発ではNode.jsをサーバーサイドの処理に使用して、Reactをクライアントサイドのフロントエンド開発に使用するという組み合わせが一般的です。 Node.jsでできること Node.jsを使うことで、JavaScriptだけでサーバーサイドのさまざまな開発が可能になります。Node.jsでできることとして、主に以下の3つがあげられます。 Webアプリケーションの作成 モバイル・デスクトップのアプリケーションの作成 JavaScriptを使ってプログラムの作成 具体的な活用事例について詳しく解説していきます。 Webアプリケーションの作成 Node.jsは、Webアプリケーションのバックエンド開発に利用されます。Expressというフレームワークを使うことで、効率的にWebアプリケーションを開発可能です。 従来のWebアプリケーション開発では、フロントエンドとバックエンドで異なるプログラミング言語を使うことがありました。Node.jsを使うことで、フロントエンドもバックエンドもJavaScriptをベースに開発可能です。これにより、学習コストの削減、開発効率の向上、チーム開発の効率化といったメリットがあります。 Node.jsは、リアルタイムチャットアプリケーションやSNS、ECサイトなど、さまざまなWebアプリケーションで利用されている点が特徴です。 モバイル・デスクトップのアプリケーションの作成 Node.jsは、モバイルやデスクトップアプリの開発にも利用できます。たとえば、Electronというフレームワークを使えば、JavaScriptだけでWindowsやMac向けのデスクトップアプリを開発可能です。 また、React NativeやIonicなどのフレームワークと組み合わせることで、スマートフォン向けのアプリ開発も可能です。このようにWeb技術を活かして幅広いプラットフォーム向けのアプリを効率よく開発できる点も、Node.jsの魅力の一つです。 JavaScriptを使ってのプログラムの作成 Node.jsを使えば、Webアプリやサーバーだけでなく、バッチ処理や自動化ツール、スクレイピングなど、さまざまなプログラムをJavaScriptで作成できます。 たとえば、Node.jsを使ってファイル操作やデータ処理を行うコマンドラインツールを作成できます。ログファイルの解析、画像の一括変換、データベースの初期設定など、さまざまな自動化ツールを開発可能です。 Node.jsは、ファイル操作やネットワーク通信などの機能を提供しており、さまざまな用途に合わせたプログラムを開発できます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Node.jsのメリット Node.jsの最大のメリットは、JavaScriptという一つの言語でクライアントサイドとサーバーサイドの両方を開発できる点です。これにより、開発者は複数の言語を習得する必要がなくなり、開発効率が大幅に向上します。 また、非同期処理とイベント駆動型アーキテクチャにより、大量の同時接続を効率的に処理できるスケーラビリティを備えている点もメリットの一つです。 以下ではNode.jsのメリットを紹介します。 クライアントサイドとサーバーサイドでの使用言語統一が可能 Node.jsの最大のメリットの一つは、フロントエンドとバックエンドの両方でJavaScriptを使用できることです。従来のWeb開発では、フロントエンド(HTML、CSS、JavaScript)とバックエンド(PHP、Python、Rubyなど)で異なる言語を使用する必要がありました。 しかし、Node.jsの導入により、サーバーサイドでもJavaScriptを使用できるようになり、開発チーム全体で言語を統一できるようになりました。これにより、学習コストが大幅に削減されます。 また、フロントエンドとバックエンドでコードの共有が可能になり、共通のライブラリや関数を再利用できます。さらに、一人の開発者がフルスタック開発を行いやすくなるため、小規模チームでも効率的に開発できる点もメリットの一つです。 C10K問題に対応できる C10K問題とは、Webサーバーが同時に1万個のクライアント接続を処理する際に発生するパフォーマンス問題のことです。従来のサーバーシステムでは、各クライアント接続に対して個別のスレッドやプロセスを作成するため、大量の同時接続時にメモリ不足やCPU負荷の問題が発生していました。 Node.jsは、ノンブロッキングI/O方式とイベント駆動型アーキテクチャを採用しており、一つの処理を実行しながら他の処理を同時並行で実行できます。複数の接続を1プロセスでまとめて処理できるため、従来のサーバーサイド技術と比較して、大量のアクセスに対しても安定したパフォーマンスを維持できる点が特徴です。 Node.jsのデメリット Node.jsには多くのメリットがある一方で、特定の用途や規模の開発においてはデメリットも存在します。これらのデメリットを理解した上で、プロジェクトの要件に適しているかを判断することが重要です。 Node.jsの主なデメリットとしては、CPU集約的な処理に向かない点や、大規模開発には適さない点が挙げられます。以下ではNode.jsのデメリットを紹介します。 大規模開発に適さない Node.jsはシングルスレッドで動作するため、CPU負荷の高い処理を複数同時に実行すると、全体のパフォーマンスが低下する可能性があります。 また、JavaScriptは動的型付け言語であるため、大規模なコードベースでは型エラーが発生しやすく、メンテナンスが困難になる場合があります。 対応しているサーバーが少ない Node.jsは比較的新しい技術であるため、対応しているサーバーやホスティングサービスが限定的です。従来のPHPやPythonと比較すると、利用可能なサーバー環境の選択肢が少なく、特定のクラウドサービスやVPSに依存する場合があります。 また、企業の既存インフラがNode.jsに対応していない場合、新たな環境構築やサーバー移行が必要になり、導入コストが増加する可能性があります。 Node.jsのインストール方法 Node.jsのインストールは公式サイトから簡単に行えます。 まず、Node.js公式サイトにアクセスして、LTS(Long Term Support)版をダウンロードしてください。Windowsの場合は.msiファイル、macOSの場合は.pkgファイルをダウンロードし、インストーラーを実行します。インストール時は使用許諾契約に同意し、デフォルト設定のまま「Next」を選択していけば完了です。 インストール後は、コマンドプロンプトで「Node –version」と「npm –version」を実行し、バージョンが表示されることを確認します。 まとめ Node.jsは、JavaScriptをサーバーサイドでも実行できるプラットフォームで、Webアプリケーション開発の効率化や、リアルタイム性の高いアプリケーション開発を実現できます。 フロントエンドとバックエンドでの言語統一、高いパフォーマンス、豊富なエコシステムなど、多くのメリットがある一方で、大規模開発での課題やサーバー対応の制限などのデメリットも存在するため、プロジェクトの要件に応じた適切な技術選択が重要です。 これらの特性を理解した上で、プロジェクトの要件に合わせてNode.jsの採用を検討することが重要です。今回紹介した内容を参考に、Node.jsを正しく活用してWeb開発技術の幅を広げていきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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AIエンジニアはやめとけ?その理由と向いている人の特徴を解説!

AIや機械学習の需要が高まる中、AIエンジニアという職種に注目が集まっています。一方で、「AIエンジニアはやめとけ」といった否定的な意見があるのも事実です。 今後のキャリアを検討するうえで、こうした声の背景を理解することは非常に重要です。 本記事では、AIエンジニアが直面しやすい課題や、向いている人とそうでない人の特徴を解説します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる AIエンジニアはやめとけと言われる理由 将来性のある魅力的な仕事に見えるAIエンジニアですが、なぜ「やめとけ」といった声があるのでしょうか。その背景には、以下のような理由が考えられます。 学習コストが高い 実務がイメージと異なることもある 求人のハードルが高い キャリアの選択肢が狭まる可能性がある 上記の理由について、さらに詳しく解説していきます。 学習コストが高い AIエンジニアとして活躍するには、非常に広範かつ専門的な知識とスキルが必要です。 PythonやRなどのプログラミング言語の習得はもちろん、数学(線形代数、微分積分、統計学など)や機械学習の理論、データベース(MySQL, MariaDBなど)やデータウェアハウス、Cloudプラットフォーム(AWS, Azure, GCP)に関する知識の知識も求められます。 さらに、AI技術は日々進化しているため、最新の技術やツールを常に学び続ける必要もあります。AI分野では次々と新しい手法やソフトウェアが登場するため、継続的な学習意欲と時間、そして知的な体力がなければ、現場で活躍し続けるのは難しいでしょう。 このような学習コストの高さが、AIエンジニアを目指す人にとって大きな壁となることがあります。 実務がイメージと異なることもある AIエンジニアと聞くと、最先端のアルゴリズムを開発したり、未来的なプロダクトを作成したりする華やかな姿をイメージするかもしれません。しかし、実際の現場では、地道で泥臭い作業に多くの時間が費やされることが少なくありません。 AIモデルの精度はデータの質に大きく依存するため、データの収集、クレンジング(不要なデータの除去や修正)、前処理、整形といった作業が業務の大部分を占めるケースも多いです。成果が出るまでに時間がかかることもあり、理想と現実のギャップに悩む人もいます。 また、全てのプロジェクトで常に最新技術が使えるわけではありません。企業によっては、既存システムとの連携や運用コスト、セキュリティなどの制約から、既存のモデルを改修したり古い技術を採用したりすることもあります。こうした理想と現実のギャップから、「思っていた仕事と違う」と感じてしまう人もいるようです。 求人のハードルが高い AIエンジニアの求人は増加していますが、求められるスキルのハードルが非常に高いことが特徴です。具体的には以下のような知識が求められます。 AI関連プロジェクトでの実務経験 機械学習や統計学に関する修士号・博士号レベルの知識 特定のCloudプラットフォーム(AWS SageMaker, Google AI Platformなど)の利用経験や、特定のAI分野(自然言語処理、画像認識など)に関する深い専門知識 特定のOS(オペレーティングシステム)環境での開発経験や高度なプログラム作成能力 さらにOSやクラウド環境の設定スキル、Webページの構築経験が求められることもあります。これらのスキルは人気が高い一方で、案件や求人への応募時にアピールするためには、幅広い経験が必要です。 このように多くの企業が即戦力を求めており、実務経験や高度な専門知識が必須とされる場合が多いです。そのため、未経験者や初心者が参入するのは難しいと感じることがあります。 キャリアの選択肢が狭まる可能性がある AIエンジニアは高度な専門職です。特定の分野に特化してスキルを磨くことになるため、他のIT分野、例えばWebアプリケーション開発(PHP, Rubyなど)・Webサイト開発といったシステム開発や、サーバー・インフラ構築(Linux, Apache, Nginxなど)といった分野へのキャリアチェンジが、他の職種に比べて難しくなる可能性があります。 IT業界の調査によると、キャリアの柔軟性を維持するためには、専門性と汎用性のバランスが重要だとされています。このため、AIだけに特化すると、技術トレンドの変化に弱くなる可能性があるのです。 また、AI技術自体も急速に進化しており、数年前に主流だった技術が今では陳腐化していることも少なくありません。常に最新の技術を学び続ける必要があるため、年齢を重ねるにつれて継続が難しくなる可能性もあります。 キャリアの安定性を考えるなら、AIの専門知識だけでなく、システム設計やプロジェクト管理など、より広範なITスキルを身につけておくことが重要です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる AIエンジニアの現場でよくある課題 AIエンジニアとして働き始めると、技術的な問題だけでなく、組織やプロジェクト特有の課題に直面することもあります。ここでは、AIエンジニアが実際の現場で遭遇しやすい代表的な課題について解説します。 AI導入の目的が曖昧 データ基盤が整っていない 非エンジニアとのコミュニケーションが困難 即戦力・短期的な成果が求められやすい AI導入の目的が曖昧 多くの企業でAIプロジェクトが失敗する最大の理由は、導入目的の曖昧さにあります。 「AIを使いたい」という漠然とした要望だけで始まるプロジェクトは、方向性が定まらず迷走しがちです。経営層が「AIで何かできないか」と考え、具体的な課題解決の視点なしにプロジェクトが立ち上がるケースも多々あります。 AIはあくまで手段であり、目的ではありません。AIエンジニアとしては、技術的な実装だけでなく、ビジネス課題を理解し、AIの適用範囲を明確にする能力も求められます。 データ基盤が整っていない AIの成功には質の高いデータが不可欠です。しかし、多くの企業ではAI活用に必要なデータ基盤が十分に整備されていないのが実情です。クラウドストレージを導入していても、データが整理されていないケースもあります。 実際の現場では、データが分散していたり、フォーマットが統一されていなかったり、そもそも必要なデータが収集されていなかったりするため、AIエンジニアがデータ基盤の構築から行うこともあります。 このため、AIエンジニアが本来注力したいはずのモデル開発になかなか着手できず、フラストレーションを感じる可能性があります。 非エンジニアとのコミュニケーションが困難 AIプロジェクトでは、エンジニアだけでなく、ビジネス部門や経営層など、様々なステークホルダーとの協働が必要です。しかし、技術的な専門知識を持たない人々とのコミュニケーションは非常に難しいことがあります。 特に、AIの可能性と限界を正確に伝えることは重要ですが、非エンジニアはしばしばAIに過度の期待を抱きがちです。「AIがあれば何でもできる」という誤解から始まるプロジェクトは、後になって「こんなはずではなかった」と問題になることもあります。 このため、例えば「AIで売上を2倍にしたい」「完全自動化したい」といった非現実的な要求に対して、技術的な制約や必要なリソースを説明しても理解されないことがあります。 AIエンジニアには高度な技術スキルだけでなく、複雑な内容を分かりやすい言葉で伝え、関係者と円滑に連携するための高いコミュニケーション能力も必要です。 即戦力・短期的な成果が求められやすい 企業はAIに対して即効性のある成果を期待することが多いですが、一般的にAIの導入は簡単ではなく時間がかかります。 AI開発、特に新しいモデルの構築や研究開発的な要素を含むプロジェクトは、試行錯誤が不可欠であり、必ずしもすぐに成果が出るとは限りません。適切なデータがなければ始まらず、モデルの学習やチューニングにも時間がかかります。このため、エラーや失敗を繰り返しながら、最適な方法を模索していくプロセスが必要です。 AI開発の研究開発的な側面への理解が得られにくく、短期的な成果ばかりを重視される環境では、プレッシャーに追われて疲弊してしまうこともあります。 AIエンジニアに向いている人の特徴 AIエンジニアの仕事にはAI開発特有の難しさや課題がある一方で、大きなやりがいと将来性があることも事実です。では、どのような人がAIエンジニアとして活躍できるのでしょうか。ここでは、AIエンジニアに向いている人の主な特徴を解説します。 複雑なデータを扱うことに関心がある 忍耐強い性格である 最新の研究や論文に興味がある あなたがAIエンジニアに向いているか判断するための参考にしてください。 複雑なデータを扱うことに関心がある AIエンジニアの仕事では、膨大で複雑なデータを扱うことが日常的です。例えば、未整備のデータをクレンジングしたり、統計的な手法を用いてデータを分析したりする作業が求められます。 数値やテキスト、画像など様々な形式のデータを分析してその中に潜むパターンや法則性を見つけ出すことに面白さを感じられる人は、AIエンジニアの仕事を楽しめる可能性が高いでしょう。 このとき、データの前処理やクレンジングといった地道な作業も、より良いモデルを作るための必要なステップだと前向きに捉えられることが大切です。企業が抱える課題をデータに基づいて解決することに意欲を持てる人は、この分野で力を発揮できます。 忍耐強い性格である AIモデルの開発は、一朝一夕に成功するものではありません。多くの場合、試行錯誤の連続です。期待通りの精度が出なかったり、予期せぬエラーが発生したりすることは日常茶飯事です。データの準備に膨大な時間がかかることもあれば、モデルの学習に数日を要することもあります。 そのため、すぐに結果が出なくても諦めずに、粘り強く問題の原因を追求し続ける忍耐強さが必要です。短期的な結果を求めるのではなく、長期的な視点で物事に取り組める性格の人は、AIエンジニアとして成功しやすいでしょう。 最新の研究や論文に興味がある AI技術は急速に進化しており、最新の研究や論文を追いかけることが欠かせません。AIエンジニアとして働くには、常に新しい知識を吸収し、技術のトレンドを理解する必要があります。例えば、機械学習や深層学習の新しいアルゴリズム、データ処理の効率化手法、AI倫理に関する議論など、幅広い分野の情報をキャッチアップすることが求められます。 このため、最新の研究に興味を持ち、それを実務に応用する意欲がある人は、AIエンジニアとしての適性が高いです。特定の技術に固執せず、常に新しい方法を学び、自身のスキルをアップデートしていく姿勢が必要です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる AIエンジニアに向いていない人の特徴 AIエンジニアは魅力的な職種ですが、誰もが活躍できるわけではありません。以下のような人は、AIエンジニアとしての仕事に楽しさややりがいを感じづらいかもしれません。 単調な作業が苦手 スピードよりも完璧さを重視する 一人で黙々と作業するのが好き 単調な作業が苦手 AIエンジニアの仕事には、単調な作業が多く含まれます。例えば、データの収集や前処理、欠損値の補完、データベースへの保存、動作検証といった作業があり「AIエンジニアの仕事の8割は前処理」と言われることもあるほどです。 このため、WebサーバーやLinux環境でのファイル管理、MySQLやMariaDBを使ったデータの整理、PythonやPHPによるスクリプトの修正など、同じような作業を繰り返し行う必要があります。こうした作業を「退屈」と感じてしまう人や、細かい作業に集中できない人は、AIエンジニアの現場でストレスを感じやすいでしょう。 単調な作業もプロジェクト成功のために不可欠な要素であることを理解し、前向きに取り組める姿勢が求められます。 スピードよりも完璧さを重視する AIエンジニアの現場では、スピード感が求められることが多いです。特に、企業のプロジェクトでは、短期間で成果を出すことが期待されるため、完璧さを追求しすぎるとスケジュールに遅れが生じる可能性があります。 もちろん、精度の高いモデルを作ることは重要ですが、現実的な期限内で成果を出すバランス感覚も必要です。スピードよりも完璧さを重視する人は、現場のプレッシャーに耐えられず、ストレスを感じることがあるでしょう。 柔軟に優先順位をつけて、適切なタイミングで妥協する判断力が求められる職業です。 一人で黙々と作業するのが好き AIエンジニアの仕事は、チームでの協力や他職種との連携が不可欠です。 AIを使用したプロジェクトは、データサイエンティストやWebエンジニア、サーバー管理者、ビジネス担当者など、さまざまな専門家と協力しながら進める必要があります。このため、Linuxサーバーの構成やWebアプリケーションとの連携、最終的なアウトプットであるWebページへの反映、データベースの設計など、複数の担当者と情報を共有しながら作業を進める場面が多くあります。 一人で黙々と作業するのが好きな人や、他の人とのコミュニケーションが苦手な人は、AIエンジニアの仕事で苦労するかもしれません。チームワークを大切にし、積極的に意見交換できる人が求められます。 最後に この記事では、「AIエンジニアはやめとけ」と言われる理由や、現場で直面しやすい課題、そしてAIエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴について解説しました。 AIエンジニアは、最先端の技術に触れられるやりがいのある職業ですが、誰にでも向いているわけではありません。学習コストの高さや実務のギャップ、求人のハードルの高さなど、実際の現場では多くの課題がある職業です。 一方で、複雑なデータを扱うことに興味があり、忍耐強く、最新の技術を学び続ける意欲がある人にとっては、大きなやりがいを感じられる仕事でもあります。 AIエンジニアを目指す際は、自分の適性やキャリアの方向性をしっかり見極め、必要なスキルや経験を積み重ねていくことが大切です。自分に合った働き方や学び方を見つけ、AI分野でのキャリアを前向きに築いていきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
働き方

