お役立ちコンテンツ | フリーランスエンジニアの案件・求人なら【テクフリ】

IoTエンジニアとは?仕事内容や必要なスキル・資格を徹底解説!

2025.06.03

ima

働き方

目次

    スマート家電や自動運転、工場の自動化など、モノがインターネットにつながる現代において注目されているのが「IoT(Internet of Things)」という分野。

    そして、その技術を支えるのがIoTエンジニアです。

    名前は聞いたことがあっても、仕事内容や求められるスキル、未経験からのキャリアの築き方までイメージできている人は少ないかもしれません。

    本記事では、

    • IoTエンジニアの役割や仕事内容
    • IoTエンジニアに必要なスキルや知識
    • 未経験や新卒からIoTエンジニアを目指す方法
    • IoTエンジニアに役立つ資格

    について、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。IoT分野に興味がある方や、これからのキャリアを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

    テクフリでフリーランス案件を探してみる

    IoTとは

    IoTとは

    IoTとはInternet of Thingsの略で、直訳すると「モノのインターネット」という意味となります。簡単に説明すると、「身の回りのあらゆるモノがインターネットにつながる」ことを言います。

    近年。センサーや通信機器の小型化やネットワーク通信の高速・大容量化により、汎用性が急激に高まっています。スマートフォンなどの小型の情報端末だけでなく、エアコンや自動車など様々なものがインターネットに繋がっており、情報伝達が可能となっています。

    このようなIoT技術に関するデバイスの設計やソフトウェアの開発、ネットワークの構築に必要な専門知識を有しているのがIoTエンジニアです。

    IoTエンジニアの仕事内容

    IoTエンジニアの仕事内容

    IoTの開発は、組み込みやアプリケーション、ネットワークなどの多岐にわたる分野の知識とスキルが組み合わさって行われています。

    IoTエンジニアは全てを一人で行うのではなく、複数のIoTエンジニアと協力しながら作業を進めていきます。そのため、IoTエンジニアといっても担当する業務によって内容は異なります。

    全ての業務に共通していることは、端末やデバイスなどのハードウェアとネットワークやOSなどのソフトウェア両方の幅広い知識やスキルが求められるという点です。

    IoTエンジニアは、企画や設計などの上流工程を担当することが多いのも特徴です。一般的なエンジニアは既存のシステムをベースにしたメインの開発業務や、システムの管理を行います。

    IoTエンジニアの年収

    IoTエンジニアの年収

    IoTエンジニアの年収に関しては、比較的新しい職種のため正確なデータはなく、経験や業種、職場によって大きくかわりますが、全体的な年収の相場は約300〜700万円と言われています。

    未経験のIoTエンジニアの年収の相場は、約300〜400万円程度で、3年以上の経験者であれば約500〜700万円と言われています。経験や知識が多い人材であれば、1000万円を超える求人を探すこともできます。

    IoTエンジニアの需要は年々高まっており、人材も不足していることから、他のエンジニアと比べて、高めの水準からスタートできる企業が多い傾向があり、未経験可の求人募集も見つけることができます。

    IoTエンジニアの需要と将来性

    IoTエンジニアの需要と将来性

    近年、IoT技術はAI技術やクラウドの発展により需要が高まっています。さらに、まだIoTエンジニアとして活躍している人材が少ないです。

    AI技術やクラウドはこれからも発展が見込まれており、より一層IoT技術の需要が高まることが見込める点や、今後さらに人材不足が進むことが予想される点からも、IoTエンジニアは将来性が高いと言えるでしょう。

    しかし、IoTエンジニアは将来性が高い一方で、今後さらに目まぐるしい進歩や変化が予想されることから、専門的な知識やスキルだけでなく、急激な変化に対応できる柔軟性も必要になるでしょう。

    テクフリでフリーランス案件を探してみる

    IoTエンジニアに必要なスキルや知識

    IoTエンジニアに必要なスキルや知識

    IoTエンジニアになるにはどのようなスキルや知識が必要なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

    組み込み系のスキル

    IoTは、家電や自動車などの「モノ」にセンサーをはじめとしたシステムを組み込む必要があるため、ハードウェアやデバイスを操作する組み込み系の開発スキルが必要です。

    組み込みシステムの開発には、C言語やC++、Javaなどのプログラミング言語や、WindowsやLinux、Android、iOSなどのOSの知識も必要です。

    ネットワークのスキル・知識

    IoTは、「モノのインターネット」と言われるように、インターネットとクラウド環境の活用が大前提です。そのため、デバイスをインターネットに接続したり、スマートフォンやパソコンを経由して繋げるには、ネットワークの知識が必要不可欠です。

