「企業の視点に立って、事業に貢献できることをやりたい」と考え、フリーランスに挑戦したK.Nさん。
今回は、「フリーランスとして働こうと思ったきっかけ」「PM・PLやディレクション周りに興味を持たれた理由」「未経験の業界の知識を習得する方法」などを伺いました。
13年くらいあったんですけども、すべてSIerで運用・保守をやっておりました。
そこから現場を重ねていって、PLやPMをやらせてもらったりしていましたね。
もともとPMのような、プロジェクトをコントロールしたり上流工程を担うポジションに就きたいと思っていました。
また、事業貢献みたいなことをやりたいと思って、転職も何度か繰り返したんですが、うまくいかなかったのでフリーランスをやってみようかなと思ったのが1つです。
2つ目は、昔からお世話になっていた知人の方に「社員としての採用は難しいが、フリーだったら採用できる」と声をかけられたので、「お世話になっているし、フリーになって勉強できればいいな」と思ったのがきっかけです。
まとめると、やりたいことがなかなかできなかったからフリーを考え始めたという感じでした。まだ若かったので、「フリーで失敗してもどこかまた正社員で始めればいいや」くらいに考えていました。
まず、人と話すのが好きというのが大前提にあります。
その上で、プログラマーだと人と話す機会が少ないと思っていましたが、システムエンジニアとしてお客様と折衝したり、コミュニケーションをとれる点に魅力を感じました。
開発も楽しいのですが、PMやPLのように頻繁にやりとりしてプロジェクトを推進していく姿に憧れを抱いたのが興味を持った理由です。
不安だらけでしたね。笑
今はフリーランスがたくさんいますが、当時はフリーランスがもっと少なかったので、自分の今の知識量や力量でお金を稼いでいけるのかというのが心配でした。
また、正社員であれば会社からフォローがあると思いますが、所詮外部のフリーランスなので、風当たりみたいなものを入る前は心配していましたね。
あとは、確定申告とか青色申告とかどうやってやるの?という感じで心配でした。
やりたいことができるようになりました。
自分のキャリアプランに沿った案件に入れるようになった、というのが自分の中では大きくて、基本的にはやりがいのある日々を過ごしています。
逆に、仕事以外のフリーランスならではの事務(確定申告や税金周りの処理等)に費やす時間が増えているのが大変です。
あとは、案件終了後のコミュニケーションが広がりました。終了してから半年後くらいに連絡をいただいたり、このポジションで紹介できる人いる?みたいな相談をいただく機会が増えたのは嬉しい点です。
まず第一に、ディレクションや事業側のポジションにいきたかった、というのがあります。
加えて、業界に対して、経験したことがなくなんの知見もなかったことから、新鮮味があったので興味を持ちました。
条件面では、参画希望日や働き方、金額などすべてマッチしたので、楽しそうだなと思い選びました。
キャッチアップするためにいろいろな資料(用語集だったり参考になるサイト)をもらっています。
ただ結局、実務をこなしていかないとわからない部分が大きいですね。
今の現場では、最初は何もわからなかったので、周りの人に「全くわからないからガンガン質問します」ということはあらかじめ伝えていました。
コミュニケーション能力はみんな高めですね。
みんなフルリモートですが、テキストコミュニケーション含めて明るく会話できています。
エンジニアのレベル感としては、未経験の言語を調査する能力や、調査したことを自分の中にためるスピードが早い人が多い気がします。
自分で案件の獲得ができない中、そこを肩代わりしてくれるため助かります。
あとは、お客様と直接やりとりしなくていいため、複雑なことをしなくていいので安心できますね。
求めるディレクションの案件を複数提案していただけたところですかね。
募集要項を見て、フルリモートじゃないの?とか単価これくらいがいいな、と思ったところをちゃんと交渉してくれたのが嬉しかったです。
健康診断まわりのものがあれば使いたいと思います。
正社員だと会社から行けと言われますが、フリーランスだとずるずるしてしまって最悪1年行かないなんてこともあるので、行くか!と思えるようなものがあると嬉しいです。
今やっていることとあまり変わらないですが、「ビジネスへの貢献」に興味があるので、今後も開発における上流工程のみならず、企業単位での上流工程(事業計画や予算構築など)をやっていきたいなと思っています。
ありきたりですが、AIをもっと使いこなしたいなと思っていますね。
今はデータ分析もしているんですけど、AIで「この場合はこういう施策をうったら効果が出たことがあります」みたいなことが自動でわかるようになったら楽になるなと思います。
あとはビジネスサイドの視点でも、AIの導入で費用対効果が大きくなる可能性がある、なんてこともあるので。
フリーランスになることを不安に思わなくても大丈夫です。
実際、案件に入ったら入ったでやっていけます。契約を更新するという観点で、入ってから自分が何の実績を積むかの方が大事になってくるので、フリーランスになる前から不安がる必要はないかなと思います。
それから面接の時に、「この技術はないんですけど、こういうことは今までしてきました」と伝えると通ったりするので、やりたいと思ったら手を挙げてみればいいのではないでしょうか。
最後に、「お金は妥協しないで交渉する」ということは大事です。笑