IoTエンジニアとは?仕事内容や必要なスキル・資格を徹底解説!

スマート家電や自動運転、工場の自動化など、モノがインターネットにつながる現代において注目されているのが「IoT(Internet of Things)」という分野。 そして、その技術を支えるのがIoTエンジニアです。 名前は聞いたことがあっても、仕事内容や求められるスキル、未経験からのキャリアの築き方までイメージできている人は少ないかもしれません。 本記事では、 IoTエンジニアの役割や仕事内容 IoTエンジニアに必要なスキルや知識 未経験や新卒からIoTエンジニアを目指す方法 IoTエンジニアに役立つ資格 について、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。IoT分野に興味がある方や、これからのキャリアを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる IoTとは IoTとはInternet of Thingsの略で、直訳すると「モノのインターネット」という意味となります。簡単に説明すると、「身の回りのあらゆるモノがインターネットにつながる」ことを言います。 近年。センサーや通信機器の小型化やネットワーク通信の高速・大容量化により、汎用性が急激に高まっています。スマートフォンなどの小型の情報端末だけでなく、エアコンや自動車など様々なものがインターネットに繋がっており、情報伝達が可能となっています。 このようなIoT技術に関するデバイスの設計やソフトウェアの開発、ネットワークの構築に必要な専門知識を有しているのがIoTエンジニアです。 IoTエンジニアの仕事内容 IoTの開発は、組み込みやアプリケーション、ネットワークなどの多岐にわたる分野の知識とスキルが組み合わさって行われています。 IoTエンジニアは全てを一人で行うのではなく、複数のIoTエンジニアと協力しながら作業を進めていきます。そのため、IoTエンジニアといっても担当する業務によって内容は異なります。 全ての業務に共通していることは、端末やデバイスなどのハードウェアとネットワークやOSなどのソフトウェア両方の幅広い知識やスキルが求められるという点です。 IoTエンジニアは、企画や設計などの上流工程を担当することが多いのも特徴です。一般的なエンジニアは既存のシステムをベースにしたメインの開発業務や、システムの管理を行います。 IoTエンジニアの年収 IoTエンジニアの年収に関しては、比較的新しい職種のため正確なデータはなく、経験や業種、職場によって大きくかわりますが、全体的な年収の相場は約300〜700万円と言われています。 未経験のIoTエンジニアの年収の相場は、約300〜400万円程度で、3年以上の経験者であれば約500〜700万円と言われています。経験や知識が多い人材であれば、1000万円を超える求人を探すこともできます。 IoTエンジニアの需要は年々高まっており、人材も不足していることから、他のエンジニアと比べて、高めの水準からスタートできる企業が多い傾向があり、未経験可の求人募集も見つけることができます。 IoTエンジニアの需要と将来性 近年、IoT技術はAI技術やクラウドの発展により需要が高まっています。さらに、まだIoTエンジニアとして活躍している人材が少ないです。 AI技術やクラウドはこれからも発展が見込まれており、より一層IoT技術の需要が高まることが見込める点や、今後さらに人材不足が進むことが予想される点からも、IoTエンジニアは将来性が高いと言えるでしょう。 しかし、IoTエンジニアは将来性が高い一方で、今後さらに目まぐるしい進歩や変化が予想されることから、専門的な知識やスキルだけでなく、急激な変化に対応できる柔軟性も必要になるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる IoTエンジニアに必要なスキルや知識 IoTエンジニアになるにはどのようなスキルや知識が必要なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。 組み込み系のスキル IoTは、家電や自動車などの「モノ」にセンサーをはじめとしたシステムを組み込む必要があるため、ハードウェアやデバイスを操作する組み込み系の開発スキルが必要です。 組み込みシステムの開発には、C言語やC++、Javaなどのプログラミング言語や、WindowsやLinux、Android、iOSなどのOSの知識も必要です。 ネットワークのスキル・知識 IoTは、「モノのインターネット」と言われるように、インターネットとクラウド環境の活用が大前提です。そのため、デバイスをインターネットに接続したり、スマートフォンやパソコンを経由して繋げるには、ネットワークの知識が必要不可欠です。 また、IoTでは、Wi-Fiやモバイル通信だけでなく、Bluetoothなどの無線系の通信方式も使われています。リアルタイムで通信の処理を行うには、ただデバイスをネットワークに繋げるのではなく、効率よくデータの送受信ができるように環境を構築する必要があるので、高度なスキルや知識が必要となってきます。 セキュリティの知識 近年、サイバー攻撃の対象はパソコンからIoTに接続されたデバイスに移行していると言われていて、IoT分野におけるセキュリティ対策はパソコンに比べて遅れています。 パソコンやスマートフォンでインターネットを利用する時と同じように、IoTのデバイスを利用する際にもセキリュティ対策は非常に重要です。 そのためIoTエンジニアは、ネットワークやシステムを安定して機能させる知識だけでなく、ハッキングなどに対するセキュリティに関する知識も必要です。 アプリケーション開発のスキル・知識 IoTのデバイスは、スマートフォンを使って利用されることもあり、操作をする際にアプリケーションと連動することが多いです。実際に、電気を点灯させたり、エアコンの温度の調整などをスマートフォンで行うことができます。 スマートフォンは世界的にも広く普及されていることから、今後さらにスマートフォンを活用したIoTデバイスの増加が見込まれます。そのため、IoTエンジニアはスマートフォンに対応したアプリケーション開発に関する知識が求められるかもしれません。 AI・機械学習のスキル・知識 IoTデバイスで所得したデータの蓄積や解析には機械学習・AIが使われます。データの可視化や、AIによる認識や予測をうまく役立てるためにも、IoTエンジニアは機械学習・AIの知識を身に付けておく必要があるでしょう。 もちろん、自分でAIの開発ができることが望ましいですが、実際の業務では外部の企業やエンジニアに業務委託する場合もあるので、少なくとも関連する知識を身につけておけば良いでしょう。 コミニケーションスキル IoTエンジニアの仕事は、システム開発にかかわる作業が多く、多岐にわたります。そのため、基本的には、社内で作業を分担したり、外注するといった進め方が主流です。 一人で作業を進めるのではなく、各担当者と連携を取りながらプロジェクトを進める必要があるので、スムーズにプロジェクトを進めるためには、「コミュニケーションスキル」が必要です。 時には、企画や設計などを着実に進めるために、社内で打ち合わせをしたり、クライアントとディスカッションする場合があるかもしれません。きちんとメンバーやクライアントの意図を汲み取り、プロジェクトに反映させるためにも、「コミュニケーションスキル」が必要になってくるでしょう。 IoTエンジニアに新卒・未経験から目指すには 新卒・未経験からIoTエンジニアになるにはどうすれば良いのでしょうか。詳しく見ていきましょう。 プログラミングスクールを利用する 未経験からIoTエンジニアになるために、まずはプログラミングスクールに通い、まずソフトウェアの知識や開発技術を身につけるといいでしょう。 プログラミングスクールでは、Webサービスやスマートフォンアプリの作り方だけでなく、IoTエンジニアに必要なソフトウェアの知識も身につけることができます。 まずは、プログラミングスクールに通いながら、一定のスキルを身に付けて、エンジニア案件でさらにスキルを磨いたり、IoT案件未経験者でも応募できる案件に挑戦したりすることで、IoTエンジニアになれる可能性は高くなります。 IoTエンジニアになることは、難易度が高く、時間がかかるものであることを理解し、少しでも効率的にスキルを習得するためにプログラミングスクールを利用するといいでしょう。 組み込みシステムやネットワーク・データベースの勉強をする IoTエンジニアには、組み込みシステムのようなハードウェア関連のプログラミングスキルが必要です。組み込み系のエンジニアでなくても、エンジニアとコミニュケーションが取れる程度の基礎知識は最低限持っておくといいでしょう。 また、IoTで使われるデバイスの数は膨大になることもあり、一般のシステム開発では使わないような規模のネットワークとデータベースが使われることもあるため、大規模なネットワーク・データベースを扱えるスキルが必要とされる場合があります。 特に、負荷分散や論理設計などのネットワークスキルや、ビッグデータやNoSQLなどのデータベースに関する知識があると、案件獲得がしやすくなるでしょう。 資格を取得する プログラミングスクールに通い、案件をある程度こなしスキルが身に付いてきた方は、資格を取得するという方法もあります。 中には、幅広い知識を求められる資格や、高度な知識やスキルを求められる資格、複数のレベルに分かれている資格もあるため、自分のレベルに合ったものから挑戦するといいでしょう。 IoTエンジニアに役立つ資格 Iotエンジニアには下記の資格がおすすめです。 IoT検定 IoTシステム技術検定試験 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 情報処理安全確保支援士試験 それぞれの資格についてさらに詳しく解説していきます。 IoT検定 IoT検定は、複数の業界団体や企業、有識者で構成されている「IoT検定制度委員会」が運営している試験で、エンジニアだけでなく、IoTに関わる全ての人のIoTに関する知識やスキルを可視化し、証明することを目的とした検定制度です。 IoT検定では技術的な視点だけでなく、IoTに関連するサービスやマーケティング、ユーザーの視点から必要となるカテゴリ、スキル要件などの幅広い知識が求められます。 IoT検定は、 IoT一般ユーザー向けのIoT検定ユーザー試験(パワー・ユーザー) IoT検定レベル1試験(プロフェッショナル・コーディネータ) IoT検定レベル2試験(プロフェッショナル・コーディネータ) IoT検定レベル3試験(プロフェッショナル・アーキテクト) の4段階に分かれています。2021年5月時点では、レベル2,3の試験は準備中となっています。 概要や試験内容など、詳しい情報が知りたい方はこちらを参照ください。 参照:http://www.iotcert.org/ IoTシステム技術検定試験 IoTシステム技術検定試験は、MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)が運営する検定制度です。IoTシステムの企画や構築、活用、また、運用改善を効率的かつ効果的に進めるために必要な基本知識の習得など、エンジニアの育成を目的として行われています。そのため、試験では、システムの構築・運用・改善や企画面の知識が問われ、取得することで、IoT技術の基礎知識から専門技術までの知識やスキルを証明することができます。 IoTシステム技術検定試験は、 試験は基礎検定(IoTアドバイザ) 中級検定(IoTエキスパート) 上級検定(IoTプロフェッショナル) の3段階のレベルに分けられていて、どのレベルからでも受験することができます。 概要や試験内容など、詳しい情報が知りたい方はこちらを参照ください。 参照:https://www.mcpc-jp.org/iotkentei/ エンベデッドシステムスペシャリスト試験 エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が運営する試験で、国家試験である情報処理試験の中の1つです。 組み込み系のシステム開発に関する高度な知識・スキルが問われる試験なので、家電や情報・通信機器の分野などで組込みエンジニアやIoTエンジニアとして活躍した人に向いています。しかし、2020年度の合格率は16.4%となっていて、難易度は高めです。 概要や試験内容など、詳しい情報が知りたい方はこちらを参照ください。 参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/es.html 情報処理安全確保支援士試験 情報処理安全確保支援士試験は、エンベデッドシステムスペシャリスト試験と同様、IPAが運営する試験で、国家試験である情報処理試験の中の1つです。セキュリティエンジニアや情報システムの管理者を目指す方を対象にしています。サイバーセキュリティ領域の専門的な知識やスキルを証明できます。 概要や試験内容など、詳しい情報が知りたい方はこちらを参照ください。 参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sc.html まとめ 今回は、近年需要が増えてきている「IoTエンジニア」の概要や必要なスキルについてまとめました。 IoTエンジニアは、幅広い知識が求められるため難易度は高いですが、人材不足ということもあり、他の職業に比べて給料が高く、将来性もあります。この記事を通して、IoTエンジニアに対する理解を深めるために、少しでもお役に立てましたら幸いです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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プログラミング言語の難易度ランキング【2025年最新】