    また、IoTでは、Wi-Fiやモバイル通信だけでなく、Bluetoothなどの無線系の通信方式も使われています。リアルタイムで通信の処理を行うには、ただデバイスをネットワークに繋げるのではなく、効率よくデータの送受信ができるように環境を構築する必要があるので、高度なスキルや知識が必要となってきます。

    セキュリティの知識

    近年、サイバー攻撃の対象はパソコンからIoTに接続されたデバイスに移行していると言われていて、IoT分野におけるセキュリティ対策はパソコンに比べて遅れています。

    パソコンやスマートフォンでインターネットを利用する時と同じように、IoTのデバイスを利用する際にもセキリュティ対策は非常に重要です。

    そのためIoTエンジニアは、ネットワークやシステムを安定して機能させる知識だけでなく、ハッキングなどに対するセキュリティに関する知識も必要です。

    アプリケーション開発のスキル・知識

    IoTのデバイスは、スマートフォンを使って利用されることもあり、操作をする際にアプリケーションと連動することが多いです。実際に、電気を点灯させたり、エアコンの温度の調整などをスマートフォンで行うことができます。

    スマートフォンは世界的にも広く普及されていることから、今後さらにスマートフォンを活用したIoTデバイスの増加が見込まれます。そのため、IoTエンジニアはスマートフォンに対応したアプリケーション開発に関する知識が求められるかもしれません。

    AI・機械学習のスキル・知識

    IoTデバイスで所得したデータの蓄積や解析には機械学習・AIが使われます。データの可視化や、AIによる認識や予測をうまく役立てるためにも、IoTエンジニアは機械学習・AIの知識を身に付けておく必要があるでしょう。

    もちろん、自分でAIの開発ができることが望ましいですが、実際の業務では外部の企業やエンジニアに業務委託する場合もあるので、少なくとも関連する知識を身につけておけば良いでしょう。

    コミニケーションスキル

    IoTエンジニアの仕事は、システム開発にかかわる作業が多く、多岐にわたります。そのため、基本的には、社内で作業を分担したり、外注するといった進め方が主流です。

    一人で作業を進めるのではなく、各担当者と連携を取りながらプロジェクトを進める必要があるので、スムーズにプロジェクトを進めるためには、「コミュニケーションスキル」が必要です。

    時には、企画や設計などを着実に進めるために、社内で打ち合わせをしたり、クライアントとディスカッションする場合があるかもしれません。きちんとメンバーやクライアントの意図を汲み取り、プロジェクトに反映させるためにも、「コミュニケーションスキル」が必要になってくるでしょう。

    IoTエンジニアに新卒・未経験から目指すには

    IoTエンジニアに新卒・未経験から目指すには

    新卒・未経験からIoTエンジニアになるにはどうすれば良いのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

    プログラミングスクールを利用する

    未経験からIoTエンジニアになるために、まずはプログラミングスクールに通い、まずソフトウェアの知識や開発技術を身につけるといいでしょう。

    プログラミングスクールでは、Webサービスやスマートフォンアプリの作り方だけでなく、IoTエンジニアに必要なソフトウェアの知識も身につけることができます。

    まずは、プログラミングスクールに通いながら、一定のスキルを身に付けて、エンジニア案件でさらにスキルを磨いたり、IoT案件未経験者でも応募できる案件に挑戦したりすることで、IoTエンジニアになれる可能性は高くなります。

    IoTエンジニアになることは、難易度が高く、時間がかかるものであることを理解し、少しでも効率的にスキルを習得するためにプログラミングスクールを利用するといいでしょう。

    組み込みシステムやネットワーク・データベースの勉強をする

    IoTエンジニアには、組み込みシステムのようなハードウェア関連のプログラミングスキルが必要です。組み込み系のエンジニアでなくても、エンジニアとコミニュケーションが取れる程度の基礎知識は最低限持っておくといいでしょう。

    また、IoTで使われるデバイスの数は膨大になることもあり、一般のシステム開発では使わないような規模のネットワークとデータベースが使われることもあるため、大規模なネットワーク・データベースを扱えるスキルが必要とされる場合があります。

