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Go言語の歴史について丁寧に解説します

2024.09.06

mazaichan

Go言語

目次

    Go言語とは?

    PC

    Go言語は2009年にGoogleによって開発されたプログラミング言語です。シンプルな構文と動作の速さが大きな特徴となっています。

    Go言語はUNIXやOSの開発に携わり、Limboという言語を開発したロブ・パイク氏、UNIXの開発と共にそれを構成するC言語を開発したケン・トンプソン氏の2人によって設計されました。
    この2人はITエンジニア界隈では有名な人物となっています。効率よく生産的な作業が行えるという実用性の部分を背景に設計・開発された言語となっており、Go言語の特徴を理解することでこの背景も理解できるはずです。

    まずGo言語の特徴であるシンプルな構文という部分ですが、ケン・トンプソン氏が開発したC言語の構文を意識しながらもC言語よりもよりシンプルで記述の方法が最小限となっているので、誰が書いても似たような構文となります。

    そのため、多くのエンジニアがプロジェクトに関わっている場合でも書かれた記述を理解することが容易になります。

    続いてGo言語の特徴である動作の速さという部分について見ていきます。
    プログラムを実行する際には、書かれたソースコードを機械が読めるように機械語に翻訳する必要があるのですが、Go言語では全てのソースコードを翻訳した後に実行するコンパイルという方式をとっているのでプログラムの実行スピードが非常に速くなっています。これはC言語でも同様となっています。

    まとめると、C言語の動作の速さとC言語にはない構文のシンプルさを合わせた言語がGo言語となります。C言語を更に便利にしたものがGo言語ということです。

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    Go言語が誕生したきっかけは?

    ネットワーク

    Go言語は2009年にGoogleによって開発がされました。Googleというと皆さんがいつもお使いの検索エンジンを提供している企業で、なぜGoogleが開発しているのかと思う方も多いかもしれません。

    Go言語はUNIXやOSの開発に携わり、Limboという言語を開発したロブ・パイク氏、UNIXの開発と共にそれを構成するC言語を開発したケン・トンプソン氏の2人によって設計されました。

    設計された当時はマイクロソフトからC#が登場していましたが、その後にコンピューター処理速度の向上やマルチコアコンピューターの出現、動的な型言語の人気、プログラミングの複雑化など環境がガラッと変わり、その変化する環境に対応する言語が求められました。

    そこで、実行速度や安全性、書きやすさの面で群を抜いているGo言語が登場しました。

    2012年にGo言語がリリースされましたが、当初の反応はイマイチでGoogleしか使わないのではないか、将来性はあるのか、Go言語でなくても既存の言語で十分対応できるのではないかと言われており、認知はあったものの全然使われないという状況が続きました。

    Go言語の黎明期・成長期について

    右上りグラフ

    続いてGo言語の黎明期・成長期についてです。世間の反応がイマイチだったGo言語はその後どのように進化していったのでしょうか。

    2014年にはGo言語バージョン1.4がリリースされ、ついにAndroidアプリの開発にGo言語が使えるようになりました。Go言語はバージョンアップと改善を繰り返し、当時のイマイチだったという評判を払拭しました。

    実際には海外だとDropbox, Amazon Web Services, Youtube等の有名IT企業の開発に使われるようになり、国内だとドワンゴやメルカリなどのITベンチャー企業の開発に使われるようになりました。

    やはりGo言語の特徴である実用性の部分とコードの書きやすさの部分が開発者からウケて使われているようです。

    実際に海外だとアプリケーションやWebサービスの開発にGo言語を使っている企業は多いですが、国内だとまだまだだと言えます。実際にこれからC言語で開発していたものをGo言語で開発しようと思っている企業も多いのでまだまだ成長期だと言えます。

    Go言語は現在どのように使われている?

    作業中の男性

    では現在Go言語はどのように使われているのでしょうか? Go言語は比較的新しい言語なので主にインターネット・Web業界で使われていることが多く、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界で使われることはあまりありません。

    インターネット・Web業界はWebメディア・ショッピングサイトなどの自社サイトを運営している企業が多いです。Go言語の転職の求人ではこのインターネット・Web業界がほとんどであり、自社のプラットフォームの設計・開発・運用やデータ基盤の構築などで使われています。

    また、今話題の仮想通貨やAI関連の求人もあり、最先端技術に関する開発もあります。

    Go言語の求人案件では、インターネット・Web業界がほとんどなので、自社開発の案件が多いです。またバックエンドエンジニアとインフラエンジニアの募集が多いことも特徴です。

    古くからあるお堅いイメージのある企業のシステムはC言語で書かれているものが多く、逆にベンチャー企業のような新しい企業ではGo言語を採用している企業が多いです。そのため比較的ベンチャー企業が多いインターネット・Web業界でのGo求人が多くなっています。

    Go言語がどのように使われているかはわかりましたが、転職のしやすさや条件に関してはどうでしょうか。

    求人検索エンジンスタンバイが発表したプログラミング言語別年収ランキング2018では、Go言語が1位となる600万円に輝いています。最大提示年収は1600万円となっており、求人数は2202件となっています。歴史が浅い言語にしては年収も高く、求人数はかなり多いほうです。

    このように需要が大きいので転職もしやすく、高待遇になりやすいGoエンジニアをキャリアアップで目指すことは非常におすすめできる選択肢です。

    また、Go言語を使いこなせて要件定義や基本設計などの上流工程まで出来るエンジニアはなかなかいないので、ここができるだけで更に高待遇を受けやすいです。年収1000万円も夢ではありません。

    転職の際はGo言語を用いた開発経験があることがベストですが、もし無い場合はC言語のサーバーサイド開発経験があると有利に転職を進められます。

    現在、Go言語は成長期にあるので今後更に多くの企業が開発言語として採用していくことを考えると、将来性もあるので転職のしやすさや条件に困るということはそこまで無いでしょう。転職やキャリアアップを目指している方に是非オススメできるプログラミング言語となっています。

    まとめ

    プログラミング言語

    今回はプログラミング言語であるGo言語の歴史について見てきました。

    Go言語が誕生した背景やその後の歴史についてなかなか興味深い話が多かったでしょう。

    今回の内容をまとめると

    • Go言語は動作の速さとシンプルさを追求したプログラミング言語
    • Go言語はGoogle社によって開発がされ、トレンドになっている
    • Go言語は転職のしやすさと条件が非常に良い

    となります。

    プログラミング言語の歴史については様々な話があり、常に人々の手によって進化しています。Go言語もその言語の一つで、変化をしながらも従来の信頼度の高さは変わらずに、不動の地位になっています。

    今回でGo言語に興味を持った方はまずGo言語を使ってみてください!

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