プログラミングを始めたいと思っている方や、新たに学習する言語を決めかねているエンジニアにとって、どのプログラミング言語が学びやすいのか、または難しいのかを知ることは非常に重要です。 2024年現在、技術の進化に伴って多くのプログラミング言語が新しい用途やツールの登場によって注目を集めています。本記事では人気のプログラミング言語10種を難易度別に紹介し、その特徴や学習のポイントについて詳しく解説します。テクフリの案件情報※もあわせてご紹介するので、これからプログラミングを学ぶ人や案件市況について知りたいという方もぜひご参考にしてみてください。※2024年11月時点 テクフリでフリーランス案件を探してみる プログラミング言語の難易度ランキング ベスト10 今回は難易度別のプログラミング言語ランキングです。 プログラミング言語の中でも、開発の現場で主に使われるプログラミング言語に焦点を当てて、難易度を三段階に分けてランキングを見ていきます。 難易度 プログラミング言語 ★★★ C++ ★★★ C言語 ★★★ Java ★★★ C# ★★ Go ★★ Swift ★★ Python ★ Ruby ★ JavaScript ★ PHP プログラミング言語:C++ 難易度★★★ 最初に紹介するプログラミング言語はC++です。C++の習得難易度は★★★となっています。 C++は高い保守性・高速でコンパクトなプログラムを実現できること、C言語との互換性があることが大きな特徴です。 そして、C++ではスマホアプリやコンシューマーゲーム、業務系システム、Webアプリケーションなど様々な分野で開発することができ、日常にあるソフトウェア・ハードウェアの至る部分で使用されています。とくにゲーム開発はC++だとしやすくなっています。 このように、C++によって開発できるものの幅が広いので、C++を用いて開発を行っている企業は多いです。テクフリに掲載中のC++案件は約30件で、その平均単価は約67.6万円となっております。 C++は学習コストが高く使いこなせるエンジニアが求人数に対して少ないため、市場価値の高さからも将来性は高いと言えるでしょう。 関連記事:C++の将来性について 現状から踏まえて検証した結果 C++の案件を探してみる プログラミング言語:C言語 難易度★★★ 続いて紹介するプログラミング言語はC言語です。C言語の習得難易度は★★★となっています。C言語は、高速かつコンパクトなプログラムを実装できるという特徴を持ったプログラミング言語の1つです。 プログラムの実行スピードは、あらゆる現場で重視されます。コンピュータ上で動くソフトウェアやゲーム、Webアプリ以外にも、私たちが普段使っている家電・自動車といった電子機器でもC言語は活躍中です。 C言語はOSやハードウェアの制御分野で活躍し、今後もこの分野ではC言語が用いられていくと見られています。C言語によって開発できるものの幅広さや、OSやハードウェアの制御分野での活躍を見ると、C言語の将来性は高いと言えるでしょう。 関連記事:C言語の需要と将来性は?【年収データなどをもとに解説します】 テクフリに掲載中のC言語案件は約30件で、その平均単価は66.8万円となっています。 C言語の案件を探してみる プログラミング言語:Java 難易度★★★ 続いて紹介するプログラミング言語はJavaです。Javaの習得難易度は★★★となっています。Javaが開発できる範囲はかなり広く、汎用性のあるプログラミング言語として今も昔も強い人気があります。 このハードウェア大国である日本で、ハードウェア業界の求人がJavaでは一番多く、大きな特徴として他のプログラミング言語に比べるとこの業界での求人が圧倒的に多いです。特に金融機関では、Javaで作られたシステムが多いため、案件が豊富にあります。プログラミング言語の習得難易度としては、高い方と言えますが、使いこなせれば、今後も求人には困らない可能性が高いです。 関連記事:Javaの将来性は?【需要の変化や年収について詳しく解説します】 テクフリに掲載中のJava案件は約140件で、平均単価は76.4万円となっています。 Javaの案件を探してみる プログラミング言語:C# 難易度★★★ 続いて紹介するプログラミング言語はC#です。C#の習得難易度は★★★となっています。C#は、Webアプリケーション、スマートフォン向けアプリケーション、PC向けアプリケーションなどかなり幅広い領域での開発が可能です。最近ではゲームがC#によって開発されることが多いので需要が高まっています。 特に今話題のVRはC#によって開発されることが多く、2016年がVR元年と言われているため、VRの波は今後ますます加速していくでしょう。ゲーム開発はかなり難易度が高いですが、今後の需要増加を見越すと美味しい選択肢かもしれません。 関連記事:C#の将来性 現状から踏まえ検証してみる テクフリに掲載中のC#案件は約50件で、平均単価は70.5万円となっています。 C#の案件を探してみる プログラミング言語:Go 難易度:★★ 続いて紹介するプログラミング言語はGoです。Goの習得難易度は★★となっています。C言語の動作の速さとC言語にはない構文のシンプルさを合わせた言語がGo言語です。C言語を更に便利にしたものがGo言語となります。 古くからあるお堅いイメージのある企業のシステムはC言語で書かれているものが多く、逆にベンチャー企業のような新しい企業ではGo言語を採用している企業が多いです。 そのため、比較的ベンチャー企業が多いインターネット・Web業界でのGo求人が増加してきていることがわかります。メルカリやYouTubeもGoを使用しているサービスです。エンジニア向けの学習プラットフォーム「paiza」が発表したプログラミング言語別年収ランキング2022では、Scala、TypeScriptに次いでGo言語が3位となっています。 歴史が浅い言語にしては年収も高く、求人数も増加しています。このように需要が大きいので転職もしやすく、高待遇になりやすいGoエンジニアをキャリアアップで目指すことは非常におすすめできる選択肢です。 関連記事:Go言語の将来性は?年収データなどをもとにわかりやすく解説します テクフリに掲載中のGo案件は約50件で、平均単価は92万円となっています。 Go言語の案件を探してみる プログラミング言語:Swift 難易度★★ 続いて紹介するプログラミング言語はSwiftです。Swiftの習得難易度は★★となっています。SwiftはAppleが開発したプログラミング言語です。Appleが開発したプログラミング言語であり、現在、iOSを搭載したiPhoneやiPad向けアプリ開発において利用頻度の高い、主要プログラミング言語となっています。 Swiftは2014年に発表されたばかりの歴史の浅いプログラミング言語ではありますが、日本でのiPhoneのシェア率の高さ、iOSアプリ開発の標準開発言語という特別な立ち位置から、将来性は高いと見られていました。 しかし、iPhoneやiPadの新機種の販売台数が伸びず、iOS向けアプリ開発自体減っていることや、他のプログラミング言語でもiOS向けアプリ開発ができることから、将来性が高いとは言えなくなってきました。そのため、他の汎用言語として様々な分野で利用されている、潰しのきくプログラミング言語を習得するほうがオススメできます。 関連記事:Swiftの将来性について現状から踏まえて検証してみた テクフリに掲載中のSwift案件は約20件で、平均単価は82.6万円となっています。 Swiftの案件を探してみる プログラミング言語:Python 難易度★★ 続いて紹介するプログラミング言語はPythonです。Pythonの習得難易度は★★となっています。Pythonは少ないコード量で開発ができる、コードがシンプルで読みやすいといった特徴のあるプログラミング言語です。 ここ数年、現場で多く使われるケースが増えてきました。Webアプリケーション開発のみならずに、データ解析や人工知能関連のライブラリが増え、それらの分野にて使われることが多いです。 関連記事:Pythonの将来性は高い?他言語との比較や業界の動向を詳しく解説します テクフリに掲載中のPython案件は約90件で、平均単価は86万円となっています。 Pythonの案件を探してみる プログラミング言語:Ruby 難易度★ 続いて紹介するプログラミング言語はRubyです。Rubyの習得難易度は★となっています。Rubyは関数型と命令型のバランスが絶妙に取れているオブジェクト指向スクリプトで、直感的に記述できることと生産性の高いことが大きな特徴となっています。 スクリプト言語の中でも、学習のしやすさが大きな特徴となっているRubyですが、Rubyを用いる求人数は減っていることを考えると、将来性が高いとは言えません。ただし、現在Rubyにて開発がされているWebサイト、Webサービスの改修作業はRubyで行いますし、スタートアップ企業を中心に使われているプログラミング言語なので、今後も一定の求人はあるでしょう。 関連記事:Rubyの将来性は?年収や業界の動向についてわかりやすく解説 テクフリに掲載中のRuby案件は約60件で、その平均単価は82.2万円となっています。 Rubyの案件を探してみる プログラミング言語:JavaScirpt 難易度★ 続いて紹介するプログラミング言語はJavaScriptです。JavaScriptの習得難易度は★となっています。JavaScriptは今日ほとんどすべてのWebサイトで使われているプログラミング言語です。JavaScriptはWebページを便利にしようという目的で開発され、サイト内の動的な動きを表現することができます。 更に、JavaScriptはNode.jsという環境を使うことによって、サーバーサイドでも動かせるようになったので、JavaScriptが使用できる幅は広いです。今後も、Webサイト制作や、サーバーサイドでの開発に使われていくと見られるので、将来性は高いと言えるでしょう。 関連記事:JavaScriptの将来性は?需要や年収について詳しく解説 テクフリに掲載中のJavaScript案件は約90件で、平均単価は76.8万円となっています。 JavaScriptの案件を探してみる プログラミング言語:PHP 難易度★ 続いて紹介するプログラミング言語はPHPです。PHPの習得難易度は★となっています。PHPは、Web開発でよく用いられているスクリプト言語の一種です。スクリプト言語には、ほかにもJavaScriptなどがありますが、JavaScriptとの大きな違いはプログラムがどこで実行されるかという点にあります。 JavaScriptの場合は、クライアント(ブラウザ)側で実行されるため、誰でもコードの内容を見ることが可能です。一方、PHPはサーバーサイドで実行され、クライアント側ではプログラムの結果だけを表示します。したがってどのようなコードが書かれているのかが見えない特徴を持ちます。 現在Web上にある多くのWebサイトはPHPによって実装されているものが非常に多いです。簡易的なWebサイトは今後もPHPによって制作されていくと見られているので、将来性は暗くないでしょう。 関連記事:PHPに将来性はない?【需要について年収データから解説します】 テクフリに掲載中のPHP案件は約80件で、平均単価は76.6万円となっています。 PHPの案件を探してみる 目的別おすすめ言語 Web開発 Web開発には、JavaScript、PHP、Goが向いています。JavaScriptはフロントエンドに特化し、Webサイトやアプリケーションの動的な挙動を実現可能です。PHPはサーバーサイドで使用され、Goは軽量で高速な処理が可能なため、Webサービスやマイクロサービスの開発に適しています。 アプリケーション開発 アプリケーション開発には、JavaとSwiftが最適です。Javaはクロスプラットフォームの開発に特化しており、Androidアプリやデスクトップアプリの開発に使用されます。 Swiftは、Apple製品向けのアプリケーション開発に適しており、iOSアプリやMacアプリの開発が可能です。 機械学習 機械学習には、Pythonが向いています。Pythonは多数の機械学習フレームワークやライブラリを備えており、機械学習モデルを容易に実装できます。機械学習に興味がある場合は、Pythonを学んでおけば間違いないでしょう。 ゲーム開発 ゲーム開発には、C++とC#がおすすめです。C++は高速でメモリ管理に優れており、多くのゲームエンジンで使用されています。C#はMicrosoftによって開発され、Unityエンジンの公式言語として採用されており、オブジェクト指向言語の特徴があるため、ゲーム開発に最適です。 プログラミング言語の難易度と将来性を両軸で考える 今回はランキング形式で、プログラミング言語の難易度について見てきました。いかがでしたか?習得難易度の低さ、将来性の高さの両軸で考えると、Go、Python、JavaScript、PHPが習得すべきプログラミング言語の候補として上がってきます。 自分がどのプログラミング言語を学習したらいいのか、ぜひ今回の記事のプログラミング言語難易度ランキングと、各プログラミング言語の将来性を参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
働き方