    特に、負荷分散や論理設計などのネットワークスキルや、ビッグデータやNoSQLなどのデータベースに関する知識があると、案件獲得がしやすくなるでしょう。

    資格を取得する

    プログラミングスクールに通い、案件をある程度こなしスキルが身に付いてきた方は、資格を取得するという方法もあります。

    中には、幅広い知識を求められる資格や、高度な知識やスキルを求められる資格、複数のレベルに分かれている資格もあるため、自分のレベルに合ったものから挑戦するといいでしょう。

    IoTエンジニアに役立つ資格

    IoTエンジニアに役立つ資格

    Iotエンジニアには下記の資格がおすすめです。

    • IoT検定
    • IoTシステム技術検定試験
    • エンベデッドシステムスペシャリスト試験
    • 情報処理安全確保支援士試験

    それぞれの資格についてさらに詳しく解説していきます。

    IoT検定

    IoT検定は、複数の業界団体や企業、有識者で構成されている「IoT検定制度委員会」が運営している試験で、エンジニアだけでなく、IoTに関わる全ての人のIoTに関する知識やスキルを可視化し、証明することを目的とした検定制度です。

    IoT検定では技術的な視点だけでなく、IoTに関連するサービスやマーケティング、ユーザーの視点から必要となるカテゴリ、スキル要件などの幅広い知識が求められます。

    IoT検定は、

    • IoT一般ユーザー向けのIoT検定ユーザー試験(パワー・ユーザー)
    • IoT検定レベル1試験(プロフェッショナル・コーディネータ)
    • IoT検定レベル2試験(プロフェッショナル・コーディネータ)
    • IoT検定レベル3試験(プロフェッショナル・アーキテクト)

    の4段階に分かれています。2021年5月時点では、レベル2,3の試験は準備中となっています。

    概要や試験内容など、詳しい情報が知りたい方はこちらを参照ください。
    参照:http://www.iotcert.org/

    IoTシステム技術検定試験

    IoTシステム技術検定試験は、MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)が運営する検定制度です。IoTシステムの企画や構築、活用、また、運用改善を効率的かつ効果的に進めるために必要な基本知識の習得など、エンジニアの育成を目的として行われています。そのため、試験では、システムの構築・運用・改善や企画面の知識が問われ、取得することで、IoT技術の基礎知識から専門技術までの知識やスキルを証明することができます。

    IoTシステム技術検定試験は、

    • 試験は基礎検定(IoTアドバイザ)
    • 中級検定(IoTエキスパート)
    • 上級検定(IoTプロフェッショナル)

    の3段階のレベルに分けられていて、どのレベルからでも受験することができます。

    概要や試験内容など、詳しい情報が知りたい方はこちらを参照ください。
    参照:https://www.mcpc-jp.org/iotkentei/

    エンベデッドシステムスペシャリスト試験

    エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が運営する試験で、国家試験である情報処理試験の中の1つです。

    組み込み系のシステム開発に関する高度な知識・スキルが問われる試験なので、家電や情報・通信機器の分野などで組込みエンジニアやIoTエンジニアとして活躍した人に向いています。しかし、2020年度の合格率は16.4%となっていて、難易度は高めです。

    概要や試験内容など、詳しい情報が知りたい方はこちらを参照ください。
    参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/es.html

    情報処理安全確保支援士試験

    情報処理安全確保支援士試験は、エンベデッドシステムスペシャリスト試験と同様、IPAが運営する試験で、国家試験である情報処理試験の中の1つです。セキュリティエンジニアや情報システムの管理者を目指す方を対象にしています。サイバーセキュリティ領域の専門的な知識やスキルを証明できます。

    概要や試験内容など、詳しい情報が知りたい方はこちらを参照ください。
    参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sc.html

    まとめ

    IoTエンジニアまとめ

    今回は、近年需要が増えてきている「IoTエンジニア」の概要や必要なスキルについてまとめました。

    IoTエンジニアは、幅広い知識が求められるため難易度は高いですが、人材不足ということもあり、他の職業に比べて給料が高く、将来性もあります。この記事を通して、IoTエンジニアに対する理解を深めるために、少しでもお役に立てましたら幸いです。

    テクフリでフリーランス案件を探してみる

    フリーランスとしての単価相場をチェックしてみませんか?

    3つの質問に答えるだけで、フリーランスエンジニアとしての単価相場を算出します。 スキルやご経験にマッチする案件もあわせてご紹介いたしますので、気軽にご活用ください! ※単価相場の算出に個人情報の回答は必要ございません。

    単価診断テストを受けてみる

    今すぐシェアしよう!

    B!
    <span class="translation_missing" title="translation missing: ja.layouts.footer.icon_back_to_top">Icon Back To Top</span>
    TOP