SESとSIerの違いは?それぞれの定義やメリットについて解説

SESとSIerが混同してしまい、それぞれの違いについて詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。 しかしこれらの違いが分かっていないままIT業界で働いていると、イメージと異なる現場で働くことになるなど、後悔してしまう可能性があります。 本記事では、SESとSIerの違いが理解できるように詳しく説明します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる SESとは SESは“System Engineering Service(システムエンジニアリングサービス)”の略です。SESについて日本語版Wikipediaには『システムエンジニアが行うシステム開発等に関する、委託契約の一種(委任・準委任契約等)で、システムエンジニアの能力を契約の対象とするものである。』と説明していますが、早い話、企業間で交わされる外注契約の一種類であり、そうした契約を提供する企業のことです。 もう少し噛み砕いていうと、エンジニアの在籍する企業がクライアント企業に対して、エンジニアの能力(労働力)を労働時間単位でお貸ししますよ、というのがSESなのです。 ちなみに、他の記事でも書かせてもらいましたが、多くのSESエンジニアが「客先常駐」ですが、SESエンジニアの労務管理を行う権限は、所属企業にあります。クライアント企業の人間が、出退勤管理や「この仕事が終わったら、あの仕事をお願いします」「この仕事は、このような方法で行ってください」などの指示を出す権利はありません。 そして、クライアント企業が何のため “エンジニアの能力”を借りたいと思ったのか、その理由は様々であって良い、という点です。 エンジニアの能力といえば、プログラミングやサーバやネットワーク機器の設定など、いわゆる“システム開発作業”を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、要件定義やシステム化計画にもエンジニアの能力が必要ですし、社内システムのOA管理者、ヘルプデスクメンバーにもエンジニアの能力が必要と言えます。 そうした、“エンジニアの能力が必要な様々な現場に対して、エンジニアのサポートを受けられるようにするサービス”を提供するのがSESとなります。 SIerとは SIerとは“System Integrator(システムインテグレーター)”のことです。その本質について、日本語版Wikipediaではストレートに『情報システムの構築において、IT戦略の立案から設計、開発、運用・保守・管理までを一括請負する情報通信企業である。』と解説しています。 ところで、システムをインテグレーションするからシステムインテグレーターな訳ですが、システムはSystemとして、Integrationという英単語に馴染みがない方も多いかと思います。 integrationの意味としては“統合”や“融合”、“一体化”です。システムインテグレーションには、複数のサブシステム(例えば、サーバやネットワーク、プログラミングなど)を統合・一体化して、一つのシステムと扱えるようにするプロセスのことを意味します。 大きいシステムや複雑なシステムであればあるほど、様々な要素が関与してきますが、そうした数々の考慮事項が絡んでくるエンタープライズシステム(政府機関や学校、企業のためのシステム)の開発や保守運用を行うことができるシステム開発会社のことを、一般的にSIerと呼びます。 つまり、 “SIer”というワードは、 Webサービスの開発を行う“Web系IT企業”、パソコンやスマホ用アプリを開発する“ソフトウェアメーカー”と同じレベル感で使用される、システム開発企業のカテゴリー名と言えるでしょう。 ちなみに、SIerは各企業の資本関係によって、メーカー系・ユーザー系・独立系に分類されます。メーカー系・ユーザー系・独立系では“技術力”の定義が、やや異なるなど、これはこれで深堀りすると面白くなるのですが、今回はSIerのことを熱く語るのが目的ではないので割愛します。興味のある方は調べてみてください。 なぜSESとSIerの違いが判りにくいのか? SESとは“エンジニアの能力が必要な様々な現場に対して、エンジニアのサポートを受けられるようにするサービスや、そのサービスを提供する企業”のことでした。対して、SIerとは“エンタープライズシステム開発を請け負う企業”のことでした。 こうして並べてみると、SESとSIerのビジネスモデルって全然違いますよね? ところが、SESとSIerの違いがわかりにくいのは何故かというと、すごく単純で「SIerがSES企業と契約して、エンジニアの能力を借りることが多いから」です。 クライアント企業からシステム開発を直接請け負ったSIerだけでは、人材の質や量が不十分の場合、SES契約などを駆使して、外部から人材を確保する、というのは、非常によくある光景です。さらに、少なくないSIerがSES契約の提供を受けるだけでなく、他のSIerに対してSES契約を提供している、つまり、自社要員を他のSIerのオフィスで働かせている現状があります。 しかも、SES企業の中には、SIerとの取引が多いことを利用し、自社紹介でSIerのように見せている例が散見されます。こうした状況から、SESとSIerの違いが分かりにくくなっています。 SESとSIerどっちがいい? 正直ベースで言うと、現状では“どっちもどっち”です。業界一般論として、SESとSIerどちらかを上とするかは難しく、企業ごとに将来性を判断するべきです。 20年前であれば、SIerと断言できました。理由としては、基本的にSESを行っている企業よりもSIerの方が、経営資本が大きい“安定企業”であることが多かったからです。 しかし、近年、クラウドやAIなど、新たな技術的要素が登場し、それに対応できないSIerは生き残れないだろう、そして、多くのSIerが“安定企業”だからこそ、時代の波にうまく乗れないかもしれない、という危機感が広がっています。特に経済産業省が2018年に発表した、『DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~』は、IT業界全体に、大きな影響を与えました。 私個人の意見ですが、エンジニア(志望)の方は将来性よりも、自分のキャリアプランベースでSESとSIerを比較するべきかと思います。 例えば、最初はプログラマーとして現場に入って、徐々に、システムエンジニア、プロジェクトマネージャーと上流工程に関われるようになりたいと考えている方は、SIerが良いでしょう。システム開発の元請企業に所属していれば、システム開発の全工程に関わることができるからです。 逆に、トッププログラマーになりたい、プログラミングスキルを極めたい、という方は、SESの方が良いかと思います。SIerと異なり会社の意思で、プログラマー以外のポジションに異動させられる可能性が低く、様々な現場・環境を渡り歩き、たくさんの関係者と交流することで、テクニックに磨きをかけることができるでしょう。 最後に 何度も繰り返していますが、改めて再整理です。 SES:エンジニアの能力が必要な様々な現場に対して、エンジニアのサポートを受けられるようにするサービスや、そのサービスを提供する企業 SIer:エンタープライズシステム開発を請け負う企業 SIerはシステム開発が主な仕事であるのに対して、SESはシステム開発を仕事としてないという点が、もっとも重要なポイントです。そういう意味では、SESはIT会社というより、人材会社のカテゴリーに分類されるべき事業なのかもしれません。 SESとSIerどちらで働くべきか悩んでいる方は、自身のキャリアプランから考えるのがベターです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
働き方

【メール例文あり】フリーランスの仕事の断り方をご紹介!

「せっかくお仕事をいただいたけれど、どうしても受けられない…」 そんなジレンマに頭を悩ませたことはありませんか? フリーランスとして活動していると、スケジュールの都合や条件面の不一致など、依頼をお断りしなければならないこともあります。 しかし、断り方を間違えると信頼を失ったり、次のチャンスを逃してしまったりすることもあるでしょう。 本記事では、相手に失礼のない断り方や今後につながる丁寧な返信のコツを、実際に使える例文付きでご紹介します。誠実かつスマートにお断りするためのポイントをぜひ押さえておきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる お断りしたほうがいい案件 報酬が相場よりも低すぎる 報酬が相場よりも低すぎる案件を受けていると、働いても生活の質が低下するリスクがあります。そして報酬が低ければクライアントからの要求が高度なものになった際に、ストレスを感じる可能性が高くなってしまいます。 もちろんスキルアップを目的として案件を受ける場合や、初回の契約のみなど条件がある場合は相場よりも低い報酬でも問題ないでしょう。 しかし長期間の契約や拘束時間が長い常駐案件を受ける場合、相場より低すぎる案件には注意が必要です。特別な理由がなければ相場よりも報酬が低すぎる案件は断ることをおすすめします。 技術的な要求が高い 案件の内容と自分の実力がミスマッチしている場合は、断ることを検討しましょう。最終的に品質が悪い状態で納品してしまうと、その後の信用まで損なわれるリスクがあるからです。 一方で、技術的な要求が高い案件にチャレンジすれば、スキルアップできるなどのメリットもあります。しかし、今後も同じクライアントから案件を受ける可能性があるなら、断っておいた方が次に繋がる可能性が高くなります。 納期が明らかに短い クライアントによってはエンジニア案件の発注について詳しい社員がおらず、内容に対して明らかに短い納期で発注してくることがあります。 また普段は余裕を持った納期で依頼をくれる企業でも、緊急対応など徹夜しなければ終わらないような案件を依頼されることもあります。そういった案件は少しでも無理だと感じたら断りましょう。 仮に一度でも受けてしまうと、緊急でも対応してもらえるエンジニアとして印象が残るため、同じような短納期の案件が繰り返し振られてしまうリスクもあるからです。クライアントとの良好な関係を保つためにも、明らかに納期が短い案件は断ることをおすすめします。 作業ボリュームが大きすぎる フリーランスになると作業量は自分で調整しなければいけません。既に受注している案件の作業量に新規の依頼の作業量を合わせてキャパオーバーしてしまうなら、断ることが大切です。 高い報酬を提示されたとしても、納期までに作業を終えることができなければクライアントに迷惑をかけることになってしまいます。 それだけでなくフリーランスエンジニアとしての信頼を損ねることにもなりかねません。対応できる作業量を越えた依頼があった場合は、納期や作業量について交渉するか、断ることを検討しましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 案件を断った時に感じる不安 フリーランスエンジニアが案件を断る祭は、誰にでも不安が生じるものです。では案件を断るとどのような不安の種類があるのか、順番に見ていきましょう。 将来に対する不安 案件を断った後は、将来に対する不安を抱きがちです。その理由は、この先もこれまでと同じように案件の依頼があるのかどうか分からないからです。 実際に先のことは誰にも分かりません。だからこそできない仕事を無理に受けて信用を損なうよりはマシだったと考えて、前向きな気持ちに切り替えることも大切です。 次の依頼がなくなるかもしれない不安 仕事を断ると、次の依頼がなくなるかもしれない不安は誰もが抱きます。そうならないためには、普段からリスクを分散させるためにも2件以上の案件を受ける、または横の人脈をつくっておくことも大切です。 エンジニアは横の繋がりがあれば、紹介で依頼が発生することもあります。次の依頼がなくなるかもしれない不安がある場合、それを解消するための行動を普段から起こしておくことをおすすめします。 暇になってしまう不安 これはフリーランス初期に抱きがちな不安ですが、依頼が止まって暇になってしまうのではないか、という不安は誰もが持つものです。 会社員であれば忙しい業務に追われて暇になることを考える暇もありませんが、フリーランスとして独立すると、誰もが持つ不安でもあるといえるでしょう。 不安な気持ちを解消する方法 仕事を断った時に感じる不安を解消する方法は2つあります。 1つは十分な蓄えをつくっておくことです。仕事が完全になくなっても何ヶ月かは生きていけると考えることができれば、気分はかなり楽になります。 2つ目の解消法は不安定な収入になることを受け入れてしまうことです。 いつ依頼が終了するか分からないフリーランスは不安定な立場でもあります。普段からそういう状況になる可能性を想定して常に過ごすことで不安を少なくすることができます。 フリーランスの仕事の断り方5選 エンジニアとしてどのように断るべきか、誰もが迷ってしまうものです。ここからは具体的にどのような仕事の断り方があるのか見ていきましょう。 ストレートに理由を伝えて断る 依頼を断る際は、ただ結論として断ることを伝えるのではなく、理由をセットにすることが大切です。その際はストレートに本当の理由を伝えることが大切です。 中途半端な嘘を伝えると本当のことが分かった場合、その後の関係に亀裂が入ることにもなりかねないからです。クライアントに伝えても当たり障りが無い理由であれば、キャパシティのオーバーなど、基本的には本当の理由を伝えることをおすすめします。 嬉しい気持ちを伝えながら断る 案件を受けることができない場合、嬉しい気持ちや感謝を伝えながら断ることも大切です。ただ断るだけだとそこで関係は終わってしまうリスクがあります。しかし声をかけてもらって嬉しい、本当は受けたいけれど状況的に難しいなど、喜びの感情をセットにして伝えると、クライアント側も嫌な気持ちにはなりません。 断る時は、嬉しい気持ちや感謝の気持ちもセットで伝えることも大切です。 また声をかけて欲しい旨を伝えて断る 一度は依頼を断ったとしても、時間が経過すれば状況が変化する可能性があります。そのため今後も継続的に付き合いたいと思えるクライアントであれば、また声をかけて欲しい旨を伝えて断ることも大切です。そうすれば断り方の印象としても柔らかくなるからです。 代替案の提示など交渉してから断る 依頼内容が理由で断る場合は、すぐに断らずに代替案を提示するという選択肢もあります。たとえば納期が短すぎるのであれば、エンジニア側から余裕がある納期を提示して交渉してみましょう。報酬金額に不満があるなら、ストレートにいくら以上なら検討できると伝えることも大切です。 他のエンジニアを紹介する 案件を断り方には、他のエンジニアを紹介するという方法もあります。これは短納期の案件などで、クライアント側の人手が不足している場合は喜ばれる可能性がある提案でもあります。また実際に紹介までつながらなかったとしても、クライアント側の都合も配慮した断り方になるため、悪い印象が残ることはありません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスの仕事お断りメール(例文) クラウドソーシングで案件を受けた場合や、電話や対面のコミュニケーションがなく普段からメールやチャットのみでやりとりしている場合、メールだけで依頼を断っても問題はありません。 では次にメールを使ったフリーランスの仕事の断り方としてはどのようなものがあるのか、実際にテクフリのカウンセラーがエンジニアの方から受け取ったメール内容を例に見ていきましょう。 スキルに見合わない場合の例文 現在の状況として、週6日分の稼働が埋まってしまっているため、直近での案件の受け入れが難しいというのが正直なところです。 ご紹介いただいたにも関わらず大変恐縮ではございますが、稼働が空きそうなタイミングでまたこちらからもご連絡・ご相談できればと思っている次第です。 スキルに見合わないことが断る理由の場合「なぜ見合わないのか」を具体的に示すことで、また別の案件が発生した場合に適切なスキルの案件を再度提案してもらえることがあるので、断る際は理由を明確に示しましょう。 報酬が希望より低い場合 ご提示していただいた案件は、私のスキルセットにマッチしております。 他方、他社様ご紹介の類似案件と比較すると単価が低めであるため、今回は見送らせていただきたく存じます。 報酬が希望より低いことが断る理由の場合、理由を具体的に示すことで、今後その希望報酬以下の案件を提示されることはなくなりますし、報酬金額を引き上げてもらえることもあるため、断る際は報酬が低いという理由を明確に示しましょう。 作業時間の確保が難しい場合 現在の状況として、週6日分の稼働が埋まってしまっているため、直近での案件の受け入れが難しいというのが正直なところです。 ご紹介いただいたにも関わらず大変恐縮ではございますが、稼働が空きそうなタイミングでまたこちらからもご連絡・ご相談できればと思っている次第です。 作業時間の確保が難しいことが断る理由の場合、現在どの程度稼働しているか示すことで、時間が確保できるタイミングでまた案件を紹介してもらえることもあります。また、「こちらから連絡する」という意思を示すことで、企業に対して好意的な印象を残すこともできます。 よくある質問 フリーランスの案件はメールで断っていい? 電話や対面のコミュニケーションがなくメールやチャットのみで連絡をとっている場合、メールだけで依頼を断っても問題はありません。 断っていいフリーランス案件の特徴は? 本記事で紹介した、断ってもいいフリーランス案件の特徴を改めてまとめておきましょう。 報酬単価が低すぎる 技術的な要求が自分の実力より高い 明らかに納期が短い 対応できる作業量を越える フリーランスの仕事の断り方はメール内容の工夫が大切 フリーランスエンジニアの仕事はメールやチャットなどのコミュニケーションツールを使うのが一般的です。 そのためメールの文言を上手く作成することができれば、仕事の断り方もスムーズにできるようになります。 フリーランスエンジニアとして活動をスタートすると、案件を断る機会は当たり前にあるものです。 これからフリーランスとしての独立を目指す場合、仕事の断り方としてはメールの内容が大切になることを覚えておきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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ウォーターフォール開発とは?アジャイル開発との違いやメリットについて解説

ウォーターフォール開発とは ウォーターフォール開発とはソフトウェア開発手法のひとつで、各フェーズを順番に進めていく直線的な流れが特徴です。 ウォーターフォールという名前の由来は「滝が流れるようにフェーズが進む」イメージに由来しており、要件定義から設計、開発、テスト、そしてリリースに至るまでの各フェーズを順序通りに実行します。 本記事ではウォーターフォール開発の特徴や、アジャイル開発との違いなどについてわかりやすく解説します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ウォーターフォール開発のフェーズ ウォーターフォール開発では、要件定義→設計→開発→テストといった流れに沿って、ひとつのフェーズが完了してから次のフェーズへとに進んでいくのが特徴です。 このように流れを明確にすることによって進捗状況が把握しやすく、品質の安定化が図りやすいのが魅力です。以下ではウォーターフォール開発を構成する主なフェーズについて、それぞれの役割や重要性を詳しく解説します。 要件定義 ウォーターフォール開発の最初のフェーズは要件定義です。このフェーズではプロジェクトの目標や必要な機能、技術的な要件を明確にして、何を作るのかを徹底的に洗い出すことに重点を置きます。 要件定義が曖昧なまま進むと後のフェーズに影響を及ぼすため、関係者全員の合意形成が重要となります。特に大規模プロジェクトでは、この段階での細かい調整が成功を左右するでしょう。 設計 要件が固まった後は設計のフェーズに進みます。このフェーズではシステム全体の構造や仕様を決定して、開発の基盤を築きます。 詳細設計や画面設計などが含まれ、ここで作成された設計書は後の開発フェーズにおける重要な指針となります。このフェーズでどれだけ綿密に設計できるかが、開発のスムーズさに直結します。 開発 設計が完了すると、実際にシステムを構築する開発フェーズに入ります。ウォーターフォール開発では、このフェーズに入る前に仕様が固まっているため、仕様変更が発生しにくいというのが特徴です。 それに伴って、エンジニアは設計書の内容を忠実に実装することが求められます。また、プログラムのコーディングだけでなく必要なインフラ環境の整備なども行われます。 テスト 開発が完了した後は、テストフェーズに移ります。テストはウォーターフォール開発において特に重要で、不具合を発見して品質を担保します。 単体テストや結合テスト、システムテストなど、複数の段階を踏んで徹底的に検証が行われます。ここで品質を確保することが、リリース後のトラブル回避につながります。 ウォーターフォール開発とアジャイル開発の違い ウォーターフォール開発とアジャイル開発は、対照的なアプローチを持つ開発手法です。 先述の通りウォーターフォール開発は順序立てて進行するのに対し、アジャイル開発は小さな単位で反復しながら進める柔軟性を重視した開発手法です。 例えば要件の変更が発生した場合、ウォーターフォール開発では設計や開発の大幅な見直しが必要になりますが、アジャイルではスプリントごとに見直しを行うため対応が容易です。 ウォーターフォール開発は明確な計画が必要なプロジェクトに適しており、一方でアジャイル開発は変化が頻繁なプロジェクトに適しているでしょう。 ウォーターフォール開発のメリット ウォーターフォール開発は、長年にわたり多くのプロジェクトで採用されてきた実績のある開発手法です。 その人気の背景には、計画を重視するという特徴がもたらす数多くのメリットがあります。たとえば各フェーズを明確に区切ることで、品質管理や進捗管理が容易になり、予測可能性が高まります。 また、大規模なプロジェクトや要件が安定しているプロジェクトにおいては、その計画性が成功の鍵となることも少なくありません。 以下では、ウォーターフォール開発における3つの大きなメリットを解説し、強みについて具体的に掘り下げていきます。 品質を担保しやすい ウォーターフォール開発では、各フェーズが順序立てて進められるため、設計段階で品質を高めるための工夫を組み込めるのが強みです。 また、後のフェーズでの大規模な修正が発生しにくく、テストフェーズにおける徹底した品質管理が可能です。結果として、安定した品質を担保することができます。 スケジュール・進捗を管理しやすい あらかじめフェーズごとに明確なスケジュールを設定できるため、進捗の管理が容易で、納期を守りやすいのもウォーターフォール開発の特性です。 特に大規模なプロジェクトや多くのステークホルダーが関連する案件においては、この特性が大きなメリットとなります。計画通りに進めることで、チーム全体の効率も向上します。 様々な開発に応用ができる ウォーターフォール開発はITシステムの開発だけでなく、建設や製造業などの分野にも応用が可能です。その汎用性の高さが、この手法が長年採用されてきた理由のひとつでしょう。特に、要件が固定的なプロジェクトでその力を発揮します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ウォーターフォール開発のデメリット ウォーターフォール開発は計画性の高さが大きな魅力ですが、一方でその特性ゆえに発生しやすい課題もあります。 特に柔軟性やスピードが求められるプロジェクトでは、フェーズの順序を厳密に守る必要があることが障壁になる場合があります。また、初期段階での計画や設計の正確さがプロジェクト全体の成否を左右するため、リスクが集中する点も考慮すべきでしょう。 以下では、ウォーターフォール開発のデメリットを詳しく説明し、この手法を採用する際に注意すべきポイントについて考察していきます。 開発期間が長期化しやすい ウォーターフォール開発はすべてのフェーズを順序通りに進めるため、初期段階での計画や設計に多くの時間がかかる傾向があります。 また、次のフェーズに進む前に現在のフェーズを完全に終わらせる必要があるため、進行が遅くなることがあります。これにより、変更要求が多いプロジェクトでは納期に遅れてしまうリスクが高まります。 仕様や計画の途中変更がしづらい ウォーターフォール開発の最大の課題は、要件定義や設計段階で決定した仕様を後から変更するのが難しい点です。 途中で仕様変更が必要になった場合、大幅な見直しが必要となり、スケジュールや予算にも影響を与えます。このため、要件が変動する可能性が高いプロジェクトには不向きです。 ウォーターフォール開発に向いているプロジェクト ウォーターフォール開発が特に適しているのは、要件が明確で変更が少ないプロジェクトです。基幹システムや金融系のシステム開発など、堅牢性や高い信頼性が求められるケースに向いています。 また、開発メンバーや関係者が多いプロジェクトでは、フェーズが明確なウォーターフォールの特性が効果を発揮します。さらに、リスクを事前に最小限に抑える必要があるプロジェクトでも、その計画重視のアプローチが役立ちます。 ウォーターフォール開発を行う際のポイント ウォーターフォール開発を成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。まず、初期段階での要件定義と設計を徹底することが不可欠です。後からの変更が難しいため、この段階で関係者全員が合意するように努めましょう。 次に、各フェーズでの進捗管理をしっかり行い、遅れを最小限に抑えるための仕組みを導入することも重要です。また、綿密なテスト計画を立て、リリース前に十分な検証を行うことで、品質を確保できます。 さらに、プロジェクト管理ツールを活用することで、全体の可視化を図り、効率的な進行が可能になります。 最後に:ウォーターフォール開発が注目され続ける理由とは? アジャイル開発が主流になりつつある現代においても、ウォーターフォール開発は依然として選ばれ続けています。その背景には開発手法の特性が深く関係しています。 特に金融や医療、公共インフラといったミスが許されない分野では、明確な計画と順序立てた進行が求められるため、ウォーターフォール開発が最適解となることが多いのです。 プロジェクトの全貌を早期に把握しやすい点も大きな魅力です。要件定義や設計がしっかり行われることで、メンバー間の認識のズレが生じにくく、想定外の問題が発生しにくいというメリットがあります。これは開発メンバーのみならず、クライアントにとっても安心感をもたらす重要な要素です。 近年ではウォーターフォール開発とアジャイル開発を組み合わせた「ハイブリッド型」の手法が採用されるケースも増えてきました。 こうした進化により、ウォーターフォール開発は柔軟性を取り入れながらも、その強みを失わずに活用される場面が広がっています。伝統的な手法でありながら新たな形で現代のニーズに適応している点が、注目され続ける理由でしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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グラフィックデザイナー(2Dデザイナー)

グラフィックデザイナーとは?仕事内容・年収・将来性を徹底解説!

グラフィックデザイナーとは グラフィックデザイナーとは、視覚的なデザインを通じてメッセージを伝えるクリエイティブな職業です。広告やブランドのWebデザイン、出版物のレイアウトなど私たちが日常的に目にするさまざまなデザインの多くは、グラフィックデザイナーによって手がけられています。 本記事ではグラフィックデザイナーの仕事内容や求められるスキル、将来性について詳しく解説していきます。デザイン業界でのキャリアをすでに歩んでいる方や、グラフィックデザイナーの仕事に関心のある方はぜひ参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる グラフィックデザイナーの仕事内容 グラフィックデザイナーの主な仕事内容は以下です。 クライアントヒアリング コンセプト作成〜デザイン設計 デザイン制作〜修正 納品〜アフターケア それぞれのフェーズにおける仕事内容について、さらに詳しく解説していきます。 クライアントヒアリング クライアントが求めているイメージや目的、ターゲット層などを詳細に確認し、デザインの方向性を決める基盤を作ります。 ヒアリングを通じて、デザインに必要な情報をしっかりと収集することが重要です。 コンセプト作成・デザイン設計 ヒアリングから得られたクライアントのニーズをもとに、デザインのコンセプトを作成していきます。全体の方向性を決めるために、色彩やフォント、構成などを考えます。 コンセプトが決まったら具体的なデザイン設計に進み、詳細なビジュアル案を作成します。これにより、最終的なデザインがクライアントの期待に沿った形になるように調整していきます。 デザイン制作・修正 デザイン設計をもとに、実際のデザイン制作が始まります。必要に応じてさまざまなデザインツールを駆使しながら、ビジュアルを作り上げていきます。 完成したら納品して終わりではなく、クライアントからのフィードバックを受けて修正を加えることが一般的です。修正作業ではクライアントの希望に柔軟に対応し、最終的なデザインを完成させます。 納品・アフターケア 最終的なデザインが完成したら納品を行います。納品時にはデザインデータをクライアントに提供し、使用方法に関するガイドラインを説明することもあります。 納品後に問題が発生した場合にはアフターケア対応を行うことで、クライアントとの信頼関係を深めて長期的な関係を築いていけるでしょう。 グラフィックデザイナーに必要なスキル グラフィックデザイナーに向いている人の特徴として抽象的なものをご紹介しましたが、必要とされるスキルとして以下を具体的にご紹介します。 デザインスキル ソフトウェアスキル コミュニケーションスキル プロジェクト管理スキル デザインスキル デザインスキルは、グラフィックデザイナーに求められる基本的かつ重要なスキルです。色彩感覚やレイアウト能力、タイポグラフィー(文字のデザイン)などが含まれます。 視覚的に魅力的かつ機能的なデザインを作り出す能力が求められます。 ソフトウェアスキル デザイン制作に使用するソフトウェア(Adobe Photoshop、Illustrator、InDesignなど)の操作スキルは必須です。これらのツールを使いこなすことで、アイデアを効率よく形にすることができます。 コミュニケーションスキル デザインは単に美しいだけでなく、クライアントの意図を反映し、ターゲット層にメッセージを伝える役割も担います。クライアントとのミーティングやフィードバックの際、適切に意思疎通を図るためのコミュニケーションスキルが重要です。 プロジェクト管理スキル 複数のプロジェクトを同時に進行するため、納期を守りつつクオリティを確保するためのスケジュール管理やタスク管理能力も求められます。クライアントとの調整を行いながら、効率的に作業を進める力が必要です。 グラフィックデザイナーに役立つ資格 グラフィックデザイナーに役立つ資格として、以下が挙げられます。 DTPエキスパート アドビ認定プロフェッショナル 色彩検定 Illustrator クリエイター能力認定試験 Photoshop クリエイター能力認定試験 それぞれの資格についてさらに詳しくご紹介していきます。 DTPエキスパート DTPエキスパートは、印刷物のデザインに関する専門知識を証明する資格です。印刷の基礎知識やレイアウト技術を習得することができ、業務の幅を広げるために役立ちます。 参考:https://www.jagat.or.jp/cat5/dtp アドビ認定プロフェッショナル Adobe認定の資格は、業界で使用される代表的なデザインツールであるPhotoshopやIllustratorのスキルを証明します。 グラフィックデザイナーの案件においては、PhotoshopやIllustratorといったツールの経験が必須とされることが多いです。 実務経験が豊富ではない場合には、これらに関連する資格を持っていることがアピールポイントになることもあるでしょう。 参考:https://adobe.odyssey-com.co.jp/ 色彩検定 色彩検定は、色の理論や実際の使い方に関する知識を証明する資格です。デザインにおける色彩感覚を磨くために有用で、特にブランディングや広告デザインに強みを持つデザイナーにとっては重要です。 参考:https://www.aft.or.jp/pages/feature Illustrator クリエイター能力認定試験 Illustratorの操作技術を証明する資格で、ベクターイラストやロゴデザインに関するスキルを証明できます。これを取得することで、デザインの精度や信頼性を高めることができます。 参考:https://www.sikaku.gr.jp/ns/il/ Photoshop クリエイター能力認定試験 Photoshopを使った画像加工や写真編集のスキルを証明する資格です。画像編集が必要なグラフィックデザイン分野では特に有用な資格となります。 参考:https://www.sikaku.gr.jp/ns/ps/ グラフィックデザイナーの年収 グラフィックデザイナーの年収は、一般的なクリエイターと同様に経験やスキル、所属する企業によって大きく異なります。若手デザイナーは年収300万円程度からスタートし、経験を積むことで年収500万円以上に達することも可能です。 フリーランスとして活動する場合、プロジェクト単位での収入となるため、受注する仕事の内容や規模によって大きく変動します。テクフリのデータベース上にあるフリーランス案件情報によると、グラフィックデザイナーの平均単価は約62万円となっており、年収換算では約740万円となります。(2025年4月時点) グラフィックデザイナーのフリーランス案件を探してみる グラフィックデザイナーのキャリアパス グラフィックデザイナーとして経験を積むなかで、新たなキャリアパスを検討する方も多くいらっしゃいます。本記事では3つのキャリアパスについてご紹介します。 アートディレクター アートディレクターは、デザイン制作全体を統括し、デザインコンセプトの立案から制作までを指導する役割です。グラフィックデザイナーよりも統括する範囲が増えることから、豊富なデザイン経験と、チームをリードするためにより優れたコミュニケーション能力が求められます。 グラフィックデザイン講師 グラフィックデザイナーとしての経験を活かし、デザインスクールや専門学校で教える講師という道もあります。自分の知識を後進に伝えながら、教育の分野で活躍することができます。実務経験に加えて資格などの実績があると、講師としての権威性をアピールすることができるでしょう。 フリーランスとして独立 フリーランスデザイナーとして独立することもキャリアパスのひとつです。自分のペースで仕事を選び、クライアントと直接取引することで、より高い報酬を得るチャンスも広がります。自由な働き方や報酬アップを希望する場合は、まずはフリーランス専門のエージェントに相談してみるといいでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる グラフィックデザイナーの将来性 テクノロジーの進化により、デザイン業界も大きく変化しています。デジタル化が進み、ウェブデザインやUI/UXデザインの需要は増加しており、今後ますます多様なスキルセットを持ったグラフィックデザイナーが求められています。 また、AIや自動化ツールの発展により、デザイン作業が効率化される一方で、より高度なクリエイティブな仕事への需要が高まると予測されています。 最後に グラフィックデザイナーは、創造性と実務スキルを兼ね備えた専門職です。多様な分野で活躍できるだけでなく、今後も需要は高まることが予測されるため、キャリアパスの幅広さやスキルアップのチャンスも豊富です。デザインの世界に興味がある人にとって、非常に魅力的な職業と言えるでしょう。
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JavaScript資格のおすすめ4選!取得のメリットや勉強法を解説

JavaScriptはWebサイトやWebアプリケーション開発に欠かせないプログラミング言語として、多くの企業やプロジェクトで使われています。 JavaScriptのスキルを客観的に証明するには資格取得がおすすめです。JavaScriptの資格はスキルの証明や専門性のアピールに役立つだけでなく、自身のスキルアップにもつながり、より価値が高い人材を目指せます。 本記事では、JavaScriptエンジニアにおすすめの資格と、資格取得のメリットについて解説します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる JavaScriptのおすすめ資格4選 JavaScriptに関する資格は数多く存在します。初めてJavaScriptの資格に挑戦するときは、どの資格を選べばよいか迷ってしまう人もいるでしょう。 ここでは、JavaScriptエンジニアのキャリアアップに役立つ以下4つのおすすめの資格を紹介します。 HTML5プロフェッショナル認定試験 CIW JavaScript スペシャリスト Webクリエイター能力認定試験 JS Institute Certification JavaScript初心者から実践的なスキルを身に着けたい人にもおすすめな資格を紹介するので、自身のスキルレベルやキャリア目標に合わせて最適な資格を選びましょう。 HTML5プロフェッショナル認定試験 HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5、CSS3、JavaScriptなどのWeb標準技術に関する知識と技術力を証明するための試験です。Webサイトの構造や動作、Webページのスタイルを理解し、Webアプリケーションを開発・実装できる能力を評価します。 HTML5プロフェッショナル認定試験の試験概要は以下になります。 実施団体:LPI-Japan 受験料:税込16,500円 試験時間:90分 問題数:レベル1は60問、レベル2は40~45問 出題形式:選択式が多いが一部入力問題も含まれる JavaScriptの知識だけでなくWeb開発全般のスキルを証明できるため、フロントエンドエンジニアを目指す方におすすめです。 HTML5プロフェッショナル認定試験 CIW JavaScript スペシャリスト CIW (Certified Internet Webmaster) JavaScript スペシャリストは、JavaScriptの専門知識とスキルを認定する国際的な資格です。JavaScriptの基本構文、オブジェクト指向プログラミング言語、DOM操作、イベント処理、AJAX、JSONなど、幅広い知識が問われます。 CIW JavaScript スペシャリストの試験概要は以下のとおりです。 実施団体:CIW (Certified Internet Web Professional) 受験料:175ドル 試験時間:90分 問題数:55問 出題形式:選択式 CIW JavaScriptスペシャリストは英語での受験となりますが、世界中でグローバルに活躍したいエンジニアや海外企業への転職を考えている人にはおすすめです。また、実践的な内容が多く実務で直接役立つ知識を問う問題が出題されるため、JavaScriptエンジニアとしてスキルアップしたい人にもおすすめの資格となっています。 Webクリエイター能力認定試験 Webクリエイター能力認定試験は、Webサイトの制作スキルを認定する試験です。Webサイトのデザイン、コーディング、JavaScriptの組み込みなど、Web制作に必要なスキルを総合的に評価します。Web制作全般のスキルを証明できる資格で、JavaScriptの基礎的な知識も問われます。 Webクリエイター能力認定試験の試験概要は以下のとおりです。 実施団体:サーティファイ 受験料:スタンダードレベルは6,100円、エキスパートレベルは7,700円(税込) 試験時間:スタンダードレベルは60分 or 70分、エキスパートレベルは知識20分、実技90分 or 110分 出題形式:実技 Webクリエイター能力認定試験は、日本国内でのWeb制作業界で広く知られており、特にデザイン会社や制作会社での評価が高いのが特徴です。 JavaScriptだけでなくHTML5やCSS3も含めたフロントエンド技術全般の知識が問われるため、WebデザイナーやWebディレクターなど、Web制作に関わるすべての人におすすめの資格となっています。 JS Institute Certification JS Institute Certificationは、JavaScriptの専門知識とコーディングスキルを評価する資格です。実践的なコーディング問題が中心で、JavaScriptの応用力が試されます。Webサーバーサイドとの連携や、データベースへのアクセスといった知識も求められます。 JS Institute Certificationの試験概要は以下のとおりです。 実施団体:JS Institute 受験料: JSE – Certified Entry-Level JavaScript Programmer:69ドル JSA – Certified Associate JavaScript Programmer:295ドル 試験時間:Entry-Level :45分、Associate :65分 問題数:Entry-Level :30問、Associate :40問 出題形式:単一選択項目と複数選択項目 この資格の最大の特徴は、最新のJavaScript仕様に対応している点です。技術の変化が早いフロントエンド開発において、最新のトレンドにも対応したスキルを証明できます。技術志向の高い企業への就職や転職を目指している人や、実務経験の豊富なエンジニアにおすすめの資格です。 JavaScriptの資格を取得するメリット JavaScriptの資格を取得することで、エンジニアとしての市場価値を高め、キャリアアップにつながります。 ここでは、JavaScriptの資格を取得する具体的なメリットを3つ紹介します。資格を取得することで具体的にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。 体系的な知識を習得できる 資格取得の勉強を通して、JavaScriptの基礎から応用までの知識が身につきます。普段の業務では触れないような知識や、曖昧に理解していた部分を明確にすることで、より深い理解につながります。 JavaScriptは、Web開発の現場で非常に重要なプログラミング言語です。JavaScriptの基本構文や言語機能を網羅的に学ぶことで、コードの品質向上につながります。DOM操作、イベント処理、非同期処理といった実際に使用する技術を理解することで、より効率的な開発ができるようになるでしょう。 スキルの証明に役立つ 資格は第三者に自分のスキルを客観的に証明する手段です。転職や社内評価のときに自身のスキルをアピールするのにも役立ちます。 特に、実務経験が少ない場合や実績を具体的に示すことが難しい場合は、資格を取得するのがおすすめです。資格を持っているという証明だけではなく、資格取得に向けて学習した内容は面接や実技試験でアピールポイントとなるでしょう。 キャリアアップにつながる 資格取得はキャリアアップの大きな武器になります。多くの企業では、資格取得者に対して手当を支給したり、評価の加点要素としたりする制度があります。 資格取得は、上司や人事部に対してスキルアップへの意欲を示す機会となり、昇進や昇給のチャンスにつながることもあるでしょう。また、転職や就職といった求人市場やフリーランスエンジニアやコンサルタントとして活動する場合でも、資格を持っていることで他のエンジニアとの差別化を図れます。 資格を取得することは、スキルの証明だけではなく、自己管理能力や学習習慣の形成、目標達成能力の証明にもなります。自己研鑽の証としてあなたのキャリアアップにつながるでしょう。 JavaScriptの資格取得における勉強法 JavaScriptの資格を効率的に取得するためには、勉強方法が大切です。 ここでは、資格取得を目指すエンジニアのための効果的な学習方法を紹介します。 書籍で基礎と出題範囲を網羅する まずは、公式テキストや試験対策本を活用して試験範囲の知識を体系的に身につけましょう。書籍は基礎から応用まで順序立てて学べるため、理解が深まりやすいのが特徴です。 多くの資格試験では、公式の学習ガイドブックが発行されています。これらは出題範囲に沿って編集されているため、効率よく必要な知識を学べます。また、JavaScriptの言語仕様を体系的に学べる書籍を購入して、辞書的に使用するのもおすすめです。 学習サイトで演習問題を反復する インターネット上には、JavaScriptの演習問題や模擬試験を提供する学習サイトが多数存在します。 Progateやドットインストールなどのオンライン学習プラットフォームでは、JavaScriptの基礎を一部無料で学べます。また、LeetCodeやCodewarsなどのサイトでは、JavaScriptのコーディングスキルを向上させるための演習問題が豊富に用意されています。 これらのサイトを活用して、実践的なスキルを磨きましょう。Webサーバーやアプリケーションサーバーとの連携方法も理解を深めておくと良いでしょう。 模擬試験や過去問で実践力を強化する 資格試験対策には、過去問や模擬試験の活用が非常に重要です。本番に近い形式で問題を解くことで、出題傾向や難易度に慣れることができます。 多くの資格試験では、公式サイトでサンプル問題や模擬試験を提供しています。これらを活用して出題形式や難易度を事前に確認しておきましょう。 JavaScriptの将来性 JavaScriptは、Web開発だけでなくモバイルアプリ開発やサーバーサイド開発など、幅広い分野で活用されています。特に最近ではNode.jsの登場によってバックエンド開発でも広く使われるようになり、その活躍の場はますます広がっています。 また、React、Angular、Vue.jsなどのJavaScriptフレームワークやライブラリの人気も高く、多くの企業やシステム開発の現場でこれらのフレームワークが採用されています。Windows、Linux、CentOS、UbuntuといったOSを問わず動作するアプリケーションの構築が可能なため、汎用性が高いのも特徴です。 JavaScriptエンジニアの需要は高く、今後も成長が期待される分野です。JavaScriptのスキルを磨いて最新技術をキャッチアップすることで、市場価値の高いエンジニアとして活躍できるでしょう。 最後に JavaScript資格の取得は、スキルの客観的な証明だけでなく、キャリアアップや転職、フリーランスとしての信頼獲得にも大きく役立ちます。 JavaScriptはさまざまな資格があるため、自分のキャリア目標やスキルレベルに合わせて最適なものを選ぶことが重要です。体系的な学習と効率的な勉強法を実践し、自分に合った資格取得を目指しましょう。 Web開発の現場ではLAMP環境(Linux/Apache/MySQL/PHP)と組み合わせたソフトウェア開発が今後も続くと予測されます。ECサイトのようなウェブアプリケーションの開発では、特にLAMP環境の知識が必要となります。 JavaScriptの資格取得を通して身に着けた知識を活かして、高度な開発ができるエンジニアとしてステップアップしていきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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iOSエンジニア

iOSアプリの開発にはどの言語を使うのがベスト?

iPhoneやiPad向けのアプリ開発といえば、長らくMac提供の公式開発言語であるObjective-Cまたは、Swiftでした。 しかし、ここ数年、クロスプラットフォームアプリの開発技術が次々と確立し、Objective-CやSwift以外のプログラミング言語でiOSアプリ開発するのが当たり前になりつつあります。 今回は、改めて、Objective-CとSwiftの特徴を整理すると同時に、この二つ以外の、iOSアプリ開発が可能なプログラミング言語(クロスプラットフォーム環境)についてもご紹介したいと思います。 フリーランスのiOS案件を探してみる iOSアプリとは? 改めて説明することではないかもしれませんが、iOSアプリについて、確認しておきましょう。 iOSアプリとは、その名の通り、iOS上で動くアプリのことです。iOSが搭載された機器は、Macから発売されたiPhone・iPad・iPod touch・Apple TVなどが挙げられます。ライバルのAndroidは様々なメーカーのスマホに搭載されていますが、iOSはMacから発売されたハードウェアにしか搭載されていません。 ちなみに、パソコンでもまったく同じことが言えます。Windowsが様々なメーカーのパソコンに搭載されているのに対して、macOSはMacBookやiMacなどのMac製品にしか搭載されていません。iOSもmacOSも純粋なシェア率だと、ライバルに負けていますが、一部の熱心なファンを獲得することに成功しています。 さて、話を戻すと、iOSはいわゆるUnix系OSで、実はパソコン用のmacOSをスマホ用に最適化したものです。ところが、長らくiOSアプリはmacOS上で動作できませんでした。 しかし、2019年秋にリリースされた、『macOS Catalina』から、ついにmacOS上でiOSアプリの動作が可能になりました。そして、2022年秋にリリースされた最新の『macOS Ventura』でも同じく動かすことが可能です。つまり、2023年現在、iOSアプリは、macOSアプリと呼ぶこともできるのです。 関連記事:iOSエンジニアの仕事内容や必要なスキルとは?【年収や将来性・案件情報を徹底解説】 iOSアプリの種類 一口にiOSアプリと言っても様々な種類があります。iOSアプリは大きく次の3つに分類されます。 ネイティブアプリ ハイブリッドアプリ クロスプラットフォームアプリ ネイティブアプリは最も一般的なiOSアプリであり、主にiOSのみでしか動かないアプリを指します。AndroidやWindowsなど他のOSでは動かすことができません。 ネイティブアプリはiOS専用に作られるため、iOSの機能をフル活用できるのがメリットです。反面、Androidアプリも別に作らなくてはいけないため、開発の手間がかかるのがデメリットです。ほとんどの場合、iOSアプリとAndroidアプリは両方リリースするため、片方ずつ作るというのは効率が悪く、ネイティブアプリ開発を避ける企業も多くあります。 一方でハイブリッドアプリは、Webアプリを開発する技術によって、iOS・Androidアプリを開発しています。OSごとに開発を行う必要がないため、開発工数を減らせるのがメリットです。反面、iOS用に最適化させていないため、iOSで動かした場合動作が遅くなる可能性もあります。 クロスプラットフォームも同じく、OSごとに開発を行わなくても、1種類の言語で全て開発できる技術のことです。ただ、ハイブリッドアプリとはやり方が異なります。 クロスプラットフォームアプリの場合、1種類の言語で開発し、それをiOSやAndroid用の言語に変換することで、複数OSに対応させているのです。こちらのやり方の方が、アプリの性能を落とさずに済みます。そのため今後は、クロスプラットフォームアプリが主流になると予想されます。 iOSアプリ開発に必要な環境 iOSアプリ開発を行う際に必要なものは次の通りです。 Macパソコン ネット環境 Apple ID iOSアプリの開発言語 iOSアプリの開発環境 Macのパソコンは必須です。WindowsではiOSアプリの開発は難しいです。 iOSアプリの開発言語は、次のようなものが該当します。 Objective-C Swift JavaScript Python Kotlin Objective-C・Swiftはネイティブアプリ、その他はクロスプラットフォームアプリ開発に活用されています。iOSアプリ開発を行う際にはいずれかの言語を習得しなくてはいけません。 各言語にはそれぞれメリット・デメリットがあります。後ほど詳しく解説しますが、先に結論だけお伝えすると、JavaScript・Python・Kotlinのいずれかがおすすめです。 iOSアプリの開発環境の中で多く使われているのはXcodeです。XcodeはApple社公式の統合開発環境であり、ネイティブアプリを開発するなら必須と言えるでしょう。初心者でも使いやすいように設計されているうえに、コード編集機能・テスト機能なども充実しています。無料でこれだけの機能が使えるのが、Xcodeが広く普及している理由でしょう。 ただし、Xcodeではクロスプラットフォームアプリは作ることができません。クロスプラットフォームアプリを作るなら、FlutterやReact Nativeなど他の開発環境が必要です。FlutterやReact Nativeの詳しい仕様についても後述します。 Objective-C まずは、基本の基本である、Objective-Cから見ておきましょう。 Objective-Cは、その名前があらわす通り、「オブジェクト指向を取り入れたC言語」です。C言語にオブジェクト指向を取り入れたプログラミング言語としてはC++もありますが、オブジェクト指向への対応法が異なるため、コーディング方法に差異があります。 C言語の後継として生まれたので、本来、汎用プログラミング言語として、多様な環境で利用できるだけのポテンシャルを持つObjective-Cなのですが、残念なことに、macOSとiOS、そして、それらのご先祖様にあたるNeXTというOSの専用プログラミング言語と化しています。 筆者はObjective-Cを悪い言語だと思いません。しかし、1984年リリースと歴史が長い分、いまどきのモダンなプログラミング言語よりも、習得難易度が高く、しかも、macOSとiOSの専用プログラミング言語状態のため、応用が利かないという、どうにもならない弱点を抱えています。 2023年現在Objective-Cは新規のアプリ開発でほとんど使われていません。また、Objective-Cで稼働している既存アプリも、他言語に改修する動きが広がっています。 iOSアプリ開発のためにObjective-Cを極める必要は薄くなったと感じます。 Objective-Cの案件を探してみる Swift Swiftは歴史あるObjective-CにかわるmacOSやiOSの公式標準開発プログラミング言語として、2014年にMacから発表されたプログラミング言語です。 従来のObjective-Cと共存ができるのですが、世代が異なるため、Swiftにあって、Objective-Cにない機能があるなど、共存させようとして苦労している開発者が多数です。また、SwiftとObjective-C間のデータのやり取りのところで、バグを起こしてしまった、という話もよく聞きます。基本的には併用しないのがベターです。 伝統のObjective-Cと革新のSwift、どちらを選択するかですが、Swiftの方がObjective-Cより習得難易度が低いため、いまからプログラミング言語を学ぶのであれば、Swiftの方が良いという意見が多数です。 ただし、Swiftは毎年バージョンアップが行われており、今後、Python2.0とPython3.0のような「破滅的な仕様変更」が起きる可能性もあります。また、iOSアプリ開発分野では、後述するその他の言語も注目されており、Swiftを使わなければいけないことはありません。 iOSアプリ開発でSwiftの利用が必須でなくなった今、やはりiOSアプリ開発のためだけにSwiftを極める必要は薄くなったと感じます。 Swiftの案件を探してみる その他の開発言語 繰り返しになりますが、長らくiOSアプリの開発は、公式開発言語であるObjective-Cまたは、Swiftでしたが、現在は、クロスプラットフォーム開発環境を整えることで、Objective-CやSwift以外のプログラミング言語で、iOSアプリとAndroidアプリを同時開発できるようになっています。 という訳で、クロスプラットフォーム開発環境と、その開発環境で利用できるプログラミング言語をご紹介いたします。 ①React Native Facebookが公開しているオープンソースのモバイルアプリケーション用フレームワークです。iOSアプリとAndroidアプリの両方の開発ができ、開発元のFacebookはもちろん、メルカリも採用しているようです。 対応プログラミング言語としては、JavaScript, Java, C++, Objective-C/Objective-C++, Pythonになります。オープンソースということで、インターネット上での情報も多く、利用がしやすいクロスプラットフォーム開発環境です。 ②Visual Studio Microsoftの統合開発環境(IDE)であるVisual StudioでもiOSとAndroidのクロスプラットフォーム開発が可能です。iOSとAndroid以外にはWindowsアプリにも対応できます。 Visual Studioは対応言語が多く、C/ C++、Visual Basic、C#、F#、JavaScriptさらには、プラグインを適用することでPythonやRubyにも対応しています。 ちなみに、MicrosoftはXamarinというクロスプラットフォーム用のライブラリやフレームワークを開発していた会社を2016年に買収しています。 ③Kotlin/Native Androidの公式開発言語である、KotlinでiOSアプリとAndroidアプリを同時開発することができる技術がKotlin/Nativeです。 Kotlin/Nativeの概要としては、Kotlinで作成したソースコードをiOSアプリ、Androidアプリ向けにコンパイルする技術です。この二つ以外にも、macOSアプリ、Windowsアプリなどにもコンパイルすることができます。 ④Flutter(Dart) Flutterは2018年にGoogleがリリースしたフレームワークです。 Flutterでは同じくGoogleが開発したDart(ダート)という言語が使われています。Dartは元々マイナーな言語でしたが、Flutterで動かせる言語として注目されるようになりました。文法はJavaScriptに似ており、JavaScript履修者なら習得は容易です。 Flutter(Dart)を使うことで、iOS・Android・Webアプリ全てが作れてしまいます。以前はドキュメントが少なく勉強しにくいのが難点でしたが、最近は優秀さが認められるようになったことで、日本語のドキュメントも充実してきました。 結局何がいいの? 自身のスキルや、キャリアプランにもよると思いますが、プログラミング初学者の方が、これから、iOSアプリ開発のためにプログラミング言語の学習を始めるのであれば、習得難易度と、将来性の観点から次の三つのプログラミング言語がベターだと思います。 ・JavaScriptまたはPython(React Native) ・Kotlin(Kotlin/Native) 公式開発言語であるSwiftやObjective-Cはどうなの?と聞かれると、正直、イマイチです。 理由としては、どちらのプログラム言語も上の三つより習得難易度が高く、実質、iOSアプリとmacOSアプリ開発専用プログラミング言語にとどまっているからです。それでもあえて、公式開発言語で開発したいとお考えであれば、Objective-Cの方がおすすめです。 Objective-Cは習得難易度という意味で、iOSアプリ開発ができるプログラム言語の中で、もっとも難しいプログラミング言語だと思います。特に、モダンなプログラミング言語なら、自動で行ってくれるメモリ管理も、自らで行わなくてはならないのは、初心者には難しいことだと思います。しかし、技術の幅を持たせるために、苦労して学ぶ価値があります。 まとめ:クロスプラットフォーム開発が当たり前の時代に クロスプラットフォーム開発されていない純粋なiOSアプリは、iOSのシェアと命運を共にすることになります。 そう考えたとき、近年、iOSのシェアがAndroidに押されつつあるうえに、中国のスマホメーカーであるHUAWEIが新たなスマホ用OS『Harmony OS(鴻蒙OS)』を開発・市場投入するなど、iOSの先行きに暗い影を落としそうな、ネガティブなニュースが続いているのが実情です。 もちろん、多くの新機能が追加され作業効率化に貢献してくれる『macOS Ventura』の登場や、毎年盛り上がりを見せる新型iPhoneSEの登場など、暗いニュースばかりではありません。iOSは一定の人気を保っているのは間違いありません。 しかし、今後は、Objective-CとSwiftで「Androidでは動かない純粋なiOSアプリ」を開発することは、まず推奨されないでしょう。特にビジネスでスマホアプリを開発するのであれば、なおさら、効率アップのためにクロスプラットフォームでの開発です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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UI/UXデザイナーにおすすめの資格4選!【スキル別】

UI/UXデザイナーは、自身のスキルを示すものとしてポートフォリオや過去の実績が重視されます。一方で、資格を取得することでスキルの裏付けとなり、転職やフリーランス転向に役立つこともあるでしょう。 本記事ではUI/UXデザイナーに求められるスキルとともに、そのスキルを証明するのに必要な資格とその具体的な資格取得方法、内容などをまとめてお伝えします。 UIUXデザイナーのフリーランス案件を探してみる UI/UXのスキル別に役立つ資格4選 現在、前述の通りUI/UXデザイナーは需要も高く、さまざまなスキルを身に付ける必要があります。そのため、資格はスキルの証明になります。しかし、UI/UXデザイナーには特定の資格は必要ありません。一方で、資格取得は大きなアピールポイントになり、フリーランスの方の受注や転職にもプラスの材料となるといえるでしょう。UIデザイン、UXデザインそれぞれで必要とされるスキルとそれを証明できる資格や試験は以下となります。 ウェブデザイン技能検定(UIデザイン) ウェブデザイン技能検定は、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施している、Webデザインに関する国家資格です。資格は1級から3級まで分かれており、1級2級には実務経験がないと受験資格が与えられない(1級は7年以上、2級は2年以上)ため、この資格があるというだけでキャリアの証明にもなります。 ちなみに、各級とも学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では私物のパソコンを持参し、実際に課題Webサイトを作成する内容になっています。難易度は3級の場合、それほど高くなく、他の国家資格(IT資格等)に比べ難易度は低いといえるでしょう。ます。出題形式と合格基準は下記の通りです。 出題形式 合格基準 学科 筆記試験(マーク方式):「多肢選択法」「真偽法」形式 70点以上(100点満点) 実技 課題選択方式 70点以上(100点満点) ※試験要項に示す各作業分類において配点の60%以上の得点を得ること 引用:https://www.webdesign.gr.jp/summery/schedule/ Webクリエイター能力認定試験(UIデザイン) Webクリエイター能力認定試験は、サーティファイという企業が主催している民間資格試験です。Webクリエイターに必要とされる、Webサイト制作のデザイン能力およびWebページのコーディング能力を認定する試験です。取得できるランクは「スタンダード」と「エキスパート」の2種類があり、HTML5とCSSの文法を使用したコーディングを行う試験内容となります。Webクリエイター能力認定試験には受験資格がないため、誰でも挑戦できます。出題形式と合格基準は下記の通りです。 スタンダード エキスパート 出題形式 実技問題 知識問題・実技問題 合格基準 得点率65%以上 (合計得点において)得点率65%以上 引用:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/contents/about/content/1/ Google UX Designプロフェッショナル認定(UXデザイン) Google UX Designプロフェッショナル認定は、Googleが提供しているUXデザイナー養成オンラインコースです。取得できるとGoogle認定の証明書を受け取れます。このコースでは、UXデザイナーになるためのグーグル認定のトレーニングを受講します。、7つのコースを週10時間ほど学習し、約6ヶ月で受講完了するという流れです。 現在受講内容は英語のみでの提供となっていますが、オンラインビデオの内容は全てスクリプトがあるためDeepLを利用すれば英語が苦手な方でも受講できます。こちらのカリキュラムは試験に合格する形ではなく、コースを終了するごとに証明書をもらえる形の資格となります。受講内容と料金は以下のとおりです。 UXデザインの基礎 UXデザインプロセスをはじめる ワイヤーフレームと低精度プロトタイピング UXリサーチと初期コンセプトのテスト Figmaでの高精度のデザインとプロトタイピング Adobe XDによるレスポンシブWEBデザイン ソーシャルグッドのためのUXデザインと、就職の準備 受講料金は月$39(約6ヶ月で$234)となっています。 https://www.coursera.org/professional-certificates/google-ux-design 人間中心設計(HCD)専門家資格認定制度(UXデザイン) 人間中心設計(HCD)専門家資格認定制度は、公益団体の人間中心設計推進機構が実施している、UXデザインなどについての専門性を明らかにするための資格です。HCD(人間中心設計)とは、UXに含まれるひとつの要素で、人間がプロダクトを使いやすくすることに焦点を置いた、使う人の観点でものを作るためのしくみです。 HCDには使いやすさ(ユーザビリティ)はもちろん、観察・理解・設計・評価などの利用者の視点に立つための知識が必要とされています。認定制度には、専門家とスペシャリストの2種があり、経験やコンピタンスに応じた認定が行われます。 人間中心設計専門家(認定HCD専門家) ユーザビリティ、人間中心設計(HCD)、UXデザイン、サービスデザインに関わる実務経験5年以上。 HCDの視点でプロジェクトマネジメント経験あるいはHCDの組織導入経験があること。 専門能力を実証するための実践事例が3つ以上あること。 人間中心設計スペシャリスト(認定HCDスペシャリスト) ユーザビリティ、人間中心設計(HCD)、UXデザイン、サービスデザインに関わる実務経験2年以上。 専門能力を実証するための実践事例が3つ以上あること。 https://www.hcdnet.org/certified/ ウェブ解析士 ウェブ解析士は、ウェブサイトやWebアプリのアクセス解析に関する知識とスキルを有していることを認定する資格です。一般社団法人ウェブ解析士協会が主催しています。試験は、インターネット上で120分50問の4択問題で行われ、合否は試験直後に判定されます。主な出題内容は以下のとおりです。 ウェブ解析と基本的な指標 事業戦略とマーケティング解析 デジタル化戦略と計画立案 ウェブ解析の設計 インプレッションの解析 エンゲージメントと間接効果 ウェブサイトの解析 ウェブ解析士のレポーティング 上記のように、ウェブ解析やデジタルマーケティングの基礎的な知識を幅広くカバーしています。ウェブ解析士を目指す人は、ウェブ解析士協会が運営する公式テキストや講座などを活用して、試験対策を行いましょう。 参考:https://www.waca.associates/jp/course/wac/ そもそもUI/UXデザイナーの役割とは? UIデザイナー UIとはユーザーインターフェース(User Interface)の略です。一般的にユーザーとプロダクトをつなぐ接点を意味する言葉で、Webサイトやアプリでいうと、人がモノ(PCやスマホ)を操作するときに触れるアプリのデザインや画像、ボタンなど外観に関わるすべてをUIと呼びます。UIデザイナーの主な仕事内容は、アプリの各ボタンのデザインや配置を考え、年齢層・ターゲットが使いやすいように画面を設計・デザインをすることです。 ユーザーの視点に立って、使いやすさやデザイン性の高いUIを実現することが求められる職種だと覚えておきましょう。 UXデザイナー UXとはユーザーエクスペリエンス(User eXperience)の略です。プロダクトやサービスを通じて得られるすべてのユーザー体験を示す言葉で、Webサイトやアプリでいうと、サイトやアプリを通じて得た全ての体験(登録〜購入までなど)をUXと呼びます。UXはUIを含めたすべての顧客体験を示します。 そのため、多くの企業ではUIデザイナーとUXデザイナーを区別せずに、同時に担うパターンが多いです。UIはPhotoshopやIllustratorなどのデザインスキルや知識が、UXはHCD(人間中心設計)やマーケティングなど多岐に渡る知識が必要とされるため、常に新しい情報を取り入れるなどの勉強が必要になります。 UI/UXデザイナーに必要なスキル UI/UXデザイナーがどういった仕事なのか分かったところで、UI/UXデザイナーに必要なスキルについて解説していきます。UI/UXデザイナーに必要なスキルはおもに、次の4つです。 コミュニケーション能力 探究心 デザインスキル SEOに関する知識 UI/UXデザイナーとして市場価値を高めていきたいのであれば、これらのスキルを優先的に伸ばしましょう。1つ1つのスキルについて詳しく解説していきます。 コミュニケーション能力 コミュニケーション能力はあらゆる職種において必要とされる能力ですが、UI/UXデザイナーにとっても同様に重要な能力です。どんなに優れたデザインを生み出すことができても、そのアイデアを他人に上手く伝えられなくては、デザイン案が通らなくなってしまいます。 また、UI/UXデザイナーはデザイン案をコーダーやプログラマーに共有して、デザイン通りにコーディングしてもらうように指示を出さなくてはいけません。コミュニケーション能力が欠けていると、自身が思い描いたものとは異なるものが出来上がってしまう可能性もあるのです。 探究心 UI/UXデザイナーには、強い探究心も求められるでしょう。ユーザーが「使いやすい」「面白い」と思うデザインは、時代とともに常に移り変わっていくものです。そのため、UI/UXデザイナーは常にデザインのトレンドを追いかけて理解しておく必要があります。そのうえで、トレンドをいかに取り入れるかを検討しなくてはいけません。 そのためにも強い探究心を持ち、柔軟に受け入れながら自分の物にしていく姿勢が大切です。Web業界は変化が激しいと言われており、トレンドの移り変わりもスピーディであるため、UI/UXデザイナーに転職後も勉強を継続する姿勢が求められるでしょう。 デザインスキル UI/UXデザイナーにとって、デザインスキルは核となるものです。UI/UXデザイナーに転職する際は、これまで制作したWebサイトなどをまとめたポートフォリオを提出する場合がほとんどであり、面接官は制作物を通じて求職者のデザインスキルを審査します。UI/UXデザイナーを目指すなら、まずはWebデザインの基礎を学ばなくてはいけません。 また、PhotoshopやIllustratorなどのWebデザインツールも使いこなせる必要があります。デザインスキルは独学でも習得可能ですが、独学が思うように進まない場合、UI/UXデザイナーやWebデザイナーを目指す方向けの学習スクールに通うのもおすすめです。学習スクールでは先生から1からデザインの基礎を教えてくれるうえに、カリキュラム内で制作した自主制作物をポートフォリオとして面接時に提出できます。 SEOに関する知識 UI/UXデザイナーはSEO対策の知識を持っていた方が有利です。SEO対策とは、Googleを始めとする検索エンジンの評価を最大化するために取る戦略のことです。検索エンジンに評価されれば検索結果の上位に表示されやすくなり、それが来訪者数や売上数アップに繋がります。UI/UXの変更によって検索エンジンからの評価が変動することもあるため、SEO対策UI/UXとも密接に関わっているのです。そのため、UI/UXデザイナーはWebマーケターとも相談しつつ、検索エンジンからの評価を高めるためのデザインを検討しなくてはいけません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる UI/UXデザイナーが資格を取得するメリット UI/UXデザイナーが資格を取得するメリットは多いです。資格は自身のスキルを客観的に証明するものであり、また、資格取得のために勉強することでさらなるスキルアップにもつながります。UI/UXデザイナーが資格を取得するメリットとして、ここでは以下の3つを紹介します。 UI/UXの知見を深められる 自身のスキルを証明できる 転職において有利になる UI/UXデザイナーを目指している人は、今回紹介するメリットを参考に、資格取得を検討してみましょう。 UI/UXの知見を深められる UI/UXデザイナーは、ユーザーの使いやすさや満足度を追求して、Webサイトやアプリなどのデザインや機能を設計する職種です。そのため、UI/UXに関する知識やスキルは、UI/UXデザイナーにとって欠かせません。資格を取得することで、UI/UXに関する基礎知識から応用的な知識まで体系的に学べます。また、資格取得のための勉強や試験を通して、UI/UXの考え方や設計方法を深く理解できます。資格取得のために勉強したことを活かして、さらなるステップアップを目指しましょう。 自身のスキルを証明できる UI/UXデザイナーはその職務内容上、仕事を探す場合には実務経験やポートフォリオが非常に重要とされる職種です。しかし、これまでの実務経験やポートフォリオを示すだけでは、自身のスキルを客観的に証明することは難しい場合もあります。特に経験の浅いUI/UXデザイナーは、十分なポートフォリオや実務経験がない場合もあるでしょう。資格を取得することによって、自身のUI/UXに関するスキルを客観的に証明できます。また、資格を取得していることは、企業やクライアントからの信頼度を高めることにもつながるでしょう。 転職において有利になる UI/UXデザイナーは、近年需要が高まっている職種です。そのため、転職市場では、UI/UXに関するスキルや経験を有するデザイナーが重宝されます。資格を取得していることは、転職においても大きなアピールポイントとなります。また、資格を取得していることで、希望する職種や企業への転職を有利に進められます。案件や求人に応募するときは資格取得をアピールして、ライバルとの差別化を図りましょう。 UI/UXデザイナーのキャリアパス Web業界は変化の激しい業界であり、その中で生き残っていくには、キャリアパスをしっかり考え今後どのスキルを取得するのがプラスになるのか考えることが大切です。そこで、UI/UXデザイナーに転職した後のキャリアパス例を紹介します。UI/UXデザイナーに転職した後の代表的なキャリアパスには、以下の2つがあります。 マネジメント職 フリーランス 以下では、それぞれについて確認していきましょう。 マネジメント職 UI/UXデザイナーのキャリアパスのひとつは、Web業界におけるマネジメント職を目指すことです。マネジメント職の代表例としては、Webディレクターが挙げられます。Webディレクターはサイト制作全体の指揮を取る責任者です。各クリエイターへ作業指示を出したり、進捗状況を管理し納期やサイト仕様の調整をしたりします。 その後のキャリアとして、ITコンサルタントを目指す道もあります。UI/UXデザイナー出身の人材は、その経験を活かしてWebサイトの集客アップに関するコンサルティングなどもできます。コンサルタントやマーケターといった立場で活躍する道もあることを覚えておきましょう。 Webマーケティングの知識を体系的に身に付けたい場合は、スクールを利用してみるのもいいでしょう。 参考:WEBMARKS フリーランス UI/UXデザイナーの中には、フリーランスのUI/UXデザイナーとして独立する人材もいます。フリーランスになれば実力次第で年収アップも狙えるため、あなたのスキルを活かして高単価案件の獲得を目指しましょう。 ただ、フリーランスのUI/UXデザイナーとして活躍するためには、まず、UI/UXデザインに関する十分なスキルと経験を身につけることが大切です。また、自分のスキルをアピールできるポートフォリオやプレゼンテーションを用意しておくことも重要です。フリーランスとして独立するには、事前の準備が必要だという点はしっかり押さえておきましょう。 近年では、Web制作自体の需要が高まっているため、フリーランスのUI/UXデザイン案件も多くあります。フリーランスのUI/UXデザイナーは、自分のスキルや経験を活かして、やりがいのある仕事をしながら、高収入を得られる職業です。この機会に、フリーランスのUI/UXデザイナーを目指してみるのも良いでしょう。 まとめ UI/UXデザイナーの資格に関して調べてみると、「資格は必要ない」といった意見もあります。しかし、UI/UXデザイナーが資格を取得すると以下のようなメリットがあります。 UI/UXの知見を深められる 自身のスキルを証明できる 転職において有利になる UI/UXデザイナーにとって資格は必須ではありませんが、資格を取得することで、自分のスキルを客観的に評価でき、キャリアアップやスキルアップの目標を立てやすくなるといえるでしょう。 様々な業界でデジタル化が加速するにつれて、UI/UXデザイナーへの需要も高まっています。特に、ハイレベルで報酬も高い案件は、企業やクライアントからのニーズレベルが高く、より高度なスキルや経験が求められます。UI/UXデザイナーの資格を取得することで、これらの案件に応募する際の競争力を高めていきましょう。 資格を取得するだけでハイレベル案件を獲得できるわけではありませんが、自身の市場価値を高めてハイレベルな案件を獲得するために役立つでしょう。UI/UXデザインを学び始める方には基礎を知るきっかけとして、また、長年活躍している方はスキルの整理/再確認として資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。 関連記事:UI/UXデザイナーに将来性はある?フリーランスの年収はどのくらい? テクフリでフリーランス案件を探してみる
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